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ドゥニ・デュブルデュー教授が日本に残した功績。追悼も兼ねて。 Shizen・キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー2011

うぇるかむ!
昨日更新の予定だったんですが、ついついこのワインを飲み過ぎてしまいそのまま寝てしまいました・・・・・・

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Shizen キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー 2011
今年も巨匠の報が続くなぁ・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(日本的には+♥)
ラベルは日本人画家(および書道家?)でニューヨークで活躍している千住博氏のモノを使用。なんかテスタマッタ(ビービー・グラーツ)に似てるよネ。
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裏に大体のところが書いてあります。

で、このワイン最大の特徴は「甲州を世界に広めよう」という甲州プロジェクトという一環で生み出されたもので、日本初ドゥニ・デュブルデュー教授がコンサルトにつき、更に日本初の「ヨーロッパへ輸出された日本醸造ワイン」だとか。
このワインが2006年にEUで許可され販売されるまで、ヨーロッパには日本のワインが一切出回ってなかった訳で偉大です。
更に、甲州がヨーロッパの伝統品種であることをカリフォルニアディビス校にDNA鑑定にまわして確認がとれたのもコレが契機。
と、昨今の「日本ワインすごいんやで!」みたいなノリを完全に牽引したというか、コレなかったら日本ワインブームとか色々と成り立ってなかったんじゃないの?というようなワインです。

なんでココがそんなに革新性が出来たのか、というと先日亡くなったドゥニ・デュブルデュー教授のコンサルトがキーだったでしょう(リンクはワインレポートさんの記事)
白ワインの法王の異名をもった、彼が
「お、白ワインを広めるプロジェクト?ドゥニもやるーッ!」
と参加されてなかったら恐らくそんなに広まってなかったハズです。特にヨーロッパ輸出。ドゥニ様が言うならしゃあないなぁって節あったハズなんですよ。
また、パーカーたんもこのワインは呑んでて「今後が楽しみな寿司ワイン!」とか言ってます(正確ではないんですが、文献上で寿司ワインというワードが出たのもしかしてパーカーたんのコレへの評が初なのでは?情報求む)。
そんなこんなで、海外の巨匠がまるっと関わったこのワイン、現在は垣根づくりバージョンなどもあるようなのですが今回は通常レンジ版。
初期は中央葡萄(グレイス)での作りだったのがどうやら独立化されているようで、ドゥニ教授の手ほどきを受けた日本人醸造家が担当されています。
さて、その味はというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(料理と合わせるなら+♥)
うっすぃ味だぜ!!!!!!!!!!!!!!
薄いです。すごく薄い。
9%というアルコール度数以上に、薄い。しかもドライ。
実はこのブログ立ち上げるずっとまえにも呑んだことがあって、そのときもうっすい!!!!と思ったものです。
今でこそ、それが良いとわかる。オレンジワインにある種近い味の系譜。感慨深いワインでした。

色はクリアで若干黄緑かな?ぐらいのもの。
香りにわずかに日本梨。アーモンドっぽさも温度があがると出てきます。
味わいがとにかく薄く情報を「探さないとならない」ところが特徴。
みりんみたいな口当たり。そこに僅かに日本梨などの青い果実感、ナッツなどの木の実、山椒、杏仁豆腐っぽさ・・・・・・などを探すと出てきます。
それぐらいサクッと呑んでしまうと良くわからないまま終わるのです。余韻も超ライト。甘味も低アルコールなのにほぼほぼ0。
昨今流行ったオレンジワインの味わいの系統よりも更にドライ。このワインが2006年頃から日本で作られていたというのが先進的。
そして、これほど「ワイン単体で呑むとイマイチ」なアイテムも珍しいのではないかと。
私は基本赤ワインを呑んでから白ワインを呑む派なんですが、それをこのワインでやるとこのワインの味が完全に消えます。
しかし、赤ワイン側は美味しくなる。
または料理と合わせてもこのワインの味は完全に負けます。でも、料理はこの後に食べるとなんだかちょっとボリュームがあがって美味しく感じられる・・・・・・
そう、料理を引き立てるワインとして実に成立しています。なんとなくサバ缶なんてあけてみたんですが、それもサバ臭さがあがったりはせずに、また日本酒と一緒に呑むのとは別の感性で美味しくいただけました。
完璧なる「料理とのワイン」です。ここまでその要点がハッキリしたのは珍しい。
スーパーサポートキャラクター。オペレーターなオネイサン。かすみ草の存在。優秀な料理のお供。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(料理と合わせるなら+♥)
2000円ちょっとという価格で面白い世界が見れるのですが、しかしかなりピーキーなワインとなっているため、ヘタすると「薄くて不味い」で終わるワインです。
一方で、料理と合わせたりある程度色んなタイプのワインを飲んでいると「なかなかスゴイのでは?」となる。
必ず料理と合わせた方がイイという珍しいスタイルで、絶対に晩酌に加えてあげてください。
今後話題性があがるでしょうから、入手は一時難しくなるでしょうからお早めに。
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というわけで、コウシュウ・Shizen・キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー2011でした。
久々のワクワク感で飲んだワインでした。未体験ゾーンとつにゅう!的な楽しさ。
色んな功績も踏まえて、呑んでみるとドゥニ教授って偉大だったんだなぁとシミジミしちゃいますネ。

私が呑んだのは2011年。現行は2012年に移行している所も。多分新しいともうちょい果実感あがって良いかも。


因みに私が合わせたサヴァがこれ


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