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アルザスのバイオダイナミックとチリピノの融合召喚! モンセカーノ・ピノ2013

うぇるかむ!
昨日は私がとても注目しているエルギン産ピノでしたが、南アフリカ以外でそこそこ注目しているピノ産地があります。
セントラルコーストと・・・そう、チリのカサブランカヴァレーですナ。

201611041819583d4.jpg
モンセカーノ・ピノ2014
なんかモダンなIPOBとかでありそうなデザインでしょ?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(カルト風好きなら+♥?)
ラベルはシンプルで、それでいて統一性があり結構センスがある方だと思います。
201611041820317f5.jpg
横長ラベルで写真が添えてあります。この畑を耕してる馬の写真。

造り手はフリオ・ドノーゾという写真家(上の写真も彼が当然撮ってます)と、アルザスのアンドレ・オステルタグによる共同生産となっています。


白の自然派でバイオダイナミックスをやってる一人がオステルタッグ。
そこに訪れたフリオ氏がアルザスに感銘して「あのさぁ、ウチ、ブドウ畑あるんだけど、やってかない?」と頼み込みます。
最初は乗り気でなかったオステルタッグサイドですが、次第に「あ^~いいですね^~」と意気投合しカサブランカ・ヴァレーに拠点をおきます。
色々理由はあるんでしょうけど、一番の理由は「収穫時期がブルゴーニュと逆でコンサルトしやすいから」の様子。
本家は白品種主体なのもあって、ピノ・ノワールやってみたい的なところもあったのかな。
さておき。ワインとしての特徴は「バイオダイナミックスをカサブランカヴァレーで実践し、樽は使わずコンクリートエッグでの熟成」という自然派そのものな作り込みがなされていること。
本人たちすら還元臭がしやすいと苦笑する(だめじゃん?)スタイルのようですが、その実力とは?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
うぉ、とんでもないピノが出来たモンだなぁ!
非常にこってりとした果実を感じさせるスタイルでありながら、バイオダイナミックの賜物であるような強いピュアさを持つ、ヒーローチックなキャラクターです。
よくよく出来た樽に頼らないピノ。

色は強めにレッド。
香りにかなり土感があり(還元臭だったのかも)しかしながら同時に赤果実のジャムとアッサム紅茶のストレートさがあります。
全体にバシッ!バシッ!と香ります。個々が強く、混じった感じでないんですネ。このタックル具合が妙に自然。
味わいはそうした濃い要素が多数あり熟した果実の印象がありつつ、塩もサクッと効いてます。
この塩っぽさ(ミネラル感?)が海ピノ系の面白い美味しさであり、また行き過ぎると途端にノリの佃煮みたいなヘンテコになっちゃうんだと思うんですが、この加減は絶妙にGOOD!
主体はあくまで果実ベースで、強いチェリージャム感があるんですけど、紅茶要素や更に自然派っぽい野菜的な部分もあっていいんですネ。
田舎っぽさがあり、洗練としたクリーンなスタイルではありません。が、凄く良く寒冷地のピノしてる上に自然派のソレも垣間見える。
総じて出来上がりの良いアイテムだと私は思いましたネ。
ただ、自分で買ったら開けたての印象は苦さが強くて悪そうだなぁなんて。
田舎っ子でとても自然で元気なキャラクター。素朴系ヒロインの鑑のようなデティール。純なピノ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(好み次第では+♥)
カサブランカのピノ。これ、今後はもっと注目されそうだなぁっていうかもう注目されてる?と思っているんですけど、その中でもかなり先をいったピノだと思います。
造り手側の個性と土地柄(出来上がったブドウ)の個性が両面で感じられるピノです。
それが5000円アンダーだと考えるとかなーりお得なんですが、一方でチリピノの注目度と軽視からいくと最大点にはギリギリならないかな?なんて。
産地にこだわらない人であれば、是非高額ピノのスタートアイテムとしてどうぞ。ブルゴーニュの手間暇かけてなさそうなダサいクリュものに倍値だすより余程美味しくかつ上位のピノを感じられます。
プレゼントにはそこまで使える幅がありそうにはないですが、写真家であることや自然派ワインである点などからありかも。
ブラインドだと、ブルゴーニュとは答えないであろう味わいですが、新しい発見を皆さんにしてもらえる・・・かも?

というわけで、モンセカーノ・ピノ2013でした。
非常に面白いアイテムだと思います。チリでバイオダイナミクスをやるとどうなるのか?
その答えが「非常に出来の良い果実が出来上がる」だと思うに充分な実力。チリはピノ。カベルネよりピノが今後のトレンドたり得ます。

2014に移行中の模様。最近の中でも発見のあったワインでした。


キャラソンまで出てたんかェ・・・

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