オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2015年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年02月

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世界最古のシャンパーニュ・メゾン。透明ボトルのクリアな味わい ルイナール・ブラン・ド・ブランnv

うぇるかむ!
アメリカ続きでここ数日やってました当ブログ、これからしばらくは泡・・・つまりスパークリングワインで行こうかと思います。
で、そんな感じで集中的に更新しようと決めたキッカケはこんなワインだったり。

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ルイナール・ブラン・ド・ブランNV
シャンパーニュファンなら常識の域のワイナリですナ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥(箱とボトルまで見るなら+♥)
少し変わった形状のクリアなボトル、ルイナールの特徴的なもののひとつであり「敢えてクリアにすることでこのワインの美しさを見せたい」というこだわりボトルです。
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ほんと透明なボトルに入ってます。熟成とか考えてはいない?

創業が1792年とされ、ドン・ペリニョンの元ネタたるドンペリ僧侶と知り合いのドン・ティエリー・ルイナール氏が
「あ、泡ワインめっちゃ宮廷で呑まれてるじゃーん!」
と、(そこそこに貪欲に)立ち上げを決め、その甥であるニコライ君に作らせたのがメゾン・ルイナール。
どこのサイトを見ても「クレイルと呼ばれる石切り場のふるーいセラーで神秘的に醸造されている」とか「シャルドネの芸術」とか「フランスエリゼ宮廷の御用達」といった文句がならぶ名門です。
現在はヴーヴ・クリコの元監修者によるボトリング。
ドン・ペリニョン以上に原点的(最古を自称してるし)なんですが、元祖主義なところがある日本であるにも関わらずドンペリに比べると知名度が低めではありますよネ。
実際問題、そんなにその個性や価値を評論家勢が口にしてる様子もなく。ついでにこれフラッグシップでもありませんし・・・
と、思いつつもやはり一度は呑んでおかねばとも思い注文したのでした。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
バランス型の泡かなーと。
良くも悪くもタフめでちゃんと作ってある感の高い泡かな。
全体にそれなりに力強さもあって強みはあるんじゃないかと。

色は黄緑系で泡立ちはかなり強め。
香りにイースト感、つまりパンっぽい匂いが多めにあって、それにドライチョコとしし唐辛子が少々。
そこにグレープフルーツ果実などものっかります。
結構、香りからは辛口な印象が多いかなぁ。
味わいはそれでいて、果実感はちゃんと強く柑橘系のタッチは豊か。
チョコ要素よりも果実感の方が多めであり、泡の強さもそこそこにバランスが良く点在しているイメージ。
そこそこの乳度があり、口当たりになめらかで飲みやすい。
超個性的!とかではないんですが、トータルでバランス良く呑ませてくれる方かな。
欠点らしい欠点とかを感じさせない、または「この部分は素敵だけど何か足りない」といったような行き過ぎも不足もなく。
スタンダードなシャンパーニュと言ってふさわしいぐらい。流石原点?
その分、ドライめなシャンパーニュとして個性的ではなく本当にふっつーにヒロインしていると言いますか・・・・・・
メインヒロインだけど、他にキャラ食われちゃってるイメージはあるかな。全体になかなか!と思わせてくれますが、熱狂的にファンになりづらい気がする。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(プレゼントになら+♥)
値段までとてつもなく普通
うん、シャンパーニュ値段だネ!
って感じの7000円前後。ここまで普通だと驚くほど普通。何この普通さってぐらい普通。
モエ・シャンドンとかロデレールの安価モデルが5000円前後で、それらよりは確かに上位に位置した味わいしてます。
とはいえ、そこまでお買い得!にもならないという(むしろモエのアンペリアルと同じ値段で買えたらみんなこっちにするよネ)。
シャンパーニュのブラン・ド・ブランの基準値としておいておくには最適かも・・・?
多少地味ながら、箱もありますし元祖シャンパーニュであることを伝えればプレゼントとしては充分。
あ、一応箱のっけておきましょう。
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ボトルの形にこだわりを感じる表面。

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日本のワイナリも顔負けの自己紹介。なげぇ!これ明らかにドメーヌ・ソガより長い!!

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ここにこのクリアで特徴的なボトルが入ってるワケです。

どっちかというとプレゼント向けシャンパーニュだとは思うのですが、上述の通り全てにおいて平均的ともいえる味わいなので、シャンパーニュらしさを感じる意味での試飲は結構アリだと思います。
すぐ呑めるシャンパーニュNVとしては実力ありますし。

というわけで、ルイナールのNVでした。
どっちかというと「良い方」に位置し、そして「良い悪い普通の3つなら普通」な一品。
それぐらい、ど真ん中のシャンパーニュだと感じたかな。
総合的な味わいのバランスまで、らしいといいますか・・・・・・体験という意味では、有意義な気がします。

一番の使い方はプレゼント。

一時期は「普通のアイドル」と言われてたけど、すっかりアニメヒロインとして貫禄が出たヘゴちん

よりは、私はこっちのイメージ。

| フランス | 22:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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職人芸!元祖ナパカルトたるハイツの古酒、恐るべき貫禄と豊かさ!! ハイツ・セラー・マーサズヴィンヤード1981

うぇるかむ!
ここのところアメリカの超有名ドコロで攻めまくってみましたー。それも今日のこのワインで、ひとまず一区切り。

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ハイツ・セラー・マーサズヴィンヤード1981
こちらも何気に当ブログ初登場かな?

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
ナパには数多くの著名なワイナリがあるワケですが、ここも間違いなくそのうちのひとつでしょう。
ラベルには結構細かく色々記載されていますネ。
見る人が見たら想像だけでよだれが出るワインを掲げ見るお兄さんはもはや重要なアイコンでしょう
(実は、最良年はセラーの写真のラベルが使われているらしい・・・・・・)


細かい記載の部分を見ると
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ロット数とか

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畑とか。テクニカル的な話はもうこれでいいよネって気分であります。

造り手はジョー&アリス・ハイツの夫妻。1961年というカリフォルニアとしては結構な老舗であります。
パリ・ティスティングでも参加している所謂伝説的ワイナリのひとつであり、また今回はその中でもトップ人気のマーサズヴィンヤードという畑。
古豪にしてレジェンド。
この辺りは各々調べても同じようにエピソードがじゃぶじゃぶ出てくるでしょうからあえて割愛!
大きな特徴として、このワイナリは5年後リリースというルールがあったりするんですが、これはそれどころじゃない1981年というバックヴィンテージです。
ヒュー翁とかも大変気に入っているのですが、パーカーたんは何気に「1986年以前の方が良かった」と暗に自署に書いていたりしまして、カリフォルアワインでありながら、他国受けのがいいニュアンスもあったりします。
さておき、そんなこんなでカリフォルニアの伝説的ワインのひとつ。
これが本当にすごかった・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
思わず「美味すぎるな・・・」と呟いてしまう広がり。
ぎょえーーー!って叫びたくなる美味さのワインというよりは、とりあえず「美味い・・・」と溜息が出るタイプ。
様々な古酒を試してきましたが、まず若さすら感じる甘味の質量がつぶやかせます。「すごいな」と・・・・・・

なお今回のこのワイン、たまたま呑んだお店(っていうか、言わずもがな東急本店ネ)が古酒特集で、あまりに古酒を並べすぎてパニエが足りなくなっちゃったんですって。
で、このワイン、普段は置物に使っている
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謎のマッシーン登場
キュルキュルまわす某著名ソムリエ。普段はこれ一切使わないですからネ。むしろ使えたことにビックリでしたよ。

色はフチは琥珀。中心地はレンガ色となっており相応の熟成を感じさせます。
香りにブワッとまずキノコのタッチ(この段階で私は10点満点つけるアレね)
それからオレンジのタッチやチョコレートの質感が出てきます。カシスも勿論あり。ただ、どちらかというと干したドライフルーツとビターチョコの組み合わせといった感じ。
味わいも非常に濃密でカシスを豊富に含みつつ、オレンジソース、ビターチョコレート、隠し味チックにウィスキー。
尖った部分はなく、それらが滑らかに存在しています。
コクとあまやかな風味は、アマローネ(陰干しブドウを使ったワイン)の方が近いぐらい!
圧倒的な広がりのあるワインで、長い余韻がどこまでもリッチであり大人びていて・・・・・・恐ろしく凄みのある甘露さ。
酸味はあまり感じられない辺り、バロレとかと同じぐらいの驚きを覚えさせる逸品。
贅沢に限りを尽くせます。それも大人でリッチなドラマです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥(値段で図るものではないが)
いや、驚くべきカベルネなんですって!
なるほど、普通はやりたがらない長らくおいてからのリリースをしているワイナリって感じ。
それぐらい熟成は絶対に必要だという造り手側の意識を感じました。というのも、このヴィンヤード若い内は青さが目立つらしいんですネ(今回は記述のとおり、青さは抜けてました)
よって、ハイツは手に入るなら倍値以上しても古酒で買った方がお得なんだろうと思います。
リスクを覚悟してでも買う価値があるワイナリだと今回の81年は思わせるに足る味だったなぁと私は感激モノだったのですが、必ずしもそうは古酒はいかないからなぁ・・・・・・とも思うのは歯がゆい。
今後、若いワインも試してみたいなぁと思う次第です。

というわけで、ハイツのマーサズヴィンヤード1981でした。
凄まじい古酒。その一点に尽きるかもしれません。すさまじい古酒・・・・・・

(売り切れてるけど)近しい年号はこのぐらい?

蔵出しバックヴィンテージはこのぐらい。うーん、呑んでみたい・・・

上流階級の人間劇って感じ。(あんまりそういう世界観ないんだよねアニメって)
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| アメリカ | 22:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本で最も有名なカリピノ。全て試すとどうなるのか? カレラ・ワイン・カンパニー一挙試飲に参加してみた!

うぇるかむ!
昨日一昨日の二回でモンテレーナを一挙にババーンとやりましたが、同じ場所で別日にこっちもババーンとやってました。

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カレラ。
みんなだいすきジョシュ・ジェンセン一挙であります!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥(ジョシュ・ジェンセンセレクションは流石にマイナス♥)
当ブログ、基本的にカリフォルニアは推している産地のひとつであり、カリピノもかなりやっていますが、そのわりにはカレラを登場させていることは少ないですネ。
過去3回ほど書いているようなのですが(自分で「ようなのですが」って言っちゃうぐらい覚えも低い)コレコレコレの3回です多分。
で、見直すと「自分の評価思ったより高いなぁ・・・」と思うぐらいであったり。
とはいえ、新しいヴィンテージばっかり呑んでたり古酒や方向性が変わる前を試していないのでなんとも言えない節はあるのですが・・・・・・
さておき、日本で最も有名なカリピノであるカレラ。ズララッと試してきたのです。

香り・味わい(最大10PT)
ジョシュ・ジェンセンセレクション:♥♥♥♥♥♥
ヴィリエ:♥♥♥♥♥♥
ライアン:♥♥♥♥♥♥♥♥
ミルズ:♥♥♥♥♥♥♥
リード:♥♥♥♥♥♥♥
セレック:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ジェンセン:♥♥♥♥♥♥♥♥
ヴィンヤード違いを感じやすかったです(小学生並みの感想)
これがなかなか違いがありまして、ベースはどれもカリピノらしさなのですがそれぞれに確かに個性はあるなぁと。
個人的に評価が高いのはズバリ、ライアンとセレック。ミルズとリードとジェンセンはちょっと中庸。ヴィリエは出来が昔から微妙だなぁという感じが変わらず。セレクションに関しては、まぁ初心者向けカリピノとしてはありだけど、そんなに上手な造りのワインではないとやっぱり思う。
まぁ、今の段階で呑むなよ!とか言われるとそのとおりなんですが、若い段階だとライアンはなかなか良いのではないでしょうか?

*どのワインに関しても共通して色がクリムゾンレッドで明るめ。
ベースに紫の小さな果実を含み、アセロラなどの赤い果実や酸の濃度は低いです。
このプロダクトは一貫していてまさにカリピノらしいと思います。

ジョシュ・ジェンセンセレクション
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買い付けブドウで作ってるけど、ちょっとカレラのブドウも入っているヨ!と太文字で表記してあったりするjaluxオリジナル。
日本人女流書道家紫舟女史版。キュベvとの差は畑の明確さかもしれない。

色は他のシリーズとは違いクリアレッド。
香りからドストレートにフルーティーさが目立つ。果実酒ですよーという気が満々なぐらいに感じられ、しかし全体に香りそのものが弱めな気も。
バニラっぽさなどもありつつ、どこか全体に元気でもない。
味わいは同じくクリアめかつフルーツのタッチが強く、フレッシュな印象。
チェリッシュなワインで、チェリージャムっぽさが全快です。
カジュアルピノのスタイルとしてきっちり成立はしており、NZの安めのピノなどと傾向がとても似ています。
いちごっぽさはそんなになくって、あくまでもチェリージャムな押せ押せ系の果実感と酸の少なさ。
飲みやすくはあるものの、高級感はないというパターンそのままかなぁと。
雑味などはほぼなくって、誰でもそれなりの美味しさを感じうる・・・・・・逆にいうと、ワイン好きには物足りないところが多い品。

あくまでもキュートなキャラクターの「コスプレ」って気はしちゃう。むしろ、カレラの名前がない方が良いような気がするワインとも。
普通の女の子が普通にそのままいるぐらいのニュアンスです。

ヴィリエ
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2015-12-19 17-45-53-910畑の位置があったりするから、カレラは基本裏ラベルもあった方がいい感じなんですよねー。
ヴィリエはカナダ人ジャーナリストであり、

まんまこれの作者。
で、それが気に入られて畑の名前に新規加入したって形です。フラッグシップたるジェンセンの真下に1997年に植えて2007年にリリーススタート。
色はクリムゾンレッド。赤身はそこそこ強め。
香りからしてあまり立たずチェリー感はダークチェリーとさくらんぼのミックス。果物要素はかなり多めだけど、どこか暗い。
味わいもかなり渋さがあるスタイルで、紅茶要素は多いながらも、それがままタニックさ(渋さ)に向かっている形。
比較的紫果実を感じられ、ジャミーさがモナストレルに近いぐらい。
どこかバランスが悪いというのが正直なところで、全体に渋く暗めの印象が多いかな。
複雑さもあまりなく、フィニッシュも長くはない。ただ、相対的にそれがマズイまではいかずに渋めのピノとしては成立。
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地味で目立たなめの超サブキャラ系メガネっ子。悪くはないけど、積極的に好きな人はマイナーなのではないでしょうか?

ライアン
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1998年と2001年に植えてる、畑年号だけ見ると最も新しい(だけどヴィリエより早くリリースされたというちょっとややっこしい)ヴィンヤード。
畑のマネージャーであるジム・ライアンの名前。

香りに果実感が案外と軽く、所謂外交的な印象。
茶葉の要素などもありつつ、あくまでもチェリー缶詰らしさが多いかな。
味わいもライトめなキャラをしていて、果実感がたっぷりしつつもそこにベッタリとした重たさはなくて軽い足取り。
それでいて、茶葉っぽさが感じられるのも品を感じますネ。
多少おれんジよりの果実感もなかなかで、他のカレラヴィンヤードと較べても軽くチェリッシュ。
ヘンな凝縮感もなく、どこか自然さもあり奔放。こうしたムードはむしろカリピノらしく更に言うと上位扱いのこのワイナリの畑各位に親しい印象があります。
反面、なんか熟成で良くなる見込みがあんまり感じないかも・・・(酸が弱いからネ)

ヴィリエとは大きく異なり(ベースは似てるけど)、軽いギャグコメ系のキャラクターになっています。
女性向けギャグなタッチが全体にあるかもしれない。ただ、「沼」という割にはサクッとあがって次に向かいたい気もする(この辺りの機微がわかるとアニメオタクであります!)。

ミルズ
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元々カレラが土地を買う前は、元々採石工場だったんですネ。で、その当時の所有者であるジョン・エヴェレット・ミルズ氏から名前がとられており、接木をしていない1984年の直樹なヴィンヤード。

香りにチェリーとシナモンのようなスパイス感。
ライアンまでと違うのはこの僅かな機微の違い(植えた年数なのかな?)でしょうか。
チェリー感などの単一さでなく、山椒っぽさなども入ってきて複雑な印象に。
ただ、味わいはそれが逆にネックになってて、多少辛味を感じさせそれでいてヴィリエに近い沈む印象があります。
なんだか少し重たげなピノとなっていて、また紅茶要素なども控えめ。
スパイシーさがところどころに感じさせる分、しかしより暗みを持ってしまったよーな。
で、私はこういうタイプ割りと苦手なんですよネ^^;
なんだか、スゴク暗い上に刺すような感覚があった一品。

愛が重い。

リード
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名前の由来はビル・リードという、ワイナリへの出資者(家族以外で最初から唯一資金援助してくれている人)。
畑が一番小さくて、生産量も最も少ないヴィンヤード。で、このリード、セレック、ジェンセンの3つがスタート当時の畑で1975年に植えられている所謂「ロマネ・コンティから持ち込んだ」とか言われているアレ。

香りにきっちりとチェリーの缶タッチに、こちらは青さが結構目立ちます。
ハーヴっぽさが非常に濃く感じられるのが特徴。
その割に味わいにはそのハーヴ要素はあまり反映されておらず、チェリー要素が主体となったピノになっています。
アフターの時間、明るすぎず暗すぎない中間的なキャラクター、スタンダードなカリフォルニアピノっぽさを全体に出しています。
樹が古めな分、しかし紫果実感もほのかにあるのはカレラ全体の特徴かしら。
ただ、全体の構成としては突き抜けるモノがなく、今回の試飲の中で最もパッと目立たない内容だったような気も。
外交的な畑、とインポーターさんが表現されていたのは多少納得する(っていうかヴィリエやリードがめちゃくちゃ根暗)んですけれども、それが+に大きく関わってはいないかなぁと。
ニューワールド味のデフォルトといった具合は良いような悪いような・・・・・・なんだかふんわりしちゃいました。

MUJI無印良品

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シンプルデザイン的な

セレック
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名前の由来はジョージ・セレックというジェンセンの父が友達の歯医者
この歯医者がジョシュ・ジェンセンに「ロマコン超旨いですぞ^~」とオススメした結果、うっかりジョシュはピノでワイン造りを目指すことになったのだそうな。
この歯医者がいなかったら、現在のカリフォルニアはなかった・・・・・・?そんなセレック畑は「ラ・ターシュのポジション」「ジョシュ一番のお気に入りの畑」など、シリーズの中でも一際高評価だったり。

香りはミルズとヴィリエの方向性の方が近い・・・・・・いや、こっちが本家本元のプロダクトなのでしょう。重厚なスタンス。
シナモンシュガー、少し野菜っぽさなどがありつつ、全体に量感の高い赤果実のタッチ。
果物感にハッキリとした部分はないものの、どこか青野菜やキャロットっぽい雰囲気が出ているのは特徴的でした。
味わいもまとまりが良くしっかりものの印象で、チェリージャムとプラムジャムのミックスを焼きたてトーストに塗ったような。
ジャミーさの後に滋養的な多少漢方が入ったようなスパイス、バターっぽいタッチとよく混ざり、ボリュームがこれまでの上述した一連と較べてずっと大きい。
カリピノらしいまとまりの良さと同時に、ほのかな青さやスパイスが成立していて、味わいの深みになっています。
多分、他の畑もこのセレックと同様のプロダクトをしようとしているような気がしまして。そして、それが大成功しているのがセレックだったと。
果実感とミルキーさがリッチなまま、長めのフィニッシュ。実に豊満なお姉さんポジションです。


ああ、たまねぇ(向坂環)のナースコスプレってなんかこれっぽいなと字面からは感じさせるんですが、このフィギュアナースじゃなくてただのマイクロビキニじゃないの頭大丈夫か?とは二次元オタクですら思うからネ。

ジェンセン
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ついに「ふふふ、では我が自ら相手をしてやろうゾ!」みたいな感じで出てくるファミリーネーム。
カリフォルニアのDRCのロマネ・コンティ格と紹介されまくり日本で一番有名なピノになっている大本営。

色が他のヴィンヤードシリーズと比べると赤さが目に見えてちょっと強くなっていました。
香りに赤果実が多めで、かつスパイス要素なども控えめになっています。
全体にこじんまりとしていて、あまり香りも立ち上がってこない。
味わいもなぜか控えめなキャラになっていて、チェリーなどのタッチも他よりもソース感覚(ジャムぽくはない)。
また、オレンジっぽい要素などが多めにはいっているものの、果実のタッチそのものは重たく、ぶっちゃけ明らかに閉じた印象でした。
アフターもかなりバツッとキレる。扉ピッシャーンって雰囲気。
ただ、要素からかいま見えるのはポテンシャルは良いんだろうなぁという感じ。
なるほど、今回の記事内に限ればブルゴーニュっぽい。それもダヴィット・デュヴァンとか辺りの新進気鋭と、畑だとシャンベルタン村とかっぽいようなイメージ。
総じて残念なところがチラホラあって箱入り娘っぷりに将来的期待は持ちやすいかなぁ。


なお、箱入り娘とはこういう意味ではない(一応)

コストパフォーマンス(最大5PT)
ジョシュ・ジェンセンセレクション、リード:♥♥
ヴィリエ、ミルズ:♥♥♥
セレック、ジェンセン:♥♥♥(熟成可能性考えると+♥?)
ライアン:♥♥♥♥

今回個人的にオススメはライアン!

という形になりました。今回のワイン、価格帯として今現在の概ねですと
セレクション:4000円
ヴィリエとライアン:7000円前後
ミルズとリード:一万円前後
セレック:一万円後半
ジェンセン:二万円前後
って感じになっています。
そのうえで、セレクションは明らかに4000円分の価値はあまり見いだせないかなぁと。
ヴィリエも同様にちょっと重たすぎる。可もなく不可もない部類になっているかなと。
ミルズとリードもあんまりパッと良いなぁとは思わなかったのがありまして、その上でリードはちょっと高額な気がしてます。
1975年植え付けの畑の中では明らかにリードはパワーが弱く感じたんですよネ。
味だけならセレックが一番グッドなんですけど、コスパという枠組みならこれまた他でいいかなーという気が。
ジェンセンもね。ただ、ジェンセンはなるほど呑むタイミングで美味しさが俄然変わりそうではありました。
という上では、ライアンの7000円が一番お手頃なのではなかろうかと思う次第。
いずれにしても、プレゼントにはその知名度的に喜ばれるか「みーはーだなぁ」と思われるか・・・・・・相手を多少選ぶ必要があるぐらいには有名ですからネ。
ただ、全体に有名料は大きいかもしれないです。スタンダードになりすぎてて独自の個性という意味では物足りないかも?

というわけで、カレラ一挙試飲、ようやく更新完了ッス!
因みに、いまさらですがアドヴォケイト評価はジェンセンとミルズが同点で96、ヴィリエが95、ライアンが94、リードが91だったかな。
レイティングがそれほど大きく差が出るのか、試してみれた意味でも意義はあったかなぁ。
畑ごとの違い、というのは(醸造も変えてるとは勿論思うけど)しっかりと出ていて、わたしはこうした結果を出しましたが人によってかなーり違いが出るでしょうネ。
いずれにしても、カリピノの避けては通れない大御所、堪能させていただきましたん!

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というわけで、後はズラッと並べておくデス。




カレラ・リード[2012]

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| アメリカ | 23:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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モンテレーナ一挙試飲!その丁寧な造りと「ボルドーライク」なギミック~赤編~

うぇるかむ!
昨日のモンテレーナ特集に引き続き、今度は赤です!

概要諸々は省略しつつ(っていうか前回みてネ)、早速本題にはいりますよー。

香り・味わい(最大10pt)
ジンファンデル:♥♥♥♥♥♥(ジンファンデル好きなら+♥)
カベルネ:♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
エステートカベルネ11:♥♥♥♥♥♥(今から呑むには)
エステートカベルネ06:♥♥♥♥♥♥♥♥♥
どれも基本に忠実な印象
端整な印象で、どれも濃いタッチではなかったりします。
また、どれもナパワインとしては薄めの仕上がりになっていて、良くも悪くも整いが良いです。
ただ、エステート版の2011だけはちょっと、うーむ。率直に言って近年呑んだ中でも価格考えるとイマイチ今は盛り上がれないかな(ただ熟成するんだろうなーとは過去の経験から思いはします)

ジンファンデル・ナパ2012
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裏が手ブレ酷いのごめんして!
色はクリアなレッド。あんまり紫してません。
香りにかなり強くオークとヨードチンキのタッチがあり、ちょっとうがい薬っぽさが多い辺りがものすごーくジンファンデルしてます。
果実感のあとに乗っかる要素が、総じてジンファンデル感。
味わいも直球といった感じで、重たさがありつつ甘さでぐいぐいひっぱってきます。
紫と赤果実のジャムのミックス(果実感は明瞭でなく、まさにミックス)。
どこかグルナッシュにも似た方向性があるタイプのジンファンデルであり、濃いのに曖昧な印象があるスタイル。
香りの端々に見られる要点が味わいにも入っているので、全体にどこか薬っぽい甘さがあるように思います。
そして、私、こういうジンファンデルのタッチがあんまり好きでないのです^^;
(グルナッシュは好きなのにネー。不思議)
なので評価がふるいませんが、かなーりジンファンデルやってると思うので好きな人は多分好きなのだろうと察します。

このタイプにどこかチャイナな感覚を覚えもしますが、ちょっとムッチリしすぎというか薬膳感があるというか・・・・・・

ナパカベ2012
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更に写真がブレててごめんネ!
これは自社畑の他に複数の買い付け畑が含まれているバージョンですね。とはいえ、ビックヴィンテージ。
色はレッド系でカラーはクリアで濁りもあんまりありません。香りにそこそこにカシス&ミルクな印象が多いのですが、濃くはなく赤果実の印象の方が強いかなと。
ナパワインの場合、このカシスとミルキーなタッチというのが非常に濃いパターンが多いのですが、このワイン、思いの外そうでもない。
そこがある種特徴であり、それを本格とみるかナパなのに期待と違うと見るかで評価が分かれそうです。
味わいも基本はナパカベ。やっぱりメイド。なんですが、シンプルな仕上がりで濃いスタイルとまでは言えない感じ。
この辺りのバランス感覚が、ジンファンデル同様「本格」なのか「ナパらしさに欠ける」のかがちょっとむずかしいかもしれません。
2012年のワインにしてこの「意外と濃くないなー」という印象をあたえるあたりは、バレット家の指向性を感じさせるかもしれませんネ。
ヘタな本家フランスよりも、フランスらしい仕上がりすら感じかねない、そのぐらいに抑えて作っているように思います。


あんまり「このキャラ!」って思うようなところはなく、しかしながらロングドレスなメイドスタイルを思わせる仕上がり。
それが2012年という、必然としてどこも濃く出来ガチなヴィンテージでそうなっている辺りがこのワイナリらしさなのかもしれません。

エステート・ナパ2011
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上に金色で「モンテリーナエステート」って書いてあるのが単一にしてフラッグシップなモンテリーナです。
ほんと判断が微妙につきづらいな!
色はクリムゾンレッドでそこそこに紫感あり。
香りにどこか赤果実が多めに感じられ、同時にカベルネ系に見られる青さが目立ちます。
っていうか、この香りの段階が非常に良くなくてですね・・・・・・全体に大人しいのに青さが割りと目立つんです。
これがバッドヴィンテージならではなのか、若いこのワインの特徴なのか・・・・・・
さておき。
味わいもバランスが悪くてちょっとガチャガチャしてます。
紫果実の印象もカシスなのかプルーンなのか、みたいなハッキリしなさ(それは変化が多いというワケでなく、単純に定まりが悪い)タッチで、更にカベルネ系の青さが悪目立ちしてしまい、果実とのバランスがハッキリしません。
妙な臭みに青さがなっていて完璧にマイナス。
余韻の長さはそこそこですが、同時に青さが多くのこるのがイマイチ。
全体に成熟感が無いカベルネという感じ。安いフランスのカベルネに若干違いアフターのタッチはいただけません。
とはいえ、果実そのものの良さは時間がたつと感じられて、ポテンシャルはある気がするんですよ。
なんというか、「この試飲会中は間違いなく不味かった」んですが、はたしてそれがこのワインの本来の姿かと問われるとそうではないと思う。
勿論、安ワインとは一戦をがすクオリティ。その中でおいて、バランスがちぐはぐ。
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ドジっ子メイドが許されるのはアニメだけだゾ!

エステート2006
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上述の2011と違ってうってかわって良質だった06。
年号違いによる格差をここまで感じさせるのもあんまりない気がします。
色はクリムゾンレッドで、2011より多少赤さが増えています。
香りに果実のボリュームがこっちの方が多いのがヴィンテージを感じる。
カシスやアセロラなどの果実要素各位が2011よりも強いのです。
ボリュームが確実に2011より大きい。
インパクトのあるカシスの強さが出た味わいで、バニラも整え程度にあるが、果実のバランスが多い。
ハーヴ感なども心地よく長めのアフターにあって、シックに仕上がっています。
間延びしないセンスの良さがこの辺りには見えます。ほんと、2011と比べたらかわいそうなぐらい差がある。
(逆にそのために2011を将来性があると感じるところもありますが)
ナパっぽさも出しつつ、どこかボルドーによった造りなのは特徴的であり、またカベソーの「カシスとバニラ、その妙」をちゃんと作っています。
派手でないどこかクラシカルと思わせるような酸味やちょっとした毛皮感などはチリワインとも近いかもしれませんネ(それらよりは整いがいい)
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価格:7,800円(税込、送料別)


本人はそんなにメイドしたいワケでもなさそーな気がする、もっと気品が欲しいんだろうなぁと思う所がある。
とはいえ、そこはナパって具合。

コストパフォーマンス(最大5pt)
どれも♥♥♥
やっぱりどれも、有名税っぽさはあるかなー・・・
いずれも味わいそのものは見どころもありますし、なんだかんだ(2011以外は)まとまりがありまた品種の特徴と言われている基準に忠実でその一歩上の感覚を持ってはいます。
なのですが、どれも5000円超えてくるので、そのうえだとちょっと地味な真面目さんという印象があります。
総じて値段相応。基準値どんぴしゃど真ん中なのでお得感が薄いってタイプかなー。
漫画だと、真面目すぎるインテリメガネを彷彿とさせ、こう、覚醒前みたいな?これわかる人わかると思うんだけど・・・・・・なんか、そんな堅物さがちゃんと出ているワイン群。
なので、ナパの白や赤を知る意味では、非常に参考になると思います。
プレゼントとしてはカリフォルニアでは超有名ワイナリですから、いずれにしても喜ばれやすいとは思います。
このワインをスタートに、色々と派生してナパを呑むのもありかもしれません。それぐらいワインとしてスタンダード。
同時に、熟成が多少なりあってもいいかなという造りなので、セラー管理者向けです。

というわけで、モンテリーナ各種紹介しましたー!
疲れたーーーーーー!!
全体に総じておとなしさが特徴かな。なので、インポーターさんも「米国よりフランスっぽいでしょ?」というのをゴリ押しして紹介していたような感じがありましたネ。
個人的にはここまでおとなしくなくてもいいかなぁって思うんですけど、しかしながらそれだけ作り込みがされているのも事実。
評価に難しいワイナリって印象がとても強いのでした。

全体に安くはないけど、高すぎもしないような。バレット家だとかパリティスティングだとかにどれだけ魅力を感じるか、かもしれません。
(2006は流石にネット上にはなかったッス)



| アメリカ | 23:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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モンテレーナ一挙試飲!パリティスティングの覇者がひとつ、ズラッと7つ飲み比べ~白編~

うぇるかむ!
カリフォルニアの代表的ワイナリというと、パリティスティング系を思い浮かべる人も多いことでしょう
(知らない?是非検索してみてネ、本もあるよ)
というわけで、そんなワイナリのうちのひとつをズラッと。

2016-01-16 17-30-31-170
シャトー・モンテリーナ。
7アイテムの試飲に行っていたのです!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
去年、このワイナリの古酒カベルネを呑んでいるので、詳細はこちらで
かなり大きなワイナリであり、また買い付けブドウでのワインづくりも行っているのでラインナップが多いのです。
今回の試飲で出てきた7つは

リースリング・ポッターヴァレー2012
ソーヴィニヨン・ブラン2014
シャルドネ・ナパ2012
ジンファンデル・ナパ2012
カベルネ・ソーヴィニヨン・ナパ2012
カベルネ・ソーヴィニヨン・エステート・ナパ2011(エステート版というのが上位種で単一の専用畑)
同エステートカベルネの06

という形。基本最新ヴィンテージですね。その意味ではエステートナパが11年なのが残念ですが、2012年モノがなかなかに多い状態。
今日は白3つのみ先立ってご紹介。(そうしないと画像容量とか1記事にしては多すぎちゃうのです)

香り・味わい(最大10pt)
リースリング:♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
SB:♥♥♥♥♥♥
シャルドネ:♥♥♥♥♥♥♥♥


思いの外品種基本に忠実な造り!
リースリングはドイツやアルザスとは別個性なんですが、他のワインに関してはかなり「品種の教科書」的スタイルになっていると思います。
それは「ナパとして」ではなく、あくまでも「品種っぽさ」が追求されたような形な印象をうけました。
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この7つの中ではリースリングだけちょっと例外的に「らしい味」でもないんですが、SBとシャルドネはかなり基本に忠実なんじゃないかなーと。

リースリング・ポッターヴァレー
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色はかなりクリアで若干黄緑かな?という程度の色づき。
香りにオイリーさは目立ち、それに柑橘がのるというリースリングの典型・・・・・・のように見えてバニラっぽさが結構目立つ。
味わいも黄色い果実とトロピカルフルーツのようなタッチが多くあって、リースリングらしさにアクセントが+されています。
果実タッチだけ見ると、なんともカリフォルニア白っぽいんですがそのくせ、アフターが妙にさっぱりしたリースリングらしいライムなフィニッシュも。
オイリーでもあるし、リースリングとしての要点は全部あるのに、何故か綺麗な対立主義的甘さよりもトロピカルでダイナマイツな個性。
リースリングらしい要点は揃っているのに、どこか普通のリースリングらしさとは違った味わいなのがポイントで、そこに魅力を感じるかどうか。

コミカルライクなロボットものといった印象。それもドラえもんよりももっとぽったりとした感じ。
ということでなんかロボコンとかそんななのとちゃうか?というような気分です。

ソーヴィニヨン・ブラン
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色はクリアで少し白っぽいかな?という程度の色づき。色に関しては上記リースリングよりも薄いかな。
香りにライム感が非常に強くあり、青さが目立ちます。
味わいはカリフォルニアSBらしいボリューミーな仕上がり。色にはんしてリースリングよりも濃い印象を持ちました。
青りんごとライムのミックスソースに白い花のニュアンス。品種特徴といえるような独特の青果実の個性をもちつつ太いSB。
全体の各要素そのものはシンプルであり、よくも悪くもソーヴィニヨン・ブランらしいワインとなっています。

典型的クール、とみせて結構口うるさいタイプのキャラしてると思う。

シャルドネ
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モンテレーナ的には一番有名になっているかもしれないシャルドネ。
色はそこそこに黄色みがあって、上2つよりも色は明らかに違いが。
香りにバニラ要素とおしろいっぽい香りが濃厚。とはいえ、樽ドネしすぎない程度に柑橘系果実のミックスもあります(ただ、そんなにハッキリとはしてないかな)。
味わいはまさにカリフォルニアシャルドネの典型的イメージをつくリッチで濃厚としており、口当たりからコッテリとしています。
が、案外とまとまりはよく、果実感の贅沢なグレープフルーツを主体としつつトロピカルフルーツで彩ったバケット感。
思いの外香りに比べるとバニラのボリュームが少なく感じられ全体的に整っています。
余韻は比較的短め。
良くいえば食事にも使いやすそうな具合に収まったカリシャルという印象であり、そういう部分が昔からあったとすればなるほど審査委員がフランスと間違えたのかも?とは思います。
悪く言えば、そのぐらいまとめてある造りになっていますから逆にド迫力のシャルドネを求める場合は物足りない。
そういう中間的バランス感覚という印象が私は強かったですネ。
総じて可不可ないカリシャルとなっています。ナパナパしすぎないスタンスとでもいいましょうか。

ゆるい日常系というジャンルとして、新宿パルコまで占拠したこのアニメ。
この手の走りとして、今見るとふつーに感じるかもしれませんな。

コストパフォーマンス(最大5pt)
いずれも♥♥♥
どれも品種のタッチを出しつつ、このエステートなりのまとめかたの上手さは確かに感じさせます。
ただお値段はリースリングとSBで4000円前後、シャルドネは一挙に7000円越えのアイテムとなるので、その中では「極めて普通」に位置する感じかな。
こう、お買い得!って気分にあんまりならない値段設定だと思う。味わいのまとまり同様に値段もまとめちゃってる感。
歴史的快挙という履歴があるので、シャルドネはプレゼントには使いやすいかと思います。
全体に呑むと品種がわかりやすい点はあるので、一度ナパのチェックがてら呑んでみるというのは悪くないかなー。

というわけで、まずは白3点。
今日か明日には赤4点を別記事で追加しますー。乞うご期待!

シャルドネは特に有名料が入ってる気がしないでもないかなーと。
シャトー・モンテレーナ リースリング2012

シャトー・モンテレーナ リースリング2012
価格:3,715円(税込、送料別)



| アメリカ | 16:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ムエックス社改革の賜物。安定感があるポムロールとされる実力とは? シャトー・オザンナ2011

うぇるかむ!
ここ最近2日に1度ペースの更新で申し訳ないです。特段意味もなく寝落ちてたりします。
さて、びみょーにドミナスの後に更新するつもりでうっかり忘れてたのがこちら

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シャトー・オザンナ2011
ムエックス社関連銘柄です。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥(PP的には+♥)
ムエックス社はとにかくでかいワイナリーと現在なっていて、かつ様々なワイナリをもっているワケですが、その中のひとつがシャトー・オザンナ。成り立ちは1999年ファーストヴィンテージというからかなり新しい・・・・・・
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裏もシンプル。

元々はセルタン・ジローというワイナリの一部分だったオザンナ。
セルタン・ジローは割りと評価の悪目のなんだか安定感のないワイナリとして知られてたらしいのですが、元々ペトリュスに近い位置にもあった畑でしかも所有地がやたら広かった。
そこで、ムエックス社が買い取ってから、3つの区画に分けて、一番いいところをこの「オザンナ」に、若い木のところを「セルタン・マルゼル」という別名のワイナリに、もう1つの区画は「シャトー・ネナン」に売却という形をとっています。

ネナンもネナンで、レオヴィル・ラスカーズのディロン家所有のポムロールだったりするので、ワイン富豪に見事に買われた形ですね。
で、オザンナになってからパーカーたん評価が爆上がりし、それまで80点台だったセルタン・ジロー時代から大きく点数をあげて
「まるで、ポムロールのシュヴァルブランやでー!」「ムエックスの偉業のひとつやー、ワイ好みの収量めっちゃ抑えたワイン!」
と絶賛し、90点台中盤に飛躍。
世紀のヴィンテージ2009は99点をつけるに至っています。
そんなわけで、ムエックス社の実力をどこまでみせるのか。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥
なるほどリッチ系メルロだなぁ
全然飲めない硬さかな?と思ったら案外と新モノメルロとして飲みやすかったりします。
流石はムエックス、な感じのまとまりの良さがありましたね(そういう部分がつまらないって人もいるだろうけど)

色は濃い目だけどギリギリ透けるクリムゾンレッド。
香りにバニラ感がかなり多めで、カシスのパンケーキといった佇まい。
この段階で比較的甘い印象の方が多くあります。ケーキっぽい香りの方が果物要素よりも多くあるぐらい。
この辺りはなるほど若いって思っていただけたら。
味わいも飲みやすく、ミルキーさとチョコ少々、それにキャラメルのタッチが入ってきます。
まさに砂糖菓子的なのですが、アフターにちょっと苦味の効いたライムが入ってくる辺りはカベルネフランが多めのワイナリらしいかな。
バランス感覚という意味では、マイルドさに比重が今現在はかかりすぎている印象で、更に2011年というイマイチヴィンテージな苦味が早くも出ているのであんまり良くはないかと。
しかしながら、それでもこの段階でなかなかに美味しいのは良い事なんじゃないかなーと思います。
そんなに長らく熟成させなくても良さそうなタイプだからこそ、今良いってのはあるのでしょうけどネ。
全体にお菓子的な雰囲気が強く、食後のデザート前とかにゆったりと飲みたいタイプ。
いわゆるぽちゃっ子系ワインの典型。大盛りごはん食べてる女の子かわいいよね、みたいな人は是非。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
1万5千円という価格がなかなかに微妙線。高いような、安いような・・・・・・パーカーたんだったらゴキゲンに「安い!」って言ってそうな気がするんですけれどもネ。
(ちなみに他のヴィンテージも2万円ぐらいが多く、PP99点の2009だけは4万円越します)
個人的にはこの価格までいくと他の選択肢も多いきがしちゃうので最高評価まではせず。
とはいえ、ムエックス社のポムロール、という部分に価値を感じるなら安いといえば安いんですよね。
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瓶もオーダーメイドだったり「祈り」というような意味をもつ名前も含めて、プレゼントに使える要素は多くて最適(高額ワインですが1万5千円というびみょーさも相手に恐縮させすぎないギリギリ線な気がします)。
ポムロールっぽい要素は多いワインなので、研究のためにもいいかな。

というわけで、シャトー・オザンナ2011でした。
そこそこにヴィンテージ特徴(と言われている何か)もあったりして、造りの実直さを感じさせるワインです。
ポムロールを求めるには、やはり優秀なのではないかなと思いますネ。

パーカー好みのポムロールワインって意味では「極めて的確にパーカーたんを射抜いて」ます
[2011] シャトー・オザンナ Chateau Hosanna 750ml

[2011] シャトー・オザンナ Chateau Hosanna 750ml
価格:14,904円(税込、送料別)


2011年でも美味しいから大丈夫だよ~(CV:大坪由佳)

| フランス | 05:55 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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だってさ、オーパス・ワンの91年なんだぜ?

うぇるかむ!
新しいスマフォに持ち替えて、全く操作になれない(デレステは多少慣れた気がする)私ですが、そんな新しいことのスタートにいるのは何時もあいつ!

2016-01-09 18-51-12-841
オーパス・ワン1991
古酒オーパスだーーーーッ!!!!!!!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
もう6回目の更新らしい
(リンク先は去年の2011年。今回はその20年前!)

というわけで、久々のオーパス、それも初古酒ですね。なんとなーく、呑みそこねてたオーパス・ワンの古酒です。
生産量は非常に多いワインながら、案外と古いモノとなると今度はコレクターズ・アイテムとなっていたりもするんです。
で、そんなオーパスの91年は90年台では最高峰のオーパスと言われている逸品。
ささ、もうサクッといきましょう!

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
素晴らしい熟成による魅惑的な・・・
これが、これがオーパスか・・・・・・と、しびれるようなワインでした!
なんだよー全体に丁寧形で派手さがないから熟成微妙なのだろうとか思ってたけど、これすごいじゃんかー(流石91年、強力すぎる?)
あまりに丁寧で、美しく、洗練で、艶かしい。
2016-01-09 18-51-27-053
色はクリアなレッドでまだ若い方。朱色はそこそこに出てます。
香りにカシスや紅茶の雰囲気、ミルク要素などカリカベらしさが意外なほど控えめに存在しています。
この香りの整いがクールで広がらないまでも綺麗なのは若いオーパスにも似てますネ。
味わいはカシス、アセロラなどの紫果実にほんのすこし赤い木の実が入るバランス良い構成が91年のワインなのに丁寧に感じられます。
キノコやオレンジなどの熟成した印象に加えて、白い花や紅茶なども要点に含まれるという。
しかし、それらの風味の後にハッキリとミルクの包み込むようなタイミングがあって、リッチさも付加されています。
なんとなくお察しの通り、あんまり古酒らしくありません。それこそせいぜい2005年とかのワインのような説明になってしまう・・・・・・
果実からのミルクティーの印象はまさにナパのメイドさん味(恒例)。
完璧で瀟洒な従者。
初めてオーパスを呑んだ時のあの感動再び・・・・・・いやぁ、やっぱなんだかんだすごいなぁオーパス。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥(オーパスを買うという意味でなら)
近年のヴィンテージに5万払うぐらいなら!
この91年、市場には結構残ってまして、6万円ちょいぐらいで買える品になっています。
や、勿論高い。勿論高いのですが、バッドヴィンテージかつ評価がそれをまんま受けてた2011が4万、評価がめちゃくちゃ良かった2010の5万という価格を見た上であれば「こっちを買ったほうがお得なのではないか?」と思うのですネ。
や、熟成したカリカベってそんなには本数あるわけでもない(今回私は貴重な体験してます)から、新モノをチョイスするならこっちよネって。
バースデーヴィンテージとしてプレゼントするには最高すぎちゃってもらったほうが恐縮する事この上ないとも思うのですが、贈呈からコレクトまで幅広く。
これぞ、ナパの熟成。
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というわけで、オーパス・ワン1991でした。
ナパワインとしての正統派なのだと改めて感じる仕上がりでした。
この計算された奉仕の姿勢がいいんです!オーパスの魅力を確実に残しつつ、魅力的な仕上がりになっていて、このワイナリの本質をようやく見たような気がするぐらいです。
いやぁ、最近少し興味減してましたが、ナパカベってイイなぁ。

流通はかなり古酒としては多め

完璧!瀟洒!メイド!

| アメリカ | 14:32 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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クリスチャン・ムエックスが本腰入れてるナパの傑作、その2つに見るグラーブ感。 ドミナス・エステート2009&ナパ・ヌック2011

うぇるかむ!
我ながら驚いた事に、当ブログ初登場だったりします今日のワイン。

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ドミナス・エステートよりナパヌックとドミナス本家。
名高きナパ版ムエックス様です。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
我ながら初登場っぽいの本当驚きなんですけど・・・
文字列だけのシンプルめな配置のドミナス、それに対して文字列でゴッチャりと飾るというナパヌック。
これ、試飲の範囲では毎年一回は呑んでたりするようなぐらい自分の中では「ポピュラーな」「人気の」銘柄ですし、私はムエックスの来日イベントの思い出を良く書きますし、サラッとレイルの時に混ぜ込んでる程度に良く知られているという感覚です。

造り手は「ボルドーで最も真摯な紳士」「ペトリュスを作ったメルロ王」など多数の異名を持つクリスチャン・ムエックス。
・・・・・・えー、正直ですね、そんな彼のワイナリなだけあって、その経歴は至る所で散見されるので正直なところ「ググレ」であります。
それぐらい、どこでもテンプレートに「最初のメルロやホモすぎるラベルの失敗談」「その結果メルロをバッサリ切り捨てた逸話」「ジャン・クロード・ベルエは余計だった」みたいな話がザックザクです。
(ついでに、ムエックス様が西部警察の大門みたいな感じで畑でブドウを食い歩いてる写真が沢山出てきます。超カッコイイ)
ドミナスの本質はナパの一等地にエステートとして畑を持ちうるその財力と、フェルプスやモンダヴィ、レイルの系譜に何よりもクリスチャンムエックス本人という圧倒的プロダクトの豪華さ。
成功し始めた1994年からはパーカーポイントも実は相当に高く、2010年ヴィンテージについに100点をゲットするんですが、その前から99点は何度かとっていたり。(因みに、94年から現在のエチケット。それまではムエックス様の肖像画が数パターン恐らくヴィンテージごとに存在してり、同時に超不評でした。個人的にデビューの偉そうな座り方は好きなんだけどなぁ)
セカンド格とされがちなナパヌックも実はロットからブレンディングから異なり、割りと別ワインとして作られていまして、これもそこそこに評価が高く「ナパの優良セカンドワイン」というくくりになっています。
よくオーパスと比べられてたりしますが、その観点で見ると同ヴィンテージで並べると「必ずドミナスの方が上」扱いされていたり、他のナパの著名ドコロ・・・・・・シェーファーとかレアムとかピーターマイケルとか・・・・・・と較べても遜色なく。
さて、そんなムエックス様のナパ2つ、その実力はというと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
ナパヌック11:♥♥♥♥♥♥♥♥
ドミナス09:♥♥♥♥♥♥♥♥(今飲むなら)
なんでかオー・ブリオンっぽいんだよネ
グラーブのワインっぽいタッチを大体の場合感じるのがこのナパヌック・ヴィンヤードのワイン群で、メルロ一切使ってないのもあってムエックスのフランスで代表的なペトリュスとか右岸ワインとは大きく異なる感じなんですよ。
落ち着きのあるスパイス、ケモノ感のあり方なんかがグラーヴっぽい。ナパヌックの方は早呑みを期待している為にかなりアメリカーンなミルキーさがこの段階でもあるんですが、ここ最近のヴィンテージは本家ドミナスに近い感じがします。
(因みに今回の試飲、同時ではなく別々の日に同じ場所で行ってます。大体同じ時間と目減りだったハズ)

ナパ・ヌック2011
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ちなみに、この文字だらけの絵柄はこの2011で最後らしい。
色は透けないガーネット。香りにかなり強めにカシスと緑のオリーヴの実。
それでいてカフェオレのようなミルキーさとビターなカカオっぽい印象が全体に一貫してあります。
どこかハーヴではなく青いオリーヴ。
味わいはまずはじめに葉巻やタバコっぽい香りを舌で感じるんですね。これが何となくドミナス・エステートシリーズの特徴というか個性かなぁと思う所が個人的にアリ。
カシス感とカフェオレ系のオーレ&カシスのセット感はまさにナパらしい。
多少水っぽいかな?と思う節と青さも例年より多いのはバッドヴィンテージ2011ならではでしょうか・・・?
ナパらしさを忠実にもちつつ、最初にある葉巻風味がなんとなく新モノのグラーヴ地区ワインを思わせるのがいい感じ。

ドミナス09
写真一枚しかとらなかったので、味気ないですが・・・・・・
色は新モノらしい透けがないクリムゾンレッドで、かなり赤黒く。
香りにカシスとビターなカカオ感。ハーブも強めに効きつつ、どこか胡椒と毛皮っぽさもあり。
味わいは香り以上にスパイスと毛皮要素は大きく焦げキャラメルのような感覚。
ナパヌックを全体に大人びさせたような印象かな。
味わいもちょっとタニックさは多めで、カシスとダーティーな印象がナパヌックより強く、ミルキーさが弱まっており、重た目のフィニッシュ。
要するに、もうちょっと熟成させてもいいかな?という仕上がりです。
グラスにおいて時間がたつとミルキーさももう少し出てきて飲みやすくなるのですが、最初の固い印象はボルドーのそれに近いぐらい。
この辺りの本格加減が、評論家に人気で日本の知名度でオーパスに負けてる要因かも?
ムエックス様がペトリュスでなくこっちに最後まで付き合おうというのは、なんとなくわかる気がします。

コストパフォーマンス(最大10PT)
ナパヌック:♥♥♥♥
ドミナス:♥♥♥♥(年号で大きく違う)
最近大きく値上がっててOTL
はるか昔にパーカーたんが「このワイナリ、値上がりがめっちゃしてて、気軽に消費者に買えなくなるんちゃうかと思うと憂鬱やねんなー、ムエックスがエエもん作ってるししゃあないけどなー」などと書いてたりするんですが、まさに値上がってます。
昔はナパヌックって6000円あれば買えた気がするんですが、今では1万円越え。ドミナスは3万円近く、更にパーカーたん100点以降は5万円程度の覚悟が必要です。

97点の今回のドミナスがこの値段。これだとまぁ他の97点ワインに比べるとまだ安かったりもするんですが・・・・・・

ワォ!パーカーたんのばーカッ!
そういった諸々考えますと、「高いんだか安いんだか良くわからん状態」というのが現在のドミナスです。昔は確実にお値打ちだったと思う。
また、正規代理店はENOTECAなワケですが、ドミナス系は流通量が多くエノテカ恒例の「しぶしぶ他店に割り当てた結果、他店の方が値引率が多い」という価格逆転現象は起きている事をお忘れなく(セールとかで逆転しなおす可能性もありますが・・・)

バッドヴィンテージなのについに1万超えちゃった感がエノテカだとありますが、

他店だと1500円以上安い。
なので、ご購入の際は信頼あるショップで値段を良く吟味なさったほうが良いでしょう。
本数自体はかなり日本に入ってきているので、大慌てになる必要もありませんしネ。
文字列デザインは多少地味めなのもドミナスが日本受けしてない理由でしょう。ムエックス様の存在をしらないとプレゼントにあまり盛り上がらないかもしれません(ナパヌックの来年以降のヴィンテージに期待!?)
ナパとしては非常に筋がいいワインですから、お試しするならなかなか良い選択肢。パーティーへの持ち込みはどちらもそこそこにありな気がいたします。

というわけで、ドミナス・エステートより2つのワインでした。
値上がりまくっているのが多少残念ではありますが、しかしながら良いワインづくりがなされているという印象の方が強いワイナリだと思っています。
ムエックス様の底力を是非ご堪能いただきたいにゃ~。

デビューヴィンテージはデザインが全然違い、またアメリカ人に「何様だムエックスこらァッ!」と不人気だったそうで

割りと大人しめのキャラだけど、ふざけることも出来る感じ

| アメリカ | 13:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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モダンなイラストがカッコイイバックヴィンテージ。ナパらしい美味しさ! ホワイトホール・レーン・カベルネ1999

うぇるかむ!
じみーにカリフォルニア特集めいていこうかと思いまして、今日もナパカベです。昨日がハウエルマウンテン地区、今日はラザフォード。

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ホワイトホール・レーン・ナパヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨン1999
ミレニアム前ヴィンテージという、びみょーな線をいく古酒であります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
個人的には、はラベルが好みだから+であります。そうそう、こういう抽象的なイラスト好きなんですよ。

造り手の起源は1979年。アート・ファルケルシュタイン&アラン・スティーンという兄弟(早々に結婚して名前変えたのかな?)がスタートさせたワイナリ・・・・・・なんですが、昨日のラ・ホタ同様に何回か転売されています。
1988年日本人(!?)の安藤英明氏が買った後、更に1993年にトーマス・レオナルディーニというワインショップ経営者が購入。
現在はレオナルディーニ家の運営となり、元グレース・ファミリーのゲイリー・ギャロンがコンサルト。


というような、カルトチックな筋書きをもっていたりします。
が、これも昨日のラ・ホタ同様に日本では現在あまり輸入がされておらず(何故かヴィノスやまざきが廉価ワインを輸入しているが・・・)またラベルデザインも変わっているようで、結構レアワインです。
更に、ラ・ホタと似ているのはその「微妙な賞賛のされ方」です。調べるとすぐに「ワインスペクテイターでは年間TOP5にランクインするワインを5年間でなんと3回も産み出し、ワイン&スピリッツ誌ではベスト・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーを獲得」なる文字が目に映りますが実際スペクテイターやパーカーたんの得点を見ると90点が平均。
パーカーたんの本でも「傑出に近いよく出来たワインやよー」とか言っているようなんですが、イマイチ熱がこもっているように感じなかったり(評論家の熱度は、評を読むときに実は点数より重要です)。
などなど、ある意味では中途半端な感じの印象を紙面やデータからは受けるんですよね(畑がラザフォードを主体とした~~だったりとか)。
多分、ラ・ホタと同時に試飲に出ていたのは意図的なのではないかしら?
さておき。実はこの99年は当のスペクテイターで93点をとり年間第5位になったヴィンテージだったり。
中身はどんなモノだったかといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
そうそう、ラザフォードってこんな感じだよネ!
ナパド直球な私大好きド定番、メイドさんワインであります。
古酒と若酒の間を両立しているワインで、こちらは今、そこそこ面白い呑み頃になっているのではないかと。

2016-01-09 19-07-19-518
うん、やっぱそこそこカッコイイのではないだろうか。
色は黒に近いぐらい濃いものの、縁はオレンジも入っています。なんだろ、黒ビールっぽいかも。
香りにも強めで、古酒的すぎない具合になっており、キノコを主体としつつ、モルト・ウィスキー。カシスなども重た目になっています。
バランス感覚はアルゼンチン・マルベックの方が近いぐらいかな。
味わいも黒砂糖の印象が多く、そこからマッシュルームと椎茸といったキノコ数種。
その上で、ミルキーさが程よく現れていて、アフターが意外となめらかなのが特徴。
このバニラ感が実にナパタッチだなぁと思うわけでありますが、ベース部分には古いワインっぽい要素が出ており、それが中途半端と見るか和洋折衷の如しと見るかで大きく評価が分かれそう。
私は強さと丁寧さがあって、ベテランメイドさんって感じの佇まいを感じたんだけど、人によっては「古酒になってないやん・・・」と思うかな。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥(見つけることが出来たら)
ナパカベ古酒として掘り出し物かも?
毎度毎度しつこいぐらい書きますが、古酒なんで必ず私が呑んだ感覚になるとは思えないのですが、しかしながらかなーり濃いタイプのナパスタイルでありますから、もし売っていたら1万円程度みたいなのでお買い得な気がします。
2016-01-09 19-07-10-319
ラベルデザインもなんかカッキェーので、プレゼントとかヴィンテージワインとして出すとかも十分にあり。
ナパ古酒を探している方やもっと熟成させる機関をお持ちの方で、見かけることがあれば選択肢にいれても良いのではないかと思いますネ。

というわけで、ホワイトホール・レーンのナパカベでした。
実にびみょーなところでいい線だと思うワインです。そういうアメリカライクさまで楽しんで、どうぞ。

買えれば、お買い得。

そこそこに荘厳さとカッコよさがあり。

| アメリカ | 23:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ケンダルグループ最高位置のカベルネ、その古酒を見る! ラ・ホタ・ハウエルマウンテン・カベルネ1987

うぇるかむ!
当ブログでは意外と久々になっちゃったよーな気がする、カリフォルニア!それもナパ!の!なんかすげぇやつ!てなワケで

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ラ・ホタ・ハウエルマウンテン・カベルネ1987
山カベの第一人者でもあるんですって。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
なんともアメリカライクでシンプルなラベルとなっています。見ての通りパニエなので裏ラベルはとれませんでした。
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かっきぇー!って感じの紋章。中二病心を擽るネ!

造り手はこのころはまだスミス夫妻。現在はケンダル・ジャクソンにまるっと売却されており、また同社の最高ランクに位置づけされているワイナリのひとつです。
ハウエルマウンテンというAVAのもっとも優秀なワイナリのひとつとして、ダン・ヴィンヤーズと同じく最高峰の評価を得ています。
・・・・・・という辺りは調べやすかったのですが、その他の要素が意外なほどネット上ではわからないのでした。
なので、パーカーたんの厳選評価を見てみたところ「ナパで一番のカベルネ・フランはここやで!!!!マジで!!!!」と何回も記述されているぐらいフランの評価が高ったり。
ただ、冒頭で「ここはカリフォルニアで最もけなされたワイナリのひとつにすぎない(原文まま」という意味深なんだか何か事件があったんだかな記述がありました(ちょっと詳細不明。情報求む)
そんなわけでして、ケンダルグループ最高峰に位置し、地域最高の評を得ながらあまり日本に入荷されていないのもあって日本では今ひとつ謎なワイン。
その熟成の力とは・・・?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
確かにフランのほうが得意そう?
正直いうと、ちょっと苦手な味でした。ポテンシャルや実力はあるのですが、全体に青っぽい感じがしちゃってましてネ。
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色は意外なほどクリアではありますがレッド。まだ縁もオレンジで若い印象すらあります。80年台とは思えない!
香りに割りとスモーキーなタバコっぽい雰囲気が多くあり、カシス要素が強め。
それほどミルキーではない感じでしょうか。
味わいにもそうした要素が反映。
キノコ要素も結構ありつつ、酸の立ち方が強くまた葉っぱ系の印象がしっかりとしすぎています。
ハーヴ度が妙に高く、青さとしてあんまり良い印象を与えない感じかなぁ。このタイプのクセ、ちょっと苦手なんです私^^;
全体にダーティーな大人味といったところで、どこか感じられるモクの印象も手伝いかなりの曲者。
カシスなどの果実要素も強く、また酸も高めですから、ちょっと呑むタイミングでなかった気もしてます。
確かに優れたプレイヤーであるものの、割りと賛同しづらいワインだったかな。

コストパフォーマンス(最大5PT)
(コスパで図るものでもない)
このワインを買う、という段階でカリフォルニアワインマニアであることは間違いないですし、更にそれが古酒でありますから、買う判定に至るまでが結構大変。
で、そう大変に手に入れる人は、更に寝かせるのが良いでしょうネ。もっと良くなるタイミングがある気がしてなりません。
全体には酸が強くまだ青さが残ってるぐらいなので、超熟。お値段も超熟値段。
かなーり玄人好みのアイテムです。

というわけで、ラ・ホタのハウエルマウンテンカベルネでした。
ハウエルの最高峰として君臨してるものの、何度かの売却にあったりとなんだか不憫な印象もあるワイナリ。
その人に最後まで好まれなかった、というのが何かワインを通じて出ているよーな気がしなくもありませんネ。

大体このぐらいの値段。

フランの方がまだネット上では僅かに買えたりも。年号での値段の重たさも感じられますネ。


硝煙くさいメイドさん
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価格:6,044円(税込、送料別)

| アメリカ | 23:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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酸化という意味では正しいけれど・・・ちょっとヨーグルトっぽすぎる残念な熟成。 ヤラ・イエリング・ドライレッドno1

うぇるかむ!
今日は通常更新しようと思ってたのですが、泡を開けたら案の定ベロベロに酔っちゃったし、グラブルの青龍武器作るのに疲れちゃったので簡易というか更新しようかびみょーだったワインを簡単にだけ。

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ヤラ・イエリング・ドライレッドワインno1 1996
オージーの有名ドコロですね。
W9JHm.jpg
シラー100%のワインであり、ヤラ・ヴァレーを代表するワイナリのひとつとして数えられ、多くの評論にも乗り、パーカーたんも95ぐらいは余裕でつけてて、sqnの良さが微塵もわからないという神の雫の元監修のヴィノスやまxきのまわしものなんとかサイトウにも絶賛されているワイナリであるのです。

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ただ、これはヨーグルトっぽすぎたのです
なので、ボツにしたい感じもしたんですけど、かといってそこそこのお値段払って呑んだのでちゃんと伝えておこうかとも思い。
シラーらしいタッチ以上にヨーグルトみたいな酸味が非常に強くでていて、個人的にはピークはとっくに過ぎていると思ったので助言までにと。
かなーり自然派な造りのワイナリだという話なので、それがここまでキープさせられてしまうと、こうも酸が立ちすぎちゃうのかなーとも。
*(訂正1月19日:このワイン、シラー主体じゃなくてカベルネ100%でありました。完璧に調べミスといいますか、記事作成ミスです。まぁ、それぐらい品種個性云々を感じない味でありましたとさ・・・・・・アホなミスしたのでこの追記意外そのままにして恥を晒しておきます猛省OTL

久々に点数づけせずに書くに至りましたとさ。
有名ドコロでも、やはり呑み頃やタイミングというのは大切で、それを外すと痛い目をみるというのを改めて感じさせられたのでした・・・・・・

もっと若ければ美味しい気もするんですが、値段もかなりするので試す機会がないというか・・・

ヨーグルトみたいな感覚の熟成って、本当に限られた趣向人になると思うっす・・・・・・

| オーストラリア | 22:58 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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あの最高人気セカンドのようやく呑み頃を見た気がしました。 クロ・デュ・マルキ1985

うぇるかむ!
個人的に「熟成と若いのはジャンルが別。だから一緒に語ったり熟成しなくてはならないなんてのは良くない」と思ってたりもするのですが、しかしながら・・・・・・このワイナリは熟成が必要なのだなぁと思うのです。

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クロ・デュ・マルキ1985
これまたふっるいボルドーであります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
色々細かいことは前回書いてるので思いっきりハショります。
で、この上のリンク時は2005年ヴィンテージで「めっちゃ硬い」と書いたものです。
今回は1985年。大分古くなり、ヴィンテージチャートとしてはまぁまぁとされている時ですネ。
はてさてどんな具合だったかというと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
見事な熟成してました
この年号としても、かなり力強く、年号分の老いを感じない、若々しさすら感じさせる出来栄えです。
これは保存環境の良さも手伝っているとは思いますが・・・・・逆に言うと、それだけ「硬い」ワインだと言えるんでしょう。

色はクリムゾンレッド。濃いレッドです。この段階から褪せた印象がなく。
香りにコーヒーと毛皮などの渋いタッチにオレンジのような雰囲気がほんのりと。
割りと苦味とタニックさが香りからもさっせられる構成になっていますが、味わいは意外な程まろやか!
しかも果実のカシス感も力強く、そこにブラックコーヒーが乗っかってくるというビターな構成となっています。
飲みにくい程硬い、という状況が崩れているのがいいですね。
それでもタニックさとかが強く、アフターにカベルネらしい青さが重た目に残り、堅牢な雰囲気があるのは流石でしょうか・・・・・・
若いのはポテンシャルは感じさせるけど温和な感じ0だったものですが、こちらはずっと優しい。
なんだろう、ワインからこちらへの目つきが違う。完璧にこっちがハーレム系ラブコメの主人公になった気分。
無視→興味対象になっていると、こうも印象が違うモノですかネ・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥(コスパで図るものでもないが・・・)
と言っても、セカンドってのはちょっと考えちゃいますよネ
ここは若干むずかしー所。当のレオヴィルを買おうと思ったらもっとするのは当たり前なのですが、現行でこのワイン売ってるとすると1万5千円とかします。昔の仕入れより随分とあがっているのは間違いがないわけで・・・・・・この辺りがボルドー古酒の難しい感じ。
自前で85年ヴィンテージを飲みたい!というならオススメします。ただ、ソレ以外の要素が絡むと途端に「使い方がうまくないとちょっとダサくなってしまいかねない」ので最高コスパとはしないかなぁ。
古酒ってほんと難しい・・・

というわけで、クロ・デュ・マルキの1985年でした。
2005と比較しながらではないものの、振り返りつつ考えると「明らかに1985のほうが今呑んで美味しい」のです。
と、同時に「2005年を買っておいてながらく寝かせたらどうなるのか」もより気になるところ。
それにしても、レオヴィル系は寝かせないと難しいと特に思います。ムートンとかマルゴーよりもそう感じちゃう程。

古酒なのでなかなか見かけないってのはある
[1985] Clos du Marquis - クロ・デュ・マルキ

[1985] Clos du Marquis - クロ・デュ・マルキ
価格:14,904円(税込、送料別)


明 ら か に 目 つ き が 違 う の だ ! 

| フランス | 15:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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幻とまで言われるカルトGCC?失われた芸術的メルロ シャトー・キュレ・ボン1994&1999

うぇるかむ!
昨日はうっかり更新わすれてましたー。ま、そんな日もあるよネ。
というわけで、今日は真っ昼間からこんなアイテムのご紹介。

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シャトー・キュレ・ボンより1994と1999。
サン・テミリオンの超レアアイテムです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥
シャトー、と言っているワイナリにしてはシンプルなアイコンひとつとなっていますが、逆にそれがカリフォルニア系に似た格好良さになってます。っていうか三日月風モチーフで幻のワインってこう雰囲気がソソります・・・・・・
なお、裏ラベルは剥がしてあったか蔵から直接譲ってもらっている(平行っちゃー並行)のかのどちらかでありませんでした。
また、94の方はマグナムボトルです。

このワイナリ、古くは1955年には存在しサンテミリオンGCCであったようなのですが、主だったメイン醸造家というのがいるわけでもなく、また00年にはあっさりとシャトー・カノンに吸収されてしまい消滅してしまうのでした。

そう、シャネルに経営が変わったではなく、シャトー・カノンに吸収された結果畑の大部分が「シャトー・カノン」になってたり。
オーゾンヌとも隣接してて、結果シャネルが買い取り、その後カノンの評価が良くなっていまして真の意味で「優秀な隣畑ワイナリ」だったのでしょう(どこぞの隣畑を恥ずかしげもなく自慢するインポーターと違って)。
ただ、元々から小さなワイナリだったのでパーカーたんをしても
「流通ルートにそもそも乗らんで、ワイもあんま呑んでないんや^^;」
と、自らの事をこのワイナリに関しては経験不足だとしています(呑んだ範囲では熟成がめっちゃ見込めるっぽいやで!とのこと)
あの、ポムロール発見隊であり右岸の現在の地位に貢献し、シュヴァル・ブランの犬に噛まれたとも言われるパーカーたんをして、です。
カルトワイナリ・・・・・・以上?にレアなので本当に幻のワイン状態。なのですが、幻過ぎて流通してた時は5000円ぐらいで買えた模様。
畑の良さだけは筋金入りだったようなのですが、醸造設備はオンボロで、畑の片隅の小屋に澄んでた使用人夫妻が毎日畑仕事をしていたという、The農家って雰囲気。
さて。このワイナリ、本当に幻というべきワイナリなのでしょうか?それとも、何となく消えていったマイナーなワイナリというだけだったのか?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥(両方共。好みを言えば1999年が更に良し)
メルロの真髄、ここにあり
私が呑んだメルロ主体のワイン、その中で珠玉と言ってイイ価値のあるワインが持つモノを確実どころか洗練としてもっています。
素晴らしくメルロ。去年、ヴィラフォンテ・シリーズmという南アのメルロを大変褒めましたが、味だけならこれは匹敵かそれ以上。
(誤解しないで欲しいのは、南ア贔屓の私が、去年南アで最も味は良かったとしているヴィラフォンテと並べるという事は、そんじょそこらのPGCCと並べる以上の出来事であるということです)
さて、ひとつずつ書いていきましょう

1999
今回単独で写真とるの忘れてましたテヘペロ。なので長い文章が続くのは許し給え。
色は濃く強めの赤紫。結構しっかりガーネットしていまして、若い印象がかなり低いのです。
香りには案外とカベルネっぽい部分も多く、ハーヴのタッチはアクセントとしていきています。
カシス要素も多めであり、しかしながら余分な香りはないといった感覚(この辺りでブラインドでメルロと察せる人はあまりいないのでは?)
あんまりケモノっぽさとかもありません。あくまでもスラッとしたカシス主体の果実とハーヴ感という構成。
味わいはしかし、まろやかな口当たりとミルキーな乗っかかりで「うぉ!こりゃバツグンのメルロだ!!」とテノヒラクルーしちゃうんですネ。
極めてタッチがまろやか。この具合、ミッシェル・ロランプロデュースのソレ以上。
ミルキーなさわり口で丸い質感にあとからカシス要素、ハーヴ要素がたっぷりと出てきます。
キノコなどの熟成要素も控えめながら感じさせ多重性を産んでいます。
機微が繊細なんですね。香りの印象がむしろ強気だったのだなぁと思わせるほど、味覚へのうったえかけが細やかで滑らか。
私自身、とにかく「タッチ」とよくわかりづらい単語を連続してノートするほど、クオリティの高いメルロの真髄。
メルロにはいわゆる母性的な甘えたくなる個性があると個人的には思ってるわけですが、もうほんとソレ。

ここ最近だとナルメアお姉ちゃんネ(→のキャラ)。お世話されたい感。骨抜きにしてくるお姉さん。

1994
年号としては↑と5年の差ですね。
ですが、色合いはそれほど大きな差を感じませんでした。ちゃんと明るい場所でみたら流石に感じたのかしら?
香りに99と比べるとケモノ要素や熟成による雰囲気があがっていて、より右岸的なポイントは増えているように思います。
この毛皮とかっぽさってメルロにチャメシ・インシデントですし、これもまた本質。
ただ、99と比べると明らかにこの要点はマシマシになっていまして、当のワイン会主催も「明確に94と99は造りが違うから、どちらが好きかでワインに対する価値観がわかる」との話(私は99のが好き)
そんなわけで、味わいもまろやかさが減った分、99よりも熟成によるのだろうダシ感や香りからも着ている毛皮要素などがすごく増えています。
それは飲み進める程違いが明瞭になっていまして、99がまろやかで包み込む旨さだとすると、94はより味覚的旨味をグイグイと提案してくる印象。
そのものの味わいのペーストは似ているのですが、多分ブラインドだったら「同じワイナリの年号違い」との認識には至りづらいのではないかな。
全体に赤い果実感など酸も足されてるんですが、それも熟成によるものって気があんまりしないといいますか。
この違いどーしても伝えたいので超雑に言うと、同じ人が作ったカリフォルニアワインとフランスワインって具合なんですヨ。
ただこっちのほうが、まろやかさはなく、もっとグイグイ行く感じ。
ちょうど上のリンクで言えば←のアニラちゃんって具合。お姉さんキャラなんだけど、もっとガツガツした所があるといいますか・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥(コスパで図るものではないが)
まず見つけられるかが疑問ですけどネ!
もしも、貴方がこのワインを見ることが出来たなら、また予算と保持環境が整っているならば、必ず手に入れてほうがいいでしょう。
もちろん、熟成にどうあがいてもなるので壊れワインの可能性も存分にありますから私同様感動出来るかは別です。
が、オーゾンヌとかシャトー・カノンを買う予算を持っているならば、「見る事が出来たら即レジに持っていくべき」ワイン。
あまりに幻のワインすぎて、持っている事がステータスになりえるロストワールド。

というわけで、キュベ・ボンでした。
メルロってこういう次元になり得るよなぁって久々に思わされたワインでした。私の去年最高のワインはクインタレッリと決めたんですけど、多分こっちのが好きだって人いたでしょうネ(っていうか、そういう人のほうが多かったんじゃ・・・?)
まさに幻想の存在。

年号違いをネット上では見かけはしました。私は予算と管理スペースがないから買えないotl

| フランス | 14:36 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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昇格も納得な、サン・テミリオンの秀逸な文学少女系ワイン!格安版が知られすぎているが、本命もなかなか・・・・・・ シャトー・フォジェール(フォージェール)2002

うぇるかむ!
昨日はボルドーの古め(成人式合わせ)でありましたが、せっかくなので最近呑んだボルドー古酒まとめておこうかなぁと思いまして。

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シャトー・フォジェール2002
実はこのワインに関しては当ブログ初登場だったりします。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
このワイナリの格安版に関してははるか前にやってますネ。
っていうか、当ブログ更新3回目がカプ・ド・フォジェールだったみたい。なっつかしー。昔はカプ・ド・フォジェールはしょっちゅう呑んでたしメルロかなり好きでしたねぇ・・・・・・

さておき。今回のものは場所も違ってサンテミリオンであります。
このワイナリ、この頃はまだギゼ家という方々の所有で、彼等ファミリーの尽力によってパーカーたんをして「お買い得な右岸ワイナリ!」と言わしめるに至っていたのです。05年に売却されてからも評価が実は変わっていない(むしろあがってる?)のではありますが、ギゼ家時代の終盤戦が今回の02年かな。
2012年にはサンテミリオン格付けGCCも得ており、そこそこに人気があることは見て取れます。
このギゼ家時代の中頃からミッシェル・ロランとかがプロデュースもしてる右岸となってまして、現在の礎は築いているのではないかと。
この02も「賢い消費者はコレ呑んでおくんやで!」とpp89点ながら、お買い得ワイナリとして推奨してたり。
格安目に右岸ワインが楽しめる、としてカプ・ド・フォジェールのほうが知名度があがっている(値段もあがっている)のですが、こちらのほうが本筋。
しかも02年というギリギリで熟成ワインといえるところ。さて、その実力や如何に?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
まとまりがとっても良い
すごーくつつましやかなワインとなっています。とてもおとなしい。私的にあんまり好きでもない「沈むタイプ」のワインでもあるんですが、しかしこれだけのまとまりがあるのは脅威でしたネ。

jyaEm.jpg
色は透けないクリムゾンレッド。
香りにカシスっぽさが多めにありつつも、熟した印象のダシ感やベーコンのニュアンス。
この辺りはクラシカルだけど、メルロ主体っぽいかなぁと。青臭さとかは出てないのです。
味わいも全体にほんのりと熟した印象で、まろやかさがかなり活きています。
口当たりが丸っこく、スパイス要素がほのかにききつつ、アフターにバラ感なども含んでゆったりとフィニッシュ。
綺麗な熟成だったかな。
強すぎない、まとまりのある質感で、果実要素や花感そのものは控えめですが、同時に刺もなく。
とってつもなく落ち着いているワインであるのですが、嫌味とかは言わない。
要素の一個一個が控えつつも熱意も持っているといいましょうか・・・・・・ちょっと評価しにくいワインではあるんです。
また、かなり落ち着きのあるワインであり、華やかでもなく派手さには欠けます。
が、その静かさがとっても良い。私がこのタイプのワインで良いなと思うのは珍しかったり。静かだけど、それが弱さでないのです。
黒髪ショートな文学系キャラって感じがここからは発せられます。勿論、場所は図書館で!

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥以上?(コストがイマイチわからない)
古酒だから安定した味わいではありませんから、私が呑んだ感覚通りにはほぼいかないでしょう。
しかも、ネット上ではなんとこのワイン

こんな価格だった頃しか見当たらず・・・・・・今だったら3倍くらいかな?大体がして、今のカプ・ド・フォジェールがこんな値段ですから

とはいえ、古酒でもそんなには値段はしないのでしょう。
その上であれば、非常にお買い得!
見つけたらとりあえず確保しておいても、ダメージになる確率が低いように思います。1万円以下のボルドー、としてもなかなかに良いのではないかと。
カプ・ド・フォジェールのほうが出まわりが多く、ワイン通であれば概ね知っているようなワインなものの、案外とこのサン・テミリオンの本筋は見かけなかったりもするので、ワイン通相手にも敢えてこれを提供するのはいいかもと思います。
gcc昇格するだけの実力は、私はあるとこの02年からは感じたなぁ。

というわけで、フォジェールの02でした。
個人的に、実は当ブログ読者の想像以上に思い出深いのがカプ・ド・フォジェールなんですヨ。ワイン呑みたての頃は2000円のカプを買うのにも躊躇したしドキドキしたものです。
そんな初心にまた立ち戻らせてくれたようなワインだったと思います。

所詮はGCCって事なのか、近年ヴィンテージもまぁこの程度に収まってはいます

ちょっと個人的にイメージとも違うんだけど、外観的にはこういう感じ?っていうか改めてルーシー・マルゴーのルッチメルローはホンマルーシーちゃんパクリ同然だったよネ・・・(突然のルーシー・マルゴー話

| フランス | 22:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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来年の成人式にも如何?カルトボルドーの旗手が作る、マイナー地域の優良品古酒。 ロック・ド・カンブ1996

うぇるかむ!
今日はそういえば成人の日だったようで・・・(今の今まで忘れてました)
ということで、そんな年代のワインでの更新です。

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ロック・ド・カンブ1996
あ、改めまして成人の皆さんおめでとう!ゴミのようなダサいゴミ居酒屋カクテルは捨ててワイン呑もうね!!(迫真

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(+♥?)
ラベルそのものはシンプルですね。
いかにもボルドーワインって感じのデザインとなっています。なお、パニエ入りなので裏およびインポーターまではわかりませんでした。

造り手はフランソワ・ミジャヴィル氏。このワインよりもシャトー・テルトル・ロートブッフの造り手として知られている人です。
フランソワ・ミジャヴェルの本懐であるテルトル・ロートブッフはそのクッソ汚い名前(知りたい?なら検索すべし)に反して「ヴァランドローを超えるカルト右岸」「ペトリュスと並ぶシンデレラワイナリ」「 アンリ・ジャイエのような人だ」などの異名を持ちます。
事実、ミジャヴィル氏が関わってからのパーカーたんの評価は明確すぎる程あがるんですネ。それこそ実は提携されると噂される程。

そんな彼が、思いっきりマイナーなコート・ド・ブールに資産目的で1987年に入手したのがこのロック・ド・カンブというワイナリ。
元々のロート・ブッフが好評化なのも手伝って、このドマイナーな地域の筆頭と世間ではかき立てている状態。
っていうか、私、恐らくコート・ド・ブールと表記されてるワインは初めて呑んだ気がします。
結果、マイナー地域のメルロ主体(マルベックなども含む)な右岸クラレットでありながら、一万円前後だったりするワイナリです。
また、某ワインショップの雑誌にしょっちゅう出てる名ソムリエも古酒のお値打ちというとしょっちゅう提供しているワイナリなんだとか。
さて。そんなワイナリの1996年というちょっとした20年モノの古酒。実際問題どうなのでしょうか?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥
ボルドー古酒らしさがしっかりと!
ああ、ボルドーのワインなのだな・・・とシミジミしますネ。
あくまでもボルドータッチの右岸系。それが20年程度でどうなるのかをよく表していますし、その整いが良い。
UkWCf.jpg
色は中心はクリアレッド程度であり、エッジにこそオレンジが見て取れますが年号にしてみれば若い部類でしょう。
香りにカシスと同等にオレンジっぽい要素があり、ミルキーさや青臭さがありません。
古酒としての立ち振舞がしっかりしていて、オレンジ感覚などもありつつ、全体には整いが綺麗です。
味わいは古酒らしさが多く、酸はそこそこ強め。ですが、ダシ感とカシス要素、梅っぽさなども含めて丁寧な仕上がりになっています。
タッチは水っぽさもあり、古酒らしいんですが、雑味は少なく。
この日呑んだ他のワインが濃かったのもあって、全体には薄くも感じられるメルロ主体なものの、その本質にはボルドーの質感と丁寧さが感じられるといっていいでしょう。
所謂シンデレラワインの造り手なので「熟成すんのwww」みたいな方もいるでしょうが、間違いなくこれはしっかりとしかも丁寧に熟成してますネ。
むしろ、ちゃんとしたタフなワインだとすら思います。右岸スタイルの熟成として信用していいと思う。
印象としては、黒タイツのちょっと大人なOL系お姉さんってところかな。アニメ系業界って何故か「30を超えるとオバサン」っていう不問率があるんですけど、その意味でギリギリ28ぐらいでまだ未婚なギリギリお姉さんキャラみたいな。マミさん何十歳シリーズに似る。

コストパフォーマンス(最大10PT)
♥♥♥♥
マイナー地域なのにってのはちょっとある・・・
ドマイナー地域のワインであるにも関わらず「このワイナリのセカンドで5000円」というお得なんだか高いんだかびみょーな価格だったりするワイナリです。
このロック・ド・カンブに関しては安いヴィンテージで8000円程度です。これを「フランソワ・ミジャヴィルだからな!」ですませるべきかどうか。うーん、その意味では当ブログ最高点とはしないかなーみたいな。
しかしながら、品質には確かなモノを感じます。
ボルドーが大好き!という人であれば試しておいて損はないでしょう。プレゼントにはマイナー地域ですし年号に意味を見出さないと向きませんが、ワイン会とかなら「渋くてセンスあるな・・・」と一目置かれうるワインだと思いますヨ。
料理もそこそこに品がいいもののがオススメかな。

というわけで、ロック・ド・カンブ1996でした。
全体にセンスのある右岸系って感じの印象をもつワインでした。
また、恐らく当時は「評論家好みで熟成しないワイン」と周囲からは揶揄されていたに違いありません。
そういうワイナリの今、是非ご体験ください。ワインの熟成とは、いかなるものか・・・体験できる、かもネ!

来年の成人式に如何かしら?
ロック・ド・カンブ [1996]

ロック・ド・カンブ [1996]
価格:11,880円(税込、送料別)


マイナ地域のワインとしては正直高いッス。

熟年の実力者という風格

| フランス | 23:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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昨日は寝過ごしちゃいました~というわけで今後の更新予定~

うぇるかむ!
家でスパークリングワイン開けるとついつい寝過ごしてしまいますネOTL
というわけで、今後の更新予定だけお仕事前にサクッと。

・まず、昨年のワイン会分がまだ全然ですし、更に古酒を呑んだりしたのでそれがしばらく出来そうです。
・そのうえで、南アワインをちょこちょこはさむ
・どこかでカレラの一挙試飲の感想が入ります

そんなであります!乞うご期待~。

これ以外のカレラの最新ヴィンテージもやります
CALERA Pinot Noir Central Coast Cuvee V (Estate…

CALERA Pinot Noir Central Coast Cuvee V (Estate…
価格:3,456円(税込、送料別)


これもやらねば・・・・・・

| 未分類 | 09:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シャトーTS銀座で食べてきた

うぇるかむ!
昨日の更新の通り、案の定帰ってすぐにぶっ倒れてしまいまして、こんな時間までグダグダしてましたとさ。

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というわけで、シャトーTSさんで食べてきましたよという話。

今回は簡単な飲み放題コース(みたいな?)ので、デイリークラスのワイン色々と食べてまいりました。
なので、かなーりサクッとしたアイテムが更新予定に追加されました(迫真)
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この日のメニュー。
さて、それではサクサクッと見ましょうかネ・・・・・・


アミューズ:ポークのリエットとクリスピーコルネバラの香り
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そうそう、こういうのが出ないとガストロノミ的じゃないよネ!
というようなガストロな前菜である。
リエットをこのトンガリコーンの中に小さいフォークで入れつつ食べるという、お肉クレープ系な一皿。
バラを模した周囲の葉っぱや花も食べれます。
食感の違いを楽しみつつ、見た目に派手な小品。
また、この日のうぇるかむ泡がヴァルディヴィエソのロゼだったのですが
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これに感じられる風味と、確実に合わせてあるメニューですネ。
女史会ってのはこういうお店でやろうな!
ただ個人的には黒田ソムリエの店なので、ウェルカムも安くてもシャンパーニュを期待していたのは内緒だ・・・・・・

オードブル:古代米と鮮魚(シャケ)のカルパッチョ。ヴィネグレットとハーブサラダ
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ヴィネグレットの黒い粒はトンブリだったハズ。
サーモンを葉モノ野菜でいただく品で、青みが全体に強い仕上がり。
というわけで、ロワールのSBが出てきました。なるほどなるほどな感じ。
サーモンが厚切りでなかなかジューシー。
こういうの食べてると、刺し身じょうゆで生魚食べたくなくなったりもするなぁ・・・などとしんみり。
非常に綺麗で整った仕上がり。

スープ:人参
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トリュフがサクッと入っています。やったね。
クリーム要素のほうが大きいスープであり、キャロット臭さはほぼ皆無。
上品なポタージュとしての一皿。口当たりのなめらかさがグッド。
トリュフによる付加価値はあんまり感じなかったかも。

メイン:牛肉のローストと多様なスパイシーサラダ
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要するにローストビーフプレートである。サラダがダブってしまった感すごいある。
周囲の粉がカレー粉、マスタードのつけあわせ、真ん中の白いのは半熟玉子。この玉子の絶妙に崩れない具合の火入れがむしろスゴイ。
なんともブリテンな印象を持った皿。細かいスパイスの起き方、卵の存在感、ローストビーフという料理そのものなどなど。
個々のポテンシャルそのものは良いものの、ちょっと物足りなさも個人としては感じたかなー。
ここにきて今ひとつ職人芸を感じられなかったメインな気がしちゃった。
この時はピノタージュ、07年のブルゴーニュ・ルージュ、ギガルのローヌGSMで。

デザート:リュバーブといちごのヴェリーヌ。エルダーフラワーのグラスを添えて
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デザートってなんかついついサクッと食ってしまうよな!(ということで、一口食べてから写真とってしまった猛省せよ)
この頃には大分酔ってて(いっつもそうだな)いちごパフェ!パフェ!ってペロリと。

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フレンチ定番のオマケは綿飴でした。ザラメが残ってない見事な綿飴である。

というわけで、シャトーTSの感想でありました。
せっかくの黒田ソムリエなので、泡のテクニックをもっと見れば良かったかなぁと思いつつ。
また、このお店かなりワインの注ぐ量多い気がしました(飲み放題メニューだから?大体どれも100㍉あった気がする)。
銀座の駅近くでカジュアルな格好で入れてこれだけガストロノミーなら満足度あるよなってお店。
多分予約は必要だろうと思うので、電話を忘れずに。

・・・・・・ってなわけで、ここで呑んだカジュアルワインも今後更新内容に加えつつ、今日もこれからワインを飲みに行くのであった・・・・・・

コレ(ドラマ版)の監修者がここのスーソムリエなんよ
神の雫 [ 亀梨和也 ]

神の雫 [ 亀梨和也 ]
価格:13,187円(税込、送料込)


で、その黒田ソムリエはこれを「全部」持っているらしい。しかもアーティストラベルはサイン入り。マジかそれはワイン展よりスゴイんじゃ・・・・・・

| コラム | 15:52 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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マジンガーZ!みたいな超合金の重たいボトルのジンファンデルだゼッと。 ゼット・ポッジョ・レ・ヴォルピ2014

うぇるかむ!
ここ最近レアアイテム続きになっているので、今日は比較的ラフに買えて奇抜な柄のアイテムを。

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ゼット・イタリアンジンファンデル・ポッジョ・レ・ヴォルピ2014
ゼェーーーット(cv:水木一郎)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
ジャケ買いだぜぇぇーーーット
もうそんな感じってことで一つ終わりにしたいぐらいなんですが、さすがにもうちょい書くゼット。
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これ、おかしいなって思う人はとっくに思ってますよね。

なにがって、これ「プーリア産」の「ジンファンデル名義」です。
イタリアであれば「プリミティーヴォ」と皆名乗っている品種であり、「ジンファンデル」というのはアメリカなのです。
ピノノワールとシュペートブルグンダーみたいな「国で名義違い」の典型例ですネ(ソムリエ試験出る系のあれナ)
造り手はメルジェ家が経営し、リッカルド・コッタレラがコンサルトをしているポッジョ・レ・ヴォルピ。
ラッツィオ、カンパーニャ、プーリアなどで手広くやっているワイナリで、立場的にはアンティノリ社やファルネーゼ社に近いかも。

このワインだったら見たことある人も多いのじゃないかしら?
そんなワイナリなのですが、価格帯も手広く展開しており、今回のZはマイナーめな2000円前後のレンジ。
普通にプリミティーヴォを数多く手がけているワイナリなのですが、なぜかこれは「ジンファンデル名乗り」であります。
そんなわけでちょっと風変わりなラベル。そして、ボトルが異様に重たかったりする「なんか色々怪しい感じ」のプロデュースが外側は施されているワケです。
さて。そのお味とは・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
アメリカンだゼェェェット!
とってもアメリカーナな味わいとなっています。あーなるほど、確かにジンファンデル。
ようするに徹底的に「カリフォルニアのジンファンデル」をパロッた作品であり、そのために「ボトルも重たい」と。大手にしてはなかなかジョークセンスあるゼット。

色はギリギリ透ける程度の赤紫。紫濃度は強めですが意外と黒すぎないかな。
香りの構成はとってもシンプルに、チェリーのジャムにミルクチョコという具合。どストレートに甘い香り。
日数がたつほどミルクチョコ要素は増える模様。
味わいもほぼほぼ香りどおりにチェリー缶やプラムジャムなどをミックスした果実タッチの後にミルクチョコがガツンと。
果実系で周りをコーティングしてる感じで、一発噛むとモワッとカカオっぽさが広がる。
またはほうじ茶っぽいイメージ。
そんな感じの、ちょっと変わったタイプのチョコ菓子かな。
品はあんまりなく、菓子としてはそれこそ「大手メーカーの変わり種新作!」ってな具合。
甘さの部分が長めに残るフィニッシュで、そこそこシロップ感がありちょっとくどいかな。
それなりに全体にまとめてはあるものの、極々個人的に実はジンファンデル系のこうした「どこか曖昧な仕上がり」がちょっと苦手でして・・・・・・そういう人には向いてないワイン。
それぐらい、アメリカンジンファンデルをしているんだなぁって事はわかります。
アニメや漫画に例えると、ちょうどぴったりマジンガーZ、それも最初の水木一郎がOP歌ってたあの元祖マジンガーZ感。最近の暑くなってリニューアルした感じではなく「こ~いつでとぉどめだ~ロケットパーンチ」とか間延びしながら言ってるあの。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
2000円ちょいのお肉向けワイン、という意味では結構秀逸だとは思います。
ターゲットはよく捉えている感じでスーパーロボットな一話完結やったぜブイブイ!なワイン。
あくまでもお家向けデイリーワインで、しかも牛肉向けな一時期はやらせようとしていた「肉専用ワイン」といえましょう。
プレゼント向けではありません。ブラインドティスティングのひっかけ問題にはなるかも?

というわけで、ポッジョ・レ・ヴォルピのZでしたぜっと。
ここまで如何にもって感じに作ってるのが面白い一品ではあります。
買って帰るときはやっすいアメリカ牛ステーキと一緒にネ!

ゼェェェェーーーーーット

なんかこれネタにしないといけない気がすっごくしたんです

でも私はゼットンのほうが好き。

| イタリア | 23:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サンタイネズのスーパーグロワーのトップレンジのしかもちょい古酒!カリフォルニアマニア必飲級のデータ揃いのステーキが最高なワイン。 ストルプマン・ヴィンヤード・ヒルトップス2007

うぇるかむ!
カルトワイナリ、といえば本場はやはりアメリカ。その中でもセントラルコーストのカルトを支えてきた畑・・・・・・そしてその、元詰版がこちらです。

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ストルプマン・ヴィンヤード・ヒルトップス2007
もうみんなとっくに試してるかもしれませんネ・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルそのものは黒ベースに金となかなかカッコイイ仕上がり。
実は実は当ブログ二年前にここのエステート版で更新してはいます
今回は同ワイナリのグレードアップ版っていうかフラッグシップポジションの最上区画版ですネ。
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裏も特筆点はないかも?

というわけで、「元SQNのブドウ供給元」「イネズの畑における筆頭候補のひとつ」として知られるストルプマンヴィンヤード。
それをイタリアのアンティノリ系の担当者だったアルベルト・アントニーニとオーハイやレッドカーなどで知られるサシ・ムアマンがタッグで調整しているというのがこの元詰シリーズ。
これって改めてすごい事だったりします。イタリアで仕込んでた男と地元セントラルコーストでブイブイ言わせてる造り手・・・・・・異色です。
PPは94点。パーカーたん直々に「クラシカルなイネズのシラースタイルで、めっちゃロティっぽい!いいゾ~コレ~」と意気揚々としています(後に書きますが、このワインの評は流石パーカーたんって感じします)
さて、そんなワインですが本当に実力があるのかというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ほんとロティっぽい
イネズのシラーって比較的エルミタージュに近い「エレガントな」シラーであるパターンが多いのですが、ここに感じるのはギガルを始めとする「スパイスと重厚さにあふれるパワーのシラー」です。濃厚。
いや、この感想は別にパーカーたんを見たから感じたのではなく、今回は一本飲みきってからパーカー評をみたのです私。
あのコーラで育った弁護士オジサンほんとスゴイなぁと改めて思う。

色は透けないガーネットで黒くはないのですがそれはそれは濃厚。底の方はかなり檻も。
香りにプルーンやプラムの紫果実のジャム、それとスパイスというシラーの基本に忠実な感覚。
スパイス部分が大きくて、シナモンやすりたての黒胡椒などなど、多義にわたるスパイス。
それでいて、味わいはド迫力ながら熟成分も多少出ています。
口当たりはかなり重たく、ジャミーな果実にココアとスパイスがふんだんにあふれ、チョコレートケーキ的な雰囲気が強いかな。
どの要素も非常に強くて(敢えて言えば酸が低いか)タニックさなども強烈。
だから当然のようにアフターも長く濃厚にガトーショコラが続くわけです。
イネズのシラーは先にも書きましたがSQNをはじめとし、タンタラなりクペなり・・・・・・有名どころはここまで濃いシラーというよりはもっとナチュラルで綺麗さがあるものですが、このストルプマンに関してはステーキ的なジューシーさで押し切ってくる感じが高いです。
とはいえ、これだけオラオラと神撃してくるのに、それで終わらずにちょこっと和物っぽいダシ感が多少のってくるあたりもグッド。
甘さのバリエーションが良いといいますか。
昔から言われる「アメリカーンなシラー」のお手本といいますか最高峰な感覚なのがこのワインかな。
まさにボンッキュッボーーーーンッ!ヤッハーーーーーー!!みたいな超パワフルワイン。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
最高峰シラーとしては安い
1万円アンダーで買える、という観点からみるとなんだかとっても安くて嬉しくなる感じです。
明らかに最高峰シラーに踏み込んでおり、醸造家の実力も感じさせつつ万を超えないというのはとてもイイ・・・・・・
黒いラベルに格好良さを見いだせるならば、プレゼントにもいいでしょう。比較的マニアックな年号(優良ヴィンテージです)と地域ではあるので、ワイン通向けかなとも思います。
同時に、あんまりワインに詳しくない人よりも、ある程度知っている人同士でのワイン会向けでもあるかしら。
是非肉厚な牛肉でガブガブしてください。

というわけで、ストルプマンよりヒルトップス2007でした。
SQN供給元なのもあって昔から推しのワイナリなのですが、売っている場所などは限られていてあんまり入手出来ない点に関しては難点かなー。
イネズという地域らしさよりも、シラーのらしさが光る逸品。

この年号のカリフォルニアシラーという点でも買いです。

最大火力でつっきるワ!

| アメリカ | 23:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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カジュアルな自然派日本ワインとしての良さ!四恩醸造所・ローズ白&橙2015

うぇるかむ!
日本ワインに対してやたら冷たい当ブログですが、その中では珍しく高評価なワイナリのコレらを呑みくらべしてみました。

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四恩醸造所・ローズ白&橙2015
去年当ブログのデイリーベストにも名を連ねた珍しい日本ワイナリです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的には+♥)
造り手に関しては以前の通りっていうかググれって感じ
なので、敢えてというかもう詳細は省きます。
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両方共スクリュー。ただカラーは別々になってたり。

橙のほうが甲州、白のほうがデラウェア。
新種的ポジションのローズシリーズで、どちらもハーフサイズです。
さて。早速どんなものか書いてゆきましょう。

香り・味わい(最大10PT)
橙:♥♥♥♥♥♥(自然派好きなら+♥)
白:♥♥♥♥♥(同上+♥)
なんとも自然派な味わいと曖昧な不思議さ
言い切ってカジュアルな自然派系であり、共通して日本酒っぽさやチューインガム的な駄菓子っぽさ、すだちのような青さがあります。
高級感は全くありません。なのですが、雰囲気の捉え方というか「分をわきまえて作ってる」感じはあってじゃぶじゃぶ呑んでしまう。
おかげさまで寝落ちて更新途中になってましたね恥ずかし・・・・・・

橙2015
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使ってるのは甲州100%らしい。
色はほぼ透明ながら濁っていて少しオレンジ。
香りに異様にバナナ感があり、何だか無濾過原酒の日本酒みたいな感覚です。
トロピカル要素の多さ、ライスミルクっぽい雰囲気が特に。
多少日本梨っぽさもありますが、他の南国果実感のほうが強く。
味わいは意外とアルコール度数や香りの割にトロミがあり、ベースはほぼ香りそのまま。
トロピカルフルーツ各種、特にバナナっぽさ、それもチューイングガムなどのような駄菓子感。
多少のダシっぽさがありつつ、アフターに少し青っぽいライムガムやすだちっぽさで〆。
案外と温度があがってくると、何故かベーコンっぽさが出るのがいいですね。
口当たりと味わいの感覚がいい意味で浮いていて、以前呑んだ「ユーフロリア2014(リースリングの混成)」や和泉屋やダイヤモンズやヴィナイオータの一部自然派に感覚は近い。
旨いような、旨くないような。
ただ、自然派系のチューイングガムっぽいタイプの中では好ましい出来。

白2015
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こっちはデラウェア100%。ただでさえあんまり出回ってないのですが、この白は更に数が少ない模様。甲州のが人気ありそうなのにネ?
色はやはり薄めですが濁っていて、少し黄緑系。
香りにこちらは青りんごのチューイングガムっぽさが強くあります。そこに何故か牛乳って感じ。
味わいにもそうした青要素が強くあり、青りんごと日本無しにやはりすだち。
橙と比較するとこちらのほうがシンプルで、トロピカルフルーツ感が大分減った分、味わいの道筋はわかりやすいかな。
最後までそうした青い(青緑っていう方がわかりいいかしら)果実のタッチが最後まで一貫してあります。
ワインの果実要素の構成としては、ガルガーネガ(ソアヴェ)に近いのかも。
お米要素も純米大吟醸みたいな感覚。温度をさげると如実にそのキリッとした日本酒っぽさが上がります。

どちらも同じ作り手っぽさはありつつ、ちょっとパターンが違うかなと思わせる内容で好みはわかれるでしょうね。
私は今回は橙のがオススメです。いや、私、日本酒も無濾過原酒とか袋吊りが好きなモノで・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(買えれば)
四恩が優れているのは、ラベルと値段です
これ、ハーフボトルで900円ぐらい。つまりフルボトルで1800円ちょいで買える自然派系日本ワインというワケ。
超低価格。他の日本ワイナリにも大いに見習っていただきたいどころか、自然派の一部ワイナリの似たタイプのワインと較べても安い(このタイプの味でもフル3500円ぐらいするんですヨ)。
それでいて並べてテーブルに置いた時に油絵が雰囲気を作ってもくれる。
日本ワイナリの中で今のところ唯一人気が殺到してレアアイテムになっているのが理解出来るワインかも・・・・・・
(テーブルウェアって側面が強いのでレア度高すぎるのは問題ではあるのですが)
この値段でプレゼントに使えなくもないのですが一点注意が必要なのは
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濁りはハッキリしていて、底にたまってたりするのでそういうのに理解がある人に進呈してネ。

というわけで、四恩醸造よりローズ2015の橙と白でした。
苦労して手に入れることになりがちな点だけは問題ですが、そうでなかったらまた橙は買ってたまーに飲みたいような感じ。
そういう何気なさとラベルのカルト系要素の結実。これには日本ワイン非応援気味な当ブログでも、いいネ!という他ないワケ。
この価格というのは、本当他の各位も見習って欲しいなぁ・・・・・・

橙だけはまだネットショップでも買える・・・のかな?

今度アニメもやるんだってネ?
だがしかし 1巻

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価格:463円(税込、送料別)

| 日本 | 23:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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スタンダードなシラーズの実力を低価格で。 ジョーダン・ブラッドゲイト・シラーズ2011

うぇるかむ!
昨日は南アフリカでしたし、今日もそれならと呑んだものの中から安めなモノを・・・・・・

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ジョーダン・ブラッドゲイト・シラーズ2011
如何にも低価格帯らしいっしょ?

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
いかにもーなちょっと安めチックなラベルなのは、名前の派手な雰囲気に比べると残念かなーなんて思ってしまいます。

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裏も比較的普通。

造り手は以前紹介しました、ジョーダンワイナリ
その更に格安ワインシリーズが今回のブラッドゲイトシリーズ。
本家ジョーダンがそもそも格安でフラッグシップも6000円ぐらいなのですが、いくつかこのワイナリは「レンジごとのシリーズ」を打ち出しているようで、比較的安値のシリーズがこれかな。
日本への流通はこの2011年の前がどうやら2008年だったようで、昨今の南アフリカのブームの中で再入荷がかかったような感じかな。
というわけで、多分ブリテン向けの輸出が多いだろうワインだと思うのですが、その実力は如何に?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
やっぱりこのワイナリ、アメリカーンな感性だなぁ
比較的ブリテン寄りの個性(酸味が比較的高く玄人ウケっぽいスタイル)を多く持つ南アフリカですが、このワインもそんな要素をそなえつつもやっぱりどこかアメリカライクなミルキーさをもっています。

色は比較的強めのバイオレット。
香りには紫果実が主体的であり、そこに胡椒中心のスパイスっぽさがあるという「とてもらしい」シラーズのタッチです。
多少シロップっぽさはありつつ、それなりのパワーはありそうなタッチ。というか、安いシラーズらしいっちゃーらしいかな。
味わいも同様に、紫の果実が数種類ぼんやりと浮かびつつ少しのスパイスを備えた形。
ただ、この時に香りよりもチャチな感じはなく、口当たりは結構ミルキーめでなめらかななのが特徴です。
果実要素の複雑さやその他の官能があるか、というと割りと薄いのですが、ただ口当たりやミルクっぽさがあって案外とチープにはなっていない。
香りまではカリフォルニア低価格やシラーズ低価格とちょっと似てて甘ダルい系かなぁと思いつつ、飲みくちはもっと整っているワケ。
果実部分に酸味もそこそこ備えていますし、全体にシンプルすぎるけれども、かといってマイナス要素が見当たらないという。
つまり、平均値の低価格シラーとしてはそつなくこなしている。刺なく速やかな印象。
ある意味では面白みはないんですけれども、低価格のワインにおける「マイナス要素」が目立たずにスタンダードに「シラーズとしてどうか」を見るに値する最低基準値は全てチェック済み。
このあたり、なーんかアメリカンなんですよ。しっかりこなしているというか、お客様に仕えてますーってところ。
ファミレスといいますか、高級でないご家族でできればキャッキャと騒いでいいようなレストラン感覚がこのワインにはあります。
ロイヤルホストみたいな?
漫画だとWORKING!!ってそんなようなレストランだったと思うんですけどああいうお店で飲めたら嬉しい。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(個人的には+♥)
なんでネットショップはどこも仕入れてないのだろう?
悪くないワインだと思うのですけれども、どうやらネットでは販売がかなり限られているようで。
っていうか、私が買った恵比寿ワインパーティさん以外で見かけないぐらいかも知れぬ・・・・・・
価格としては2000円前後といったところで、その中では品質は中域だと思います。
ただ、このそつなくこなしている具合のシラーって意外と低価格で見受けられないんですよね。ローヌとかがだいたいタニックすぎたり、オーストラリアやアメリカだと甘すぎたりするなかでは、程よく収められている。そこは評価したいって感じ。
また、案外値段が変わらない上位ジョーダンシリーズと比べた時には正直見劣りしちゃう。そしてワインマニア的にみるとそれならばジョーダンシリーズのほうがオススメしうる・・・・・・とは思うけど、これも悪くはないんだよネー。
一本ぐらい試すにはいい感じだと思うので、テーブルワインのラインナップに是非加えてみてください。
プレゼントなどには全く向かない、あくまでもカジュアルを追求した一品。

というわけで、ジョーダンのブラッドゲートシリーズよりシラー2011でした。
すごーく評価しづらい部類のワインではあると思うのですが、「どっちかというと良い」側の立場で書いています。
シラーって意外と低価格で良いワインを見つけづらいワインだったりして、悩ましいモノなのですが、その意味では大分合格なワインといのがコレ。
シラーズ入門にもちょうど良さそうな、程よいワインです。

なーぜか楽天では全く目にしないワイン。なぜだ。

のんびり見たい感じ

| 南アフリカ | 22:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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モンラッシェじゃないか!と叫ばずにいられない南アフリカ最強クラスのシャルドネ!! クリスタルム・ジ・アグネス・シャルドネ2014

うぇるかむ!
去年のワインライキングを発表しておきながら、まだ消化していないものが幾つかあるので、今日はそのうちのひとつを・・・・・・

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クリスタルム・ジ・アグネス・シャルドネ2014
来いよアグネス!武器なんか捨ててかかってこい!!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
ラベルそのものはシンプル。なんですが、どうやら今回サインボトル手に入れたっぽいのですよね(お店の人に聞いたら「いや、うちは銀色だから違います・・・」なんて言われたけど、多分これたまたまサイン入ってるんだと思う)

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裏もドシンプル。この辺りはもうちょっと遊んで欲しいなぁ。

造り手はアラン兄弟という二人の豪傑。
彼らは同地のワイナリの息子なんですが「世界を革命する力をッ!」と、独立して2007年にワイナリを立ち上げます。
07年・・・・・・うーむ、めちゃくちゃ若いです。
テクニカルデータを見ても、この地域では多い「買い付けブドウによる醸造」ですし、「天然酵母とフレンチオーク」という基本パターン。
なのですが、イギリス系のライターが尽く絶賛。ジャンシスおばさんは「今年の素晴らしいワイナリのひとつ!」と絶叫しますし、ティム・アトキンmw兄貴もサクッと南ア一級ワインに認定。
特にピノで評価をあげているみたいなのですが、今回はシャルドネのマルチヴィンヤード版です。
さて、イギリス人たちをうならせる新進気鋭とは如何なものか?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(塩っぽいの好きなら+♥)
モンラッシェ!!!!!
あ、これ、モンラッシェ。そう一撃で思う感じ。
正確には若いモンラッシェ。シャブリともちょっと違った濃い口と塩っけ(ミネラル感)、あの感覚が間違いなくあるのです。

色はなかなか若い割にゴールド感が多めだったりします。
香りには若いからかバニラ感もありますが、かなりレモンのような酸味が多くあります。
味わいはまずアタックの塩っぽさが、特徴的。
なめらかな口当たりながら、しょっぱいぐらいのピンク岩塩。そのツンツンした印象に一見見えますが、柑橘のフレーバーが品が良く甘味も提供してくれています。
ボルディエバターのようなミルキーなタッチ、ちょっとだけケモノっぽい毛皮感が少し、その間もずっと塩っぽさは継続しつづけ、長いフィニッシュ。
コーンっぽい要素なども奥の方に感じられ、果実も強くそうした部分を見ると新世界ワインかな?とも見えるんですが・・・・・・それを覆うように擬似モンラッシェな清涼感のある塩ミネラルっぷりが秀逸なのです。
また、そういうワインなので結構日持ちが良いです。事実、ほんの一杯分だけ残して今の常温で蓋だけして実は今日改めて呑んでみたのですが(10日ぐらい?)マイルドさが増しつつ更に整いも良くなっていて完全に「超熟も予感させる」代物でした。
これは果実、醸造の両方が優れている確たる証拠。
ケモミミが生えたちょっとツンなファンタジーキャラとの一日を連想させうる逸品。最近だとグランブルーファンタジーのフェリちゃんが私のイメージ。ツンなように見えて意外と狼狽えやすく、品よくかわいいのである。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
見かけたら迷わず購入するべきワインのひとつ
このワイン、私は「白や泡のワイン総合」でランクインさせましたが、価格に驚いて欲しい。
4000円あるとお釣りがくる。ワォ!
そんな価格でモンラッシェ以上のモンラッシェが味わえると思っていただいてok。
流石にラベルを見ながらだと「シンクさん、大声出しすぎだろwwww」と笑われるかと思うのですが、是非ブラインドティスティングをしてみてください。
通を名乗る人ほど率先して「これはモンラッシェ!」とドヤ顔をかましてくれるからネ。

というわけで、クリスタルムのアグネス2014でした。
私個人の感覚としては、多くのブルゴーニュ(赤白両方)はこれまた多くの他国の同品種に大きく差をつけられているのでは?なんて大仰に思うこと数知れずなんですけどここまでハッキリと「モンラッシェに似ている」と思わされるのも珍しい気がしています。
これぞ南アフリカ。ブリテン人は10年は早くコレを開拓したというのだから恐ろしい事ですナ・・・・・・

去年は買えたように思ったんですけど、今はネットショップはどこも売り切れてるみたいですネ・・・残念。

フェリちゃんを舌で感じろ!

| 南アフリカ | 23:04 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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新年っぽい絵柄の本格派ネッビオーロ。そのお得なバローロ感! ロエロ・ロッソ・マッテオ・コレッジア2011

うぇるかむ!
新年になり、いつも甘口ワインを開けているのですがやっぱり赤ワインもいいよねってことで、こんなワインも同時に呑みました。

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ロエロ・ロッソ・マッテオ・コレッジア2011
なんか日の出っぽいでしょ?

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的には+♥)
ラベルはものすごーくイタリアっぽいカジュアルなタッチ。雰囲気がモロにイタリアって思いますよねコレ。割りと素朴かつカジュアルっぽくて好ましい感じ。
今回は最近書いてるワイン会編の主催者の方のオススメで購入。
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裏もさり気なく可愛いのが印象イイッす。

造り手の大本であるマッテオ・コレッジア氏は元々はブドウ供給元としてロエロでワインを作っていた人。
要するに、ランゲ・ネッビオーロのワインとしてグロワー(畑仕事人)をしていた人でした。
が、1987年にロベルト・ヴォエルツィオが「君ィ・・・供給人じゃなくて自分で売ったらめっちゃ売れるブドウやでこれェ・・・・・・!」とそそのかされて自家詰めをはじめます。

その後、エリオ・アルターレの助言を得ながら、

ワイン造りをせっせと行い、なんとロエロ地区のワインを「ロエロdocg」というイタリア格付けにまで至らせます。
これって結構すごいことで、イタリアワインでも「docgから脱退する人」は数あれど「docgに昇格させた人」はそんなにはいません。
ロエロの代表生産者といえば、このワイナリな訳。林茂氏もそう書いてる。
しかしながら、当のマッテオ氏、2001年に開墾作業中に不慮の事故で亡くなってしまいます。
で、その後は彼の奥さんとラ・スピネッタのジョルジョ・リヴェッティが経営する形に。

まぁ、こんな具合に著名人が関わりつつ続けられているロエロという地区の代表選手・・・・・・のカジュアルラインが今回のワインです。
複数畑版といったところながら、しかしネッビオーロ100%。
かなりマイナー地域といっていいと思いますが果たしてその実力は・・・・・・?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
かなりしっかりとネッビ、してます
ネッビオーロといえば個人的にはバラのドライフラワー!って感じなんですけれども、その要素を見事にやりつつ、しかもそれでいて酸がドぎつすぎたりはせずにしなやかなタッチ。

色はクリアめなガーネット。
香りそのものはそれほど大きくはありませんが、ドライフラワーっぽさは豊富。
個人的にネッビオーロって花の要素が多いほうが好きなのですが、このタッチはまさにバローロ的とも見れなくもない感じ・・・・・・
とはいえ、少し塩っぽさなども多く、赤果実と紫果実のタッチなどはまだある形。
味わいもまさにネッビオーロの良さを良く集めていて、酸が高く存在しそれを花の香りで品良く呑ませてくれるタイプ。
しかしながら、若いバローロとは違って暗みがなく、軽やかなのは特徴でしょうか。
全体に酸が多めにありつつも、華やかさとボディそのもののダレない軽さが手伝って結構飲みやすい。
ドライフラワー要素が非常に気品が良く、そこそこの熟成感すら思わせる程。
濃すぎたりタニックすぎたりしない程よいネッビオーロとして、これかなり和物と合うワインなのでは?
ランゲ・ネッビオーロと較べても紫系果実の要素よりも赤い果実の感覚が出ているのがそう感じさせます。
かなりマダームなワインです。大人の魅力な感じがするワインであり、アニメの品のいいお母さんキャラの域をこの年号かつテーブル価格で味わえるというのがいいですネ。
個人的にはグラブルのレナさんとかこういう人だと思ってるんだけど・・・・・・って、わかる人のほうが少ないか・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥(ネッビオーロ好きなら+♥)
これぞネッビオーロって気分をこの価格で!
2500円というテーブル価格にて、これだけのネッビオーロを味わえるというのが魅力でしょう。
本家バローロ周辺と比べると案外と味わいの方向性に違いも感じますが、しかしこのワイン、名もないバローロよりも遥かにネッビオーロの質を捉えているように感じます。
ラベルのタッチ的に、基本的にはテーブルワインといえるでしょう。
サクッとこれをお家に持っていて、イタリア料理と合わせられたら通だと言われて間違いありません。
ブラインドティスティングでは「ロエロ」がマイナーなのでそこまで正答する人は少ないもののネッビオーロとまでは当て、かつ倍値以上の解答を出す人は多いかも・・・・・・

というわけで、マッテオ・コレッジアのロエロ・ロッソ2011でした。
ネッビオーロで良いもの、となるとバローロを敢えて外すという人もいると聴きますがその方針に納得も行くのがこういうワイン。
地区を押し上げるだけの引力を持ち続けている、というのはいいことですネ。

本数も結構多い模様。ネッビオーロ入門にも悪くないかな。

川島瑞樹とかもこんなキャラかもしれん。ちゃんとした実力者って感じ。

| イタリア | 22:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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去年に思いを馳せつつ、パロディを。 ゴート・ロティ2010

うぇるかむ!
新年一発目の更新は、まぁ去年暮に時間があればやりたかったんですが、すっかり忘れてたので未年っぽい感じのワインをと。

AfTnV.jpg
ゴート・ロティ2010
ってヤギやないかい!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(ラベル的に+♥♥)
上のがやりたかったんです。以上。
さて。
そんなわけで以前紹介したフェアヴューの格上版になります。
なんだかんだ、前呑んだ時から大分時間が立っちゃったものであります・・・・・・
zm8le.jpg
裏もまだゴーツ・ドゥ・ローム名義。

そんなわけで、詳細は以前の記事で読んでいただければと思います。
今回のは「コート・ロティ」のパロディ。つまりより畑を絞りブレンディングもシラー98%にヴィオニエちょっとという具合。
では、やはりちゃんとロティしているのでしょうか?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
流石にロティって感じではないけど・・・
しかしながら、やはりローヌワイン風は整っているし、何よりなんか思ったよりも安っぽくないというのがイイ。

色は赤紫で透けず、結構濃い目のカラーリング。
香りは割りと果実感が多めにあって、案外とスパイスはうっすり。
ただ、ちょっと山椒っぽかったりほのかに白いフルーツを感じ、また紫果実感は全体に強く出ているのもなかなかです。
味わいもまず驚くのは「割りとキレイメなシラーだ」と思わせてくれること。
口当たりが結構まろやかで尖ってないのです。
紫果実のソースにほのかにスパイスという香りからストレート。
果実のソース要素がハッキリとしており、それでいてタニックすぎたり砂糖っぽすぎたりはなく、程よいバランスは保たれているといえるでしょう。
ギリッギリでシロップ感を感じさせずに果物の甘さかなって感じる具合。これって格安ワインだとなかなか優秀って事なんです。
全体の味わいそのものに複雑さはないのですが、物凄くシンプルに
「紫果実とスパイス、少しだけ白ブドウっぽい甘みがのる」
というロティの正確そのものは確かに表していてパロディ出来ています(しかしロティの優秀品に比べると劣りますが・・・・・・)
その昔「親指スターウォーズ」なるものがあったような気がしますが、そんな具合のコメディ。
チープさながら、なんか技術がスゴイような気がする、そんなパロディの品になっています。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
2000円アンダーでガバガバ呑むならいい感じ
1000円近いゴート・デュ・ローム版のほうがコスパで言えばオススメであったりしますが、ブレンディングの違い(あっちはグルナッシュとか結構はいってる)もあり、ちゃんとそれっぽいパロディがなされている点ではこちらも評価を下げるには至りません。
ローム版も価格の割にチープにならなかったものですが、これもそこはクリアし、よりローヌの地域のスタイルをパロってる具合は秀逸。
皮肉な話、ローヌのワインでないこれらパロディワインで「ローヌの傾向を考える」事が出来うるという。
ロティやエルミタージュで探したら5000円以下はない訳ですから、わかりよいサンプルとしてならいいのではないかと。
あくまでもテーブル向けのカジュアルなワイン。プレゼントにはほぼ向きません(パロディな事をよっぽど強調するとか?)
これが特にいいのは、ケース買い向けでありつつも比較的料理との合わせも考えやすそうなところでしょうか。
決してテーブルワインの域を出ないのに、ヘタに本場ロティよりも日頃使うなら良いかもしれない。そういう立ち位置こそこのワイン。

というわけで、フェアヴューよりゴート・ロティ2010でした。
南アフリカブームのはるか前から「ローヌのパロディだけで品質がいい」で売れていたこのワイナリ。
再度呑んでみて思ったのは、ちゃんとパロディ元の感覚までは見いだせているという点。それがローヌ全体からロティというに至っても「ま、コスプレってならいいんでない?」ぐらいにまで、この価格で落とし込めている事が私は評価したい。
改めて2015年の総括、「南アフリカはスゴイ」を感じうるのでした・・・・・・

ゴーツ・ドゥ・ローム版と較べてっていうのは面白い体験になることでしょう


あくまでもパロディってことで

| 南アフリカ | 23:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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新年あけまして!!

新年あけましてうぇるかむございます!!!!

今年もよろしくお願いいたします~。

本年も、ワインに気合!入れて!行きます!!

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