オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2016年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年04月

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さらばアッシュブルック2009・・・デイリーなスクリューキャップワインのテキトー管理の結果とは? ~他、なんかポツポツと書いておく

うぇるかむ!
年度末でちょいちょい忙しく何よりソシャゲが大変なので今日は簡易更新です。
エイプリルフールもあるしなぁ(何か出来ればいいけど多分何もしない)

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ローアイン編が頭悪いシナリオ(いい意味で)すぎてブログ更新忘れてたぐらい。キャタピラさん取得頑張ります

このワイン、実に2年前の夏頃に更新してまして。
先日のアルヘイトと同様にめちゃくちゃ贔屓していたワインです。
で、あんまり買いすぎててしばらく家で放置しちゃってた残り1本があったんですネ。
せっかくの機会にとパシュッとスクリューキャップ開けちゃいました。

デイリークラスのワインの、それもスクリューキャップ。さて結果はどうだったかというと

あんまり違いがありませんでした。
多少タニックさがあがっちゃってるな?とか、微妙にダメージ受けてる感が酸味と日持ち具合でちょっとあるような気がするんですが、ベースはほとんど変わっていないと思います。
熟成云々にはこのクラスのスクリューであると、1~2年程度じゃイメージ変わらないですネ。ズボラ管理だとしても。
改めてそれがわかる一本でした。うーむ、やっぱりなかなかいいなぁコレ(ちょっと前は点数つけすぎた気もするけど)。


・最近ワイン界隈でちょこちょこ思うワインブロガー的悩み
年度末なんですし、まぁ慣例にしたがってサクッと。
っていうか、コメントとかもらえるとそこそこ嬉しい事あれこれ。

その1:いつまで神の雫は「寿司とワイン特集」をやってるん?っていうか寿司とワインってそこまでして合わせたいの?
なんかずーっと永遠と取材協力元の提案をひたすらに同じテンポと同じ調子と「それカリフォルニアロールだよネ?」といった手のこんだ寿司とワインの提案に漫画としての面白さが何時にも増してマイナス方向に吹っ切れててなんかドエレー事になってしまっています。
そして毎回毎回思うのですが
「なんかワイン塩だか使って醤油とワサビ使わないとか云々やってて、それガストロノミーというか寿司ではないだよネ?」
なんですけど、世間需要としてはそこまでしてご飯の上に魚を乗っけたモノをワインで呑みたいのだろうか??
以前書きましたとおりサドヤさんが言ったアンサーもあるんですが・・・普通のフランスワインとかを無理くりやるのはどうしてなのだろう。

その2:素晴らしいブドウってなんだろう?
我々、よくよく「良い生産者は良いブドウを使って~」とか「良いテロワールの良いブドウ」って書くんですけど、良いブドウって何?
ちょっと良くわからなく最近私はなってきています。
南アフリカワインがとても好きなので、あの地域は「良いブドウが育ってる」んだと思います。ただ、その中でもステレンボッシュはカベルネの方がシラーより良い事は多い=カベルネ向きの土地(テロワール)なんだと私は判断しているのだけれど、カベルネの良いブドウが出来てシラーの良いブドウが出来ないというのはどうしてなのだろうか・・・?
柴犬とチワワを同じ家で育ててどっちが可愛くなるのか、みたいな突拍子もない話でいいのでしょうか??
どーにもわからなくなってくるので、私はワイン醸造家になるしかないのだろうか・・・・・・

その3:同時に必要なテクニカルデータってなんだろう?
私は「ワインの味そのものにおいて、最も大事なのは生産者」だろうと考えています。
ブドウ×生産者=ワイン
この単純な図式において、ブドウは最低限存在すれば1になりますが生産者はマイナスまでいますからネ。
ということは、生産者のデータというのは大事なのですが、それがどこまで大事なのでしょうか?
例えば「新ダルの比率」はどこまで重要なのか。ステンレス100%と樽100%とアンフォラ100%では生産者の信条からしてけっこー違うので欲しい情報かもしれません。
しかし、果たしてそこまで見て買っている人(見識を深めている人)ってどれぐらいいるのだろうか?そしてどの情報が欲しいのかというのは気になります。
私から言わせれば「マンフレッド・クランクルはバイクと写真趣味。そんなこんなでバイクでこの間ぶっこけた」とか「アントン・ホッパーは自分の娘の絵をワインラベルに貼っててついに美術系の学校に通わせるに至ったが、娘はハゲ散らかしてる親父とオンボロ車が最近嫌になって反抗期」なんて情報の方がよっぽど欲しかったりします。
なんでって?
ワインは人が作るから(これキメ台詞ぅ~!)

その4:表現主義的ワイン感覚って実際面白いの?
これ当ブログの根幹なんですが、テクニカルデータに付随して。
わかりやすく言っちゃうと「ウケるのウケないの?」ぐらいになる訳で。
神の雫が自分の功績のように「表現!表現!表現!表現!表現をお聞かせ願いますッ!」って連呼してまし、その前からワイナート田中克也氏が「真善美論」とか、葉山先生の往年アメリカ女優例えとかある理由ですが、すっごい率直なところ
「ディヴィス校のチャートと、表現はどっちが優秀なの?」
と改めて考えるとちょっと混迷するんですヨ。
ワインマニアな諸君ならディヴィスの規定の方が確実に通じる・・・の?
または「これはグラナダの夕陽だ(その前にポエットがズラズラ」とかウチの「メイドさんみたいなワイン」の方が通じるの?
なるべく両側面から感じたように書くように当ブログしてきましたが、実際どうなのだろう。そこまで考えない??

その5:醤油ラーメンとワインって良くない?
良くない?

そんな感じで悶々と最近することがあります。
数年ワインブログやってても、いっつも疑問にぶちあたりから、ワインってやっぱ面白いんですよねぇ・・・・・・
てな感じで、来年度もやっていきます!

あれ、まだ売ってるのコレ?

| アキバ系記事 | 23:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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高貴なる白ワインの究極!ふつくしい・・・・・・ アルヘイト・カルトロジー2014

うぇるかむ!
当ブログ、色々なワインを推して紹介しておりますが、基本的に「同一ヴィンテージの同じワインの購入は1回にとどめる」ようにしています。何故ならば、そうでないと率直に言えば色んな記事がかけないし、色々呑むのが楽しいと考えているからです。
が、どうしても買ってしまうワインというのはありまして・・・・・・

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アルヘイト・カルトロジー2014
本年度、コレを超える「ワイン」が出てくるのか?まぁ、万円越えたり熟成ではありえるでしょうけど・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
南アフリカ最強のシュナン・ブランワイナリとして確固たるモノが出来てない?
と、南アフリカワインちょこちょことは頑張ってる当ブログとしてましても思うのです。
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何回見てもカッキェー!ラベルを重要視する当ブログのツボを抑えすぎです。このロゴフォントほんと欲しい。

既に2013年版を当ブログでは超評価していたりしますが、ジャンシスおばさんが更に
「2014は過去最強!ヤばい!!」
と絶叫したりしており、私もそう思います(オチ)
アドヴォケイトのニール・マーティンも「ファンタスティックなワイン!ヤばい!!」と94点。南アフリカ系mwといえばティムニキですが95ポイントつけて一級ワイナリ。ヤばい!!
その他雑誌各位でも「これを褒めない事がありえない」という状態が続いています(唯一、日本のとあるブログが「果実味がなく限界を感じる」と酷評していますが、それは確信して呑む環境状態や料理との相性が激悪だったのだろうと思います)
というわけで、文章からも私が高評価をつける気マンマンなのはお分かりいただけるかと思いますし、いっそMW各位がこれだけ評価しているのでわざわざ私が書く必要ないよね?
そんな気がしてならない。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ふつくしい・・・・・・
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実のところ、以前の記事を読み返したら驚くほど同じ印象をもっていまして、むしろ自分の限界を感じる次第なんですが、高貴な白ワインの覇道を進んでいるということです。
粉砕!玉砕!大喝采!強靭!無敵!最強!(CV:津田健次郎)
そして、2013年の記事のパワーアップバージョンだという事も書いておかなくてはありません。
アフターにおける白い花や優雅でクリーンなハーブティー感(マーティン君が「ジャスミンティー」と表現したのはとても正しい)がより繊細かつ緻密に盛り込まれて、もうこれすごいよ・・・・・・
今も飲みながら書いてるんですが、呑むたんびに半泣きしそうになる時がある(本日おそらく4日目)
確かにアタックにおける果実感などは「一見弱い」んですが、後々から迫り来る全てがふつくしい・・・・・・
まさに貴族。まさに高貴。まさに知性。アルヘイト・カルトロジーを呑むときは脱帽すべし。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
1 0 ぐ ら い つ け た い !
実のところ、5000円するワインの同じヴィンテージ(それも白ワイン)を4本買ってしまい、ここらでとどめておかないと永遠にこのワインを無くなり次第買ってしまいそうなので今回記事にすることにしました。
なんですけど、やっぱりまだ買いたいのでみんな買わないでおいてくりゃれ。あぁ^~最低月1では呑みたいんじゃ^~

というわけで、アルヘイト・カルトロジー2014でした。
今回記事を作る為に自分の2013の記事を読んだら「芯の大事な部分や自分の書きたいこと」は既に書いていたのでこんな形をとりました。っていうか2013の段階で白ワイン年間2位につけてたのね自分(若干忘れてた)。
2011と2012も呑んでみたいなぁ・・・どっかで売ってないでしょうか?
というわけで、私のドンツボをただただ書いただけになりましたが、たまにはいいよネ!

当ブログの理想が全て詰まったワインです。買わないでくれ(ダメ押し)


超絶美化された賢い寄り貴族の風格。見ただけでひれ伏したくなる感じ。

| 南アフリカ | 22:12 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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アンリ・ボノー追悼を兼ねて。 アンリ・ボノー・シャトーヌフ・デュ・パプ・レゼルヴ・デ・セレスタン2009

うぇるかむ!
今年に入ってからもポール・ポンタリエなどなかなかそうそうたる歴史を作ってきた人物達が亡くなってしまっているワイン業界・・・
うーむ、なんてこったいと思いつつ、この方も亡くなってしまわれたとのことで・・・・・・

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アンリ・ボノー・シャトーヌフ・デュ・パプ・セレスタン2009(セレスティン)
ヌフ最強の一人が・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
これから神話としてアンリ・ジャイエと同様になる「ローヌのアンリ神様」です
これで全部説明ついちゃう感じあるんですが・・・・・・
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裏ラベルは確かありませんでした。

当ブログでは最下層のNVを超高評価してまして個人的にヌフの中でもずば抜けてスゴイと思っている生産者です。
で、そのフラッグシップは何かというとこのセレスタンなんですネ。
その基準はなんと途中までキメておらず、幾つか仕込んだ樽の中から
「あ、こいつ美味いわ、セレスタンだな!」
「惜しいけどこっちはマリー・ブーリエかなぁ・・・」
「ふっつーやからふっつーのヌフで」
「気に入らんから売っぱらっちゃおう(ポイーッ」
と、なんと試飲して決めるというクレイジーぶりです。要するにセレクション・バレルなんですが、ココまで徹底してセレクションしてる人もいなかったことでしょう。
この年のセレスタンの評価はアドヴォケイト94ー97(開きすぎじゃね!?)とガローニたんのところで96の模様。
何はともあれ最高位のヌフパフです、さてその実力とは・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
たそがれたい

トゥトゥルトゥーラッタットゥー♪(分かる人だけ理解ればいいよ。そんなこといわれても?)

色はレッド。年数にしてもかなりクリアです。濃厚そうにはとても見えないことでしょう。
香りに少しオレンジ、ダシ感などの熟成要素が見られ、同時に黒糖がベースなんだろうキャラメルソース。
この相反するような香りと雰囲気が同時に入っており、この段階でもう危ない。すごく危ない。
某神の雫が「表現を言え」とかいうアレで夕焼けがどうのこうのやってらっしゃりましたが、これこそ真の夕焼け。
味わいの洗練さ、そしてすさまじいのはアフターの長さと「その純粋さ」です。
口当りからしてあまりにもクリア。涼しさすら感じさせる舌触り。
バレンシアオレンジを主体とした果実感。その甘味と酸味のじんわりとくるナチュラル具合はまさしく包み込まれる感覚。
あまりに甘味の出来栄えやタニックさの落ち着きっぷりにこれまた「ナチュラル」なのに「ゴージャス」な気分にさせてくれるんですネ。
そしてキメの細かさと余韻の1分ほど続く官能さでありつつ、次を欲してしまう禁断の常飲要求・・・・・・
余韻がとかくカラメルと果実の融合具合が恐ろしい程に持続するのに、その臨界点に触れたくてついついグラスを傾けてしまうのです。
あぁ・・・・・・
なんかもう、果実がどうとかタニックがどうとかで説明するのが、この域だとバカバカしいんです。
パーカーたんが「ヌフの真髄?セレスタンやな(迫真」と言ったとの事なんですが、同意するしかないでしょう。ヌフスタイルの真骨頂と言われて全く反論のしようがありません。
ド濃いグルナッシュも数多くあれど、ヌフ系の真髄はこっちなんです。
キャラクターとしては、超がつくほどオネショタ系ワイン。もう甘えたい。こんなのが存在していたらずっと呆けて一生を終えてしまいます。甘やかされすぎて危険だッ!

コストパフォーマンス(最大5PT)
コスパで測るものではない(ないが、手に入れられるならば♥♥♥♥♥)
まさに神姫。
という訳で、お金を持っている人は疑いようがなく手に入れていなければならないワインでしょう。
4万いきません。安い安い。
2009年といったボルドーだとまだ固かろうヴィンテージですが、おそらくはグルナッシュの配分が多いだろうこのワインであれば(なんと何処にも正確なセパージュが記されていませんし、あっても信用ならぬ)今からでも呑めますし亡くなられた今から数十年後には何倍もの値段になっている事が確定です。
お金持ちの為のワインになってしまっているのは残念ですが、「生涯必ず呑むべきワイン」の一つとしてセレスタンは私もリストに加えるべきだと考えます。

というわけで、アンリ・ボノーよりセレスタン2009でした。
書いてて脳みそが黄昏たくなってしまうようなワインです。
手に入れるのも難しいワインなのですが、その理由は呑めば(よっぽど壊れてなければ)わかります。
本当に・・・・・・ご冥福をお祈りします。

10年たたずしておそらく倍額以上にはなるんですよねぇ・・・

頑張れ♥頑張れ♥えらいぞー♥って言われ続けてダメにされそう。

| フランス | 22:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シャーヴ様にも卸していた?スタンダードなローヌ低価格。 ドメーヌ・ロシュ・オードラン・コート・デュ・ローヌ

うぇるかむ!
先日、ネットをポチポチしてたら「シャーヴ様を呑んだ」という方がいらっしゃり「うへぇ、そういやローヌ最近呑んでないなぁ呑みたい~」なんて思いつつ、「シャーヴ様はいいぞ」とガルパンおじさんばりに推しておきました。
さておき、ローヌのゴッドオブゴッドであるシャーヴ様は低価格でセレクションというネゴスをやっていたりしますが、そこに参加していたというワイナリがこちら。

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ドメーヌ・ロシュ・オードラン・コート・デュ・ローヌ
南アフリカ低価格と比較するなら、やっぱりこの辺り大事ですよネ。


ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
やっぱりローヌはエチケットデザインが凝れるからいいですよネ。
単純な文字列なんですが、畑っぽくしてあったりしてそこそこにカッチョイイ感じ。
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裏はとにかくわかりやすく、コート・デュ・ローヌですわ・・・・・・

作り手のドメーヌ・ロシュ・オードランの現当主ヴァンサン氏は2000年にこのワイナリを立ち上げるんですが、それまでブドウを他に売っている所謂売り専畑だったんですネ。
その際にギガルやらシャーヴ様やらにブドウを卸してたと。ついでにシャーヴ様のネゴスセレクションのブドウがここからも出ていたという(それはこのワイナリ立ち上げ前まで?)。
有機農法かつ古樹もち、という実にシンプルにそれっぽい属性持ち。
ただ、ローヌとしてはそこまで突き抜けたパーカーポイントワインだったりは作れていない模様(93点ぐらいが一番高いっぽい)
そんな訳で、かなり新しいワイナリであり「将来が期待され」っぱなしのワイナリとも言えるでしょう。
その中でも今回は最安値となる広域版。果たしてその実力や・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
うん、コッテリなローヌ!
そうそう、ローヌってこんな感じだよネーっていうのを思い出すぐらいにギットリコッテリ横浜家系なグルナッシュスタイルです(え、良くわからないって?

色は濃い目の紫で透けないですが、真っ黒ではなく。
香りからしてブラックベリーないしレーズンみたいな強い黒果実がストレートに。
あー、うんうん。むしろスペインのパーカーポイント高いアレコレみたいな高樹齢感あるスパイス要素はそこそこある点は良いかも。
味わいもそうした強い果実感に支えられつつ、意外とアッサリと引ける部分もあったり。
酸とタニックさははじめから多めに感じられ、アフターにしかし梅漬けっぽい(梅の花とかではない)タッチもあり全体にじっとりとはしているものの、気分が重くなるほどではないかなぁと。
どっちかというと器用貧乏気味なタイプかなとも思います。コッテリ系としては、少しパワーが足りないけど、しかしヘンな要点はないっていう。
ローヌらしい印象はハッキリとしていて、グルナッシュを最近どうにも自分の中でふんわりやわらかな印象になってたんですけれどもパワフルなこのタイプもそういえばまたグルナッシュなのだ・・・なーんて思い直しも。
ローヌらしいっておそらく普通にはコッチだよネっていう。
まさにパワフルガール。全力で色々とふっ飛ばしていく感じ。ただちょっち手荒過ぎる・・・・・・あれか、らぶひなの頃の暴力ヒロインめいた?

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
1800円程度で購入可能なのですが、そのぐらいの価格帯としてはゴクゴクふつーな気もします。
っていうかいっそスペインとかラングドックでもいいかな、というようなインパクトで、その辺りコッテリめなんだけどパンチが足りず。
あんまり強すぎるのも嫌、という話であれば選択肢にはなるかもしれませんネ。
かなーり普通目なコート・デュ・ローヌなので、改めて試したりレストランのグラスワインには良いのではないかと。
お肉料理と合わせるという意味では、この辺りってやっぱり優れていると思うわけでして・・・・・・

というわけで、ドメーヌ・ロッシュ・オードランの黒ラベルでした。
あくまでもふつーの域かなぁというワインではあった、というかインパクト足らずなところがあるワインでしたが、低価格としてはまとまりが良いとも言えまして。
総じてやはりこの地域、悪くない低価格がこうコロッと転がってるんですよネ。アメリカーンな方は是非。

現在は2013ヴィンテージに移行しはじめてるみたいですが、今回はあくまでも2012ネ。

金剛デース!!!!!!!!!!!(うるさい

| フランス | 23:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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最高峰の海ピノめいた南アフリカの恐ろしさを知るピノ・・・ ニュートン・ジョンソン・ピノ2014

うぇるかむ!
という訳で朝の宣言通りであります。

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ニュートン・ジョンソン・ピノ2014
いやぁ、これにはびっくりぽんでしたネ・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(近年の評価的には+♥?)
このワイナリ自体は去年の11月にgsm版をやっているので割愛します。
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裏も大差ないと思う。

このワイナリ、ここ最近また株をあげていまして、ティムニキの評価よりも他の評価において高得点を叩きだしており、また米国系メディアに強かったり。
アドヴォケイトで「ブルゴーニュに激似」とか言われてたとか言われてないとかありまして、私も試してみたわけデス。
したらですネ・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
海ピノ!これ完璧なほどの海ピノ!!
フルストップの方は少しチグハグした印象を感じさせられたモノでしたが、これ完璧にピノのワイナリだったんですネ。
カッツリとパズルが完成しているような印象すら覚えます。興奮モノですよコレはッ!

色は赤みが強く新モノらしい仕上がり。
香りに磯っぽさと果実の強さがあります。かなり香りの段階でしょっぱいだろう事を予見させ、強いアセロラやクランベリーなどの赤い果実の質感を彷彿とさせます。
香りの段階では赤果実要素が強めデス。
で、味わいは更に海ピノらしさを感じさせ、先日書きましたブリュワー・クリフトンのソレを思わせます
海を思わせる塩っぽさ、とてもミネラリーであり硬派の印象と同時に果実感のナチュラルでありながら力強い事・・・
非常に力強い果実感とミネラル感が全体を引き締め、それでいて統率がとれている。
花感なども豊富に感じさせ華やかでありつつ、しかし重た目よりでアールグレイっぽさを後々香らせつつミルキーさも加味した余韻が長く続きます。
実に力強い海ピノスタイルなんですネ。
そして、それらが歯車が噛み合っている。
塩っけが強めのアタックから入り、果実の充足感とそのままゆっくりとデクレッシェンドシてくれる余韻。その中にはちゃんと高級感や品位が存在しています。
構成がガッツリとキまっているんです。見事にしょっぱ美味しい。
ラーメンだったらガンコラーメン。そういう玄人好みのタッチがあります。
紅茶っぽい印象も合わせて、厳格なイケメン感があり、まさに「王のピノ」って感じ。
私個人としては、このワインが「ブルゴーニュのドッペルゲンガー」というには、ちょっと違うと思っています。並のブルゴーニュなんぞでは「話にならない」のです。ここにあるのはセントラルコーストの最上級やシュペートブルグンダー上位との親和性。
理知と海のダイナミクスを携えた本質的なピノ・ノワール・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
私はセントラルコーストのファンだから言うけど、このワインより美味くないならセントラルコーストよりコッチを買うべし。
ちょっと上の値段程度の近年のカレラ辺りならこっちの方が美味しいのは明白なんですが、タンタラとかのビエンナシッドピノやピゾーニ銘柄と較べてもかなり戦えるのではないかと思います。
それはつまり、1万円より安かったら買い!なピノと同程度を5000円以下で体現しているということです。
レベルと値段の兼ね合いや「驚き」で話せば、南アフリカピノの中でも随一やもしれません。
私個人として、このワインをブラインドで呑んだ時にどのように評価がなされるのかは凄く興味があるので是非行ってみてください。
プレゼントとしては、以前のフルストップの方がネーミング的に面白いのでむしろ向いていないかも?
私としては、是非「体感いただきたい」ワインのひとつですから、お試しあれ。

というわけで、ニュートンジョンソンのピノでした。
正直、フルストップ版からみると倍額なんですが、それ以上に価値があるというか「あ、このワイナリはこっちが実力かぁ・・・」と思うに充分なワインだったと思っています。
これこそ、噛み合った潮感強いピノ!

この値段のピノの最高峰

海が似合う文学少女
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艦これハンドタオル 時雨 -AbsoluteZero-
価格:864円(税込、送料別)

| 南アフリカ | 23:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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典型的なシラーズらしさの直球濃厚感。 アルファ・クルシス・シラーズ2012

うぇるかむ!
昨日は凡ミスしてて失礼しました。ちゃんと更新した(しかも高評価)なので、是非よろしくネ・・・
気を取り直しつつ、そういえばオーストラリアのシラーズって最近呑んでないなぁ・・・・・・なんて思ってたら実は呑んでました。

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アルファ・クルシス・シラーズ2012
マクラーレンヴェイルというド直球な。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベルは星モノ。なんか私、星系ラベル見ると異様にチリとか思い出しちゃうところもあるんですが、まぁ新世界らしいですよネ。
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6000本でロットナンバー入ってる。

作り手はアルファ・クルシスという比較的若いワイナリ。
実はヴィノスの「限定頒布会のアイテム」だそうで、情報が全然なかったりします。公式pdfにもワイナリすら載っていないという。
ハリデーおじさん96点?(このヴィンテージのこのアイテムか不明)だったりするらしい。
あとこれの別バージョン(格安版?)がサクラ・アワード2016で色々差し置いてダブルゴールド(謎の選定による最高賞)受賞してるみたい。
まーた賄賂かぁー・・・?

さて。
そんなこんなで太刀筋はびみょーなところですが、久々にと呑んでみました。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥
こってり系のスタンダード?
思いの外標準的なこってり濃厚具合。かなりジャミー系であり、ある意味では前時代的ともいえる濃厚さです。
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色は赤紫ではありますが、ほぼほぼ黒といっていいでしょう。中心は完璧に黒ですし、傾けるとちょい赤め。
香りにインクとも言われるような墨っぽいのが入りつつ、ジャミーさ満載の黒い果実感。
ミキプルーン、カラダニ、イイ(突然のミキプルーン
味わいも全体に重た目であり、果実感とハードな重たいアタック。
典型的に重たい印象のジャミーさ。あんまりミルキーさはなく重たい果実のタッチがそのままストレートに感じられる仕立て。
アフターは意外と早めにきれつつ、高級感はそれなりにあってまとまり自体はいいほうかな。
あんまりスパイスが出ていない辺り、どっちかというとエレガントにも通じるところではあるかもしれませんが、最初の飲み込みがとにかくパワフルであり、その辺りバランスはとれてるかな。
濃さの方が寄っているタイプなのであり、あとすこし個性やその他要素(複雑さ)が欲しいんですが、パワフルシラーズとしてはそこそこ出来上がってはいるという。
まんまムチムチ系の外人キャラっぽい形。そのテンプレとしては成功してるんですが、名前は数日覚えてられない感じ。
なんかジャスティス学園とかのキャラっぽい。

コストパフォーマンス(最大5PT)

で、これが毎月一万円の定期コースに入ってるみたいなんですが、その大台に乗るのはキツいッス。
半額5000円でなかなかグッド(♥♥♥♥~♥♥♥♥♥)ってところかな。というわけで、相変わらずのヴィノスやまざき価格だと思います。
しかもこれ、1万円の高級コース?みたいなんですけど、そのラインナップも統一感なくかなりバラバラとしてるし(アメリカとコレとオスピスと?とシッチャカメッチャカです)好み不好みハッキリ出るタイプのスタイルだと思うので、そういうのには向いてない。
総合的に非常に買いにくいワインだと思います。ピンポイントでちゃんと買えるようになれば+♥です。
プレゼントにも星座系ワインなら他にありますしよっぽど柄にこだわりがなければ他で良いでしょう。
典型的なオージーシラーズなので、コッテリしたのが飲みたければ・・・なんですけど、普通に売ってるのかしらコレ?ってことでプレゼン出来ないんでス。

というわけで、アルファ・クルシス・シラーズ2012でした。
たまたま在庫処分的にティスティングで出てるのを確認しなければ、呑む機会すらなかったワインなのである意味貴重でした。
味そのものは悪くないんですが、率直に言ってインポーターの売り込みや扱い方が悪いワインだと思います。
もっとちゃんと売ってあげればいいのに、もっとちゃんとお客に提示すればいいのに・・・・・・と、周辺的残念さの方が強いですネ。
昨日(今日?)のセダバーグと対照的な代物としてひとつ。

そういう事情からネットで売ってないので、私がチリっぽい気がしてしまう理由をペタリ(呑んだことナイノダケドネ)
【5,000円以上送料無料】アルタイル 2009 750ml

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なんというか、こういうの着た「アレ」って感じ

| オーストラリア | 23:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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めちゃくちゃエレガント!完成度の高すぎるシラーの真骨頂! セダバーグ・シラーズ

うぇるかむ!
うっかり下書きで保存したつもりが投稿されていたようで我ながらびっくりしました
というところからスタートせねばならないこの記事です。

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セダバーグ・シラーズ2013
南アフリカ!!!!!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(品評会的に+♥?)
ラベルはどことなくアメリカのカルトどころとか老舗っぽい雰囲気ありますネ。
なんともアメリカーンな印象あるかと思います。
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裏がマスダクオリティ。

作り手はセダーバーグ。そう、先日やりましたネ
ルイボスティー産地のワイナリ、その本質といいますか本家が今回のシラー系なのです(これより上位版もあるようで)
シラーでの受賞においてはシラー専門大会での上位だったりしていて世間的にも「シラーのワイナリ」みたいな雰囲気。
というわけで、果たしてその真価とは?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
完璧なエレガントシラー!
見事にキまってます!
ここまで綺麗にカッツリと一部の北ローヌ生産者やセントラルコーストの人達がやっている味わいが出ており、GSMも多い南アフリカでもここまではなかなか見られなかったり・・・・・・

色は赤紫で透けず、キッチリと濃いカラーリング。
香りにミルキーさは多くあり、同時に紫系果実の豊富さがなかなかに期待感を抱かせます。
スパイス要素はあまり多くなく、プラムジャムとバニラ要素が主体となって凛とたっている。
味わいは香り以上に口当りからエレガントでまろやか。
最初からコッテリとした感覚、ではなく果実要素の強さとミルキーさの多い香り同様のタッチがあくまでもしなやかに存在しているのがとても良い。
プラムやプルーンといった紫果実要素を邪魔しない程度にバニラ、そのどれもがバランス良く配分されているのが素晴らしい。
同時に塩っぽさなども存在し、引き締まった印象があるのがいいんですネ。
ニュアンス程度のペッパー系スパイスまで非常に塩梅が良く。
比較的南アフリカ系としては、樽っぽい印象が強くあり、それは上記リンクのデリウクでは更に感じさせてくれるモノでした(結果的にちょっとバランス的に不自然でもあったかな)ソレに対して、こちらの場合はシラーの果実濃度が非常に高くなっているため旨いことバランサーとして機能しているように思います。
日にちがたつとミルキー要素はすぐになりを潜め、酸を感じやすくなります。その辺りはお好みがあるかも。
全体的に非常にクールで頭のキレが良いキャラクター・・・つまり、カリフォルニアの良い生産者の作るソレにとても似ている。
すごーく理知的な印象を受けるのです。それでいて眼鏡をギリギリかけてない程度のあったかさとボディのスゴさ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
エレガントシラーの新入門!?
4000円前後のシラー、ということでミドルレンジ価格なんですが、基準はそこにありません。
そう、ハイエンドに近づく8000~1万円クラスは間違いなく、ある。っていうか上位のシラーとして納得が行く出来栄えだと思います。
ハッキリとピノ版よりこっちの方が内容が良いかなーとは思っちゃう。見事に作ってあるというほかありません。
あんまりプレゼント向けっぽくもないラベルデザインであるので、渡すのであればワイン好き相手向けと言えるでしょう。
ブラインドで出した時、メタゲームがなければこれが南アフリカだと考える人は今の日本では相当少ないハズ。そして値段を聞いて驚愕するハズです。
自分で呑むならお肉はモチロンのこと、様々な料理を高級感ひきたてまくりで魅せてくれますから。万能シラーとはこういう事という典型!

というわけで、セダーバーグ・シラーズ2013でした。
私はシラー好きな訳ですが、これはまさしく「何故、シンクさんはシラー好きなの?」というのに最安値で答えてくれる100点模範解答のひとつかなぁと。
非常に飲みやすく、綺麗なシラー(そしてそれでいて果実感がハッキリとしている)というナルホド強いひと品。
あぁ・・・シャーヴ様とか南アフリカに進出してくれんかなぁ(突然の願望

イナムラてんちょーの言う「ヘタレが早い」は「ミルキーさが減り酸味があがってボリュームが落ちて見える」だと思うので、むしろ私は数日間で好みを測るのがオススメです。

最近簿記イメージキャラクターになったらしい新田さん、の私服着てる感じ。

| 南アフリカ | 22:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブリュワー・クリフトン!イガイ・タカハ!というわけで、超ジャパニズムなワイナリの各種の海ワインらしさ ~ブリュワークリフトンおよびイガイタカハより~

うぇるかむ!
昨日はサドヤで更新いたしました。で、日本つながりでなんか更新したいなぁということで、ようやく・・・ようやくこのワイナリを紹介しようかと。
おまたせ!

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イガイ・タカハより園を2ヴィンテージ、ケセラセラ。ブリュワークリフトンより3ーD。
合計4本一挙にやりまス!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
イガイ・タカハに関しては、過去に既に2回やっているので割愛
割りと辛口採点つけてますが、結構独特のクセがありまして、そこが自分にはあんまりこれまで合致してなかったんですネ。
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とはいえ、醸造家一同が来日されると聞いて三度呑みに行ってまいりました。
グレッグと奥さんとイガイタカハの杉本隆英氏と雑誌で有名な藤巻ソムリエ。私とグレッグ・ブリュワー氏でとった写真もあるんですが、まぁそれは割愛しときます。恥ずかしいものネ。
何時もどおりタイピングしてたらなんか異様に興味をもってもらえて、「ワォ!クール」となぜか向こうからお言葉を頂き更にここでも宣伝しちゃっときました(マジです
あんまりお話しなかった(時間都合で出来なかった)んですが、この地域の特徴は霧にあるというのを強く断言されており、そこに関しては私もなるほど。
また私は「侍があるのだから、今度はニンジャとかも作ってみてください」とニンジャスレイヤーめいたアトモスフィアで言ったところ

「ウチのワイナリは地元の忍者っていう和食レストランでも使われているんだよネ」
と最高に面白いアンサーをいただきました。
侍や園は忍者で出されているんだゾ!

で、イガイ・タカハについては既にやっているのですが、ブリュワー・クリフトンは初のハズなので改めて。

イガイ・タカハもやっていた作り手、それがグレッグ・ブリュワー。上の写真の丸坊主の方ネ。
彼は色々なワイナリを担当しているのですが、その中でも有名だろうワイナリがスティーヴ・クリフトン氏と共同で作っているブリュワー・クリフトン。
サンタ・リタ・ヒルズを代表するワイナリであり、パーカーたんが最高評価をつけている同地域のワイナリとして貫禄すらあったり。
ダイアトムというシャルドネワイナリで名を馳せたブリュワー氏とパルミナというワイナリを持つクリフトン氏の二人で
「地域の限界に挑戦するゾイ!」
と高らかにやっているのがブリュワークリフトン。
サンタバーバラ周辺で色々な畑のシングルヴィンヤードを作っていましたが、ここ最近いきなり自社オンリーの畑を提携しまくって方向転換をしており、更にトンガリ具合をあげています。

今回はそんなブリュワークリフトンの3ーDという畑。比較的最近立ち上げられた畑であり、評価に関しては残念なことにブリュワークリフトンの中では最下層だったり・・・・・・
また、イガイ・タカハの園の1年違いのヴィンテージ、更にケオケオという白ワインでいきます。
ケオケオはかなり面白ワインでして、アルネイス、トカイ・フリウラーノ、マルヴァジア・ビアンカといった3品種を先のパルミナをやってるクリフトン氏に依頼していただいて作ってるカジュアルタイプ。
ケオケオの意味は「白い、マジで白い」であります。
サンタリタを代表するシャルドネとピノメーカーの実力や如何に?

香り・味わい(最大10PT)
園2011:♥♥♥♥♥♥♥♥
園2014:♥♥♥♥♥♥♥
ケオケオ:♥♥♥♥♥♥♥
3-D:♥♥♥♥♥♥♥♥♥(磯っぽいピノ好きなら+♥)
ぶっちぎりでブリュワークリフトン版が旨い
元々尖った出来だなぁと思っていたイガイ・タカハシリーズなんですけれども、これ多分ちょっと寝かせた方が美味しいワインなのだなと2011で感じました。っていうか、最新ヴィンテージだと暴れすぎなんではないかと。
それにもまして、3ーDの実力が凄くてですネ、イガイ・タカハのトンガリを見事に昇華させてバランス感覚を完全に高めてあります。
正直、差がスゴイある。恐ろしい程に完成度が3ーDの方が上です。イガイ・タカハに欲しかったモノが入ってるってぐらい。

園2011
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こちらバックヴィンテージですネ。
色は赤紫で、後の2014と比べると赤さのほうが目立っており、そこで明確に差が出ています。
香りに独特の磯感(のりっぽい)が非常に強くあります。
またチェリーも凝縮しましたって感じがあって濃く沈むタイプ。
味わいも全体に渋さ、重たいタッチであり塩っけがかなり長らく残ります。
その磯っぽさが極めてシャープになっているんですね。
モチロン果実要素もあるんですが、それも黒いベリー系を部分分で感じさせるものであり、一番印象に残るのはやはり独特の海苔のノリ。
どこかクールさが強くあるキャラクターで、海の街っぽさ満開な内容・・・なんだけど漁港っていうよりは埋め立て地の上の人口タウン感。

すごくペルソナ3っぽい感。4ではなく、3なんですよ。

園2014
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ラベルが地味に変更が加えられていて試行錯誤が見えますネ。

色は2011と似たカラーでありながら、年号分こちらの方が濃くなっています。
香りにもやはり磯ぽさ満載。かつ香りのチェリー缶づめっぽさがアップ。
味わいも上記2011とベースは近いんですが、若い分甘味が強かったりします。
またアルコールっぽい印象もちょっと如実に感じさせたりしており、完全にパワフル・・・・・・っていうか暴れ馬と化していました。
各々の要素のバランスが今現在かなり悪い。ここの持ち味はいいのに、それらが噛み合っていない。
勢いはとてもあるんですが、それらが暴走しきって単独プレーに走りまくっています。
こうチームプレイできてない感じ?

そんな訳でラスボスっぽさがありつつ、意外と弱かった印象が強い赤司君ところのチームみたいな気分。
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2つを比べると結構明確にワイナリ個性があることと熟成による違いがわかりやすかったですネ。
明確に磯感は土地要素を通り越してブリュワー氏の個性。そしてそれは熟成を多少はしたほうが際立ちがいいのだろうという事です。リリース早いのがちょっともったいない気がする。

ブリュワークリフトン
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本日の本命は間違いなくコレ。上記の園2014と比べると完全な上位互換。

色はクリアめで赤さが強め。それでもまぁピノとしては濃いカラーリング。
香りにチェリーさがまず重点的に感じられ、それは実~ジャムまで結構千差万別に。
そして磯。やはり海の香りとでも言いたくなる雰囲気があるんですよねぇ。
味わいも香りとほぼ同様の感覚がベースにあります。
赤果実と紫果実の、それも小粒なミックス。それでいて園との違いは「重たすぎない」事です。
酸味甘味ともに、イガイ・タカハの過去の経験と照らしあわせてくらべると、この3Dの方がずっと軽やかなんです。
それがバランスがとれている。
とはいえ、シックで非常に綺麗なタッチにもなっており。
紅茶要素も後からゆっくりとダージリンの感覚が立ち上り、全体に存在感がありつつ、磯っぽい独特の海苔感はメインにあるのです。
塩っけが非常に綺麗に出来上がっていて滑らかなんですね。凄く調和していて、この塩感があるから周囲の甘味や酸味も引き立ち同時にミネラリーすぎる要素を抑えつつその面白みを伝えてくれています。
コッテリとした力強さ、でいえばイガイ・タカハ側の方が持っているぐらいなんですが、ワインの総合力がブリュワークリフトン側の方が良いのではないだろうか?と私はなんとなく思いました。

やっぱり基本は「近未来的な海の町」であり、私のボキャブラリー上ペルソナ3なんですが、これには更に洗練とされクールで総合的な完成度の高さを思わせます。
スタイリッシュ・ピノの決定版!

ケオケオ
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これはもうオマケ的な感覚のが強かったかも・・・
値段もワンランク安いんですよ。

色は黄緑色でどちらかといえばsbとかっぽいカラー。
香りにコーン感がぎっしりとしていて、トウモロコシの甘味感が多く感じられます。
同時に青いタッチもチラホラ。ここまでだとソーヴィニヨン・ブランっぽい記述になりますネ。
そして味わいも尖りっぱなし!
コーン要素は口に入れると更に加速し、どうじに青さも多く、硫黄のような風味も感じられます。
そこにカリフォルニア系にある常夏要素がのっかりまして(パインとかの南国果実感)かなり摩訶不思議なワールドになります。
先日の袋しぼりの日本酒みたいな風味すら、ある。
甘味に関してはベタではなくクリアにとどまっているのはイイ点。
しかしながら、ちょっとそうした色々に薬品っぽい雰囲気もありまして、あんまり高級さといいますか風格がなかったりもするのは悲しいかな。
この「SBっぽい香りの要素なのに味わいはもっととっ散らかっててわけわからん!」みたいな具合は呑んでみないとわからないかも・・・文章で伝えるのに難しいなぁと最近では最も感じたワインかもしれません。
そのとっ散らかりぶりを「ギャグ漫画」と捉えた方が楽しいのでしょう。

でも、時流といいますか、言いますか多少多少なんかこうオシャレ?みたいな?雰囲気も??というようなところが、どことなくうすた漫画っぽいなぁなんて。お下劣ギャグではないんです。ちょっと色々試しすぎなんです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
タカハ系:♥♥♥
ブリュワークリフトン:♥♥♥♥
3Dは1万円越えでありタカハは7000円程度。ケオケオはもっと安いです。
しかしながら、ブリュワークリフトンの方がお買い得な気が私はしちゃうといいますか、プレミアムなピノとしてより正確だと感じました。
タカハ二本でブリュワークリフトンが買えてしまうという価格差分、差が出てしまっているというのが私の見解で、かつ二本タカハを買うのとクリフトンを買うのとであればクリフトンを私は推奨したいかな。
いずれにしても、どちらも結構タイミングを選びそうなワインですから、ポテンシャルを引き出す自身があるかたならタカハの方がお買い得に美味しく呑めるかも。傾向は一緒ですからネ。
プレゼントする上での話題性はタカハは最高に高いので、プレゼント的にはタカハの方が上です。
ただ、プロダクトにおける成功という意味ではクリフトンの方が上なので、買った自身も呑む機会があるようならばクリフトン側の方が私はオススメ出来そう。

というわけで、ブリュワークリフトンとイガイ・タカハから各種でした。
前々から微妙にもったいない部分があるワイナリかなーとイガイ・タカハは思っていたのですが、同醸造家が作るブリュワークリフトンを呑んでより確信しちゃったぐらい。
いつか逆転して欲しいモノではあります!頑張れ、イガイ・タカハ!!
いずれにしても、面白いスタイルではあるので、未体験ならお試しアレ。

日本人的にはタカハは応援したくなりますよネ。


| アメリカ | 22:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今後の更新予定ー!

うぇるかむ!
久々のコレですネ。
今日の夜更新し次第これ消しちゃうつもりでもあるのですが・・・何故なら

・南アフリカをやる!
・アメリカもやる!
・まだまだたまっているのがたくさんある!

という状態でして^^;
やれる事が多すぎるのです。

他にも色々やっています(!?)のでお楽しみに~

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| 未分類 | 08:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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袋しぼりの日本酒ってやっぱこういいよね!~たまには日本酒もいいよね。梅乃宿よりアンフィルタード・サケ~

うぇるかむ!
えー、現在ワイン更新をしていたところですネ・・・今日中の更新間に合わないなって事がわかってしまったので、急遽日本酒で更新しようかと。
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梅乃宿よりアンフィルタード・サケ2016
昨日がサドヤでの更新だったので、同じく英語で書いた日本の日本酒醸造所をと。

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2016年の山田錦版の袋しぼりです。
私、日本酒はもっぱら袋しぼり生原酒派(っていうか三芳菊酒造が好き)なのと、デザインがなんとも面白かったのでジャケ買いしたのでした。
生産者に関しては、公式hpが充実してるんでそちらでお願いしたい。
で、このお酒で気付かされたのは
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やっぱ袋しぼりは最高やな!
ということと、あんまりシャープでもないぞっていうことかと(あ、もしかしてこっちを大文字にしろよって感じ?)
香りにバナナっぽい要素が強くあり、味わいも同様で南国エッセンスが全快。
その中でも甘いバナナ感が多くあって、それからお米の感覚がのってくる。
それでいてアフターは案外スッキリとしてくれるところがあって、まったり&スッキリを良く出せています。
17度もある分アルコール感もワイン飲みからすると多め。更に全体には甘い要素の方が多くて、バナナクレープ見たいな雰囲気もありますから、白ワインとかと同時に呑んだらこっちが強すぎて霞むことは間違いないッス。
これが1800円程度だっていうんだから、やっぱり日本では白ワイン流行しないんですよ・・・本質的には全然白ワインと日本酒って違うんだけど、同じようなカラーリングのお酒として認識されちゃってますから普通・・・・・・
日本酒経験は私は少ないので基準とか採点が出来ないんですが、例えば同じような三芳菊酒造と比べると、あちらは更に尖って作ってる印象でこっちの方が全体にマイルドかな。
何れにしても製法の表現が日本酒の中でもコッテリとはしているのだろうと思いますけれどもネ。

恐らく日本観光客やそれこそワインマニアなども狙ったような雰囲気のエチケットな訳ですけれども、それはこれ正解だと思うんですよネ。
この濃度でこの価格。そういうのを作れちゃうのが日本酒の本当に恐ろしいところです。

1月リリースのようで、ネットショップ各店にまだあります。早めに呑んじゃった方がいいらしい。

基本的にはバナナ

| コラム | 23:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サドヤ!元海軍の研究施設にして日本の最古級ワイナリを色々飲みまくったり4代目に質問したりしてみた。 ~サドヤティスティングイベント&古酒を呑む~

うぇるかむ!
日本ワイナリブーム。
というのを日本の各紙では高らかに大華する昨今(そして私はソレを考えなしに賛美する勢をウンザリだと思っている)。
しかしながら、伝統的なワイナリというやつはじゃあどうなのか?というとブーム上案外話題にされていない気がします。
ココとかネ。

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サドヤでございまーす。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ワイナリそのものの詳細は当ブログ恒例で「日本のワイナリなので、ググってネ」って事でひとつ。
直販とかやってますから、公式HP見てください。
超サクッと歴史書いとくと
元々油屋さんだったのが突然ブドウ屋に転換→戦時中の海軍の研究所になる(ブドウ酒石がソナーになるってアレね)→2代目、3代目(某氏曰くクレイジー)→現在の4代目と引き継がれ、レストランを併設した山梨を代表するワイナリーに・・・・・・

で、その4代目がイベントやってて来てたので、
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質問ぶっこんでみました。
色々聞いてみたいので、書いておきますネ。以下、Qが私の質問。Aが4代目のアンサーです
(注:録音してたわけでなく、私のメモから簡単に起こしなおして書いてます)

~~

Q1:コス・デストゥルネルなどで4代目は修行したりしていたとのことですが、日本とフランスの土地の最大の差はなんでス?

A1:一番感じるのは日本のほうが暑い。フランスよりずっと暑い事は大きく影響があるかと。それから梅雨~秋の雨の長さはかなり影響があります。

Q2:サドヤでは(Q1もふまえて)セミニョンとカベルネのみを植えるという選択肢をとっていますネ。で、日本ではピノがやたら売れるしみんなやってます。サドヤさんでは作らないんですか?

A2:やらないです(苦笑い)。うちの土地じゃロクなピノ出来ません。

Q3:もしピノ作るとしたら?

A3:北海道か長野で良い土地があれば、ですかねぇ・・・・・・

Q4:どこのマスメディアでもやっている日本ワインブームって老舗的にどうッスか?

A4:うーん、ブドウ造りからワイン造りが発展している、っていうことを忘れてはならないかな。バルクと現地呼称に法令上差が出来たり、法律が変わって整備されている事の方が大事で、その観点では良いことだと思います。

Q5:ブームに付随して、日本では古来より「ワインと和食を合わせよう」というのがベターです。私はそれに関しては非常に良くなく憂いてるのですが、和食と合わせる必要があるのでしょうか?また、サドヤのワインなら西洋料理の方が合うのではないでしょうか?

A5:そもそもワインを呑むということが、認知されていなかったということがあります。今でこそワインは普及し始めていますが、ずっと前はひっかかりもなかった。その中で和食を合わせるというプレゼンが生まれてきたのだろうと。
次に、地産地消というか地元のモノと地元のお酒を合わせるという事が食べ合わせの基本。だから日本ワインと日本食を合わせようというのは自然な事でしょう。
ただそれはあくまでもお酒と料理の相性を良く出来るかが前提の話ですよね。
例えばエビ、カニ、更に貝類などの場合意外とスッキリした日本ワインではお互いが引き立たない。その中でウチのブリヤン白なら味わいの強さからもグッと合わせやすいだろうと思っています。
シャルドネなんかより絶対合うと自信があるから、そういう食べ合わせに関しては和洋関係なく提案していきたいモノです。

*因みにこの質門中「マリアージュ」なるワードは一切出てこなかった事を書いておく。

Q6:そういえばサドヤさんってレストランやってますけど、あれ料理の体型は・・・・・・

A6:フレンチです(笑)ワイナリがやってるだけあって相性バツグンの料理でおもてなししてますから是非食べに来てくださいね!

~~

以上!
あ、オマケでこの会話メモするのにスマフォプラスキーボードという何時ものスタイルで臨んだんですが、その際に「ソレで記録してるんですか?スゴイですネ!」ってちょいビックリされたです(って書くと恐らく4代目があの日のあいつかーってなるかもしれんので書いておく)
やっぱり地産地消的観念からの日本ワインと和食推しというのは、なるほどですし結構わかりやすく解説いただいたように思います。
このお話聞いてくる前から「サドヤでは土地との相性・・・テロワールっていうんですかね、そこからセミニョンとカベルネを選択した」と話していらっしゃり、このチョイスに関してはかなり自信があると。

さて。
この段階でもう私タイピングつかれたーんって感じなんですが。
今回は合計6種類のティスティングノートを書かねばなりません。
裏ラベルを貼っていきましょう。

まず変わり種の「カベルネの泡」。これは違うヴィンテージを実は経験してたりしますが、大差なかったので一緒に。
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次にオリウエ甲州。こちらはシャトーモノでなく、買い付けブドウで作っているとのこと。
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次にキュベスペシャル赤2001。ここではワインのキャラを「和」としながら実は和食とのプレゼンをしてないのがむしろ個人的に好感度やっぱり高い。
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続いて1992ヴィンテージクラシックス。TBSでの企画ワインで、世界的チェリストとのコラボ品。寝かせてる時にこのラベルのデザイン元であるCDを聞かせてたとかいう仕様。そんなことより100%シャトーカベルネで92年ってところが大事。
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最後に、ブリヤン白。これはこのティスティング会の時に2013年を。そしてこの間のルロワ会の時に供された1972年。これは2つ分けてノートします。
13年は4代目の仕事ですが、この72年に関しては3代目の頃のお仕事だそうで(上の92年あたりもそうなのかな?)
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という6つでおおくりしまーす・・・が、頑張るぞゾイ。

香り・味わい(最大10pt)
カベルネ泡、オリウエ:♥♥♥♥♥(面白さなら+♥)
キュベスペシャル:♥♥♥♥♥♥♥(古酒マニアなら+♥?)
TBS:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ブリヤン2013:♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
ブリヤン1972:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
かなりとんがってます
老舗なんですが、やっている内容がなかなか見応えがあるしヘンテコであり、面白さの方が際立っている。
それは何というか「伝統的」とか「フランスに追いつこう」というよりも「サドヤのブドウで出来る事をしよう」っていう行動性が良く出ている。
それもちゃんと「個性」として成立している。してないケースも多いですからネ日本ワイン。
全体をみた時には、赤系よりもブリヤン白が圧倒的に良いというのが私の一番短い感想になるかな。っていうか私がセミニョン好きなんだな、うん。

カベルネ泡
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ラベルが実は最近変わってます。上が13で下が14。ただ内容的には大差なく感じたかな。下の方が中身のイメージとあっていると思います。

色はかなりピンクさが強くロゼ。この時、ランブルスコ(イタリアの赤い泡)みたいなまんま赤ではなく、ちゃんとロゼ色です。
泡立ちはどちらも弱めに感じられました。
香りに桜餅みたいなタッチがあり、果実感も桃っぽさが多め。
それらは割りとジュースっぽくて、そんなにお酒お酒してもいないのが良いのか悪いのか・・・
味わいも桃っぽさと桜づけっぽい要素があって全体には甘みが残ります。
瓶内二次っぽいのは期待されておらず当然そうした要素もない訳なんですが、カジュアルなアイテムとして見るならばグッド。
あくまでも、カジュアル。むしろこのお花見シーズンに外で呑むのが最良。いい意味でも悪い意味でもネ。

子供っぽいといえば子供っぽいワイン。強くない。本格派ではないんですが、こういうのもたまにはいいよねーではあります。
あ、そうそう、、今回毎回恒例の「アニメ例え」は元海軍施設なのに因んで全部艦これで当てはめます(どーでもいいって?

オリウエ・甲州・シュール・リー
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これが一番感動しなかった節がある。なぜなら超スッキリしすぎだから(そういうコンセプトなんだけどネ)
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色は↑。透明である。ここまで色ついてないのもないよねっていうぐらい。お水かな?いいえオリウエです。
香りは流石にちゃんとある・・・んですが、全体には薄め。
青系果実がある・・・・・・かな?というぐらいに軽くのっていて、味わいもすごくクリア。
……っていうか、ノート見返しても自分「クリア」しか書いていないぐらいクリア。
ようするにあんまりにも味がしなすぎる。甲州典型を更に濾過して純米吟醸したかの如くクリアさ。これ多分提供温度も良くなかったんじゃないのかしらン・・・

どれぐらい印象がクリアかというと、「TVアニメ版の榛名」ぐらいない(あくまでTVアニメ版の)

スペシャル2001
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これとかもそうですが、全体的にサドヤのラベルは割りと「考えてるな」って感じがあって好きです。

色はクリムゾンレッド気味だが、全体に色そのものは濃くなく、少しオレンジな要素も入っています。
香りにかなり酸がある事がわかっているような、梅とすっぱいミカン。結構参加しているようなワインにうまれる太刀筋じゃないでしょうか?
味わいも同様で2001年のカベルネ、にしても随分とタニックさと酸の強さが目立ちます。
枯れたようなタッチといいますか、ダシ感がたかっくあって、アフターまで酸味が支配的です。
カベルネの古酒、というよりはサンジョベーゼ辺りの果て?という印象があって、これ多分イタリアワイン派の人が飲むと感想違うかもしれません。
全体に梅っぽい感覚とダシの印象があって、確かにキャラクターは「和」です。しかしながら、それがいい具合に作用しているかどうかというと好みが大きく別れるかな。
特に古酒系慣れしてないとキビしいんではないかと。

正当な和服キャラであることは確かで、コンセプトにはものすごく的確。成功しているように思いますっていうか感覚的同意しちゃう。

TBS1992
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これだけ何故か裏ラベルを撮ってなかった(なかった?)ので、音楽家二人をパシャり。

色は2001と比べると流石にオレンジ要素が多くなっており、年号を重ねた事がわかるのですが・・・同時に「そのわりには差が少なく」私は感じました。
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相変わらずスマフォ写真じゃ全然伝わらないけどネ!
しかし香りは全く違って、こっちはかなり甘味がしっとりと感じられます(4代目も熟成すると甘味出るとか言うてましたそういえば)
カシス感と樽のバニラ要素がほんのりと香り、そこにアセロラなどの酸味の多い赤い木の実が入ってくるという。
構成としてはやはり梅や熟成からくる削り節のような香りも入ってきていますが、同時に甘いタッチが残っているのがグッド。
味わいも甘さがコロっと残っていて、甘味の構成がすごくいいんですネ。
ちょっとしたカラメルっぽい黒糖風なチェリー菓子。ジャミーではなく、あくまでもサラッと甘味と酸味がしています。
熟成分の独特な古酒的佇まいもあるものの、それらを包むように甘さが入っており、程よく優しい舌触りをもちつつフィニッシュ。
ボルドー古酒の硬派さやキノコ要素などはなく、こちらもイタリアの方が近い印象かも・・・全体の柔らかい感触が一番。
日本ってお饅頭系といいますかたい焼きどら焼きなどなど、あんこを包むようなお菓子が多いわけですがイメージはそこに近い。

ネタ要素の少ないオネショタモードな赤城先輩。純粋に強いだけでないバランスの良さ。

ブリヤン2013
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これもそこそこ古臭く、それが味にもちゃんとなっているデザインだと思います。レトロスペクティヴ。古き良きデザインとして成立している。漢字で習字風に書けばジャパーンってわけじゃないんだゾと言いたいネ。

色は黄緑さが大きくあり、そこそこ新モノらしいカラーそのままだろうと思います。
香りにミルキーな印象が多くあり、そこに青りんごやライム少々などスッキリ要素。
ただ、全体にまるぼったいタッチで柑橘などもありますがあんまりツンツンとはしない。また、ヘンに攻めてこない。
味わいも全体にまったりとしていて、クリアさが基本にあるが、少し日本酒ライクなお米っぽい甘さがあるのは特徴。
それが非常に品が良く心地よいんですネ。
白い果実感などもほのかに出しつつ、全体の要素はミルキーでやんわり。
新酒っぽいといえば確かにそのとおりで、スラッとした味わいと果実のフレッシュさに関してはしっかりとしています。
でも、やっぱりクレープと生クリームで包んだようになっていて、こちらはどちらかといえば西洋菓子的な雰囲気があります。
それに、確かにアフターがコッテリめに感じられる。それは中間域における果実感のボリュームなど以上に後味にミルキーさと果実の甘味がちょこちょこと残るんですね。
セミニョンなどに欲しい品の良さとボリュームのあって肉厚さすら感じさせる基準点はクリアしつつ、少し慎ましやか。

まろやかであり和洋折衷な感じのキャラ感ということで。カカオです(高雄です)。私はオネショタなワイン高評価なのでス・・・・・・

同ブリヤン1972
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こうやって時がたったときにレトロとしていいエチケットデザインですよ。
色は多少濁っていて、黄金色。すっかり熟成しましたネって感じに濃くなっています。
香りにもキノコ要素が+。フレッシュな果実要素はすっかりなくなっており、マッシュルームやしいたけのような感覚が感覚が多くあります。
味わいも同様で猛禽類の旨味がギュッと見事につまっている。
純米大吟醸な日本酒的な感覚とでもいいたくなるようなキレの良さ。
甘味は若いころと比べると驚くほど減ってしまっているわけですが、サラッとした中にダシ感やほのかに柑橘果実が感じられるようになっています。
年号が経過したことにより、元々からあったのだろう品の良さが年数分の貫禄を持ってむかえてくれている。
まさに「和」を呑む感覚で、あったりします・・・・・・
などと、書いてるんですが、実はこの回ではブラインドで供せられ、私は勢い良くっていうかその席で唯一
「オーストラリアのモノでしょうか?」
などと言い(っていうかみんな恥かくつもりで答えようヨ!)見事撃沈したのでそんなこと言ってはいけないのかもなんですがネ!!!hahaha!!!!
あとこの日呑みまくったルロワアレコレより面白さでは↑だったのは内緒だヨ

思いの外艦これしばりにしたところ、和美人といって成立するキャラがいなくてビックリしてるというか焦ってるんですが、佇まいとしてはこんなイメージかな(強さは除く)。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥~♥♥♥
この項目どうしようか最高に悩みました。
何故なら、カベルネ泡とかは2000円ぐらいだし、一方でブリヤンの現行が8000円近く、更に熟成各位になってくると1万円越しちゃうんですよネ。
1973とかになると数万円にまで跳ね上がりますから、そうなるとコスパの世界ではなくなります。
全体に金銭は無視して美味しいワインを、という人向けのアイテムではあるんですけれども、カベルネ泡や甲州シュール・リーなど面白アイテムは低価格だったりもしていて。
また結構使い方で大きく左右される料理が欲しいワインでもあります。例えば、カベルネ泡2013を呑んだときはなんとコレ最後のデザートと一緒に供せられ、それは相性良く作られておりとても楽しい体験だったり。
各それぞれ単体で見ると、それでもまぁ少し高めかなぁ・・・?
でも♥♥っていう程でもないしなぁ・・・・・・ということでこの中途半端さで筆を終えます。
プレゼントアイテムとしては、どれでもなかなか面白いのですが味もちょっと面白いので、理解のいい人向けでしょう。
低価格帯と高価格帯では大きく味わいに差があるので、使う時もしっかりケース毎に合わせたチョイスを(その上では魅力があるワインではあります。

というわけで、サドヤ特集でした。結局二日がかり更新になりましたよつかれたーん・・・・・・
日本ワイナリというと、どうにもカルト的なところに目がむいていますが、ここぐらい老舗にも目を向けてみると発見があるのは、私のレベルの低さを深く痛感する次第です。
ただまぁ日本の弱点である価格は解消出来てない節は間違いなくあり・・・・・・やはり日本ワイン、難しいッス。

ペタペタペターっと貼っておきます。




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| 日本 | 23:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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タナ種の熟成の能力てゃ如何に? アラン・ブリュモン・シャトー・モンテュス・キュベ・プレステージ2002

うぇるかむ!
唐突にタナ、更新してなかったと思うのでやっておこうかなーと思いまして。

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ドメーヌ・アラン・ブリュモン シャトー・モンテュス キュヴェ プレステージ 2002
もしかして当ブログ、初タナ種じゃないかしら?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルがなかなか古臭い感じの紋章風で、そこそこ威厳はある感じ?プレステージと貼っていないものも似たラベルっていうか下のシールがないものがありますが、今回はプレステージ版。

2016032022113308e.jpg
裏は「おなじみの」シールです。

安くて美味しいワイン探しをしている人が、必ず一度はみかけ必ず一度は試しているであろうワインとしてアラン・ブリュモンのこちらがあります
ガスコーニュ・ルージュアラン・ブリュモン

ガスコーニュ・ルージュアラン・ブリュモン
価格:1,080円(税込、送料別)


これは見たことある!って人多いのじゃないかしら?
マディラン地区の代表選手、として古くから日本でも著名ワイナリと化しているアラン・ブリュモン氏。
ゴー・ミヨ、スペクテイター、アドヴォケイトといった面々からも讃えられ、その功績からフランス最高位の勲章までもらってしまう作りてだったりします。
っていうかここまで「マディランといえば!タナ種といえば!アラン・ブリュモンおじさん!!」って感じの人はそういないレベル。

今回のキュベ・プレステージはアラン・ブリュモンのラインナップの中では中間上位といったところで、これより上のキュベがあったりもします。
しかしながらタナ種のバックヴィンテージとして発売しており、価格はなんと上の赤いヤツが8本は買えちゃうお値段!
そんなタナってどんなんたな?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(呑み頃でなかった?)
20160320221148d58.jpg
とかく渋い
この携帯の柄が見えちゃうぐらいに透けないところからお分かりのとおり異様に濃いです。
アラン・ブリュモンおじさんの顔ぐらい濃い。そしてそれはとにかくハードパンチなのです。

色は黒。とにかく透けないのは写真からお察しください。
香りも同じく渋く重たい印象で、黒いベリー系の渋い部分のエキスだけ抽出したような具合。
まろやか要素0のズンッと構えた出で立ち。
そして、味わいもそのまま重たいキャラクターなのです。
口に入れてから即思うのは「わぉ、タニック・・・」という具合。
とにかく最初から重たさを感じさせ、色んな果実の「渋みを感じるような部分」のみを抽出したような。
それでいて、多少年号分のダシ感もあって、それが高級感でもありミスマッチでもあり・・・・・・
アフターまでゴッテリとしてフィニッシュ。
これ、この年号の地品種にしても飲みづらくて仕方がない!
という訳で、当ブログで取り扱うのもしばらくやめてたぐらいなんですが、でもまぁ振り返ってみると「タイミング次第で美味しい事があるのではなかろうか?」とも思いましたので記載いたします。
頑固親父もいいところで、星一徹な具合なんですが、個人的には親父さんの味付けに歯が合わなかったって具合。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥(熟成が見込めるなら+)
というわけで、この項目も私個人の視点から見れば高くはなく・・・・・・いいんです、当ブログ私の主観なんだから。
客観視すれば、タイミングを推し量って美味しく飲める可能性は大いにあると思います。が、今の段階でこのワインを8000円以上出して呑むことに価値は感じません。
そのぐらい黒いカラーリングと重たさなのが承知の上で、購入するマニアックな方に私から何か言うポイントもないんだろうなぁと思う次第です。

というわけで、ドメーヌ・アラン・ブリュモン シャトー・モンテュス キュヴェ プレステージでした。
あくまでも安旨だから良いのであって、値段が高くなるほど「値段程でない」になってしまうのではないか?という典型を見たような気がしちゃいましたネ。
このワイン、一体いつ頃が呑み頃なのかしら・・・そして、これより上のキュベの味とは一体?と気になりはします。

こんな年号のワインなんですが、ネットショップではだだ余りで色んな所で買えます。経験には、いいかも?

自分で頑固親父といってりゃー世話ない。

| フランス | 23:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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やっぱり安定してお買い得? ガイザーピーク・カベルネ2013

うぇるかむ!
今日もちょっとワイン呑みに言ったり雑誌各種見たり色々してまして、ギリギリーな更新となってしまいましたアワワワ
というわけで、あんまり長く書きたくないのでサラッとやります。

20160319230421e7a.jpg
ガイザー・ピーク・カベルネ2013
ネタバレしちゃうと相変わらずでした。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
去年、これの一個前のヴィンテージやってますので、詳細は割愛しますネ
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相変わらずenjoy!
で、ヴィンテージが違うことで何が変わったかと言いますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(その日のうちなら+♥)
ちょっとおとなしくなった気がするけど大体一緒。
安定感があり、そして価格帯の中ではやっぱりなかなかの出来栄えであろうと思います。
2012より評価ちょっと下げてるのは、偶然にも日を4日ぐらいまたいで呑んじゃったから。ヘタレるのはかなり早く3日目はけっこーキツかったんです・・・・・・

色は赤さが主体のクリムゾンレッド。
香りは典型的なカベルネっぽいカシス&ミント感。それに多少赤い果実要素が多めにあるかなーという。
それらは控えめですが、そんなにチープじゃないのも去年同様。
味わいも全部ちゃんと整ってもっており、果実の酸味甘味とミルキーな要素がちゃんと出ている。
同時にヘンに甘さが強かったりはせずに、シンプルにおさめてある。
そういう安定した崩れなさを感じさせてくれるのでした。
2012を呑んだ時の記憶に比べると、全体に抑えてあるような作りになっていると感じたんですが・・・流石に随分前なのであんまり違いはなかったかもしれない。特に、ユーカリ要素は少なくなっており、同時に果実のボリュームも多少弱い気が。あくまでも「気がする」ですけどネ。
余韻とかも高級品に比べればかなり弱いんですけど、ナパなどにある「メイド的献身せいのあるカベルネ」って感じするんですヨ。
特別際立ってすごさや美しさがある訳でもないんですが、ふっつーにメイド。モブなメイドワイン?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
1500アンダーならグレート!(二回目
で、価格変わってません。総じて相変わらずお買い得なワインだと思います。
カリカベ最安値はコレで決まりかもしれぬ・・・・・・

というわけで、ガイザー・ピークのカベルネを久々に呑んだのでした。
低価格のカリフォルニアワインをあんまり推奨してなかったりする当ブログですが、その中では一番安定してまぁまぁ欲しい感じをもってきている気がします。
強すぎず弱すぎずのいいところで整いができているのが好印象なんですよ。工業的っちゃー工業的な含みがありますけど、安定したテーブルカリフォルアとして、安ワインマニアには是非。

お店もそこそこ広く置いてたりします。テーブルワインとして嬉しいところですナ。

メイド服は着てるよねっていう体。

| アメリカ | 23:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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白いカベルネ!?南アフリカの中でも珍品でキャッチーな一品 アサラ・エステート・ホワイト・キャブ2014

うぇるかむ!
カベルネ・ソーヴィニヨン。この言葉を聞くと我々ワイン人というのは赤ワインを即座に浮かべる訳ですが、本日のアイテムは・・・・・・

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アサラ・エステート・ホワイト・キャブ
なんと、カベルネ・ソーヴィニヨンで白ワイン!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
ラベルはなんとなーくまぁ安いカジュアルワインっぽくはあるんですが、ちょっとコミカルだしところどころポイントはちゃんと考えてそうなところに好感がもてます
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そして赤く書かれたカベルネ・ソーヴィニヨン(でも白ワイン)

作り手であるアサラ・エステート、ここは正確には「アサラ・ワイン・エステート&ホテル」といいます。
ホテル経営と併設されて行われているワイナリなのです。しかもそこそこ古くて1961年からワイナリをやってましてホテルとしては5つ星級なんですって。日本だと帝国ホテルポジ?
観光地と化しているワイナリというのはそこら中ありますが、ガッツリとホテルまで組み込んでいるのはなかなかの資産力だと言っていいでしょう。
赤ワインをメインで作っているワイナリであるのですが、このホテルで振る舞う白として作っていたらしいのがこの「カベルネの白」な訳。
作り方はというと「謎の優しいプレス技術」を使って透明なブドウ汁のみを抽出するらしいのです。

謎 の や さ し い お 姉 ち ゃ ん で も い る の か ! ? 
さておき、そんな訳で全体に怪しいっちゃー怪しいワインなのですが、ホテル経営が傍らなゆえかロンドンのタクシー=ブラック・キャブを白くした的ユニークなセンスなどもありけっこーワインマニア各位は注目しているアイテムだったりします。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(チリとかのSBが好きなら+♥)
あ、ソーヴィニヨン・ブランになるよねー
というわけで、全体の感覚はかなりSBです。そりゃ類型が近いだけあるんでしょうか。
ブラインドさせられたら100%わからないですが、ソーヴィニヨン・ブランという所には至れそうな味。

色はクリアで黄緑よりのホワイト系・・・・・・ほんとにコレ写真とらなかったのアホなんですが、ちゃんとオレンジワインだったりせずに白ワインの色です。若い白のカラー。
香りに青さがかなり乗っかっててそれはライムを主体としていますが、たまにピーマンが見える事もあり。
この香味の段階で気分はSBになっている訳。
そして、味わいも同様に。
酸味は比較的大きく、ライムを主体とした柑橘果実各種がそこそおボリュームをもってやってきます。
あんまり整えられた印象はなく、そのフレッシュ感ある酸の雰囲気をそのままに全体に筋を通しっぱなしでフィニッシュ。
良い意味では製法からくるシンプルな味わい。悪くいえばちょっと単調。
ヘンな甘さやダレが生じないのが良いポイントで、青い要素に結構クセがある点が好みを分かちますが(私はあんまり好きじゃないとハッキリ書いておく必要はあるでしょう)それらがチープになる事はないのがいいところ。
しっかりと硬質なタッチがあり、ダサい軟弱さがあんまりない。ヘタれもそんなには激しくないと振り返ると思います。
樽なしなのでミルキーさなどはなく、あくまでも柑橘果実感とソルト要素で勝負するワインです。
そういう姿勢の良さを評価したいタイプかな。
ハリウッドとかセガとかのガヤガヤとしたタクシーではなく、あくまでも一般的なタクシーみたいなワイン。
こう、その、タクシーに乗るしか無い状況っていうかね・・・若さゆえの過ちで乗ったタクシーのおっちゃんが普通なんだけど微妙に優しかった的な・・・・・・
同年代だけどカラッとしてマセたキャラしてます。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(変わり種としてなら+♥)
やっている事が面白いのはジャスティス!
味わいそのものとしては、あくまでも低価格白ワインの直球(その中では美味しい方)でもあって、全部の要素を取っ払ってブラインドで向き合うとあんまり私も評価を高くつけないだろうと思います。
しかしながら「カベルネの白」「ラベルデザインのセンスの良さ」などでグングン登っていくのでス。
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キャップ部分までちゃんとやろうって気概が、ある。

何より、品種の文字列が大事。これで「一回ぐらい口に入れてみようかなーどうしよっかなー」ぐらいには思えてこそワインマニアって感じがする。
味よりも体験。
あくまでもテーブルワインでありますが、これがサクッとラフで低予算のパーティーとかで持っていけるのはむしろ格好良い!
総じて面白枠としては秀逸なアイテムなので、個人的には評価点数以上に本当はオススメだったり。

というわけで、アサラよりホワイト・キャブでした。
中身より外的要素が面白すぎるという珍しいタイプのワインだろうと思います。
それに、私って割りとオーク感とボリュームがある白ワインを好む傾向がありますから・・・・・・そういうのが苦手な人は私より大幅に点数があがる可能性も。
というわけで、買えるうちに是非お試しアレ。素人から玄人まで「カベルネの白を呑んだことがある」はネタとして充分面白いのですから。

変わり種でこの値段ってのも素晴らしい

この車を白にしましたっていう皮肉がグッド

| 南アフリカ | 23:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Fateかな?ブルゴーニュの1級に匹敵と表される、天使なアイツ アタラクシア・ワインズよりソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ2014

うぇるかむ!
南アフリカは実は今、白ワインの方がブームが強いように思うことがあります。
というのも、白ワインで優秀と言われるワインが赤ワインで優秀だと表されるワインよりも日本では表立っている事が多いから(どっちも作れる人が多いのですが、白のが知名度が高く売り切れる率がどこも高い)
今回のワイナリも白の方が有名でしょう。

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アタラクシア・ワインズよりソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ2014
注目度はめちゃくちゃ高いワイナリと言って良いところですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
絶妙に可愛くない天使柄もうちょいなんとかならんのか
なんか銀色に光ってまでいるんですが、これ素朴やアーティスティックや旨味のないヘタさや・・・・・・
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裏も文字シャルドネとソーヴィニヨン・ブランとの違い以外は特にありません。
この手のイラスト系をあんまり悪く言わない当ブログですが、ラベルでもったいない感じすごいある。

しかしながら作り手は一流で、ハミルトンラッセルのケヴィン・グラント氏。
彼が独立して始めたのがこのワイナリー・・・なんですけど、しばらくはハミルトンに施設を間借りしてたんですって。
この辺り、南アフリカは他国では見られない程、いわゆるバーチャルワイナリーが多いですネ。

因みに当のハミルトンラッセルも凄腕デス。

で、4種類ほどワインを作っているのですがぶっちりぎりに人気なのがシャルドネ。
なんやかんやの受賞歴は大体シャルドネ。
ニール・マーティンもシャルドネを三大コスパワインに入れ、アドヴォケイトでは南アフリカでのトップシャルドネになったことがあり、タンザーたんもプラッターガイドも大盛り上がりです。
むしろ、ティム・アトキンMWの評価が3級なのが評価としては最も悪い部類にまでなってしまうという持ち上げられぶり。
一方で他の3つはそこまで際立った評価はないっぽい?
特に今回のSBもそんなには目立ちません。
さて、実際のところ如何なものかといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
ソーヴィニヨン・ブラン:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
シャルドネ:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
意外なほどソーヴィニヨン・ブランが良い
というか、期待値あげすぎたかなシャルドネに対して?と思うところもありますが、ソーヴィニヨンがなかなか良いのでした。
シャルドネも「ブルゴーニュの一級クラスやでー」とニール君が言っての通りなかなかの出来栄え。

ソーヴィニヨン・ブラン2014
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ちょっと写真ボケちゃったスマヌ。
色は黄緑タッチが大きくあり、新モノのこの品種らしいかなって感じ。
香りに青さは多くライムさやすだち感が全快。また、香りの段階ですごく塩っぽさは出ています。
香りだけでソルティ・ライム。ただ青みのある果実感ではありますが、酸っぱさが目に痛いような感じはなく。
そして味わいも非常にキレがあります。
酸味が比較的多いものの全体を通して感じられるのはチョーキーさ(石灰っぽいというか)や青い果実の甘味と酸味が。
それらの配分が絶妙に良い塩梅を呈していて、果実のボリュームが大きくありつつ、独特のキレを出しています。
余韻も長すぎず短すぎずの絶妙さで、スッキリとしたフィニッシュ。
なんというか、ディディエ・ダグノーを思い出す事すらあるワインでした。シレックス!シレックス!!
恐るべきSBが実はこんなところにあるんじゃないか、と思わせてくれるに充分。多分、も少し熟成させても美味そうなぐらいなのが脅威。
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アニメ界隈のジャンル的には、少女剣士なポジ。多少堅物ながら、それすらカワイイ!

シャルドネ2014
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やっぱこのラベル、近接してとるほど微妙さ際立ちまくりなような・・・・・・
色は色はこちらも若干黄緑寄り。
香りはかなりまったり要素が大きく、バニラ感が多め。
グレープフルーツを主体とした果実感がベースであり、全体にまとまりが良いタイプだなぁというのが第一印象です。
味わいもかなりまったりおだやか。
それでいてグレープフルーツの感覚が長く続き、アフターまでシャッキリと酸でまとめあげてあります。
ミネラリーな塩っぽさ、果実のまとまり方、ボリューム感がありつつ清楚。
ブルゴーニュだとムルソー的ニュアンスでしょうか?
総じてなるほど名前の通りバランス感覚の非常に良いアイテムではないかと。あくまでもまとまっているし、これが評価が高いのもわかります。
すごく、隙がない。
サプライ 東方 未確認スリーブ 博麗霊夢

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スマートに完璧超人です。全体の構成にまさに「シャルドネスタイルとはこういうものである」と言わしめるものがあります。
ただ、故に個人的に無敵すぎるかなぁという(貼ってる霊夢さんも普段は隙があるキャラだから良いのよね)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
こりゃ聖杯戦争が起こる訳だよ・・・
シャルドネが圧倒的に人気で、確かに見かけたら買い状態。4000円のシャルドネの持つセンスを超えています。
と、同時にソーヴィニヨン・ブランが安い!3000円アンダー!という訳で当ブログ的には実はSBがよりコスパ的にはオススメだったりします。
トータル完成度はシャルドネの方が上だろうと思うんですけど、このSBから「ダグノー様みたいだなぁ・・・」と感じさせられた段階で私の負けに近い。
なので、SBもぜひ購入視野に入れてみて欲しいなぁと思ったのでした。
プレゼントにはラベル力が弱すぎるので詳しい人でないとウケないと思うのですが、話題性はあるので知っている人同士のパーティーとかいいかなぁと。
一人で呑むときはどちらもなかなか「料理が欲しくなる」タイプです。焼き魚やアッサリと作ったポークソテーとかが良さそう。

というわけで、アタラクシアより二種類ご紹介でした。
かなりこの2つ、いい感じに仕上がっているんじゃないかと思います。現在の南アフリカの白ワインらしい「クリアすぎて新世界的なイメージを逸脱している」タイプでしょう。
ひとつだけ、願わくば・・・・・・ラベルデザインをなんとかしよう!

白ワインの純正を行く味


名前でこれ思い出す確率は日本人なら高い、と思う・・・

| 南アフリカ | 15:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ハイジ・バレットのマルチ仕様!全てが「ナパらしい」逸品。 アミューズ・ブーシュ・ヴァン・ペルデュ2012

うぇるかむ!
最近ピノ尽くしすぎたので、ちょっと趣を変えたく思い、唐突にナパぶっこもうと思います。

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アミューズ・ブーシュ・ヴァン・ペルデュ2012
これそこそこ面白いアイテムです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
皆さんはハイジ・バレットは知っているでしょうか?や、知ってると思うんですけど、その解説含めつつネ。
カリフォルニアでも知名度と「値段のお高さ」を誇っているワインといえば、スクリーミング・イーグルでしょう。

こんなブログやっておきながら、恥ずかしながら未だに呑んだことないんですけどネ。
さておき、カリフォルニアの女性醸造家の筆頭の一人として未だ活動をしている「ワインの女神」の相性をもつのがハイジ・バレット。
旦那はモンテリーナの人ネ。
ただ、今現在ハイジ・バレットはスクリーミング・イーグルは引退しています。
で、子供を育てながらコンサルトなどをしているのですが、その中でも「自らがオーナーとして出資までして継続しているワイナリ」がアミューズ・ブーシュというワイナリです。
もともと持ちかけたのはジョン・シュワルツというレストラン系の実業家。
彼が
ジョン「ハイジよぉ・・・ウチの畑で超旨いメルロ作ってみろよなぁッ!オラッ!作れオラッ!!」
ハイジ「や、やめ・・・・・・あぁッ!?そんなぁ・・・・・・ひぎぃ、こんないい畑なら、わ、私ッ!(ビクンビクッ」
みたいな感じで(!?)ナパのメルロで作り始めたのがスタート。
なんでハイジがビクンビクンッしたかというと、それぐらいジョンが提案したメルロが良かったからだとか何とかで、アドヴォケイトでも「ナパ最高峰のメルロ」として評価されています。

こちら、毎年変わるタイプのアーティストラベル制度、かつハイジ・バレットというというなんともプレミアムな感じ。

そんなアミューズ・ブーシュのひとつランク下のシリーズが今回のヴァン・ペルデュな訳ですが・・・形態が全く違います。
というのも、、アミューズ・ブーシュ本家はあくまでも「メルロ主体」なんですが、このヴァン・ペルデュシリーズはコンセプトから全く違うんですネ。
それは
「品種構成は毎年主体からチェンジ。ハイジ・バレットのレーベル&クライアント先で使用しなかった果汁をぶっこんだ」
というわけわからんアイテムになっています。
悪くいえば「ハイジ・バレットが現在作ってるワインの余り物のキメラ」であり、良く言えば「ハイジ・バレットが手がけるありとあらゆるワインの自薦ミックス」です。
これがどれぐらい訳わからん事かっていうのは、なかなか説明しづらい所なんですが・・・まんまフランスで言い換えたら、ステファン・ドゥノンクールまたはミッシェル・ロランがプロデュースしてるワインの余りブドウを全部ぶっこんだって事。絶対彼らもやらないし、出来ないと思う。
このヴァン・ペルデュの意味が「Pain Perdu」(フレンチ・トースト)を捩ったものであり、その通り「固いゴミのようなパンでもフレンチトーストにしたら超旨いじゃん?」というプロジェクトだからなんだそうで。めちゃくちゃな!
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サインが既になんかもう色々大丈夫か?って感じのハイジ様。

そんなアミューズ・ブーシュ・ヴァン・ペルデュの2012版はなんと「カベルネ主体」です。
コピペすると、
「カベルネ・ソーヴィニヨン42.1%、メルロ22.3%、 シラー14.3%、カベルネ・フラン10%、 プティ・ヴェルド7.4%、プティ・シラー3%」
だそうな。アミューズ・ブーシュのメインメルロなのにネ!((因みに、スクリーミング・イーグルの使ってるようなブドウは入っていません。ハイジが現在は参加していないから)。
更に、このワインも毎年柄が違う・・・どころか「見る角度によって絵柄が変わる」という謎のギミックがあったりします。

写真でとりづらくて困る!
と、言うわけで長くなりましたが果たしてそのごちゃまぜの結果は?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ごちゃごちゃしてるのをハイジらの手腕で美味くまとめてる感じ
正直、かなり固い状態なんだろうなぁとは思いつつ、同時にしっかりと重たいカリカベ系には仕上がっていて、すごくパワフルです。
プティなども入っている分、とかく重たさが目立つギュッとした味わい。
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色は強くハッキリとした透けない紫。っていうか、ほぼ黒。
香りにバニラ感がそこそこにまずはありますが強すぎず、マスカルポーネチーズ見たいな雰囲気も多少。
また、全体にカシス感を始めとした赤黒の果実のジャミーさ、それとブラックコーヒー。
味わいも全体にシックで重たいハードな質感が象徴的です。
カシスなどの果実要素はかなり重たく、しっとりじっとりとしています。
同時にミルキーさがほんのりあって、それが旨いこと「なんか渋すぎる」にならないバランスになっています。
また、ハーヴっぽい青さがカベルネが多めのわりに感じられないのも特徴。
色々混ぜている結果、濃い果実感の煮付けっぽさが際立っている印象です。
どっしりと構えた大人のお味。
かなり濃い仕上がりでありつつ飲みやすく、どこか果実の味わいに一定の芯は感じさせないのはマルチなブレンドならではでしょうか。
すごーくプロダクトワインって感じがします。
アフターに関しても濃厚さをジャンッ!っと一気に〆たような感覚で、最後まで強くあります。
一般的なナパ・カベルネとは似て非なる感じ。
まさに「やり手のご婦人」って感じ。敵役の小姑的なキャラとでもいいますか。そんな最大ともなりえるライバルおば様の最大の攻撃。
ちょっと前だと、アイドルマスターシンデレラガールズの346常務ちゃんとかそれっぽい。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
1万円程度でハイジバレットの提案を楽しめる、というのはお得な気もします。
しかも2012年の場合はカベルネが多い訳ですし。また、そのプロダクトの片鱗は感じさせる出来にもなっていると言えるでしょう。
ただ、ちょっと私が呑んだ印象固かったのでまだまだ伸びるのは間違いなし。
プレゼントには最適なアイテムの一つで、ルーレットの絵柄も何だか言葉遊びに使えそうですし、ハイジバレットを知らなくても見た目の変わるラベルだけで楽しんでいただけることでしょう。
そういうのプレゼントではすごく大事!
ナパカベらしさよりは上手な作り手のプロダクトって要素の方が先立ってはいるので、あんまりナパカベを期待せずに飲まれる方がいいかと。

というわけで、アミューズ・ブーシュよりヴァン・ペルデュ2012でした。
流石の超有名人!って感じのプロデュース力は感じさせるアイテムになっているなぁと思いました。
ただ、より完成度の高いアイテムは他にもあるよなぁとも思うぐらいに収まっているのは残念なところかな。
しかしながら、あらゆる角度から隙のないアイテムなのは間違いなし。カリフォルニアを知るのにもちょうどいいとも思えるのでした。

ハイジたんの出資までしたオーナーワインとしてはかなり安い

ここまでドロドロでもないけどネ!

| アメリカ | 23:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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気分はまるで、カシオペア特急!?でも作りは原始的!? サッカリー・カシオペア2010

うぇるかむ!
今日はスッキリ天気が関東は晴れましたネ。ということで、カシオペア座はあれ~だよと~♪

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サッカリー・カシオペア2010
指差す~あなたの手を~♪ってこれ知らない?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
名前とデザインが何ともこう「高いのか安いのか、どっちか両極端なんだろうなぁ」と思わせてくれる訳ですが、ヴィンヤードまで指定が入っての通り高い方です。

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真っ黒すぎてスマフォが丸うつりである。

作り手であるショーン・サッカリーは元美大出で、しかも自然環境保護団体の編集作業をしたこともあるという、完璧にナチュラリストな人。
ついでに言っちゃうと、この手の人にありがちな良くわからんモサモサヘアらしい。

美味しいニューワールドピノを作る為にはなんかモサモサしたニュータイプめいた髪型の必要がある!?
さて。
サッカリーはそんな訳で(?)奇人側の人です。
検索をするとこんな感じに出てきます
「古代のスタイルにこだわりブドウを夜間休ませる(だから星座とかの名前らしい)」
「テロワールがないとは言わないが、テロワールより大事な事は星の数ほどある」
「(テクニカルな質問をすると)料理がおいしいからって、シェフに『この料理の塩は何グラム?』なんてヤボな事聞かないだろ?」
などなど・・・・・・うーん、出ました!って感じですネ!!最後の一文なんてインポーターままだから焦ります。
そんな彼のメインとする品種はシラー系、つまりローヌタイプであり、一番有名なのはアドヴォケイトで100点の経験があるというオライオンというシラーです。

あれ、意外と安くない・・・?
しかしながら今回はピノ。
楽天内では全く見つからず、どうやらインポーターの販売経路を見たところ、この作品「カシオペアシリーズ」というモノの一つらしいのです。
シリーズというだけあって、いくつかある訳なんですが、それもまたクレイジー。
「ピノ・ノワールのクローンごとのアイテム」
……要するに噛み砕いて話すと実はピノ・ノワール種でも「これは~~の樹のワイン」みたいなのがありましてですネ、例えばそれが「ロマネ・コンティ畑のクローンの番号」「ラ・ターシュ畑のクローンの番号」みたいなのがあるんですが、そのクローン番号でわけたシリーズなんだとか。
う、うーむ、奇人だ・・・・・・
というわけで、実のところどのクローンなのか今回ちょっと把握してなかったりして名前も簡略にしています。
どこのかわかんないけど、とりあえず「カシオペアの2010ヴィンテージのピノ」ということでひとつ。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥((個人的には+♥)
まるで寝台特急
一度くらい乗ってみたかったなぁ


すっごくリッチなのに、自然な感覚が非常に多いというワインになっています。
ナチュラリストらしい部分が随所にあるのに、全体の構成は非常にカリピノしているというアンバランスさまでが板についててよろしい。

色はトマトみたいなカラーをしていて、多少朱色が入っています。美味く写真にとれなかったんですが、紫要素0。
香りにそうしたベジタブルな感覚とアールグレイ紅茶の渋さと茶の香り。
そうそうピノの自然系こういうのいいんだよねぇ~と個人的に思ってるスタイル(なので個人的に+しました)。
で、こういうタイプって口当り水っぽいモノだったりするパターンも良くあるんですが、これはとても綺麗に仕上がっている。
香りに比べると味は驚くほど「こってり系」なんです。
チェリーの感覚が主体でありつつ、それも年数が異様にたっているかのような漢方要素も付随。
果実の要素そのものは重た目でタニックさも存在するのに、それから茶葉の感覚とミルキーな要素が同時にやってきます。
その瞬間から世界はロイヤルミルクティー。
果実が自然派っぽいコロコロさから、パイに早変わりし、ミルク要素と紅茶系のタニックさが見事にマッチしつつゆったりとフィニッシュ。
雑さがない丁寧な雰囲気はまさにお茶会系ピノの真髄を見る気分です(私が良く書く謎の分類)。
年号にしては大分褪せた印象もあり、恐らくコレ呑むタイミングに寄っては一転して最悪の駄作になりかねないきわどいバランス感覚で私を迎え入れてくれたのでした。
まさに寝台特急の一時。あれって私のイメージでは「優雅に殺人事件が起こる場所」なんだけどネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
?(今回の場合は♥♥♥♥♥)
そもそも星をつかむばりに入手が難しい?
というのも、これ、インポーターで調べると個別販売しておらず「6本セットでの購入」というデータしかなく、それが4万8千円=ひとつ8100円。
8100円という値段のピノ、で言えば私はすっごく面白いし危ういけどオススメ出来るアイテムとなります。
しかしながら、セットでしか売っておらずまた入手経路もさっぱり不明なので、これまた薦め難く・・・・・・
とりあえず言えるのは、超レアワインなので見かけたら手に入れたり呑んだりしてネってことです。

というわけで、カシオペア・ピノでした。
うーむ、面白い作り手です。ちょっとシラーが飲みたくなってはいるんですが、そこそこ値がするので考え中・・・・・・
恐らく、シラーもピノがこれなら美味しいだろうなぁと思わせてくれる、そういうピノだと思います。
てにはいりづらいのは本当に、残念!

恐らくこの人、アンリ・ボノー好きだよネ?


ちなみに歌のネタはコレね(犬威先生好きなので犬威版にするって仕分けするぐらい好きな作品でした
こみっくパーティー 1

こみっくパーティー 1
価格:594円(税込、送料別)

)

| アメリカ | 23:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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周囲はルイボスティー作ってる!?  デリウク・ピノ・ノワール・セダーバーグ・ワインズ2012

うぇるかむ!
NZピノの超バルク品、という極端な安旨事例を昨日やりましたが、続きまして

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デリウク・ピノ・ノワール2012
南アフリカ!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
鳥さんラベルが異様にカワイイこのワイン。ラフなキャラクターなんですが、作り手はセダーバーグというところで結構なワイナリだったりします。
20160314154026d56.jpg
裏はど真面目文字いっぱい系。

作り手であるセダーバーグは1973年設立と南アフリカではまぁまぁ古い方。
場所がちょっと変わってまして、南アフリカピノというとエルギンだったりスワートランドだったりありますがこちらはまま「セダーバーグ地区」です。要するに地区名まんまワイナリ。
で、セダーバーグで検索するとなんとルイボスティーの産地として知られていますっていうか周囲はルイボスティー作ってる。

そうした茶っぱが作られている山脈の標高1000M以上の位置にあるという今回のが今回のワイナリ。
っていうか、そんなところに唯一あるワイナリ。
有名なのはシラーなのですが、今回はこのヴィンテージが初作品だというピノ。
最近植えた(植えてから7年ぐらいのモノらしい)んだそうで、秘境の地からくる最新ワインは如何なピノか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
か、カリピノだコレーーーーッ!?
すごくバニラ強いです。っていうかバニラ要素が前面に押し出しすぎてるぐらい。
ファーストヴィンテージだからでしょうか、なんか作り慣れてない感じの方が強いかな。

色はクリアめなレッド。赤紫寄りでなかなか濃そうな印象があります。
香りにまさしく樽からきてそーなミルク感。バニラ要素などが濃密にあり、果実も赤っぽいのがそれなりに見えつつあるんですが、しかしながらミルクが強いこと強いこと・・・・・・
味わいも同様で概ねミルキーさにあふれています。
口に入れて即ミルキー、中間もミルキー、終盤もミルキー・・・・・・
ママの味かな?
と、平行してちゃんとチェリー感はあってキュートに仕上がっています。
ミルキー系なんだけど、ちゃんとまとまりは良い程度には果実の質もある点がグッド。
とはいえ、バランス感でいえばちょっと悪いというのは正直なところ。
最初のヴィンテージだけにそうなるのでしょうかネ。これから樹が成熟してこのミルキーな作りに負けなくなってくるとスゴイことになりそうな気もします。
全体にカワイイんだけど、バランスが悪い体型させてあるタイプのロリキャラ感があります。主に胸とか。
そういうタイプが好きな人には大有りなワインかなぁ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
という中において3800円となかなか強気な価格になっていまして、ちょっとびみょーかも。
その価格だと、ソノマピノが大分戦えるようになり、それらと大差つける感じまではしない。
土地分とか色々の加算が結構大きい気もしつつ、ついでに慣れてないワインって感じはすごくします。
年数経たせて樽っぽさが消えた後に何が残るかは気になるよーな気もしますが、そういうファーストヴィンテージマニアであれば買って面白い体験が出来るかもです。
プレゼント向けというにはちょっとラベル可愛すぎる気がしますけど、女性ウケはそこそこに良いのではないかと思う。
これをブラインドで出して「南アフリカ、それもセダーバーグだネ」なんて言えたら神の舌です。

という訳で、デリウク・ピノでした。
今度このワイナリーのレギュラー版シラーも私は購入予定なのですが、前哨戦的にピノもありっちゃありかなという塩梅。
数年後に期待?

取り扱っているお店も少なかったりします。結構レアアイテムかも。

アンバランスなバディ

| 南アフリカ | 22:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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激安NZバルクピノから安いピノを見る。 ニュージー・ウィッチ・マールボロ・ピノ2014

うぇるかむ!
昨日まではルロワ!ルロワ!ルロワ!!!ルロワ!!!!
と、ルロワ連続更新でありました。今日は安値のモノでもブランド価値すら感じる出来栄えのルロワと「一転して全く真逆の代物」で敢えて更新したいと思います。

20160313221701949.jpg
ニュージー・ウィッチ・マールボロ・ピノ2014
みよ、このなんともカジュアルな感じ!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベル自体は超カジュアルで安っぽいそのもの。♥♥でもいいかな?と思いましたが
20160313221708eca.jpg
魔女っ子デザインなので良しとします。なんだよソレって?ウチは世界で唯一のアキバ系ワインブログでありますッ!

さてこのワイン、どういうワインかというと「マールボロ産ピノのバルクワイン」
まぁ、要するに色んなマールボロのワイナリで余って捨てなくちゃならないワインを叩き買って作られたのがコレ。
最初に「ルロワとは一転して真逆」と書いての通り、ブドウの質は要するに大したことがないし作り手もさっぱりわからず、その変わり安い。
そういうアイテムになっています。
さて、そんなこんななアイテムでありますが、それで旨かったら良いわけで・・・如何なものか?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥(値段で極限まで見れば+♥)
単☆純
過度な期待はしていなかったのがそのままな、デイリーとしてふつーな具合であります。
とはいえ、ここでガムシロップ感が激しかったりするタイプもあるにはあるものの、それらよりは遥かに良く本格してますし苦さとかも少ないので悪くはなかったり。

20160313221714100.jpg
裏もシンプル。

色はクリアで薄いレッド。超若いし全体にとかく薄め。
香りにチェリーガム感が多く、それ以上にあんまり情報はない感じ。
味わいも同様で、ストレートにその香りまま。
口当りも比較的水っぽく、チェリー系の酸味と甘味がほどほどにあって、特別変容なくストレートにフィニッシュ。
本当にシンプル。どこまでも楽。なおバニラっぽさとかはなく、青っぽさなどもなく。
あ、ピノなのねふーん・・・と思っているウチに終わってしまうワインです。
しかしながら、価格帯のワインとしてはヘンなマイナス要素もないのはグッド。あくまでもストレートなピノとしては楽しませてくれるアイテムで、良くはないけど悪くないという。
それは案外とスゴイ気もします。カジュアルピノとしてはなかなかに良い・・・のですが、日数が経つと単純に全体がそのままバランスは崩れないのに縮小低下していくところがあって長持ちしません。
魔女キャラというよりは、魔女キャラまわりの女子学生でありモブさ全快のワインです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
1500円のピノ、としては当日中に飲みきれる状態であれば、存外悪くはないです。
値段相応しいといえる味わいになっていて、アメリカ大手とかの甘ダルいタッチに辟易としている向きにはいいのかも。
あくまでもカジュアルなアイテムであり、レストランとかのグラスワイン向けでしょう。料理に対しても邪魔しないけど相乗効果も特別なさそうなぐらいシンプル。
それを良しとするか面白みが足りないとするかは、まぁ個人判断かなー。

というわけで、NZウィッチピノでした。
最低限はしっかりクリアしているものの、味気ない。
ファストフード感覚、とも言えるのかもしれません。良くも悪くもない値段相応しさ。
ただ、ワインにもとめているモノはそうではない方の方が多いだろう、と私は考えており、やはりなんであれ「人の力や個性を感じるモノ」が大事なのだなぁと改めて思ったのでした。

価格帯らしいスタイルだと私は思う。

魔女に黒猫なのでオタクですら「魔女宅」がうかぶんですが、敢えてこっちを貼るのが私の流儀。

| ニュージーランド | 23:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヲタク、ルロワを呑む~その4~激レア!並行輸入なポマール・レ・ヴィ-ニョ1994とオークションアイテムのオスピス・ド・ボーヌ・オーセイ・デュレス・キュベ・ボワイヨ1973

うぇるかむ!
4日間連前のルロワ更新も今日で終了!
ということで、最後の今回のイベントメイン的アイテムを。

その1のグランオルディネール
その2のショレイとサヴィーニ
その3のポマール
に続くラストは

2016031222014740c.jpg
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ポマール・レ・ヴィ-ニョ1994とオスピス・ド・ボーヌ・オーセイ・デュレス・キュベ・ボワイヨ1973
なんともレア感溢れてますなー。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
ルロワ特集の最後を飾るのはレアアイテム郡。なんかもう色々すごい感じになっています。
まず、ポマール94ですが
20160312220216455.jpg
現地ラベル
つまり平行です。高島屋でない。っていうか、主催者の方が直接マダムから買って持って帰ってきたやつだったよーな。
ポマールの単一畑(位はない)であるレ・ヴィーニョからの一品。

そしてもひとつがオスピス。
201603122202527b1.jpg

それもオーセイ・デュレスのモノで、ルロワ本拠地?みたいな気分にもなりますなー。
オークションのオスピス・ド・ボーヌについては割愛しますが、ルロワがストックしていた古酒としてオスピスとしても最高値をつけるもの。10万で買えたら安いぐらいの(ヒエー!今回のは時価20万ぐらいだってヒエー!)

というわけで、マダムの超レアアイテム、その実力は本当に凄まじかった。

コストパフォーマンス(最大10PT)
ポマール:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
オスピス:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
若い(驚愕
とにかく、この2つ若さすら感じるのです。2つとも傾向としてはアンティークな風情を晒しているんですが、驚くほど迫力があるんですネ。

ポマール
20160312220201580.jpg
シールがもはや剥がれそう!

色が濃いクリムゾンレッド・・・というのがまず驚き。
このぐらいの年号のブルピノであれば普通もっと茶色みがあるでしょ?というぐらい濃い。
香りにブラックチェリーのタッチが多く、全体には重たくはなっています。
しっかりと煮詰めましたって感じ?果実はフレッシュさは流石になくなってるけど、どっちかというと丁寧に煮てソースを作ってあるような・・・・・・
その果実のちからがそのまま味わいにも反映されています。
非常にシックで初めからタッチそのものは地味。
果実感がとかく重たいんですネ。ヘタするとカシス?って書きたくなるぐらいに紫系果実が豊富です。
赤い果実感とかピノっぽいチェリーのような甘味などはなく華やかではない。
しかしながら、資質剛健でまさに達人といった出で立ちが見られます。
梅っぽい酸やダシ感も漂いつつも、本筋がブレない立派さ。
・・・・・・個人的にはも少し華やかで社交的な方が好きではあるんですけどネ。
でもこれ、一般的に言われる「ポマールのキャラクター」を的確にやっているワインだとも思います。本当にマダムは土地表現者なんだなぁ。

意外とアニメ業界で思いついた「達人キャラ」がどいつもこいつも「飄々とした一面」を持ってて頭かかえたんですが、これはそういうのは一切ないシリアスで物静かな達人です。

オスピス・ド・ボーヌ・オーセイ・デュレス
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20160312220308d18.jpg
言い忘れてましたがこっちは高島屋ネ。

色はこちらは流石に褐色が入っており、年号相応しいレンガ超えたカラー。
香りに梅感や少し枯れた感覚がかなり出ています・・・・・が!しかし!!果実が強い!!!
何度も連日書いてますが、やっぱり果実感がしっかりと存在しているんです。それがスゴイ。
こちらは赤果実と紫果実のミックス的(赤比重多めかな?)といった具合。樽っぽさとかは当然ない。
味わいも全体にこなれつつ旨味要素が極めて高く出ています。
魚ダシからキノコダシまでをブレンドした和食すら思わせる滋養。
古酒らしさは全快なのに、そこから果実の酸と甘味しっとりとのっかってきて豊満ですらあるという。
とにかく丁寧。そこに佇むだけで美しい。
全体のボリューム感も古酒らしいまとまりをもっていますが、やはり感じさせてくれるのは「これが果実酒である」という事。
これまで古酒には「ダシ」「梅」といったような日本的な言葉を当ブログ用いてまいりましたが、それを極めた高級割烹そのものというのがコレ。
雅な贅沢。

なんかこう、アニメであれこれ例えるより日本画とか持ってきたほうがらしいんじゃ?・・・とか本気で10分近く考えた結果、衣装がフリフリでであれ美しい西行寺幽々子ということにすることにした私であった。

コストパフォーマンス(最大5PT)
コスパで図るものではない
っていうか呑めてる段階が奇跡ですよッ!

というわけで、ルロワ特集で4日間やってまいりました。
最後のオスピスが流石に風格が更に違うんですが、しかしながらグランオルディネールから上手なのがバシバシ感じられるアイテムでした。
そして、書きながら思ったというかまとめになるんですが

・ルロワはよっぽど新世界ワインに近いし新世界の人達はよっぽどルロワ呑んでる

というのはどれにも感じる部分でした。
果実の濃度(ブドウの剪定や収量が影響?)があからさまに濃い。というか旨味がある。
ブルゴーニュで物足りない時の「繊細?薄っぺらいの間違いでしょ??」みたいな事が全くない。
これは随分前に(ブログ始める前とか)呑んだ事があるポンソだとかDRCだとかにも通じており、そういった人達が代表生産者と言われ君臨し、また
「~~を呑んでワインづくりをしだした~~人」「~~のワインが目標」
みたいに言われるのがそういった人達であることを考えると、カリピノの強さというのが実は土地表現をしつつ目指しているのは本当にブルゴーニュの上位で間違いないのだろう、と感じさせてくれるのでした。
全然ブルゴーニュと違う、っていうのはそれはまぁ土地柄や気候が決定的に違うからっていうのがあるんでしょうけど、でも色んな海外のピノ作りしている人達は
「一流を呑んでいるし、その一流と戦おうとしている」
と思う訳。
なので、思うに「良い生産者は良い。それはテロワールは超える。理念が酒を生むし、土地それぞれの個性と同時に生産者の個性は出せるし、それらを全て内包して旨いのが一流」って感じなんだろうと。
土地の個性は確かに存在するけれども、それを引き出すのはやっぱり人。ワインが「作品」である以上、やはり「作品を作ったのは誰か」は何より大事だってのは忘れては、ならない。

実際に呑んでみるとその凄さがわかる生産者、として年号や場所での比較までしつつ、とにかく「ルロワすげーーー」とお手上げ状態なのでした。
さすがのレジェンド。感服です。

このクラスになるともはや置いておくだけで「骨董品」ですナ・・・・・・

| フランス | 22:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヲタク、ルロワを呑む~その3~ マコン1996から見るルロワのベーシック

うぇるかむ!
今日はちょっと用事が入ってしまいまして、あと3本ほどルロワで書けるんで、一辺にやり通すつもりだったんですが、一本のみにします。

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ルロワ・マコン1996
その1:グランオルディネール編
その2:ショーレイとサヴィニー編
ときてからのマコンです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
まぁ、その、特に書くことなくてよくない?というところではあるんですが。
20160311161921ec9.jpg
改めてルロワですヨーと。
あ、なんか「ルロワといえばメゾンとドメーヌとドーヴネと3種類あるよネー」とかそこらじゅうで見かけますが、主催の方からその1でご返信(ご訂正)いただいてるように「メゾンと見せかけてやってることドメーヌだったりドーヴネだったり」とか結構わけわからんことになってるのでそういうことは書かないでおきます。

201603111619535a4.jpg
で、このルロワのマコン・ルージュ、高島屋で見てみるとびっくりすることに「ブルゴーニュルージュよりも安いルロワピノ100%」だったりします(モチロン年号は違うのですが)。
広域よりも安い、という謎の逆転現象。それはヴィンテージが恐らく高島屋では違うっていうのもあるんでしょうけど、上述の通りメゾンだったりドメーヌだったり、結構色々あるが故に逆に「ブルゴーニュルージュと言いつつ、実は良い畑の余りブドウなんじゃないのー?」みたいな見識から買ってる人がいらっしゃるようで。
ともかく、ルロワ作品としてはボージョレの次に安いというアイテム。その実力派?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥(熟成ピノ好きなら+♥?)
しゃっきりとした熟成ピノ
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1996年でなかったら、恐らくもっと果実感が多くて強いんでしょうネ。
端っこアイテムもいいところなワインで、その熟成、しかも場所がブルゴーニュと「酸が強いばっかりになりそう」なアイテムなんですが、そこは流石ルロワ。

色は少し褐色入るつつあるなーとは思うのですが、クリアなレッド。年数の割に赤さが強め。
香りにチェリー要素がこれまたぎっしりとしています。
・・・・・・ここ3回で良く私が「チェリーの感覚の多さ」に対して言及してると思いますが、このマコン熟成という形でも充分にそうした個性を保有します。
モチロン個々で細かく違いますしそれはボーヌって名前がつく二種類の時にも書いておいた通り。
しかしながら、それにしても・・・・・・しっかりとしたこの赤い果実感の凝縮っぷりはルロワ・スタイルだと言い切っていいのでしょう。
味わいは年数分の熟成からかほんのりと梅っぽい酸が入り、チェリッシュなキャラクターは充分にあって生々しいぐらいなのにどこか甘酸っぱい印象になっています。
しかしながら、繊細さがあるか?というとそれはなく。むしろ形としては先の2編と較べてもシンプルなものとなっています。
ちょっと単調すぎるぐらいで、他と比べた時に最も印象が薄かったワインだったのは流石に仕方なしなのかそれとも。
それでも、全体の構成は良くまとまっているし、またチェリーの感覚の長引き方と熟成をちゃんと思わせる香りやタニックさがあることなどは並大抵のマコンではないのも事実。
いや、マコンっぽいというよりこれもはやセントラルコースト・ピノとかNZピノの畑指定品に近い。
総じてよく出来たワインなのは間違いないんですヨ。
ストレートにキュートな、ちょっとしたベテランアイドル感。ちょっと旬すぎたぐらいの?

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
という事は、これってお買い得ワインなんじゃないの?
そう思います。
マコン村名に4000円近い値段、と書くと突然高い感じがするんですが、そりゃ並の生産者だったら高い。
ですが、例えばDRC(ロマネ・コンティ社)がマコン村名作っても多分5000円は超えるでしょうよって思うし、実際の話このマコン値段のニューワールドワイン同様に旨い。(美味いより旨いのがミソね)
恐らく若くても更に火力があがって、パワフルにいい感じなんじゃないかなーって想像しています。このぐらいの値段なら欲しいし買える値付けではないかと(まぁ、結局私は南アフリカ買っちゃったりするんだけどサ)
ここまで寝てても充分面白かったりしますから、意外と子供の成人式向けに一本買ってみて、ダメでもダメージ低いですしいい感じ。
プレゼント要因として、ルロワのワインというだけでちょっとスゴイ感がするにはしますが、流石に新モノをワイン通相手に送っても・・・・・うーん、どうだろ、喜ばれる率80%強?
自分自身で試す、というにもちょうどよいと思います。世界トップ生産者の背伸びしすぎないアイテムとして秀逸。

というわけで、マコン1996でした。
味の評価よりもコスパの評価して優れたレンジのアイテムだと感じました。
この価格ならアリ。そういうタイプのワインとして、しかしながらしっかり誠実に作ってる感はあるという。

ニューワールドのピノと「低価格帯コスパで戦える」という珍しすぎるブルゴーニュ

なんかこの手の味の元祖感すらある。

| フランス | 17:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヲタク、ルロワを呑む~その2~ サヴィーニとショレーヌ。似た名前だけど大きく違う「畑のあり方」とは

うぇるかむ!
昨日に引き続きのルロワ編です。

その1はこちら

本日は同じヴィンテージの違う畑版。

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2009年のショレイ・レ・ボーヌとサヴィニー・レ・ボーヌ。(表記について色々ありますが、ショレイとサヴィニーで統一しようかと)
文字列も激似な二本です。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
その1で書いたのでルロワについては割愛します。
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裏はほぼ同じ。高島屋モノでしょう。
基本的には「近隣で、かつプルミエクリュがない、トロ・ボーぐらいが有名なショレイ」「ルロワが作ってたりしてボーヌの傍らという名前どおり穴場なサヴィニー」と案外と評価には差があります。
実際、ルロワにおいてもサヴィニーの方が圧倒的にキュベもつくられているし有名で、サヴィニー村名とショレイ村名では1万円近く差がついたりも。
というわけで、同じヴィンテージの2つの村名で、果たして大きな違いはあるのか?

香り・味わい(最大10PT)
ショレイ:♥♥♥♥♥♥♥♥
サヴィニー:♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
明確に大きく違います
同じボーヌ県内で同じ作り手でもこれだけ違う。でも根っこのスタイルというかベースが似てるから同じ生産者っぽい(ブラインドとか言われたら当てられないかな)。
そのぐらいハッキリと違いつつ、ルロワの凄さは充分でた形になっています。うーむ、すごいなぁ。

ショレイ2009
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色はクリアなレッド。やっぱり濃い目。
香りにきれいなチェリッシュさがあって、そのチェリーの感覚もなかなかに濃い。
赤果実感満載といった具合で、そこそこには開けてもいるかなと(全快じゃないけど)。
味わいもまずアタックからしてなめらか。この日一番飲みやすいタッチだったんじゃないかと思います。
みずみずしいところからスタートするチェリー感はだんだんとクレッシェンドし、フォルテ!ジャーン!と来るにはくるんですが、酸味甘味ともに尖らずまたタニックさも控えめに綺麗に鳴らしているような印象。
全体にサラッとしてるなぁと自分のメモには無駄に2回書いちゃってたりしてました^^;
一般的なイメージの「ブルゴーニュワイン」って多分こんなだよね、そしてその上では十二分に素晴らしいというのがこのショレイ。
クリアかつスムーズなのは余韻も同じくで、ここの機微もあくまでも綺麗なんですネ。
すごーくしなやかに終わる。それもまとまりが良く終わります。
味わいの変容の仕方は正直なところ自分はそこまで好みではなくって、より色々な味が出てくれるともっと嬉しかったかなぁという。チェリーの感覚をとにかく提供してくれる、素朴さがウリ。

少女ファイト(12)特装版 [ 日本橋ヨヲコ ]

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価格:1,998円(税込、送料込)



私個人として、例えば日本橋ヨヲコ先生のファンなんですけど、「漫画的に一般的で面白い」のが少女ファイトだと思うのね。
そういう括りかなというのがこのショレイ。個人的には「もっと尖ってた頃の方が好き」みたいな。東京事変みたいな。

サヴィーニ2009
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色はショレイと比べると少し黒いかな?とは思いつつも、別々の場面でみたら同じ表記しそうです。
香りには赤果実と紫果実の生~ジャムまでが揃う。相変わらずミルキーな印象はありません。
紫果実~ブラックベリーとか、アメリカンチェリーとか~のようなタッチがショレイと較べて明らかに出ていて、香りの段階で大きく個性が異なります。
ただし、全体に「果実がシャッキリとしているなぁ」とは思うし樽バニラ感は皆無なんですよ。それはショレイも同様。
味わいもこちらのほうがずっとしっとりとしていて、渋みが多い。
非常にタッチが重たく濃密で、赤果実紫果実のミックス具合は更に紫寄りになっていて、ずっとヘビー。
ショレイにあった親しみやすい飲みやすさよりも、こっちはかなりシックになっています。
繊細というよりは、濃厚でグッと抑えている感じ。つまり、呑み頃ではなかったんだろうなと。
全体のウェイトが重たいまま、最後まで静かにかつ長めにフィニッシュ。
果実の要素が強いのはさんざん書きましたが、こうして比べた時にショレイとは大きく差が出るんですネ。
しかしながら、果実の「第一印象」はどちらも強い。だから「言われれば同じ生産者だと納得がいく」のです。
ショレイがブルゴーニュ的だったのと比べるとこちらの方がよっぽど新世界的にもかかわらず、マダム・ルロワの手腕というのを感じる。


なんだか若すぎるし、そのわりにはハードな内容だし・・・・・・みたいな感じで。
わざわざ今回日本橋ヨヲコ先生を引き合いにだしたのはこっちが主体ネ。重たく、濃密で、明るくはなくズッシリくる。

コストパフォーマンス(最大5PT)
コスパで図るものではないが♥♥♥?
2万円以上出してこのワインを呑むか?
そこが最大の命題です。
私はnoです。何故ならこの個性よりも好きな生産者がいるから。
しかしながら、マダムの個性というのは2作品ともちゃんとあって、この個性に多大な魅力を感じるのであれば一転してかけがえのないモノになるのは間違いないでしょう。
この2つ、好みが人によって大きく異なるっていうかこの日私が食べながら喋っていた範囲ではショレイの方が人気高かったです。
完璧に好みの問題・・・・・・で、すませられる程1万円札が紙切れかどうかは視聴者の主観にお任せいたしまする。
サヴィーニの方が多分熟成はするんだろうなぁとは思います。
プレゼントとしてどうか、というとマイナー地域めの割に高額ではありますから、ルロワという文字だけでビビる相手なんだったらもっと安いブルゴーニュでもびびってくれるから別にこの2つでなくてもいいかな?
個人的には、これを呑んでブラインドで当てる人がいるのかどうか気になります。それは、これを「ブルゴーニュとして回答するかどうか」というレベルで!

という訳で、近い地域の2009年でした。
個性が明確に異なり陰と陽みたいな差がありつつ・・・その上で、作り手の個性を感じさせる飲み比べでした。
これだけハッキリとキャラクターが違うのに、でも作者は一緒ってちゃんと感じられるのはスゴイ。
やっぱ恐ろしいですヨ、ルロワ・・・・・・

サヴィニーがクリュモノしか楽天ではなかったのでこっちだけあげときますが、なるほどコッチでこの価格の場合は多くの同業者より美味しい感ある。
メゾン ルロワ ショレイ レ ボーヌ 2009 赤

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価格:8,230円(税込、送料別)


これがドメーヌで単一畑となるとサヴィーニでここまで値段が跳ねるからネ!(その上で売り切れるからネ!)

| フランス | 22:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヲタク、ルロワを呑む~その1~ ブルゴーニュ・グラン・オルディネール2010と1990

うぇるかむ!
前日書いての通り、ルロワ特集。やります。
この日は「ルロワ会」なのもあって、7種類呑んでおり当ブログでは基本的には「一辺に更新」したいところであったんですけど、ちょっと胃もたれするぐらい画像も多くなるので何回かに分けたいと思います。
今回のテーマは・・・・・・

20160309143044347.jpg
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ルロワ・グラン・オルディネール。
このヴィンテージ違いです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
あ、や、もう、色々言うことない感じなんでむしろググってくださいネ?(投げやり)
いくらでも伝説があるラルー・ビーズ・ルロワ女史のエピソードの数々はまさに神格化されてます。
ロマネ・コンティ、アンリ・ジャイエ、マダム(ラルー・ビーズ・ルロワ)。
これが「ブルゴーニュ3大ピノ神」であることは誰もが認めるのじゃないの?
(この次にダレをいれるか、では熱いバトルが繰り広げられそうだけど)
そんな人なんですが、意外と評価が良いのはピエール・アントワーヌ・ロバーニ・・・・・・誰かって、アドヴォケイトの評論家。
ブルゴーニュから出禁をくらったパーカーたんの代わりにしばらくの間ブルゴーニュ担当をやってたライターです。
厳正評価2003年版の頃はまだ彼だったと思うんですけど、そのルロワ評はめちゃくちゃ面白い感じ(っていうか私はルロワ読む前からこの分厚い本はかなり参考にしてる)なので是非読んでみてほしい。
ただまぁ・・・・・・その中で「表現することなどほぼ犯罪に近い」とか書いてあって、これから私は犯罪者になってしまう訳なのですが。
ともかく、誰が言うまでもなくルロワ=ゴッド。そんな生産者です。

今回はその中から2つのワインで、

2016030914305925a.jpg
20160309143123f10.jpg
『果実酒』って適当なシールに偉大な歴史をも感じさせる

20年後しの同じワインです。
ただ、これらはメゾン物でありつまり買い付けブドウなので畑が全く一緒かどうかというと、違うんじゃないかなぁと思います。
当然ピノ・ガメイミックスなので本流じゃないしネ。
しかしながら、ボージョレでも美味しかったりするルロワ。その20年差から何が見えるのか?

香り・味わい(最大10PT)
2010:♥♥♥♥♥♥♥(今飲むなら)
1990:♥♥♥♥♥♥♥♥
年数でハッキリと旨味のノリが違う
っていうか2010が堅い。グラン・オルディネールなのにそんな印象を感じさせるといいますか。多分90と一緒に飲まなかったらも少し良く見えそうな気もするんですが、同時に2010を寝かせておいたら「90年と同じ味わいになりそう」とも思う辺りがなかなかヤばめ。

2010
201603091432085fb.jpg
裏ラベル。まっさらっすネ。
グッドリブ名義。
色はクリムゾンレッドで色づきそのものはなかなか濃い目。
香りにそこそこにチェリッシュさと同時に多少葉っぱ系の青臭いタッチが見られます。
ただ、チェリー感覚はなかなかに大きめで、甘味と酸味の両立が香りからも確かに伺えちゃう(この辺りはスゴイ)
味わいは全体に綺麗に仕上がりつつもチェリッシュさが多めで、少し渋みが多め。
全体に暗みのあるタイプの重たいチェリッシュさ。果実に比重はかなり寄っていて、それでいてかなり落ち着きがある。
故にどこかチグハグとした若いヴィンテージなりの酸味とかがあるんですネ。ちょっと不自然さがある・・・・・・んですが、その辺りも果実の印象でフォローができているという。
または割りと感じられる青っぽさがこのワインを安っぽい印象にしないんですね。
ブレンディングとしては、そこまでずば抜けた何かを感じないんですけど、ガメイのタッチがちゃんとピノとの距離感を測れている。
感覚としては果実の強さやちょっとした重たさから「ソノマ辺りのマルチヴィンヤードのピノ」にちょっと近い。

全体には和洋折衷した謎の格好をしたキャラ感ありますネ。それも文系な。
なんかこう、個人的に新聞記者みたいな?イメージが出来ました。

・1990
20160309143251aad.jpg
こっちは高島屋。ああ、高島屋(高島屋がずっとルロワの輸入をやっているのです。ルロワといえば高島屋)
なお、こちらデキャンタから出てます。

色はクリムゾンレッド。驚くほどに若くて、2010年よりちゃんと見れば黒いんですが、パッと見違いが感じられないかも・・・
それぐらいに、若いクリアな濃さがあります。
香りはしかしながら別物でスパイス、肉肉しい要素などが加わってずっと大人になっています。
果実要素はその分抑えめになりつつ、しかしちゃんとチェリッシュさやブラックベリーは感じられる。
味わいにはそれら果実と肉感が見事にのっかっています。
明らかにこなれているんですネ。
果実はもはやジャミーな印象であって、そこにガメイから来てるんであろう青さがのっかってきます。
熟成によってダシっぽい旨味感もあり、良く熟成したピノらしい個性がちゃんと出ている。
酸味も甘味もしっかりとのっかっていて濃密ですらあるという。
それが1990年のオルディネールから出るという事そのものが驚きというべき味!
コレに関しては、ハッキリと1990年と2010年の系譜を感じさせる。
果実の強さの部分は似ており、そこから熟成で出る個性がちゃんと付与されることによって「あぁ、成長して美しくなったなぁ」なんて思わせてくれる訳。

根底には同じキャラクターがいるんです。しかし、確実に成長してる。
なんかこう、指導とかしてる。そんな豊かで良い成長をした感じがありました。
これは完全に若いころより刺がなくなって妖しさがましたタイプ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
図るものでもないが、♥♥♥♥♥?
3000円以下で手に入れば安い。手に入れば!
価格そのものは実はボージョレ・ヌーボーより安くて税込みで4000円アンダーで買える唯一のルロワだったりします・・・最新版ならネ。
今回のように26年も熟成させようって事がなければそのぐらい。
そのうえでみれば、ハッキリ言って「多くのダサすぎるブルゴーニュピノを同価格で買うなら上」であるのは間違いなくそれどころか「3000円ぐらいのピノ主体ワイン(モチロンピノ含む)であれば2010年でも充分に優れて美味しい」と言えるでしょう。
ルロワ味をしる上でもちょうどよいような気がします。低価格でトップ生産者のブルゴーニュっていう雰囲気は、案外と出ていると思いましたネ。
基本的にはルロワなのでグラン・オルディネールですら「おぉ、ルロワじゃん!」と思われるでしょう。全く一ミリもワイン知らない人ですら、このこってりしっかりした味わいは2010年でも面白くワインの良さを感じさせてくれるハズ。
個人的には「私はブルゴーニュ大好き!っていうかブルゴーニュ以外のピノなんて所詮はそのヘンのブドウ酒でありブルゴーニュを越えられないから(笑)」とか言っているインターネットでも数多いアホゴーニュ達に是非ブラインドで差し出してください。
もれなく間違えて赤っ恥をかいてくれますから。あ、でも絶縁される覚悟でネ。

という訳で、ルロワのグラン・オルディネールでした。
この段階でしっかりと多くのブルゴーニュより濃厚だったりします。
っていうか、これだけ濃密なワインをグラン・オルディネール形式のネゴスで(買い付けブドウで)やりきっている辺りがスゴイ。
この辺りは流石に珠玉とも言わないんですけど、総じてちゃんと個性は感じさせるしマダム・ルロワのワインだと言って2010年も間違いはないんです。
そういう出来栄えにあることがなるほど素晴らしい。値段が安いグラン・オルディネールだけに、余計にこのヴィンテージ差で飲むとその強さが伊達や一枚岩でないことがわかりました。

最近でもこのお値段。買えれば安い。買えればネ(リンク先は当然売り切れです。

| フランス | 00:09 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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エド・カーツマン!アメリカ最強ピノの造り手のRRVは、まさにアイドル!? サンドラー・キーファー・ランチ2013

うぇるかむ!
えー、ルロワ会のワインについて今日は更新しよー・・・と予定しておりましたが、
アイラヴさん(インポーター様)から「カーツマンをよろしく」とお声掛けいただきましたので
じゃぁ、最近呑んだカーツマンやるかーと。

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サンドラー・RRV・キーファーランチ2013
エドカツですよエドカツ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルはオレンジに木々が書かれたオシャレかつカルトチックさがあふるる感じ。いいですねー、実にアメリカン。
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あくまでもデザイナブルなので、裏とかなし。潔い事!

造り手であるエド・カーツマンについては去年、オーガストウェストでやってますネ
カリフォルニアNO1ピノ醸造家としてアドヴォケイトフォロワーから支持された事が伝説となっている人。
で、彼がゲイリーズなどの「セントラルコースト地区」のブドウで作っているのがオーガストウェストシリーズ。
一方、「ソノマ地区」で作っているのがサンドラーシリーズ。
実はとっくにワインレポートさんでも取り上げられている銘柄かつ向こうは現品同士で比べてるのですが、この記事内で2003年立ち上げってなってるけどオーガストウェストの方は2002年立ち上げだったのでリリースの間違いかしらん?
さておき。
今回はその中でもキーファーランチというソノマではなかなか名を馳せる畑のシングルモノとなっています。
私はハッキリ言ってセントラルコーストファンではありますが、しかしながら「カリピノ」といえばやっぱり王道は世間的には「ソノマ」もっといえば「RRVのピノ」なんでしょう。
では、そのRRVピノを米国で最も人気のピノ醸造家が作るとどうなるのか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(ソノマピノ好きなら+♥?)
なんてったって、アイドル♪
ソノマといえば、やっぱり甘味!これこれ、これゾソノマよ~。あ~ソレソレ!!あ~ソレソレ!!ソイヤソイヤッ!!!
と、ワインを手にしてヲタ芸がしたくなるぐらいにアイドルチック。

2016030800341417f.jpg
実はこんな感じで飲み比べてました。こう比べると、カリピノって一括りには出来ないなぁとか思います(オレゴンとかRRVとかまで突き詰めると似てる気もするけど)。

色はクリアでうすみのあるレッド。いぶし銀キャラのアントヒルと較べてみると同じ年号同じ品種ながら、サンドラーの方がハッキリと赤く色味が薄め。
香りにサトウキビ甘味が香り高く、スタイルそのものは甘め。
チェリー感も豊富。バニラっぽさなどは香りの段階ではチェリージャムっぽさの方が高い為にあんまり感じないかな。
味わいはチェリーパイにメイプルシロップがかかったよう。アメリカンチェリーパイ!
そんな感じの甘さの押しでグイグイひっぱっていく味わいです。
しかしながら、前述の通り甘味にチェリーらしさやメイプルシロップが入り、キャラメル的に樽っぽさもほのかに効きます。
その後に酸味がちゃんと入ってくるから、ちょっと甘酸っぱい。
そんなアクセントを加えつつ、長めに甘さが持続しつつフィニッシュ。それとやっぱりこの人、ところどころでダージリンのような紅茶の印象が出てくるのがいいんですよ。
ちゃんと、チェリーパイに紅茶がついてくる。ケーキセットの完成である。
まさにカリフォルニア的なワインでフランスと比べにくいタイプだろうなぁと思います。ソノママニアだったらもうたまらないことでしょう。
うーん、それでも敢えて他国で言うならシュペートブルグンダーの方が近いかも?
まさにソノマチック全快のキュートキャラクター。フル・スロットルな正統派アイドル☆

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
やっぱり紹介したくないぐらい良いんですよ・・・
またしてもアイラヴさんにツッコミされそうな気がするんですが、紹介したくないぐらいに良い訳。
だって安いモン。今回も8000円アンダーですから。
ソノマを知る、という意味では最適といっていいほど。ケンライトの時にも書きましたが、「超有名生産者」×「単一優良ヴィンヤード」で1万円アンダーは2016年現在では破格に安い。そういう事です。
(カーツマンのキーファーランチにかんしていえば、エド・カーツマンがキーファーランチの経営者夫妻と家族同然に付き合いがあってむちゃくちゃ安くブドウを買っているからこの値段で海外でも流通するぐらい安いとの噂)
このワインの場合、出来ればプレゼントよりは自分で飲んでほしいタイプ。それぐらいソノマらしさが全快かつ整いが良いのです。

というわけで、サンドラー・キーファーランチ2013でした。
エド・カーツマン、やっぱり良い生産者ですよネ。極個人としては、去年呑んだオーガストウェスト側の方が記憶の中では好みなんですが、まぁそりゃ最強産地最強畑だしって事で。
サンドラーはより「ソノマピノ最高!」って人に飲んでほしい=土地柄が良く出たいいワインなんだろうなぁと思いますヨ。

ネットショップでは2013まだ出回ってないのかな?

アイドルの王道をいくコンテンツ
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| アメリカ | 12:12 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ルロワ会に行ってきました~ボンヌターブルさん3回目

うぇるかむ!
というわけで、タイトルの通りであるんですが

20160307193906c9f.jpg
昨日、ボンヌターブルさんで会食してきましたん。(ボンヌターブルさんはリスト用意してくれるから好き)
何がメインかというと

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ルロワ!ルロワ!!るろわ!!!
マダム・ルロワが3月に誕生日だから、ルロワ会という趣向でした。
南アフリカやカリフォルニア派閥の私ですが、ブルゴーニュを改めて考えるいい機会になるだろうと思い、参加させていただきました。飯どころもボンヌターブルさんだしネ。

・いつもの季節サラダ
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取り分けて食べるサラダでしたが、今回はなんだかりんごが多かった気がするし、それがヴーヴレやシャトー・ブリヤンと面白い感じにハマってました。
あと最初の白ワインがブラインドだったんだけど、「オーストラリア?」とか高らかにメタゲームし言ってガチ外ししました
テヘペロ

・いつものキノコ
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この料理私大好き!!!!!!!!!!!!!
キノコもぐもぐ、きのこもぐもぐ!!!!!!!!!!!!
(私は毎日キノコを食べるぐらいキノコが好きデス)

・ヤリイカのソテー
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緑のピューレと合わせて食べるイカソテー。
イカが甘い(驚愕)と同時に揚玉ねぎがサックサクしつつじっとり甘く、更にピューレがそれらを上品に整えるという。
この時はグランオルディネールを10年差で飲み比べつつでしたが、その時に決して甘味が勝らないし臭みとかでヘンな影響が出ない。
シンプルなのに絶妙なんよね。

なんかむっちゃ高級なじゃがバタ
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何故か攻めた展開するよねココのじゃがいも料理
インカの目覚めを使ってるのは相変わらずなんですが、今回はじゃがバタのトリュフかけ。
甘く、トリュフが香り良く。風格をしっかりともった味わいでホクホクと表現したくなる芋のタッチに薄切りのトリュフが良く歯ごたえを形成します。
うん、やっぱりここの食感の理念好きだなぁ。
いわゆる「「私が今まで食べていたじゃがバタは何だったんだ?」系の味。
この段階でルロワのバックヴィンテージなアイテムとかが出始めてるんですが、合わせると予想外にピノ側の引き立ちが大きくなるというか果実の強さがわかりました。
ついでにこの文章書いてる時に「あぁ、じゃがいもが食べたい」と思い立ったはいいもののスーパーもしまっててコンビニで「ポテリッチ水樹奈々味」を買ってきたのは内緒だ。

・仔牛のローストとモリーユソース
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牛の食感が生っぽくもあり、柔らかく、またべたつかずあっさりとしている。
キノコソースのレタッチが非常にグッド。なぜってこれ、赤ワイン古酒とバツグンに相性がよろしい。
食べ合わせが73年オスピスで最高に至福感がある食べ合わせだと思いましたね。
あとアスパラ旨い。なんでフレンチのアスパラってこんな旨いんだろうってぐらい美味しいよね?
さり気なく奥のアスパラにトリュフ散らしてあったりして細やか。

・ホワイトアスパラアイスのダックワース
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わー、綺麗!
みかんサラダって言うべきなのかどうなのかも怪しい綺麗さ。
で、この頃には私はかなり酔ってますからホワイトアスパラのアイスは「わー、おいしいバニラあいしゅー」みたいな感じでしたとさ。
なお、最後の最後に合わせて出てきたのが「日本のカベルネの泡」でした。アメージング。

201603071941376cb.jpg
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やっぱりここのたこ焼き(たこ焼きとは言っていない)と珈琲でしめるのもいいよなぁ。たこ焼き(たこ焼きとは言っていない)とコーヒーだけで簡単な喫茶で流行っちゃえるよネー。

などと思いつつ、相変わらずごちそうさまでありました。
毎度毎度料理が良い、というか何せ料理とお酒が相性が良い。
とても満足しつつ
「あ、私そういえば前回のワイン会のネタも大量に残りっぱなんだよなぁ」
と、若干焦るのであった。

いやー、しかし、じゃがバタはあれどうやったらああなるんだろスゴイなぁ・・・(水樹奈々ポテチを食べながら

まずはインカなんだろうか

あ、水樹奈々ポテチまぁまぁ美味しいやん。

さて、ルロワの文章たちあげねば

| コラム | 23:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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働き蟻のメンドシーノ版も、統率を持った出来だった! アントヒル・ファームズ ピノ・ノワール コンプチ・リッジ・ヴィンヤード2013

うぇるかむ!
カリフォルニアのレアアイテムの最前線としては、超希少でもなくなってしまいましたがやはり注目株であることは間違いないピノといえば

201603061623251f5.jpg
アントヒル・ファームズ ピノ・ノワール コンプチ・リッジ・ヴィンヤード2013
まだここも数えられるんだろうなぁと。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
以前と変わらぬアリさんマーク。
当ブログでは去年、同ワイナリのアンダーソン版を紹介してますネ
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ちなみに裏はこんな感じだったりします。

詳しいあれこれは今回は上記リンク参照にて。
なので、コンプチ・リッジについてだけサクッと書くとアントヒルが作っている3つの単一ヴィンヤードモノの一つで、一番人気は去年書きましたアビー・ハリス。ついでこのコンプチという人気。
ガッローニおじさんが実はアビーとは3点ほど差をつけている辺り気になるのですが・・・・・・
さておき、メンドシーノのピノ。フレンチオークのバリック16ヶ月新ダル15%なんだそうな。
で、その実力や如何に?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
やっぱり堅実なんですよネー
以前統率がとれた、アリラベルがまさにぴったりな感じと書いた事がありましたが、まさにこれもその通り。
すごーく堅実。方向性は昨日更新しましたケンライトと近いかな。

色はクリアで薄めのレッド。
香りにチェリー感があり、フレンチオークしっかり入れてる割にはバニラっぽさなどの醸造感は少なめ。
また、結構青みが香りの段階で感じられます。そこそこ草っぽいんですが、ギュッとつまったブラックベリーなど濃い目果実もあるからそんなに気にならない。
この辺りは部分除梗なのが効いてますネ。
味わいはそうしたクリアな果実構成が全面に出ていて、そのうえで整いが良い。
案外と口に含むと甘味は大きく、チェリーソースの感覚。
バニラ感もずっと香りより出てて甘みを増して感じさせてくれます。
この辺りの果実感はニューワールドピノっぽいんですが、少しレモンのような酸味がアフターに入るのが特徴。
最後の味わいのスッキリとした抜け方とかは、なるほどフレンチランドリーとかが使いたがるのかなぁなんて想像させます。
あくまでもストイック。その辺りは上位版の覚えとかわりなく、また今ひとつ特徴的なワインでない辺りも上位版と差がないかな。
(そのうえで、全体のボリューム感や香りのちょっとした固さが気になりはした)
よく出来過ぎたキャラしてるんですよね。完璧超人目指してる系と言いますか、ギャップ感がないキャラクター。
このワイナリの人達、恐らくすっごく真面目なんだネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
手に入れやすい今が買い時?
シックすぎるのがウケなかったのか、日本での輸入体制が大幅に増えたのか・・・・・・
アントヒルのワイン、去年までとは打って変わって2016年3月の今現在、楽天では出回りが多くて正規インポーターのモノならば簡単に買えます。
比較的果実がシックで、あと数年は味わいをよく出来そうな気もしますから、今のうちに買っておくのがいいのかもしれませんネ(早のみもまぁ出来ますし)
ラベルの蟻さんデザインは賛否両論かなぁ。なんかそんなに自然派って訳でもないんですが、自然派好きの人とかの方がウケ良さそうでもある。
アメリカ新星の実力が如何なものか体験するにあたって、この値段は変わらず良い感じ!そういうチャレンジをスルときは別バージョンも合わせ買いがオススメです。

というわけで、アントヒルよりコンプチ版2013でした。
ここ、すごーく真面目系のピノの真骨頂を行くような感じなのですよね。それを素晴らしい完成図と見るか、面白みに欠けると見るかで大きく評価かわるかも?
いずれにしても、アメリカの新星が変わらず伊達でないワインを作っているのはいいことだと思います。

まさかこのワインが「買うショップの選択肢がある」ほど流通するとは・・・・・・(現地より多いタイプじゃないの?)

一期の頃の「変顔」も「トランプ」も「ヘンなチョロい系キャラ付け」もしない頃の園田

| アメリカ | 16:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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オレゴンの元祖テロワーリスト、その最新の出来栄えから感じるオレゴンの凄み! ケン・ライト・セラーズ・サヴォイア・ヴィンヤード2012

うぇるかむ!
ここ最近アメリカワインでの更新が続いているので・・・・・・今日もアメリカにしちゃおっかなぁと。

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ケン・ライト・セラーズ・サヴォイア・ヴィンヤード2012
オレゴンの代表格ですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルは何だか禍々しい雰囲気すら漂っているんですけど、まさに「過酷な環境で農作業(剪定)をするスタッフ」なんですと。
他にもケンライトでは単一ヴィンヤードを作っていますが、それらも「何らかの作業中か、樹が育っているイラスト」となっていて、全部集めるとなんちゃってワインの成り立ちになるという訳。
20160305144551caf.jpg
裏は一転文字数多め。

造り手であるケン・ライトはオレゴンにAVA(ブルゴーニュだったらヴォーヌ・ロマネとかシャンベルタンとか。ナパだったらオークヴィルとかセント・ヘレナとか)を作る運動をして見事に認可を得させたワイナリとして知られています。
これ結構スゴイことで、要するに「地域を引っ張りあげた先駆者」という訳。
AVAとして認められていない頃から「単一ヴィンヤードによるテロワール表現」をかかげ、元々は手袋工場だったというワイナリーで1995年に単一ヴィンヤードのピノを実際に作ったのでした
これがメチャウケ。主にパーカーたんに。
オレゴンの中でもドメーヌ・セリーヌと並べて最高評価をつけ
「クロード・デュガを思い出させるワインを1995年というバッドヴィンテージに作りだした、テロワールを信じてやまない、世界で最も優れたピノ・ノワール生産者の一人!ビックリポンッ!!ポポンポンッ!!!」(要約)
と太鼓判を押します。
そんなこんなでオレゴンの代表選手と言って良いワイナリ。
その後もエンスージアストで年間トップワインになったり、ブルゴーニュ系の人達の海外進出の時に助言を求められることが何度か・・・・・・などなど、逸話はたっぷり。

今回はいくつかあるヴィンヤードモノの中でもサヴォイアと言う畑のものです。
元々はケンライトでは「買い付け畑の単一」だったのですが(ニューワールドではとても多いパターンですネ。ピゾーニ様とかビエンナシッド様とか)このサヴォイアは1999年に樹を植えた自社畑モノ。
(あ、ちなみに今でも買い付け畑のモノも作ってまして両方やってます)
ついでに2012年は1995年と違って超グッドヴィンテージ(最近2013のが良いとか言われてますが)。
さて、オレゴン最強ワイナリの良いヴィンテージはどれほどのパワーか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(今飲むなら)
地味すぎる美人感・・・・・・
まさに地味美人。職人的な業前で作られた、非常に静かなワインです。
芯も強いしミルキーさもかなり高いのに、華やかだったりはしない。カリフォルニア的な要素は完全に踏んでいるのに、全体がトータルするとボーヌに近い・・・・・・マニアックな作りだと思います。

*この日は古酒系を多く飲んでいたのもあり、多少ミルキーさについて強く覚えてしまっているかもです。

色は赤さが強め。新酒すぎはしないんですけどね。
香りにベリーが複数種類、色とりどりにありつつミルキーさも多め。
バニラビーンズよりも乳製品っぽい印象であり、この辺りは新モノのカリピノなんかでも近い印象を持ちやすいモノですネ。
ただ、果実はこの段階からチェリーと同時にブルーベリー感などもあって重た目のミックス。
味わいも最初のスタートはまさにパワーがある「チェリーケーキ」って感じで、ミルキーさとチェリッシュさのミックスサンド。
お、パワフルだなぁ・・・と思いきや、果実感全体がかなり重たいことに気が付きます。
酸も激しすぎず、甘味と同程度に渋さを感じる。
それらをミルキーさが抑えてはおらず、むしろ引き立って感じられます。
果実のタッチの重たさを全体に落としながら、そのままゆっくりとフィニッシュ。
一口目のパワーのあるイメージに比べると、思いっきり後々のあり方が地味なのです。
果実の仕立て方が上手なのだろうけれど、恐らく後年の方が美味しくなりそうな気がするスタイルです。多分ミルキーさがも少しおとなしくなった方がバランス良くなりそう。
完全に文学少女した個性。アングルによってめちゃくちゃ美人な、おっとりとした眼鏡のあの人(季節はモチロン秋だネ!)

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
トップクラス生産者で1万円しない単一ってリーズナブルじゃない?
と、私は思うのですがオレゴンに8500円前後出せるかどうかは人次第?
や、これカリフォルニアだったら1万なんて余裕で越えてますから・・・・・・単一ヴィンヤードのアメリカワインとしてはかなりお安いと思います。
意外なほど流行りきらない地域ではあるオレゴンですが、その他のワイナリーと較べてもケンライトなかなか安い。
という訳で、お金に余裕がある方は単一ヴィンヤードで比べるとかすると、かなーりマニアックで面白い経験が出来るはずです。
プレゼントには「ワインを知ってる人」相手ならニヤリとしてくれるハズなんですけど、そうでもない人向けにはあらず。
自宅で呑むなら、料理もそれなりに品のある時にどうぞ。じゃぶじゃぶ呑むタイプのワインでは、ない。

という訳で、ケンライト・セラーズよりサヴォイア2012でした。
非常にシックで、大人子供したワインです。すごく誠実。
まさに畑に対して理念があるんだろうなぁ(同時にヴィンテージ違うと全然味が違うだろうなぁ)というようなワインです。
この日はイタリア料理との合わせだったんですが、正直料理なしで雨の日に綾辻行人のミステリ読みながら呑みたい!(謎の願望

ショップによっては8000円以下。うーむ、このご時世らしからぬ値段?

土地に挑む醸造家

| アメリカ | 21:58 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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アメリカ最高位のめちゃ美味デイリーワイン・・・再び! ホーク・クレスト・カベルネ2008

うぇるかむ!
一日また開けちゃいましたが、ロデレール・エステートにつづいて懐かしいアメリカアイテムをこの間呑みましたのでソレをご紹介。

20160304120649ec6.jpg
ホーククレスト・レイクヒルズ・カベルネ2008
個人的にすごく懐かしい。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
当ブログなんと11個めの投稿がコレでした。2013年・・・!うひゃあなっつかしい。
ま、ワインの熟成に比べたら全然過去でもないのでしょうけど。
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裏はこんな感じ。なお、昔言及してたコルクはシンボルマークに変わってました。すんごくしょんぼり・・・・・・
もっと言えば、以前の記事の頃とはまるごとラベルが一新されてます。鳥さんもダイエットしました。
スタッグス・リープのデイリーラインというのは変わらずなのですが、以前までは「カリフォルニア・レッド」だったのに対して「レイク・カウンティ」という地域表記になっています。
前々からレイクオンリーだったかまたはナパからちょっとでも入ってたのがなくなったのかな?と邪推もしつつ。
ともあれ、私も3年ぶりに懐かしみながら購入したのでした。しみじみ。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
相変わらず切れ味の良いことで・・・
どこか日本刀っぽい、と強調してる私ですが、これも変わらずに「日本刀のキレ」だと思います。
侘び寂びがあって落ち着いた印象が大きいんですよネ。

色は赤さが強くクリアめであんまり年取った印象はありません。
香り自体はそんなに華がなく、むしろ落ち着いています。この段階から「あー、スタッグス・リープ」みたいな気分。
カシス要素やほのかなハーブを主体に、ミルキーさはなく時間がたつと多少ブラックべりーの甘さが香りからも出てきます。
それら要素がどれも静かなんですね。スワリングとかしてもそんなに立ち上がりません。けど、しっかりとはある。
味わいも以前のイメージとあまり変わりがないなぁなんて(我々は3年、このワインはヴィンテージが1年違う上により熟成してるにも関わらず)
味のミディアムな印象と、しかしながら後腐れなくスパッとキレるアフター。
口当たりがメルロ入ってるのかな?というぐらいマイルドで、呑み心地の「良質なボルドーっぽさ」がいぶし銀。
低価格カリフォルニアにある「シロップ的甘さ」とは無縁。っていうか当ブログ紹介してるの比較的そういうことがないもの選んでますけど・・・しかし、そうした甘さが出ずにヘタレないというのがこのワインの最大の特徴かもしれません。
あくまでもなめらかな質感は携えたまま、大きく広がらずにフィニッシュするムーブに日本刀を見る感じです。
モチロン、これでより複雑さや静謐さが出てくると名刀もといグレートワインって感じなんですが、やはりその模造刀としては充分に飾れる出来栄え。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
カリカベ嫌いって人も是非に!
上述のとおり、佇まいが低価格のカリカベしてないんですヨ。
それで、2000円前後な訳でやっぱりお買い得なのではないかと思います。なにせ08年とヴィンテージも古いし。
少なくとも大手同業他社(コッポラとかベリンジャーとかモンダヴィとか)で「同価格のかつ08年モノ」は普通ないハズ。
そういう意味でも一歩垢抜けた展開がなされており、低価格カリカベとしてだけでなく世界的に見ても面白いのではないかと。
デイリーワインとしてやはり秀逸。レストランとかのグラスであってもコレなら注文したいレベル。

という訳で、ホーク・クレスト・レイク・カウティ・カベルネ2008でした。
いやぁ、変化なしって感じでしたネ!
驚くほど代わり映えがしなくて、逆にびっくりしたものであります。
久々に低価格カリフォルニアを呑んだのですが、それがコレで良かった・・・というような気分。ちょっと思い出補正多い感じですけどネ。

ケース買いもアリだと思います。料理とも合わせやすいかなぁと。

3年前はまだコンテンツすらなかったんだよなぁ・・・(遠い目

| アメリカ | 12:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スーパー・チューズデーだそうで、アメリカの泡・・・・・・の古酒を楽しむん。 ロデレール・エステートNV(90年台?)

うぇるかむ!
今日は国会を見てても「トランプおじさんが勝ったゾイ!」とか緊急速報がされるぐらいに日本でも話題沸騰でしたネ。
まぁ、私、ミーハーなのでそのビッグウェーブに乗っかりアメリカ泡で更新です。

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ロデレール・エステートNV
知ってる人は知っている・・・・・・んだけど、ちょっと知らないって気分になるのでは?
私もそうだったから大丈夫だよ(ファミ通みたいに

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
当ブログでカルテットについては書きました。
最近あんまり呑んでない銘柄ではありますが(この頃より値上がってるしなぁ)間違いなく美味しい泡を作ってるメーカーだと思います。
っていうかグーグル使って「ロデレール・エステート」で調べると当ブログ1ページ以内に出てきて割りとびびったよネ!

20160302214802ae7.jpg
さておき。
そんな訳でワイン会主催の方が「ロデレール・エステート前褒めてたと思うんですけど、古いの興味あります?」とのことで「ゥィッ!!!!」と返信いたしましたところ呑ませていただいたのが今回のワインです。
エノテカさんが現在仕入れているカルテットおよびレルミタージュではないのです。
主催者さん側からは情報として
「90年代に仕入れたもので、リーファーかどうかも不明。NVなのであくまでもその頃の代物ということで」
というお話。ふーむ?
色々調べようにもロデレール・エステート=エノテカ状態でネットではひっかかりまくってゲンナリ。
我が家にあるパーカーたんの新世界のワイン2003年版をみたところ特筆ページはないけれでも「優良な米国スパークリング」のコーナーでレルミタージュとこのエステートが2つ並んでました。差ないんかい!
あと、日本で売られている形跡は

ということで、現在のカルテットに位置するワインですネ(相当古いページなのだろうと思う)。
とにかく、NVで90年台というお話を「前提」とし、ロデレール・エステートの商品が熟するとどうなるのか参考になれば↓

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
コッテリとした高級感は健在・・・
泡に関しては抜けがありますし、少し苦味の部分が強めにあったりもして(問題にはならずだけど多少ダメージ起因かも?とは)古酒泡としての感覚ではありましたが、その他の部分ではむしろ若い!なんてネ。

20160302214820822.jpg
色がまずゴールデン。泡も激しくないですが残っています。感覚としは微発泡状態かも?(自分のメモではそうしているのですがも少し強い)
香りにビール感がありつつ、キャラメル、ピンクグレープフルーツ主体の力強い果実。
果実の感覚はむしろフレッシュで現在のカルテットよりも強いぐらい!
味わいも濃厚、キッチリ、それでいて綺麗に整えてあるのが良かったです。
あくまでもビターさが主体で、高級チョコレート菓子の感覚に泡が抜けた分より近く感じられるのが古い泡の面白さかなぁなどと少ない経験から想像してるんですが、これもまさに。
そこそこにナッティで、グレープフルーツ各種の苦味酸甘味、それを包むようにチョコレートのタッチ。
しっかりとした瓶内二次のニュアンスに真撃な果実味。
ちゃんとパワフルなんですよ。驚くほどに。
驚きの方が大きいぐらいで、古酒泡としては更にコクが出てくると最高なんだと思うのですが、その域まで感動って事はないかも。
ま、そりゃNVに求めるのはネ。っていうかこれモエシャンとかでやっても絶対酸っぱくなってるだけだと思うし。
これぞ、呑むチョコレートって感じは、なかなか味わえないので貴重な体験になりました。

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで図るものではないけど♥♥♥♥♥
ちゃんと保存されてたら間違いなく良いゾ!
それでいて、売値が4000円以下なんてのをみたら確実に手に入れるべきなんですが、そんなタイミングは恐らく日本国内ではないんだろうと思うッス・・・・・・
今からこれに近いことをやろうと思うと「今すぐカルテットを買って20年後に呑む」事になるんでしょうネ(今からそれやるなら年号ついてるレルミタージュでやれよって話ですけど)。
いずれにしても、ロデレール・エステートは上出来なワイナリーということで、間違いないって事でひとつ。

ということで、ロデレール・エステートNV(90年台?)でした。
うん、やっぱりここ良いと思いますよ。その思いを更に強くすることに至りました。

20160302214749d56.jpg
このアメリカンな紋章の堂々としたこと!
そんな訳で、スーパー・チューズデー気分で、乾杯!

今もこれは値段以上ではありますし。

高いチョコ菓子って高いネ!(頭の悪さ全快

| アメリカ | 22:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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100点ドミナスは確かに違った! ドミナス・エステート2010

うぇるかむ!
昨日も結局酔っぱらいになっちゃいましたので、更新できずOTL
という訳で、朝から更新~。

2016030209202070d.jpg
ドミナス・エステート2010
あれ、結構最近ドミナス更新してましたよねって?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
詳しくはつい最近やってるので割愛ネ。
そして、そこでも書きましたがこの2010年が所謂「パーカーポイント100点を初めてとって値段が倍になったドミナス」の当の本人であります。
さて。では実際2010のドミナスってどうなの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(今飲むには)
過去最大のボリュームをもったドミナス
パーカーポイント100点ワインだと良くあるのが「濃厚さ」なわけですけれども、その点で言えばこの2010ヴィンテージは「冷涼な2010ヴィンテージ」であるにも関わらず力強くなりまくっています。

色は透けないが赤みは意外と多め。
香りにキャラメルとカシス、甘味が大きくて普段のドミナスよりもアメリカナイズな風味があります。
甘味の感覚が高級なキャラメルって要素が多くて、それが若いからにせよ明らかにハードめに。
味わいも同様。いつものドミナスよりもグッと強い。
ボリューム高く、濃厚なカカオとカシスのミックス、それにここはドミナスらしいなというような黒胡椒を主体としたスパイス感。
整いそのものは良くあって、贅沢さ充分。いつもはとってもグラーブティストを目指したような味であるのに対して、2010はむしろナパヌックの方がやっているような派手さの方が出ているような。
甘味が高いけどそれが崩れていないのは、まさに冷たい年でしかも収量かなり削ってるんじゃなかろうかと予想します。
全体にスケール大になってインパクトは強い半面、ちょっとワガママキャラクターっぽくなっちゃってるかなぁと。
お買い物付き合わされる感じで、もうちょっと私はよりそってる子のが好き(何時もの方が好みかも)。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥(投資価値はリスク高いがもっとあり)
4万はなぁ・・・
というわけで、全体にドミナスっぽさが減ってたりしてそんなにオススメでもないかなと。100点ワイン世の中けっこーありますし、昨年のレイルとかの方が私はそれなら買いだと思います。
同ドミナスで呑むなら安い他ヴィンテージの方が今は楽しいかもしれません(直近2009は微妙な気もしますが)
とはいえ、記念碑なワインであるのは確かなのでここでパーカーたんが「あ、やっぱ98点かな」とかテノヒラクルーしなければ投資価値はそこそこにあるんですよ。
パーカーたんというかアドヴォケートは、結構テノヒラクルーする事が多いのでその点恐ろしいんですけれども、ここ3年ぐらいであれば値上がっていくだろう銘柄。
確かにボリュームは高いから、いつか来る呑み頃は楽しみですネ。

というわけで、ドミナス2010でした。
思ったよりもダイナマイトバディになってて「ああ、パーカー100点ワインに必要な要素が付与されているなぁ」みたいな。
ステータスとして巨乳じゃないとダメ的な所があるのかなとは。
流石ではあるけれども、私は普段ぐらいの紳士さの方が好みだったりします。

挑戦、してみる?
ドミナス[2010]

ドミナス[2010]
価格:47,304円(税込、送料込)


わがままってワードで検索したらコレがひっかかって懐かしかったです(小学生並みの感想

| アメリカ | 10:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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