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16世紀からのシャンパーニュ、その重労働の果てのアイテムを含む一挙3つ! フィリポナよりロワイヤル・レゼルヴ、ロワイヤル・ノンドゼ、クロ・デ・ゴワセ・レ・サントレ2006

うぇるかむ!
昨日はガメイの著名生産者でありましたが、今回はシャンパーニュ。ほら、クリスマスシーズンですし?そういうの更新しとかないとでしょ?
という訳で、やたら凄いのとその低価格めのとを呑んでまいりました。

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フィリポナより
ロワイヤル・レゼルヴ・ノンドゼNV
ロワイヤル・レベルヴ・ブリュットNV
クロ・デ・ゴワセ・レ・サントレ2006
の3点でおおくりします。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(シャンパーニュマニアに対してはレ・サントレは+♥)
ラベルそのものは比較的地味だと言えましょう。昔のほうが緑と金を貴重とした豪華な感じだったようなんですが、大分シンプルに最近まとめてるようで。
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王冠はシンプルですが、結構ガッツリと裏にデータを載せるのがこのメゾンの特徴です。

フィリポナの起源は1697年(1522年から存在してたという話もありますが、一応1697とします)。
現在の社長は16代目だというから、そりゃもう徳川家かな?みたいな状態であります。
最大の特徴は1935年に「クロ・デ・ゴワセ」という畑を単独所有した事があげられています。
っていうか、もう歴史が古いのとクロ・デュ・ゴワセの所有者であることがこのワイナリの全て!ぐらいの勢い。
そのぐらい「シャンパーニュで単独独占の畑を持っている事」は異常なんですネ。もうひとつ単独を名乗れるのが、クリュッグ・クロ・デュ・メニルな辺りがこのワイナリが如何に先見性があったかがわかるでしょう。
さて、後はもう公式でも調べていただくとして、そんなフィリポナ社の3点のアイテムの比較試飲にいってきました。

・ロワイヤルノンドゼとブリュット
所謂低価格ライン。
NVだし所有畑以外も使っているであろうまさに「モエにおけるモエアンペリアル」なアイテム達。
そのノンドゼとブリュットの差・・・と単調には言い切れず、細かい差が存在しています。
その差に関しては上の画像に出ている通り。え、差がそんなに大差あるように思えない?
という人はまぁ細かいデータはスルーしていいんでないかと思うッス。

・レ・サントレ
名前が「厳しい労働」という意味の畑でブラック企業かな?みたいな「クロ・デ・ゴワセ」がここの看板であり全てなのは上述の通り。
それが基本的にはフラッグシップモデルなのですが、ここ最近3つ程「その更に区画を絞ったバージョン」が出ています(リューディーシャンパーニュっていうんだってさ)。
そのなかの最高位がこのレ・サントレ。
単独所有畑における、更に細かく区切った上での最上位の位置・・・・・・ということになってまして、通常のゴワセ版の3倍の値段となっております。
生産数も2000本チョイで日本入荷が200本あるかな?という希少性の高いアイテムになっています。

正直、シャンパーニュ経験は低い私ですが、この機会に凄いのを味わうぜーと、レ・サントレ目当てでチャレンジしてまいりました。
フライトの結果はというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
ブリュット:♥♥♥♥♥♥
ノンドゼ:♥♥♥♥♥♥♥
レ・サントレ:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
流石に美味しくはある
ブリュットとレ・サントレの差はかなり凄まじいモノになっています。正直、格が違う。同時に飲ませないほうが良かったんでない?っていうぐらい違います(普通に呑んだらもうちょっとブリュットの評価があがってたと思う。)
で、飲み比べるとむしろノンドゼ版の方がブリュットよりも、レ・サントレに近しいモノを感じたりする不思議。

ノンドゼ
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青が基調で、目立ちはするけどなんとなく地味感が出ちゃってる気も。

色はクリアで黄緑系。
香りから強くナッツの印象が感じられるのが特徴かな。
果実の香りはシャープにグレープフルーツがあるかなー程度で、なるほどノンドゼ。
シャープなのは味わいも同様。それゆえにミルキーな要素が逆に目立ったりします。
初っ端からキリッとした酸味、即マカデミアナッツの風味があって、アフターもしつこくなくサクッとキレていくという構造。
甘味がない分、感じられるのが醸造によるナッツ風味というのはちょっとおもしろい部分かもしれませんネ。
このクリアでありつつも、きっちり作っていると感じさせる清楚で謹んだ箱入り娘っぽさは、サントレにも通じています。

ブリュット
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更に地味になっちゃってる感じがするブリュット版。
色はノンドゼ版とあまり差がなく。
香りに杏の要素などが加わっており、また多少甘いんだろうなと予想もさせてくれます。
前面に果実感が強めであり、あんまりチョコっぽさとかどっしりしたものは感じさせません。類似した印象だと本家ロデレールとかこんな感じの作りかなーとか。
味わいもシンプルに酸味のある柑橘果実、それからクッキーのようなバタ感がありつつ、クリアでシンプルなフィニッシュ。
そんなに余韻が長いわけでもなく、構成も極々普通に柑橘&バター菓子というもので、可不可ないシャンパーニュ感です。
教科書的と言っていいかも?他国のような安いけどどっしりしたみたいなモノがない、酸味と清潔感で戦う食前からのシャンパーニュ。
ただまぁ、その分特筆点があんまりないアイテムでもあるかなーと。だらしなくはないけどネ。

レ・サントレ2006
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なんかラベルは更に安っぽくなってません?
ミュズレが黒だったり、木箱がついてたりするのは流石最上位かつウン万円アイテムではあるけど、エチケットそのものがチリワインみたいなのは激しくいただけない。このラベルだけで最高級の風格あるアイテムだと直感しえない。
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木箱も特別カッコイイ訳ではない。なんてこった。

色は流石に違いまして黄色さがかなり入ります。
香りにバターとマロン、クッキーのような風味が多くあり、高級ながらシンプルなバタークッキーが並ぶような感じ。
これまたチョコっぽくありません。また、ここまでくるとそうしたバター要素のが多く感じられ、果実の風味は黄色系が僅かに?ぐらい。
味わいも総じてクリアで透明感がどことなくあるのは特徴。
マロングラッセのタッチが多く、キメがあざやかな泡、クリーンさあふるる印象で全体のきめ細やかな風格こそは流石に別格を感じさせますネ。
香りより口に入れてからが凄まじいタイプ。
バター感、黄色や青の果実の風味、マロンの構成美。クリアでモダンな高級感のあるモンブランのタッチ。
意外と線が細いようで、太い心持ちがある感じ・・・・・・?あれか、雰囲気だけはアルヘイト・カルトロジーに近い(あのネクターさはないけど)。

総じて、「クリアな雰囲気」「気品重視」な印象で、あんまり果実とか迫力のあるチョコっぽさなどでグイグイきたりせずに、あくまでも精錬したシンプルデザインを全体には感じました。
レ・サントレは高貴さ全快で、正直レゼルヴ版では比べ物にならない(っていうかあきらかに割を食っている)。
そうしたクリアな醸造要素を感じるという点で、ノンドゼの方がレ・サントレに近い何かがあってオススメかな。

コストパフォーマンス(最大5pt)
ロワイヤル二種類:♥♥♥
サントレ:コスパで測るものではない。
ロワイヤルは並行輸入と正規輸入とでそこそこ値段が違いまして(今回は正規)、買う店に必ず「どっちなの?」と確認を取る必要があります。




まったく同じショップで1200円の差が出ます。
しかしまぁ6000円近いアイテムとしては通常レゼルヴに関しては良くあるシャンパーニュ価格かなぁと。
それならノンドゼのがオススメですが、それも好みが別れるのでもう一個+♥する程推奨でもなく・・・・・・
評価しようと思うと器用貧乏な感じですネ。
レ・サントレはネットショップでは売ってる確認が取れませんでしたが日本60本ぐらいで価格6万円超え。
味は確かに美しいですが、もうコストパフォーマンスで測るアイテムにはなっていません。
また・・・・・・正直、コレに6万だすなら私は他のワイン買う。SQNとかクインタレッリとか買う。同じ満点表記だけど、結構差がある。
希少性と値段まで考えちゃうと、複雑な心境。
なにせ、プレゼントや会食の目玉に使うには外見が地味すぎてガチのシャンパーニュヲタク以外に響かないのは泡として致命的ッス。
費用対効果で話してしまったら激悪。わかってないと呑んでも意味ないのでしょう。それぐらいガチな泡マニアが集まって拝む為のアイテム。
(ついでにいうと、このワインに対して某有料になっちゃったあの方は「クリュッグ・クロ・ダンボネと比べればはるかにコスパが高い」とコメントしてるんですが、この価格帯でつけるコメントではなく、そもそも比べる対象が狂ってると思いますヨ。)
そうじて価格に関しては今ひとつ響かないかなぁ。

というわけで、フィリポナより3つのアイテムでした。
レサントレを飲みに行くような企画であり、なるほどとは思ったし実際美味しいのですが・・・我ながら改めて「私は泡を追えないなぁ」と思っちゃいもしちゃったんですよネ。
富豪じゃないのよ私は!と、なんだか孤高な高貴さ?に打ちのめされた気分だったとサ。

楽天ではレ・サントレは売ってません。そのずっと広い区画版は普通に転がってます。




どことなく人形っぽく、また鮮やかというより落ち着いているカラー。

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