オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2015年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年07月

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お魚の食べてね☆とラベルから伝えてくる率直さ! アバニコ・セレクション・フィンカ・レメンディオ・ルエダ2013

うぇるかむ!
朝方、同ワイナリの古樹赤で更新しましたが、今度はテーブルクラスの白で!

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アバニコ・セレクション・フィンカ・レメンディオ・ルエダ2013
ぎょぎょ!お魚さんだぎょ!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
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めちゃリアルだぎょ!
魚君さんもビックリなお魚ラベルだぎょ。
あからさまなフィッシュ感、たまりませんネ。
実は昔はもっと凡庸な大量生産っぽさあふるる柄だったらしく

この2013年辺りから変更があった模様。
お魚さんの方がずっといいよね。
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裏ラベルもさりげなく魚がいたり。

作り手はアバニコのマークが示す通り、先日のボデガス・アバニコ銘柄の廉価シリーズです。
完全なテーブルクラスとされており、そのためあんまり土地がどうこう書かれていません。樹齢も恐らくそんなでもないのでは?
ベルデホ50%、ビウラ50%という地品種で出来てるテーブル級、まぁどんなものかというとですね・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(料理次第で+♥)
ラフだけどちょうどいい塩ッ気!
ワイン単体としてはサクッと飲めちゃうタイプのワインとなっています。
しかしながら、単調といえば単調なもののキッチリと要素は出来上がっているのは流石の大型プロデューサー。

色は黄緑目で薄め。香りにあおりんごが主体の果実感、そこそこ蜜っぽさがあってあったかい地域っぽさがありました。
フルーツの感覚がシンプルで、味わいも同様。
リンゴ系果実がほぼそのままフレッシュすぎるぐらいで、酸味それなりに。そこにちょろっとハーブっぽさがやってきてから塩感が付加されます。
そのままミネラリーめな味わいを出しつつフィニッシュを迎えるので、呑んだあとに割りと喉が渇いたりします。
そうしたついつい呑んじゃう感じが、なかなかだと思うんですネ。
高級感はないですし、構成される要素自体はわかりやすめで単純。しかし、それっぽさを出しつつガブガブ呑みたくなる感じはあります。
味わいを堪能、っていうのではなく魚頭になってひたすらに飲んでしまいましょう!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
テーブルワインにぴったり!
1500円以下で手に入れられるワインとしては、なかなかなのではないでしょうか?
程よいガバガバ系白です。一本試して気に入ったらケース買いでしょうコレは!!
日常品として呑むにはぴったりなので、それこそ適当に冷蔵庫に打ち込んだりして飲んでください。夏場にガブガブであります。
それでいて、お魚がちゃんと合いそうな塩っけがある点も、なかなか的を得ていてよろしい。

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キャップデザインなんかも安っぽいといえば安っぽいのですが、なんともラフでいいでしょ?
安いテーブルワインとしてはスペインバルで適当にドンッと机においても良さそうな感じです。ワインマニアのいないところでニッコニコ楽しんでください。

というわけで、アバニコ・セレクション・フィンカ・レメンディオ・ルエダ2013 でした。
「値段の割にイイ。倍値以上の味わい」という訳ではなく「このぐらいの値段で欲しい気楽さと料理のマッチングの良さがイイ」わけです。レストラン向けともいえるような感じ。
ワイン探求に疲れている人とかも、こんなぐらいでクールダウンするのもいいですギョ。

シンプルってワイン用語的にはよろしくないワインに使うモンなのですが、これはシンプルだからイイのです

聖☆徳☆太☆子

| スペイン | 23:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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1870年代のブドウの樹!?プロデュース型ボデガスによる古樹トロのトロトロさ。 ボデガス・アバニコ・ロス・コルミリョス2011

うぇるかむ!
連日試飲会に参加しまくっている形になっており、またしてもやたらとノートばっかり溜まっています^^;
ので、もう少し更新頻度あげたいなぁとか思いつつ、そういう力強さが欲しいなぁとか思ったのでこんなワインを。

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ボデガス・アバニコ・ロス・コルミリョス2011
トロであります。つまり、テンプラリーニョ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
スペインらしいラベルなんですが、その中でもどこか寂しさといいますか哀愁を感じさせるのは何故なのでしょう?
広大な中にポツンとしてる樹の感じが逆に「古樹なんだゾ」って感じで、なかなかいいデザインセンスだと思います。
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裏はこんな。トロだぜって感じ。

作り手はボデガス・アバニコという、ヴァーチャルワイナリ。プロデューサーワインなんですよ、プロデューサーさん!
知っている方は「ホルフェ・オルドネスプロデュースみたいなモンです」で通じるかな?
バルセロナ在住のイギリス人で元ワインバイヤーのラファエル・デ・ハーン氏が
「笑顔が素敵でした(キリッ」
などと言いつついろんなワイナリやエノロゴと接触し、中間コストを省きつつボデガス・アバニコで販売するという手法をとっています。
その為「実はボデガス・アバニコプロデュースです(キリッ」みたいなワインは多く、検索するとなんと日本でも複数のインポーターが複数の別々のワインを取り扱っていたりします。

そんな彼のプロデュースの中でも目立っているワインのひとつが今回のロス・コルミリョス。牙っていう意味なんだとか。

牙で調べると牙狼が真っ先に出てくる日本しゅきぃ・・・・・・
ラベルにも堂々と書かれた1870年=140年以上の樹齢のティンタ・デ・トロのブドウなのだゼというのがウリ。
ワイン・アドヴォケイトで点数激甘なジェイの野郎が「ねっとりワインラヴァーは買っておけYO!(意訳)」と92+点をこのワインに以前出して以来、ホルフェオルドネスプロデュース同様お声がかかりまくる訳です。
この手のスペインプロデューサー系は、元々が販路から入っているからどんどん外に出てくるのが特徴的でありますナ。
他にもスペイン現地誌でも一応はとりあげられており、「神の雫」では何故かこいつが紹介すると販路が広くなるキャラクター、藤枝のオッサンが紹介してたりも(っていうか、神の雫は藤枝のオッサンの所で呑んでる時が、ワイン解説がまとまりと妥当性がある事が多い。オーパスの事は許さん)
はてさて、その実力とは?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(濃い目好きなら+♥)
久々のモダンな濃厚スペインであります!
和泉屋さんとかで更新してると、スペインって薄口自然派の国?ってなっちゃったりしますが(ワイン・ダイヤモンズとかもネ)やっぱりこういうのもまだまだある訳で。

色は赤紫系で深めのカラーリング。
香りには結構チーズのような感覚があって、バニラっぽさというよりはなんだか発酵のニュアンスを感じます。
濃厚でねっとりとしたフルーツジャムのタッチとあいなってデザートチーズ的。
味わいも同様で、かなりしっかりとした出来栄えになっており、高い濃度の紫果実を主体にしつつ漢方系のスパイス。
古樹系にあるミネラリーさがあるのもなかなかです。
スペインの古樹の強い作り、そのお手本のようなワインで突出はどの要素もしていないものの全体に力強さは秘めています。
何とも原石的なワイン。
反面、感動的な特徴などは有していないかなって思っちゃいもするのですが、十分なパワーはありますしここらは好みかしら。
タニックさもなかなかですからも少し寝ててもいい可能性もあったりで、実に評論家にうったえかけてくるワインであります。
モデル審査とかだったらとりあえず合格してくる感じ。ミス・なんとかコン受賞をサクッとしてくようなキャラしてます。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
割りと値段に細かい差がありますが、4000円アンダーってところですネ。
その中では、まぁ普通領域かなぁという気もします。スペインって全般的に2000円ぐらいからレベルがガッツンとあがっちゃうし、こうした濃い口なのはそこそこあったりしますから。
古樹でかつ程よくパワフル寄りの重たさ、ということで価格程度の実力は保持。古樹最高!という方はこの中にも感じられるハズなのでオススメ出来るところがあります。
樹齢の部分とかにかけてプレゼントにする、というのは案外悪くなくて年配者の方に古いヴィンテージのワイン探してくるよりは「長寿祈願」としてコレを選択するのは悪くないのではないでしょうか?
ワイン会アイテムにするには、ちょっともうひとつ個性的な方がウケる気がしますが、まぁまぁかも。
自分でお肉をじゅうじゅう焼きつつ、が一番な気もしますけどネ。ガバーッと古樹の神秘を自分の体に流し込むってどっか背徳感あってよくないです?あれ、そうでもない??

というわけで、ロス・コルミリョス2011でした。
この手の評論家ウケのいいワインの多い国であったスペイン、今急速にその流れすら置き去りにしようとしてる気もしますが、これもモダンとして残っていくスタイルではあろうと思います。
リオハなどの伝統系、米国誌ごのみのモダン、そして地ブドウ自然主義的なポスト・モダン・・・・・・スペインの多様性と見るべきか、定まりの悪さと見るべきか。とにかく、面白いことになってます。

売ってるお店自体は多め。お好みのショップで買うよろしネー

お店によっては09なんて年号があったりします(これはショップに必ずヴィンテージを確認してくださいまし)

武内Pのグッズどっかで売ってないかね
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| スペイン | 06:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ウルフ・ブラスが作る、カルトワイン? ウルフ・ブラス・ザ・マスター2012

うぇるかむ!
先日、ワインレポートさんでこんな記事を見つけましてあぁ、そういえばコレ呑んだのに書いてなかったなぁと思いましたのでサクッと。

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ウルフ・ブラス・ザ・マスター
大手じゃん?と思った人は良く呑まれてるかなと思いますが、コレ呑んでる人は少ないのでは・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
オーストラリア大手、ウルフブラスのワインです。
というとなーんだって感じかもしれませんネ。スーパーとかでも低価格ラインが転がってたりします。
位置づけとしてはカリフォルニア大手(モンダヴィとか、ベリンジャーとか、コッポラとか)のオーストラリアバージョンって感じであります。
日本では三菱が正規代理店です。ワォ。
大手だけに幾つかシリーズがありまして、その中でも最高ランクがブラックラベルとプラチナラベル。この2つになると実はパーカーたん90点台とか出てきていたり低価格のシリーズも一応スペクテイターが毎年見て点数つけてあげてたりします。
やっすいワイン作っているところ、というだけでもなく相応に色々手広く出来ている事がワイン業界の大手は多いっちですネ。
さて。上のリンクで見て頂くと今回のワインが特殊なことに気づかれることでしょう。
ザ・マスターなんてワイン、カテゴリにないんですからネ。

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マルチ・リージョン主体のウルフ・ブラスにあってヴィンヤード指定。ついでに彫込ボトルです。
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文章めっちゃ長い!!

そうこれ、創設者であるウルフ・ブラス氏生誕80週年を記念したアイテムなんですね。
生産3000本、日本に60本。ワォ、カルトアイテム!
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というわけで、ウルフ・ブラスが自ら特注したアイテム、一体どれほどになるのか・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
なんかヨーグルトっぽい味する
ナパカベなどのタッチに近いといえば近いのですが、妙に酸が強く感じられるといいますか。それで恐らく不良ではない、そういうスタイルのカベ主体シラーズ込のエルミタゼという事なのでしょう。
土壌?

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色は透けないしっかりと濃い黒紫。
ヨーグルト感がするのは香りから既に。バニラなどの樽のタッチがカシス感などと合わさって転じて感じられるのだと思うのですが、要するに酸っぱさ強いと思います。
甘やかな感覚も同時にあって、かつハーブ的な要素は控えめ。
味わいもクラシカルなカベルネ&シラーのアタックであり、苦味は結構多く出てきます。
かなり酸が強く勢いのあるキャラしてます!
カシスやプラムなどの強い系もじっとりとジャミーでありつつ、酸が強いので意外とスッキリしてもいます。
まとまりよりも勢いを重視したような味わいで、アフターはそうした酸がレモンっぽくもなりつつフィニッシュ。
予想していた感じとかなり違って驚いたところもありますが、実に転用性のある感じかな。

コストパフォーマンス(最大5pt)

まぁ、問題はお値段な訳であります・・・・・・
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4万円は、ないわー・・・・・・
希少性などからこの値段になってしまうわけですけれども、うん、その、4万円はないです・・・・・・
超がつくほどのウルフ・ブラスマニアやカルト収集家でなければ買う必要性もないでしょう。
プレゼントするにして、それなりに風格のあるボトルですから意味をもたせたり富豪同士のやりとりの中では面白いこともありますが、しかし4万円ですからネ。みんなが高い高いと言ってるオーパス・ワンより高い。
投機?うーん、どうなんだろう・・・・・・・
あくまでもファンアイテム。
見かけたらびっくりなアイテムなので、真ん中のウルフブラスのおっちゃんには敬礼してあげましょう。

というわけで、ウルフ・ブラス・ザ・マスター2012でした。
大手が作るカルト、結果的にはコスパが高いそこそこの高級ワインというような感じに私は思っちゃいました。
派手なボトルデザインとか、らしさはあって良いのですがネ。4万なぁ・・・・・・

本来のフラッグシップでこの値段ですからねぇ。3本買えちゃうわよ。

っていうかSQN最高傑作候補級が買える(呑んでないけど絶対旨い)

組織的にはナムコぐらいでかい所なんですがネ(何故かゼステリィア

| オーストラリア | 14:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マドリッドのガルナッチャプロジェクト、その極端な味わい。 コマンド・G ラ・ブルーハ・アベリア&ラス・ウンブリアス&エル・タンボリル

うぇるかむ!
和泉屋特集めいて呑んできており、またここはハズせないなぁという必殺のワインがおそらくココではなかろうかと。
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コマンド・G ラ・ブルーハ・アベリア&ラス・ウンブリアス&エル・タンボリル

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
超カジュアルでいいよね!
ラベルデザインがとてもカワイイのが私好みであります。
そうそう、こういうラフでポップな感じいいですヨ。という訳でポーンっと最高点くれちゃうくれちゃう!

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裏ラベルを一挙に。白だけちょっと毛色やデザインが変えてあります。

これまた正直、和泉屋さんで詳細みてネ!って感じなんですがサクッと一応書いておきましょう。
作り手はダニエル・ゴメス・ヒメネス・ランディとフェルナンド・ガルシアの二人が経営するボデガです。
コマンドGのGは「ガルナッチャ」であり、ガルナッチャのプロジェクトとしてマドリッドでやっています。
高樹齢高標高バイオダイナミック一部採用ですが、そんなにそれを意識した感じでもなさそうっていうか元々は
「遊びでやってるんだよーッ!」
的な実験プロジェクトだったのがズンズンと良くなっていたみたいな流れなんだとか。
ワインの評価自体は実は結構高かったり。
今回は3つのワインを紹介する訳ですが、白→赤安→赤高順に並べますと

エル・タンボリル:PP95点。スペインでも相当高い点数
ラ・ブルーハ・アベリア:PP92点
ラス・ウンブリアス:スペイン専門のペニンガイドの表彰台クラス。最高評価。

みたいな感じ。
そんなこんなで、インポーターの看板ワインであろうこのシリーズ。実際どうなの?

香り・味わい(最大10pt)
ラ・ブルーハ・アベリア:♥♥♥♥♥
ラス・ウンブリアス:♥♥♥♥♥♥♥?
エル・タンボリル:♥♥♥♥♥♥♥♥♥

白がぶっちぎりで旨いとシンク、思う。
自然派系の作りまま、といえばままであり、そのらしさが赤はかなり出ています。
その上で言ってしまうと、私みたいな中途半端でアメリカ寄りの評価をしがちな身としましては白が大きく2つの赤を離します。
まるで、ガルナッチャは白の方が本筋みたいな気分にすらなりました。
では、一個一個見て行きましょう。


ラ・ブルーハ・アベリア
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ラベルは全部で6種類。スペインの漫画キャラの名前なんですって。日本だったらルフィとかドラえもんとかのポジションなのかな?
見ての通り、和泉屋のサイト側でも「14度程度に冷やして」との指定があり・・・・・・っていうか、和泉屋の本人きてましたし、それにならってボトルを冷やしてますネ。
さておき。色はクリアなレッド。かなり赤がクリアで、すこーし紫入った感じかな。
香り、味わいともに印象がチューイングガムです。
ハイチュウガルナッチャ味。以上。
驚くほど甘味が煩く、駄菓子みたいと言いますかまるで「子供向けのワイン」です(お酒は二十歳になってから!)
または、日本のワインに近いかも。
そのわりには15%近いアルコール度数だったりもして、不可思議極まる代物でした。
そういう訳で、とにかく甘味がピュアでストレート。PP92点ってマジか?とビックリしちゃうような熟成しそうにない素直なワインです。
ワイン呑み慣れてない人に向けてもどうなのだろう?これは相当特殊ですヨ。
これ系や自然派好きにはたまらないであろう味かもなのですが・・・・・・率直に私には合わなかった。


ラス ウンブリアス
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作り手メンバーをキャラクターにしたラベル。こういうところの感性は日本的ですネ。豚乙女?
色は少しエッジに褐色気味に入ったカラーリング。
香りは少し苦味が入りつつも薄めにチェリーやいちぢくなどの感覚があり、若干のレモン。そして甘味がやっぱり激しい。
味わいも同様であんまり統制がとれてない感じ。
果実のフレッシュな感じと、どこかダシ感がうっすりと感じられ、そういうのってうまく融け合ってると妙に美味しいんですがこれはちょっとバラバラぎみ。
コミカルではあるんですがね。要素自体は多くてオレンジっぽい果実感などもあるし。
しかしながら、甘味がとにかくやっぱり大きくボリュームを感じられちゃうんですヨ。
バンドとかで、どっか一個技術といいますかなんか音の入り方が不自然だったりすると気になるあの感じ。
酸味なども入り自然派の雰囲気は出しつつ、ガルナッチャの質感がエレガントになりきらないようなところがあるんですよネ。
なんだろ、「最近のオタサーの姫の認識」みたいな?(一昔前は、オタサーの姫って希少な存在としてちゃんとチヤホラされてる存在だったハズなんデス)
これぐらいだとカワイイところがあり、または前述のラ・ブルーハ・アベリアが似た甘味をもって強調も激しいが故にバランス悪く感じてる節もあるかもなので、評価には一応「?」をつけておくッス。

エル・タンボリル
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一転して強いワインだナ!
色は濃い目に黄緑系。
香りがかなりアーシーさとミネラル、それとグレープフルーツが多めに含まれています。
果実要素と同時に土っぽさがかなり強く、または石鹸香も少々。などなど何処かシャルドネを思い浮かばせる味。
で、味わいもあったか産地のシャルドネに似ます。良くある「まるで~~のようだ!」で言えば、ソノマとオレゴンのミックス?
味わいに樽っぽいバニラ感などよりも酸味と焼きトウモロコシの感覚が強い仕上がりで、そのアタックから甘味へと変化。
果実の感覚は結構細かく分岐がみられ(しかし混ざった感じでない)青果実黄色果実などなど白ワインにある大体の感覚がほんのりとやってきます。結構変化率も多めだったかな。
同時に、ベースとなっているのは土っぽさ。苦味などもそれなりにどっしりと構えており、フィニッシュはそうしたパワフルな要素をふまえたまま一気に終わるのです。
うーむ、強い!とても赤が甘くてとにかくキュートにしすぎた感じだったのに対してこのカリフォルニアめいたアクションのある白が出てきたのは驚きです。
なるほど、ラベルデザインからしてワケてあるのはちょっとわかる気がするなぁ・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5pt)
赤2つ:♥(ファンならこんな評価無視して買っております)
白:♥♥♥
まず、赤の2つに関しては、個人的には買うことはないでしょう・・・・・・
アベリアで5000円近く、ラス・ウンブリアスで13000円ぐらいって、いやそれブルゴーニュやカリフォルニアの価格では?
アベリアに至っては個人的に今年最も割高なワイン大賞になりそうな勢いであります。面白いしラフだし楽しいやつだけど5000円ってこれメイド喫茶かいな!
という訳で私なら別のモノ買います。が、しかし、この味かなりクセが強いのでコレが好きな人は和泉やでケースで買っているのだろうとも同時に思いますし、また納得もいきます。
当ブログでたまにやってる自然派とか日本ワインとかの評価に疑問というかアテにならない!とお考えの方はむしろ買ってみる価値があるのではないかと。
一方、ちょっとしたカルト白っぽさを見せるエル・タンボリルは1万円ほぼぴったり。
こちらはカルト白としてまぁまぁな感じです。キスラーなどなどと大体渡り合いそうな出来栄えだとも思います。
勿論、ガルナッチャ・ブランでこの価格というのは高すぎるとも思わなくもないので少し評価は普通にしていますが、白全体のトータルで話せばコレが一番質と価値が見合っていますし面白い選択肢だと私は考えました。
いずれにしても、それなりにレアアイテムなのでワインパーティーに使ってみるのは悪くないでしょう。
プレゼントには全体に迫力がないし、それなりにワイン通でもないと楽しめない可能性あり。
そう、とにかくラフに呑んじゃうのが1番!

というわけで、コマンドGより3つご紹介しました。
うーん、ガルナッチャの自然派、ちょっとガルナッチャ自体にとってあんまり良好な方向性でないような気がしないでもないかも?
確かにピノ寄りのぶどう品種ではあるんですけれども、それが好印象になるかというとそうでもないのかもしれない、とちょっと疑問符をもっちゃいました私。
ヌフの方向性がやはり正解なのか、それともこれら若手が大逆転で世界を変えるのか?

作り方としては本数が少ないでしょうからお早めに。



評論本まであるのかオタサーの姫ェ・・・

| スペイン | 14:13 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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ド強い!あまりにド強いゾ!!モナストレル泡という変わり種からみるカバ。 トレジョ・ブリュット・ロゼ 2011

うぇるかむ!
昨日、更新うっかりする前に酔いつぶれておりました。それはブラインド試飲会とか、こんなワインを呑んでたりしたからであります!

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トレジョ・ブリュット・ロゼ 2011
何ともかんとも、面白いワインでした。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
先日、エル・ニドを紹介しましたがコレってモロにその影響ウケてる感じするラベルですよネー。
本当、こういうデザインがスペインの近代には多くって。

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裏はそんなにこだわりもなく。

作り手はトレジョというワイナリで、14世紀からあるカバをメインにしたワイナリ。
ネット上ではこの公式オンラインでぐらいしか買えないっぽい?
恐らく近代に入って色々と錯綜してそうな感じがラインナップから感じられるのですが、とりあえず昔からあるブドウは使っているっぽいのが強みでしょう。
今回のはその中でも変わり種、モナストレル主体の泡となっています。
意外とモナストレル泡って珍しくないのかな?と思いつつも、しかし他国ではまず見られないスタイルだと思います。
シャンパーニュでピノを果皮使って100%とかで作られる事はほぼほぼない訳でありまして・・・・・・
そんなこんなで、どの程度の実力なのか、であります。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(人によっては+あり)
バランスがとっても悪くて面白い
すっごくバランスの悪いワインではないでしょうか?なんかガッツンガッツンしてるし、要素はバラバラとしてる。
けれども、単純にお酒として見た時には面白い味してると思います。ココにしかない個性は確かに、ある。
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色はなんかドぎつい赤ピンク。
写真以上に色みは実は濃いです。泡は開けたてだったのもあるにしても早く強い印象。ぶっくぶくしてます。
香りに結構瓶内二次に見られるチョコレート感があります。そのチョコ感がドン・ペリの若いヴィンテージみたいなしっかりかつギッチリしたものになっているのは一種の特徴。
うわー強い!と香りから思わせてくれるわけです。それでいて、ドン・ペリのような香りにはあらず赤ワインにも見られるような果実感もあるわけです。
ダークチェリーも見られるようなチェリー缶。プラムまでぽつぽつ存在しています。
味わいもチェリッシュさと杏などの果実がジャミーに、チョコのタッチとかなり強い泡感と共に伝えられます。
ビール程あろうかというガツンとした泡。それでいてジャミーさが妙にある果実感、そしてアフターにビターチョコがじっとりと。
書いててスパークリングワインの説明か?と自問自答したくなりますが、そう思ったのだから仕方がない。
大人セクシーキャラの泡版、というにはちょっと露骨かつあからさますぎるといいますか・・・・・・
なんだろう、18禁でもないのに妙にお色気だけで迫ってくる打ち切り寄りの漫画みたいな感覚。
最近少年ジャンプで始まったレディ・ジャスティスってこんな感覚ある(突然のたとえ

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥(好きな人はコレばっかり買いそう)
値段が4000円ぐらいしちゃいます・・・・・・う、うーむ・・・・・・
単純な話、スパークリングワインの出来として、3000円ぐらいからイタリアのフランチャコルタはスタートしますし、フランスのクレマンなら1000円台、シャンパーニュでも格安なら3000円、カリフォルニア泡も3000円ぐらい。
と、実はカジュアル泡でシャンパーニュよりも旨いような実力者が戦い始める基準は個人的に3000円前後だったりするのですが、その域よりも高く、こうも特色が高くあると「どう書いていいのかわかりかねる」ぐらい。
私なら、ドメーヌ・カーネロスだとかカ・デル・ボスコだとか買いますよ。うん、これに4000円はないです。
・・・・・・が!上記のような独特の世界観があることを否定は出来ない!!
その為に当ブログでもとりあげる事となりました。
これを良いとするか悪いとするかは、呑んだ人のみの特権。チャレンジ精神のある方、変わり種の泡を試したい方はお試しあれ。

というわけで、トレジョ・ブリュット・ロゼ 2011でした。
本当に迷わされるワインです。そして、数字上は良く評価されないワインだとも思います。
独特のクセ、刹那的な面白さ・・・・・・そこに普遍性がないが故の打ち切り漫画っぽさとでもいいましょうか。
魅力的か、駄作なのか、判断は各々って感じを改めて思わされましたし、カバという規格のラフさを感じる品です。

楽天に現物がないので、こんな感じでペタリと。多分、これらよりも更に濃く瓶内感はずっと強いみたいな味かなーって。

ちょうど貼りたいレディ・ジャスティスもまだ発売されてなかったので、そろそろ打ち切られそうでアクが強いのをペタリ。因みに、この漫画は私は好きだったりする。

| スペイン | 22:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シックな自然派スペイン、クラシカルとも言えるガルナッチャの感覚 ラ・ファブラ ・ラウラ&ハビエル2011

うぇるかむ!
ちょこちょこと和泉屋のワインを呑みましたので、エル・ニドの流れでスペインを短期的にまたやっておこうかと。
で、まずは自然派スペインガルナッチャの雰囲気を味わえるワインで。

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ラ・ファブラ ・ラウラ&ハビエル。
オサレなラベルの自然派系です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体は結構オシャレめ。なのですが、多少チリとかにも見られるデザインセンスかしら?
結構加工はしっかりとしてて、安いデザインではないのですが。

作り手はラウラ&ハビエル。
正直なところここから先ワイナリデータを書こうにも和泉屋さんのほぼ専売みたいなワインでありますし、それ以上にデータがとれなかったので、インポーターサイトを見てネ☆(ぶん投げ
神の雫和泉屋編でもサクッと出てきてたりします。
データとしては樹齢が高くて自然派づくりで女性醸造家という「3J」が揃ったようなワイン。
ええい、もうサクッと見て行きましょうネ。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
確かに芯が強い作り
一見たおやかだが芯が強く・・・・・・というのをウリ文句にかかげてるワイン。
それだけに確かに自然派の中でも濃い口あたりとタニックさのあるワインとなっていました。
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この写真からもちょっとわかりやすいかもですが、エッジに少しオレンジが入っています。
全体は透けてクリアレッド。そんなに濁ってはなかったように思います。
香りに結構ジビエ的な雰囲気があり、良く言えば肉々しい、悪くいえば雑念とした部分があるかな。
見かけに比べると結構重苦しい感じに仕上がっていて、味わいも同様。
熟成寄り、しかもタニックさの激しいしぶーいワインです。
香味の感覚はスパイスと高樹齢な漢方的滋養、果実感は赤果実なものの熟成っぽい(でも熟成とまでは言えない)という感覚の中にちょっと閉じこもった感じ。
やりたいことの芯はしっかりしてて、恐らくこれ熟成が見込みやすいのではないかなーって。
自然派系にある果実のナチュラルな甘味とかもない、という珍しいスタンスだろうとは思います。
肉食系の味なんですが、ちょっと野獣的すぎるかもしれませんネ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥(好きな人は+が多くつくだろう)
味わい自体は面白みを感じられるものの、7000円のワインとしては・・・・・・私は厳しいなぁって思ったノデス。
私なら同じ値段でサンタバーバラとか南アとかシュペブルとか買います。そしてまた同時にそれらよりコッチを買う人もいるでしょう。
この辺りは自然派系のインポーターの宿命とイイましょうか、作りに手が混んでて輸入本数どころかそもそもの生産量が少ないので高くなりがち。
結構典型例の「おもしろ系自然派」ではないでしょうか。
なので、この味が気に入っている人がガツガツ買います。そして、それでokな感じがします。
勿論、呑んでみないことにはわからないのですから一本ぐらい買ってみるというのがいいですし、そこから今後を判断するのもいいと思います。
プレゼントよりもワイン会向けのタイプ。ガルナッチャとすぐにわからない独特な味わいで研究参考にはなるかも。

というわけで、ラ・ファブラ ・ラウラ&ハビエル2011でした。
面白い、それは確かなんですがちょっと価格は冒険ですよネー。
この手のインポーターの難しいところ、ある意味全部がカルトワインなんですよ。
これに付いてイくかイかないか、貴方はどっち?

興味があるならば試してみる、のはアリなんですが一本の価格はちょっと厳しいかも・・・お店で試飲とかから入るのがグッド。

どことなく思い出したのがこんなキャラ

| スペイン | 22:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スペインのクリス・リングランドをダブルで!スペインでも発揮されるリングランド味!! エル・ニド&クリオ2012

うぇるかむ!
微妙にクリス・リングランド特集めいてここのところ更新しています。ひとまず最後に・・・そして、これから少々スペインで更新してこうかと考えてます。

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エル・ニドとクリオ。
うーん、たまらんでしょうこの濃厚さ?

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
スペインにおける、ど有名ワインのひとつでしょう。
いわゆる評論家高得点系(パーカー系)のスペインの代表選手として必ず名前が上がると思います。
なにせパーカーたんが溺愛しまくってるクリス、ファンヒル、ホルフェオルドネスの3人タッグなんですから。
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この横書きなボトルデザインやエル・ニドのグチャグチャした線とシルバーという特殊カラーの台紙・・・・・・
これらがどれだけスペインワインに影響を与えたのかはワインショップに数点足を運んだりスペインワインで検索するとわかることでしょう。
グチャ線ラベルとか特に大量に見つけられることと思います。
評論家寄り時代のスペインの代表格なのです。

そういう訳で、クリスニキのスペイン版として検索すればザクザクと情報が出てきますし、その内容も
「パーカーたんの理想のワイン像」
をほぼ100%なぞったものと言えるでしょう。
クリオが事実上のセカンド、エル・ニドがファーストなのですがデータ上の違いは
「クリオが70%モナストレル30%カベルネ、エル・ニドはその逆」
というところかな。あとはほぼほぼ同じ模様。
ええい、もうググってください!たくさん出てきますって情報が!!(ぶん投げ!!!
では、多くの評論・・・いや、米国誌が絶賛するほどの実力が本当にあるのか?

香り・味わい(最大10PT)
両方共♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ベラボウである。
まさにパーカー味というべき濃さ、まさにクリス・リングランドな質感!
そして私はこういう超ド迫力のダイナマイトバディでセクシーでテッカテカなワインが大好きなのです。
自然派も飲むし、ブルゴーニュも飲むけど、こういうバディにやっぱり原点回帰しがちかしら・・・・・・
前もって書いておくと、2つとも同じ評価としつつも「比べるなら、エル・ニドの方が味だけなら上」です。
ただ、同時に「これは濃いワイン派の中でも好みを分けるかもしれない」と感じもしました。

クリオ
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この鶏さんラベルカワイイよね!
ちなみに、樹齢だけ見るなら実はモナストレルのが倍ぐらい年取ったブドウが使われていて、古樹マニア的にはクリオの方が興味が出そうだったりします。
色は透けずにほぼ黒といっていいでしょう。
香りに中国茶やプーアルやルイボスなどの赤いカラーの茶葉の印象、果実の迫力もすさまじくジャミーでありカシス系のジャム感が満々。
八角のセクシーさをアタックから披露する味わいで濃厚でガツンガツンでバインバイン(!?)
とにかく濃い。そして、安いワインの濃さとの最大の差を表す要素として「濃いし後味も長いのにそこでダレたり変な味がしないで変化し続ける」事でしょう。
スパイス要素をガッチリムッチリと持ちながら、そのあとに追従する動きもジャミーさがなんだか自然なんですよネ。
濃さに無理が、ない。
濃いことを必然としているようなスタートから最後まで一貫して終わっていきます。
樹齢分なのか、スパイスの中に漢方的要素も感じられ濃い癖にかなーり複雑です(というより、このワインを「濃い」だけで切り捨てるならば、濃いワインを呑まないほうがよいでしょう)
豊満すぎる紫の果実は酸と甘味を高水準で保ち続けますし、そのままのストレートさにカフェオレなどの感覚を含みつつフィニッシュ。
ハーブ要素などはなく、そうしたコーヒー&ジャムパンをとことんパワフルにしたような出来栄えであります。
超セクシー。それでいながら八角などのチャイナ要素を思わせてくれるからいいのです。
ドリンカピリティは皆無。むしろゆっくりとねっとりと味わいたいモノであります。
えっちな雑誌より遥かにえっちなんス。この段階で。

エル・ニド
CI7z9.jpg
スペインに多大な影響を与えたラベルだと思います。
色はクリオと判別がつきません。
しかしながら、味わいには微量に差があります。
香りにカベルネが主体になったことによるミント要素が見つけられ、コーヒーのような苦味感も少しあがっています。
ジャミーさの中に、ハーヴ的な草感などが加わっていく訳です。要素としては単純にみれば+であります。
味わいもベースはクリオと変わりませんし行動パターンもグラスで飲んだ範囲では一緒だと思います。
ただし、そこにカベルネのハーブ的要因が+される訳です。
モナストレルが減った分、漢方的な要素や紫果実の酸味やタニックさが減り、代わりにほんのりと赤果実っぽさとナパカベにも感じられるアフターの心地いいハーヴ要素が追加されています。
この草っぱ加減とでもいいましょうか、それがクリオとの最大の差、セパージュによる違いですネ。
途中や香りまではほぼほぼ一緒なのですが、アフターが明瞭に違います。
全体に濃いワインであり、途中の動きはほぼ一緒なのですが最後のハーヴ的ナクリーンな印象が決定的に違います。
それは時間がたってもあまり変わらないと感じました。香りまでほぼ一緒の要素を嗅ぎとった時にはちょっと焦りましたが、呑み比べるとこちらはしっかりとカベルネ的なアフターが表現されている。
このカベルネらしさを欲しい場合は、こちら一択となります。アフターで更に高貴にさせてくれる、という意味では確かにクリオより上です。
カベルネというブドウが何故世界的にウケたのか、その答えをかいま見させてくれました。要するに、どれほど濃さがあっても優秀なモノは最後に品良く終えてくれるんですよ。ここは体感しないとわかりづらい部分です・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)
クリオ:♥♥♥♥♥
エル・ニド:♥♥♥♥(カベルネマニアなら+♥)
最大の争点はクリオの方が3分の1の価格な事でしょう
味そのものでいえばエル・ニドであり、エル・ニドに見られるカベルネ要素を評価するのであれば、クリオは物足りないと思います。
しかしながら3倍の差ほどは感じないというのが正直なところ。むしろ、スペイン的なワインという意味ではクリオの方が上ですし醸造も踏まえてこの差はつきすぎなぐらい。
それでも、エル・ニドが2万円ぐらいである事を考えるとエル・ニドはコスパはいいほうだろうとは思いました。
正直なところ、同じ作り手のファン・ヒル版は悪くないけど濃いけどそんなに良くもないかなぁ・・・・・・という感じなんですけれどもクリオはこの出来で7000円前後ならばハイエンドクラスとしてはお安くなっています。
どちらにしても知っている人なら喜ばれるワインです。プレゼントはそうした人に。逆に知らない人には安ワインにパクられすぎたデザインでもあるため、わざわざ贈る必要がないと思います。
ワイン会においても、多少参加者の顔をみてからの方がいいかな。相当濃いですから、こういうの嫌いな人は殆ど楽しんでくれません。
カルトワインの感覚を自分で味わいには十分な出来栄え。ガッツリマニアならしっかりと抑えておきたい銘柄デス。

というわけで、エル・ニドよりファーストとクリオでした。
これ熟成したら・・・・・・っていうか熟成感を感じられるモノが存在しうるのだろうか?
という疑問がわくワインではあります。とにかく凄まじい濃いさとセクシーキャラであります。
今回の3連続更新でたびたび「チャイナドレスキャラ」と書いてきたクリス・リングランド銘柄ですが、その豊満さとえろちっく印象をあますことなくやりきってトコトンまで突き詰めたような味です。
それにしても・・・・・・スペインでもやっぱり豊満さのベースにオリエンタルな要素が含まれてる辺り、徹底してますよクリス・リングランドのアニキは(それを嫌う人もいるでしょうけどネ)

並べるとクリオの価格が光ります。
[2012] Clio - El Nidoクリオ - エル・ニド

[2012] Clio - El Nidoクリオ - エル・ニド
価格:6,782円(税込、送料別)


[2012] El Nido - El Nidoエル・ニド - エル・ニド

[2012] El Nido - El Nidoエル・ニド - エル・ニド
価格:20,304円(税込、送料別)


二次元界隈には「淫乱ピンク」という怪しいワードがありますが、まさにそれ+チャイナ。ド濃く、豊満で、賢く、快楽的である!

| スペイン | 19:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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クリス・リングランドの修行元、オージーカルトの定番の熟成機能とは? ロックフォード・バスケットプレス1999

うぇるかむ!
昨日はクリス・リングランドの本元ワイナリの2ND格をやりましたが、今日はそんなカルトキングのクリス氏の修行元です。

sQR0A.jpg
ロックフォード・バスケットプレス・シラーズ1999
バロッサヴァレーを代表するカルトのひとつです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルのタッチは実物を見ると更に派手で綺麗だったりします。
高いワインっぽくも安いワインぽくもありますが、これは前者寄りであり、どっちかというとコレを真似したような後発のワイナリも多いのです。

作り手はロバート・オキャラハンという方がオーナーで、ヘンチキやらグランジやらといったウン万円級と同格と日本ではされています(!?)
所謂、カルトワイナリで本国ではバロッサヴァレーの自分のところのショップでしかほぼ販売しておらず、あとはレストランとメーリングリストでの販売とされて・・・・・・出ました!メーリングリスト!!
日本ではどうにも輸入されるワインが殆どで日本ワイナリ通ぐらいしかこういう経験がないような気もしますネ。
DRCとかは「くじ引きで買う」ことがありますが。
また、本来的にはカルトワインというのはメーリングリスト購入ぐらいの限定販売のワイナリに対するのが基本だったり。
それだけ希少=スゴイヤバイ級ワインだよ
というわけで、そうしたガッツリカルトであることがそこら中で書かれています。

このバスケットプレスは中でもフラッグシップモデルとされており、15種の畑からよりすぐったマルチヴィンヤード型のシラーズ。
で、これ、バスケットプレスという木桶で本気で未だにブドウを潰しているというのが特徴です。
(日本の各種サイトには写真出してるところもあるので見てみてね)
また、あんまりロックフォード側の軌跡を追うとシカトされてるんですが、クリス・リングランドが修行していた先がこのロックフォードな訳です。
意外と日本内で情報が少なかったりするワイナリでもありますが、果たしてその99年というバックヴィンテージはいかほどなのか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ガッシリとした魚介つけめん味だ・・・・・・
恐るべき熟成感。スパイシーさなどもまだまだ見えていますが基本的には重ための熟成をなさってらっしゃる。
jpn0o.jpg
色はエッジには褐色も感じられ透けてクリムゾンレッド系。
香りに乳化したようなお肉の印象(わかりづらいかしら、ヨーグルトっぽいとも)。スパイスの要素とダシ感があります。
ダシっぽさは私が良く熟成モノに感じる要点なんですけれども、その中でも和風のカツオダシみたいなハッキリとした意図。
味わいもそのままで、きっちりとしたブシ粉、醤油、チキンスープ、故障を主体としたスパイス感もあって熟成要素がクッキリしています。
そこにまだ果実感も残っていて下支えされている、濃厚な熟成感なのです。
アフターもそうしたスパイスとダシ感がじっとり残ります。酸やタニックさよりもそうした魚介エキスみたいな感覚。
ね、要素を見るとなんとなーくつけ麺みたいな印象を覚えるでしょ?

なんかこんな感じ。
やっぱり修行元でもアジアン料理なタッチがあったりして、あぁ、そっかクリスいたんだなぁここにと思わせてはくれます。
ちょっとそうした熟成のタッチが強く出すぎているようには私は思ったのですが、まぁこれは是非熟成モノを呑める方のお楽しみといったところで。

そんな風に感じるのは
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こういう贅沢な「クリスニキの今昔セット」めいて呑んだからであります!
この2つだと流石に共通点があまり見いだせなくはあるんですが、基本的にはスパイスの強さ、そしてそのスパイスが八角やら黒胡椒を思わせチャイナフードっぽくある点はどうにも似てるかもしれません(錯覚気味かもですが)
風格たっぷりですな。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
出回ってるうちに買っておこう!
このワイナリ、実は特徴として
「カルト格とされているのだけれど、現地でも日本でも値段そのものは1万円アンダーだったりする」
ところです。そして、今、何故かバックヴィンテージが少々流通しています。
1万円アンダーはカルトとしてお買い得!扱い自体は難しいワインの部類なのですが、うまく使いこなせる人であれば是非楽しんでいただきたいワインですネ。
そうした訳で、プレゼントには近年のヴィンテージを。自分で呑む分にはそうした古いモノの購入がいいのではないかと。
昔ながらのシラーズ、というのが如何に育つのかが(一般的感覚では高いんだけど)楽しめる出来になっています。

というわけで、ロックフォード・バスケットプレスの1999年でした。
私も流石にこういうヴィンテージは経験がないので、なかなか楽しむことが出来ました。
この系譜がカルトに通ずるというのが、何とも言えない「伝統性」を感じます。
伝統的なのはなにもフランスの各地だけで、ない。

今回ワタシが呑んだヴィンテージはコレ。

最新は2007?京橋節と同時にバスケットプレスの写真もあるのでペタリ

最近市場でダブついてると噂の萌え系ラーメン。ラヴライバー意外と買わなかったらしい。

| オーストラリア | 23:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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セカンド格でも圧倒的なカルトの実力。流石のクリス味。 クリス・リングランド・ディムチャーチ

うぇるかむ!
私は醸造家が一番大事だと思っており、または醸造家で優先して買う事も多かったりします。
なので、好きな醸造家は優先的。そう、例えば彼ですネ。

MpwA7.jpg
クリス・リングランド・ディムチャーチ2009
単刀直入に言えば、クリス・リングランドの本家セカンドです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
アメリカワイン的な雰囲気を漂わせておりますが、しかもめっちゃくちゃレアアイテムのひとつで完璧なカルトです。セカンドなのに。
ajKAe.jpg
この本数表示が目にはいらぬかーッ!

作り手は言わずもがな、クリス・リングランド兄貴。
今年の始めには3RDも紹介してますネ
オーストラリアおよびスペインでのパーカーご贔屓なトップ醸造家であります。
ファーストをいつか飲みたい私ですが、今回はセカンド格・・・・・・なのですが、日本では全然情報がありません。
不思議なほど情報が、ない。
JvIn4.jpg
ディムチャーチで検索しても、鉄道の名前しか出てきません。
裏ラベルにも「ディムチャーチっていう単一畑だよー」みたいなぐらい。
ネットショップはおろか、販売されていた形跡がないぐらいのものです。
さて、困りました。
そこで、もうさっさと別の項目に向かうわけです(おいおい

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ひえ~っというぐらいクリス・リングランド
恐ろしくクリス味。いえ、そりゃそーなんだけど、しかしそこそこある分家に通づるものがちゃんと本家のセカンドにもあるわけです。
それがとにかく恐ろしいのがクリス・リングランド。
一説によると彼は得意土壌といいますか「オイラ、この土地柄とブドウでねーと作らねーんだわ」というような基準があって、そこでしかプロデュースしない=クリス味にどれもなる=彼はテロワーリストである・・・という図式も。
ホンマかー、なんか醸造中に怪しいモノ入れたりしないのーと不思議なぐらいチャイナドレスを彷彿とさせる味です。

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色はド濃くて透けない赤紫。黒にかなり近いでしょう。紫さすらほぼない。
香りにオリエンタルなイメージを抱かせる茶葉、ド強いスパイスに八角(スターアニス)などがあってもうこれぞクリスの香りです(!?)
東洋といいますかアジアンといいますか・・・・・・即イメージさせるような中華料理が食べたくなる香り。
果実のガツンとしたカシスなりブラックチェリーなりもゴロゴロとさせています。
舌にのせても中国茶と八角のスパイス、アルコール度数の高さがにじみ出るようなウィスキーめいた香ばしさとカシスにチェリーなど重たい果実感。
時間が経つとヨーグルトを思わせるぐらい乳のタッチもあります。全体にド強いのですが、しかし強い中にバランスはとれているのもひとつポイント。
果実爆弾というワードをパーカーたんは使ったりしますが、そういう雑さでもなく、果実アスリート重量級的な?
総じて強く、そして全部にバランス良く甘味酸味タニックさなどが含まれていつつ、八角の香りがセクシーであると。
crを紹介した時に「今飲んだ時にはこっちのが旨いのでは?」と書きましたが、あっちがもっとストレートかつスマートなキャラであったのとはもっと違います。
同じコスチュームでも大胆さやボディや性格が違うって訳(わかる人は艦これの同種同絵師の例えば妙高型とかを思い浮かべていただければその違いがわかりやすい?)
私は自ら迫ってくるような、セクシーお姉さん系(でもオバサンでもない)が大好きです。つまり、そういうワインです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥?
まず売っている店があるのか。
なにせ、輸入元のオーチャードインポーターの公式hpでも存在が確認出来なかったのですから・・・・・・
売ってたとしたら2万ぐらい?もっと安いのかな・・・・・・しかし、そういう格は持っている事は間違いありません。
この段階でカルトワインとして十二分に多くのワインと渡り合っているのだから恐ろしいです。
ファースト(スリー・リバーズ)はそりゃ10万というハーラン・エステートだとかと殴り合いをしているようなワインなので、手が届きませんが毎度のことクリス・リングランドのワインには「これで既にカルトワインだよネ?」と思わせてくれます。
そういった訳で、このワイン、お金があればアレであります。そう、
「消費者は見かけたら地を這ってでも買うべし」

という訳で、クリスリングランドのセカンドでした。
いやー、こりゃもうカルトです。何度か紹介してきたクリス・リングランド味の集大成めいて・・・・・・あ、いや、ファーストがあるのか。
いつか呑みたい(ため息

日本のネット上には存在すらしてない勢いなので、これオイておきますネ

ついでに調べてる最中にコレが出てきたので貼っておきます・・・ほぼ無関係なんですが、というのも先日コレを手に入れたのでいつかレビューするんですけど、レアリティ高いらしく私が紹介する頃には売り切れでしょうから。

個人的には蔵土縁紗夢っぽいキャラ・・・と思ったらこいつもこいつでロクにグッズが出てこない!今日は検索不良か・・・?

| オーストラリア | 23:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ロックなロゼは、意外と繊細!?そもそもロックなロゼって・・・・・・ チャールズ・アンド・チャールズ・ロゼ2013

うぇるかむ!
これからまーた懲りずにワインを呑みにいきまくるので、生きて帰ってこれる自信がありません!ので、日中更新~。生きてたら夜も更新したいけどネ。
昨日は雨ザーザーだったりで何とも雨っぽく、レーヴェンズウッド・ビシージドをやりましたが、今日は逆に洗濯日和。そんな日にダラダラと飲みたい感じの逸品です。

SwBgg.jpg
チャールズ・アンド・チャールズ・ロゼ2013
ロックすぎるでしょこれ・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
このアメリカ代表ロゼだぜ!みたいな自信っぷり!!
ジャケ買いワイナリ、Kヴィントナーズ(チャールズ・スミス)のロゼであります。
KMEBN.jpg
裏も当然めっちゃカワイイ。いやぁ、これこれ、こういうデザインセンスが低価格帯は大事ですヨ。

作り手はチャールズ&チャールズというワシントン州のメンツ。
当ブログ開設当初と2012ヴィンテージのカンフーガールぶりですネ。
好みのワイナリなのに意外とやってないのは、私がブルガリアとかオーストラリアとか南アフリカなどを優先度あげてたからなのですが・・・・・・
さておき。
このワイン、実は「フランスの技術輸入系」のワインであったりします。
というのも、このワイナリは二人のチャールズというオッサンが組んだから「チャールズ&チャールズ」なのですが、そのうちのチャールズ・ビーラー氏はプロヴァンスのロゼ一家なんですネ。
シャトー・ロータスというロゼ人気の高いワイナリの所有者→売却してロゼ専門で独立している一家。
で、チャールズ・ビーラー氏は飛んでアメリカでワインインポーター経営とかしてたんですけど、彼の血筋がこう叫びます

「は?なんでメリケンってこんなにロゼ作ってるのにロクなのがねぇの?・・・・・・手本をみしてやんよ」(意訳)

で、ビーラー氏がスミスに電話で

ビーラー「おいチャールズ、お前ブドウの栽培家どっか教えてくれや。そしたら、ワシがプロヴァンスの流儀ってヤツを叩き込んでやりますけぇ・・・・・・」
スミス「上等だよチャールズ、ワイの眼鏡にかなわんモン教えよったらシバいたるからなぁ・・・・・・!」

と、何故かヤクザめいて書いてみましたが、そんな訳で二人の危ないチャールズおじさんがタッグを組んだのでした。
日本では残念なことに、カベルネ&シラーの方が先に輸入され始めていた訳ですネ。
それだけロゼ人気!などと言いつつロゼの価値が日本で低いのかがわかります。

雑誌の評価は低価格帯アメリカンロゼとしてはなかなかいい感じ。
人気で3万5千ケースも作れるぐらいに拡大されて売ってるものの、ワイン・エンシュージストの年間トップ100だとかスペクテイターでバリュー部門をとったことがあったりとか。
米国誌もスペクテイターで87点、アドヴォケイトで88点。微妙数値ですが、そもそもロゼがこの二誌ロクに点数あげないんでロゼ部門で見ると高い評価だったり。
そんなこんなで、カリフォルニアの新定番ロゼみたいなワインにラベルだけでなくなっていたり。実際どうなの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
すっきりスイカ味!
かなりサラサラ系です。まとまりはいいけど、中庸な感じでグイグイ呑んでOKな気がしますネ。
大柄な華やかさとかはないですし、あくまでも基本に忠実なロゼなのではないでしょうか?

VSB8Z.jpg
色は少し赤みが強いピンク。
シラー比率が高いので、色も多少濃い目なのかな?と思いつつ香りをとると意外と迫力系ではないことがわかります。
プロヴァンスハーヴっぽいっちゃーぽい、そんなちょっとした草葉要素に赤系果実がほんのりと。
チェリッシュ差も程々程度に見られます。ガッツリした要素は控えめ。思ったよりスパイス感とかありませんでした。
味わいも同様、第一印象はむしろ味が薄く感じられるぐらい。
こまかーく赤果実と白身果実の両方を感じさせつつ、そこそこミネラリー(っぽい)ところがあります。
これらのボリュームは地味に控えめ。
ロックンローラーのワイナリってふれこみなのに!電車のなかで音量めっちゃおとしてるみたいな?
そんなお行儀の良さを感じさせるのはアフターまで続いてまして。
口当たり自体はそこそこ重たみがあるのに、みずみずしい果実感でフィニッシュ。
全体に香りからきていた葉の印象とこうした果実の感覚からスイカを連想させてくれます。
それも、そんなガッツリ熟してない感じ。
海外のリゾート地という田舎だとかではなく、日本の田舎の光景です。まま、夏の縁側で飲みたいぐらい。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(これからの季節にはより+)
2500円前後のロゼ、としては特筆する程かと言われると微妙な気もしますが、日本ではそもそもロゼが全般的に高かったりシャパシャパだったりしますからネ。
味わいの方向性がとても夏向けで、むしろヘタな樽ドネとかよりも涼しい気分にさせてくれることでしょう。
よって、個人的にはサクッっと言えで買っておいて呑むのにいいかと思います。
テーブル用として多めに持っておくのはありなタイプ。日本ではあんまりダンボール買いみたいな事なんですが、そういうなんとなくのロゼストックに向いた作りだと思います。
逆に、ワイン会ではラベルの割におとなしいキャラがあんまりウケなさそうであります。ワイン会の場合、奇抜で斬新なラベルは奇抜な味であったほうがウケいいと思うッス(逆におとなしいラベルがハデハデだったりするとたまにウケるんですがネ)
料理は邪魔しないタイプではあると思います。ただ逆に何が良いかといわれるとちょっと悩む。食前酒寄りかな。

という訳で、チャールズ&チャールズ・シラー・ロゼ2013でした。
あっつーい夏にオススメせざるを得ないワインです。
これからのデイリーにたまにはこんなのも悪くないのではないかと。

市場には結構あるっぽいので、お好みのお店で購入を。

むちゃくちゃ懐かしい印象なのだけど、実はやったことが無いゲーム。なんかこういう優等生っぽさ?

| アメリカ | 13:44 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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梅雨向けに、強いワインは如何?プティ主体の烏野なバラエタルな作り。 レーヴェンズウッド・ビシージド2013(ソノマカウンティ)

うぇるかむ!
日本中梅雨ですね。沖縄は早くも終わったなどと言われてますが未だにかしこも雨雨雨であります。
で、そんな感じで陰鬱になる季節にこそ、こういうワインも面白いのではないかなぁと。。

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ビシージド2013
レーヴェンズウッドのリミテッドリリースシリーズのヘリテージブレンド・・・なんとプティ・シラー主体です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
リアル版レーヴェンズ
このホラーっぽいラベル、たまらなくないですか?いつものアイコンもサクッとはのっていますが、あの「3匹のカラスアイコン」がリアルになるとこうなる訳です。
バイオハザードかな?それともサイレント・ヒルかな?
格式張らない上では、このワイナリの経歴もあってたまらない雰囲気です。

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このワイン、正体は「レーヴェンズウッドワイナリーがやっている期間限定ワインを珍しく日本で入荷した」というようなモノ。
ジョエル・ピーターソン率いる名門のちょっと変わったワインであります。
レーヴェンズウッド、またはレイヴェンズに関しては割愛します。「アメリカのジンファンデルを作ってるワイナリ」として最も有名でスーパーなどにもヴィントナーズブレンド版が売っているような大衆性のあるワイナリです。
名門すぎて、その息子のワインを紹介したり名言である「(ロゼブームに対して)軟弱なワインなんぞFXXKだ」という発言は引用したりしてたのに紹介してなかったぐらいです。
これ以上書くことがないぐらいのものですが、日本での評価はそうした低価格版に収斂されがちであり、実は1万円ぐらいのジンファンデル単一畑シリーズとかがあったりすることはあまり知られていません。
更に、ヴィントナーズ版(超広域版)→地域版→畑限定版という基本の他に「リミテッド・リリース」という微妙に実験的に作る何かもあったりするのは更に知られていません・・・・・・っていうか私も初めて知りました!

今回のビシージドは日本語でいうと「悩ましい状況」って感じ。
レーヴェンズウッドの初収穫時がえっらい豪雨でしかもカラスが3匹も不幸めいて飛び回っている状況で死に物狂いになってた当時を振り返った感じなんですね。
で、結果的に良いワインが出来た。ヤッター!というわけでワタリガラスのアイコンまで作ったというお話。
内容としては上の裏ラベルからもわかるように「プティ・シラーを主体としたブレンド」です。
アメリカ固有品種めいているプティ・シラー、ジンファンデルに隠れがちですがシラー亜種として現存してるこの品種を主体に古樹の契約畑から買ったブドウを使ったブレンディングとのこと。
平均樹齢までは測れないですが、なるほどレーヴェンズウッドの主用品種ではないものの、古樹ポリシーはしっかりしている。
そんな逸品なのですが、果たしてこれは物珍しさだけなのでしょうか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(たまに+♥)
バラエタルなだけに、意外と万人向けな強いワイン!
ヘリテージ=バラエタルな作りをしているだけに、安定感が意外とあるんですよ。
同時に、個性的な要素が少なくあってそれは残念なのですが、南ローヌおよびラングドック・ルーションだとか、イタリアの怪しいブレンディングとか、そうしたアイテムが好きな方にはたまらない一品となりそうです。
ギガル辺りとイメージが近いかな。

色は濃い目でほぼ透けない赤紫。クリムゾン寄りかなとも思うこともありますが、その辺りちょっと微妙なところを漂ってる気が。
香りにスパイス感とステーキの感じは出つつ、強い紫果実感。
バニラ感は微量でまたハーブ感などは見せていません。
カベルネ系ブドウが入っていないものの、カリニャンは多めのハズなのですが、そうした薬品っぽさとかどこか抜けた草加減などは無いのは他の強さでしょうか?
味わいもそのタッチが濃密でよりジンファンデル的な茶葉の感覚やパワフルめの果実、タニックさも濃厚で逆に酸味はあるが控えめなのがカリフォルニア。
シラー系のスパイス要素がほんのり効きつつ、スミレ系の花っぽさはバルベーラなどのイタリアっぽさ?
プーアル茶葉もありますネ。
アフターもそうした強めの果実感で終えていて、ダイナミックな品になっています。
流石に強いワインでした。3日経っても全体のパワフルさは健在。
ただ、繊細さや深みやナチュラリーさはないかなと思います。ダイナミックにまとまってはいるが・・・それも逆に面白いが、ビシージド=悩ましいという名前どおり評価が難しいワインですネ。
良くも悪くもパワフル系。全体の雰囲気や統率はあって、果実要素などのバランスはとられているものの、突出した感覚やテクスチャと専門家が書くような繊細さなり立体感?のような凄みまではないかなぁって。
アメリカ流なバラエティさや独特の古樹の魅力は結構あって、途中飽きそうになりつつも最終的には良かったんじゃないかと思っています。
ジャンプのハイキュー!が最近コンビプレー云々でフォローしあってる展開なんですがそれも思い出しました。それも3年生ズ的な。

田中サン!
またはホラー映画の中でも、妙にセクシー路線のお姉さんキャラっていたりしますが、そんな雰囲気。
そういうキャラってなんか濡れ場出しつつサラッと食われたりしますよネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(好みによっては+♥)
ここもスッゴク悩ましい・・・・・・
決定打になるような、得点源が足りない感じなんですヨ。
トータルバランスはなかなか見どころがあって強い出来ですし、総合点は高くてもいいような、いやしかし器用貧乏でまるで北斗の拳ACの下位グループみたいな・・・・・・
しかしながら、ワイン通の方は是非一度お試しいただきたい雰囲気はもっています。
というのも、プティ・シラー主体のワインってのがそもそも日本ではレアだからです。
不吉の象徴であるカラス的にプレゼントにはよっぽど意味を持たせなければ(冒頭に書いたホラーっぽさとかをネ)不向きでしょう。
ワイン会ぐらいなら楽しんではもらえそうですが、是非ご自宅でステーキとガブガブ飲んじゃいましょう。

というわけで、レーヴェンズウッド・リミテッドリリース・ビシージドでした。
ソノマ周辺の古樹ワイン、という側面でも面白かったりするものの、味は結構クラシカルでシックな定番のワイン味。
この悩ましさ、是非梅雨の季節にお試しアレ。

各アメリカワイン主体のお店でも驚きの一品だったようで。


鍵にクマちゃんだかなんだかマスコットつけてる左のお姉さんにレオン君が「SHIT・・・(泣けてくるぜ」って言うシーンが最高!

| アメリカ | 23:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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パンクでファンキーってDQN!?な秀才が作る自然派3点盛り! オコタ・バレル フガジ&シェラック&センスオブコンプレッション

うぇるかむ!
自然派オーストラリアはラベルがカワイイのも特徴的だなぁと思います。
それだけ自由度が高いのが強み。例えば、こんな感じに。

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オコタ・バレル フガジ&シェラック&センスオブコンプレッション
昨日はアントンがオコだったような気がしたので、今日はオコタです(マジで)
*今回は結構前の試飲だったりします。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ポケモンのモンスターボールを思い出す感じ
シンボルがやっぱりこのインポーターが入れてるだけあって、ワインらしさ0であります。
一体どのあたりにブドウ畑要素だとかがあるというのか。
日本入荷数が1000本以下なカルトオーストラリア自然派の割りと新しく入荷され始めたワイナリです。
調べると大体同じような文章で
「タラス・オコタというパンクとサーフィンを愛する実は秀才ワインメーカーがアメリカでひたすらサーフィンしまくるツアーしてる最中に地元でクラフトなワイン作りてぇなぁと始めたワイナリ」
事が書いてあります。
そりゃ同じような文章になります、殆ど同じ情報ソースしかありませんから。

で、今回はそれぞれ
「F**ked Up, Got Ambushed, Zipped In」というスラングの略語なフガジ・グルナッシュ。
現役のバンド名から名付けられてて、そんな事よりトルブレックやグリーノック・クリークの所有畑のすぐそばなのすごくネ?なシェラック・シラー。
プログレッシヴバンド、トゥールのメンバーと作ったというセンスオブコンプレッション(バラエタルでグルナッシュに少しのゲヴェルツ)。
であります。
さて、サクッと見ていきますよー。

香り・味わい(最大10pt)
フガジ:♥♥♥♥♥♥
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ナチュラリー系のグルナッシュの新定番?てな感じのゆるーい感じの自然派。
名前に比べると普通、というインポーター側の見解は極めて正しい気がします。
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番号がサインペンっぽさあったりして如何にも怪しいのに・・・・・・

色はピンクさが強いクリアな感じ。最初の写真でも思いっきりピンクぽかったでしょう?
香りにチェリッシャさといちぢく、フレッシュでみずみずしい果実感。かなり素直な印象。
味わいは自然派らしいクリアな飲みやすさがありつつも、滋養ある茶葉や漢方茶的健康茶?な雰囲気があります。
スルッと呑めて、ライチやチェリーやいちぢくなどの赤い皮の果実(そして中の身が白い)の感覚にそうした茶葉の不思議なヒントがのっかりつつ短めのフィニッシュ。
グルナッシュらしいといえばらしいのでしょうか。良くも悪くもジュース系にアルコールがのっかった感じなんですネ。
14%近いとは思えぬ軽さ。
この手の自然派を呑んだことが無い方には衝撃を受ける味かもしれません。
素直すぎる、とは思います。演奏的にはパンクロックですよこれは。3コードで引けるけどノリノリでウレウレです。


シェラック:♥♥♥♥♥♥
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この「8のフォントの整ってなさ」ったら逆にすごいですよ!
色は透けるが紫系。
香りからしてライトでフレッシュな紫果実のソース。
味わいはクリアなシラーの飲みやすさが出ているが、味がかなーりまばら。
ちょこちょこと花の香りが見え隠れしてイタリアっぽいなぁ?
と思っていたら何故かヴィオニエの皮を醸造段階で混ぜるというナゾすぎるテクニックを使っています。ナゾい。擬似的にアッサンブラージュ?
しかしそんなヴィオニエ効果は出ているみたいで、スミレなどの紫の花だけでなく白いユリなどの感じもところどころに感じられるんですネ。
ただ、それらが一貫性がなく飲み手にほんのり伝わってくる感じが何ともかんとも。
そういうハッキリしなさけげんがなるほど、ニルヴァーナを辺りを原点からくるオルタナティブ・ロックのバンド名を畑につけちゃう感覚なの・・・・・・かも?

センスオブコンプレッション:♥♥♥♥♥♥♥
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パンダさん!?
こちらは番号部分なかったと思います。二人で作ったんだよーとか書いてあるデスネ。
色はフガジと同じくルビー系のカラーをしています。
香りからして奇妙で、甘さやベースは赤果実やこれまたプーアル茶などの中国茶めいているんですが、それと相反して薬感が見えます。
ゲヴェルツ効果でしょうか・・・全体に甘い香りがベースとなっています。
味わいも同じく不思議と果実感やスッキリしたグルナッシュのスタイルが見えるのに、漢方系と異様に甘さの残るフィニッシュでその甘いなぁという雰囲気が長めに残ります。
とてつもなく自然なドクターペッパー?
スパイスもよくわからない感じにただよっており、そのクセ甘さが面白みがあってハーブ感などがちょっぴり見えたりと独特な世界観というか、好きな人はとても好みそうな味してるんですよネ。
おもしろ枠のワインです。逆にこれに面白み以上を感じられなければイマイチと切って捨てられそうなほど。
プログレロックの中でも、ドイツ系とかの方ですよねこの感じ?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥(自然派大好きなら+♥♥)
えー、総じて個人的には微妙な気してます(それが呑んでから随分経った理由、かな)。
同じようにある自然派ワイン勢と比べても、かなりクセがありライトな作りになっていて、自然派ワインマニアであれば大いに楽しめるのが事実です。
が、自分みたいな両刀どっちかというとやっぱ濃さとセクシーさが欲しい、みたいなタイプにはちょっと軽すぎそしてレア度と値段が見合わない感じ。
センス・オブ・コンプレションとかはかなり独自の世界観を見いだせますが、12000円のワインだと言われると「冒険しすぎやな」であり、それはフガジの5000円とシェラックの7000円も個人的にはそう思っちゃうかな。
プレゼントにはワインを知っている人か、ラベルのセンスをびしびし感じてくれうる若い世代向け。
試飲会などで使うにはとてもおもしろいし奇抜なので、そうしたネタワインとしては最高峰です。
ドハマリにはご用心。ここぐらいでしかこの味は、ありませんから。

というわけで、オコタ・バレルより3点紹介しました。
自然派の難しいのは「同じ派閥やチームでも、使ってる品種や土地や作り手(本人)によって差が出すぎて類型化はほぼ無理」なところでしょうか。
作りが面白すぎる。その結果、安定感はないのがこれらの弱点であり、今回の場合は私はちょっと躓いてしまったような形でしょうか。

珍しいことにワインダイヤモンズにしてはネットショップでまだ買えなくない。オージー自然派を知る意味では、大アリです。



ちなみにトゥールのメイナード・キーナンがコンプレッション監修。超有名ドコロです
[CD] トゥール/アンダートウ

[CD] トゥール/アンダートウ
価格:2,097円(税込、送料別)


ロックな若い子向け!(ただし、だりーなは高校生だから飲めない。無念)

| オーストラリア | 21:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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梅雨時にぴったりな可愛すぎるラベルが相変わらず! ルーシー・マルゴー・シラス2013

うぇるかむ!
すっかり梅雨って感じに私の住んでいる地域に急になっちゃったんですが、そんな次節にぴったりなカルトを。

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ルーシー・マルゴー・シラス2013
出ました、ワインダイヤモンズです。ここのところやったらカルト銘柄が続くなぁ・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
かわいすぎる
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この絵本みたいなタッチみてくださいヨ。
ここだけ見て、誰が「ハゲたオッサン(最近妙に自称してるっぽい)が作ってる自然派ワインのエチケット」だなんて思うのでしょうか。
最高です!

そういうわけで、作り手はハゲのオッサンことアントン・ファン・ホッパー。
過去にも大絶賛いたしましたんで、従来からの当ブログの視聴者の方は割りとご存知かと思います。
ついでに書いておくと、このワインもう売ってる店なかろうネ!
今回はシラス、というタイプ。
シラーズの元々の言われが「シラス」だったという語源から名づけたタイプ。
また、このワインは弟子ワイナリーであるヤウマとの共同開発だったものです・・・・・・が!
今回は(から?)アントン・ファン・ホッパー本人のみが作ることとなりました。
その理由が「ヤウマのジェームスが他のワイン作る為に金を使い果たしから物理的に無理だった」というパンクロックすぎる話です。

アントン「俺さぁ、良く無計画だって言われんだけどあいつも大概だろ?なぁ?俺がハゲてるからかコラッ!これでもくらえッ!!オラッ!!!」(意訳)

アントン、オコなの?
そういう無駄に面白エピソードをかかえつつ、シラー100%の自然派筆頭の実力とは?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
やっぱアントンはこういう系の方が向いてる気がするなぁ・・・
個人的に自然派に求める
「良い意味での素直さ、果実の旨さと同時にアルコール飲料としてのセクシーさ、ワインならではのスパイスの官能」
はここにもあります。
ルーシーのワインは何回か(日本のブロガーの中では恐らく多い方。多分グーグルでぐぐってもうちのブログ早めに出るハズ)口にさせていただけてますが、概ねピノよりもメルロやシラーが主体の方が私は高く評価しており、そこはやっぱり好みなのかも。
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色は写真からはわかりづらいですがクリムゾンレッドで若々しい。
香りからしてジューシーな果実感が強く出ています。
ここら辺りまでは日本のワイナリでも見られるスタンスだったりするんですが、ここからが違う。
オージー自然派の場合、それでいてジビエ感や肉汁を思わせるセクシーなスパイスと肉厚さがあるんですよネ。
または、バニラ要素やシロッピーな感じがしない。
味わいは紫果実と赤果実のミックス。流石に紫果実のほうが多めで、ブルーベリー感や小さくプラムのようなジュース。
ミックス具合は結構細かくて、アセロラ感やベリーのタッチも見せますし毎回口にいれるたびに変化があるのもとてもナチュラルさを感じます。
香り通りに、中盤から終盤にかけてはオリエンタルさも含んだスパイスの要素。
シラーという品種らしく甘さとスパイスのフィニッシュ。余韻自体は長くはないんですが、じんわりと優しいアフターです。
決して強いパワフルなワインではないものの、果実はたくましいし自然な作りなのにかなり揺さぶってきます。
またはガブガブ呑んで疲れない。
ドリンピリティというワードをウリにしている所らしい相変わらずさとも言えますが、これはシラーの本質的な果実の良さに実はかなり迫っているように思います。
それは童話のように。実は強さをもっているものなのです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(買えれば)
これも買えたら連絡欲しいワインのひとつだよネ
というわけで、5000円アンダーの自然派ワインとしてはとにかく面白いと思います。
買った経験から言って、実は日持ちする(ボトル内変化が少ない)のでお家で買って呑む方が本来向いてるんですヨ。
ルーシー・マルゴーに対してそんなに良くないのでは?という向きもあるのですが、それは日数呑んだり出来るという自然派の特質性を見失っている可能性があるのではないかと。多分、このワインも日持ちする。
そこはドリンピリティ宣伝の弊害かもですね。これ、この季節にほんのり冷え目(15度くらい)でグラスに入れといてちびちびと雨を見ながら呑むワインです。

というわけで、ルーシーのシラス2012でした。
ほぼカルト状態になってるこのワイナリ、もといワインダイヤモンズのワイン。インポーター側でも
「カルトみたいになっててマニアだけが買ってるような状況にウンザリしている」
そうで、レストラン供給を増やしていく構えらしいのですが・・・・・・勿体無い!これら自然派の真骨頂はお家でゆったり癒やされるところなのに!!
と、私は思ったりします。むしろ、家庭供給を増やして欲しいワインナノデス。
作りや生産本数が少ない、故にどうにも値段自体はミドル価格帯なのにカルトになっているという現状、なんとかならぬモノか・・・うーむ。

そういうワケで、ネットではほぼ売ってないです。販売が行われてるの見たことがない。一部お店の店舗にこっそりあったりする現状。そういうのと噛み合わないスタイルなんですよねぇ・・・・・・

童謡って実は強いんですよ。

| オーストラリア | 21:22 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブラインドティスティングは、ワインの格闘技である ~ブラインドの有利と不利~

うぇるかむ!
今日はもう時間もないっていうかあと30分ない状況!ワォ!
なぜなら、ブランドティスティングを2戦もしてきちゃったからなのでした。

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というわけでして、たまーにブラインドに関して書くことがある当ブログですが、今回もまたそこそこ思うことがあったので書いておこうかと。

今日の私のルートは
ENOTECAでブラインド(正統派なインポーター)→神田YANAGIYAでブラインド(色んなとこから仕入れてる、頭のおかしくなりそうな邪龍)

というもので、エノテカでは銘柄も大体当てる快勝が出来たんですが、YANAGIYAは全体の中では成績が上にも関わらず正直ボロボロだったり。

私自身としては、ブラインドティスティングは
「ものさしにはならず真っ当な公平さはない。」
と思ってたりします。というのも、

1:ブラインドで当てる為に重要なものの一つに「メタゲーム」が入る。簡単にいえば「ENOTECAなら不可思議な品種は出てこない」「YANAGIYAはヘンテコをシレッと出してくる」といった感じですね。
これは別に私が邪なわけではなく、例えば(この話になると私が毎回出すネタですが)2013年世界ソムリエコンクールの優勝者パオロ・バッセは日本開催なのをメタゲームして白ワインを「日本の甲州だ!」とセレクトしてる。
パオロ・バッセは間違いなくメタゲームしてました。その場所や主催者(提供者)の傾向というのを呑み手は考えてしまう。
したがって、ブラインドは公平な味の査定にはなりません。

2:ブラインドや順番上美味しいワインがある。これはブラインドが最低1つ、最高数百から計算する事もあるので、どうしても生じます。
ABCと呑む場合があったとして、Aが一番安いのに一番美味しかった・・・という事例があったとして、だからAが最強!と、多くのブラインドコンペはしてしまいがち。
だけど、それは呑み手のタッチする順番や上述のメタも含まれてますから、実は素直な回答にならないこともあります。
また、買ってみたらAが異様にまずかったあれれ~みたいな事もチャメシ・インシデント。
Aがカベルネ、Bがピノ、Cがテンプラリーニョという試飲があったとしましょう。すると、普段飲み比べるときにピノから始める人にとっては大分不利になりかねません。いつもと環境や手順が違うんですから。
逆に、私は概ね地品種→クラレット→バーガンディとコマを進めるので、この順は普段通りです。
この小さく見える差、結構大きいんですよ。

3:得意品種とそうでない品種が生まれる。
これはかのワインティスティングというすこぶる良い本でも言われてますが「得意品種を増やしていくことが大事」だったり。
で、苦手品種も同時に生まれてるということだったり。
一例として私は「寒冷地のピノはまどわされない」「温暖なニューワールドクラレットは比較的場所も特定する」「メルロが高確率で当たらない」
とか、得意不得意出るんですよ。同時にブルゴーニュ派やボルドー派の人はその範囲だったら村の特定まで絞り込めたりします。
イタリア派の人はおそらく地品種を絞り込める。これはフランスにあんまりワイン評論の権威って言われてパッと浮かぶ人がおらず、逆に自国がそんなにワインを生産してないイギリスに権威が多かったり、マルチに呑んでた米国やオージーにパーカーたんやネッド・グッドウィンがいるというようなところ。
単純に経験数の差だとも思いますが、その中でも得意不得意生まれるモノだと思うんですネ。

これらを加味すると、ブラインドティスティングとは、平等にワインを見る機会でもないんです。

提供者、参加者、そして自分とのワイン推理ファイト

これが本質。ショーマッチ。

いやぁ、これが故に面白い。ブラインドの戦いはやっぱりワインの醍醐味です。
こういう機会をワイン初心者こそ、持てると安いワインでも楽しいのではないかと結構思ってます。
ブラインドを毎週ないし毎日行ってファイト出来る場所。これがあるとすごくいいんじゃないの?って思うんですよね。
ショップ店員さんは是非考慮していただきたい案件です。
そのまんまプラカップで飲ませるより、ちょっとお金をもらいつつブラインドでグラス使って飲ませる。
これ、一攫千金の情報といいますか、そういう店が増えたほうがワイン業界活性化しそうな気がするんですけど如何ですか?

ブラインドってコレのことじゃないからネ

前も書いたけど、こういうブラインドバトルみたいなのをもっと酒屋がやってくれればイイのです。

これじゃないけど、貴方も名探偵になれるし、名探偵同士で戦えるワケです。

| 未分類 | 23:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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やはり超弩級・・・ブーケンハーツ・クルーフ・シラーズ2012

うぇるかむ!
ギリギリ更新~ッ!というわけで、酔っ払いながらコレです!コレコレ!!

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ブーケンハーツ・クルーフ・シラー2012

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
詳細は省きます。以前とワイナリ情報自体はかわりません。
ヴィンテージこそ違えど同ワイナリの同フラッグシップシラーです。
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この輸入販売があったなかっただけで、当ブログ最高に沸く。
販売開始10分で完売。こっそり再販しても半日~一日で完売という8000円近い南アフリカとしては異例のワイン。
当ブログの去年大推奨アイテムとしてよいしょしまくりました。
なので、以下も基本的にはファン的立場が極めて強いのですが、当ブログとしましては

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
おっほっぉっほっぉ(第一印象
すげーーーーーーーーーマーク・ケント様すげええええええええーーーーーーーーーーーーーー
思わず呑む度にフリーザ様が惑星ベジータ壊した時みたいな顔になります。おーっほっほっほ。
2年連続で良好です。イメージは殆ど変わりませんネ。去年のはイイお店のイイグラスで適切に有名ソムリエが注いでたワケですが、私のズボラ管理&ズボラティスティングでも美味いです。最高。

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色は濃く赤紫でしっかり透けません。
セクシーなスパイスの多重性、シックな紅茶葉の香りに品があり、果実のベースにオレンジ主体のビオ感。シラーズとしての完璧を見せながら、そこには自然派ピノ(ダヴィット・デュバンとか)にも通じるエッセンスがあります。
熟した紫果実の印象と、バレンシアオレンジのみずみずしいタッチの両極がそこに存在し、果実酒であることを改めて深々と感じさせつつ、濃厚でリッチ。スパイスと果実から転じたアールグレイめいたタンニン。アフターは長くエレガント。ワォ。
見事なオレンジとアールグレイ。セクシーすぎるシラーの魅力、多重なターメリックすら出るスパイス、紫の花の香りがえっちぃ・・・・・・
今も呑みながら更新しようとしたら何もかも吹っ飛びそうです。
二日目になると更にトロピカル要素が出てきてあまやかかつ甘えてくるような心地いい甘味。
スパイス感覚と甘味が意外なほど日数経つとあがります。熟成した時この傾向が出るならコレ多分相当先もスゴイワインでありつづけます(そもそものワイナリが日本に入荷しても10年ぐらいの歴史なんですが)
理想的にセクシーなお姉さん。今年の方が更に棘があって、今飲むならより日焼けめいて、それがまたあぁ・・・・・・
いい・・・・・・

コストパフォーマンス(最高5PT)
♥♥♥♥♥
引き続き見かけたら私が買います!
以上!

というわけで、ブーケンハーツクルーフのシラー2012ヴィンテージでした。
2年連続で、条件違えつつしかし最高ですネ。
相変わらずシャーヴ様の肉っぽいエキス的でソソる香りと酸と甘味がオレンジなどのナチュラル系の作りを見せつつどれもしっかりと芯があってかつエレガントだから飲みごたえ抜群なのに喉を通りやすいシン・クア・ノンに通づる作り込み・・・・・・
これなんで日本に120本しか入ってこないんですかね?

今回はこちらで入手したものでないんですが、まぁほぼほぼ同じに美味いハズ。熟成はするのかな?今呑んで、しかも開けたてもまぁまぁだし1時間おくと最高だし次の日ももっと甘えてきてえっちぃし最高だな!!!(興奮

胸が熱いな・・・・・・

| 南アフリカ | 23:55 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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実は誕生日でして

うぇるかむ!
実は誕生日だったりしまして、今日はどこか飲みに行こうか検討しつつ、ブーケンハーツ・クルーフのシラーズを開けておいたりしててどー考えても酔っ払って更新出来そうにないのでここに記します。

間に合えば今日、酔っ払ってぶっ倒れてたら明日にはブーケンハーツで更新しつつオーストラリア特集とかに突入できればと。報告までに。

| 未分類 | 05:50 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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ちょうどいいぐらいのカサブランカ・ピノ。無名デイリーだからこそ感じる「チリピノの潜在性」とは?  アロモ・ワインメーカーズ・セレクション・ピノノワール

うぇるかむ!
昨日は何気に通常更新をサボってしまいました。夏バテというヤツです・・・・・・(私毎年してますなー)
一昨日につづいて、今日もチリピノをとりあえずで。

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アロモ・ワインメーカーズ・セレクション・ピノノワール
なんともチリっぽいと思いません?

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥
この特別なにかあるわけでもないけど、アイコンはでかでかとした感じ!
特色があるわけでもなんでもなく、あんまり意図もない感じといい、ちょっとデイリーっぽすぎるでしょうか?
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実はこのワイン、良くわからないのが「ビオビオ・ヴァレー産」なのか「カサブランカヴァレー」なのかが曖昧なんですよネ。
表にはdoカサブランカの文字が、しかしインポーター表記はビオビオ。これ、結構位置が違ってきちゃうのです。
似た名前の地域があるのかな?うーん、でもこういうのはハッキリしていて欲しいのがワイン通の性でしょう。

作り手はヴィーニャ・エル・アロモという1922年からのチリでは老舗。
3代の家族経営で女性陣が醸造もしきっているらしい・・・のですが、マウレヴァレーを中心としてるらしく、このピノ本当に素性がナゾ。
よくもわるくもチリ大手。その実力は?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
意外とイイ・・・!?
結構ガッツリした出来のピノになってまして驚きました。これ、まぁまぁイケイケです。
さすがチリピノ。ちょっとゆるめの採点な気はしますが、何よりそんなに安っぽさがないのがいいのではないかと。

色は比較的濃く強めの赤紫。
香りにチェリーのジャムが単一で。
香り自体は比較的スマートなんですが、結構印象としては十分な濃ゆさをこの段階から感じさせてくれるのはいいのでは?
味わいもそれがとても出ていて強めのチェリー要素、タニックさやジャミーさが高くそれでいて酸もそれなりに。
濃い目のピノとしては全体にシンプルであり、あったか産地のピノらしさとバランスの良さがまぁまぁ。
ジューシー系で、いわゆる素直なタイプではありますが、結構本格的にできているような。
悪くないラインを通っています。これでちゃちすぎる甘さがあったりしたらガックリなんですが、あまり感じませんでした。
多少お店の抜栓から経っていたから?
まぁ、ともかくデイリーユースとしてのキャラはもってますネ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
ちょっと中途半端だけど1700円ぐらいなら・・・・・・
価格の安いピノはチリを探すのは今後トレンドになりそうな気がしますネ?
うん、この内容で1700円ならいいのではないかと。
ヘタを打たない味わいでデイリーワインとしてはそこそこ嬉しい感じが今回はしました。
結構チリってボトル差あるので、箱買い推奨までは言い切れないものの、一本買って「へぇ、チリってこんなピノこの値段なんだー」と思うにはイイんでは。
というわけで、あくまでもデイリー向けのワインです。
本当はラベルみたいに秋の方が似合いそうかな。

というわけで、アロモのワイナリーセレクト版ピノでした。
こういうのを呑むと、「流石安旨大国」と安心してしまうところがありますネ。
このほぼ無名ででっかいところでもこの味なのだから恐ろしい・・・・・・

楽天では現状ここぐらいしか売ってない?

わかりやすくアイドルしてる、というべきなの・・・か?

| チリ | 06:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワイ将、ブーケンハーツニキを注文セリ

うぇるかむ!
昨日の記事がやったら更新遅かったのは、ひとえに視聴者の皆様のおかげでありまして、


ブーケン様の情報ありがとう


私が富豪でかつセラーをたっぷり持っていたら当然即あるだけ買い占めていたのですが、現実はジリープアーもいいところな上に夏場に宅急便使うのが嫌なので普通に一本買うに踏みとどまりました。
まだ東急で買った分を(中の人のひとり寂しいバースデーを支える為に)とっておいたのもあってネ。そもそも私のデイリー基準本来は3000円アンダー、気になって4000円アンダーぐらいですからネ。ふふふ、いやぁ楽しみ。
・・・いや、もう一本ぐらい買っちゃおうかな?

っていうか、まだ呑んでもないのにお高い南アフリカ買う(それでも1万円越えたりしたら流石に躊躇するしスルーするかもなんですけど7000円アンダーって最高にちょうどよくってズルいよね)っていうのが結構冒険なんですが、情報をいただくということは皆もしかして私のイメージが
「ブーケンハーツ・クルーフが好きすぎる人」
なのではなかろうかと、心配になるぐらいであります。
何せ
短時間で2コメントも情報をいただきました
大変ありがたいことであります!
確かに売ってたら教えてと書いたレビューでしたけど、それにしても毎回教わってます。冥利に尽きるナノデス・・・・・・
っていうか、年末に買いそこねた時は10分で23本消えたの!?南アフリカのワインだよ!?!?センスあるなぁッ!!!!!

◆追記◆
この記事、この話だったのですが

もう売り切れてる・・・・・・
私がこの更新した時点では、まだ7本あったんスよ・・・・・・ネットワインショップってふっつーに残りあと1本とかでも残ってる事多いのに。異状です。もっとインポーターは入荷しててもお釣りが来ると思う。
どうやら当ブログの熱心な視聴者の方々はご購入されてるっぽいので、何よりであります。

というわけで、月末ぐらいに送料無料にするために同時に買ったワインも含めて南アフリカ特集が組めたらいいなぁとはちょっと思ってます(あんまり最近のソシャゲイベントなみの長さは出来そうにないですが)。

| 未分類 | 00:31 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジャンシス絶賛の海チリピノ?シュペブルにも似た冷涼ピノの良さ。 アメイナ・ピノノワール・ヴィニャ・ガルセス・シルバ

うぇるかむ!
先日、なんとなくチリピノの話をコメント欄でしつつ「といってもそういえば私最近チリピノ呑んでないなぁ・・・」と思ってたんですが、ひとつあったので更新してみよっかなぁと。

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アメイナ・ピノ・ノワール・レイダヴァレー・ヴィニャ・ガルセス・シルバ
略してアメイナのピノ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体はシンプルデザインですネ。よくある最低限のサラッとした文字に海風のアイコン。
ニューワールドらしい仕上がりだと言っていいでしょう。
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裏のインポーターシールも珍しくラベルを邪魔してない位置なのがOK。

作り手はヴィニャ・ガルセス・シルバという家族経営ワイナリ、それも2003年と真新しいファミリーです。
レイダヴァレーというチリ最南端のそれも海近くの海立地なワイナリです。
2003年という時期に家族経営始められるあたりにチリの広大さとか感じますネ。
グラヴィティーフローも出来るぐらいですから相当お金持ってたか相当チリの土地が安いかでしょう。

殆ど日本では知られていないっていうか完全にヴィノスやまざきぐらいにしか情報がなく、後はジャンシス・ロビンソンが
「新大陸としては信じられないほどのブルゴーニュ的ピノよ!」
と絶叫したとかしないとかいう、いつものアレです。
こいつ、いつもピノ呑んで絶叫してんな(テンプレート)
または、☆つきレストランのオンリスト、またはサクラアワードダブルゴールド・・・・・・うむ、タイムリーでありますネ(今回書くキッカケがサクラアワードネタからでしたから)。
ついでに、このヴィンテージではありませんがアドヴォケイトも90点程度は実はつけたことが何度かあったり。

ヴィノスにしては良くあるこってりとした宣伝をしていないワインです。いや、一時期しすぎて最近のはやっていない??
それって地味な在庫品かな、と思われるでしょ?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(状況によっては+♥?)
ところがこれがなかなかイケドンな冷涼ピノ
ブルゴーニュっぽくはないです。あれです、ジャンシスは冷涼ピノ――シュペートブルグンダーとか――が好きなライターなのだと思うわけです。確かシュペブルでも絶叫してましたからね彼女。
そして、私もシュペブル好きなんで評価が良い。

色はかなり濃い目のレッド。赤紫よりかな。透けるには透けるんですけど、濃い。
香りにかなり強めにチェリージャム。ちょっと煮詰めすぎているような印象はあるんですけれども、果実感は大きめなチェリー煮っぽさがあって、迫力があります。
味わいも凝縮感があるフルーツジャム要素とじんわりタニックなダージリンが立ち上る、わかりやすい冷涼ピノになっています。
全体にアタックから重た目に果実感がやってくるわけですけれども、じんわりと紅茶が立ち上ってくる構成の良さは見応えあり。
この構成、すごくドイツっぽいんですよねー。ミネラリーさもあって高級感出てる辺りもとっても。
呑んだ印象、適切なまでに冷涼産地ピノを体現している、というか教科書的だともいえるでしょう。
ちょっとジャミーさがすぎるところがあるので、もうちょい寝ててもいいかも?と思わせる程度にはタニック。しかし、呑めなくはない。
シンプルだけどパワフルさが優っていて、それでいてなんか作りすぎって感じでもないバランスの取り方がイイ感じ。
お茶会というにはもうちょっと賑やかな感じかな。
なんというか、誕生会ってムードなんですよね、それなりに歳をとった上での。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
よし、セールで買おう!
ヴィノスやまざき価格なので当然の如く他の国より1000円は高いわけです。これ、3000円前後だったらコスパ最高つけてたかもしれないッス。
または、どーせこのインポーターの事なのでなんかセールとかするだろう、などとたかをくくるぐらいの方がいいかもしれません。
しかしながら書いておくと、ヴィノスやまざきのワインの中では私は大当たりの部類だと思いますネ。
価格が中途半端といえば中途半端なのですが、どちらかと言えば、ミドル価格を集める時のワイン会とかで持って行くと面白い反応があるかもしれません。
海ピノ、寒冷地ピノetcといった部類のもののチェックをしたい方にもまぁまぁオススメ出来る逸品だと思います。
チリ=暑い地域、という概念はあっさり覆ってくれるハズです。
意外とタニックさが強い(同時にそれなりに品が出せている)ので、結構肉料理イケます。

というわけで、アメイナ・ピノノワール・ヴィニャ・ガルセス・シルバ2012でした。
なかなかにコクて強いピノで、個人的には好きなタイプでした。
価格だけは惜しい・・・・・・上手いこと情報を駆使してお試しアレ。

各所有料試飲でもそんなには出てきてないと思います。勿体無い、これヴィノスインポーターの中では最高位かもですよ

そういえばティーパーティーでしたねこの人ら。このワインも濃い眉キャラしてます

| チリ | 23:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ロリータな日本カルトワイン。自然派らしい仕上がりを見せるお手頃アイテム 小布施ワイナリー・ドメーヌ・ソガ・キャトル・サンク・メルロ2013

うぇるかむ!
結構酔ってま~す。今日もブラインドティスティングをしてたのです。色々ありましたが単刀直入に言いますと、ナパ・カベルネはわかりやすく偉大ですナ。
というのとは、かなり関係なく日本のメルロでササーッと。

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小布施ワイナリー・ドメーヌ・ソガ・キャトル・サンク・メルロ2013
出ました、ソガです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
え~っと、説明はコレでいいよね↓
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はい、おしまい!
書くことがありません。ドメーヌ・ソガの怪しさ全快フルスロットルで今日も平常運行です。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(自然派フレッシュなの好きなら+♥)
とてつもなくジュース系
自然派のなかでも、ひっかかる事がなくジュースっぽいです。
海外のビオ(フランスにしろオージーにしろイタリアにしろ)を国内で呑んだらこんな具合なのかも?とは思いますが、ようするにそういう自然すぎる作りにフレンチオークがのっかる整えた自然派です。

色はクリアなクリムゾンレッド。
香りにかなりバニラの要素とジュースっぽさが強く、フルーツのミックスジュースにバニラアイスって感じ。
ミルク飴って感じともいえるでしょうか。軽いウェイトだと思います。
味わいはまろやかめなメルロらしい口当たりはありつつ、同時にフレッシュな果実感というのが全容。
ミルキーなタッチとナチュラルなチェリーとプラムのミックスジュース。エキナカのドリンクスタンドめいている?
とにかく素朴でドリンカピリティにあふれるあたりは、オージー自然派の好きな人とかは喜びそうではあるかな。
ただ、どうにも複雑さに欠けますしあんまりワイン呑んでる気がしないというのも一理あり(これは自然派系の味の結構量にいえるかもしれませんが)
果実感がちょっと弱いようには感じます。フレッシュすぎるしキャンディっぽいミルキーさに負けている。
これは醸造方法の問題なのか、果実自体の弱さがフレンチオークについていけていないのか・・・・・・悩ましいところ。
かなりロリータなファッションしたキャラだと思います。
ピンクと白いフリルって感じ。当然金髪。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
3000円という価格はなかなかおもしろいと思います。
とはいえ、一般のネットショップでは全く売ってないので、ヘタなカルトワインより入手困難。
そこまでする必要性は正直、感じないというのが私の感想かな。
海外のナチュラル系はもっと派手だったり面白かったり深みを感じさせてくれる。
価格自体はそれなりなので、売ってたら買ってみるっていうラフさの方が懸命なように思います。
特定のファン相手にはそうした訳で、プレゼントしたらありがたがられますし、日本ワインが歓迎されるワイン会なら十分な存在になるでしょう。
料理との合わせがかなりミルキーでロリロリした感じなので、ちょっと私は即答しづらいッス。
ドリンカピリティではあるけど、料理との合わせは・・・・・・試してないのでなんともですが、どうなの?

というわけで、ドメーヌ・ソガより新作のキャトル・サンク・メルロ2013でした。
うーむ、悩ましい。
日本のワインでこの出来で3000円を喜ぶべきか、まだこの域なのかと厳しい目で見るべきなのか・・・・・・
いずれにしても日本カルトのトップクラスの味を知るにはちょうどいいのかもしれませんネ。

ほぼこういう感じ

ソガで検索してたらこんなの出てきてワイン吹きましたw

| 日本 | 22:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スペイン本家以上に気合入ってませんか!?トーレス家のソノマ版がすごかった! マリマー・エステート・

うぇるかむ!
一昨日に続いて、ワインレポートさんでとりあげられてたホットなアイテムを

8cFXv.jpg
マリマー・エステート・ドンミゲルヴィンヤード・ピノ・RRV・ラ・マシア2012
良ヴィンテージの単一畑RRVですよ、奥さん。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(+♥もあり?)
ラベル自体はすごくストレートな、ふっつーな印象も受ける紋章柄に黄土色をベースとしたそこそこ品のある感じ。
情報量としては結構すごいものになってますけどネ。
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裏はあくまでも説明的ですネ。

今回もまぁ、ワインレポートさんが取り上げてる感じが大体のところではあります
スペインの異様にでかいボデガ、牛さんマークのトーレスから、マリマー女史が娘のクリスティーナ女史と行っている、大手の割に家族経営(それも女性主体)なワイナリです。
因みに、フラッグシップはその娘さんのクリスティーナの名前がついてるキュベ。開発当時はクリスティーナがお酒飲めない頃なわけで・・・・・・いやぁ、年季ありますネ。今ではクリスティーナがクリスティーナを作ってる。
マリマー女史は1975年に米国でトーレスを広める為に広報として、渡米しまだ女性蔑視的だった中で活躍して
「トーレスの女番長」
として米国にもトーレスを広めます。米国や英国の影響を後々受ける日本としては、ある種この人がいなかったら今日のトーレスの拡充にはつながらなかっただろうポジションの人で結構偉大です。
1986年にそんなマリマー女史はRRVのグリーンリヴァーという海に近い辺りに土地を購入し、ドン・ミゲル・ヴィンヤードと名付け、1991年にシャルドネ、1992年にピノをリリース。
古くはない、とはいえRRVが絶好調になる前からRRVのエステート・ヴィンヤードをやっているワケでして。
それも、単一畑版は4つにまで分けられるほど。
あ、ついでに有機栽培認証ももってたり。
評論家評価はスペクテイターとアドヴォケイトはどうもイマイチなんですが、ワイン&スピリッツとワインエンシュアーではそこそこ評判が良く、スピリッツ氏の年間No.1ピノになったことに別の銘柄があります。

今回のは、ラ・マシア(英語ならザ・ファームハウス。ワイナリの外観がそんな感じの作りなんですって)という単一畑。
一番評価のいい畑ではありませんが、伝統的RRV風の有機栽培、無濾過、無清澄、完全徐便、フレンチオーク新ダル比率少なめ。
などなど、そこそこ品の良さそうな感じ。
そして、ワインレポートさんとの最大の違いは「私が飲んだのはヴィンテージが2012」なのであります!優良年だ!!
ぅぇーへっへっへー(ドヤ顔。
というわけで、長々としましたが、実際スペイン系のしかも大手のRRVなんてって感じもありますよネ?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
ほのぼのした典型例のRRVだッ!
いやー、RRVでした。つくづくまでRRV。ルシアン・リヴァー・ヴァレー(わざとらしい英語
個人的にソノマ、特にRRVの特徴って「執拗なまでに果実が豊満で明るく凝縮感のある日射とか最高潮なあったか産地ピノ」って感じだろうと考えているんですけれども、ドンピシャだと思います。
パーカー好みだろうとも思うんですが、アドヴォケイトはあんまり見向きもしてなくってナゾ。
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色は結構濃い目のクリムゾン系。エッジ変化はありませんね。まだそういう意味では若いでしょう。
香りがかなりパワフルで遠くからでも、RRVピノかな!?と思わせるぐらいに豊満で開けてました。
パワーのあるチェリッシュさとバニラのミックス。果実感は明るく、またミルキーな感覚が出ています。
質のいいイチゴのショートケーキみたいな感覚。生地がふっわふわでミルクもしっかりとした感じ。
この辺りの雰囲気は、ある意味ではスペインっぽいといえるかもしれませんね。
味わいもRRVのらしさがとってもあって、パワーのあるジャミーな果実のアタックの強さ、雑味なくコケモモ系の印象もまたせつつそれからミルキーな余韻。
ジュース系ではなく、ジャミーよりですが、ベタつきはなし。
徐便してるのが完璧っぽくて、ビオ感などの雑味は0。ストレートにRRVの感覚が楽しめるスタイルになっていて、こういうスタイルなのに苦味が出てると微妙な顔をしちゃう私にとっては嬉しいところ。
甘味はRRVなら当たり前。その上でのタニックさや酸のボリュームも十分にあって、雑味なくクリーンで母性たっぷりなのがたまりませんなー。
かなりパワフルで、キュートな感じはさながら女子高生的だなぁと私は思います。若いヴィンテージだけど、そこで楽しいし年齢の割に大人感がある辺りもグッド。
芯の通り方も単一畑らしくっていいと思ってます。複雑さが更にあると良いのですが、この2012は傑出したフルーツだったのだろうと思う。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(過去の価格だったら+♥)
エノテカの提携が最高に残念ナノデス・・・
エノテカ買収前はこのヴィンヤード、5000円台だったんですってよ。
現行は7000円ぐらいです。あぁ、エノテカめ・・・・・・輸入体制もあんまり評価されてないんだからセールの余地なんぞ作ってないでもっと値を下げよう!(迫真(絶対的に(憤りを感じる
それでも♥を4つもつけるのは、出来がいいのも去ることながら現在の世の中ならRRVのグリーンリヴァーのシングルヴィンヤードで区画くぎっておいて7000円なら安いからです。
有名銘柄のコスタ・ブラウンとかオクシデンタルズ(キスラー)とかなら広域RRVでも買えませんからネ。
ブルゴーニュだったらルージュか村名ですよ。ソノマRRVってブルならヴォーヌ・ロマネレベルの特選地域なんです。
その意味では、まぁ妥当といえば妥当な価格である気もします。いや、でもやっぱグンと値上がってるよなぁ・・・・・・
プレゼントに使うのであれば、女性ファミリーの成功話を踏まえて印象をつけてあげた方が価値がわかりやすいかもしれませんネ。
ワイン会などでもブラインドなら当てやすくわかりやすいけれども、いい感じの評価をウケられるハズ。
トーレス一家、というと安いのも有名になりすぎてて妙に知ってるワイン通にこそ拍子抜けされるかもしれませんが、中身自体は秀逸なRRVだと思います。

というわけで、マリマー・エステートより、ラ・マシア2012でした。
正直、期待しないで呑んだらめっちゃ良かったという効果もあるにはある・・・・・・んですけど、ごきげんなRRVピノだと感じましたネ。
単一畑の良さもありますし、いい仕事してると思います。ほんと、本家スペインのトーレスでこれより旨いのもしかしてないんじゃない?

ネットショップでは別ヴィンテージになりますがまだ5000円台もみられます。これらが市場から消え次第7000円半ばです。

典型的三村かな子

| アメリカ | 23:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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コス・デス・トゥルネルがシャンパーニュ?スーパーセカンドはシャンパーニュでも超人気になりえるのか・・・? ミシェル・レイビエNV

うぇるかむ!
唐突にシャンパーニュであります!いやぁ、暑いですし、
ワインレポートさんでとりあげられたの見て、書いておこうかなーって

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ミシェル・レイビエNV
新進気鋭のシャンパーニュです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
話題性は十分なこのワイン、コス・デストゥルネルの象さんも誇らしげです。

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裏ラベルじたいは普通。プレミアム・クリュとか言ってますが現状はこれだけがアイテムのハズ。

詳しいアレコレは上記リンクのワインレポートさんが圧倒的に情報が完璧すぎて、私が書く必要性が0であります・・・・・・
ボルドー最高峰が、唐突にシャンパーニュを手がけ始めたというのはある意味すごいことで、例えばボルドーから別の国(例えば南アフリカだとかブルガリアだとか)に参画するっていうのは比較的見られるパターンなものの、一等地から一等地というのは相当な財力がないと無理です。
艦これだったら大型建造で出るユニット全部持っているのに大型建造やっちゃうぐらいの余裕。
そんなこのワイン、果たしてその実力というと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
繊細といえば繊細だけど、つまり、弱い
全体にバランス良く出来てはいると思います。クリュッグ醸造家からコンサルトを受けたそうですが、ベル・エポックとかロデレール本社の方が方向性は近いかな。
しかしながら、かなーりボディが弱いと思います。
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色はキレイ目でレモネード系。泡立ち自体はなかなかだろうと思います。
香りがレモン要素が高めにあってフルーティーな感覚。シャンパーニュ全体で見てもフルーツ要素がフレッシュに感じられます。
高級シャンパーニュとなると、結構ぎっしりとした味わいのベースが想像されるかと思いますが味わいそのものも果実要素が目立ちます。
ほのかにモカチョコ、といった程度の添え方で、レモンを主体とした柑橘の感覚がとかく多くて、そこそこの泡の質感と共に短めのフィニッシュ。
あんまり後に引きません。サラッとした泡だといえるでしょう。
全体にシャンパーニュらしさの部分よりも「新人なりの魅力」とでもいいましょうか、軽いラフな泡って雰囲気の方が強いかしら。
綺麗にサッパリとしていますが、そこに濃密さなどはなくあくまでもラフめな作りだと思いました。
ボルドー系なので、もっとカチカチとした仕上がりなのかと思ったら、そうでもなくてフレッシュ。
料理には合わせやすいかしら。
漫画では「新人社員が頑張る」みたいなのがそれなりに構成しやすく人気が出ることがあるのですが(シロバコとか)そんなノリとでもいいましょうか。
これからに期待!って感じ。

コストパフォーマンス(最大5pt)

故に高すぎる
定価1万8千円は強気です。さすがボルドー価格。
シャンパーニュ造りなのはわかりますが、正直これならカバとかですら似たのが出来そうでもあるんですヨ・・・・・・フランチャコルタだったらほぼこれよりシャンパーニュっぽい濃密さが味わえます。
NVでそうした特徴であっては、強気という他ありません。NVなのキツすぎるでしょう・・・・・・
というわけで、当ブログ的にはよっぽどコス・デストゥルネルチームが好きでもなければ他買った方がいいヨというのが感想かな。
熟成しそうな要素も今ひとつですし、熟成がどれぐらいするのか試験段階っぽさ全快すぎるし。
同じエノテカ仕入れで話しても、ルイ・ロデレール本社のNVとおんなじ程度の感覚なのでねぇ(そして、それならロデレール・エステート・カルテットの方が旨いのだし)

というわけで、ミッシェル・レイビエNVでした。
価格との見合わなさがとかく凄まじいと思います。
中身自体のそこそこっぷりにしては明らかに弱い。うーん、このグループの先行きが不安です。

これでも高いと思う。

似た感じというと、コレが思い浮かぶんですけれども値段格差が激しい

余談ですけど、コスの象さんみる度に思い出す

| フランス | 22:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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真のブルネッロ!その真価は熟成にこそあれ・・・・・・ ビオンディ・サンティ・テヌータ・グレッポ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・アンナータ

うぇるかむ!
連日イタリアワイン縛りで更新してきましたが、ひとまずおーしまい!
最後を飾るのは、ずーっとこのワインでの更新を避けてきたワインです。

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ビオンディ・サンティ・ブルネッロ
イタリアの超王道の筆頭ですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルそのものは古式なイタリア系だといえるでしょう。
ただ、知ってる人にとっては「おいおい、シンクのやつめ今更かよ・・・」ぐらいのワインだと思います。
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裏も結構可愛かったり。

ブルネッロという規格において「生みの親」とまで言われるワイナリ、それがビオンディ・サンティであります。
1856年のロンドン万博の段階で賞をとりまくってるイタリアワインとして知られており、1888年にサンジョベーゼの亜種であるサンジョベーゼ・グロッソ・・・・・・つまり、ブルネッロに使われている固体・・・・・・を植樹したのがブルネッロ・ディ・モンタルチーノという規格の始まりとされています。
起源も紀元。始まりの初まり。
それまでは甘口ワインの産地だったそうで。驚きません?ブルネッロが出来る前は甘口のワインの産地だったワケですよこの地域。
そんなブルネロの始祖で歴代スゴイヤバイ級の一家が支えてきたわけですが、更に推し進めたのが5代目のフランコ・ビオンディ・サンティその人です。
DOCGとしてブルネッロが一番最初の段階で認められたのは、この人らの功績。
因みに、キャンティが認められたのはブルネッロより後だったりしますからネ。クラシコ指定は更に後。
フランコ氏は畑の拡充やブルネッロに関する広報的存在として確固たる地位をこのワイナリに築きつつ、2013年に亡くなります。
91歳まで現役だった彼の最後のグレートヴィンテージ、それも最も古い畑での仕事とされているのが今回紹介の2007年です。
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この07年では、評論家も絶賛でイタリアワイン誌各紙の最高賞とアントニオ・ガッローニが94点をつけているものです。
なので、妙に高騰してたりも^^;
ブルネッロの王道であり、イタリアワインファンならとりあえずだれでも知ってる定番の最高峰。
その実力・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(現状の2007ならば)
めっちゃくちゃ固い
実は私、何度かこのワインのヴィンテージ違いをティスティングしていて(多分5回は超えてるハズ)その度に頭をかかえるワインなのでした。
なぜって?超美味しいときとすごくガッカリするときに二分されるからです。
去年当ブログの「最高の円卓13本」に選びつつずっとノートを書かなかった理由です。
状態にすこぶる左右されます。熟成ワインと若いワインは別の次元だと割り切っている私ですが、それでもこのワインは
「たっぷり熟成して飲まなければならない」
のです。それはボルドーの比でありません!(ボルドーなんぞは若くてもそれで美味しいしオールドもそれで美味しいんですから)

今回はあくまでも、最近呑んだ2007年に沿ってノートします。

色は中心地もそれなりに透けており、朱色めいたトマトカラーというべ形。
そこそこに熟成してそうに見える・・・・・・のですが、このワインに関しては足りないという他ありません。
香りにドライフラワー、ハッキリとしたチェリッシュさ、強いバラとダシの香り。
味わいはそうした中にtナイックさが残っていて酸味もまだフレッシュなレモンの酸っぱみとして感じられる程度になっています。
紅茶系タンニンも強めに存在していて、熟成感がありつつも、酸が強すぎてバランスはあまりよくありません。
かなーり状態を選ぶワインであることがお分かりいただけるでしょうか?
熟成とフレッシュさの合間、というのも本来それで面白いモノだったりすることがあるのですが(特にイタリアならば)このワインに関してはそうした中途半端な状態にあると、バランスが悪くみえてしまう不思議さ。
厚みもあんまりないような感じで、ポテンシャルは感じるものの、そんなにときめかないでしょう。
それでも、このぐらいの要素は持っています。

では、それが熟成するとどうなるか
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去年、最高のイタリアワインとして堂々たる感覚をもっていたのは同社の95年でした。
上記と同等レベルの香りの強さをもっと強くもっていて、驚くべきことにソムリエが注いだ1メートル先ですら感じられるほどだったわけです。
花の香りが明確に強くなっていて、ローズ、スミレ、ハイビスカスなどなど。
スパイスもまだハッキリしてるし、魅惑的なカカオ要素やオリエンタルスパイス、そして舌に入れたときのクランベリーめいた酸の贅沢さや、サラッとしつつも咲き乱れる花の空間がたっぷり一分継続するっぷり。
思わず笑いが止まらなくなる、私史上最高のイタリアワインの経験だったりします。
当時のノートにはこう書いていました「10万円でも妥当」。ブラーボ。

この体験があったうえで、最近のヴィンテージを呑むと、あまりにも物足りないのです。
もう一回書きますが、これがボルドーのムートンだとかマルゴーの場合、世間で言われているほど私は熟成しなくったってイイと思っています。
熟成ワインと若いワインは世界観が別です。なので並列で語るのは間違っています。
が、しかし、このワインに関してはそんな人をしても「熟成させて呑むべし」と言わざるをえないのです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
熟成させうる環境をもっていれば♥♥♥♥♥
えーっと、難しい話ですが
今すぐ買って呑むにはむきませんが、保存環境があるなら今のうちにストックしてください
ようするに、ワイン投機出来るぐらい資産があるかた向けだとも言えましょう。
イタリア最高峰であると太鼓判を押されて当たり前なのですが、熟成しないとなんか酸っぱさが強めのブルネッロ?って感じで終わりかねません。
最近のモノをティスティングした上で、古いのを呑むと恐ろしく変化が美しい・・・・・・というのが私の経験なのです。
すぐさまブルネッロの真髄を体験したい方はオールドヴィンテージを買ってください。
幸い、人気銘柄かつ熟成させてなんぼという風潮があったためかネットショップでも古いヴィンテージが見当たります。

というわけで、ビオンディ・サンティのフラッグシップクラスのブルネッロ・ディ・モンタルチーノでした。
この掲載に至るまである意味では1年4ヶ月かかってしまいました。
それほど、評価するのに悩ましい魅力のあふれるブルネッロです。
2007年が熟成で今後どう変化するかはとても楽しみなところであります。

今のうちにこれぐらいで手に入れておくのは手でしょう

古くなるとグッと値段があがりますし、ボトル個体差が強くなるんですよね・・・それが、当ブログの「推奨したいけど推奨しにくい」というわだかまりにつながり続けていたのです。

| イタリア | 18:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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最高に磯臭いサンジョベーゼ系?地味な価格も悪くないイタリアらしさのワイン。 ボスカレッリ・ロッソ・デ・フェラーリ2012

うぇるかむ!
一昨日、ちょっと珍しい品種としてプルニョーロ・ジェンティーレのワインで更新いたしました。
で、今回は同地域の同じような感じでもっと安いアイテムを。

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ボスカレッリ・ロッソ・デ・フェラーリ2012
トスカーナのモンテプ地区ですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
特別、なんてことのない紋章柄だろうと思います。
とてもシンプルにイタリアーンしてると感じで、裏もインポーターぐらいしか貼ってありませんでした。
1962年というそれなりの年数からワイナリをやっている意外と老舗です。
デ・フェラーリというなんだか勘違いしちゃいそうな名前人たちが家族経営しています。
(イタリアではフェラーリって、豊田とか鈴木と同じくそれなりにある苗字ナノデス)
フラッグシップになると、イタリアの各雑誌で何回か最高ランク扱いされていたりもするものの、今回はその中でも最も格安の品になります。
まぁ、それでもパーカーたん90点をとったことがあるとかないとか・・・・・・
プルニョーロ・ジェンティーレ80%に何か色々20%という、これまたイタリアーンな配合ぶりのロッソ。
このぐらいのイタリアワインを最近呑んでなかったのもあって、ちょっと試してみました。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥
たーらこーたーらこー
たっぷりーたーらこー


色はピノノワールみたいなレッド。とにかく軽く明るいカラーリングです。大分若い印象。
香りにかなり磯っぽさがあります。磯ノリとかの塩、海の香りと言いたくなるような感じ。
果実の要素よりもそうした部分が強くデており、味わいも同様です。
酸味が強めで、まろやかではなく、海ワインらしさ全開のミネラリーさが最後まで継続。
口当たりが比較的水っぽいあたりまで、なんとも海水めいているではありませんか。
そこに酸味や甘味が加わることにより、飲み終わった後の印象が

たらこだなぁ

であります。
複雑さがあるわけでもなく、カジュアルで、どこかあやふやなような感じ。
明るいサンジョベーゼ要素は確かにあるのですが、じっとりともしており、サンジョベーゼ亜種としての面白さを感じさせてくれますネ。
魚介と食べたい赤、の代表例みたいなものかもしれません。
そういう訳でして、思い浮かべるのも海の街。
ギャルゲって一時期、そういう海の見える田舎がブームってたころありましたよね?(AIRとか誰彼とかのコロね)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
1500円のワインとしては、面白いような使い方を選ぶような難しいワインかもしれません。
このご時世、もっと濃いのとかトータルバランスがいいのって1500円であれば探せなくないのでス。
(逆にいうと、1500円は私はワインとしてはスタートラインだろうと思ってたりもします。1500円ぐらいからの購入が基本オススメです)
というわけで、デイリーワインに使うかどうかは、まず一本試してからでしょうネ。
この独特さを上手く使いこなして料理と合わせられれば、それこそ単体で呑むよりグッといいハズ。

というわけで、ボスカレッリ・ロッソ・デ・フェラーリ2012でした。
なんでしょ、安旨ワインの平均値に立っているような感じかな。
同時に、料理と合わせたいイタリアらしさの本質めいた部分もありました。
これぐらいのラフさがイタリアらしくていいかなぁ、なーんて思いもするそんなワインです。

ネットでは売り切れなのか、これからニューヴィンテージ切り替えなのか・・・・・・

ベラボウに懐かしい

| イタリア | 20:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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NHK「今、スパークリングワインが人気!」シンク「ファッ!?」ワインおたくの反応&「~マリアージュ~神の雫」第二話から三話を予想してみた。

うぇるかむ!
本日、たまたま職場でNHKが流れてたのですが、そうしたら
「今、スパークリングワインが人気!」
なる特集をやっていました。
17時ぐらいでしたかね、ワイドショー枠で行っていた夏場特集です。
ソレに対してワインオタクなるに思った事を書いておくと・・・・・・

1:ワインオタクの基準はどうやらおかしい
見てて、逆に自分もヘンな方向に向かいすぎてるのかなぁなんて思っちゃったぐらいです。
・・・・・・いや、趣味としては正しいと思うんですけど、一般的感覚にはまず遠いといいますか。
この特集、まず「スパークリングワイン」と言っている段階で私は
「え?地域どこだって!?」
といいながらズザザーッ!と立ち上がるのが第一反応だったわけです。
その後、女子会で一杯目をスパークリングワインにするのがイイ感じで~す☆いぇ~い☆
とかやってるのを見て、ゆっくりと椅子に座りなおしました。
この特集、シャンパンとかいうダサ単語を全く使わないは勿論のこと、スパークリングワインとだけ言っていて、プロセッコもフランチャコルタもカバもスプマンテもブリュットも糖度も村名もRMも全く出てきませんでした。

そしてそういう特集として正解。
普通の人、そんなワード出てきたら逃げるって事ですよ。もしかするとシャンパンってすら言ってはいけない?
ワインオタク的には上記ワードがまずスタート地点で会話が始まっちゃうわけですから、これはつまり一般的では、ない。

2:価格感覚がおかしい
フリップめいて、各国の泡の価格なるグラフが出ていました。それによると

・フランスは平均値が高くて3000円ぐらい
・他の国だとグッとさがって、なんとチリでは500円以下!


多分この特集で注いで使ってたのコノスル様のブリュットだったと思う。

ええっと、なんといいますか、
それ泡ならなんでもいいんやん!
で、ちょっとスパークリングのがオシャレな感じ~☆とかいうお姉さん。
ビール好きで~す☆とイイながら第三のなんとかを呑むのに近い、このミーハー感に頭がクラクラしましたが、クラクラしているほうがおかしいのだ(戒め
オシャレレベルだとビールのがヘタするとオシャレよ!


しかしそりゃネ、お酒にそんな値段出したくないって事なんでしょネ・・・・・・う、う~む、私だったら絶対500円の泡とか地雷だからスルーしちゃうし、3000円あればロデレール・エステート・カルテットとか買えるんだからそっちのが安いでしょ・・・・・・っていう発想は良くなかったのかもしれない。

ワインオタク的にひとつ言っておきたいのは
泡は製法で味が全く異なるので、低価格と中域以上で別次元レベルが凄まじい事と
値段の安い泡は当日中に飲まねばならないが、実は値段があがるほど何日も楽しめるから人によってはお得な事も多い
この二点は豆として是非覚えてくだしあネ。

3:ロゼに注目という内容が薄すぎてオロオロする
注目はNHK的にはロゼなんだそうで。
石川さんだかなんだかって人(ライターだった気はするんですが、この辺りちゃんと見てなくて失敗)が解説してたんですが、なんかめちゃくちゃな事を話してた気はしました。
この専門家が出てきた場面がこの特集において間違いなくダメなシーンだった。

4:テタンジェがサッポロと提携
これ、私ちゃんと詳細を迫ってなくってむしろワインオタク的にダメなことですよね。
ジョエル・ロブション・エビスとか出してるだけに高級感覚でいえばサッポロは流石だなぁ。
しかし、特集の意図からは大きくハズレる値段なのでは?

あと、ENOTECAが超適当に「なんかワイン会社買収されたりしてたヨ」とかで流されててワロタ。割りとあれ、事件です!って感じだったんですけどネ。

・・・・・・ええと、あんまり不意打ちであったんで覚えている感じで。
総じて、一般的なワインに対する感覚が良くわかる内容だったと思います。
単純にワインって高いんだよネ。
うぐぐ、否定できない・・・・・・

◆おしまい◆

◆おまけ◆
朝方これだけ更新していったんですが、NHKの話題のがよっぽど重要だと思ったのでそっちを優先することにしました。
神の雫最終章第二話について。
主人公雫君のライバル店がソムリエを呼んできましたが、視察にいったらザコでした・・・というような話。
そこで出てきたチェーン店ソムリエの発言がコレ、
「魚は白、肉は赤、他は泡、困ったら泡。これだけでいいんです」
ふ、古い・・・・・・困ったら泡は意外と今でもそうなんですけど、いや~しかしこれは古い。
本当にこれ、チェーンの外食ショップが呼ぶコンサルトなんでしょうか?ほんとどこもかしこもリアリティ0ではないでしょうか。
他にも視察にいった雫君が
「あいつボトル見せないでグラスでグラスワインもってきやがって。ただのカカシですな」
みたいな事をいうのも割りと「?」って感じで、チェーンの回転率を重視する仕様だったらそれもありでそれどころか
「もういっぱい頼むと別のもっと安いやつ注いできたりしそう」
に至るとちょっとそれは疑い深すぎな嫌な客では?
主人公のやっていることが、かの昔に同じくシャブリの食べ合わせ回でライバルキャラのイッセー先生がかましてた嫌な客っぷりを越えています。
大体がして君、キリメンジャン土壌のテロワールとか語れるキャラでしたっけ?勉強したって設定なのかしら??んんん???
で、ここで出てきたのが
「前菜はマグロのカルパッチョ×シャブリ・グランクリュ、メインは鶏のレモンとハーブ煮×クリュ・ブルジョワのカベルネ主体」
でした。
あーあーあー・・・・・・

これマグロのカルパッチョにカベルネ(またはメルロ)を、ハーブ鶏にシャブリを合わせるでしょ?

ねぇ?
マグロ赤身肉だから赤ワイン、鶏は白いし味付けが白向けのソースだからシャブリで合わせるのがマリアージュなんだよぉ・・・・・・とかドヤ顔でいう雫君を私は予想!
ついでに書いておくと、成田離婚成田離婚って成田離婚大好きだなキバヤシェ・・・・・・

来週が楽しみですね(棒

| コラム | 10:19 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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イタリアビールもいいよね!賞味期限間近だけどしっかりうまい ブリューフィスト・スペースマンipa

うぇるかむ!
イタリア特集をしてる最中、楽天市場でスーパーセールがやってたんですよネ。
私もまぁ、それでちょこちょこと食器やワインを買ったりしました!
(今日はワインを引き取りに出向くのでス。クール便も通常便もこのシーズン信用できなさすぎるノデス・・・)
で、せっかくなのでイタリアビールをと

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ブリューフィスト・スペースマンipa
ワイン界隈ではおなじみロンバルディアのクラフトビールです。

というアウトレットセールを見て一昨日購入→昨日やってきたのでおゆはんに。
届くのが思ったより早くてビックリしましたネ。セール期間後発送になるだろうとか思ってました。

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裏もこんな感じ。見切れちゃいましたが、賞味期限は7月末。
つまり、新鮮さ0な状態であります。
ワインとは違って、殆どのケースでビールは熟成しません。工場出荷云々などと新鮮さで売るスーパードゥラァァアィとかの売り方は正しい。
もしも日にちが経ったほうが旨いのがあるとすればバーレーワインがありえるかな?ぐらいのもの。
随分前に地元の酒屋で一年程度前のエビスビール琥珀を売ってる店があり「これは賞味期限ギリギリの方が美味しい」などと店主が言ってて買ったらすっかり風味が落ちててそのお店に二度と行く事はなくなりました。
なので、基本的には大きく味や泡が落ちた状態であり、在庫品ともあれば、まぁそれなりに呑めればよいかなぁと思いつつ。

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思ったより劣化してないなぁ・・・
実はこのビール、去年夏場ぐらいにも買ってのんだことがあるのですが、その頃のイメージとほぼ変わらずまっとうなipaでした。
苦味は薄みで、なるほどスペースマンなあの月面着陸めいたふわふわした感触。
グレープフルーツを主体とした黄色柑橘感は喉を潤します。
泡もそんなに弱くなってなかったように思います。これは瓶だから?それとも保存状態が良かった??
流石の価格分の味わいがある、クリア&クールな逸品でした。
イタリアアイテムなだけにビールもやっぱ明るいキャラしてますネ。

というわけで、期限が迫っているにも関わらず結構楽しめたのでした。
これならもっと買っても良かったかな。うーむ、残念。
海外産ビールは運送劣化とかがつきまとうものの、ラベルデザインがイケてるのが多いので、今後も見ていきたいなぁ。

今から買うならこんな感じ?

ス ペ ー ス マ ン 

| たまにはビール! | 12:59 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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ムキムキマッチョなラベルよりは細マッチョ?プルニョーロ・ジェンティーレの実力とは? ラ・ブラチェスカ・ヴィノ・ディ・モンテプルチャーノ2010

うぇるかむ!
そろそろ大手なイタリアワイン特集も終盤戦!てなわけで、今日も大手が作るちょっとだけ珍し目?なワインです。

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ラ・ブラチェスカ・ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ2010
ま、アンティノリブランドのひとつです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベル自体はそんなに珍しい感じでもないエンブレムっぽい感じ。
なんですが、なんか妙にたくましい。エスタークの腕かな?

あ、思ったより似てない・・・・・・

作り手は90年初期からアンティノリ社が請け負っており、そこそこ伝統一家だったっぽいのですが全葡萄植え替えをしている様子。
超余計な事をしたのじゃ・・・・・・
なので、樹齢では25年程度でしょうかネ。
地区が2つにまたがっていることや、サンジョベーゼの亜種であるプルニョーロ・ジェンティーレ率が高い(今回のものは10%メルロ)というのが特徴。
醸造家に対してアレコレ書いておらず、大手による亜種ワインのひとつだと思うのが妥当でしょうか。
ppやスペクテイターは90点アンダーを行き来してる感じで良くて92点をどっちかでつけてるかな?ぐらいのもの。
イタリア誌評価は不明ですが、おそらく米国誌での掲載が多いのではないかと。
というわけで、あんまり日本では見ないサンジョベーゼ亜種のワイン、その実力というと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
 凝縮寄りのサンジョベかな?
なんというか、プリミティーヴォに近いぐらいの印象です。
ガッツリ作ってるなぁって感じのトータルバランスで、これは好き嫌いありそうですネ。

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色は左端に見えるように赤紫。ガーネット度がサンジョベーゼにしても高すぎる感じ。
香りに濃厚めにカシスジャム。
それほどバニラが強いわけでもないのですが、ガッツリとした印象をもった重た目の果実の香り。
味わいもアタックから強く、紫果実のいわゆる爆弾系。
口当たりは結構なめらかになっており、バニラ感などはドぎつくありません。
鉄観音茶などの印象も感じられ、東洋系のアフター。赤果実が時間がたつと見えますが明瞭ではないかな。
濃いティストであることは間違いなく、またサンジョベーゼ系統というにはパンチ力がありすぎるように思います。
明るい印象よりもマッチョさが目立っており、イタリア系の軽やかさをあまり感じさせないといえるでしょう。
開けたてだったのかしら?結構カッツリしてたように思います。
全体的にパワフル寄りでありつつ、極端ではありません。
それが良さであり、反面面白みに欠ける部分でもあるという。
あくまでも、なんとなくアニメいる「マッチョ枠の誰か」という感じで、超兄貴みたいな歴史的存在にはなりえません。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(値段しだいでは+♥)
値段が2500~3500円とデイリー価格帯にしては大きく差があります。
3500円だと他を買うほうがいいでしょう。2500円ならパワフル系を求めるなら結構アリです。
たった1000円・・・・・・と思うかもですが、デイリーユースのこの差は超がつくほど大きい!
プレゼントにするには、よっぽどラベルの絵などに意味合いを持たせなければならないかな。わざわざ送るタイプのワインではなく、ガッツリと自分で楽しむのに適したワインだと思います。
品種がマニアックな割に、あくまでも亜種なので、うーんどうなのだろう?あんまり品種別ティスティングするようなタイプでもないかなぁなんて。

というわけで、ラ・ブラチェスカ・ヴィノディモンテプルチャーノ2010でした。
うーん、悪くなく良くもなくぐらいの微妙な間をとった感じかな。
あと、結構時間経過ですぐ酸化して味わいが変わりそうな印象があります。呑むタイミングはそれなりに図りつつどうぞ。

このぐらいだと割りと嬉しいアイテムではあります。

細マッチョというと、奈須きのこ作品が思い浮かびますナ

| イタリア | 21:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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触手ワイン!?名前もまんま過ぎて大丈夫か!?なシチリアワイン エロ・テヌータ・ディ・フェッシーナ2010

うぇるかむ!
タイトルがあまりにもド直球でありますが、しょうがないのです今日は。

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エロ2010
ワォッ!?

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的には+♥♥?)
ド直球すぎやしませんかネ!?
あ、そうじゃないんですよー、ちゃんとこれ意味がありましてネ、ローマ神話の神様エロスの「エロ」とネロ・ダーヴォラの「ネロ」で韻を清涼院流水みたいに踏んでいるんだyo!yo!yo!yo!
ってやっぱエロやないか!!!!!!
どこのワインショップも直球すぎてサラッと名前解説入れて流してますが、どう見てもまんまっすyo!
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超かっこいいタイトルロゴめいてエロ。

テヌータ・ディ・フェッシナというこのワイナリ、名前があからさまですが作り手は意外なほどしっかりとしています。
他にもトスカーナでワイナリを運営しているシルヴィア・マエストレッリ、ロベルト・シルヴァ夫妻(何故かこの夫妻名前が共通しませんネ)
それがガヤなどでも醸造をやっているフェデリーコ・クルタスがコンサルトして作っているシチリアワイナリ。
オークには一切ふれずにステンレスタンク&ボトル熟成という形をとったネロ・ダーヴォラ。
米国雑誌こそ点数が見れなかったんですが、ジェームズ・サックリングやジャンシス・ロビンソンといった英国勢がそれなりに評価しています。
名前が先行してる感激しいワインですが、さてお味はといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥(好きな人は+♥)
あふれるイタリア地葡萄らしさ
どちらかと言えば濃い作りであることも多いネロ・ダーヴォラですがこれはネレッロ・マスカレーゼにも似たスタイルかな。
樽などでゴリゴリ押していないのが味にもちゃんと反映されており、ジャンシス辺りが好きそうなのは頷ける。ミネラリーなんですネ。

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コルクもカッコイイけど、文字はエロ!

色は比較的クリアなレッド。ピノ・ノワールのカラーしてます。
香りからして結構酸味を感じられ、赤チェリー要素が多めの中にブラックチェリーなどもミックスされたようなジュース感。
花っぽさもある辺りがイタリアンで、ドライフラワーっぽさがあるのが特徴的なんですヨ。
味わいもクリアな仕上がりであり、酸味を主体にチェリッシュさとミネラル感が口の中全体を満たします。
タニックさもまだまだある感じで、口当たりそんなになめらかでもありません。
ネレッロ・マスカレーゼに書いていると近い感じがあるなぁ(同じ地域の地品種だし)とも思いますが、エトナほどスパイシーさやピノに酷似もしておらず、より紫の花っぽさがある点で判別がつくのかな?というところ。
どこかロワール辺りの泥っぽさといいますか、火山岩といいますか・・・・・・そういうイメージのミネラル感の印象が、どこかエロス。
ただ肉薄はしてきませんし、控えめギリギリな感じのエロスなのであります。それこそダイナマイトなバディでグイグイ迫ってくるシラーの方がそういう意味ではエロス感じます。
ええと、そうですね、なんだろう、極々普通の生活をしてる中で、こうスポーツしたりした異性に感じるエロス的な?
ラベルと名前の割には控えめなエロレベルでした
(なんだこのワインブログ・・・・・・!?)

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
私の主観だと、3000円近いこのワインを買うなら3000円近いピノやシラーやネレッロ・マスカレーゼを買ってしまうかな、というのが正直なところ。
もうちょっとグイグイ迫ってくるのが私の趣味なので、ブルピノ好きとかであればこのミネラル感を大歓迎してくれそうでもあります。
名前のあからさまさは上手に使えばそれなりに面白いのかもしれませんが・・・・・・よっぽど仲の良い、しかもエロジョークがわかってくれるような人でないとドン引きされて絶交間違いなし!
ネロ・ダーヴォラのステンレス仕上げという事自体はそれなりに貴重な要素もありますから、ブラインドティスティングとか勉強会で使うのはアリだと思います。
おもしろラベル&ネーミングすぎるので、使い手のセンスが試されますネ。

というわけで、エロ・テヌータ・ディ・フェッシーナ2010でした。
ここまで直球なのも珍しいなぁと思わせてくれる怪しげなワインですが、作り自体はポリシーを感じさせるモノです。
シチリア好きはもう呑んでるとは思いますが、改めてイタリアの深くなりうるなぁというのをヒシヒシと感じさせてくれますネ。

楽天などのネットショップでは意外と売ってる率低くて驚き。そんなに希少でもないハズなのですが・・・名前がアレだから?
テヌータ・ディ・フェッシーナ エロ 2010

テヌータ・ディ・フェッシーナ エロ 2010
価格:2,960円(税込、送料別)


このぐらいあからさまよネ(なおこの本、一般本です)

| イタリア | 22:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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刺し身とワインは合うのか?その為のワイン・・・でやってみた。 ドメーヌ・ミットナット・フレール キュヴェ・ギョタク2011

うぇるかむ!
唐突ですが、アルザスのワインを試したのです。
というのも、つい最近「寿司とワインは合うのか」というご質問をいただいた折に「合いません」というに近い回答をした私。
しかしながら、「そういえば寿司と合わせる用ワインみたいなのあるけど、あれどうなんかな?」と思いましたので。

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ドメーヌ・ミットナット・フレール・キュヴェ・ギョタク2011
ダライアスみたいだネ!



ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的にはプラス♥)
実はお寿司案件をいただくまえから、名前とラベルのインパクトでついつい買っちゃってたこのワイン。
スクリューキャップもカワイイし、ラベル買いワインといえましょう。
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裏は普通。最新ヴィンテージではありません(最新は2013)

作り手はミットナット兄弟。
マルセルダイスとも友人な自然派アルザスの人です。
1999年からビオディナミ認証。
また、兄弟の妻が由佳さんという札幌出身の日本人妻。
なので、ニンスレめいてめちゃくちゃなことをしてるわけでもない様子。
で、このワインはリースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ、ピノ・ブランの5種類の年号別アッサンブラージュ。
年度によって調節はされている模様でシークレット・・・・・・なのですが、後述しますが味わいは毎年似てるだろうと思います。
輸出が半分以上なのですが、3割程度はフランス国内でも売っているそうで、日本限定でもないと。
ラベルの割にちょこっとしっかりしてるのは特徴的?
そういうわけで、日本ワインはあんまり応援してないものの、日本人が海外で関わっているワインは応援率そこそこの当ブログ、これも刺し身と呑んでみました。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
みりんっぽい
ジェイコブスの和とかもそうなのですが、こうした「お寿司用ワイン」として販売されているものの概ねが、日本酒にも似たみりん要素が強めにあるように思います。
それはリースリングのオイリーさをその他品種のセミドライ程度に合わせることによる?

色は透明度が高いですが黄色みもそれなり。
香りに白桃などの白果実感少々、緑果実感少々にオイリーさは多め。
そこから転じてダシっぽさのブーケが出ています。これ、若いともっと控えめなのかしら?
味わいは上述のとおり、みりんっぽいアフターが最大の要素でしょう。
アタック自体はフルーツ感ちょこちょこ入ってまして、スイカとかの印象も。
舌の奥のほうに当たる頃になると意外とトロリとした食感をしていることと、ダシ感を全体で感じお米っぽい甘み。
みりん感がその後にじんわり広がって終わります。
余韻自体は長くない・・・・・・のですが、そうした味わいが印象的すぎて妙に印象深いといえるかもしれません。
そうした面白い要素をもったリースリング主体のスタイル。
おそらくこのスタイルを崩さないよう毎年ブレンディングされているのだろうと思います。
白のブレンドって、意外な程崩れにくいように最近飲んだ

このワインを感じるところでして。単一モノシャルドネとかはかなり味が崩れやすいように思うのですが、リースリング主体をうまくブレンドしてるのは逆に筋がブレにくい。
(ユーフロリアはアロマティックを意識した異様な華やかさが軸。今回の魚拓はみりんのアフターが軸)
ある意味ではふわふわしているっちゃーしているのですが、私はこういうブレンドスタイル好きだなぁ。
静かかつ控えめな和物お嬢さん、というまんま狙ったかのように和柄キャラをキメています。
美人の女将さんとかともいえましょうか。

で、肝心要なんですが
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お刺身と。
めっちゃ安いイカ、シャケ、ダサいマグロというしょんぼりな晩酌セットであります。
家で呑むのだし、一般的には人気のネタ。こういうので合わなきゃネ!
パクパクモグモグ・・・・・・・うん、なるほど。
やっぱり鶏肉とかの方が相性良い気がするゾ!
ということで、この後袋塩ラーメンに手羽先とオリーヴオイルをいれこんで簡易鶏白湯風で食べたらそっちのが良かった。
相性が刺し身と合わなかったわけではありません。っていうか、思ったよりも邪魔しないのはびっくりポイント。
ただ、あくまでもお酒が邪魔しないスタイルでそんなに相乗効果がなかったような気がしました。
キレる日本酒とは違って、あとあとまでまったりするという食べ合わせになります。
これが好きかどうか、も大事ですね。
みりんの要素などが見られるので、実は「和風」と言われるお肉の味付けはぴったりくるし、そうしたモノの方が肉の味わいを深める方向に向かっているように私は思うかな。
結局のところ、私はこのワインならオーストラリアが提案しまくってるワサビソイソースなステーキだとか、ローストビーフとか、上述の鶏煮込みとか、豚の生姜焼きとかで楽しむのアリだと思います。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(料理と呑むなら+♥♥。万能!)
3000円近い白ワイン、としてはまぁ変わり種すぎる気はしますネ。上の例にあげたユーフロリアの方がもっと意味不明でもっと好みでしたから。
同じ「寿司ワイン」としてはジェコブス・わ辺りよりはワインそのものの質は高いとは思います。
ただ、リースリングのそれなりのが買える値段ギリギリに差し掛かっちゃってるのはちょっと残念というところで。
寿司ワイン・・・・・・というよりも、お料理と相性のいいワイン、としては外さない逸品だとは思いました。
ティスティング中心の私みたいなのよりも、レストランとかの人の方が評価が高そうなワインです。
従って、パーティーの隠し球に面白すぎるラベルと一緒に使ってみるのがオススメ。
スクリューですし、ありとあらゆる料理を一本で利便性良く扱え、話題性も十分作れるというのはブラボー!
ブラインドティスティングするにはブレンドが不明なので注意。誰も正解を言えません^^;

というわけで、ミットナット・フレール・キュヴェ・ギョタク2011でした。
非常にキャラを良く作ってあるワインで、白ワインってバラエタルブレンドの方が楽しいのか?と私最近ちょっとユラユラしています。
このワインも(私個人はお寿司よりお肉では結局あったけれども)良くコンセプトが練られていて好印象な逸材でした。

最新2013は市場にまだあるかな。私のノートが役にたったら、このワインは「安定した味だろう」と推測しておK

私、ダライアスはシリーズ通して(ヘタだけど)好きでして・・・・・・初代のbバージョンならルート次第でクリア出来ます!エッヘン
ダライアス外伝:楽オク中古品

ダライアス外伝:楽オク中古品
価格:5,900円(税込、送料別)


すごい似合うと思う

| フランス | 21:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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