オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2017年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年03月

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キャンティの王道と、イタリアンメルロの熟成とは如何なるものか一気見! カステッロ・ディ・アマよりキャンティ・クラシコ・リゼルヴァ2006(記念ボトルデザイン)とラッパリータ1986

うぇるかむ!
ここの所大手大御所イタリアでの連続投稿になっているので、せっかくだからここも選ぶぜ!てな感じで。

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カステッロ・ディ・アマ・ラッパリータ1986

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カステッロ・ディ・アマ・レゼルバ2006

同じワイナリのコンセプトが違うワインの30年前と10年前!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
どちらでも♥♥♥♥♥
キャンティ大御所。
それだけでもまぁ最大点になるかなーという具合なのですが、更に今回はアイテム自体がなかなかおもしろい事になってます。
カステロ・ディ・アマに関しては随分前に一挙をやってたり、またはグランセレツィオーネになったばかりのものもいただいたりしてまして割愛。
それぞれに関して書いてまいります。

ラッパリータ1986
アマにはベラヴィスタという畑があるんですが・・・あ、フランチャコルタじゃないヨ・・・その畑にはメルロも植わってまして、そのメルロ100%のアイテムがこちら。
どこぞの品評会でいわゆる「ペトリュスを超えた!」をやった元祖なんだそうな。むしろアマがここまで人気になったのもこのメルロの功績があったからとも。
で、そのデビューが1985年と言われてまして(デビュー=デビューヴィンテージではないだろうからもっと前の年号だろうけど)この86年はつまるところ現存しているであろうラッパリータの中でも最古クラスのアイテムとなっています。
アマの中では単一ヴィンヤードのキャンティ・クラシコ達と並ぶお値段の「裏本命」扱いのキャラ。

リゼルヴァ2006
こっちはいわゆる「通常版よりはちょっと良いリゼルヴァ版のキャンティクラシコ」ですネ。立場としては中途半端ポジションとも言う。
この2006年、オーナーかつ醸造家のマルコ・パランティ氏がアマに関わって25年という節目なんだそうで、記念ボトルになっているんですネ。
なので、奥さんからの感謝メッセージと記念ボトルになっています。

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直筆ではないヨ。
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裏だけはいつも通り?
いずれにしても、10年熟成となるキャンティ・クラシコ。

さて、久々のアマでございますがその実力や・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
リゼルヴァ2006:♥♥♥♥♥♥♥♥(飲むタイミングの問題?)
ラッパリータ:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
流石の実力者か・・・・・・
どちらもそこそこ枯れな印象もありつつ、堅牢な感じがあるアイテム達でした。
リゼルヴァの方は結構底に近いところだったりで古酒底+そこんとこあんま管理してない感じだったからその分差し引いてもこのぐらいにくるのでやっぱり良く出来たワイナリなのだと思います。

リゼルヴァ
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25周年ボトルを撮ろうとして失敗するの図

色はチョコカラーになってまして、割りと澱もあったりしました。
香りにドライフラワー、バラっぽさはしっとりしていて一瞬バローロと勘違いしかねない土と花の印象です。
味わいも実に古酒的で、渋さが良く出ています。かなーりタニックなんですネ。紅茶をガッツリ抽出した印象。
僅かにキノコ感も出しつつ酸味と渋味が強くあり熟成感を感じさせるシロモノとなっています。
呑んだ時にアフターがキシキシする。
呑んだ時に「美味しい!」っていうより「うまみ・・・・・・」とか言いながら一息つくような。
やっぱりブシドーな感じはするんですよコレ。
若いココのキャンティにしても、こうしてある程度寝てるものでも、どこか剣豪的な力強さを感じます。
宮本武蔵の若いころと年取ってからの差?
こっちはまさに年取ってる方。

ラッパリータ1986
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実はこの2つ偶然にも「全く関係ない別の場所で抜栓されて」ました。偶然とは怖い。

色はオレンジがかったレッド。上記と違って澱とかは微塵も入ってない部分。
香りに赤果実の印象が強く、アセロラなども見られる程。紫の果実などはなく、全体にシンプルに果実感がしています。
味わいも研ぎ澄まされたタッチ。
熟成による梅、チェリーなど赤果実各種、そしてそれらが異様なほど口当たり滑らかにスムーズに入ってくるんですネ。
イタリアのメルロってここまでスラッとするんだー!?と驚いたアイテムだったりします。
のみ頃としては多少やり過ぎな感もしたのですが、極めて滑らかに口通りしていくメルロの本懐はバッチシ!
後腐れなく綺麗に澄んだワインといえるでしょう。芸術品と化した刀の域。少し小さめのネ。

両方共呑んで感じるのは、このワイナリの堅実すぎる作りです。
色々おもしろいアイテムも出しているのですが、マルコ氏の打ち出す方向性は基本的には共通してどこかしらで「切れ味」を私は感じます。
スパッて感じスパッって!と、長嶋茂雄みたいな解説でもいいんですがどういう事かというと、かなり余計な要素が削ぎ落とされているタイプ。
カリフォルニアだとスタッグス・リープがイメージに近いでしょうか。
一撃ですごい!とはなりにくいのだけど、通になるほど好きになりそうな品々。

コストパフォーマンス(最大5pt)
両方共コスパで測りづらい
通常リゼルバは8000円前後、ラッパリータは2万にもなるアイテム・・・なんですが、どちらもオールドヴィンテージですからコスパで云々言いづらいとっていいでしょう(特にラッパリータは無理)
ただ、どちらにしても一飲の価値はあるアイテムかなーと思います。キャンティ飲むなら一度はおいで、的なところがアマのキャンティには(好き嫌いあれど)あると思いますし、またはラッパリータは通常2万とちょっと高すぎながら好きな人がいるのはわかるアイテムかと。

というわけで、カステッロ・ディ・アマより2つのワインをお送りしました。
ラッパリータはイタリアメルロという超タスカン同様に「えー、スーパータスカンなんてしょせん流行りモノにのったやつよなー」などというレッテルは軽く打ち破れる熟成の魅力がありました。
リゼルヴァも良く出来たクラシカルなアイテムで、大手ですが流石の評価かなと思います。
奇しくもここ最近ENOTECA輸入がなされているあんまり地品種的でないイタリアの紹介となりましたが・・・・・・正直なところ(値段はさておくが)エノテカの輸入しているイタリアアイテムって個人的にフランスでの輸入アイテム以上に評価が良いことが多いと思います多分。
私自身も多少イタリアの国際品種は今のブームとは逆光したワンテンポ遅れた形になった過去の品・・・・・・と思うところがあったのですが過小評価だったと言わざるをえない。
イタリアの底力は地品種でみつつ、されど国際品種の質も高い土地であることを忘れてはならないのでス。

1年違いならなんとか・・・


おっと!?こっちが楽天で見つかるんかいびっくり!


刃牙の武蔵に未だに慣れない私。

| イタリア | 23:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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夢再び。ワードリームス2014

うぇるかむ!
なんと当ブログ久々に2連休でした。2日も更新しないのなんて、何時ぶりだろう・・・?
ということで、一昨日の予告?の通り

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ワードリームス2014
これもひっさびさですネ!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
なんと以前から文字が増えてたりします
第一回目は比較試飲で。
第二回目は単独で扱っているこのワイン。
リンク飛んでいただけるとわかるかと思いますが、これまで「・・・」だった部分が文字がちゃんと書かれるように。
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それにしても相変わらず凄いデザインだよネ。

ワイナリ詳細は上記リンクを見ていただくとしまして、早速内容にまいりましょう。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
私の白ワインの夢
つまり、理想的な白ワインだと思います。私にとっての白ワインの基準として根強くあったんだなぁと久々に呑んで感じました。
新モノシャルドネとして文句なし!

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キャップ部分も変更あったみたいで可愛く。それと、写っている3つのワインの中では恐らく一番濃いのはワードリームスかも(ペトラも赤としてだいぶ濃かったけど)

色は黄色さが強くあり、新モノらしいカラー。
香りに柑橘がとてもシャープでグレープフルーツスカッシュっぽさがあります。それからバニラっぽさがほのかに。
香りが勝手に立ちのぼってくるのがいいですネ、オーラ全快!
味わいも樽ドネ感はアタックからありつつ、すぐにフワッと浮遊するような抜けがあるのが特徴。
グレープの果実感はクッキリと話軸があり、同時にとても酸味にキレがあってシャッキリしている・・・・・・んですが、アフターも長くてしっかりとあとからやってくるバニラっぽさがまどろみを産みます。
その余韻の良さが最終的に心地良い。
以前2012の時に「塩っけが上がった」というように書いてましたが、今回は更に上がった気がしました。現代的にブラッシュアップをかけてるのかな。ちょっとだけアシリティコ(サントリーニ白)なミネラルすら。
スッキリとした印象を、あとから包み込んでいく具合がとても魅力的でシャルドネの持ち味を活かしたお見事なアイテム。
まさに夢をみるような・・・・・・そういうイメージがちゃんと出てくるのが毎度ですがグッド。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(安く買える可能性も?)
市場価格が6800~8500円と妙に安定してません。
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相変わらずエノテカだからネ。その分流通はとてもしているのですが、この辺りはお店のお好みで購入してくださいまし。
個人的には新モノシャルドネのベンチマークってな感じで、最高峰とはこういうことだー!的な位置にあるなぁと思っておりますが、年々あがってる塩味に関しては好みが割れるかもしれません。
また、イタリアチックか?というとそもそもフリウリ・ヴェネツィア・ジューリアだしモダン造りの典型例なのでそういう向きでもないかも。
味としては強めの白ワインを探しているなら、一度お試しアレ。

というわけで、ワー・ドリームス2014でした。
めっちゃくちゃ久々でしたが、これは以前からのイメージとあまり変わらず安定して美味しいアイテムでしたネ。
ENOTECA仕入れの白ワインの中でも抜きん出てオススメの逸品として、NO ENDでしたとさ。

安いとギリギリ6000円台っぽいですが、ほぼお好みで買うべき範囲かなー。


夢の世界へようこそ

| イタリア | 02:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今日は夢見心地におやすみします・・・

うぇるかむ!
今日は、ちょっとおやすみさせてください・・・・・・最近更新速度が遅くてすいません。
でも、ちょっと寝たい。

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むにゃむにゃ・・・


| イタリア | 23:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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元祖スーパータスカンを久々に呑んだら想定外に美味しかった件について。 サッシカイア2013

うぇるかむ!
今日はプレミアムフライデーですってネ?
という訳で、プレミアムな人達はガバガバ呑んでそうなこのアイテム。

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サッシカイア2013
何時になくメジャーアイテムであります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
イタリアワインで一番有名なやつ
そして!なんと!自分でびっくりしたんですが!当ブログでサッシカイアって初めてとりあげるのネ!?

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なお裏はエノテカのラベルのみでした。
改めてみると超シンプル。

このワイナリに関しては説明不要でしょ・・・・・・
日本においては最も有名なイタリアワインですからネ。
ただ、なんで有名になったかというとその流れは「評価ブーム」とも言える80年代頃があったのが大きいかなぁと。
デキャンタ誌でシャトー・マルゴーに勝った!といういわゆる「有名ワインに勝利」系の広告がバシバシと打たれ、1985年にパーカーポイント100点(因みに100点はこの時だけ。今作2013年は暫定95~97点)をイタリアワインで初めてとってしまってさぁ大変!
元々「無名のワインを愛する傾向があるワインマニア達」は大熱狂してしまい、そんな折に日本でのワインブームが重なったと。
それと個人的に当時は「バローロだかバルバレスコだかキャンティだかって名前の色んなのがいっぱいでわからない!カベルネ!ボルドーとおんなじカベルネ!!」とかなり短絡だった部分もあるのではと推察しておきます。
そんなこんなで、ついにはDOCボルゲリ・サッシカイアという認証までもらってしまってると。

コマーシャルや評論家の為にスターになった代表的なアイテムであり、その為に
「ミーハーが飲むもの」「このせいで伝統的なアイテムがなくなりパーカリゼーションがイタリアで起こった」
更には「サッシカイアに勝った!」と今度は言われる側に回ってしまってもいます。
しかしながら、1944年に初めて樹をラフィットから授かり植えた(という神話がある)ところから考えると充分伝統よりではないかと思うように最近私はなりました。今でもそのブドウが使われてるわきゃーないけど、スタートが70年前なら大したもんですヨ。

ただしかしながら、実は私あんまりこのサッシカイアで良い経験した覚えがなく・・・特にセカンドのグイダルベルトとか代表的高すぎワインだヨ・・・といった感じであんまり好きでなかったりします。
なんだか渋いばっかりでブドウそのもののパワー加減が弱いような・・・・・・
特に伝統的に作っていたらしく、他のスーパータスカン達よりも進歩としては遅れ気味だったとの話も聞いたことがあり。
そんな訳で、なんだかんだ最も有名なイタリアワイン、その実力とは?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥な瞬間も)
ば、ばかな!?サッシカイアが美味いだと!?
一口呑んで内心そう思いました。新モノのサッシカイアが美味しい。
というか、私が好きなタイプの爽やかキャラだったんですネ。
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色はそこそこ透けはするがクリムゾンレッド。赤みが強め。
香りにカベ主体らしいカシス&ミント。カベルネにちょっとフランな為か青っぽさはかなり強め。
の割に、サンジョベーゼとは違って果実感も多い。
味わいはマイルドさな口当たりからやわらかくカベルネ系のカシスのフルーツ要素にサーッと引けるハーブ要素が綺麗なタイプになってます。
樽っぽさもあれどそれよりも果物感とミントが重視。何よりも陽気でカラッとしている。
アフターの引けそのものは結構早くて、私はこういうサッと引いてハーブを残すカベルネを良いと表するので、アフターの長さ重視の人はもっと低い点がつきそう。
とにかく思いの外明るいキャラで驚きました。
フットワークが軽いのに品があってしなやか、という今までのサッシカイアのイメージとは180度違った内容が出てきて本当にびっくりした。注ぎ間違えじゃないか?と思った程です。
この爽やかキャラ・・・まさにイタリーな艦娘感。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(考え方によっては+♥)
えー、エノテカでは2万円しちゃうのですが、他だと1万5千円です。
いわゆる高額な職人クラスのワインなのですが、知名度の割にはあまりに格安だったりします。
要するに「メドック1級、PGCCA、ブルゴーニュのトップ達の特急畑、ドンペリ、オーパス・ワン」と言った超絶な有名人の中に「イタリアならサッシカイア」で存在しますので、こうして他の「キャバ嬢か富豪がたくさん呑んでそうな子達」の中では実は相当安い。
まぁ、そういう穿った見方をしなければ高額ワインである事は間違いなく、その中で特筆する程光ってるかというと・・・今回はちょっと甘めかな。
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という訳で、サッシカイア2013でした。
いやー、呑んでみないとわからないモノですネワインって!
正直全然イメージと違ってびっくりしました。↑の画像2つのイメージが全く逆だった・・・あれ、本当にもしかして逆に書いてないか大丈夫か私?
さ、さておき!
ココ、これだけ知名度があるにも関わらず相当安定感がないんじゃないかと思う。
オーパス・ワン呑んでも確かにヴィンテージごとの印象の違いってありますけど、こんなにコンセプトから違う勢いを感じる事って大規模なところではあまりないですからネ。
改めてびっくりしちゃった一本、2013年のサッシカイアは早飲みありですヨー。

珍しさは0なので、現行が2013のウチは好きなところで買うよろシ(ただ、並べるとエノテカの高さが目立つかも)




爽やかに呑んでくれよナ!

| イタリア | 22:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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超ひっさびさに呑んだら思いの外コッテリ系でびっくり! ペトラ・ペトラ

うぇるかむ!
たまにはイタリアワインでも、と思いましてこんなのを。

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ペトラ2011
いやぁ、懐かしい?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
なにせ前回登場が3年半前!(ワイナリ詳細はコチラ見てネ)
これを懐かしいと言わずして何をいうのかって気分であります。
なお、裏はエノテカシールしか貼ってありませんでした。

実はこのシリーズ、エノテカに行くと良く呑んでたワインだったりするのですけど、最近そんなに立ち寄ったりこのワインを出すことがなかったのでご無沙汰でありました。
ヴィンテージも大分変わっちゃいましたが、その実力は・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
思ったよりタフだった
ちょっとびっくりするぐらいタフな味わいで、明るさよりも悲しみを背負ったような印象。
端的に、こんなに重たいワインだったかなーと。

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ポンちゃんと呑んだのでかなり明確に違いが出てた感じ。

色は透けない黒さもあるクリムゾンレッド。
香りにかなり強くコーヒー要素があり、ビターな印象があります。
味わいもパワーギッチリ。
タニックさ、スパイシーな構成、どっと強く渋みがありつつ、果実のミックスジャムが少々。
そのまま渋くフィニッシュをこなしていく・・・という、なんだかチリ辺りのイメージに近いかな。
構成が熟してて重たい。それも樽が効きまくっているとかのミルキーな重たさでなく、果実感とタニックさの重圧。
正直、飲み頃でなかった感もありますが、以前のイメージとあんまり違ったのでびっくりしてしまいましたとサ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
1万円に税金ぐらいで呑めるスーパータスカンな訳ですが、超タスカンがまたブームするのはしばらく先でしょうし、その意味では「もっと寝かせていいワイン」の部類かな。
以前はお店で買ったのをすぐ呑んで楽しめるタイプだなーと思ってたのですが、これはかなり重々しいので注意がいるかもしれません。
ということで、イタリアーナな食べ物よりもシチューみたいな煮込みのが似合うかな。

というわけで、ペトラでした。
いやー懐かしい!と思い呑んでみて味わいが懐かしくなかったという典型例ですネ。
相変わらず悪くはないのですが、もしかすると今ならこのフラッグシップよりも低価格のが美味しいかも?

因みに楽天ではヴィンテージが幾つか別々で出てますので、要確認。


後ろのおっさんの方みたい

| イタリア | 23:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ギリシャの白・ロゼ・ヴィンサントで三連発!その驚きの出来の良さ。 イエア・ワインズよりノティオス・ホワイト、アヨルギティコ 14-18Hロゼ、ヴィンサント

うぇるかむ!
ちょっと久々になってしまいました、ギリシャセミナー編。
第一回目はサントリーニ島の白ワイン達でしたが、今回はネメアの白、ロゼ、それとサントリーニのヴィンサントです。

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まとめてとってなかったので、サクッと説明に凸

ラベル、ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
イエアワインズに関してはひとまず全部♥♥♥とするつもりであります。PP的や注目度的にはもうちょい高くてもいいかもしれないですが、知名度は低いですからネ。

第一回目の方がこのセミナーではメインだったんですけど、今回はちょっと変り種コースで。

ノティオス・ホワイト
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モスコフィレーロとロディティスが半々程度・・・・・・あ、品種ね品種。
そう、これ地品種なんです。
ネメア島側の地品種テーブル価格がどんなもんでしょ?ってな感じで。

14Hー18H
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アヨルギティコのロゼです・・・・・・え、ああ、これもお察しの通り地品種です。
サントリーニ島の白が「アシルティコ」でネメアの黒が「アヨルギティコ」です。
今世紀最大級にわかりづらいな・・・
こちらのロゼは公式による「果実が砕かれ10℃で14時間~18時間タンクで冷却され」ているためにこの名前。
ラベルの可愛さとかもロゼアイテムらしくていい感じな。

ヴィンサント
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こちらも日本非売品?今後販売される可能性はあり。
アシルティコを10年ぐらい放置してから瓶詰めしている「イタリアより古くからやっているオリジナルスタイル」とのこと。
完全にデザートワインであります。

さて、そんなこんなでギリシャワイン三点、それぞれどうかといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
ノティス白:♥♥♥♥♥(私的に苦手なやつ)
ロゼ:♥♥♥♥♥♥♥
ヴィンサント:♥♥♥♥♥♥♥♥
どれも特徴的なアイテム!
品種で云々言うの好きでない私ですが、これは流石に品種というかギリシャなりの個性を感じちゃうなって感じのラインナップです。
特にヴィンサント。後述しますがデザートワインなのにちょっとおもしろい味がします。

ノティス
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南方から来たものってカッコイイ名前なんだそうな。ラベルデザインとしてはまぁ、こう、デイリーっぽさが強いかも。
因みに、モスコフィーロって品種は赤ぶどうなんだそうで。ピノを皮むいて白作る感じネ。

そのためか色は年号にしてはしっかりしつつ、黄緑が強めという不思議なカラー。
香りに青さが多く、青りんごのガムっぽい印象です。
そう、これ、私が好きじゃない自然派とかに良くあるやつー!(進研ゼミでやったやつ的なノリで)
味わいもそのガムっぽさで終始通してある形になっております。
ものの見事に私が推奨しないタイプなんですが、その分好きな人は買ってネ。

14H18H
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こっちはラベルデザイン凝っててカッコイイと思う。なお輸入元公式通販は前のラベルのままっぽい(または年号が違う?)
ダイレクトプレスによる(セニエでない)こだわりのロゼらしい。
色はピンクさが多く、香りにピーチのタッチが誠実に出ています。
まさに桃。
味わいもあくまでも果実によりつつ、強めに濃厚に仕上げてあります。
果実要素があくまで主体でありながら、ロゼとしてはしっかりとした味の重たさがあるもので、少しミネラリーなのも特徴。
(この塩っけはもしかすると他のワインで感じすぎたから、ロゼでも感じた可能性があるかも)
素直で堅実に、飲みやすくロゼをしているタイプですネ。とっても元気なロゼだヨ。

ヴィンサント
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ラベルが絶妙に凝ってて、2015年辺りからこのワイナリが恐らく「輸出向けにエチケットデザインにこだわろう」としているのがわかる感じ。

色はかなり茶色みがあって、マスタードっぽい縁取りになっています。
香りに黒糖の要素が大きく、しかしどこか練り辛子的な雰囲気があるのも特徴。
味わいもとかくまったりとして・・・・・・いるように見えてここでもミネラリー!
塩っぽさが突然現れるのが特徴で、ここに面白さを感じるかどうかがポイントです。
ポートみたいな濃密さがあるのに、塩っぽいアフターが甘味と同時に含まれてくるのは「サントリーニのアシリティコは何作ってもこうなるんだろうなぁ」というこれはテロワールっていうか醸造環境を強く感じさせます。
土地そのものを利用した味わい、というのは自然ではなくもう醸造の域ではと頭を悩ませますネェ。
さておき。個人的にはこの塩っけまで足してそこそこいい感じの印象を受けました。
因みに全10番中5番で出てきちゃったのですが、これがデザートなのはわかりきってたので私は最後まで手をつけなかったよ(つまり温度的には適切とは言いがたい感じでコレならなかなかおもしろいのではないかと)

全体に感じられるのは、特殊環境ならではの特殊性がちゃんと面白さとして反映されている点です。
面白さがちゃんと引き出されている、またはそういう品種があるというのがギリシャの良い点・・・・・・かもしれない。

コストパフォーマンス(最大5pt)
ノティス:♥♥♥
ロゼ:♥♥♥♥
ヴィンサント:?
えー、売ってるのがインポーターショップのみなので判断がつけづらいのでありますが、基本的になかなか悪くないと思ってます。
2500円アンダーならノティスも(私個人としては推奨しないが)コスパ悪くないですし。ロゼもなかなか魅力的だと思います。
ヴィンサントがおいくらになるかはちょっと注目かなー。4000円アンダーならまぁまぁ面白いのではないかと思ってます。
いずれにしても、ギリシャそのものが2017年現在は「変り種」なので持ち込みワイン会ではどれでも面白く受け入れられますし、ロゼの作りはワイン不得意な方にもオススメできる、いわば若者向け新潮流として一手とれるアイテム。

というわけで、イエアワインズ編その2でした。
ロゼもなかなかですがヴィンサントの環境下を隠し切れない具合がかなり楽しいので、是非一度手をだして考えてみてほしい・・・・・・んだけど、日本で今後もっと売られてくれないものか。うーむ。

楽天では売ってないので、別ワイナリのアシリティコを貼るが、これも今後当ブログで出る予定です。


海が舞台のアニメが全然思いつかなかった。

| ギリシャ | 20:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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右岸なのに左岸風?メドックスタイルな右岸の雄 シャトー・フィジャック2013

うぇるかむ!
今日はひっさびさにコレ。右岸の中心地は結局コレなのでス!

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シャトー・フィジャック2013
いきなりヌバーンとダブル写真!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
ド有名ドコロとしてデータも書こうかと思ったら、2015年にやってる別ヴィンテージで書きたいこと大体書いてあった・・・
なので詳細はコッチにて。
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裏も変わらずかな。

ただ、セパージュはかなり変わっているようで、一説によると
2012:メルロ40%、カベルネソーヴィニヨン20%、カベルネフラン40%
2013:メルロ30%、カベルネソーヴィニヨン50%、カベルネフラン20%
となってまして、カベソーがぶっちぎりで多いなんと右岸というより左岸な作りになってます。
因みにアドヴォケイトは2012は88~91、2013は89~91程度となっててセパージュの変化の割に感想はあんまり違いがなさそう(それらはボトル出る前じゃなくてプリムールでの感想)
さておき、そんなフィジャックですが、その実力は・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥(今は固いか)
いやいや、青さめっちゃ高いじゃないか!
以前呑んだ時のイメージとは違いがありました。青っぽさが中心に位置している作りは、フラン主体のワインの方が近いぐらい。
あんまりボルドーとかイタリアとかのブレンド比率に対して信用はしてない私でも、流石にコレは違いが大きいと思ったヨ。
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入れてすぐ。ちょっと泡立ちすぎ?

色は強めに黒く、かなり濃かったりします。最近のボルドーの更新している中でも濃い印象。
香りに青さと鉛筆っぽい墨な感じがありまして、なかなか堅牢な雰囲気。
カシス感よりもそうしたタニックさが目立つ印象ではありました。
味わいも硬さが目立つ印象で全体には苦味が高い作りになっており、紫果実少々に上述のハーブ要素が早いうちから出てきます。
コーヒー的なフィニッシュに連なっていく形となってまして、その上で残り方は淡麗。
ハーブの構成と全体な渋さがあるものの、アフターはそんなに長くはない節があり意外と一長一短かな。
メドックっぽいイメージの方が沸き立つひと品になっています。
やっぱりカッコイイ印象のあるベテラン執事な出来なんですが、もっとシャープな感じに思えます。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥(ボルドー最高峰としては+♥)
まぁ、それでも何だかんだボルドーとしては安い
大体1万円前後で買えるので、2012より更に安くなってたりします。
知名度の割にはお得な部類で、ちょっと寝かせられる環境がある人ならよりグッドかも。
相変わらず、PGCCAにならない事を祈るばかりです・・・(明らかに値上がるものなぁ)

というわけで、フィジャックの2013でした。
新モノのボルドーワイン全体を総括するような感じの出来で、良くも悪くもボルドーの王道なタッチだと思います。
環境やブドウの使い方としては特殊の域なんだけどネ。
普通にはなかなか手がでない価格ではもちろんあるんですけど、それでも今のボルドーとしては良心的なのもグッド。
低価格になると、コレを薄めたようになっちゃうからなぁボルドー・・・・・・
あぁ、あぁ、ボルドー・・・・・・

10万本近くある訳で、新モノのうちはどこでも買えます。


実は私、カレーバトルしてた所ぐらいまでしか知らんのだ・・・・・・24ももう出てたのか

| フランス | 22:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本人が作るボルドー!?デュヌヴァンの弟子という事になっているがその実力や? クロ・レオ・キュベS2014

うぇるかむ!
ボルドーで更新を連続しているので、今日もそうしようかと思いまして。
今回はここ数回の超有名ドコロとはうってかわってみます。

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クロ・レオ・キュベS
仮面ライダーストロンガーかな?

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(日本人応援的なら+♥)
ラベルはライオンさんが横にたっているという、シンプルながらちょっと新世界っぽくもあるタッチ。Sの字がやたらでかいけどスペシャルキュベです。年産600本アンダーですって。少なすぎるって事はないなぁ
裏ラベルがなかったのでサクッと造り手について。

造り手は篠原麗雄(しのはられお)という方で・・・・・・はい、ご推察の通りレオです。予想外に本人の名前からとったワイナリ名です。
まんまコピペしますと、
「シャトー・ヴァランドローのテュヌヴァン社で働いていた日本人、篠原麗雄(しのはら れお)氏が 2002年に0.82ヘクタールの畑を購入して造り始めた、マイクロ・キュヴェのボルドーワインです」
という方で、2000年から推定2年間テュヌヴァンの元で働いていたとのこと。


で、テュヌヴァン先生にもご助言いただきつつ、ビオっぽい感じで作ってるワイナリだそうで(ビオっぽいと言っているだけでビオとは言ってない)。
また、醸造方法は結構毎年違うっていうか定まりが全然ついていないっぽく、毎年味わいが違うというのが謳い文句となっています。
このキュベ・Sは2014年の中からのバレルセレクトものらしく、年間生産600本が強く歌われていたり。
ただ、600本がどういう流通になっているかは不明。日本人生産ものって「日本にばっかりやってきている」というケースのが多いものネ(仲田さんのデュモンもほぼほぼ日本輸出)。
さてさて、なにわともあれ「日本人によるボルドー・ワイン」でありますが、そのシークレットキュベの実力は?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥?
ちぐはぐな良質なハズのコーヒー
なんか良くわからん感じに自分もノートしちゃってたんですが、どこか素直じゃないといいますか混じってない感じなんですヨ。
なんだろ、音楽系漫画とかでたまにある「演奏全体がまとまってないゼ!」みたいな状況。
虹をみせてくれない。

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コルクも専用で作ってたりシて凝ってはいる。

色はギリギリ透けないバイオレット。結構紫さは強めです。
香りに獣要素が見られ(ライオン効果?)ビターチョコとミルクチョコのミックスな香り。
新モノにしては果物要素が薄いです。ビオ系っぽいタッチとは遠いなぁとこの段階で思いました。ビオ系だともっと果実とか土みたい風土がありますからネ。
味わい香りの割に甘味が多く、すぐ呑みでもいいような具合・・・・・・と言いたいところですが、血のニュアンスがあったりして独特。
砂糖いりのブラックコーヒー的な、それもグアテマラっぽいタッチの苦味が最初から最後まで通してありまして、そのスタートからミルキーさが後追いでやってきます。
ここが混じらないのが特徴?ブラックコーヒーとミルクは「分離して」感じられるんですネ。
アフターは弱い印象でタニックさも引けが早め。インクっぽさとかで果実感は凹まされてる感じ。
個々の要素自体は悪くないもののどれもこれもバラけて感じられ、その上で甘味があるものだから「超熟する」とも断言しきれない半端さを残すんですネ。
個々の要素だけを抽出すればデイリーワインの域にはないのですが、しかしバランスが悪い。
最初に書きましたが、合わせてないコンチェルト。これから如何に団体がまとまるか、というドラマが描かれる「その前」です。
のだめとかの「楽団全体が不穏なシーン」とか似てる。

コストパフォーマンス(最大5PT)
日本人である事を買うなら♥
カスティヨンでほぼ2万は高すぎ。
楽天で「カスティヨン」で検索すると最も高いのはこのクロレオキュベSであり、次は別ヴィンテージのクロレオ通常、その後に謎古酒という具合。


っていうか、上のリンク見てもらうとわかるのですが当の師匠であるテュヌヴァンのまさに本元ヴァランドローよりも高い。
サン・テミリオン一級より高いカスティヨン。
値付けは間違っていると言う他ありません。

というわけで、クロ・レオ・キュベSでした。
日本人でかつ600本アンダーの生産量で更に珍しいボルドーで作っているという触れ込みにしては楽天では扱ってるショップがそこそこあって消えてないアイテム。
・・・・・・その理由は、まぁ、そういうコトネ。

何となくですが、いつかセールになりそうな気もする。


この作品みたく円満になれるのだろうか?

| フランス | 20:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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やっぱりポンちゃんはいいなぁ・・・・・・ シャトー・ポンテ・カネ2013

うぇるかむ!
せっかくなのでボルドーの有名ドコロで連続更新しようかと。
や、やっぱりボルドーってそんなに私は機会を作ってないので・・・・・・ですが、呑めるコトがあればなるべく飲みたいのがコチラなのでス。

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シャトー・ポンテ・カネ2013
ボルドーではトップクラスに新モノが好きなワイナリです(エコ転換する前の古酒は呑めたことないのよネ)

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
当ブログでは2年も前が最後更新でありました。あれ、もっと呑んでると思ってたのになぁ・・・・・・
そろそろいい加減浸透しても良さそうなのに、相変わらず一般的には「え、5級?なんでしょ。その割に高くない?ロートシルトとか関係ないんでしょ?」ぐらいのところにおり、一方で一部マニアには「エコセールまでとった有機なメドック格付けにしてアドヴォケイトでも100点獲得のスーパーセカンド」として知られる所。
20170218223138337.jpg
そしてエコマークがついにつきました。同時に高騰もしまくってるのだけどネ・・・デュアール・ミロン(3級)よりはずっと高いものなぁ。アドヴォケイト100点がついた2010は更に倍以上するんだけどサ(因みに2013年は90~92と近年ではかなり低い)

そんな訳で安くて凄いというような評価は既につけられないアイテムではありますが、薬の汚染まみれで知られるボルドーにおいて、エコ系としてのトップを走るワイナリ。
その実力や?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
すごくナチュラルで落ち着いた、図書館な佇まい
やっぱいいなぁ、ポンちゃんは・・・・・・何が良いって、果実感などは可愛らしく綺麗にあるけどそれが薄みでなくしっかりとしていて、品の良い風味がアルこと。
201702182231473d6.jpg

色は強めにクリムゾンレッド。
香りに強いカシス要素があり、果実のエキス感が強くあるのですがミルキーさはあまり感じず。
あまりミルキーさが出ていないのはなるほどアドヴォケイトの点が大きく下がっている部分かもしれませんネ。
樽っぽさが無い分、果実感はクリアにできており同時にそういう調整になっていると思います。2010のポンちゃんとはボリュームはかなり縮小された印象でありますが、筋の通し方は変わらずだと思う。
味わいも非常に綺麗かつみずみずしいタッチで、上述の通り2010年に比べると薄み。呑んだポンテカネの中では一番薄いかもしれない。
しかしながら果実の要素そのものはしっかりとしてまして、赤果実のタッチが強く出ているのは流石ですネ。何ともポイヤック的といいますか・・・・・・
その上でカシスのジュースが存在し、滑らかな肌触りも残しつつスラーッとフィニッシュしていくのです。
より自然派ワイン的な印象を今回は受けてまして、しかし葉っぱ感(ミントっぽさすら)とか土感は少ない。
また、ある程度時間が経ったところ赤果実の要素の後にダージリン風な紅茶感までたってきて素晴らかった!
この2つの要素が揃うと、むしろブルゴーニュすら彷彿とさせるものになっちゃうんですネ。それもかなりの良品。
ダヴィット・デュヴァンとかロベール・シヴュニョン辺りのライジングスター達の資質に近い(農法が似てる?)
やっぱりどこかナイーブながら、ポテンシャルを発揮しつつ、内向的な図書館ガール感!
メガネを別にしてはいないけど、かけたら似合っちゃう。今回は少しだけ遠巻きに所作を眺めるようなイメージ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
ボルドーワイン上位として、お試しいただきたさは健在
メドック格付けでは一級とスーパーセカンド郡が別格というか次元が違いすぎて他もっとがんばろうな?ぐらいの格差を感じますが、ポンテ・カネに関してはその中でも特異点定理であり、これからのボルドーの「農薬ドバドバからの転換」という未来予測図。
そんなコトを差し置いても、個人的に飲むたびにハズレがなくとてもその品格に気分が良くなってしまうアイテムであります。
ボルドーですし数そのものは少ないってこともないのですから、金銭的余裕がある方は近年のいずれかを是非お試しあれ。
教科書的にも一度は呑んでおいた方がいいと思う。

というわけで、ポンテ・カネの2013でした。
ここは飲む度に年度の個性は出ちゃってるものの、それで悪かったという印象にならない存在感のある「インテリなバランス」と「潜在的なブドウの良さ」が心で理解できるのが良い。
正直、私は贔屓でしょう。そういう「また飲みたいなぁ」と思わせる稀有なボルドーです。

安い値段ではないけど、価格帯として納得出来うる?


なんでか個人的に文香イメージなワインです。

| フランス | 23:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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状態が悪くても流石のデュクリュ筆頭! デュクリュ・ボーカイユ1986

うぇるかむ!
昨日は「時期としてイマイチだったコス・デストゥルネル」でしたが、今回は「扱いがイマイチっぽいけど美味しかった」品。
つまり、これってなかなか良いワインってコトだと思うのでして・・・・・・

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デュクリュ・ボーカイユ1986
サンジュリアンのトップ級ですネ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
実は1988年で見てまして、古酒なデュクリュ・ボーカイユは二回目かな私。
なお、1988年も「醸造所的に酷いトラブルがあったような」とされていますが、そのスタート的なのが86年では?みたいな言われもあるいわゆる「メドック格付け恒例、xx年代はスランプだったのど直球」ではあります。
20170217142957318.jpg
うっかり裏までとれすぎてしまった。
そして2011にリコルク(リボトルかも。ちゃんと飲むときに確認しなかった・・・)ですネ。だからやたら綺麗。

とはいえ、1986年モノになのですがボトルを提供用セラーに縦置きで入れてガツガツ持ってるのはあんまり良い環境とは言えない中での試飲ではありました。量も少なめだしネ。
で、実際どうなのかというと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
うん、普通に良い古酒っぷり
ヘンな感じなく飲むことが出来ました。古酒ボルドーとしてのらしさを充分に備えてる感じ、あります。

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たとえ少ない量のティスティングでも、ノートに起こして伝えていくのが大事なのヨ。

色は褐色しているがそれでもまだこれだけ強く赤さがあります。
香りにバラっぽい要素が多く果実の要素も強め。
ドライフラワー系と赤果実(アセロラやチェリー)にちゃんとカシスっぽさが残っており、タフさが良く出ているんですネ。
それでいてタニックさが強かったり、古酒独特の梅っぽさまでは感じないという。
味わいも滑らかに整い、上述した香りの要素がしっとりと出ています。
赤果実から始まり、カシスっぽさへの転換、花っぽい中間から酸味とキノコ要素が出てそこそこの長さのフィニッシュ。
ここがもっと長いといいんだけどなーとは思いましたが、全体の構成が非常に芯のある内容。
コレ以上の熟成?とかまでは考えなくても良さそうないい塩梅のミドルメンな赤ワインとなっています。

コストパフォーマンス(最大5PT)
コスパで測るものでもないが、値段のバラつきに注意。
古酒ボルドーなので、「どこで買うか」で全然値段が違うのはいわずもがな。っていうか、上の写真見ての通りこのままENOTECAで買ったら4万円な訳ですよ一本。



ネットショップでもご覧のように全然違う。
なので、あとは「ショップへの信用値」とか「出処がどこの1986年なのか」でしょうネ。多分、4万近いのはこのENOTECAから蔵出しされてるもの(2011年リボトル表記がありラベルも新しい)と推察出来るという。
なので、購入時には値段だけでなく色々と相談や質問に対応出来るお店でドウゾ。

というわけで、デュクリュ・ボーカイユ1986でした。
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こういう比べ方をすると、残念な時期と呑み頃の時期というのがわかりやすく世の中存在するものだなぁ・・・と感じてしまうですネ。
どっちもお値段高すぎとは思いますが、一度はご経験アレー。

マグナムもあるらしい。


確かこんな感じのイケミドル(演技時)だった覚えがある。

| フランス | 15:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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コス・デストゥルネル04はまだ閉じてるゾという話

うぇるかむ!
えー、これも普通に更新用にしようかなーと思っていたのですが、やっぱり閉じてたなぁと思うので簡易更新にしようかと。

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コス・デス・トゥルネル2004

言わずと知れたボルドー格付けの2級、スーパーセカンド(セカンドワインじゃないヨ。この表現めんどっちぃよネ)のひとつ。
なにげに当ブログでは泡の方は紹介してて本家本元書いてなかったっぽくびっくりしたのですが、サンテステーフを代表する、今更私が書くまでもないアイテム・・・・・・
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の、2004がティスティング出来たのでした訳なんですけれども・・・・・・硬かったゾ~ーーー!!!!

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色はクリムゾンレッド、香りに血のようなタニックさが多くあまり香りが立ち上がらない印象。
味わいもカシスタッチが多めにあり、熟成感はほぼほぼなく、薄みでありながらも可不可ないフィニッシュ。
ポテンシャルは充分に感じるんですが、これは完璧に「フレッシュな新モノの時期」も「熟成途中のバランス期」も「熟成期」も外した奴ーーーってなっちゃったのでした。
もっと早く飲むかもうしばらく寝かすか、ってな具合になっていて、これレオヴィル・ラス・カーズ辺りも良くそういうのが提供されてたりするんですよネ。
そりゃ開けてみないとわからない所なのですが、ちょっち勿体無い気分になるのでした。

それだけ閉じてても充分にボルドーの最高峰のひとつというのはわかる・・・・・・んですが、ネットでは15000~25000円ぐらいしちゃうので今すぐ飲むには早過ぎる高すぎるです。
可能な人は寝かしといた方が良いでしょう。
2024年の成人式までとっときましょうって感じ。

うーん、この辺りボルドーは本当にムズいというか保管環境が整っている人(日本人どころかフランスでもどれぐらいいるんだ?)でないと残念なガチャ結果になりやすい感がとてもする。
そしてそんなボルドーが日本ではワイン飲みの門的に紹介され続けてるのだから、やっぱりそこは変えてかないとアカンよなぁと思っちゃうのでしたとさ。

スーパーセカンド系の中ではこれでも意外と安い方だったりする。サンテステーフだからかな?


象のフレンズ

| フランス | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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全ての記念日をシモネタに変える、色々クレイジーな若手自然派アイテム。 ピエール=オリヴィエ・ボノーム・ヴァンクール2014

うぇるかむ!
えー、皆さんバレンタインですネ。今年はあんまりチョコイベントにも行けずリア充爆発しろ的な気分でありますが!
で、今日は「ある意味ではバレンタインに向いた」ワインの紹介です。
うんうん、わかるよー、そういうのって2月頭にやってバレンタインに呑めるようにするのが筋って感じでしょー・・・

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ピエール=オリヴィエ・ボノーム・ヴァンクール2014
でもこれがちょっち違うんですヨ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
えー、ラベルの右側にはこんな感じの絵が描いてあります。
201702130818363ad.jpg
うんうん、ハートマークかな?

造り手のピエール=オリヴィエ・ボノームは元々ティエリ・ピュズラという造り手のお弟子さん。ていうか元相棒。


(実はまだ経験した事ない私であった。)
ティエリの収穫にバイトの金目当てで収穫手伝いをしにきたオリヴィエ・ボノーム。
オリヴィエの働きっぷりに「お、ええやん君ぃー!」とノリ気になったティエリはネゴシアン部門の共同経営者としてスカウト!
それからオリヴィエはワインの勉強をし、ティエリ・ボノームというネゴシアンワイナリを作るのでした・・・・・・が!なんと!当の誘ったティエリが2014年に完全にボノームに明け渡して
「実家に帰らせていただきます」
みたいな感じで上のクロ・デュ・テュエ・ブッフに専念しちゃうのでした。
残されたオリヴィエ君は、そのままネゴスの長として改名もして続けていますヨと。

そんなわけで、ネゴスワインのロワール自然派の、しかも毎年品種が違うアイテムとなっています。
今回はピノノワール25%、ガメイ50%、グロロー20%、コー5%という配合。年によってゴッソリ入ってないものが出たりするシェフの気まぐれアイテムです。
それもそのハズ、恐らくこれ日本インポーターである「ヴァンクール社向けのアイテム」のようなんですネ。
だから名前もヴァンクール、ハートマークの意図もわかりますなぁ・・・・・・で!終わればいいんですが!
実はこれダブルミーニングでVincoeurの下にulと書いてある。ヴァンキュ=尻です。
201702130818363ad.jpg
ハートとケツである
うん!こりゃうっかりバレンタイン当日に知らないで使ったら悲惨だネ!カップルが知ってて使ったらなんかもう結婚してるも同然だネ!!
はいはい、じゃーワインそのものいきまーす(投げやり

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
味わいもなんだかカオス?
これ、マセラシオン・カルボニックをかけつつ微妙に違う醸造で各ブドウ作られているようなんですが、そこにはマセカボっぽい要素と地ブドウっぽい要素が混在しています。
これから書く内容が印象的だと思ったら、買ってみてもいいのかもしれない。

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因みに、今しがた私はコレを飲み干した。一人でナ・・・・・・

色はレッド、シンプルな赤さながら底にいくに連れて濁り感も見られますネ。
香りにアセロラ系の赤果実とキャンディがある反面、土臭さや硫黄っぽさがふんだんに入っているんですネ。
この対立主義的構造は味わいにも続きます。
赤果実を主体に僅かに焦がしな印象、それとマセラシオン・カルボニックっぽいキャンディのようなタッチが入る・・・・・・のに、ガブッとブルーベリーなどの黒っぽい果実感やビターな印象、むせるような土の匂いが漂ってきて地ブドウオーラをフルブーストしてきます。
おまえは瀕死の状態で突然覚醒するロボットアニメか?
そんな感じで突然動きが変わる印象のあるアイテムとなっています。
ここ数回、「ガメイとなんかのミックス」で書いてみましたが、コレがもっとも統一感がない。
それを良いとみるべきか悪いとみるべきか・・・・・・
了解!トランザム!!とか突然言われても吹くしかないよネー。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(面白さなら+♥)
2500円アンダーなので、ネタとして買うなら大有りなジャケ買いワインの典型といえるでしょう。
このなんでもシモネタにしてしまいそうなラベルと、カオティックな味わいを使いこなしてこそ若き自然派ユーザー・・・・・・的な感じに自然ラヴァーは思ってそうだよネ。
書いててなんともヒッピーなワインだと思う。なので、一度は試してみるのはいいかもしれません。
ブラインドでこれを全部当てられる人はよっぽどこのワインの(しかもこのヴィンテージを)飲み込んだ人だけなので、ただのhentaiです。
ダメな人は決定的にダメなので、試すならまずは一本でどうぞ。料理とは・・・う、うーむ、微妙に合わせづらいかなぁ。クセが強いから相当練らないと。

というわけで、ピエール=オリヴィエ・ボノームよりヴァン・クール2014でした。
ある意味では典型的な自然派のアイテムで、インポーターネームが入っているだけの事はある気がします。
これがダメだと、結構な量の自然派はダメダメぽんです。
そういう、割り切れるぐらいにそっち系。貴方はどっち系?

ヴィンテージで全く内容が違うから、そこは注意してネ。


最近もっともクレイジーだったシモネタケツアニメとかあるから、アニメも負けてないナ(負けてくれ・・・)

| フランス | 21:06 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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元建築家が作るシュナンブランは実に構造的?よく出来た新世界風ティスト。 ド・トラフォード・シュナン・ブラン2014

うぇるかむ!
南アフリカ!!!!!ひっさびさに南アフリカ!!!!!ちゃんと飲んでますから南アフリカ!!!!!!

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ド・トラフォード・シュナンブラン2014
それもシュナンブラン!!!!!!!!!!!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(アーティストラベル的には+♥)
ラベルはアーティストものですネ。作り手であるデヴィッド・トラフォードの奥さんが描いているもの。毎年違うんですが、毎年なんか微妙に暗い感じなのが特徴。下の方はあんまりこだわりない感じかなー。
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裏からとると不気味な域に・・・?

作りてであるトラフォードに関しては随分前にサイン・レッドでとりあげましたっけ
ニューヨーク・タイムズで評価があがり注目されるようになった元建築家のワイナリです。(実は赤も呑んでるのにうっかり更新してなかった模様otl)
が、赤の方が圧倒的に知名度が高くこのシュナンブランは割りとスルーされ気味なアイテムな模様。
年産9000本ぐらいとギリ万単位になっていないアイテムではあるんですけどネー。
ただ、樹齢も30年が平均だったりでそんなに特色はないアイテムではあったりします。
ステレンボッシュですし、赤のが得意なのはわかりますが果たして・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥(南アシュナン好きなら+♥)
樽ドネに激似!
かなーりしっかりした味わいになってまして、ボリューム感たっぷりっぷりがアメリカ系シャルドネっぽさすらあります・・・・・・その上でスムーズさや中間のバタ感はシュナンブラン的。
うーん、やっぱり南アのシュナンブランは素晴らしいなぁ・・・・・・
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色は比較的黄色さが強め。
香りにグレープフルーツ、僅かな杏感、なによりもバターっぽい感じがしっかり出ていて、チーズケーキっぽさすら。
そこそこに木の実の印象もあって、南アフリカシュナンブランの中でもボリュームは大きい方です。
味わいもガッツリとしています。かなりガッツリと黄色い果実とミルキーなバター要素がフルスロットルでガッ!・・・・・・と入りつつ、途中で滑らかになるのが実に南アフリカシュナンブラン!
最初のボリューム感がかなーり高くある分、中間で抜けた時の高貴さ(と私が言っている中間のバターを感じさせる抜け方)がギャップに感じるかもしれません。
かなりパワーがある見かけに反して、なんか意外とちょろい感じがあるのがいいですネ。
それぐらい最初の作りが濃かったりするので、そこを対立的とみるかどうかで好みがわかれるかな?
アフターもそのままスッと抜けていき意外と長くはない。
ガッ!とした迫力のあと穏やかになるタイプで、キッチリと作ってあるもののそのキッチリさが仇になってそーな部分も感じるかな。
シュナンブラン主体のワインのベースは整いつつ、やっぱり得意ではないんだろうなぁとは思います。
とはいえ、そこは僅かな差。
それでもパワフルでありながら高貴さをもつ白である事に間違いはありません。
典型的シュナンブラン。アルトリア・ペンドラゴンなワインです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥(濃い白をお求めなら+♥)
なんだかんだ破格なんですよ南アシュナンブランは
税込み3000円ちょいのワインであり、割りと在庫しちゃってるアイテムみたいなんですけど、間違いなく値段でみれば良い方なのです。
実際、某アメリカ大手の同価格より500円程度安い・・・意外と価格差があって場合によっては1000円違ったり同格だったり・・・シャルドネと比べてみれば500円差でとんでもない月とスッポンが拝めました。そっちも悪くはないのですがネ。比べる対象が悪いか・・・
さておき。濃厚めで樽感がしっかりしている白ワインをお求めの方であれば、かなーりオススメ出来るアイテムになっています。
逆に、南アフリカのシュナンブランを良く知っているユーザーには「どことなく、他の方がいいかも?」となる可能性も否定はしません。餅は餅屋。シュナン屋はシュナン屋なんです。
建築家相手にはプレゼントにもエピソードを添えれば使えるのはこの作り手の良い所。しかしながら、万人に相性が良い点もプレゼント的には評価点かな。
典型的といえば典型的な部分があるので、ブラインドで出しても悪くないかも?

というわけで、ド・トラフォードよりシュナンブラン2014でした。
南アフリカらしい高めのシュナンブランのタッチでありつつ、更にアメリカンな仕上がりを見せているのが実に建築家らしい構造的なアイテムだと思います。
個人的にはもはやシャルドネよりシュナンブランのが美味しいのが出来やすいのでは?とか思っちゃうのですがいかがでしょ?
(ただ、塩っけはないんだよなー)

売れ残りが市場には残ってますが、流石にそろそろなくなりそう?


あ、あれは何ペンドラゴンなんだーーーー(棒読み)

| 南アフリカ | 23:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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IPOB最終期女史が造る、スラッとしたデイリーナパ! ウルトラヴァイオレット・ナパ2014

うぇるかむ!
はい、唐突ですがナパです。ギリシャとかガメイばっかりやってる訳にもいかんなぁということでナパでありまする。

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ウルトラ・ヴァイオレット・ナパ・カベルネ2014
安旨よりのナパなんでございます。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(IPOBとか知ってるなら+♥?)
ラベルデザインはなかなか可愛い仕上がりかつ、全体の構成としてはなるほどナパっぽい大胆なデザインではないかと。
全体の派手さとジョーク感がなくシンプルさが両立してるの、カリフォルニア若手っぽいよね。
因みに、作り手の旦那さんがデザインしたらしい。へー。
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あら、オークヴィルじゃん本拠地!

作り手は元金融業界人のサマンサ・シーン女史。
金融業界人だった彼女はなんだか疲れちゃって、ブルゴーニュへ旅行へ行ったら感動しちゃうわけですネ。
アメリカ人、大抵フランスに旅行に行くと「目覚めちゃ」ってない?(パーカーたんとかモロにそうだし)
で、彼女は2009年にポー・ワインズというピノとシャルドネメインのワイナリ・・・つまり、ブルゴーニュ系な・・・を立ち上げ、自然派風に作って大ヒット。
あのフレンチランドリー採用!という日本におけるレストラン採用アメリカワインの登竜門もらくらく通過。そしてIPOBの最終期生として僅かながら活動してました。
そんなブル系ワイナリをやっているサマンサのところに、ナパにいた栽培家の友人が
「はわわわわ、大変なんですぅ~、買われる予定だったブドウを全部キャンセルされちゃって・・・・・・原価でいいから買ってくださ~~~い」
とやってきて、じゃあせっかくだからナパも造るぜ!と越前康介ばりに即決するのでした。
で、そんなスタートだったナパ版も未だに作り続けているということ。
あくまで全部買いぶどうですが地域は割りと狭め(セントヘレナが多め?)、カベルネ95%にフラン5%でフレンチ新樽古樽併用で18ヶ月熟成、という案外ふっつーにナパワインをしたデータ。
本元はブルゴーニュのそれもナチュラル系な人のわけですが、そんな人がナパで作ると・・・・・・?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
シンプルにナパ・メイド感
この価格帯のナパだと若干薄みに感じる事は(ナパにしてはなぁって感じ)多いものですが、このアイテムなかなか芯があります。
というか、実に良くナパっぽさに忠実なんですネ。
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色はまさにウルトラバイオレット。紫度は多めで透けは少ないです。
香りにカシス&ココア、あんまりハーブ感はないものの、端的にナパっぽいまったりさが香りから良く出ているという。
その分、開けたて直後は若干アルコール感がキツいので注意。結構オラついてます。
味わいはこなれてくると、口に入れてすぐマイルドな樽バニラ感がただよい、それから紫果実のソースがかかってくる印象。
ときおり赤果実感もあり、酸味が手放されてはおらず、また凝縮感こそないものの薄っぽい印象がないのもグッド。
アフターは流石に最高峰と比べると短めですが、充分な感じ。あんまりハーブ感が強くないのは好みが別れるかも。
総じて全体に、濃いワインの部類に入るもののしかしパワーで押せ押せでも無い美少年系ワイン。
どことなく、佇まいが涼やかかつ女の子っぽい甘さがないのは、むしろ最近流行りの「男アイドルモノのクールキャラ」みたいな?
(最近、あの界隈サイドMとかあんスタとかキラメキがどうとかちょっと良くわかってないってか混同してる私であった)

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
4500円というギリギリで5000円を超えない中途半端価格でして、そのさじ加減は絶妙だと思うのでした。
なかなかだけど、相応しい価格かなぁという感じなんですよネ。ただ、ナパらしいワインを求めるならこの価格で呑めるならいいんじゃないかと。
そういうわけでして、ナパ・カベルネのタッチを安く感じたいならオススメ出来るアイテムとなっています。
プレゼントにもそこそこかわかっこいいラベルや人を選ばない味わいで、悪くないかも。

というわけで、ウルトラバイオレット・ナパ・カベルネ2014でした。
若いナパカベらしいタッチがなかなか楽しめるアイテムとなっています。
IPOB系でブルの女性醸造家、というともっとエレガント系かと思いきやそうでもなく、むしろナパの文脈をちゃんと測っているという。
ナパはこのぐらいの価格でいい作りてが出てくれるとなんとか追えるのですが・・・滅多ないんだよネ。

ハイジ・バレットになれるかな?


これが思い浮かぶよネ

| アメリカ | 19:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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まさに海ワイン!なサントリーニからの贈り物。 イエア・ワインズよりタラシティス2015と2012、アシルティコ

うぇるかむ!
一昨日更新のギリシャ編の続きっていうか当のワイン達です。
全3回ぐらいにわけて更新しようかなーと考えてますがアクセスとか見るに「あんまり皆、知らない地域すぎて興味ないかなん?」とも思うので、来週までを目安にポツポツにしようかと。
さておき。今回がその上一番メインっちゃーメイン、サントリーニ島からのアイテムを3つ。

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イエア・ワインズ・タラシティス2015と2012とアシリティコ。
ヴィンテージ違いと上位キュベになります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
タラシティスというキュベ名は「海からの贈りもの」という意味があるそうで、ちょっと雰囲気いいですネ。
ラベルデザインそのものはシンプルデザイン系で可不可ない程度。
後でズラッと並べますが、裏ラベルだけ先に。
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とっても普通な。
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オールドヴィンテージの方は醸造家持ち込み品との事で日本非売品。
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80年はしてる樹という威圧感よ。

作り手は前回の記事でたっぷりかきましたイエア・ワインズ
そしてその公式なプロフィールについてはインポーターさんが詳しいので割愛ということでー
レバノンとギリシャに強いフレンズだよ!
なお、今回のワイン達はこちらの公式ぐらいでしか買えません。もっと波及すればいいのにー。

で、それぞれのワインの違いは

タラシティス
ステンレス低温発酵によるストレートな仕上がり

アシリティコ
こっちはかなり凝っていて、ステンレスでの低温発酵と樽での高温での発酵(古樽でフレンチやアメリカンなど3種類使い)をし、更に野生酵母オンリー。

因みにどっちもアドヴォケイトで90点以上、最大でタラシティスの方が94点もとっている様子(アドヴォケイトのみタラシティスのが評価が高いみたい)。
これはなかなかのもので、例えばこの間のニュージーランドのトップクラスの評価を受けてるソーヴィニヨン・ブランであるドッグ・ポイントで94点です。
値段も同じくらい。NZは微妙にマイナー地域判定に入り、よりマイナー地域のギリシャで評価がいいのは「一部で流行っている」と言って過言でないと思います。
ではその実力とは如何に?

香り・味わい(最大10PT)
タラシティス:♥♥♥♥♥♥♥(好みは分かれそう)
アシリティコ:♥♥♥♥♥♥♥♥
おいしいしょっぱさだね!
かなーりしょっぱいスタイルのワイン達です。「シャブリぐらい?」というレベルでない勢い。
そして、その風味が良いと見るか悪いと見るかで全然違うわけですネ。ナルホド、パーカリゼーション時代にはこれは嫌われたでしょうナ。

タラシティス2015
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最初のアイテムにして一番重要な「らしい」アイテム。
色は黄緑系だけど、意外とイエローさ強いかな。
香りからしてソルティドッグ。塩とグレープフルーツの印象が高くあります。甘い印象が香りからはしないんですネ。
味わいもグレープフルーツが如実にあり、しかし酸味というより塩いのである。
しょっぱい。これが正しくこのワイン「らしさ」なんですネ。
塩っ気系ミネラリーをおもいっきり体現したアタックからみりんっぽいタッチ、乳酸っぽさもある。
トークでは「ラムと合わせると良い」とあったんですが・・・・・・ど、どうなんだろうこのしょっぱさ相手には?
素のしょっぱさで勝負しまくっているので、それこそ海の幸が相性良さそうに思える珍しい白(私はそもそも日本人的海鮮感覚にはワインは単純には合わないと考えてるヨ)。
海系の大人キャラである。トレンディドラマな海ってなんか江口かだれかやってなかったっけ?

タラシティス2012
20170210193647872.jpg
生産者持ち込み品。
熟成することによって、よりみりんっぽさが高まり、同時にアルコール感が表面に出ている印象。
しょっぱさ、フルーツ要素はその分下がっているのでディスカッション上は「長期熟成する」との事だったのだけれど、正直そうは思わなかったひと品。
多分、果実感が残ってる状態の方がこの塩感が前面に出過ぎないのでは?

アシリティコ2015
20170211150446c4e.jpg
今更気づいたけど、ラベルのマークは表彰台意識してるのネ。
色はこの日呑んだ白ワインの中では強くイエロー。
香りにコーンやバニラといった樽の要素が強くあって、もちろん同時に塩ッ気が。
果実要素がその分控えめではあるんだけど、こっちは何だかオシャレアイスクリームショップのバニラアイス的な香りになってて、樽ドネ好きならこっちのが格段良いハズ。
味わいも最初から塩感全快なのはタラシティスと変わらず。
ただ素朴さが多かったのとは異なって、樽感によってベースがマイルドになった分より滑らかに塩要素もひきたてられています。
黄グレープフルーツ主体のフルーツ感もなかなか。青っぽさが無い点もクリアでいいのではないかと。
アフターもこちらの方が樽感が支えになって、しょっぱいフィニッシュがそれなりに心地よく構成されていて長く感じられます。
個人的なイメージだと、タラシティス版が「海の幸そのまま」だとすればこっちは「クリーム系の料理にしました」という差がありますね。
玄人おじさんや料理人なら前者をとるけど、うちみたいなワインだけで呑む質には後者のがいいだろうと思いまする。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥(塩ッ気が合えば+♥)
中域白ワインの新たなる選択肢!
ただ書いての通り個性的な風格が全体に漂っているので、一本試してどう思うか?という所なんだろうと思います。
没個性なワインに飽々している方向けではあるんですヨ。またはミネラルって単語を色々考えたい人向け。
そこの個性にハマれると3000~4000前半で呑める白としては大いに個性があってよろしいネ!
当ブログのアクセス数が下がるぐらい、みんな知らない地域なのでブラインドで出したらトッププロ以外はわからないハズです。
家飲みにはあまり塩っけ強くない料理と合わせた方がよかろうと思います。

というわけで、アシリティコワイン2点盛りでございました。
この個性の打ち出され方は本当に玄人向けであり、一回は試してみると面白いアイテムであることは間違いございません。
ただ・・・・・・その個性を拒絶する人も少なくないだろうなぁとも。覇権にはならないけどブームにはなる、そんなアイテム。

楽天では売ってないので、塩おいておきますネ(ドサッ!


ほんと海からの贈り物感がある

| ギリシャ | 16:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ギリシャのすごーいを知る。Gaia Wines による再思考のネメア・サントリーニ島・・・というセミナーに参加してきたヨ

うぇるかむ!
えー、タイトル通りでございまして本日はセミナーにご招待いただきまして参加してまいりました。
ついったーの経由でご招待いただいたもので、いやーこういうブログもやってて良かったなぁと思う次第です。
さておき。そんなわけで言って聞いてきたことを大雑把ながらご紹介しようと思います(呑んだワインのティスティングノートは後日の予定)
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ネメアとサントリーニという2つの地域のギリシャワインについてのセミナーで、こうしたセミナーとしては上級コースのモノだったようで。
や、実はお金を払う学校モノのセミナー参加って初めてだったんですが、やってる事としては「生産者来日イベント」のワイナリご紹介が大きく増えたって感じでした。
参加者の方々色々いらっしゃったんですが、ph値を気にされてたりしたのが印象的「あー、学術的な?」みたいな気分に。それと皆、ワイン残して帰りすぎ!吐き出してもいいんだからグラスは空にして自分で返却しよう!!
(あんまり皆置いて帰るから、グラスの片付けをちょっとしたんですけど逆に申し訳無さそうにされてしまって申し訳なかったヨ・・・)

今回のセミナーの解説はヴァンドリーヴという輸入会社さんと醸造家であるヤニス・パラスケヴォプロス氏。それと・・・
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元読売のワイン記事担当で現ワインレポートをやっているワインが得意なフレンズの山本 昭彦先生だよ。
すごーい!

山本さん、写真でいっつも渋い顔してるなぁと思ってたら実際も写真とあんまり変わらぬ印象でした。
あと、お話の仕方が「クメウの人も」「mwも」というように参照元を先に言って信ぴょう性を高める講義スタイルに、元新聞屋の流儀を感じた。
あ、そうそう、ついでに
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レカンでソムリエをやってたフレンズもきてたよ!
すごーい!!

や、大越ソムリエは本当に参加者側で何もぴくちり話してなかったんですけど、大橋mw経由で山本先生はギリシャ知ったっぽいのでワインレポートの推しな事は間違いないヨ。
(ワインレポートより先に記事にしててゴメンナサイでもアマチュアなりにやっちゃうんだぜ☆)
あ、そうそう、ついでにおひげがおもったよりもこかったよ。

ここからは、たーのしーな聞いてきたお話。
なるべく話はタイピングして逃さないようにしてたけど、あくまで抜粋かつ私の聞いた印象が含まれると思ってネ(伝達ゲームは100%はありえない)。
また、個別のワインについての話はまたの機会にしようかと。大まかな意義や意味が係るものは書いてます。


・サントリーニ島というギリシャの島のお話が今回のメイン。島が出来た歴史から話が入って行きました。

・土着品種としては最古クラスで120年前とかの接木なしのものが沢山あったり・・・なんだけど、ヨーロッパ加盟がギリシャ自体が1981年でそっから開けてきた文化度が高い(技術輸入として)のでモダンワインとしてのスタートは1981年からと見て良いんだとか。ようするにそれまではあくまでもドブロクみたいな事だよね。オールドワールドには良くあるパティーン。
例えば、今回のヤニス氏などはボルドー大学に行ってきているわけで、そうした世代がこれから作っていく地域なのだろうと。

・火山から出来た火山が多い土壌ゆえのミネラル、粘土質が0でフィロキセラがなく水の供給もない(カリウムもない)特殊な土地で、更に気候は風邪がとにかく非常に強くて、ヌフパフの一部地域にも近い強さなんだとか。
バーガンディとはかなり異なるミネラルであるとの事。
(この時、ヤニス氏はブルゴーニュと言わずにバーガンディと言ってました。これ意外と面白い事で、ギリシャないしボルドー大学出の人はバーガンディというワードを素で使うって事なんよネ。)

・風が強いが故に木を育てる為にバスケットづくりというのをしているんだって。
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実は今回、明確なアンフォラワインがなかったんですが、こっちの面は伝統というか特徴的ワインの作り方かなと。
また、ヴィンサントとかはギリシャが発祥だったりする。古典と新規のまさにミックス中か。

・サントリーニ島は世田谷区と足立区を足したぐらいの大きさの島。
アシルティコという品種が土着で、これが世界的にヒット中。パーカーポイント94点のキュベもある。曰く別に点数とかは正直どーだっていいっちゃーいいんだけど、毎年レーティングされている「安定性や国際的評価」としては大事なんだとか。

・山本先生曰く、現在のミニマムなパラダイムシフトブーム(パーカリゼーションの反対にいる小規模かつ土着の地酒的な回帰)にギリシャワインはガラパゴス的なマッチしているから、一部で人気が出ているんだそうな。
更にサントリーニにおいてはサルディーニャ島やシチリア(エトナ)などの注目と近い見られ方をしているのも、人気の秘密だろうと。
(土壌や品種においてはしかし島ワインでありながらそれらとは大きく異る)

・また、その起源は恐らくブリテンやニューヨークから当然広まっているんだけど、ジャンシスおばさんが2004年頃最初に取り上げたのがトップジャーナルとしては古め。更にエリック・アシモフが2013年にとりあげており、日本においては2016年中頃にようやく大橋mwが紹介してこれからブームになるんだって。すごーい。

・ついでに言うと、サントリーニは「ミネラルが特徴」の産地・・・・・・なんだけどこの時のミネラルというのは山本氏曰く80-90年代のパーカリゼーション・フルーティー(パーかーワイン的なフルーツ爆弾)にロンドン側が反骨してそれに対する表現としてミネラルというのが使われたのがスタート。
nzでのピノの発表会(これは珍しくワインレポートで無料記事が出てますネ。なにせ大橋mwが登壇してるもの)でも語られた事で重要な要素かつわかりにくいのだが、サントリーニはテロワールとしてわかりやすいだろうと。
今回の場合はテクスチャーとアロマでいえばテクスチャー寄りのミネラルなんだって。すごーい。
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こんな土地で作ってる。

・このアシルティコという品種はサントリーニではミネラルの強いアイテムになっているけど、本土ギリシャだと一転してフルーツ要素が高いらしい

・続いて、ネメアという本土の側のアイテムの紹介があり、こっちは正直説明時間もなかったせいかサクッと終わってしまった。

・こっちはアヨルギティコという品種をメイン使って色々やっている模様。

・因みに、ソムリエ協会のギリシャ担当は山本氏。なんだけど、ブドウ品種の読み方が現地寄りじゃないのが勝手に採用されててキレたナイフみたいになりそうだったみたい。

・ギリシャは緯度が意外なほど低く、雪も積もる高い標高の土地。気候の変化が激しいからテロワールというよりヴィンテージの差が出る産地なんだとか。そのため、レーティングとしても年度毎に安定性が低めらしい。

・同じく接木はなしのブドウが多くあって、同時に良いワインを造るならそれらを上手く使うのが大事とか。ブルギニヨンも言ってた!

・野生酵母についての話。クメウの人(マイケル・バラコビッチ)も言ってたんだけど、野生酵母って畑におもにあるもので、なんとフランス樽にも存在していたという研究結果が発表されていると。
そして、土地の個性を出すならつまり野生酵母は積極的に使うべきでマイナス要素以上に大事なんだって。

・全く関係無いけど、スペクテイターの上位は宣伝広告費でどうにでもなるからあんまり意味がないって山本先生が言ってたよ、すごーい!

・それと、価格が急上昇している。南アフリカなんかもそうだけど、この部分はどこも変わらないみたいで需要と土地の価格上昇がまんまワインの価格にも反映される様子。ワイン生産者にとっては「生活が出来る=ワインを造る意味がある」ので喜ばしいことだけど・・・・・・消費者としては困っちゃうよナ!

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ワインセミナーで10脚も使うのは年に1回あるかないかぐらいでこの次の時間の授業にグラスが間に合うのか、WSET側はハラハラしてたらしい。

で、ここからは質問コーナーで出てきたQ&A。まずは他の受講者さんのQから。

Q:ペイハー値が低いことによる醸造の難しさってありますか?

A:ないよ!ただ、phが低いところでないと野生酵母を使うのはリスクが高くて嫌かもしれないな。そういえば、サントリーニはマロラクティック発酵が上手くいかないからやってないんだ(シャブリとかとの決定的な違い)

Q:サントリーニのバスケットによる木を守る手法ってどれぐらいやるものなの?

a:5年とかやるから結構たいへんな作業だったりする

Q:醸造時にオークやステンレスを使ってて、ギリシャで良く言われるアンフォラが今回ないのはなぜ?

a:色々と醸造方法についてはチャレンジしている(実際、かなり種類を多く作っている方)んだけど、結局は経験や知識を総動員した結果、オークを使うところに「逆に戻ってきてしまった」部分はあるかな。

Q:日本でギリシャワインが流行るためにマーケティングはどうされますか?

a:アンチマーケティングだよ(笑)。実は色々と興味深い話の切り口がある(ヴィンサントが起源だったり)けれど、ニッチなマーケットをターゲットするのがいいんだろうと考えている。
トレンドやソムリエへの影響は必要性を感じる(そこから波及されるから)

・・・で、ここから2つは私がした質問。

シンク:くだらない質問なんスけど・・・・・・趣味はなんですか?休日なにしてらっしゃる??(会場笑い)

a:セーリングがテラピーになってるなぁ。海に行くのが気晴らしになっているよ。
実はセカンドビジネスでビール会社もやってて、サントリーニ島でビールも作っている。
ワインはひとつのミスが許されない、間違えが出来ない緊張感の非常に高い仕事なんだけど、ビールは気楽に出来て癒やされる。

(この質問、実は生産者が来ると割りと良くやってて、今回みたいにミネラルが強く出るワイン作ってる人は大抵の場合「海付近にワイナリをもっていて、同時に海に関する趣味事がある」と勝手に思ってるんだけど、今回も一応的中かしら)
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地中海にワイン沈める実験とかもしてるぐらいだしネ(実際酸化が全然しないんだとか)

シンク:先ほど、日本でのマーケティングについて話されていましたが付随して、では世界で色々なワイン買っているタイプのイギリス、アメリカ、中国辺りと日本の市場に違いを感じますか?

a:うちの取引はアメリカが一番のビックマーケットとなっているけれども、日本はアメリカに近い市場のように思う。
地品種アイテムが急上昇する、有名なジャーナリストによる言葉が影響が強いのが似ている。
また、古いスノッブ的な人はヨーロッパに比べて少ないと私は感じているな。ヨーロッパは伝統的な古い地域だから受け入れ方が別のようだ。


・・・
・・・・・・
はい、こんな感じのセミナーでした。1時間30分以上今回の更新に時間費やしたぞ私!そしてそれでもまだワインそのもののティスティングノートしてないからな私!わーい、たーのしー!!

先に今回のギリシャワインの感想を言うと・・・マイナー地域ながらなかなか楽しいワイン達でした。最近モルドヴァでマイナー地域にゲンナリしてた反動もあるかもだけど
サントリーニの面白い塩気や、土着なのに本格な味わいが出るネメア産のアイテム、どれもなるほど確かにこりゃ注目されるよなーという。
最も、このワイナリ(ヤニス氏)がすごいという可能性も充分考えられるので、今回だけど「ギリシャすごーい」とは言い切れないですが、少なくともすごいわいなりができてきてる!!ってわくわくするのは良いことのように思えます。

ナニワトモアレ、貴重な体験が出来た会でありました。Thanks!

因みに、「ギリシャ ワイン」で検索すると何故かコイツなどもひっかかるのでやっぱマーケティングは広く普及するようにガツガツやって欲しいんだよなぁ。


今回の記事は最新の流行りであるギリシャと同時に、アキバ系タイムラインを賑やかにしている最新トレンドも含みつつおおくりしております。

| ギリシャ | 23:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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娘がついだローヌ名プロデューサーのデイリーアイテム、コルナスの若木による軽いシラー。 ジャン・リュック・コロンボ・レ・コラン・ド・ロール・シラー2014

うぇるかむ!
昨日はガメイのついでのようにシラーが入っているワインでありましたが、今回はシラーでの更新を久々に。

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ジャン・リュック・コロンボ・レ・コラン・ド・ロール・シラー2014
つい最近古酒の方をやった作り手ですネ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(ジャケ的に+♥)
ジャケのフォントフォントした部分と絵のタッチがサラッと決まっててそこそこ格好良く反するモノがミックスされた感じになってると思います。
同じようなタッチで幾つかのアイテムがこのワイナリにはありますが、これが一番キまりがいいと思う。

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裏はガッツリ書いてある系。

作り手であるジャン・リュック・コロンボに関しては以前の記事でひとまず割愛。
もう娘のロールさんが醸造をやっている状態ですネ。
コルナスの若い木から作ってるデイリー版との事。
女性醸造家となり、ある意味リスタートしている所があるこのワイナリ、若木とはいえコルナスは本拠地なのですが実力や・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
案外とクラシックで、軽快すぎるステップ
なんというか、古臭い印象の重たさと軽さが同時にあって、どっちつかずになっている印象かなーと。
要素は重たいのにアフターが軽い不思議なタッチ。
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色は紫が強めでギリギリ透けない程度。粘性は高くないのです。
香りに紫系の果実要素が多めに入っており、開けたては全体に沈んだ印象。
なんというか固いなぁという感じ。
そのためか、抜栓した次の日の方が印象が良かったのでそちらでここからは書きます。
こなれてくると、スパイス感なども出てきて、ちょっとメルロ的な口当たりを見せる事も。
紫果実のソースにスパイス、という典型的な重たいシラーの印象が途中までしっかりある・・・にも関わらずアフターは常に短め。
絵の女性が如く軽快なステップで去っていきます。ダンサンブル・・・・・・
意外と安定はせず、三日目以降はなんだか中抜けしちゃうので呑むタイミングも難し目。
シラーのらしさを詰め込もうとしすぎてる、悩ましさがあるワインですネ。
コロンボ見るつもりが古畑の3期だった感じ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
まぁ、2000円のシラーかなーという具合です。この価格帯だと他に敵が多いですし・・・ただ、グルナッシュ主体であることが多いローヌのこのぐらいの価格の中では、シラー全振りなのは案外と珍し目かナ?
ローヌのらしさを測る、という意味では教科書的でもありまして、お勉強向けかもしれません。
軽快さを重視するなら、料理と合わせやすそう?うーん、ちょっと呑み頃が測りづらい気もしますが・・・・・・

というわけで、ジャンリュックコロンボよりレコランドロール2014でした。
なんかどっか作りて側(ロールさん)が、迷走してるというか手探りしてる感じもしたアイテム。
こういうのもあるからワインは面白い・・・とはいえ、何となく2010年台においてこのワイナリが影が薄いのはわからんでもない気がしました。

ダンス!


古畑も最後軽かったんだよネ

| フランス | 11:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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デスメタル!?元ibmの社員!?あからさまにホラーすぎる奇っ怪なガメイ+シラー+カリニャン!! ドメーヌ・ラ・ボエム・キュヴェ・ブリュタル!!!2014

うぇるかむ!
えー、最近のシンクさんは自然派に転向したの?と思われかねない最近の更新でありますが、一理あるけどそうではありません(断言)
一理あるというのは、最近おうち用に買ってる赤ワインが自然派系が4000円アンダーで楽しい(健康とか関係なく)というのと南アフリカワインで「すぐに買えるモノ」が案外と少ないからだったりします。本数持ってるとこは持ってるけど、頒布されている店が少ないのよネー。
さておき、自然派狂信者って私ごときのニワカでなくもっとクレイジーで・・・・・・しかも、造り手がクレイジーなんですよネ。

201702072159204e3.jpg
ドメーヌ・ラ・ボエム・キュヴェ・ブリュタル!!!2014
どーよコレ!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(ラベルコンセプト的には+♥♥)
サイッコーにクレイジー
so2を殺す気しかネェぜ!!!!!!!!!!!!
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ロックというよりヘビメタとかデスメタだゼ!

造り手であるパトリック・ブージュという方は元々は大企業IBMのプログラマー。
元々ワイン好きだったようなのですが、ピエール・ボージェという自然派の重鎮と知り合いになり、自家製ワインを作ったりして楽しんでおりました・・・・・・
が!
2003年に独立することにし、
「午前中だけ働く平社員でいいから、ブドウ畑やるッス!」
と、IBMに突如申請しワイナリを正式に開始します。2009年には退社している模様。
オーベルニュ方面の新進気鋭自然派として、日本での自然派ブームの中でも地位を築き上げたワイナリとなっています。

今回のアイテムは毎年異なるアッサンブラージュが施されたいわゆる「ラベルが同じだけど中身はコンセプトが全然違う」というアイテム。ロックな仕上がりを目指してるんだとか。
で、この2014年はガメイが虫害にあってあんまりとれなかったようで、自社ガメイにエミール・レディアというラングドックの知り合いから買ったシラーとカリニャンを混ぜるというキチ仕様です。


ここの人からの買いブドウらしい。
で、買ったブドウは普通に醸造し、ガメイ側はマセカボ。当然so2無添加。ラベルでぶった斬ってるぐらいだしネ。

さて、そんな奇天烈なアイテムなのですがその実力は・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
ロックな仕上がり?
なかなか手ごわい出来栄えです。まさにロケンロールのロックというより岩みたいな硬さのロックかも・・・
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色は紫が強くで後半は結構濁ります。
香りがまず結構硬くてですネ、時間が経つと赤果実要素と紫果実要素の2つがはいり、また紫の花っぽさもある・・・・・・んだけど開けたてはサイコーに香りが立たず。
味わいもシラー側の影響が強いのかラングドック的な渋い立ち上がり方をします。
で、そこから中間に関しては赤果実がほんのりでて果実感があり青さも多めにフィニッシュをスパッと迎えます。
構造そのものは面白くて、自然派的なラングドックともまた一風違った塩っけなども僅かにはみられるのです。
ただ、全要素が総じて固い。っていうかロックというかホラー。
気むずかしい子だなぁと思ってたら飲み終えてしまいまして、もしかすると早すぎたかなぁ?ぐらいの感じがします
(so2無添加なことから即のみかと思われがちですが、これ系は大体の場合初日より2日目以降の方が良くなります。問題は「どこまで持つか」ってとこかな)
明るいノリのホラー映画のつもりが案外怖かったパターン。小梅ちゃん?

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(面白さなら+♥)
3000円中間のアイテムとしては面白い部類ではあります。このぐらいの値段なら怖いもの見たさに買っちゃうのもありなんじゃないかと。
問題は自然派ガチ勢が大体買ってっちゃうしそもそも造り手側のお遊びアイテムでもあるので数が無い事ですナ。
見かけたら買ってみてね、見かけたら・・・ね・・・・・・

というわけで、ドメーヌ・ラボエムよりキュヴェ・ブリュタル!!!2014でした。
非常に面白いアイテムであるのは確かなのですが、あくまでもオマケ的立ち位置といいますか・・・・・・
しかし、こういうヘンテコブレンドとかをガシガシやって何か革命を起こさないとワインも面白みがないのは事実。
どしどしやって欲しいところであります。

なお、ヴィンテージ毎にガラッと品種が違うので注意(この前年まではピノ主体だったりする)


小梅ちゃんみたいな細っこさ

| フランス | 05:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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オージー自然派の新たなる刺客。シンプルすぎない? パパ・レッド・ザヴィエ2016

うぇるかむ!
えー、フランソワフュエで更新しようかと思ってたのですが予想外に楽天取り扱いもなく「もしかして正式リリース前もしくは在庫処理だったのか?」を調べるのと「唐突にフュエってのもなぁ」と思ったので全く違う(けど最近の方針上は近い)アイテムにしました。

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パパ・レッド2016
でました、ダイヤモンズ系オージーですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
この超絶シンプルなラベルがワインのラベルだとわかる人はそうそういない事でしょう。
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裏を見てもロクな情報がネー!?

造り手はザヴィエというパトリック・サリヴァンの友人です。以上。


ソレ以外になんら情報もなにも無いわけです。
あ、あとはシラーズ100%だよって所かな。
何ともワインダイヤモンズの原点に帰ったかのようなシンプルすぎて何もない情報筋っぷりでありますが、その実力や如何に?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(ジュースっぽいの納得なら+♥)
あー、スルスル系なんじゃー~
結構典型的なシラーの自然派味と言っていいのではないでしょうか。
がぶ飲み出来るタイプの味わいで、特段強い特徴はないといえるかも。

色は赤さが強くクリムゾンレッド。そしてちょい濁り?
香りにはちゃんと紫の果実感があり・・・そしてそれ以上でもそれ以下でもないのです。
この段階で「あー、良くあるあれーッ!」ってな感じになります。そう、ジュースっぽいワインです。
紫の果実要素が全面的にかつ前面的に出た味わいで、スパイス要素なども少なめ。
セミマセカボしてるのかな?みたいなするするした具合のアイテムになっています。
果実要素自体は色濃くあるんですが、それも明確な果実感ではなくミックスジュース的。
そして他の要素を削ぎ落したような感覚にはちょっと色々省きすぎじゃない?とも。
特徴をとことんまで省いた続編作品みたいな感じ。ダイハード2とかこういう感じだと思う。
またはデジモン02とか。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥?
うーん、ギリギリかなぁという感じの4000円前後の価格。
ちょっと強気設定といいますか、何とも買いづらい感じがしてなりません。
そのくせ比較的出回りも少ないので、試したい人向けのコレクターズ・アイテムみたいな部分がありますネ。
シラーズとはわかりづらいので、ブラインドとかではウケそう。
名前のシンプルさ、クセの少なさからプレゼントには意外と自然派の中では使える気がします。

というわけで、パパ・レッドでした。
ちょっと高級品の域にはいる自然派として、立ち位置が中途半端気味な感じがしましたネ。
全体としては悪いという事もないのですが、値段が少し強気すぎるといいますか・・・・・・
人工的なカルト感が拭えない品なのでした。

数は本当に少ない(そして情報が少ない)


そうさ!これが言いたかっただけサァッ!!

| オーストラリア | 22:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今日はフィエで更新予定ー^^; 

うぇるかむ!
というわけで2017013022464881d.jpg
今日の夜はフィエで更新予定です。寝落ちてましたクフフ・・・・・・


と、思ってら売り切れてる!?
別のにしとこうかな・・・・・・

| 未分類 | 08:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Pちゃん!フランとガメイのマセカボなの!?自然派新人の奇天烈なスタイル。 ローラン・ルブレ・ガム・カブ・デュ・ブレッド2013

うぇるかむ!
ガメイ特集用・・・というにはちょっと奇天烈なアイテムを最近飲みまして(っていうか、ガメイを試す為に最近は家で自然派ばっかり呑んでる感じ)今日はそんな感じのアイテム。

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Pちゃん!?
*アイドルマスターシリーズの二次創作では頭がアルファベットのPの形に描かれるPヘッドという伝統があるんだヨ。

じゃなかった。

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ローラン・ルブレ・ガム・カブ・デュ・ブレッド2013
ロワールの新世代な感じです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的にラベルで+♥)
ラベル超ポップでいいと思います。如何にも自然派または新しい造り手の系譜だと思うし、かわいい。
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裏は日本用なのかとてもシンプルです。

造り手はまんまローラン・ルブレさん。
彼は元々30年近く木材の卸や輸出業を経営する社長さんだったのですが、脱サラ・・・というか脱社長?する形でワイン造りに2010年から転向します。
まさに余生を農家やって過ごしたかったんでしょうネ。
サヴィニー・アン・ヴェロン村という一瞬ブルゴーニュと間違えそうな名前のロワールの中途半端な位置に蔵を構え、自然派の友人達から勉強しながらSO2無添加かつセミ・マセラシオン・カルボニックによる醸造をしています。
メインアイテムはカベルネフランでビオロジック・・・をしているんですが、ビオ認証もないので彼が畑を手に入れる前(つまり前に畑を使っていた人)の状態がどうであったのかは不明ではあります。
また、この方なんと「カベルネ系のピーマンっぽさ嫌いなんだよ!オラッ!!ピーマンこのやろうなくなれコラッ!!!オラッ!!!!」という理由からセミマセカボに至っているそうで。
だったらフランの畑なんぞ買わなきゃええのに
そんな造り手の、それも何故かガメイが10%ほど入った奇天烈な品になっています。
色々と「どうしてそうなった」な感じのアイテムでありますが、その実力は・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(自然派っぽさ好きなら+♥)
しっかりとした自然派味だねPちゃん!
ロワールのフランって元々どっかしら薄いスタイル(そして青さが強い)というものが多いように思っているのですが、それはつまり「ガメイともちょっと似てる」所があるんですよ。
それを体現しているようなワインで、ガメイを合わせた結果なのか自然派の流儀を少し強めに教えてくれます。
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色は赤が強めですが少し濁ってもいるカラーリング。
特に写真は最後の方なので濁り強め。
開けたては還元感多めなのでちょっと放置した方がいいかな。とはいえ、比較的少なめだと思います。
香りはトマト系なのですが、その他赤果実の要素もそこそこ強く出ています。
残念ながら青臭さあり。それはフランっぽい青さとはまたちょっと別なんですネ。
味わいもシンプルに野菜と果実のミックスがなされています。
薄旨系と言われるジャンルって野菜っぽさが圧倒的すぎて個人的に良い点がつかないのですが、これはその要素も持ちつつしっかりとした果実味に支えられているので助かってる感じ。
レモンやライム系の酸味をまといつつのサラッとしたフィニッシュは、ドリンカピリティなアイテムの定番ですネ。
カジュアルさがある、コメディタッチな自然派アイテムとしてまぁまぁな出来栄え。ギャグ新人賞的な?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
3000円ぐらいしちゃうアイテムでありまして、特段コスパが良い!最高!!とはならないかなーと。
クセになる人はなってそうなアイテムで、ネット上ではまだ売っているところをみかけます(楽天では一店も取り扱いなし!)
基本的にはジャケ買い系アイテムだと思います。それで気に入ったらって感じかな。
10%のガメイがあからさまに意地悪できるので、ブラインドで出したら世界トップソムリエクラスでもガメイまでは当たらないでしょう。
そういう驚き系一発ギャグな部分もあるかな。

というわけで、ローラン・ルブレ・ガム・カブ・デュ・ブレッド2013でした。
このアイテムで発見だったというかよくよく理解出来たのは「薄く作ったカベルネ系はガメイより薄い。ガメイのがエキス感出てるぐらい」という事。
世間では「カベルネは濃いブドウ」と言われていますが、それは生産者の作り方がそういうパターンが多い・・・いや、多いのかな?ボルドー金賞1000円みたいなのってめっちゃ薄いよなぁ・・・からなのかなーとか。
ロワール自然派にはそこそこの発見があり、味というより面白さで買ってます。

楽天で売ってないので似たような生産者?のでお茶を濁すのであった


自然派Pちゃんが好きそうなやつ

| フランス | 16:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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華やかなラベルと、玄人好みのチャイナ風ラングドック! ペイル・ローズ・シラー・レオン1992

うぇるかむ!
本日は古酒、それも地域としては相当に値の張る著名なあのワイナリでございます。

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ドメーヌ・ペイル・ローズ・クロ・シラー・レオン(クロ・シラー・レオーヌ)1992
ラングドックの至宝ですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルがとにかく可愛い・・・っていうかベルエポックっぽいのが特徴です。一見したらかなり似て感じると思います。
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ベル・エポックの関連銘柄だよって言われたら騙されそう。

造り手はマルレーヌ・ソリアという銀髪のマダム。
元アーティスト(建築家?)にして、フランス語しか喋れない、畑の場所はとにかくわかりづらい、熟成用のタンクは何故か全部ピンク色にしてあるというどっちかというとヤばめな感じの人です。
1988年にファーストヴィンテージなのですが、ジャルダン・デ・サンスという地元の星付きレストランで出す分程度しか作っていなかった時代が長かったようで。
1994年ヴィンテージをパーカーたんが呑んで感激し、高い評価を出して以来、農協ワインが中心であるラングドックそのものの価値が大幅にあがったと言われるほど、カルトな人気をもっています。
特徴的なのはそのリリースまでの長さと、収穫以外は全部一人で3万本分こなしきっているという点。
最新でも2006年(2017年2月現在)となっており、本人曰く「熟成って大事ヤン?」とのこと。く、クレイジー・・・・・・
今回のクロ・レオンはシラー 90%とムールヴェドル10%という事になっている、フラッグシップのうちの一つ(クロ・デ・シストというのと双璧ってどこでも書いてありますネ)。
しかも92年というバックヴィンテージなわけですが、その実力とは・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ぶわっとくるチャイナ風味が最高!
香りの太刀筋が古酒なのに圧倒的に妖艶でセクシーだったりします。ブワッ!とくるこの迫力は体験しないと難しいけど、そもそも呑むのが難しい・・・・・・
20170130224810f73.jpg
それにしても綺麗なデザイン。

色は強いクリムゾンレッドで、流石に熟してるタッチもありますが、むしろまだまだ古酒というには足らぬ強いカラーですら。
香りに赤い花の香りがまずブワッ!とくるのが特徴的。
バラ感とタニックな印象の茶葉のタッチがしっかりと出ています。
または、鉛筆っぽい香りといいましょうか、そういった要素も多くて92年にしてかなりタフな事がわかります。
味わいも鉄分が豊富で、ウーロン茶的な風味すら感じます。
紫よりも赤果実がベースに、烏龍茶の高級品、それから八角などを合わせた五香粉、さとうきびなどが出ています。
紹興酒っぽい部分もありまして、中国四千年の歴史云々かんぬんみたいな雰囲気がどことなくあるんですよネ。
多少固い印象、タニックさが強い部分はあるんですけど、それ以上に圧巻のチャイナ風味が出ているんですネ。
それもクリス・リングランド兄貴ともちょっと違う。もっとフローラルなんだけどお固いのです。
それもジェット・リーでもジャッキー・チェンでもなく、ブルース・リーなんですよ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで測るものでもないが、買えたら♥♥♥♥♥
独自性が存分にでている良質さが常に味わえたらいいのになぁ
しかし、そういうわけにもいかないのでして。
市場価格は最新モノであれば(2000年台であれば)1万ちょいで買えます。
それがラングドックにしては高いとみるべきか、それともこの造り手であれば買いだと思うか・・・・・・まさにカルト領域のアイテムです。
その上で、更に熟成してもその堅牢さが崩れないところをみるに、すごいワインだなーと思っちゃうわけです。
プレゼントにもラベルの柄からして雰囲気ありますしネ。
個人的に、ラングドック最高峰として一度は体験いただきたいワイナリだったりします。

というわけで、ペイルローズのクロ・デ・レオン1992でした。
実は、先月のベストクオリティワインに選ぶ予定のワインだったんですが・・・・・・機会を逃して更新しそこねててここに至るのでした(久々な満点評価ですしネ)
ペイルローズの出来、というのは好みがわかれる部分もありますしラングドックということを考えると嫌煙されかねない価格なのも事実・・・なんですけど、経験した範囲で私好みなアイテムしかなかったので、是非お試しあれ。

ネット上では意外とまだまだ(ヴィンテージを限定しなければ)買えたりします


ジークンドーって意外と渋いんですよネ

| フランス | 22:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今月の更新予定ー!

うぇるかむ!
というわけで、忙しい時の更新予定での更新ーッ!

・先月と正直方針が変わりません。ガメイ系+自然派+古酒がしばらく出来そう
・または、有名な高額ワインなどが多くなり、先月より価格層があがりそうです
・途中、ちょっとした大規模な特集が組めるかも?

こんな感じでよろしくどーぞー

| 未分類 | 07:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ローヌ自然派の老舗、元人気自然派醸造家も携わっていたというクラシカルなローヌの美味しさ。 ラ・ロッシュ・ビュイシエール・プティ・ジョー(2013?)

うぇるかむ!
2月になりまして一発目から、安旨な自然派アイテムだったりします。というのも、まぁ、自然派ワインの比較試飲に言ってきたものでして・・・
今日はその中でも一番ヒットしたアイテムを。

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ラ・ロッシュ・ビュイシエール・プティ・ジョー(2013?)
カッコしてるのはイマイチ年号がハッキリしないからネ(ネット上では2014が出回ってますっていうか年号表記どこだコレ・・・)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的に+♥)
ラベルが何となくモダンな現代美術っぽさがあるのがちょっとポイント+♥だったりします。シンプルでありながら配色にインパクトがある。
安すぎず、カッコよすぎないデザインかなーと。
2017020118525879f.jpg
裏は結構ちゃんと説明書きが入ってたり。70%グルナッシュの30%シラーという典型的ローヌづくりなのネ。

このワイナリ、元々は農作物全般の畑として運営している農家さんで、1974年からブドウ、オリーヴ、ついでにアプリコットなんかの有機栽培をやっていたんだそうで。
1999年までは協同組合に売ってた様子なのですが、ついにワインづくりを自社で初め、ヤン・ロエルという自然派では著名な人をコンサルトにつけてワインを作り始めたのでした
因みに、ヤン・ロエル氏はワインづくりから引退しているらしく、その結果このワイナリが「元ヤン・ロエルのコンサルトの所」として名前が残っており、2000年台の自然派ラヴァーからは懐かしい存在となっているようで。



今回のワインはプティ・ジョー=ジョセフ君という2004年頃生まれた子供を祝して作られたデイリーユース。
・・・とはいえ、そんなに他のキュベと値段は変わらないっぽいのですが。
所有畑の中でも若いブドウを使ったキュベで、完全除梗のセメントタンク醸造。定番のSO2少量(15ミリ添加らしい)
さて、ローヌといえば安旨が非常に多い地域であるわけですが、自然派の実力とは?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(上手に扱えれば+♥も)
いー感じに旨味系懐かし系
いっちばん最初の印象が「ラヤスっぽい」でした。要するにそういう系のタッチが苦手な方は絶対に無理なので買わないでくださいまし。
が、あの独特の風味がOKだったら、このワインかなりイけてると思います。
20170201185240179.jpg
キャップ不良品が安かったらつい買ってしまった。

色は薄めでバイオレット。結構紫が強かったりします。
ボトル抜栓直後に妙に硫黄臭かったりするのは自然派の特徴でありますが、これもご多分に漏れずあります。ただ、抜けは早め。同時に割りと酸が強く出るのも早いので扱いが難しいかな。
以下はノってる状態の時の感想ネ。
香りに紫果実がそこそこありつつ、オレンジの要素がたっぷりと。
ライム感もたまにありますが、全体にはジューシーなオレンジ果実の香りがほかほかと漂ってくる感じ。
スパイス要素も黒胡椒などを始めとしてかなり効いてまして、八角も(敢えてスターアニスと書かない)出る具合が実にラヤスちっく。
味わいも初めからタッチは軽く、上述の果実要素からスパイスに移行して、速やかにフィニッシュしていくドリンカピリティの高いタッチ。
ただ、その中でもしっかりと果実の変容が効いてまして、オレンジ→紫果実→柑橘の酸→スパイスとオレンジに戻る・・・といった具合でちゃんとムーブする。
ただそれらが長くは残らず駆け抜けるようなのが、なるほど若いブドウらしさかしら。
超小規模にラヤスを感じる事が出来ると思います・・・・・・え、さっきからラヤスラヤスってなんやねんって?


これに超微量だけど味の系統が親しいと思うので、ラヤス系を安く知りたい人にもオススメ。
なんというか、下町人情モノっぽい雰囲気があるんですよネ。こち亀・・・よりはじゃりん子チエ。
いや、もしかすると、孤独のグルメの石神井公園回みたいなノスタルジー

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(ただし扱いはちょい難しい)
グルナッシュやシラーって自然派づくりにぴったりなんだなぁ
しみじみ感じます。ローヌ品種のナチュラル味って自然派ガチャしてもハズレにくい気がする。ピノ系やカベルネ系のが外し大きい感。
2500円アンダーのグルナッシュ&シラーとして、独特の個性と美味しさをたずさえているアイテムで、自然派の人だけが呑んでるのは勿体無いアイテムでしょう。
クセが大きい点と、開けたての臭みを待つことや意外と酸化に刺が出やすく日持ちが自然派の中では若干微妙だったり、といった欠点を差し引いても面白い価格と味だと思います。
プレゼントには、ラベルのセンスが好きな人向けかな。万人受けはしないから注意ネ。
料理はそれこそ中華すらイけそうな気がする、デイリー受けするアイテムです。

というわけで、ドメーヌ・ラ・ロッシュ・ビュイシエールよりプティ・ジョーでした。
改めてローヌの凄さを感じ取る事が出来ましたネ。この価格となると、フランスでありながら南アフリカと個性の面で戦えちゃう。
博打率が非常に高い自然派でありますが、ちょっと私の勉強不足感がありました。当たると感動的だ。まるでソシャゲのガチャだネ!

年号はどこで判別してるんや・・・


もはやテレ東の看板ドラマ

| フランス | 19:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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