オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

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ギリシャのすごーいを知る。Gaia Wines による再思考のネメア・サントリーニ島・・・というセミナーに参加してきたヨ

うぇるかむ!
えー、タイトル通りでございまして本日はセミナーにご招待いただきまして参加してまいりました。
ついったーの経由でご招待いただいたもので、いやーこういうブログもやってて良かったなぁと思う次第です。
さておき。そんなわけで言って聞いてきたことを大雑把ながらご紹介しようと思います
全3回、白編
ロゼ白ヴィンサント編
赤編
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ネメアとサントリーニという2つの地域のギリシャワインについてのセミナーで、こうしたセミナーとしては上級コースのモノだったようで。
や、実はお金を払う学校モノのセミナー参加って初めてだったんですが、やってる事としては「生産者来日イベント」のワイナリご紹介が大きく増えたって感じでした。
参加者の方々色々いらっしゃったんですが、ph値を気にされてたりしたのが印象的「あー、学術的な?」みたいな気分に。それと皆、ワイン残して帰りすぎ!吐き出してもいいんだからグラスは空にして自分で返却しよう!!
(あんまり皆置いて帰るから、グラスの片付けをちょっとしたんですけど逆に申し訳無さそうにされてしまって申し訳なかったヨ・・・)

今回のセミナーの解説はヴァンドリーヴという輸入会社さんと醸造家であるヤニス・パラスケヴォプロス氏
URLはこちら、http://vinsdolive.com/ja/front-page/?v=728c4e7a17edであります
それと・・・
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元読売のワイン記事担当で現ワインレポートをやっているワインが得意なフレンズの山本 昭彦先生だよ。
すごーい!

山本さん、写真でいっつも渋い顔してるなぁと思ってたら実際も写真とあんまり変わらぬ印象でした。
あと、お話の仕方が「クメウの人も」「mwも」というように参照元を先に言って信ぴょう性を高める講義スタイルに、元新聞屋の流儀を感じた。
あ、そうそう、ついでに
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レカンでソムリエをやってたフレンズもきてたよ!
すごーい!!

や、大越ソムリエは本当に参加者側で何もぴくちり話してなかったんですけど、大橋mw経由で山本先生はギリシャ知ったっぽいのでワインレポートの推しな事は間違いないヨ。
(ワインレポートより先に記事にしててゴメンナサイでもアマチュアなりにやっちゃうんだぜ☆)
あ、そうそう、ついでにおひげがおもったよりもこかったよ。

ここからは、たーのしーな聞いてきたお話。
なるべく話はタイピングして逃さないようにしてたけど、あくまで抜粋かつ私の聞いた印象が含まれると思ってネ(伝達ゲームは100%はありえない)。
また、個別のワインについての話はまたの機会にしようかと。大まかな意義や意味が係るものは書いてます。


・サントリーニ島というギリシャの島のお話が今回のメイン。島が出来た歴史から話が入って行きました。

・土着品種としては最古クラスで120年前とかの接木なしのものが沢山あったり・・・なんだけど、ヨーロッパ加盟がギリシャ自体が1981年でそっから開けてきた文化度が高い(技術輸入として)のでモダンワインとしてのスタートは1981年からと見て良いんだとか。ようするにそれまではあくまでもドブロクみたいな事だよね。オールドワールドには良くあるパティーン。
例えば、今回のヤニス氏などはボルドー大学に行ってきているわけで、そうした世代がこれから作っていく地域なのだろうと。

・火山から出来た火山が多い土壌ゆえのミネラル、粘土質が0でフィロキセラがなく水の供給もない(カリウムもない)特殊な土地で、更に気候は風邪がとにかく非常に強くて、ヌフパフの一部地域にも近い強さなんだとか。
バーガンディとはかなり異なるミネラルであるとの事。
(この時、ヤニス氏はブルゴーニュと言わずにバーガンディと言ってました。これ意外と面白い事で、ギリシャないしボルドー大学出の人はバーガンディというワードを素で使うって事なんよネ。)

・風が強いが故に木を育てる為にバスケットづくりというのをしているんだって。
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実は今回、明確なアンフォラワインがなかったんですが、こっちの面は伝統というか特徴的ワインの作り方かなと。
また、ヴィンサントとかはギリシャが発祥だったりする。古典と新規のまさにミックス中か。

・サントリーニ島は世田谷区と足立区を足したぐらいの大きさの島。
アシルティコという品種が土着で、これが世界的にヒット中。パーカーポイント94点のキュベもある。曰く別に点数とかは正直どーだっていいっちゃーいいんだけど、毎年レーティングされている「安定性や国際的評価」としては大事なんだとか。

・山本先生曰く、現在のミニマムなパラダイムシフトブーム(パーカリゼーションの反対にいる小規模かつ土着の地酒的な回帰)にギリシャワインはガラパゴス的なマッチしているから、一部で人気が出ているんだそうな。
更にサントリーニにおいてはサルディーニャ島やシチリア(エトナ)などの注目と近い見られ方をしているのも、人気の秘密だろうと。
(土壌や品種においてはしかし島ワインでありながらそれらとは大きく異る)

・また、その起源は恐らくブリテンやニューヨークから当然広まっているんだけど、ジャンシスおばさんが2004年頃最初に取り上げたのがトップジャーナルとしては古め。更にエリック・アシモフが2013年にとりあげており、日本においては2016年中頃にようやく大橋mwが紹介してこれからブームになるんだって。すごーい。

・ついでに言うと、サントリーニは「ミネラルが特徴」の産地・・・・・・なんだけどこの時のミネラルというのは山本氏曰く80-90年代のパーカリゼーション・フルーティー(パーかーワイン的なフルーツ爆弾)にロンドン側が反骨してそれに対する表現としてミネラルというのが使われたのがスタート。
nzでのピノの発表会(これは珍しくワインレポートで無料記事が出てますネ。なにせ大橋mwが登壇してるもの)でも語られた事で重要な要素かつわかりにくいのだが、サントリーニはテロワールとしてわかりやすいだろうと。
今回の場合はテクスチャーとアロマでいえばテクスチャー寄りのミネラルなんだって。すごーい。
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こんな土地で作ってる。

・このアシルティコという品種はサントリーニではミネラルの強いアイテムになっているけど、本土ギリシャだと一転してフルーツ要素が高いらしい

・続いて、ネメアという本土の側のアイテムの紹介があり、こっちは正直説明時間もなかったせいかサクッと終わってしまった。

・こっちはアヨルギティコという品種をメイン使って色々やっている模様。

・因みに、ソムリエ協会のギリシャ担当は山本氏。なんだけど、ブドウ品種の読み方が現地寄りじゃないのが勝手に採用されててキレたナイフみたいになりそうだったみたい。

・ギリシャは緯度が意外なほど低く、雪も積もる高い標高の土地。気候の変化が激しいからテロワールというよりヴィンテージの差が出る産地なんだとか。そのため、レーティングとしても年度毎に安定性が低めらしい。

・同じく接木はなしのブドウが多くあって、同時に良いワインを造るならそれらを上手く使うのが大事とか。ブルギニヨンも言ってた!

・野生酵母についての話。クメウの人(マイケル・バラコビッチ)も言ってたんだけど、野生酵母って畑におもにあるもので、なんとフランス樽にも存在していたという研究結果が発表されていると。
そして、土地の個性を出すならつまり野生酵母は積極的に使うべきでマイナス要素以上に大事なんだって。

・全く関係無いけど、スペクテイターの上位は宣伝広告費でどうにでもなるからあんまり意味がないって山本先生が言ってたよ、すごーい!

・それと、価格が急上昇している。南アフリカなんかもそうだけど、この部分はどこも変わらないみたいで需要と土地の価格上昇がまんまワインの価格にも反映される様子。ワイン生産者にとっては「生活が出来る=ワインを造る意味がある」ので喜ばしいことだけど・・・・・・消費者としては困っちゃうよナ!

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ワインセミナーで10脚も使うのは年に1回あるかないかぐらいでこの次の時間の授業にグラスが間に合うのか、WSET側はハラハラしてたらしい。

で、ここからは質問コーナーで出てきたQ&A。まずは他の受講者さんのQから。

Q:ペイハー値が低いことによる醸造の難しさってありますか?

A:ないよ!ただ、phが低いところでないと野生酵母を使うのはリスクが高くて嫌かもしれないな。そういえば、サントリーニはマロラクティック発酵が上手くいかないからやってないんだ(シャブリとかとの決定的な違い)

Q:サントリーニのバスケットによる木を守る手法ってどれぐらいやるものなの?

a:5年とかやるから結構たいへんな作業だったりする

Q:醸造時にオークやステンレスを使ってて、ギリシャで良く言われるアンフォラが今回ないのはなぜ?

a:色々と醸造方法についてはチャレンジしている(実際、かなり種類を多く作っている方)んだけど、結局は経験や知識を総動員した結果、オークを使うところに「逆に戻ってきてしまった」部分はあるかな。

Q:日本でギリシャワインが流行るためにマーケティングはどうされますか?

a:アンチマーケティングだよ(笑)。実は色々と興味深い話の切り口がある(ヴィンサントが起源だったり)けれど、ニッチなマーケットをターゲットするのがいいんだろうと考えている。
トレンドやソムリエへの影響は必要性を感じる(そこから波及されるから)

・・・で、ここから2つは私がした質問。

シンク:くだらない質問なんスけど・・・・・・趣味はなんですか?休日なにしてらっしゃる??(会場笑い)

a:セーリングがテラピーになってるなぁ。海に行くのが気晴らしになっているよ。
実はセカンドビジネスでビール会社もやってて、サントリーニ島でビールも作っている。
ワインはひとつのミスが許されない、間違えが出来ない緊張感の非常に高い仕事なんだけど、ビールは気楽に出来て癒やされる。

(この質問、実は生産者が来ると割りと良くやってて、今回みたいにミネラルが強く出るワイン作ってる人は大抵の場合「海付近にワイナリをもっていて、同時に海に関する趣味事がある」と勝手に思ってるんだけど、今回も一応的中かしら)
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地中海にワイン沈める実験とかもしてるぐらいだしネ(実際酸化が全然しないんだとか)

シンク:先ほど、日本でのマーケティングについて話されていましたが付随して、では世界で色々なワイン買っているタイプのイギリス、アメリカ、中国辺りと日本の市場に違いを感じますか?

a:うちの取引はアメリカが一番のビックマーケットとなっているけれども、日本はアメリカに近い市場のように思う。
地品種アイテムが急上昇する、有名なジャーナリストによる言葉が影響が強いのが似ている。
また、古いスノッブ的な人はヨーロッパに比べて少ないと私は感じているな。ヨーロッパは伝統的な古い地域だから受け入れ方が別のようだ。


・・・
・・・・・・
はい、こんな感じのセミナーでした。1時間30分以上今回の更新に時間費やしたぞ私!そしてそれでもまだワインそのもののティスティングノートしてないからな私!わーい、たーのしー!!

先に今回のギリシャワインの感想を言うと・・・マイナー地域ながらなかなか楽しいワイン達でした。最近モルドヴァでマイナー地域にゲンナリしてた反動もあるかもだけど
サントリーニの面白い塩気や、土着なのに本格な味わいが出るネメア産のアイテム、どれもなるほど確かにこりゃ注目されるよなーという。
最も、このワイナリ(ヤニス氏)がすごいという可能性も充分考えられるので、今回だけど「ギリシャすごーい」とは言い切れないですが、少なくともすごいわいなりができてきてる!!ってわくわくするのは良いことのように思えます。

ナニワトモアレ、貴重な体験が出来た会でありました。Thanks!

因みに、「ギリシャ ワイン」で検索すると何故かコイツなどもひっかかるのでやっぱマーケティングは広く普及するようにガツガツやって欲しいんだよなぁ。


今回の記事は最新の流行りであるギリシャと同時に、アキバ系タイムラインを賑やかにしている最新トレンドも含みつつおおくりしております。

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