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キャンティの王道と、イタリアンメルロの熟成とは如何なるものか一気見! カステッロ・ディ・アマよりキャンティ・クラシコ・リゼルヴァ2006(記念ボトルデザイン)とラッパリータ1986

うぇるかむ!
ここの所大手大御所イタリアでの連続投稿になっているので、せっかくだからここも選ぶぜ!てな感じで。

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カステッロ・ディ・アマ・ラッパリータ1986

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カステッロ・ディ・アマ・レゼルバ2006

同じワイナリのコンセプトが違うワインの30年前と10年前!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
どちらでも♥♥♥♥♥
キャンティ大御所。
それだけでもまぁ最大点になるかなーという具合なのですが、更に今回はアイテム自体がなかなかおもしろい事になってます。
カステロ・ディ・アマに関しては随分前に一挙をやってたり、またはグランセレツィオーネになったばかりのものもいただいたりしてまして割愛。
それぞれに関して書いてまいります。

ラッパリータ1986
アマにはベラヴィスタという畑があるんですが・・・あ、フランチャコルタじゃないヨ・・・その畑にはメルロも植わってまして、そのメルロ100%のアイテムがこちら。
どこぞの品評会でいわゆる「ペトリュスを超えた!」をやった元祖なんだそうな。むしろアマがここまで人気になったのもこのメルロの功績があったからとも。
で、そのデビューが1985年と言われてまして(デビュー=デビューヴィンテージではないだろうからもっと前の年号だろうけど)この86年はつまるところ現存しているであろうラッパリータの中でも最古クラスのアイテムとなっています。
アマの中では単一ヴィンヤードのキャンティ・クラシコ達と並ぶお値段の「裏本命」扱いのキャラ。

リゼルヴァ2006
こっちはいわゆる「通常版よりはちょっと良いリゼルヴァ版のキャンティクラシコ」ですネ。立場としては中途半端ポジションとも言う。
この2006年、オーナーかつ醸造家のマルコ・パランティ氏がアマに関わって25年という節目なんだそうで、記念ボトルになっているんですネ。
なので、奥さんからの感謝メッセージと記念ボトルになっています。

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直筆ではないヨ。
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裏だけはいつも通り?
いずれにしても、10年熟成となるキャンティ・クラシコ。

さて、久々のアマでございますがその実力や・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
リゼルヴァ2006:♥♥♥♥♥♥♥♥(飲むタイミングの問題?)
ラッパリータ:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
流石の実力者か・・・・・・
どちらもそこそこ枯れな印象もありつつ、堅牢な感じがあるアイテム達でした。
リゼルヴァの方は結構底に近いところだったりで古酒底+そこんとこあんま管理してない感じだったからその分差し引いてもこのぐらいにくるのでやっぱり良く出来たワイナリなのだと思います。

リゼルヴァ
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25周年ボトルを撮ろうとして失敗するの図

色はチョコカラーになってまして、割りと澱もあったりしました。
香りにドライフラワー、バラっぽさはしっとりしていて一瞬バローロと勘違いしかねない土と花の印象です。
味わいも実に古酒的で、渋さが良く出ています。かなーりタニックなんですネ。紅茶をガッツリ抽出した印象。
僅かにキノコ感も出しつつ酸味と渋味が強くあり熟成感を感じさせるシロモノとなっています。
呑んだ時にアフターがキシキシする。
呑んだ時に「美味しい!」っていうより「うまみ・・・・・・」とか言いながら一息つくような。
やっぱりブシドーな感じはするんですよコレ。
若いココのキャンティにしても、こうしてある程度寝てるものでも、どこか剣豪的な力強さを感じます。
宮本武蔵の若いころと年取ってからの差?
こっちはまさに年取ってる方。

ラッパリータ1986
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実はこの2つ偶然にも「全く関係ない別の場所で抜栓されて」ました。偶然とは怖い。

色はオレンジがかったレッド。上記と違って澱とかは微塵も入ってない部分。
香りに赤果実の印象が強く、アセロラなども見られる程。紫の果実などはなく、全体にシンプルに果実感がしています。
味わいも研ぎ澄まされたタッチ。
熟成による梅、チェリーなど赤果実各種、そしてそれらが異様なほど口当たり滑らかにスムーズに入ってくるんですネ。
イタリアのメルロってここまでスラッとするんだー!?と驚いたアイテムだったりします。
のみ頃としては多少やり過ぎな感もしたのですが、極めて滑らかに口通りしていくメルロの本懐はバッチシ!
後腐れなく綺麗に澄んだワインといえるでしょう。芸術品と化した刀の域。少し小さめのネ。

両方共呑んで感じるのは、このワイナリの堅実すぎる作りです。
色々おもしろいアイテムも出しているのですが、マルコ氏の打ち出す方向性は基本的には共通してどこかしらで「切れ味」を私は感じます。
スパッて感じスパッって!と、長嶋茂雄みたいな解説でもいいんですがどういう事かというと、かなり余計な要素が削ぎ落とされているタイプ。
カリフォルニアだとスタッグス・リープがイメージに近いでしょうか。
一撃ですごい!とはなりにくいのだけど、通になるほど好きになりそうな品々。

コストパフォーマンス(最大5pt)
両方共コスパで測りづらい
通常リゼルバは8000円前後、ラッパリータは2万にもなるアイテム・・・なんですが、どちらもオールドヴィンテージですからコスパで云々言いづらいとっていいでしょう(特にラッパリータは無理)
ただ、どちらにしても一飲の価値はあるアイテムかなーと思います。キャンティ飲むなら一度はおいで、的なところがアマのキャンティには(好き嫌いあれど)あると思いますし、またはラッパリータは通常2万とちょっと高すぎながら好きな人がいるのはわかるアイテムかと。

というわけで、カステッロ・ディ・アマより2つのワインをお送りしました。
ラッパリータはイタリアメルロという超タスカン同様に「えー、スーパータスカンなんてしょせん流行りモノにのったやつよなー」などというレッテルは軽く打ち破れる熟成の魅力がありました。
リゼルヴァも良く出来たクラシカルなアイテムで、大手ですが流石の評価かなと思います。
奇しくもここ最近ENOTECA輸入がなされているあんまり地品種的でないイタリアの紹介となりましたが・・・・・・正直なところ(値段はさておくが)エノテカの輸入しているイタリアアイテムって個人的にフランスでの輸入アイテム以上に評価が良いことが多いと思います多分。
私自身も多少イタリアの国際品種は今のブームとは逆光したワンテンポ遅れた形になった過去の品・・・・・・と思うところがあったのですが過小評価だったと言わざるをえない。
イタリアの底力は地品種でみつつ、されど国際品種の質も高い土地であることを忘れてはならないのでス。

1年違いならなんとか・・・


おっと!?こっちが楽天で見つかるんかいびっくり!


刃牙の武蔵に未だに慣れない私。

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