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最も大西洋に近い畑のピノ?無名気味なのに優秀なその実力! フライヤーズ・コーブ・バンボーズ・ベイ・ピノ・ノワール 2013

うぇるかむ!
田舎から帰ってきて、早速長野ワイン・・・・・・というにはちょっとまぁ旅疲れしてるのでもうちょい後にしつつ、そういえば更新してなかったなシリーーーーーーーズ(そんなシリーズあってたまるかなんですが)

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フライヤーズ・コーブ・バンボーズ・ベイ・ピノ・ノワール 2013
久々の通常更新ですからネ、なんかいいので更新したいよネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
野球チームかな?みたいな紋章とシンプルなデザインです。この紋章、なんか大リーグっぽくないです?
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裏は割りとガッツリ。海外輸出用のラベルの左の方にだけ2013年であることが書いてありました。

造り手はワイナンド・ハマン氏とジャン・ポンク・トラスト氏という二人の共同出資。
このオッサン二人が元々何やってた人達なのかがちょっと定かでないんですが、ともかくアパルトヘイト政策解放直後ぐらいからワイナリを始めた所謂「解放でワイン産業に目をつけた」というパターン。
で、場所がちょっと特殊。
オリファンツ・リヴァーのバンボース・ベイという地域になります。バンボースベイです。南アフリカ色々呑んでるけど私もここの産地指定ワインは初めて呑んだと思う。
どうにも水不足でワイン産地として数えられてこなかったようなんですが、この二人の共同出資で水のパイプラインを他の村から引いたんだとか。
今ではこの地域の学校を支援したりして、村ではちょっとした英雄状態みたい。
で、この場所、そんな山奥にあるのか・・・・・・と思いきや海の近くです。それも820mです。
㌔じゃないんですよ、キロじゃ。メートルの範囲です。歩いて海に行ける。なので大西洋に最も近いとの言われもあるらしい。
海の近くなのに水不足な理由はどうやら海から近すぎるのか塩分量が多くてとても栽培や飲水に出来ないらしいんですネ。
それを解消する事によって、このワイナリは成り立ったとのこと。
で、ソーヴィニヨン・ブランにおいてはこのワイナリ、それなりに賞をとっていたりしてるものの、何故かピノはサッパリ雑誌に取り上げられないのだとか。
私も正直、イマイチ知らないワイナリであり、ラフィネでこのワインを入れてるのもたまたま私が愛用しているヤナギヤさんで仕入れていたから知ったにすぎません。
で、そんな色々と怪しさと期待が半々なワイナリ。その実力はですね・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
もしもシュペートブルグンダーが海近くで作られてたらこんな味!
驚くほど果実感が強く、NZピノやシュペートブルグンダー(ドイツ)のピノに似たティストを保ちます。
それもシュペブル寄り。理由は、その塩分感にあります。海ワインにして、日射と発育が良い感覚ナノデス。

色は強めのレッド。ピンクすぎず、またクリムゾンとまではいかない中間的カラー。
香りからしてかなり力強くチェリージャムの感覚がして、おっと思わせます。
ブルゴーニュの軟弱なピノより新世界!な私としてはこの強いチェリッシュさがたまりません。
果実が強いのと同時に、そこそこに塩っぽさを香りからも感じられます。
この具合そのものはシンプルめかな。とはいえそれだけ骨格がハッキリしているのがいいですネ。
味わいも同様に骨太なピノの味わい。
チェリッシュさが概ね目立ち、その甘味と酸味にチョコっと塩見が乗る。その塩感が甘味と酸味両方を引き立てる・・・という海近くの味わい、モントレーにも似た構造を見せます。
でも、全体の甘味感と果実のボリュームの高さはシュペートブルグンダー寄りです。この「他地域で例えるには説明がしづらい」感じが実に南アフリカ。
優位なんですよ、イイトコどりだから。
充実した果実感と塩っけを踏まえつつ、アフターまでそのパワフルなタッチで最後までまわしきります。
アフターに多少紅茶感が出るのがいいですネ、ちょろっとまろやかさが出ているのが素晴らしい。
複雑さには多少足りない印象もあるのですが、「シュペートブルグンダーが一番似てるけど、モントレーにも似てるし、NZピノの感覚もある」みたいな多国籍感覚が最大特徴でしょうか。
良く言えばカジュアルの最高峰、悪く言えばカジュアルさをギリギリ超えない・・・・・・ぐらいの雰囲気。
これは・・・・・・あ、あれだ!金剛デース!!帰国子女というステータスがあるけど高貴でもなくフレンドリーな感じの若干田舎臭いのに一応英国系という東山奈央の当たり役金剛デース!!!
高速戦艦的な強さだしィー!!!!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(濃い目ピノ好きなら+♥)
4000円ピノなら敵はないデース
海ピノであり山ピノである、そんな不思議な雰囲気に包まれた一品が4000円でお釣りがくるのが南アフリカって事です(ドヤァ)
ミドル価格帯なので、初心者にも中級者にも躊躇があるワインだとは思います。しかしながら、買ってみるとテノヒラクルーされる。
この恐ろしさ。中庸でありながら、その中庸さで優れているという不思議なアイテムです。
プレゼントにはあんまり向きません。
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なにせ紋章がこんな具合でカジュアルに見られやすいから。説明もしづらいしなぁ。
ということで、基本的にはカジュアルめに使いこなすのがベスト。またはブラインドで出して相手に赤っ恥をかかせたいならオススメ。
これを即「南アフリカ」と答えられるのはプロにも数少ない・・・・・・ハズ。
結構しっかりした味わいをしていますので、ちゃんとメインの料理と合わせてあげてネ。

というわけで、フライヤーズコーブよりバンボーズベイ・ピノノワール2013でした。
ティムニキはここのピノに関して点数あげても良かったんちゃう?と思う!
本当に南アフリカは毎日毎日がアニメみたいな状態です。これだけ夢想的に色んなワイナリが美味しく、これだけ様々な所に見所がある・・・・・・うーん、素晴らしい。

あんまり売りようがなくてどこも微妙に残ってる。けど「微妙にしか残ってない」のでお早めに。


金剛デース!

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