オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2016年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年05月

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やっぱりクリス・リングランドティスト!エル・ニド&クリオとファンヒルよりディエシオチョ・メセス2013

うぇるかむ!
唐突に、クリス・リングランドやっておこうかなと思いまして・・・・・・

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エルニド、クリオ、ファン・ヒル・ディエシオチョ・メセスの揃い踏みです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
オージーのクリス・リングランドがボデガ・ファンヒルのオーナーと組んでやっているのがエルニドなわけでして、系統での並びとなっております。そういう企画だからネー
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裏はそれぞれけっこう細かく書いてます。が、クリオだけ横向けだったり。

細かいアレコレについては3年前にファンヒルをやってまして、
更に去年もエルニドクリオの最新ヴィンテージ同士で比べたりもしました。
別の店舗での久々の試飲でした、その実力や、相変わらず!

香り・味わい(最大10pt)
ファン・ヒル:♥♥♥♥♥♥♥♥
エル・ニドとクリオ:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
やっぱりベラボウなワインです
うん、殆ど代わり映えない印象でしたネ。ディエシオチョ・メセスは3年前の印象に比べると大分果実要素が強くなっていて、バニラ要素とのバランスがとれたモノニなっておりずっと良くなってました。

ディエシオチョ・メセス
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毎回思うのだけど、何故この紺色がファン・ヒルシリーズでは最高位なのだろう・・・(シルバーとゴールドがあるけどそれらの方が安い)

色は透けず中心が黒いレッド。
香りに紫の果実と同時に赤果実のタッチが多少ライトに甘く入ってきます。
黒砂糖やカカオ、意外とスパイス要素も入ってます。
こうして飲み比べた時の最大の違いは、ファン・ヒル側にはクリオ達が持つチャイナ要素・・・八角っぽいスパイス感が減っている事があげられるかと。
なので果実の方向性そのものは似てるものの、こちらの方がその部分でもチェリーのライトさが目立つし、果物らしさはしっとり感じられるでしょう。
味わいも全体に甘味が激しく濃いものの、チェリーっぽさが紫果実の中にアクセント程度に入っているのがいいかな。
以前はあんまりこうした機微が感じられないアイテムだったのですが、甘味と渋み、酸味とのバランスが多少良くなっているよーな。
(相変わらずバニラ感多量ですけど)
ブルーベリーとチェリーのタルトみたいな雰囲気。そこそこアメリカーン。

クリオ2013
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相変わらかわいい鳥さんマークである。
色は上記ファン・ヒルとほぼ変わらず。
香りにプラムやプルーン、中国茶、カシス、バニラ、ココア、八角を中心としたアジアンスパイス。
このスパイスの部分が実にクリスリングランドな気分にさせてくれますネ!ちょっとしたアクセントとしてこのチャイナ要素がでかいのです。
全体に紫果実感がボリュームたっぷりに迫ってくる印象なのですが、しかし下品だったり大げさすぎたりはしないのが品位。
味わいも口当りからしてまとまりがあり、なめらかに上記要素が広がります。
濃い紫果実の攻めてがありつつも、それらを包み込むマイルドなカフェオレ要素からチャイティー変化するような強いまったりカフェ要素。
2012に比べるとより果実よりもマイルドさが目立ってたかな?とは思いますがほぼほぼ変わらないというのが正直な印象です。
甘やかせてくれる幼馴染お姉ちゃん系。

エル・ニド2013
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相変わらずのぐっちゃりラベルである。
色は上記クリオと変わらず・・・と言っていいのだけれど、これだけカベルネが強いという先入観からか気持ちあかさが強かったかしら。
香りはほぼほぼクリオと変わらず、そこにミントを主体としたハーブ要素が追加されているという仕立てもいつもどうり。
ハーブがかなり前面に出ていて、紫果実要素と八角スパイスにミント要素が加わる事で香りの印象はかなり異なって感じました。
味わいもアフターのハーブ感が長らく続いており、感覚としてはむしろカベルネ・フランのワインぐらいのタッチ。
2012の時よりもそこを強く感じましたね。青さがハッキリクッキリしています。
クリオと本当にベースの味わいは近いんですけれども、その最後の仕上げが明白に異なるので呑んだアトの印象がかなり変わるという。
全体のパワフルさが如何にカベルネの要素で仕上げられるのか、またはまさにカベルネのワインとしての質量を持った品種特徴を象徴するかのような・・・・・・
チャイナドレスなメイドといった趣。映画のチャイナマフィアが連れているわざとらしいぐらいにセクシーなチャイナドレスギャル。

コストパフォーマンス(最大5pt)
ファンヒル:♥♥♥
クリオ:♥♥♥♥♥
エルニド:♥♥♥♥(カベルネマニアなら+♥)
安定してセクシーを放ち続ける!
豊満な出来栄えのワインとして、クリオはやはりトップクラスではないでしょうか。高次元のまとまりだけでなく、アクセントも良いのが本当に素晴らしく。
エルニドも前年通り。値段分のハーブ要素が欲しいかどうか?という所なんですよネ。
ファンヒルはいぜん呑んだ時よりも印象が良かったかな。あんまり強くしすぎないようにシフトしてる印象があります(ついでに言うと、記憶の範囲では実はどれも以前呑んだ時の方が濃かったと記憶している)
そういうわけで以前と使い方もほぼ変わりません。安定した高級パワフルセクシーワインとして是非触れてみてネ!

というわけで、エル・ニド、クリオ、ファンヒル・ディエシオチョ・メセスでした。
単純に今回、クリオが好きなので呑みにうかがったんですが、傾向に変化なし!とそれが逆に嬉しくなりもしましたネ。
濃いワインというだけなら低価格にもそこそこあれど、このえろちっくさがありながら下品にならない質がやっぱりスゴイんです。
高級なワインというのを外さずに教えてくれる品として、やはり別格。

思ったより良くなってた感。


やっぱりクリス・リングランドはこう・・・最高やな!


エル・ニド 2012El Nido 2012
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超絶豊満的淫美存在感

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| スペイン | 16:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ACCETORYさんで記事書きました~第2回目。ワイングラスは生活必需品!編~

うぇるかむ!
タイトルの通り、第二回目が公開されましたー。
第二回目はワイングラスのお話です。前後編になってますヨ。
こっちが前編
そのあとに後編
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で、今回もちょい補足というか裏話?

・二回目にグラスをやっているのは、当ブログでも書いてますが「グラスでもったいない事するのは大きく損だよネ」っていうこと。

・最も今回言いたかったのは、初心者にティスティンググラスをオススメするアホは久保帯人的に「空気吸って生きてろ」って事である。

・記事内でも書きましたが、本当に「グラス オススメ」とかで調べると怪しいまとめとか投げっぱなしでプロにたずねておいて出てくるのがティスティング・グラスなどという不届きな事になっていた。プロがティスティンググラスすすめるのはそれプロなん?って思う。

・3脚推奨、としてそれぞれ別の形状を買うという展開でしたが、実は同じグラスを2つ買ってワインの方を比べのみする・・・というのも訓練的には面白いから提案したかったです。けれど、ただでさえまとめ系情報サイトの文章としては長いのでやめました

・そもそも、この記事前半すら分けて3部構成にしましょうか?と提案があったぐらいだ。

・ワイン一年生を読み返してたら「鼻がすっぽり入るグラス」という記述があって、割りかし「あ、なるほどネ」と思わされたのはここだけの話。

・会社の関しても、勿論「あのメーカーがない」って言われる可能性が無い・・・とは思わないものの、そんなに大ブーイングにはならない程度にはしておきました。

・実際問題、品種で云々するのは殆ど「リーデルのみ」だったりしない?とは思ってるので、そこが滲んでいます。

・割りとロナ推し気味なんですが、記事にした会社であればそんなにハズれないんで後は本当好き好きだと思う

・割れやすいか否かに関しては、ぶっちゃけどれだって落とせば割れる。ちょっと印象に寄り気味なんだけど、ロナがステムから割れるのはあるあるっしょ?

という訳で、引き続きぜひぜひよろしゃーす。なんか感想とかも(向こうではコメントページとかないわけだし)あったらお聞かせくださいましネ。


因みに当ブログの標準グラスはリーデル・カベルネから木村硝子店サヴァ22OZに切り替え予定です。


楽天でグラスで一番人気がコレだったりする現状は覆したい

| コラム | 23:08 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワインの擬人化をほんとにやっちゃったワイン? ガーリー・ガール・ファラ・カベルネ2012

うぇるかむ!
昨日はワイン一年生のイベントについて、書きまして、コロ先生本人にも読んでいただいたようで、ありがとうございますお疲れ様でした!
さて。そんな訳でワイン一年生最大の特徴は「ワインを学パロで擬人化しよう」という試みです。
このワインを「擬人化しよう」というスタイル、日本でもかなり前に(萌え酒ブームの頃かな)一度ウェブサイトがあったりしたのですが、それとはまた別に、こんなワインがワシントンであったりします。

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ガーリー・ガール・ファラ・カベルネ2012
あ、ラベルプリントものであります。久々かもしれない。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(試みとしては+♥)
ワインを女性キャラをテーマにして描く、という事をやっているのがこのワインです。
考えの方向性としては日本ではサクラアワードは近いんですが、それよりも遥かに高度に「女性の為のワインを作っちゃいました」というのがこのガーリー・ガールシリーズです。
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なんと、裏にはこのワインが好きなファラという表ラベルの女の子のエピソードが書いてある
あくまでティストが「ファラという女の子がオススメするワインだよ!」という方式なんで正確にはワイン一年生さんよりも、言ってしまえば私、シンク・P・ノブレスがオススメ!に近いよーな気もしますが、こんな感じで4種類の女の子で作ってます。

作り手っていうかプロデューサーはカレン・ワードという方で、作っているワイナリの媒体はシルバーレイクというワシントンのワイナリーの企画モノです。
カレン女史はここの跡取り娘で働いていたのですが、その時に女性的視点で
「なんかめっちゃつまらんわー。女性向けワインって感じでなんかエエ感じに出来へんかなぁ・・・」
と思うんですネ。で、カレン女史はひらめきます。
「せや!ライフスタイル!!生活の途中にワインがある感じな!!!それをこっちで描いたればええんや!!!!」
と、後は上述の通りキャラクターを作り、女子の生活の中で使われるのを想定して作りはじめたのでした。
乳がん研究の基金に寄付などのアプローチもあったりで、そういう意味では色物めいた感じが強いワインではあります。
さて、実際どうなのか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(軽さをひょうかすれば+♥)
あ、ライトなカベとしてはなかなか・・・・・・
すごくライトなカベです。高級感や本格さは足りないというのが正直なところなんですが、しかし上述したようなエピソードとしての「女子会の気軽なカベルネ」
という意味ではものすごくわかる。コンセプトは少なくとも成功しています。

色は単一のクリムゾンレッド。濃さもこの段階からちょっとピノよりなぐらい。
香りに来カシス要素とほのかにはココア感があり、テーブルワイン的な構成ではあります。
ただ、そこまで甘さが激しいような事は無いのがいいですネ。
味わいも全体には薄めのタッチの口当りから入るんですが、チョコ要素やカベルネらしいカシスの要素は出ています。
そんなに青みや雑味はなく、あっさりとしつつもカベルネらしさはあります。
この時、ワシントンなのでバニラが豊富すぎる・・・・・・わけでもないのがいいんですね。
どっちかというとチリとかよりのタフさを感じるかな。意外なほど果実感にヘタれが少ない印象でした。
アフターもサクッとしてまして、ラベルのキャラと合致してるっちゃーしてる。総じてあっさりスッキリめなんだけど、その中では上位に位置するカベかな。あんまり抜けて感じはしない辺りもいいよネ。
キャラ表現みたいなことは、それこそもう、このワイナリそのものがやっているので割愛します。そういう事です。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
3000円ぐらいのコンセプトワイン、としては面白さを持っている点が◎。
個人的には応援したくなるタイプのワインですが、世界レベルで見た時に3000円近い価格というのはもう少し抑えられるといいかな?という(何度も当ブログでは書いてますが低価格こそ500円ぐらいの差が印象としてでかい)
いわゆるジャケ買いワインの分類なのですが、そのコンセプトはハッキリと中身からも感じられるのでガチで女子会に使うにはぴったりです。
ただ、メイン料理よりはその手前辺りの赤ワインとして、かな。イタリアンだったらプリモピアットには終えたい感じ。
あんまりガツガツとハンバーガーだったりその逆の高級料理だったりが似合わない感じがどこかするんですよネ。
カジュアルレストランで使うにはピッタリなので、そういうお店が注目してくれるといいんじゃないかと。

というわけで、ガーリーガールのカベルネでした。
2012年というビックヴィンテージなのもあり、良かったような気がしなくもないです。ただ、今回呑んだ感触では
「コンセプトがぴったりと成立している」
ワインだと思うので、その点を高めに評価したいのです。なにせ、ワインを擬人化してるのに等しい事をワシントンでやっている訳ですし。

一時期輸入が止まっていたのかな?2012ヴィンテージなのに楽天掲載0。もっと売りこめばいいのにもったいない!


楽天ではリースリング版だけ売ってる感


あ、電子版もあるのネ。ワイン界隈はこのタイプの発想でバカ売れした事を大いに知らねばならない

| アメリカ | 22:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワイン一年生のイベントいってきたYA!YA!YA! ~文禄堂の本屋でワインを呑むイベントに行ってきました~

うぇるかむ!
ワイン初心者向け、という記事を作ったりも最近しています私としては、最大の仮想的といいますか現状で最も「売れているワイン初心者本」「もっとも初心者向けとして納得の行く本」というのは・・・・・・
某守銭奴おばさんでは全くなく、「ワイン一年生」であることは周知でしょう。え、知らない?

図解 ワイン一年生 [ 小久保尊 ]
価格:1296円(税込、送料無料)



半年で4回も刷られてる本です。日本のワインジャーナリストおよびソムリエは完全敗北なうです。
ネット版も出来たっぽい?なんやこれ超かわいいな

さて、そんなワイン一年生が本屋さんで講座イベントをやるらしいと聞きまして、私はついつい

「待ってたぜぇ・・・この刻をよぉ・・・・・・!」

とマガジンヤンキー漫画ばりに殴りこみに行ったのでした。

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ポストカードからして激マブ(完全敗北)
一年生の中身の当時よりその後展開してるイラストとかのが可愛くない!?と思っちゃいもするんですけど、これもらっただけでなんか勝った印象ある(負けてんのか勝ってんのかどっちだシンクよ!?)
あとワインマーカーがお手製でこの日いっこいっこ顔かいたんだって。
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なぜか変な形で写っちゃったおしながき。
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コレに関しては、残念な事に白は冷えすぎだし赤はちょっとぬるいしついでにプラスチック(トライタンだと思う)の広まったカクテル上での試飲だったタメ、記事には全く出来ません。
この辺りはまぁ、書店での企画だししょうがないっていいますか・・・・・・ガチの本屋さんでワイン入れてるってそりゃ未経験でしょうヨ。

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原作の小久保ソムリエと山田コロネキ。
写真はとってアップしていいって話だったんで出しちゃいまして。もともとイベントスペースがある本屋さんで参加人数15人ぐらいだったと思うけど、そこそこ狭かった。っていうか15人いたらそれなりスゴイのかこれ?
(このショップではワイン一年生が今回のイベントやるまでに50冊売れたらしい。ワイナートやワイノット?やワイン王国やリアルワインガイドって一ヶ月に何冊売れてるの?)

イベントの進行は私が参加したワインイベント史上もっともぐだぐだでゆるかった
トーク進行の流れすらぐだぐだ。っていうか明らかに全ての主催側がティスティングイベント慣れしてない。そりゃしょうがないヨ、本屋さんだもの。
ただ荒れることは特になく和気あいあい楽しいニュアンスが全快でほのぼのしつつ、割りと聞き耳は立てておく私。
ワイン初心者が改めてどんな視点があるのか知りたかったからネ!むしろそこが知りたかった!!
すると浮かんできたのはほんとのワイン初心者って例えば

・ニューワールドと旧世界(オールドワールド)の違いを質門する
・コノスルが美味しい事に喜んでいる
・他のワイン本とかはサッパリ読んでない
・そもそも品種ごとに味わいが違うっていう事実に感動
・冷蔵庫にワインが3本入っていることが自慢
・ワイン一年生でマジにみんな一年生になってるっていうかワインって面白いとイキイキしてる

などなど。前々から思ってましたが確信しました。
ワイン初心者に品種の違いを優先して「ブドウそのものの絵と果物の名前羅列しても全く無意味」だし、それが逆に近寄りがたい事になっている
ということです。
理解できません。だってまず赤ワインと白ワインとシャンパンしかワインがないところからスタートしてる。
そんな人らに品種を覚えればワインがわかる!だなんて言うだけでは全くキャッチーでないということです。世間のワインの教科書などと書いている皆にもっかい書かねばならない。
君らの書いているのはワイン3年生になりかけてて、ワイン初心者へ1㍉も響いていない

ワイン一年生の革新性はやはり、ブドウ品種の萌えキャラクター学パロで分類した事でしょう。
これが大成功だった。というか、ココが抜けると一気にこの本もそこら辺りのワイン初心者本モドキと同列になるので、超キモ。
しかもそれを山田コロネキによる「ギリギリで萌え絵なんだけど、女性ウケもよろしいライン」で抑えてあるのが奇跡的バランスなのである。
これはスゴイ。
それらが見事に噛み合っている。
基本的にはやっぱり「品種でワインを覚えよう」なのに学生服をきた3頭身キャラクタがいるだけでみんな興味が倍ドンになっている。
ワイン初心者本は事実上日本には今、これぐらいしか存在しないだろう状況になっている。
いやー、びっくりぽんですねぇ、これほどまでに親和性があるとは
アニメ素養がかなり必要なんだけどネ。実際イベント来てた人は全員アニメ素養があった

で、ここから、その場での質門だとか聞いたアレコレ。

・小久保ソムリエとコロネキがなぜ知り合ったかっていうか元々デザイン事業者のコロネキがイラストやってるかというと、コロネキの弟が小久保ソムリエと知り合いだったから。奇跡である。

・それゆえ、コロネキはマジにワイン初心者も初心者である(今もトークの内容から察するとそうである)

・コロネキが衝撃をうけた(私が劇的と呼ぶナニカ)はネギっぽさが強いSBだったらしい。それで「ワインってこんなに色々違うんだ!」と驚くというパティーン

・ピノちゃんがオッドアイキャラなのは品種の不安定さの現れにしてるんですって。その他のデザインも色々あるらしい

・っていうか、最初は5頭身キャラで全員やるつもりだったらしい

・もっというと、全部女キャラのいわゆる「東方世界」「艦これ世界」のような女の園にする予定だったらしい。それを男性も混ぜた学パロにしたほうがわかりやすいと変更する事があった、と。

・構想から完成まで3年かかったらしい

・日本の甲州とべーりーAを主人公にしたいぐらい推しらしい

・SBちゃんにネギもたせたのは勇気が必要だったらしい。

・小久保ソムリエは自分のビストロがあり、そこではマグロとタルタルのづけとか赤ワインを入れ込んだりしてやっているらしい。ウマそう。

・赤ワインに醤油はアリ派らしい


で、こっから小久保氏にQしてきたのでサクっと。以下Qは私、Aは全て小久保ソムリエ

Q1:今日のイベントではNZのリースリングだったりと国にこだわってないのはなぜ?

A1:そこまで統一するだけの予算がなかったのと、自分で使っているお店で評判がいい2000円アンダーで品種の違いを感じさせたかったから。そこまで細かい意味ないッス。

Q2:生産者への言及が低いのはなぜ?

A2:今回はあくまでも初心者向けに、とバッサリきりました。他にもかなり簡単にしている部分はある。(コロネキ曰くボツ案だけで一冊作れるらしい)。あくまでも最低限コレって感じにしてます

Q3:私は南アフリカマニアなので南アフリカの掲載内容にぶっちゃけ怒ってます。3年前から温めている企画だったというのでしょうがない部分もあれども今の現状をみるととてもタージュが一番大事でもないと思うんですけど、この南アフリカ辺りってどういう見解でしょうか?

A3:そこまで細かくやってると、面倒になって読んでくれないんですよネ。なので、「南アフリカはタージュ」という言い切りにしてあります。確かに最近の南アフリカ美味しいんだけどね

Q4:実は品種を漫画キャラに擬人化する行為自体は昔からあったと思うのですが、今回改めてそれを行ったのは何故?

A4:今回やるにあたって、調べたらそういう擬人化企画があったらしいのはびっくりしました(つまり地球初のつもりすらあったみたい?)。でも、現職ソムリエでコレをやれるのは俺しかいない!って思いまして。

Q5:ぶっちゃけ、ワイン二年生やるの?

A5:ないっす。今は少なくともない。

・・・
・・・・・・
はい、というわけで、イベントはその辺りでお開きになりまし。
あ、上のクエッション、録音したわけでないから正確でないし文章用に多少起こし直してますが「南アフリカワインの記述に正直怒ってまして」とはガチで言いました。
なんてウゼェ客なんだ私。
結果
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マジですまんOTL

というわけで、色々と参考になるワイン会でしたネ。
書店でやるという試みが大変そうな事。
進行役はしっかり立てたり質門マンみたいな人がいないとトーク慣れしてない人(著者)はトークがなかなか出来ない事。
それでも楽しいイベントとして円満に出来る事。
ワイン初心者という人達の求めている事がなにか・・・・・・
正直、ここ最近でワインを呑みに行ってここ最近では5指に入るぐらい勉強になりました。
この調子でガシガシ文学系アニメ系をワイン界隈にひっぱりこんでいただければ思う次第です。
ワイン二年生やるときは私もいれてくりゃれ・・・・・・

☆オマケ
今回それと、書店の方で(出版社のほうで?)こんなの作って刷ってました。
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でかいペーパーです。あるあるな性格診断&品種覚えよう的なノート、ポケモン図鑑みたいなキャラ図とチャート・・・・・・と、縮図になってました。
これは全国のワインショップで置いておくべきですね。少なくともゴミみたいで邪魔な金賞シール貼る事の兆倍価値があるゾこれ・・・・・

このペーパー、しかしながら自分がいちばん爆笑したのはですネ・・・・・・
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なんかテリッシュいんだけどwwwwwwww
いや、ミッシェル・ロランたんプロデュースだしここの部分だけ協力がドン・キホーテだから文章の毛色が明らかに違うしカルディで売ってなくもない(別品種だったかも?)で価格も1000円ちょいだし私も好きなワイナリだからネ。
わからなくないけど、正答派な雰囲気出しといてテリッシュwwwwwwwwwファーーーーーーーwwwwwwwwwwwwwwwww(椅子から転げ落ちそうになる)
最後に、モンテス提案されてるじゃねーかENOTECAはいますぐ全店に置け。新入社員の兆倍売れ活きあがんゾ!!!

当ブログの理念である「オタクこそワインを楽しめる」が実証されたのは嬉しくもあり、私が実践出来なかったのは悔しいゾ


この日一番人気だったのは多分この樽ドネ。

IIIB(トワベー)・エ・オウモン 白 750ml
価格:1750円(税込、送料別)


| コラム | 00:32 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワインレポートで最近出てきたのでちょっと試してみた。ボルドーのお得アイテムの定番!のセカンド。 シャペル・ド・ポタンサック2007

うぇるかむ!
私も良く山本氏のワインレポートさんは読んでいまして、最近はボルドープリムール特集(毎年恒例の)なんですネ。
で、ラスカーズの記事に出てたのでタイムリーなうちにと。

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シャペル・デ・ポタンサック2007
ボルドーらしいワインの典型的な?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
超伝統的と言っていいだろうラベルデザイン。ここまでド直球にボルドーしてるのって久々に更新してる気がします。
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裏も普通。エノテカなのすら普通の域。

作り手、というか所有者が現在ドゥロン家。レオヴィル・ラス・カーズの所有者の方で、彼は幾つかのワイナリを所有してるんですネ。
そのうちのひとつがポタンサックなわけですが、比較的良い評価を受けているメドック野良ワインとされています。
パーカーたんもそこそこにお気に入りで「見とけよ見とけよ~」と推しています。
そういえばややこしいのですが、ミシェル・ロラン・・・という某ミッシェル・ロランとは別人が醸造長だったそうな。
とはいえ、まぁ野良メドックのそれもセカンドワイン。
ついでにヴィンテージは2007。うーむ、全てにおいて中途半端な感じ。
が、上述の通り、ワインレポートさんでの扱いとかも見ててちょっと試したのでした。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
極普通かな
とかく普通な仕上がりと言っちゃっていいのかなぁと思ってます。
思い起こしやすい形の「あ、ボルドーねうんうん」っていう味。定番といえるでしょう。
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色はクリアめなレッド。深いカラーリングではありません。熟成年数はちょっと測りづらいかも。
香りにシックな印象であまりたたず、カシス要素がほぼほぼ前面に。
バニラ要素なども別になく、スパイシーでもなく、落ち着いたといえば落ち着いた構成。
味わいもちょっと薄まった感じがしてる辺りまで含めてボルドーらしいといいましょうか・・・・・・
果実感がそこそこチャーミングに最初感じられ、酸味も意外とキッチリと。
しかしながら、少し中抜けした印象があるのがもったいない。いわゆるメルロっぽい中間の軽すぎる感じといえるでしょうか。
最後まで盛り返すわけでなく、アフターに少しだけ苦味のある葉巻っぽいスモーキーさが出つつも小綺麗なフィニッシュ。
残念すぎる要素などもなく、全体に落ち着いたキャラとなっており、あまり特筆する要点もないのは事実かなぁ。
ギャルゲーにたまに出てくる目が隠れてる地味で根暗なキャラ(通称メカクレ)みたいな。ただ、そこからの付与があんまり強くなくて埋もれちゃう感じ。
それでも、モブっぽくないのは結構スゴイんですけどネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(ボルドーから選択するなら+♥)
それでも3000円ちょいで買えるボルドーとしてはまぁこんな所かなという基準には至っているかと思います。
本家ポタンサックで5000円ぐらいだから、セカンドはしっかり低価格。某ペラペラを買うよりは選択肢として「古めのヴィンテージであること」から秀逸。
世界レベルで見た時には軽めのレストランワインとして見てもちょっと半端で地味ではあるんですが、それでも悪くない位置にいるメドックです。
一番の活用はやっぱりレストランのちょい高めのグラスワインかなぁ、と思います。日常消費用に少し年数が経ったのが欲しい場合には悪くないチョイスとなりえるかな。

というわけで、ポタンサックのセカンドでした。
大きく感動する訳でもないし、超ふつうな印象を持つんですが、しかし値段とかで需要はあるというタイプ。
味も抜けはあるし安旨にギリギリ入れない価格だったりで、もう少し何とかならないものかな?という所も多いんですが、それでも堅実なメドック買いがしたい時にいいかもしれないなぁ、と見なおしたりしてます。

高いと評判のエノテカ価格でコレ。


メカクレってこういうキャラね

| フランス | 13:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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たまにはラフに呑んでみる~カザマッタNVを適当に呑む~

うぇるかむ!
今日はちょっとボロボロに酔ってまして、普段の更新は出来そうにない!
という事で、すっごくラフな最近の経験を書いておこうかと。

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カザマッタ・ロッソ。
以前に当ブログでも掲載した時には年号モノだったのですが、いよいよ複数年を混ぜて安定性を測っているイタリアの超テーブルワインです。
サントリーだったのネ・・・・・・
そして、サントリーだけにスーパーマーケットでの普及率が高いワインになっています。

これをわざわざ買ったのは、最近とあるワインショップさんが
「日本や米国やブリテンのワイン産業は腐ってて、ロクな仕入れをしておらず偽装まであってリーファーとかがもはやただの無駄になっていて、全く情けない」
というような記事を読んだから。
ワインの仕入れ、及び輸入の難しさや業界の(特に大手の)ダメさ加減を嘆いており、所謂「完璧な状態」でワインを呑めないという。
私もまぁ、それには同意といいますか、勿論仕入れ方は良くして欲しいです。
ですが、同時に「ワインってそこまで果たして弱いお酒なんだろうか?」とも思うわけです。
ワインはこれでも熟成古酒というジャンルのあるお酒なわけでして、その意味ではアルコール度数を見ても軟弱なのはビールの方が実はもっと変化を受けやすい。
この記事は完璧に憂いていて、ワインを買う気をなくすレベルの「ほぼ全てのワインに対するディス」だったんだけど、私はそこまで悲観しなくてもいいんじゃないだろうか?と思った。

そこで、いわゆる「管理がゴミの大手が仕入れたゴミのような低価格のアイテムをスーパーで買ってその日にあけて呑む」事をしました。

そういった心づもりでのむと、案外とこのワインでも呑める訳。
かるーいタッチのレストランワインとしてイけなくはない。むしろヘタなレストランの異様に冷やしたモノよりは美味しかった。
まあ、普段通り書くと♥♥♥♥♥ぐらいの感じではあるんですけどネ。

こうしてあえて雑に呑んで感じたのは「輸入方法に抗議はすれど、しかし日本で呑むワインが他国より劣りはせず、また気軽に楽しんで良いのだ」ということです。
当ブログ、主張性が激しいので色々書いてますけど(っていうかこの文章が色々書き散らかしてますけど)結局はお酒であるワイン、肩肘張らなくていいんだよとは思うのです。
我々はどうしてもテクニカルだとか管理だとか目を向けますけど、たまにはテキトーに呑んでもいいのだよなぁ・・・と。

そんな事を思うヨッパライの夜なのでした。あー、もうダメ、ほんと酔ってる!!!!!!!

わざわざネットで買う必要なくてイトーヨーカドーとかで買うワイン

カザマッタ・ロッソNV(赤ワイン)[Y][A][P]
価格:1220円(税込、送料別)



我々に必要なのはテクニカルよりも肩肘張らない事なのかもしれない・・・・・・

| イタリア | 23:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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やっぱりめちゃくちゃカッチカチやぞ!カッチカチやぞ! ジャック・フレデリック・ミュニエ・クロ・ド・ラ・マレシャル2013

うぇるかむ!
個人的に、ブルゴーニュという地域にそこまで感心がない当ブログ。ただ、このワイナリは割りとよく呑んでたりします。
機会が妙にあるといいますかネ。運命?(逆にキスラーとか一時期異様に何故か呑むチャンスを逃したりしてましたが・・・)

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ジャック・フレデリック・ミュニエ・クロ・ド・ラ・マレシャル2013
なんかよく巡り当たります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
以前は2011年で書きましたネ。
かなりながーくワイナリ紹介をそっちでしているので今回は割愛。
ランク一個下げてるのは・・・・・・割りとこのマレシャル、本家ミュジニー付近でないせいか妙に売れ残り気味のワインなんですよネ。
また、ミュニエの評価もあんまりあがってないというかむしろ人気下降気味な雰囲気感じますのデ・・・・・・
20160423223343c08.jpg
裏は写真とれず。年号だけは貼っておきます。

以前の時も書きましたが、このワイナリ非常に「固い印象がある」ワイナリでしてそれもあって人気下降気味なのかな?とか思うのですが、今回も・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(今呑むには)
カッチカチやゾ!!
ツンデレというワードがありますが、ツンしかありません。それはもうただの素っ気無いどころかいじめっ子な訳ですけれども、この子の場合は「金八先生パート5の時の風間俊介」ぐらいのポテンシャルのあるワルです。

色は濃い目のレッド。カラーからして果実感は多めのピノカラーといえるでしょう。
香りに強いチェリーが時折垣間見えるものの、全体に重苦しい雰囲気であんまり華やぎません。
なんとか頑張るとピノっぽい雰囲気がとれる?というぐらいに立たない。この段階からしてツンツンな状態なのがわかってゲッソリ。
味わいもどうようできっちりとした全体の構造をもっているのにツンツン。
表情硬すぎです。
そんな目でコッチ睨まれても、私はMじゃないんで無理ッス。
果実要素、その他の要因、そうした諸々が全部重たい。かといってタニックすぎるというわけでもないのが中庸で余計にもったいない印象ばかり感じました。
これ、相当テクニック使わないと今すぐ呑むには厳しいッス・・・・・・
そう思わずにいられない土曜の夜なのでした。


コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥(今飲むならマイナス♥)
率直に言って、更に値上がって以前は8800円ぐらいだったのがもう11000円とかなっちゃってキツいです。
すぐに呑むならもっと美味しいブルゴーニュすらあります。
というわけで、ある程度の寝かせられる環境がある人向けといえるでしょうけれども、かといってミュニエの中ではあんまり人気がない側のワインなので、投機とかには向かない事もつけくわえねばなりません。
もしくは私と違ってこのワインに職人気質の堅気を感じられる人向け?
あんまりワイン会に持ってくなどにも扱い難しそうでオススメしないなぁと思っています。

というわけで、久々のミュニエ・クロドラマレシャルだったんですが・・・・・・うーん、もうしばらくはこのワイナリはスルーでいいかな?
堅いワインを作る人はやっぱり堅かった、という事でひとつ。
もう流石に思い出補正だけでは、ネ・・・・・・

この値段で喜んでコレを買う人はブルゴーニュマニア域確定。


竹槍もってくるかー

| フランス | 22:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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泡ワイナリーの泡じゃないロゼ?しかしその発想がすごかった! グラハム・ベック・ゴージャス・ピノ・ノワール・シャルドネ・ロゼ2015

うぇるかむ!
世の中ロゼが流行っている、とは何故か言われていますが、正直私も経験が薄かったりします^^;
そもそも、品数が少ないんですヨ、ロゼ。
そんな中やっぱり美味かったというのがこのワイナリ。

2016042222561642d.jpg
グラハム・ベック・ゴージャス・ピノ・ノワール・シャルドネ・ロゼ2015
いやぁ、このワイナリすごいですよ。マスダ&ラフィネの二大巨塔から良く目を盗んだものですモトックス・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
何がゴージャスなのかは良くわかりませんが、水色とピンクのデザインがなかなかかわいい感じになっています。
こう、ロゼのギャルギャルしい感じを描いた感ビンビンで、なんとなく対象者がわかりやすい気分。
20160422225626097.jpg
裏は普通なんですが、何度でも言うけど通常ラベルの上から自社シール貼るのはやめておくれモトックス!

作り手のグラハムベックは既に当ブログでも何回も頻出済みですネ。
一挙に紹介した事もありますし、つい最近最安値版でも更新しています。
そういった訳で、見ていただけたらわかるとおり「スパークリングワインのワイナリ」です。
今回のモノも当然・・・・・・そうではなく、普通にスティルのロゼ。シュワシュワ0であります。
コンセプトが瓶内二次発酵前のベースワインそのもの、という泡ワイナリ独自の感覚で、ピノ主体にシャルドネを加えてステンレスタンク&シュール・リー。
しかもスパークリング用の畑の若い樹から早摘みして作っています。
ある意味では「若い樹のブドウがもったいないから作ってる」といった感じの品なのですが、わざわざそれで泡にするでもなくロゼでやっている辺りが世渡り上手ですネ。
または、こういう事が平気でできちゃう辺りは新世界系らしさ?
そんなこんなで泡専門家がつくるロゼ、片手間ワインのハズなのですが・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
本当にゴージャスなロゼで驚かされた!
びっくりすることに、これ、ちゃんとロゼしてます。
どれぐらいロゼしてるかというと、匹敵するのがミラヴァルぐらい。

色はピンク感が結構強く、まさにロゼロゼしいカラー。案外と薄みだったりする事も多いロゼの中では濃いカラーといえるでしょう。
香りにピーチを主体として酸味の少ないみかん、ライム少々といったようなフルーツ構成が見られます。
あくまでも果実主体。なのですが、どの果実要素も安っぽくはならずに主張してきます。
ロゼスパークリングから泡を抜いた・・・よりは濃い仕上がりかな。
味わいはそうした果実の要素がサクッと口の中に広がります。
やはり桃が主体なんですが、みかんっぽさよりも洋なし感覚や日本梨的な緑の果物感やごくごく自然な感覚で木苺のフレーバーがあり。
全体の味わいとしてはピノ寄りといえるでしょう。それを品よくシャルドネのタッチでまとめたってな具合です。
アフターもそこまで長くはないんですが、口に含んですぐにフレッシュな果実感覚がパッと明るく広がるのがイイのでス。
赤ワインと比べればそんなに派手ではないんですが、ロゼの中ではかなり果実の濃さがあってゴージャスに感じられるでしょう。
それは樽っぽいから、ではなく果実の部分の濃さと多様性がゴージャス。
傾向がとてつもなくプロヴァンスの優秀なロゼに近いです。スッキリしつつも呑んでて満足感が得られるロゼ。
また、割りと温度差で味わいがブレないワインでもあろうと思っています。
そのぐらい、フレッシュ果汁の感覚がイイ感じに仕上がっている。
なんとも女子中学生的なキャラクターで、これから大人になりそうな・・・でもまだ大人でない、本人が気づいていない儚い時期の女の子を感じさせてくれます。割りと毎日呑んでて飽きないタイプ。
中学時代に戻れたらなぁ・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
1500円ぐらいで箱までついてくる。まさにケース買い。
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おまえNV版どころかキュヴェ・クライヴでも箱ついてないやんけ!
とも思うんですが、1500円ちょいぐらいのロゼなのに基本箱がついてます。
で、中身はミラヴァル(3500円)に匹敵。ミラヴァルの方が流石にブラピステータス(ブラッド・ピットが作ってるワイン)という付加がある訳で話題性では太刀打ち出来ないんですけど、じゃあ他のロゼワインと比べた時にどうか?というと、
「スパークリング専門のワイナリの敢えてのロゼ」「箱がついている」「オバマネタが使える」
などなど、ミラヴァルに次ぐ外的ステータス持ちです。
で、ミラヴァルより半額。正直、他のロゼが哀れになっちゃうレベル?
や、私はそんなにロゼ経験が高くないゆえかもしれません。しれませんが・・・・・・全体としてロゼワインに欲しい要素はこなしつつ、力強さと若い可愛さがあっていいのです。
箱ありなのは案外とプレゼントに有利がつきます。この夏場に至るにおいては万人向け最安値のプレゼントワインとして成立しうる。
ブラインドティスティングをさせたら、トップソムリエ級でも即「南アフリカ」と答えられる人はいないでしょう。
家庭用としても十二分にロゼの魅力を発揮してくれるので、総じて味わい以上にコスパワインです。

というわけで、グラハムベック・ゴージャス・ピノ・ノワール・シャルドネ・ロゼ2015でした。
泡の出来はどれも秀逸なのを知っていたものの、まぁその片手間なワインなのだし・・・・・・と思ってたら超本格なロゼワインでびっくりしました。ハッキリ申し上げて「これが作れるならピノ単体とかシャルドネ単体もすっごいワインが出来るんじゃないの?」と思わなくもない。
冒頭でも書きましたが・・・・・・間違いなく南アフリカ最強インポーターである東のラフィネ、西のマスダの素晴らしい仕入れに対抗しうる数少ない他インポーターのワイナリだろうと思います。

高くてもこの値段。それで倍値以上のミラヴァルと戦える気がする。


まさに、「こどなの階段」

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| 南アフリカ | 00:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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やっぱり日本の大手白は出来がなかなか? グランポレール・モン・イストワール甲州1999

うぇるかむ!
昨日は色々実験だよ実験!(cv:工藤D)してまして、そのままぶっ倒れておりました・・・・・・
で、朝更新となった訳です。

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グランポレール・モンイストワール甲州1999
甲州のギリギリ古酒です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルのもうそれこそTHE甲州って漢字とサッポロワイン株式会社の文字がなんともダサい感じでそれさえなければギリギリで昔風としていいのにもったいないなぁって気がします。

201604220924093b8.jpg

色々については省略!いかにもサッポロビールが作る山梨県のワイナリにある岡山ワイナリー開業の30周年記念ワインです。
札幌で山梨で岡山って日本人の方がわかりづらいんじゃないの?ぐらいの勢いありますけど、まぁ良し。
さくっと、その実力や如何に?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
やっぱドイツに似てるよねぇ・・・
レモネード感がなんだかドイツワイン感があるんですよね。や、リースリングのオイリーなニュアンスは全くないのですが。
この傾向から離れてオークドなシャルドネやったりしようとしてどこも失敗しているように見えるので、なんだかもったいない気がします。

色は99年にしてはやたらと薄い黄緑。ステンレスタンクだったりするのが効いている?
レモン系の要素が多く見られ、全体にスッキリとしたキャラクターになっています。
味わいも同様。全体に柑橘(特にレモン)の香味がサッと出てサッとはけるスッキリ系。
果実要素が構成のほぼほぼで特段複雑だったりしないどころか熟成っぽさは強くは感じません(この辺りも最近飲んだドイツと若干似てる)。
そうした端々のみずみずしいタッチと果実酒らしさが如何にも食前酒的でいいのです。
いわゆるがぶ飲み系。お料理も天ぷらとかやっちゃうぐらいの方が相性良さそうです。
そういうちょっと雰囲気の高い居酒屋の美人お姉さん的なポジション。あんまりリアリティのない、漫画とかのソレ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
2300円の白としては妥当のラインにちゃんと到来
熟成させてからのリリースものとしてはかなり安いワインとなっており、味わいで見ても抜群とまではいいませんがなかなか。
構成の良さや使いドコロを選ぶと価格以上のパフォーマンスをしてくれるでしょう。
スッキリよりの白は低価格そこそこ多いので競合も多い感はありますけど、面白い試みも多いワインですから結構楽しいと思います。
意外とワインマニア相手に出してみても面白いタイプかもしれません。案外甲州ってわかりづらいんじゃないのかしら?

というわけで、グランポレールよりモン・イストワール甲州1999でした。
完成度が高いか高くないか、というと単体ではちょっと寂しく、レストランワインなタイプですが、白ワインの食前からオードブル向けと考えれば悪くない。
立ち位置としては中途半端をとりたがる辺りも日本っぽい(日本ワインっぽいではなく)キャラクターなのではないかと思っちゃうのでした。

ほどほど悪くない品。あとサクラアワードは邪魔(いつもの。


あー、うんうん、こんなお姉さんな!ぴったりすぎ!グランポレールこのイラスト版だそうよ!!

| 日本 | 09:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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刑務所送りな自然派シュナン・ブラン!まさにタイーホものの自然派ぶり・・・ テスタロンガ・エル・バンディート・スキン・コンタクト・シュナン・ブラン2014

うぇるかむ!
南アフリカではいくつかのワイナリが自然派として存在していますが、その中でもかなり古くから自然派をやっている方が独立したワイナリを。

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テスタロンガ・エル・バンディート・スキン・コンタクト・シュナン・ブラン2014
結構前の試飲だったんですが、最近になってようやく日本への再入荷がかかってきたみたい。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
作り手はクレイグ・ホーキンスという方で、ラマーシュックというワイナリで自然派なワインの醸造責任者でした。
で、彼が2008年に独立して出来たのが今回のワイナリ。
新規栄カルト系なのでラベルデザインがかなり自由だったりします。
表はハープにかっちょいいフォントという構成。枠どりもそこそこカッコイイ。で、問題が
20160420131407d84.jpg
タイーホ!
バーコードが刑務所につかまってる図になっているんですネ(ちなみにこのバーコード日本では使えないらしい)
そうそう、ニューワールドはこういうのでいいんだよこういうので!
という感じの中身は100%シュナン・ブランであり、スキンコンタクトをして世間で言うオレンジワイン風にしたモノになります。
さて、実際のところの味わいは・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
意外と日本風味
なかなかクセのある変わり種なアイテムとして十二分に仕上がっています。
ヴァン・ナチュールな感じはとってもあるんですが、さらにいっちゃうと日本ワイン的な風情もある。

色は少し濁りも感じる黄色よりのオレンジ(これは写真を撮り忘れたの大失敗でしたOTL)
香りにマスカットと山椒という奇妙なとりあわせが感じられます。
まんまあの緑のブドウ感。そこに何故か山椒がピリッと効いてアクセントになるんですネ。
味わいもほぼほぼそのまま、そういう味わいが大半を占めており、ストレートに全体が構成されています。
果実の甘味と苦味が半々にあり、薫るのは山椒を中心としたスパイス・・・・・・
この「果実要素とその他要素の対立主義な美味しさ」というのが非常に大事になっていて、ヘタするとブドウジュース的なチープなワインに果実部分だけだとなりかねないのを上手にアクセントが加えられているといった印象です。
そのため、これ早めに呑んだほうがいいワインでしょう。果実感がヘタれたら一気に輝きがなくなる感あります。
余韻そのものは短めですが、スパイス風味の持続は長く、そこそこガツガツと呑んじゃうタイプ。
食前のサラダ系をもりもり食べさせてくれそうな。
刑務所入りしうるような危険な奴らが大脱獄する、みたいなお話って世間では人気のあるジャンルだと思うんですけど、そういうニュアンス。
なかなか刺激的な気分になるワインです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
ナチュール好きやカルトマニアなら買い
自然派大好きなんですーと言っておいてこのワイン買わないわけにいかないし、ラベルで買っちゃうジャケ買い派にもオススメしうる要素のあるワイン。
4000円という価格もいい感じではないでしょうか。フランスのナチュール白とかもっと高いことありますしネ。
この手のワイン購入ではつきものなんですが、個性が強くまた呑むタイミングや温度などで全然内容の見え方が変わりますからそこそこワイン経験があって管理出来る人向け。
持ち寄り系ワインパーティーに持ち込むと、呑み手の力量が透けて見えるタイプのワインといえるでしょう。
使い勝手はあんまり万能じゃないことからコスパ4としてますが、人を限ればオススメ度でいえばもうちょい高いかも?
ラベル同様、尖ったワインです。

というわけで、テスタロンガ・エルバンディードのスキンコンタクト版2014でした。
シュナン・ブランって基本的に皆さん「好んで買わない」と言われているんですが、南アフリカそこそこ呑んでる身としてはピノ・タージュより希望がある品種なのになぁ、とか思ってたりします。
かなり作り手によって味わいに差があり、同じく差が出るシャルドネに比べるとスッキリとさせてくれるモノが多い(気がする)。
自然な作りにおいても、その部分はフォーカスされていたように感じる事が多く。もっと人気出て欲しいけど、あんまり流行らないで欲しい品種のひとつですネ。

ここ最近、再入荷してるショップが多い・・・ものの、もう在庫数は少ないのでチャレンジャーはお早めに。


まぁ、ある意味日本らしい作品だわナ

アニメ監獄学園を創った男たち [ ハナムラ ]
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| 南アフリカ | 13:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あまりにも若々しい!?モーゼル最高峰の作り手の1987年モノ。 ヨハン・ヨゼフ・プリュム・ヴェーレナー・ゾンネンウーアー・シュペトレーゼ1987

うぇるかむ!
ドイツ最高峰の作り手、というと数ある中でもコチラが候補にあがることは間違いなしでしょう。

20160418140955263.jpg
J・J・プリュム・ヴェーレナー・ゾンネンウーアー・シュペトレーゼ1987
ドイツの競売会モノです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
当ブログでは結構前に一度記事を出してますネ
その時の印象はまさにメカニカルさあふるるワインだったなぁ。
20160418141022fa1.jpg
しかしながら、今回は1987年と古酒になっています。
また、オークションで販売されたものとの事(これについては書く機会があったら後日)。
シュペトレーゼは比較的安く手に入るものの、プリュムの古酒。その実力はやはり凄かった。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
若い
すっごく若々しいワインになっています。全ての要素が青春群像劇。
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色は意外なほどクリアなイエロー。色からして87年の古酒のカラーしてないでス・・・
香りもレモン感が多めに感じられフレッシュさあふるるものとなっています。
すごく生々しい感触と言いますか、とかくフレッシュの範囲に収まっており、熟した感じといいますかそういうのがない。
または酢っぽくなっちゃうような事もない。
そのため、味わいもやはり若い。
ミネラル感が多く、第一印象は「最高のソルティ・ドック」です。それぐらい潮味とグレープフルーツのフレッシュが全快。
炭酸が入ってる錯覚すらする訳。
非常に綺麗なレモネードの風味、気品があって爽やかな佇まい。ただただ清らか・・・・・・なように見えて、フルーツ感のあるビターさがほんのりアフターに入ってくる複雑な心持ち。
書きだしちゃうとちょっとチープになるのかもですが、こうした例えば果実感ひとつとってもレベルが高い。
そして個々の味わいの要素が20年近い時がたったワインのソレでありません。
年数がたったとすれば、バランス感覚の取られ方が秀逸なのとあまりオイリーさを感じさせない事から判別出来るのかも?
これが以前の2009年だと+してオイリーさがガツンと入ってきてそれはそれで楽しいのですが、その部分が切り取られる事で人間部分へのピックアップがなされるといいますか・・・・・・
あれか、ガンダムからロボット抜いたような感じ。
呑んでてとても丁寧に作られている事がわかる、珠玉のワインとなっています。いやぁ、青春モノですよコレ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(今回のモノそのものは測るものでないがプリュムの銘柄に対して)
もちろん、オークション向けであったりそもそもロット番号が超細かく設定されているドイツにおいて同じワインを提案するのは難しいとかそういうのはさておいて、プリュムのこのシュペトレーゼはスゴイと思う。
そのうえで、6000円という価格なのもスゴイ。最高峰の作り手がシュペトレーゼならこの値段って南アフリカかよ。
以前呑んだ09よりも評価をあげているのは、改めてリースリングの熟成能力や味わいの力量について考えなおした為。
今回はとても良い例。明らかに値段以上の味のする熟成ポテンシャル。
偉大とされる生産者故にたまーに古い年号のモノが出てきたりするので、狙い目はソレですネ。

というわけで、プリュムの1987年シュペトレーゼでした。
あんまり若くてビックリするワインでした。このレベルの若さの古いワインって、経験したこと白ではなかったので・・・・・・(赤だとバロレコレクションとルロワぐらい)
貴重な体験と同時に、フランス信奉に進んでしまった日本を恥ずかしく思う次第であります・・・・・・

ウメムラではるか昔にこの価格で売ってたことがあるらしい・・・は、破格すぎる


ちなみに最新ヴィンテージとかだとこんな感じなのですが、ネットショップでは売り切れが殆ど。


音モノ学園系って感じはする。

| ドイツ | 09:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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史上最強の失敗作!?醸造家が絶望した奇跡のカルト。 ポデーレ・レ・ボンチエ・トンダーレ2011

うぇるかむ!
今朝方既に更新しておりますが、どーしてもコレは早急にやらなければならないと思うイタリアワインがありまして・・・・・・

20160417211806a60.jpg
ポデーレ・レ・ボンチエ・トンダーレ2011
なおマグナムボトル版です。

ラベル・ストーリー(最大10pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
左目の黒はまんま切り抜きになっており、可愛らしいラベルとなっています。シンプルなそれも日本らしくない西洋ライクな顔・・・なんですが、なんでか泣いてます。
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裏ラベルとかはないので、テクニカルの部分をもっと近づけておきます・・・・・・なお、この情報あんまーり役にタチませんっていうか日本語が入っているのを注目。

作り手はジョヴァンナ・モルガンティ女史が作るキャンティ・クラシコの南端に位置するワイナリです。
インポーターが元祖自然派ヴィナイオータさんだけに、小規模生産の自然派的趣向とピシャージュも自分で出来るように専用に小さい女性でも使えるモノを独自に発注したりなどしてハンドクラフトめいて作っています。
つい最近、DOCG協会と喧嘩してDOCGキャンティ・クラシコをこのワイナリ名乗れなくなったんだそうですが、その発端とも言えるのが今回のワイン。
2011年、イタリアは酷暑に包まれた!(cv:千葉繁)
といった感じで、イタリア全体が異様な熱い年で、ジョヴァンナ女史は大苦戦する訳ですネ。
で、このワイナリを例年仕入れていたヴィナイオータのオオタ社長がワイナリに訪れるといつもより明らかに作業スピードが早い。
どうしてかジョヴァンナ女史に尋ねると
「あまりの酷暑で、ほぼ干しブドウ化しちゃったのが山ほどあって・・・・・・」
と青ざめます。
「酵母が大暴走したのよ・・・・・・潜在アルコール度数的に17%はあって、いつもどおりに仕込むわけにいかなくて今絞ってるの・・・こんなの初めて!ウチのワインのありかたの欠片もない!!こんなのどうやって売るっていうのよ!!!」
酷暑の為にブドウが例年より遥かに早く完熟してしまい、そのまま更にアマローネが如く干しぶどうになってしまい、キャンティ・クラシコの製法からみれば確実にアウトっていうか別物のブドウを収穫してしまったと。
一大事です。オー・ブリオンから貴腐赤ワインとか出てもなんだか失敗したって感じでしょう?そんな状況なんですが、オオタ社長はこんな感じで説いたそうな。

「どうやって売るかだって?ボトリングしてしまえば構わんのだろう?」


というわけで、ヴィナイオータが完全にその干しブドウロットを買い取る訳です。
なので、表ラベルに日本語が普通に混在しているんですネ。
彼はこう続けたんだとか。
「そもそも、君が言うレ・ボンチエ(このワイナリ)らしさってなんだね?俺達は土地、ブドウ、年の個性(世間一般ではテロワールとかくくっちゃうアレ)が突出したワインが好きなんじゃなかったのか??予定調和でいいってのか???君の娘さんだって予定調和でヤンチャしてるわけじゃないだろうに。受け入れた上で美味いのだから問題はなかろう????」
こう説き伏せたらしい。
さておき、そんな訳で泣いているラベルになっているというこのトンダーレ。こうした事例のため、今回限りになりそうです。
何だかんだ言いつつ自然派ワイナリが、自分のところらしからぬと漏らした失敗作なのですが・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
パーカー100点ワインみたいな味がする
自然派としてやっているワイナリとしては最高の屈辱!
コーラで育った弁護士オジサンの満点ワインみたいな味です!!
・・・・・・そう、確かにサンジョベーゼないしキャンティ・クラシコらしさは0のワイン。なのですが、アマローネないしカリフォルニアのカルト筋並み(それこそシュレイダーは超えてハーランとか辺り)のパワフルさを持ちつつ、独特のサンジョベーゼらしいイタリアンな個性が出ているワインとなっています。
つまり、そういう自然が云々キャンティ云々みたいな事を無視すれば最高峰のパワフルワインです。
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色は透けないレッド。赤さは結構あるのですが、黒ワインとかが如く透けません。
香りからして甘さが如実に感じられ、黒糖と果実のミックス。
黒糖感が非常に大きいのですが、同時に紫の花の印象があってどれもがダイナミクスにあふれています。
花の要素を拾ったとしても、それも濃厚なのでどー頑張ってもせいぜい「プーリアのプリミティーボ?」と言えたらスゴイってぐらい濃い。
味わいも超パワフル!アマローネ製法をわざわざやったのかと勘違いするくらい!!
甘味が口にいれて即激しく感じられ、陰干しを使っているかのようなサトウキビと干しレーズンの果実感。
紫果実と赤果実のタッチ、微妙にそこにカットインする旨味系のカツオダシっぽさ、スミレなどなどの紫の花の香り・・・・・・それらがトコトンまで濃厚にたたみかけてきます。
な☆の☆に☆!
異様に飲みやすい!ここがパーカーポイント100点みたいという所以です。
あくまでもそれらが自然に作られた産物だからなのか、むちゃくちゃ濃いワインであるし、アフターも相当長いにもかかわらずガシガシと呑めてしまうという。
要素ひとつひとつは濃いのに、それらがクドさまでは感じずに、また甘味が非常に上等に仕上げられ、どことなくイタリアンな香りがほとばしるため、17%近い(けど表記上15%にわざとしてあるというテクニカル馬鹿泣かせな)アルコール度数にも関わらず「もう満足かな」というよりも「続きが気になる」「ずっと浸っていたい」と思わされます。
皆さんパーカー100点(アドヴォケイト100点)とか聞くと、ひたすら濃いだけなのかと錯覚されるんですが、そうではなくそういうワインには濃さと同等に品位があるのです。
で、このトンダーレに私はその品位というかアーティスティックな何かを感じた。だからパーカー100点みたいなワインだと言う訳です。
品性よくイタリア随一の伝統地区であるキャンティ・クラシコの真髄として育てるつもりが、歌舞伎町の女王になってしまったワイン。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
見かけたら濃いワインとして必ず購入すべし
久々に某所でおかわりをもらっちゃいましたヨこのワイン。
これが忌み子だというのがひどく残念なんですが、通常5000円でこの1.5㍑で1万円ぐらいだという価格でパーカー100点クラスが呑める限りないチャンス。
日本にヴィナイオータインポーターがあった事に感謝せねばなるまい、とカラブレッタ・ヴィナイオータ版に続いて思っちゃう訳なんですけれども、そんな訳で一部ヴィナイオータマニアなお店やお客にぐらいしか流通していないっぽく、見かけたら即買い状態になっています(現に輸入元は在庫がないそうですし、楽天では売ってません)。
これを呑んでも、まだサンジョベーゼがどうこうキャンティ・クラシコがどうこうつべこべ言うなら、ワイン呑まないほうがいいッス。
衝撃的な味だと思うので、1.5㍑を買っちゃったらなるべく多くの人と共有出来るパーティーなどで開けてくださいまし。

というわけで、ポデーレ・レ・ボンチエトンダーレ2011でした。
皮肉にも、作り手の意図と大きく反した結果、最高のワインのひとつになっています。
個人的な経験上、自然派ワインの作り手が「ちょっとミスってアルコール度数高くなった」とか「うちのワインとしては濃くなりすぎた」とか「量を作りすぎてダサいのはこっち」とか・・・ないし今回のように「失敗作でウチのワインらしさがない」とか言っているワインって高確率で美味しいなぁと思ってます。
ルーシー・マルゴーのルッチしかり、ウィリアム・ダウニーのビジネスホースしかり。
今回もそう思います。失敗と言わずに、出来れば今後も似たタッチを続けて欲しい・・・・・・のだけれど、そうはいかないのだろうなぁ。
そんな訳で、奇跡のワインなのでス。

楽天のショップはどこもアホな事に仕入れてないのでした。通常版をペタリ。


とんがっててキレッキレでパワーがあって、加爾基みたいに考えすぎなかった頃の椎名林檎級。

無罪モラトリアム [ 椎名林檎 ]
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| イタリア | 23:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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最安値版もスゴイ泡だった! グラハム・ベック・ブリュットNV

うぇるかむ!
昨日はまた色々呑みに行ってて更新しないまま寝ちゃいました・・・ので、朝更新であります久々の!

201604170906416c5.jpg
グラハムベック・ブリュットNV
あー、これで朝シャン(朝からシャンパーニュ)したい!シャンパーニュじゃないけど!!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ワイナリの情報そのものは以前特集した時のを見ていただければと。
今回は、そこで書きましたがオバマ大統領が気に入った最安値のブリュットになりますネ。
201604170906573dd.jpg
裏もシンプル。
最上位キュベ、ヴィンテージキュベと先に呑んだ上でのNV版。流石に格落ちが激しいのではと思ってました。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
十分にらしさがある縮小版クライヴって感じ!
順当にランクダウンしたスケール感なんですが、ほぼほぼタッチとしては上位キュベと方向性は同じです。
そう、ドンペリスタイル!

色はイエローで、上位版各種と比べるとここは見劣る部分かな・・・とはいえ、それでも結構泡のタチ方がいいです。
香りに柑橘と杏とチョコ。この3点がかなり強めに感じられるのはまさにこのワイナリのスタイル。
低価格カリフォルニアにも通ずる香りのパンチの効き方と「本格っぽさ」です。あんまり甘すぎない香りなのがいいですネ。
味わいもグレープフルーツのビター、チョコのビター、それらがミックスされた苦味がしっかりと大人の泡を演出。
上位版と比べると柑橘の果実感が比較的多く感じられ、全体に重厚さは減っています。
アフターの苦味感もその分減ってはいるので、案外こっちの方が好きって方もいるかも?
驚かされる全体の構成の手堅い強さ!
やはり我様系なシャンパーニュ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
この贅沢を2000円前後であるぞ!
2200円ぐらいで売ってる事が多いこのワイン、しかも今調べると割りとネットショップであればどこも入荷しているぐらい流通も多いという(そこは流石モトックスか)
ヴィンテージの入ったブラン・ド・ブランが2800円前後であることを考えると、そこまでの大差を感じないかも?
ということで、完璧にケース買い系の泡となっています。コストパフォーマンスで測られるべきワイン。
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アメリカ泡程度の雰囲気は持ってたりするので、そんなに詳しくない人など相手のホームパーティーとかでも使っていっちょオバマの話をすればOK感あります。
格安版であるにもかかわらず、使い方はあまり上位キュベと変わらないかも。ラベルのかっちょよさは他の方が上なんですけどネ。

というわけで、グラハムベックの最安値ブリュットNVでした。
アメリカ系泡も高騰してる昨今、その代替ポジションとしてはまさに完璧以上かもしれませんねコレ・・・・・・
要するにパワフルでダイナミクスのあるタイプのシャンパーニュスタイルがこの価格で出来ているという事がスゴイ!

流通ショップ数も多いのでお好みのところで。


縮小版我様って所存

| 南アフリカ | 09:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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南アのシュヴァル・ブラン!と宣伝されるワイナリのフラッグシップもヤババな件について。 ラーツ・ファミリー・カベルネフラン2012

うぇるかむ!
更新出来るアイテムが多すぎて実のところちょっと混乱してるぐらいな私ですドーモ。
さて。そんな訳で比較的個数の少ないだろうアイテムをやっておこうかと。

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ラーツ・ファミリー・フラン2012
南アフリカのシュヴァル・ブラン!(人呼んで)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
殆どジャスパー版と変わらないっていうか詳細もとりあえずこちらで。
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ジャスパー版は他畑から仕入れたワインが入ったブレンドモノだった訳ですが、こちらは力を入れている(どうやら自社所有っぽい)フラン種オンリー。
こちらの方が評判もモチロン良い、というかこれがシュヴァル・ブランめいて言われているワインの方。
アメリカ系ワイン雑誌および新聞には殆ど掲載されどこでも90点以上、ジャンシスおばさんも勿論絶叫賞賛。
そんなこんなで、数も少なく価格もなかなか高いので呑めずにいたワインですが果たして・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(今のむ分には。個人的には+♥)
フランの王道を行くスタイル!
カベルネ・フランという品種のワインとして確固たるものを持っています。
いわゆるピーマン。しかし品位も最高峰。流石!

色は意外と明るめの赤紫。バイオレット、というよりレッド。
香りにピーマン感がまず如実で、青い野菜っぽさは凄くします。
この感覚がちょっと高すぎるのでバランスで言えば今、良くないのだと思う。その為に個人的点無しだとレッド・ジャスパー版のが上だと判定。
ただ、ちゃんと香りの段階でミルキーさとカシス感は付随しているので、苦にはならないっていうかこれだけ青々しい印象が大きいのにこの段階でミンティで品が良いワインだと認識させきるのが偉い。
味わいも香りに比べると非常にクリアにできていて、特にアフターの抜け方の貴族っぷりたるやたまらんな!という状態。
口当りが非常にまるっぽく、それからカシス、少しアセロラが効いたような酸が全体を引き締めつつタニックさに繋がってコクがある。
甘味は比較的低く抑えてあり、多少とっつきづらさはあるかも。
その上でやってくる香りと同様の青さ・・・これが吹き抜けるように爽やか!
よく「青臭いワインが苦手」という方いらっしゃいますが、じゃあそういうワインってどんなつもりでワイン作ってるのかっていうと、このワインがおそらく理想型に近いのではないかと。
改めて言いますが感触としてはシュヴァル・ブランではなくドゥエマーニ(イタリアのフランのかなりお高いやつ)の方向の明るさと青み感。
レトロで華麗な世界観はむしろ少女漫画チックですらあるかもしれない。ジャスパー版との違いはその大人な雰囲気。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(熟成には期待あり?)
惜しむらくはこれ7000円後半が定価なので、コスパという測りではレッド・ジャスパー版のが良いです。
っていうか、今呑むならレッド・ジャスパー版の方が甘味の入り方とかも少しやわらかい砕きがあって飲みやすい。
しかし、より本格かつ高みにあるのは間違いなくコッチです。矛盾チックなモノいいになってしまい申し訳ないんですけど、これ伝えるの難しいな・・・・・・要するにこの時のは呑み頃で、ない。
したがって、買ってからある程度保存出来る環境がある方向けとも言えるでしょう。
南アフリカのフランという、かなり珍し目のワインであるものの、その実力は本当にあまりに高くそして使うタイミングが非常に難しい。
恐ろしいワインです。うっかり呑み頃に呑んだら年間1位の赤です!なんてなりかねないポテンシャルは垣間見ました・・・

というわけで、ラーツのフラッグシップでした。
これ、スゴイんだけどなんか惜しい気がしちゃうというタイプの典型でして、この日の試飲会でも私以外で推そうという人が少なかったように思う。
いや、でもこれフランの空気感はすさまじいんですよ。点数以上に気に入っている、オススメマークな感じ。

価格は南アフリカでも結構する側(世界でみたらめちゃ安いけど)


大先生の品位

ポーの一族(第1巻) [ 萩尾望都 ]
価格:606円(税込、送料無料)


| 南アフリカ | 22:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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南アフリカ祭り!Dive to Wine Jingu-maeさんの試飲会に行ってきました

うぇるかむ!
えー、現在熊本の地震について物凄い事にネット上話が錯綜してる上に情報を大手局が探してるぐらいなので・・・・・・なんか、こう地震が~とかなってると余計に持っている記録をちゃんとアウトプットせねばとか思ってしまう。
とりあえず当ブログ平常運行します。

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外苑前にて行われた南アフリカワインティスティングイベントに行ってきました。
有料試飲も予定があったらしいんですが、結局全部無料だったという。ワォ!

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結構小さいお店だったので、30分ぐらい迷った・・・・・・

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このラインナップのヤばさネ。ワングラス制でスタンディングでの形式。店内はかなーり小さいのに平日だってのに真っ昼間からたくさんひとがいて大丈夫なのだろうか常にパンパン状態(私は17時頃退散したんですが18時以降は更にヤばかったろうなぁ)。
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ダイヴトゥワインさんは小さいながらかなーりやってる雰囲気は良く、グッドなワインショップの常連である「ヘレンベルガーのキツネ」事ベッカーたんやフーバー様も置いていた。
ほんと、東京のイイ小規模ショップって高確率でフーバーかベッカーおいてあるよね。あとブルガリアのテラ・タングラ。

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なんかダンボールかっこいいなとパシャリ。

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全体にやはりレベルが高い事をまざまざと無料で思い知らされる内容でしたネ。
やはり個性の違いが如実にあって、作り手の差異が不思議とバッチリ出ているのは利点かなぁと。
値段分ラーツのファミリーがスゴイんだけど、この日の一番人気はラステンバーグのフラッグシップだった様子。
ウォーターフォードがあとかなりヤばくて呑めない人出てそうですネあれは。
これらもバッチシ記録はしておいてあるので、また更新していければと思っています。
今回のラインナップが偶然なのか、評価は大体赤の方が高かったかな。
私的にラフィネさんは白のが評価高い事が多くてマスダさんのは赤のが評価いい気がする。

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その後は渋谷までお散歩して岡本太郎の「こどもの樹」にさすがだなぁとか思いつつ

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プリン買って帰るというすごいふつーのコースなう。西通りプリン好きなんですヨ。

かなーりノートが溜まっているので、こなすだけの時間が欲しい昨今。
このダイヴトゥワインさんは店長がガチなのか冗談なのかわからんけれど「南アフリカ専門になるやもしれん!」と興奮していたので、今後もたびたび私行くかも?
ノート不足はしばらく陥りそうにありませんわ・・・・・・

流石の南アフリカのシュヴァル・ブランって所存。


これも初めて呑めましたヨ

| 南アフリカ | 22:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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爽やかショートカット女子感満載の、軽快な食前リースリング! ヴァイングート・ファン・フォルクセン・ザール・リースリング2012(マグナム)

うぇるかむ!
さて、ドイツワイン。それもかなーりレアアイテムを含めて更新をしていこうかと考えてますが一発目からなかなかスゴイのを・・・

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ヴァイングート・ファン・フォルクセン・ザール・リースリング2012(マグナム)
一番最初に会で供せられた比較的新しいアイテム。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
ラベルが旧世代系っぽくて、そこそこカッコイイと思ってます。
南アフリカのアルヘイトのエチケットとか好きな私には結構ドンピシャ。アルヘイトは「レトロ風」ですが、ここは「レトロ」という差はあるかと。
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裏ラベルは無し。日本ではラシーヌさんが入荷してるみたいなんですが、マグナムというのは見かけないのではなかろうか。

作り手のファン・フォルクセンという醸造所そのものは18世紀には存在していた模様。
修道院が運営していたという厳かな歴史・・・・・・と、同時に、130年もの自根リースリングとか持っているのにあまり知名度は(日本においては)なかった模様。
2000年頃からローマン・ニエヴォドニツァンスキーという方がこのワイナリを購入、改修し2004年にドミニク・フェルクというめちゃコワモテで眉毛なくて強そうな醸造家が就任。
日本インポーターさんがラシーヌな事からもわかるとおり「自然派ドイツ」という枠組みで知られるようになりました。
そのため、なのか一部にこのワイナリ熱狂的にファンがいる様子で。
今回の回でもウェルカムドリンクとしてのポジションを任されているドライ系リースリング、しかしながらこれが・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
スカーーーーッシュ!
すっきりさわやか気分爽快リフレッシュ!
これこれ食前酒の出足はこう来て欲しいというような理想型。この後、濃厚めなリースリングが続いた中で逆に印象に残ったひとつでした。
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色は黄色さが程々で、かなり若い事が色みと濃さからわかります。
香りにレモンの香味が強く出ていて、この段階でサラッとしている。
っていうか、気分がサラッとします。凛としている。
香味の要素そのものは複雑とはなっていない(っていうかこの後のせいでそう思う?)のですが、フレッシュな果実感なのにそこが甘ったるい香りとならずにシャープなのが良いのです。
あまりオイリーさを感じさせません。果実の強さが主体となっているのがわかります。
味わいは更にサラッとしてベタつかず、口当りの仕上がりがグッド。
程よいまろやかな口当りと、ほどよい酸味。
それから黄色いレモンを主体とした甘味がサッと広がります。
全体にアップテンポです。余韻も引けそのものは早い部類なんですが、しかしそれが完璧に利点といいますかキレとして好印象なぐらい。
非常に飲みやすく溌剌として、サッパリとしたキャラクター・・・と書くと味がしなかったのか?と思われるかもしれませんが、それは大きく違います。
これだけ「サッパリとさせてくれる」と書いておいてなんですが、味のベースにある果実要素などはシャッキリハッキリとしています。
それでいてキレが良いのは低アルコールさと、その香味のキャラクターがなせる技。
モダンめなリースリング。いるだけで気分が爽やかになりそうなショートカットガール。
青空走りぬけちゃうゾ!って感じ。全くねちっこくない青春劇。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(通常流通品の値段であれば)
これ日本だと3000円のワインらしい
ワォ!この味が今も続いているならケース買いもありじゃないの!?
最新版は2014に既に移行しており、またそれも売り切れてるケースが多いのが残念ですが、このクオリティが他でも保たれているならば大いに買い。
キレ良いリースリングとして、食前から食事にエッジを作ってくれる事でしょう。
テーブルに常においておけたら最高なんですが、あんまり流通はしていないみたいなのでお早めに?

というわけで、ファン・フォルクセン・ザール・リースリングでした。
いわゆる同ワイナリの最下層に位置づけで言えば当たるワインなのですが、使い方をちゃんとすれば巨匠のうん十万を呑んだ夜でも印象に残りえるということです。
ドイツは良いワイナリを絞ると低価格からお買い得すぎると改めて唸らされたのでした。

買うとしたら大体このぐらいの価格。流通は少ないっぽいのが残念ネ。


表紙だけならコレっぽい。

時をかける少女 [ 仲里依紗 ]
価格:4344円(税込、送料無料)


| ドイツ | 21:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ACCETORYさんで記事書きました~第一回目。ワイン通になるためのたったひとつの冴えたやり方編~

うぇるかむ!
タイトルがまぁ全てなんですが、アクセトリーさんというお酒HPにて私、記事を書きましたん。

ここから見れますネ。前後編になってます。

SAETA.jpg

「一般向けにビビッとくるように」とボツったタイトル用画像。アニメ絵に対する世間の風はキビシーッ!

せっかくなので、書いて差し支えない感じで補足しちゃいましょ。

・今回、アクセトリーさん側から「一般向け(当サイトに来るユーザー向け)にわかりやすいワイン記事を書いて欲しい」とのご要望がありまして、アニメっぽい喩え話とかを抜きに記事を作りましたん。文体もちょい合わせて変えてますなのである。
最も一般向けと遠いだろう私を選ぶあたり、なかなか対立主義(岡本太郎主義)なのかしらアクセトリー編集部さん?

・で、私自身も「何かしら初心者向け講座的なのをやりたい」とはずっと思っていたので、依頼を受けたのでした。なお私の最初の劇的ワインはようするに↑のオーパスだったわけネ。

・元々依頼されてた文量が2000文字ぐらい?だったような覚えがあったんですが、話を受けてからいきなり送った結果、めっちょ長いということで前後編になりました。

・正直、前後編同日公開されるとはちょっと思ってなくてビックリした。

・アニメ見てる向きにわかりやすく言うと、「AKIRAもエヴァもジブリも富野もアイドル系アニメ全般も見ずにこのアニメがスゴイ!みたいなのを読んだだけでアニメオタクってのは絶対無理だゾ」みたいな話?あれ、余計わかんないかしらコレ・・・・・・

・ちょっとだけ書いておくと、全てのワイン初心者本が「悪であり役に立たない」とは私も思っていません。アプローチの仕方は色々あるからネ。最近だとワイン一年生とかはパティーンを踏みつつも独自アレンジがなされているし、記事内でも書いてるジャンシスおばさんの本とかは分厚すぎるけど今でもたまに読み返す。

・とはいえ、ワインの教科書ビジネスみたいなのの結構な数が書いての通り「パティーンをなぞっただけで、ワインを呑む気にさせず、読む側とは遠い事を書いている」とも思うのでキツめに書いてる所があります。

・実は「セカンドはアカンでー!」などと書いておいて、ムッシュエタン(スケアクロウのセカンド)がいるのは内緒。そこはセカンドかどうかより「旅立とう!」って方を読み取りオナシャース。

・アクセトリーさんでの記事は一応、次以降も考えてますが不定期だろうと思います。

・っていうか、何かこーあったら折角なのでコメントとかくれるとイイと思います(キュピーン)

ではでは、是非見てみてくださいネー。

| コラム | 23:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ドイツワイン回に行ってきました~ボンヌターブルさん4回目~

うぇるかむ!
私は白の贔屓品種としてリースリングをあげる性分なのですが、その最高峰またはクラシックとして知られるのは・・・お察しの方も多いでしょうドイツですネ。
ただ、私もトップクラスの最上級というのは呑んだことがありませんでした。そんななか、またしてもお誘いを受けまして
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(不釣合いなのに)キたぜ日本橋!

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なんかよくわからんことやってたゼ日本橋!

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4回目のボンヌターブルさん来訪であります。
いやぁ、我ながら秋葉原系のモテと無縁な存在がこんなにこの最先端のカジュアル・ガストロノミーに行く機会に恵まれるとは思いませんでしたネ。
おかげさまで銀行にもお金が80円ぐらいしか残ってないけどネ

というわけで、今回はドイツワイン(それも最高峰の熟成ワインをテーマに)でのパーリーに参加してきたのでした。
前哨戦的に料理について書いて今日はとりあえず寝たいです。
以下メニュー名は省略していきます。正式名称?は画像にてお願いします。

・いつものサラダ
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季節のサラダはもう取り分けて省略しますけど、ホントのところ毎回ちゃんと季節モノが入ってまして確か今回はレンコンとかあったハズ。
このドレッシングだけで十分にガストロノミーの実力というものを感じられるんですが、この段階でドイツ美味いなぁって気分にならされまくっており・・・
食前のサラダに対しては流石にリースリングは一方的に勝っちゃう気がしたかも。

・いつものキノコ
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最初の時以外、必ず出てきてる覚えがあるキノコ料理。
いやー、これが実は私、ボンヌターブルさんの料理で一番好きだったりするので毎回嬉しかったり。1日10個ぐらい食べたいぐらい好き。毎回ワインと食べたいぐらい好き。
そもそもキノコ好きですからネ(ワインにキノコを感じると評価が高いぐらいですしネ)。
このレシピは本当に知りたいから、誰か教えてくりゃれ。

・塩麹フォアグラと筍
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出ました。ガストロノミーであります。
フォアグラと甘さも大きいリースリングという仕立てであり、如何にフォアグラという素材が甘口(め)ワインと相性が良いかをわからせる為のお皿といっていいでしょう。
フォアグラのやわらかい要素をカバーするようにシャッキリとして風味豊かな筍、整えのよろしいネギとソースの仕立て具合など、計算されたバランス感覚。
そして甘味が加わる事でフォアグラもワインも引き立つ。この図式をぴたり感じさせるビンビンな逸品です。
流石にこのレベルで出されると「あん肝の方がフォアグラより上」とはいえぬ・・・(美味しんぼ脳)

・玉ねぎのスープ
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ニョッキってこんなに美味しかったけ?と思わせてくれたのが収穫でした。
玉ねぎの柔らかい甘みにベーコンやビーツが程よく刺激的。ここでもやはりトロトロめのポタージュにたいして、ニョッキやベーコンなどで噛みごたえを演出されているのがほんとこういいですネ。
呑む場所、といいますかスプーンですくった具材毎にワインとの相性が変わります。
そのうえで、どれも甘味の多いリースリングとベースであるスープがぴったり。これも毎日でも呑みたいスープ。

・ホロホロ鶏のソテー
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この日のメインディッシュ。
ホワイトアスパラガスがドーン。結構迫力のあるお皿です。
そしてここでもキノコ要素が多くてハッピー!
さておき。お肉の火入れやらソースの質感やらが素晴らしい事は言わずもがな、それでいてアスパラガスが如何に秀逸な食材かをわからしめてくれます。
単体で食べると味気なくもあるんですが、上手にソースを絡めると鳥に負けない旨味とあっさりとした口当り。
美食な人達がホワイトアスパラガスを褒めてるの、こういう事なんですネ(今更でゴメンナサイ)
ここで良く噛むことで口の中がある意味リフレッシュされるから、鶏肉がよりジューシーになるし、同時にワインも引き立ってくるという。
それでいて、熟成した白ワインとシンパシーが出るきのこソース・・・という図式に洗練が、ある。

・蓬とアーモンドのシュー、枇杷とアイス
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このデザートだけで並みでないことは良くわかりますネ。
アイスワインと供せられたここに見られるのは、蓬や枇杷っていうか杏仁豆腐風なワインとドイツが誇るデザートワインを組み合わせる事によって、甘味同士での引き合わせにおける大事なアクセントがあったということです。
何言ってるのって?
よーするに、甘口ワインとアイスなりを合わせる時にはアイス側にも個性が必要だということです。でないと、埋もれる。
結構この蓬シューもアイスもクセがありまして、単独で食べると意外と緻密に感じない部分があるのではないかと(特にアイスはモロに杏仁豆腐味)
そうしたクセっけがあるから、甘口ワインが映えるというか、アイス側がただの甘い邪魔な物体で終わらないのだろうなぁと。
ブルーベリーソースが更に対立主義的意識を感じてニクいですネ。

・いつものタコヤキ
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正直なところ、ここ一年本物のタコヤキ食べた覚えがない・・・
なので、これがタコヤキなのだとこの時脳が微妙に認識してました。酔ってます。

・・・
・・・・・・
ということで、ボンヌターブルさんのお料理でありました。
今回のラインを見るとどこと無くわかるかもなんですが、普段よりも「和の要素」を感じさせるセットになっています。
フォアグラのソースと付け合せが筍やネギであったり。デザートが如実ですネ。
そうした細かいセットを見た時に、やはりドイツと日本食というのがチラついたのは私としては(その組み合わせに違和感を持ちまくっている身としては)ちょっと残念でもあったんですが、しかしなるほどドイツワインと日本食が合うというプレゼンが
「最高峰を知っていると、したくなってしまう」
可能性というのは見出すに至れました。コレ、私としては今までの自分否定しぎみでびっくり発言だからネ。
もっとも、純正の和食なぞ一切出ていないので、そこはボンヌターブルさんの力量なのですが・・・・・・

それと、今回も13杯ほどいただいたのですが、どれも低アルコールかつ泡などの要素がない為に珍しく一切のK.oがなくお家に帰ってグラブルしました。
これまでの回、ほぼダウン状態でありタクシー使って帰った事もあるからネ!
しかしながら、一番味わいにボリュームを感じたのは今回。甘味の強さって偉大。

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と、いう訳で、これからしばらくはドイツワイン、更新します!
ついでに言っちゃうとどれもコスパで測るモノでないのも前提として明言しておきたい。
この机の上にあるボトル、総額120万円ぐらいだそーで・・・・・・
ので、ちょこちょことデイリーワインは挟むとは思いますが、ドイツワインおよびリースリングってスゴイんだぞ!というのを示していきたい所存です。

ここは神だってのは良くわからされました。

あと格別だったワイナリはここ、とネタバレしておきましょう。

ミシュランガイドってなに、売り切れ続出なのか・・・
ミシュランガイド東京(2016)

ミシュランガイド東京(2016)
価格:3,240円(税込、送料込)

| コラム | 23:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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新世界で修行してのシュペブルその成果とは?レナート・ファイト・ピースポーター・ギュンタースライ・シュペートブルグンダー2013 

うぇるかむ!
これまた久々になっちゃいましたネ、ドイツのシュペートブルグンダー!

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レナート・ファイト・シュペートブルグンダー2013
あ、因みにしばらくドイツワイン特集的になりそうです(突然の予告)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
あからさまなほどに、昔ながらっぽいエチケットの表側、10代続くワイナリなのだそうで。
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裏ラベルは日本用になっています。
作り手の現当主がペガサスベイなどで修行してきているのだそうで、伝統的な白以外にも力を入れ始めているのがこのシュペートブルグンダーだそうで。
っていうか、この作り手で調べてもほとんどがゴールドトレップヒェンという特急畑からの甘口白。
超マイナー扱いに事実上なっちゃってるんですねコレ。
ちょっとかわいそうな感じもするんですが、実際どうなの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
年号の割に妙に年食ってる感じ?
かなーり渋いキャラしていると思います。しかも和装目な。

色は強いレッド。
香りに紅茶館が多めにあってそこは好印象。それと少しチェリッシュな感じがあります。
味わいはかなり酸味が強く、アタックからアセロラなどの酸味がおおくやってき、すっぱい梅っぽさをダイレクトアターック!
アミノなんだぜーみたいな?
果実質感などには朱い果実感があり、ジャミーに思える事もあるのですが、上述の酸味要素が特徴になっており、同時に強い紅茶感あるタニックに支えられて全体に硬派。
そこそこしょっぱい系。
アフターはそこまで長くない辺りも特徴的かな。良くも悪くもバランスはとりかたが不自然というか、カチッとハマってはいない印象でした。
いい人なんだけど、そういう要素よりも近づきがたいオーラが強い。強面オジサンキャラ?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
5000円するピノないしシュペートブルグンダーとして見た時に、他の生産者の選択肢があまりに多いかなというのが正直なところです。
このキャラクターが好きな人であればドハマりできる。そういうスタイルになっていると思います。
なので、まずは一本ご自身でお試しあれ。
あんまりプレゼント向けの要素がなく、ちょっと使いドコロが難しいタイプ。料理と使いこなせるとカッコいいと思います。

というわけで、レナート・ファイトよりピースポーター・ギュンタースライ・シュペートブルグンダー2013でした。
まぁまぁ高級感もありつつ、独自のシュペートブルグンダ方向性を持つ為に、万人受けするようなタイプでなく仕上がっています。
だからまぁ店頭置きが少ないのかも?と思う一方こういう面白さこそ「ワインの個性がー」とか宣う人には呑んでいただきたくも思う。
なかなか難しいワインであります・・・・・・

楽天ではシュペートブルグンダー版を見かけない・・・白の方がココもやっぱり美味しいのかな?

Pチャン!

| ドイツ | 16:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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久々の高価格チリ!静寂はそこに訪れるのか? コノスル・シレンシオ2011

うぇるかむ!
昨日は「マイナーな作り手の低価格で熟成したボルドー」だったので、今日はその全く逆をいきます。
つまり、「メジャーな作り手の高価格で若いチリ」であります。

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コノスル・シレンシオ2011
チャリンコにのってないゾ!静音駆動かな?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(世間的には+♥?)
ラベルからして、如何にもシンプルめ狙った感じです。こうするとコノスルのマークまでなんだかいつもより格好良く見えますネ。
ケース注ぎだったもので、裏ラベルは確認とれませんでしたが、そのかわり
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木箱だったわ
シャンパーニュでもそうそうはないよネ・・・・・・

作り手は言わずもがな、コノスル先生。
コノ・スル、実は相当久々だったりします
この回の時にオシオというワインがありましたが、それがこれまでのコノスルで一番高いワイン、フラッグシップだったわけです。
が、コノスルを押し上げたカリスマ醸造家状態のアドルフォ・フルタード氏。コノスルがシリーズ通して成功し始めたある時こう思うわけです。

「う~む、やっぱりマイポで、一花咲かせたいなぁ・・・・・・!」

と、cv:藤岡弘って感じにチリの高額帯真骨頂であるカベルネ主体のワインをつくろうと計画します。
元々コノスルってそんなにカベルネがベラボウに良いって話は聞かないんですよネ(多分、マジョリティはピノで評価してるんじゃないかしら)。
そんなこんなで5年ぐらいかけて、マイポ・アルトで樹齢30年以上のブドウを数軒から買い付ける事に成功し今回のシレンシオを完成させたのでした。
シレンシオのデビューは2010ヴィンテージで2014年リリース。
今回のものは2015年リリースなので新フラッグシップワインとしてまだ定着していないぐらいです。
(そのため、色んな所でテクニカルが違い定かでないのですが、当ブログあんまりテクニカル書かない方針にしてるので、ま、いいでしょう)
シレンシオ=静寂、という名前がつけられたこのワイン。ようするに
「黙っちゃうほど美味いんです。ブドウの生命力!を感じるといいますか~(cv:藤岡弘)」という事なんですって。
果たしてその実力わ?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
よくぞここまでナパを彷彿とさせる出来に・・・・・・
当ブログもなんだかんだついつい「これは(地域名)のワインに似てる」とか書いちゃう事多いのですが、今回も書かせていただきたい。
こ れ は ナ パ メ イ ド の 仲 間 入 り だ
そんなこんなで、完成度は高いナパスタイル。
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まぁ、こんな箱に入ってれば高級ワインの仲間入りをしてなきゃネ!

色は完璧に濃いパープル。透けません。
香りにカシス感が濃厚にあり、それからゆったりとバニラが多いカカオチョコ。
ミント感はあんまりなく、その分少し土っぽいニュアンスがあります。
比重はカシス&バニラに寄っていて、この辺りから既にナパっぽいんです。アルマヴィーヴァよりも近いかも?
味わいもトースト感とコーヒーからスタートする、ハードボイルド朝食なところからスタートします。
チリらしい葉巻っぽさやユーカリ感は香りにはあまりない割に舌に乗せるときっちり感じられるのは特徴的。
カシスの酸や甘味、それからビターチョコがやってくるのが骨太です。口当りも非常にまろやかに仕上がっており角がたたない。
若いワインとしての、カベルネがやりうる動きをカッチリとやっています。
ついでにナルホド、静かなキャラクターです。アタックからアフターまで非常にまとめ方がシックでクール。
要するに派手さはないんですよ。どの部分も濃厚めなようでいて突出させずに最後までおおらかにできています。
インテリジェンスです。古い名家のモノクロ写真って迫力。この手堅さ、作り上げて2回目の出来ではない。
そんな訳で、紳士的な執事の作法をこの年号ながら感じさせます。みんな大好き黒髪眼鏡若執事。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
内容はなかなか見応えがあるのですが、1万6千円と価格もプレミアム。
何せ3000本ぐらいしか作っておらず、それも世界割り当てなのだから仕方なし。初年度はアドヴォケイトでルイス君が93点つけたらしいからメリケンにも輸出されてますし。
この価格帯のカリフォルニア各位と争えるか?というと、それはありえると思います。ブラインドしたら私もナパカベって答える自信が(逆方向に)ある。
とはいえ、それらよりもお買い得か?というとそれこそオーパスとかレイルとかのようなもっと高いワインを連れてきて叩き台にしないとならない。
なのでふつー、という評価に私は至りましたとさ。普段のコノスルのイメージのせいか思いの外お店では余っているようなんですけれども、このワイナリ高額も作れるのだなぁとしみじみ。
藤岡弘に似ているらしいアドルフォ・フルタード氏は日本が思っている以上に上手な作り手なのではないでしょか?この人がプライベートとか作ったら呑みたい感ある。

というわけで、シレンシオ2011でした。
非常にキッチリとした作りのワインなっており、高額ワインとして相応しい出来栄えをみせてくれます。
コノスル改めてすごいにゃぁ、と思える感はありまして、点数付けを総合すると自分でもちょっち低い見栄えになっちゃのが申し訳ないぐらいです(点数制度上、こういう時やその逆がたまにあります。SORRY・・・)

各店少ない入荷だけど動いてない感じ。そこも静寂かー・・・

執事のイラストないかなーと探したら三次元にドヤ顔されたりモンチッチが頭痛するほど並んできたので、適当にそれっぽい生写真とやらを貼っておくのであった(しかし生写真って前から思ってたんだけど、かなり言葉で買わせてるヨネ)

| チリ | 22:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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久々の低価格ボルドー。安くてもグレートヴィンテージってどれほど? シャトー・デュドン・キュヴェ・ジャン・バティスト・デュドン2005

うぇるかむ!
昨日は疲れてて更新も出来ませんでした・・・すまぬ。
てな訳で、真っ昼間から予約更新なのです。

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シャトー・デュドン・キュヴェ・ジャン・バティスト・デュドン2005
如何にもな安旨系であります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
こう、パッとしないラベルではあると思います。何というか、ふっつーさ漂いまくってるのですが一応これでも良年スペシャルキュベなんですって、へー。
201604080017245c7.jpg
裏もインポーターのしかありません。もしかして海外用?
シャトーの所有者がグリュオー・ラローズな事が大々的にかかれています。
デュドン修道院という所の辺りで作っていて、ボーレック村というところにあるのだそうな(グラーヴが近め?)
セパージュは微妙に書いてるサイトによって違うみたいで、メルロ40%カベルネ・フラン30%カベルネ・ソーヴィニヨン29%マルベック1%とメルロが多いというふっつーなボルドー低価格。
リュット・レゾネやってますよー、などなど並びますが一番のポイントは2005年のボルドーという事なのは間違いないでしょう。
いわゆるグレート・ヴィンテージのワイン。一部ではやたらと重要視されている要素ですよネ。
さて、それは本当なのか?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
程々崩れず熟してる感じ。
何が何でもオールドチックな味じゃないとダメなんじゃー!という人には良いのではないでしょうか。
ボルドーらしいワインと言って良いのではないかと。

色はクリムゾンレッドで赤さ多め。
あんまり色抜けしてない印象でしたネ。そこのところは多少驚きでした。
香りからしてそこそこに土臭く、カシス感など重た目の果実要素があります。
全体に沈む感じはあるんですよネ。ちょっとどっしりとした外観ってイメージ。
味わいも割りと土臭さが目立つ辺りが低価格メルローって感じ(チリっぽい?)
口当りそのものはそこそこマイルドなのは熟成の良い点。
カフォオレっぽさが少しありつつ、そこに泥臭さが入っちゃうのはバランス悪目なんですが、チープにはならずまとまりは良い。
その泥さ加減も個性といいましょうか。
まとまりはいいのですが、流石に全体にボリューム感はなく、その点では程々といった具合に終わっているのは残念ポイントかしら。
あんまり主張もしないし、目立った人気が出そうな要素もないワインですが、ちょっとした熟成感に興味が持てるなら悪くないのではないかと。
28歳OL系って感じ。それも印象薄めな子。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
そういうピンポイントな大人さが欲しい方なら、3000円程度なのでオススメしうるかも。
熟成の真髄・・・みたいなレベルには到達してませんけれどもネ。でも、例えばカリフォルニアや南アフリカなどで2005年のワインをこの価格で探すのは苦労するわけでして、この点だけはボルドーの利点でしょう。
低価格でちょっとした古酒っぽいものがお店で売っている。ここに魅力を感じなければ低価格ボルドーはあんまり価値を帯びません。
あくまでもデイリー向け(でもまぁギリギリな価格だよネ)なので、これまた古い映画でも見ながら楽しむのがいいんじゃないかと。料理もそこそこの家庭料理でおK。

というわけで、シャトー・デュドン・キュヴェ・ジャン・バプティスト・デュドン でした。
わざわざこのぐらいの価格のボルドーを買うなら、狙い目はこの程度には熟成経過があるものなのだろうなぁと私は考えています。
他国に若いヴィンテージで圧倒的に敗北するぐらいダサい作り手の地ボルドーにおいて、利点は大量生産性とオールドヴィンテージの抱え込みがあることでしょう。
どーしても若いヴィンテージのワインは嫌なんじゃー!という方向けな感じナノデス。

どこまでも普通。意外とネット流通は少なめかも?
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一時期流行らせようとして微妙に失敗したよね
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| フランス | 14:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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低価格デイリーシラーらしい、定番スタイルな南ア。 ボッシェンダル・パヴィリヨン・シラーズ2014

うぇるかむ!
エレン・ベーカー先生が流行っているらしく、一緒にワインが呑みたいと思っていたらいつの間にかこんな時間になっちゃいました。
というわけで、デイリーワインでサクッと。今飲んでいるのです。

20160406215249a0a.jpg
ボッシェンダル・パヴィリヨン・シラーズ2014
南アフリカの中でも低価格目なやつです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベルはなんとなくなんですが、ボルドー意識があるのかな?という感じ。これは「庭園の建築物」であって、シャトーではないのですが、全体の構成がローヌ的というよりはボルドーチックなんですよ不思議と。
20160406215258288.jpg
裏はとてもダサい。

作り手であるボッシェンダルは1685年には設立されている「老舗系」の方。
その為オーナーの移り変わりも多いですし、敷地内でぶどう畑を所有しています(南アフリカでは珍しい)
フランス流儀のワインづくりをしていますーなどなどはあるんですが、正直あまり目立った要素がないタイプの大手かなという印象。作ってるワインの種類もかなり多いですしネ。
ティム・アトキンのリストの一応下層には存在しているのですが、後はワイン王国?
今回は中でも安いパヴィリヨンシリーズというもので、地域名も出ていないタイプ。
要するにデイリーとして作っているワインです。直球で言うと。そして、その意味では非常に的を得ているワインだと思っています。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
良くも悪くも素直なデイリースタイル
シラーズにヴィオニエ10%、という如何にもなタイプの王道を行く味です。
定番、という言葉がこの世にはありますが、まさに「定番な安旨」のスタイルを地で行っています。

色は透けない赤紫で結構濃い目。新しいワインとしても結構しっかりとしたカラーです。
香りに強く胡椒、ブルーベリーなどの黒目の果実感。
と、書くと如何にもシラーなのかな?と思われる方もいらっしゃるでしょう。そして如何にもナノデス。
味わいはしかしながらある程度舵取りしている事がわかります。
基本は黒や紫の果実感とシロップ感なのに、酸が多く感じられアフター付近でアールグレイっぽい茶葉感を出しつつ、アッサリと終わります。
あくまでも全体のベースは濃い目の果実要素、なのですがところどころでヴィオニエがもたらしているだろう白ワインっぽい花感などがあり(また、その部分を追って捉えようとすると異様に白ワインぽさを知覚しがちな辺りも)後味はそんなに下品に終わらないんですネ。
全体の体動そのものはストレートで単調なんですが、コッテリしすぎる事なく、かといってサッパリでもない・・・というバランス感覚のとられかたがいいんですネ。
果実の甘さにシロップ感は割りとあるし、総じて高級感を感じる作りにはなっていませんが、濃さとスッキリというテーブルクラスに欲しい要素はちゃんとこなされているのです。
ボッシェンダルはイギリスで一番売れている南アフリカのワイナリらしいのですが、それは何となくわかって、酸味も結構たっています。
米国人気が高いブーケンハーツ様とはその辺りでちょっとした個性差があって面白いかもです。
まさに親しみやすい幼馴染(そして恋愛的には眼中で終わる)なポジです。常日頃会って、登下校しても、まったく恋愛に発展しない感じ。
ちょっとデイリーらしさをこなしすぎているような感はあるかなー。ようするに恋愛フラグが立たないのでス。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
とはいえ1300円ならそれなりに・・・
魅力がないわけじゃないんです。ただ、全体に尖りはない。例えば、他の南アフリカの同じぐらいのワインと比べて突き抜けている感じはないですし、それらも大抵は「ローヌも低価格結構あるしなぁ・・・」の範囲ですから。
井の中の蛙大海を知らずしちゃうんですよ。意外と南アフリカローヌブレンドの低価格は、本場ローヌ低価格より数百円程度の差で収まってしまいがちかなーとこのワインを飲みつつ思っちゃったりも。
とはいえ、1300円程度のワインとしては、ヘタうつより遥かに良く出来ていますから、日常消費ワインとして使うなら大いにありだとも思うわけです。
日持ちもそれなりにはしますから、サクッと呑んでサクッとスクリューキャップを閉じて3日ぐらい呑むというのはアリ。
あくまでもデイリーワインの直球ですから、まず一本試してから箱で買って料理と合わせてくとかもいいかな。

というわけで、ボッシェンダルのパヴィリヨン版赤でした。
総じてこの段階では凄みは感じない・・・・・・というのは、ブーケンハーツ様とかでもそうなのでもうちょい高いのを買ってみるべきだったかなぁ?とも思うのです。
が、それはちょっと穿ったかなぁ我ながら。少なくとも、価格相応以上にはある辺りが流石南アフリカと思います。

安いとこのぐらいで置いてたり置いてなかったり。なので、好みのショップでどうぞ。

なんかこー、特別スゴイって思わないといいますか・・・・・・
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| 南アフリカ | 23:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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にごり泡ワイン対にごり泡日本酒! ~たまには日本酒もいいよね。三芳菊酒造サーチ・アンド・デストロイ~

うぇるかむ!
日本酒もたまに、っていうか三芳菊酒造もたまに呑む当ブログ。そこでこんなのも呑んでました。

2016040420503725d.jpg
日本酒ですよ!
という訳で三芳菊酒造のサーチ・アンド・デストロイです。これがどういうお酒かといいますと
限定純米にごり発泡酒
です。
20160404205043f84.jpg
この写真みていただけるとわかるとおり、底の方はかなり濁ってらっしゃる。酒粕だだ溜りです。そして
20160404205056ddc.jpg
ですとろーーーーーい!
20160404205108d4e.jpg
デストローーーーーーーーーイ!!

めっちゃくちゃ酒カスが舞う


ガバガバと底溜まりが泡と共に投入されます。写真みると微妙にわかっていただけると思うのですが、泡と共になんか明らかに舞ってますよね。
なのでグラスに注ぐとなんだか白い。
見た目にはなかなかクレイジーでいいのですが味わいはというと・・・・・・うーん、三芳菊酒造好きなもののコレの良さは私にはわからなかった。
なんというか、すえている。酸っぱい。香りもネクロマンシー。
ラベルのキャラクターはとてつもなく的確です。病んでる。完璧に病んでる。
オリが落ち着いたら美味しいのかな?と思って次の日に呑んでもソレは変わらずっていうか泡が控えめになると不味いの域に到達。
面白いアイテムではあるし、これ好きな人がいる可能性も高いんだけど、私は他のシリーズ今後は買います・・・・・・

さておき、泡のあった時にこんな事して見てました私。

201604042051151fe.jpg
芸術感じさせるにごり泡コラボ

みんなやたらマリーアジュ?とか宣いながら食事とお酒を云々やるのですが、こういうのもやってみて欲しいと思う所存。シャンパーニュとジョエル・ロブションエビスとか面白そーだと思うのですが、酔っ払うのでなかなか私もやる機会がなく。

通常日本酒の方がアルコール度数が強く、全体の味の推し方がグイグイなので(特に三芳菊酒造のような所の生酒モノは)ワインが負けちゃう事が多いんですが、今回の場合サーチ・アンド・デストロイがかなり酸っぱみが強いためクレマチスの甘味がなんと引き立つという不可思議現象が起こりました。
どちらも泡はそこまで如実に強いわけでないのですが、泡を感じ取ろうとこちらが努力してしまうというのもひとつあったかなーと。
なかなか面白い参考になりました。

ラベルが面白いところは中身も面白いっす。

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| コラム | 05:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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私個人としてはかなりいただけないワインで敢えて更新してみる~日本ワインについて改めて感じてるソレコレを改めて記しておき良くなることを願う~ ヴォータノワイン・洗馬K4・メルローG2014

うぇるかむ!
日本ワインでは余程でないと更新しない当ブログ、とはいえ呑んだからには記事にもしたいと思いまして今日は簡単に。

20160405221331a71.jpg
ヴォータノワイン・洗馬K4・メルローG2014

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥
ラベルは正直あんまり洗練とされていない印象があります。真ん中の絵まではかわいいのに、周囲がとかくなんだかダサくなっており、また「Gって何よ?」感は全く説明されておらず。
色々ともったいない感じしかありません。長文はいらないけど、何がどうGなのかは説明欲しくありません?

20160405221344a69.jpg
裏ラベルとかはなくコレで全て。

日本のワイナリは当ブログ慣例的に公式に誘導しておりますが、2007年からヴァーチャルワイナリとして初めて2012年に独立されている模様。
元建築コンサルトの坪田満博という方が始めたワイナリ。
後はもう検索してください(投げやり!?)

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥
率直に言ってバランスが悪いワインです。
もう一個乗せようかとも思いましたが、私個人としては良いワインとは思わないので低めの点数にしています。

色は赤さが多めに存在。
かなり若いカラーでしょう。
香りに青さが目立ち何か酸っぱい感じがしつつ、シロップ感が多め。と、この段階でどこかチグハグです。
味わいも同様に異様に口当りに青さがあがり、その割に樽の効きがあってミルキー。
それらが如実にバランスが悪くチグハグなんですネ。
異様にピーマン系のタッチ出てて青臭いのになんか異様にバニラ感があるというのが、作りのバランスの欠如を感じさせ、まだ若いワイナリなので仕方ないとはいえ・・・・・・実力不足を感じさせます。
果実感の感覚からいくと、いっそステンレスとかで仕上げてあげた方が良いのでは?と思うのです。
ボトル個体差がある?とか考えられなくもないですが、少なくともコレはちょっとキつかった・・・・・・
対して可愛くもない子にツンデレのツンの部分だけ披露されても、困りますよねっていう所存。
熟成も期待は個人的に出来ないのですが、どうなのだろう?この手のタイプを熟成させるというのは・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)

そして、このワイナリがブティックだからなのか日本ワインだからなのか4000円します。
うーむ・・・?

というわけで、ヴォータノワイン・洗馬K4・メルローG2014でした。
300本程度のカルト日本ワインの部類なんですが、典型的な日本の小規模らしいといいますか、頑張りはさておいて内容が良くないという。
どうにも醸造家の経歴というか師範がそもそも「?」という感じで、作りがヘンだと思う。
2000円でもちょいキツい印象。
さて。
四恩醸造は褒めておいて、ヴォータノはこの通りにつけている当ブログ。
その最大の差は「値段」が実のところぶっちぎりで大きいのですが(四恩醸造だって4000円もしたら絶対に嫌です)、それ以上にチグハグな出来栄えが日本ワイナリに多い事があげられるのではないかと。
その部分で、自分にできる妥当性を見出してモノ作りができているのが四恩醸造やサドヤなんだろうと。
ここから言えるのは、ブティック(1000本も作れない小規模生産者)だからワインは良いとか、一人で作ってるから偉いなんて事はワインでは全く無いという事。
そして今現在、日本ワイナリの著名な幾つかにはそういうのがウリになっており、日本ワインファンとやらの間ではツアーに行ったりしてムーヴメントが出来ている事。
ここに日本の発展のしなさを感じてしまうのです。日本でブドウを作るのが大変だからなんだというのか。私はそんなモノは知らない。
今の日本ワインを礼賛する動きが減った時、生き残るワイナリはどこなのだろうか?そんな事を別のワインで酔っ払いながら思う次第です。

断言してもいいけど4000円あったら他国のワイン、それこそフランスすら良いのが出てきます。

何度見ても表紙だけで笑うし、全く中身に希望が持てないW

| 日本 | 23:01 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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にごりロゼ泡!?意欲的なあらゆる面で日本らしいアイテム。 四恩醸造・クレマチス・ロゼ2015

うぇるかむ!
当ブログ、基本的には日本のワイナリーが好きじゃない&日本ワインラバーとやらをあまり好ましく思ってもいなかったりします。
まぁ、理由は色々既に書いているんですが・・・さておきそんな私が日本のワイナリの中では唯一買っているのがコチラ。

20160404204930d03.jpg
四恩醸造・クレマチス・ロゼ2015
日本ワインラバーとやらが羨む顔が目に浮かびますなぁ^~ゲッスッススス~(ヘブライ語しか聞こえない左門くん顔)

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的には+♥)
相変わらずの水彩画といいますか、まぁここが基本そうだからネ。やっぱりボトルで置いて楽しいのは、良い。
20160404204942b6b.jpg
今回で3度目なのでやっぱり詳細は省きますが、今回は「にごりロゼ」です。
下のほうに如何にもオリが沈殿。びっくりするほどユートピア。
あ、因みにこれ巨峰100%です。
巨峰て・・・・・・
もうそこかしらで色々書いているのも見られますが、では実際に開けてまいりましょー。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥(当たれば)
流石のにごり、変わり種・・・
気軽目な泡であることは間違いないのですが、クレマンともまた違ってまさにヴァン・ナチュール。
これは写真で撮るのが楽しいですネ。
20160404204951d1f.jpg
クッソ雑な王冠
これを開けると
20160404205001832.jpg
20160404205012ee5.jpg
どう考えても濁りが舞います。そんな訳で注ぐ度に色が違っちゃう。
香りが意外とチャーミングで、ピンク系の雰囲気がとても出ています。
チェリー、ピーチ(高級でない感じ)の甘味の多いタッチ。多少やはり駄菓子っぽい。この時に崩れが少ない。ちょっぴり杏などもある。後引きまで甘く、まぁ甘すぎる感のする香りではあるが、安い香りではなく。
味わいも全体にカワイイ仕上がりになっています。
それでいて収まりが良い。
香り同様にピーチ缶やサクランボ、そこそこに青っぽさもありつつも酸味などが少なく甘味部分はハッキリしているのでそこまで気にならないかな。
メーカー側がチャーミングさに欠くとか結構ネガティヴしてたりするんですけど、逆にもろもろのまとまり方としては良い方向になっているんじゃないかしら?
これ異常甘かったりしてもバランス悪そうな・・・・・・
基本的には酸味は少なく甘味推しなのだけれど、口当りも悪くない。
また、如何にもシロップ的な要素は案外と低めだったり。
ただこのワイン、当たり外れがあることを明言されての通り相当ボトル個体差があるようで、私は当たりだったのかな?
また、高級な泡のスタイルは一切ないので、当然シャンパーニュと戦ったり出来ません(スル気がないです)
そういうラフなところまで含めて良い感じに、ゆるふわギャグなサクッと読める漫画感。
爆笑もしないしめちゃくちゃ心に響く何かがある訳でもないけど、なんかのほほんと寝れる(っていうかそのおかげで昨日更新忘れてた)

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥(面白さ重視なら)
買えれば最高に面白い
のですが、やはりネットショップでは既に存在が消えています。君ら本当に日本ワイン好きだな・・・・・・
変わり種モノとして飲むのに丁度いいぐらいのお値段とタッチで、お花見とかが一番向いているぐらいの感覚。
そういう気軽なアイテムとして、ザクザク使えればいいのですがレアアイテム。うーむ、需要と供給が噛み合ってなさすぎる。
買える人はサクッと呑むのがオススメです。レアだけど頑張ってとっておいてもいいことは無いだろうという珍しいアイテム。
いや、20年後とかどうなってるか試したいなら否定はしないけど・・・・・・

というわけで、四恩醸造よりクレマチスロゼでした。
やっぱりこのワイナリ、てにはいりさえすれば日本の中では最も価格と楽しさが備わっています。
ヘタに海外流儀を目指すよりこういう方がいいんだろうなぁなんて思わせてくれる、ほんわかなひと品です。
自分らしく、ネ。

20160404205021d47.jpg

というわけで、売り切れでヤンス!
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可愛さだけで全部やる気まんまんなアレ
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| 日本 | 21:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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月は出ているか?って気分なラベルのデイリーライクさあふるるひと品。 ドリームタイム・パス・シラーズ・ムーン・シリーズ・2013

うぇるかむ!
昨日はエイプリルフールで遊びまくっていて、結局更新しませんでしたすいませ~んOTL
で、今日もサクッとこれからワインを飲みまくるゾイ!てな訳でして・・・気軽なヤツで更新デス。

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ドリームタイム・パス・シラーズ2013
月は出ているのか!?

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベル自体はまぁ、デイリーライクさあふれる感じでしょう。
安いです!って雰囲気が強すぎるぐらい?
20160402134025106.jpg
裏も対してない。コレには理由がちょいちょいあります。

作り手はフィル・スピルマンという方で、彼はデューキン・エステートやヴィラ・マリアといったオーストラリアの有名ドコロで醸造家をやっていた人。
また、ヴィレッジ・セラーズさんではデューキン・エステートの輸入をしばらくやっていたんですネ。
ところが、デューキンがフレシネ社に買収され経営指針変更からヴィレッジ・セラーズとの卸を取りやめることにしたんだそうで。
オージーの安旨どころとして仕入れていたデューキンが丸ごとなくなってしまう!という大ピンチの中、
「フィルえも~ん、フレシネがいじめるんだよぉ~、なんか出してぇ~~」
と野比のび太バリにフィル・スピルマン氏に頼んだ所
「ヴィレ太君はしょうがないなぁ、(テケテケテケン♪)ドリームタイム・パス~!」
とドラエモンよろしく提案されたのがこのドリームタイムパスシリーズ。
このシリーズ、そんなわけでヴィレッジ・セラーズオンリーの日本輸出用デイリーワインとして作られています。
フィル氏がいったいどこからブドウなどを買い付けているかはちょっと不明なんですが、シラーズを基調として他ブドウを配合するブレンドタイプな事とステンレスタンクオンリーなのが特徴。
日本輸出オンリーなのでローヌ風だとかオーストラリアらしさとかは無視してとにかく「デイリーで低価格だけど、日本人ウケする」という前提があるシリーズなんだとか。
では、その実力や如何に?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
当たり障りなく呑めてしまう超デイリーお月見
お月見というよりなんら普通の夜の散歩感。
なるほどコッテリはしてないし青臭さなどの嫌な要素もなく。シラーズ系の果実感をまま打ち出したような味わいとなっています。
まったりめ。
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色は赤紫が強く出ていて、如何にもな若いカラーリング。
香りに感じられるのもフルーツのソース感。紫果実寄りのミックスジャムといったところでしょうか?
バニラ感などは(樽使ってないらしいし)感じられずあくまでもフルーツソースっけが多く。
味わいも最初から最後までそうしたフルーツ要素を多く感じさせるモノになっています。
若干ブルーベリーっぽさが多いかしら、酸と甘味のタッチはどちらも中庸。
最後までそうした感じで単調といえば単調なものの、しかし甘すぎベタベタなシラーズという体にはなっておらず、どっちかというとカリフォルニアの中域辺りの雰囲気に近いかな。それらの縮小版といった気がします。
スパイシーさに関しても微量。そのほか引っかかりになりえる要素などもなく。
気兼ねなく飲めちゃうワインってところでしょうか。じゃぶじゃぶもいけるし、ゆったり映画見ながらでもデイリーとしては程々。腰据えてじっくり向き合って呑むタイプじゃない(っていうかこの値段でそんなの求めてもなぁ)ものの、デイリーライクとしてはイイという、隣の家のお姉ちゃんポジ?

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
1300円シラーズとしてはまぁまぁな・・・
これが1500円となると突如♥♥♥に私はしちゃう。それぐらい2000円アンダーの世界は微妙な数字で動いていると思うんですけれども、このワイン1300円の中ではバランス取りが良くも悪くもいいのです。
この価格帯だともっとチープに傾くモノも多い中、良く検討されているのがわかります。結果が当たり障りなく呑めるという事に繋がっている。
そうした意味で、箱買いしてドカドカ使ったり、カジュアルレストランのグラスワインにぴったり。
なんでもイーからとりあえず赤ワイン!みたいな気分になってる方には良いのでは?

というわけで、ドリームタイム・パス・シラーズ2013でした。
値段まで考えるとまぁまぁなデイリーといった感じでしたネ。低価格だと本当、ダサい事が増えるんですよねぇシラーズ・・・・・・
サクッと買って即呑むのに適した、そんな日常キャラです。

価格設定までがグッド。取り扱い店もそれなりに多めなのもグッド。

月姫とかよりはこっちぐらいのふつーさ。

| オーストラリア | 13:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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