オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2016年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年06月

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【謝罪いたします】一部記事内のワインに並行品があり、またその明記が十分に行われていなかったことへのお詫び

いつも当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

本日は一部記事内のワインに並行品があり、またその明記が十分に行われていなかったことへのお詫びをさせてください。

当ブログでは、とある主催の方のワイン会の様子を書き、またそのワインについてもレヴューしてまいりました。
しかし、先日一部読者の方から
「このワインは正規輸入でなく並行品ではないか?」
「ヤフオクでの落札物ではないか?」
などのご指摘を多数お受けいたしました。


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元々、とある主催の方のワイン会においては概ね「主催の方の自前の購入品」との事でオファーをいただいており、それらは現地での購入であったり譲り受けたり、過去に買ってセラーでの貯蔵をされていたものを提供されている珍しい品との事でありました。
従って、どうあっても事実上インポーター直ではない並行品である事には間違いがなく、つまり記事として他の私の購入品やインポーターでの試飲会と違い出路がわからない状態でした。(これは例えば私が自前のセラーからワインを第三者に提供しても、同じ事ではありますが)

しかし、「並行品である」と記事中で明記する事はある意味ではお呼びいただいたにも関わらず「正規品でない=品質や中身に疑いがある」と言うイメージを与える事にもなってしまい、一部(特に最初の頃は)入手状況に触れる事もありましたが並行の文字にあまり良い顔をされる方がいない以上、基本的には差し控えて記事の掲載を行ってまいりました。

この度、当ブログに多数ご報告受けましたのは

「シンクの呑んでいる品々のいくつかは偽物か劣化品ではないか」
「ヤフオクで最近見かけたものがある」

と言ったご指摘(またはそれに近しい内容)であり、そうした画像などの提示も受け、その上で主催の方へも連絡をいたしましたが
「明確にそれらご指摘を払拭出来る程の確たる証拠をこれまでの全ての品々で示す」
という事は困難であると、私の方で判断いたしました。
また、上述の繰り返しになりますが一種の並行品である事実は形は多少違えど間違いがありません。

当方での物品の是非を問えずまた数も多くあることから、主催の方にもご連絡の上、以下のようにさせていただきます。

・個人のモノによるワイン会においては、全て「並行品であり正規代理店での購入品および試飲レヴューではない」という明記をいたします。全て一律して個人のワイン会の場合、書くことといたします。
・順次これまでの会における記事には上記のような訂正文を付け加えてまいります(これらは順を追って少しずつ進めさせてください)。
・記事の削除などは行わず残す予定です。ただ、明確な間違いやご指摘を受けた場合にはその都度報告し訂正や削除を行うものとします。
・その時々のレビューに関しては「呑んだ液体に対してそのように感じた」ものであり、その内容に関して「真偽でいえば真であることを前提に書いて」おります。何卒ご了承くださいませ。
・点数づけに関しても基本的にはそのままとさせていただきますが、例年のアワードなどへのランクインは差し控えいたします。

これらを前もって明記をせず、皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
一概に、私の方での明記不足が大きな要因です。
大変、申し訳ありませんでした。

今後共活動は続けてまいりますが、何かご不明ありましたら、またご連絡いただければ幸いです。

もう一度。大変ご迷惑とご不安をおかけいたしまして、申し訳ありませんでした。
その分、ガンバリますので、どうか変わらぬご声援の程よろしくおねがい出来ればと思います。

| 未分類 | 23:43 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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なんだこれは!?異次元な完成度の古酒ピノタージュ! ニュートン・ジョンソン・ピノタージュ2001

うぇるかむ!
古酒めのピノタージュ、というものの比較的少ない経験者なんだと自負する私。
というのも、これとか呑んだもので・・・・・・

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ニュートン・ジョンソン・ピノタージュ2001
これ見ただけでもう興奮しちゃう人こそ南アフリカ好きよネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(近年の評価としてはプラス♥)
当ブログ既に2回やってまして、
ワイナリ詳細自体は省きます
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が、これをみただけでびっくりする人は南アフリカマニアなのです。
まず、今現在ニュートン・ジョンソンはピノタージュを作っていません。
南アフリカ代表品種扱いのタージュですが、あんまり良く作れないという認識がどこか本国でもあるようで、近年製造してない生産者が多いのです。
で、その上で熟成15年。
その内容とは如何に!?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的にはプラス♥)
イタリア大集結みたいになってる
全くもってイタリアの品種だとかそういう訳でないのですが、イタリアワインの結晶みたいな味がするワインです。
スゴイ。これにはイタリア脱帽してしまうのではなかろうか?

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ワイン会でもこういう飲み方しましたが、こうなってくるともうイタリアワイン会の気分になれるのです。タージュなのにネ!

色は少し褐色も入ったレッド。まだ色合いとしては熟成を意識出来る程にはあらず。
香りにまずバニラが包み込むように感じられ、それから紫の果実やスミレ、時間が経つに連れてそれらがアセロラなどの赤果実への変容をみせます。
タージュが若い頃からもつスパイスの印象は嗅ぐタイミングによってかなりダイナミックに変化。最初は薄めですが、赤果実を目立って感じる時は同時にスパイス感があがります。
この段階でモンテプルチアーノ→青さはないけどキャンティ(サンジョベーゼ)→バローロ(ネッビオーロ)といった変化を感じさせイタリア博覧会。
味わいもスミレ要素が最初は主体として強く写され異様に若く感じるんですネ。
で、時間と共に香り同様の変化。燻製っぽいタッチもやはり出てくる事があり、ここに赤果実が入る事でネロ・ダーヴォラ→ネレッロ・マスカレーゼの様子に(シチリア)。
赤果実の部分だけ見ると、ピノ・ネロ(アルトアディジェ)の雰囲気。アフターに多少土っぽさが出るタイミングはその他地品種アレコレを彷彿とさせうるモノ。
果実やらで説明するよりも、イタリア品種を並べた方がこのワインの味を伝達しやすいと私は思うんですヨ。
香りにも味にも、この間ちゃんとミルキーさが存在しているのは作り手の当時の基質を感じさせます。
これ、新しい状態で飲んだら結構樽っぽさうるさいワインだったんだろう気はしますネ。
イタリアワインをグルっとまわってしまう変化率の非常に高いワインで、注ぐタイミングと呑む手順とで大きく印象が変わるワインです。
個人的には最高に楽しいのですが、故に安定感がボトルの中で存在しない多様性にときめけるかどうか、でしょか。
いずれにしても、濃く感じられるタイミングでは「こんなに若いワインなのか」と驚かされることでしょう。
その多様性はさながら万国博覧会。アニメで言えば十傑集。なんだこれは!?(cv:岡本太郎)

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで測るものではない
失われしアークだもの・・・
今もまだ作られてたら話は別ですが、少なくともニュートン・ジョンソンはピノ・タージュをやめます。
これは英断だったろうし、攻める事は出来ないのですが・・・・・・勿体無い可能性もあったんだなぁとしみじみ。
私も、こうした熟成したタージュを呑むまでは勘違いしていたし、南アフリカの当の作り手達もまともに考えたことがないでしょう。
「ピノ・タージュは熟成をある程度要する呑み頃を測るのが難しい品種。タージュを若くして呑むのはバローロやブルネッロ・ディ・モンタルチーノを早呑みするのに近い」
とここに記することとします。
私はどこかで南アフリカにイタリアワインを見ることがある(その典型例がネイピア・ワイナリーだと思う)んですけれども、そのニュアンスはタージュが如実だったのだと思うわけでして。地品種だから、にしてもどこか似ている。

というわけで、ニュートンジョンソンのピノ・タージュ2001でした。
貴重な体験であり、当時から保管してる人がまだいるようなら日本すげぇ国だな!となるのですが・・・・・・
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しかしながらこの頃から仕入れてたモトックスは先見の明があったのだと思います。多分これ2003~4年辺りでのリリースでしょ?
このクラスのワインがゴロゴロ転がり続けている南アフリカ、やっぱりスゴいなぁ。(スゴイばっかりだネ私)

ニュートンジョンソンは今も格別にいいワインを作っている


なんだこれは

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| 南アフリカ | 02:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ガヤの商業的なセンスがわかる!? ガヤ・ヴィスタマーレ2014

うぇるかむ!
毎年海の日にやってくるこのワイン、今年も試しておきました。

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ガヤ・ヴィスタマーレ2014
ヴェルメンティーノとヴィオニエのやつ!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
詳細は前のヴィンテージを書いてますのでコチラで
毎年海の日に楽しみにしてたワイン・・・・・・のハズが何故か今年はそのルールはやめたみたいで5月25日から解禁してるみたい(すごく残念)
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なお、裏は普通。
この年は冷夏かつ雨量が多くいつもより6割ぐらいの商品しか作れなかったとのことで、2013と比べてあんまり他店出回りしていない模様。
さて、今年の出来は如何でしょう?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
アレ!?今年大分今風!?
この時の今風とは、樽っぽさが減りかといってミネラル感は例年どおりに感じたから。
バニラ感のバランスや果実の強さよりもスッキリさとミルキーに包む感じで飲ませる最近の白ワインスタイルになったように思います。
ヴェルメンティーノの比率があがったのかな?と予想しましたが去年と差はないみたい。

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色は新モノらしい黄緑。少し白っぽめ。
香りに栗っぽさは強めにあり、しかし全体としてはそんなにバシバシ香るタイプでもありません。
この段階から比較的クリーンな印象でミルキーさがそこそこ。
以前と比較するとソープっぽさ、グレープフルーツ感は少し減少したように思います。
味わいも果実要素よりもミルキーさが際立ち、その変わり整いがよりマイルドに調整された感じです。
そこそこミネラリーさがありつつ、しかしミルキーな・・・・・・従来に比べてあんまりソリティドック的な印象ではなく、塩バニラアイスっぽいタッチがあがってるんですね。
これは冷夏などの影響もあるでしょう。けれど、恐らくそれ以上に「ガヤが近代的な作りに更にした」という気がします。
アフターにちょっと青みが残る辺りは変わらずなのですが、比較的力強い海の味だった(特に2012以前は樽と白い花っぽさ強かったと思う)今までと比べ更にガラッと全体の品の良い方向に向けているように感じます。
今まで常夏!海物語!マッチョもいるよ!!だったのが、もっと日陰でその様子を眺めるみたいな気分に。
海まで来て、海に入らない感じのワイン。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
相変わらず値段的優位もなく、しかも売っているショップは減り、ネット上はどこにも存在しない状態になり、エノテカ各店で残ってるぐらいかな?という状況になりました。
8000円超えの白、それもイタリア、というベクトルで見た時にやはり以前のようなお買い得さはありません。
希少性とラベルデザインの格好良さが全て。なので、プレゼント向けアイテムといえるでしょう。その意味では最大級に価値がある。
自分で買ってボトル一本呑むなら・・・・・・私は他選ぶかナ。

というわけで、ガヤ・ヴィスタマーレの2014版でした。
ここから見えるのは「ガヤが今風トレンドを実に考えて作っている」という事。それは良くわかります。
しかし、だから消費者にとって良いのか?と言われるとびみょーなんですよネ。
特に海の日のお祭り感をインポーター側で廃したのはツラみ。そういうお祭り価格感までなくなってしまい、味気なくなっちゃうよなぁとなんだか寂しくなっちゃったのでした。

なお、何故か2013年は各地残ってる店がある模様。




なんかこう、ヒーリング・ミュージックになってしまった。

海物語 [ 吉元由美 ]
価格:1620円(税込、送料無料)


| イタリア | 09:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シモンシッヒはいいぞ(現行ヴィンテージも) シモンシッヒ・シャルドネ・ステレンボッシュ2014

うぇるかむ!
まさにサドヤサドヤサドヤサドヤでの更新も一段落つきまして、深夜ギリギリ更新にとやっぱり好きな南アフリカ。

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シモンシッヒ・シャルドネ2014
今回のヴィンテージもほぼまんまでいいですね(ネタバレ)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
細かいワイナリのストーリーとかはなんと今年の2月にやってますので割愛。
以前は2013ヴィンテージでしたが、移行して2014になりました。
と、同時にネットショップでのシモンシッヒ普及率がめちゃくちゃあがっています。
「え、タージュとかシュナンもつくってるんだ?」「っていうか取り扱いショップめちゃくちゃ増えてない?」
てな感じで、2013を更新していた2月に比べてたった3ヶ月ちょいの差であるにも関わらず大分増えてます。
入荷シーズンにインポーター側が取り扱いを増やしたんでしょうネ。ウチでぐらいしか目立った動きないハズだもの・・・・・・

さて、そんな訳でシモンシッヒのシャルドネ、2014ヴィンテージも呑んだ訳です。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
お、安定してるんじゃん!
南アフリカでは大手のシモンシッヒ、だからなのかこのワインとても安定している。

色はそこそこに黄色みもあるものの、比較的薄め。
香りにコーンフレーク、焼きトウモロコシっぽいゴージャス系。もうこの辺り、ほぼそのまま。
ただ、2014の方がよりグレープフルーツのタッチは強くなり果実感があがった気がしました。
割りと2014年いい年でないのに、どうにも果実感がいい。
味わいも相変わらず!
バニラタッチははじめから多めにありつつ、酸のグレープフルーツはキッチリしっかりと感じられます。
甘みはやっぱりどこかコーンを感じさせる懐かしさで、ほろ苦めのカラメル飴のフィニッシュ。
明らかに濃いタッチをしていて、それが非常にカリフォルニア上位連中のシャルドネに近くなっています。
濃く、コク。
甘味や酸味そのものは自然体でもあり、かつ凝縮もしているという高級品に出やすいバランスが感じられます。
複雑かどうか、というと多少物足りない面があるものの、まさにカリフォルニアの高額帯「っぽさ」で言えば随一かもしれません。
・・・・・・と、自分の2013の記事をコピペしちゃいました。
というのも時間ないし実際問題、このワインからは2013とほぼほぼ近いモノを感じさせてもらったから。
香り同様に果実のボリュームはあがったので、更にパワフルになりました。
低価格のパワータイプのシャルドネとして異様な完成度だと思います。
まさに若々しくて活力のあるギャルっ子。わけわからん髪のいじり方して、化粧もバッチェしてて原宿ガンギマリしてるけど、実はそれなりに頭良くいいやつだったりする・・・という図式は変わらず。
すごく元気が出るのでチアガールな感じすらある。がんばれ♥がんばれ♥(伊東ライフ感

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
やっぱりコレ、ケースで買うワインですねぇ・・・
なにより、今回2014を呑んで「安定している」のがわかりました。
これって格安ワイン的にはとても重要な事で、この品質かつスクリューで味わいが整っているならば言うまでもなく美味しいアイテムです。
そんなに高級感があるわけでも、目立つわけでもないラベルですし、テーブルワインとして使われるのがベスト。
これ、そこそこ冷やしすぎてもイケると思うので、それこそワインにあんまり気遣いがないようなビストロでも使えます。

というわけで、シモンシッヒ・シャルドネ2014でした。
この域の味わいがこの価格、そしてブレが少ない・・・・・・という、非常にテーブル価格帯の欲しい要素が取り揃っています。
2013以上にそんな気がしてます。
お買い得な白が呑みたい方や、安旨が信条であればコレを呑んでないと時代遅れになるぐらい。必見です。

てんちょには今度「えー、2014まできづかなかったのぉーえー(cv:左門くん」って挑発してシモンシッヒもっと入れさせようと思います。


カリスマJK感

| 南アフリカ | 23:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ACCETORYさんで記事書きました~第3回目。品種で選ばない編&選び方5箇条編~

うぇるかむ!
えー、タイトルの通り、更新がありました。
品種を覚えないワインの楽しみ方

初心者の為の現実的なワイン選び5箇条
になります。

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実際、初心者用にもいいだろうなぁとは思うパナロスさん。だけど、そういうのは敢えて上の記事では書かず。

・今回、先月の記事よりも時間がかかりました・・・・・・というのも書いてる記事から派生し更に派生しとなってまして。
・5箇条で「品種で選ばない」というのを入れ込んでいたのを、要望がありひとつの記事に仕立て上げなおしたのが品種を覚えない~という記事だったりします。なんかそういう派生的なアレコレが今後何個か出る予定。
・どちらも1点誤解なきよう記しておきたいのは「初心者向けの内容」を目指しているし、また全体に伝えたいのは
「初心者向けと言いつつ堅く入門者お断りをしてきた背景と要素の壁をぶっ潰す」
というのがあります。全体に初心者向け本アンチ・テーゼで初心者向け記事を書いている感じ
・なので、品種を覚えるのも大事だし楽しめる要素・・・・・・なんだけど極端に否定的に書いてます。ま、セパージュ厨とかはマジにもうアホ極まるのでああいうのが今後出来ないためにもネ。
・ちなみに、コノスルに関しては実は品種覚えの代表として、アナコタではなくコノスルを写真にのせてはどうか?という提案がアクセトリー側からあって、怪しいなと調べたら案の定コノスルは100%の例でなかった!
・ので、コノスルについてちょろっと書きました。いやー、しかしあんだけ教科書的な本で品種覚えに使えとなっててかなり亜流なのはビックリだよネ。良くつくってるワイナリですわ。
・ワイン選びは失敗するってみんな、言ってあげないとダメだよネ。
・5箇条の続きは・・・・・・実は今も製作中!

あれ、スーラってどっちだっけ出てたの?




| コラム | 15:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サドヤだらけのワイン会!その4:カベのロゼ!サドヤ・カベルネ・ロゼ・プリムール2014

うぇるかむ!
連日のサドヤ祭り、最終回はコチラ。実は、コースで一番最初に出たアイテムだったりするんですけどネ。

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サドヤ・カベルネ・ロゼ2014
わぁ、なんかいいですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
ラベルデザイン、なんともカッコイイと思います。現在の4代目社長の手腕満載。
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書いてのとおり、所謂「新モノからつくったロゼ」です。言ってしまえばサドヤ版ボージョレ・ヌーボー的立ち位置なのかな(本当に超短絡的に言えばネ)。
一般的なメニューには泡のロゼというのがありまして(それはそれでクレイジーなのですが)これは4代目になってから始まったシリーズらしい。
どちらにしても、そもそもからして「日本のカベルネのロゼ」という珍品。恐らく2014年リリースをここまでは寝かしておいているというちょっとしたレアアイテムだったりします(現に楽天でサドヤ ロゼで調べてもこのワインは形跡すらありません)。
さて、そんなアイテム、どの程度の実力をもっているのか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
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あ、面白!
ロゼらしいスッキリさと独特のライトタッチをつぎ込みつつ、しかしながらカベルネっぽさとかも持つスタイルになっています。
そこそこに滑らかなのもあって、品がいいのがグッド。

色は比較的赤みがあるタイプのピンク。ロゼとしては赤さが目立ってました。
香りに少しアルコール感がありつつ、濃い目の桃の印象。ネクターではないんですけど、「日本の桃」ってタッチがちょっとある。
それと同時に華やかなローズ香水などが微妙な機微ではいっています。
味わいはすっきりとまろやかさが混在していて、ふっと立ちがる花の印象がいいですネ。
多少アルコールっぽさがあるかな?と思うのですが、飲み進めると気にならなく。
カベルネのせいなのか(という先入観なのか)どことなく草っぽさがアフターまでひっぱって感じられるのが特徴で、この葉の印象がある為に、全体にローズそのもののような印象を与えてくれています。
この草っぽさ、最大の要因であり「カベルネ大嫌い!あの青臭さ不味過ぎ!!」ぐらいにカベルネを憎んでいる人はこのワインを叩き割りたくなることでしょう。
そう、カベルネの特徴と言ってしまえる要点を、普通の赤ワインとして以上に彷彿とさせてくれるんです。
そういうわけで、最後もちょっとした土と青さを残しつつ、ピーチや赤果実につつまれつつスッキリとしたフィニッシュ。
まさに食前酒としては最良の「雰囲気をつくってくれる」ロゼとなっています。
サラダの前に供される事によって、その後のサラダにも潤いを与えてくれる。食事と呑まずに「食事の前に呑んで」最良を示す好例でしたネ。
これ、とっても雰囲気は良くて、実に「ロリータ和服」なタッチ。要するに近代風味和服っ子?
豊満さよりキュートさで、華やかに踊ってくれる感じ。軽快なようで、案外と品がいい。

コストパフォーマンス(最大5pt)

シーズンモノであり、しかもちょっと時間をおいてから呑んでいるものですから、これまたコスパで測るという行為そのものが疑問です。
とはいえ、恐らくそんなに高くはないんでしょう。オリウエ白とかと比べるとこっちのがずっといいんですが、果たしてそうしたデイリーとして用意されたワインと同価格・・・とはいかないし手に入りづらいのでは?
なので、あくまでもとりあえず省いておきます。
存在感と比較的珍品な事から、プレゼントにしたりするよりも一度はご体験いただきたいタイプのロゼだと思います。

というわけで、サドヤ・カベルネ・ロゼ2014でした。
これにて全4回のサドヤ祭りは終了!おつかれ私!!(ドヤァ
総じて感じたのは

・自分の持っている土地、そして出来上がるブドウを使って何が出来るか、というワインに最も大事な理念がブリヤンからは感じられる
・ピノを植えないという度胸と理念に対する敬意
・それでいてプロモーションに積極的なことも始める
・セミニョン(セミヨンだかセミョーンだか)は本当に美味しいなぁ・・・・・・

という事。正直、こうして比較をしてしまうから点数が下がっているワインが結構多かったです。
ワインの飲み比べ比較フライトって「1つは格別に感情的に評価があがるけど、他が主観を通して書き手の本来の感覚以上に評価をさげる」んではないかと前々から思ってた部分がより強くなったかなぁ。食べ合わせならぬ飲みあわせという概念は広めていきたいと思います。

調べても泡の方しか出ないんですよねぇ

【サドヤ】ロゼスパークリング
価格:2630円(税込、送料別)



甲州ロゼもつくってたんだ・・・これ、同じヴィンテージ飲み比べたい感すごいあるけど無理なんだろうなぁ。


盛らないしセクシーでもない西行寺幽々子(それがいい)

| 日本 | 23:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サドヤだらけのワイン会!その3:セミニョンという選択に、先見しかない!サドヤ・シャトー・ブリヤン・セミニョンの古酒フライト!!

うぇるかむ!
ここ数回、サドヤで更新しておりますが今回は白!

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サドヤ・シャトー・ブリヤン・セミニョン
このバックヴィンテージ一挙です!!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
前回までがカベだったわけですが、今回は白版。
サドヤさんの白は最近になって買い付けブドウで甲州とか作ってるものの、ブリヤンに関してはセミニョンにこだわっています。
今回の比較は
92
89
84
79
というヴィンテージ。どれもリコルクはされていないモノになります。

当ブログをよくよくご覧になっている方は、私が「白はローヌ品種系やシュナン・ブラン、リースリングなどなどが好き」なのはご存知の通りで、セミニョンも好きな品種。
なので、多少甘い節はあるんですがそれにしても「シャルドネやSBは土地に合わないからセミニョン」という選択肢を取り続けた日本の生産者の白なわけでして。
以前書いた記事でも、正直なところサドヤブリヤンでは白の方が評価高かったり。
で、今回もやっぱり・・・・・・白の方が評価高いのネ。

香り・味わい(最大10pt)
92:♥♥♥♥♥♥♥♥(ただ、コンディションが整うともっと上)
89:♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
84:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
79:♥♥♥♥♥♥♥♥
これ、ホント綺麗な和美人白だよなぁ・・・・・・
いや、これ本当美味しいセミニョンだと思うんですけど、なんで世間的にスルーされてるんですかね?
答えは、まぁ大体わかってて・・・・・・日本ワインマニアが白のセミニョンでしかも老舗大手と言われてるワイナリに8000円払わないんです。
しかしながら、熟成加減は日本の他シャルドネ如きでは太刀打ち出来ないんだろうなぁと(そもそもシャルドネがやたら熟成難しいし)。
クラシカルな生産者が結果、日本を良くわかって作っていたという事なんではないかと。

92
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色は黄緑目だがしっかり色づきがある。
香りに青緑の果実、コーン、ミルフィーユのようなクリームの層。
味わいは最初硫黄っぽさがあって、中抜けした印象を感じイマイチに感じちゃったのですが・・・・・・時間が経つとそれらは軽減されずっと良くなったという。
シルキーな口当たり、主張しない程度にグレープフルーツと青りんごなどの青緑果実、それとミルキーな余韻。
これらがちょっと暖かくなると出てくる、という真面目っこ。
熟成としては多少中途半端であるかなぁとは後のモノを呑むと感じちゃったのですが、それはまぁ飲みあわせですネ・・・・・・
全体のベースは「果実を包むようなミルキーさ」であり、このワインにもそれは内包されていたかと。

89
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色は多少薄まっているが黄金。ばっちり黄色さが主体になっています。
香りに黄緑の果実、ミルクといったものがケーキのように形成されています。
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香りからして高級菓子の感覚。
味わいもまったり、ぽったりとしたスタートから最後にはスマートにしめくくるという白ワインの理想的な形になっています。
ちなみに、年数は経っていますが全てにおいて92より濃いヨ。
黄色果実、青緑の果実、それらをミルクで包む構成がとってもまろやかで口への広がり方も大仰でなく品がとても良い。
少しコーンフレークのタッチがあります。カリフォルニア・シャルドネにその部分はちょっと通づるんですが、それらほど目立ちはせずずっと品がいい。
品がいいとばっかり書いてしまうんですけど、私はシュナン・ブランとかルーサンヌとかまさにセミヨンのこのタイプにそうしたイメージを見てしまうのでしょうがない・・・・・・そして、その良さをおもいっきり体現しています。
最初に呑んだ時に感じられるボリュームの高さに比べて、アフターは実はスッキリしていてまた呑みやすい(口に含みたくなる)というのもグッド。
どこか、朝に呑みたいワインです。休日の最初に、寝起きのメニューにこれを添えたい。

84
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全体に89をベースに更に熟成させ・・・・・・濃くなった、というのがこの84。
色は89より少し濃くなっています。ただ、微々たる差かな?
香りにケーキのような構成美は忠実に、しかし香りから甘さが目立つようになっています。
ザラメのような印象があるんですネ。89と同じお菓子なんですが、こちらにはサッとカラメル色のザラメが上に乗っているような。
味わいも更にミルキーさがあがっており、果実のベースが控えめになり、よりコッテリとした印象になっています。
単純に89のグレードアップ版といった趣で、同じ生産者の年号違いかなぁとわかるようになっている。
89に比べるとアフターも重た目になっていて、ここは好みが別れる気がします。私は84派。

79
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この日もっとも古い白。っていうか79年のセミニョンって世界的に見ても明らかに古い。
色はしかし何故か89に比べて薄く黄緑さがちょっと多く若くなったかな?みたいな印象に。
香りはそれでいて92の最初の方にあった苦味やちょっとした硫黄のニュアンスが付加されつつ、黄緑の果実とミルキーな印象。
アルコール感も多少出ているようになっていて、全体の構成されているモノの多さは「熟成感を帯びて」います。
香りと味わい共に、上述の84からどれも強くなっており、癖が強い。
全体にこれは熟成してるのだな、と納得させる(逆にいうとこれまでのモノは、熟成に気づきえない部分があった)もので、ミルキー要素で包み込めきれてない部分がところどころあったような印象です。
そうした熟成的+要素に好みがこれも別れるでしょう。個人的にそこにあまり魅力を感じず、80年台の2つの方が丁度良かったかな。
この辺りまでくると、既に赤ワインも間に挟んで呑んでたりするので、飲みあわせの影響もあったかも・・・・・・
個人的に(悪いのではないが)赤も白もこの79年はサドヤ全体の中で良い評価になっていない共通性があって、この辺りヴィンテージとか降水量とか調べると「シンクの」好みがわかりそうやネ。
こっちは89と比べて夜呑みたいワイン。

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで測るモノではない
お察しの通り、これをコスパで語れません
日本ワインとしても最高峰の値段をもともともっているブリヤン白ですが、熟成するのは間違いないよって感じでひとつ。

というわけで、シャトー・ブリヤン・セミニョンのヴィンテージ違いフライトでした。
いやぁ、これもスゴイお酒でしたネ。思い出しただけで白の至宝級と言って良い味だったと思います。
素晴らしい白って熟成したりすると、ある一定程度貴腐ワインのような傾向を持ちうるモノだと考えていますが、ブリヤンには全て感じつつむしろ若い個性すら・・・・・・
全体の統制美の良さもとっても洗練と出来ていて、やっぱり個人としてはブリヤンは白派。
日本は昔から白ワインの方が良い、なんて言われているんですがそういうのとは別で、ブリヤンの作りで、白がイイ・・・・・・
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赤と違い古いアイテムが全く見つからなかったので最新ヴィンテージをペタリ。


なんでかわからんけど、ブリヤン白には高雄さん的なキャラを感じる。オネショタ的なアレか!?

| 日本 | 23:33 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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サドヤだらけのワイン会!その2:これが日本のカベルネの熟成!サドヤ・シャトー・ブリヤン・カベルネの古酒フライト!!

うぇるかむ!
サドヤだらけ会その2、今回は前回に引き続きでブリヤン赤各種をガブガブとやっています!

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シャトー・ブリヤン・カベルネ・・・・・・そのヴィンテージ違い各種であります!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(年数考えたら+♥)
とりあえずその1から読んでネ。
で、その1では92年の比べという超特殊な事をしましたので、今回ではズラララーッ!と年号を追ってまいりたいと思います。
ちなみに、なんでこんな古いのを大量に呑めたかというと、このワイン会の主催の方が世界一のサドヤ・マニア。
とあるワインショップに秘蔵され非売品となっていたサドヤコレクションを一日説き伏せ(現金でぶん殴りつつ)それらを全て手に入れたのだそうで・・・・・・
なんかもうスゲェなという小学生並の感想しか出てこないッス!
タカヒコとか木戸とかでもきっと、世界一のマニア達は今日も諭吉の束で戦っているのかな・・・・・・

さて。
エントリーされていた赤ブリヤンは
96年、89年、82年、79年、77年
となっています。
それではもう早速いざ勝負!

香り・味わい(最大10pt)
96:♥♥♥♥♥♥♥(ライトなカベ好きなら+♥)
82:♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
79:♥♥♥♥♥♥♥♥
77:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
すげぇ、マジに年数が経つほど濃いトマト・・・・・・
熟成すると強くなるのがウチのワイン!とは以前エノテカに4代目がいらしてた時にも豪語されていて・・・・・・正直半信半疑で「いやいや、普通は中身が抜けてこない?」とは思ってましたが、実際に体験してみると事実でした。
明らかに92(TBS通常含む)や96の味わいがカベルネをベースとしている感じなのに対して、82以降はずっとサンジョベーゼないしピノ・・・・・・という言い方も無粋なんですが、そういう別領域に踏み込み、しかも年数をとるたびに本当に味が濃くなるという。

私はベース部分に「トマトを主体とした野菜感覚」を察知しちゃったので、それは82以降はどれもベースに持っています。
また、カラーに関しては大体クリアレッドとなっているのはベースっていうかもう古酒だしネ。

96
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非常に新しい状態で残っておりました。
この96と92の・・・つまり90年台の品に関してはカベルネらしさが残っています。って書いた段階でなんかオカシな話なんですけど、まぁ読み進めていただいてドウゾ。
色は少し薄めのパープル。これは群を抜いて色味が紫だったと思います。
香りにカシス要素がうっすらと入っており、しかし全体の構図はチャーミング。
割りかし薄めの印象を受けつつも、動物香などもわずかに。
味わいも同様で、タッチからしてちょっと水っぽさが多いかな。
構成そのものは、その1で書いた92の2つに近いものの、どこか全体にチャーミングがすぎる。というか年相応さをヘンにごまかそうとしている感があると言いますか・・・・・・
飲みやすさやライトなカベルネの良さはあるのですが、しかしながら高級ワインとして感じるにはちょっと「?」という所があるように思いました。
92のようになると良いのですが・・・・・・


年齢をごまかすギャグでサクッと使われちゃうアベナナ氏。キャハッ!って実年齢でこのポーズで言ってると、ちょっとつらい。可愛くないわけでないんだけど、こうちょっとつらい・・・・・・そんなニュアンス。

82
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うっひゃあ、年季入ってらっしゃる!って感じのボロさにアンティークを感じますネ。
また、ここから異次元の「日本カベルネ古酒」の世界が始まります(や、92も超古酒だヨ?)

色はかなり薄まりがあって、大分朱色が。
香りにトマトっぽさを私は強く感じてしまいました。それもフレッシュなトマト。
野菜っぽさが香りからして通してあって、酸味が強い事を予想させる風味。
このトマト主体の野菜感覚がとにかく「その土地感」や「その天候」などを反映しているんだろうなぁと思う。
ようするに、日本のカベルネの正当なる熟成の香り。
味わいはそうしたトマト系のたった酸味を主体としていて、気分はちょっぴりイタリアーン。
果実もあるけれども、基本は野菜の印象でフルーツトマトっぽい酸味と甘味。
最初は年季の入った酸味を感じさせるんですが、おなれてくると後から甘味がじんわりと追ってくる。
酸味と甘味のコンストレーションがくっきりと際立ち、双方にフレッシュでみずみずしい印象を持ちます。
熟成からきているのに、どこかみずみずしさすら覚えるトマト要素。
それなりにブラウンシュガーもあるし、最後にもトマトの酸味と青さがほのかにただよう具合が複雑さを出します。
でも、なんだかんだフルーティーなワイン。
とある同席してた方が「ビオワインなのか!?ビオワインではないのか!?」とビオい興奮をされていたのですが、それにはちょっと納得もしちゃうかな。
・・・納得しちゃっといておかしな話ですが、それってつまり近年のSO2無添加とかの要するに「去年のワイン」とかを指すわけでして。30年以上前の?日本ワインに??近年のSO2無添加の傾向を見出す???
いや、ほんと、ワインは体験ですネ・・・・・・(もう〆ちゃう感じ)



今だに「萌」の金字塔とされる、木之本さくらとかいう絶対の記念碑。そういう格と「今のワイン」とすら感じる先進性。

79
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こちらもビリビリめ。
82を全体に更に甘味も酸味も強くわかりやすく押し上げたというタッチのワイン・・・という程度に書いているものの、申し訳ないあんまり印象に残らなかったワインだったりします。
酔っぱらってたのもあるんですが・・・なにせ、自分のメモもあんまりとっておらず、82とバッチリ差はあるけど全体には似ているとしてしまっていまして。
確かに82を更に強く濃くした味なのですが、同時に酸味が目立ちすぎているところがあったかなぁと。個人的には82の方が率直に好き。


おんなじクランプだし、萌え要素はあるのに、案外と印象が薄いコレなポジションに感じてしまったとさ。
多分、82とかこの後の77を呑んでなければずっと評価あがっていたと思う。飲みあわせが悪かったか・・・・・・

77
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こちらはブラックラベル、つまりリコルクがされたものですが、なんか「一升瓶貯蔵28年」とかいうなんかクレイジーとしか思えぬ所業によって作られたリコルクもの。
色はかなり朱色となっており、更にうす味になっています。
香りはやはりフルーツトマトっぽさはやはり多くあるものの、むしろアセロラや梅のタッチが増えていて、しかもそれらは「甘い香り」としても存在。どことなく全体に甘さが多い。
味わいも勿論甘さが80年代以降でもっとも引き立って感じられます。
梅はジャムの域になっていますし、野菜っぽさと紅い木の実の雰囲気はとても繊細にできています。
82以降の傾向をより絞って仕上がっている、カベルネとかそういうのを超えてサドヤの味の結集になってるのかなーなんて。
リコルクしたりで一升瓶だったりでちょっと特殊なところまで、サドヤ。
いいですか、これ、日本の超古参大手のワインですからネ?


というわけで、集大成作品繋がりでツバサを持ちだして全体を〆ます。
80年台以前をCLAMP作品繋がりでまとめた一方、90年代をエヴァだったりアベナナだったりでくくる。それぐらい節目といいますか違いがあります。
90年以降の方がいわゆる典型的な教科書脳で話せば「カベルネの範囲」には入っており、80年以前の3つは前述のとおりピノだったりサンジョベーゼとブラインドで答える。パックリと違います。
でも、ベースにキャラの個性は強く出ているし、どこか女々しい仕上たてになっている気がする部分はサドヤの個性。
日本ワインとして、これだけ長らく持ちそうな赤がそもそも他に無い気もしますしネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで測るモノではない
今から探しても、遅いでしょう・・・
いくつか楽天で検索すると売り切れているのがひっかかりましたが、77年が1万7千円だったり、96年が5千円だったり・・・・・・と、もうそれ今と大分違うよね?という状態。
こう古酒になると、流石にタカヒコなんぞの新モノを買うよりも当然困難です。で、その辺りの日本カルト呑むならこっちを一度は体験するのを私はしておきたいかな。
多分、リコルクもの(今回でいえば77年とか)は今後蔵出しリリースされる事があるでしょうから、資産的余裕がある方は試す価値があると思います。

というわけで、シャトー・ブリヤン・カベルネを4つまとめてみました。
色々ウンウンと言ってたらこんな深夜の更新になっちゃいましたテヘペロ。
それにしても、日本のカベルネを寝かせるとこうなるのか・・・と驚かされました。いや、日本のってくくらない方がいい気がする。
別の日本ワイナリでは90年代でも絶望したモノですが、そこは流石老舗の技術なんでしょうネ。

わずかにネットにあがったことがあるらしいという参考資料として



| 日本 | 02:12 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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サドヤをだらけのワイン会!その1:92年は2つもあるヨ!TBS版(4代目リコルク)と通常リコルク版(3代目リコルク)の驚くべき違い。

うぇるかむ!
というわけで、朝更新しての通り、サドヤのワインをたらふく呑ませていただきまして、連続更新やります!
サドヤさんに関しては以前も特集していますので、まずこちら見てもらった方がいいかナ。

今回は第一回目として、「全く同じワイナリの全く同じヴィンテージの、しかし微妙に違う2つのワイン」から見える「あまりの違い」に触れていこうかと。

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シャトー・ブリアン・カベルネ1992
その通常リコルク版とTBS版です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(個人的には+♥?)
ラベルが全く違いますが、それぞれ同じ「サドヤワイナリーのシャトー・ブリアンというカベルネ100%のワインの1992ヴィンテージ」です。
どちらも一度リコルクがなされているワインであります。
でもラベルが全然違うのは、それは企画の差・・・というかリコルク時期と選んでる樽がまるで違うとの事。
リコルク担当者も今のワイナリ社長(4代目)とその先代(3代目)で違いがあります。TBSの方が4代目で通常版の黒が3代目らしい。
また、リコルクしているモノのみ、サドヤさんでは「黒いラベルになる」んだそうで。

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このシンプルなのが通常92年

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う、うるせぇッ!
のがTBS版。

はてさてこの2つのワイン、一体どのような違いがあったかといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
両方共:♥♥♥♥♥♥♥♥♥(ただ私はTBSの方が好き)
明確に味が違います
ベースの味わいそのものは同じルーツを感じる事は可能ですが、外的要因がこれほど影響をあたえるのか!?と思うほど別のワインです。
すっごい雑な言い方すると、通常がボルドー的なのに対してTBSはカリフォルニア的。

通常版
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色は薄めにクリムゾンレッド。ただ、フチとかは結構オレンジに変化気味。
香りは全体的に静かで、カシスを主体とした紫果実はほのかに。熟成分の梅感などもあります。
味わいそのものはあんまり強いタッチではなく、口当たりが果実感の割に重たいのは特徴。
タニックさがしっかりあって、同時にほのかに土っぽさやスパイスの印象が見られるという。わずかに青みもある辺りが本格。
全体とすれば、世間が言うミディアムボディに属するもので、グラーヴのワインが類型だと近い気がしました。
タニックサなどのタッチは非常に強いものではありますが、しかし雑味はなく静かなフィニッシュ。
どの辺りが低価格ボルドーなどとの違いになるか、というと果実は静かながらしっかりと感じられ感覚論的には重たくもうつるところ。
結構職人気質なキャラなんだと思いました。


えー、ワイン会参加中に「アニメの例えがマニアックすぎてわかりづらい。エヴァとかみたいなメジャーなのはないの?」とご要望いただきましたので、じゃあエヴァ。
こっちは綾波さんです。静かだ。和服着せてもなんかいい感じ。

TBS
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もうこれ表紙のパブロ氏だけでお腹一杯になるネ
そんなこちらは以前の記事でも書いてますが、ずっと明るいキャラで上の通常92とは好対照です。

色はクリムゾンレッドではあるんですが、こちらの方が紫度もまだ残っていました。ただまぁ照明差とかもあったかなぁとは思うのでちょっと自信ないんですが・・・・・・少なくとも色みは違います(雑。
香りに紫果実と赤果実が強く存在していて、更にこちらはミルキーなバニラの香りもほんのりと。
梅っぽさなどは実はこっちの方がバニラ感がベースにある分目立つかな。
香り段階からしてそうなんですが、味わいは更にカリフォルニアカベないしスーパータスカンに類型。
全体の構成は濃くなく、シルキーな要素が多く、甘さも見えやすくてコロッとしている。
熟成要素も途中垣間見せつつ程よい舌触りを残しつつフィニッシュするのも以前の印象と同じ。
ただ、この日の方が以前エノテカで試飲したときよりも若さがあったように思います。
明るい発色って感じの、写りの良いスタイルで整いがイイ。ある種八方美人なところはあるのかも。


はい、予想通り、こっちはアスカ。ただし式波じゃなくて惣流ネ。学園生活中の社交性高い女子感。

という感じで、「同じ作品内の装いも性格も違うキャラ」って印象がありました。
そりゃ漫画だったら描き分けてるのわかる訳ですが、「同じワイナリの同じ年号の樽違いリコルクタイミング違い」でキャラ分けがくっきりするのはびっくり。
「ちょっと違う」じゃなくて「ずいぶんと違う」ので。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(ライトめなの好きなら+♥)
コスパは以前まとめた時よりぐんっと引き上げです。何故か?あっちはオリウエなどもまとめて評したから。
とはいえTBSは1万6千とか値がついちゃってるので、味だけを純粋に見るなら「このクラスのワイン」の味。なのでお得、よりは妥当といった感じかな。
一方でブリヤン通常版の方は1万2千(ただし売り切れ)というのを発見。この値段だと普通に♥♥♥♥はつくなぁというのが私の感じ方。
味わい自体は、山梨のカベルネというよりサドヤのカベルネって具合ですから、一度は呑んでみないと日本ワインが始まらぬ・・・という感じではない。単純に日本の他のワインの大体より値段も上だし味も上だし最近の小規模にはない味をしていますから。
日本ワインマニアよりも「マニアックな国マニア」の方が楽しめると思う。
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というわけで、サドヤより2つの1992ブリヤン赤でした。
前々から「同じワインでも中身が全然違う」だとか「リコルクタイミング」とかがあることは解ってるつもりでしたが、ここまで圧倒的なキャラ差が出ちゃうとビビりますネ。
余計に「詳細なデータ」を記載したくなくなったり・・・そんな事やってたら保管場所から出荷時の状態まで調べ知り記する必要ありますわコレ。そんなんしてたら1本で3日はかかるヨ。
かなり面白い体験でありました。いやー衝撃的でした。

TBSは安い買い物じゃないエノテカ値段だけど、ネットで手に入る。見識を広めるならあり?




改めてエヴァってキャラデザすっげぇですわ!

| 日本 | 14:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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またまたサドヤさんで食べてまいりました ~サドヤをたらふく呑みながら~

うぇるかむ!
タイトルの通り!!
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三越前コレド室町2のボンヌ・ターブルさんでまたしても食べて呑んでしてまいりましたー。

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今回は日本のワイナリー、サドヤのワインをひたすらにのむ(一本だけ違ったけどネ)という企画でご招待受けたのでした。
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呑んだワインのその時の降水量とか気温とかのリストもいただいた
意識して飲もうとしたけど、途中から無理でした!(ダメカス)

というわけで、サクサクッと今回は書いてまいりましょう。

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いつものサラダ・・・なんだけど、いつもどおりちょっとだけ内容が違うというアレ。
今回は割りと珍しい野菜が盛り込まれていましたが、名前を失念OTL

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シンク!コレ!しゅきー!!(cv:ポニョ)
この椎茸ホント好きなんですが、今回はいつもとちょっとコレも変わってて、海苔がのってました。
恐らくセミニョンとの合わせが意識されていたのかしら?
ナッツのさくさく感もいいですネ。

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穴子さん。
これを赤ワインソースで食べるという、見た目は新しいけどやっている事のベースは「八つ目鱧の赤ワイン煮(ボルドー風)」のアレンジっぽい料理。
何故なら、この時一緒に出てたワインが今回唯一サドヤでないメチャレア右岸ワインだったから。
赤ワインソースってこんなすごいのか!とびっくり出来ました。さり気なく梅がそえてあったりしていい塩梅に出来るという。

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トマトとシャーベットのひんやりさわやかな一皿。
ネタバレすると、サドヤさんの赤ワインが大体が「野菜、特にトマト」っぽいティストで統一されてまして、トマトとは方向性が近かったんですネ・・・・・・や、もしかして自分がサドヤの赤各種を「トマトっぽい」って発言したのコレの仕業か??
フルーツトマトはとてつもなく甘かった。けど、後に残らないからワインの味が嫌に変質はしないというバランス。
暑くなってきたシーズンに向けた小粋さ。

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鱸のカブソース。
こちらでお魚がメインディッシュだったの初だったんですが、いやぁーこれがイノベーションなフレンチかぁってびっくりしちゃった・・・・・・・
魚焼いたモノ、なんだけど中の感触やわらかめのグミですよコレ!
なのでそれを補う形で周囲はタケノコや桜えびなど風味を付け加えつつ仕上げてありました。
この構成美、恥ずかしながらこういう形にされたお魚初めてだったんで本気でビックリ。
あー、こりゃなるほど某氏がワインブログから食レポブログに切り替わっちゃうよなーとか思ってしまった・・・・・・びっくり出来る要素が料理にはたくさんある、と(や、私はワインで更新ばっかりするけどネ)

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よもぎシューと丸ごと枇杷アイス。
大抵デザート出てる時もまだワイン呑み終えられてないから、個人的にちょっと勿体無い食べ方にいっつもなってて申し訳ない・・・・・・

・・・・・・というわけで、相変わらずこのお店スゴイですネ。
予約がとれたら是非食べていただきたいってなお料理の数々だと私は思うんだけど、超美食家の人達的にはどうなんだろ?
まぁ、いいか(ケロッと)
今回もごちそうさまでありました!

というわけで、今夜辺りからサドヤのワインでの更新、はじまります!

コレとかのバックヴィンテージを呑みまくってたのです

| コラム | 10:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スマートで美人なステレンボッシュ・カベの決定版! ウォーターフォード・カベルネ2013

うぇるかむ!
南アフリカワイン、というとどこと無くチリとかが連想されやすいんだろうなぁとは色々聞いてると思うのですが、今回はそういう概念とは真逆のキレイ目ナパ系ワイン。

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ウォーターフォード・エステート・ステレンボッシュ・カベルネ2013
これ、いつ紹介しよっかなーとか思ってた逸品です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体はシンプルめ。どっちかというとカリフォルニアとかのリザーヴラベルなんぞに近いような雰囲気ですネ。

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マスダさんなので、説明コレでよくね?とも思うのですが、サクッと。

1998年に設立されて、作り手はケビン・アーノルドという南アフリカでは20年近くワイン醸造をやっていた方を招いてのワイナリ。
・・・・・・という以外にはそこまで目立ったアレコレがなかったりします。
南アフリカの権威誌、プラッターでは高評価を得ていますよーというぐらいかな。
マネーは結構あるようで、ワイナリの写真がかなり豪華だったりします。
そんなワイナリだけに、味わいもなかなか整ってまして・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
スタイリッシュ、エレガンス、レイシー
見事な新モノとして極まった作りになっています。とてつもなく優雅で品がよろしい。
この日の試飲会でも一番人気はコレだったように記憶しています。

色はギリギリで透ける赤紫。
香りにミルキーさとカシスが良く出ていて、この段階でかなりナパチックだったりします。
それも、ナパのかなりいいライン・・・・・・オーパス・ワンは割りと近い・・・・・・です。
ナッツっぽさと胡椒を中心としたスパイスもほのかに。
味わいがまさにカシス&ミルク。口当たりもとてもなめらかマイルド。
あまり青さがなく仕上がっていて、アフターまで滑らかな形状のカシス入りシュークリームのような具合でデクレッシェンドします。
低価格のナパとかのコッテリとした感じではなく、あくまでもスマートな作り込みになっていまして、バニラ要素も紫の果実の強さもバランス良く収めてあります。
とにかく柔らかーくシルキーなタッチから入るのがとてもいいですネ。それだけでもう気分は優雅なひとときになっちゃう。
それほど複雑に要素が立ち代る訳ではないのですが、全体のバランス感覚の良さと気品だけでリピートできちゃう感じです。
熟成でも化けそうに思います。果実がなかなかイイ具合に仕上がっていると思う。
まさにナパに見るメイドさんキャラの、それもむちゃくちゃ品位のある状態。
豪華な西洋建築に超絶美人のメイドさんってもう最高やん?そういうコトです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
いや~、ナパなら3倍以上しますからねぇ・・・
ナパのそれもかなーり良いところの味のクローンのようなワインです。それも最近の少し大人しくなったナパね。
洗練とした佇まいと風格を感じさせてくれる、新モノカベルネとして文句のない逸品。それが6000円でお釣りが来るなら買いです。
ブラインドさせたら、ほぼほぼ知らなければナパと答えてくれるんじゃないかなーと私は思うのだが如何でしょうか?
パーティーワインとしても、あまり外しのない個性だと思うので比較的使いやすく。プレゼントには、何かしら意図をつけないとちょっと地味目かな?

というわけで、ウォーターフォード・カベルネ2013でした。
疑いようなく綺麗めカベで、南アフリカやっぱりスゴイなぁとヒシヒシとさせられる品です。
これほどのモノが作れるとはいやはや・・・・・・

楽天では2011年がまだ売っており、2013は未発売。2011も良いのかな・・・?



むしろ、グラス会社の方が検索にひっかかる


なんかこう、昼間のケーキタイムっぽいワインではある。

| 南アフリカ | 13:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワイングラスの話+ワイングッズのススメ

うぇるかむ!
当ブログある程度初心者向けであるサイトな以上、ハッキリと断じておく必要があることがあります。

ワインを始める上で一番お金を出すべきアイテムはグラスだと
グラス一脚、それなりのを買うだけで、ワインだけでなくビールなどなどの味わいが数十倍になるので、実はコスパを最高に良くしてくれるモノなのです。

ワイン好きとして、最も買ってはいけない(というより、使い続けたらものすごく損をする)のが、云わゆるふつーのティスティンググラスであります。

INAOのティスティンググラスではまったくNOTHINGナノデス!ダメ!絶対!
国際規格として筋が通る、というだけでワイングラスとして「美味しく呑む」ためのグラスではないんですね。
むしろこれはワインを不味くする・・・・・・
のハズなのに、私もそうでしたが最初のグラスに(安いし)ついつい買ってしまう事が多いんですよねー。
そのため、最低限程度にはグラスについての記事を書こうと思う今日このごろなのでした。

とはいえ、なかなかグラスなんてバシバシ色々使いまくれる感じでもないので、なんとなーくかつ本当に最低限グラス購入に触発が出来ればなーなんて。
*5月20日:久々に追加と修正。

・これまで試してきたグラス

・木村硝子店
ワイングラスにおいて重要なのは素材、脚の薄さ、軽さ、薄さ、フォルム(形状。容量も合わせて)、マシーンメイドかハンドメイドか・・・・・などなどかと思いますが、特に
「ハンドメイドがいいけど、高いのはイヤなんだい!」
という欲張りな方や、
「予算は多くないし一本で全て済ませたい」
という面倒くさがりな方に最適なのはコレかもデス。

サヴァ22ozワイン。
工場を持たない、ガラスの卸問屋の受注シリーズの一つで、スロバキアにてハンドメイドです。
価格は大体4500円以下で買え、ボウル形状はクラレットスタイルのシンプルさ。
レストラン展開が殆どで、売っている店舗は少ない・・・・・・とは言うもののネットショップなのでは見かけるのでウルトラレアアイテムでもありません。
特徴としては「ステム(脚)がむちゃくちゃ短いけど細い」点があげられるでしょう。
そこが気にらない人にはダメなので必ず現品を見て触ってみてください。
短いながら軽く細い脚にたまりこみの良いボウル形状で抜群に軽い口当たり。ちょっと個人的には飲みくちが内に入り込んじゃうのが勿体無いなぁとも思うのですが、この価格で驚異的な正統派ハンドメイドグラスが手に入れられます。
まずステムが短いので根本パッキリの確率は当然少なめ。
実は私お店のデモモデルを触って棚に戻そうとした時にうっかり壁に直撃ッ!被弾ッ!した事があったんですけど音こそなれど傷もつかなかった・・・・・・というエピソードもってましてネ(それで購入確定しました)
全般的に何を入れてもOK。泡はちょっと散漫になりすぎるかも。
香りがクラレット形状だけどしっかりと貯まるスタイル。バランスは全体に良いけどやや内向的かも。
安いグラスなどで数を揃えるよりも、とりあえずコレ。ワインを買い始めるとかなら何よりも先にコレ。
当ブログも全てのワインの基準とりをリーデルのヴィノムボルドーから変更しようか検討中です。



ツル28OZブルゴーニュ。
これもなかなか楽しいアイテムで、サヴァとは全く逆に異様な程長いステムと独特なブルゴーニュ形状が個性的なグラス。
見た目が強烈で最高なんですが、酸味の引き立ちが異様に強かったり液体を入れると思いっきり重たくなるなど極めてピーキーなグラスとなっています。
モノによっては異様にさんが経っちゃってまずくなるぐらいなんですが、酸の機微を感じやすくしてくれるため、意外と美味しくなることも。
非常に秀逸な二番手なグラスです。

・イタレッセ
あまり有名ではないイタリアのメーカーであるイタレッセ。
1979年設立のメーカーで特徴はマムやローランペリエなどが推奨しているという「シャンパーニュグラスに定評がある」ところ。
そんなイタレッセが最近、シャンパーニュマニアと作ったというのがこちら

リチャード・ユーリン・オプティマム(RJオプティマム)
デカンター誌の「2000のシャンパンを見分けるシュヴァリエ」ことリチャード・ユーリンがイタレッセと共同開発!としてつい最近発売。
マシーンメイドで2000円程度の価格というそれほど高い訳でもない値段ながら、泡を入れる上では高機能。
なるほどシャンパーニュ向けの機能あれこれで、シャンパーニュの泡をハッキリと綺麗に見せてくれます。
ステムなどはそれほど薄くありませんし、口当たりの厚みも割りとあるのですが、シャンパーニュを見せる上で特に大事というかそれが全てと言ってイイ泡の表現性の高さには納得度高し。
泡を主に飲む人はお試しアレ。

・リーデル
最も有名な品種ごとのグラスという概念を始めたスタンダードなオーストリアのグラス醸造所。
パーカーたんが仕事用に使っているのは、ここのソムリエシリーズであります。
特徴としてマシンメイドがメイン基板としてあることがあげられるでしょうか。
幾つかのシリーズが存在しており、ハンドメイドは最高位の「ソムリエシリーズ」のみです。
ハンドメイドだとグッと値段が高くなるワイングラス業界ですが、最低限のグラス用途を兼ね備えつつマシーンメイド故に「安定して」同じタイプのグラスが買えるのが特徴。
ハンドメイドという職人技の長所かつ短所として「全く寸分違わず同じグラスがない」というのがありますが、それがマシーンメイドだと大体違わない。
そういう均一性がある点は特徴的ですね。
メジャーどころすぎてあまり好んでいない方も多いのですが、普遍的なグラス造りをしているといえるでしょう。
ちょっと値段が全体に高いのはマイナス点ですが、その分流通が多いので咄嗟に買いやすい利点はあります。
スタンダード、という感じ。

因みに私はどのワインに対してもこれを自宅の試飲では使っています。

クラレットでもバーガンディーでもこれ。なぜならば、最もスタンダードな形かつ、口に当たる角度が広いのですんなり飲めるから。
ついでに安めですし。
ブルゴーニュとかのになるともっと幅が狭まることによって「グラスが当たっている感覚」が強まるんですね。その点、このボルドー用だと私の厚い唇でも軽いグラスタッチを手に入れる事が出来ると。
この「唇に当たった時の心地」は大事です。
全体に厚みはそれなりにあり、マシーンメイドの基準値的な部分にいる重たさ。
言ってしまえばリーデルのグラスは「コレ以下か、コレ以上か」でワイングラスを測る物差しにぴったりです。
凡庸性の高さと買いやすさも含めてまぁまぁな商品ではないかと。個性はあまりないけれど。


ただ、当ブログの最初期はこのブルゴーニュを使ってました。
形はやっぱりそれっぽいというかマニアっぽさがあるんですよねー、ブルゴーニュグラスって。
ただ、こちらの方が香りが中溜まりをするようなスタイルになっていて、あんまり均一感がもてない気が個人的にします。
この辺りは好みでしょうね。

因みに、リーデルは「ワインのタイプ毎に使い分ける」というのを推奨している訳ですが、私はそれはやりすぎだし逆にワインに対して統一性を持った飲み方が出来ないだろうと思っています。
その意味でも、一個スタンダードな形を定めるのがたいせつたいせつ~。

・ツヴィーゼル
大手メーカーとして、一部では絶大な人気を誇るのがドイツのツヴィーゼル。
リーゼルと同じように種類が豊富でありつつ、トリタンという鉛を含まないクリスタルで多様なシリーズが出ています。
価格も比較的安めで、リーゼルとの人気は二分・・・・・・知ってる人にはツヴィーゼルの方が人気かもしれませんネ。
で、私は初ツヴィーゼルにこんなの買っちゃいました。

ピュア・ループ・リースリング。
直線形状が特徴のグラスシリーズに外側にループカットで模様がついているといういわゆる「柄物グラス」です。
普通に考えれば、グラスは柄物で無い方がいいです(正論)
が、セカンド&白用が欲しい&ちょっと何か面白い事ないかなぁ~と思ってたら巡りあったのでした。
内容としてはツヴィーゼル・ピュアシリーズのリースリングと同様。したがって、機能がおろそかではありませんノヨ。
形状はかなりまっすぐとしたボウルが特徴で、同時に脚がかなり長く設計されています。
頑丈で重たさは結構感じられるのですが、ツヴィーゼルの中では唇に当たった時のひっかかりは少なめ。
急な傾斜がされているデザインでないのでスッと口に入りやすく甘味や樽などからくるアロマが強く出ます。
これで赤ワインを飲むと、驚くほど甘味とバニラ感が強調される事がわかりやすいでしょう。
よって、公平なグラスではありません。こういう「批評的な側面」を持つブログないしそうしたテスト向けな飲み方などをする方には向きません。
が、味わいの出方自体は独特の強調をしてくれて、ループ柄もスワリングをした時にこの起動に沿ってやってみたり、線に色がかかった時の表情の面白さなどなど外観も魅力的!
傾きの異なるループの柄を利用して、スワリングの練習をしたり注ぐ目安をつけるなんて副次効果もあります。
ヘッドフォンなどでは「メーカーの個性、強い音域」などがあるように、これは「個性的な音」を出すヘッドフォン・・・・・・みたいな?
クセはありますが一本サブに持っておくとワインライフが充実します(私が充実してます)
白赤共に甘味と第3アロマを強調してくれるので、泡用にもいいかも。泡用の場合泡が出やすいようにカッティングが施されていたりするものですが、これはそういう事はないので逆に泡は感じやすいかなぁと。
ビールとか飲むのにもグッド。

最近、某ワインショップの有料試飲で使い始めたっぽいのがこの安価なグラス

ヴィーニャ・キャンティ。6脚でこのお値段、一本1200円ぐらいです。
しっかりとした出来のグラスになってまして、重たいし口当たりの厚みもあるし形状も普通といった印象のスタイル。
全体にちょっと細長めなのがツヴィーゼルっぽい特徴といえるかもですね。
ソムリエコンクールでの使用からみても、それぐらい「THE 普通」といった感じ。
しかしながら、格安な値段でそれなりの万能さをもったグラスという見方でいえばとても秀逸だと思います。
丈夫さや価格で勝負しているタイプのグラスです。割れてもショックが無い。
またはティスティング用として並べるにも悪くない。定番グラスとして買うにはそこそこな感じといえましょう。
ここからステップアップしてイイグラスにシフトチェンジするにも良さそうな、気軽に始めたい人向けの逸品ともいえましょう。

・オープンナップ

実はクォークスというガラスでない新素材が使われています。
このシリーズのユニバーサル版というのが2013年のソムリエコンクール東京大会で使われたのが有名。
で、新素材だし興味津々だったものですから、こっちの小さめのを購入。
形状がなかなか面白く全体の形状は小さいのですが、底付近の部分だけすごく広がりをもたせてあり、底の幅は一般的なカベルネグラスなどよりも広いぐらい。
そのかわり、上の部分はずっとスマートになっているという。
形状的にはブルゴーニュよりの作りかしら?
しかしながら、ちょっとすぼまりが強く、香りがグラス内にこもりがちというのが一点。
ちょっと内向的なキャラにワインをしがちです。また、大きさに比べると重たさアリ。
もうひとつが、口にグラスが当たってる感覚がかなり高い。新素材の分、グラスに厚みは感じられますし口に当たる部分はすぼめてあるのでクッと唇にかかる感じがします。
このあたり心地を良しとするかどうかは好みかも?なんですが、個人的にはあんまり嬉しくないですね。
(この狭まりもあって洗いづらいし・・・)
ただ、新素材の固さというのがちょこっと叩くだけでもわかります。むしろお店向けのアイテムかもしれませんね。
スワリングのしやすさ、こぼれない形状なども含めてバーやワインショップで使うのが吉?

・ロブマイヤー
もしも貴方が「たっぷりグラスにお金をかけたい」というのであれば、まずはロブマイヤー。
伝統工芸の域のハンドクラフトであり、かなり高いシリーズではありますがバレリーナの出来は本当にお見事です。

某デパートで使われているのが確かこのバレリーナ・ファイブ。
形状自体は小ぶりで、一般的なティスティングに比較的近い形をとられています。
が、その口当たりの空気感!薄いかどうかを気にしないレベルという凄まじいクオリティを魅せつけられます。
さり気なく匠の仕事。それをやってのけているのですね。
正直、すごく欲しい。けど高い。
万能性はこのファイブでも充分高く、ありとあらゆる飲料の価値を高めてしまう魔性のアイテムです。
ヘタにワイン買うより、これの方がプレゼントにはイイぐらいです。

☆そのほかのワイングッズについて

・ワインのフタ
意外と皆さん考えちゃうのが「抜栓した後の栓」です。
これが論議になるぐらいに色々な人がいるんですね。
スクリューもスクリューを締め直さないでって人もいるぐらいですから。
さて。私の場合は「スクリューキャップはそのまま使う」「コルクの場合は簡単なフタにする」という形をとっています。


自分のと同系統が見当たらなかったのですが、多分おんなじタイプがコレです。
これで簡単に止めるだけ。これが一番手軽で考える必要がなく、また時間経過について「普通の結果を示す」と考えてます。
なんだかんだで私、3日間あれば飲みきっちゃいますしネ。

論議の対象になるのと言えば、バキュバンという空気抜きや二酸化炭素なんかがあげられるかと。

私も買ったなぁ^^;
で、今はどうしているかというと「サッパリ使ってません」ナノデス。
理由はフタとしても使いづらいし、そもそも空気を抜く行為によって保存の質があがらないと私は判断したから。
シコシコやるの無駄です派に半年ぐらい使ってなりました。
バキュバン大好き派と否定派といるワイン業界で、某大手のティスティングカウンターは必ず一回ごとにシコシコしてる反面、そんな事すると逆にワインが死ぬぞと考えている人もいる、と。

自分で使った事が無いなかでは、ベラボウに評価が高いのがアンチオックスタイプ。

脱臭炭だかなんだかのような効果で酸化を防ぐ?みたいなアイテム。
私自身での使用はしてないのでなんともかんともではありますが、使っている某ソムリエ曰く
「一週間どころか三週間ぐらいは味が落ちない」
「味が落ちなすぎて知り合いの開発担当となんで今までこのアイテムが存在しなかったんだ!とキレ気味に語り合うぐらいだった」
などなど。マジ?とは思いますが・・・・・・
使ってなくてもわかる欠点として寿命がある程度あること(それでも数年キープするらしい)それと構造上横向けにしてはならないという点があるかな。
どーしても、味を低下させたくないという方はバキュバン買うよりコッチがトレンドです。


・デキャンター
ワインの澱を沈めとって呑めるようにするための器というのがあります。


カラフェとかデカンターとかも言いますが、まぁどれも同じで、この中に一度入れてからグラスに注ぐというヤツですね。
これ、日本では「神の雫」のせいで(あの漫画の中でも最も狼藉だったひとつ)ヘンにデキャンターがワインには必要だと思われているところがあったりなかったりします。
これに入れて空気を触れさせることによって花開くという・・・・・・
が、遥か80年代のワイン教本やティスティングガイドですら「澱を除く以外に効果はないぜよ」とされています。
私が定本にしているマイケル・ブロードベント氏の本でも「ほとんどのワインにおいてはする必要性はない」ととっくにされているのです。
まぁ、なので、本気で古酒に挑む度胸がある人のみが買えばいいと思います。

などと書きながら、実は私は自宅でのボトルを買ってのティスティングでは一度はこれを使ってみることにしています。


ポネンテ、というアイテムなんですが、簡単に説明すると「綺麗に注いだついでに簡易にデキャンタ(エアキュレーション)しちゃおう」というアイテム。
イタリアソムリエ協会が何と認定しているアイテムでもあったり。
わかる人には「フィルムタイプのポアラーにへんなプラい形のギザギザつけたら数倍の値段で売れるようになったというアコギな商品」なんでありますけれども。
何故か?
ようするにこのアイテム、強制的に参加させる装置なので、早い段階から「ワイン自体の耐久力」を計ることが出来るんですね。
中途半端ですし加減もいーかげんなアイテムなので「数日程度それなりに放置した状況」を何となく覗きたい時、または開けたてなのか若すぎたのか妙にタンニンを感じたときに使います。
酸化や空気への触れ方によってワインの味わいが変わる(コントロールが出来る)という事を実験したい人には向いたアイテムです。何も数千円だしてでっかくてかさばるグラス容器を買う必要は0。


・ソムリエナイフ
まぁ、既に皆さん一本ぐらい持っていそうなものですが。
コルクを抜くアイテム、として私は何だかんだいってソムリエナイフを圧倒的に推奨します。
理由は、多くの簡単に抜ける系アイテムは「コルクを抜くという儀式性を減らす=ワインの雰囲気を落とす」からです。
いまどき、スクリューの方がよっぽど利点があるのですし安めデイリー派であればヘタすると必要なかったりするコルク抜き。もちろん楽に開けられる系はハズしがないのかもしれませんが、そこに技術ないし格好良さといいますかワインに対する見栄えが悪い。
ということで、なんだかんだいってリフィルを切って自分で刺して調節してテコで抜く。どうせコルクの入ったワインを飲むならこの動作をなめらかにキめたいものです。
それがワイン通のUTUWA!
とはいえ、それで高いのを買う必要もないでしょう。

憧れのラギヨール。
しかしながら、私はコレ系使ってます。

プルタップのライトシリーズ。そう、販促用小物とかでもたまについている奴です。
これ、便利なことにテコ部分(フック)が二段式になっていて力加減がしやすいんですね。
今の所使ってて大きくダメになった感じもありません。ザクザク使える価格ですから、コレぐらい持っておくとイイ感じ。

・セラー
お金持ちはフォルスターなり買いましょう!

では、そんなにお金持っている訳でもない場合はどうか?また必要かどうか?という話です。
私個人の見解としましては「温度管理をしたいのなら持ってたほうが良い」という感じ。
保管について私以前こんな記事も書いてますが、まぁ参考に
その上で、簡易で安いワインセラーを買う時に気をつけたいのは「温度を上げる加温機能の有無」です。
安いワインクーラーと書かれたものなどは「温度を下げる機能」しかついていないので例えば冬場シーズンに「温度14度で保管しないとなぁ」というのは出来ません。また、温度管理用としても使えない訳です。

私は主に温度管理したくてコレを使っているところがあります。夏場はどう転んでも危ない、ぐらいの気持ちで。
なお、静音とか言われているペルチェ式ですがちょっと前のデスクトップパソコンの駆動音より静かって程度なので寝室に置くのはそんなオススメ出来ぬ。
大体の場合、安い6本入りとかであれば「特徴」として温度をあげられる事が明記されている事も多いですから良く確認してみてくださいネ。
また、夏場はやっぱり弱い。というか信頼出来かねる程度なので本当にデイリー用にこのサイズは買いましょう。ヴィンテージワインを作ったり保たせるのは端的に言って無理、デス。

| コラム | 23:41 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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アルゼンチン最高峰の「アルゼンチンだけの最高のワイン」の恐ろしい実力。 カテナ・サパータ・エスティヴァ・リゼルヴァーダ・アグレロ1991

うぇるかむ!
連日希少品での更新となります。今回はアルゼンチンのカテナです。
・・・・・・え、カテナなんてそんなに珍しくないって?

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カテナ・ザカパ・エスティヴァ・リゼルヴァーダ・アグレロ1991
これでも?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
当ブログで扱った高額ワインでもトップ級の値段のアルゼンチンです
当ブログでもコレとか高いのもみてますし、定番レンジも値段が今だに変わってなくて良いですしデイリー価格のピノもなかなか良いゾ・・・どころか泡もなかなかだよというアルゼンチンの代表ワイナリです。
そんなカテナ、実は「輸出用ワイン」と「アルゼンチン国内用ワイン」で分けて作ってます。
これはカテナのホームページを見ればすぐにわかるコトなのですが、今回のワインはその中でも「国内用」の「最もスペシャルなキュベ」です。
201605192313185fb.jpg
ロットはこんな番号。なんか毛糸みたいなので包まれてるみたいなんですが、それは外してありました(ちょっち残念・・・)。
で、実はカテナのワインの中で最強なのは輸出最強ワインとされている「ニコラス」やその他シングルヴィンヤードものではなく、この国内モノとされています。
セパージュはカベルネをメインとしていて、他は他はフランとプティで意外とマルベックが入ってない模様(ちょっとこの辺り確定と言い切れる細かい情報とかなく申し訳ない)

さて、輸出用フラッグシップのニコラスと今回の代物、どれぐらい差があるのかというとアルゼンチン国内用かつ本数がやたら少ない為、ガチの幻のワインと化していて
「世界の高価なワインランキングの44位」
とかに入った事があります。ヴィンテージごとでなく、売ってるモノ全体の平均値でとったランキングだそうで。
どんぐらい高いの?というと、その年に関しては「ルロワのクロ・ド・ヴージョやアルマン・ルソーのシャンベルタンやフレデリック・ミュニエのミュジニーより高い」「プリュムのゴールドカプセルより高い」
で、逆にこれより上位はブルゴーニュのルロワ系とルーミエとDRC社が結構数以上埋めていて、その他メオ・カミュゼとかがインしています。
他はプリュムの更に高額やエゴン・ミュラーのアウスレーゼ、ポムロールのペトリュス&ル・パンの元祖シンデレラ達(なお5大メドックはランク外)、ローヌからはシャーヴ様のカトラン、イタリアは0本。
新世界のワインではスクリーミング・イーグルとヴィンテージポートと今回のこのワインだけが入ってます。
や、ヤバくない・・・?
私自身、正直に恥ずかしながらこのオファーがあって写メを送ってもらったときに「古いラベルの頃のシングルヴィンヤード系かな、珍しいなぁ」ぐらいに思ってた。
ですが、よくよく話を聞くと「噂にだけ聞いたことがあるアルゼンチン最強ワイン」で心底ビビりました。
というわけで、ビビりながらも呑みましたヨ・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ま、ママァーーー!おぎゃあおぎゃあ!!バブーーーーー!!!
ものすごいまろやかの真骨頂。お偉い方が「完璧な球体」とかいう謎の言葉を使ったりしますが、コレのことです。
あまりのまろやかっぷりに頭の中が完全に幼児退行を引き起こし、ひたすらにこのワインに甘え続ける事を望みます。
完全なるバブみ、純然たる究極のゆるふわキャラワインのひとつ。

色は強くあるもののしかしオレンジもエッジには入っていました。
香りにバニラとカシスがハッキリと感じられます。91年のワインなんですが、主要な要素はバニラとカシス。
紫の果実のパワフルさ、それをつつむミルキーさ、青みは殆どなく果実感とミルク要素の結合ぶりが尋常じゃないです。
どれぐらい尋常じゃないかというと、あんまりにも綺麗に出来過ぎていてパワーもあるし上述したように個性も書き出せるというのに「あれ、なんか良くわかってないんじゃないの私?」と幼児退行がスタートするんですネ。
で、呑む事でこのワイン真骨頂が出てきます。
圧倒的舌触り、まろやさの極地であり、もうそれはそれは・・・・・・ミルキーなタッチとカシスを主体とした果実要素、それらが極めてバランスが良く酸味甘味その他を完全な調和を持って包み込んできます。
アタックからして超なめらか。くどさやキツさがなく、スーッと口の中にふわっと広がる。この辺り、もう擬音使うしかない!
もうなんなの?ってぐらいにまろやかです。語彙が完全になくなります。まろやか。
そこにちゃんとスパイスの要素や梅っぽい熟成感がはいってくるのが更にワインのレベルの格を感じさせるモノとなってまして。
オールバランスが良い状態。
これ、25年前のワインの味でないんですよネ普通。果実の質感と口当りは私の言う「ナパのメイドさん的ワイン」のそれより遥かに献身的。純度超高い。
もうなんか、いろいろ言葉にしても伝わらない。そういう域に突入しているワインだと思います。
とはいえ、アニメで例えるなら程よく巨乳の甘えたくなるお姉ちゃんそのもの。各アニメおよびゲームのあらあらまぁまぁお姉さんを各自で思い浮かべていただきたい。
そして全力で甘えたい。恐ろしい程にこのお姉ちゃんのヒモになりたい。いや、むしろ呑んでいる真っ最中はもう裸でただ抱きしめられて頭撫でられているようなモノなのではないでしょうか?(何言ってんだコイツ!?)
っていうか、もしかして、私はワインを飲んでいたのではなく、そういう状況の中にいたのではなかろうか?胎児の夢だったのではないか??(何いって以下略)
ば、ばぶぅ・・・(何も言えぬ)

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで測るものではない。
こんなモンを前にしてこの項目が必要あるか話す必要がない
コスパ項目を明確にワインの加点評価に加える、というのが他ではあんまりない特徴である当ブログですが、このクラスのワインを呑むときはぶっちゃけ邪魔でしょうがなかったりしてます。
そういう域に達してしまっており、価格もレアリティも中身も非常に高い。でも呑める機会があるならば全力で挑んでいただきたい。
日本においては値段以上に機会がないのが残念っていうか、カテナこのやろうもっと放出しろ!と殴り込みにいきたくなります。
今年最高の赤ワインの可能性があるんですが、余りにも幻すぎて一位にはしないかもってレベル(や、これ一位にするとただの自慢になっちゃうんですよレアすぎて・・・)。

というわけで、カテナ・サカーパ・エスティヴァ・リゼルヴァーダ・アグレロ1991でした。
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グラスの注いだ写真もとっておけばよかったんですが、何故か同じラベル写真だけとってうっかり失念してたりしてまして、しかしながらそんなこんな超えて美味かった事を記せねばならぬ・・・・・・
いやぁ、異次元でしたね。カテナは本当に世界トップクラスのワイナリなのでした。っていうか多分、アルゼンチンがスゴイんじゃなくてカテナがスゴイんだネこれ。
まぁ、そんなカテナもまさか遠いアジアの国で自国の誇りを呑まれかつ幼児退行されてるとは思ってもないでしょうけどネ!

や、この段階で超美味いんだけどさー




おっ・・・おねえちゃんっ!!!!!!!!!!!!!

| アルゼンチン | 00:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヘヴライ語に強烈な何かを感じる。 レッド・ポエトリー・ワイナリー・カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルヴ2004

うぇるかむ!
当ブログ、たまーに珍品でも更新してたりしますが、今回も日本ではかなりの珍品ですヨ。
イスラエルです・・・・・・え、ヤルデンなんて常識じゃんwwwwですって?

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レッド・ポエトリー・ワイナリー カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴ2004
残念!イスラエルもそりゃワイナリ色々あるのよ!!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥?
うっひょー、ヘヴライ語ですよ奥さん
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英語部分以外が何書いてあるのかさっぱりわからん
一応他国でも呑まれるのかな?みたいな感じで最低限の部分は英語が配されてますが、ヘブライ部分はもはやイラストと我々思うが如し。
20160518125000a65.jpg
あー、うんうん、住所そこなのかうんうん・・・知るかッ!
で、日本のサイトで調べてもわずかに「イスラエルのワイナリーツアーの情報」の中にワイナリの名前があるのと、ヴィニなんとかに登録されているのしかなく・・・・・・っていうかヴィニなんとかに掲載してるの一緒に呑んだメンツだわい!

という事で、わざわざ英語検索したりしてみました。
どうやらワイナリは2001年に出来たワイナリで、いくつかのシリーズをつくっており今回のリザーヴは上位側のモノにあたるもよう(フラッグシップは別にあるっぽい)
植えたのもその頃からのようで、品種も国際品種とよく言われるカベメルピノシラーやシャルドネにリースリングにプティとか・・・・・・
公式を調べたところ、ボトルには蝋の飾りがつけてあったりしたみたいなんですが、


こんな感じにね。
この時のボトルにはそれはどうやら取れてしまっていたようで。
詳しくはHPで!とも言えなくもないんですけれども、英語サイトどころかヘブライ語なので割愛しときますネ。
Red Poetry wineで検索すると、英語で情報を掲載してる記事とかもあるのでそれで見るのがいいかな。
ということで、極めて珍品なのですが、その実力や如何に?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
お、熱帯地域っぽいあまあま系
2004年というなりにそこそこに熟成要素も見えるものの、かなりアメリカン・・・・・・いや、濃い目スペインみたいな印象のワインとなっていました。
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色はかなり褐色はいっていて、如何にも古酒な感じ。レンガまではいっていないものの赤さも朱になりかけ。
香りにしかしまず甘い印象を受けます。
しかも、少しキャラメル感が残っているという。どことなく熟成要素がなくもないのですが、強いバニラとキャラメルの要素があってむしろポップコーンみたいな?
味わいも同様に甘味部分にキャラメルっぽさが強く感じられるのが最大特徴。
甘味の出方が、あとあとから感じられる少し枯れた花っぽさや梅を感じた時にものすごくチグハグとするぐらい。
ミルキーさの中にそこそこにチーズみたいな部分もあって、そこが苦手では私あったんですけれども、しかしながらこの果実や風味の印象と甘さのギャップには驚かされるのネ。
そういう要素が個別に感じられる部分が新鮮で、多分ブラインドしたら「古めのモナストレル?」って自分は答えるんだと思います。
私もちょっと想像になっちゃうんだけど、ちょっと前・・・まさにこのワインの頃のカリフォルニアワインってこんな作りが多かったんじゃないかしら?
あんまり青みがなく、結構日本人好みな味をしているんじゃないかと。
全体に甘々キャラでありつつ、少し大人びた部分ももっている南国キャラクター。
っていうか、今気づいた。アンリちゃん!左門くんはサモナーのインフルばばぁ!!(突然の発狂

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで測るものでもない(日本に正規輸入される日はくるの?)
自分でもなんで日本で呑んでるのか不思議なワインですからネ
いや~貴重な経験させていただきました~~・・・としか言いようがないッス。
まず普通に当ブログ見てる人が「買うか買わないか」の判断に至れません。
なので、イスラエルのワインを考えたいみたいなのの参考文献としてココに記す。みたいな?

というわけで、レッド・ポエトリー・ワイナリー・カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴァ2004でした。
いや~貴重な経験させていただきました~~(大事な事)。自分的にはこういうのが楽しめるって超ワクワクするので、出てきた段階で大変楽しませていただきました。
果たして、このワイナリが日本に流通するのか、したら面白い気がするんですけどネ。
あ、でも最後に一点。
20160518125024340.jpg
大事な情報をネックにだけ貼るのは勘弁するのじゃ!

しょうがないからヤルデンのっけとくけど、最近のヤルデンよりはこれのが美味しい気がした。


今私がジャンプで一番好きな漫画は左門くんとハイキューと相撲。
ヘヴライ語が読めるゲス主人公を追う褐色巨乳アンリちゃん最高やネ。

| イスラエル | 22:10 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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まさに旨安ラングドック白。エメ・ギベール追悼も兼ねて・・・・・・ ガサック・クラシック・ブラン2014

うぇるかむ!
今年もワイン業界、大御所が亡くなられる話がドシドシあがってまして、お悔やみ申しあげるしかありません。
で、ついこの間、エメ・ギベールというラングドックのスターも亡くなられたそうで・・・・・・今回はふと、そのワイン最近呑んだなぁと思いまして。

201605172107159d3.jpg
ムーリン・デ・ガサック・クラシック・ブラン
格安レンジなんですけどネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体はなんかこう、ジョエル・ロブションワインに激似。多分ロブションが似た感じ?


まぁ、ようするにテーブルワインにありがちといえばありがちな黒赤デザイン。
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裏も普通めかな。(余談ですが、アルカンさんの取り扱いがなくなるって話を聞いたことがあるけどホントかな?)

作り手はマス・ド・マ・ガサックと言っていいとは思うのですが、これは最近このレポートを見てる人も多いでしょうから割愛
その最下層に位置するのがこのクラシックシリーズで、ガサック自体の値段が通常そこまで高いモノでもないのですが、これになると更にお安く消費税込みで1000円ちょいというネ。
品種構成もメインのガサックとは違いソーヴィニョン・ブラン 40%、クレレット 30%、ヴェルメンティーノ 30%(アルカンインポーター引用)。
当然、今回のエメ・ギベールが積極的に関わったわけではないでしょう(引き継ぎできてるワイナリですし)。
そんな訳で、あくまでも格安ワインなのですが、ラングドックの英雄としての格はどの程度保たれているものか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(ただし冷やし目で)
テーブルワインとしては上!
なんというか、ワインをちゃんと知らないようなカジュアルレストランでも使えちゃう感じの味です。
どういう事かというと、コレ、冷やし目でなかなかイけます。ブレンディングが意外と面白い効き方をしているように思います。

色は薄めの黄緑。新モノらしいカラーといえるでしょう。
香りもストレートにライムやグレープフルーツ、それにちょっとした花感などなのですが、そんなにシロップすぎないのがいいところ。
これが温度が高くなると段々とボケてきて、いきなり青みの部分の面白さがなくなるので注意(味も同様になんかモヤッとする)
低めの温度にしていると、軸が途端に筋道が見えるようになります。
恐らく、クレレットやヴィオニエが実は足すとSBより多いというのは結構でかくて、味わいもライム要素などはあるのにあんまり青臭さを感じないのです。
それほど複雑さはないものの、多少の蜜感や青緑の果実各種、黄色いグレープフルーツ、そういったポイントが抑えられており、甘味も酸味もほどほどにまとまっているという。
凄くテーブルワインとしての感覚をもっていまして、それらが複雑だったり高品質って感じではないのですが、主軸はしっかりしているから逆にダレた感じもないんです(冷やし目なら)
なので、冒頭の通り「冷蔵庫管理をワインにしちゃうようなレストラン」の方が美味しい可能性アリ。
ということは、つまりこのくらいの価格を優先的に買う人も大体おんなじ程度の管理でワインを呑む=最適な状況でワインが出てくるという図式が成り立つのではないかと。
そんな訳で、異様にカジュアルに飲めちゃうのがいいんではないかなーと。
ただ、あんまり日持ちしません。ちょっとヘンなくどさが出るのは早いかな。
あくまでも、カジュアルな萌えアニメって感じで、キャラ自体はそれなりに可愛いしサクッと見れるんだけど後世に残らないポジション。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
1000円アンダーなら、ケースで買って適当管理にぴったり?
というわけで、個人的には何度も書いてのとおり「ワインにそんなにこだわらないお店のグラスワイン」というのが一番魅力的に使える場所なのだろうと思います。なんというか、業務用白ワインって感じ。
そのぐらいにこのワイン、普及するなら悪くはないと思える出来栄えであり、1000円アンダーならなかなかだと思うわけです(1500円だと途端に♥♥♥とかつく。安い価格帯の微差ってそういう事)。
なので、ザクッと白ワインを呑みたいとか気楽にキュッと白ワインという用途においてはなかなか適しているように思います。
これこそスーパーのワインって気がしないでもないけど、案外スーパーで置いてるの見たこと無かったり。

というわけで、ガサック・クラシック・ブラン2014でした。
あくまでも超カジュアルなワインなのですが、価格まで含めると本当にクラシックな値段をしている訳です。
ラングドックにグランクリュと言わせるようなワインを作っていた一方で、こういうテーブルラインもちゃんとこなせる辺り、器用なワイナリだったのだなと思いを馳せるのでした。

値段で見る必要はあるとは思うけどネ。


これとかそんなポジだった気がした(あんまり覚えてない)

みつどもえ 1 [ 高垣彩陽 ]
価格:5313円(税込、送料無料)


| フランス | 21:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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思わず最高の白ワイン(暫定)を開けてしまう味!? ドメーヌ・ジャン・フィリップ・パディエ VDF ミルイーズ 2014

うぇるかむ!
やぁ、地震が怖いですネー(如何にも関東方面っぽいコメント)
さておき、そんな訳でなんだか更新を早めにしとかないとなぁみたいな気分に駆られたので朝更新したのに夜もやろうかと。

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ドメーヌ・ジャン・フィリップ・パディエ・ミルイーズ2014
あー、自然派って感じたらかなりのレベルの人だと思う。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(地方的には+♥)
ラベルちょっとオカルトチックよネ
3つの目を表したワインらしいのですが・・・えっと、3つ目は何処!?
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裏、ないんですヨ。

作り手であるドメーヌ・ジャン・フィリップ・パディエのまさにジャン・フィリップ・パディエ氏ブルゴーニュ育ち。
が、故郷がフランス南西・・・つまりルーションの辺りだったんだそうな。
で、2003年頃から畑を集め始めルーションの自然派として活動を今もやっている人です。
200人ぐらいしかいない村とかで、点在してビオディナミな畑を持っているのが特徴で、感覚としてはスペインとかの自然派の方が余程近いのかも(今回のもあくまでVDFだし)。
カルトめな自然派によくある「一度きりのワイン」とかも作っていて、ルーション版自然カルトと言っていいのかな。
さて、今回のこのミルイーズは「この土地でワインを始めるきかっけである家のルーツ・・・祖父母の名前をミックスした名称」で作っているモノで、グルナッシュ・グリ、マカブー、グルナッシュ・ブランの3つを主に使っている模様(多分セパージュの正確なパーセンテージなんて考えてません)
フラッグシップに位置するワインであり、VDFという超下層な枠組みになっているにも関わらず、なんと8000円オーバー。1200本しかつくってないぽい。

そんなワイン、私がなんで呑んだかというと既に抜栓済みの代物だったのですが、先日のワイン会のお土産にいただいたからです。そうじゃなきゃ買わんて・・・(憂い)
なので、経過日数不明かつ中身が別の可能性もある(無いと信じていますけど)といったぐらい確定状況でないのはお察しいただきたく思いますが、このワインですね・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
確かにすごかった
いやー、びっくりぽんですね(微妙に今更はまってる)。
すごく綺麗な作りのワインとなっていて、スペイン近くっぽい濃厚さは全く感じさせません。そこにあるのは貴賓、美しさ、精錬として洗練。
イメージしたところの味わいが


これに近かった。つまり、新モノ白ワインとして満点ってことです。
あんまりにコレを思わせるモノだからタイトルの通り、
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アルヘイトを開けて検証するぐらいだったよネ

色はそこそこにゴールデンが入りつつありましたが、ちょっと日数による気がするので不明とさせてください。
香りからして白い花、栗きんとん、グレープフルーツのミックス。それらが程々だけど、しっかりとしたモノを感じさせてくれます。
たとえばカリフォルニアだと強烈だったりするし、逆にブルゴーニュだと香りを取る事自体に苦労したりする訳ですが、そういったなかでいい白ワインって「最高に丁度いい」んですヨ。
まさにそれ。
すごく丁度良く、フレッシュだし華やか。
味わいもそうした花のタッチやグレープフルーツを最初から通しつつ、マロン系の甘味、ミルキーなクリームっぽさを経過し
「あー、品のいいモンブラン!」
となりつつ、杏やレモンの酸がちょっと効いてて凄腕感。
そのまま杏などのオレンジ果実の要素を比較的残しつつスーッとデクレシェンドのフィニッシュ。
アルヘイト・カルトロジーと比べると、オレンジ果実要素が強いのが特徴で、そこは品種および日射感の違いなのかな?とかはちょっと思います。
アルヘイトのがジャスミンティーとかの茶葉の綺麗さが残るのに対して、こっちは枇杷だったりとかのオレンジ色の小さな実が思い浮かぶ。
とはいえ、とかく品性がよくて綺麗な方向性は近い・・・ので、当ブログ読んでアルヘイト・カルトロジー2014が好きだった人は確実にハマります。
果実感が弱いとか、中抜けしてると思われる方もいる可能性はあるんですけれども、これはそうではない(断言)
そして、ルーションで想像しうる「意外と渋めで、パワーで戦うマッスルなワイン」とも真逆(断言)
芯はあるけど、明らかに文化系のキャラクター。超絶美化された、日陰の文学少女。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(場所とか規格とか無視したら+♥?)
8000円のVDFを買う勇気が必要なのが最大の欠点
このワイナリ、基本的に値段が3000円からスタートしてまして、それで地域はルーション。安旨のルーションです。
著名な評価雑誌で最高評価!みたいな事もなく、しかもVDFにこの値段を果たして払うか?コスパって話をすべきか?
っていうと、最高評価には当ブログ的に出来ない。それでも4つつけてるのは単純にアルヘイト同様に私の好みにはドンピシャの白だからにすぎません。
なので、万人にはオススメ出来ないのが残念なわけですけれども、恐らく確かに非常に美味しい新モノ白。
私から言えるのは「一度買ってお試しあれ・・・」です。

というわけで、ドメーヌ・ジャン・フィリップ・パディエ VDF ミルイーズ2014でした。
小規模かつ少数の自然派カルトらしいアイテム。で、そういうタイプが好きならなるほど注目すべきワイナリな感じがします。
単純に今すぐ呑むならフランスの白ワインとしては最高峰かもしれないッス。ダグノー様とかでもすぐに呑むとしょっぱさ目立つしネ(モンラッシェなんぞただの塩水な事多いし)。
世の中、、本当に恐ろしいワイナリが知られてないものだなぁとひしひしと感じたのでした。

安くはない。


なんでかこのタイプの白はさとりん(それも二次創作での超絶美少女モードな)が良く思い浮かぶ。貴族趣味で見透かされてる感じっていうか・・・

| フランス | 23:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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南アフリカは熟成する!今は失われたワイナリですら!! オーク・ヴィラージュ・シャルドネ&ピノ・タージュ1999

うぇるかむ!
早速、昨日のワイン会で出たワインにて更新しようかと思います。
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オーク・ヴィレッジ・ピノタージュ&シャルドネ1999
あ、実は私、事前におすそ分けして引き取ってたのも呑んでたんですが・・・コレがすごい。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体はチリとかカリフォルニアみたいなシンプルスタイル。可不可ない、目立たないタイプといえるかな。
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裏ラベルも特段ふっつーに見えますでしょう。
ワイナリは実はもう存在しておらず、このラベルをとある所でうpしてたら、かのお酒のマスダさん(南アフリカの専門インポーターさん)から
「ウチでも一瞬だけ扱ってた、素晴らしいワイナリですよ。懐かしいと思いましたわ」
と、驚かれるぐらい。ちなみに、最下層のラインではなく一応ミドル級ポジだった模様。今となっては定価も今ひとつわからず・・・・・・

このワイン、何がすごいかというと1999年というヴィンテージにあります。
「1999年の南アフリカのタージュとシャルドネを今飲む」
という行為のすごさです。
フランスだとかアメリカだったら別段凄くもなんともないんですが、事ソレが「最近になって人気が出てきた地域」においては古酒がガッツリある段階でかなり貴重なんですネ。
ニュージーランドとかオーストラリアでも90年台の、それも著名でもない人を呑むのはなかなか難しいと思います。
で、南アフリカに対してブームしている当ブログとしては、この体験逃すわけにいかなかった・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
両方共:♥♥♥♥♥♥♥♥(タージュの驚きに+♥)
タージュってめちゃくちゃ熟成するのな!?
驚くほど良かったりします。っていうか私、ピノタージュってあんまり良くないイメージがあって、基本的には今の南アフリカには不要なのではないか?ぐらいに言ってたんですけど、大きく考えを改めるに至りました。
ピノタージュは熟成が見込める品種です。それは、イタリアの大御所たるブルネッロ・ディ・モンタルチーノやバローロ(ネッビオーロ)に通ずる、「熟成が見込める品種」です。
ピノとサンソーというかけあわせであることから私もうっかり勘違いしてました。方向性が完全にイタリアの方を向いた地品種です。

シャルドネ
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色が琥珀に近いゴールデンなのがまずグッドなんですよ。ちゃんとした熟成をしている事がうかがえます。
香りにブラウンシュガーを使ったコーンフレークがあり、この辺りは新世界的といえるでしょうか。
そこそこ甘さを感じさせる香りではありますが、同時に熟成からくるタッチも。
味わいは酸味はハッキリと早くから感じられるのですが、それからコーンの甘みへの転換が早く、グレープフルーツ感がまだ残っています。
酸、甘味、それから塩っぽさもそこそこに保ちつつ、独特のフレーク感がある。
このコーンっぽい感じ、どこかピーター・マイケルっぽい気がいっつも先入観でありまして・・・(他の方はキスラーと例えている人がいて、それもなるほどと思う)
新世界の円熟した白ワインとしての完成。
余韻もそこそこに長めで、これが更に長く綺麗だといいのですが、多少そこまで味わいとエグさとか塩っぽさに首をかしげる人がいるのかなとは。
しかしながら、これほど「成功してるシャルドネの熟成」は私、経験が殆どありません。
しっかりとした骨格があればこそ、なシャルドネかな。



しっかり熟したお姉さんである。

ピノ・タージュ
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ヴィンテージが下の方にデザイナブルに書かれてたりします。

色は褐色が入り気味の赤紫。
香りに感じられるのは強い燻製肉!とにかく肉肉しいベーコンの香りと言っていいでしょう・・・ここまで肉なのも珍しいよね?
ただ、同時に紫の花の香りやアセロラ感がわずかに。バターもあるよって具合。
舌にいれると味わいも同様にかなり肉。スパイシー部分が強調されてて、ブワッと最初から最後まで広がる具合。
超ケバブ。
しかしながら、ちゃんと果物のソースはかかっているような具合で、特にアフターにはちゃんと赤と紫の果実の両方が出ているんですね。
そこそこ酸味も熟成分存在し、あとあとの印象はどこかランゲ・ネッビオーロやネレッロ・マスカレーゼに近いという。
ここまで強烈に仕上がって、初めてピノ・タージュは完成をするんだろうか、そう思わせるに十分なワイン。
圧倒的な個性とスパイシーなキャラにはびっくりさせられましたネ。


愛宕さんを先にだしたので安直に高雄・・・なんだけど、ガングロにした感というか、ガータースパッツが大事なのよ、OK?

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパではかるものではない(現存してたら満点)
だって売ってないモン!
ということで、まず存在が幻のワインなものですから・・・・・・うーむ、このクラスのタージュを何処かが見つけて大量放出してくれないものだろうか?

というわけで、オーク・ヴィラージュ1999でした。
ここのワイナリの人とかがいたら、まさか今になって評価されるとは思うまいという状態。
なによりも、タージュがこういう熟成をするとは、「この海のリハクの目を持ってシても見抜けなかった」と土下座するしかない気分。
いやぁ、びっくりぽんですネ。


| 南アフリカ | 09:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ラ・ゴッチャ・東京でレアマイナー地域ワイン会してきましたー。 ~というわけでまた更新出来るワインが増えたわけで~

うぇるかむ!
というタイトルの通りで、昨日はパカレで更新後、またワイン会に行ってまいりました。
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何度目家の白金台。

朝っぱらは料理だけサクサクーッと更新してまいります。
ここ、メニューが口頭説明だけで覚えきれないんだよネ。

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スタートはイワシとナスのマリネ。
初っ端から魚なのだけれど、南アフリカの古酒白との相性は・・・普通?
あれぐらい強く、酸も出てないと魚とはあわせるのも難しいのかなと改めて感じました。
あんまりイワシらしさが強調されてないにも関わらず、である。

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真鯛のフリット・・・・・・って紫キャベツサラダにしかみえねぇッス!
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安心してください、ちゃんといますよ(このお笑い芸人だっけ?もう消えましたよねっていうか最初から流行語云々の話題まで存在してませんでしたよね本当ユーキャンの流行語大賞って・・・・・・)
さて。
なんともブリティッシュな料理で、以外と葉物がしっかりゆでてあるのが特徴。
あんまりココの料理は食感で緩急つけたりせず、全体に食べやすい仕立てになっているのだなと妙に納得。
フリットもカラッと薄衣。
タージュ古酒などと呑んだのですが、その仕上がりは上々。

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ウニのショートパスタ。形もちょっと変わったパスタなんだけど、今ひとつ覚えていない。
っていうか、これ多分ペンネかラビオリのが美味しいんじゃない?と思わなくもなかったひと品。
ウニの臭みが消え、マイルドな仕上がりになってました。っていうかこれウニだったけ?ぐらいにウニっぽさがない(もしかしてウニじゃなかったのか!?)
ハーブもかなり味に影響して聞いており、これによって古めのカベルネと合わせるっていうのがコンセプトにありそう。

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セコンドピアットは豚とそら豆。
うん、ポークソテーにチーズぶっかければ美味しいのである。そら豆もやっぱり柔らかい。
本当にラ・ゴッチャさんは歯ごたえが柔らかい。
なんでこんなにそら豆を配したかというと、この日の大目玉がカテナの「アルゼンチン国内用」がだったため、それに合わせた・・・・・・んだと思うけど、チーズが多いの私ワインとあんまり合わせたくない派なのでそこ加減してもらえば良かったかな。

こちらのイタリアン、悪くないんだけれど、特筆して感動!って感じが毎回それほどしないのですが、それが今回特にメニューからは感じてしまったかなぁ。如実にグッド!でもバッド!でもない。内装の派手さに反して派手というよりは外れないスタイルなのかなぁと。
白金台の駅前徒歩3分未満という立地などは素晴らしい。酔っても地下鉄に辿り着ける!(これマジに大事であります)

そして今回呑んだのが
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こんな具合。主催の方がいつになく人を集めるのに困ったそうな。私から見ると過去最強ラインナップなぐらいだったんだけど・・・・・・

というわけで、また更新アイテムがたっぷり増えました、乞うご期待!

じゃぶじゃぶかけててびっくりした

| コラム | 10:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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去年のボージョレ・ヌーボー、呑んでみた ~フィリップ・パカレ・ボージョレ・ヴァン・ドゥ・プリムール2015を2016年5月中旬に呑むと~

うぇるかむ!
今日もこれから呑みに行くので、サクッと最近行ったちょっとした行為について。

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これを昨日飲み終えました。
もう一回書きますが、
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昨日飲み終えました

そう、フィリップ・パカレ・ボージョレ・ヴァン・ドゥ・プリムール2015
つまり去年のボージョレ・ヌーボーです。
当ブログ、何故か去年は変な方向にボージョレ・ヌーボーを呑んでまして
去年のボジョレーヌーボーを呑むとか、ボジョレーヌーボーで垂直するとか・・・
まぁ、そのなかで「ボージョレ・ヌーボーは良い作り手であれば熟成してもまた一興することが出来る」と。
で、自然派代表パカレアニキのならいいんじゃないかと思いまして、売れ残って2000円でワゴンにいたのを買ってきました。
リリースから半年後ってところですネ。

結果:ちょい崩れを感じたけど、呑めるガメイだった
というのがありまして、またガメイは決してイチゴキャンディなのが特徴ではないということです。
色は最近のボージョレ・ヌーボーらしく濃い目であるし、香りはあまり立ちませんがアセロラとかの強めの赤果実。
イチゴといえばイチゴなんですが、それはキャンディではない。ていうかミルキーさ全然ないんです。
味わいも同様で、赤果実に土臭さ、多少の葉っぱっぽさがついてまわるという図式。
この葉物要素はガメイっぽい?とも感じなくないんですけれども、これを呑んでボージョレ・ヌーボー的だと考える人はいない=ボージョレ・ヌーボー(ガメイ)とはイチゴキャンディの味がするワインでは必ずしもないという事。
それを改めて体験する事が出来ました。
ちょっと果実のボリュームも薄く、全体に「呑み頃を外してしまった」感じはあったんですけれども、冷やし目でサーブするとそこそこに呑める。まぁ2000円ならギリギリだよねって味。
定価4000円はちょっと厳しすぎるけどネー。

これがパカレだからであって、今その辺りに転がっているスーパーのワゴンのヌーボーはもっとゲテモノになっているんだと思う。
しかしながら、これはこれでまぁまぁ悪くない仕上がりになってたりしますヨ、というのを是非お見知り置きヲ。
ある程度ワインに慣れている人なら、敢えてのボージョレ・ヌーボー後年呑みは面白い発見ありますヨ。

え、なに、今みんなそういう事するの常識なん・・・・・・?


こんな気分か

人妻魂 [ 嵐山光三郎 ]
価格:1512円(税込、送料無料)


| フランス | 16:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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プレミアムナパおよび醸造施設貸出のハシリ?ナパの由緒あるワイナリのシックな逸品 ロンバウアー・ナパバレー・カベルネ2013

うぇるかむ!
書いての通り昨日は大量にワインを呑んでぐだぐだ本能寺よりぐだぐだになって帰ってきたわけですが、そうなるとどーしても色々呑んだ結果「結構時間がかかる更新」が多くなりそうだったり。
で、この23時から更新しようって時に、なかなかわかりやすくプレミアムなワイナリをと思いまして・・・・・・

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ロンバウアー・カベルネ2013
ランバウアーとも読むらしい?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルはあまりにもシンプル。ふつーおぶふつー。特徴が少ない・・・少なすぎる?ようなラベルですネ。
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裏は結構書いてる事が多い。

で、このワイナリナパとしてはそれなりに古くから大きな施設を持っているワイナリだったりします。
1980年にコン・クリークというワイナリから独立したロンバウアー夫妻が立ち上げたワイナリで、特徴として「カスタム・クラッシュ制度の導入」だそうで。
要するに、施設や機械の貸出しを行ったんです。
今の南アフリカの超スゴイ級ワイナリとかもまさに今、カスタムクラッシュ制度を利用してワインを作っている人が増えて輸入されているんですが(ラフィネインポーターの南アフリカは大体そのつながりだったりするみたい)それを当のナパで80年代からやってたのがココ。
で、その顧客がボブ・レヴィだったりハーランだったりドミナス(つまりレイルおよびムエックス様)だったりミウラだったり・・・・・・とかなりスゴイメンツが揃っていたんだそうな。
そんな中で、ほぼほぼカスタムクラッシュ制度の方で利益がとれちゃうので、ワイン自体はこのワイナリそこまで突出して評価にあがる事が少ない模様。
レストラン系の評価誌でのランキング上位にいることは多かったりするのですが、上に出したようなワイナリと比べるとひっそりめ。
果実も基本的には広域のブレンドとなっているようで。
とはいえ、グレート・ヴィンテージの2013年の、ナパをカルト発展前から見てきたワイナリが今現在作るナパカベとはどんなモノなのでしょうか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(シックめなの好きなら+♥)
こう、ベテランの味
手練がつくったかっつりとしたナパカベってな具合で、実にキッチリしたモノになっています。
甘ダレはせず、しかしミルキーさとミント要素を持ち、きっちりと仕えてくる。

色は濃いクリムゾンレッド。意外と赤みが入っているように思いました。
香りに濃い紫のカシスというのがドンピシャな要素がまず高く存在します。
同時にココア&ミントの要素は既にありますが、どちらも主張はしすぎません。
味わいも全体にはキッチリとした部分を多くだしつつも、甘味はそこそこ高め。
ただ、同時にタニックさも大きくあって本格派。
果実要素と醸造から来ているであろう香りが半々程度という具合がなんだか「良く調整してきているな」と感じさせる部分です。
全体には多少タンニンがかつバランス感覚で葉巻っぽさなども含めて、新世界・・・もしかするとナパよりもチリ?・・・らしさが感じられるスタイルです。
落ち着いているが地味すぎず、かといってメイド的要素がないわけでなく。
新モノヴィンテージとしてカツカツと仕事をこなせているので、恐らく熟成しても仕事は丁寧さを感じさせてくれるのだろうなーと。
なので、ベテランメイドキャラってキャラ付けも自分は、する。
老舗ならではのタッチ、みたいのを以外と感じ取れるワインだったなぁと思います。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
一万円ギリギリいかないけど、9000円は超えてくる。その値段だともっと感動的なモノはあるよね、というのが正直な所。
しかしながら、ナパカベとしてのお手本として捉えるならば高額帯のベースとして添えてもいいようには思います。
明らかに低価格のカリフォルニアカベとは別。だけど、その延長線上にはこのワインが存在するのだろう、という予想を裏切らない。
裏切らなすぎる辺りまでが、ベテラン的なのかもしれませんネ。
そういう地味さまで良いモノだと認識される方にはオススメ出来るんですけれども、そうでないとちょっと地味すぎちゃうかなとは思います。
ブラインドで強いタイプでないものネ。
でも、これを美味いこと使いこなせたら超手練だし、ナパワイン解ってる感がものすごく出る。そういういぶし銀さん。

というわけで、ロンバウアーよりカベルネ2013でした。
ナパカベのいい感じをとても良く表しつつ、しかしコスパで見ても品質だけで見てもあと一歩踏み込みが欲しい気はするワイン。
その分、料理とは合わせやすそうだったりしますし、本当に使い手を選ぶ玄人の為の逸品。
こういうの飲むと、たまにホッとしますよネ。

値段がそこそこしちゃうのがちょっと残念め


拳銃持ってない回想シーンだとシックなメイド長だよねロベルタ

| アメリカ | 23:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワイン東京2016に行って酔ってて

うぇるかむ!


というわけで業界向け試飲会に潜入してきました。
コミケみたいでした。ほぼほぼコミケ。
で、酔っぱらいです。もうだめだにゃー。
マスダさんのご招待でいき、そこは全部門呑んだのでいいタイミングで更新したいです。
あと東急百貨店のソムリエさんとか、ワールドディガーのストームさんとかとあってびっくり。

ストームさんからゴチになった。あざーすー!
あ、だめだ寝ますーーー

| コラム | 23:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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やっぱりソアヴェは・・・最高やネ!と思わず唸る珠玉のフラッグシップ アンセルミ・カピテル・クローチェ2013

うぇるかむ!
ここ最近スペインで何故か更新しており、そして唐突に何故かコレを紹介することを忘れていたのを思い出しまして・・・・・・

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アンセルミ・カピテル・クローチェ2013
ソアヴェにしてソアヴェでない、最高峰のガルガーネガ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
ガルガーネガといえばアンセルミ。アンセルミといえばガルガーネガです。
ラベルはもうほんとこれだけみたいな超シンプルさ。っていうかこのインポーターさん、アンセルミしか仕入れてないよね?って感じ。

アンセルミに関しては
何故かレアルダという赤と
すごく初期の頃に最下層のヴィンチェンツォで更新しておりますので詳しくはそちらで
で、今回のカピテル・クローチェがフラッグシップであり「世界初の樽発酵を用いたソアヴェ」として知られています。
なにげに唯一のアンセルミ現行ラインナップでのガルガーネガ100%の通常スティルだったり。
ワインレポート山本氏が絶賛してたり、とにかく有名なソアヴェなものの店頭でおいてある事があんまりないワインでもあります(私も今回はネットショップで購入です)
さて、その実力といえば・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
思わず、すっげぇ・・・と惚れてしまう魅惑さ
いやー、すごいです。率直に申し上げてスゴイ。
新モノ白ワイン(熟成していない白ワイン)としては完璧な出来。見事なバランス、質量の高さ、そして個性。
申し訳ないけど、白ワインのno1品種はシャルドネであって欲しい。だってこのワインが安く買えることの方が大事だもの・・・(ソアヴェの作り手に謝るべき発言)

色は比較的若々しく黄緑よりですが、通常版よりは濃い印象あり。
香りがまずラ・フランスと普通の洋なしと日本梨と・・・それらをミックスしたようなめくるめく梨果実要素。
それらは甘さを提示しつつ、スッキリとした香りとして維持しています。この香りのバランスからしてもう「うぁ、いいなコレ」という具合。
そこそこにバニラ感があって、温度が多少あがると「梨のパイ」っぽくなるのも特徴かな。
この梨っぽい要素が私はソアヴェのポイントで、また好きな部分なのですがそれが余すことなく含まれています。
味わいはもう口当りからまろやか。上記青緑果実はジュースからソースになりソースからジャムになり・・・・・・順をおいつつ、そこにフレッシュな蜂蜜の甘さが+される訳です。
しかも最後までひっかかるような要素がなく、その甘やかさの要素に頼り過ぎない。
酸のタッチやミネラルーって気分の塩っぽさがちゃんと支えてバランスをとっているのです。
感覚はデザートワインすら思わせるのに、最後の味わいの部分では梨果汁がスッと通り抜けるフィニッシュ。
驚愕のワインだと思います。多様性、個性、そうしたものが最高峰の白ワインの域として充実している訳ですからネ。
ソアヴェの味わいが勿論ベースであり、つまりガルガーネガの個性がたっぷりと出ている。
なので、シャルドネとかと比べるのは実は全く味の方向性からして違うので、その点では多少好みが出る・・・・・・とも思えないいきでの美味しさ。
多様性が高くて、品があって、しかもゴージャス。充足感が高い白ワイン。
まさにクールなヒロインの風格を完璧に収めた、究極の職人肌。青いドレス。服が乱れてないしセクシースタイルすぎないのに、もう困惑するぐらい魅惑的。
最近のアニメとかだとそうですネ・・・なんだろ、高垣楓?ギャグとか言わない。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
3200円で世界最高峰の白ワインです
ワォ!これを呑んでないで安白ワインの話は出来ない!!
とは、サン・ヴィンチェンツォでも思ったものですが、それに+1000円でこれが出てきてしまってはもう仕方がないです。
南アフリカに値段でも戦える数少ない白ワインだと思います。などと、南アフリカ贔屓の私に言わせるワインです。
ラベルとかに派手さはないので、多少通好みなところはありますが、味わいのレベルは万人へのプレゼントに使えるハズ。
日常的にコレを呑んでしまうと他の同価格ワインのほとんどが色あせて見えてしまうので、注意が必要です。

というわけで、アンセルミ・カピテル・クローチェ2013でした。
いやー、やっぱりこの作り手は最高だな!と思うには十分でしたネ。この段階で既に蜜っぽさは高いので、あんまり熟成するかは微妙なんですが、新モノな白ワインとして十分すぎる美味しさだと思います。
多分コレ、普及率が低いのって何よりも「こんなワイン仕入れたら他の白ワインが売れなくなっちゃう」からじゃないの?

本当の世界最高峰をこの価格で


まさに。

| イタリア | 23:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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お米と呑んでネ!?デイリーワインに秀逸なひと品。 パナロス・ボデガス・オリバーレス2014

うぇるかむ!
ちょろっと疲れる事が今日はありましてネ・・・そんな時にこんなデイリーとかいいような気がします。

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パナロス2014
先日飲みきらなければよかったなぁ・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的には+♥)
ラベルが斜め張りになっていて、しかもちょっと長いです。
なんともスペインらしいデザインだと思いますし、なにより
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主食と合わせろって感じのアイコンがかわいい

作り手のボデガス・オリヴァーレスは現在はパコ・セルバという方が運営している模様。
元々は売りワイン(バルク)の安い品を作っており、ブドウをもっぱら叩き売っていたんですが、ある時どこぞかのスペインのソムリエがこのワイナリが自家用にデザートワインを作ってるのをたまたま呑んで
「めっちょ美味い!ふぅー!!」
とテンションmax。市場に出たら人気も出て、今回のデイリーワインなども作り始めたそうで。
特徴は接ぎ木なしのモナストレルを主に昔から育てていた為、それをフルに使えるとのこと。
インポーターがつけたあだ名が「「大量生産型の単純でつまらない味わいは微塵も感じさせない究極のカリ・プリテ(コスパ最高!)」
一応自然派に属するのかな。そんな訳でデイリーワインらしさは多くありつつ、そこそこに評価がいいワインだったので試してみました。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
あー、確かにいいスペイン感かも!
モナストレルとしていい筋があり、後述しますが紅い果実感があるのが特徴かな。
その具合が確かにつまらなくない。いい感じです。

色からしてモナストレルとしては比較的赤みがつよいように感じました。紫っちゃー紫なのですが、ドッと濃くない。
香りに先にも書きました通りのラズベリーもちょい入るかな?という感じの紅い果実感が、紫系の濃い果実と良くまじります。
樽っぽさは(使ってないので)なく、その感覚はストレート。
味わいも基本のベースはモナストレルらしい濃いブルーベリーなどのジャミーさ・・・・・・なんですが、やっぱりここでも酸味に赤果実が少しはいるのがいいんです。
グルナッシュ効果が結構大きいかも。
また、濾過はしたりしているようで、無濾過の安いのでたまにある舌触りの悪い印象もないんですネ。
果実感の伸びと混ざり具合がなかなか良くて、最後までその感覚を忘れずに甘味酸味が豊かめ。
決定的な力強さ、という意味では少し物足りないですし総じて果実要素が主体すぎる部分も。
とはいえ、チャーミングで豊満さがあり、ついでにゴテゴテしすぎない所も合わせて「突き詰めてザ・テーブル」って感じがします。
これ、ものすごく使い勝手のいいワインなんじゃないかと思うんですよね。
いわゆる「合わせやすい赤ワイン」ということ。
まさに幼馴染のお姉ちゃん。あらあらうふふ系である。
癒やされたい・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
そして、確かにコストパフォーマンスが良い・・・
値段で見た時の欠点よりも利点が圧倒的に多いんですよね。そこまで感動的!というわけでは残念ながらないので、そんなに興奮はしないんですけれども、1500円以下でこれが常に買えるんであれば、スペイン全体をみても良い選択肢ではないかと。
果実の素養がこの価格帯としては高いように感じます。モナストレルらしさよりもデイリーワインらしさで良いって感じ?
というわけで、あくまでもカジュアルに使って欲しいひと品。スペインバルにこれがグラスであったら、丁度良い感じとってもします。結構最初から最後まで使えるんじゃないかと。
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というわけで、パナロス・ボデガス・オリバーレス2014でした。
実は前のヴィンテージとかも呑んでて、なんでか当ブログで記載しなかったんですけれども、デイリーワインとして秀逸な価格と味わいなんだろうと思います。
嫌味じゃなくフルーティーってこうだよね、そんなワインです。

サクッとケースで買える値段なのがグッド!


今、私に必要なのは甘えられる姉なのかもしれない(CV:シャア・アズナブル)

| スペイン | 22:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ピノノワールって白はかなり美味しいよね? ~という幕間記事~

うぇるかむ!
えー、昨日は博麗神社例大祭で大完敗したりスマフォを落としてなくしたりしまして、不貞寝しておりました。
何よりもこれまでのティスティングノート及び写真がバックアップ分しかなくなってしまったのが手痛い・・・・・・

というわけで、超簡易更新なのですがピノ・ノワールって白が美味しいよね?って話。
グリじゃないですよ、ノワールね。
ルーシーを飲みまくったワイン会の際に出ており、また以前当ブログでも更新した2つのワインなんですが、

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例えばゲオルグ・ブロイヤーのジュー。
すっきりとしたティストと安直にいえば土地らしい硬派な印象もそれなりにあって良い。
リースリングとはまた別の、ドイツらしさみたいなモノをどこか感じさせてくれるもので、または
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恐らくタカヒコのラインナップで一番美味しいのだろうナナツモリ・ブラン・ド・ノワール。
前にも書きましたが、ピノ全部コレにしたほうがタカヒコはいいんだろうなぁと思わせる甘味。
強すぎないまたオールド感は少ないキャッチーなデザートとして。

この辺りを呑んでいると
ピノって白で作るのかなり有効だよネ?
と感じざるを得ないのです。
もちろん、絶対数が少なく「そんなん作るより普通に赤くした方が高く売れるし・・・」というのが世の中なので非常に残念なのですが。
キワモノとしてこれらワインの存在を見るのはとっても勿体無いよなぁ、という駄文を重ねて今日のところはひとまず。

値段もそこそこキャッチーなんだよネ。




| コラム | 09:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ガーターベルトだ!やっほう!興奮しちゃうじゃないか! リビド・D.S.G.ヴィンヤーズ

うぇるかむ!
えー、明日はその、東方プロジェクト系の一大イベント博麗神社例大祭にサークル参加するので、それに合わせたワインをと。

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リビド・D.S.G.ヴィンヤーズ(ボデガス・ドン・サンチョ・デ・ロンドーニョ?)
年号は実は忘れてしまい、その為掲載見送る予定でもあったんですが・・・・・・まぁ、記念に。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(ネタにするなら+♥)
ガーター!ガーター!ガーター!
というわけで、ガーターベルトがラベルです。それ以上でも以下でもないっていうかそれが全てのワインです。ついでにワインの名前はリビドー=興奮。
お分かりいただけただろうか?
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裏にもセクシャルとか思いっきり書いてある。ワォ。

作り手に関しては、安ワインなせいかちょっと正確性に欠けるデータがポツポツ出てきてしまってちょっと困惑中。
というのも、ボデガス・ドン・サンチョ・デ・ロンドーニョというワイナリで活躍していたダビド・サンペドロ・ヒルという醸造家の方がいまして、その方が独立してD.S.G.ヴィンヤーズというワイナリを立ち上げたと。
で、その中の一本がこのリビドというワイン・・・・・・なんだそうですけど、これが何故かD.S.G.ヴィンヤーズで検索するよりもボデガス・ドン・サンチョ・デ・ロンドーニョで検索する方がひっかかると。
ついでに、ヴィンテージもNVの可能性まであったりでもうしっちゃかめっちゃか。
とりあえず100%ガルナッチャ(グルナッシュ)で作られた安めのワインってのは確か。
今回掲載するに至った理由は当然


いーざよい!ふわふわっ!さーくや!ふわふわっ!
と、明日がこのキャラクターとかが出てるゲームのイベントだから。ソレ以上の理由は、ない。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
あ、でも味超ふつうに濃い目グルナッシュ・・・・・・
中身に反して凄くあるある系やたら濃いグルナッシュなのでありました。

色からして濃い目の紫。
香りに出ているのもジャミーな感じのブルーベリー&ラズベリー。紫果実の迫力。
果実煮詰めました!って感じ全快なんですね。同時にそれなりにチョコっぽさが出ているというのも典型かしら?
そこまで強すぎるオーク感などではない点はグッド。
味わいもほぼほぼそのままストレートに濃い味わいで最初から最後まで通しています。
不思議と安めのこの手の濃いワインって「あんまり書くことがない」という印象はありまして、特別さが感じられないケースが結構あるんですがまさにそんな感じかな。
良くも悪くも「濃い目のまぁまぁ普通な子」という印象に収まっていたかなぁと。
ある意味ではこの手のタイプを知っていれば「ハズさない」という感じはまさに十六夜咲夜のホーミング弾。
なんですが、まぁちょっと無理やりかな。メイドさんっぽさ0だし。思いっきり安いアレなお店って感じのが近い。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(近場のお店で良く売っているなら+♥?)
というわけで、1300円のワインの普通どころを行っているワインです。
初めてこのタイプに遭遇したならお買い得に感じるかもしれませんが、そうでもなければそこまで興奮するワインでなかった・・・・・・というのが正直。
ラングドックにも同スペインにも南アフリカにも敵はけっこーいるゾ?ってな所存なんですよネ。
とはいえ、買いやすい環境下であればそれなりに使えるパターンも多いだろうとは思います。お肉食べたい時向けの味ではありますし。
レストランのグラスワインで供されてるのが一番妥当性が高い気がする、そんなキャラ。

というわけで、リビドでした。
エチケットの最高さに反して、あんまり個人的なガーターベルトのイメージに繋がらなかったのが残念なワイン。
それと思ってたより十六夜咲夜はガーターベルトしてなかったってオチ
まさに幻想だったネ!

今はヴィンテージ入り混じってる状態?




ほんと思ったよりもガーターしてなかった。




p.S
文章内で書いてましたが、


明日、このイベントに参加してくるのです(中の人が)。
き12Bという場所で言い値で缶バッチとか売ってるので、行く予定の方は遊びにきてね~
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| スペイン | 21:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ルーシー・マルゴーのバラエティ豊かな子達一挙更新! ルーシー・マルゴーより、ルッチ・レッド、シャルドネ、ルッチ・メルロ!

うぇるかむ!
昨日に引き続きルーシー・マルゴー!
球体シリーズの一挙更新だった昨日に対して、本日はブレンドなレッド、シャルドネ、そしてメルロというつまり「ピノ以外のキュベあれこれ」であります。

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本当だったら、これだけで3回も更新出来るんだけどネ!(ワインブログとしては非常に勿体無いプレイ)

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
本当に説明不要だと思ってますが・・・
オージー自然派で私大好きルーシー・マルゴー。世間的には実はヤウマの方が人気あるけど、私はルーシーが日本系アニメ絵をまた描き始める事を信じているヨ・・・・・・
で、ちょっとネタとして今まで取り扱ってなかった話を一応しておこうかと。
ラベルばっかりこれまで映してて、あんまり皆さん考えて無い気もするんですが、いわゆる小規模自然派(という無理矢理なジャンル分けされてる人達)というのは蝋キャップである利率が高かったりします。
今回のルーシーもそうですが、その派閥の人達や南アフリカの自然派系の小規模な人達なども蝋を使っています。
それは何故か。
密閉性が高いから?それが自然的なあり方としてふさわしいから?
いえ、正解はですね、
雰囲気がいいのとお金がかからないからです

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雑ゥッ!
実は蝋でコルクを一本一本閉じるのがお金ない人達の中では一番ラクで雰囲気が出るんですネ。
だから、こういう小規模な人達は家族総出で蝋をジャブジャブつけて止めてるという訳。
人力なので安定性0。衛生的にも実は良くないぐらいです。
そして、それぐらいお金ない中ワイナリやってるんだから、応援したくなるよネ?っていう。

さておき、それでは今回の3点をサクッと紹介。

ルッチ・レッド2012:ミクさんラベル。今年の正月はこの2013版でスタートしてますネ当ブログ。
何故か今更になって2012版が売っているのを見かけたので購入した逸品。ブレンドは年によって違うみたいですが基本的には混ぜ混ぜ。サンジョベーゼ、ピノ、フラン、メルロ、シラー辺りの何かしらをハゲちらかしたアントンおじさんがまさに散らかしながらブレンドしている「ルーシー版ハウスワイン」

シャルドネ2014:アニメ系の女の子だけど誰なのか不明。恐らく今のところ漫画風最後のラベル。日本には180本しかなかった模様。このシャルドネから醸造アシスタントと畑がジャスパー・ボタン氏によるジャスパーヴィンヤードになっている模様。超雑草がはえてる忘れられたような畑の(恐らく)メンドシーノクローンのシャルドネ。アントンおじさん曰く
「このシャルドネは薄くってね。ジュースにし ても他のワイナリーが収穫してるシャルドネと は比べようち無い位に貧相なんだ。それを更に フリーランジュースだけ古樽で発酵させたんだから、俺みたいにみすぼらしくて、だけど愛し たくなる程に飲み易くなっちまうのさ!」(インポーター訳コピペ)
と書いており、このワインのリリース頃からアントンおじさんは娘のルーシーに「このハゲオヤジ!種xけオジサンみたいでキモいんだよ!!」とか反抗期にあってるんじゃないかと私は推測しています。最近異様にアントンおじさんがハゲ散らかっている事が明記されるんですよね。

ルーシー・ルッチ2014:シャルドネはギリギリで従来のアニメ系ですが、丁度2014年モノからルーシーが美術系の学校に行ってから描いたモノになっているようで、絵の内容がガラッと変わっています。
これを喜んでいる人の方が多いらしいんですけど、私はルーシーの勉強が終わったらこのラベルも勉強の末のハルヒ長門になったらいいなぁと思ってます

そんな訳で球体とはうってかわってなシリーズ3点です。
さて、実際問題どうなのか?

香り・味わい(最大10PT)
ルッチ・レッド2012:♥♥♥♥♥(呑み頃すぎている?)
シャルドネ2014:♥♥♥♥♥♥♥♥
ルッチ・メルロ2014:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥

やっぱルーシーはメルロが、こう、最高やな!
っていうか、自然派のメルロって本当私の好みにドンピシャ率が高いのだと思う。
所謂so2無添加ビオに限ってはメルロはno1品種な気がしている今日このごろ。ルーシーやっぱメルロ超いいです。
また、ルーシーのワインはSSR級ワイン(お目にかかる事自体めっちゃ珍しい)ものの、長持ちはしないのではと2012からは感じさせました。2013のルッチ・レッドは美味しかった反面、肩透かし食らった感じがあったかなぁ。

ルッチ・レッド2012
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超ファンキーでイかしたミクさんだぜッ!
色は結構濃い目ながらクリアなレッド。
香りからしてちょっとライムと土臭さが見えてしまい不安になりましたが、味わいもちょっと残念な劣化感がありました。
まず香りの立ちあがりが非常に悪い。果実感よりも土っぽさと葉っぱ臭さが強く、全体にドンヨリ。
味わいもそれがそのまま反映されてて、酸がヘンに立ちすぎている(何とも劣化した感がある太刀筋)であり、サンジョベーゼ由来なのか葉っぱ臭さが異様にマイナスとして日数が経つほど感じられるという。
開けたてが一番ベストなのは自然派らしいっちゃーらしいんだけど、それでも果実感が割りとすぐにヘタれてしまったのでした。
たった1年でここまで違うのが「醸造の要素」「単純な年数劣化」など色々考えられるんですが、要素が多すぎて不明の域。
(ルーシーといえば自然派であるがままのスタイル、なんて書いてあったりしますが・・・ぶっちゃけアントンは「超醸造を計算して考えぬいているアーティスト」です)
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実はこんな夢の共演もしました
日本のsakeの萌えラベル代表、三芳菊酒造
この共演だけで記事がひとつ出来るぜふひひwwwとか思ってたんですが、書いてのとおりミクさん側が完敗しちゃったのでボツ記事状態でありましたとさ。

ねんどろいど ミクダヨー
価格:3085円(税込、送料別)



ルーシーのミクはミクダヨーどころでない状態になってたってオチ。

シャルドネ2014(ジャスパーヴィンヤード)
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これ多分ルーシー本人の似顔絵なのではないだろうか?
と、更新の為に自分の過去記事漁りながら思いました
なんらかのキャラかと思ってたんですが、多分そうじゃない気がする。

色は黄緑系で確かに薄み。
香りも全体にほのかな印象で、強い弱いで言ってしまえば弱い。けど、それがいい感じ。
シャルドネというよりは、私はソアヴェを思い浮かべるところがある香りと味なんですネ。
柑橘にちょっとしたりんごが入ったようなニュアンス。バニラ系はなくとかくスッキリとしてジュース的。
で、味わいもそのままサクッといけちゃう感じ。そして明るい。
本人が言うほどしかしシャバシャバな貧相さはなく、まぁ確かにシャルドネ全体でみれば貧乳な子なんですが、それは本質的な果実の良さとかとは別です。
そこそこ野性味もある草木感がのりつつ、柑橘の感覚はストレートでちゃんと力強いと思う。
その果実感をそのまま、最後まで筋を通して甘くもあり酸も乗せ、スッキリと仕上げてあります。
典型的な「自然派ワインを自然なワインと錯覚しうる」味です。これ、本当はもっと臭みがあるブドウだったんじゃないのかな?と思うんですよね。
非常にスッキリしているのに、どこかもっと呑みたい気がする、レストランワイン。


全く考えてないように見えて(っていうか話が進むに連れてタダのアホになった)星空は意外とコンプレックスと戦うキャラなんですよ。そういうこと。

ルッチ・メルロ2014
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カルトワインっぽさ全快になったなぁ・・・
その意味ではこれ、凄くラベルと実際の今の手に入らなさが直結してるんですが、まぁよし。

色はやはりレッド。クリアめながら少し濃い目です。
香りから赤果実の印象とバレンシアオレンジ、紫の果実、そして少しのアッサム紅茶。
この辺りの羅列からして、私としてはもう10点!な訳なんですネ(香りにちゃんと果実した果実を主体に紅茶とオレンジがほのかに出ているのが私の好みだ)
これら要素は混ざり合って何かが出来ている訳ではないです。良くお菓子になっているなんて私は言ってたりしますが、そういう組み合わさった感じではなく、個々としてアセロラだったりオレンジだったりプラムだったりがポンポンっと出てくる印象。
それらが混ざっておらず、バスケットに乗った絵として現れてる・・・とまで言っちゃうと逆にわかりづらい(神の雫現象)っすかネ?
味わいに関してもそれら要素が大きく入るのですが、メルロという事を忘れるようなスタイルを最初考えさせてくれます。
口当りが結構みずみずしい。っていうか水っぽいところからアタックするんです。
上記の果実的要素に加えて、シナモンスパイス、オレンジ、アセロラ、チェリー・・・それらがとてもナチュラルな形で口の中に広がります。
とっても穏やかな気分になるんですネ。ここにはオレンジの酸もあれば、紫の果実や赤果実の甘味もある。それら全てがフレッシュで全くもって飾り気がない。純粋で純血なナニカを感じる。作ってんのはハゲちらかしたオッサンなのにネ!
アフターもわりと水っぽい印象はあるかもしれません。が、果実の印象が極めて長いので力強いんです。
水っぽいとさっきから言ってますが、かといって柔らかさはある。
・・・これ、嘲笑されるのを承知で言い切りますが、ルーシー・マルゴー・ルッチ・メルロ2014というやつは「自然派系ピノの作り手の理想図ではないか?」と投げかけたいんですネ。
昨日書いたルーシーのピノよりも、ダヴィット・デュヴァン辺りのブルゴーニュの新進気鋭のピノの良さに通づるモノを今回感じました。
メルロですが、呑み心地と出来はピノの最上位と比べる方が妥当です。


ピノよりもピノなメルロ。ガブガブ呑める綾波系。

コストパフォーマンス(最大5PT)
コスパで測るモノではない。
最早手に入れるのが困難なのはどうにかならないんですかね?
見かけたら評価を低くつけたミクさんですら、買わねば勿体無いという域にレアリティが達してしまっている。
ネットショップではついに「ネットショップに置く余地がない」状態でルッチ・メルロ2014辺りは販売していた形跡すら見かけないぐらいです。
もうガックリきちゃう訳です。ほんと、もっと手に入れやすい環境が生まれないモノか。

というわけで、ルーシー・マルゴーより3点でした。
実はルッチ・メルロについて中の人のついったでつぶやいてたら、「ワイン一年生」の山田コロ先生からお気に入りに入れてもらったりしてまして


やっぱイラストやってる人とかは気になるワイナリだと思うわけです(なので、小久保ソムリエは是非山田先生にルーシーを呑ませてあげて欲しい)。
レストラン卸を重点ってほんと勿体無いというか、その方針は切り替えて欲しいと何度でも訴えざるを得ないんですよネェ・・・・・・
ともかく、これだけ特異にやっているワイナリ、やはりワイン好きに一度は通過してほしいと切に思うのでした。

あまりにも売ってない・・・



| オーストラリア | 21:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ルーシー・マルゴーのヴィンヤード違いイッキ飲み! 6種類同時に書いちゃいます☆

うぇるかむ!
出ました、タイトルだけで当ブログお得意のアレって感じですね。今回で8回目の更新となるルーシーです。
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全部並べて撮り忘れちゃったOTL

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
流石に説明不要だと思いたいぐらいですが
当ブログイチオシといいますか、オージー自然派のトップスターであるアントンちの近場ヴィンヤードシリーズ。
世間的には恐らく「ルーシーの球体」とか「球体シリーズ」と言えば知ってる人には通じます。
当ブログでも今回の一個前はコレで更新でしたネ
かなりレアアイテムのルーシー・マルゴーの中でもピノノワールの畑違いということで、更にレア度があがっているのがこの球体シリーズ。
なんですが、個人的にこれまでのを並べてみると・・・・・・割りと評価してこなかったのがこの球体シリーズだったりもします。
ピノでのワイン作りの量そのものはルーシーは非常に多く、力を入れている品種なんだろうと思うんですけれども、正直他の品種の方が上手な印象が極個人としてあります。
しかしながら、この球体シリーズで6つの飲み比べという機会は恐らく、もうありえない(販売しているワインダイヤモンズインポーターぐらいしか後日本人でやってる人いない可能性もある)という超レアケース。
並んだのは以下のワインです。

・ジムズ
・モノミース
・ジャスパー
・モノミースシングル(これだけ絵柄が違います)
・リトルクリーク
・エステート

以上。シングルとの差はバレル差かしら?(ちょっとそこまでは調べがつかず)また、細かいテクニカルは省略。
ついでにいうと、どれも生産量そのものが少なく日本に40本ないものすらあり、更に「これがフルラインナップではなかったり」します(リトルクリークなどにもシングルエディションが存在する)
とはいえ、6つ並んだ段階でけっこー奇跡。
アントンのハゲオジサンが如何にそれぞれの個性を見出すのか、もはやこれは真剣勝負!

香り・味わい(最大10pt)
・ジムズ:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
・モノミース:♥♥♥♥♥♥♥
・ジャスパー:♥♥♥♥♥♥♥
・モノミースシングル:♥♥♥♥♥♥♥♥
・リトルクリーク:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
・エステート:♥♥♥♥♥♥♥♥♥

ヴィンヤードの差は明確に実感
個人的な好みでいうと、ジムズ、リトルクリーク、エステート。モノミース2つとジャスパーはなんと閉じてる印象すらあって本領発揮してないのでは?と思う部分があり。
傾向として如実にジムズが一番キャッチーというかこれだけキャッチーすぎて最初に出てきたにも関わらず後から考えると「こいつ異質だったな・・・そしてかわいい!」から好き。
あとは意外とどれもシックなものが多く、その中から好みを見つける形だったと思います。
モノミースの2つは流石に良く似ていて、あとあと自分のノートを見ると大体似たことが書いてありました。
整えてある感じは最後のエステート。リトルクリークはモノミースと非常に傾向が似てはいてどっちが好みかで評価が分かれる印象です。
ジャスパーは青さと土っぽさが結構はいってて、これが一番好み分かれるんじゃないでしょうか?ただ成長度は高そう。

それと、今回色みの差についてはいずれも「クリアめながら少しあせたレッド」とご理解を。全部を同時にまとめて並べた形でないので、細かい差があることは感じましたが、正直どんどん後半にいけばいくほど酔ってくるし私の色彩感覚を信じない。

ジムズ
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球体のカラーはクリムゾンレッド
香りにキャラメル、ブラウンシュガーなどがナチュラルに入っているのが特徴。
妙に樽っぽいと言いますか、果実の要素もチェリーのソースっぽくて一番可愛らしくキャッチーな香りです。
味わいもまろやかに最初からミルクティみたい。
チェリーパイとロイヤルミルクティーのティーセットを思い浮かばせる紅茶系ピノですごくキャッチーです。
最後までその感覚が続き、明るいキャラクターをしています。日差し感多い。
これだけで飲んだら一番ルーシーっぽい?と私が認識している果実の自然さとアントンおじさんのキャッチーさが垣間見えていたように思うんですけど、並べて飲むとぶっちぎりでおちゃらけていると言えなくもないかしら。
サクッと明るい系のピノで、今の日本ワインが目指しているピノの最終到達点と言っても良さそうなスタイルかも。


全てを明るく染めるロリキャラな印象。なんでなんでそんなに明るいん?と思ってしまうほど。

モノミース
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球体のカラーはチェリーレッド。
香りからしてこっちは一点シックな印象です。
全体のベースがジムズとはまるっと違ってずっと重たい。
チェリーがジャミーでありつつそれほど立ち上りはせず、全体に控えめなキャラとなっています。
味わいも重たさの方が目立っていて、以前飲んだモノとは別印象。妙に警戒されてるような気分。
クール、というよりは少しおどおどしてるといいますか・・・・・・それでいて甘味がスッと口の中に広がる辺りは流石ルーシー。
そのちょっと暗くていじめたくなる感じがする。
コレに関しては飲み合わせが悪かった(ジムズと一緒に飲んだからくらさがめだった)気がしなくもないのですが、かなーり落ち着いて物静かな印象だったのは確か。


というわけで、ナノデス。あんまり頼りないキャラって私好きでないから、かなり好みで違うと思う。

ジャスパー
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色は橙?ちょっと暗みのあるオレンジで色彩検定人判定頼む。
香りが強くダージリンの要素を含んでいて、香りから葉っぱっぽさと渋みがあるんだろうなと感じさせるのが特徴。
味わいもまさにそのとおりで土臭さがあり、全体に果実感も重た目。
これほど可愛らしさより、泥臭さの尺度があったルーシーは初めてかもしれない・・・
なんとなーく、実は呑み頃でなかったんでは?と思うワインで潜在能力高そうなんですよネ。
全体のタニックさは群を抜いていて、チェリー要素やオレンジ感覚などもとにかく沈む。なんだか苦悩してそうな感じがある。


掴みどころがなく淡々としつつ、硝煙が似合いそうな渋いキャラ。これまた好みでわかれそう。

モノミース・シングル
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これだけ球体の上位版のようで、ルーシーの絵柄になっています。
周囲のジグザグ形円や如何にも子供が描いてそうなモンスターがこう・・・・・・最高やな!これぞ往年のルーシーって感じがする。
ただ、意外と書くことがなく、モノミースをよりバランスと全体のボリュームを引き上げた感じで、あんまり書くことがなかったりします。
これこそ並んで飲まないと違いがわかりづらい典型例で、ちょっち供給順では残念だったかな・・・モノミース同士だとこっちの方が全部球体版を掻き消しちゃうんだろうとは思います。
それぐらい、全体の調整がこっちの方が上。


おんなじキャラでもポージングが違えば印象が違うよねというお話。
ワインってテクニカルでどう攻めようとも樽一個で全然違うんだから本当無情

リトルクリーク
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球体はコバルトブルー。
以前飲んだ時の印象はもっと自然派的なものを感じたものですが、今回の印象だと最も「ブルゴーニュに近い」という良く使われる常套文句が適用されるのはコレ。
香りの傾向はモノミース系と結構似ているんですが、全体のおすましした感じが個人的にはモノミースより高印象でした。
果実味の感じやすさ、それでいて紅茶系のバランスが入っている辺りが私の好みだったのかな。
味わいもかなりしっかりしっとりとしつつ、チェリーのソースの甘味が差し込まれて、その具合が絶妙です。
凄く子供っぽい要素と大人になろうとする要素が混ざっているような・・・そんな気分で赤い果実の質量がしっかりしてるように思います。
チェリーを主体とした果実の要素がフレッシュからジャミーまで変化率も高く、茶葉っぽさがかなり効いており一気に落ち着かせてくれます。
この機微の落ち着いた良さが強いブルゴーニュ的なモノを感じさせたんではないかと。
意外と落ち着いた印象の多い今回のなかでは、比較的開けた部分もあったかなぁ。果実要素のチャーミングさを見せつつラズベリー辺りが入った重たみがあって、そういう加減が良かったかな。


大人になりたい子供感。そういうギャップ感がありつつまとまりがあって良かったなぁ。
以前のモノミースとの印象と逆転したかも?

エステート
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球体の色は青緑。詳細な情報がなく申し訳ないんですが、これは多分自分のところの畑の総合だと推測。
で、普通はシングルであればあるほどもてはやされる訳なんですが、年号が早いワインだったり作り手が上手だったりするとこういうヴィンヤードをまたがったものの方が良いケースも少なくはないだろうと(ナパの人達なんてまさにそれを提唱してた訳ですし)。
今回のエステートも割りと個人的には良かった方のワインで、香りに紅い果実と肉感が強く出ているのが特徴。
チェリーの統一感が(先入観もあるけど)他に比べると大分温和で芯の通りは少ないものの、あんまり硬すぎず。
全体に強くシックなタッチがあるのは上記リトルクリーク辺りと変わらずですが、バランスがより整えられているんですよね。
細部でみると、これまでのワイン達の方が際立ったものがあるんですが、どれもまんべんなく配合されている具合が実に総合的なんですね。
おんなじポイントにしてはいますが、その意味ではモノミースやジムズの方が私個人としては好きなのだけれど、ジャスパーと比べると今はこっちに軍配をあげちゃうかなーみたいな。
安定感と隙がない、という意味ではちょっと異質な(っていうかここまでで飲み慣れてしまったせいか)ルーシーかと。
こういうのが作れる辺り、アントンはデザインが出来る人なのだと思う。


そういうわけで、全員集合でフィニッシュ!以上、ちょっと無理くり艦これ第六駆逐でルーシーを例えるという荒業をしてみましたとさ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで測るものでなくなってきている
今後更に見られなくのが悲しい・・・
というのも、ルーシーというかダイヤモンズインポーター全体が「小売に流さずに使われるべきレストランで呑まれるようにしたい」という方針で舵を取ると触れ回っており、普通の入手が困難になっています。
私も以前「ルーシーの飲み比べはDRCの飲み比べぐらい困難」と書きましたが、この会や以前のルロワ会ないしドイツ会を開いている主催者の方ですら
「今後、球体を並べ呑みするのは自分も最後かもしれない」
と言われる程です。そうなるともうコスパの領域でない訳です。だって手に入らないんだもの。
ちょっとインポーターとしてのダイヤモンズの方針は、全く嬉しくないのが正直な所。なんでルーシーのようなラフな方針のワインを、レストランで有難がって呑むのが当たり前になるん?

というわけで、ルーシーの球体揃い踏みでした。
個々の差が文章以上に大きかったりしまして、改めてちょっとした差異と裁量で同じ作り手でも大きく味わいが違う事を再確認。
また、ルーシーが意外と本格めなピノを作るつもりだという迫力も感じたのは事実。
ただ、割りと悩んでる部分があるような気がしないでもないんですよね。不思議と。
その意味では、個人的にはルーシーはピノより他品種かなーと再度思ったりもしました。
それにしても、今後ルーシー・マルゴーもそうですがワインダイヤモンズ銘柄どうなるんでしょうかネ?
特にルーシー。やっぱルーシー。私はもっとルーシーをボトルで買ってじゃぶじゃぶ呑みたいんですヨ!

あぁ、ルーシー・・・

| オーストラリア | 22:42 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

世界最高の琥珀!?黄色みたっぷりでサーカス感たっぷり! カスターニャ・ハーレクィン2013

うぇるかむ!
今日、チラッとテレビで新体操の女子部門がやっていたのを見ました。
見ながらこういうカッコに欲情するオッサンがいるのは「タッチ」のミナミィの仕業なのだろうかと思ったもはやサーカス的だなぁと思い、そういえばこんなの呑んでたなと。

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カスターニャ・ハーレクイン2013
前哨戦として、ね。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(ネッド&ジャンシスMW好きならもっとあがる?)
ラベルが何ともイタリアの冴えない安ワインみたいだなぁ・・・・・・と思っていたら、イタリア移民の元テレビマンが「田舎のイタリアチックなワインが作りてぇ」とのこと。そこまで狙ってやるとこじゃなくない!?

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裏は普通です。そして、後述しますが普通版(ジェダイ版)だと思います。

既に書いてますが、ジュリアン・カスターニャという作り手の方がイタリア移民で
「ワシは・・・このオーストラリアで、イタリアンワインを作るんじゃー!」
とマッサン見たいな感じで色々投げ打ってジャコンダというワイナリで修行します。


そんな日々の中、彼は「ビオディナミ100%の自社畑を作るんじゃー!」と1997年には独立し、1999年から自社オンリー(といっても当然超小さいだろうけど)でワインを作っているんだとか。
現在は息子さんに引き継ぎの準備もしているみたいですネ。
上の写真の通り、ダイヤモンズさんのワインなのですが、その自然派な人たちの中でも抜けて古株でしょう。
彼らはシラーが特に有名でジャンシスおばさんが絶叫してたそうなのですが、今回はルーサンヌ、ソーヴィニョン、セミヨン、ヴィオニエを配合した所謂オレンジワイン。
結構最近作ったものだそうで、2010年にイタリアで彼らの祖父の持っていたフリウリの畑を見て着想したんだとか。
フリウリの地品種をオージーの自分のところのブドウで置き換えるという着想。うーん、なかなか面白い。

で、このワイン、かなり意味不明なのがどうやら「ジェダイ版」「ダークサイド版」という2つのワインがあるようで、ダークサイド版にはアナキン的なお父さんみたいなシールが貼ってあるみたいなんですね。
差?知らん!
(多分バレルの差とか品種配合の差とかなのかな?と想像は出来ますけど、マジにわからないです)
っていうか、そんな微差つけるなし!それよりラベルのダサさなんとかしろし!!(言い切った!!!)
さて、そんなどこかアーティスト的なのに絵面のセンスがないのが残念なワイナリ、ネッドMWが「世界最高のオレンジワイン!」と絶叫する実力とは?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(自然派白系好きなら+♥)
あ、山椒効いてる!
ピリッとするタイプの味わいかなと思いました。コレ系、呑むタイミングと温度で味わいに差が出やすいのでちょっと自信のないノートになるんですけど、しかし確かに自然派のソレです。
同時に、これ白ワインとしてちゃんと美味い。
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色はかなりゴールドさがありますネ。
オレンジだという意識が先行してましたが、かなり黄色い(そもそも「オレンジワイン」ってアメリカーンな用語が超広まった近年の例だし)
香りに山椒とレモネードが同時に出ててちょっと不思議な印象からスタート・・・・・・あ、これ自然派だな!みたいなノリには即させてくれます。
柑橘の要素もどこか酸っぱみが多く匂いの段階で想起させ、そこに和風なスパイス感。
酸化しまくってる、と言えなくはないかなぁ。この辺りでパスしちゃう人ともう最高って絶叫する人でわかりやすく香りから選別してくる。
味わいもまろやかなアタックで、甘味が良く残りつつ混ぜ込んでいる品種がたちどころに出ているのが、まさにサーカス的で楽しいのです。
ソーヴィニヨン・ブランの青っぽさ、ルーサンヌのこってり具合、セミニョンの品の良く長引かない引き・・・・・・そういうのがミックスされているんですけど、バラバラに変容します(変容しすぎます)
複数の柑橘果実要素が立ち代わり出てきてメモが追いつかず、そこをピリッと山椒を中心としたスパイスがしめてフィニッシュ。
こうした全体の構成は呑んでる最中は「濃い」と感じうるモノです。
でも、後引けは不思議と高くてスルスル呑める具合。
酸味が全体に高く存在していて、バランス感覚は危うい。そういうところを綱渡りしているようなワインです。
うーん、私が呑んだ感じはこの点数かな?みたいなところなんですけれども、状況や状態で変わりすぎるんだろうなとは。
まさに、サーカスのイメージが私にはあるかな。ね!遠峰一青!!(突然のキバヤシ感)
それも女の子が危険な目にあいそうなアレだ!(変態的な発想)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(賛否両論?)
4000円ぐらいで、この面白さというのがウリです。
最近のダイヤモンズちょっと値段高くない?とも思いますが、まぁ許容の範囲でかつなかなかなワインのひとつだろうと思います。
ケースで買ったりするのは危険なのはオレンジワインの周知だろうと思いますけど、これもまず一本買って好きか嫌いか判別くださいネ。
テーブルワイン的な構成感や主張がちょっと感じられるんですけれども、、その上で4000円は若干高いよね?みたいな。それでも、今回は4かなぁと。
そんな訳で、プレゼントにはあまりむかないでしょう。4000円のワインらしくないラベルも致命的。
自然派的な人達が集まるなら喜ばれますし、そうでないワイン会で議論したいならば面白い最前線の試みが多いワインだと思います。
料理と合わせるのはこういうのどうするんだろう?かなーり面白くなりそうな反面、合わせて完璧にできたらスゴイ。

というわけで、カスターニャ・ハーレクィン2013でした。
かなり通好みなワインだと思います。同時に、こういうのに面白がれる人は是非お試しいただきたい品です。

面白さを追求するなら


サーカスアニメっていうとコレが即思い浮かぶのはダメだろうか

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取り急ぎ更新予定ー

うぇるかむ!
ここ最近、更新が疎らですいません!5月病です!!
(っていうか、寝落ちてたり)
で、今日も更新間に合わなかった時ように・・・・・・恒例の更新予定を取り急ぎ。

・引き続き、南アフリカドイツといったラインナップを中心にアメリカなども挟みたいと考えてます。
・アクセトリーさんでの連載もまだまだ続くヨ。
・明日か明後日にルーシー・マルゴーでの大規模な記事をやります。

というわけで、こうご期待!!!

| 未分類 | 14:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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セニエの真っ赤なシャンパーニュ、その堂々とした果実感。 ルネ・ジョフロワ・ロゼ・ド・セニエ・ブリュット・プルミエ・クリュ

うぇるかむ!
今日はこの間書いての会で出たウェルカム的ポジションのシャンパーニュなんですが、それからして結構変わり種アイテムでした。

201605022247441b7.jpg
ルネ・ジョフロワ・ロゼ・ド・セニエ・ブリュット・プルミエ・クリュ
空瓶で敢えてここは最初に晒しておきましょう・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
超伝統的すぎて、逆に「大丈夫か?」と心配したくなるラベル。なんかヘタすると新世界のチリとかでも似たようなラベルあったりしない?とか思っちゃうんですが、どっからどーみてもシャンパーニュの文字があるので大丈夫です。
20160502224754591.jpg
裏も基本的に本当に地味。
グランクリュがないため、比較的マイナーめ地域なキュミエール村(すいません、私正直シャンパーニュの村の把握弱いッス)
プルミエクリュまでしかなく、またピノが多く植えられ収穫が一番早い村であります。
1600年頃からやっているファミリー系レコルタン・マニピュラン(小規模家族経営生産者)でジャン・バティスト・ジョフロワという方が現在の当主です。
タンザーたんなどが評価しており、玄人向けのワイナリとして知られている模様。
うん、そうだろうね、データが本当地味だもの。
ただ、今回のタイプに関しては作り方はちょっと変わっています、それはですネ・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
201605022248055cf.jpg
紅い!
そう、セニエ方式を採用しているピノ100%なのでとにかく紅いんです。味わいも変わり種。
レコルタン・マニピュランにこれが作れるという辺りがシャンパーニュってでっけぇーなーなどと思いもします。

色はごらんの通り赤。ピノのカラーです。この後ロゼを中心に呑んだので余計にそう感じます。
残念な事にご覧のとおり泡用グラスでなかったので泡の鮮度とかは不明としておきます。
香りにバター要素がそれなりにあり、チェリー缶っぽさが出ています。
香りの要素は繊細ではなく、パワフルさが前面に出ていて色以上に渋いんだろうなと予想させる程。
味わいも刻強いタッチで、完璧にピノです。
味わいのバランスじたいはなかなかではあるものの、私がシャンパーニュに良く使うチョコレートっぽさなどはチェリージャムでほぼ掻き消えている感じ。
ボンボンチョコの、特に中身が濃厚なチェリーってな訳です。それに泡がついている、と。
甘味要素が大きくあります(あ、ランブルスコみたいに駄菓子的ではありませんヨ)
しかしながらベタつきはしない落ち着いたフィニッシュもあって、ウェルカムとしてはしっとりとした泡になってるかな。生ハムサラダぐらいのパワーがはじめから欲しい感じ。
呑めば呑むほどこれはもはやNZあたりのピノなんじゃないか?と思いまして、今回マグナムボトルだったので追加でソムリエがサーヴしたタイミングで、泡にあるまじきスワリング!スワリング!スワリング!スワリング!
あしたのジョーの気分。おいらにゃ獣の血が騒ぐ。
などと一人ぐるぐるぶん回しても呑んでみた結果、これピノとしての方が太刀筋がわかりやすい印象です。
軽めのチャーミングなピノそのもの。
まさに変わり種のゴスロリ。カラーコンタクトまでつけて自分の世界に入った狂気のゴスロリ(でも化粧落として服脱ぐと途端に普通の子だったりする)。
書いててまんま蘭子ちゃんだわ・・・やみのま!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(変わり種好きなら+♥)
セニエのシャンパーニュ自体は調べると案外存在してるみたいなのですが、まぁ世間的一般的通俗的に言えば変わり種。
ボトル8000円のシャンパーニュ、としてこれが好きな人はもう既にジャブジャブ買っている訳。
シャンパーニュらしい味わい、というのとはまた別の美味しさになっており、その意味ではちょっとお高めのアイテムかなと思ってしまいます。
味わい全体はストレートな印象ですしね。しかしながら、ピノの泡という観点で見るとなるほどその通りでちょっとした発見があるアイテムです。
オススメする相手が難しいんですが、単純にチャーミングな泡として実は初心者受け良さそうな気がします。
なので、割りとワイン呑まないカノジョとか相手にお家で使うのがベストな気がする・・・・・・いればネ!
見た目からして紅すぎるのでブラインドでシャンパーニュと即答する人はかなりのマニア。そういうのを炙り出したい捻くれ者も是非。

というわけで、ルネ・ジョフロワのセニエ・ロゼでした。
小規模生産者ならでは、という要素はたっぷり感じさせつつ、ちょっとお値段でみちゃうとなぁ・・・な感じのするワインでした。
その点は勿体無いんですけど、体験ない方は是非お試しあれ。
うんうん、これもシャンパーニュだよねってワンステップ踏み出せる気がする。

と、思ったらお店で値段が全然違う・・・?年号なのか容量表記ミスなのか・・・・・・?




やみのま!(お疲れ様ッス!)


| フランス | 23:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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