うぇるかむ!
というわけで、今年もやりますベスト12!
去年と同じく円卓の騎士っぽく12本選びマス。続々と周囲が「今年のベストワインを発表」するなか、遅ればせながらチョイスしました。
今年は白も増やして
・最高にグレートな赤ワイン(無差別級)
・白&泡&ロゼ&オレンジ他(無差別級)
・コストパーフォーマンスをびんびん感じたワイン(5000円アンダー部門)
の3コーナーにしようかと。これでワインレポートさん辺りで取り上げられてもおかしくなくなったな(突然のドヤ顔
では早速じゃぶじゃぶやろう!
*あくまでも当ブログの評価です。味の絶対保証は誰にも出来ないことを肝に命じて!
*同じワイナリは賞がかぶりません。赤で席とってるワイナリは白やデイリーには乗せない形に形にしています。
*また、ヴィンテージや状況の違いでワインの味は変わります。その事もよく加味くだされ。
*当ブログでまだ未紹介のものやもう販売されていないものもあるかと思います。ご了承を。
~赫奕たる12本赤編~・第12席
ラ・リオハ・アルタ・グランレゼルヴァ904(2001ヴィンテージ)現在の懐古的スパニッシュブームを、別にブームを関係なくやっているこちらを12位に。
クネがスペクテイターで世界一をとっていらい、日本でも見られるようになった・・・・・・というには案外と勢いが無いネオ古典スパニッシュですが、確かに味わいの表情はちょっと古酒的要素が艶やかで美味しいんですよね。
・第11席
シャトー・ポンテ・カネ2010パーカーたん100点もとっちゃったボルドー5級。この凄まじい実力たるやなんと「今でも十分に若ボルドーとして呑める」点があげられます。
それでいて熟成もするだろう感覚はもち、現代ボルドーの最高峰として確実に君臨している一本です。
これから他のワイナリもこうした傾向になっていくのか?その魁としても注目度が高く、ここに座します。
・第10席
レイル・ヴィンヤーズ・ジョン・ダニエル・キュヴェ2012これまたPP100点なカリフォルニア正統イングルヌック後継者。
今年もナパカベはかなり色々呑み、古酒も含め悩むところもありましたがその伝統の重たさ分これを入れることとしました(なおこれ以降ナパカベないので今年のベストナパが私はコレ)
その味わいはまさにナパの歴史。ニューワイナリーにないもうひとつ上の「何か」を思わせてくれるナパカベです。
・第9席
ラール・ワインズ・レッド2013南アフリカの珠玉なシラーグルナッシュ!デイリー価格の方に入れようか迷いましたが品質レベルが極めて良いのでここに。
名探偵コナンの「東の工藤西の服部」が如くフランスはローヌでは「北のエルミタージュ南のヌフパフ」っていうのが王道。
で、このワインの立場はどこかというと「ステレンのブーケンハーツスワートランドのラール」っつぅこっちゃ(cv:服部平次)
完全にヌフパフを凌駕する一級品。そりゃジャンシスおばさんもティムニキも万歳三唱する訳ですヨ。
・第8席
ポール・ラトー(マチネ、ランスロット他)今年はカリフォルニアピノもかなーり悩まされましたが、その中でトップは何か?
その答えは、マルチもピゾーニ様を使わせてもトップクラスの味わいを誇るポール・ラトーであると私は答えましょう。
ラベルデザイン、その中身、全てにおいて高水準を誇る卓越したセントラルコーストの立役者。
カリピノ、というジャンルの真髄ここにあり。
・第7席
エル・ニド(クリオ含む)伝統的スペインを12位にしといてなんですが、やっぱコレは入れたい訳。
クリス・リングランド兄貴も今年そこそこ色々呑み、その意味で最もクリスニキしてたのがこれだと思う。
チャイナドレスが似合う、ド濃く、豊満で、賢く、快楽的なワイン。これぞリングランド。
なお、実はクリオ単品でもこのぐらいの順位につけるだけのワインかつ人気があるので、見かけたら即入手がオススメ。
・第6席
ヴィラフォンテ・シリーズM2006今年呑んだメルロの中で、最も卓越したものの1つだろうと思うのがこちら(もう一個、キュレ・ボンという右岸も素晴らしいのですがレアアイテムすぎるのでなくなく割愛)。
とはいえこれも日本ではもはやどこにも売っていないのでは?というアイテムなのですが、南アフリカのメルロが卓越し熟せるモノが作ることが可能であるという事実にうち震えていただきたい訳です。
見つけたら絶対の買い!!!!!
・第5席
ラルコ・アマローネクインタレッリの弟子はこの順位に推したいと思います。今回は一応アマローネ2003でのこの位置としていますが、実はヴァルポリからして美味い。
クインタレッリ本人亡き今、彼の孫がクインタレッリ流儀を継承するのか、それともラルコが弟子として頭角を表すのか・・・・・・
めちゃくちゃ注目すべき部分なんですよね。ヴェネトの至宝の行く末に期待したいのもあってこの席。
・第4席
バス・フィリップ(エステート、プレミアム)オージー最高のピノをこの位置に。
オーストラリアはピノの国であったと、どこか印象づけるに十分なワイナリだと思います。
全体にオージーピノの実力派はすこぶる出来が良いと確信していますが、その中でもずば抜けており安定感もあるのはココでしょう。
紅茶系ピノの最高峰!
・第3席
ベルンハルト・フーバー・ボンバッハー・ゾンマーハルデ2007そんなオージーピノやカリピノを抑えて、今年のピノの頂点だと思ったのがフーバー様。
やっぱすげぇよフーバー様。ついでに今年は白も色々呑んでそれもすげぇよ(シャルドネがすげぇ)。
品のあるティータイム空間を脳みそに作り出す、卓越した落ち着きと品性をもったシュペートブルグンダー。
やはり帝王・・・・・・今後引き継がれてからどーなるのか気になるというのもトップクラス。
・第2席
ブーケンハーツ・クルーフ・シラーもはや私は一部では「ブーケンハーツ・シラーが好きすぎる人」として知られていそうですが、そうだよ(しれっと)。
エレガンス、卓越したボリューム、そして妖艶さと官能・・・・・・その全てをもってるシラーとしてランクアップ!もはやランスロット的キャラクター。
・首席
ジュゼッペ・クインタレッリ(アマローネ銘柄)あまりにもすごかった((小学生並みの感想
これがコレがアマローネ・・・・・・と感服する他なかったのがクインタレリでしたネ。
デル・ベピ1994が事実上本年度のNO1ワイン。2003のアマローネを呑んだ時既に「ブーケンとどっちにしよっかな?」と思ってたんですが、ベピが決定打でしたネ。
独自製法により独特の発展をしているアマローネというジャンル。本当に高いワインですが、それだけの価値があるというのが私の答え。
・怪しき13席?
バロレ・コレクションそういえば本来円卓の騎士って「裏切ったり呪われる席である13席目があったよねー」と思い出したので、
「今年一番ナゾだったワイン」
を急遽追加してみようかと。
年号は明らかに古いのに異様に若いナゾのアイテム、バロレコレクションに今年ありつけたのはガッツポーズでした。
感想は・・・・・・うん、なるほど、謎の若さ。
~2014赤総括~今年は「南アフリカのすごさ」「アマローネのホンモノ」「最高峰の新世界ピノ」
これらが上位に座る形となりました。
去年は4つも入っていたローヌ系がバッサリとなくなり、その合間にピノが格上げ的にランクインしてる具合かな。
そういう訳でシラー主体というのも少し減っています。
色々考えると、まず「濃いワインが提供される状況が少し減った」というのはあって、同じショップで試飲しててもセレクト傾向が全体に濃くない事が多く結果的に良いピノを見る機会が個人として多かったかな。
でもまぁ、濃いのが好きなので上位は濃いタイプのピノがガツガツ食い込んでます。
結果的にある種の酒精強化とも言えるアマローネが上位になった部分もあるでしょう。
それにしてもクインタレリはすごかったなぁとシミジミ。
また、2012年ヴィンテージのカリフォルニアがかなり珠玉であり、もしベスト100とかでやっていたら半分ぐらいカリフォルニアのワインが続きます。それはナパもセントラルコーストも。その中でもラトーやレイルは優れていた訳で厳選した形。カタとかオーガストウェストとかスクライヴとかも入れ替えても良かった感。
そんななかで、何故かひょっこりしているアルタやポンテという図式ですが、彼らのスタイルが今後の「地域らしさ」になるのかどうか再注目する意味でも入れてる部分が大きいです。
全体に並べてみると、どのワインも一定以上の味わいの中に果実の強さと魅力、それと気品と称したく何かを兼ね備えたラインナップになったと思います。
~赫奕たる12本白・泡編~・第12席
ドメーヌ・カーネロス今はまだ安いのですが、近々値上がるとの話もありこちらにすることに。
そう、それぐらい実力派なワインだと私は考えています。
テタンジェ本家を倒しうる、テタンジェのワイン。K’かいな。
・第11席
クメウ・リヴァー(マテズ)今年は世界規模で「クメウの年」と言って良かったような気がするほど、このNZシャルドネがブイブイ言わせてましたネ。
私もそれにはある程度納得。確かに実力の高さはお墨付きどおりでしょう。
ただ、このワイナリ、マテズ以外がちょっと微妙かな?とも思うのでこの順位。買うならマテズを是非。
・第10席
マルセル・ダイス(アルテンベルグ、マンブールなど)実は呑んでたマルセルダイス。いや、これ、すごいワインなのですが紹介出来てないんですよ・・・・・・
アルザス最高峰なのは確かでありますが、改めてその「奇抜さ」に注目したいと思ってます。来年早いうちにまとめてお伝えしたい(地域的には伝統的とのご指摘もありました)
帝王たらしめるだけの実力がココにあります。
・第9席
ベッラ・ヴィスタ・サテンイタリア至高の泡、それはやっぱりフランチャコルタ!
実は今年あんまり呑んでなかったんですが、このクラスの実力派はやはり印象に残りますネ。
イタリア泡のリッチさ、是非ご賞味アレ!
・第8席
R&Lルグラ・オマージュなんとシャンパーニュがこの位置に。割りとシャンパーニュ苦手を公言してましたが、これは秀逸だったという話。
独特の味わいに大いに個性を感じさせ、その「オマージュたるところ」を感じさせてくれます。
お!?と思わせてくれる秀逸で感慨深い泡。
・第7席
ノヴィ・ロゼラスヴィンヤード今年の白最大の掘り出し物にしてにして終売でなければもっと値段がしているだろう「デイリーであるはずがないのにデイリーになっている」奇跡の白。
というわけで、今年の顔というか引退記念気味なランクイン。
デイリー側だったらもっと上の順位にしてる、抜群の実力者。これが今のカリシャルって感じ。
・第6席
クリスタルム・ジ・アグネス2014南アフリカのこれまたジャンシスやティムニキが絶賛するブルゴーニュ系ワイナリ。
私が呑んだ感想といえば「あれ!?これ、モンラッシェと中身間違えてませんか!?」であります!
この価格でモンラッシェ、ではなく・・・・・・モンラッシェの上級品が何故か南アフリカっていうワイン。
・第5席
ピゾーニ・ヴィンヤード(シャルドネ)赤でもポールラトーが入ってましたが、やっぱりこの畑はすごいなっていうのが良くわかります。
同時ランクインを避けてなかったらラトーと並べておきたかったのはやはりピゾーニの本家。その「ついに出た白」というのがこれまたカリフォルニアシャルドネの中でも際立っている。
グロワーワインの中でも頂点のワイナリは、やはり格別なのですかネ・・・・・・
・第4席
ツィント・ウンブレヒト(ブラント、ランゲントゥアイン、クロ・ヴィンスブールなどなど)今年意外と呑む機会があって、それも量があるからとあるからと後回しにしてたらしてたら全然更新してなかったという不遇の扱いをしてしまった超著名アルザス。
ダイス共々秀逸で、こちらはダイスに比べると正統派な印象があります(地域的には先進的だとのご指摘ありました)。
特にゲヴェルツが凄かったりするからアルザスは本当侮れないなぁと。
・第3席
シュロス・リーザーニーダーベルク・ヘルデン・アウスレーゼ★2001時折感じる「レモンのような」白ワイン。その最高峰が今年味わえたように思います。
澄んで綺麗なレモン風味。これがリースリングなのかと打ち震えられる逸品でした。
市場ではハーフなどで安いのもありますから、寝かせるチャレンジにもいかがかしら?
・第二席
アルヘイト・カルトロジー2013シュナン・ブランとはここまで美しく品性に溢れる事が出来るのか・・・・・・
あまりの旨さ、バランスの良さに驚きしかでない南アフリカの一級品(これまたジャンシスおばさんとティムニキがベロベロしてます)
まさに白ワインの若き王女様!ラベルデザインまで最高に秀逸と言う他ありますまい!!
・首席
ジャン・ルイ・シャーヴ・エルミタージュブラン2002まさかのここでシャーヴ様。
今年もなんだかんだ飲んだのですが、エルミタージュ赤よりこの白の方が印象深くまた良かったんですよね。
リッチなローヌ白の真髄が叩き込まれているといいますか、もはや世界最高のモンブランといった具合。
良い造り手は白も赤も旨いという、純然たる事実か・・・(思えば、赤一位のクインタレリやブーケン、クリストルムなども赤白両方旨い)。
・怪しき13席?
ドメーヌ・デ・ミロワール(ミズイロおよびアントゥルドゥブルー)自然派のなかでも超がつくほどガッツリなやつ。去年よりもこのタイプ、苦手になってるんですが最たるものの中から。
正直首を傾げたくなる自然派白のなかではアントル・ドゥ・ブルーは割りと呑めるほうだったかなという。
しかし、これ超好きな人がいるのも事実で、私が踏み込めない領域なのかも・・・?
~2015年白他総括~今回、これまで「実力不足」としてあえてやってこなかった白を、泡なども足してやるにようやく至りました。
ただ、改めて並べてみると偏りが赤以上に感じられるといいますか「強い白」に偏った印象がありますね。
またそのクセ品種自体はバラけているよーな。我ながら模索中といった感じです。
アルザスの大御所2つをピックアップしてみており、同じような傾向でドイツのリーザーが高位に座する形に。
これらは「甘味は強い」のですがそれでいてスッキリとも呑ませてくる要素がある点が優秀!
ノヴィとピゾーニはどちらもかなり近い地域の中からカリフォルニア最高峰としました。ノヴィに至ってはもう生産がないというのが悲しいッス・・・・・・
南アフリカの2つの白はどちらも呑んだ時に「あ、高額な白呑む必要ないな」と確信するに到れる。それほど強烈な代物で、衝撃度ではなく完成度の高さで度肝を抜かれる事間違いなし。
その上でまた一段上なのがシャーヴ様ってな具合。
泡のトップは自分でも意外だったんですがルグラ・オマージュにしちゃいました。何故って、そこに存在する意義というかまさにオマージュを感じさせてくれるのです。
どっちかというとどれも冬場の方が美味しいかもしれない白ですね。お肉と合わせたくなるタイプが多いかも。
~格安たる12本~・第12席
四恩醸造なんとなんと当ブログのこの項目で日本ワインが出る事があるなどと・・・・・・
理由は「あくまでも価格は2000円アンダーであること」と何よりも「机の上に置いて呑みたくなるジャケ」だからです。
ラベルがまず第一。その観点においては卓越しているのでココに。
・第11席
セッラ&モスカ・テッレラーレ・カリニャーノ デル スルチス・リゼルヴァ2010またまたちょっと意外どころ?サルディーニャのカリニャンです。
これ、呑んだ時かなーりビックリしたものですが、地域と品種のせいかまだ買えるお店もあるよう。
隠れたイタリア大当たり銘柄のひとつだったと思ったものです。
・第10席
ヴィッラ・マウント・エデン・ビエンナシッド銘柄(特にシャルドネ)最強の畑をこの価格で。いわゆるグラン・クリュなのに安いというやつですネ。
シャルドネの実力がベラボウに高いので、必見アイテムだと思いました(反面、ピノは価格相応な為この座位に)。
サンタバーバラ周辺の実力をこの価格で試せる、というカリフォルニアマニアなら驚ける値段です。
・第9席
モリードゥーカー(ボクサーのみ)ノックアウト・ワイン、今年の安旨筋肉ワインというとコレになるでしょうか。
圧倒的なパワフルさ、奇抜なラベルも含めてカルト的アイテムとして群を抜いていましたネ。
ただし、このワイナリどーもシラー銘柄以外もおんなじ感じで作ってる結果、シラーだけバツグンに良い感。とにかくシラーをどうぞ。
・第8席
アグリコーラ・リュイット・リミタダ・ピペーニョ・コロネル2014世の中には「いまいちな安いビオ」も数ありますが、そんな中1リットルというボトルサイズでしかもチリのパイス種という地品種だという怪しさ満点な中、単純にコスパの良さとラフなキャラクターが素晴らしかった一級品。
流石にパカレ達の自然派一門の流れを組んでるなといった具合で、味わいの面白さと物量のお得差で文句なしにイン。
・第7席
アンセルミ(赤含め)実は私、記事にしてないだけで毎年一本は飲んでいるアンセルミのサンヴィンチェンツォ。文句なしにこれが安く美味しくハズさないのはもうご承知だと思うのですが、ついでに赤が美味かったので特記としてここに。
これも旨い造り手は赤白両方出来るという確証のひとつかなぁ。
・第6席
テラ・タングラ(オーガニックマヴルッド他)昨年一位がこの位置に・・・・・・いや、イヤやっぱり濃いワインの最安値という意味では究極のひとつだと思うのですが、単純に「前のヴィンテージのが良かった」というのが一点。
また、ポテンシャルの発揮に一日はかかるなど多少手間が確かにかかることなどからここに。
それでも勿論、12ワイナリーに選ばれうる凄みはあるので、今後も注目したいところであります。
・第5席
コールドストリーム・ヒルズリザーヴ版ではなく白い方ネ。
私のお気にワイナリのひとつであり、ハリデーのオッサンがもっとも評論家の中で旨いワインを作れる=信頼もけっこー出来ると思っている理由です。
リザーヴが旨いのもすごいのですが、今年は「むしろリザーヴよりも本場ブルゴーニュになんだか近い」と思わせてくれるコレをランクイン。
・第4席
ルーシー・マルゴー(シラス、ヴィレッジオブティアーズなど)デイリー枠に今年はお引っ越しなルーシー。ルッチ・メルロほどの感動は今年なかったなぁ、ルーシーで。
とはいえ、値段をみれば5000円アンダーのものも存在するわけであり自然派の中では最もキャッチーでキュートなのは変わりません。
結構多くの方がヤウマの方を推す最中、私は未だルーシー派。何故って?ルーシー本人に無事美大を卒業して欲しいっしょ。
(Q:そんな理由で大丈夫か?A:いいんです!cv:川平慈英)
・第3席
グレネリー・グランヴァンハッキリ言って、このランキングは自制も結構してますし、デイリー部門は最も悩みました。
何故ならば、南アフリカのことステレンボッシュ産カベルネに関してはどれもランキング入りしてもおかしくないと思いますし実はこの場所に「まとめてステレンボッシュの面々」とするべきか・・・・・・とまで考えました。
でも、席はひとつなので、最も面白さとヒストリーを持ち、最も賛否も出るかもしれないグレネリーを座することとします。
ケモノ要素を多分に含んで、なおかつその要素が苦手な人間ですら満足させられるホンモノのクラレット。
・第2席
ウィリアム・ダウニー(ビジネスホース)何度見てもラベルがクッソ汚い!!!!!!!!
それでも、このワインをアンダー5000円で今年総括するならばこの位置にする必要性があるように私は感じたのです。
苦肉の策の、下世話で、商業目的と公言するようなこの「アンチお客様」な、俺の本気でもないんだぜーと言いたげな内容ながら結果的に3つの単一シリーズの半額で最高峰のミルキーなピノが呑めてしまうという。
問題作。
・首席
ポールクルーヴァー(ピノ、シャルドネ、リースリングなど)今年の一位はやっぱり南アフリカ!
クオリティだけでいえば、このコーナーの中にも上位のワインがあるんですけど、「バリューワイン」の項目として重要な「そもそもの値段」「安定した実力か」において文句がないのはこのワイナリーだと思うのでトップに。
どれも値段以上を必ず提供してくれる、素晴らしきデイリーワイナリ。来年はセブン・フラッグス(トップキュベ)も試したいなぁ。
・メンヘラな13席
ユーフロリアこのワインは本当によくわかりませんでした(それでいいのかワインブログ!?
デイリー級のワインなのは間違いないのだけれど、旨いようなうまくないような・・・そして多分、これ狙ってそういう味にしてるんですよネ。
その狙いすら、意味不明と言ってよく、ラベルデザインまで含めてメンヘラな一本。
~2015年デイリー総括南アフリカが強い。それは間違いがありません。
白の方にいくつか5000円アンダーで南アフリカがいる通り、っていうか白の部門からおろしてくると、更に南アフリカ寄りのラインナップとなりうるのです。
南アのジョーダン、ニールエリス、スタークコンデ・・・・・・うーむ、本当にステレンボッシュは聖地だと思います。
が、同時に同じくらいオージーが入るラインになり、国単位で見れば実質二強のような状態。
平均単価が決して安いとは言えないワイン・ダイヤモンズのワイン群が多く入るのは、私が追っかけて呑んでいたのも勿論あるのですが、それと同時にそうしたセレクションの低価格の旗手達がちゃんと美味かったという事でもあります(実は同時にブログに載せるのを躊躇するようなワイナリが多いのもダイヤモンズさんだとは思ってたりもしますが・・・)。
ダイヤモンズ系以外でもヒルズやボクサーといったオージーのらしさがあるワインはこの価格でも十分に入手出来るし安定して美味しいのでオススメしやすいッス。スクリューキャップだし。
割りとカリニャンと四恩を私がチョイスしてるのを意外に思われる方もいるかな?
四恩は「ラベル重視の観点」セッレカリニャーノは「中身重視の観点」で秀逸なデイリーであったと改めて原点的に立ち返ることが出来たモノなので入っています。
カリフォルニアは2012は良い年なんですが、かといって低価格が必ずしもズバ抜けてはいなかったかなー。
また旨安地域といわえるチリからはむしろスタンダードなモノでもなく、変わり種が選ばれている通りちょっと伸び悩みを感じます(同じようにスペインやアルゼンチンやNZやフランスも特筆にはいたらなかった)。
このランキングが一番当ブログらしく「ラベルまで加味してお得なワイン」「シンクの好み」という選定にはなっているかもナノデス。
・・・
・・・・・・
というわけで、今年のランキングでしたー。白項目増やし多分更に時間がかかりましたウンモー
今年は去年以上に冒険的なワイン、特に南アフリカの年って感じになりましたネ。
さて、貴方の一年はいかがだったでしょうか?
今年も一年お疲れ様であるゾ!