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ヌフトップ級のデイリーを飲み比べ!その意外な程の違い。 ドメーヌ・デュ・ペゴーよりキュヴェ・マクルーラ2013とセレクショネ・パル・ローランス・フェロー・プラン・ペゴー・ロット2012

うぇるかむ!
突然ですが、ローヌでございます。ええ、こんな比較をお家でしましてネ。
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ドメーヌ・デュ・ペゴーよりキュヴェ・マクルーラ2013とセレクショネ・パル・ローランス・フェロー・プラン・ペゴー・ロット2012
あ、画像は思いっきり写真とってるとこ映ったんで諏訪子様に歪めていただきますた。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(ペゴーファンなら+♥?)
ドメーヌ・ペゴー、当ブログでは懐かしアイテム気味になってますし、低価格版は初かな。
かなり初期にレゼルヴ版と神の雫にも出たダ・カポ版をやりましたっけなっつかしい。
なので、ペゴーに関して自体は割愛いたします。
今回はそんな超お高いトップ級も作っているペゴーの低価格シリーズ、ローヌ的には主戦力であり非常に大事なラインですが実はペゴーは結構な数低価格版をやっていまして。
(なので正確には今回の2点はシャトー・ペゴー名義でのリリース)

・キュベ・マクルーラ
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ペゴーの低価格ラインナップの中で「ヴィンテージを名乗れコート・デュ・ローヌ名称が使える一番下のアイテム」がこのキュベ・マクルーラ。
オーセージ・オレンジという果物=マクルーラがヌフの公園などでは植わってて、その名前が使われてます。
日本風に言うと「キュベ・近所のおっちゃん家に生えてる謎のみかん」です。何ともわかりやすく低価格らしい気軽な名前なのでス。
品種構成は年によって違うと思いますがグルナッシュ60%・シラー25%・ムールヴェードル10%・サンソー5% という表記がそこそこ見られ、グルナッシュ主体に南仏系が入っている構成。

・セレクショネ・パル・ローランス・フェロー・プラン・ペゴー・ロット2012
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マクルーラが「ローヌを名乗れる最安値」なのに対して「ローヌすら名乗れぬヴァン・ド・ターブル」がこのプラン・ベゴー系。
(因みに私は今回ほぼ同じ値段で買ってますし、あんまりターブル格下げだからといって安いかっていうとそーでもない。ギガルとかシャプティエとかのが安いの作ってるぐらい)
な☆の☆で☆す☆が
今回のプラン・ペゴーは「ヴィンテージもの」です。ちょっと説明がいるかしらん。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

プランペゴーNVパーカー5ツ星のローヌ生産者!ドメーヌペゴー
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これが通常のプラン・ペゴーでして。このシリーズは本来
「ペゴー自社畑からかき集め、ヴィンテージ違いをブレンドしたアイテム」
となっており、↑の方に車のメーターみたいなので何年のワインをブレンドしたかがわかるという形になっています。
つまり「ヴィンテージが違うから、ターブルです」という訳。
しかし、今回のセレクション版はロットとして無理くり記載しての通り単一ヴィンテージ・・・つまり2012年ヴィンテージです。
じゃあ、なんでローヌを名乗れないの?というとこのセレクション版は「違う地域の畑が混じっているから、ターブルです」という訳。
エルミタゼと同じですネ、言ってみれば「コシヒカリだけど新潟と長野のが混じっているヨ!だから新潟産コシヒカリどころか等級米としても名乗れません!」的。
このセレクション版はラングドックのコスティエール・ドゥ・ニーム地区の畑のものが半数以上を占めるという形。
品種構成はグルナッシュ60%、シラー20%までは似てるんですが、カベルネ・カリニャン・メルローで残り20%をテキトーブレンド。
ラングドックって意外とカベルネやメルロー作ってるんですが、多分ペゴーのところでもサクッと植わってるんじゃないかと。
一応この2012年が最後ってことになっています。

成り立ちと品種構成が違うことによる差は出るのか?

香り・味わい(最大10PT)
どっちも:♥♥♥♥♥♥(ローヌ系好きなら+♥。おこのみで)
面白いぐらい両方で個性があり、好みがわかれるでしょう
驚くほど違って「おいおい、これ全然別ワインな上にあくまでも同じぐらいの値段だな!?」とびっくりしました。
この時、優劣つけられない感じ。何故なら、グルナッシュ主体ながら全然方向性が違うから。
(個人の好みだけ言えば、セレクション版のがいいかな)

・マクルーラ
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少し赤紫がかったラベルデザインカラーになっています。
色はかなり強い紫。どっちかというとシラー寄り?みたいな色をしています。
香りに紫系果実と赤果実が半々、それもかなり重たい内容。
スパイス要素なども少し重ためで、引いてあるブラックペッパーかな?ぐらいの。
味わいも重厚で、「ジゴンダスです」とかソムリエに言われたら思わず「わかるーwww」とか言っちゃいそうな感じ。
紫果実が主体で、大分ムールヴェドルが強く出ている印象。多少オイリーだし、果実部分はとかく重たいのです。
その重たさのまま最後まで重厚さたっぷりに締めてくる内容で、タニックさもあるしどっしりしっかりとした味わい。
ちょっと滋養感もあって、ただただ固いだけでないところは流石。
ガッツリ系のスタイルで、アメリカーンな評論家好みなタイプと言えるでしょうか?
パワーもバランスもしっかりとしたテーブル・ローヌ。


落ち着きすぎなお姉さんって具合。

・キュベ・ローレンス版プランペゴー
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こっちはオレンジっぽい雰囲気のカラーリング。
あ、これじみーに「中身のタッチ」に合わせたカラーリングなのかしら?

色は上述のマクルーラと比べると明らかに赤さが多く入っています。
香りからも全く違う造り手かな?と思わせるほどで赤果実とオレンジの香りが主体。こっちのがよっぽどマクルーラなんじゃ?という具合。
ちょっとイソジン寄りな甘味なども含んでいる辺りが値段相応なところですが、グルナッシュ主体の正しいあり方っていうかボノーとかのスタイルにずっと似ています。
味わいも同じくオレンジの雰囲気が全般に出ていて、パッと明るい。
クールな紫果実系のマクルーラに比べて、パッションな赤果実かなって。
大幅に違う空気感。オレンジのジャムに軽くシナモンスパイス、そのまま軽くフィニッシュをしていきます。
残り方などは短いものの、グルナッシュ主体のらしさにあふれた構成になっていて、サッと呑んでほのぼの出来るグルナッシュの本懐がちゃんと感じられるアイテム。


頭カラッポ気味な妹様って具合。

といった具合で、まったくキャラが違いました。びっくりした。
あまりに違うのですが、これはヴィンテージの差よりも使っている畑および品種構成のが出ているのかなーと思います。
っていうか、多分ムールヴェドルとサンソーが堅さを演出してる。またはカリニャンなどの軽さがセレクションに出てる。
いずれにしても方向性は違うとはいえ、低価格ならではの「ちょっと高級品からは足りない部分がある」のは事実であり同時に「低価格で良くまとめてある」という印象。

コストパフォーマンス(最大5PT)
両方共:♥♥♥♥
2000~2500円のアイテムとしてはかなり良く出来ています。
もっと低価格でも似たタイプはあるのは事実、ですがそれらよりもまとめ方は上手。あと、あんまり温度とか日数きにしなくていいところがあるかな。デイリーとして使いやすい部類だと思います。
上述のとおり味わいの傾向が違うので、私の様に並べて呑んでみるのはかなり楽しいと思います。
ローヌ低価格の水準としてきっちり測りになってくれることでしょう。
プレゼントにもギリギリでオレンジの樹の話を引っ掛けたり、今はないラストヴィンテージだったりをひっかければいけなくもないかと(nvのプランペゴーですら、車のメーターみたいな面白アイコンとかでプレゼント出来なくもない辺りド優秀)
痒いところに届かないワインが多い中、どちらのアイテムも使い手があるのはいいよネ。

というわけで、ドメーヌ・ペゴー(シャトー・ペゴー)より2つの低価格アイテムでした。
並べて呑んだ甲斐があったいい例でした。ここまで違うとは驚きでしたネ。
どっちみローヌにおける最重要存在の低価格、是非お試しあれ。

どっちもまだ売ってますが、一応ローレンス版は現行で最後らしいのでお早めに?




姉妹だけど全然違うキャラって二次元では多いのよナ。

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| フランス | 23:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

飲んでます!

楽しみに見させてもらってます。
とはいえ3月からGW終わるまでは繁忙期でかなりとびとびでした…
プランぺゴーとマクルーラは私も飲んでます!
プランぺゴーの方が、なんか薄い気がする…値段なりかな?
マクルーラはしっかり濃くて主張してくるので、テーブルワインと言える値段ではないと思いますが、マクルーラの方が好きですねー

エール・ダルジャンは6人で2005をのみました、今まで飲んだどの白ワインより印象に残ってるほど美味しかったです、濃密で南国系のフルーツみたいでした

ボルドー系好き、ブルゴーニュと白はワインじゃねぇ!といってるやつが2人いましたが、ふ、ふーん…白のくせにコクがあるね(ビクンビクン
とねじ伏せるほとでした

| デレマス夕美P | 2017/05/10 21:56 | URL |

Re: 飲んでます!

>デレマス夕美P様

うぇるかむ!選挙どうなるッスかネ・・・・・・

> 楽しみに見させてもらってます。

ありがとうございます!!

> とはいえ3月からGW終わるまでは繁忙期でかなりとびとびでした…

ふーむ、実際問題「なるべく毎日更新」でやっていますけど、ペースとしては早いのかしらん?
一つの記事に30分~1時間はかかるので結構負担かつ文章量としてはそこいらのサイトや本に負けじとボリューム感だしてるので、確かに読みづらい事があるかもですネ。

> プランぺゴーとマクルーラは私も飲んでます!
> プランぺゴーの方が、なんか薄い気がする…値段なりかな?
> マクルーラはしっかり濃くて主張してくるので、テーブルワインと言える値段ではないと思いますが、マクルーラの方が好きですねー

このペゴー2つに関しては、ギリギリでテーブル価格かな?ぐらいかしら。
プランの方が薄いというより「グルナッシュ主体っぽい」というのが私の感想ですネ。プランが濃度が上がっていく方がマクルーラの方向性よりも「ヌフの上位品っぽい」という気がします。
マクルーラの方が仰るとおり、しっかり濃く方向性としてラングドックとかスペイン風な印象を受けたかな(プランの方がラングドックのブドウ使ってるにもかかわらず)
この2つは私は個人的主観としてはプランのが好み。疲れてる時に良い。ただ、ワインの好きな傾向の物差しというか個人の好みが並べた時に物凄く出るかなぁと。
正直、同じ造り手のほぼ同じ価格でここまできっちりと方向性が違ったのは驚きました。

> エール・ダルジャンは6人で2005をのみました、今まで飲んだどの白ワインより印象に残ってるほど美味しかったです、濃密で南国系のフルーツみたいでした

ダルジャン好きって人、割りと良く見かけます。実は本家ムートン以上に値段もあってか呑んでて美味しいって言ってる人が多いのでは?と思う程。
シンプルに美味しい白ワインの高級品を突き詰めてる感じがして、誕生までの背景よりも凝ったアイテムなのではないかと。

> ボルドー系好き、ブルゴーニュと白はワインじゃねぇ!といってるやつが2人いましたが、ふ、ふーん…白のくせにコクがあるね(ビクンビクン
> とねじ伏せるほとでした

白嫌いはまだしも「ブルゴーニュはワインじゃねぇ!」は超珍しいですナ!
まぁ、大体の場合それは偏見か嫌な体験を追憶してるだけなので、そういう人にこそブルゴーニュをじゃぶじゃぶ飲ませてクリムゾンさせるのがよろしいかと。
私個人としましては、ボルドーって「意外なほど薄い方に寄ったカベルネを作る(低価格の貧弱さだけでなく例えばパルメやポンちゃん、そもそもラフィットなどなど)」所も結構あるので、その基準でコクを求めるなら白ワインにはたっぷり良いものがあると思うですヨ。
というか、むしろモンラッシェとかのイメージがその方あるんじゃないかなー。
そういう方こそ、ニューワールドのちょっと値段がするシャルドネ(新ダル比率そこそこ高め以上)や、しゃばしゃばじゃないソアヴェ、ローヌ白(ルーサンヌマルサンヌ他)などはノックアウト出来そうな気がいたしまする。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2017/05/14 00:33 | URL |















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