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サドヤだらけのワイン会!その3:セミニョンという選択に、先見しかない!サドヤ・シャトー・ブリヤン・セミニョンの古酒フライト!!

うぇるかむ!
ここ数回、サドヤで更新しておりますが今回は白!

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サドヤ・シャトー・ブリヤン・セミニョン
このバックヴィンテージ一挙です!!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
前回までがカベだったわけですが、今回は白版。
サドヤさんの白は最近になって買い付けブドウで甲州とか作ってるものの、ブリヤンに関してはセミニョンにこだわっています。
今回の比較は
92
89
84
79
というヴィンテージ。どれもリコルクはされていないモノになります。

当ブログをよくよくご覧になっている方は、私が「白はローヌ品種系やシュナン・ブラン、リースリングなどなどが好き」なのはご存知の通りで、セミニョンも好きな品種。
なので、多少甘い節はあるんですがそれにしても「シャルドネやSBは土地に合わないからセミニョン」という選択肢を取り続けた日本の生産者の白なわけでして。
以前書いた記事でも、正直なところサドヤブリヤンでは白の方が評価高かったり。
で、今回もやっぱり・・・・・・白の方が評価高いのネ。

香り・味わい(最大10pt)
92:♥♥♥♥♥♥♥♥(ただ、コンディションが整うともっと上)
89:♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
84:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
79:♥♥♥♥♥♥♥♥
これ、ホント綺麗な和美人白だよなぁ・・・・・・
いや、これ本当美味しいセミニョンだと思うんですけど、なんで世間的にスルーされてるんですかね?
答えは、まぁ大体わかってて・・・・・・日本ワインマニアが白のセミニョンでしかも老舗大手と言われてるワイナリに8000円払わないんです。
しかしながら、熟成加減は日本の他シャルドネ如きでは太刀打ち出来ないんだろうなぁと(そもそもシャルドネがやたら熟成難しいし)。
クラシカルな生産者が結果、日本を良くわかって作っていたという事なんではないかと。

92
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色は黄緑目だがしっかり色づきがある。
香りに青緑の果実、コーン、ミルフィーユのようなクリームの層。
味わいは最初硫黄っぽさがあって、中抜けした印象を感じイマイチに感じちゃったのですが・・・・・・時間が経つとそれらは軽減されずっと良くなったという。
シルキーな口当たり、主張しない程度にグレープフルーツと青りんごなどの青緑果実、それとミルキーな余韻。
これらがちょっと暖かくなると出てくる、という真面目っこ。
熟成としては多少中途半端であるかなぁとは後のモノを呑むと感じちゃったのですが、それはまぁ飲みあわせですネ・・・・・・
全体のベースは「果実を包むようなミルキーさ」であり、このワインにもそれは内包されていたかと。

89
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色は多少薄まっているが黄金。ばっちり黄色さが主体になっています。
香りに黄緑の果実、ミルクといったものがケーキのように形成されています。
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香りからして高級菓子の感覚。
味わいもまったり、ぽったりとしたスタートから最後にはスマートにしめくくるという白ワインの理想的な形になっています。
ちなみに、年数は経っていますが全てにおいて92より濃いヨ。
黄色果実、青緑の果実、それらをミルクで包む構成がとってもまろやかで口への広がり方も大仰でなく品がとても良い。
少しコーンフレークのタッチがあります。カリフォルニア・シャルドネにその部分はちょっと通づるんですが、それらほど目立ちはせずずっと品がいい。
品がいいとばっかり書いてしまうんですけど、私はシュナン・ブランとかルーサンヌとかまさにセミヨンのこのタイプにそうしたイメージを見てしまうのでしょうがない・・・・・・そして、その良さをおもいっきり体現しています。
最初に呑んだ時に感じられるボリュームの高さに比べて、アフターは実はスッキリしていてまた呑みやすい(口に含みたくなる)というのもグッド。
どこか、朝に呑みたいワインです。休日の最初に、寝起きのメニューにこれを添えたい。

84
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全体に89をベースに更に熟成させ・・・・・・濃くなった、というのがこの84。
色は89より少し濃くなっています。ただ、微々たる差かな?
香りにケーキのような構成美は忠実に、しかし香りから甘さが目立つようになっています。
ザラメのような印象があるんですネ。89と同じお菓子なんですが、こちらにはサッとカラメル色のザラメが上に乗っているような。
味わいも更にミルキーさがあがっており、果実のベースが控えめになり、よりコッテリとした印象になっています。
単純に89のグレードアップ版といった趣で、同じ生産者の年号違いかなぁとわかるようになっている。
89に比べるとアフターも重た目になっていて、ここは好みが別れる気がします。私は84派。

79
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この日もっとも古い白。っていうか79年のセミニョンって世界的に見ても明らかに古い。
色はしかし何故か89に比べて薄く黄緑さがちょっと多く若くなったかな?みたいな印象に。
香りはそれでいて92の最初の方にあった苦味やちょっとした硫黄のニュアンスが付加されつつ、黄緑の果実とミルキーな印象。
アルコール感も多少出ているようになっていて、全体の構成されているモノの多さは「熟成感を帯びて」います。
香りと味わい共に、上述の84からどれも強くなっており、癖が強い。
全体にこれは熟成してるのだな、と納得させる(逆にいうとこれまでのモノは、熟成に気づきえない部分があった)もので、ミルキー要素で包み込めきれてない部分がところどころあったような印象です。
そうした熟成的+要素に好みがこれも別れるでしょう。個人的にそこにあまり魅力を感じず、80年台の2つの方が丁度良かったかな。
この辺りまでくると、既に赤ワインも間に挟んで呑んでたりするので、飲みあわせの影響もあったかも・・・・・・
個人的に(悪いのではないが)赤も白もこの79年はサドヤ全体の中で良い評価になっていない共通性があって、この辺りヴィンテージとか降水量とか調べると「シンクの」好みがわかりそうやネ。
こっちは89と比べて夜呑みたいワイン。

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで測るモノではない
お察しの通り、これをコスパで語れません
日本ワインとしても最高峰の値段をもともともっているブリヤン白ですが、熟成するのは間違いないよって感じでひとつ。

というわけで、シャトー・ブリヤン・セミニョンのヴィンテージ違いフライトでした。
いやぁ、これもスゴイお酒でしたネ。思い出しただけで白の至宝級と言って良い味だったと思います。
素晴らしい白って熟成したりすると、ある一定程度貴腐ワインのような傾向を持ちうるモノだと考えていますが、ブリヤンには全て感じつつむしろ若い個性すら・・・・・・
全体の統制美の良さもとっても洗練と出来ていて、やっぱり個人としてはブリヤンは白派。
日本は昔から白ワインの方が良い、なんて言われているんですがそういうのとは別で、ブリヤンの作りで、白がイイ・・・・・・
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赤と違い古いアイテムが全く見つからなかったので最新ヴィンテージをペタリ。


なんでかわからんけど、ブリヤン白には高雄さん的なキャラを感じる。オネショタ的なアレか!?

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| 日本 | 23:33 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

サドヤの古酒の会、素晴らしいですね。神の雫で61年だったかが取り上げられていた時、シャトーブリヤンの熟成に興味を持ちましたが、それほど古いものの比較はなかなか出来ないことなので、羨ましいです。

しかし以前より気になっていたのですが、セミヨンではなくセミニョンと書くのはなぜなのかなあと思ってました。もし単純にお間違えでしたら一応semillonなのでignonの音は出ないことをお伝えしておきます。わざと愛称として仰られているのかもしれませんが、あまり詳しくない方が読んで誤解してしまうとかわいそうなので……。

| Domaine K | 2016/05/26 09:27 | URL | ≫ EDIT

Re: タイトルなし

>Domaine K様

うぇるかむ!

> サドヤの古酒の会、素晴らしいですね。神の雫で61年だったかが取り上げられていた時、シャトーブリヤンの熟成に興味を持ちましたが、それほど古いものの比較はなかなか出来ないことなので、羨ましいです。

本家の人達も「熟成で味が良くなる」と語り継いでますし、実際理念がいいんですよ。以前書いての通り、ピノを植えるなんて愚行を絶対しない辺りが逆にいいですよネ。
黒ラベルとかTBSの方が白ラベルの熟成より実は手に入りやすい(何故なら黒とかはリコルクしてリリースを後でかけているから)ので、それらの売り出しを逃さないのが一番現実的に体験出来る(買える)ポイントかナ。

> しかし以前より気になっていたのですが、セミヨンではなくセミニョンと書くのはなぜなのかなあと思ってました。もし単純にお間違えでしたら一応semillonなのでignonの音は出ないことをお伝えしておきます。わざと愛称として仰られているのかもしれませんが、あまり詳しくない方が読んで誤解してしまうとかわいそうなので……。

正直、アクセスに影響はあったなぁと今更思いました。
が、私にはセミヨンって超言いづらい(日本語と混ぜた時に)しなんか文字列が「カバ」と同様ダッサいし、今から全部チェックしてそんなの直すのもめんどっちぃし、セミニョンのが可愛いし(セ・ミニョンって可愛いよ)、こうしてご指摘も受けたので
「当ブログではセミヨンはセミニョンと表記します」
ので、愛称として是非「セミニョン」もお使いくださいましニョン。
当ブログぐらいしかセミニョンって使ってないので、目指せセミヨン→セミニョンですネ!
サドヤのセミニョンは、本当に美しくてセミニョンであります。

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2016/05/27 00:04 | URL |















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