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シアトルのレジェンド、その単一畑は・・・図書館で呑みたい味? アンドリュー・ウィル・レッドワイン・シャンプー・ヴィンヤード2011

うぇるかむ!
というわけで、昨日の予告どおりこちらでの更新ー。ワシントンの著名どころであります。

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アンドリュー・ウィル・シャンプーヴィンヤード2011
うーん、このクールさよ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
ラベルが超シンプルながら金のあしらい方やアイコンの具合などなど、シンプルデザインの中でも丁寧に仕上げられてるのがわかります。
ダサいところはフォントがあからさまにバラバラだったり、マークに威厳が無いのよね。その点がシャープなのがとてもグッド。
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裏も清々しいまでにシンプル。カッチョイイ!ついでにメルロ主体のフランとカベソーというボルドー周辺や右岸系クラレットブレンドであることが超端的にわかります。

造り手はクリス・カマーダ。
シアトルに初めて1989年にワイナリを作った人です。
元々はウェイターだったタイプ(この経歴の人そこそこいるよネ)。
「あれ?もしかして自分が今給仕してるワインより、地元で美味いワインが私なら作れるぞ・・・・・・」
と直感、ヴァジョン島(シアトル本拠地のダウンタウンからフェリーで行ける場所)にワイナリを設立。
後年にはいくつかの畑を共同経営で所有しており、ワシントンとしては意外と珍しい自社ボトルがあるワイナリです。
ちなみに、アンドリュー・ウィルってワイン名は自分の息子と甥のファーストネームの連結しただけのもの。
とにかく雑誌評価の高いワイナリで、米国のワイン雑誌の殆どで「なんとかオブザイヤーにノミネートしたことがある」という。
スピード感でいってもかのクイルシーダ・クリークより早くに評価を高く受けていたりも。
特にパーカーたんが異様に好んでおり「輝かしい醸造家!」「彼の熱烈で芸術的な側面、しっかりと分析し細部にまでこだわる正確に支えられてワインのクオリティが出来ている」などなど、ライバルのクイルシーダやレオネッティ以上に熱が入ってます。
あと、何故かパーカーたん、2回ほど彼らの家に訪問していて
「自家製パンが死ぬほど食いたくなるぐらいうめぇ!!!」
と何故かクリス家の自家製パンを最も褒めています。

さて。今回のシャンプー・レッドは元々安くはないアンドリュー・ウィルのワインの中でも単一ヴィンヤードにして高額めのアイテム。
それもそのはずで上述しました「共同経営している畑」がこのシャンプー。クイルシーダも共同経営の中にありまして、いわゆるパーカーたんお気に入り畑と言っていいでしょう。
今回の2011ではジェフ評価95点。さて、その実力とは・・・・・・?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥
見事に処女のように堅い
芸術肌すぎる、キッチリとして冷徹な硬さです。そんなに固くなくても良くない?ってぐらいに。ここまで堅いと流石に恐れ入る。

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色は透けないブラック系。ギッチリ濃いのが写真ですら伝わるかもしれない。
香りには静かに・・・とてもとても静かに・・・・・・カシスやプラムといったボルドー系にある紫果実の香りがします。
ここでブワッと立ち込めるとかそういう事がないのがこのワイン。
なんだかポイヤックやヴォーヌロマネめいた血っぽい雰囲気まであります。
いずれにしても、それらが全然立ち上がってこないのに「間違いなく美人」というのがわかる。
なので、口に入れると思いの外フランっぽさが高くあって驚きます。
口当たりはメルロ主体らしい絹っぽい口辺り(その中ではスッキリしている方ですが)で、カシス主体の紫果実の感覚がこれまた「ひっそりと静かに」出ています。
多少のバニラ感などもありますが、それらは更に控えめなわけでして、ものすごくシックでスマート。
味わいが薄いのではなく、全体にすごく抑えて控えめに過ごしているのがわかる。吉良吉影よりヨッポド静かに暮らしたそうなキャラ。
また余韻自体はそうした堅いながらも長めに存在するのも利点ですネ。
次の日になったら多少甘味などがあがりましたが、それでも全体のスマート美人さは変わりません。
中間にある鉛筆のような香りまで含めて、物凄く「図書館キャラ」です。
本とワイン、というような題材をどっかで見たことがあるんですが、これほど似合うワインはないだろうとすら思うほどスマートでインテリで堅物です。
本棚+ワインという空間にぴったりくる静かさなメルロ。クイルシーダやレオネッティの豪勢な都会派とは打って変わったスタイルよネ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(セールなら+♥)
何故か今、このワインでセールやってるショップが多く7000円ぐらいで購入可能(2016年10月現在)。通常は1万円超えます。
1万超え作品としては呑み頃が難しいワインで、なかなか扱いがしづらいだろうと思います。
セールの価格だとちょっとお得感あり。高級なメルロとしてはなるほどストイックでエレガンス。
プレゼント用途には、このシンプルな格好良さがわかる相手に。
割りとブラインドしてみても面白いだろうなと思いますがどうだろ?ちょっと閉じすぎてて良い評価を受けないかもネ。
自分で飲む時はゆっくりと、小説でも読みながらがいいでしょう。料理とは合わせづらいヨ。

というわけで、アンドリュー・ウィル・シャンプー2011でした。
正直、随分前から呑みたいワインだったのです。なぜって、作者のクリス・カマーダが私が好きなアンディ・ウォーホルにどっか似てるからサ!!!!
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どこか人を拒絶してる感ある辺りは、キャラが似るなぁ・・・・・・
しかしながら、地域最高峰だけに「ワシントンが良い」というより「アンドリュー・ウィルが良い」の感も。
ワシントン=ダイナミックな作り込みって感じてる人こそお試しあれ。

この価格だから今呑んだってのもある。


大体こういうときこの人出してるな私。

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