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サドヤだらけのワイン会!その2:これが日本のカベルネの熟成!サドヤ・シャトー・ブリヤン・カベルネの古酒フライト!!

うぇるかむ!
サドヤだらけ会その2、今回は前回に引き続きでブリヤン赤各種をガブガブとやっています!

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シャトー・ブリヤン・カベルネ・・・・・・そのヴィンテージ違い各種であります!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(年数考えたら+♥)
とりあえずその1から読んでネ。
で、その1では92年の比べという超特殊な事をしましたので、今回ではズラララーッ!と年号を追ってまいりたいと思います。
ちなみに、なんでこんな古いのを大量に呑めたかというと、このワイン会の主催の方が世界一のサドヤ・マニア。
とあるワインショップに秘蔵され非売品となっていたサドヤコレクションを一日説き伏せ(現金でぶん殴りつつ)それらを全て手に入れたのだそうで・・・・・・
なんかもうスゲェなという小学生並の感想しか出てこないッス!
タカヒコとか木戸とかでもきっと、世界一のマニア達は今日も諭吉の束で戦っているのかな・・・・・・

さて。
エントリーされていた赤ブリヤンは
96年、89年、82年、79年、77年
となっています。
それではもう早速いざ勝負!

香り・味わい(最大10pt)
96:♥♥♥♥♥♥♥(ライトなカベ好きなら+♥)
82:♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
79:♥♥♥♥♥♥♥♥
77:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
すげぇ、マジに年数が経つほど濃いトマト・・・・・・
熟成すると強くなるのがウチのワイン!とは以前エノテカに4代目がいらしてた時にも豪語されていて・・・・・・正直半信半疑で「いやいや、普通は中身が抜けてこない?」とは思ってましたが、実際に体験してみると事実でした。
明らかに92(TBS通常含む)や96の味わいがカベルネをベースとしている感じなのに対して、82以降はずっとサンジョベーゼないしピノ・・・・・・という言い方も無粋なんですが、そういう別領域に踏み込み、しかも年数をとるたびに本当に味が濃くなるという。

私はベース部分に「トマトを主体とした野菜感覚」を察知しちゃったので、それは82以降はどれもベースに持っています。
また、カラーに関しては大体クリアレッドとなっているのはベースっていうかもう古酒だしネ。

96
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非常に新しい状態で残っておりました。
この96と92の・・・つまり90年台の品に関してはカベルネらしさが残っています。って書いた段階でなんかオカシな話なんですけど、まぁ読み進めていただいてドウゾ。
色は少し薄めのパープル。これは群を抜いて色味が紫だったと思います。
香りにカシス要素がうっすらと入っており、しかし全体の構図はチャーミング。
割りかし薄めの印象を受けつつも、動物香などもわずかに。
味わいも同様で、タッチからしてちょっと水っぽさが多いかな。
構成そのものは、その1で書いた92の2つに近いものの、どこか全体にチャーミングがすぎる。というか年相応さをヘンにごまかそうとしている感があると言いますか・・・・・・
飲みやすさやライトなカベルネの良さはあるのですが、しかしながら高級ワインとして感じるにはちょっと「?」という所があるように思いました。
92のようになると良いのですが・・・・・・


年齢をごまかすギャグでサクッと使われちゃうアベナナ氏。キャハッ!って実年齢でこのポーズで言ってると、ちょっとつらい。可愛くないわけでないんだけど、こうちょっとつらい・・・・・・そんなニュアンス。

82
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うっひゃあ、年季入ってらっしゃる!って感じのボロさにアンティークを感じますネ。
また、ここから異次元の「日本カベルネ古酒」の世界が始まります(や、92も超古酒だヨ?)

色はかなり薄まりがあって、大分朱色が。
香りにトマトっぽさを私は強く感じてしまいました。それもフレッシュなトマト。
野菜っぽさが香りからして通してあって、酸味が強い事を予想させる風味。
このトマト主体の野菜感覚がとにかく「その土地感」や「その天候」などを反映しているんだろうなぁと思う。
ようするに、日本のカベルネの正当なる熟成の香り。
味わいはそうしたトマト系のたった酸味を主体としていて、気分はちょっぴりイタリアーン。
果実もあるけれども、基本は野菜の印象でフルーツトマトっぽい酸味と甘味。
最初は年季の入った酸味を感じさせるんですが、おなれてくると後から甘味がじんわりと追ってくる。
酸味と甘味のコンストレーションがくっきりと際立ち、双方にフレッシュでみずみずしい印象を持ちます。
熟成からきているのに、どこかみずみずしさすら覚えるトマト要素。
それなりにブラウンシュガーもあるし、最後にもトマトの酸味と青さがほのかにただよう具合が複雑さを出します。
でも、なんだかんだフルーティーなワイン。
とある同席してた方が「ビオワインなのか!?ビオワインではないのか!?」とビオい興奮をされていたのですが、それにはちょっと納得もしちゃうかな。
・・・納得しちゃっといておかしな話ですが、それってつまり近年のSO2無添加とかの要するに「去年のワイン」とかを指すわけでして。30年以上前の?日本ワインに??近年のSO2無添加の傾向を見出す???
いや、ほんと、ワインは体験ですネ・・・・・・(もう〆ちゃう感じ)



今だに「萌」の金字塔とされる、木之本さくらとかいう絶対の記念碑。そういう格と「今のワイン」とすら感じる先進性。

79
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こちらもビリビリめ。
82を全体に更に甘味も酸味も強くわかりやすく押し上げたというタッチのワイン・・・という程度に書いているものの、申し訳ないあんまり印象に残らなかったワインだったりします。
酔っぱらってたのもあるんですが・・・なにせ、自分のメモもあんまりとっておらず、82とバッチリ差はあるけど全体には似ているとしてしまっていまして。
確かに82を更に強く濃くした味なのですが、同時に酸味が目立ちすぎているところがあったかなぁと。個人的には82の方が率直に好き。


おんなじクランプだし、萌え要素はあるのに、案外と印象が薄いコレなポジションに感じてしまったとさ。
多分、82とかこの後の77を呑んでなければずっと評価あがっていたと思う。飲みあわせが悪かったか・・・・・・

77
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こちらはブラックラベル、つまりリコルクがされたものですが、なんか「一升瓶貯蔵28年」とかいうなんかクレイジーとしか思えぬ所業によって作られたリコルクもの。
色はかなり朱色となっており、更にうす味になっています。
香りはやはりフルーツトマトっぽさはやはり多くあるものの、むしろアセロラや梅のタッチが増えていて、しかもそれらは「甘い香り」としても存在。どことなく全体に甘さが多い。
味わいも勿論甘さが80年代以降でもっとも引き立って感じられます。
梅はジャムの域になっていますし、野菜っぽさと紅い木の実の雰囲気はとても繊細にできています。
82以降の傾向をより絞って仕上がっている、カベルネとかそういうのを超えてサドヤの味の結集になってるのかなーなんて。
リコルクしたりで一升瓶だったりでちょっと特殊なところまで、サドヤ。
いいですか、これ、日本の超古参大手のワインですからネ?


というわけで、集大成作品繋がりでツバサを持ちだして全体を〆ます。
80年台以前をCLAMP作品繋がりでまとめた一方、90年代をエヴァだったりアベナナだったりでくくる。それぐらい節目といいますか違いがあります。
90年以降の方がいわゆる典型的な教科書脳で話せば「カベルネの範囲」には入っており、80年以前の3つは前述のとおりピノだったりサンジョベーゼとブラインドで答える。パックリと違います。
でも、ベースにキャラの個性は強く出ているし、どこか女々しい仕上たてになっている気がする部分はサドヤの個性。
日本ワインとして、これだけ長らく持ちそうな赤がそもそも他に無い気もしますしネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで測るモノではない
今から探しても、遅いでしょう・・・
いくつか楽天で検索すると売り切れているのがひっかかりましたが、77年が1万7千円だったり、96年が5千円だったり・・・・・・と、もうそれ今と大分違うよね?という状態。
こう古酒になると、流石にタカヒコなんぞの新モノを買うよりも当然困難です。で、その辺りの日本カルト呑むならこっちを一度は体験するのを私はしておきたいかな。
多分、リコルクもの(今回でいえば77年とか)は今後蔵出しリリースされる事があるでしょうから、資産的余裕がある方は試す価値があると思います。

というわけで、シャトー・ブリヤン・カベルネを4つまとめてみました。
色々ウンウンと言ってたらこんな深夜の更新になっちゃいましたテヘペロ。
それにしても、日本のカベルネを寝かせるとこうなるのか・・・と驚かされました。いや、日本のってくくらない方がいい気がする。
別の日本ワイナリでは90年代でも絶望したモノですが、そこは流石老舗の技術なんでしょうネ。

わずかにネットにあがったことがあるらしいという参考資料として



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| 日本 | 02:12 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

う〜ん、一度体験してみたいですが、物がないorz
新しいヴィンテージの物は入手できるみたいなのでそれを寝かすしかないのか(還暦迎えてしまうorz)
タカヒコさんのは最近ゲットできたのですがね(⌒-⌒; )
しかしブランドノワールは無理でしたorz

| ラヲタ | 2016/05/25 12:46 | URL |

ブラン・ド・ノワールたくさん持ってます!

| pralus | 2016/05/25 21:00 | URL |

Re: タイトルなし

>ラヲタ様

うぇるかむ!

> う〜ん、一度体験してみたいですが、物がないorz

とりあえず、新モノでも試してみるのはオススメ。特にセミニョンは。
カベにしてもセミニョンにしても、自分の所で何が一番美味しく作れるかというのの計算とそれを確信した伝統が感じられるのがサドヤの特徴です。
そこには最近の小規模日本ガレージにはない「本格さ」があります。

> 新しいヴィンテージの物は入手できるみたいなのでそれを寝かすしかないのか(還暦迎えてしまうorz)

うーん、どういうタイミングで開けるかってのはありますよネェ。
でも、恐らく黒いラベルのワインは何らかの形で「蔵出し品」として出ている事がある(だから黒いラベルに張り替えてるわけだし)からそっちを入手してみるのが現実的かな。
金銭があれば、チェックしてみることは有意義だと思いますヨ。

> タカヒコさんのは最近ゲットできたのですがね(⌒-⌒; )
> しかしブランドノワールは無理でしたorz

私個人としては以前書いての通りタカヒコならノワールがグッドだと思いますので、それは残念なお話で・・・・・・タカヒコそのものがそもそも「手に入れられたらラッキー」扱いみたいですからネ最近。

>>pralus様 ブラン・ド・ノワールたくさん持ってます!

という中で、こうした方もいらっしゃり集まるところには集まるのかなぁと。

個人的には、「自然とふいに集まっちゃうワインが、その人にとって良いワイン」だと思いますから、ノワールが手に入らなくても落ち込む事ないですし、ノワールを沢山もっている方にはノワールが良いワインだからいっぱい楽しんでいただければと。
自分に相性がいいワインって、血眼にならなくても集まっちゃうんです。例えば、私もブーケンハーツの椅子シラーは何だかんだ知ってからはヴィンテージ違いで手に入ってますから。
ちょっちオカルトかしら?

| シンク・プリテュール・ノブレス | 2016/05/27 00:15 | URL |















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