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モダンキャンティの王道! カステッロ・ディ・アマを三種類!!(スタンダード、haiku、ヴィニエート・ラ・カズッチャ

うぇるかむ!
イタリア特集、土日は王道で・・・ということで、バルバレスコに続いてキャンティ・クラシコ!
サンジョベーゼ主体ワイン、そしてイタリアの象徴的であるワイン。
好き嫌いにかかわらず、イタリア最大のポジションそれがキャンティ・クラシコ。
その中でも王道なメーカーの一つを3種類読み~

2013-06-05 16-59-15-279

カステッロ・ディ・アマのキャンティクラシコ、単一畑のラ・カズッチャ、それとキャンティ外の移植ブレンドhaikuの三点盛り!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルはウマとナイトという貴族仕立て。
私は良くフレスコバルディというワイナリーと間違える^^;
このワイナリー自体はあまり伝統的ではありません。
1972年に共同経営によって出来ている、という点や収穫量制限にテロワール概念などなど
「フランス流」
な部分が非常に多いのです。
なにせ、キャンティ・クラシコも有名なメーカーですが、それ以上に「メルロ種100%」のラッパリータというワインが有名なのですから。
前日のガヤ・バルバレスコでもちょっと触れましたが、イタリアには伝統的に作っていたメーカーと商業的に参入していったメーカーの2つがあり、こちらのアマは後者といえるでしょう。
その象徴が今回のhaikuな訳ですね。
さて、ここからはそれぞれのワインについて。

<キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ>
キャンティ・クラシコ・リゼルヴァDOCG認可の正統派。
自社畑内から多くを使ったスタンダードキュベになります。
こちらのワイナリーは数が多いのですが、基本形のキャンティはここと言えるでしょう。
ただ、今回呑んだ08年はいわゆる「一級畑の型落ち混じり」だそうで、人気の単一畑を作らずにこちらに使っているとのこと。
つまり、08年のトスカーナ自体はあまり良くなかったというだけの意味なのですが。
また、今回唯一マルヴァジアネーラという品種を含んでいます。

<ヴィニエート・ディ・カズッチャ>
こちらは07年の単一畑です。
7000本程度の生産量と、「史上始めてメルロとサンジョベーゼでブレンドしたキャンティ」であります。
パーカーポイントも常々高いモダン・キャンティの典型です。

<haiku>
なんともアイエエエ!?って感じな名前ですね!(爆発四散
こちらはサンジョベーゼ種50%メルロ25%フラン25%というカジュアルな作り。
日本先行発売という名目で大手が仕入れている一本。
何度か書いている「商業的なワイン」であると思います。
アメリカの場合、「キュベ・V」と書かれたセントラルコーストの有名生産者ワインなどがあるような、
ようするに輸出を念頭においたワイン達の中の一つであると思います。
ただ、そうしたワインは輸出前提としている事が多いので案外値段の割に美味しかったりも。
また、ある意味ではよっぽど特殊なワインで「イタリア本国より日本の方が買いやすい」という一種面白い側面も含んでいるのデース

香り・味わい(最大10pt)
<キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ>
♥♥♥♥♥♥♥
2013-06-05 17-35-23-764

色は透ける程度の明るめのレッド。粘度は薄めです。
香りは新鮮なチェリーなど小ぶりな印象でハーブと樽のバニラ感も明確。
味わいはとても軽やかな仕立になっています。
チェリー主体でタルカンもあるけれどもサッと引けてハーブがソッと残っています。
余韻がかなり短めなんですが、それが逆に良いとも思えるワインです。
というのも、ハーブの印象が多く残るのですが丁度食事の邪魔をしない程度のバランス感なんですね。
また酸味はそれほど尖っておらず確かにチェリー感の中にあるものの、それがエゲつなかったり飲みづらい印象までは到達しません。
シンプルに、すぐ飲める現代的なワインでしょうか。
イタリアワインを知る、という意味では非常に「らしい」ワインであるとも思います。
料理が美味しい!それが一番なワインとも。

<ヴィニエート・ラ・カズッチャ>
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
2013-06-05 17-34-54-719
色は中心部がしっかり黒く縁にクリムゾンレッド。粘度は中庸程度にある。
香りはベリー系に濃厚なカシス感すらみせ、バラやスミレなどの花っぽさも見いだせます。
味わいは上記キャンティとは大きく異なっています。
アフターのハーブの印象自体は似たモノがありますけど、果実感や酸味の品性が変わってきます。
カシスやスミレなどの印象がグッと濃く口にした段階からハッキリと姿を見せてます。
メルロの場合「プラム」の方が表現として正しい気もしますがサンジョベーゼとの合わさりのせいか、黒っぽく味に隙のないメルロ系のイメージよりももっとカベルネチックかなと。
味わいはしっかりしていて、むしろボルドーっぽいとも言える果実とハーブのニュアンスなんですね。
ただ、アフターの短さは上記とほぼ同等とも言えます。
このハーブの強さと後引きの短さが、彼らが打ち出している「アマのテロワール」なのかしら?
流石の品格ある、非常に考えられて作られているのがわかるキャンティ・クラシコです。

<haiku>
♥♥♥♥♥♥♥
2013-06-05 17-35-13-042
色は透ける程度のレッド、粘度は薄めで上記キャンティと概ね同じと見えるでしょう。
香りからは青々しい草花の印象があり甘草などの香りも。
スイカのようなウリっぽい匂いもしており、これは比率(特にフラン)によるところでしょうか。
味わいはバランスはとれていてハーブニュアンスがやはり明るく潔い。
果実にはこちらはプラムっぽさが多く出ていて、非常にグイグイ飲ませてくれる。
三種類の中では一番メルロを感じる事が出来るでしょう。
甘みも他に比べて高く口当たりの柔らかい印象からしても、流石の「流通ベース」ではないかと思います。
キャンティ二種類と比較すると、より明確に「ハーブが複雑」「味わいが甘い」「口当たりがぽったりしている」というのが明確になって比較試飲としては面白かったですね。
侘び寂びというよりは「ええじゃないかええじゃないか!」って気分。

以上三種類ですね。
値段分、やはり単一畑の味わいは圧倒的に上すぎました。
キャンティとhaikuに関しては同程度かなと思います。好みだけならhaikuを私は推すかも。
ワッショイ!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
いずれも美味しい、という前提の上でいずれも私はここの項目はスタンダードだと思うのでした。
キャンティ・クラシコ・リゼルヴァとhaikuは5000円程度、カズッチャが2万円程度。
これがものすごく妥当で、かつ当たり前の印象を持ちました。
これより安かったら「お買い得!」ですし上乗せられると「もっと良いのがある」となってくるという。
一般的には、この値段のキャンティって高い買い物ですしね。
ただ、スタンダードのキャンティは「現代的なキャンティ・クラシコを知る」という意味ではhaikuより買う価値があるかも。
単一畑は完全に高級品であり、妥当に美味しい一本。
素晴らしいものの「イタリアワインの特徴」という意味ではちょっとここはフレンチチックと言える値付けかしら。
カズッチャ分のお金が出せる方であれば、あらゆる点でhaikuとキャンティを何本か買うよりもカズッチャを体験しておくのがいいかと思います。
ようするに使い方ですネ!

という訳で、カステッロ・ディ・アマの三種類比較でした。
今回、ワイナリーを紹介する中で何度か「商業的」と書きましたがそれは悪いことでは全く無いことを付け加えておきます。
美味いモノが作れるのであれば(それが有毒なモノでなければ)良い事ではないですかっていう話なのです。
イタリアはこの点が特に二分化していて面白くもあります。
日本には比較的商業的なラインが入ってくる事がもちろん多く、トスカーナ産というのは代表的とも言えるのですが、確かに品質は高い……代わりに、今回のアマのように妥当性が高いことも多いかなと。
大して職人的なワイナリーも存在していて、それらはもっとゲーム的になってきます。
美味しいモノを選ぶことが出来る人にとっては、職人系ワイナリーを当てたり味わいを引き立てる術を知っているのですが、そうでない場合は値段以下のモノばかりになってきます。
どちらが良いか、というよりイタリアはそういうカオスに遊ぶのがいいのではないかな、と。
何だかんだイイまして、今回のhaikuとかはラベルとしても面白いですし内容も不思議でコレで楽しさがあります!

今回のアマは、安定度が非常に高く初心者にも安定してオススメ出来る逸品。
ちょっと高めのいいワイン、そしてイタリアのワインらしさを読み解く上ではGOOD!

*一点だけ注意。アマは非常にワインの種類が豊富でかつラベルが結構わかりづらいので良く調べて買いましょう。
格安ラインに「AMA」とだけ書かれたモノがあったり、今回の単一畑との差も小さい表示であったり……





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