オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2016年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年07月

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今月のMVPと来月からの予定~

うぇるかむ!
いやぁ、昨日は少々色々ありまして・・・しかも、今日、「出来れば貞子VS伽椰子を観に行きたい」から更新出来るかびみょー・・・なので、サクッと更新予定だけでも。

・月間MVPみたいなのやりたいなぁとかふと思いました。
月末ってソシャゲで忙しいから更新力めちゃくちゃ落ちちゃうし
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というわけで、今月はコレとかコレかな?
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来月からは、もうちょっとカッツリやりたいかも。
一本にしたほうがいいかしら?ランキングとか出たら見たいのかな?
ご意見おまちしちょりますー

・今月は結局、アクセトリーさんでの記事の追加が出来ませんでした猛省。なので、来月はかなりたっぷり更新してワイン初心者向け講座っぽいのをガッツリ出来ればと思っています。
・こちらではやっぱりしばらくは南アフリカを中心に更新・・・かと思いきや、けっこー本当に色々たまっている(毎回この感じで書く時言ってるけど、今のペースで一ヶ月以上はワイン呑まなくても更新しよーと思えばいける)ので、本当にハイペースにならなくては・・・・・・

とりあえず、南アフリカを中心にやっていく予定ですが、イタリアとかも早いウチになにかやると思うので乞うご期待!

この2つは3000円台とは思えぬ良さがあった。



| 南アフリカ | 05:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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グレネリーから見る、ワインというもののミックスチャーの軌跡~その2。レディ・メイ、グランヴァン、グラスコレクションの二種類からカベルネとエルミタゼのブレンディングを見る~

うぇるかむ!
よーやくやります!っていうかボルドーの後にココを更新したかった!!
その1から一週間ぐらい経っちゃいましたがグレネリーでの更新であります

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これが本番なレディ・メイ、グランヴァン、グラスコレクションのシラーとカベルネ・・・・・・
並べて撮り忘れたOTL

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥~♥♥♥♥
当ブログでは、前のヴィンテージでぶったまげそれからヴィンテージ変更後も呑み、既にグラスコレクション版もお伝え済みではありますがフラッグシップのレディ・メイ版とまた並べての試飲はやってきませんでした。
ザーッとフルに並んでたのは珍し目(数個ポツポツ試飲する機会は少なくはなかった
今回並んでいた赤は

レディ・メイ:ワイナリのフラッグシップ。レディ・メイことメイ・エリアーヌ・ド・ランクザン女史の名前まで冠しちゃってる。ブレンド比率は概ねカベルネ・ソーヴィニョン85%、プティ・ヴェルド10%、メルロー5%といった具合でボルドーブレンドに近い仕上がり。
グランヴァン:スタンダードモデル。実はシラーの方が多い事もあってシラーズ42%、カベルネ・ソーヴィニョン40%、メルロー14%、プティ・ヴェルド4%とかだったりする。(当然細かくは毎回違うだろうけどネ)
グラスコレクション:廉価モデル。今回はカベルネとシラーで、それぞれ100%の比率。

と、実はひとつも「全く同じブレンディングの品がない」のでした。
さて、そうした細かい部分も考えつつ呑んでみたのですが・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
グラスコレクション二種類:♥♥♥♥♥♥(カベルネは+♥かな)
グランヴァン:♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
レディ・メイ:♥♥♥♥♥♥♥♥(今呑むなら)
ここはブレンディングの長けたワイナリーなんだなぁ・・・
飲み比べて見てわかったのは「グレネリーはブレンディングが良く出来たワイナリ」であるという事です。
組み合わせてのバランスの取り方がとても良い。
それは、グラスコレクションでの物足りなさをグランヴァンが補っている事実、またはレディ・メイが明らかに熟成がなければ半値のグランヴァンよりも飲みづらい事などから伺えます。
ここのピックアップしてるカベルネ、相当気むずかしく優秀なんですヨ。ツンデレなカベルネなんですネ。

グラスコレクションカベルネ
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まずはカベルネから。
色はレッドが軽めに。案外紫してません。
香りに明る果実要素が多く、紫果実と赤果実のミックス。
獣感も割りと薄め。あるにはあるんですけどネ。
味わいも全体にライトさが多く、果実感が豊富。
赤と紫の果実、カシスとアセロラとチェリーのミックスジュース。
以前呑んだ時よりは落ち着きがある結果、よりストレートにサクッと呑めるワインになっています。
以前感じた物足りなさよりも「あ、ライトなカベなんだな」でOKに切り替わった気がします。



ミニマムに藍様。SD化してもそれなりに賢そうではある。

グラスコレクション・シラー
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微妙にカベルネと年数が違いますネ。何気に当ブログ初登場かも。
色はクリアなレッド。これも案外紫感がないです。
香りにこれも明るめの果実要素が漂います。
ただ、獣感はカベルネに比べるとずっと多く、果実がクリアな分スパイス要素と獣っぽさが目立つ作り。
味わいはカベルネに比べるととんがった仕上がり。シラーにしても酸が目立つワインです。
獣要素、スパイス、果実の紫と赤のミックス(ちょっとぼやけ気味)といった3点盛りなんですが、酸味が特段強く感じられます。
ちょっとバランスとしては崩れ気味?
私が言う獣っぽさの部分が「とっても好き」なら非常に楽しめるものの、そういう要素が苦手な場合は避けた方が良いという作り。
カベルネに比べてずいぶんと鋭角に切り込んできてるような印象。
これは大分好き嫌いが分かれそうな気がしますネ。



同じSDでも更にとんがった方向性を感じます。

グランヴァン09
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これに関しては以前の記事と印象があまりに変わりません。入荷からの日数変化もさほど感じなかった。
クリムゾンレッド、紫果実とカシスと獣感。
それでいて高級感がたっぷりしているから獣感が贅沢さに変容するのも変わらず・・・・・・うん、やっぱりスゴイワイン。
シラーが多い事による効果はグラスコレクションから探ることでわかり、シラーの早く呑める要素や酸味や獣感を、カベルネの軽やかな要素で整えてある。
よって、この年号で楽しめるワインになっっている。そういう細かい作り込みがやはり素晴らしいワインだと思います。
グレネリー未経験なら、やっぱりコレですネ。グラスコレクションよりずっと先に呑むべきワイン。
あと、メルロがかなーり獣感あるんだと思いますココ(レディメイで後述しますが)。



あいも変わらず高級感。

レディ・メイ
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ついにトップレンジを呑む時が・・・・・・
色はレッドが強く出ています。赤紫なんですが、朱い要素の方が大きいですネ。
香りに獣感が多くあり、ここに「シラーやプティも意外とグランヴァンの独自な獣感に加担してたんだな」ということがわかります。
なにせ、これはシラーが入ってませんから。または、カベルネの内容が増幅されている?
ともかく、私が言う獣感は多めです。カシスのジャミーな印象もあって、それは臭みにならず温和されています。
一品でステーキ系の香り。
味わいはかなりしっかりとしたスタイルであり、濃厚。
土臭さ、強いアタックでボルドーらしい口当たりのまろみなども含め極めて良く「ボルドーの擬似」がなされています。
カベルネらしい果実感、土っぽさ、バニラ感少々に抜けが良いアフターとミンティーさ。
アフターも長めなんですが、そうした細かい機微が大きいのでよくよく感じないと短く錯覚するタイプ。
シラーが入っていない事により、ボリューム感は少し薄めになっていてグラスコレクションカベルネの方がグランヴァンよりこっちに近いです。ちゃんと比率分だけ感じるのは正当な証拠かな。
ただ、その分ボルドー特有の年数経過が足りないと「硬い」印象を受けるアレまで忠実に再現されています。
全体の酸味の多さなどが果実感の表現力より優っていて、閉じた印象が見られちゃうんですネ。
従って、今すぐこの2011年を飲むなら、グランヴァン09の方が優秀です。断言してもいい。
ただ、その分隠れたポテンシャルみたいなのはひしひしと感じられるので、購入してから良い保存環境を持っている人ならば、メイ女史がどうして南アフリカに行ったのかが単に「余生を潤沢な資金で安い物価の場所で過ごすため」だけでない事がわかる事でしょう。
本気でフランスよりフランスのワインを作ろうとしている事がわかるワインです。


八雲タッグな感じ。っていうか正当さ、世界観の正しさの象徴。

コストパフォーマンス(最大5pt)
グラスコレクション:♥♥♥(好み次第で+♥)
グランヴァン:♥♥♥♥♥
レディ・メイ:♥♥♥(熟成環境があれば+♥♥)
やっぱりグランヴァンがすさまじい
コスパ、という野暮な項目で言えば、グランヴァンが際立って優秀です。
というのも、メイとグラスコレクション各位であれば「他のワイナリでもいいかな?」という部分が多少ある訳。
グランヴァンはその点、卓越した個性が今すぐに楽しめるのでコスパがとても良いのです。
レデイ・メイは今すぐ飲むのに向かない仕上がりを感じます。なので、とりあえず口に一本ぐらいはしつつ、何本か熟成させる事が可能な人が「ボルドーから南アフリカに移り住んじゃってまでワインを作る理由」を探っていただければと思いますネ。
マスダさんもレデイ・メイ2011は売り切りしちゃわないで、倉庫に10年ぐらいとっておいたら神インポーターになれると思う。
全体にプレゼントには向かない気がします。ケモい特徴があるので、そこに拒絶反応出ちゃう人にはひたすらツラいワインなのです。
自分も呑める状況、つまり日常だったりワイン会だったりでその独自の高級感を魅せつけてくれることでしょう。

というわけで、グレネリーより各種飲み比べて見ました。
ここを通してわかったのは「シラーは確かに獣っぽい要素を含む」「しかし、メルロやプティが上位版のニュアンスにおいてかなり影響しているのではないか?」
といった品種個性による仕上がりと
「グレネリーはブレンディングが極めて上手」という事実。
グラスコレクションとグランヴァン以上を比べると100%同じブドウである事よりも、ブレンディングさせる事による引き立て方が大事である事が良くわかったのでした。
間違いなくグレネリーは卓越した作り手であり、毎年のバランスを上手にとってくれそうだと思うのでした。

以前に比べて取り扱いショップが格段に増えました。初めて見た当時は売ってるお店そんなになかったと思うのになぁ。








藍しゃまって私が個人的に好きなゲームキャラランクなら最上位なのだゾ。

| 南アフリカ | 22:15 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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これは本当にお値打ちかも・・・・・・ボルドー90年台ギリギリインして低価格! シャトー・ラネッサン1999

うぇるかむ!
ここのところボルドーを連続更新してますが、今更私がやってもしょうがない感はあったのでまだまだ更新可能なものの一旦区切りをつけたく。
さて。その中で一品だけ更新しておきたかったものがありましてネ。

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シャトー・ラネッサン1999
・・・・・・え、あ、今更感あります?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルはカラーではあるものの、まぁ古めかしい良くある部類でしょう。
そこそこ、細かい部分が可愛かったりしますので、ワンポイントのセンスはあるかなーとは。
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いやぁ、ド普通ですネ。

ラネッサンといえば、パーカーたんが
「メドック格付け5級ぐらいあるっしょ?安定感はないけど、割りかしイケてんだよなぁー」
と言ったとされており、日本の安旨的にも比較的良く知られているワイナリです。

(赤ワイン)シャトー・ラネッサン 2010
価格:2650円(税込、送料別)



グレートヴィンテージ新モノでもこの価格。微妙にラベルデザインも変更がされてますネ。
そんなラネッサンの1999年。ギリギリで90年台であり、2000年の影にバッチリ埋もれてしまった年号のモノになります。
それでも価格は・・・

[1999] Chateau Lanessan - シャトー ラネッサン
価格:3002円(税込、送料別)



こんな具合。
さて、そんなワインなのですが・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(ボトル個体差は大きそう)
これがどうしてかなりの手練!
あ、知ってましたかそうッスか・・・・・・
いやさ、熟成したボルドーワインのいい感じがガッチリと出てましたネ。作りにムラがあるらしいので、たまたま良いのを呑めただけかもしれないんですけど、特別良いヴィンテージすぎない99でコレが出てるのは手練です。

色はそこそこあせておりオレンジ近くなっています。
香りにキノコ要素とカシス感が並行して感じられ、良く馴染んでいます。
不思議とこの2つが「山菜めいて相性良く引き立て合う」のがカベルネの古酒めの(特にボルドーなら)良さかなぁと思うんですが、コレは直球でそういう味。
非常にまったりとした口当たり、熟成からくる梅のような酸味、果実感がギリギリで残っていてベリーのソースってな具合。
青さは少なめになっていて、果実要素などの伝え方が結構しっかりしています。
紫と赤の果実のミックスなのですが、バランスはこの年号ながらとれている。
まったり感がとても得られる。
あまりミルキーさにも頼らない、古酒らしい落ち着いた果実感がフィニッシュまでふんわり残る。
実にゆるふわなキャラクターであります、それでいて和物な雰囲気のある酸味・・・・・・全体に質感が良いまま熟成してくれているようなワイン。
あまり欠点らしい欠点もなくこれだけ和ませてくれたボルドーは久々だなぁ、と思ったモノです。
京都系はんなり美人。デレステの小早川紗枝はんとかまたイメージしがち・・・・・・もっと更に落ち着いた印象があるぐらいかも?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(今回だけを見れば)
ボルドーにして優秀なコスパワイン
当たったのが奇跡だったらごめんネ。
しかしながら、安旨として定評があるラネッサン、ちゃんと熟成するんだなぁと思いますし熟成して美味しいのは驚きでした。
確か若いモノは果実感豊富でタニックだった覚えがあるので、熟成要素との相性が良かったんでしょうネ。
つまり、ボルドーのワインとして秀逸です。
ボルドーのそれも熟成を知るという意味では、かなり選択肢としていいのではないでしょうか。
きっちりとした味わいと価格の釣り合いが(今回に限れば)非常によろしい。
こういうのはニューワールドには滅多にないので、ウリがあるという訳。

というわけで、ラネッサンの1999でした。
正直最初は舐めてかかってた所もあったワインでしたが、香ってびっくりかなーり良い出来で驚いたモノです。
っていうか、今回の連続更新のラストに必ず添えようと思ってたのはそれでいてこのコスパが出ちゃう事。今更ですが、長らく安旨としてそこそこ知られているのがわからされましたネ。

こうして安いボルドーを色々試してみていましたが・・・・・・やっぱり、難しい土地ではあると思います。
ハズレと当たりの区分が難しすぎます。外的情報ではさっぱりわからないといえるかも。
ただ、ボルドーの安いのを買う上で大事なのは、ボルドーワインは年数経過は強みなんですネ。
そう、ボルドーの安いワインだとこうした「10年以上の熟成ワイン」が楽に存在する。
その上で美味しいかどうかわからないんですが、少なくとも他国で10年以上の熟成って置いてある数そのものが少ないんでス。
なにせ、ウリが「若くても美味しい」だし「彼らは予算も少ないし確保スペースもないから早売りしてる」ので。
その点において、ボルドーにはまだ利点がある。
この「古いヴィンテージで博打をうつ」のが、ボルドー安旨攻めの重要ポイントなのかな?
と、思うのでしたとさ。

1年違いのグレートヴィンテージでこの値段だから悪くないよねっていう。


アニメ化CDデビュー以前のおとなしさ

| フランス | 23:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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テーブルボルドーの「良いらしさ」を守ったワイン。 シャトー・モーカン2002

うぇるかむ!
ボルドーを特集的にやっていますが、実は結構弾数ありまして・・・・・・サクッーっと更新させていただきたく。

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シャトー・モーカン2002
お、安そうって感じかも?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルは正直「安すぎる事はないけど、高くもないんだろうな」という文字配列オンリー系。
ちょっとこのだんかいではおもしろみも何もないっちゃーないかなぁ。

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そして、裏で大体説明ついちゃうっていうネ。

というわけで、メドック格付け5級のシャトーカントメルルとかが近しいワイナリです。
実はネゴシアン系であり、ミシュランガイド掲載店での採用歴もあるというのがウリ。
その2002年、どのぐらいの出来栄えかと言いますと

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
オー・メドックってそうか、こういう感じかー
などと、納得させてくれます。
出来がいい、といえる部類だと思う。

色は濃い目のレッド。あんまり紫感はありません。
香りにカシス、コーヒー系の要素、スパイスが少々。
キノコっぽさもそこそこに・・・・・・と、カベルネの古酒入り気味なワインに欲しい要素は大体網羅されています。
この辺りがスタンダードにいいんですよね。正直なところ突出していいわけではないんですが、過不足ない形では存在しているという。
果実感が2002年にしては残っている点も個人的にはポイント高め。香りからして強いのは、長所だと思う。
味わいは結構苦味が先行しちゃいます(ここは短所だと私は認識してる)。
もカコーh9位ーの要素が全体に強くあって、カシスやスパイスがあるもののそのコーヒー的な部分が比較的強く感じられます。
02年のワインにしては酸だっているというより苦味がたっている。
その分、まだカシスなどの紫果実要素が見え隠れしてはいるのですがネ。
酸味よりも苦味が優ってるけど、サラッとは感じさせてくれ・・・・・・
全体にコーヒーのようなタッチは持続し、最後までその印象は続きます。なんだろ、キリマンジャロとかグアテマラとかの浅焙煎コ^ーヒーっぽい?
結構重たさがあるワイン。
この辺りは好みが別れるかもしれませんが、新世界系やイタリアのカベルネとの最大の違いはこうしたドッシリとした重たさなんだろうと思います。
私個人としては、トスカーナ系だとかナパ系だとか南アフリカのスタイルの方が好みなんですけど、メドックワインとしての格調とか重んじはそこそこに見えるワインで逆に好感。
単に重たさがあるだけでなく、ちゃんと欲しい要素はこなしているのが良いという。10年以上の熟成物としての妥当性がとてもあるワインとなっています。
タッチは重たいのにどこかひょうきんなのは、後半のカウボーイビバップとか辺りがアニメオタク的にはわかりやすいかなぁ。
松田優作の探偵物語とか、個人的にこんなイメージ。バッシビババッシビバッシビバッ(例の曲)。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
この02年に関しては、いろんなネットショップで現在購入可能です。
平均相場は3000円前後。
その上でコスパはなかなか良いワインだろうと私は感じました。ネゴス系なのにちょっとびっくりした節がある。
ポイントは「10年以上の経過したカベルネ主体ワインが3000円前後で買える」という他の国ではなかなか見られない事例な事。
こういう異例を除けば、妥当よりちょい↑だと思う。
ボルドーファンはとっくにデイリーとして買っているのでしょうが、改めて測る上ではここ数日の紹介の中でもコレより良いサンプルはないんだろうなぁと思います。価格と味含めてネ。
あくまでもデイリーで古酒めで嬉しい!というワインなので、プレゼントとかブラインドにはそんなには向いていないところはあります。
そこそこの使い勝手が良さそうな中庸さなので、そこもレストランで受けているんでしょうネ。

というわけで、シャトー・モーカン2002でした。
案外良かった、というのがちょっと評価をあげちゃってる節はあるんですけど、いやーボルドーの良い要素のヒントには結構なってくれまして・・・・・・
このぐらいの価格でこの年代のワイン、というのがボルドーテーブルの良いところだと断言するにこれで確信しました。
博打要素多いんですけどネ。
さておき。ボルドーらしさをテーブルで感じるには悪くないのは嬉しい次第なので、見かけたら試してみてネ。

このぐらいの値段を前後します。3000年きってるショップもあるので、好きなところで買ってくりゃれ

[2002] Chateau Maucamps - シャトー・モーカン -
価格:3218円(税込、送料別)



アニメ界隈詳しくない人にもオススメっていうか日本人なら見てて欲しいアニメ

| フランス | 22:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ビオなら何でも良いって訳でない典型例?ある方法でちょっと美味しく出来ましたー。 シャトー・ヴュー・ジョルジェ・オーガニック2005

うぇるかむ!
連日、ボルドーの安いので試しに投稿してみています。っていうか、ノートしてて放置してたのをこなしたいというのがありまして・・・・・・今回も、そんな一本。
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シャトー・ヴュー・ジョルジェ2005
スーペリルーですな。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルの感じはそこそこ可愛いんじゃないかと思います。
ちょっとイタリア寄りの牧歌的な絵となっていまして、そうなっているのは

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うん、有機系の作り手さんだからみたいですネ。
ところが、このワインどーにもそのエコセール認証加盟である以外の情報が見当たらず・・・・・・
売っていたお店の最後の一本を私が買ったのでした。
ビックヴィンテージ2005年の、オーガニックのボルドー。
そこそこ面白い味わいしているのではないだろうか?
そう思って抜栓してみたのですが・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥(ブルゴーニュグラスを使えば)
うっすい
正直、それで全部片付くタイプです。

色は少し朱色が入っているレッドでこの段階で薄く。
香り、味わいがとにかく薄く、香りの太刀筋からしてなんかもう良く見えないみたいな。
それは素早いからとかキレがあるからとかじゃなくて、刀持ってない。宮本武蔵のモノマネかいなって感じ。ですが、素人がそんな真似しても全く意味はなく・・・・・・
全体に水で薄めたんか?ってな具合なのでした。そのくせ、なんだか土臭さは目立つし。
単純に熟成に失敗しちゃってる感じのワインで、ちょっと困ってしまったんですが・・・・・・
これ、ブルゴーニュグラスを使うと大分呑めるようになる
それも、極端な形してるヤツね(私の家では木村硝子店ことロナのツル・ブルゴーニュ)。
そう、全体の内容が薄いので酸味などが強調され目立ちやすいブルゴーニュグラスで飲んだ方が美味しいのです!
そうすると、赤果実っぽさが酸味と甘味に出てきて大分飲みやすくなります。
ちょっとしたグラスマジックな訳ですが、もしかするとコレ、多くの「うっすいボルドーワイン」で適応可能なんじゃないかしら?
カベルネとかそういうのに惑わされるのは良くないなぁ・・・と改めておもったのでした。

コストパフォーマンス(最大5pt)

典型的に「うっすいボルドー」なので、個人的にやっぱりいい点数は出せなかったりスル。
チャレンジ精神があり、なおかつどんなワインでも楽しんで呑める方のみ買われると良い。
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ほんと、ラベルは可愛いんだけどねェ・・・・・・

というわけで、シャトー・ヴュー・ジョルジェ・オーガニック2005でした。
ボトル個体差も激しそうですが、恐らく元々からして果実要素とか控えめで早のみしたほうが良かったワインだったんだろうなぁという感じです。
ビオだから果実が強い、というわけにもいかないのだなぁとかブルゴーニュグラスでボルドーはいい選択肢なのかなー・・・などなど、むしろ勉強には個人的になったのでした。

ドマイナーなボルドーはやっぱり地雷多し?


案外と面白い味を引き出すグラス


この子可愛そうすぎない?

| フランス | 03:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なんだかバッタものめいちゃってる名前!? シャトー・パヴィヨン・フィジャック

うぇるかむ!
本日のワインは昨日に引き続き「有名なシャトー!の!隣!」という冴えないアレです。

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シャトー・パヴィヨン・フィジャック2008
うん、この名前な・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥
多分、シャトー名は変えた方がええんちゃう?
いや、「パヴィヨン」「フィジャック」などなどは別に特定の人しか使えない固有名詞じゃなくいくらでもあるんですが・・・・・・
ついでにラフルールペトリュスみたいな絵柄でもあったりして、なんだか「パチモノ臭が強すぎる」モノになっちゃってます。
そして、レヴァンジルやネナンの元関係者(っていうかその人たちが抜けてから評価があがった)が作ってて、シュヴァル・ブランの隣畑だとおっしゃる。
そこで、なんか「元ネタめいて似たような某」を一同に並べてみる事にしました。







シャトー・シュヴァル・ブラン 2008 750ml
価格:66549円(税込、送料別)



シャトー・ネナン2008
価格:8618円(税込、送料別)





中国のパチモノレベルの闇鍋と化している・・・
まぁ、そんなシャトー、珍しくはないわけですが、これをステータスとして売っているのも如何かと思うわけですよネ。
しかも↑のと「今は全部関係ない」辺りすごい。
さて、そういうちょっと「?」って感じのワインなのですが・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
そこそこ良かったりする
うん、これ、まぁまぁな右岸です。悪くない立ち位置になっている。そして、結構ピーク気味。

色は多少褐色入りしておりクリムゾンレッド。外観からして「熟成スタート中」に早くも入っています。
香りにフランからきているんだろう青さもソコソコありつつ、カシス、紫の果実要素もそれなりに。
そこまでミルキー要素もない香りなのですが 、味わいはけっこう口当たりまろやか。
ゆるっと口当たりから入って、果実要素が広がり、ミンティーさのあるさわやかめな感じで〆ておく。
比較的口の中の広がり方とかアフターの長さが柔らかくて延びが意外とあります。
そういうサン・テミリオンっぽい味わいを、クセのある要素(そう捉えられるニュアンス)も省き、シンプルにやっているワイン。
いいか悪いか、でいうとギリギリ良い側に入っている。
トコトン中庸なワイン。
複雑な要素も何もなく、お姉ちゃんでらっしゃる。ただし、こう、劇的ビフォーアフターなファンション云々のビフォー側みたいな雰囲気。別に悪くないんだよネっていう。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
そういうわけで、4000円ちょいの右岸という見方で考えると値段も意外とふっつーの中身だと思います。
特筆すべきすごさはないんだけどネ。サン・テミリオンをなんか呑んでみよう、というお勉強な向きにちょうど良い印象でしたネ。
プレゼントにするには、多少地味さ強いので、別のワインにするのがいいでしょう。
なんだかんだいって他国では08年のワインというのを探すのは意外と苦労しますから、そういう熟成始めなワインを探す人にも選択肢になるかもです。

というわけで、シャトー・パヴィヨン・フィジャック2008でした。
外観のきな臭い要素がとてつもなく萎えさせてくれるんですが、中身は案外良かったりスル小品でした。

そして売ってるお店はうきうき。闇鍋めいた説明文。暗黒がココに生まれている・・・・・・


大改造すると化けそうではある。

| フランス | 15:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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一般的ボルドーのスタイル?ビックヴィンテージだけどマイナーなワインの質感。 シャトー・レ・ゾルム・サン・ジュリアン2009

うぇるかむ!
正直、グレネリーでまとめて更新しようかなー思ってたのですが、その前にふと「グレネリーは超素晴らしいけど、その前に果たしてボルドーってそもそもどうなんだろう?」と思いましたので、超過小評価してますが、最近呑んだボルドーをちょこちょこっと更新しようかと。

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シャトー・レゼルム2009
サン・ジュリアンも久々に更新したきがします・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体に特筆すべき要素はないでしょう。
因みに裏ラベルはなくってですネ・・・売っている某イオンでこんな感じで紹介されてました。

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レオヴィル・バルトンとグリュオ・ラローズの元所有している隣畑という位置づけみたいですネ。
ワイナート田中克也氏の評価はそこそこ高いんだそうな。
ソレ以上のあれこれは特段書かれておらず。隣畑なのが最大の利点となっているワイナリなのかな・・・
むしろ、シャトー・ペズのセカンドである、レ・ゾルム・ド・ペズの方が検索にひっかかっちゃった程。
というわけで、もうサクッとまいります。

香り・味わい(最大5pt)
♥♥♥♥♥♥(呑み頃でなかった?)
09年とはいえ、妙に硬さがある・・・・・・
うーん、呑み頃でなかった?という言い方をすべきなのでしょうか。
なんというか、こう、非常にボルドーらしいワインだったように思います。

色は強めにクリムゾンレッド。
香りにかなーり土臭い印象が多くてどっしりした感覚です。
味わいも同様で、全体に土臭さが激しくあり、それでいて酸味もそこそこ多め。
果実要素は香りからして少なめで、奮い立たないワインといえるでしょう。
土臭さは多量ながら、欠点は・・・・・・うーん、全体に物足りないけど「良くない」という程でないところに収まっているかな。
苦味のあるボルドーワイン、という感じで仕上がっており、果実要素を土っぽさが覆って地味さの方が目立つかも。
総じて、非常に難しい。コレ、果たして今呑み頃でないのか、それとももうピークが始まってるのかが微妙なんですヨ。
結構酸味立ちが高いので、コレ以上酸化してどうするのか?とも思うししかし苦味部分は抑えて欲しいところではあり・・・・・・
アニメだと、なんかモブに近い感じのお父さん。ほら、主人公の友人の家とかにいるにはいる感じの人。
または、モブ&モブな雰囲気のおじさんといいますか・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5pt)

というワインなので、6000円税込みで超えて買うのは大変厳しいです。
典型的な「隣畑だから良いのか?」「ボルドーの村名まで絞っているから良いのか?」を問うのにいいワインだと思います。
決して悪い味といいますか、マイナス側のワインではないのですが価格に関しては半額ぐらいはしないと♥♥♥♥(お得の部類)に私はしないと思う。

というわけで、シャトー・レ・ゾルム2009でした。
うん、こう、なんというかボルドーミドル価格の典型例だと私は思ってしまうのでした。
悪くないんだけど、値段は高い。そういうワインとなっています。2009年というヴィンテージが災いしてる?そうも思えないしなぁ・・・・・・
こういうのを呑むと、流石の私もボルドーって高いなぁと感じてしまう訳で。とっても難しい・・・・・・

率直に言って、高い。


「おじさん」で調べてたらこのネーミングにやられた

ジャリおじさん [ 大竹伸朗 ]
価格:1080円(税込、送料無料)


| フランス | 23:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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閑話休題にピッタリな手頃中の手頃なヴァン・ムスーを改めて レ・ジャメル・ヴァン・ムスー

うぇるかむ!
今日も色々とイタリアワインとかシュナン・ブランとか研究してまいりました。ひとつだけ早めに書いておくと、ホセ・コンデ銘柄の南アフリカは安くてOKって事。
さて。今日はもう残り40分ぐらいしかないので、もうサクッと更新出来るヤツ!

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レ・ジャメル・ブリュット・メトードトラディショナル・ヴァン・ムスー
ね、簡単でしょ(懐かしいネタ)

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裏もこんな感じ。
そして、もうこれでいいよね?なにせこのワイン二年前にも実はやってまして

して、感想はといいますとほぼほぼその時と変わらないかな。
っていうか、もうちょいシャンパーニュっぽさはなく、もっとライトになったような気はしますが、わずかなチョコ感と柑橘が簡単にしかしそれなりに出ているという。
2年経ってもあまり変わらない品質というのはありがたい事で・・・・・・

レ・ジャメルって安ワインとして赤も白もあるんですが、この泡が突出していいような覚えがあります。
これから夏、っていうか今も超蒸し暑い訳ですけど、そんなときにはこういうのもイイよネー。

びっくりしたのが、意外と置いてる店が少ない事。恵比寿ワインマーケットパーティーとかで見ててすっかり大量に出回ってるのかと・・・・・・


軽くて量産されたマスコット的な

| フランス | 23:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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グレネリーから見る、ワインというもののミックスチャーの軌跡 ~その1。シャルドネの樽の有無から味わいの違いを辿る~

うぇるかむ!
よーやく!やるぞ!!
というわけで、グレネリーのワインを二回に分けて更新いたし!ます!

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グレネリー・グラン・ヴァン・シャルドネ2013



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グレネリー・ザ・グラスコレクション・シャルドネ・アンオークド2013

そう、この2つ、いわばもっとも大きな違いは「樽熟成してるかしてないか」の同ヴィンテージです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
当ブログでは既にグラスコレクションもグランヴァンも赤ワインでは紹介済みでした。
で、今回にあたって初めて白を呑みました。なぜって、なんでかグレネリー白って入荷が他のワインに比べると少ないんですヨ。
なにせこのワイナリ、ピション・ラランドの女史がバデンホーストを呼んで作ってるって触れ込みからして「ボルドー系のワイナリ」と思われているので、その「シャルドネ」っていうのにピンとこないんでしょう。

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もう後の説明は三宅氏にオマカセ!

で、なにがどう違うかというと勿論細かい事言えば相当の差はあるものの、一番目に見えてわかりやすい差は
「一切樽を使っていない(ステンレンスタンクなどだけで仕上げている)グラスコレクションアンオークドと、樽などを使って仕上げてあるグランヴァン」
これです。
つまり、同じワイナリの同じヴィンテージの、選果他差はあれほぼ似た地域でのアンオークドとオークのシャルドネがバッチリわかるという訳。
結果は、ネタバレしちゃうと「全然別のワイン」。

香り・味わい(最大10pt)
グラスコレクション・シャルドネ・アンオークド:♥♥♥♥♥♥
グランヴァン(オーク):♥♥♥♥♥♥♥
しっかりと差がありすぎて、好みでポイントが決まります
私は樽っこいシャルドネとか好きなタイプなので、オークを使ったグランヴァンのほうがぶっちゃけ好きです。
が、そうした要素をそぎ落としているアンオークドのグラスコレクションのほうが好き――グラン・ヴァンの方は大嫌いという人がいるのは納得する――という人は間違いなくいることでしょう。
ここから見えるのはシャルドネの、醸造による大きな差異でしょう。ほんと、シャルドネの品種の味ってなんなんでしょうネ?

グラスコレクション
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画像あんまとってなかったんで、同じのをまたペタリ。

色はクリアで黄緑系。
香りにグレープフルーツとライム。そこそこにどこか薬草めいたモノすら感じる青さ。
これは個人的な考えなのですが、「安い樽を使っていないシャルドネとソーヴィニヨン・ブランは似ている事がある」と思うのですが、このグラスコレクションはそのいい部分をギリギリでやれてる感じ。
青緑の果実のタッチが割りと多く、ミルキーさはなく、それからグレープフルーツの柑橘系の香りがダイレクトに伝わるといったようなプロセスかな。
味わいもスッキリタイプ。
青さがどこかありつつ、フレッシュなグレープフルーツの果実がキリッと口の中とのどごしに広がって、そのままサクッと終わります。
言ってしまえば、力強さとか気品とかそういうのは別にない感じ。
あくまでもカジュアルにサクッとしているワインで、夏場に楽しみたい早のみタイプ。
ただ、果実がシャバかったり、チープさが目立ったり味わいに抜けがあったりはしない。
芯には強さ感じる。
食前的、というかアミューズとかサラダにピッタリ。
そういう所がよく出来てまして、このスッキリと終わる具合が好きな人も多いんじゃないかしら?



夏らしく水着!
ではあるんですが、豊満だったりはせず、むしろぺたんこスッキリ純粋。だが、それがいい。

グラン・ヴァン
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色は黄色さが多くあり、透明さが高かったアンオークドに比べ全く別の黄色さです。
香りにコッテリとバニラ、柑橘のミックスオーレ。
樽ドネとしてコッテリと仕上げてある(これはグラスコレクションとの飲み合わせもありますが)内容になっていて、ミルク感がとても高くなっています。
また、青さがとても低いのもアンオークドとの大いなる差。
ライム感はなく、ずっとミルクとグレープフルーツ感が高くなっているのは「全然違う」というべきもの。
味わいもずっと口当たりからしてウェットになっていて、柑橘とバニラ、それからモンブラン的な栗っぽさがギッシリと。
おしろいっぽさあり。
果実のパワフル差が強く出ているし、同時に樽感もあるしでバランスはグッド。
これにミネラリーさとか繊細な機微とかが加わるとよりスゴイ事になるんですけど、そこまでではなかったかなーというのが正直な所。神域へは踏み込んで、ない。
ただ、パワフルな低価格シャルドネの中では相当に品はある方ですし、ダイナマイトなキャラでがっぷりとしているので、飲みごたえを求めるなら素晴らしいシャルドネとなっています。
こちらはそういうわけで、むしろステーキ肉と合わせたりスルほうが王道かも。鶏肉より豚肉的な。


ハラショーな出来であります。ボディバランスがよく、あんまりツンツンしてない頃の感じ。

さて。
2つで比べると共通しているのは「果実がしっかりと強く、そこまでチープな仕上がりになってはいない。ただし高級感までは感じない」であり、一方で「飲みくちやボリューム感、そもそも果実の配列感とかまで違って別物」というのも確か。
ここから、シャルドネという品種が如何に「作り手に寄るのか」がわかると思います。比べて面白いし勉強になりましたネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
両方共♥♥♥♥
っていうか、是非比べのみしてみて欲しい
ここに見られる差って、単刀直入に言えば「作りの差」であり、樽の方が作る手間暇とコストがかかるから高い、と。その分で得られるモノが良いのか、失われるモノが良いのか・・・それを皆さんに選んで欲しいナ。
両方一本ずつ買っても4000円以内で収まるので、ブラインドテイスティングとかして勉強するのが一番グッドですし、どっちが好きか判別出来る・・・つまり、樽の有無で白ワインを選べるキッカケになることでしょう。
比べ呑みしちゃってせいで教材的に自分でも考えちゃってますけど、単純に白ワインの質としても豊か。
上述の通り、用途に合わせて使ってあげて欲しいモノであります。

というわけで、グレネリーより2つのシャルドネでした。
赤も白も作れるワイナリこそ優秀!と思うので、この結果には納得。グレネリー、間違いなく優秀です。
その上で、このうえなく経験を積むのにぴったりな要素も揃っているし、それでいて美味しい。
ほんと、侮れませんネ・・・

両方おいているお店からペタリ。赤だけでなく、白ももっと皆入荷したほうがイイッスよ?



| 南アフリカ | 23:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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超絶なフランは南アフリカにあり!?リボン印の珠玉の逸品!! アマニ・カベルネフラン・メルロ2010

うぇるかむ!
なんだかんだ先延ばしになりすぎちゃってて、おまたせかんあふるる更新物が今日のモノ。
とあるワイン試飲会において、驚きとクオリティに目がガン開きしちゃいませいたネ。

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アマニ・カベルネフラン・メルロ2010
これが実にスゴイ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体はイタリア寄りでちょっとビミョーな印象もあるかしら?チリ系っぽいし安っぽいし、
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なんかリボンついてて地酒っぽさ強すぎだし(超意味があるんだけどネ)

そんなアマニは伝統系、でもなく1997年に出来たといういわゆる「アパルトヘイト後のワイナリ」のひとつです。
アマニというのがスワヒリ語で「平和」という意味で、なんというかこう「復興」ぐらい重たいワードだったりします。
マイヤーズ夫妻による家族経営・・・・・・にはしておらず、醸造コンサルトに南アフリカ初の黒人女性醸造家のカルメン女史を2005年から加えて評価をあげている模様。プラッターとかで☆が4つというのがシールでもついてますネ(でも皆、プラッターって知ってるんだろうか?)。
さて。リボンは何かっていうと募金です。
このピンクリボンが付いている商品を買うと、乳がんの診療所の支援金に寄贈される・・・というモノで、日本入荷のアマニには全てついているんだとか。
ダサい扱いしてゴメンネ。でも中身は・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
卓越してハーヴィー・・・ッ!
私はちょこちょこカベルネに見られる青さをハーブだなんだといいますが、その素晴らしさを典型的に味あわせてくれるフラン主体。
右岸ブレンドの南アフリカというと、以前にもラーツなどご紹介してますが、これのレベルってソレに近い。

色はクリムゾンレッドでギリギリ透けない程度。
香りに青さが最初から全快で、かなり多く感じられます。
ただ、それが青臭さにはなっておらず、キャンティなどにむしろ近い香草を感じさせるモノになっています。
そこにカシス要素などが出てきて、しかも結構ナチュラリー。
味わいはそうした香りの要素が全快で、カシスとアセロラのジャム感からサーッ・・・とハーブのアフターを香らせる構造がお見事。
キュートさすらある果実の酸は丁寧さも感じさせるちょうど良さですし、果実とハーブのミックスが重点的になっていて「全体のボリューム感は高い」のに「スッキリとしたアフター」になっている訳。
これはフランの特徴って簡単に済ませちゃう部分ですが、その鮮度と密度が高いのでス。ハーブ感推し。
総じて気品が良い右岸ブレンドとして最適なモノといえるでしょう。
一方で果実要素そのものは比較的わかりやすく作ってあったりして、甘味酸味が多いので美味いことギャップ的に作用。
カベルネ系の青さ絶対殺すマンな人は呑んではいけません。リボンを真っ赤に染めてしまいます(佐久間まゆかよ・・・)。
まさに品性のあるクールさと、意外と可愛いホットさを持ってる系。ちょっと抜けてるところもあるお姉さん寄りだけど多少ボーイッシュタイプ。
個人的には東方の豊聡耳神子とか結構そういう感じなんですが、これ人によって結構色々感じそうですネ(セーラームーンの緒方さんやってたハルカさんとかも超イメージぴったりする)。品性がとにかく高く、ある。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
4000円でお釣りがくる値段のフランじゃなくない!?
この突き詰め方、この品格の高さであればサン・テミリオンであればかなり高額の部類になるものです。っていうか、フラン主体系のが少ないわけですし、もうその辺りの1万円ぐらいのなら(今飲む分には)余裕で吹っ飛ばせる果実とハーブとまろやかさ。
控えめにいって、高級なフランワイン入門にイけます。
ピンクリボンなどの慈善事業エピソードもあり、どっちかというと女性受けのが強いワインだろうとは思います。
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むしろマスダさんが書いてる「世界一に輝いた美しい逸品」という文字列でなんかこう、プレゼントにしてもいいんでないでしょうか?
ブラインドする機会があるようでしたら、是非やってみていただきたいですネ。これはめったに当たるモノでもないと思うデス。

というわけで、アマニ・フランメルロ2010でした。
正直、侮ってたのもあってか、とにかく美味しかった・・・・・・この日のベストワインと思ってるんですけど、ただしフランの要素がかなり高いので人は選ぶかも。
南アフリカってもしかするとフランの聖地になれるのでは?と思わせてくれるんですけれども、これはまぁ作り手の実力とかのが反映されてそーな気も。
この品の高さをこの値段で出してくるのは、しかしながら恐ろしい事この上ありません(っていうか、世の中の他の産地が高すぎるってオモウヨ)

見た目もうちょい頑張って欲しいところは、ある。


品位と格のボーイッシュガール


まて、やくしまるえつこ!?やくしまるえつこ!?

| 南アフリカ | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ルロワ知人によるビオディナミの真髄的シャンパーニュ!? フランソワーズ・ベデル・コム・オートルフォワ

うぇるかむ!
突然ですが、私は週刊少年ジャンプで「左門くんはサモナー」という作品を個人的にめっちゃくちゃ応援してるっていうかアニメ化するだろうと思っているギャグ寄りラブコメ?漫画があるですが・・・・・・

左門くんはサモナー 2 [ 沼駿 ]
価格:432円(税込、送料無料)



今週号のジャンプで↑の表紙の一文字隼人めいたポーズをキメてる女子高生ヒロインが
キャバクラでバイトしてお客にドン・ペリニヨンを注文させ、ラッパ飲みさせる
という前代未聞のドエレー状況が発生(ヒロイン自体はお酒呑んでません念のため。っていうか相手が人型の悪魔という設定)。
多分作者スタッフ側全然ワイン知らないんだろう事で「シャンパンのドン・ペリ」として描いており、
「まんまドン・ペリニヨンのラベルが、週刊少年ジャンプに出てきてしまった」
のでした。


ドエレー事やー!?と思ってるのは私だけみたいで、みんなヒロイン(てっしー)の胸だとかホモォだとかでお祭り状態であったが
というわけで、今日はドン・ペリニヨンで更新・・・・・・出来ればイイんですけど、最近ぴくちり呑んでませんで、別のシャンパーニュで急遽更新しとこうかと。

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フランソワーズ・ベデル・コム・オートルフォワ
ドン・ペリニヨンとは打って変わった、ビオディナミシャンパーニュです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥((ビオマニア的には+♥か?)
ラベルがなかなかエキセントリックでRMめいてていいですネ。
なんかスッゴイオーラ力出してます的な、白が多いのに威圧感すら感じさせる・・・・・・
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ラベルは簡素。に見えて、シャルドネよりムニエのほうがかったり、ab表記やビオディヴァン表記だったり、端っこに2003とか入ってたり、デコルジュマン完璧に入ってたり・・・・・・と知ってる人程マニアックに見える要素が多いんではないかと。
作り手、フランソワーズ・ベデルは元々から1957年からあるRMシャンパーニュメゾン・・・・・・なのですが、ここにとって重要とされているのは1998~1999年頃から100%のビオディナミを行ったシャンパーニュを作っている事です。
フランソワーズ女史の息子、ヴァンサン君がビオい治療法を受けて病気が完治したことがありました。自然療法という奴ですネ。
「あぁ!自然って素晴らしい!!神の所業かしら!!!」
と、天使に魅入られた修道女の如く、ビオディナミへ盲信。息子のヴァンサン君もヴァンサン氏にすっかりなって、ウンブレヒトやモンテリーといったビオディナミ名門で修行して帰ってきて今を支えています。
そんな訳で、ここの宣伝文句ではこのエピソードと「唯一100%ビオディナミのシャンパーニュ・メゾン」として君臨している事が良く出てきます。
ビオディヴァン、とういルロワ女史や故ルフレーヴ女史といった「フランスの超スゴい女性醸造家」達のビオグループに参加し、ママ友みたいな感じになってる模様。
ついたアダ名が「ビオシャンパーニュの求道者」。もうなんか神いわゆるゴット的な?

そんなワイナリのフラッグシップモデルとして(一応)降臨されてらっしゃるらしいのが、このコム・オートフォルアです。
「樽での発酵と熟成、コルク栓によるビン熟成」というスタイルをとっていて、それがキュベ名のコム・オートフォルア=昔のようにという意味なんですって。
というわけで、あんまりシャンパーニュ慣れしてないんですが、貴重なのをいただいたのでした。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥?(個体差がものすごくありそう)
すっごくマヨマヨしかった
マヨネーズ料理みたいな雰囲気。シャンパーニュの一般的なイメージとかけ離れたスタイルを見せる品になっています。
これ超好きな人は好きだけど、ダメな人は叩き割るタイプですネ。素直で呑みやすいというのとは完璧に離れてらっしゃる。
私も「面白い」けど「好きではない」かな。

色は薄めだけどゴールドっぽいカラーリングはしており・・・泡はあんまり見られませんでした。抜栓当日に来店して呑んだ代物でしたが、気抜けは早いかも?
香りに果実のタッチが結構あり、グレープフルーツ・・・というよりはその皮っぽさとかビールのような雰囲気も。
どことなーく麦芽ぽさを感じるといいますか。
あまりチョコの要素はなく、むしろヨーグルトみたいな香りがします。
味わいは口にふくむと意外なほどまろやかな感触があるのはびっくりさせられますネ。
そして、マヨネーズっぽさ。
ミルキーさと酸の立ち方が相成って、私にはマヨネーズという印象ばっかりになってしまいました・・・・・・
スパイス要素とか、グレープフルーツっぽさよりもマヨネーズの味。
「は?シャンパーニュ呑んでマヨネーズってアホかシンクはwwwwww」
と思われる方もいらっしゃるでしょうけど、実際これは呑んでみていただきたい(そして、多分違う感想になるとは思う)。
全体に面白いモノで、何か感じても最終的にマヨネーズがどこかで顔を出してくるという不思議さ。
キューピー、という文字をみればマヨネーズが頭をよぎるでしょう。そういう事です。

コストパフォーマンス(最大5PT)
コスパで測るモノではない?
1万円のマヨネーズなのか、1万円で天使の施しなのか・・・・・・
前述の通り、特徴があまりに強い。ドン・ペリニヨンがジャンプに出てきたから書くっていってこのワインなのゴメンなってぐらい典型例でない。
こんなのコスパ云々で語るのは無理です。それぐらい「両極端な結果になるのが見えている」ワインだと思います。
従って、プレゼントに使うにもなかなか難しいですネ。
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こういうエキセントリックさとかコム・オートフォルアという名前自体は、何かひっかけてプレゼントに使えそうなモノの、味わいにはそこそこの理解が必要となるでしょう。パッと呑んでわぁ~美味しい~って奴でなさすぎる。
これに関してバッチリ語れる人は、ビオディナミマニアって事でひとつ。

というわけで、フランソワーズ・ベデル・コム・オートルフォワ2003でした。
非常に面白い。面白いけど1万円超えて呑んだ時にどの領域に体が飛んで行くのだろう?
っていうか、3本ぐらいボトル開けたら全部違う味するんじゃなかろうか??
そういう域の自然派求道者のひと品。オススメしたいけど、オススメは出来ない。そういう難しい作品です。
・・・あ、やっぱコレ、ドン・ペリニヨンを発端に書く記事じゃねーネ

チャレンジ精神は、必要なんだろうと思う。


トゥーーラッタッタタタ♪


因みに、左門くん本編で出てきたドン・ペリことドン・ペリニヨンはいわゆるキャバクラで使われている「とりあえずドン・ペリニヨン」であり、上記リンクの価格ぐらいで買えるいわゆる「輸入元ちょっと怪しくネ?」ぐらいの一番最下層のドン・ペリニヨンであり、ドン・キホーテとかで余裕で買える奴であろう。今現在の最新ヴィンテージ。ロゼとかエノテーク版といった上位や骨董品ではないので、コスプレイヤー諸君は小道具としてならなるべく安くドン・ペリニヨンを買えるお店を見つけるのがいいだろう。ただし、今回はガチでドン・ペリニヨンなのでドン・ペリニヨンに似たラベルの何か、ではダメな点だけは残念ながら注意が必要だ。

| フランス | 22:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ホセ・コンデの安旨力の高さを見る、超安値南アのメルロ マン・ファミリー・ワインズ・メルロ2014

うぇるかむ!
ホセ・コンデ氏といえば、南アフリカの生産者としては日本人妻がいる神の子!とかなんとかで大いに人気が出ましたが、その人気の理由は何なのかちょっとわかった気もします。

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マン・ファミリー・ワインズ・メルロ2014(マン・ヴィントナーズ・メルロ2014)
なんともやす~い感じが出てますナ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベルというかボトルからしてとにかく安っぽい印象なワインとなっています。
フォントの統一感のなさや緑のボトルがなんとも・・・・・・
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裏も当然、安っぽい。正直、ホセコンデがらみでなかったら♥♥っすヨ・・・

作り手というか担当コンサルタントはホセ・コンデ。
マイバーグ家という人達が100年以上前からブドウ栽培をやっており、協同組合にブドウをドカバキおろしていたのが始まり。
1998年になってから今の当主兄弟が「やっぱー、自分たちで、ワイン作らネ?kwvに卸してる場合じゃないっしょーウィー」とかなんとか言い出し、友人だったホセ・コンデも強力。
M・a・Nというのはそんな彼らの嫁さんの頭文字であります。リア充アピールかよ
スペクテイターなどでもヴァリューワインを作る所として評価されており、安旨系として知られた存在です。
今では17万ケース25ヶ国で販売実績があるド大手だというからスゴイ話でしょ?
そういう経緯だったので、量が多いけど全部エステートなのかと思いきやむしろ逆で「契約農家を大量に持って買っている」というある種協同組合を改めて作った的ニュアンスだったりします。
さて。
そんな訳で、man。ネットショップ上では結構売っているお店もあり、特にメルロの評判が良かったので「お酒のやまや」で適当に買ったのですが・・・・・・


なんか柄が違う・・・と思ったら今回のは「通常版(やまや版?)」みたいな↑よりも格安のレンジでネットショップで良く売っている「セラー・セレクト」ではなかったというオチ。
ふふ、やっちまったゼ、味もダメダメでしょか・・・・・・と、思ったらですね、

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
まぁまぁなメルロに仕上がっている!?
いやー、驚きでした。1000円ちょいというワインとしてはかなーり良い感じ。っていうか、私がそれなりに好きなタッチ。
果実感が思いの外ちゃんとしてるし、嫌なメルロにある土臭さだけで終わるとか、味が水っぽいという事がない。

色はクリアであまり高そうには見えないレッド。この段階では「あー、やっぱり安っぽい奴だコレー」と肩を落としそうになります。
が、香りはそれなりにプラムなどの紫果実感がそこそこにあるし、牛蒡的な土っぽさがアクセントとして悪くない程度に入っています。結構キノコ感じるのも私が好きなポイントね。
味わいも口当たりはそこそこにメルロらしいタッチになっていて中庸。
果実要素がざっくばらんにあり、キノコっぽさを抱えつつ、甘味も酸味もそこそこにフィニッシュ。
土っぽさというか、ちょっとカルメネールとかにも感じる要素は程々にあるんですが、それがなんといい具合に苦味として味をダラけさせないのがいいですネ。
ただただ甘いとか、味がないにならずに、そこそこにタフで玄人なキャラクターを演じれてもいる。
複雑さとかそういうのはまるでないですし、全体の印象としてもそこそこ止まりかなーとは思うのですが・・・・・・
これ、税込みで1000円ちょっと超えちゃったなってワインの評価だからネ。
武人系のキャラクター・・・とまではいかない程度のポジションかしら。超硬派って訳でもないし、匠でもないんだけど、なんとなーく武人。
グランブルー・ファンタジーのジンさんとかこんなイメージあるかなー・・・・・・あ、まて、あれか、ポケモンのタケシ!?(謎の妄想始まる

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
やまやに行ったらコレ買っておくのがいいかも
1000円ちょいのワインとしては、恐ろしく良く出来ている部類だろうと思います。
無論、ワインマニア諸兄にとっては不服部分も見られましょうが、テーブル1000円前後であってこの出来に文句が私は言えぬ。
というわけで、モロにテーブルワイン。ガッと言えで開けてください。スクリューだから扱いも楽だしネ。

というわけで、マン・ファミリー・ワインズよりメルロ2014(セラー・セレクト版じゃないよ)でした。
正直、ホセ・コンデ先生見なおしたっていうかこの人「安旨界の神童」なのだなーと実感した感じ。ポストカード版スタークコンデなどを見た感じ「ちょっとアメリカーンな甘さが目立つかな?」と思ってたのですが、マン・ヴィントナーズでもスタークコンデと同様に甘めでしかしチープにならないところを狙えています。
ポストカード版の想像から多分この方、5000円超える高級ワインは作れない気がしてあんまり追いかけてなかったんですが、安旨専門家としてはかなりのもの、かも?
もうちょっと追いかけてみようかと思います。

そして何故か驚いた事に、楽天では「メルロだけ売っていない」のでカベルネをペタリ。


タケシが現れた!

| 南アフリカ | 23:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ファンタジーなジンファンデル?さぁ行こう、空の果て!? グリーン&レッド・ジンファンデル・ティップ・トップ・ナパヴァレー2010

うぇるかむ!
昨日に引き続きジンファンデルであります!

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グリーン&レッド・ジンファンデル・ティップ・トップ・ナパヴァレー2010
ラベルデザインからしてファンタジーなんですヨ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥
ラベルの古めかしいけど、どっかデザインとんがった感じ超いいよネ
当ブログ的にはラベルデザインだけなら満点つけたい。え、どっかコンビニっぽい?いやいや・・・・・・
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裏もサクッとそれなりに書きつつちょうどいい感じなまとまり。

元々の始まりは1970年台、ヘミンウェイという夫妻がナパに植えたジンファンデルがスタートとなっています。
なので、まぁ40年くらいといわゆるアンティーククラスのジンファンデルではありません。
ただし、自分たちで植えた分だけで今回のワインは作っており、自社畑オンリーのナパのジンファンデルというくくりになっています。
ほぼほぼジンファンデルを作っているワイナリであり、老舗のジンファンデルワイナリとしてラベル同様古めかしく存在しているのだそうな。
特別スター選手といえる醸造家がいたり、めちゃくちゃ安かったり、樹が古い訳でもありません。
ただ、このワインですネ・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
ジンファンデル苦手でも驚くほど気品がいい
ワインとして完成度がなかなかキまってます!
ジンファンデルの特徴的な要素があるのに、それらがちゃんと品として活きています。ファンタスティック!

色は透けないパープル。かなり濃いカラーリングをしています。
香りにジャミーな紫果実感、みかんなどのシロップ漬け、ミルクの多いココア、それらがミックスされたチョコ菓子?むしろアイスっぽいかな。
どーしても私が感じがちかつ苦手なイソジンみたいなシロップ感はあるにはあるんですが、それもみかん漬け用っぽい感じでギリギリにセーフ。
まぁ、これはこれでいいかな?と許せる程度に私としては収まっていてくれてたのが好印象だったのです。
味わいもどちらかというとバニラ要素が大きめにまずは存在しており、それからジャミーさあふれる紫果実とみかん缶、そこにシナモンスパイス。
アイスケーキみたいな構成になっており、それから最後にミントアイス満載なハーヴっぽさが香りつつフィニッシュ。
余韻そのものは長めなんですが、案外とダレて甘すぎる事なく、フルーツの煮詰めた印象が長く続くんですネ。
酸味要素は品種ゆえなのかやっぱり少ないです。ただ、甘味があからさまなほどには甘くない(や、甘さが目立ちはしますが・・・)。
また、バニラっぽさは大きくあって、アメリカンオークっぽさは満載。それぐらいミルキーに作っているので、逆にイソジン臭さが中和されているというなんともアメリカーンな作りになっています。
中庸なんだけど、品があるし出来もいい、という摩訶不思議な・・・・・・そう、ファンタジーすら感じる完成系。
なんだろ、すっごくナパの新モノっぽさを満喫させてくれる。
明らかに誘っているキャラクターであり、ダイナマイトで、それはそれはもう、こう・・・性的なアプローチに一直線な巨乳キャラといった具合。
その辺りはジンファンデルらしいなーと思うんですが、しかしそのクセ案外と大人な魅力も携えています。あからさまなのに、タッチが良い。作りがいいって事なのでしょうかネ?
ビキニアーマーなのに黒髪ロングな女騎士ポジな感じ。クッ・・・こ、ころせッ!

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
5000円近いワインとしては、価格帯らしい仕上がりかなーとも思います。
ジンファンデルとしては非常に作りに高級さと破廉恥さが対極的にあって私は好きなのですが、お買い得!という感じには至らないかなー。
品種でくぎれば経験上かなり好きなのですが、全てのワインを含めると「5000円近いとなるとなぁ」となりがちな立場。ハイエンド一歩手前価格帯のむずかしー所ですネ。
ラベルデザインに関しては、どこか古典的かつなんだかファンタジーな雰囲気があって、面白いなぁと思います。
このセンスわかる人なら、プレゼントにも使えるんじゃないかと。
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イルカイメージに関してはこだわりニキなようなので、そういうのをイメージに使えるとよりok。
料理と合わせるときも、派手なので強めのソース料理とかを。
ジンファンデル呑む、という上では良い仕上がりなのでオススメ度はあがるかな。ああ、あこがれのジンファンデルマスターになりたいなならなくちゃぜったいなってーやるー♪(BYサトシ)

というわけで、グリーン&レッドよりジンファンデル・ティップ・トップ・ナパヴァレー2010でした。
全体にゆるふわで不思議なファンタジーなワインです。何いってんだ私は?
ただ、この感覚は味わってみてナンボ。悪く言えば中途半端なんですが、良く言えばバランスがいい・・・・・・とかく不思議な仕上がりをしていると思う。
好き嫌い別れますが、この世界観は是非味わってみてネ。

輸入元も(申し訳ないけど)私は知らないところで、マイナーワイン度は高い。


くっ・・・殺せ!(テンプレ

| アメリカ | 23:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ロダイの超大型ワイナリからジンファンデルを測る。 オーク・リッジ・ジンファンデル・アンシエント・ヴァイン・リザーヴ・ロダイ2012

うぇるかむ!
昨日はシャドウバースなるソシャゲがリリースされちゃって、すっかりそれやってたらこんな時間に・・・ヲタクだからネ、ごめんネ。
さて。
実は私、そこそこ「苦手だなー」と思う品種はまぁあるんですが、その中でも「ジンファンデル」って意外と苦手だなーと思っていたりします。
濃いワイン大好き!なのにジンファンデルはちょい苦手気味・・・・・・というのも良くないと思い、最近ジンファンデルちょくちょく呑んで見てるんですヨ!

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オーク・リッジ・ジンファンデル・アンシエント・ヴァイン・リザーヴ・ロダイ2012
典型的なロダイのジンファンデルでありますネ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベルは極シンプルな感じに仕上げてあります。ちょっとシンプルすぎない?というラベルでありますが、実はボトルはかなーり重たく作ってます。わざとらしいぐらいに重たいボトルなので、見かけたら持ち上げてあげてくださいネ。

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あと、なんだか異様に反射する。ので、暗めの照明で撮影してます。

作り手、というよりメーカーって感じのオーク・リッジはセントラル・ヴァレー(コーストじゃないですヨ)で展開しているそこそこ大きなメーカーです。
元々はロダイで古くからやっていた栽培家だったみたいなんですが、大手の名家がワイナリ名を買収。
24億円(推定)をかけて、ワイン事業を立ち上げたんだそうな。
その後、この大手の人達がいろんなブランド名で展開して「オーク・リッジ系列」を成しているとのこと。
その中でも、一応フラッグシップモデルとして日本に輸入されているのが、このオークリッジ・リザーブ版です。
アンシエントを名乗るだけあり、樹齢が100年越えのジンファンデルを厳選している・・・・・・というのが特徴とされています。
まぁ、樹齢なんぞ多少味わいに出なくもないけど、それより重要な作り手のデータはないのですが、さておき高い樹齢のジンファンデルを大手が作っている=ジンファンデルらしさはビンビンなワインなのでしょう。
で、どうだったのか・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
あ、やっぱり苦手だナ・・・
結論申し上げて、私は苦手です。以上。私情だけ挟めばもう一点減点ありえる具合。
というのも甘味部分に私はどーしても、お薬シロップみたいなモノを感じてしまったから。

色は深い紫系。透けません。ギッチリとしています。
香りにカシスとかプルーンとかのジャム要素が強くあり、同時にどーしても私には「イソジン」を思わせる訳。
濃いのが香りから透けて見える程ですが、樽などのバニラ要素と同時にこのうがい薬的な感覚がある。
干しぶどう的な風味とも感じられますが、そうした要素を踏まえたうえで、なんだかお薬感が否めない。
これはある意味古木から厳選した結果な気もします。故に引き立ってるのかな?
味わいも同様で、全体に果実ジャムの要素、コーヒーっぽい苦味とクリープ的なバニラ感・・・・・・の後になんかちょろっとイソジン。
そうしたイソジンっぷりが私は妙に気になってしまう。
全体のフルーツ自体は結構多く感じられるのが良い部分で、みかんにパインに枇杷に・・・・・・とグルナッシュ辺りと同様に多彩。
なのですが、酸味などは低く甘味が目立って感じすぎてしまうのが非常に難儀。
ミックスジュース的要素が逆に駄菓子っぽくなってしまっているんですネ。
そこに更にミルク要素がドンッとのるのが拍車かけてる感じ?
アフターまでそうしたパワフルな駄菓子要素が全快フルスロットルでいくのが特徴。
ダレることはないんですが、変化を楽しむって要素もなく、ズバーンとわかりやすいキャラしてます。
大人な駄菓子?コッテリムッチリ強調しまくったゴムマリのようなドスケベキャラ?
もう直球でムチムチしている。ムチムチしてるゼ!さぁ、カモーン!!ってな具合。
ジンファンデル大好き!という方には大いにその特徴と言いますか、甘味感がたっぷりしているのでオススメ出来ますが・・・・・・うーん、ちょっとこれは「個人的に苦手」なんですよネ。もうちょっとすっきりしていいのよ?

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(ジンファンデル好きなら+♥)
そういったわけで、全体に果実そのものの強みはどこか感じるんですが、4000円前後を行き来するのはちょっとツライ。
三日間で呑んでみましたが、時間がたつと逆に甘味がチープに段々なっていったように思いますし・・・・・・
かなり攻めた作りになっていて、ジンファンデルのミドル価格を知るという意味ではそこそこわかりやすいワインだとも思います。
プレゼントにするには、ちょっと地味な印象がありますが

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一応ロット番号とかもあったりするので、存外安っぽくはならないのはいいところかな。
いっそ味噌とかが相性良さそうなワインで、これを料理と使いこなせたらジンファンデルマスターだと思う。

というわけで、オークリッジ・ジンファンデル・アンシエントヴァイン・リザーヴ・ロダイ2012でした。
ロダイジンファンデルっぽさマックスで突き抜ける出来栄えで、まさに「あ、ちょい苦手・・・」ってな感じでした。
カベルネとかメルロとかフランとかグルナッシュに比べて、もう一味足りない印象が今回も拭えなかった・・・・・・
それが逆に良い、という向きもあるでしょうから、これは一度お試しいただければと思う次第であります。

ジンファンデルマニアからは好評


そーらむちむちだぞー、と言われると個人的には逆に萎える節。

| アメリカ | 04:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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絶品の黄金果実感。ソアヴェのレベルの高さを実感するひと品。 スアヴィア・ソアヴェ・クラシコ2011

うぇるかむ!
夏場のあつーくじっとりとした季節になっちゃいましたネ。
そんな季節のあいさつをしたくなるのは、やっぱりソアヴェを呑むからなんでしょう。なんだかんだ夏って感じあるし。

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スアヴィア・ソアヴェ・クラシコ2011
私がめちゃくちゃおしてるソアヴェメーカーです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
めちゃくちゃ推してる・・・と言いつつ、実は当ブログで出てきたのは超初期の頃だったりします
しかもその時のが最上位品ですネ。

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その頃から比べると、こんなソアヴェクラシコでも値段上がっているのを感じるのであった・・・・・・

さて、そんなこんなで女性系ファミリーが作るワイナリの低価格に位置するワインなのですが、その実力は・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(ただし温度がぬるくなるとヘタレやすい)
黄 金 の 林 檎
味の解説は「最も美味しい林檎を思い浮かべればそれがこのワインの味である」で全部ok。
なんですけど、それで皆さん納得しないのでダラダラ書きまーす(チョリーッスなノリで)

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色がこの年号この価格にしてこの黄金っぷりです。黄色さがたっぷりの金。見事。
しかし、香りはずっとフレッシュになっており、主にラ・フランスや蜜の入った林檎を思わせる香りに満ちています。
ほぼほぼそのフルーツの蜜感で仕上がっていて「デザートワインかな?」ぐらいの勢いのある濃縮した果実。
洋なしのような加減が実にガルガーネガなんですが、それが濃密にタルト上に重なるようで・・・・・・
味わいも、この甘味と酸味が実に迫力ある形で伝わってきます。
主体は洋なしや青りんごなどの林檎系果実っぽさ。そのジャム、ソース、果物そのもの。それらをミックスで構成してあり「最高の林檎」たるものを形作っているって具合。
そこにほのかにグレープフルーツなどが出ています。
ソアヴェに良くあるもうひとつの例(ピエロパン系とか)としては青草などでスッキリさせるタイプのモノがありますが、このワイナリは昔からアンセルミに最も近い「濃厚なガルガーネガのウマミ」です。
最後まで甘味がフルーティーでありつつ、なおベタつきやデザートとまではいかず、みずみずしい印象を保つのも非常に良いポイントだと私は思うナ。
ただ、温度が高めになるとそうした要素が全般的にヘタレになるのは注意。
いわゆる「冷やし目で呑んでね」の典型例で、上述した果実要素がガクッと下がってしまう。
また上位に比べるとミネラル感(塩見)は欠けており、優れた土地感とかは感じなかったりします。複雑さにおいては多少精細さはないかなーと。
その点、アンセルミとかジーニの上位はよりスゴイ・・・ということにもなるのですが、まぁ一般的な「冷蔵庫に白ワインはいれちゃう」というタイプであれば、それら以上に果実感が豊かかも?
凛としつつ、芯がある女性像。クールタイプでありながら、けっこー情熱的だったりします。
そのギャップに悶えていただきたいワイン。近年だとモロにデレマスの渋谷凛とかこういうキャラ。ふーんとか言いつつ、クールにしかし情熱的。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
2500円前後の白でこの味って他にあるの?
南アフリカですらないと思う・・・・・・それほどに白ワインとしての美味しさとガルガーネガとしての美味しさを保ったワインといえるでしょう。
ハッキリ申し上げて超お買い得。
ただ、コレ、現行ヴィンテージではないようでお店とかにサクッと在庫がある店があればという状態。
もしも見かけることがあったら必ず手に入れる事をオススメしたいソアヴェ。アンセルミが好きならば余計に買うべきワインです。

というわけで、スアヴィアよりソアヴェ・クラシコ2011でした。
ソアヴェっぽいか否か、でいえばアンセルミ同様に伝統的な雰囲気にはありません。ピエロパンとかとは特徴は近いのに印象はまたく別。
この辺り好みなんでしょうけど、個人的にはこうした革新的なタイプのソアヴェの圧力といいますか力強さって特筆されるべきではないかと思うんですよネ。
やはりこのワイナリ、オススメ度が高いイタリアワイナリのひとつで間違いないのでしたとさ。

あ!?最新ヴィンテージは絵柄まで変わってる!?


ちょっとアンニュイで芯があるけど、女々しい感じ。

| イタリア | 21:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今日が(中の人の)誕生日でして・・・ 神田やなぎ屋(ヤナギヤ)の会で自腹しつつ祝ってきた

うぇるかむ!
えー、タイトルの通りでして。なんとまぁ残念なことに(中の人が)歳を増やしました。
ドーデモイーネー

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ということで、「全く誕生日とは関係なく神田柳屋のイナムラてんちょに呑みに誘われた」ので自腹きってアルヘイト・カルトロジーを開けました。
サーティーズという柳屋本店近くのホテルのレストランです
会費よりぶっちぎり高いワインだったので、食事代免除してもらいますたワーイ。
急遽だったのでこうした超突発冷やしをしたんですけど、それでもなお美味しかった。多少びっくりさせちゃったかな?という表情してましたが。
圧倒的品格。もう金髪の品がある超美麗お嬢様そのものである。
突貫でも冷やし目の方がアルヘイト・カルトロジーは美味しいですネ。酸がしまった方が、流麗でシャープな背筋の良さが感じやすい。

また、この日のワインは何故か「カリフォルニアとニュージーの」やなぎ屋なのにフランス主体という謎の展開だったんで、これは後々・・・・・・と思ったんですが、なぜか柳屋ではネットにフランスを載せないので、まぁいつかやることがあれば?
ネットだけ見てると意外と皆知らないのですが、神田柳屋って実はイタリアやフランスもやっててルイ・ジャドの低価格帯フルラインナップおいてたり、ブルガリアやルーマニアが都内でも有数のラインナップだったりするんですよ。

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料理に関してはサラッとしたメニュー。特筆感はないかな。あ、ドリアもあったと思うのだけど写真しわすれた。超シンプルなむしろ家庭的メニュー。
むしろお店に我々以外人がいなくて大丈夫か?という心配すら。ナスが一番美味しかったですネ。
ロゼがあったので良く合っていた。

というわけで、サクサクーッと楽しませていただきました。

・ところで南アフリカの人気てどうなの?

さて。
その上で会の中では他の常連さんたちもいらっしゃりそこそこに話もしたんですが・・・・・・

南アフリカは本当に人気がない
びっくりする。
神田柳屋は今、南アフリカに超力を入れていて東京都内で唯一?といっていい
「マスダとラフィネとその他南アフリカをちょこっとやっているインポーターのワインそれらが集結している」
という稀なショップなのに、常連さんはあんまり見ていない。

*他のショップでは基本的に「ラフィネかマスダ、どちらか片方のラインナップを取り揃え、そこに従来からの大手のやっている南アフリカ・・・例えばモトックスさんとかをを加える」という形になっているので、アルヘイト(ラフィネ)もポールクルーバーやグレネリー(マスダ)も両方同時に買える店は私の知る範囲では東京都内では柳屋だけ。

それどころか、「割高な産地」というイメージすらあるという・・・・・・
こ、これだけ「いろんなインポーターの南アフリカが買える」環境なのに完全にスルーしむしろ地雷扱いしているなどと・・・・・・!
勿体無い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と、アルヘイトも出してしまったのであった・・・・・・

さておき、今後共大幅な値上がりが起きまくらない限り(起きそうではあるけど)南アフリカ、当ブログは中心に更新していきますゆえよろしゅうにー。

早くもプレミアがついてる?


| コラム | 18:25 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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来年の2月14日まで待ちたいけど待てない今年オンリーセールな逸品。 ヴァレンタイン・ヴィンヤーズ・カベルネ&メルロ

うぇるかむ!
ちょっと今日は予定を変更して緊急更新ー!これ、まだ市場にあったみたいでして、あるウチにと・・・・・・

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ヴァレンタイン・ヴィンヤーズよりカベルネ・エコーヴァレー2002とメルロ・アッパーベンチ2003
今年行われている「今回限りセールモノ」であります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(ラベル的に+♥)
ラベルそのものはシンプルオブシンプル。
なんですが、異様にロゴがかっこえー&キャラが妙に海外系コミックっぽくて可愛かったりします。アメリカンで優れたデザイン。

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裏はきっちりノートされています。

作り手、ボブ・ヴァレンタイン氏は元々っからメンドシーノ地区のエコーヴァレーの栽培家。
ナパやソノマに比べて低い地位に位置づけられているメンドシーノの、そこそこいいブドウ作ってるオッサン、みたいに思われてた人みたいですネ。
そんな彼ですが、実は良い区画のブドウだけはコッソリとっておいてプライヴェートワインとして、身内とかには配っていたんですって。
これ、日本でいえばある意味では「ウチで作った梅酒」だとか「どぶろく」みたいなモンでしょうか。
また、アマチュアワイン選手権みたいのにも出していたらしく、すると
「バレンタインおじさんのワイン、妙にうまいだっちゃ・・・・・・」
との声が散見。2002年に初めて「商用ワイン」として販売が実施されます。02年にプロとなるまで15年ぐらいはアマチュアやってるブドウ栽培家なんですから、キャリアがデビューからむしろ長いみたいな不思議な状態に。
その後もコンクール系ワインとしてはそれなりに実績をあげちゃうんですが、
「いやぁ、わしゃあくまでも自家用だでー」
と、控えめ生産と大衆ショップは切り捨て。サンタバーバラのワイン・カスク、ビバリー・ヒルズのハバナルームといった高級ショップとレストランを中心に流布してきており、日本での販売も前からあったんですがそんなに広くはやってなかったみたい。
なのですが・・・・・・ボブおじさん、2015年に亡くなられてしまったと。
どうやら息子さんがたは続ける気がないようで、日本正規代理店だった布袋ワインズが
「ウチのバックヴィンテージがあるんだけど買わない?」
と持ちかけられたんだとか。
むこうではこういう「なくなる予定のワイナリのワイン」ってあんまり売れないんですって。
というわけで、ほぼ全量入ってきているというこのシリーズなんですが、バックヴィンテージ2002年&2003年のカベメルといったクラレット品種の畑固定モノが激安!ということで売り切れまくって注文殺到したのだそうな。
私もそれこそ前から更新しようとは思いつつも「売り切れてる上にもう手に入らない安い値段のワインじゃなぁ・・・」という事で更新見送ってました。
が、最近在庫復活している店も出てきたようなので、緊急更新てな訳ナノデス。

香り・味わい(最大10PT)
カベルネ:♥♥♥♥♥♥♥♥(呑むタイミング次第で+♥)
メルロ:♥♥♥♥♥♥♥♥
熟成アメリカを知る今、最安値の選択肢
2016年6月現在、このワインよりも最適に「カリフォルニアのカベルネやメルロ」の「熟成品」を「安く」買う手段はないんだろうなぁと思います。
それは同時に「完成度の高さ」も意味します。単純に熟成カベ&メルロとしての特徴も備えているのがグッド。

カベルネ
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個人的にはこっちのカベルネの方が実はメルロより安いんですが好みだったり。
色は朱色が強く出ており、完璧に古酒として成立。
香りにドライフラワー、バラっぽさが多くあり、同時にベーコン(それを形作るスパイス)、果実要素もほどほどに存在。
味わいも同様に古いカベルネらしさが全快。
梅っぽさ、古酒らしいキノコのソテー、バラ、青さも多少アクセントに入っており同時に結構お肉要素が強く出ています。
口に入れると少しコーヒーっぽい苦味があるかも。
バニラ感などはすっかりなくなっており、その結果強いアルコール度数にしてはしなやかさと軽さも感じる熟成品となっています。
恐らくリリース直後はギッチリしたアイテムだったんだろうなぁ・・・・・・
さておき、既に古酒としての形をきっちりと作っている割に、口当たりもそれなりにまろみがあるのはカリフォルニアらしいかな。
熟成ワインとしてガンガン誘ってくるスタイルです。ただ、日持ちはあんまりしないところがあるのは残念(カベだけ私、自分でも買いました)。
まさに誘い受けなママーッ!って感じのキャラ。ママーッ!!(大事なことなので二回言いました

メルロ
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アッパー・ベンチという区画で作っている実はカベルネの方よりもグレードが上のアイテム(なので値段もちょい高い)。
色はカベと変わらず褐色系。ここに違いがあんまりなかったような気がします(並べないと違いが分からない範囲ということ)。
香りに少しプラムが香り、カベに比べると果実の要素に落ち着きがあります。
味わいも同様に紫果実の要素がカベに比べるとあがっており、その分、カベにあったドライフラワーだとか肉感は抑えめ。
更に、どこかアマローネ系にも通じる土っぽさがあり「メルロにある苦味」を演出しているように思います。
個人的にメルロ系のこの土臭さ、そんなに好きでないってのがカベルネを推す理由。
口当たりの良さなどは流石にメルロ主体ですからカベより上。
バージョンアップさは感じさせるものの、ちゃんと品種個性がわかれて出ているので、好みがクッキリするんじゃないかなーと私は考えています。
ママーッ!!!(なんか面白いから叫んどく。発音はミキティーーー!に近い)

コストパフォーマンス(最大5PT)
両方共:♥♥♥♥♥
なにせお別れ追悼セールだもの・・・・・・
税込みにすると3000円超えちゃうんですが、3000円前後と3800円程度の二品となっています。
熟成、畑の限定度の高さ(特にアッパーベンチメルロは)、品種個性が強い・・・・・・などなど、好みかどうかを超えて「見ておきたい要素」が沢山あるワインとなっています。
故に当ブログとしてもオススメ度が高いんですネ。古酒ってどうしても高くなったり買いづらかったりするモンなー。
ということで、一度は試すと面白いワインなのでご自分で呑んでいただきたいところ。
ただ、プレゼントにもラベルデザインのハートマークなんかがほのぼの可愛くオススメ可能なアイテム。
カロン・セギュールなんぞよりコレのがバレンタインにもバッチシ!・・・・・・なんですが、割りと2つとも呑み頃は今な気がするんで来年のバレンタインデーまで持つかって言われると超微妙。

というわけで、ヴァレンタイン・ヴィンヤーズよりエステート・カベルネとアッパーベンチ・メルロでした。
こういうのがたまーに出てくるのは嬉しくもあり同時に「今年限りのお祭かぁ・・・」と寂しくもありますネ。どっちかというと嬉しくない方といえるのかしら?
いいワイナリがなくなってしまうというのは、悲しいモノでありまス・・・・・・

実は醸造コンサルトもけっこースゴイらしい。




ママーッ!(とりあえず叫んどけばいいやという)

| アメリカ | 14:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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名門が作った格安系(らしい?)というハズレっぽそうなのに意外と良かったトスカーナ。 オリヴィ・レ・ブケ・プリマイヨ2013

うぇるかむ!
世の中には「あの名門~~が作った!」ってな感じのテーブルワインがそこそこにあります。
ムートン・カデ、クラレンドル・・・・・・中には「名門の人もオススメしてた」とかいう全くもって遠いモノまで「名門プロデュース」として売られており大抵の場合大したことないものだったりします。
今回も、そんなワインのひとつ、かな。

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オリヴィ・レ・ブケ・プリマイヨ2013
えー、今回のが何処の派閥かといいますとですネ・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベルは三本のシールにサクッと文字がのっているという簡易でラフなデザイン。
それなりにモダン?ってな感じはあるんですが高そうには見えないかなぁ・・・
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裏もふっつーな感じします。なんでこれ買ったかってalc14%でメルロ主体のカベ系が混じった「なんちゃって超タスカン」だったから。
で、後から調べた所、オルネライアを監修する醸造コンサルタントチームが手がけているらしい。へぇー。

オルネライア[2012](赤ワイン)
価格:17064円(税込、送料別)




元々、「都会人が田舎で暮らすバカンス」いわゆる「農村民泊(アグリツーリズム)」にと1986年に出来たワイナリーとの事。
ほら、なんか芸能人が田舎で過ごしました的なバラエティ番組あるでしょ?ああいう感じで、観光的に出来たワイナリであり、そのため財源はあるらしくオルネライアチームがコンサルトもしていた、と。
ソレ以外には今ひとつパッとせず、エンスーやスペクテイターで載ってた事があるよーとのこと。
そんなこんなである意味では「ラーメン博物館」「横浜中華街」みたいなポジション?
ただまぁ、冒頭の通り大御所が作る産業的ワインって大して美味くないことの方が多い訳ですが・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥(その日のうちならプラス♥も)
オルネライアチームやるじゃーん!
値段相応しいモノではありますが、しかしながらオルネライアチーム意外と悪くないプレイングです。

色はクリムゾンレッドで案外と濃いカラーリング。
香りはそこまで立ち上がり良くはありませんが、紫系果実の印象は結構しっかりとあります。
ステンレスタンクなため、バニラ感とかはないんですがその分軽くスミレとかの印象も含む香り。
良くあるボルドー安物系のメルロ主体ブレンドなんですが、それらよりは果実感が素直にちゃんと感じられるし、そんなに中抜けした印象を覚えません。
いわゆるカシスな要素はちゃんとしている。
味わいも同様で、あくまでもカシスとかプルーンとかを主体としたちょっとしたソース感。あんまり作ったようなシロップ要素が少なく、サラッとした青さなども含みつつ終わるフィニッシュ。
そうした細かい機微が意外といい感じにまとまっていて、Theテーブルワインなイタリアンとしてちゃんと整っています。
あくまでもテーブルワインの範囲なんですけど、ガバガバも飲めちゃうところがあり、かつ果実要素は整えてあるのがいい感じ。
14%のalcにしては軽い印象でありますが、同時にそれゆえの味わいの満足感なんでしょう。
ただ、そんなに日持ちするワインではないのは注意かな。早いウチから酸がヘンに出始めます。
かるーく読める、ラブコメのそんなに重要でもないキャラ的ポジション。
明るい幼なじみ系?

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥(その日に使い切る場合やレストランなら)
ヘタれの早さを気にせず飲める状況・・・・・・例えば、かるーく人数がいるパーティーとかの状況で使うとか・・・・・・で、あればなかなか選択肢としてすぐれたワインだと思います。
レストランのテーブルワインとしても、そこそこ悪くないかも。サクッと出すにはピッタリで、そのくせあんまり邪魔しないだろうし酔ってくれるアルコール度数してますから、コレとっても使いやすいのでは?
お家のデイリーにも悪くない・・・と言いたいところなんですが、多少ヘタレスピードが早いのでその点は考慮いるかも。
しかしながらメルロ主体の安ワインとして、まぁまぁのまとまりを見せていますから、酒豪の人とかはお料理と使ってみてネ。

というわけで、オリヴィ・レ・ブケ・プリマイヨー2013でした。
低価格メルロにありがちな「なんか味がロクにしない(まろやかな気はする」みたいな事がなく、果実の訴えが存在する点はとてもいいですネ。
イタリアやるじゃーん、と何だか逆に思ってしまったテーブルワインでありましたとさ。

誤植されるぐらい適当に扱われてるワインですが、意外とイける。


ほぼ全てのキャラがモブ同然初めから外れる弾という軽い珍作

ニセコイ(23) [ 古味直志 ]
価格:453円(税込、送料無料)


| イタリア | 23:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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南アフリカ版変態オジサンワイン?のセカンドラベルの安定度。 バデンホースト・セカトゥール レッド&ホワイト

うぇるかむ!
南アフリカには結構な数、自然派の人がいるのですがこのワイナリほど「まさにそんな感じ」なところもなかったりします。

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バデンホースト・セカトゥール レッド&ホワイト
実は、本家本元は今回初更新だったりします。我ながらビックリしたヨ・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的にはプラス♥)
ラベルには剪定バサミがザクッと書かれており、セカトゥールというのもままその意味です。
黄色いラベルがポップであり、全体にラフな印象でしょうか。
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裏はマスダの三宅さんらしい文章。so2少量型なんですネ。

作り手はアディ・バデンホーストという人で、彼はいわゆる「自然派系の変態」ともてはやされるタイプの人物です。
ディディエ・ダグノーとかに見られる「変態な自然派」として知られるオッサンであり、まぁそういう紹介もなされている訳ですが、南アフリカの特にスワートランドという地区を牽引する変態であります。
禁止用語が大好きなんだってさ。へぇー。その意味ではペピ・ラングドマンとかのが似てるのかな?
しかしながらこのオッサン、祖父の時代から農家をやっており、そのナチュラリズムをテキトーに受け継ぐことによって南アフリカ自然派の第一人者として知られています。
そうして知られすぎているが故に、若手の育成もしてるし、かのピション・ラランドのメイ婦人のグレネリーにすら醸造コンサルタントとして派遣される程です。
明らかに超スゴイ人!
で、今回はそのセカンドシリーズなわけです。
赤はシラーズを主体にかなり色々ブレンドしている「ヌフパプみたいな混ぜこぜ具合」が特徴とされており、白は逆にシュナン・ブラン100%になっています。
どちらも意外と評論家評価がそこそこ高く、バリューワインとしての威厳はけっこーあり、特に白を評価する人が多かったりします(中にはフラッグシップ白より高くこのセカトゥール版を評価する人もいるらしい・・・)
さて、そんな訳でバデンホーストのセカンドライン、如何なものかといいますと

香り・味わい(最大10PT)
両方共♥♥♥♥♥♥♥
実はあんまり自然派的味じゃないんヨ
自然派の変態オジサン、という異名のせいで「あー、自然派的なアレなー・・・嫌いなんだよなぁ・・・・・・」という人に手が出しづらいワインな気がするんですが、実のところセカトゥールシリーズに関しては「むしろ自然派の臭みが好きな人には響かないぐらい普通で美味しい」ワインだったりします。

シュナン・ブラン
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冒頭で2015だったのはコレ。

色そのものはかなりクリアでホワイトさが強い仕上がり。
香りにほんのりとミルキーさと栗っぽい印象があります。
あくまでもそれらがスッキリと感じられるのが特徴。
グレープフルーツとかの酸味はそんなに感じすぎない辺りがシュナンらしいといえるかな。
味わいもあっさりとしつつ、まとまりが非常にいいのが特徴。
全体を捉えているのはあくまでもグレープフルーツの果実要素・・・なんですが、それは早めにミルキーさとモンブランっぽさになります。
スーッと移り変わりがあり、ちょっとしたみりん感も含みつつ、そのまま派手にならず健やかにフィニッシュします。
全体にボリュームはなく、あくまでもナチュラルな部類なのですが、全体に感じられる「スッキリしてはいるけど、どこか品がいいところ」「シャルドネよりも綺麗薄みだけど、どこか質感はいい」というシュナン・ブランの良いところをふんだんに感じさせてはくれます。
果実のパワー、それと古木をあんまこねくりまわしてないような雰囲気は存分にあるのですが、まとまり自体はとってもある。
シュナン・ブランの美味しいところを入門するにはピッタリのワインだと前からちょこちょこ飲みつつ思っているワインです。
なんでこんなに、シュナン・ブランってクリーミーさも果実感もあるのにシャルドネみたいに下品にならずに気品を保てるのだろう・・・・・・なーんて私は毎度首をかしげてるんですが、それに賛同するなら、最安値はコレかもしれません。



品はありつつ、わかりやすくデフォルメされているシュナン・ブランという感じかな。
シュナン・ブランのワインなんて~という方には価格帯でみてもオススメ度が高いワイン。

レッド
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シラーズ他、で片付けられるほどいろんな品種が入っているワインとされています。
赤ワインはブレンドしないと難しいのかナ?

色はクリアなレッドで若さを感じます。
紫要素は低く、シラーズがそんなに強くないのかな?てな感じ。
香りに果実と肉感がしっかりとあり、スパイスもほのかに感じられます・・・・・・ここまでの傾向は完璧にローヌワイン。
それも「コート・デュ・ローヌ」名義になっているようなワイン~~ギガルとか?~~よりも品と質感が自然でいいのです。
なんというか、つくったゴッテりさがないといいますか・・・・・・低価格ローヌに良くあるクドさがないのがいい部分。
味わいも甘味が最初からハッキリとあり、チェリーなどのジャミーさがクッキリとしています。
とてもパワフルな要素が多くて、しかしながらキュートな酸味は忘れません。
シラーらしい紫果実が主体か、というと案外と赤果実のジャムっぽさが目立つ仕様。また、タージュなんかが案外聞いているのかほどほどにインドっぽいスパイスの効き方が冷たいと見られることも。
多少の土っぽさや青さがナチュラルワインっぽさを演出しますが、あくまでもぽっちゃりまったりなスタイルだと言えるでしょう。
テーブルのローヌワイン、それもある程度地域を固定している中堅クラスの味わいがここにはあります。
率直にいって、自然といいワインができちゃいましたーテヘペロみたいなラフさなのに、妙に出来がイイ。これ、かなり悔しい人いるんじゃないかな?



なんか、ゆるふわで突然「私、インドにいきたい!」とか言い始めるちょっと不思議系な女史感がある。

コストパフォーマンス(最大5PT)
シュナン:♥♥♥♥♥
レッド:♥♥♥♥
2000アンダーとしては異常の出来栄え
実のところ、コスパでいえばフラッグシップより上です。間違いなく。
何故なら、テーブルワインとして欲しい要素を完璧に白も赤も備えており、価格も2000円ちょいで買えてしまうから。
この出来、仕上がりはシュナンであれば同価格でもなかなか戦えるワインはありませんしシュナン・ブランの入門に最適。
レッドはそうした観点でいえばローヌという敵が意外と安いのでシュナンと同等とはいかないまでも、ローヌの大御所と間違いなく戦いうるワインです。
ラベルの雰囲気の通り、あくまでもテーブルワイン。贈答用にはなりえません。
しかしながら、テーブルワインとしては秀逸。ブラインドで出せば・・・・・・どうなるんでしょうネ?是非、結果を教えて下さい。多分二倍ぐらいの値段のフランス産とか言う人が続出してると思う。

というわけで、バデンホースト・セカトゥールの白と赤でした。
このセカトゥールの質、恐ろしい程テーブルワインの直球かつ合格点のワインとなっており、ラフに呑むワインとしては最高峰と言ってイイ出来!
故に、高級さはないんですけどネ。でも、これをダンボールから取り出せたら、センスると思うんだけどナぁ。

割りとバーデンホーストとバデンホーストと別れるみたいなんですが、マスダさんがバデンホーストとしてるのでバデンホーストにしたい。




| 南アフリカ | 23:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シャンパーニュに近しい味わいの酸化防止剤無添加泡、ブリュットとロゼの違い クローヌ・ボレアリス・ブリュット2015&ロゼ2015

うぇるかむ!
昨日、唐突にクリスタルをやったのは・・・そ、この伏線ってな所もありまして。

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クローヌ・ボレアリスよりブリュットとロゼ。
2つの2015ヴィンテージです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
こちらに関しては以前MCCを集中的に買って呑んでた時に2014ヴィンテージを呑んでましたが、今回は2015ヴィンテージの2つとなっています。なので詳しくは割愛しますけど
201606111503556c9.jpg
20160611150411ca0.jpg
母の日もうすぎちゃってて若干シーズン外し気味なんですが、こんな感じのアイテムなんですネ。
さて、そんな訳でMCCの2つのワイン、その実力や如何に?

香り、味わい(最大10PT)
ブリュット:♥♥♥♥♥♥♥♥
ロゼ:♥♥♥♥♥♥♥
相変わらず良く出来たシャンパーニュ感・・・
昨日書いたのクリスタルと比べると、流石に総合力で劣ります。
しかしながら、極めて本格的で本物な実力。系統としては、まさにクリスタルなどの味わいのパターンに派閥として入ると思う。

ブリュット
20160611150348cad.jpg
色は黄色さがそこそこ強めで多く、泡もそこそこ。
香りにしっかりとした果実要素がありつつ、柑橘が立つ仕上がり。
酸は比較的多めで、チョコ要素はMCC全体としても低いものののっかっています。
・・・・・・と、書いててやっぱりクリスタル、結構近い気がする(並べて呑んだりしたら全く違う感想になるかもだけど)。
味わいはキレのいいタッチで、柑橘グレープフルーツのフレッシュな仕上がりでキリッと始まりキリッと終わる。
ライムなども味わってみると出てきて、そこそこに青さがありつつもシャンパーニュらしいパンっぽさも忘れてません。
そうじてクリアな印象の方が強いのですが、やっぱりグイグイいかせてくれるのは変わらずかな。
その意味で、シャンパーニュと違うのは果実のフレッシュさに由来するつまり熟成感に欠ける部分で、そこはヴィンテージシャンパーニュと比べると明らかに足りない・・・・・・ので、同じヴィンテージでヴィンテージシャンパーニュクラスと飲み比べ出来ればいいんですが、ちょうどクリスタルとかで2007年なのでそれは困難なのが残念。
さておき、酸化防止剤無添加なのもあって、フレッシュさで楽しむべき泡だと思うので、ジャブジャブ買って呑むのもいいし、シャンパーニュ代わりにもやっぱりなるんじゃないかなぁと私は思ってます。

ロゼ
20160611150403a4d.jpg
南アフリカ最高のロゼとかどっかで書かれてたそうですが、個人的にはブリュットの方が好きかな。
色はクリアさ強くむしろ黄色さがちょい多いぐらい。
香りにそこそこのピーチ感。ただあんまり強くはなくこれまたみずみずしい白桃ってな具合。
そんなにチェリーだったり赤要素が見られないのは特徴かも。
味わいも全体にスッキリした具合で、白桃が出つつスッキリとしたフィニッシュ。
酸味はブリュットよりこっちの方が目立ってたように思いますネ。
構成の感覚はブリュットにあった柑橘要素が桃やわずかながらベリーに変わっているような感じ。
元々実は私がそんなにロゼ好きじゃないってのもあって、ブリュットの柑橘フレッシュな空気の方が好きかな。
ただ、泡の感覚なんかはブリュット同様に意外なほど細かいのでロゼ好きには素直にこっちのが推奨しやすいかな。

両方共やっぱりちょっぴりセンチな田舎名家な感じであって、都会の金持ちじゃないけど地主の娘みたいなキャラがあるような気が。
あ、私だけ?そっすかネ・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
やっぱ安いよねコレ?
3000円アンダーの泡として相変わらず秀逸です。また、楽天内とかではそこそこに頒布されているのも特徴かも(従ってネットショップ上では買いやすい)
ただ、その場合はヴィンテージには気をつけてネ。そこは一度訪ねてから買った方がいいかもしれません。酸化防止剤無添加は「現行ヴィンテージにおいては気が付かないほど」な感じですが、寝かすと酸化が早かったりするのかな?

というわけで、クローヌ・ボレアリスよりロゼとブリュットの最新2015ヴィンテージでした。
これから夏にかけては、グラハムベック辺りよりもスッキリさが目立つので美味しくいただけるんではないかと。
クリスタルには敵わない・・・けれど、デイリー泡としてならこっちはクリスタル1つにつき10本とか買えちゃうので、質より量の人はコレは大有りッス。

ブリュットはこんな具合にヴィンテージ切り替わりシーズンみたいなので特にヴィンテージは尋ねるのがいいですネ。




一方、ロゼはあんまり置いてる店がなかったり。


ちょっと懐かしくて夏にやりたい。

| 南アフリカ | 15:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ロデレール最高峰、シャンパーニュのクリアな質感 ルイ・ロデレール・クリスタル2007

うぇるかむ!
ひとまず、クラヴァン・ワインズでの更新を終え、ちょっくら南アフリカを小休止的に・・・・・・というにはでかい存在ですネ。

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ルイ・ロデレール・クリスタル2007
自分、何度か(ヴィンテージ違いですが)経験があるのですが、何気に今回がブログ更新では初めてっぽい?
(理由は・・・他優先してるウチに忘れてたからっぽい。テヘペロ)

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
説明が必要だろうか?
なにせ、日本のウィキに記事がある程です。その辺りはもう他で読んでいただきたいッス(投げやり)
ドン・ペリニヨン、クリュッグ、サロンと同格の有名シャンパーニュですネ。

20160610221935142.jpg
あ、裏ラベルで説明十分だわ。
ENOTECAが主に取り扱ってて格下はハウスシャンパーニュなんよ。
びっくりしたのはエノテカのロデレールの紹介記事に「派手なコマーシャルを好まず、あくまでも静かに品質を磨くことだけに専念しているしため、「誰もが名を知るシャンパン」ではありません」なんてアホな事書いてあって頭痛くなる感じではありますが。

ロデレールに関してはエステート側は良く評価してたり、
巷では評判が良くないフィリップ・スタルク版とかはやってるんですけどネ。
しかしながら、何気に「本命のクリスタルを書く」のは初かな多分。
さて、実際どうなの?っていうお話で・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
改めて呑むと流石に良く出来ている
これまで更新してこなかったのに「なんかあんまり感動しないワイン」って印象はソコソコありまして・・・・・・とはいえ、改めてこのニューヴィンテージで呑んでみると「あ、良く出来てるよなぁ」としみじみ。
他のシャンパーニュに比べてわかりづらいと言われる要素は端々に感じさせつつ、確かに泡とかスゴイ。
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色は黄色みが強く、ゴールドなどには流石になっていませんが割りと濃い目。
香りにレモン、ほんのりとしたチョコ、グレープフルーツのタッチ。
この段階からハッキリと酸が強いワインなんだろう予測をさせてきます。果実感がこんなに強かったっけ?とは思いました。
味わいも予想どおりに酸が強くでています。
ただ、泡の滑らかさが尋常でない。なるほど、柔らかい。このヴィンテージにして。
グレープフルーツなどの果実要素は良く立っており、それも酸が強め。そこにうっすりとチョコ要素がのり、ミルキーさも残すフィニッシュ。
全体の構図が非常に綺麗に仕上がってますネ。以前は酸が異様にたってるイメージでしたが、幾分か太刀筋が良くまとめてられているように2007年は感じられたかな。
構造としてはチョコ感は弱めでパワフルなワインではないです。故にわかりづらく比べのみしたりすると軍配が上がりにくい。
しかしながら、単体で呑むととても忠実にシャンパーニュしてるなぁなんてしみじみさせてくれもします。
アフターまで柑橘の酸は強めに残り、それらを泡の細かさを伝えつつ風味を残すフィニッシュ。
甘味は最後まで低く感じるような気はする。
わかりやすさとかはエステート版の方が上なんですが、アフターと泡のキメを感じやすい点においてはクリスタルの方が上。
改めて呑んでみてわかった部分がこの2007年には妙に多くてですネ・・・・・・
まじめーな優等生キャラだと思います。とても堅実だし、カッツリとした生徒会長系キャラ。「コラー!男子ー!掃除まじめにやりなさーい」でありますヨ。叱られたい(!?)
キビキビとした、正確無比さに逆に腹が立つほどですw。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(ファンかどうか次第?)
どのみち28000円とかするので、さてどうする?という話
エノテカ価格だと3万近いワインであり、バッタモン覚悟で買うならドン・ペリニヨンやクリュッグの方が安い訳で。
または、それらと同様にバッタモン覚悟で買うなら同じぐらいの値段。となると、もうそこは「好きな方買ってね」って感じで、コスパ云々は「どこで買うか、どの程度信用のおける店か」という具合にまでなります。なので、とりあえず当ブログでは♥♥♥。

楽天ひとつとってもこの価格差ですから。





知名度は高いワインなので、プレゼントとしてやお祝いに開けるのが最適。っていうか、そうであって欲しい(ナイトクラブでもそこそこ使われるからネこれ)
プレゼントにする場合に関しては
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ボックスの有無は結構イメージとして差がでかいので必ず確認を。

というわけで、ルイ・ロデレール・クリスタル2007でした。
改めて、なんかこう通好みっぽいよーな味・・・でありつつも、スタンダードなところは抑えているキャラなのだと理解しました。
流石の貫禄でしょうか。キレイ目シャンパーニュの鉄板であるのは確かなんでしょうなぁ。

無論、悲しいことにENOTECAで買うのがぶっちぎりで高い。(輸入元正規という保証はあるけど)


まともな外面の時の秋葉様とかボディライン含めイメージ近い(ブラコンだったりギャグ要素は除く)。

| フランス | 23:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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クラヴァンから見る自然派ワインの潮流その3~クラヴァン・ワインズのクラレット・ブランシュとピノ・グリに真髄を見る

うぇるかむ!
連日してミック・クラヴァンが作るワインについてやっておりますが、今回でとりあえず最後。
ピノ編はこちら
シラー編はこっち
そして今回が白編・・・とでも言うべきか否か(!?

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クラヴァン・ワインズよりクレレット・ブランシュとピノ・グリ2015
南アフリカ白なのにこのマニアックさ!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的にはプラス♥)
もうこの数日で書き飽きましたがオルタナティブロックな風貌のオジサン作。
そんな彼の提唱する、白ワインとオレンジっぽいワインです。
・・・え、なんだよ「っぽい」ってですって?まぁまぁ、これから説明しましょう。
まず、クレレット・ブランシュは樹齢が高いところを中心にした代物。
で、ピノ・グリもほぼほぼ近い海近くら辺りの畑(ただし正確には場所は結構違うらしい)からのモノをしよう。
そして、これらワインどうやらスキン・ファーメント*しているみたいなんですネ。

*簡単にいうと果皮とともに発酵させてます。赤ワインがなんで朱いのかっていうとスキン・ファーメントを普通にやってるからです。
赤ワインブドウのカベルネ・ソーヴィニヨンすら皮を完全に剥いて発酵させれば白ワインになります。

その結果、クレレットの方はそんなに色づかなかったみたいなんですけど、一方でピノ・グリはめっちゃ色づいており
「オレンジワインに分類されるワイン」になっています
20160609001217877.jpg
っていうかもうコレ赤だよね?
なので、ミック本人も「いやー、普通に皮と一緒にやっただけでさー、なんかオレンジがどうこう?とか言われんのむしろウゼェんスよネー」といった具合であくまでも彼自信としては「なんかこういう色になっちゃった」んですと。
さて、そんなワインでありますが実力や如何に?

香り・味わい(最大10PT)
クラレットブランシュ:♥♥♥♥♥(シンク的に苦手な味)
ピノ・グリ:♥♥♥♥♥♥♥♥(自然派好きならプラス♥)
ピノ・グリがめっちゃくちゃナチュリー系で良い
皮肉めな話ですが、ピノ・グリが「オレンジワイン系の味として最高に良い」んですヨ。ベジタブルで、全てにおいて中抜けしつつ、でもなんか異様に中毒性があり懐かしさにずっと浸りたくなる。
とってもヘンテコさが恋しくなるワインとなっています。
逆にブランシュの方は・・・う、うん、苦手ですコレ。

クレレット・ブランシュ
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改めてみると畑が広いからラベルのパノラマっぷりもひろーく風景を撮っているのネ。ちゃんとコンセプチュアルなのである。
色は黄緑さが多いもののほぼ透明に近く。
香りに・・・その、青りんごガムっぽい。以上。
ラ・ブルーハ・アベリアとか超近い
なんだかガムガムしい甘味感と味わいを覚えてしまい、チープさが良いところなのかな?と思いつつ個人的にこういうラフさ苦手でして・・・・・・
ワインって高級感を多少なり味わいたいわけで、駄菓子を求める訳でなく。
しかしながら、故にこのワイナリが如何に自然派としての系譜をもっているかがわかる面もあるのですが・・・・・・ちょっと個人的に厳しいワインだったかナ。

ピノ・グリ
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ラベルからしてこれだけ異様にカラフル。
色は上述の通り薄みにピンクとレッドの中間を行くカラー。オレンジワインというには赤すぎるし、赤ワインというにはロゼっぽく、ロゼというには朱い。実にめんどっちぃ色ですナ。
香りに感じられるのは野菜っぽさ、特にトマトやスイカなどの果実。
少し夏っぽい印象を香りから持つかもしれませんネ。スイカのみずみずしさと青さ、それに冷やしたトマトのような酸味感。
人参のような甘みも香りからして出ており、味わいもストレートに反映されています。
フレッシュかつ素朴にそれら果物がとれたモノをその場でかじるようなほのぼのとした感覚。
口当たりもこれがまた中庸で、水っぽすぎずまったりとしているのが拍車をかけて田舎のノスタルジーを加速させます。
アフターもやんわりとそのまま、ゆるふわに終わる。特段飾らず、またデクレッシェンドがきれいな訳でもなくじんわりと余韻を残す訳。
どこか田舎臭く、しかしプロヴァンスにも雰囲気は似る。
結構青臭いし土臭いし野菜臭い。酸がかなり強い。けれども、それらが私には嫌にならない。
どこか中抜けしたように感じる事もあるけれど、全体に野菜のウマミを感じはする。
高級感とは真逆のワインだけど、ここまで世界観がクッキリと感じられればokな訳でス。
本当に田舎で、ゆったりで、まったりで、まるで時が止まっているような感覚。
こう、ゆるーい感じのアニメってありますでしょ?個人的には、とってものんのんびよりを思い出したのんな。
そういう「ありえないぐらいノンビリとした田舎の日常」がココに、ある。

コストパフォーマンス(最大5PT)
クラレット:♥♥
ピノ・グリ:♥♥♥♥♥
怒られるかもしれないけど、まぁ、いいのんな・・・
苦手なモンは苦手なのです。よって、ブランシュはちょっとキツい。
一方で、ピノ・グリは私が考える「自然派系オレンジワイン」の最高峰に位置づけていいと思っています。
なのでとてもオススメしたいワインであり、この日のお土産にと
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クラヴァンからはコレだけ買いました。クラヴァン全体を見ても最高の作品だと私は思う・・・・・・けど、癖の塊みたいなワインなので人によっては「なんだこのワインは!?」となるかもしれません。なので、まぁ、物は試しでオレンジ経験が無い方は購入してみてネ。
かなーり癖があるので、相手の好みがわかっていない場合はこれらはプレゼントしづらいワインだろうなと思います。
っていうか、自然派好きとか言っておきつつこのワインダメな人までありえると思うヨ。
ブラインドで「これはクレレット・ブランシュ。これはピノ・グリ」と当てられたら世界ソムリエ選手権にブラインドなら参加可能です。
個人的には自然派のわかりやすい体験のひとつになると思うので、自信での体験を薦めたいワインです。

というわけで、クラヴァン・ワインズよりクレレット・ブランシュとピノ・グリでした。
今、まさにピノ・グリ飲みながら書いているぐらい、ピノ・グリがクラヴァンでは興奮するアイテムですネ。
故にまぁ、皆さんにあんまり買ってほしくないんですが・・・
ここから見えるのはまさに自然派というものの流れ。
使いやすい便宜上「自然派」とは書きますし皆さんわかりやすいんだろうと思いますけど、正確には「自然派なんて存在しない」「あるのはワインを作る人の理念であり、それが自然派と分類しやすいモノである」だけの話。
元祖自然派呼称のヴィナイ・オーターインポーターのワインと同様に、いやもっと近いのはワインダイヤモンズさんでしょうか・・・・・・そういう作り、系譜、現代のトレンドというものをクラヴァンはいずれのワインにも感じさせてくれます。
なにより、この超新星のワイナリでありながらこれだけ自然派的充足を得られるステレンボッシュという土地の実力を是非感じてみて欲しい。そんなワイナリです。

ガムっぽさが気になりすぎて私はイマイチなんだけど、好きな人は好きなハズ


圧倒的田舎系最強

ピノ・グリ [2015] クラヴァン・ワインズ
価格:3780円(税込、送料別)



ふと思ったけど、この二作品とも田舎の話なのであった。

だがしかし 1-4巻セット [ コトヤマ ]
価格:1853円(税込、送料無料)




| 南アフリカ | 22:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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南アフリカ試飲会!ダイヴトゥワインでグレネリー一挙とかしてきますだ。

うぇるかむ!
えー、昨日はですネ・・・

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マスダさんのイベント行ってきたヨ。

という事で、外苑前ダイヴトゥワインのイベント参加してまいりマスダ。
以前のイベントに比べると人が少ないかなー・・・・・・と思ったら、18時から超満席になってびっくりしてうっかりワイン買うの忘れてたよネ・・・・・・

写真のとおり、グレネリーを中心とした会であり、右側の外人の方はレディ・メイのお孫さんにあたる方=次期社長?ってな感じ。
割りと「南アフリカ初めて飲む」「マルゴー?なにそれ??」みたいな方が多くて、彼もなんかこうスゴイ人らしいよヘェーみたいな感じのゆるーい進行なのであった。

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あと、ワイン一年生置いてあった。
結構売れてるらしい。さすがー!

というわけで、ラフィネさんに続きマスダさんもモリモリ呑んで(っていうかワインズ東京での分全然更新出来てないしナ)南アフリカ推しはまだまだ激しく続きますヨってことでひとつ。

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そして、外苑前から久々に原宿まで歩いてみたのでした。いっつも渋谷行っちゃうからネ。
牛骨ラーメン、そこそこ美味しかったけど量がもうちょう多いといいな・・・・・・

この辺り比べ呑みしますた




意外とこの日のベスト?

アマニ カベルネフラン・メルロ [2009]
価格:3282円(税込、送料別)


| 南アフリカ | 08:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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クラヴァンから見る自然派ワインの潮流その2~クラヴァン・ワインズのシラー2ヴィンテージと別畑の大きな差

うぇるかむ!
昨日に引き続き、本日もクラヴァン・ワインズであります。

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クラヴァン・ワインズ・ファーレ・ヴィンヤーズ&ザ・フィル
ファーレはピノ作ってるところと同じ畑所有者かな?その2ヴィンテージと新しく日本に入ってきたザ・フィル畑のモノです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的にはプラス♥)
ミック・クラヴァンのシラー。
私は自然派の場合メルロやシラー(これは何時もかしら)の方がピノよりも大体の場合好きなので、初めから注目してたり。
また、このワイン、大橋mwが「ウマミを感じる、素晴らしい全房発酵のシラーです」とセミナーで言ったとか言わないとかで話題・・・・・・になってるかと思いきやあんまり浸透してないようでピノより明らかに売れ行き悪い様子。
日本におけるmwとかの影響力本当低すぎ・・・・・・
さておき、自然派のシラーをミックはどのように仕上げたか?

香り・味わい(最大10PT)
ザ・フィル2015:♥♥♥♥♥♥♥♥
ファーレ2015:♥♥♥♥♥♥
ファーレ2014:♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的にはプラス♥)
自然派の難しさを知る勉強になったッス
まず、ヴィンテージやヴィンヤードで味わいが結構細かく異なるのは一点。それと同時に作り手(理念)は一緒なんだろうなと感じさせるのでベースが同じなのも事実。
ただ、ファーレの2015とフィルの2015で比べても、ファーレ2015とファーレ2014とで比べてもファーレ2015は落ちると私はとらえました。
要因は率直にいって「シンク的に苦手な要素がファーレ2015は明らかにあった」んですネ。この辺りまさに個人評価の良くもあり悪くもある的部分なんですが・・・・・・さて、見て行きましょう。

ザ・フィル・ヴィンヤード2015
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一個だけ畑が違うので見た目も明らかに違うラベル(そりゃそうだ)。アルコール度数は流石の低さ。
色はクリアめで変化のない赤紫。割りと赤さが強めだと感じました。
香りにコッテリとしたタッチを思わせる紫果実の豊富さ。ブルーベリー、プルーン、単純に巨峰。そういった果実の酸と甘味が香りから感じられるフレッシュジュースぶり。
自然派におけるピノと他との最大の違いは、香りのベースが如実に強い事は一点あげられるかと思いますが、クラヴァンも勿論シラー系の方が香りからして強くそして爆発力がある。ナチュラルに。
バニラ要素などはなく、全体に香りがぽってりしている。
味わいも同様にフレッシュジュース系の紫果実各種と多少の野菜感、あくまでもクリアな仕上がりながら果実にはしっかりとしたパワーを感じさせます。
この手のワインにおける不思議さはあくまでもクリアに果実感のみが伝わってくるような仕上がりなのに、全体に濃い目に感じさせられる事です。
あくまでもナチュラルに紫果実のジュース的。それも妙なほど新鮮でいて、ウマミを凝縮したような・・・・・・
アフターの引けの早さやその他の要素があまり出ていない節はありますが、順当に果実を活かしたといえるワインでしょう。

ファーレ2015
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alcも同じだし作りても同じなので、違いはあくまでも作り手のみといっていいでしょう。
が、味わいには勿論違いが。
色はクリアめな赤紫。色みそのものは違いがそんなに感じないかな。
香りからしてこちらは「果実より」よりも「スパイスより」な傾向がある・・・んですが、私が苦手とする毛皮っぽさというか獣臭さというか、そういう苦さを彷彿とさせるモノが香りからするんですね。
ひっかかるほど香りからしてちょっと動物っぽい。果実傾向以上にそれが目立っています。
で、味わいもそのひっかかりを残しすぎているので、なんとも獣獣獣・・・っていうか、エキストラヴァージンオリーブオイルじゃないのにエキストラヴァージンオリーブオイルって言ってるエキストラヴァージンオリーブオイルみたいな味(これわかるかな?)
その一点が元々薄めの果実感にひっかかりを加えてしまっており、どうもバランスも悪く珍妙な何かに。
それでも、果実要素には見るものがありますし、その他の部分では見るべき部分がある・・・・・・とも思うのですが、エキストラヴァージンオリーブオイル感が鳴りを潜めるまでは様子見した方がいいワインかもネ。

ファーレ2014
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そして、鳴りを潜めたんだろう味がこっち。
色は変わらずです。1年差のしかもこの程度の年数では自然派とはいえあまり大差が出ないって事かな。
香りにはそこそこに違いが現れています。紫果実、赤果実のミックスフレッシュジュース。そこにスパイス要素がしっかりと入ってくるような。
スパイスは黒胡椒主体なんですが、どこかジンジャーっぽいような要素も?こっちの要素が果実感よりも際立って感じられるかな。
上述の2015にあった獣臭さなどはなく、多分2015も落ち着くとこんな感じになるのかなぁとは。
味わいも同様で、そこそこのスパイシーさと果物の相反するようで、引き立て合う要素をここの中だけで演じます。
サクッと呑みやすいながら果実要素など欲しい要素を伝えてくる、ガブ呑み系シラーのスタンダードな作りかなと。
ジュースっぽすぎないスパイス感覚の多さがいいですネ。あとを引く印象です。
多少甘味とかに緩いところがあるようには思いますが、酸味もあることでバランスとりもそこそこ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
これまた自然派の勉強に良い感じ
なんというか、あんまり無理してない感じがするんですよね。若手の作り手なのに。
なので、ボトル個体差とかかなりありそーなんですが、呑んだ印象では比較的お値段がする純然たる自然派作りの中では癖なく入門にぴったりなワインかなーと(ファーレ2015は多少購入時期考える必要がありそうですが)
要素のひとつひとつがクリアで、ガブガブやれるタイプのワインとなっており、まさにラフな肉料理との相性が良さそう。
ワイン単体でガッツリ呑む、というより料理とガッツリっていうのがこのタイプのワインの良さですネ。
プレゼントにもピノ版よりもシラー版の方が柄の色づきが綺麗なので向いているかも?

というわけで、クラヴァンのシラー三種類飲み比べでした。
非常に面白く、土地感と気候を合わせたテロワールという感覚が出ているのかな?と思わせる感じでしたネ(テロワールってかなり好きじゃない言葉ですが)。
高貴ではない、ラフな印象が受けているのもよく分かる、サラッとした仕上がり。是非ご体験アレ。

ピノに比べると手に入りやすかったり。まだネット上ではザ・フィルは売ってないみたい。


やっぱりこう、、なんというか、ケモミミキャラっぽいよーなワイン作るんだなぁとか思うのだけど、どうでしょ?

| 南アフリカ | 12:12 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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クラヴァンから見る自然派ワインの潮流その1~クラヴァン・ワインズのピノ

うぇるかむ!
昨日の記事に引き続きまして、そのまま南アフリカ特集をしようかと。
今回はクラヴァンのワイン・・・これを3分割でお送りしたく。
まずはピノからかナ。

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クラヴァン・ワインズピノ・ノワール・ファーレ・ヴィンヤード
その年号比べですネ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的にはプラス♥)
細かいアレコレはもう省きますが、自然派ミック・クラヴァンのワイン。その2014と2015です。
2014年から発売開始なのでデビューヴィンテージになるのかな。
多少珍しい「ステレンボッシュ産の」ピノでもあるのですが、果たしてその実力とは?

香り・味わい(最大10PT)
2014:♥♥♥♥♥♥
2015:♥♥♥♥♥♥♥
まさに自然派スタイルなピノのお手本
ジュース系とも言える、ナチュラルスタイルであります。
すごくカッツリと作ってあると思う。そして2015の方が出来が良い、というよりは2014は順当にバージョンダウン気味?

2014
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アルコール度数11%。改めてド低いワインであります。
色はクリアなレッド。かなり薄みが強くなっています。
香りにチェリー、木苺、アセロラ、それと結構青臭さはあったり。バニラ感などはなく、まさにジュース。
味わいも口当たりから結構水っぽく、最初のあたり具合は「味うっすいなぁ」となる人もいるかも。
ただ、ちゃんと果実要素は出てくるのが特徴的であり、最後までフレッシュめのチェリー、赤果実を残して終えます。
アタックから酸が強く出るのはどこのピノ・ナチュラルスタイルでも恒例かな。
ちょっと青さが残りすぎるかなぁと思うのと、ガブ呑み系ワインとしてはもうワンアクセント欲しい。
全体に物足りなさはある、惜しい感じのナチュラルスタイルにとどまっちゃってる感。
・・・・・・というのも、2015と飲み比べたのが悪い気もしますが。

2015
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アルコール度数がちょっち上がりました。
色は2014と変わりなし。ちょっとコッチの方が濃いかな?ぐらい。
香りのベースも2014と近い・・・のですが、こっちの方が全体にボリュームがあります。
果実のタッチがより新鮮ですししっかりと香る。
このぐらいのが私は嬉しいかなぁ。ここは個人差ですネ。
味わいも同様で、フレッシュさと果実の要素の明確さがクッキリとします。青さも同時にあるんだけどネ。
酸味が強いのは変わらずですが、甘味部分もそこそこにキープ出来ている。
この後に2014を呑むと余計に2014側が水っぽく感じられちゃうんですヨ。それぐらい、出来栄え上がってるというか全体の味が地に足ついてる感じ。
かなりキャピッとしつつ、しかしそういうのを良く考えている感じ。ついでにちょっとケモみみな。
でも青さの部分なんかにどこか計算されたロリ感があるというか・・・・・・あれか、前川みく的な。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
ルーシーのピノが買えない人はこの2015がいいのではないか?
今やすっかりレアワインになっている、ルーシー・マルゴー、特にピノ。っていうかワインダイヤモンズ商品全般。
それら自然派的な流れをちゃんと感じさせるワインになっています。南アフリカだけど、オルタナティブロックおじさん事ミックはオーストラリアの醸造学校育ちな訳であり、また彼自身もオーストラリアは近しい土地と感じている訳で。
従って、3500円前後で買えるこのワイン、そうした自然派オージーが好きな人や「全然売ってなくて試せない」という方を狙い撃ち出来る素材です。
逆にいうと、アレ系さっぱりわからんみたいな人は買わない方が良い。
個人的には、クラヴァンのワインはそれこそオージー自然派と並べてブラインドしたいワインです。特にこのピノ!

というわけで、クラヴァン・ワインズピノ・ノワール・フォール・ヴィンヤードを2つでした(ファーレなのかフォールなのかちょっち微妙ッス)
総じてキュート系ピノらしい仕上がりを堪能出来ると思います。
ナチュール感炸裂のピノ・・・・・・まぁ、実は私ルーシーも他のが好きなように、割りと得意でないのですが・・・・・・の良い見本となりうるワインかなぁと。
これが本当にできたて若い世代のワインって事が一番の驚きだよネ。

何故かドゥアッシュとホリックさんしかクラヴァンを楽天ではやってないっぽい。何故?


にゃん語尾をキャラと言い切れる個性。

| 南アフリカ | 22:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シンク、南ア最強ワイン生産者(二日酔い)に会う! ~Anyway-Grapesさんのイベントにまた行きました~

うぇるかむ!
お昼にもサクッと書きましたが、世田谷区ワインのAnyway-Grapesさん開催の南アフリカイベントに行ってまいりました!

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私としては、ルロワやルーミエ来日とかが起こるより遥かにヤベェ感じなんですが、こうしてみるとただのオッサンであるっていうかクリスは一体どこ見てるんや・・・・・・

以前にも来たお店なので、サクサクと歩いて向かうと

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なんかメッチャ相談してた
帰りの空港までの行き方の話してて
「トレイン!トレイン!トレイン!オーマイガ・・・・・・」
みたいな事誰かが言ってた気がする。そうだよね、羽田までめっちゃ電車のるもんネ・・・・・・

さて。
今回いらしたのはアルヘイト・ワイナリーのアルヘイト夫妻(クリス氏と奥さんのスーザン女史)とクラヴァン・ワイナリのミック・クラヴァン氏。
南アフリカの自然派系の最高峰の二人であり、私が今年最高にゴリ押ししている(っていうかアレが美味くないって人アホやと思うゾ)アルヘイト・カルトロジーの作り手ですネ。
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でも、5日間のスケジュール最終日かつ昨日はカラオケでガンギマリしてたそうで皆して二日酔いでめっちゃ疲れてた
普段はもっと明るい奴なんだけどネ、とフォローが入るぐらいに疲れてた。エナドリでも差し入れた方が良かったかナ?

ここからは会の中で話してたよーな事を箇条書きしておきます。
質問多少したんだけど、いろんな人が会話してたりするのを又聞きしてメモってたから、会話形式で書けないのよネ。

・クラヴァンワインのミック・クラヴァン
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日本人が真似たら死ぬほどカッコ悪いタイプのオルタナティブアメカジを普通に着こなすおじさん
割りとレスラーとか言われても信じかねないよネ(醸造家なので肩はでかい)

・単一品種単一畑へこだわったワイナリで、基本的にはその信念をハズしていない。
・エチケットの畑の絵は彼の友人によるもの。パノラマ写真をとって、それを友人が絵に起こしているのだそうな。
・先にクラヴァンから紹介、という形だったのもあるのだろうけど、彼は殆ど説明をせず「単一のワインだぜ、さ、質問は?」ぐらいの超スピーディーな挨拶であった。ロックだゼ。
・彼は実はオーストラリア生まれで育ちもオージー。大学まではオーストラリアだったそうで、奥さんが南アフリカの人で渡ったとのこと。ハピネースとか言ってた。
・そこで、オーストラリアでも同じように若手が自然派なワインを作っている事を聞いたところ「気候とかは似てるし、彼らのプロセスは僕らとも近かろう」と同時に「でも俺ちゃんの方が作りに関しては上手いぜ」みたいな感じだった(そして、実際負けてない。ワインダイヤモンズのワインと一緒に並んでいたら違うインポーターだと思わないだろう)
・料理の合わせについて聞いたら「肉」と断言。ポークにチキンになんでも合わせろとのこと。ロックすぎないか?
カラオケでは「クソみてぇなBON JOVI」を歌ったらしい(どっかにその画像が転がってた気がする)

・アルヘイトのクリス&スーザン・アルヘイト
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コロナビールおじさん
お、おま!?業界で話題沸騰のワイン作ってるのにコロナビールのTシャツってロックすぎるだろ。
むしろ、ギーグっぽい雰囲気すら出てる。ナイーヴな空気をとても持った人だと直感しちゃった。
もう私の中ではコロナビール呑みながらあの高貴なワインを作ってるイメージに・・・・・・面白すぎて毎年買います(確定)
あとスーザン夫人はこの季節に革ジャン(風?)で何だかスパイス・ガールズかな?みたいな雰囲気だったネ。

・アルヘイト・カルトロジーがとにかく有名っていうかほぼコレしか作っていないような状態・・・・・・だったけど、大分余裕が出来たのかセカンドライン的なシリーズ、始めます。
・っていうか、ジャンシスおばさんすら「白ワイン専門ワイナリ」と紹介していたけど、セカンドライン的なシリーズはサンソーが主体=赤ワインです。
・土地の個性みたいな話があったんで、聞いてみたんですがピノ・タージュはどうにもやる気が今ひとつっぽい。
・カルトロジーは8つの畑からとられたシュナン・ブランの複合、セミニョンは1つの畑から。合計9つの畑のブレンド。樹齢は30~80年、so2は最小限(無添加に近いけど最後にわずかというパターンだネ)と新樽は使わず自然発酵をコンセプトにおいている。
・エチケットデザインは彼の友人のデザイナーさんに要望だけ言って頼んだもの。古地図を模したデザインのカルトロジーとかのデザインはワイナリアイコン的な存在でサイトでも使ってる。
・セカンドプロジェクトのジェットサム(サンソー)はうってかわって手書き文字風かつ何故か飛んでいるペンギンが書かれたまったく別デザイン。なんでペンギンが飛んでいる絵なのか聞いたが「本来飛ばないモノが飛んでるって感じがなんかこう良くない?」みたいな超フィーリングで答えられた。スーザン女史がこっちは主に考えたらしい。奥様ペンギンがお好きでらっしゃる。
・なお、今回はジェットサムはサンソーオンリーのものが日本に300本程度入ってきたらしい。ほぼ試作品段階のような状態なのだそうだ。ファーストヴィンテージである。超少ない・・・・・・が、元々アルヘイトワイナリ側が「日常用に呑むワイン」として考えて作りたいワインなんだそうで、次のヴィンテージ以降は6倍以上(2000本ぐらい)は入ってくる予定があるそうだ。
でも、日常用価格なのにロウキャップである。最高かヨ。
・書いてのとおり、ジェットサムの方はあからさまに「世間でいう自然派ワインっぽい味」であり、カルトロジーの雰囲気とは大きく異る・・・・・・けれど、正直なところジェットサムのような自然派的に作る方が「簡単」らしい。
・糖度(ブリックス)は20~25度がベストと言われる業界だけど、概ね20.5度ぐらいになるように早めに詰んでいる。
・付随して、彼らのような若い自然派の人は「酸について大事に考えているので、大手ワイナリよりも2週は早く積むことが多い」のだそうだ・・・・・・これに関しては、まぁ「お金の部分とかも関係してるかな?」と思ったのですが尋ねられず。
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「スクリーミング・イーグルとか糖度あげすぎやで」
と、豪語するコロナビールおじさんの図。
・この日、2013と2014のカルトロジー飲み比べが出来たのですが、この最終日より前でも同じプレゼンを行う機会があり、そこで得た結論は「2013と2014を同時供給するなら2013からの方がいい」とのこと。
・ほぼ1年差は熟成による差までは感じさせるような状態ではなく、ほぼほぼコレはヴィンテージによる気候さが明確に出たのだそうだ。2013の方が明らかに暑い年だったらしい。
・実は、クリス氏はカラオケではほぼ歌わなかったらしい・・・のだがぶっちぎりで声がガラガラであった。sakeを呑んだって言ってたけどもしかしてコロナビールも飲んでいたのではないだろうか(名推理)
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何故か置いてあった豚のフィギュアで盛り上がる
ノリツッコミの要領で「hahaha・・・・・・バーベキューにして食べるぞこのピッグ!」とかペシペシしてた

・・・・・・
はい、大体こんな感じでした。もう、彼ら普通のオッサンである。若い。これから先がまだ長くあるって事ですネ。
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それと、何となく料理関係の話でちょっと気づいたというか視点として入れておかないといけないのかな、というのは
南アフリカで「肉」と言った場合良く焼いて脂を綺麗に落としたBBQの事である
らしい。クリスにしてもミックにしても、自分のワインと合わせるモノの代表例に必ず「バーベキューとか・・・」というワードが出てきました。
これは向こうがそういう文化らしいから、なのデスけど同時にこのバーベキューと言った時に日本人的なお肉のイメージとは異なり、脂身たっぷりだとか豚バラ肉といったような想像とは別の、赤身肉とかチキンの丸焼きを指す事が多いのを考慮しないとチグハグするって事ネ。
従って、日本では今「肉専用ワイン」などと言って「濃く甘みが強い赤ワイン」が宣伝文句としてヒットして売れに売れたけど、それら肉専用ワインは恐らく彼らのBBQには相性が悪いかも。
逆にミックが「肉と食え、BBQでポークも豚もいいゾ」と言った時、私達は「この人のワインは超コッテリした奴なのかな?」と想像する可能性が高い・・・・・・けれども、実は先に書いての通り彼のワインは14%いかなかったりする低アルコールの自然派の直球ッス。
この誤差、結構おっきくない?
彼らや最近の潮流がいう「料理に合うワイン」というのは、そもそもの「料理自体が味が強くない」事から出ている。
もっと言っちゃうと(これは想像だけど)ブリテン系のライターが「パーカリゼーションは食事に合わないワインばかり」みたいに書いているのは、ブリテンの料理の味付け薄味だという事が抜けちゃうと、日本の立場から見た時にブリテンライターの評をズレて読むことになると。
そこまでは想像すればすぐわかるけれども、海外における料理というのが「根本的に日本の味よりも薄味である」というのは前提としてあるといろんな文脈の読み方が変わる気がします。

2時間の短いスケジュールで、(特にクラヴァンのワインは超駆け足になってしまった・・・)色々と体験させていただきました。
なるべく早いウチにワインを個別に特集する予定です、乞うご期待!

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コロナビールおじさん作。紹介はするけど、正直皆様は買わないで欲しい・・・・・・私が買いたいから!!!!!!!!


オルタナティブロックおじさん作。かなりシリーズがあるしいろんな品種があるんですが、個人的に呑んだ範囲のベストは「オレンジだと言われたくないけどそんなカラーしてるピノ・グリ」かな。



*悪ノリ気味に書いてますが、彼らは控えめにいって天才の部類。是非ご体感アレ

| 南アフリカ | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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これから南アフリカイベント潜入です!

うぇるかむ!
昨日は結局更新出来ずすみません、予定急遽入り遊んでました・・・

そして、今日はエニゥェイグレープス経堂でワインイベントデース!


な、なんか帰りの電車乗り継ぎゲロしんどいみたいな話してる・・・

| コラム | 12:25 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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現実的に手に入りやすいボノーはもはやこれくらい? アンリ・ボノー・レ・ルーリエNVを久々に呑んだ

うぇるかむ!
ローヌといえば、今は亡くなられたアンリ・ボノーが話題性ではダントツでしょう
ワイン界隈って「そのワイナリの関係者(特にメインの醸造家や栽培家)が亡くなると神話になって市場から一気になくなる」という、なんだかなぁな法則があるわけですが、アンリ・ボノーもまさにそうなっていると。
某デパートですら、今はこれしかないんですって。

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アンリ・ボノー・レ・ルーリエNV
そう、ボノーの超最下層NVワインです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
このワインに関しては2年半前に既にやっているので割愛。
NVなので基本的には数年前のモノのブレンド、となっており正確には2年前のものとは当然内容としては違いがあるわけです(そりゃ、シャンパーニュのNVとかだって同じなんだけどさ)。
ただ、その頃とは状況も変わり、ワインの値段もあがり、そしてアンリ・ボノーは亡くなられた。
感傷的にもなっちゃいますが、どんなワインであったか。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
やっぱりスゴイんだけど、何故か以前と毛色が違う
NVであり、シーズン判別法を私これ知らないのですが、どうにも熟成していましてネ・・・・・・
もしかして2年半前と同じ出荷モノなのかしら?味わいがずっと変わっていまして、でも同じぐらい美味しさもある。
(某店のティスティングなので知ってる人とかいたら情報求む)

色はレンガ色が若干多く感じられました。妙に褪せて感じられます。
香りに強いベーコンや干し肉を主体として肉々しいタッチが多くあって、八角や漢方の部分が明らかに強い。
果実感も以前のモノはいちぢくなどのグルナッシュの新モノらしさがあったんですが、ここにはどっしりとした赤果実の方が多めでして・・・
(やっぱり熟成品だったのかな?と思いもする)
味わいも基本、肉感あふるるワイルドさが重視されており、そこそこに獣要素も含まれていてより「ヌフパフのなんか厳かさ」みたいなモノが出ているという。
以前はもっとフレンドリーであったか系だったんですが、ここにはなんだかずっと重たいバックボーン背負っちゃった感が・・・・・・
これはアンリ・ボノーへの感傷だけではないでしょう。
それでいて、黒糖感のあるどっしりとした甘味、それを細かくはった赤果実の酸味、スパイス要素の含みでハードボイルドな世界観を組み立てられているのは流石。
以前書いた「安定性」は・・・・・・う、うーん、結局コレいつ出たアイテムだったのやら・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥(ボノーであることを考えたらプラス♥)
流石にNVのローヌに7000円中盤はキツいでしょ・・・
以前は4500円でも♥♥♥♥つけてましたが、


ここまでなっちゃいました。5000円という壁を超えて大台にのっちゃうとコレはキツい。
ブルゴーニュ村名とかじゃないんだから・・・という感じの方が大きくなってしまいました。
でも、現実的に買えそうなアンリ・ボノーって楽天などではコレぐらいです。後は2万超えた怪しい古酒とかになっちゃう。
この値段でもボノーだから・・・・・・となっちゃうと、それはこのワインの存在そのものを大分否定し得るのではないか、そうちょっと憂いてしまうのでした。

というわけで、アンリ・ボノー・レ・ルーリエNVでした。
以前はお得にブレンド作りなんてしても、面白いものが作れる凄みを感じさせてくれたし、セレスタンとかも超最高!
・・・だったんですけど、今後は神話の存在としてジャイエ神同様になる事を考えると、もう手が届かなくなってしまうのでした。
こういうの見ると、逆にワインは作り手なのだなぁとも改めて。ボノーよ永遠に。

セレスタン?買えるよ、こ の 値 段 出 せ ば 


ゴッタ煮しても上手いケモ系

| フランス | 23:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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やたら気難しい子!?クラシカルヌフのバイブル。 ドメーヌ・ボワ・ド・ブルサン・シャトーヌフ・デュ・パプ2012

うぇるかむ!
先日のお詫びに関しまして、あれから励ましもいただきまして、頑張ってまいりたいと思う次第であります。
さて。
今日は実は件の会の中で「会主催の方ではない人から、お土産にいただいて感想を待たれていた品」です。
件の会の方との今後の予定全部キャンセルしましたので、話す機会なくなっちゃいまして。

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シャトー・ボワ・ド・ブルサン・ヌフ・デュ・パフ2012
久々に呑んだなぁここも・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルがほのぼのとした感じで、この段階でなんだかクラシカルな気分に誘われる品ですネ。
裏はインポーターの貼り付けのみなので割愛。

作り手のボワ・ド・ブルサンは当ブログとしては2年ぶりの登場
その際もクラシカルなワイナリとして紹介しましたっけ。
ヌフのベストワイナリのひとつとして高い評価を受ける伝統派。そのスタンダード版ヌフになります。
これ、先の主催の方がヌフ嫌いなんだそうで、私にと回ってきた節があるんですけど、さて。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(開けたてがやたら酷いので熟成と日数が必要。かつグラスを選ぶ)
注文の多いワイン
このワイン、最初の印象がやたら酷くて異様に土臭さが目立つタイミングがあります。ブショネかと思う程ネ。
しかしながら、日数かけて呑んだところやっぱりヌフらしい味わいのワインとなってくれました。そうなると教科書的なのは以前と変わらずかな。
また、このワイン特徴として「ワイングラスをやたらと選んでくる」事があります。

色は濃い目の紫、香りにスパイスが多彩に出てきます。
カルダモンなどを主軸にしていてもはやカレーみたい。そこにフルーツソースなどが混じってきます。
・・・・・・というのがボルドーグラス(私が最近定番にしているサヴァ22OZ)ではそうなるんですが、もっと小さい白用グラスやブルゴーニュグラスのような酸が立ちやすい形状のモノで呑むと、突然土臭さ泥っぽさが歪に出てきてしまうんですネ。
ローヌ地方なのでブルゴーニュグラスの方が「らしい」と思わせて、そこそこおおぶりかつシンプルなモノでそうした要素を中和する必要が今はあるということ。
グラス選びは大事、といろんな所で書いてましたがこんなに選ぶのは初めてかも。
味わいはスパイスの構成と味わいの赤さ、いちぢくなどの白い果肉を思わせオリエンタルな空気。
基本的にはカレー系でお肉が食べたくなるような風情があります。とってもインド系。
なんですけれども、アフターは赤果実と同じ程度の白いライチなどもほのかに見え隠れするようで、スパイスが抜けるとスッと戻っていきます。
全体にスパイス要因が大きくて、苦手な人はとにかくダメな部分がある点は注意。むしろ、これダメだとヌフ大体ダメだと思う。
インド映画みたいなパッション、ミュージカル感のあるワイン。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(ヌフ好きならプラス♥)
7000円を超えるワインなので、最高とまではいかないし上述の通り「ワォ!いいな!!」というタイミングと「こ、これはちょっと・・・」というタイミングがありとても気難しい。
そういうのを扱えるヌフ好きならばとってもオススメが出来るワインです。
ヌフっぽいワインを楽しみたい状況やお勉強するなら、かなり選択肢に入ると思います。
ただ、上述の通り、ブラインドティスティング会とか開くと大抵用意されるのが小さめのティスティンググラスだったりするから、地獄になりかねないのは注意・・・・・・
どっぷりゆっくり、呑んであげるべきワインです。アニメ見ながらぐらいゆっくりが良い。

というわけで、ボワ・ド・ブルサン シャトーヌフ・デュ・パプ 2012でした。
個性的であり、かつ伝統的でもある。ちょっと矛盾にも見えますが、そうした要素を感じさせる独自性がいいワインですネ。
グラスを本当に選ぶ部分があるので、よくよく色々試してみてくださいませ。

アイテムとしては「レアもの」ではないので、これまたゆっくり買ってくだしー。


ニコ動のインド系好きでした。

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