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クラヴァンから見る自然派ワインの潮流その3~クラヴァン・ワインズのクラレット・ブランシュとピノ・グリに真髄を見る

うぇるかむ!
連日してミック・クラヴァンが作るワインについてやっておりますが、今回でとりあえず最後。
ピノ編はこちら
シラー編はこっち
そして今回が白編・・・とでも言うべきか否か(!?

201606090012592c8.jpg
クラヴァン・ワインズよりクレレット・ブランシュとピノ・グリ2015
南アフリカ白なのにこのマニアックさ!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的にはプラス♥)
もうこの数日で書き飽きましたがオルタナティブロックな風貌のオジサン作。
そんな彼の提唱する、白ワインとオレンジっぽいワインです。
・・・え、なんだよ「っぽい」ってですって?まぁまぁ、これから説明しましょう。
まず、クレレット・ブランシュは樹齢が高いところを中心にした代物。
で、ピノ・グリもほぼほぼ近い海近くら辺りの畑(ただし正確には場所は結構違うらしい)からのモノをしよう。
そして、これらワインどうやらスキン・ファーメント*しているみたいなんですネ。

*簡単にいうと果皮とともに発酵させてます。赤ワインがなんで朱いのかっていうとスキン・ファーメントを普通にやってるからです。
赤ワインブドウのカベルネ・ソーヴィニヨンすら皮を完全に剥いて発酵させれば白ワインになります。

その結果、クレレットの方はそんなに色づかなかったみたいなんですけど、一方でピノ・グリはめっちゃ色づいており
「オレンジワインに分類されるワイン」になっています
20160609001217877.jpg
っていうかもうコレ赤だよね?
なので、ミック本人も「いやー、普通に皮と一緒にやっただけでさー、なんかオレンジがどうこう?とか言われんのむしろウゼェんスよネー」といった具合であくまでも彼自信としては「なんかこういう色になっちゃった」んですと。
さて、そんなワインでありますが実力や如何に?

香り・味わい(最大10PT)
クラレットブランシュ:♥♥♥♥♥(シンク的に苦手な味)
ピノ・グリ:♥♥♥♥♥♥♥♥(自然派好きならプラス♥)
ピノ・グリがめっちゃくちゃナチュリー系で良い
皮肉めな話ですが、ピノ・グリが「オレンジワイン系の味として最高に良い」んですヨ。ベジタブルで、全てにおいて中抜けしつつ、でもなんか異様に中毒性があり懐かしさにずっと浸りたくなる。
とってもヘンテコさが恋しくなるワインとなっています。
逆にブランシュの方は・・・う、うん、苦手ですコレ。

クレレット・ブランシュ
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改めてみると畑が広いからラベルのパノラマっぷりもひろーく風景を撮っているのネ。ちゃんとコンセプチュアルなのである。
色は黄緑さが多いもののほぼ透明に近く。
香りに・・・その、青りんごガムっぽい。以上。
ラ・ブルーハ・アベリアとか超近い
なんだかガムガムしい甘味感と味わいを覚えてしまい、チープさが良いところなのかな?と思いつつ個人的にこういうラフさ苦手でして・・・・・・
ワインって高級感を多少なり味わいたいわけで、駄菓子を求める訳でなく。
しかしながら、故にこのワイナリが如何に自然派としての系譜をもっているかがわかる面もあるのですが・・・・・・ちょっと個人的に厳しいワインだったかナ。

ピノ・グリ
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ラベルからしてこれだけ異様にカラフル。
色は上述の通り薄みにピンクとレッドの中間を行くカラー。オレンジワインというには赤すぎるし、赤ワインというにはロゼっぽく、ロゼというには朱い。実にめんどっちぃ色ですナ。
香りに感じられるのは野菜っぽさ、特にトマトやスイカなどの果実。
少し夏っぽい印象を香りから持つかもしれませんネ。スイカのみずみずしさと青さ、それに冷やしたトマトのような酸味感。
人参のような甘みも香りからして出ており、味わいもストレートに反映されています。
フレッシュかつ素朴にそれら果物がとれたモノをその場でかじるようなほのぼのとした感覚。
口当たりもこれがまた中庸で、水っぽすぎずまったりとしているのが拍車をかけて田舎のノスタルジーを加速させます。
アフターもやんわりとそのまま、ゆるふわに終わる。特段飾らず、またデクレッシェンドがきれいな訳でもなくじんわりと余韻を残す訳。
どこか田舎臭く、しかしプロヴァンスにも雰囲気は似る。
結構青臭いし土臭いし野菜臭い。酸がかなり強い。けれども、それらが私には嫌にならない。
どこか中抜けしたように感じる事もあるけれど、全体に野菜のウマミを感じはする。
高級感とは真逆のワインだけど、ここまで世界観がクッキリと感じられればokな訳でス。
本当に田舎で、ゆったりで、まったりで、まるで時が止まっているような感覚。
こう、ゆるーい感じのアニメってありますでしょ?個人的には、とってものんのんびよりを思い出したのんな。
そういう「ありえないぐらいノンビリとした田舎の日常」がココに、ある。

コストパフォーマンス(最大5PT)
クラレット:♥♥
ピノ・グリ:♥♥♥♥♥
怒られるかもしれないけど、まぁ、いいのんな・・・
苦手なモンは苦手なのです。よって、ブランシュはちょっとキツい。
一方で、ピノ・グリは私が考える「自然派系オレンジワイン」の最高峰に位置づけていいと思っています。
なのでとてもオススメしたいワインであり、この日のお土産にと
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クラヴァンからはコレだけ買いました。クラヴァン全体を見ても最高の作品だと私は思う・・・・・・けど、癖の塊みたいなワインなので人によっては「なんだこのワインは!?」となるかもしれません。なので、まぁ、物は試しでオレンジ経験が無い方は購入してみてネ。
かなーり癖があるので、相手の好みがわかっていない場合はこれらはプレゼントしづらいワインだろうなと思います。
っていうか、自然派好きとか言っておきつつこのワインダメな人までありえると思うヨ。
ブラインドで「これはクレレット・ブランシュ。これはピノ・グリ」と当てられたら世界ソムリエ選手権にブラインドなら参加可能です。
個人的には自然派のわかりやすい体験のひとつになると思うので、自信での体験を薦めたいワインです。

というわけで、クラヴァン・ワインズよりクレレット・ブランシュとピノ・グリでした。
今、まさにピノ・グリ飲みながら書いているぐらい、ピノ・グリがクラヴァンでは興奮するアイテムですネ。
故にまぁ、皆さんにあんまり買ってほしくないんですが・・・
ここから見えるのはまさに自然派というものの流れ。
使いやすい便宜上「自然派」とは書きますし皆さんわかりやすいんだろうと思いますけど、正確には「自然派なんて存在しない」「あるのはワインを作る人の理念であり、それが自然派と分類しやすいモノである」だけの話。
元祖自然派呼称のヴィナイ・オーターインポーターのワインと同様に、いやもっと近いのはワインダイヤモンズさんでしょうか・・・・・・そういう作り、系譜、現代のトレンドというものをクラヴァンはいずれのワインにも感じさせてくれます。
なにより、この超新星のワイナリでありながらこれだけ自然派的充足を得られるステレンボッシュという土地の実力を是非感じてみて欲しい。そんなワイナリです。

ガムっぽさが気になりすぎて私はイマイチなんだけど、好きな人は好きなハズ


圧倒的田舎系最強

ピノ・グリ [2015] クラヴァン・ワインズ
価格:3780円(税込、送料別)



ふと思ったけど、この二作品とも田舎の話なのであった。

だがしかし 1-4巻セット [ コトヤマ ]
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