オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

マルゴーが原点?低価格カリフォルニアとしてはスマートでフレンドリーなカベ。 ウェンテ・サウザンヒルズ・カベルネ2013

うぇるかむ!
もう真っ昼間から「コマンドー」がやってて、浅田真央の引退会見よりよっぽどネットで盛り上がってたのも去る昔・・・・・・
で、今日はそんな時に私が呑んでたワインであります。

20170420235747213.jpg
ウェンテ・サウザンヒルズ・カベルネ2013
アメリカ大手かつ超古参のカベです・・・・・・でもちょっとマイナーなんですけどネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルそのものは実にまぁテーブルライクな感じでしょうか。高級感は少なくとも、ない。
2017042023580095c.jpg
裏もとにかく普通。

造り手であるウェンテは「アメリカのシャルドネ種にとって最も重要なワイナリ」です。
というのも、1883年にドイツ移民のウェンテ氏が開業して以来130年ちょいの歴史のあるワイナリで、かつアメリカのシャルドネの相当量がこのワイナリ発祥のクローンとされているから。
1940年台の禁酒法時代にも絶滅せず、禁酒法終了後に各地にシャルドネの樹を分配した経緯があるんですネ。
今だに80%ぐらい、特に古樹といっていいぐらいのものに至ってはほぼほぼこの「ウェンテ・クローン(オールド・ウェンテ含む)」がというルーツを持っているんですナ。キスラーもピーターマイケルもコングスガードも大体ここのクローンな訳。
ついでに、ナイトハーベストやらヴァラエタル表記の先駆けであったり、一大企業的なゴルフ上やレストランやコンサートの開催といったアメリカンな運営をしているのも特徴。
ムルソーやコルトン・シャルルマーニュルイ・ラトゥールの苗木も含む意外といいところのクローンで結果的にアメリカのシャルドネに樹の部分から多大な貢献をしたワイナリ・・・・・・
と!言うのは!シャルドネの話!!
なので、ほとんどの栄誉はシャルドネ側。最初に大手だけどマイナー気味としたのその為。
あくまでも歴史的価値はシャルドネにあるのですがSBやカベルネもやっているって訳(カベルネに至ってはスペシャルキュベとして1万円超えるものがあるほど)
で、今回のカベルネはその中では低価格めの方(しかしヴィンヤーズ・セレクションでありエステートものである)のアイテムですが、一応ここの元木は「マルゴーから持ってきた」というマルゴークローン系。
リヴァモアヴァレーというドマイナーというか日本では選択肢がこのウェンテとストニーリッジぐらいしかないぐらいだったりするサンフランシスコ周辺のAVAです(内陸のセントラルバレーと海沿いの最高なピノ作ってるセントラルコースト周辺の間ぐらいの場所かな)
売ってたお店で「オーパス・ワンでなくてこれで充分!」とかいうクソ舐めた宣伝で売ってあったのには内心久々にキレちまったよ・・・屋上へ行こうぜ・・・・・・的なアトモスフィアにもなりましたが、実際どうであったか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(カリフォルニアカベとしては+♥)
うぉ、これそこそこ綺麗に広がるじゃん!
正直、結構良かったッス。良い年である2013年だからこそなのかもしれませんが、毎年このレベルがキープされてるなら普通にテーブルとして買いたい。
なぜなら、アメリカ低価格寄りにありがちなダサい甘味は少なく、下のほうの産地らしい綺麗なまとまりのが大きいからです。
201704202358176f7.jpg
正直、もっと筋肉ムキムキマッチョマンのワインだと思ってたら、端的に綺麗でびっくりした。

色はパープルよりですがまぁクリムゾンレッド。そんなに濃くはありません。
香りは割りと果実要素の方が大きめで、ミルキーなタッチも程々に。
カシス&ミルクな雰囲気はまさしくナパカベとかにもある要素ですネ。
ただ、そこまで迫力がありすぎたり砂糖菓子っぽさがヘンに主張してきたりって事がないのがこのワインの良い所(同時に多少こもっていると言えなくもない。それと砂糖っぽさがないわけではない)。
味わいも意外なほどスラッとナパカベ、いやソノマカベ寄りかな?そんな具合の程よい濃さとタッチの良さがあります。
果実要素がベースでカシス、黒チェリーな部分がちゃんと感じられ、酸味部分が結構いい具合に出ているんですネ。
果実ベースからミルキーな要素がサーッとかけられてく印象。
その上で、全体に落ち着いていまして、そこから派手にジャミーになったりはせずにそのままストイックに〆。
無論、例えばオーパス・ワンに比べれば全てにおいて劣っている訳でありますが、意外なほど「上位のカリフォルニアカベルネに通づるまとまりの良さ」はあるように感じました。
全然ナパでもなんでもないのにネ。ヘタクソなナパAVAよりはよっぽど品がよろしい。
あくまでも小規模ですが、名門のメイドさんって具合を感じさせてくれるのがグッド。
イメージとしては来客として一時間ぐらいサクッとそのサービスを受けるって具合のライトさ。
ナパのPP100点クラスだと朝から晩まで毎日お世話してくれるってなる訳。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
2500円アンダーのカリフォルニアの決定版かも
この2013年に関しては、カリフォルニア・カベルネを低価格で楽しむという意味では文句なしであります。
輸出に熱心な大手ながら、他の大手の同価格よりクオリティは高いとすら思いました。
その最大の要因はシロップめいたやっすい甘さが低く抑えられている点。
あくまでもテーブルライクなカジュアルカベルネですけれども、今現在でカリフォルニアカベルネを知りたいという向きにはとてもオススメ出来るアイテム。
料理もちゃんと映えさせてくれるでしょう。典型的なワインのお供各位(チーズなども含め)も充分ですし、割りと早い皿からサーブ可能な濃さかつ扱いやすいのもいい感じ!

というわけで、ウェンテよりサウザンヒルズのカベ2013でした。
正直、甘く見てましたがアメリカンスタイルのカベルネ低価格としては驚きの出来栄えでしたネ。他の大手ばかりか、小規模めの低価格と較べても立ち位置がちゃんとあるし、使い勝手がいいワインでした。
カベでこの出来だと、ちょっと他も試したくなりますネ・・・・・・
とにかく、今買える低価格カベならおすすめ!

売ってる店舗そのものは大手のクセに少ないので試すなら早めに。


あくまでライトだけど、ちゃんとロングスカートである

関連記事

| アメリカ | 23:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/1335-a97bcc3c

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT