南アフリカ最大手、ミドル価格の自力。クリスマスにも意外と? KWV・カセドラルセラー カベルネ&シャルドネ
うぇるかむ!
ここ数日南アフリカ大手を敢えて巡ってますが、4回目はそれこそ最大手であります。
KWV・カセドラル・セラー・シャルドネ2014
KWV・カセドラルセラー・カベルネ2013
そ、KWVですネ。
ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体はまぁ、定番アイテム的で高い感じはありません。
カベルネの瓶が緑瓶なのに底が妙にくぼんでるのは謎いですが・・・・・・
カベの方が裏ラベルボケちゃってるけど捨ててしまった・・・・・・
コンビニでも見られるKWV。南アフリカワインの歴史上、欠かせない存在ではあります。
えー、これはどこでも見られるコピペですが・・・・・・
「KWVはアフリカ語で「南アフリカブドウ栽培協同組合」を意味する“Ko-operatieve Wijnbouwers Vereniging Van Zuid-Afrika Beperkt”の頭文字の一部を取ったもの。」
フルネーム超長くて面倒だからKWV。ここで国をあげて産業としてコントロールしようとしてたんですネ。
ついでにピノ・タージュを作ったのもココ。南アフリカの地品種というよりは生産の為の量産改良品なのでした。
アパルトヘイト時代にはここにブドウを卸さねばならなかったとも言われてました。
今では株式会社になってまして、なんだかんだ言っても今でも最大手輸出ワイナリ。統治時代の規模の大きさが如何に凄かったか。
南アフリカ国内より輸出の方が多いらしいのも特徴かな(ブランデーのが今は力が入ってるらしい)。
そんなKWVの今回はちょっと高めのミドル価格帯シリーズより。
コンビニで良く売ってるケープ版の倍以上の値段にはなるアイテムです。教会のようなセラーで作られてるからカセドラル。うん、まんまだネ!
というわけで、一個ずつみてまいりましょう。
香り・味わい(最大10pt)
両方とも♥♥♥♥♥♥
すっごく普通でそこそこだったりする
あんまり特筆するべきところもないぐらい、普通のアイテムだったりします。それでいて南アフリカらしい要素もある。
この価格帯だからこそ、なのかスタンダードで割りと本格な作りになってます(薄くなく、甘くなく)。
シャルドネ
弘兼憲史お気に入り!(誰やねん)
色はそんなに濃くなく黄緑寄り。
香りに割りと樽っぽさが多く出ていて、焦がしキャラメルっぽさが強め。その割に香りからしてあんまり甘くなかったりします。
味わいも同様で、意外と酸が目立つのも特徴。
樽ドネしてる時って比較的甘味も強調して出ている事が多いのですが、その部分がちょい抜けててそれが良さにつながっている。
グレープフルーツ主体の黄色果実、それに少々のバニラっぽさ。どっちかというとトウモロコシっぽい要素が強く出ていてフィニッシュ自体は短め。
あんまり書く事もないものの、味わいそのものはそこそこ迫力があるかな。ちょっとバランスは良くないけど、しかしまぁそれなりに呑めてしまうのは、ダレた部分が少ないから。
まぁまぁの樽ドネ。
そこそこ強くてそこそこあざとい。
カベルネ
地区としてはステレンボッシュ主体でパールとウェリントンもミックス、という広大なブドウ採取っぷりが大手らしい。
色はあまり紫が強くなくレッド。
香りがとても典型的な南アフリカっぽさで、獣感と土感少々に熟した感じのするカシスの力強いスタイル。
樽の効きもそこそこ強く、こなれてきた時に真価が出るタイプ。
味わいもかなり南アフリカとしては定番的な立ち振舞。口当たりそこそこに、カシスと獣と土感、ハーブ要素(悪い時の青さ)はあまりなくコーヒーっぽい変化をしつつ短めにフィニッシュ。
なんだか定番のカベルネのワインですよって感じのノートになっちゃう。ただ基本に忠実とも言えるかな。
個人的にはちょっと土感が強めな気がするんで、そういうのに敏感な人には向かないかも。
チリワインにも割りと近い(案外とチリより南アフリカは綺麗な作りのワインが多かったりするんですがネ)
作りそのものはしっかりしてるなぁ、と思えますので典型的なカベルネを呑みたい!という時にちゃんと使えます。
こっちはミドルなオイゲン。
コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(世界全体なら+♥?)
ギリギリで2000円を超えてしまう事と、なにせ南アフリカでしかも量産品イメージの強いKWV。
なんとも「コスパ最高!」って気分にはならないかなと思います。1500円ぐらいだと一気に点数があがる(それがこのぐらいの価格の感覚なのよネ)
テーブルワインとして普通のアイテムといった具合。
ただ、名前が「教会」だったりするので、クリスマスシーズンに悪くないと思うのです。
状況として「大人数にコッテリめ料理を出すクリスマスパーティーで低予算でしかし安っぽすぎずに意味も込めていきたい」という欲張りな要求に完璧対応。
クリスマス限定ラベルとかで大々的に売出したらいいと思う(って、なんで私が提案してんだ?)
というわけで、KWVよりカセドラルセラーシリーズから2つでした。
そういえば記事にKWVをしてなかったなぁと思って買った2つでしたが、スタンダードアイテムとしては充分で合ったことに驚きでした。
同じ価格帯のカリフォルニアかボルドーの大手見てごらん?
このハズレなさが南アフリカの良さかなぁと思うのでした。
買う時なお好きなショップでどうぞ(ただし、年号は問い合わせしたほうがいいかも。ざっくばらんな店で売ってるタイプだもの)
ここ数日南アフリカ大手を敢えて巡ってますが、4回目はそれこそ最大手であります。
KWV・カセドラル・セラー・シャルドネ2014
KWV・カセドラルセラー・カベルネ2013
そ、KWVですネ。
ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体はまぁ、定番アイテム的で高い感じはありません。
カベルネの瓶が緑瓶なのに底が妙にくぼんでるのは謎いですが・・・・・・
カベの方が裏ラベルボケちゃってるけど捨ててしまった・・・・・・
コンビニでも見られるKWV。南アフリカワインの歴史上、欠かせない存在ではあります。
えー、これはどこでも見られるコピペですが・・・・・・
「KWVはアフリカ語で「南アフリカブドウ栽培協同組合」を意味する“Ko-operatieve Wijnbouwers Vereniging Van Zuid-Afrika Beperkt”の頭文字の一部を取ったもの。」
フルネーム超長くて面倒だからKWV。ここで国をあげて産業としてコントロールしようとしてたんですネ。
ついでにピノ・タージュを作ったのもココ。南アフリカの地品種というよりは生産の為の量産改良品なのでした。
アパルトヘイト時代にはここにブドウを卸さねばならなかったとも言われてました。
今では株式会社になってまして、なんだかんだ言っても今でも最大手輸出ワイナリ。統治時代の規模の大きさが如何に凄かったか。
南アフリカ国内より輸出の方が多いらしいのも特徴かな(ブランデーのが今は力が入ってるらしい)。
そんなKWVの今回はちょっと高めのミドル価格帯シリーズより。
コンビニで良く売ってるケープ版の倍以上の値段にはなるアイテムです。教会のようなセラーで作られてるからカセドラル。うん、まんまだネ!
というわけで、一個ずつみてまいりましょう。
香り・味わい(最大10pt)
両方とも♥♥♥♥♥♥
すっごく普通でそこそこだったりする
あんまり特筆するべきところもないぐらい、普通のアイテムだったりします。それでいて南アフリカらしい要素もある。
この価格帯だからこそ、なのかスタンダードで割りと本格な作りになってます(薄くなく、甘くなく)。
シャルドネ
弘兼憲史お気に入り!(誰やねん)
色はそんなに濃くなく黄緑寄り。
香りに割りと樽っぽさが多く出ていて、焦がしキャラメルっぽさが強め。その割に香りからしてあんまり甘くなかったりします。
味わいも同様で、意外と酸が目立つのも特徴。
樽ドネしてる時って比較的甘味も強調して出ている事が多いのですが、その部分がちょい抜けててそれが良さにつながっている。
グレープフルーツ主体の黄色果実、それに少々のバニラっぽさ。どっちかというとトウモロコシっぽい要素が強く出ていてフィニッシュ自体は短め。
あんまり書く事もないものの、味わいそのものはそこそこ迫力があるかな。ちょっとバランスは良くないけど、しかしまぁそれなりに呑めてしまうのは、ダレた部分が少ないから。
まぁまぁの樽ドネ。
figma 艦隊これくしょん -艦これ- プリンツ・オイゲン[マックスファクトリー]《11月予約》 |
そこそこ強くてそこそこあざとい。
カベルネ
地区としてはステレンボッシュ主体でパールとウェリントンもミックス、という広大なブドウ採取っぷりが大手らしい。
色はあまり紫が強くなくレッド。
香りがとても典型的な南アフリカっぽさで、獣感と土感少々に熟した感じのするカシスの力強いスタイル。
樽の効きもそこそこ強く、こなれてきた時に真価が出るタイプ。
味わいもかなり南アフリカとしては定番的な立ち振舞。口当たりそこそこに、カシスと獣と土感、ハーブ要素(悪い時の青さ)はあまりなくコーヒーっぽい変化をしつつ短めにフィニッシュ。
なんだか定番のカベルネのワインですよって感じのノートになっちゃう。ただ基本に忠実とも言えるかな。
個人的にはちょっと土感が強めな気がするんで、そういうのに敏感な人には向かないかも。
チリワインにも割りと近い(案外とチリより南アフリカは綺麗な作りのワインが多かったりするんですがネ)
作りそのものはしっかりしてるなぁ、と思えますので典型的なカベルネを呑みたい!という時にちゃんと使えます。
グランブルーファンタジー TCG [蒼烈の志士]オイゲン C トレーディングカードゲーム ブースターパック グラブル |
こっちはミドルなオイゲン。
コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(世界全体なら+♥?)
ギリギリで2000円を超えてしまう事と、なにせ南アフリカでしかも量産品イメージの強いKWV。
なんとも「コスパ最高!」って気分にはならないかなと思います。1500円ぐらいだと一気に点数があがる(それがこのぐらいの価格の感覚なのよネ)
テーブルワインとして普通のアイテムといった具合。
ただ、名前が「教会」だったりするので、クリスマスシーズンに悪くないと思うのです。
状況として「大人数にコッテリめ料理を出すクリスマスパーティーで低予算でしかし安っぽすぎずに意味も込めていきたい」という欲張りな要求に完璧対応。
クリスマス限定ラベルとかで大々的に売出したらいいと思う(って、なんで私が提案してんだ?)
というわけで、KWVよりカセドラルセラーシリーズから2つでした。
そういえば記事にKWVをしてなかったなぁと思って買った2つでしたが、スタンダードアイテムとしては充分で合ったことに驚きでした。
同じ価格帯のカリフォルニアかボルドーの大手見てごらん?
このハズレなさが南アフリカの良さかなぁと思うのでした。
買う時なお好きなショップでどうぞ(ただし、年号は問い合わせしたほうがいいかも。ざっくばらんな店で売ってるタイプだもの)
KWV カセドラル・セラー カベルネ・ソーヴィニヨン [2013]赤ワイン フルボディ 750ml 南アフリカ共和国 WO 西ケープ州KWV Cathedral Cellar Cabernet Sauvignon 日本で飲もう最高のワイン 専門家 愛好家からゴールド受賞 |
KWVカセドラル・セラー シャルドネ [2014] 白ワイン 辛口 750ml 南アフリカ共和国 西ケープ州 W.O. コースタル・リージョンケイ・ダブリュー・ヴィ KWV Cathedral Cellar Chardonnay【あす楽】 |
- 関連記事
-
- フランシュックの超老舗、一挙! ベリンガムよりバーナードシリーズとホームステッドシリーズ5つ!!
- 元祖MCCの威厳を感じさせる泡の強みとなんとなくクリスタル。 シモンシッヒ・カープス・ヴォンケル2014
- 南アフリカ最大手、ミドル価格の自力。クリスマスにも意外と? KWV・カセドラルセラー カベルネ&シャルドネ
- 相変わらず良く出来た、改めて凄いワイナリ・・・ただし条件つき? フェアヴュー・シラーズ2013
- 本年度最優秀南アワイナリ・・・など大手の超低価格カベルネって凄いの? ネダバーグ・カベルネソーヴィニヨン2013(ワインマスターズリザーブ)
| 南アフリカ | 12:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑