オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

シンク、南ア最強ワイン生産者(二日酔い)に会う! ~Anyway-Grapesさんのイベントにまた行きました~

うぇるかむ!
お昼にもサクッと書きましたが、世田谷区ワインのAnyway-Grapesさん開催の南アフリカイベントに行ってまいりました!

20160605213310335.jpg
私としては、ルロワやルーミエ来日とかが起こるより遥かにヤベェ感じなんですが、こうしてみるとただのオッサンであるっていうかクリスは一体どこ見てるんや・・・・・・

以前にも来たお店なので、サクサクと歩いて向かうと

201606051221526de.jpg
なんかメッチャ相談してた
帰りの空港までの行き方の話してて
「トレイン!トレイン!トレイン!オーマイガ・・・・・・」
みたいな事誰かが言ってた気がする。そうだよね、羽田までめっちゃ電車のるもんネ・・・・・・

さて。
今回いらしたのはアルヘイト・ワイナリーのアルヘイト夫妻(クリス氏と奥さんのスーザン女史)とクラヴァン・ワイナリのミック・クラヴァン氏。
南アフリカの自然派系の最高峰の二人であり、私が今年最高にゴリ押ししている(っていうかアレが美味くないって人アホやと思うゾ)アルヘイト・カルトロジーの作り手ですネ。
201606052134094f3.jpg
でも、5日間のスケジュール最終日かつ昨日はカラオケでガンギマリしてたそうで皆して二日酔いでめっちゃ疲れてた
普段はもっと明るい奴なんだけどネ、とフォローが入るぐらいに疲れてた。エナドリでも差し入れた方が良かったかナ?

ここからは会の中で話してたよーな事を箇条書きしておきます。
質問多少したんだけど、いろんな人が会話してたりするのを又聞きしてメモってたから、会話形式で書けないのよネ。

・クラヴァンワインのミック・クラヴァン
20160605213432d76.jpg
日本人が真似たら死ぬほどカッコ悪いタイプのオルタナティブアメカジを普通に着こなすおじさん
割りとレスラーとか言われても信じかねないよネ(醸造家なので肩はでかい)

・単一品種単一畑へこだわったワイナリで、基本的にはその信念をハズしていない。
・エチケットの畑の絵は彼の友人によるもの。パノラマ写真をとって、それを友人が絵に起こしているのだそうな。
・先にクラヴァンから紹介、という形だったのもあるのだろうけど、彼は殆ど説明をせず「単一のワインだぜ、さ、質問は?」ぐらいの超スピーディーな挨拶であった。ロックだゼ。
・彼は実はオーストラリア生まれで育ちもオージー。大学まではオーストラリアだったそうで、奥さんが南アフリカの人で渡ったとのこと。ハピネースとか言ってた。
・そこで、オーストラリアでも同じように若手が自然派なワインを作っている事を聞いたところ「気候とかは似てるし、彼らのプロセスは僕らとも近かろう」と同時に「でも俺ちゃんの方が作りに関しては上手いぜ」みたいな感じだった(そして、実際負けてない。ワインダイヤモンズのワインと一緒に並んでいたら違うインポーターだと思わないだろう)
・料理の合わせについて聞いたら「肉」と断言。ポークにチキンになんでも合わせろとのこと。ロックすぎないか?
カラオケでは「クソみてぇなBON JOVI」を歌ったらしい(どっかにその画像が転がってた気がする)

・アルヘイトのクリス&スーザン・アルヘイト
20160605213359915.jpg
コロナビールおじさん
お、おま!?業界で話題沸騰のワイン作ってるのにコロナビールのTシャツってロックすぎるだろ。
むしろ、ギーグっぽい雰囲気すら出てる。ナイーヴな空気をとても持った人だと直感しちゃった。
もう私の中ではコロナビール呑みながらあの高貴なワインを作ってるイメージに・・・・・・面白すぎて毎年買います(確定)
あとスーザン夫人はこの季節に革ジャン(風?)で何だかスパイス・ガールズかな?みたいな雰囲気だったネ。

・アルヘイト・カルトロジーがとにかく有名っていうかほぼコレしか作っていないような状態・・・・・・だったけど、大分余裕が出来たのかセカンドライン的なシリーズ、始めます。
・っていうか、ジャンシスおばさんすら「白ワイン専門ワイナリ」と紹介していたけど、セカンドライン的なシリーズはサンソーが主体=赤ワインです。
・土地の個性みたいな話があったんで、聞いてみたんですがピノ・タージュはどうにもやる気が今ひとつっぽい。
・カルトロジーは8つの畑からとられたシュナン・ブランの複合、セミニョンは1つの畑から。合計9つの畑のブレンド。樹齢は30~80年、so2は最小限(無添加に近いけど最後にわずかというパターンだネ)と新樽は使わず自然発酵をコンセプトにおいている。
・エチケットデザインは彼の友人のデザイナーさんに要望だけ言って頼んだもの。古地図を模したデザインのカルトロジーとかのデザインはワイナリアイコン的な存在でサイトでも使ってる。
・セカンドプロジェクトのジェットサム(サンソー)はうってかわって手書き文字風かつ何故か飛んでいるペンギンが書かれたまったく別デザイン。なんでペンギンが飛んでいる絵なのか聞いたが「本来飛ばないモノが飛んでるって感じがなんかこう良くない?」みたいな超フィーリングで答えられた。スーザン女史がこっちは主に考えたらしい。奥様ペンギンがお好きでらっしゃる。
・なお、今回はジェットサムはサンソーオンリーのものが日本に300本程度入ってきたらしい。ほぼ試作品段階のような状態なのだそうだ。ファーストヴィンテージである。超少ない・・・・・・が、元々アルヘイトワイナリ側が「日常用に呑むワイン」として考えて作りたいワインなんだそうで、次のヴィンテージ以降は6倍以上(2000本ぐらい)は入ってくる予定があるそうだ。
でも、日常用価格なのにロウキャップである。最高かヨ。
・書いてのとおり、ジェットサムの方はあからさまに「世間でいう自然派ワインっぽい味」であり、カルトロジーの雰囲気とは大きく異る・・・・・・けれど、正直なところジェットサムのような自然派的に作る方が「簡単」らしい。
・糖度(ブリックス)は20~25度がベストと言われる業界だけど、概ね20.5度ぐらいになるように早めに詰んでいる。
・付随して、彼らのような若い自然派の人は「酸について大事に考えているので、大手ワイナリよりも2週は早く積むことが多い」のだそうだ・・・・・・これに関しては、まぁ「お金の部分とかも関係してるかな?」と思ったのですが尋ねられず。
2016060521341921c.jpg
「スクリーミング・イーグルとか糖度あげすぎやで」
と、豪語するコロナビールおじさんの図。
・この日、2013と2014のカルトロジー飲み比べが出来たのですが、この最終日より前でも同じプレゼンを行う機会があり、そこで得た結論は「2013と2014を同時供給するなら2013からの方がいい」とのこと。
・ほぼ1年差は熟成による差までは感じさせるような状態ではなく、ほぼほぼコレはヴィンテージによる気候さが明確に出たのだそうだ。2013の方が明らかに暑い年だったらしい。
・実は、クリス氏はカラオケではほぼ歌わなかったらしい・・・のだがぶっちぎりで声がガラガラであった。sakeを呑んだって言ってたけどもしかしてコロナビールも飲んでいたのではないだろうか(名推理)
20160605213349d02.jpg
何故か置いてあった豚のフィギュアで盛り上がる
ノリツッコミの要領で「hahaha・・・・・・バーベキューにして食べるぞこのピッグ!」とかペシペシしてた

・・・・・・
はい、大体こんな感じでした。もう、彼ら普通のオッサンである。若い。これから先がまだ長くあるって事ですネ。
2016060521333225e.jpg
それと、何となく料理関係の話でちょっと気づいたというか視点として入れておかないといけないのかな、というのは
南アフリカで「肉」と言った場合良く焼いて脂を綺麗に落としたBBQの事である
らしい。クリスにしてもミックにしても、自分のワインと合わせるモノの代表例に必ず「バーベキューとか・・・」というワードが出てきました。
これは向こうがそういう文化らしいから、なのデスけど同時にこのバーベキューと言った時に日本人的なお肉のイメージとは異なり、脂身たっぷりだとか豚バラ肉といったような想像とは別の、赤身肉とかチキンの丸焼きを指す事が多いのを考慮しないとチグハグするって事ネ。
従って、日本では今「肉専用ワイン」などと言って「濃く甘みが強い赤ワイン」が宣伝文句としてヒットして売れに売れたけど、それら肉専用ワインは恐らく彼らのBBQには相性が悪いかも。
逆にミックが「肉と食え、BBQでポークも豚もいいゾ」と言った時、私達は「この人のワインは超コッテリした奴なのかな?」と想像する可能性が高い・・・・・・けれども、実は先に書いての通り彼のワインは14%いかなかったりする低アルコールの自然派の直球ッス。
この誤差、結構おっきくない?
彼らや最近の潮流がいう「料理に合うワイン」というのは、そもそもの「料理自体が味が強くない」事から出ている。
もっと言っちゃうと(これは想像だけど)ブリテン系のライターが「パーカリゼーションは食事に合わないワインばかり」みたいに書いているのは、ブリテンの料理の味付け薄味だという事が抜けちゃうと、日本の立場から見た時にブリテンライターの評をズレて読むことになると。
そこまでは想像すればすぐわかるけれども、海外における料理というのが「根本的に日本の味よりも薄味である」というのは前提としてあるといろんな文脈の読み方が変わる気がします。

2時間の短いスケジュールで、(特にクラヴァンのワインは超駆け足になってしまった・・・)色々と体験させていただきました。
なるべく早いウチにワインを個別に特集する予定です、乞うご期待!

20160605213322a6b.jpg

コロナビールおじさん作。紹介はするけど、正直皆様は買わないで欲しい・・・・・・私が買いたいから!!!!!!!!


オルタナティブロックおじさん作。かなりシリーズがあるしいろんな品種があるんですが、個人的に呑んだ範囲のベストは「オレンジだと言われたくないけどそんなカラーしてるピノ・グリ」かな。



*悪ノリ気味に書いてますが、彼らは控えめにいって天才の部類。是非ご体感アレ
関連記事

| 南アフリカ | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sinquwine.blog.fc2.com/tb.php/1031-af52f18b

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT