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南アフリカ版変態オジサンワイン?のセカンドラベルの安定度。 バデンホースト・セカトゥール レッド&ホワイト

うぇるかむ!
南アフリカには結構な数、自然派の人がいるのですがこのワイナリほど「まさにそんな感じ」なところもなかったりします。

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バデンホースト・セカトゥール レッド&ホワイト
実は、本家本元は今回初更新だったりします。我ながらビックリしたヨ・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的にはプラス♥)
ラベルには剪定バサミがザクッと書かれており、セカトゥールというのもままその意味です。
黄色いラベルがポップであり、全体にラフな印象でしょうか。
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裏はマスダの三宅さんらしい文章。so2少量型なんですネ。

作り手はアディ・バデンホーストという人で、彼はいわゆる「自然派系の変態」ともてはやされるタイプの人物です。
ディディエ・ダグノーとかに見られる「変態な自然派」として知られるオッサンであり、まぁそういう紹介もなされている訳ですが、南アフリカの特にスワートランドという地区を牽引する変態であります。
禁止用語が大好きなんだってさ。へぇー。その意味ではペピ・ラングドマンとかのが似てるのかな?
しかしながらこのオッサン、祖父の時代から農家をやっており、そのナチュラリズムをテキトーに受け継ぐことによって南アフリカ自然派の第一人者として知られています。
そうして知られすぎているが故に、若手の育成もしてるし、かのピション・ラランドのメイ婦人のグレネリーにすら醸造コンサルタントとして派遣される程です。
明らかに超スゴイ人!
で、今回はそのセカンドシリーズなわけです。
赤はシラーズを主体にかなり色々ブレンドしている「ヌフパプみたいな混ぜこぜ具合」が特徴とされており、白は逆にシュナン・ブラン100%になっています。
どちらも意外と評論家評価がそこそこ高く、バリューワインとしての威厳はけっこーあり、特に白を評価する人が多かったりします(中にはフラッグシップ白より高くこのセカトゥール版を評価する人もいるらしい・・・)
さて、そんな訳でバデンホーストのセカンドライン、如何なものかといいますと

香り・味わい(最大10PT)
両方共♥♥♥♥♥♥♥
実はあんまり自然派的味じゃないんヨ
自然派の変態オジサン、という異名のせいで「あー、自然派的なアレなー・・・嫌いなんだよなぁ・・・・・・」という人に手が出しづらいワインな気がするんですが、実のところセカトゥールシリーズに関しては「むしろ自然派の臭みが好きな人には響かないぐらい普通で美味しい」ワインだったりします。

シュナン・ブラン
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冒頭で2015だったのはコレ。

色そのものはかなりクリアでホワイトさが強い仕上がり。
香りにほんのりとミルキーさと栗っぽい印象があります。
あくまでもそれらがスッキリと感じられるのが特徴。
グレープフルーツとかの酸味はそんなに感じすぎない辺りがシュナンらしいといえるかな。
味わいもあっさりとしつつ、まとまりが非常にいいのが特徴。
全体を捉えているのはあくまでもグレープフルーツの果実要素・・・なんですが、それは早めにミルキーさとモンブランっぽさになります。
スーッと移り変わりがあり、ちょっとしたみりん感も含みつつ、そのまま派手にならず健やかにフィニッシュします。
全体にボリュームはなく、あくまでもナチュラルな部類なのですが、全体に感じられる「スッキリしてはいるけど、どこか品がいいところ」「シャルドネよりも綺麗薄みだけど、どこか質感はいい」というシュナン・ブランの良いところをふんだんに感じさせてはくれます。
果実のパワー、それと古木をあんまこねくりまわしてないような雰囲気は存分にあるのですが、まとまり自体はとってもある。
シュナン・ブランの美味しいところを入門するにはピッタリのワインだと前からちょこちょこ飲みつつ思っているワインです。
なんでこんなに、シュナン・ブランってクリーミーさも果実感もあるのにシャルドネみたいに下品にならずに気品を保てるのだろう・・・・・・なーんて私は毎度首をかしげてるんですが、それに賛同するなら、最安値はコレかもしれません。



品はありつつ、わかりやすくデフォルメされているシュナン・ブランという感じかな。
シュナン・ブランのワインなんて~という方には価格帯でみてもオススメ度が高いワイン。

レッド
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シラーズ他、で片付けられるほどいろんな品種が入っているワインとされています。
赤ワインはブレンドしないと難しいのかナ?

色はクリアなレッドで若さを感じます。
紫要素は低く、シラーズがそんなに強くないのかな?てな感じ。
香りに果実と肉感がしっかりとあり、スパイスもほのかに感じられます・・・・・・ここまでの傾向は完璧にローヌワイン。
それも「コート・デュ・ローヌ」名義になっているようなワイン~~ギガルとか?~~よりも品と質感が自然でいいのです。
なんというか、つくったゴッテりさがないといいますか・・・・・・低価格ローヌに良くあるクドさがないのがいい部分。
味わいも甘味が最初からハッキリとあり、チェリーなどのジャミーさがクッキリとしています。
とてもパワフルな要素が多くて、しかしながらキュートな酸味は忘れません。
シラーらしい紫果実が主体か、というと案外と赤果実のジャムっぽさが目立つ仕様。また、タージュなんかが案外聞いているのかほどほどにインドっぽいスパイスの効き方が冷たいと見られることも。
多少の土っぽさや青さがナチュラルワインっぽさを演出しますが、あくまでもぽっちゃりまったりなスタイルだと言えるでしょう。
テーブルのローヌワイン、それもある程度地域を固定している中堅クラスの味わいがここにはあります。
率直にいって、自然といいワインができちゃいましたーテヘペロみたいなラフさなのに、妙に出来がイイ。これ、かなり悔しい人いるんじゃないかな?



なんか、ゆるふわで突然「私、インドにいきたい!」とか言い始めるちょっと不思議系な女史感がある。

コストパフォーマンス(最大5PT)
シュナン:♥♥♥♥♥
レッド:♥♥♥♥
2000アンダーとしては異常の出来栄え
実のところ、コスパでいえばフラッグシップより上です。間違いなく。
何故なら、テーブルワインとして欲しい要素を完璧に白も赤も備えており、価格も2000円ちょいで買えてしまうから。
この出来、仕上がりはシュナンであれば同価格でもなかなか戦えるワインはありませんしシュナン・ブランの入門に最適。
レッドはそうした観点でいえばローヌという敵が意外と安いのでシュナンと同等とはいかないまでも、ローヌの大御所と間違いなく戦いうるワインです。
ラベルの雰囲気の通り、あくまでもテーブルワイン。贈答用にはなりえません。
しかしながら、テーブルワインとしては秀逸。ブラインドで出せば・・・・・・どうなるんでしょうネ?是非、結果を教えて下さい。多分二倍ぐらいの値段のフランス産とか言う人が続出してると思う。

というわけで、バデンホースト・セカトゥールの白と赤でした。
このセカトゥールの質、恐ろしい程テーブルワインの直球かつ合格点のワインとなっており、ラフに呑むワインとしては最高峰と言ってイイ出来!
故に、高級さはないんですけどネ。でも、これをダンボールから取り出せたら、センスると思うんだけどナぁ。

割りとバーデンホーストとバデンホーストと別れるみたいなんですが、マスダさんがバデンホーストとしてるのでバデンホーストにしたい。




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