オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2015年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年01月

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明けますネ~2015も一年ありがとうございました~

うぇるかむ!
2015年の更新はひとまず昨日のベスト発表でおーしまい!
来年もよろしくお願いしますネ!!

~来年の予定~

・やるやる詐欺してる初心者向けの何かをやりたい
・しかし年明けはまだワイン会のも残ってるし2015年のベストにいれてるのすら更新出来てないものがあるのでそれらをまずは大掃除(年明けてからかヨ!
・引き続き南アフリカのワインは多く更新がありそうです。
・新年のワイン?私は必ずデザートワインを年明けすぐに開くことにしてます。

というわけで、良いお年を~~

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ベスト・オブ・2015! ~円卓の12ワイン~ 

うぇるかむ!

というわけで、今年もやりますベスト12!去年と同じく円卓の騎士っぽく12本選びマス。
続々と周囲が「今年のベストワインを発表」するなか、遅ればせながらチョイスしました。
今年は白も増やして
・最高にグレートな赤ワイン(無差別級)
・白&泡&ロゼ&オレンジ他(無差別級)
・コストパーフォーマンスをびんびん感じたワイン(5000円アンダー部門)
の3コーナーにしようかと。これでワインレポートさん辺りで取り上げられてもおかしくなくなったな(突然のドヤ顔
では早速じゃぶじゃぶやろう!

*あくまでも当ブログの評価です。味の絶対保証は誰にも出来ないことを肝に命じて!
*同じワイナリは賞がかぶりません。赤で席とってるワイナリは白やデイリーには乗せない形に形にしています。
*また、ヴィンテージや状況の違いでワインの味は変わります。その事もよく加味くだされ。
*当ブログでまだ未紹介のものやもう販売されていないものもあるかと思います。ご了承を。

~赫奕たる12本赤編~

・第12席
ラ・リオハ・アルタ・グランレゼルヴァ904(2001ヴィンテージ)


現在の懐古的スパニッシュブームを、別にブームを関係なくやっているこちらを12位に。
クネがスペクテイターで世界一をとっていらい、日本でも見られるようになった・・・・・・というには案外と勢いが無いネオ古典スパニッシュですが、確かに味わいの表情はちょっと古酒的要素が艶やかで美味しいんですよね。

・第11席
シャトー・ポンテ・カネ2010

シャトー・ポンテ・カネ [2010] 750ML

シャトー・ポンテ・カネ [2010] 750ML
価格:25,812円(税込、送料別)


パーカーたん100点もとっちゃったボルドー5級。この凄まじい実力たるやなんと「今でも十分に若ボルドーとして呑める」点があげられます。
それでいて熟成もするだろう感覚はもち、現代ボルドーの最高峰として確実に君臨している一本です。
これから他のワイナリもこうした傾向になっていくのか?その魁としても注目度が高く、ここに座します。

・第10席
レイル・ヴィンヤーズ・ジョン・ダニエル・キュヴェ2012


これまたPP100点なカリフォルニア正統イングルヌック後継者。
今年もナパカベはかなり色々呑み、古酒も含め悩むところもありましたがその伝統の重たさ分これを入れることとしました(なおこれ以降ナパカベないので今年のベストナパが私はコレ)
その味わいはまさにナパの歴史。ニューワイナリーにないもうひとつ上の「何か」を思わせてくれるナパカベです。

・第9席
ラール・ワインズ・レッド2013


南アフリカの珠玉なシラーグルナッシュ!デイリー価格の方に入れようか迷いましたが品質レベルが極めて良いのでここに。
名探偵コナンの「東の工藤西の服部」が如くフランスはローヌでは「北のエルミタージュ南のヌフパフ」っていうのが王道。
で、このワインの立場はどこかというと「ステレンのブーケンハーツスワートランドのラール」っつぅこっちゃ(cv:服部平次)
完全にヌフパフを凌駕する一級品。そりゃジャンシスおばさんもティムニキも万歳三唱する訳ですヨ。

・第8席
ポール・ラトー(マチネ、ランスロット他)



今年はカリフォルニアピノもかなーり悩まされましたが、その中でトップは何か?
その答えは、マルチもピゾーニ様を使わせてもトップクラスの味わいを誇るポール・ラトーであると私は答えましょう。
ラベルデザイン、その中身、全てにおいて高水準を誇る卓越したセントラルコーストの立役者。
カリピノ、というジャンルの真髄ここにあり。

・第7席
エル・ニド(クリオ含む)

エル・ニド 2012El Nido 2012

エル・ニド 2012El Nido 2012
価格:19,200円(税込、送料別)



伝統的スペインを12位にしといてなんですが、やっぱコレは入れたい訳。
クリス・リングランド兄貴も今年そこそこ色々呑み、その意味で最もクリスニキしてたのがこれだと思う。
チャイナドレスが似合う、ド濃く、豊満で、賢く、快楽的なワイン。これぞリングランド。
なお、実はクリオ単品でもこのぐらいの順位につけるだけのワインかつ人気があるので、見かけたら即入手がオススメ。

・第6席
ヴィラフォンテ・シリーズM2006

シリーズM[2005](赤)ヴィラフォンテ

シリーズM[2005](赤)ヴィラフォンテ
価格:3,680円(税込、送料別)


今年呑んだメルロの中で、最も卓越したものの1つだろうと思うのがこちら(もう一個、キュレ・ボンという右岸も素晴らしいのですがレアアイテムすぎるのでなくなく割愛)。
とはいえこれも日本ではもはやどこにも売っていないのでは?というアイテムなのですが、南アフリカのメルロが卓越し熟せるモノが作ることが可能であるという事実にうち震えていただきたい訳です。
見つけたら絶対の買い!!!!!

・第5席
ラルコ・アマローネ


クインタレッリの弟子はこの順位に推したいと思います。今回は一応アマローネ2003でのこの位置としていますが、実はヴァルポリからして美味い。
クインタレッリ本人亡き今、彼の孫がクインタレッリ流儀を継承するのか、それともラルコが弟子として頭角を表すのか・・・・・・
めちゃくちゃ注目すべき部分なんですよね。ヴェネトの至宝の行く末に期待したいのもあってこの席。

・第4席
バス・フィリップ(エステート、プレミアム)


オージー最高のピノをこの位置に。
オーストラリアはピノの国であったと、どこか印象づけるに十分なワイナリだと思います。
全体にオージーピノの実力派はすこぶる出来が良いと確信していますが、その中でもずば抜けており安定感もあるのはココでしょう。
紅茶系ピノの最高峰!

・第3席
ベルンハルト・フーバー・ボンバッハー・ゾンマーハルデ2007


そんなオージーピノやカリピノを抑えて、今年のピノの頂点だと思ったのがフーバー様。
やっぱすげぇよフーバー様。ついでに今年は白も色々呑んでそれもすげぇよ(シャルドネがすげぇ)。
品のあるティータイム空間を脳みそに作り出す、卓越した落ち着きと品性をもったシュペートブルグンダー。
やはり帝王・・・・・・今後引き継がれてからどーなるのか気になるというのもトップクラス。

・第2席
ブーケンハーツ・クルーフ・シラー


もはや私は一部では「ブーケンハーツ・シラーが好きすぎる人」として知られていそうですが、そうだよ(しれっと)。
エレガンス、卓越したボリューム、そして妖艶さと官能・・・・・・その全てをもってるシラーとしてランクアップ!もはやランスロット的キャラクター。

・首席
ジュゼッペ・クインタレッリ(アマローネ銘柄)



あまりにもすごかった((小学生並みの感想
これがコレがアマローネ・・・・・・と感服する他なかったのがクインタレリでしたネ。
デル・ベピ1994が事実上本年度のNO1ワイン。2003のアマローネを呑んだ時既に「ブーケンとどっちにしよっかな?」と思ってたんですが、ベピが決定打でしたネ。
独自製法により独特の発展をしているアマローネというジャンル。本当に高いワインですが、それだけの価値があるというのが私の答え。

・怪しき13席?
バロレ・コレクション


そういえば本来円卓の騎士って「裏切ったり呪われる席である13席目があったよねー」と思い出したので、
「今年一番ナゾだったワイン」
を急遽追加してみようかと。
年号は明らかに古いのに異様に若いナゾのアイテム、バロレコレクションに今年ありつけたのはガッツポーズでした。
感想は・・・・・・うん、なるほど、謎の若さ。

~2014赤総括~
今年は「南アフリカのすごさ」「アマローネのホンモノ」「最高峰の新世界ピノ」
これらが上位に座る形となりました。
去年は4つも入っていたローヌ系がバッサリとなくなり、その合間にピノが格上げ的にランクインしてる具合かな。
そういう訳でシラー主体というのも少し減っています。
色々考えると、まず「濃いワインが提供される状況が少し減った」というのはあって、同じショップで試飲しててもセレクト傾向が全体に濃くない事が多く結果的に良いピノを見る機会が個人として多かったかな。
でもまぁ、濃いのが好きなので上位は濃いタイプのピノがガツガツ食い込んでます。
結果的にある種の酒精強化とも言えるアマローネが上位になった部分もあるでしょう。
それにしてもクインタレリはすごかったなぁとシミジミ。
また、2012年ヴィンテージのカリフォルニアがかなり珠玉であり、もしベスト100とかでやっていたら半分ぐらいカリフォルニアのワインが続きます。それはナパもセントラルコーストも。その中でもラトーやレイルは優れていた訳で厳選した形。カタとかオーガストウェストとかスクライヴとかも入れ替えても良かった感。
そんななかで、何故かひょっこりしているアルタやポンテという図式ですが、彼らのスタイルが今後の「地域らしさ」になるのかどうか再注目する意味でも入れてる部分が大きいです。
全体に並べてみると、どのワインも一定以上の味わいの中に果実の強さと魅力、それと気品と称したく何かを兼ね備えたラインナップになったと思います。

~赫奕たる12本白・泡編~

・第12席
ドメーヌ・カーネロス


今はまだ安いのですが、近々値上がるとの話もありこちらにすることに。
そう、それぐらい実力派なワインだと私は考えています。
テタンジェ本家を倒しうる、テタンジェのワイン。K’かいな。

・第11席
クメウ・リヴァー(マテズ)


今年は世界規模で「クメウの年」と言って良かったような気がするほど、このNZシャルドネがブイブイ言わせてましたネ。
私もそれにはある程度納得。確かに実力の高さはお墨付きどおりでしょう。
ただ、このワイナリ、マテズ以外がちょっと微妙かな?とも思うのでこの順位。買うならマテズを是非。

・第10席
マルセル・ダイス(アルテンベルグ、マンブールなど)



実は呑んでたマルセルダイス。いや、これ、すごいワインなのですが紹介出来てないんですよ・・・・・・
アルザス最高峰なのは確かでありますが、改めてその「奇抜さ」に注目したいと思ってます。来年早いうちにまとめてお伝えしたい(地域的には伝統的とのご指摘もありました)
帝王たらしめるだけの実力がココにあります。

・第9席
ベッラ・ヴィスタ・サテン


イタリア至高の泡、それはやっぱりフランチャコルタ!
実は今年あんまり呑んでなかったんですが、このクラスの実力派はやはり印象に残りますネ。
イタリア泡のリッチさ、是非ご賞味アレ!

・第8席
R&Lルグラ・オマージュ


なんとシャンパーニュがこの位置に。割りとシャンパーニュ苦手を公言してましたが、これは秀逸だったという話。
独特の味わいに大いに個性を感じさせ、その「オマージュたるところ」を感じさせてくれます。
お!?と思わせてくれる秀逸で感慨深い泡。

・第7席
ノヴィ・ロゼラスヴィンヤード


今年の白最大の掘り出し物にしてにして終売でなければもっと値段がしているだろう「デイリーであるはずがないのにデイリーになっている」奇跡の白。
というわけで、今年の顔というか引退記念気味なランクイン。
デイリー側だったらもっと上の順位にしてる、抜群の実力者。これが今のカリシャルって感じ。

・第6席
クリスタルム・ジ・アグネス2014


南アフリカのこれまたジャンシスやティムニキが絶賛するブルゴーニュ系ワイナリ。
私が呑んだ感想といえば「あれ!?これ、モンラッシェと中身間違えてませんか!?」であります!
この価格でモンラッシェ、ではなく・・・・・・モンラッシェの上級品が何故か南アフリカっていうワイン。

・第5席
ピゾーニ・ヴィンヤード(シャルドネ)


赤でもポールラトーが入ってましたが、やっぱりこの畑はすごいなっていうのが良くわかります。
同時ランクインを避けてなかったらラトーと並べておきたかったのはやはりピゾーニの本家。その「ついに出た白」というのがこれまたカリフォルニアシャルドネの中でも際立っている。
グロワーワインの中でも頂点のワイナリは、やはり格別なのですかネ・・・・・・

・第4席
ツィント・ウンブレヒト(ブラント、ランゲントゥアイン、クロ・ヴィンスブールなどなど)


今年意外と呑む機会があって、それも量があるからとあるからと後回しにしてたらしてたら全然更新してなかったという不遇の扱いをしてしまった超著名アルザス。
ダイス共々秀逸で、こちらはダイスに比べると正統派な印象があります(地域的には先進的だとのご指摘ありました)。
特にゲヴェルツが凄かったりするからアルザスは本当侮れないなぁと。

・第3席
シュロス・リーザーニーダーベルク・ヘルデン・アウスレーゼ★2001


時折感じる「レモンのような」白ワイン。その最高峰が今年味わえたように思います。
澄んで綺麗なレモン風味。これがリースリングなのかと打ち震えられる逸品でした。
市場ではハーフなどで安いのもありますから、寝かせるチャレンジにもいかがかしら?

・第二席
アルヘイト・カルトロジー2013


シュナン・ブランとはここまで美しく品性に溢れる事が出来るのか・・・・・・
あまりの旨さ、バランスの良さに驚きしかでない南アフリカの一級品(これまたジャンシスおばさんとティムニキがベロベロしてます)
まさに白ワインの若き王女様!ラベルデザインまで最高に秀逸と言う他ありますまい!!

・首席
ジャン・ルイ・シャーヴ・エルミタージュブラン2002


まさかのここでシャーヴ様。
今年もなんだかんだ飲んだのですが、エルミタージュ赤よりこの白の方が印象深くまた良かったんですよね。
リッチなローヌ白の真髄が叩き込まれているといいますか、もはや世界最高のモンブランといった具合。
良い造り手は白も赤も旨いという、純然たる事実か・・・(思えば、赤一位のクインタレリやブーケン、クリストルムなども赤白両方旨い)。

・怪しき13席?
ドメーヌ・デ・ミロワール(ミズイロおよびアントゥルドゥブルー)


自然派のなかでも超がつくほどガッツリなやつ。去年よりもこのタイプ、苦手になってるんですが最たるものの中から。
正直首を傾げたくなる自然派白のなかではアントル・ドゥ・ブルーは割りと呑めるほうだったかなという。
しかし、これ超好きな人がいるのも事実で、私が踏み込めない領域なのかも・・・?

~2015年白他総括~
今回、これまで「実力不足」としてあえてやってこなかった白を、泡なども足してやるにようやく至りました。
ただ、改めて並べてみると偏りが赤以上に感じられるといいますか「強い白」に偏った印象がありますね。
またそのクセ品種自体はバラけているよーな。我ながら模索中といった感じです。
アルザスの大御所2つをピックアップしてみており、同じような傾向でドイツのリーザーが高位に座する形に。
これらは「甘味は強い」のですがそれでいてスッキリとも呑ませてくる要素がある点が優秀!
ノヴィとピゾーニはどちらもかなり近い地域の中からカリフォルニア最高峰としました。ノヴィに至ってはもう生産がないというのが悲しいッス・・・・・・
南アフリカの2つの白はどちらも呑んだ時に「あ、高額な白呑む必要ないな」と確信するに到れる。それほど強烈な代物で、衝撃度ではなく完成度の高さで度肝を抜かれる事間違いなし。
その上でまた一段上なのがシャーヴ様ってな具合。
泡のトップは自分でも意外だったんですがルグラ・オマージュにしちゃいました。何故って、そこに存在する意義というかまさにオマージュを感じさせてくれるのです。
どっちかというとどれも冬場の方が美味しいかもしれない白ですね。お肉と合わせたくなるタイプが多いかも。

~格安たる12本~

・第12席
四恩醸造


なんとなんと当ブログのこの項目で日本ワインが出る事があるなどと・・・・・・
理由は「あくまでも価格は2000円アンダーであること」と何よりも「机の上に置いて呑みたくなるジャケ」だからです。
ラベルがまず第一。その観点においては卓越しているのでココに。

・第11席
セッラ&モスカ・テッレラーレ・カリニャーノ デル スルチス・リゼルヴァ2010


またまたちょっと意外どころ?サルディーニャのカリニャンです。
これ、呑んだ時かなーりビックリしたものですが、地域と品種のせいかまだ買えるお店もあるよう。
隠れたイタリア大当たり銘柄のひとつだったと思ったものです。

・第10席
ヴィッラ・マウント・エデン・ビエンナシッド銘柄(特にシャルドネ)


最強の畑をこの価格で。いわゆるグラン・クリュなのに安いというやつですネ。
シャルドネの実力がベラボウに高いので、必見アイテムだと思いました(反面、ピノは価格相応な為この座位に)。
サンタバーバラ周辺の実力をこの価格で試せる、というカリフォルニアマニアなら驚ける値段です。

・第9席
モリードゥーカー(ボクサーのみ)


ノックアウト・ワイン、今年の安旨筋肉ワインというとコレになるでしょうか。
圧倒的なパワフルさ、奇抜なラベルも含めてカルト的アイテムとして群を抜いていましたネ。
ただし、このワイナリどーもシラー銘柄以外もおんなじ感じで作ってる結果、シラーだけバツグンに良い感。とにかくシラーをどうぞ。

・第8席
アグリコーラ・リュイット・リミタダ・ピペーニョ・コロネル2014


世の中には「いまいちな安いビオ」も数ありますが、そんな中1リットルというボトルサイズでしかもチリのパイス種という地品種だという怪しさ満点な中、単純にコスパの良さとラフなキャラクターが素晴らしかった一級品。
流石にパカレ達の自然派一門の流れを組んでるなといった具合で、味わいの面白さと物量のお得差で文句なしにイン。

・第7席
アンセルミ(赤含め)


実は私、記事にしてないだけで毎年一本は飲んでいるアンセルミのサンヴィンチェンツォ。文句なしにこれが安く美味しくハズさないのはもうご承知だと思うのですが、ついでに赤が美味かったので特記としてここに。
これも旨い造り手は赤白両方出来るという確証のひとつかなぁ。

・第6席
テラ・タングラ(オーガニックマヴルッド他)


昨年一位がこの位置に・・・・・・いや、イヤやっぱり濃いワインの最安値という意味では究極のひとつだと思うのですが、単純に「前のヴィンテージのが良かった」というのが一点。
また、ポテンシャルの発揮に一日はかかるなど多少手間が確かにかかることなどからここに。
それでも勿論、12ワイナリーに選ばれうる凄みはあるので、今後も注目したいところであります。

・第5席
コールドストリーム・ヒルズ


リザーヴ版ではなく白い方ネ。
私のお気にワイナリのひとつであり、ハリデーのオッサンがもっとも評論家の中で旨いワインを作れる=信頼もけっこー出来ると思っている理由です。
リザーヴが旨いのもすごいのですが、今年は「むしろリザーヴよりも本場ブルゴーニュになんだか近い」と思わせてくれるコレをランクイン。

・第4席
ルーシー・マルゴー(シラス、ヴィレッジオブティアーズなど)


デイリー枠に今年はお引っ越しなルーシー。ルッチ・メルロほどの感動は今年なかったなぁ、ルーシーで。
とはいえ、値段をみれば5000円アンダーのものも存在するわけであり自然派の中では最もキャッチーでキュートなのは変わりません。
結構多くの方がヤウマの方を推す最中、私は未だルーシー派。何故って?ルーシー本人に無事美大を卒業して欲しいっしょ。
(Q:そんな理由で大丈夫か?A:いいんです!cv:川平慈英)

・第3席
グレネリー・グランヴァン


ハッキリ言って、このランキングは自制も結構してますし、デイリー部門は最も悩みました。
何故ならば、南アフリカのことステレンボッシュ産カベルネに関してはどれもランキング入りしてもおかしくないと思いますし実はこの場所に「まとめてステレンボッシュの面々」とするべきか・・・・・・とまで考えました。
でも、席はひとつなので、最も面白さとヒストリーを持ち、最も賛否も出るかもしれないグレネリーを座することとします。
ケモノ要素を多分に含んで、なおかつその要素が苦手な人間ですら満足させられるホンモノのクラレット。

・第2席
ウィリアム・ダウニー(ビジネスホース)


何度見てもラベルがクッソ汚い!!!!!!!!
それでも、このワインをアンダー5000円で今年総括するならばこの位置にする必要性があるように私は感じたのです。
苦肉の策の、下世話で、商業目的と公言するようなこの「アンチお客様」な、俺の本気でもないんだぜーと言いたげな内容ながら結果的に3つの単一シリーズの半額で最高峰のミルキーなピノが呑めてしまうという。
問題作。

・首席
ポールクルーヴァー(ピノ、シャルドネ、リースリングなど)



今年の一位はやっぱり南アフリカ!
クオリティだけでいえば、このコーナーの中にも上位のワインがあるんですけど、「バリューワイン」の項目として重要な「そもそもの値段」「安定した実力か」において文句がないのはこのワイナリーだと思うのでトップに。
どれも値段以上を必ず提供してくれる、素晴らしきデイリーワイナリ。来年はセブン・フラッグス(トップキュベ)も試したいなぁ。

・メンヘラな13席
ユーフロリア


このワインは本当によくわかりませんでした(それでいいのかワインブログ!?
デイリー級のワインなのは間違いないのだけれど、旨いようなうまくないような・・・そして多分、これ狙ってそういう味にしてるんですよネ。
その狙いすら、意味不明と言ってよく、ラベルデザインまで含めてメンヘラな一本。

~2015年デイリー総括
南アフリカが強い。それは間違いがありません。
白の方にいくつか5000円アンダーで南アフリカがいる通り、っていうか白の部門からおろしてくると、更に南アフリカ寄りのラインナップとなりうるのです。
南アのジョーダン、ニールエリス、スタークコンデ・・・・・・うーむ、本当にステレンボッシュは聖地だと思います。
が、同時に同じくらいオージーが入るラインになり、国単位で見れば実質二強のような状態。
平均単価が決して安いとは言えないワイン・ダイヤモンズのワイン群が多く入るのは、私が追っかけて呑んでいたのも勿論あるのですが、それと同時にそうしたセレクションの低価格の旗手達がちゃんと美味かったという事でもあります(実は同時にブログに載せるのを躊躇するようなワイナリが多いのもダイヤモンズさんだとは思ってたりもしますが・・・)。
ダイヤモンズ系以外でもヒルズやボクサーといったオージーのらしさがあるワインはこの価格でも十分に入手出来るし安定して美味しいのでオススメしやすいッス。スクリューキャップだし。
割りとカリニャンと四恩を私がチョイスしてるのを意外に思われる方もいるかな?
四恩は「ラベル重視の観点」セッレカリニャーノは「中身重視の観点」で秀逸なデイリーであったと改めて原点的に立ち返ることが出来たモノなので入っています。
カリフォルニアは2012は良い年なんですが、かといって低価格が必ずしもズバ抜けてはいなかったかなー。
また旨安地域といわえるチリからはむしろスタンダードなモノでもなく、変わり種が選ばれている通りちょっと伸び悩みを感じます(同じようにスペインやアルゼンチンやNZやフランスも特筆にはいたらなかった)。
このランキングが一番当ブログらしく「ラベルまで加味してお得なワイン」「シンクの好み」という選定にはなっているかもナノデス。

・・・
・・・・・・
というわけで、今年のランキングでしたー。白項目増やし多分更に時間がかかりましたウンモー
今年は去年以上に冒険的なワイン、特に南アフリカの年って感じになりましたネ。
さて、貴方の一年はいかがだったでしょうか?

今年も一年お疲れ様であるゾ!

| コラム | 21:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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テーブル価格ビエンナシッドの赤はどうなの? ヴィラ・マウント・エデン・ピノ・グランドリザーヴ・ビエンナシッドヴィンヤード2008

うぇるかむ!
明日はランキング発表!てなわけで、今日は久々にサクッとしたのを。

2015-12-28 21-13-14-514
ヴィラ・マウント・エデン・ピノ・グランドリザーヴ・ビエンナシッドヴィンヤード2008
覚えている方は、当ブログ良くみてらっしゃると思います。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(畑的には+♥♥)
と、いうわけで、ほぼ一ヶ月前にこのシャルドネ版をご紹介してますので詳しくは割愛。
2015-12-28 21-13-24-519
シャルドネ版とほぼ同条件といえるだろうピノです。
白が美味しかったら赤も買おう!と思ってまして、その結果赤も買っちゃったって次第。
さて、赤は如何程?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(呑み頃でなかったかも)
白ほどではないけど、赤もまぁまぁかな・・・・・・
悪くないというより結構いい感じにカリピノしてます。それも濃厚押せ押せだけではないムードもちゃんと持っている。
しかしながら、白ほどではないかなーという。まぁ、元々シャルドネが特に人気なワイナリですし。

色は少しくすんでも見えるレッドでこれから熟成といった感じ。
香りにチェリー感は多く、同時にほんのりとシナモンカフェという佇まい。
この辺りの果実とどこかコーヒーに似たボリュームの出方はソノマ的でもなく、海系地域臭さの方が強いかな(そんなにビエンナシッドは海近くでもないのですが)
味わいはトロピカルな印象も見えるぐらいで、タニックさを初めから感じさせつつまろやかな口当たりとチェリー果実のジャミーさで勝負してくるスタンス。
全体の要素そのものはかなり濃くて、ブラックとかアメリカーンなチェリーって印象・・・・・・のところに突然ミルクがドヴァーっとかかkる感じ。
バランス感覚は実はあんまりとれてないと思います。惜しい感じがちょっとしてて、少し中抜けがします。
なんだかちょっと開けるタイミングしくじったかな?というところで、ミルキーさが妙に目立って感じられちゃうという。
深くつきあってくると梅っぽさといった熟成の部分もあるのですが、樽の効果の方が多く出ている状態。
以前同ワイナリのシャルドネは「パワフルな魔法少女キャラ」としましたが、これも傾向はそれなんですが、必殺技を見事にかわされてるような状態かな。
ポテンシャルはあると思うのだけど・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
シャルドネよりも1000円近く高くなってしまうので、そんなに安い!って感じもなく、今の状態ならば価格帯らしいピノで収まっているかなぁという感じです。
市場ではシャルドネの方が安くしかも見かけるので(っていうかピノはネット上では見かけなくなったので)このワイナリを試すなら白の方がグッドでしょう。
とはいえ、タイミングとかの問題が結構あったように思うので、色々お試し出来るだけの環境がある方は見かけたら手に入れてみてあげてくださいまし。

というわけで、ヴィラ・マウントの08ピノでした。
ビエンナシッドの魅力、といいますか実力は感じさせもするのにどっか惜しいなぁって気分にさせられるワインでした。
一定以上はいってるのに、残念さがあるといいますか。白っぽい造りを赤にもやってるのかなコレ?と思う部分もあったり。
造り手の得意不得意ってあるのかなぁとか。

意外な程売っていない

ところどころ完成度びみょーな感じな

| アメリカ | 21:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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予告~29日に2015ベスト発表します!~

うぇるかむ!
もう年の瀬、ジャンシスやパーカーたんやニール・マーティンがベストワインを発表してて、そんなシーズンだなぁと感じますネ。

当ブログもやります!

なぜだかネット接続の調子が悪いのと、思ったよりも時間がかかるので明日29日の更新でやろうかなぁと。
今日は更新出来そうだったらやりつつ。また、今年もまだ書けてないワインがランキングにのりそうではある・・・・・・OTL

というわけで、年の瀬もよろしくネ。

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笑いが止まらないほど美味な流派アマローネ! ジュゼッペ・クインタレッリ・ロッソ・デル・ベピ1994&ラルコ・アマローネ2003

うぇるかむ!
ワインを飲んでいると極めて稀に「完全に感情をコントロールされ、肉体に現れる」ワインが存在します。
多分、これはそのひとつだろうというのが

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ジュゼッペ・クインタレッリ・ロッソ・デル・ベピ1994
ラルコ・アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2003
ヴェネトの至宝、アマローネの神様とその弟子であります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
私がこのワイン会に参加した最大理由です
ラルコのファーストヴィンテージとそのほぼ10年前のジュゼッペのアマローネの飲み比べ、とあっては行かざるをえない。そういう事です。

ジュゼッペの詳細はこの記事で、
ラルコに関してはヴァルポリを以前に
書いているので詳細は割愛させていただきます。
さて。
今回のジュゼッペ側のアイテムは所謂「微妙なヴィンテージの時にアマローネでなく名乗っているアイテム」であるベピ。つまりまぁ普通年のアマローネってところでしょうか。ジュゼッペ様のあだ名が「ベピ」っていうからそういう名前らしんですが、日本人的に感覚では良くわからないかもッス。
ラルコの方は今回は単純にアマローネ。の、彼の独立最初のファーストヴィンテージという訳。
どちらもアマローネ製法であり、しかしそれぞれに10年に違いがあります。
師匠と弟子、この狂宴。
思い出したらアマローネが呑みたくてたまらなくなってて今ヤヴァイです。

香り・味わい(最大10pt)
両方共:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
王者の風ッ!!!!!
素晴らしすぎて一流ガストロノミーの料理を無視してしまう味です。料理食ってる場合では、ない。
笑いが止まりませんでした。旗から見たら大変私は気持ち悪かったんだろうと思うのですが、別にキモチワルかろうとどうでも良いというか笑わずにいるのが無理でした。
当ブログとしては実は珍しく(初めてかな?)違う生産者のワインを同時に更新しているのですが、その理由は
「ファーストインプレッションはラルコとクインタレッリは全く同じ」
であることです。94のクインタレッリと03のラルコが最初はハッキリ言って「同じ香りがした」んですよね。そこから先がちょこっと、そして大きく違う。

ラルコ
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ラルコは裏ラベルがあったんですよネ。

色は意外とクリアなクリムゾンレッド。あまり年数がたっているようには見えません。
香りからして干しレーズン、肉感が贅沢にあります。
要素そのものはかなりビターチョコっぽさも多くて少し閉じた印象です。それは最後まで変わらず。
味わいはそれでいてアマローネの官能であるレーズンのような熟したブドウの感覚がありとあらゆる密度で存在します。
フレッシュであり、ジャミーであり、ソースのようになめらか。
順序も繊細に移り変わりが見て取れます。
肉感はかなり多いのですが、チョコ要素の多量さによってタニックなのにマイルド。見事に対立主義的成立を見ているのです。
干しぶどうと干し肉、それと梅っぽさなどの熟成もほんのりと入ることで、濃い口の和食を思わされる程の構成美。
味わいそのものは派手ですし多少まだ堅い状態だと言えるのですが、胡椒とシナモンを中心としたスパイスやドライフラワーのタッチなども後から出てきて超濃密。
お肉系の味わいとチョコ感が多いのに、何故これほど高貴さも備えているのか・・・・・・
まさにアマローネ。イタリア真の贅沢ワイン。

以前、ヴァルポリの方を「三村かな子的甘々キャラ」と書いたので、まぁあえて三村にしますが(違う気もするけど)ヴァルポリとの明確な違いはその細部の忠実性とキメの細かさ。
または移り変わりのある事などでしょうか。ヴァルポリがライヴショーだとしたら、こっちはもう彼氏になっちゃう気分ネ。

クインタレッリ・ロッソ・デル・ベピ
たまんねーーーーーー!
というのが私のこのワインに対するノートの最初の記述でした。そんなモン残しておいてどうするヨ・・・・・・
oCZE5.jpg
なお、クインタレリに関してはこの後デザートワインもあったりしたのですが、もうこの頃には私はベロベロによっており、このデザートも「クインタレリすげえええええこれもうめええええええ思ったよりしつこくなくてマジキュート!!!!!」みたいな事しか書いておらず割愛しますがこれも♥♥♥♥♥♥♥♥♥はとれそうな感じだった。
さておき、デル・ベピの話ですネ。

色は意外とクリアなクリムゾンレッド。あまり年数がたっているようには見えません。
香りからして干しレーズン、肉感が贅沢にあります。
要素そのものはかなりビターチョコっぽさも多くて少し閉じた印象です。それは最後まで変わらず。
味わいはそれでいてアマローネの官能であるレーズンのような熟したブドウの感覚がありとあらゆる密度で存在します。
フレッシュであり、ジャミーであり、ソースのようになめらか。
順序も繊細に移り変わりが見て取れます。

……そう、ここまではラルコとの違いがないのでコピペしました。注ぎたてのイメージは本当にコピペした方がむしろ伝わるのデス。
それぐらいに似ていた。のですが、しばらく経つとその変化の方向性が異なってきます。
飲み進めた時の味わいの変化率はラルコよりもクインタレリの方がずっと高いのです。
梅感が増してきた辺りからスタート、ケモノ要素が出てきて、それからマイルドなミルキーさ、赤い果実のキュートさ、バラの繊細で綺麗な一輪挿し・・・・・・
多様な変化率!
特に「まろやか」はキーワードかな。ラルコ同様にチョコ、肉、レーズンの3点のアマローネ的官能はそのままに、あまりにも暖かく包み込まれるような豊満なボディ。
どれぐらい「まろやか」かというと、自分が記述したノートに「まろやか」と「マイルド」というワードを何故か無駄に4回も特筆しているぐらいに。
味わいの要素要素の全てが溢れるばかりにドスケベな気分になる妖艶さをもち、上述のとおり移り変わりのペースが最大の魅力。
時間がかかるワインです。
なので、笑いが永遠に止まらないのです。
ラルコ03との最大の差は時間がたった後の口当たりと、赤果実や花の要素がより新鮮味をもっていたことでしょうか。
それが、ラルコ03の9年前のワインだというのに・・・・・・


スーパー甘えさせてくれまくるスーパーお姉ちゃん。お姉ちゃん大集合作品みたいな感じでもう笑いが止まらない(大事な事なので何度もいいますが)
個人的には最近やっているグランブルーファンタジーのナルメアお姉ちゃんが如くなんですが、まぁとにかく超がつくほどナイスバディなお姉ちゃんに全てを包み込まれろッ!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(コスパで測るものでもないが)
天破侠乱!見よ! ヴェネトは赤く燃えている!!
お金がある人は買って呑んでください。以上。
勿論、クインタレッリの方が格は上なのですが、その分高いしレアリティも高いのはご愛嬌。

というわけで、クインタレッリとラルコのアマローネ師弟対決でした。
クインタレッリに至ってはこれで「不満のあるヴィンテージ」なのだから、ちょっとありえなくない?って感じしてます。
同時に、両方共正直なところ「まだ堅い」と感じさせはするのです(まぁ、私はアマローネは若くても好きだからいいけど熟成フェチなら絶対に堅い)。
これからの伸びしろまで感じさせてくれるとか、一体私にどうしろというのです・・・・・・

年号違いであれば売ってたりもするのですがどちらもレア度高め。


まさに最強の師弟
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東方不敗Tシャツ RED M 機動武闘伝Gガンダム
価格:3,130円(税込、送料別)

| イタリア | 23:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マジシャンベルタンの思ひで、引退したワイナリの古酒がすごかった。 マジ・シャンベルタン・ヴァシェ・ルソー1982

うぇるかむ!
ワイン会で呑んだもの系、赤ワインをちょこちょこやってまいりましょう。

GCQYx.jpg
ヴァシェ・ルソー・マジシャンベルタン1982
当ブログ何気にマジシャンベルタンどころかシャンベルタン初めて出てきた気がする・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体はシンプルなブルゴーニュ紋章スタイルといえるでしょう。
sK8B9.jpg
帯に書いてあるスタイル。

造り手のヴァシェ・ルソー。実はもう存在しないワイナリです。
というのも、プルミエクリュやグランクリュも持っていたような生産者であるにも関わらず「跡継ぎが出来なくて」畑を96年に畑を全部売って引退しちゃうんですネ。
っていうか、それぐらいしかネット上の情報があがってなかったりします。
(一応パーカーたんの本とかで持っている範囲では探したけど見当たらず)
そんなワイナリなのですが、今回は1982年のマジシャン。
古酒ピノ経験が薄い私的に、他の生産者のこのぐらいが「どれほど良いのか」わからぬのですが・・・・・・少なくとも、今回のは

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
いぶし銀な良さがあった
マグナムだったからなのか、熟したタッチがありつつ、果実の要素は良く出ているといういー熟成です。

色はかなりあせていてクリアレッド。オレンジすぎはしなかったように思います。
香りに少し肉感がありつつ、チェリーも少し干したような感じで熟した印象。
全体の構成は結構強い果実感に驚かされるかな。
味わいは落ち着いた印象がおおくてダシっぽさは非常に多くなっています。
赤果実のタッチがその中でもハッキリと感じ取れるのが強みで面白いところですネ。
82年という銘柄でありながら、果実の酸と甘みをちゃんと取ることができ、それでいて熟成要素の酸の強さと旨味という造りがイイのです。
熟成したワインとしての構成、それでいてピノとしての構成を忘れていない。
うん、これは良い熟成でありますよ。
この手のタイプのピノを呑むと、個人的にはどこか和装キャラを思い浮かべる感じなんですよね。
ダシっぽさ(と私が認識してるやつ)のせいなのかしらん?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(コスパで測るものでもないが)
売っていると2万円ぐらいで買えるマグナム。
これ、すごーく難しくてこの年数のたったモノであると当然ボトルごとのバラつきも大きいですしついでにマグナムを扱える人でないといけない訳。
敷居がそこそこに高く、価格も2万円と単品価格で考えればそこまで安い!って訳でもないのです。
しかしながらマグナムサイズでシャンベルタン特級の熟成、という部分を見るととってもお買い得なようにも見えるわけで、判定の難しい感じかなぁ。
持っているのが通なアイテムのひとつ。もう存在してないワイナリですしネ。チャレンジ精神、ある?

というわけで、ヴァシェ・ルソー・マジシャンベルタンでした。
いわゆるワイン通にとっての「掘り出し物銘柄」ですネ。知名度とかを度外視し、ちゃんとワインが扱える人が呑むワインという感。
いやー、超レアケースにありつけたのは良かった良かった・・・・・・

ネット上でもワイナリのモノそのものが殆ど売ってないですナ。

作中の渋い系キャラといった具合?(藤虎は正直見た目以外はただのイカレやと思いますが)

| フランス | 16:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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世間的クリスマス・・・らしい?っていうかこれで更新して大丈夫なんだろうか?クレマン・ダルザス・キュヴェ・エロティック ブリュット・セピ・ランドマン1999(マグナム)

うぇるかむ!
ちょっと予定外に用事が出来たので、とりあえず今夜の更新予定なんですが・・・・・・(帰ってきたら記事を詰めます)
Ag8Lt.jpg
クレマン・ダルザス・キュヴェ・エロティック ブリュット・セピ・ランドマン1999(マグナム)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
大丈夫なんだろうか?
detQd.jpg
のっけるのが若干不安になる造り手でありますが、まぁどこぞのアフロマンが更にやらかしてるのでOKだと考えます。

造り手である(あった?)セピ・ラングドマンは「アルザスの奇人」の異名をもつ人です。
っていうかタダのドスケベオジサンです
各所に写真がありますが、明らかにその要望は奇人というのはとてもマイルドな表現であり、
「収穫ミスをした女性はキスする事」
「キュヴェ・エロティックの一番グレートなヴィンテージは96年である(ニンマリ」
などなど、どう考えてもアウトな逸話が出てくる訳です。
ル・デュモンの仲田さんの師匠だった?でフォローしきれてる??
いや、でも見た目も完全にえっちぃゲームに出てくるあぶねぇオジサンヤばいものなぁ。
なんて思ってたら世間もそう感じていたらしく、どうやら最近亡くなっている様子なのですが(ちょっとここのところ今ひとつ掴みきれませんでした。故人ではないかも・・・・・・)フランス恒例の跡取り問題が発生。
誰があのHENTAIの畑を継ぐんだ?というところでドメーヌ・リーフレが引き継ぐことになっており、リーフレを担当していたインポーターが現在は輸入元になっているようです。
随分真面目なところに継がれたような・・・・・・
で、まだあぶねぇオジサンによるあぶねぇラベルのあぶねぇスパークリングであります(なおマグナム。
さてお味はいかほどに?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥
ドライっていうかオジサンの暗黒思念が渦巻いてる
わかりやすく言うと苦いです。エロス要素はラベル以上になく、またアルザスというから甘いのかな?みたいなこともなく、完全にオジサン味。

色はそれなりのイエロー。
淡そのものはそれなりにあるものの、どこか途切れ気味なぐらいの状態。
香りが麦。なんかビール系のタッチが異様に強く出ています。
で、味わいもそうしたドライなタッチが全体に残りすぎているという感じ。
ピンクグレープフルーツの印象がありつつも、苦味の要素が非常に抽出されていて、苦さが全体に多すぎる・・・・・・
かなーり個性的っていうか苦味に偏りすぎた味わいになっていて、この日のウェルカムが素晴らしすぎるリースリングだった事もあって、自分のノートも「にがすぎる」と書きすぎているぐらいで・・・・・・
なんといいますか、このオジサンにしてこのワインという具合?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥
この99年の1.5リットルで大体1万円で売っているのですが、今回の感じからすると、あんまりオススメはしないかなぁという。
ラベルでジャケ買い、というには1万しちゃうし・・・・・・それこそ今回のようにパーティーで試してみるっていう感じになるのでしょうか。
それも下ネタ大丈夫めな人相手ネ。かなり限定されるような気がしないでもないです。

というわけで、へんt・・・・・・セピ・ラングドマンのキュベエロティックでした。
実は最新版も今年呑んでたりするんですが、なんとなーく更新せずにいたりして。このエロティックという名前がウリでラングドマンの中でも代表銘柄にもなっていそうなワインなものの、正直そんなにオススメ出来る代物でないのでは?と思ってます。
私のなかでは今のところ申し訳ないけど「典型的なラベルオンリーなワイン」かもしれません。多分、ラングドマンも他のワインの方が旨いのでは?
ワイン会で興ぜられたとて、評価はしっかりみますヨー!ということで、ひとつ。

量は確かにあるから値段だけでは測れないと言えなくもないですが、私ならクレマンだし他のを買う。

せっかくなので「69」で楽天検索したら、トップはまさかのプリンタカラー

| フランス | 22:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ターキーの日ですネ・・・・・・

うぇるかむ!
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ターキーは力だッ!ターキーだけがクリスマスを制するんダッ!(cv:井上和彦)

去年
一昨年
年々ターキーを売っている店そのものが減っていて、今年はついに都心にまで出ないとならず、デパートですらたった二軒しかターキーを販売していなかったという・・・・・・クイーンズ伊勢丹めなぜターキーをおいていないッ!?

で、空けたワインは今年はカリピノと南ア白。
ジャンシスおばさんが「ターキーにはブルピノよねー」となかなかおもしろすぎる事をおっしゃっており、
「アメリカ人文化なんだから、ピノもアメリカにすべきなのだぜ!(cv:海原雄山by冷やし中華の回」
と、カリピノをチョイス。白は七面鳥関係なく呑みたかったから開けてました
・・・・・・シラーズやヌフパフよりはこれのが相性良い気がする。
ちゃんと肉にあまみが付加される感じ。なんだかジャンシスに「俺が食べ合わせってものをみせてあげますよ(cv:井上和彦」された気分です。
シャルドネもモンラッシェ系でシャープだからワイルドな後にキリッとするし、3年目のターキーチョイスは比較的成功した気がしてます。

さて、みなさんはどんなクリスマスだったでしょうか?あ、いや、話さなくてイイデス!私が虚しくなるからナッ!!

シュヴァルツファングッ!(ターキーを食べる井上和彦の声)

井上和彦こそ究極

なにこれ・・・・・・(恐怖

| コラム | 22:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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モーゼル次世代最強と言われる男のアウスレーゼの、あまりにも美味な実力! シュロス・リーザー・ニーダーベルク・ヘルデン・アウスレーゼ★2001

うぇるかむ!
ワイン会で出てきたワインで更新中、二回目はこの日のウェルカムドリンクとして出てきた・・・・・・そして、この日私がベスト3だと考える・・・・・・ワインです。

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シュロス・リーザー・ニーダーベルク・ヘルデン・アウスレーゼ★2001
類まれな白ワインです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(ドイツ的には+♥)
紋章部分が潰れてしまってる写真で申し訳ないのですが、まぁラベルそのものはなんだか伝統系っぽい雰囲気だといえるでしょう。
でも、「★」という表記は気になるところですよね。因みに裏ラベルはありませんでした(剥がしてあったのかな)。

造り手はトーマス・ハークというワイン一家の一人。
彼はワイン学校卒業直後に、このワイナリの運営をとある実業家から1992年に任されます。
1902年から存在自体はしていたシュロス・リーザーでしたが、この頃はワイナリ施設などもぶっ壊れっぱなしの「廃墟オタクが大好きなお城」のひとつだった訳です。
名家の跡取り醸造家とはいえ、26歳だった彼は
「通常の3倍働いた」
と、シャア・アズナブルみたいな感じで当時を振り返っているとかいないとか、まぁさておきしかしながら、彼はシャア・アズナブルばりに通常の3倍の速度でこのワイナリを復活させるのです。
元々依頼されて受けたワイナリだったのに97年にはこのワイナリを「権威の象徴たるお城は省いて」自分の権利として購入しきっています。
お城はスルー。つまり畑と醸造施設だけに専念してお金投資してるんですね。
引き受けてからわずか6年でVDPというドイツの著名なワイナリ組合に加入し、今年になってゴーミヨ誌の5つ星生産者にノミネートされるなど、トップ生産者として着目されることとなります。
これ、割りと古くからの伝統を重んじがちなドイツ業界としてはスゴイ事です。
また、彼は結構いろんな事の先駆者であり、天然酵母へのこだわりや「グーツワイン制度」をおもいっきり利用したり(これは要するにごちゃごちゃと煩わしい畑等級をふっ飛ばして、生産者・品種・アウスレーゼなどのスタイルの3点に絞って告知する事)ワインの品質で★をつけるなど、ドイツの中でも若い考え方を全面に押し出し好評を得るのです。
調べてた時に私が気に入ったのは、彼が「ドイツの表示は鬱陶しいとドイツ人すら思っていた。どこの産地のどの品種を飲みたいか、そして肝心なのは、誰が造ったワインが飲みたいかじゃないか」としてグーツワイン制度を採用している点。
生粋のドイツ系なんですが、非常にアメリカンでありシンプル。
そんな彼も、唯一グーツ制度を使わずにいるのがこのニーダーベルク・ヘルデンという畑からのもの。つまりこの畑だけ「単一畑」として扱っていて、★を更に同じ格の中でも自ら0~3つでつけているという訳。
今回は収穫は超良好ヴィンテージだったという2001年のアウスレーゼ版の1つ星。
★が無いバージョンでアドヴォケイト93点(低いようですが、そもそもアドヴォケイト主催のパーカーたんはドイツがクッソ苦手と公言してるぐらいに不利)、スペクテイターで97点。
実はこのワイン会主催の方とは「彼が某所にたまたまリースリングの古酒を持ち込んだ時に立ち会って、少し飲ませてもらった」事から知り合っていたので、これをサプライズアイテムとして出された時から期待していたり。
経歴が長くなりましたが、実際問題このワインは凄かったのです。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
澄み渡る爽快で卓越したリースリング。
眠気がぶっとぶ、あまりにも良く出来たリースリングだと言っていいでしょう。
私はたまに白ワインに「レモネード」という言葉を使うのですが、その最たるもので今のところ究極のレモネードワインだと思います。

抜栓からは2日目の状態でサーブ。
色は透けていて出汁のような黄色。
香りがまず素晴らしく、レモンのかおりが爽やかに突き抜けます。
香水めいて感じられる、スラッとして美しいレモンとバターの感覚。
香りの段階で「ワォ、100点!」と唸ってしまう卓越した香りとなっています。要素そのものはレモンとバター、少し時間がたつとリースリングらしいオイルという3点で書けます。果実部分の洗練がありえないレベルで実現。
味わいは香り以上にアタックからレモン果実の酸が強く出ている・・・・・・のと同時に同じくレモンの甘味が凝縮して感じられるのです。
このあたりがレモネードっぽさネ。
恐ろしく洗練されています。果実要素はほぼレモンだと私は思ったのですが、そのレモンの造形がフレッシュな生、スライスなつけたもの、ジャム、サイダーに端にそなわっていたりそもそも切ってなかったり・・・・・・そんな具合に「ありとあらゆるレモン」なんですネ。
透き通るような飲みくちでありながらダイナミックで、リースリングに見えるオイル要素が僅かにかすめてリースリングに必要な対立主義性もちゃんと見出している。
オイリーさ自体は少なく、しかし出ているのはハッキリしている。複雑さの要因としてちゃんと導き出せるんです。
余韻も長いのに酸味と甘味が高次元なので、吹き抜けるように爽やか。
アニメなり映画なりで、クライマックスに「吹き抜ける風の演出と共に主人公が覚醒したり何か世界が変わるようになる。その後主人公の頭上の青空が映る」みたいな演出を見たことがあるでしょう。
このワインはソレです。自らに「吹き抜ける風」をもたらすワイン。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(コスパで測るものでもないが)
見かけたら手に入れるべきワインのひとつ
リースリングの凄さをただただ痛感出来る、最高峰の出来栄えでした。
ネット上では01年は★なし版が1万~3万の範囲で購入することが可能で、★付き版に至っては価格の確認がとれませんでした・・・・・・
(他の年号であれば、1万円アンダーでも買えます)
しかしながら、この珠玉の出来栄えはまさに白ワイン最高峰といって過言でなく、リースリングがコレほど美味い代物なのかと「元々リースリング派の私ですら」思わされる逸品です。
手に入れた自分で、それも料理などは最初は含まずに単品で呑むことをオススメします。
プレゼントするなんて勿体無い!

というわけで、シュロス・リーザーよりニーダーベルク・ヘルデン・アウスレーゼの01年★でした。
今年は白ワインに感動する事が多かったり個人的にしてるのですが、その中でも筆頭格になりえるワインかなと。
高密度高水準のリースリングの破壊力。ワイン通であれば必須経験だとすら思ってしまうほど、卓越したモノなのデス。

バージョン違いであればこのぐらいで買えます。★ひとつでどれだけ違うのかはちょっと未知数ですネ・・・

リースリングをロボットアニメに例える私ですが、その中ではこのワインは「突き抜けた感覚」からコレかな。姫様抱きしめてるようなモンッスよコレ。

| ドイツ | 22:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ホワイトハウス国賓定番泡の、オールドヴィンテージ!そのパワフルな実力 シュラムスバーグ・ブラン・ド・ブラン1987

うぇるかむ!
先日呑んだワイン、スタートは泡からにしようかと思いまして(実はサーヴ順は3番目のワインなのですが)

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シュラムスバーグ・ブラン・ド・ブラン・ノースコースト1987
アメリカ最強泡の名を不動として抑え続けている泡、の古酒!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルそのものはアメリカ系の文字列配置といえるでしょうか。
どっちかというとラフすぎるぐらいかな。裏のインポーターとかのは剥がしてありましてありませんでした。
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暗くてみずらいけど、この通り87年です。微妙に現在のモノとはラベルデザインが違うんですよね。

造り手はデイヴィーズ夫妻。ジャック&ジェイミーという二人は当時廃墟となっていたワイナリーを購入。
それが「シュラムスバーグワイナリ」であり、その名前のまま使っています。どこかのルビコン云々とは大きく違いますネ。
彼らはナパにもまだ20個もワイナリがない1965年当時から
「シャンパーニュを超える・・・・・・ッ!」
と意気込んでおり、カーネロスを主軸としてシャンパーニュ製法のワインを作る訳です。
そんな彼らを説明するときに必ず出てくるのが1972年。ニクソン大統領と習近平国家主席との電撃的訪中時の乾杯にシュラムスバーグが使われてから、時のワインと化すのです。
ニクソン以降、いくつかアメリカ泡が国賓相手に晩餐会で使われている訳ですが、高確率でシュラムスバーグが出てくるんですよね。
そうした逸話から「ホワイトハウスの公式泡」として地位をもち、「語るのに一章が必要な無二の泡」「アメリカンスパークリング最強」などなど評価されまくっている訳。
(調べるとスペクテイターとかの評価はむしろ低いのですが・・・)
さておき、今回は87年版。
つまり夫妻が亡くなり息子が引き継いぐより10年は前であり、現在のフラッグシップであるジェイ・シュラムズ版が出来た年でもあるんですね。
私は元々っからアメリカ泡派・・・・・・とはいえそもそも泡の経験が少なくシュラムスバーグも今回が恥ずかしながら初めて。
さて、そのお味は如何に?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
珍しくおかわりいただきました
泡は基本的にサクッと呑み、一杯で終わらせる派の私なんですが、これはソムリエに注いでもらっちゃいました。
泡はすぐ酔っちゃう質なので、ワイン会の場合控えたいんだけど我慢出来ませんでしたネ。

色は少しだけ茶が入ったゴールド。照明もあってちょっと全体に暗かったのかも?
香りに麦っぽさが少しでつつ、チョコ要素ビターさはしっかりと。
多分若い頃はトーストっぽさが多かったんだろうなとは思います(麦っぽさは多分転じて発生してると思う)。
また、果実要素もグレープフルーツ感が多くあり。杏もあったかも。
味わいはそうした苦味と果実の質感、チョコ系の苦味のまとまりが良くリッチな仕上がりとなっています。
贅沢系の味わいで、少しベーコン系の肉々しい印象もありオールド泡の部分は多く。
とはいえ、泡立ちが細かく新鮮なぐらいなのは驚くべきポイントだったと思います。
しかもお店側の配慮でスタンダードグラスでの提供だったので、それでもこれだけ泡の感覚が見えるのは特筆点。
丁寧な作りの泡ということでしょう。
キャラメル的な苦味と果実のジューシーな溶け合い方が絶妙で、まさに豪勢なパーティーを思わせるでしょう。
ハリウッドのレッドカーペットとかを想像するとわかりやすいかな?フラッシュがバシャバシャしてるなかドリッチな服装で歩いて行くアレね。
セレブレティなイメージが強すぎて、あんまりアニメキャラっぽい印象はわかない(そういうキャラクターが日本アニメには割りと少ない)タイプかもしれません。強いていうなら、FATEのギルガメ様?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(今の値段であれば)
熟成泡という貴重品なので、ハッキリ言ってコスパというジャンルくくりを用いることそのものがナンセンス極まりないんですが、でもまぁうちはそういうサイトだからナ!
さて。
その上でもコスパを最大と賞賛するのは、このワインの現行品の価格ならば6000円いかないという事実。
ヴィンテージモノのこれだけのシャルドネ100%瓶内二次で逸話も多くあって6000円。そりゃ普通の神経ならコレを買う訳です。
熟成してもこれだけのパワーがあるので、新モノは(二代目が方向性を変えてなく、かつ品質が保たれていれば)相当なパワフル泡であることでしょう。
ラベルそのものは地味ですが、逸話性の多さ・・・・・・わかりやすい「ホワイトハウスで大統領がしょっちゅう使ってる」という・・・・・・があって万人向けプレゼント泡として同価格帯のシャンパーニュよりも概ね遥かに秀逸です。
まだ間に合うなら、クリスマス泡にもいいのでは。

というわけで、シュラムスバーグ1987でした。
ビターな質感を備えた年代物泡として貴重な経験になりました。やっぱりアメリカ泡はすごいなぁ。新モノも試したいモノですネ。

新モノは話題性十分なのに比較的いろんなショップで買えます。私も今度買うタイミングでカゴに入れよう。

コワモテェ!
ニクソン(DVD)

ニクソン(DVD)
価格:1,569円(税込、送料別)


| アメリカ | 22:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ボンヌ・ターブルさんで呑んでました~そして今年の一位が決まりそう~

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うぇるかむ!
というわけで、ボンヌターブルさんで呑んでました。

以前と同じ方主催の会でありました。
2015-12-20 22-59-06-847
犯人はこの中にいるッ!(cv:金田一少年)
これまた豪華なワイン会でしたが、まず先立ってお料理の写真です・・・・・・
いつものクソダメカス虫写真です・・・・・・

2015-12-20 18-59-28-705
この日のメニュー。気分が高揚しますネ。

2015-12-20 19-45-06-865
恒例の畑の味サラダ。なんか旬とかそういうのがゴロゴロしててそれはそれで綺麗だったりするのに見事に暗黒絵巻で撮る私。
リンゴが乗ってるのはおわかりいただけるだろうか?
そして、このリンゴが地味にこの時供されてたリースリング~スパークリングを整えてくれたりするアイテムになってたと思う。

2015-12-20 20-14-52-173
椎茸と玉ねぎのコンフィ。見た目超面白いのに暗黒写真なので気になる人は是非お店で実物をみてネ!(という宣伝って事でOTL)
私は毎日キノコを食べるぐらいキノコ好き(特に椎茸は超好きだし私が自宅でアップしてる時は大抵ひと通りノート取ったらキノコ焼いて合わせてます)。
なので、こうガストロノミーが用意してくるのかぁと感心のひと品でした。
なにせコンフィのおかげで食感が「ムニムニでカリカリ」なのだ。そこに旨味がとても溶けこむ。
私は食レポ系だと異様に食感にこだわるけど、その意味ではとても面白い仕立て。椎茸も良質で、ワインのソレに近い。
また食べたいなぁ。

2015-12-20 20-41-01-070
白子のベニエとブランダード。トマトと柚子のソースとシャーベット。
お、ガストロノミー!と思わせるお皿。出た瞬間にあーこれはガストロノミーですねぇーと思わず食通ぶりたくなるぐらいガストロノミーで鮮やかな皿・・・・・・あ、鮮やかな・・・・・・
ぐるナビのっけるんじゃねーからいいんですコンチクショー!(cv:クムユ)
これは食感でいえば、暖冷の合わせ皿で、白子のベニエ(すげぇダサくいうと白子入りドーナツ)の熱々カリカリでありながら濃厚なクリーム感を酸味の高く本気でアイスなシャーベットソースの冷たさという対立主義の皿です。
ベニエがまず見ただけでいつの間にか口に入れてたぐらい魅力的で、コロッとした感じでまずは食べれる。それからソースを少しつけたり口に入れて食べるとそこに綺麗に酸味が旨味としてのっかるという図式のプレゼンテーション。
それ本当に旨いの?と思う人ほど食べて欲しい・・・・・・んだけど、そういう人ほど「普通に白子にポンズの方が旨いwwww」とか言って一生食べないのだろう。
余談だけど、この時誰かが(主催の方だったと思う)がチョコモナカジャンボを持っただけで出荷タイミングがわかるという話で結構盛り上がった。あとハーゲンダッツのすぐ売り切れた餅味?のシリーズがクソダサだという話は同意の握手したくなりましたネ。

2015-12-20 21-13-57-560
菊芋の暖かいスープ。
黒い皿に映えるゴールデン気味のホワイトソースも見事に暗黒。
これはシンプルめにトロッと暖かいじゃがいもポタージュ。こういうところきたら絶対スープは飲まないとネ!
芋の充実した味わい。温度ではなく、味わいが暖かい訳です。
田舎的になりすぎない絶妙なクリーミーさ、ベーコンとほうれん草の付け合せもじつに効いていて、スープにメリハリと食感を加えるのである。
これぞスープ料理。

2015-12-20 21-55-19-527
ほろほろドリのロースト。
・・・・・・実は、お店に私はこれ謝らなくっちゃならなくて。
ワインに夢中で興奮しすぎて他の皆がとっくに食べ終えてる最中、全く手をつけてなく次のサーヴが遅れる形になり、ほんとすいませんでした・・・・・・
提案としてはワインに対してのアプローチ気味だったようには記憶してます。

2015-12-20 22-36-30-553
安納芋のスイートポテトと焼きリンゴ。アイスにクランプルにメレンゲ。
甘口ワインが2つのレチョートだったので(つまり、イタリアの甘口ワインで基本的にはドコッテリな甘さでなく、チェリーのカクテル的なほんのりとした甘酸っぱさ。日本人はソーテルヌソーテルヌと騒ぎガチなんだけど私的には実は日本人好みの甘口はレチョートは有力候補だろうと確信してます)それに合わせてか「酸が立ってない内容」でまとめられてたように思います。
リンゴも焼きリンゴなんで甘いですし、スイートポテトなども品があって甘味は高くスラッと食べれる。
アイスまでキャラメリゼと甘々なんですが、ワインはそれで死なずまたスイーツ側の甘味が引き立つという甘味×甘味の組み合わせ。この辺り流石ガストロノミー。

2015-12-20 22-56-15-299
オマケに。サクッとした雪ダルマ達。
今の私にはグラブルの敵ザコキャラにしか見えなかったのは内緒ネ
(今のイベントが雪だるまの敵キャラを大量にぶっ倒すというソシャゲ)

という、これまた素敵な料理達でしたとさ。キノコは作り方教わりたいぐらいに興味引かれましたネ。
こういう所で食べるジャガイモポタージュとかフロマージュとか食べると、ポテチって勿体無い食べ物なのかもと思わされたのもひとつ。
品事の趣向性がガストロノミーにはやはりあって、価格以上を感じられるといいますか、料理というモノが如何に未知と提案性があるかを感じられるので、私ももっとこういう発想のあるお店に行ってみたいものであります。
その前にケータイショップかカメラ屋に行くべきだけどナ!
(オチ)

更にオマケ。
2015-12-20 23-11-01-284
見せるだけ見せられて店内で思わず暗黒舞踏しそうになった。

今年のミシュランそういえば読んでないなぁ。

プログレが高頻度でBGMに流れてるのもオタク的にはポイント高くない?

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師走の更新予定~!

うぇるかむ!
今日は更新時間がとれるかびみょーなので、更新予定だけあげときます~~^^;

・昨日はカレラの一挙試飲、今日はワイン会と色々してるので、もろもろ更新は出来るかと思ってます。
・が、何にせよ時間です!確かな時間が欲しい!!
・かなーりバラバラとネタがあるので、更新もかなりバラバラな地域でしばらくやるかもです
・とか言いつつまた南アフリカワイン買ってるので、その更新は多いでしょう・・・・・・ふっふっふ。

以上!

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レストランシャルドネの帝王?アメリカーンなシャルドネらしさを改めて感じる ソノマ・カトラー・シャルドネ・ルシアン・リヴァー・ランチス2013

うぇるかむ!
今日はカレラの赤ヴィンヤード違い全水平試飲というのを行ってたりしてこんな時間にあわわわわ。
更に明日もお食事会の予定なので、更新出来るかびみょーなところです。むむぅ・・・・・・
という訳なんですが、さておいて今日はこのワイン(切り替え超スピード)

mcVMN.jpg
ソノマ・カトラー・シャルドネ・ルシアン・リヴァー・ランチス2013
RRVのシャルドネです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(レストラン的には+♥?)
まぁ、3でいいんだとは思いますが一応ネ。オシャレなようなダサいような気がする文字の異様に多い刷り込み暗示みたいなラベルが特徴です。
iFcv7.jpg
裏は割りと普通で短め。

ソノマ・カトラーはカトラーさんという元空軍パイロットがソノマに開いたワイナリ。
その方、1973年にソノマに土地を購入するんですが・・・・・・これって結構ソノマとしては老舗だったりします。
1981年にワイナリとして作品群を発表し、ソノマのワイナリとしては割りと知られる存在に。
ただ米国の話題=アドヴォケイトやスペクテイターには全くといっていい程出現しません。むしろ点数低かったみたい。
なのですが、別の米国誌であるワイン&スピリッツ誌のレストラン・ポール・アワードという「ザガット・サーベイ掲載レストランがオススメするワイン」においてシャルドネ部門一位を今回のランチス版が26回中23回受賞しているという逸話があります。
因みにカベルネ部門はジョーダンとシルバーオークが半々ぐらいだとのことで、比較的知名度のあるランキングではあるよーで。
それにしても23回優勝!ってそれもうヤラせ?もしくはウメハラみたいに本当に激強なの??
みたいな疑問も多く生まれることでしょう。てな訳で実際呑んでみました。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(樽ドネが好きな+♥)
な、なんともアメリカンな・・・・・・
かなりミルキー寄りになったシャルドネといえるでしょう。いかにもな感じのバタバタしい感じの印象。
ただ、それでもそこまでゴッテリしているでもないのはいい部分かな。

色は黄緑よりのイエロー。しっかりめの色づきです。
香りからして柑橘と同じぐらいにミルクっぽさがあって、全体のボリュームが多そうだなぁと感じさせられます。
どれもストレートな感じで、常々ミルク要素が付き纏うような印象。
そうしたなかでおいて、味わい自体はそこまでドぎつくない辺りはレストラン系らしいでしょうか。
グレープフルーツなども含みつつ、しかし甘味が主体の黄色系果実がメイン。それに香り同様ミルクがかかったような印象です。
フレークなどのタッチはなく、またあんまり南国系トロピカルなタッチでもなく、アフターは意外とストンと落ち後腐れしないスタイル。
ほどほど酸とミネラルはありますが、ベースの部分は果実ソースとミルクミックス。良くも悪くもスマートめかな。
フルーツ入りの牛乳寒天って気分。贅沢なケーキとかでもないけど、駄菓子すぎず、ちょっと懐かしくホッコリする感じ。
レストランではこの強すぎないけど、味わいはしっかりしているのが喜ばれてるのでしょうかね?それともソース料理が早いうちに出るからとか??
いかにもな外国人系ボディのキャラ・・・・・・なんですが、露出度がめっちゃ低い感じ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(今年でなければ+♥?)
今年はすごいのが多かったからなぁ・・・・・・
低価格の旨いシャルドネがソーヴィニヨン・ブランやリースリングどころかガルガーネガとかバリの値段だった今年。
その中ではびみょーなところになってしまうとでもいいますか。や、今年は本当にシャルドネの低価格当たりを良く引いたのでした。
3500円とそこまで安くもなくな感じで、これが安定しているのであれば確かにレストランが箱で卸すのは納得かもしれません。
スクリューキャップですしプレゼントにはそれほど向かないタイプのワインであり、むしろお家でレストラン気分を味わう時に使うファミリーワインだと思います。
アメリカライクなお料理、特に肉料理までガッツリサポートしてくれるハズです。

というわけでソノマ・カトラーよりRRV版でした。
このぐらいの価格のシャルドネの本来のタッチってこんなだよなぁ、と思い出すようなひと品だったように思います。
特にソノマっぽさってこうだよねっていう。わかりやすい教科書的にもいいのかも。

日本のレストランでグラスではなかなか出しづらい価格かなぁ・・・?

むしろソツなくご飯と合わせられそうで露出が少ないようなニュアンス辺り、赤城さんとかっぽいキャラかもしれん・・・

| アメリカ | 23:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ソアヴェの至宝・・・の、赤!何作らせても旨いからスゴイ!! アンセルミ・レアルダ2009

うぇるかむ!
最近抜染したワインがえっらい良かったので、ご報告までに。

NXVcN.jpg
アンセルミ・レアルダ2009
イタリアでもトップ級の白ワインの造り手、の赤!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
アンセルミそのものを取り上げるのは結構久々だったりして
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が、しかし!カベルネ!!カベルネ!!!
大事な事なので2回いいましたが、なんとこのワイン、ソアヴェ(ガルガーネガ)の専門家であるアンセルミが7000本ぐらい作ってる「ヴェネトのカベルネ」です。
もっかい言いますけど、「ヴェネトのカベルネ」です。
比較的レアであり、っていうかハッキリ言ってしまうと「ロクなのがない」ということでして、例えばヴェネトとカベルネで同時検索すると1000円前後のワインしか見つかりません。むしろ800円が中心?ぐらいの域です。
その中ではぶっちぎりに高い辺りは流石というべきなのか・・・・・・
そもそも、白ワイン品種に強いソアーヴェ・クラシコ地区のカベルネを使った品で所謂テロワール的には「なんでカベルネ植えてあんの?」ぐらいの感覚だとも言えるでしょう。
アンセルミの中でもぶっちぎりにデータも少なく、そりゃまぁそういった経歴からである訳でして。
ついでに、これは現行ではなくバックヴィンテージだったりします。
果たしてそれって美味しいの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
鋭い美味しさ!
これが驚くべき良さなのです。どこか塩っけが高い雰囲気と南アフリカにも似た果実質感が、とっても綺麗に味わいを形作れていると思う。

色はクリムゾンレッドでうっすらと熟成してるんだろうなという様子が見て取れる中心のカラー。底の方には澱あり。
香りにキノコ、草っぽさ、ケモノ要素などがまず先立って感じられそれからカシスなどが含まれて残っている感じ。
スマートだよなぁと思います。それらが上手いこと融合してるのがいいのです。
バニラ感は熟成故かアーモンドっぽさにかわっててまたそれが良い具合に作用。
そうした香りから来る、味わいもなかなかで、舌触りは意外とスルッとしているのですが、ハーブ感とケモノ香が全体にまず漂います。
しかしながら、そうした要素が「ジャングルかな?」とか「臭みで酷い事」にはなっておらず、あくまでも品性につながっているのが高ポイント。
シナモンスパイス感がそれから出てきます。赤系の果実とカシスの具合もほんのりとしていて、主張はあくまでもハーヴ要素。
酸が強めでありつつ、果実系の甘味と心地良い程度のタニックさ、それとソルトの効き具合・・・・・・というのはかなりの本格具合です。
口当たりやアフターがスラッと軽めなのは良いといえる部分でしょう。わずかながら隠し味のようにバターっぽさもあって、味気なくはない。
現代的なカベルネといえるかもしれません。トスカーナとはまた違った魅力に整えられたカベルネとなっています。
かなーり紳士淑女してて、それでいて都会的というよりは観光地寄りの田舎の旧家っぽいとでもいいましょうか。
それを、ソアヴェの造り手が見せてるのが面白いネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
造り手が偉大、という確たる証拠
他が1000円ぐらいのカベルネ産地において、3000円中盤というのは「高い」と考えられもします。
が、それよりも私は「アンセルミが偉大」ということの結果がこのワインの中身なのだと認識しました。
やっぱり、ワインは造り手!
良いワインを作るのは、自然を使い切れる人間。そんな気分に十分させてくれたのでした。
全体に地味なラベルなので、万人のプレゼントには向きません。多少イタリアワイン知っている人へのラフめなプレゼントには面白がられるかな。
ただ主だって使うならばやはり日常的に。料理との合わせは結構難しい部分がありますが、ハまると美味しいものが多いだろうスタイルなので試していて面白いですよ。イタリアン向けのカベルネとしてはハズしにくいとも。

というわけでアンセルミ・レアルダ2009でした。
非常に面白いなぁと感じた赤です。また、テロワール幻想を打ち砕く造り手の一人なのだなぁと改めてアンセルミに思いを馳せるのでした。
ヴェネトの可能性をまだまだ感じさせてくれる・・・・・・みたいな意味でもそんなに初心者向けアイテムでもないんですが、少し変わったアイテムを試したいならぜひ。

なお、今回のはあくまで09。現行の12とかはまた味が違うハズ。

こっちのショップは2012ネ。

貴族系のケモノというと、思い浮かぶのがコレかポケモンのルカリオだったりする私(ケモあんまり詳しくない
[DVD] ジーンダイバー DVD-BOX

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価格:27,397円(税込、送料別)

| イタリア | 21:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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三ツ星レストラン御用達シャンパーニュメゾンは本当にミツボシ級! R&Lルグラより3種類のスペシャルキュベ一挙!~プレジデンスVV、オマージュ、エクセプショナル・サン・ヴァンサン~

うぇるかむ!
そろそろクリスマスの泡はお決まりかしら?(私は今、家に一本隠し子的に南アを持ってたりしてソレの予定なんですが)
で、今日は実は金銭的余裕があれば最近呑んだ中ではオススメの「シャンパーニュ」だったりします。私がですヨ。

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R&Lルグラより、プレジンデンス2005とサンヴァンサン1996とオマージュ。
3つのキュベモノであります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ちょっとオマケ気味ですが、スタンダードに5とします。や、ラベルもカッコよさげなのとそれぞれの特徴性が良くってですネ。

造り手であるR&Lルグラというメゾンは1950年頃から自家詰めを始めたメゾン。
シュイィ村の代表的選手であり、ブランド・ブラン=シャルドネに特化したNMです。
1971年に三ツ星レストランのトゥール・ダルジャンに売り込みに行った時に
「お、めっちゃいいじゃんよ。君、ウチのハウスワイン作ってヨロシコ!」
と、オリジナルラベルでの依頼を受けます。それが話題になり、レストラン関係者感で贔屓されます。
検索して見つけた範囲で著名なところをコピペしてみると、
「フランス覇王ジョエル・ロブション帝、三ツ星パリのギィ・サボワ、ベルナール・ロワゾー、ランブロワジー、ラシェット・シャンプノワ、ラムロワーズ、アストランス、パヴィヨン・レドヤン、ホテルではマンダリン・オリエンタルやマリーナ・ベイ・サンズやプラザ・アテネ・・・・・・」
コピペするのも面倒!
ただ、米国誌はあんまり評価しておらず、評論家らしい評論家ではジャンシスが太鼓判!ぐらいしか見当たらず。
何故か?それは欧州内でこれまで主だって発売されていたから。15万本という結構な量の生産利率で、昔から三ツ星レストラン採用という宣伝力がありながら日本では正直、ドマイナーです。
今回はそれら三ツ星がグラスシャンパーニュとして用意するNV使用版・・・・・・よりも格上のキュベ版各種であります。
それぞれの内訳というか雰囲気は

プレジデンス2005:樹齢40年以上の最上区画パートレンヌからのブドウのヴィンテージ版。よってVV名義。大統領という大胆な名前をもった近年モノノ主格。

オマージュ:2012年に亡くなった先代に敬意を評して作られたとされる、特殊なワイン。2000年前半の原酒をブレンドし、2013年に現在の当主が澱引きして作ったという「NVなんだけど妙に古さのある」仕立て。
*サイトによって2000~2003だったり03が飛んで04だったり、また比率の書き方も違ったりでちょっとブレンディングに関しては錯綜気味。なので2000年台前半とします。2013にデコルジュマンというのはどうやら確定。
かなりの実験作であり一度きりのハズだったのですが、「今後も似たような事してみよ」とか当の現当主は思ってるとかいないとか・・・・・・

サンヴァンサン1996:50年間で20回作られたというスペシャルキュベシリーズの96年。現当主は最高評価の年としていて、サンヴァンサン名義の次回は2008年らしい。いわゆるフラッグシップ。遅めの澱引きが特徴。
ドンペリニヨンでいえば、エノテーク的存在。

という3点です。この3つ、スゴイんでス!いーんでス!!(cv:ジョン・カビラ

香り・味わい(最大10pt)
プレジデンスVV:♥♥♥♥♥♥♥♥
サンヴァンサン96:♥♥♥♥♥♥♥♥(今飲むなら)
オマージュ:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
こ れ が シ ャ ン パ ー ニ ュ か !
三者でかなーり個性が違います。プレジデンス05が若いシャンパーニュにして欲しい事をちゃんとやっている点、サンヴァンサン96の熟成感(ちょい暴れ気味だったけど)のありかた、そして何よりもオマージュの肉肉しいスパイシーさと来たらもう!
オマージュは特に優れて卓越した「熟成風シャンパーニュ」であり、今年の味だけなら個人的NO1泡です。

プレジデンスVV
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ここのワイナリ、何故か通常シリーズのRLという文字が妙に「KOFのルガールっぽい」のが特徴(みんな解るよね?)
通常が白柄なのにたいしてこれは黒と赤という、夜のお店でも使えそうなカッキェーなラベルです。

色はそこそこに黄色みが強く、05にしても濃い目かな。それでも青緑かなぁ?とは思います。
香りにナッツやチョコの印象がまず先立っており、そこからピンクグレープフルーツとホワイトグレープフルーツのダブルパンチ。
シャルドネオンリーなのですが、赤身なところが少しあるんですよね(これは私の感じ方の問題ですが)。
味わいそのものはスタンダード。柑橘系果実とチョコが混ざるシャンパーニュオブシャンパーニュ。
ただ、基本的でありながらその作りは上等だと感じさせてくれるモノです。
肉厚さ、泡のまろやかなタッチ、シャッキリとしたアフターで雑味が少ない。
総合的に見ると「普通を普通にやっているシャンパーニュ」です。しかしながら、その基準値が極めて高いことに他の泡を呑むと気付かされたのでした(逆に、この手のたくさん呑める試飲でなければ気付かなかったかも)。
すごーく言葉にはしづらいバランスの良さ。酸や甘味のバランスが他と一味違う次元で良く仕上がっています。
カリフォルニア系やシャンパーニュ一部のパワフル系や、ベル・エポックやクリスタルなどの繊細系とも違い、まさにオールラウンダーなキャラ。
大統領、というよりは何でもこなせる秘書っぽい気もする。

個人的にはワートリの荒船さんとかこんなキャラしてると思います。クールでもあり、ポップでもあり、全ての距離で戦えるオールラウンダー。今週のジャンプで活躍してて改めて萌えた。
または

バランス良く女の子を配置しているという意味で、ニュージェネレーションズ。

サンヴァンサン96
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一転してクラシックな雰囲気に満ちたゴールド感満載の表ラベルになります。カジュアルさと厳格さで差異をつけてるっぽいかな。それでも、切り抜きなダイヤづくりとかはデザインセンスあると思うけど。

色はゴールド系、でました!って気分になるカラーは熟成の証でしょう。
しかし、泡は今回の3つどころか他の若いNVとかと較べても強いです。
香りは杏などのオレンジ色の木の実とチョコ感。それと熟成から生じてるであろう肉っぽさがふんわりとムース的に。
この段階でちょっとしたフレンチめく辺りでスゴク「当たり」な気がさせられちゃう訳です。
熟成感よりも杏っぽさの方が大きく出ているのは特徴で、00年台前半とブラインドなら答えてしまいそうなところもあります。
それぐらい果実の要素は大胆です。
味わいはちょっと刺すようなタッチもあって、唐辛子っぽい辛味も存在しています。
泡が多く、キレが良くできているものの、どこか落ち着きはないような印象ではありました。おそらく、寝かせられる人はもう数年後の方が美味しいんじゃないかしら?
香り同様の杏とチョコのティストや肉感のほんのりのる感じは悪くないです。
ヴィンテージシャンパーニュ、というには少し若すぎるバランス感で、こっちは上記のプレジデンスと比べるとバランスが悪い状態だったかな。
とはいえ、ポテンシャルは感じられるし、何より杏要素が多いというスタイルに驚きです。この日のシャンパーニュで最も果実を感じたのはこの最も古いヴィンテージ扱いの泡だった訳で。

他のイメージが思い浮かばないこともないですが、ワートリつながりで、リリエンタールの紳士とかこんなちょっとアンバランスだけど芯がカッコイイキャラかなぁと。え、賢い犬リリエンタールを知らない?今スグ読むべし!!私の大推奨この上ない短期で打ち切られたジャンプマンガだヨ!

オマージュ
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今年最高の泡候補がコレ
ダイヤの形に私なんぞはポール・ラトーを感じちゃいますが、3つの中でもシックな雰囲気だと思います。
なんとなく、喪にふくしてるようなモノすら感じさせる、シンプルな高級感。

色は黄色よりのゴールドで、この段階ではサン・ヴァンサンの方が古いワインとして認識が出来ます。
が、香りからが本領。
香りに脂身すら見えてくるような明確なスパイシーベーコン、それからチョコのタッチ。
果実が主体でもなく、肉感とチョコのリミックスという非常に熟成度の高いタッチで、当の試飲会で説明兼ソムリエポジとしてやってきていたインポーターさんが「正直、サン・ヴァンサンよりこっちのが熟成のタッチがあって我々も驚いている」と言わしめるほど。
味わいはナッツ要素が多く出ていて、アーモンドやピスタチオやカシューのミックス。
そこにベーコン、トースト感が混ざってくる訳です。
高級な菓子パンの完成です。とてもワインと合いそうなベーコンとナッツを入れたフランスパン・・・というのを勝手にワインだけでやってくれている訳です。
それから柑橘が多少入って、ながーい余韻でデクレッシェンド。存在感が大きく綺麗。
カカオっぽいチョコ要素とスパイシーさも多分に含めた辺りにエキゾチックさすら感じる、官能的な泡。
この日呑んだ泡ならぶっちぎりで美味しかったと思っています(安い部門であればコルマンな)

でた、エキゾチック褐色代表ナターリア。カードバージョンでいえば、最新のメイド+版ですネ。エキゾチックでセクシーな大人子供褐色とか最高ですナ!(なお、ナターリアはアイドルマスターシンデレラガールズで自分が推してる――つまりナターリアPというやつ――なので、彼女に例えられた段階で私の中の評価はMAXだということです)

三者ともにそれぞれに違った出来栄えになっています。まぁ、コンセプトが違うので当たり前といえば当たり前なのですが、どれにも感じられるのは「雑味の少なさ」でしょうか。
まとまりがサン・ヴァンサンですら良い方なのであり、ブラン・ド・ブランならではの凛々しさを持ち合わせている訳です。
あやふやさを持たずに凛として咲く花の如し。

コストパフォーマンス(最大5pt)
どれでも♥♥♥♥♥
で、どれもシャンパーニュとしては安め
それぞれプレジデンスが8000円程度、オマージュが1万円ちょっと、サン・ヴァンサンが1万5千円ぐらいです。
恐るべき安さです。96年モノのブラン・ド・ブランで1万5千というのも驚きですが、それにもましてオマージュが1万円は悪いこと言わないので贅沢シャンパーニュ呑むならこれケースで買うべきだゾと断言します(その意味ではプレジデンスが一番びっくりしなかったりしますが、この水準のシャンパーニュ探すのは同価格では至難な気がしてます)
どれもラベルデザインが凝ってますし、レストラン御用達なエピソードまで含められればプレゼントにも◎。
無理に高くて有名なシャンパーニュを買うなら、ルグラ買った方が良いだろうと思わせるに十分な実力です。
これ、三ツ星が使いたがるのは納得なんですよね。どれも料理を引き立てそうでありつつ、完成度が高い。

というわけで、ルグラより3つのキュベでした。
シャンパーニュはカリフォルニア泡やフランチャコルタと比べると劣る・・・・・・という尖った見方すらしている私にありながら、この3作品は脱帽モノです。
本気で泡好きな人がどういう評定になるのかは、すごーく気になるところ。泡に関しては未熟な身からすると「これより値段と味わいの総合で良いシャンパーニュってどんなの?」と教えていただきたく存じます。

売っているショップは多くはありません。それにしても、オマージュがまだ買えるのは日本のワイン知らずとすら言えるナ・・・・・・


| フランス | 19:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ノヴァ・スコシアの泡が、高級シャンパーニュに圧勝した!?と言われるカナダ最強の泡。 ベンジャミン・ブリッジ・ブリュット・リザーヴ2008

うぇるかむ!
知っている方がこのワインを呑んでたなぁと急遽思い出し、更新してみようかなと。

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ベンジャミン・ブリッジ・ブリュット・リザーヴ2008
カナダ最高峰泡ワイナリの最高峰です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
ひたすらにBの字を反復するスタイルが独特のラベルとなっています。お財布が有名なファッションブランドとかっぽいですよねこの感じ。
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裏面もそこそこに普通、かな。

造り手の情報に関してはヘヴンリーさんなので、輸入元サイトを読むのが最も手早くこれ以上の情報もネットではないでしょう
と、思いきや、今回の呑んだものは、このHPで今現在「今後入荷予定の、評論家各位がウマすぎて絶句したリザーヴ版」の方であり、今のところネットショップ上でも売っていません。
売っているメトード・クラシコ版と違い地ブドウが入っていない、完璧なまでにシャンパーニュと同じシャルドネ&ピノのスタイルになっています。
というわけで、輸入元に書いての通りこれが「シャンパーニュに圧勝した」と誰かさんに言わせたらしい泡。
実際どうなの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
すこぶる華やかでリッチさも煽るる綺羅びやな・・・
見事です。思わず唸る出来栄え!
果実要素の多さ、瓶内二次感のバランス、それらが全部結実してリッチに仕上がっています。
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08の表示が地味に細かい。

色は黄緑に近く、泡はかなり強く細かい。
香りにジャスミン茶のような花と茶葉っぽいニュアンスが漂うのがとても良い特徴で、そこにチョコとグレープフルーツの感覚。
若いだけあって、果実そのものはストレートな果汁感があるのですが、気品のいい香りに仕上がっています。
チョコっぽさなどの控えめな感じがいいですね。
味わいは口当たりはスムーズであり、酸のタッチが多め。キレイメ系に近いかな、と思わせますがそうでもなかったり。
ライム、グレープフルーツといった柑橘果実にチョコ、それと山椒を中心としたスパイスっぽさが香ってとても贅沢に。
チョコのタッチそのものは多くなく、酸味をスタートから感じるもののアフターは結構甘味も見られ、良くまとまったフィニッシュになっています。
酸から甘に移り変わる変化具合と、香り同様の白い花っぽさや果実のボリューム感などが相まってとても綺羅びやかなんですよね。
気分はパーティードレスを着るような、そんなゴージャスさ。
総じて完成度が高く、多少の熟成感すらちゃんと見られマニア心もばっちりくすぐってきますネ。
キャラクターというよりは、自分自身をリッチに仕立て上げてくれるタイプのスパークリングとなっていて、流石に気分が高揚します(cv:加賀さん)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
これがカナダ泡筆頭の実力か・・・・・・
ネット上で値段確認がとれませんが、確か1万円ちょっとぐらいであったハズ。
カナダだから、という観点でみると少し下がる部分もあるでしょう。しかし、このワインには「だからどうしたのです?」と突っぱねるだけの力量とセンスを感じてしまう。
オシャレ感が解る人には、いいプレゼントにもなるでしょう(逆にシャンパーニュ主義の人には勿体無いから贈らない事)。
これ一本で贅沢な気分で休暇を過ごせる事間違いなし、悦楽に満ちた秀品。

というわけで、ベンジャミン・ブリッジのリザーヴ版でした。
これすごいですよ本当。入手手段が限られますが、カナダの地でこれほどの力量を感じられるワインが出来るそのことに是非着目アレ。

少年ジャンプ読んでると、社交ダンスって多分今はこの作品のイメージよね。私は肌黒の人のペア好き。

| カナダ | 19:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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アルザスの泡、そのミルキー&キャッチーな感覚 ジョセフ・グリュス・エ・フィス クレマン・ダルザス・ブリュット・キュベ・プレスティージNV

うぇるかむ!
そういえばクリスマスも近いからって泡で更新を今月前半行ってた事を(自分の事なのに)すっかり忘れていて、ふと思い出し更新!

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ジョセフ・グリュス・エ・フィス クレマン・ダルザス・ブリュット・キュベ・プレスティージNV
長い名前ですが、要するにアルザス地方の泡ネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥
この普通さといったらとにかく普通。あまりに普通すぎて、これが実は「通常版のちょっとだけいいやつ」であることがわからないぐらい普通です(このワイナリ、プレステージって下の方に書いてないバージョンが実はあります)。
Lq9lt.jpg
裏もふっつーな感じかな。

そんなこんなで普通なワイナリといった佇まいなんですが・・・・・・実はすごいなんてこともなく、古くは1963年にジョセフ・グリュスって人がアルザスに設立してから家族経営しているアルザスのワイナリです。
グランクリュ所有ワイナリでもありながら、特筆されているようなこともなく、あとはもうテクニカルデータのみしか情報入手出来ませんでした・・・・・・。
ハッキリ言ってしまうと地味です。このキュヴェ版と通常版の違いも「ちょっと熟成期間長いよー」という話。つくづくまで地味!
ついでに、クレマン=シャンパーニュじゃないのぉ~みたいな節まであって、他国以上に蔑ろにされやすい傾向があるのも事実。
またこれ、アルザスモノなのでリースリングとかが入ってたりします。
……しかしながら、このワイン、試飲会中では結構人気があったワインで、私以外の人は大体こっちが低価格では良いとしていた泡だったりします(私は絶対に断固としてコルマンのが旨いと言い切るけどネ!)
というわけで、偏屈な私以外にはこの地味さでありながら人気だった泡、それは何故か?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
ミルキーさと苦味が混合して複雑っぽい気がするからです
リースリングとか地品種とかが入っている為なのか、かなりミルキーなキャラや香りの甘さがあるにもかかわらず、どこか複雑な気がするちょっと不思議ちゃんなところがある訳。
その部分が評価されたのだろうと私は分析します。サクッと呑んだ時に、ひときわミルキーでわかりやすいのです。

色は薄みでクリア寄りですが、多少黄緑感あり。
香りにバニラのタッチが異様にします。樽は使っていないらしいのですが、妙にミルキーな感じで、コーヒー用クリームのクリーム部分と柑橘がミックスされた感じ。
トースト、というよりは生クリームなんですよね。リースリング要素があるのか少し青み(と苦味)が含まれているのは特徴。
味わいは同じようにミルキーさが主体。とかく牛乳的ともいえるミルキーさをベースにしていて、それでいながらライム感があってちょっと苦い。
その対立主義が「ミルキーだけど本格っぽい?」を体現しているような気がするという構造です。
泡の質やなめらかさそのものは普通といいますか、むしろそうした味わいの要因上ちょっと引っかかりを感じやすい作り。
結構甘味は多くて、それも柑橘寄りというよりはシロップ的であり、総じてちょっとしたプリン系のデザートチックでもあります。
食中にとインポーターとかは推奨していますが、ウェルカムドリンクかアフター向けでしょうコレ?
華々しい訳でもなく、素朴めな質感であり、どこかジュヴナイルな印象を与えてくれる品です。
若いんだけど、なんか苦い。そんな青春ラヴコメディ的なタッチ。ただし、リアル感とか少女漫画っぽさは低くて、少年誌系です。
わかりやすいといえば良いし、単調といえば悪い・・・的なネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
2500円ぐらいの泡、としてはミルキーな部類で、この価格帯だと味気ないストレートすぎるものが多い中では健闘してる感はあります。
地域やブレンディングからして、ドイツが近い訳であり、どっちかというとゼクト好きな人向けのワインだろうとも思います。
キャッチーなわかりやすさという観点では確かに優秀でおおらかなタッチも含めて、比較的初心者向けのワインだと言えるでしょう。
というわけで、めちゃくちゃ詳しい人に提供するよりも、あんまり詳しくない人に出す方がオススメではあります。
(これは良い意味でも、悪い意味でもあるかな・・・・・・ようは使い方ネ)
ハウスワインとしては、ウェルカム寄りでありあんまり料理と出してもなぁという気はするので、休日に飯抜きでダラダラとネットサーフィンしながら呑むのに向いたタイプ。
きがるぅーな一本でしょう。

というわけで、アルザスの泡でしたとさ。
ドイツ系っぽさはとてもあって、地域の特徴というか面白さはあるワインですネ。
こういう泡もあるんだなぁ・・・と感じていただければベスト。

試飲会当日に投票があったら、もしかすると総合一位すらありえたでしょう・・・私は南アだけどナ!

どこか「っぽい」な感じとストーリー性は低い辺りはこれっぽい(ぽぽいぽいぽいぽぽいぽい)

| フランス | 22:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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楠田!の!シラー!売り切れてる所しか見たことがないと言われるNZ日本人最強のシラーの実力とは? クスダ・シラー2013

うぇるかむ!
海外の日本人醸造家を私は国内よりも推す事が多いのですが、しかしながらここを飲んでなかった・・・ついに飲めた感があります。

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クスダ・シラー2013
出た!クスダ!!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
控えめに言っても、日本人の誉れです。
私が日本ワインをイマイチ評価していない最大理由の1つ、それが「NZの生産者はとっくに世界レベルで戦っているゾ」なんですが、その筆頭というか火付け役がこのワイナリです。
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裏はテクニカルデータ。

造り手、楠田浩之氏はブリテンではおそらく最も知られている日本人醸造家でしょう。川上善兵衛とか誰それ?って話。
富士通やシドニーの領事館などを勤務していた彼は「ワインが作ってみたい」と1997年にドイツの醸造学校に通い、卒業後の2001年にはNZの移住してクスダ・ワイナリーを設立します(この時買った土地は既にかなーり古いピノが植わっていたのだそうな)。
日本人が世界で「金だけ落とす、ワイン理解に凄まじく乏しいチンパンジーめいた黄色共」とみなされている中、ニュージーで初めての日本人醸造家になる訳です。
そんな経歴なので、ワイナート誌とかも注目プッシュプッシュを当時しているのですが、そんな事をせずとも、彼は目標であった
「日本人だっておめぇら白人共の鼻を萌えさせれるんだぞ?」
を達成します。
アドヴォケイト、ジャンシスおばさん、ジェイミー・グッド、マット・クレイマー・・・などなど、そこそこ有名な紙面で取り上げられています。
特にジャンシスおばさん。当時サクッと彼のワインを飲みに来て「フーン」とかなんとか言って帰ったそうなんですが、突如フィナンシャルタイムズで「超うめぇ!」と取り上げます。(本人たちも驚いたそうな)
ブリテンでも人気があがり、他の評論家各位も「なんか超うめぇ!」と絶叫しまくり「日本人最強醸造家」として君臨することとなっているのでした。
それ以降は出すワインの大体が多大な評価を受け、NZに厳しいアドヴォケイトでも93点ぐらいはとることとなっており(なお日本のワインは得意の白でも90点ぐらいです)彼以降NZに日本人醸造家が飛びまくり今に至っている訳です。
日本人醸造家の先駆け、は国際的にはクスダということになっているのだとか。
一番人気はやっぱり「クスダが最も好きな品種」であるピノ・ノワールなのですが、このシラーも結構人気でとあるMWは年間シラー12にピックしてたりも。
ボンサイ・ピックと言われる繊細な仕事、日本人のワイン関係者を集めて収穫をし、その関係者の間で流通する販売方法などなど、工夫も多く見られ(いわゆる、ワイン摘みまで出来るワイナリーツアー。それもワイン販売のプロを対象として収穫体験が出来る)日本国内でも「実は発売していない、売り切れ表示にずっとしてあるワイン」とまで言われており、入手難易度で言えばUR級最高峰であります。多分、唯一ブーケンハーツ様よりも入手が難しい日本人関係銘柄です。
しかも2013シラーは最高傑作だと触れ回っておっしゃる。期待も高鳴る訳です。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
エレガントシラーだ・・・・・
驚くべきことに、スパイス要素にあまり頼らない、エレガントタイプのシラーなのでした。
要するに、エルミタージュとかSQNとかが見せるあまりにも綺麗で、完璧なプロポーションで、存在そのものに後光が指してるあのタイプ。
の、扉は開いているかなーという具合。
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ハンコかわいいネ!

色は赤紫が強く出ていて、まだフレッシュなヴィンテージ感。
香りに果実のソース感が多く、赤果実と紫果実のミックス。それらの印象が多くて、スパイス感やミルキーさはあまり感じません。
シラーを濃いワインだと浅ましい勘違いをしている人はこの段階で「流石日本人!」なんて思うかもなのですが、別に日本人でなくてもこういうエレガント系のシラー作る人はアメリカ人にもいるから注意ネ。
そんな具合に、つまり最高峰のきれいめシラーのタッチは香りからも出ています。
味わいは更にスラッとしていて、プラムやプルーンなどのソースをとても綺麗に作った感覚。
喉越しはよく、雑味なく、スッキリとしたタッチのシラーであり、果実の要素を主体として後引けまで果実の酸と甘味を残してフィニッシュ。
個人的にはちょっとそぎ落としすぎかな?とも思います。ブーケンハーツ様とかSQNとかシャーヴ様はここに更にエッジの効いた個性を残してきて、それはそれはもう衝撃を受けるのですが、その域に達する前段階って感じがちょっとする儚さです。
個人的にはとっても惜しいワインだなぁと呑んでしまいました。
整いや方向性はまったくもって世界レベルのシラーなのですが、個々の要素がクリーンすぎるような。
これ、好みの人はハマるタイプのシラーでありますし、今年のベスト10シラーと言われればランクインするんですが、1位には慣れぬようなところがあるインパクト値の低さなのです。
あまりに綺麗、故に近づけない。シラーの中でも純真無垢すぎる感じかな。シラー好きな個人的には、ここに官能が欲しい訳

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(日本人的には+♥)
手に入れられればネ!
レアリティがあまりにも高すぎて見かける事自体が少ないので、最大評価に相対的にはしずらいです。
しかしながら、日本人醸造家による最高峰クラスのシラーで9000円アンダーという価格は大いに評価したいものであります。
最高峰のエレガントなシラー、としてはガッツリと出来上がっている品なので後は手に入るかどうかでしょう。
トップクラスと比べると流石に劣ると感じちゃいましたが・・・それでもこれを日本人が作っている事が繰り返しになりますが嬉しい次第。
プレゼントには、日本人醸造家のエピソードを添えられるのであれば概ね誰にでもOK。
URワインなので、試飲会に持っていけばもれなく「へぇ!」となること間違いありません。
この手のシラーはお肉の味付けは強くない方がいいですヨ。

というわけで、クスダ・ワインズよりシラー2013でした。
ものすごーく正直なところ、期待値には届きませんでした。っていうか自分の中でのハードルが高く設定しすぎたといいますか。
その意味でちょっとあやふやなところもあるレポートになっちゃたんですけれども、散々当ブログで書いています「エレガント・シラー」においては体現されています。それが誇らしいワインですネ。

日本ワイン同様レアアイテムすぎなのは大いなるマイナス要素。ネットで買えることはほぼないのです。
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価格:8,640円(税込、送料別)


美人であるキャラ感(ただし喋らなければ)(そしてクスダのシラーは喋らない蓬莱山輝夜)

| ニュージーランド | 23:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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カリカベの王道を往くワイナリ、その2013の豊満メイド感! ケイマス・ヴィンヤード・ナパ・カベルネ2013

うぇるかむ!
見事に寝落ちて今しがた起きてしまう酒飲みの生活不安定具合!
さておき、昨日はダヴィド・デュヴァンというブルゴーニュの王道を往くワイナリでしたが・・・・・・今朝は、そうですねぇ、王道を往く、ナパ系です。

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ケイマスヴィンヤード・ナパ・カベルネ2013
まさに王道でしょ?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
なんともアメリカーンな印象ではないですか。葉っぱと文字列という基本構成ながら、そこにどこかダイナミックさと大柄なタッチがあって、なかなかゴテゴテしい。
当ブログでは既に一年前に古酒版のしかもSS版を紹介していたりします。または、関連銘柄の白の方が高く評価していたり?
SS=リザーヴ版が一種のシークレットキュベだと考えるとこれがフラッグシップ。あっちがフラッグシップ機とかんがえるならセカンドに値するのがこの通常版ナパカベです。
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裏も割りとハンドメイドっぽさを売りにしています。

というわけで、チャック・ワグナーの作るナパカベの王道です。
因みに前の2012年で40週年の記念ボトルが出ていました。しかもPP96点と異様に高くついていて、割りとプレミアムアイテム化していたり。
日本ではつい最近までインポーターが「この知名度でありながら」ついておらず、去年、チャック・ワグナーは日本初来日という状態!
そんなこんなで、事実上のセカンド格といえるケイマスの通常版の新モノは如何なものか・・・(なお、ケイマスはシングルヴィンヤーズは一般的には作っておらず、基本マルチ畑です)

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(今呑むなら)
メイド喫茶☆イン☆巨乳
何書いてるんだって話ですが、王道を往くナパ味です。しかもすげぇ軟派な感じがメイド喫茶的といいますか、とてつもなくミルキーになっています。
ちょっと趣としてミルク要素強すぎてキャッピキャッピしすぎな気がするので、もう少し落ち着いてから飲みたい感じします。
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色は強く濃いバイオレットで透けません。
香りは遠くからでもラム酒かと思う大胆アプローチっぷり。というかもうコーヒー牛乳かな?
ボリュームたっぷりな味わいで、口に入れて即バニラバー。バニラの棒突っ込んだまま呑むコーヒー牛乳。
そこにカシスジャムをたっぷりつけたトースト、その後更にたたみ掛けるようにキャラメルマキアートとユーカリ系ハーブフィニッシュ。
なにもそこまでしなくても・・・・・・というぐらいのあざとさと、キャッピキャピした印象を味わえます。
最初から最後まで迫力のある味わいで、料理と合わせようという気にあまりさせないタイプのワインだと言えるでしょう。
甘味というより、牛乳っぽさがとにかく強い。要するに樽が超絶効いているというか効き過ぎな状態なのです。
露出多めのメイド喫茶的所業。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(少し寝かせてあげよう)
9000円前後という価格のナパカベ、というと多少中途半端なところに位置しているワインです。
多くのナパワインの中でも、確かに王道なんですが故にこれよりコスパでいえば良いものを探したくなるし、もっと良いものを見たくもなる部類。
畑主義者ではないものの、やっぱりシングルヴィンヤードの方が味わいにまとまりが出てる気がするので、それでいくと同じ価格帯のそうした単一畑モノのが嬉しいかナ・・・・・・
とはいえ、ナパワインの代表選手としては間違いがありません。日本の野球選手と書いて、長嶋茂雄が名前にすぐ出るのと同じ。ガンダムのキャラクターと言ってランバラル辺りの話になるのと同じです(私?ジェリドかシーブックに決まってるでショ)
プレゼントアイテムとしては、比較的わかりよく出来ていると思います。むしろ知らない人にも美味しいのがナパワインの魅力かな。
ワイン会などには相手次第。贅沢感はあるにはあるので、クリスマスにも・・・・・・いや、でもそれなら来年とかまで置いておける人向けかもしれません。

というわけで、ケイマスの2013でした。
最近なんだか呑むタイミング間違えちゃったかな?的なのに当たりに当たってる気がしてすこーし萎えてたりします。
この辺りのさじ加減って本当難しいですよネ。日々勉強であります!

ナパカベを知る意味では最適

やりすぎや!

| アメリカ | 05:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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若手天才の筆頭!誉高いグランクリュの私的感想。 ダヴィド・デュバン・クロ・ド・ラ・ロッシュ2013

うぇるかむ!
昨日は「ラベルがいい感じのワイナリ」でしたが、今日の朝はその逆。「ラベルデザインのダサさにおいては致命的級」なワイナリです。

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ダヴィド・デュヴァン・クロ・ド・ラ・ロッシュ2013
ブルゴーニュ若手(といっても50すぎ)において最強と言われるこのワイナリーですが・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥(ラベル的には-♥♥)
いつ見てもクッソダサいオレンジの汚物!
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このッ!ダサい!スーパーの安売りめいた!ロゴがッ!
今どきスーパーマーケットの専門ブランドだってここまでダサくは作らないのでは?
この部分を取っ払うとそれだけで値段が倍になる、とクソコラを作る人までいる始末。
多分、値上がると困るから誰も彼本人に言ってあげていないんだろうとすら思います。

造り手であるダヴィド・デュヴァン(ダヴィッドと記載する人も少数存在)はしかし、ラベルデザインを除けば輝かしい経歴と2つ名を持つ男です。
1971年に彼の父親が農協に卸す目的のドメーヌを立ち上げたのが起源。
ダヴィドが活躍を始めるのは90年。彼がなんと19歳の時で、そこからドメーヌとして本格始動します。
93年頃にはジャイエ・ジルが師匠になり、彼にアンリ仕込みのテクニックを伝授。
更にフランソワ・フィエがワイナリを投げっぱなしジャーマンして畑を拡大(当ブログ2年以上前の記事です)
ジャッキー・トルショーという大御所までもが畑をあげて、彼に任せに任せる事。
そうして、「若き天才」「ブルゴーニュで最も注目すべき男」「師匠を凌駕した超新星」「三ツ星が欲しがるドメーヌ」「ワイルドなイケメン」「ラベルが残念すぎる」など多くの異名を持つに至りました。
なお、アフロです。

逆シャアの頃のメチャモテなアムロ系。どこの国でも若き天才ピノ使いはアフロなのかしら?
さておき。
その人気は日本でも不動のモノで、RWGでは出てくるたびにヨイショがされますし、ワインレポートさんでもこの褒めっぷりです
更にフランスでは有名な評価誌で3つ星をもらっちゃって、値上がり確実!とまで言われる状態。
私としても、「自然寄りな、オレンジ感のあるピノ」を初めて体感したのは上述リンクのフランソワ・フィエ版から。
そんな彼の作るグランクリュで評価もいい畑とあれば、期待もしようもの・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(今呑むには)
ん!?味気ない!?
自然派的ニュアンス、そのオレンジ的要素などは垣間見えるんですけど、なんか味気ない・・・・・・
あれか、アメリカンなパーカー舌にはわからねぇってヤツですか!?
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ついでに、裏ラベルまでダサい。どこまでもラベルに関してはダサい。

色はクリアなレッドでかなり若々しいタッチです。
香りにチェリーと紅茶が見えますが、華やかではなく全体に硬く冷えた印象。
タニックさが結構香りに多めで、それからオレンジが出てきてアールグレイタッチではあります。
しかしながら、温かい紅茶ではなく、冷めたストレートティのようなんですよね。
味わいは渋めにオレンジの印象が多めに出ていて、酸とタニックさがやはり強め。あと塩っぽさというか、ミネラリーさ?も。
ミルキーさなどはなく、香り同様のタッチのまま、オレンジを思わせるほのかなフィニッシュ。
スマートであり、雑味は0。ただ、全体の感覚がとにかくクールで整い、酸の要素が多く感じられる本格派。
そう、私が苦手なタイプです。
繊細なるブルゴーニュの基調。私からすると、華奢すぎるのです(故にアメリカ系雑誌がそんなに評価してないのかも)。
クールな本格派がお好きな方は私が言うまでもなく買っているでしょうけれども、かなり上級者向けのピノだろうなぁと感じました。
正直、フランソワ・フィエ版の方が美味しく感じたのよね。なんだろう、記憶の問題なのかヴィンテージなのか・・・・・・
まさに大人になりすぎたアムロ・レイ(逆シャア)というか、あれか、綾波系なのかもしれない。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
というわけで、この項目も中間点という感じがします。ポテンシャルはおそらくあるんでしょうけど、2万円のワインですし扱いづらいのは個人的に評価が少し落ちるのです。
ついでに、プレゼントする相手を選びます。ラベルがダサいから・・・・・・
とはいえ、私はルーミエの村名すらも「味うっすい」と蹴っ飛ばしたようなブルゴーニュ音痴な節があるので、ブルゴーニュラヴァーであればむしろ満足がいくようにも思います(実際、この日最も人気だったし誰もが推奨してたぐらいで)。
また、例年割りと味わいの違いが出やすい(自然派らしいといえばらしい)ので、今回はこの評価でしたが熟成やヴィンテージで全く違うようにも思います。
非常に評価の難しいところですが、ダヴィド・デュバンは比較的安めなモノもありますから、入門としてなら他のワインの方がいいかもしれません。

というわけで、ダヴィド・デュバンのロッシュでした。
非常に注目度が高い生産者であり、日本人好みと言われるのはよくわかる内容だと思います。
私は、故にあんまり好きじゃないかもコレ・・・・・・特にラベルが、ネ。

楽天では去年のヴィンテージなら買える様子。

私は伊吹マヤ派なんですよ。

| フランス | 07:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ロダイのカルトワイナリ?ジンファンデル売上NO1ワイナリを色々試してみた! マイケル・デイヴィッドより4つの試飲~セブンデッドリー・ジン、プティ・プティ、シックス・センス、アースクエイク~

うぇるかむ!
久々な気もするカリフォルニア、それもロダイから4つのワイン!!

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マイケル・デイヴィッド・ワイナリーより4つの試飲!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥♥)
なんだこのラベル郡は!
と、思わず唸る、カルトっぽさがあふれるデザインセンスです。こういうのを高く評価しちゃう当ブログは、そりゃ最高点に無理やりする訳です。

造り手のマイケル・ディヴィット・ワイナリはロダイの生産者。フィリップスファミリーによる家族経営ワイナリです。
なんと、ここ専門めいたインポーターによる日本輸入です
詳しい経歴そのものは、公式で見ていただきたいネ。
で、このワイナリ、まずパーカーたんが2003年には見出してたりします。
「やべぇよやべぇよ・・・(震え声」
とか言いながら、ヴァリューワインとして必ず評価しつづけます。
ガッローニがカリフォルニアの評価をアドヴォケイトで行ってた時期ですら、自分でパーカーたんは呑んでいたというエピソードはあのコーラ育ちのメリケン弁護士をメロメロにしている様の象徴でしょう。
そして2014年にはレーヴェンズ・ウッドよりもジンファンデルを売るロダイのワイナリになったとか。

今までは「ジンファンデルといえば、ロダイ。ロダイといえばレーヴェンズ」というようなトンチキも多くいましたが(そもそもからしてターリーのがジンファンデルは評価高いだろ?というのはありましたし)ロダイでぴしゃりとレーヴェンズを超えたワイナリとなっています。
で、このワイナリ、田舎系なローヌ品種とかシンフォニー(マイナーめなカリフォルニア白品種)などもやっており、品揃えが日本に入ってきているだけでも結構多く、またどれもラベルがカルト系というスタイル。
今回はその中から4種類。さてどんな具合かといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
ジン:♥♥♥♥♥♥♥
シラー:♥♥♥♥♥♥
プティ・プティ:♥♥♥♥♥♥♥♥
アースクエイク:♥♥♥♥♥♥♥♥
ド濃い系のド直球
濃いワインのらしさをたっぷりと積み込んだワイン郡だと思います。2段階だと良い側、3段階だと普通に位置しそうなタイプとも。
ベースになっているのは紫の果実のパワフルさ。そこから品種ごとの組み込みの差になっています。
中でもプティ・シラー主体がベスト(故にプティ・プティを呑んだ後でアースクエイクを買ったのですが)。
(*なお、平行で比較試飲を今回した訳ではなく、個別に時期も別々で今回呑んでいます。一番最古で一ヶ月以上前のノートです)

ザ・セブン・デッドリー・ジンズ
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これが去年最も売れたジンファンデル。
7つの大罪をモチーフにしたワインとなっていて、7つの畑と7人のロダイの先人達に敬意を評してもいるというデザインです。
ちょっとチープさもありつつ、実に当ブログ的に推したい感じのデザイン。

色はかなり黒に近く、ギリギリ透けるかなといったところ。
香りにアルコール感とラズベリーやクランベリーのミックス。あとあとブルーベリーがやってきます。
全体に果実感が重たくて、あんまり華やかではなかったり。
味わいはかなり甘味が強いパワフルめのワインとなっていて、とってもアメリカン!
強い果実ジャムとシロップの甘さ、それとプーアル茶や紅茶やほうじ茶などの赤茶の印象がまさにジンファンデル。
どこかそうした東洋のタッチがあり、口当たり自体は中庸なのに濃くガッツリとしています。
酸味などもアフターにちょっと効いているものの基本的には単調。
ミルキーな甘さも多く、全体にどっしりしっかりとした味ではあります。カンフーガールやな。

ジンファンデルの中国茶ぽさが個人的にあんまり好きじゃない要素だったりするのですが、正統派なチャイナキャラという意味では好きな人はたまらないのかもしれぬ。

シックスセンス
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カリフォルニアでは最古クラスのシラーの畑なんだとか。珍しいロダイシラーでもあるかと。
第六感と銘打ったこのワイン、裏ラベルのこの目がウリ文句でありシークレット的にどこもしてるんですが当ブログでは公開してしまうのであった(売上に響いたりはしないと思うけど大丈夫かしらん?)
なお、現在の栽培家のケヴィン・フィリップスの目なんですって。へー。

色は赤紫。ガーネットですが紫寄りですし、透けはあまりない感じ。ただ、この4つの中では一番カラーとしては薄いかな。
香りにブルーベリージャムやプラムっぽさとチョコっぽい要素が半分ずつぐらい。
これまたあまーいジャム系の印象でありつつ、そこそこ酸もあるんだろうなと予測させる果実重視。
味わいも同様で、そうしたジャミーな印象を中心にココアパウダーがかかているようなタッチ。
多少VVらしい滋味を感じるような気もしますが、全体のボリュームが大きめなので探そうと思えばって所。
スパイス要素が少ないシラーで、アフターも甘味部分を多く残しつつ、少しキュッとしめるように紫果実の酸味が出ています。
そうした甘さの多いシラーでありつつ、意外なほどベタつく感じはないので割りとゴクゴクも飲めたり。
三村かな子系、あまあまぽっちゃりなタッチだったりします。

とはいえ、やっぱコレは張っておかないとならないのである。一度見た後にメイキングみると面白さがわかる映画だったよネ。

プティ・プティ
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ゾウさんがかわいい!
一番お気に入りがこのプティ・プティです私。なおアメリカの評価誌では異様に良い評判で、ワインエンスージストに至っては年間2位、パーカーたんのプティ・シラー一位。
めっちゃでかい味!という表現にサーカスの象二人(これはおそらく創始者の兄弟二人の意味もこもってます)という内容。
裏のバルーンにもポエムが書かれている訳ですが
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というわけで、多分いちばん力入れてるワインなんじゃないかしらコレ?

色はほぼ黒といった感じで、透けもほぼありません。
香りにバニラ感多めにウィスキー漬けなレーズンや干しぶどう。
この段階でパワフルです。若いアマローネ(陰干しブドウワイン)みたい。
味わいもとにかくパワフルになっており、紫果実の爆弾的果実感!
ブラックベリーのあふれる筋肉ムキムキマッチョマンなティストではなっからタニックにぶち込んできて、そのまま殴りっぱなしジャーマンなフィニッシュ(何いってんだ私?)
紫の果実感とミルクチョコレートの濃縮したバーというのが一番近い食べ物かな?
最初から最後までタニックさと甘味の多さで殴りつけるようですが、ただしシロップすぎてダサいという感じにもなっていないのは特徴。
また、ゾウの絵柄だからといってケモノ感とかは別にないのは知っておいてネ。
まさにパワーのサーカスショーです。アメリカ人好みの映画ライクすぎます。

デーン

アースクエイク(プティ・シラー版)
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地震をテーマにしたラベルです。飲めば人々の感覚に激震走る!みたいな。
このアースクエイクシリーズが上記までのラベルの上位版シリーズになっており、この地震柄で何種類かあるのだとか。
ぶっちゃけ下位シリーズの方がラベルデザインはいいと思います今回はその中のプティのみ。

色はプティ・プティよりより黒くなり、透けもなくなっています。まさにガッツリとしたカラーリング。
香りにレーズンや干しぶどうが感じられるのは変わらず、それがよりいっそう強くなり、香りからもチョコレート的なビターさが加わっています。
味わいのチョコレート加減も極めて濃厚。
プティ・プティに比べるともう少し複雑、というか段階的な作りになっていて、チョコレートの甘苦さをまずスタートにしてそれからレーズンの果実、アフターにブラック系ラム酒を入れたような形に。
スパイス要素はなく、このチョコバーボンみたいな海外のオジサン的組み合わせをやりぬいて力強くフィニッシュ。
なんだろう、よりマルベックとかに近い印象になったような気もしますネ。
とにかくパワーの極めて高いワインであり、ポネンテのようなデキャンターポワラーを使ってもその濃ゆさが拭えなかったほど。
あんまり濃く、全体に重たさがあがっているので、好きな人はこれ凄く好きなんでしょうけど、上記のプティ・プティのが呑むならいい気もします。
とにかく重たく濃いワインを、という意味ではベストの域で、濃い。

火力の高さはピカイチですが、「オーバーキル出来るほどだけど燃費悪いし・・・だったら長門にするんだよなぁ」という感じの位置付け。

コストパフォーマンス(最大5pt)
プティ・プティ:♥♥♥♥♥
ジンファンデル:♥♥♥(ジンファンデル好きなら+♥)
シラー、アースクエイクプティ:♥♥♥
ゾウさんは濃いの好きなら買いの逸品
ジンファンデルがウリ、かとおもいきやプティ・シラーのワイナリーだと思います。
プティシラーの二種は、価格なども加味すればプティ・プティの方がいいだろうと思いますネ。
ジンファンデルは全米売上NO1というだけあって、アメリカンジンファンデルを見たい人にはたまらない商品ではあるかと。
シラーはそれらに比べると、ちょっと特色がないかなぁ。
ラベルデザインはどれでも面白いので、プレゼントに使うための要素はそれなりにあるかと。
全体に「それらしさ」があるので、ブラインドで持って行く場合は「当てられる前提」になるかもです(もっとも、プティ・シラー経験が多い人はそんなにいないのでそれは難しいでしょうが)。
家呑みするなら、料理もパワフルでアメリカーンな料理でどうぞ。派手なラベルですし、ちょっと高めのハンバーガー屋さんにあったら嬉しいですネ。

というわけで、マイケル・ディヴィットより4つのワインでした。
どれも濃くパワフルなアメリカンライクな商品です。
プティ・プティとセブンデッドリーはなんと今現在品切れっぽいのですが、どうやら1月下旬に輸入元在庫が復活するんですって。
冬場の濃いワイン候補に是非。

ドドッと張っておきますが、輸入元が小さいっていうかこのワイナリ専門なせいか、売ってる店がそもそも少なかったり。



| アメリカ | 18:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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セカンドワイン最高人気で独立したラスカーズの元セカンド・・・・・・それでも堅ったい! クロ・デュ・マルキ2005

うぇるかむ!
泡特集は一旦休憩し、やっぱ赤ワイン更新したいわ赤ワイン!と思い最近呑んだワインから

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クロ・デュ・マルキ2005
レオヴィル・ラスカーズ系のアイテムです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ギリギリのところですが、2005年というグレートヴィンテージなのも加味してこんな感じで。
王冠ひとつに文字オンリーという大胆なラベルデザインもインパクトがあります。
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裏はガッツリ普通めですが、セカンドワイン恒例の、何かファーストモノからは欠けたようなデザイン。

レオヴィル・ラスカーズといえば、天下のボルドー二級かつスーパーセカンドとして知られるウルトラ人気銘柄。
多くを語る必要もないッスネ?知名度はめちゃくちゃ高い品です。
そして、比較的知名度が高いラスカーズ関係銘柄がこのクロ・デュ・マルキです。
というか、元セカンドワイン。2007年からは「元」扱いなんです。
どういうことか。
このワイン、もともとのタイプが「ラスカーズの外側のクロ・デュ・マルキ向けの所有畑と、ラスカーズの部分的なモノ」という形で、セカンドワインの定番である「不良ロットを格落ちさせて格安販売」とはちょっぴり異なっていたと。
で、改めてラスカーズは2007年から「ラスカーズと同じ区画の、セカンド」として別銘柄を発売。この外側畑版はあくまでも関係銘柄ですヨーと呼称上転換されたのでした。
ゲームでいえばそうだなぁ・・・・・・それまで「マリオとルイージで緑の方がちょっとダサいよね」という扱いだったのがマリオUSAになって「兄弟ですが、ちゃんと個性があります。にんげんだもの」と差別化が図られたみたいな。
では、セカンドを新たに作ったのにもかかわらずクロ・デュ・マルキが呼称そのままに残っているのは何故か?というと、このワインセカンドワインとしてはむちゃくちゃ人気だからです。
なにせ、パーカーたんは「ここのセカンドは5つ星!」とパヴィヨン・マルゴーなどを差し置き、数少ない5つ星評価を与えてたりしています。
そんな素性の、イマイチハッキリしないあやふやな立場にあるワイン。しかしながら、まだセカンド扱いの頃で2005年というボルドーのグレートヴィンテージ。
さて実力やいかに・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(今飲むなら)

めちゃくちゃに閉じてました。驚くほど堅牢。
これ、今飲むワインって感じじゃありません。そもそも私、ラスカーズって00年以降のヴィンテージで旨いと思ったことが一度もなく「堅い」と思ったワインばかりで・・・・・・このセカンドもガッツリ堅いのでした。

色は赤紫が強くあり、エッジ部分も熟成を感じさせません。まるで10年ぐらいの色合い。
香りはまずすごーく沈んでる印象です。渋いカシスリキュールといった様相で、ハーブ感やバニラ感も漂ってきません。
ほぼほぼその重たい果汁感で、フレッシュさや熟成感もなく、味わいもそのままド閉じている訳です。
質感もハードで、口当たりに重たく、ブラックベリーやカシスなどの果実のタニックさと重たい部分を実に濃厚に押出、そのまま終了です。
変化も低く、すこぶる重たい。こっちを全く振り向いてくれる感じでありません。甘味なども「なくは、ない」んですが、それも探す必要性を感じます。
超堅牢すぎてドマゾ向けなのではないかと思います。
黒髪ロングの生徒会長かつこっちのことは完全に無視してるタイプ。こう、目をあわせるでもなく「ごきげんよう」などと無感情に挨拶されてそのまま去ってく感じ。
我々は、イケメン主人公では、ない。

コストパフォーマンス(最大5pt)
?(スグ呑むなら♥、寝かせられる場合は未知数)
寝かせられる人向けのワインです。
セラー環境が整っている人意外には、1万円近くしてしまう現在の価格とは全く割りに合わないワインになっています。
これが呑み頃になるのは一体いつなのか・・・・・・という旧世代的憂いに満ちています。
これを偉大なワイン、といえる人こそは新のボルドーの呑み手であり、歴戦の手練でありましょう。
それに昔は6000円ぐらいで変えたわけで、3000円の追加文の価値があるワインであるかと問われると少々疑問であります。
プレゼントとしても、多少相手を選ぶ部分があるでしょう。元セカンドだしレオヴィル・ラスカーズを知っている人向けです。
またはこの3000円の追加分が出る事からわかるように、投資としての価値はなんとこのセカンドでありながら見いだせます。グレートヴィンテージであることはそれだけで価値があるというもの。
え、今スグ飲みたい?南アフリカを同じ値段分買ったほうが100倍良いです(断言

というわけで、クロデュマルキ2005でした。
たまにはこういう経験もしなくてはなりません。05でこのガッチガチ感。こっちを無視するその高潔ぶりはレオヴィル・ラスカーズと確かに兄弟ではあるのです。
これの旨い状態、一度ぐらいは試したいものだなぁ。

調べると6000円アンダーだったことがあり、楽天では現在この価格。なるべく安く手に入れましょう。

我々庶民読者は決して、リト君ではないのだ・・・・・・

| フランス | 21:06 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミシュラン三ツ星に100%あるカバメゾン!? ラヴェントス・イ・ブラン・レレウ(レル)2012

うぇるかむ!
昨日は3000円ぐらいでかなりイケてる泡を紹介しました。
ではもう少し安い価格帯で探すとすれば?ということでこんなのを呑んでみました。

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ラヴェントス・イ・ブラン・レレウ(レル)2012
スペインカバの老舗です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベル自体は実にシンプル。むしろちょっとチリっぽいような気もしますが・・・・・・まぁ、ラフだし良いかなぁと。
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裏は畑マップやサインなどなど。特盛りです。

作り手であるラヴェントス・イ・ブランはカバという法律を生み出したと行っていいワイナリとして注目されています。
歴史ヒストリアめいた内容がズッシリな訳です。
このワイナリの設立者であるマリア・ラヴェントスという人の父親が、1872年にコドーニュ・ワイナリーという所でスペインで初めて瓶内二次のワインづくりを成功させたと言われているんですね。
しかもコドーニュ家の人間とラヴェントス家の人間は血縁だったり。
で、それからマリア・ラヴェントスさんは

「クレマンとシャンパーニュが違うように、カバと他の泡は違うんだわ!法律を変えてみせる!!」

と、スティーヴ・ジョブズばりに活動家です。スペインのワイン法に「カバの制度」が出来たのはこのマリア・ラヴェントス女史の力によるものなんですって。
へー。
と思ってるのもつかの間に、彼女は息子さんと1984年にヴィンテージ・カバを作りたいなぁとラヴェントス・イ・ブランを設立しましたとさ。
そんな歴史があるワイナリであるからなのか、スペインのミシュラン三ツ星レストランでの採用率が100%という業務筋にガッツリと供給されている訳。二つ星でも90%以上だとか。
ワイナリーの建築は当時の建築賞をとり、今回のスタンダードレンジのレルルでもパーカーポイント(アドヴォケイトポイント)90点をとったりと世間評価もバッチリ。
そこで終わればめでたしめでたし、だったのかもしれませんが・・・・・・・最近になってなんと自分たちが発祥したカバを
「なんか制度がガバガバになっちゃったし、ゴミみたいなカバ増えすぎィッ!もういいですやめます!!」
と、なんとこのラヴェントスが脱退しちゃうのです。自分で法律作っといて!ワォ!!
で、現在は別の制度を更に進言中という訳。なんだソレスゴイな。
というわけで、そんなワイナリのスタンダード版。2012年ヴィンテージ、実際どんな感じなのでしょうか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(料理と合わせたい)
すっごいドライ系
かなーりドライです。コッテリはしてません。むしろ甘味が少ないぐらいであんまりワイン飲まない人向けでもないような気がするぐらいです。
まさかここまでハードタイプとは・・・・・・本格的ではあるのですがネ。

色は黄緑系でそこそこの色づき。泡もそれなりの揃いと質だと思います。
香りがまずグレープフルーツのタッチが強くあり、それも酸や苦味が目立つスカッシュ感。
ちょっとリンゴっぽいような感じもありますが、いずれも白い果実感な訳。
パンっぽさやチョコっぽさは奥の方に。
味わいは口当たり自体は意外と品がいい当たり口であるものの、やはりビシッとドライでクールなキャラクター。
フルーツサンド感はあるものの、まずグレープフルーツのキレが主体的であり、最後までそのまま。
アフターにもそうした果物によった苦味が残るような。
チョコっぽさよりもフルーツ感覚の方がわかりやすく出ていると思います。
料理と合わせたいタイプの泡で間違いありません。
なるほどミシュラン採用率。ウェルカムで口をクリーンにするにはピッタリなアイテムといっていいでしょう。
スッキリシャッキリ、クールでドライなキャラクターです。ツンツンすぎて隙がない感じ。
カバがもつイメージとは随分と違う内容でびっくりしました。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(料理と使うなら+♥)
料理必須スパークリング!
休日に泡だけでのんびりと過ごす、には向いてます。ツンツンですから料理があれば。
あくまでも料理と上手いこと使ってあげる、または食前酒としてキレ良く始める為のスパークリングです。
ナチュールほど甘さがないわけでもないのですが、エクストラもエクストラでありますから。
よって、むやみにプレゼントにするには向いていないでしょう。そして、これを旨く使える人はかなりの手練。
レストランをされている方には、ミシュラン三ツ星に使われる理由を考えるためにもぜひご参考アレ。

というわけで、ラヴェントス・イ・ブランより2012ヴィンテージのレルルでした。
カバも案外と難しいといいますか、こういうのがあるのは驚いたといいますか。

このドライさ、好き嫌いでそうですよネ

年上だろう相手に「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」とか初手から値定めに入ってくるクッソクールぶってた頃の渋谷。

| スペイン | 17:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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南アフリカは泡でも世界レベルだった・・・元石製造職人が作るシャンパーニュレベルの逸材 コルマン・メソッド・キャップ・クラシック・ブリュット・リザーヴ

うぇるかむ!
出た!南アフリカ!!
ここのところ、シャンパーニュ連戦でしたがそろそろ好きな地域の逸材を紹介したくなった訳でして。

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コルマン・メソッド・キャップ・クラシック・ブリュット・リザーヴ
いやぁ、これを紹介したくてシャンパーニュやってたような所ありますよネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルはターコイズに金文字というセンスがあるようなないような、ちょっち微妙な加減。案外と実物は高級感が上乗せされてたように思いますが、こうしてヘタな写真をとるとイマイチっすな・・・

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裏も普通。30ヶ月のマセレーションとかもわかりやすいタイプ。

作り手であるコルマン・メゾンはジャン・フィリップ・コルマン氏がなんと2005年に立ち上げた泡専門ワイナリです。
彼、元々はベルギーで石の製造業(と書いてあるけど一体どんな職業なんだ?)の人。畑と無縁のベルギー人。
彼はもともとシャンパーニュが好きだったみたいなんですけど、ある時南アフリカに旅行にでかけて、このフランシュック地区へ訪れた時、

「目と目が合う、瞬間に、恋だと気づいた(cv:千早」

と、ビビッと来て「石なんか作ってる場合じゃねぇ!」と、家族ともども南アフリカへと移住し畑買ってシャンパーニュ風醸造が出来る環境まで整えてしまいます。
こんな真似は本場シャンパーニュでは当然出来ません。なにせあっちは1985年設立でも「新しいメゾン」ですから。
コルマン氏は未だにシャンパーニュに年3回程度いって修行している状態、しかもお金も場所もないからファミリーだけで全部の行程をこなしている有り様(それでいて低価格シャンパーニュぐらいの値段でワインが売っているのはある意味皮肉です)。
そんなワイナリだからなのか、受賞とか全くないです。ティム・アトキンMWアニキもスルー。
むしろ南アフリカはティムの一級をガシガシ入れれてるラフィネのワインだというのが一番の評価といってしまっていいぐらいの、ドマイナーさです。
この日は泡大量に呑めるワイン試飲会だったのですが、
「えー、こんなに飲みきれないよ~何か省いてかないと~~」
と真っ先に切り捨てられてる有り様でボトルの切り替わるのもぶっちぎり最遅。
私はどうしたかって?これだけ5回呑みました

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
方向性だけならドン・ペリの若いヤツ
パワーは全体に濃く、力強いタイプで彷彿とさせるのはチョコで押せ押せしている若いドンペリです。
バランスそのものは、優秀とは言いません(崩れているとも言わない)。しかしながら、明らかにこの日もっともパワフルで迫力のあったワインだというのは間違いありません。
このワインだけのみ飛ばした人は大いに反省すべしと断言するッス!

色は黄色が強めで泡も強め。
パワーのあるグレープフルーツ、ピンクグレープフルーツのミックスとチョコ要素が。
チョコの立ち方がドンペリっぽいビターチョコ系で、ハッキリしています。
味わいもキャラメル、たっぷりとした果汁感とそのままの迫力のあるフィニッシュです。
全体にどこをとっても大柄であり、ガツン系。物凄くリッチなのだけれどちょっとリッチすぎる感じはあるかもですね。
多少バランスは悪く、ビタチョコ感もアフターにあるので苦手な人もいるかもです。
しかしながらあんまりこの日呑んだ分に関しては、ヘンな雑味とか甘みは感じず。もっともシャンパーニュに近いシャンパーニュでないワインでした。
この価格帯では随一のパワフルさと本格っぽさであり、もうちょっと寝てたり環境が良いとより楽しめたのかなぁとも思わせてくれます。
キャラクターとしては、リッチでデブな富豪キャラ。お金持ちだし強いけどデブい感じ。作り手は逆にお金なさそうなのにネ!
フェイトGOのカエサル(でしたっけ)とか、ダンガンロンパ2の方の十神白夜みたいな系。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
3000円前後のアイテムとしては抜群
もっと格安な泡は世の中あれど、シャンパーニュっぽい味わいを求めていく上での安値としては、大いに選択肢に入ると思います。
この価格帯だと最近更新したタイプのスッキリ系タイプならそこそこにいます。クレマンとかフランチャコルタもまぁ出てきますが、その中でも味わいにシャンパーニュのパワフルなタイプを感じさせるのは、稀。
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今回の記事とかを見て「あ、南アフリカにシャンパンがあるのね」みたいな認識になる人相手ならば、シャンパーニュだと思って楽しんで頂いて問題ない感じ。
ファミリー経営や新進気鋭すぎる経歴を活かしたプレゼント、というのもありかも。
まぁ、贈答向けでもないのでお家のハウス泡にしていただくのがいいですよねやっぱり。泡のスターターとしても優秀だと思う。

というわけで、コルマン・メソッド・キャップ・クラシック・ブリュット・リザーヴでした。
贔屓の国であります。なので、これ呑んでイマイチだったら私の泡の基準とあんまり合致しないという事だとも思います(キリッ
試飲会であまり気味だったのは、「シャンパーニュかどうかにこだわらない」「フランス産やイタリア産にこだわらない」という人が少ないという具体例だったようにも思えて私は悲しくもあり、是非とも一度呑んでいただきたいワインだったりするのです。
クリスマスにはちょっと水色のラベルとかイマイチなので、デイリーで!

これからきっと、色々受賞するさ。ネ。

まさにポチャ神さん


*P/s:一部部分に対して間違いでは?とご指摘がありましたので訂正いたしました。

| 南アフリカ | 22:11 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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新興メゾンのヴィンテージもの、アカデミー賞の公式だったシャンパーニュはふくよかハリウッド系 ティエノ よりヴィンテージ・ブリュット2005&ラ・ヴィーニュ オー・ギャマン2004(ブラン・ド・ブラン)

うぇるかむ!
シャンパーニュ特集的にぼちぼち更新しておりますが、今回は2本同時に。

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ティエノより2本のワインの紹介です。
あ、因みにこれはヴィンテージブリュット版の箱ね。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
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裏ラベルだけ両方サクッと張っておきますが、ヴィンテージもののシャンパーニュであります。
1985年設立というシャンパーニュとしては相当新しいメゾンがココ。
ティエノ一族がやっているファミリー経営ですが、他のメゾンを吸収したりして(ボルドーとかも傘下にあったり)すごーく大きくなっている新進気鋭の大企業さん。
それゆえか、かなり種類がある模様(ワインレポートさんの2014年の記事ですが)
アカデミー賞の公式に二年連続でなった、とかポール・ボキューズでの使用が後は自慢なのかな。
今回はそんなティエノーの2つのワインです。
ヴィンテージ違い、というだけでなくヴィンテージの方はシャルドネとピノの合わせ(比率は半分こ)
ラ・ヴィーニュ・オー・ギャマンの方は古木100%のシャルドネ(ブラン・ド・ブラン)ですね。
さて、そんな大手さんの実力や如何に?

香り・味わい(最大10pt)
ヴィンテージ2005:♥♥♥♥♥♥
ギャマン2004:♥♥♥♥♥♥♥
シンプルにシャンパーニュかなーという出来栄え
それぞれセパージュの違いからか案外方向性は違いましたが、どちらも相応しい感じであります。
薄すぎず強すぎず、標準体型って感じなのよネ。または、呑むには早かった感?

ヴィンテージ2005
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このTマークがワイナリのシンボルです。

色は黄色みがかなり強め。ゴールドとはいかないかな。
香りはミルクチョコレートの要素が強めに出ています。呑み頃かというともうちょっと年数たってからのが落ち着くかも?
果実要素よりも甘めのチョコニュアンスの方が多めな香りなのですが、味わいは一転してピンクグレープフルーツっぽさが出ています。
それからミルクチョコがそこそこふくよかに。
泡のタッチも柔らかさはあって、ナッツのタッチが良く弾ける。
アフターもそれなりに。ああ、シャンパーニュかなぁって気分にはほどほどにさせてくれます。
多少バランスはミルクチョコっぽさの方に寄っているんですが、飲みやすい方ではないかと。
その分、あまり目立ってきめ細かさがあったりはしないという。教科書的といえばそんな具合。

ちょいと若すぎるかな、という具合もあるそしてわかりやすい女子高生キャラではないかと。服装もありげな制服感にアニメカラーな髪色みたいな(東風谷早苗なのは意図してない)

ラ・ヴィーニュ オー・ギャマン2004
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シンプルカッコイイを目指した感じのブラックラベル。そして名前が言いづらい。ギャバンでは、ない。

色は上記よりももう少し黄色みが強く増しています。
香りにナッツとフルーツパン。それぞれ別々のお皿にのってるニュアンス。
なんだかワイン会のちょっと考えてるおつまみっぽさをワインそのものがやっているというネ。
泡立ちも上記品よりはたっています。さすがフラッグシップ級?
味わいも優しい印象がちゃんとあって、ナッツとチョコのサラッとしたタッチ。
柔らかさがこれぞ本格といった感じの、ふんわりとした泡感にグレープフルーツとナッツチョコでさらっとまとめてあります。
そのままスンナリとフィニッシュまで。
バランス感覚は中庸で、スッキリ系でもコッテリ系でもない辺り。
果実の構成も、まとめあげるお菓子感覚もすんなり揃っている印象。
ケーキバイキングっぽい感じ?フルーツと小さめのシフォンケーキが並んでるような感覚かな。
なんだろう、あんまり偉大さとかは感じないかもしれない。これまた教科書的といえば、そのとおり。
あんまり高樹齢であるなぁって要素もなかったかも。
悪くないのだけれど、素晴らしいブラーボ!とはいかないさじ加減。

シャッキリスッキリな主人公向けキャラ。ある意味ではスタンダードな。それも読んでる人が共感するタイプかもしれない(なんとなく個人的には原作シューティングの霊夢さん)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
それぞれ1万円近くと2万円ちょい超える価格。
そうなると、私個人としてはもうちっとケレン味が欲しい訳です。万人的ではあるし、悪くないけど良くもない・・・・・・ので、価格としてはちょっとキツい。
シャンパーニュファンであれば選択肢としてアリだと思いますが、ことシャンパーニュの場合「知名度が高いほうが良い」という側面は結構あるのでプレゼントには相手次第かな。
これをスタンダードなワインとして買う、評価している人は料理人だと思う。おそらくあんまりブレないワインなのではないかという、安定した感覚を買うなら大有り。

というわけで、ティエノより2つのヴィンテージワインでした。
や、どちらも悪くないんだけど、価格がなぁという感じな訳でして(これ、実はシャンパーニュを今回やってる中最大のネックといいますか大体のシャンパーニュで私はそんな気分になってたりします)(故に当ブログ、あんまりシャンパーニュやらないというか私の苦手ジャンル)。
これ、結構上級者向けの泡なのではなかろうかと思います。ポテンシャルを活かせる人は御一考あれ、かな。

シンプルさを求めるなら。

| フランス | 15:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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6属性超融合!って気分が唸る、凄腕が作る実験作。 アグラパール・コンプランテNV

うぇるかむ!
ここのところ安シャンパーニュで舵をとってみましたが、今日はググッと引き上げて。

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パスカル・アグラパール・コンプランテ・グランクリュ・エクストラブリュット
著名人の実験的アイテムです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
レコルタン・マニピュランとしてはなかなかの知名度を誇るワイナリーであります。
とはいえ、今回は最高峰やヴィンテージでもないのでこのぐらいかなという。
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裏はちょい長いなこれ・・・・・

作り手はアグラパール兄弟。元をたどれば1894年には設立していたアグラパールファミリーのワイナリです。
パスカル・アグラパールという現当主になり、結構な意欲作もつくられてて、フランスのとある雑誌ではボランジェ、クリュッグ、ジャクソン、ジャック・セロス、ポル・ロジェ、エグリ・ウーリエに並んでベスト7にノミネート。
アヴィズ村のシャルドネ使いとしてトップレベルの評価を受けまくっており、アドヴォケイトからも90点以上の評価が出ることの方が多い「知ってる人は知ってるワイナリ」のひとつです。
このワイナリ、特徴として「企画モノが多い」事があげられます。
サロンの「ひとつのシャンパーニュしか作らない」とかいうのの真逆で、色々と作りまくっておりその色々に対して「意味付けが上手」です。
例えば、最下層がこの7クリュ

これはまんま「7つの畑のNV」というマルチヴィンヤードをわざわざ明記することで他との違いを。

こちらは表現としての「ミネラルを提示する」というテーマ性があるクリュで日本では結構人気っぽい(検索して複数呑んでる人はコレを推してるのを良く見る)
こういう付加価値の付け方、私はとても上手だと思う訳で。
さて、今回のコンプランテ(混植)は何かというと

「シャンパーニュで使ってイイブドウ全部使いました」
という変わり種で調べたところ2003年に新たにわざわざブドウを植えてるっぽいんですヨ。
使っているのはコピペすると「ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ、ピノ・ブラン、アルバンヌ、プティ・メリエ」の6種類。
ソムリエ教本でしか見たこと無いよーなアルバンヌとかが(量はしらんけど)入っているという変わり種シャンパーニュとなっています。
シャルドネが得意な人のハズなんですが、こういうことやっといて過去にアドヴォケイト92点ぐらいはとってくるという。
当の作り手本人たちは
「テロワールはブレンディングを超える」
と、ドヤ顔だそうですけど、そんなまぜこぜしたの実際旨いの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
なんか君、すっごい元気やな
とにかくゴキゲンなキャラクターだったと思います。呑んだ端から「よっしゃー!やるぞー!」って元気に笑顔で走ってくるタイプです。
そうそう、こういう明るさでいいんですよ。さらに、独特の風味が結構あって楽しいヤツです。

色は実はあまり黄色みも強くなく、むしろ薄み。ただ泡は強め。
香りにどこか金柑や杏飴といった個性が感じられ、果実のボリュームが大きめ。
チョコ要素自体は控えめですが、どちらかといえば果実の小さいオレンジ果実の要素がとても強いといえるでしょう。うんうん、これが果実の強さだよネ。
味わいはそんなこんなで口に入れてすぐにパワフルな感じでかっ飛ばしてきます。
上述した杏や金柑、それにグレープフルーツというよりはゆずっぽさがありつつ、全体に濃厚。
それをチョコっぽさが上手いことまとめつつ、ダイナミックに走り去っていきます。
品性がいいベルエポやクリスタルなどのタイプではなく、どちらかといえば(少ない経験上は)ドンペリだとかに方向性は近いのかも。
和風とも思わせる果実感が印象的で、それらの個性に暖かみを感じるのがとても良い。
樹齢が若い(らしい)というのもあってこのフレッシュというよりパワフルさなのかしら?
ハツラツな女の子って雰囲気がフル・スロットルなのが評論家ウケも良いのでしょう。一口のんで、シャッキリと健康的に可愛いからネ。
アニメキャラとかだと、南国系のキャラって感じです。アイマスの我那覇君とかそんなかな。なにかと話題のラブライブならホノカチャ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
トップキュベでも買えると3万以下だったりするわけで、この実験的作品に1万ちょい出すならいっそ高額版買った方が良いような気もするので最大にはせず。NVだしネ。
しかしながら、私みたいなシャンパーニュに疎い人間にもわかりやすいキャッチーさと試みの良さは十二分に評価が出来る事だと思います。
知ってる人ならば誰でも喜ばれそうな生産者ですが、逆に知らないと地味なラベルなのはちょっとネックかな(故に高額になっていないといえる。ラッキー?)
ホンモノ志向なら、一本もっておいても良さそうなワインのひとつかなーと。この時の試飲会では一番他のキュベも呑みたくなるワイナリでしたネ。

というわけで、アグラパールよりコンプランテでした。
こう元気になる感じのシャンパーニュで、好感度が高かったり。
せっかくシュワシュワしているお酒なんだし、派手にいきたいものであります!!

売ってるお店があるにはあるけど、量は多くないかな。わかりやすい泡だと思うので、初心者向けとかクリスマスにもいいかも

我那覇くんって感じ

| フランス | 23:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シャンパーニュ版この価格でグラン・クリュ?格安でGCというその実力は? ヴーヴ・エレオノール・キュヴェ・シンフォニー・ドートンヌ・ブラン・ド・ブランNV

うぇるかむ!
昨日のドラピエに続いて、格安シャンパーニュです。

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ヴーヴ・エレオノール・キュヴェ・シンフォニー・ドートンヌ・ブラン・ド・ブランNV
レコルタン・マニピュランのグランクリュ・・・?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルそのものはちょっとうるさいながら、それなりに高級感アッピルがなされている気はします。
ちょっと詰め込み過ぎな感じはしますが・・・

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実は裏ラベルがなかったり。裏ラベルに移した方がいい情報多くない?って思う。

作り手メゾンはヴーヴ・エレオノール。
1986年から元詰開始をしたレコルタン・マニピュランで、減農薬。
で、彼らが保有するオジェ村のグランクリュ指定畑のシャルドネのみNV版がこのワインという訳。
後は地元紙で評価が良い。以上。
という、なんともシャンパーニュの中でも経歴が物足りなかったりします。昨日紹介したドラピエよりもかなり少ない具合。
キュベ名に「秋のシンフォニー」とついていて、微妙に季節的配慮が足らん気もしてなりません(シャンパーニュの売れ筋って日本ではクリスマスシーズンで、ついで夏真っ盛り。秋口は一番びみょーな辺りな訳で・・・)。
ちょこちょこと、何かが物足りないといいますか残念さはありますが、腐ってもシャンパーニュなのか果たして・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
うん、スッキリ系だナ!
サラサラタイプのシャンパーニュです。なるほど評価誌があまり目にかけてない理由はわかります。どこかインパクトに欠ける、ドライめシャンパーニュなのでス。大手でいえばベル・エポックに少々近い?

色は黄色さが多めで中庸。そんなに濃くもないですが薄くもないバランスで、泡もそれなり。
香りがキッチリとした柑橘系主体で、多少リンゴっぽさがあるかなという感じ。
チョコ要素などはかなり微量。まぁ瓶内二次なのだろうとは思うのですが・・・・・・
味わいもそういった感じでスルッと飲めてしまう系。
グレープフルーツを主体に柑橘系各種がはじめからサクッと入ってきます。
で、特別ボリュームがあったり盛り上げたりするでもなく、サクッと終わります。
キレがよろしすぎる。ザクザクと切り込んで、ところどころにチョコ要素などのシャンパーニュらしさはかいま見えるものの、総じてスパスパとキレていく印象。
ツンツンな印象ですが、なんだか若々しい。
果実自体はフレッシュだったりで、トータルで見ると構成がわかりやすいとも言えます。ただ、奥深さはない。
この中途半端に成熟した感性が、なんともわっかーいキャラクターなんですネ。
パッと思い浮かぶ二次キャラというと、まさに魂魄妖夢ちゃん。

自分で質問しといて「長くなるゾ」と言われると「じゃあいいです」とスッパリ切り捨てたマミゾウとのシーンが思い浮かびます(東方わかる人にはわかるハズだゾ・・・)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(食事と合わせるうえでは+♥)
昨日のドラピエに3をつけた以上、これにも3をつけます。どちらも「悪くないんだけどちょっと物足りない」なんですよネ。
ラベルデザインや秋を意識したキュベ名などでプレゼント考慮も出来るのはいいところかな。
全体に食前向けや他のワインの合間にリフレッシュする向けのワインといった感じで、使い手の実力しだいであるところもドラピエのNVと似てるかな(こっちは更にスッキリしています)
ウェルカム向けだなぁというのが個人的な感想です。この可不可ない感じは良くも悪くもなんですヨ・・・
因みに、この試飲会当日においては実は人気は結構高いワインだったので、私以外にはもっとウケがよかったのかもとは思っています。
ま、私、カリフォルニアスパークリングの方が旨いと思ってる口だからなぁ・・・・・・

というわけで、ヴーヴ・エレオノールよりキュヴェシンフォニードートンヌ・ブラン・ド・ブランNVでした。
評価に困る、という意味では最近でも結構随一だったかも?
この値段のシャンパーニュと言われれば、しょうがない気もしますが、ハッキリ言ってしまうと「作り手の実力不足じゃない?」と思ってしまったり。
雑誌評価が低いだろうことは目に見えてわかる感じ。なぜなら濃くないから。
単一畑で薄みすぎると見るべきか料理を考えていると見るべきか・・・・・・貴方ならどうでしょう?

RMでこの値段でグランクリュという怪しさが目立ちすぎる気も?

サラッとしすぎて、こっちを「敵だ」と認識してそうなキャラクターしてるんですよネ

| フランス | 22:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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低価格シャンパーニュの有機な大手、スタンダードな味わい。 ドラピエ・カルト・ブランシェNV

うぇるかむ!
泡の試飲会にガッツリ行ってまいりましたー。あんまり良い環境ではなかったのですが、一応ノートはとりまくってきました。
というわけで、しばらくの間はクリスマス近いし、っていうかクリスマスは私は一人でターキー食べながらブーケン様だわ泡なんぞ飲まぬ泡ワインをガツガツ更新しようかと。
ほんと、ノート量的に現段階までに呑んでるワインが今年中に書ききれない!

さて、そんな訳で泡です。あえてスタンダードな、そして当ブログではむしろ珍しいやつを。

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ドラピエ・カルトブランシェNV
大きめのメゾンのシャンパーニュです。うちでは本当珍しいッスよ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体は比較的地味かな。また、経歴も比較的地味めで大統領宅とかにあるとかないとかってどこのシャンパーニュでも同じようなこと書いてあるよねー的な事が書いてる・・・・・・
中で、ちょっと面白目なのがこのワイナリ「パカレやラピエールが愛飲」と言われています。最近自然派ブルばっか出てくるな当ブログ・・・・・・。

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裏も割りと地味目ネ。

作り手であるメゾン・ドラピエは創業1808年の老舗。畑所有となるともっと遡るんだとか。ピノノワールを地域で初めて植えたのもここという話。でかめだけど、まだ中規模なメゾンといえるかな
そんな老舗がなぜパカレなどの自然派生産者の家のホーム泡になっていたかというと、1989年に無農薬栽培をはじめるから。
なんでも子供が生まれた夫妻がいまして、ふと
「こう、ナチュラルでないとうちの子に飲ませられへん!」
と、思い立つ訳。日本だったら子供が出来て生協に入り自然食を注文しはじめるお母さんが如く、10年以上かけて無農薬の畑のブドウオンリーにしてるそうな。
リザーヴ25年という古いドサージュ、SO2少なめ、ピノ比率が高いのが特徴とされています。
カルト・ブランシュはそんなメゾンのNV。名前の割に全くカルトでなくっていうか「白い紙、白紙委任状」みたいな意味で超ペーペーという事。
PP89点ぐらいは一応持っている模様ですが、特筆されてはいなかったりします。
そんなこんなで安めの有機めなシャンパーニュ、その実力というと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(料理と合わせるなら+♥?)
すごく定番な味?
ちょっと厳し目の評価って感じなんですけど、なんとも普通目なシャンパーニュって感じなんですよね。
すごく平均的で、フックが足りない感じ。格ゲーだと器用貧乏キャラな立場かな。ロック・ハワードとか弱い時のカイ・キスクのポジといいますか・・・・・・

色は白っぽさが強めで比較的薄め。泡はそれほど強くもなく弱くもない印象。
香りにグレープフルーツのタッチが多めに入っており、チョコ濃度などは少なめ。
ただし、クレマンとか他の地域っぽいドぎつい感じではないんですよね。
味わいも全体に定番でこじんまりとまとまっています。
チョコ感があり、柑橘のタッチがあり、それとなく喉を潤してくれる口当たり。
それらが全て小規模にまとまっていて、複雑で繊細と言えないことはないですが、要するに「探してあげないといけない」のであって、私のようなタイプの呑み手には物足りないかなと。
うぇるかむドリンクって雰囲気がとても高いと思います。どこまでも可不可ないサラッとした飲みくちを良しとするかどうかでかなり違う気がします。
リッチでないシャンパーニュの方向性としてはわかりやすいのかもしれません。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(シャンパーニュとして見るなら+♥?)
とはいえ、シャンパーニュで3000円台というのは、選択肢として「シャンパーニュ呼称がどうしても欲しい」ならアリな気がするんですよネ。
(泡が出るワイン=シャンパーニュ、ではなく、雑に言えばシャンパーニュ地方のワインのみシャンパーニュを名乗れる訳で、シャンパーニュでなければ泡は駄目だという過激派がいるらしい)
その中では全てにおいて整ってはいるこのワインは、選択肢に入るんじゃないかと思うんですよネ。
お安めシャンパーニュとしての妥当戦をいっている、基準になるワインです。

というわけで、ドラピエ・カルトブランシェでした。
あくまでもふっつーな泡といっていいのではないでしょうか。別段有機らしさをこのワインからは感じ取れず。
ただ雑な大手メゾンを買うぐらいならば充分だったりもするので、シャンパーニュに浸りたいじゃぶじゃぶ飲みたい!という人は是非。

いくつかのインポーターが取り扱っており、手に入れるのは簡単。なお、エノテカだと700円ぐらい値が高いゾ!

異様なまでのモブオーラといいましょうか・・・

| フランス | 23:22 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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京都嵯峨野がイメージのスペインワイン。スペイン人的日本のイメージって? ワッサノバ2012

うぇるかむ!
昨日まで結構力を入れてガメイ特集を展開してまいりました~。ふぃー、疲れたん。
が、現段階で実はあと半月はワイン飲まなくても更新出来るぐらいに公開出来てないワインノートがあったり。
今日は箸休めとそろそろ季節が終わるのでこんなので。

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ワッサノバ(ワッサノヴァ)嵯峨野2012
日本ワインっぽいでしょ、これ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(ラベル的に+♥)
ところがどっこい、このワインスペインはリオハです。下のほうにちょこっと書いてありますネ。
黒いラベルに紅葉というのがコールドストリームヒルズよろしくカッコイイ印象。日本のワイナリの多くはこのぐらいのデザインセンスは持つべし。
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裏もおもいっきりスペインであることがわかりつつ、しかし日本語多くてなんだか日本ワインっぽいし嵯峨野?

このワイン、インポーターであるODEXさんの日本オリジナルワインです。
作り手はテルモ・ロドリゲス。彼は親日なスペイン人で、京都は嵯峨野が好きとのことでその嵯峨野をイメージしたワインという事で出来ています。
っていうか、ODEXインポーターが力入れてる作り手およびオリジナルワインなので公式調べてみてネ!(ぶん投げ)
中身はテンプラリーニョ主体にグラシアーノなどが入ったスタイルで、テルモ・ロドリゲスのテーブル価格帯に同じ産地の別ワインがあります。
要するに、テーブル価格ワインの別ロットおよび若干の醸造変更を加えたバージョンということになります。
どのぐらい違うかは比較してみないとわからないですネ・・・・・・
さて、そんなこんなでスペイン人がスペインで仕込んでる、京都嵯峨野風ワインというちょっと奇天烈な、言葉にすると面白いこのワイン。
中身はどうなの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(飲みやすさなら+♥)
ロドリゲスニキはもしかして日本人ボージョレ・ヌーボー好きだと思ってる?
予想通りに赤苺系のタッチと紫果実のミックスに、予想外にメルロめいたなめらかな口当たり。
全体に飲みやすさがブレない作りになっています。侘び寂びとかはあんまりない、むしろクールジャパン寄りなワインなのでは・・・・・・

色は濃くはありませんが赤紫で、透けも強め。
香りにチェリー、プルーンなどのジュース的なミックス。そんなに香りが高くはなくほんのりとミルキー。
目立ってスパイスなども香らず、そこはおしとやか。
味わいは更に丸っこい印象で、口当たりがメルロ的なやわらかタッチ。
そこからミルクキャンディ的な部分が多くあって、果実感はむしろ香り以上に控えめです。
チェリーなどよりも、牛乳アイス的な部分の方が目立ち、最後までなめらかにフィニッシュ。
刺なく、明るいというよりは穏やかな。
こう静かだったりズンと酸があったりキレ味が良かったりはしません。また、数日かけても概ねこんな具合のまろやかで当たり障りのない・・・・・・
あっ!?当たり障りのない部分が日本人的なのか!?(暴言)
または、なんとも日向ぼっこにいいワインだと思います。
果実感覚が全体に中抜けしてる印象で、ちょっと足りない部分は多いんですが、しかしまろやかめな感覚でなんとなく許してしまうという。
こういう果実がなんか弱い感覚も日本ワインっぽさかもしれませんね。多分日本ワイン派はこれ好きなハズダヨ(暴言2)
京都の厳格な遺産的風情よりも、ずっと子供との日常的な部分の方が大きいワインです。
まったく小学生は最高だゼ!(恒例)
テーブルワインとしては大有りで、確かに日本料理系も邪魔はしません(ただし面白くはないかな)。
イカスミスパゲッティとか結構相性良かったッス。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(ラベル的には+♥)
2000円近いワインとしては、妥当かつ平均的なところに位置するワインではないでしょうか。
なんかところどころ物足りない印象で、もうちょっとでも果実要素や酸がちゃんと立ってくれるだけでズッと評価があがるのになぁと残念なぐらい。
ただ、訴求デザインとしては良く出来ているのは間違いがなく、「スペインの有名な作り手が日本をイメージした」の部分だけで使い勝手が格別にあがってるのはグッド。
(ラベル効果は当ブログとてつもなく大事だと思っているので)
しれっと京都土産に出来ちゃいそうなワイン。またはテーブルづかいなら、サラッと置いてあるとちょっと面白い一品。
使い勝手の良さはたいせつたいせつー。

というわけで、ワッサノバ嵯峨野2012でした。
中身そのものは個人的にはグレートとは言わないのですが、付加された外敵要素はテーブル価格に欲しいモノが良くとらえられていると思う訳で。
マーケティングとしてテルモ・ロドリゲスは確かにホルフェ・オルドネス辺りと同様に優れているのは間違いないでしょう。

何故かイタリアワイン専門のところでしか楽天では売ってません。イタリアワインと飲み比べるのは案外面白いと思う。

なのです

こういう感じのワインではなかったのはちょっと残念、かな。

| スペイン | 13:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ボージョレ・ヌーボーは熟成を走り抜けるか? ニコラ・テスタールボジョレー・ヴィラージュ・プリムール・レ・ラパンの垂直3ヴィンテージ!~2011、2013、2014~

うぇるかむ!
自然派ガメイ特集、ここでもういっかいウサギさん!

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ニコラ・テスタール・ボージョレ・プリムールより2014、2013、2011
この日のメインといっても良いかな?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
今月初めもこの方でしたが、改めてって感じ
なのでニコラテスタールそのものの詳しさは省きますが、それにしても
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かわいいラベルです。超イかしてる。
そして、このラ・パンこそ「ウサギさん」という名前の単独畑にして最もニコラ・テスタールが力を入れているガメイの畑です。
このバージョンにだけ、微妙に亀が配置されています。ウサギとカメな訳ですな超カワイイ。
さて。
このワイン、そんな訳でニコラ・テスタールの作品・・・・・・かというと実は2014だけが単独で彼でその前まではフレデリック・コサールとの共作でした(っていうかフレデリック・コサールが新天地的に移った?その辺り私は詳しくないですOTL)
調べれば調べるほど、このワイン会の中心がテスタール周辺対ルジェという形だったなぁと改めて思うのですが、さて実際問題どうなのか。

香り・味わい(最大10pt)
11:♥♥♥♥♥♥♥
13:♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
14:♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
驚くほど違いが出ててびっくり
14に関してはほぼほぼ「新品と差があるように思えない」感覚であります。そこからすると13になるとかなり老けこむのですが、11は一気に南仏っぽくなります。
この辺りは熟成能力のなさと見るべきなのか、このぐらいであればキープ出来ると見るべきか・・・・・・これに関しては後々もっかい述べますネ。
また、上述したフレデリック・コサールのプロデュースが入ってるかいないか、でいえば「14年同士はむしろ傾向が似ている」「11と13は逆に14の2つとは似ていない」という形でヴィンテージ差(および熟成の差)の方が大きく感じられます。
あー、そろそろ各ワインみてきましょ。ルジェの時と同じく古い順です。

2011
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ワイン会中はこのワインが一番みんな驚きがあったように見えましたし、コレが一番評価良かったんじゃ?と思います。
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なぜなら、ヌーボーで2011というのがレア経験であり、それも2013年と比べるという行為をし、更に大きく差が出て、11の方がパワフルさを感じられるモノになっていたから。
色はレッド系ですが、トマトジュースのようにはなっておらずむしろ暗みが出ています。
香りにスパイスとブルーベリー・・・・・・と書いた段階で「それってシラーの特徴じゃないの?」と思われた方はご明察です。
個人的な雑感としては、11年のタッチはパカレのヌーボなどに近いと思います。南フランス寄りな状態になっています。
そこから後々になってオレンジも交えつつ、ちょっと苦そうな土ッ気ある香り。
味わいは全体に13と比べると何故か濃く感じられ、タニックさがなどが強め。
かといって青臭さはなく、自然派シラー傾向が味にも感じられました。
紫果実の質感、ミルキーさは大部分が消し飛んでいて、飲み進めると苦味が多く出がち。
ファーストインパクトの方が美味しいワインで、後から根暗になってしまった事が薄く見て取れて、なんだかOLになって擦れちゃったボブ・ショートの子って気分。
主人公に反発してくる立場の女の子感とでもいいましょうか。ワールドトリガーの木虎とかイメージ近い(あいつは中学生だけどナ!)

こいつほんと中学生っていう年齢が違和感なほど大人なんですよ。そんな感じ。

13
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こっちは一転、ラピエール辺りのグルナッシュぽさがちょっとあるタイプになっています。
あ、ちなみにマグナムねコレ。
同じ畑ですがかなーりタイプが違う(因みにラピエールやパカレなどの方が広域でのブドウ使用だと思うのですが、しかしラピエールやパカレの新モノの場合毎年の傾向は似ます。熟成の差の可能性の方が高いかな)
色は少し赤みがあり、11と比べた場合正当にピノが歳をとったようなカラーリング。オレンジ寄り。
で、香りにミルキーな要素はまだ残っており、オレンジとオールスパイスのソース。鴨肉にかけたい。
味わいはとても自然派ピノ的なアールグレイのニュアンスを奥の方に保ちます。
迫力などはなく、どこか静かにセンス良く紅茶感が漂い、アフターもそのまま消えていく飲みやすさ。
貴腐っぽいという同じく呑んでいた方の意見にあがったのですが、それは正しいように思います。
そしてそれは同時に自然派系のグルナッシュにも通ずる、温州みかんだとかの酸ではないでしょうか。
そうしたオレンジ寄りの味わいを全体に通して、そのまま走り抜けていくワインです。
味わいそのものは別に複雑でもリッチでもないのですが、ほんとに自然体に走って終えてくれるのが良いのです。
童謡をシンプルに聞くような印象かしら。ずいぶんと11のキャラクタービシビシ系とは違うのです。

メトロポリタン・ミュージアムな。

14
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ここに至り、ニコラ・テスタールの単独となりますが、正直なところ「今からもう一度ブラインドでテスタールとコサールの14を飲み比べて二者択一しろ」と言われてもハズすと思う。
テスタールの方が青臭さが多くガメイらしかったようには思いました。
色は少し褪せたタッチではあり、13をまだ少し若くした印象(それにしたって一年差というには大分違いがあるのですが・・・)
香りに青さとオレンジの印象。有機オレンジ感は全体に統一されています。畑の力?(適当
イチゴキャンディの感じはしないものの、チェリーのタッチは出ている訳。
味わいはミルキーさとチェリッシュな印象を多く持ち、わかりやすいタッチです。
チェリーはそれなりの青果といった感じで、果物の要素自体はそれなりにあるものの、個々で立ってくるイメージ。
順番に食べてるようなんですよね、チェリーとオレンジとアセロラとみたいな。
ただ、それら果物にもある青さと果実自体の感覚がミルキーさよりも目立っており、青臭い部分になんとなく「イメージとしてのガメイ」を感じるのですネ。
最後の方もキュートに終わるんですが、どこか毒舌なキャラクターという印象で、コサールの14年とはそこが最大の違い。
チェリーとミルクの印象なものの、カリピノっぽいかというと違う。チリピノっぽい?
それぞれの良さがあるので、個人的には同点だったかなぁと。

皮肉にも、コサール同様なぜか「人が作りしもののキャラ」な節があり。
なんだろう、凄く変な言い方すると「作られた自然派」みたいな矛盾をニコラ・テスタールとかコサールには感じたのでした(この日の自分の印象では、ネ)

コストパフォーマンス(最大5pt)

というわけで、自然派ヌーボのしかも古いものなので?。
ただし、2014年を最後に引退しちゃってるので、ニコラ・テスタールのワインとしてはこれも完全にコレクターアイテムだったりします。
ファンの人はもうみんな持ってるし、案外とそういった観点からボージョレ・ヌーボーの割に古酒が今後も見つかるのかも?とは思いますが・・・・・・しかし、呑むタイミングが意外と難しいモノですなボージョレ・ヌーボー。
そう思わせるだけの、パワーはこの中にあるのですからネ。

というわけで、ニコラ・テスタールより3点のボージョレ・ヌーボーでした。
今年は何故か私、ボージョレ・ヌーボー解禁日以降、やたらと良いボージョレ・ヌーボーや古酒を呑んでいた。
紹介してないけど90年台のヌーボーとかも今年は口にする機会がありましたからネ。
ガメラーなどというダサい異名は持ちたくないものの(葉山考太郎氏は早いとこ返上したほうが良い)しかし、色々と考えさせられるものはありましたネ。
今回のワイン会特集や以前更新した分の回の感覚をダラダラ書き連ねると

・ヌーボー=イチゴキャンディという一辺倒は安物でも無い限りないし、今後減っていくだろう
・自然派のヌーボーはもはや「自分たちが生きるお金を稼ぐ上で作ってる」部分が大きく、ボージョレ・ヌーボーとしての味なんて知ったこっちゃなく作られたモノである。
・とはいえ、ヌーボーなので新モノであれば味は近い。近いが、ある程度のパターンに分類は出来る(これは醸造の違いがあるのだろう)
・また、しっかりと作られた(上述した生きるために作ってるような生産者は)ヌーボーに関しては熟成がある程度は可能である。長期で置くと良いという事ではないが、独特の世界観は持ってくれる
・数年で変化するという意味では、熟成初心者にも楽しいのでは?
・ガメイという品種そのものは、苦味要素などが伴う結果ピノ+南仏やスペイン系のワインの印象を持つブドウなのではないか?
・方向性は違うが「ピノ+α」という意味ではネレッロ・マスカレーゼとは、歩み方が近いのかもしれないナ。
・クリュの違いや村の違いというまではなかなか感じ得ないというかそういうサンプルも少なかろうが、南の方にいくほど(ブルイィ辺りな)にかんしては味わいがラングドック寄りになるイメージ(イメージです
・ボージョレ・ヌーボーにだけ群がる人や売るのに必死すぎる業界を嫌い、また毎年憂いていた私ですが、これは訂正。ヌーボーであっても、ひとたびガメイのワインとしてお祭り要素を取っ払ってじっくり見れば、しっかりとしたワインなのだネ。
・だからお祭り価格はやめれ(迫真)

以上、ひとまずガメイ特集は一区切りします――もう一個泡呑んでるんですがそれは機会があれば?――
こうして突き詰めると苦手地域でも発見があるから面白いですなぁワイン!

今から手に入れるのは相当難しいです。田舎とかで見かけたらプレミア出るから手に入れるのがオススメ

| フランス | 22:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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