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クラヴァンから見る自然派ワインの潮流その2~クラヴァン・ワインズのシラー2ヴィンテージと別畑の大きな差

うぇるかむ!
昨日に引き続き、本日もクラヴァン・ワインズであります。

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クラヴァン・ワインズ・ファーレ・ヴィンヤーズ&ザ・フィル
ファーレはピノ作ってるところと同じ畑所有者かな?その2ヴィンテージと新しく日本に入ってきたザ・フィル畑のモノです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的にはプラス♥)
ミック・クラヴァンのシラー。
私は自然派の場合メルロやシラー(これは何時もかしら)の方がピノよりも大体の場合好きなので、初めから注目してたり。
また、このワイン、大橋mwが「ウマミを感じる、素晴らしい全房発酵のシラーです」とセミナーで言ったとか言わないとかで話題・・・・・・になってるかと思いきやあんまり浸透してないようでピノより明らかに売れ行き悪い様子。
日本におけるmwとかの影響力本当低すぎ・・・・・・
さておき、自然派のシラーをミックはどのように仕上げたか?

香り・味わい(最大10PT)
ザ・フィル2015:♥♥♥♥♥♥♥♥
ファーレ2015:♥♥♥♥♥♥
ファーレ2014:♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的にはプラス♥)
自然派の難しさを知る勉強になったッス
まず、ヴィンテージやヴィンヤードで味わいが結構細かく異なるのは一点。それと同時に作り手(理念)は一緒なんだろうなと感じさせるのでベースが同じなのも事実。
ただ、ファーレの2015とフィルの2015で比べても、ファーレ2015とファーレ2014とで比べてもファーレ2015は落ちると私はとらえました。
要因は率直にいって「シンク的に苦手な要素がファーレ2015は明らかにあった」んですネ。この辺りまさに個人評価の良くもあり悪くもある的部分なんですが・・・・・・さて、見て行きましょう。

ザ・フィル・ヴィンヤード2015
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一個だけ畑が違うので見た目も明らかに違うラベル(そりゃそうだ)。アルコール度数は流石の低さ。
色はクリアめで変化のない赤紫。割りと赤さが強めだと感じました。
香りにコッテリとしたタッチを思わせる紫果実の豊富さ。ブルーベリー、プルーン、単純に巨峰。そういった果実の酸と甘味が香りから感じられるフレッシュジュースぶり。
自然派におけるピノと他との最大の違いは、香りのベースが如実に強い事は一点あげられるかと思いますが、クラヴァンも勿論シラー系の方が香りからして強くそして爆発力がある。ナチュラルに。
バニラ要素などはなく、全体に香りがぽってりしている。
味わいも同様にフレッシュジュース系の紫果実各種と多少の野菜感、あくまでもクリアな仕上がりながら果実にはしっかりとしたパワーを感じさせます。
この手のワインにおける不思議さはあくまでもクリアに果実感のみが伝わってくるような仕上がりなのに、全体に濃い目に感じさせられる事です。
あくまでもナチュラルに紫果実のジュース的。それも妙なほど新鮮でいて、ウマミを凝縮したような・・・・・・
アフターの引けの早さやその他の要素があまり出ていない節はありますが、順当に果実を活かしたといえるワインでしょう。

ファーレ2015
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alcも同じだし作りても同じなので、違いはあくまでも作り手のみといっていいでしょう。
が、味わいには勿論違いが。
色はクリアめな赤紫。色みそのものは違いがそんなに感じないかな。
香りからしてこちらは「果実より」よりも「スパイスより」な傾向がある・・・んですが、私が苦手とする毛皮っぽさというか獣臭さというか、そういう苦さを彷彿とさせるモノが香りからするんですね。
ひっかかるほど香りからしてちょっと動物っぽい。果実傾向以上にそれが目立っています。
で、味わいもそのひっかかりを残しすぎているので、なんとも獣獣獣・・・っていうか、エキストラヴァージンオリーブオイルじゃないのにエキストラヴァージンオリーブオイルって言ってるエキストラヴァージンオリーブオイルみたいな味(これわかるかな?)
その一点が元々薄めの果実感にひっかかりを加えてしまっており、どうもバランスも悪く珍妙な何かに。
それでも、果実要素には見るものがありますし、その他の部分では見るべき部分がある・・・・・・とも思うのですが、エキストラヴァージンオリーブオイル感が鳴りを潜めるまでは様子見した方がいいワインかもネ。

ファーレ2014
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そして、鳴りを潜めたんだろう味がこっち。
色は変わらずです。1年差のしかもこの程度の年数では自然派とはいえあまり大差が出ないって事かな。
香りにはそこそこに違いが現れています。紫果実、赤果実のミックスフレッシュジュース。そこにスパイス要素がしっかりと入ってくるような。
スパイスは黒胡椒主体なんですが、どこかジンジャーっぽいような要素も?こっちの要素が果実感よりも際立って感じられるかな。
上述の2015にあった獣臭さなどはなく、多分2015も落ち着くとこんな感じになるのかなぁとは。
味わいも同様で、そこそこのスパイシーさと果物の相反するようで、引き立て合う要素をここの中だけで演じます。
サクッと呑みやすいながら果実要素など欲しい要素を伝えてくる、ガブ呑み系シラーのスタンダードな作りかなと。
ジュースっぽすぎないスパイス感覚の多さがいいですネ。あとを引く印象です。
多少甘味とかに緩いところがあるようには思いますが、酸味もあることでバランスとりもそこそこ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
これまた自然派の勉強に良い感じ
なんというか、あんまり無理してない感じがするんですよね。若手の作り手なのに。
なので、ボトル個体差とかかなりありそーなんですが、呑んだ印象では比較的お値段がする純然たる自然派作りの中では癖なく入門にぴったりなワインかなーと(ファーレ2015は多少購入時期考える必要がありそうですが)
要素のひとつひとつがクリアで、ガブガブやれるタイプのワインとなっており、まさにラフな肉料理との相性が良さそう。
ワイン単体でガッツリ呑む、というより料理とガッツリっていうのがこのタイプのワインの良さですネ。
プレゼントにもピノ版よりもシラー版の方が柄の色づきが綺麗なので向いているかも?

というわけで、クラヴァンのシラー三種類飲み比べでした。
非常に面白く、土地感と気候を合わせたテロワールという感覚が出ているのかな?と思わせる感じでしたネ(テロワールってかなり好きじゃない言葉ですが)。
高貴ではない、ラフな印象が受けているのもよく分かる、サラッとした仕上がり。是非ご体験アレ。

ピノに比べると手に入りやすかったり。まだネット上ではザ・フィルは売ってないみたい。


やっぱりこう、、なんというか、ケモミミキャラっぽいよーなワイン作るんだなぁとか思うのだけど、どうでしょ?

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| 南アフリカ | 12:12 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2016/06/09 10:02 | |















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