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南アのシラー史上最強!?ティムニキ絶頂モノのワイナリ、3点攻め! ボッシュクルーフよりカベルネ、コンクルージョン、エピローグ!

うぇるかむ!
もう今年のランキングつくろうかなーとか思ってたのですが、その前に今年の南ア〆をしたく思いまして・・・・・・

20161230133800731.jpg
ボッシュクルーフ・カベルネ
コンクルージョン
エピローグ
三点盛りでございます。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(エピローグは+♥)
ラベルはイタリア風とフランス風の間をいくような象徴+文字というスタイル。割りと南アフリカには多いタイプなんですよね、この象徴アイテム(グラスとか)と名前という形。
まぁ、特段何もなくシンプルな・・・・・・

造り手であるボッシュクルーフはジャック・ボーマンという方が95~98年に立ち上げたワイナリ(ちょっとこの辺り幾つか書いてあるのが違うサイトがあったりなので曖昧にしますが、いずれにしてもアパルトヘイト前設立でしょう)
元々彼は南アフリカワイン業界の人間で、




かなり良いところでお仕事してます。その独立作が今回のボッシュクルーフ。
ボッシュクルーフが90年台後半であることを考えるに、80年末期~90年前半の南アフリカワインはかなり彼のプロダクトがどっかしらで入ってたんではないかと想像させますネ。
さておき、そんなボッシュクルーフなんですが注目度があがったのは実は最近で、息子であるリーネン君がメインプロデューサーになってから。
っていうか今年。そう、ティムニキが突然
「ウッホウッホ!このエピローグっての今年最高の赤だぜ!これからの南アフリカのベンチマークじゃねーの!!」
と叫びだし2016年現在唯一の98点獲得シラーになりました。彼のつける南アフリカシラー史上、最高点です。
等級も突然3級にまで一気に押し上げるなど、ティムニキが今年やったら派手にウッホウッホとゴリ推ししたワイナリなのでした。

えー、私自身は実は9月に呑んでましてこの時はまだ参考商品、12月リリースということでずっと更新しないでおいたのですが(今思えば、じゃんじゃん更新しちゃってリリースされたら小規模なリリース情報記事書いて流せば良かったなと反省してます)市場で見かけた&今年の顔的なシラーなので今年のうちにと。

アイテムそれぞれに関しては

カベルネ2014
201612301337108f4.jpg

スタンダードモデルのカベルネです、以上にあんまり書く事もない定番アイテムポジション。
少しフランが入っており、樹齢30年程度から作られているという南アフリカ全体としてはそこそこな具合。

コンクルージョン
20161230133641cc6.jpg
フランとカベソーが主体になっている「ボルドーブレンド側の」フラングシップがコレ。
先に書いてある点からフラン主体でカベメルという、いわゆる右岸系シュヴァル・ブランスタイル。
この手のワイナリでは珍しく「シラーを混ぜていない」のは特徴かも。

エピローグ
20161230133542eb1.jpg
はい、上述の通りティム・アトキンがもっとも美味しいと現在思っているんだろうシラーです。
シラー100%。区画もこってり絞っているというフラッグシップ中のフラッグシップ。

さて、そんなこんなで突如躍り出たこのワイナリ、その実力やというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)*今回の評価は9月の輸入すぐの参考品の段階のモノです
カベルネ:♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
コンクルーション:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
エピローグ:♥♥♥♥♥♥♥♥(恐らく数年後+♥♥足りえる)
南アフリカはフランが美味しい国である
正直なところ、エピローグはめっちゃ固かった。めっちゃ固かったので今すぐ呑むのを推奨出来ません。カッチカチやぞだったので数ヶ月でそれが和らいでるイメージもあまりわきません。
一方でコンクルーションの出来が凄まじく、私の好みに標準がぴっちり合ったアイテムでした。大変品がよろしい。

カベルネ2014
20161230133732f60.jpg
色はクリムゾンレッド。他2つのアイテムと比べてしまうと薄みに見えちゃう。
香りに土感と獣感が強めにあるものの、マイルドにコーヒーフレーバー香るので温和出来ている南アフリカカベルネらしいスタイル。
定番の味わいであり、カシスとコーヒー、そこに土っぽさが残るフィニッシュ。
全体にカシス要素が強く残り、果実はライトだけど全体の構成から重たく感じられるタイプかな。
凄くスタンダードで、このカベルネに関してはあんまり印象に残らないとも言えちゃうかも(比較試飲すると評価が堕ちるタイプ)。
安定感はあるキャラだと思いますし、そこそこ悪くない教科書的なキャラづくり。

コンクルーション
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ラベルがやたら黒くて実はシンプルめのなかではセンスがある方やと思います。
色は強いクリムゾンレッド。
香りから既にミントハーブ各種の青い印象があります。この段階で嫌いな人はダメなぐらいフワッとしてます。
それからカシスや花の印象、どちらかというとスーパー・タスカンに近い雰囲気。
軽いのにしっかりしているという、ちょっと熱めの地域っぽさがありつつ熟熟ではない。
味わいが拾に綺麗な作りで、とってもクール!
カシス&ハーブの印象がはじめから最後まで一本筋が通って感じられ、そこを僅かに土要素やスパイスが補強する調子。
余韻はそこそこ速い段階からハーブっぽさが強調されつつフィニッシュするので、サッとした印象にもなりがちなんですが、吹き抜ける風のようなイメージがグッと残る。ポエムか。
凄く整いがあって、品格とキメの細かさ、実は繊細なんではと思わせる具合がスラッと美しい。
青さが目立つ赤ワイン絶対許さないマンには理解出来ない部類の強めのハーヴィーさではありますが、それが気品あるものに仕上がるという実例なので是非お試しアレ。
クール美少女感が半端ない!そういえばコミケ行ってるみんなおつかれな今年は私参加しないから!!日記か。

エピローグ2014
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こちらは銀にちょっと箔押しっぽくなっているラベル。うん、やっぱり割りとセンスあるッスよシンプル系として。

色は強いクリムゾンレッド。黒にかなり近いかな。
香りにはジビエなど肉っぽさと黒胡椒主体のスパイスが豊富。
とはいえ、あまり広がりはしてくれず。墨汁っぽい香りが果実香を閉じ込めてるよーな気も。
香りの広がらなさが率直に言って「ぶっ閉じてる。完全に呑むタイミング間違ってる」感はありました。
いや、それでも味わいが良く出来ている事を知らしめてくれるのですけどネ。
舌触りは重めなのですが滑らかに仕上げてあり、紫果実感とパワーのあるスパイスや干し肉などの印象をミルキーに温和させているという。
イメージとしてはコート・ロティ。どっしりとしたパワータイプのシラーになっています。
全体の感覚がまだ冷ややかなのですが、アフターにはセクシーさも感じさせるスパイスやココア風な部分もあり、芯の強さは筋金入り。
あんまりにもクールというか、無関心を装ってこられたよーな具合でちょっと呑んで悲しかった。
こういう「凄く綺麗なのがわかるのにこっちに絶対興味ない」みたいな印象になるとき、たまに私はありましてその一例だったり。

総じて、シンプルに「各品種のスタンダードな魅力をクールに」出しているタイプのワイナリだと思います。
あんまり細かい醸造情報とかが押し出している感じではないのですが、かなり手を入れて作ってる方の造り手なんじゃないかと推測。
暖かみのあるキャラでなく、冷ややかでキッチリとしたキャラ。
このレベルで安定すれば間違いないと思ってるので、来年も試したいなぁ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
カベルネ:♥♥♥(南アフリカ同士でなければ+♥)
コンクルーション:♥♥♥♥♥
エピローグ:♥♥♥♥♥(ただし呑むならずっと先)
上位品のレベルの高さは価格以上!
ただ、何度も書いちゃいますけどエピローグはかなり待たないといけないかも?なので、保存管理が出来る方向け。
個人的にはコンクルーションの出来の良さこそオススメしたい。これでダメならミントとかユーカリが出るワインは全部スルーした方が良い。
低価格帯カベルネは3000円ぐらいという南アフリカらしい価格とスタンダードな仕上がりなので、南アフリカカベルネを知りたいという教材としてグッド。ただ、それ以上の個性などはあんまりないとも言えるかなと。
プレゼントにも風格そのものは感じさせますが、最近の流行り(南アフリカブーム)などを知っているある程度の識者向け。

というわけで、ボッシュクルーフよりカベルネ、コンクルージョン、エピローグの3点でお届けしました。
老舗なりの実力の高さを彷彿とさせるワイナリだと思いました。
エピローグはあらたなるブーケンハーツになるのか?とも思いますが・・・どうだろ。ブーケンハーツがエルミタージュっぽいのに対してエピローグはロティ系って感じで好みが別れそう。
ともかく、これから市場に出周りが増えたら注目アレ。

そして、何故か楽天では(ヘタすると日本のネットショップで)、てんちょーだけがエピローグだけ売っていたという。
ついでに恐らく同時期に呑んでおり「ボトル差なのか旅のお疲れか、少なくとも三ヶ月前の試飲会で並んでいたワインからは、各方面が絶賛する内容は正直感じ取ることができませんでした。」とかショップなのに書いちゃうの半端ねぇと思うでス。


し、しぶりーん!(cv:本田未央

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