オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2015年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年06月

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レジェンド級の単一畑バローロの質。その偉大すぎる印象。 ガヤ・スペルス1999

うぇるかむ!
ここのところ概ね、王道のイタリアで進めていますが今日は王道も王道、ド王道であります。DOCGを使っていないことすらド王道だといえるこのワインです。

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ガヤ・スペルス1999
ランゲ扱いですが、まぁほぼほぼバローロです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
超ド王道、ガヤの単一畑シリーズです。
当ブログにおいては、以前スタンダードのバルバレスコも紹介してますし亜種も一回やってますネ。
ただ、当ブログをやるまえから私自体はそれなりに見かけると注文するワインで、個人的にはイタリアワインといいますかピエモンテのグローバルスタンダードではないかと思いもします。
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裏はさっぱりしすぎてますが。

そういうわけでして、上のリンクでガヤ自体は割愛!
今回のものは単一畑の「バローロ側」です。ガヤはバルバレスコ地域が有名であり、同じく単一畑のロレンツォなどがあるのですがこれはあくまでもバローロ地域の単一畑。
1988年取得と、ガヤの歴史としては中域ぐらいの古さかしら。
元々はDOCGバローロを名乗っていたものの、ガヤの何時もの如くランゲに格下げして・・・・・・しかし値段は並のバローロより遥かに越えて・・・・・・販売している銘柄です。
その手法においては色々な憶測や推察、またはいわれがあるのですが、まぁとりあえず単一畑のネッビオーロ100%であることは確かかな。
ネッビオーロの評価としては専門誌はなかなかのもの。この年でアドヴォケイトは95点、スペクテイターは異様に低く91点。ステファン・タンザーたんも90点前後はつけているようです。
私自身も、若めのガヤを飲む機会はそれなりでしたが、99年という15年とそれなりに経った・・・・・・つまりバローロとしてスタートしはじめたと一般的には言われる・・・・・・を経験した事はありませんでした。
呑み頃バローロ、さてその実力は?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
流石
うむ、流石のアンジェロ・ガヤであります。飲みやすく美味しいし熟成感もわかりやすい所謂「定番の味」とでもいいましょうか。
人生が変わるほどの感動!とまではいかないまでも、逆に「うむ、バローロであるな!」とかの慢心王が如く納得のドヤ顔をしちゃいたくなるワインです。

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この時の試飲はコレを呑みにいったようなものだったので、ちゃんと美味しくて安心。

色はクリムゾンレッド。思いの外赤さがしっかりしていて、紫要素こそないけれども年代にしては古さ控えめでした。
流石にエッジは朱気味でしたけど、根本のカラーは濃いピノ的で褪せてもいないかなと。
香りにバラの感覚が多め。この辺りがやはりガヤカラーですかね。
バラの色んなパターンをしっかりやりとげつつ、ダシ感が相成り香水的というよりは野性的な印象が出ています。
熟成感はしっかりしてるんですけど、まとまりがとてもいいんですね。
ちゃんとバラ!って明瞭。
味わいも全体にバランス良く整っていて、口に入れてからもバラなどの花の香りが濃密。
それも上述の香りと似ますが色々な部分をもってきていて、ドライフラワーやそのまま生きたバラ園のようなものなどなど、バラのパターンを網羅したかのようなブーケっぷりにニンマリ。
芯は強く、あんまりグラス内で変化しない辺りがバローロ的といえましょう。
統一感があって、赤果実などよりも花の果実感をしっかりと感じさせてから、しっとりとフィニッシュ。
熟成感までも花の要素で満ちているのがネッビオーロの良さですネ。酸味や甘味がどれも「花」をイメージさせるものになっているという。
他品種であまりない特徴的な部分を忠実に行っていて、実に迫力やおしとやかさももったバローロでした。
個人的には呑み頃だと思いましたねこのボトルは。
イタリアのお嬢様らしさ全快!
艦これで最近追加されたイタリアチームに大人の気品を加えた感じかな(彼女たち、ちょっと若々しすぎるのよね)

コストパフォーマンス(最大5pt)
値段で図るものではない(敢えていえば♥♥♥?)
そもそも売ってる事がレア
最新ヴィンテージとかならお金さえあれば余裕で買えそうですが、オールドヴィンテージですから・・・・・・
このぐらいの年数のバローロが手軽に買えたらいいんですけれども、世の中そうはいかないのがワインの難しさというものでしょう。
バローロ全体の価格としてはかなり上の方にありますから、相対的には普通だとは思います。
出せば必殺になりうる銘柄ですが、自分で楽しみたいって人は持ち寄りのワイン会などで使う方がいいかと。
コレを歓迎しない人はヨッポドひねくれてると思います。

というわけで、ガヤ・スペルス1999でした。
わかりやすすぎる、とも言えますがそこはむしろ「安定した作りが出来る」という方が私はガヤに関しては正しい気がしますネ。
イタリアのモンダヴィ、そのフラッグシップ級の実力は十分に感じられるハズです。

最新ヴィンテージでもこのぐらいの値段しますからネ・・・・・・

ネットで売ってる?まぁ、注文しても品切れなのだろうとは思いますが・・・・・・

イタリアワインが似合いすぎるキャラ、風見幽香りん

| イタリア | 22:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジスクール本家より旨いのでは?イタリアのボーカステルめいたブレンドトスカーナ。 カイアロッサ2004

うぇるかむ!
ここのところ、比較的安牌気味にイタリアワイン更新をしている当ブログ。今回もまぁ有名どころではありますが、その内容はなかなかハチャメチャな一本です。

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カイアロッサ2004
このほぼほぼ何も書いていない表が怪しみありますネ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥
表ラベルだけだと、迫力のあるオッサンの顔はおT口調的ではありますが、あんまり高級そうには見えないかもですね。
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裏もまぁ、普通の域でしょう。
それにしても、エノテカインポーターのわかってなさは、このシールの貼り方からも明白ですな・・・なんで品種書いてある部分とかに貼ってるんですかねセンス無さ過ぎ!

作り手は元々はベルギーの実業家だったのですが、フランスのシャトー・ジスクールやデュ・テルトルのオーナーが現在では所有者。
この2004年が丁度ジスクール所有になった年・・・・・・なので、ギリギリで今までの作り手の影響下なのかな。
醸造家にもジスクールの人物であるドミニク・ジェノー氏という若手を使います。
ジェノー氏はシュヴァル・ブランやジスクールを歩いてるんですが、何故かエマニュエル・ルジェやクロード・ボワセでも働いた経験がある模様。
そんなフランスだけ見ても謎の経歴な彼が担当しているこのワインはもっと謎です。
アンドレア・パオレッティという有名な人物もコンサルタントにつけつつ行っているのは11種類も畑に植えたものからブレンドする複合ワインです。
これ・・・・・・ガチなイタリア通ならば理由をお察し出来ることでしょう。
インポーター資料では「フランスにもイタリアにも無いワインを」とかいう理由が述べられていますが、これ超単純にいって

「畑が混植すぎてわかんないけど、抜くのも面倒くさいしせっかくなので全部混ぜちゃおうぜ」

だろうと思います。インポーターをこれまたコピペしますと
「2004年のカイアロッサには、メルロ33%、カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランが合わせて33%、
サンジョヴェーゼ22%、プティ・ヴェルド6%、アリカンテ3%、シラー2%、ムールヴェルド1%がブレンド。」
ですからね。カベルネとフランがどうやらどっちか良くわかっていない。
察するに、スーパータスカンブームの時に流れにのって植えまくって、割りとおざなりになっていたのではないでしょうか?
そんな謎すぎるスーパータスカンもどきのこのワイン、しかしながら一応フランス所有だったりヘンテコブレンドが説明しやすいために知名度は多少あり。
なお、PPやスペクテイターの評価はそんなに高くなく、アドヴォケイト88点でスペクテイター92点。アドヴォケイトでは90点以上になったことはない様子で、スペクテイターも93点がやっとこさ。
そんな怪しげ爆発の逸品ですが、実際どんな感じなのでしょう?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
これこそ不思議のアリスめいてやしませんかねキバヤシ先生!?
お茶会イメージというよりは全体の「ユニークなキャラクターや場所がいっぱいでてくるよ!」的な感じで。
まさしくバラエティにとんだ味です。

色はちょっと褐色が入っており、エッジも朱色感があります(写真にとればよかった・・・)
香りはかなりミルキーな感じが強く、果実もぼんやりと感じる不確定な代物です。
いっぱい色んな要素があって、明確なのが個人的には良いだろうと判別しますが、これは色んな要素があってもどれも「~~の気がする」の域を出ません。
味わいもミルキーさがめいいっぱいアタックから感じられ、敢えて統一感を作っていないような気もします。
グルナッシュっぽい気がするなぁと思ってたらグルナッシュ入ってないっぽい・・・・・・
プティベルドなどが目立った場合の地葡萄っぽさも多め。
量が多いのもあって、メルロの転化とも考えられるのかしら。どことなく土感やスパイス要素がありつつも口当たりはゴツゴツしておらずなめらか。
メルロ感のまま、ミルキーなタッチが維持されており、時間がたつとダシ感も多少入ってくるものの基本的には力強いバニラから赤紫っぽさがやってくる感覚です。
面白いといえば面白いです。路上のマジックショーや大道芸っぽい、アドリヴ感がある気がしてなりません。
反面、ハーブ感やイタリアに多い明るさなどはほぼみられず、トスカーナのような人気なところというよりもマイナー地域ぽい。
あくまでもテレビショーなどのような規制や大掛かりさや品のあるものではないわけです。
同じ不思議の国のアリスを主軸にした映画でも、その作風などによって大きく異なるように・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
スーパータスカンやで~なんて謳いつつも7000円アンダーであり、その値段としては良くある「面白いけどちょっと価格出す勇気がないなぁ」な典型例かもしれませんネ。
結構タイミングによって味わいも変わるでしょう(私は今回メルロや入ってないけどグルナッシュっぽさを感じましたが、もっとカベルネ感が激しい個体とかあるかも)。
ある意味では雑多な昔ながらのイタリアワイン畑を近代的に当てはめたものでもあって、見る部分は多くもありますが。
プレゼントには軽めの時がいいでしょう。変わり種ブレンドであることを特に多めにヨイショしてお渡しください。
ちなみに、ビオディナミ実践しています!とか紹介されていたりしますが、ビオディナミ要素は全く感じさせないのでそういう自然派大好き委員会に持って行くともれなく大論争になってしまうでしょう。

というわけで、カイアロッサ2004でした。
ちょこっと熟成したアンバランスだけど面白い、不思議なワインでしたとさ。
あんまり良くは書きませんでしたが、このワイン正直それでも本家ジスクールのカチコチなボルドーっぷりと較べた場合はずっと楽しいキャラをしているし単純に旨いと思います。
ジスクール本体とコレの飲み比べというのは、ちょっと興味がありますネ。

なお、ジスクールが日本で知られている理由って神の雫のしわざだと思います。ほんと影響力あったんだなぁ・・・・・・

比較に本家を同じメーカーをペタリ(ただし随分前に売り切れてるから随分前の価格)。ちょ、高すぎィッ!?

このハットはちょっと欲しいかも!

| イタリア | 22:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「マリアージュ~神の雫最終章~」第一話がメチャクチャでしかもワインのハードルを上げに上げてるので解説してみた

うぇるかむ!
今週号のモーニング誌で神の雫の最終章第一話が掲載されました。



ルヴァンの時も1話だけは日記として書いてましたので、今回も書かねばならぬと思いましてネ・・・
ハッキリ言ってしまうと、
ツッコミどころが素人目にも多い

前提:神の雫という漫画は「ワイン初心者向け漫画」ではなく「キバヤシ氏のワインブログみたいなもの」である
ここが今回の私の記事の最重要かもしれません。
神の雫はまずそもそもが「ワイン初心者向けの漫画」ではなく「キバヤシ氏のワイン雑誌ないしワインブログ」に近いのです。
それは日本におけるワイナート、ワイン王国、リアルワインガイドなどの雑誌がそれそれ編集者の見解を強くしめしている・・・それはアドヴォケイトなどもしかり・・・事と同じで、あくまでもワイン初心者をターゲットにしていません。
ここでもし、「え、神の雫ってワイン初心者向けのバイブルな漫画なのでは?」
と思われた方はあまりワインを呑んでいないか、この漫画を読んではいない方だろうと思います。
最たる例は第一巻のワイン初心者向けコラムの第一回と二回が「ワインはヴィンテージで買おう」「デキャンタをすること」というスタートをきっていることからも明白です。
世界でおそらく唯一、ワイン初心者に対してヴィンテージでワインを買おうと提案したこの漫画を、果たして初心者向けワイン漫画と読んでいいのか?私はあくまでもこれはキバヤシ兄弟(原作)のブログに近いモノだと判断します。
それがワイン界に大いなる影響を与えた、というのは良い事でもあり悪いことでもあります。

長い前提になりましたが、今回の本編!!

・~あらすじ~を書いてみると作劇から酷い
とある街角で、ワイン富豪の息子にして世界ソムリエよりスゴイ級のティスティング能力(しかし知識はあんまりない)を持つ神崎雫は、置き引きにあってスッカラカンになり「大衆洋食屋ママミーヤ」というお店で一宿一飯の恩義を得る。
お店の向かい側には「ロマネ屋」というチェーンの食堂が出来てしまい、ママミーヤは人気店だったのに閑古鳥になっていた。
そこで雫はワインのラインナップと料理の提案(メニューリストの改善、ワインの温度やデキャンタージュの作法、塩辛と赤ワインという食べ合わせ)をし、ママミーヤの再起を図る。

……
というような内容です。
これの最大の問題点は「とある街角ってどこよ?」「っていうか富豪家の雫はなんでそんな浮浪者めいた事してるの?」
という2点。
次号以降で明確に雫が「置き引きが起こるような謎のとある街角に来ていた目的」が明らかにならないと、成立しなさすぎます。
おそらく、日本のワイナリをツアーしてるとかだと思うのですが、最初の背景がどーにも都心。ナゾい。彼は一体どこでなんでこんな異常事態になっているん?
とりあえず北海道ではありません(ママミーヤの一家が田舎北海道から塩辛やじゃがいもが送られてきていると語っている)
こいつ、全国に知り合いや関係者がいるような家の息子なんですよ?

・今回最大の問題:ブルーチーズは当然ワインと合いません
この第一話、最大の問題は「塩辛と赤ワイン」でも「デキャンタを使うこと」でもありません。
最大の問題点は「この塩辛はブルーチーズみたいな味になっている。そして、当然ブルーチーズと赤ワインは良く合う」
というドヤ顔の一コマです。
ブルーチーズと赤ワインは当然、相性が抜群ではありません
これは普通のワインスノッブ(私程度の)でも常識であり、散々喧伝してまわったようなことです。
そもそも、チーズとワインが合うというのが「人によって大きく違う食べ合わせの代表例」なのですから・・・・・・
私は
シンク「チーズは匂いや味わいが強すぎて、ワインと合うというよりはワインを取り敢えずごまかしてしまうモノ。本質的には相性が良い訳ではなく、またワインによっては合わせるべきではない。イタリアやフランスがチーズと合わせてるのはカジュアルな日本円で500円ぐらいのワインやフォルマッジョに至る前の段階から飲んでいる為である」
とします。
え?シンクさんなんてザコブロガーよりも、シュヴァリエ勲章のキバヤシを信じるですって?
では、私の持っている資料の限りでチーズに関する項目を拾ってみましょう(この為に昨日更新出来ませんでしたヨ)
*出展は省略。また抜粋ではなく意訳。敬称略

田崎真也「チーズと赤ワインが合うという先入観があるでしょうが、山羊のチーズとワインのように香りの強いものはワインとあわせにくいのです。おいしくなる相性を探していくと白ワイン×チーズの方が完成度が高いことが多い気がします。香りの強いチーズはむしろ、日本酒の方が合わせやすいのではないでしょうか」

マイケル・ブロードベント「買うときはリンゴを食べて、売るときはチーズを食べさせて・・・という故事は多くの真実を含んでいる。チーズはワインの味をよりまろやかに、より甘く感じさせる。よく熟成して香りがある赤ワインは未熟な赤ワインにより効果がある。しかし、デリケートなワインには強すぎる。したがって、チェダーチーズのような香味のおとなしいチーズを小さく切ったものが試飲会では無難で申し分がない」

ジャンシス・ロビンソン「チーズとワインは切れないオシドリだけど、カマンベールやブリーと一緒にワインを一緒に食べてみてください。クニャクニャする香味がワインの香味とひどく相性が悪く苦い感じにしてしまいます。食通によって鍛えられているイギリスにはワインに完璧に合うチェダーチーズがあります。これならば殆どの場合はワインと合います。ブルーチーズは一見奇妙ですがソーテルヌがメロンと生ハムの組み合わせと同じように、ぴったり合うでしょう」

パーカーたん「ところで、ワインと料理の組み合わせで根も葉もない神話のひとつに赤ワインとチーズが良く合うというものがある。だが、真実は赤ワインがチーズと良くあうケースはめったにないということだ。特にブリーやクリームチーズは脂肪を非常に多く含んでいるので、赤ワインに合わせるとワインの味が酷く損なわれてしまう。もし、読者が客にこれはひどいと思わせながらもあえてチーズと共にワインを楽しみたいのであれば、赤ワインではなくてむしろサンセールやプイィ・フュメのようなソーヴィニヨン・ブラン種から出来た白ワインにすることを薦める。」

四天王が如く4人の過去の出版記事からです。どれも実は90年台頃の専門家コメントであります。
もう20年ぐらい前から「チーズとワインが(特に赤が)相性が良いとは限らない」と言われつくされているのに、雫君は

神埼雫「当然、赤ワインとブルーチーズは相性がいい(ドヤ顔)」

な訳です。
ブリテン系の評論家はチェダーチーズは万能、田崎真也氏とパーカーたんは白ワインに合わせたほうがチーズはいっそ美味しい、パーカーたんに至ってはチーズとワインを飲むなとまで断言。
これは雫君が無知な事の演出というよりは、原作が我として突っ走っている証拠だと思います。


・ママミーヤという洋食屋にリアリティがなさすぎる
今回雫君が世話になり、そして料理漫画恒例の劇的ビフォーアフターするお店であるママミーヤ。
特徴は
「北海道が田舎で、田舎のばあちゃんが作る塩辛や新じゃがなども使った、添加物が非常に少なく素朴な料理の家族経営のお店」
です。また、向かいにチェーンの食堂が出来るまでは毎日満席の繁盛店でした。
ここまでは設定上ありえるのですが、ここから先のワインチョイスや知識レベルがリアリティに欠けています。
箇条書きしましょう。

・使っているハウスワインがシャブリやタルボのセカンド……なのだけれど、温度管理を食材と同じ冷蔵庫で行うなど最低レベル。
・いわゆる家庭的自然派なお店であるにもかかわらず、扱うワインは一切自然派(またはその味わい)ではない。
・実家の自家製塩辛をメニューに入れているのだが、おばあちゃんお手製の無添加塩控えめでブルーチーズのような逸品であり、メニューに入れれる程の量があると思えない
・総じてどこからワインや食材を仕入れているのかが謎。なのに雫君絶賛。

話の主軸になるレストランの描写としては、相当に適当といいますか展開の為だけのご都合感が極めて高いです。
人気のワイン食堂が、温度管理を怠っているという事実が真っ先に前時代的。
更に、一週間かけて雫君が改善したメニューというのがこのお店の謎さ加減に拍車をかけます。

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まんま一コマからもってきたこのメニュー。違和感ありまくりですよね?
それは、「料理と食べ合わせ」のことではありません。これら提案そのものは美味しい可能性十分にあります。
または「アメリカ・サルディーニャ・ヴェルメンティーノ」でもありません。完全にミスで、話の冒頭で雫君がじゃがバタをお店で作っていることを当てるシーンがあるのに最悪のミスでありますがそこもスルー出来得ます。
価格も安すぎるというよりは赤字なんでは?という感じですが、それも百歩譲ってみます。

何が問題かって、このワインのラインナップの「統一感とインポーターの不在加減」です。

各国の安めのワインを並べた、というにしてもバラバラすぎます。スイスのシャスラーまであります。
これらを一週間で雫君が揃えたとは思えず、つまりお店で用意されていたないし提携されていたモノだと思うべきでしょう。
雫君は知識がないキャラであり、実際にお客の食べ残しを食べて判断する乞食体質のある犬めいた人物。
なので、雫君が一週間以内に食べくいして「このシャブリにはルイ・ジャドやで(ドヤ顔」みたいなことをやりまくったのだろうと思います。
なので、配達だとかを考えると、どのワインも元々お店にあったものの確立が極めて高い。
それなのに、国がほぼ完全にバラけています。
ついでに、グラスワインにこのお店が使っていたタルボのセカンドやシャブリはラインナップに加えていません。
一体、どこからこのお店はワインを仕入れているのでしょう?
漫画側からすればこのお店を「美味しんぼに出てくるような理想のワイン食堂」として描いているのですが、あまりに現実的でありません。
ついでにいうと、チェーンの居酒屋にお客をかっさらわれているのは価格だとかの問題よりもお店側の不勉強だろうと思います。消費者なめんてのか。
ワインにこだわりのお店でもないけど、ワインの価格や品揃えは自慢・・・・・・これ、いい店?

・相変わらずデキャンタ主義
これも文献をめぐれば、ブロードベント先生「殆どのワインはデキャンタをする必要はないのだ(迫真」とかジャンシス「デキャンタをする必要性があるのは限られた例」としているように、デキャンタを使う事そのものがパフォーマンスであり味に比重をおいたものでなかったりします。
神の雫の最も良くないところのひとつであろう、この雫君の神業デキャンタージュ。
今回もそのプレイがバッチリ描写されています。
デキャンタージュは軽い運動、ではなく駅伝ぐらい過酷なハードワークです。
ただ、今回彼が行っているのは「急遽ワインの温度を暖めなければならない場合」という事で、今までより現実的です。
そもそもそうした状況に陥っているのが世界ソムリエコンクール的ですらありますが、デキャンタを使って温度調整をするというのはある程度正しいと思います。
パフォーマンスという見栄え、という意味ではそれも一理あります。家庭でやるのに向いてはいませんが。
まぁ、温度というかなり大事な部分を補う為に、無理やり酸化させるということをして味わいを貶してる感じがしなくもありませんがネ。
ここは正確にはボトル内温度が重要なのであって、デキャンタをする事が重要でないのは良く知られるべき事です。

・相変わらず空気抜き派
これも例えば同じワイン漫画のソムリエールで「空気抜きすぎるとワインが死ぬゾ」と言われてたように、賛否両論でどっちかというと今では否定派が多い「空気抜きを使おう」を未だに提唱しているのでした。
とりあえず雫君はバキュバンを控えよう。

・何故難しい食べ合わせを推奨するのか
今回の話のメインは
「塩辛と赤ワイン」
でしょう。これが最大の驚きポイントであり、この漫画のリスタート1話の提案です。
ただ、これに条件が多すぎるしマイナスまで提示しているのは多くの読者を混乱させるのでは?
今回雫君がやったのは
「添加物や塩の少ないブルーチーズにも似た味わいの塩辛と、海沿いトスカーナのテーブル価格帯メルロ」
というもの。100%だ!とドヤ顔です。

このワインがしばらくは神の雫の塩辛ワインとして人気になるのか!?
さておき、今回の話のキーとして、雫は塩辛×赤ワインを提案するのですが、それを向かいのチェーン店が真似て大失敗するという事案が発生。
このチェーン店のチェックもしないで競合店をパクるのも全くもってリアリティに欠ける、作劇都合全快のシーンで辟易としますが、チェーン店が失敗した理由は
「スーパーの添加物がいっぱいの塩辛では、この組み合わせは成立しない」
というものです。
つまり、お手製や高級な塩辛でないとこの組み合わせは成立しないということです。

↑これが合うのか謎ですが、つまり品質のいい塩辛と温度管理がバッチリなマッキオーレでなくてはならない・・・・・・
敷居が高すぎませんかね?
わざわざスーパーの品ではダメ、という指定をした上での食べ合わせ提案です。
条件が多すぎ!
ついでに言っておくと、イタリアのブルーチーズというとロンバルディア州がメインだったりすることが多くて、トスカーナ州寄りでもありません。
ソムリエ試験教科書的には、トスカーナの海っぽさとロンバルディアのブルーチーズは正解にならないでしょう。多分、バローロやバルバレスコが推奨されるハズ。

・表現主義の第一人者にも関わらず、表現が謎
表現、とこの漫画が言っているワインの味わいたとえ。
例えば和泉屋編での

「太陽にたくさん例えてね♪テクニカルな果実とかの話は一切いらないから、呑んだワインをありとあらゆる太陽がある景色のシチュエーションしろ!」
「ええと、これは落ちていく夕日でこれは登っていく太陽でこれは真夏の日照りでこれは皆既日食で・・・・・・」

というアレ。当ブログもある程度表現主義であり、ナパワインに対して「メイドさんワイン」とか言ってたりするソレです。
これに関しては他方からは「ワインの言葉ではない」と批判される反面、ワインの言葉がわからない向きにおいては有効な訴求効果を持つのではないか?と私は思っています(でなければ、このブログは存在しません!)
さて。
そんな表現主義の最右翼たる神の雫、それもリスタート第一話の表現が超微妙です。
塩辛とマッキオーレに対して

海あわせでトスカーナの強いメルロ→わかり哲也
臭みをタンニンが包む→わかり哲也
それは渦をあくような→これからわかり哲也?
不思議の国のアリスだ→わからない哲也

なんで海のものと海ワインで食べ合わせて、そこを強調し渦潮みたいな事まで言っているのに、超内陸のブリテン童話で大雑把に表現してるんだ雫は!?

こいつ表現主義のトップキャラなのに・・・・・・つながりや味わいの想定が全然出来ません。
これは私個人の話ですが、不思議の国のアリスを表現として使う時は「品があってお茶会やセピアな童話としての世界観がある場合」に用います。紅茶要素などが見られた場合に私は使っているワードなので、余計に今回の不思議の国のアリスを雑に使ったのはそれこそ不思議。
2年程度表現主義的にワインブログを続けてきた身からしても、プロがまじめにやっているとは、思えない。

・マリアージュという単語をいう為に見開き1ページ
見開きに使うって事はキメのコマであり、かつ最重要な発言って事なんですが
「フランス人は食べ合わせをマリアージュっていうよ」
という、微妙に怪しいかつどーでもいい知識にページをさきまくります。
手抜き!
マリアージュなんて言ってるの、雫君達ぐらいだからネ?
そのワード、ついでにいうと妙に堅苦しくしかも大袈裟で、ワインあんま詳しくない人の嫌煙理由のひとつに今なってますからね?


・・・・・・他にもツッコみどころはありそうなものですが、雑に書いてもこんな感じです。
ワインギャグとしてもちょっと寒い要素が多いこのリスタート。不安しかありません。
仮にも世間一般的には「ワイン初心者向け漫画」と評されている(私は上述の通り違うと思うが)のですから、もう少ししっかりとした内容でやってほしいなぁというのが本音です。
今回声を大にしておきたいのは、薀蓄めいて長々と書きましたが
ワインはもっとラフでいいんだヨ!

もういっそ、遠峰一青が突然生死をさまよい閻魔様にあってブラインドティスティングをして地獄の土を食って
「これは年数の高い火山岩土壌。シチリアのエトナに近いな。あ、三途の川はメルロを植えるのがいいだろう」
とか言い始めるのを期待します。

| アキバ系記事 | 23:57 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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元祖女体化&超IGTワイン?サンジョベーゼ100%のイタリアンスタイルの本流。 レ・ペルゴーレ・トルテ・モンテヴェルティーネ2006

うぇるかむ!
ここのところ某社がやっている定番イタリアで攻めていますが、まぁそこでたまたまイタリアたっぷり呑んだからでありまして・・・・・・せっかくなのでもうちょい続きます。
ブルネッロ(風)、キャンティセレツィオーネ、フランチャコルタなどなどにつづいて今回はIGTトスカーナ。

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レ・ペルゴーレ・トルテ・モンテヴェルティーネ2006
これまたド有名な!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
イタリア版デザイナーワインといえば、このワインを思い浮かべる人が多いだろうシリーズですね。
毎年違う女性のラベルを使った、モンテヴェルティネのフラッグシップワインです。
おそらく、ラベルにまで女性キャラを貼っつけた元祖女体化ワインであります!やったぜイタリア人!!
(ただし画家のアルフレット・マンフレディ氏が死去してからはそれまで出した作品の中から使いまわしています)
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裏がこのワイナリの他のワインと似ていて、詳細が書いてあります。これも結構雰囲気あっていいですよね。

作り手のモンテヴェルティーネはマネッティ一家が今もやってるワイナリ。
1977年にセルジオ氏が開業し、キャンティのど真ん中でIGTトスカーナなキャンティを作り続けてるメーカーです。
理由は、
セルジオ「白葡萄混ぜるなんて嫌じゃい!わしゃサンジョベーゼだけを信じる(迫真」
と言われています・・・・・・んー、実際どうなんでしょ?私みたいなひねくれ者的には「白葡萄買い付けたりするの面倒だったんじゃないの?」とか思っちゃったり。
まぁ、とにかく、当時は白葡萄を必ず混ぜることというリカゾーリ伯爵スタイル(ゴベルノ法)がキャンティを名乗る絶対条件だったんですネ。
それを破ってサンジョベーゼ100%のテーブルワイン(igt)として、しかも並み居るキャンティよりも高額で出したのがこのトルテさん。
カーセ・バッセなどもっと高額な逸品も作っているジュリオ・ガンベッリのパワーもあってか、人気ワインとなりスーパータスカン扱いされることもあります
(超タスカンって国際品種使ってるのが定番なので、正確でもない気がしますが)
そういうわけで、「キャンティよりもキャンティなIGT」として地位を確立してる一本。
このヴィンテージでPP96点。なかなかの点数でありますが、ではその実力とは?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
なんか悲しみを感じるワイン
ダメな味で悲しい、という訳ではなく、味わいがどこかセンチメンタルで切ない系ラブストーリーめいた何かを感じさせます。
実は私、当ブログでこれまで何故かこのワインをピックアップしてきませんでしたが試飲としては5回目ぐらいで、その中では最も年数の入った状態で呑んでいたりします。
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グラス越しに見た方が美人?

色は透ける明るさのルビー。エッジは多少オレンジ入った感じがあります。
香りは見た目以上に熟成要素が大きくて、梅干し的な梅&おかかな印象。
果実感のチェリー感やストロベリーっぽさは多少あるものの静かな感じです。
味わいも和風なサラダを食べているようで、梅や旨味感がじんわりと。
ドレッシングっぽいなぁとどこか感じるのは「酸味がたしかに強いのに、酸味部分は妙に若さを感じる」からかな。
若いともっと固くてレモネードめいた酸っぱさだったと記憶しているのですが、それが転化されているような印象です。
そうした酸味の強さのまま、少し長めに続く訳ですが最後まで酸味が残り続けるのが深い。
キャンティ・グラン・セレツィオーネよりも更に素朴にサンジョベーゼの、それもクラシカルなワイン。
パワフルとは全くべつで、明るくなく物憂げ。
何か梅雨時を感じさせる、文系なキャラは好みハッキリ別れるんじゃないでしょうか。
ミネラリーさやその難しい味わいも含めて、なるほど土地柄・・・などと妙にテロワールという単語を納得してしまう感じがあります。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(古典派なら+♥)
うーむ、1万円のワインとしてはどうなのでしょう?
このスタイルのクラシカルなサンジョベーゼが好きな人は喜びのあまりガッツポーズを三回ぐらいとりそうな仕上がりでありますが、そういうファン向けなコレクターズアイテムという気がします。
歴史的ワイナリでは全くないのですが、スーパータスカンというワードよりも伝統的歴史的みたいな言葉の方が似合っている。
または、そうした伝統的スタイルなキャンティとして見ると昔と変わらず価格は強気だろうとも思います。
従ってコスパは普通かな?
プレゼントには使い勝手はいいラベルだろうと思いますが、そうしたクラシカルスタイルすぎて案外人を選ぶ点は注意がいるかなぁと。
サンジョベーゼ高級品の特徴は満載なので、ティスティングして要領をつかむのも悪くないとは思います(教科書としては高いですが)。
なんかこのヴィンテージは今呑むとしみじみしちゃうと思うので、デートやパーティーで使うよりも一人でお付き合いしてあげるのがオススメです。

というわけで、レ・ペルゴーレ・トルテ・モンテヴェルティネ2006でした。
全体に酸味の強いあたりに女性観をもたせたようなワインかな。
イタリアワイン大好き!という人は好きであろうスタイルであり、定番としてすっかりおなじみになったのは納得です。

06年は楽天などでは完売っぽく。ただ若いと更に酸味が強くて飲みづらい経験が個人的にあったり。

近年のキャラだと、時雨っぽい文化系っぽい(ぽいぽーい!)私の鎮守府最強駆逐艦です

| イタリア | 23:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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使い勝手は最高峰!スタンダードモデルでもフランチャコルタはやっぱりイケドン! ベッラヴィスタ・アルマNV

うぇるかむ!
当ブログはシャンパーニュよりフランチャコルタやカリフォルニア泡を応援してます。
理由はその出来栄えとわかりやすさ。泡ってワインの中でも随一に繊細さが大事なのか豪快さが大事なのか寝かせるべきか・・・・・・などなど、人によって(経験によって)大きく差が出るものです。
庶民な私は、シャンパーニュの高みに登らずともこれでも充分だろうと思いもするのです。

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ベッラヴィスタ・アルマ・キュベ・ブリュット。
ベラヴィスタのNV(ノン・ヴィンテージ)なスタンダードモデルです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
当ブログ的には何回か書いてるハズのベッラヴィスタ(ベラヴィスタ?読み方どっちもありだとは思いますが)。
すでに「サテン」というこれの上のグレードはやりましたので、詳しいアレコレは割愛します。
Ia8Uy.jpg
裏は普通ネ。

サテンの時は「前の方がデザインが好きだなぁ」なんて書いたものですが、この低価格版の方はこの新デザインのが好きかな。
前よりも「明るくカジュアル」というのが明確になったんですよネ。サテンやパス・オペレぐらいのヴィンテージ入りグレードだと、そのラフさより高級感を意識して欲しいと思ったものですが、5000円アンダーの泡のカジュアルさと品の良さを綱渡りしつつ
「アルマ=愛情の入った」
というワンワードが加わって、ラベル力があがりました。
たった1つの言葉が入っただけですが、超大事です(これはコスパ項目でもうちょい書きますネ)。
さて、そんな新デザインになったNV泡、実力もちゃんと備わってますよ。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
素朴にフランチャコルタしてます
ボリューム感と泡の細かさが上位種に比べると明らかに不足しているようには感じます。
ただ、同メーカー上位と較べなければ良いだけの話。
逆にシャンパーニュのNVと比べたら・・・・・・さて、どうなることやら。

J9RoN.jpg
エノテカインポーターの定番、ロデレール・ブリュット=サンとボトルを並べるとこのカジュアルで派手で冴えた感じのボトルいいと思いません?

色はそこそこ薄めで黄緑寄り。
泡はそれなりに立ってはいますが、それほど細かくも強くもなく中庸かな。
香りに柑橘とチョコ要素がみられ、それらはあまり強くはありません。
ほのかに全体を漂う感じで、シャンパーニュじゃない瓶内二次として語られがちな「推しの強さ」はないかな。
その分、シャンパーニュにより近いと感じる人がいても不思議ではありません。
味わいもバランス良く整っていて、ちょっと子供気がある感じといいましょうか・・・・・・
チョコっぽさなどの特徴も感じられるものの、基本はフルーティーさの方が際立っていて、品位は良い感じ。
すごくシンプルにフランチャコルタな柑橘感、ちょっとした青苦味、チョコ感もバランス良く添える程度になっていて、じんわりとしつつもアフターにくどさはなく、チャーミングなフルーツパーラーのようなフィニッシュ。
こう書くと、カヴァだとか一般的な安泡のイメージも浮かぶかもしれませんが、ちゃんとチョコ感などの瓶内二次に欲しい要素は見えていますしフルーツ感もしっかりしたものです。
グレープフルーツ感は多めで、それらにライムなどを織り交ぜつつ、時たまチェリッシュな気もしちゃうような。
おしとやかに明るい、お嬢さんらしさがあふれる感じ。
そつない完璧美人寄りのヒロインタイプかな。
器量や頼りがいがもうちょっとあるといいのですが、そうすると上のクラスになっちゃうかも^^;
ものすごくシンプルに、かつ細やかなバランスで「瓶内二次のいい泡ってこういうのだよ~」というのを伝えてくれる逸品でした。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
超☆万☆能☆泡
名前やデザイナブルな外観などで、プレゼントに超最適になりました。
イタリアの伝統的だけど革新的、というフランチャコルタの定義を見事に体現した中身に見た目にもバッチリ。
言霊力も「推しメン~」ぐらいのラフ感から「結婚前提でオナシャスッ!」みたいなガチ感までいくらでも出せる感じの添えっぷりがいいんですよ。
値段も安すぎず高すぎないミドルクラスですからほぼパーフェクトなプレゼントアイテムではないかと。

デザインセンスあふるるボックス付きでプレゼントしたいですね。それだと4000円ちょい。プレゼントワインの痒いところに手が届く!

箱なしだとギリギリで4000円以下に収まらないこともない感じ。ワォ!
パーティーでもバッチリとうぇるかむからアフターまでやってくれるでしょうし、家での休日贅沢な朝フランチャコルタにもいい感じの強すぎないバランスが逆にポイント。
総合的に、買い手の目的に応じてくれやすいワインとなっています。うん、このデザインは正解。
そんなにレアアイテムでもありません。買いやすいし好きなお店や用途でラッピングしてくれる店とかお好みで買ってくださいませ。

というわけで、ベッラヴィスタ・アルマでした。
NVなので一度飲めば概ね味わいを外しにくい点も注目度あります。どうしてもヴィンテージが入ると「そのヴィンテージの味」って概念が生まれますからネ。
使い勝手バツグンな定番ワインとして、今後シャンパーニュのお株を大いに奪ってくれることを期待したいモノです。

ヴィットリオ級になるとこうなる。流石に味はこっちが上ですけれども・・・・・・

改2でない繊細さ

| イタリア | 22:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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カサーレ・ヴェッキオを今更あらためて呑んでみた。 カサーレ・ヴェッキオ・モンテプルチャーノ・ダブルッツォ2013

うぇるかむ!
日本で一番有名なイタリアワイン名というと「サッシカイア」だろうとは思います。
で、2番目はなんだろう?と言われると「ルーチェ」かここなんだろうという訳です。

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カサーレ・ヴェッキオ・モンテプルチャーノ・ダブルッツォ2013
見てゲンナリした人はワインの飲み過ぎです!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(+♥?)
日本のど定番イタリアワインとして君臨してしまった「イタリアのモン・ペラ」であります。
神の雫ワイン代表の2番手ですネ。
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最近、インポーターの稲葉さんが色んなちょっと高級スーパーなどにおろしまくってるので、ますます見かける機会が多くなった気がします。

作り手はファルネーゼ社。
当ブログでもフラッグシップかつヒュー翁が関わった高額品に関しては解説してますネ。
ファルネーゼは今では南イタリアでそれなりに展開していて、プーリアやシチリア、バジリカータにカンパーニュと南へ南へと躍進してたり。
メインのエノロゴはフィリッポ・パッカラーロという人なんですが、オーナーはヴァレンティーニ・ショッティ氏という創業者の片割れで、大企業らしくフィリッポが指導しつつ各地でワイナリ運営をしていたり。
で、今回のカサーレ・ヴェッキオはそのメインとも言うべきワインとなっています。
まぁ、それは大体が漫画神の雫のしわざで、主人公がミッシェル・ロランの1万円のワインを負かすという、どっかで見たことのある展開をしつつ
「ま、イタリアのモン・ペラってとこです」
と、まるで誰もがモン・ペラなどというメドックワインを知ってるが如く言い放ち、ドヤ顔で盛り上げたのが日本でテーブルイタリアワインNO1としている結論です。
なので、「イタリア版モン・ペラ」というレッテルを貼られていたりします。
モン・ペラのデスパーニュ家よりも歴史的にもワイナリの世間的評価的にも実はずっとファルネーゼ社の方が高かったりするのですがネ(現地ガイドでの評価、パーカーたん辺り)。
または、もともとファルネーゼ社がルカ・マローニなどの現地雑誌で評価されていたりもします。あ、ついでにこの間のサクラアワードで最高評価のダブルゴールドですって。女性審査員の好みなどと大袈裟いっても結局、男性と大差ないネ?
そういう訳で、日本でサッシカイアの次に有名なイタリアワインです。
噂ではこのインポーターの売上の半分がこのワインだなんてのもあるぐらい。
特徴は「8つなるハズの房を2つにまで絞った凝縮感」というフレーズであり、上の画像でもその通りに名乗られていますが一部では「最近4つになってるよ」という話もあったり・・・うーむ?
ついでに房を絞ってる割には日本だけでも30万本も売れているっていうかアジアでばっかり売れているワインのように見えなくもないような?
と、有名になってしまったもののその出処が神の雫という事で、なんともワイン通にとっては頼りなくちょっとうっとおしい感じがするこのワイン。
実際どうなの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
意外と旨い
神の雫作中で言われる「これはラッフルズ・ホテルだ」という表現は全く感じないのですが(花感はある程度同意ですが)、この2013ヴィンテージという若い感じのするワインでかつ神の雫掲載当時が相当前であるものの、そこそこ良かったです。
確かに濃縮感のあるワインですし、それがピントがズレてたり極端で単調ではありませんでした。驚いた。

色は紫ドの高いレッド。赤紫よりも紫寄りな気もしますネ。
香りに紫系果実にイタリアワインに良く見られる白い花やドライフラワー感。
バニラとブルーベリーっぽさがそれなりにあって、そういうオーレって雰囲気です。
ジャミーです。セミ・モダンな感じといえるでしょうか。品評会ウケしそうな香りがします。
味わいはそうした凝縮感のあるスタイルをストレートに感じさせてくれます。
紫果実各種の感覚、それをミルキーなバニラ要素が支え、どれも固くなく強すぎない程度になっています。
年数もあって、全体にフレッシュ感が見え隠れしてはいます。ジャミーですが甘いだけでなく果実感のある酸味は見えるんですね。
ですが、まとまりが妙にいい。
全体に刺なく、まろやかなメルロめいたタッチを出しつつ、そのまま〆てくれる辺りはカルトワインに通づる感じもします。
プリミティーヴォとかと感覚は近いのですが、それよりも果実は立っててバランス良くなめらか。
ちゃんと酸と甘味が両立している若ヴィンテージワインとしては正解の作りだろうと思います。
単調でもなく、ちゃんと白と紫の花っぽさも曖昧気味ですがあったりしますし、慣れてくると飲みやすい程度の整いになっています。
ただし、二日目以降のバランスはあんまり良くないです。酸味が目立つようになると妙に飲みづらくなってくるので、早めの消費が必要かな。
濃い目のイタリアワインの「らしさ」が思いの外出ていて、まぁまぁなワインという感じがちゃんとするという。
あんまり明るいキャラしてる訳でもないので、根本的&伝統的なイタリアキャラではありません。
多少根暗ぎみですが、豊満なキャラ。ラノベタッチではあるかな。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(濃いイタリア好きなら+♥)
ま、モン・ペラよりはずっといいんじゃないですかね
お店によっては結構値段がブレるんですが、税込み2000円ぐらいで今でも買えるワインとしてはなかなかな出来です。
定番のワインのひとつとなったことにとても納得がいきます。
少なくとも、当ブログではモン・ペラを買うよりはカサーレ・ヴェッキオを買うことをオススメいたしましょう
基本的にはしかしながらテーブルワイン。あくまでもお家で楽しむのに使うべきワインではあります。今更神の雫ワインってのもねぇ・・・・・・
そうしたワイン通の感覚を逆に利用して、ブラインドティスティングとかで敢えて出すと意外と高評価を出しそうなワインでもありますが、そういう事をすると敵を作りそうなのでご注意を。

というわけで、カサーレ・ヴェッキオの一番有名なモンテプでした。
日本のモンテプルチアーノの殆どがこのワインに売上とまで言われてしまっていて、ネット上でも意見がわかれており「言われるほど良くない」という評価も多いワインではあります。
私個人も、評価専攻というか神の雫本編ほどガッツリオススメしたい訳でもありません。
ただ・・・・・・人によってある意味では残念と言えるかもですけど・・・・・・これ、ちゃんと凝縮系ワインとしてはしっかりと完成されているワインだと私は思います。

正直、どこでも売っているのでネットで買う必要ありません。気軽にどっかで買えばいいと思う。

お気軽にこの子ら辺りの印象が楽しめる感じ?

| イタリア | 22:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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グランセレツォーネは教科書的クラシカルスタイルが多め? バディア・ア・パッシニャーノグラン・セレツィオーネ・キャンティ・クラシコDOCG2009

うぇるかむ!
昨日はブルネロ亜種でしたが、今回は打って変わって伝統的キャンティをと。昨日と微妙に対になるように更新しますので、先に読んでもらってるとありがたや

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バディア・ア・パッシニャーノ・グラン・セレツィオーネ2009
グランセレツォーネでありますよ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベル自体は大したことない気もしますネ。
ワイナリとしてはでかそうな絵ですが、単刀直入にいうと「アンティノリ社のキャンティ・クラシコ部門」であります。
イタリアワイン業界のバンナムみたいなモンです。
♥♥♥ぐらいでもいいかなと思いもしましたが、一応DOCGグラン・セレツィオーネなのでネ。

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裏もシンプルなんですが、意外というべきか流石大手というべきか、日本用の裏ラベルっぽいですな。

西暦891年からある修道院の名前がそのままワイナリ名になっています。
その修道院のセラーで醸造してるなど、アンティノリ社という大手ながら伝統的な部分が多くあり、それもあってセレツィオーネも速攻で取得できたのでしょう。
醸造家などの詳しいデータはイマイチ不足していまして、フレンチオーク比率が控えめらしいことやティニャネッロクローンの葡萄ですよーなどなど程度。
今回は上述や写真の通り、チェルバイオーナのロッソ・ディ・トスカーナと2009年ワインどうしで飲み比べしています。
さて、大手のセレツィオーネです。実力やいかに?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
サンジョベーゼの教科書みたい
多くの教本に載っているようなサンジョベーゼの特徴をちゃんと出しきってそれでいてちゃんと美味しく作った感じです。
驚くべきうまさ!とかではないのですが、まとまっててサンジョベーゼっぽさが強く安定した感じがします。
チェルバイオーナと較べた時にその差はハッキリしていて、キャンティ規格の中ではアルコール度数も強くしなければならないグラン・セレツィオーネという制度があってもどちらかというと軽快なタッチです。
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色は写真ではわかりづらいですが、朱色系で実はチェルバイオーナとほとんど違いがないと私は判断しました。
かなり内容としては違うのですが・・・まぁ、色情報って赤か白かピンクかオレンジかわかればいいやって感じありますよね(大暴言)
香りの最初の印象がセイロンとダージリンのミックスな紅茶。
そこに大ぶりチェリーやプラムといった赤&紫果汁。
味わいもそれらがほどほどに混じっています。あんまりパンケーキ感がないので、私が良く書いてる「お茶会」「モーニングセット」などのイメージはわきません。
全体に紅茶感が強めで、それも華やかというよりは一人で静かに飲むようなすこし暗みがあるぐらいの。
少しベーコンのニュアンスがありつつ、綺麗に紅茶の余韻のようにデクレッシェンド。
全体に統一感があって、味わいが変化していっても酸味があがりつつバランスを崩しにくいのはイイトコロですね。
ハーブ感はそんなに強くないのですが、赤系果実のカラッとした感じで明るさもうるさくない程度で、食事に合いそうな軽さをもっています。
落ち着いた印象すらもっていて、熟成とまでは感じさせないものの日本人が好きなブルゴーニュにも似た和風で所謂繊細さを持っているといえるでしょう。
以前紹介したカステッロ・ディ・アマのセレツィオーネとは同じキャンティらしいワインでありつつもこちらは果実の細やかな気遣いを楽しむタイプとなっています。

そういうスタイルであるからして、チェルバイオーナと呑み比べるとブラインドだった場合はチェルバイオーナの方に私も軍配をあげるでしょう。
あっちの方が固さが見えるとはいえ、濃厚で凝縮感があり強く高そうな印象がありますもの。
それに対して、こっちはどこか細身なところが多い。
ブラインド点数大会だとおそらくヨッポドの通やブルゴーニュマニアみたいな線の細いの大好きマンだけを集めたりしなければチェルバイオーナが上の得点をつかみそうです。
が、グラスどころでなく飲み進めていったり今後の熟成後のあり方などにおいてはこちらのキャンティのが期待はあると思います。
料理を邪魔しない、というワードは結構偉大です。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
何故かネットショップでは大手輸入なのにまだ販売してなくて(もしくは販売限定してる?)しかし大体6000円ぐらい。
シンプルにキャンティが呑みたい人にはとても向いたワインではなかろうかと思います。
ただ、そういうキャンティオンリーのマニアって珍しいタイプの方だろうと思いますし(イタリアワイン好きってイタリア全土好きな印象あります)敵がちょっと多いかなと。
まず、同じセレツィオーネのアマも同じぐらいの値段ですし、キャンティがそもそも比較的安めな印象がありますし。
厳かで厳格な感じのするラベル絵とか、最高規格である点からプレゼントにはそれなりに使いやすいかもしれませんネ。
あんまりはずさない味なのもプレゼント向けではないかと思います。

という訳で、バディア・ア・パッシニャーノグランセレツィオーネ・キャンティ・クラシコDOCG2009でした。
料理との相性、という事を私そんなに重視しないタイプの人なんですが、このワインはおそらくちゃんとしたイタリアンで美味しく楽しんであげるのが良さそうな気がしてなりません。
どこまでも教科書的である点を、上手に使いこなせるといいのではないかと。

ネットショップでは前年度までしか見当たりませんでした。が、おそらく醸造自体はほぼ同じではないかと。

メリオールで入れたような紅茶感?

| イタリア | 23:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブルネッロの大関が作るロッソは・・・やっぱり固い!だけど深い! チェルバイオーナ・ディ・トスカーナ2009

うぇるかむ!
イタリアの特徴的なモノに「伝統的地品種に国際品種を混ぜたタイプの高級品がある」という事。
今回はそんなタイプの1パターンであります。

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チェルバイオーナ・ディ・トスカーナ2009
ブルネッロの名門によるブレンドスタイルです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベル自体はすごくシンプルな文字だけモノになっています。
このままだとちょっと映えない気もしますが・・・・・・あんまりラベルで宣伝しなくてもいい感じの作り手なんですよね。
なお、日本に輸入されているものはどうやら裏ラベルもない様子。ほんとシンプル。

作り手はディエゴ・モリナーリという元パイロットの方。
1977年設立し1981年にブルネッロを販売開始、という歴史的でもなく新人でもないぐらいのポジションにいます。
どちらかと言えば自然派な作り手かつ、そういう人にありがちな所謂職人肌のワイナリで、
「出来が悪かったらネゴシアンに売却やーッ!」
と、徹底した品質主義を謳い文句にし、世界最強ブルネッロといわれるカーゼ・バッセたんやそれを追う知名度のポッジョ・ディ・ソットたんに続くポジションとして言われています。
モンタルチーノのリシュブールなる謎の通名もあるらしく、ガンベロ・ロッソ誌トリビッキエーリだとかパーカーたんの90点以上常連などなど、雑誌系でもたっぷりと評価されてきています。
後継者がいない点も周囲をヒヤヒヤさせており、ディエゴ・モリナーリが辞めてしまったり何らか不幸があったら生産おしまい!という状態でいつ伝説のワインになってしまうかわからないとまで。

と、いうのはブルネッロの話なんですが、今回はトスカーナ版。
このワイナリ、ブルネッロ>ロッソ・ディ・モンタルチーノ>トスカーナと3種類作っておりその一番下で、これにはカベルネとメルロとシラーがブレンドされています。
他の2つは完璧にブルネッロオンリーなのですが、このトスカーナは何故か国際品種混じり。謎です。どこから葡萄を持ってきてるのでしょう・・・・・・?
このバージョンはあまり評価されているところをみないのですが、ワインレポートの山本氏が1995年を海外で呑んで驚くべきバリューとしてとりあげていました(といっても向こうで25ドルだったらしいんですけどネ)
さて、そんなワインなのですがその実力は如何程かといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(固さ強め)
ぬあぁぁ!濃い!
固さムンムンな感じなんですけれども、なんとも評論家好みの深みもあってなるほど熟成はありえるなぁという感じはしました。
多品種で筋としては温和されているハズなのにコレは、ブルネッロの堅牢さをうかがわせます。

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色自体は朱色気味ですこーし熟成したの?ぐらいのカラーになっていたり。
香りがまずとても濃くて、紫の果実のジャム、それとダージリンの渋み、樽感あるバニラ要点などなど。
タイプとしては朝のトーストセット系なんですが、都会的洗練ではなく、もっと片田舎でガッツリ自家製ジャムでのんびりパン食ってるようなイメージ。
香りからして重たさを感じさせますが、味わいも同じようにジャミーで濃厚。
全体に熟した印象で、ジャミー&ココアな感じでありつつ、しかしアフターは意外と綺麗に仕上がっています。
総じて甘味も酸味も渋みも重たいので、結果的にバランスとれてる感じはあるんですよネ。
どっしり系の中でも、アフターのまとめかたは丁寧。貫禄がありつつ、意外と果実味で勝負してる部分もあるように思いました。
評論家好みといえばそんな気もします。一発のインパクトはかなりのモノですからね。
抜栓後の日持ちはちょっとバランス崩れそうな気もしますが、瓶内熟成はほどほどしそうな気がするトスカーナスタイルでした。
魅力的なオッサンキャラといったところでしょうか、そこそこに軽快な。
なるほど職人肌。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
5000円以上、6000円未満ぐらいの価格のイタリアワイン、としては現行の価格感でいえば妥当性あるかな?という感じ。
もうちょっと安いとイイ感じなのですが・・・・・・まぁ、大御所の味わいを感じられるといえば感じられるのでいいのかしら。
ラベルが驚くほど地味なので、その割にプレゼントなどには華やかさに欠けるのは難点。これより上のクラスを使うほうがいいでしょう。
ちょっと価格に対して泊がないといいますか、例えば試飲会などで使うにもブレンディングものですし値段もそれなりなので驚きが足りない気はします。
自分へのご褒美ワインの部類?
あんまりターゲットが絞り込めない感じまで含めて、ディエゴ・モリナーリ氏は結構好き勝手作ってるのかもしれませんネ。

というわけで、チェルバイオーナよりトスカーナ2009でした。
実はこれより上のクラスなども呑んだことが私ありまして、今回どうやら初ブログ掲載なのびっくりしてます。
濃く、熟成の必要性もあるようなブルネッロの逸品であれば、このワイナリは必見ですヨ。

価格としては安くはないのですが、その分のパワーはみられる

3部のジョセフ・・・っていうか、私はジョセフ・ジョースターがJOJOの血統では一番好きなんですヨ

| イタリア | 21:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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夢は終わらない。が、値段はあがる。 ワードリームス2012

うぇるかむ!
相変わらずワインノートは貯まりに溜まっている(そしてお金が一文無しに近い)当ブログですが、次は何を中心にしようか・・・・・・と考えて、ちょっとイタリアやろうかなぁって。
いや、艦これでイタリア艦とか着てましたし、記念も兼ねてみたいな?

というわけで、今回は前日のオーパス・ワンにつづいて何度か書いてるワイナリです。

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ワードリームス2012
イタリアシャルドネの最高峰ですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ジャケ買い白の最高峰と言ってもいいでしょう。
詳しくは去年書いてますので割愛しますネ。
ただ、去年はデミ版だったのでスクリューキャップ使用でしたが、こちらはコルク使ってます。
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いいなぁ、このコルク超ほしい。

で、海外だとこのヴィンテージもトレビッキエーリはとっている模様。
米国誌は不明ですが、まぁいつもどおりの点数はとりそうな感じかしら?
当ブログ以前は大絶賛のアイテムでしたが、今回はどうでしょう・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
やっぱりワードリはウンマイなぁ~
しみじみするほど旨いシャルドネです。
イタリアらしさを上手いことまとめる手腕は今年も健在といえるでしょう。

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色は黄緑よりですがそこそこの濃さ。
香りにミルク入りのコーンフレーク。それもすごく贅沢な印象のまじり具合なのがたまりません!
清涼さのあるエッセンス、それとフレーク感の香ばしさと甘さがあって、まさにホテルの朝食みたいな気分に。
味わいもそれなりに樽ドネしててまったりとした口当たりを持っているのですが、その後はスラッとした気品のいい明るいキャラを見せてくれます。
まろやかさとグレープフルーツのタッチ、酸が割りとあって同時にライムなどの緑系果実の甘味が入ってきます。
そのままソープ感やミントなどもほのかに残したアフターで、非常に綺麗にまとめあげてくれるんですね。
口当たりのマイルドさ、それから果実の甘味と酸味のきめ細かさ、そのくせアフターには明るみのある清涼な感じでサラサラと飲めてしまう・・・・・・というシャルドネの夢妄想を結実させた出来栄えといえるでしょう。
以前のもの、特に2011年版と比較すると11年よりもネクター要素などはなくなっており、その分清潔感やミネラル要素が増えたように感じました。
微妙な違いなので、個人的には甲乙つけがたいかなぁ。
相変わらずの夢心地っぷりです。更に以前よりオシャレアニメ感出てる気がしますね(謎の表現)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(以前と比べれば)
ネックになるのは値段、でしょう。
タイトルに書いての通り、結構値上がりました。私が知った当時って5000円台だったハズなんですが、今では7000~8000円台です。去年の記事でもギリギリ7000円いかないぐらいでしたから、大分上がったと言ってしまっていいでしょう。
それでも、ヘタなシャルドネを買うよりは確実性をもって最高峰の逸品を飲めるというのはポイント高し。
今後コレ以上値上がらない事を祈るほかないです・・・・・・
TswaI.jpg
なんか裏の白黒が寂しい。

というわけで、ワードリームス2012でした。
今年も味は抜群です。文句なく最高峰のシャルドネだろうと思うのです。思うのですが、値段だけはネ・・・うう・・・・・・

まぁ、この値段で他国探すのも難しいですしね今。

夢時空な。

| イタリア | 23:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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2011ヴィンテージの出来栄えは、かなりクール? オーパス・ワン2011

うぇるかむ!
ここのところ連日アメリカで攻めていましたが、一先ずネタギレ!一応のオオトリはこのワインにしたいと思います。

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オーパス・ワン2011
当ブログでは08、10につづいてのエントリーです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
私にとって思い位入れのとてつもなく深いワイン
何回目の登場でしょうか?
当ブログの一番最初の紹介ワインであり、
日本における評価の悪さを怒り、
ゲスト記事にも使い
去年も一回更新しました
というわけで、今回で5回目の記事ですよ。多いなぁ。

で、今回のオーパス・ワン2011ヴィンテージ、評価は前年2010が過去最高アドヴォケイト96点だったのは記憶に新しいのですが、推測されるに今回は・・・・・・
めちゃくちゃ低くなると思います
モロにバッドヴィンテージのワインとして知らえることになりそう。アドヴォケイトは点数出てないっぽいのですが、少なくともスペクテイターは去年の92点から89点まで下がっているっぽいのです。
まだアドヴォケイトがわからない?でも私はかなり下がって91点ぐらいになると思っています。その理由は・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(今飲む分には+♥)
今まで以上にクールさが目立つから
酸味が妙に立っています。良い言い方をすれば今呑んでフランス寄りの綺麗なクラレット系として仕上がっています。
感じとしては若いムートンに若干でも近い。
悪い言い方をすれば、果実があんま良くなかったんだろうなぁという部分があります。
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色は比較的深めのクリムゾンレッド。まさにクラレットといった印象でしょう。
香りにバニラの要点がかなりハッキリしています。チョコ要素もガッツリしっかりなんですよね。
この段階では、何時ものオーパスって感じがします。
カシスやバニラからの可変したチョコタッチの香り。
ただ、味わいが例年と比べても酸味よりです。
イチゴ感が少しみられつつカシスと合わせたような果実の印象自体はいつもどおりなのですが、例年に比べても果実の要素は強く、また茎感などが若干見えるような気もします。
去年のチリめいた感じに比べるとずっとナチュラルな雰囲気ですが、同時に例年以上に軽いのです。
ナパらしいバニラとメイド系なまったりとした整いそのものはあるんですよね。
でも重厚とまではいきません。
まさにナパ味というべき要素は揃っているものの、普段の完璧美人さよりは隙がとてもあるように思えてなりません。
オーパスちゃん失恋したの?って感じ。がんばれ、オーパスちゃん。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥
そして年々値上がっているという・・・
ネットショップですら値段がバラバラでお店によって開きが大きいのは生産量多めのプレミアムワインの性。
ですが、今回の2011は2010よりも値上がっている様子で35000円ぐらいからスタートかな。
当ブログが呑んだエノテカでのものだと、なんと45000円ですよ!う~む・・・・・・
ついでに今年は上述の通り、割りと軽い方向に舵がきられていてあんまり熟成も期待出来ないかもなんですよネ。
例年以上に、ネーム力のが強くなっちゃった感はファンとしては悲しいところ。
このワインそのものの味はナパ体現しっかりなので私は好きなんですが、自腹きるなら他の買うよなというのは頷いてしまいます。

というわけで、オーパス・ワン2011でした。
おそらく、これからしばらくは有料試飲とかワインバーのフェアとかで見かけることも多くなりそうなので、そうした機会にお試しアレ。
2012年はおそらく更に値上がるでしょうし・・・・・・どんどん遠いところに言ってしまわないかは心配です(今でも月ぐらい遠いけどネ)

多分楽天あたりでは値段だけみれば一番安いのがこの価格・・・かな?

最初期とか失敗回ぐらいのクールぶり

| アメリカ | 21:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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楽園?それとも幻影?美味いのかダサいのかすら最早わからない、ゆめにっきファン必見の不思議な世界観 ユーフロリア2013

うぇるかむ!
評価に困るワイン、というのはこうしたブログをやっていると案外と多いものです。
そのために当ブログでは「美味いけど高いワイン」「そこそこだけど値段は安いワイン」というのをわかりやすくする為に項目の選定をしましたが・・・・・・
これは過去、最もどう評価していいか困った「テーブルワイン」です。

CrhiM.jpg
ユーフロリア・アロマティックブレンド・ワシントン2013
ラベルからしてあからさまに怪しい・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥♥)
あからさまにドラッグ吸ってそうなのだ!
ゆめにっき、とか好きな人が好きそうなラベル感です。ハッキリ言いましょう、私はこのラベルでジャケ買いしました。
ラベルのオドロオドロしく、ファニーで、幻想的な絵柄にワインネームのファンタジカルさ、アロマティック・ブレンドなる独自の言い回し・・・・・・見事にキャラクターを作ってると思います。
ユーフロリア、という単語で検索すると海外のインディーズな花のストラテジーゲームぐらいしか出てきません!
従って造語だと思うんですが、おそらくユーフォリア(幸福感)+フラワー(花)なんじゃないかなぁって。
(もしも英語辞書にのっているような意味のある単語なら教えてネ)
フローラ・バウリーという方がデザインしたらしいんですけど、見事なアーティストラベルの一つではないでしょうか。
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裏ラベルも怪しい!
そして、このドライ~スイートのリストを見て「あ、あのワイナリの派生かぁ」と気づいた方はアメリカワインマニアです。もうすでに呑んでたら超マニアです。

作り手のワイナリはパシフィック・リム。
以前当ブログではその普通版リースリングを紹介しましたっけ
このワイナリ、もともとはボニー・ドゥーンの新しいシリーズだった訳ですけれども、実は現在はイタリアのバンフィ社の配下になっています。
バンフィ公式にいくとラインナップとしてラベルの綺麗なバージョンがあったり。わぉ、やっぱスゴイヤバイデザイン・・・
ボニーのランドム・グラハムは相当ワイナリ削ってますね・・・大丈夫じゃなさそうな感じ。
で、これまでパシフィック・リムは基本的に「単一のワシントンリースリングがメイン」だったんですが、これは上述の通りブレンドワイン。
リースリング+ミュスカ+ゲヴェルツトラミネール+ピノグリ・・・・・・というブレンドで、主体はリースリングなんですが色々スタイルです。
で、このワイン実はファーストヴィンテージで今後泡とかも作られるっぽいのですが、極めて試作品的だと言えるでしょう。
その為まだ雑誌評価とかも全然載っていません。ワインエンシュージストがオススメしてるくらい?
さて、外面的クレイジーさは多々なんですが、そのお味というと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥~♥♥♥♥♥♥♥♥♥(?)
美味いのか微妙なのかがまず良くわからない!
最高ではないのは確かです。シャーヴ様とかのがずっと美味い。しかし、これが安ワインなりのダサいものなのか、それとも革新的なリースリングなのかは大きくわかれる気がしてなりません。
私もたった4日間の付き合いでしたが、その評価は「同じ味わい」なのに・・・・・・いや、同じ味わいをベースとしすぎるだけに、大きく揺れ動く訳です。

色は黄緑系で意外な程色づいています。
香りに青系果実各種と黄色系果実各種と・・・・・・と、異様に果実感があります。
桃、梨、メロン、スイカ、雲州みかん、グレープフルーツなどなどがぼんやりと存在していて、掴みどころがありません。
リースリング主体らしくそこにオイリーさがあったり、ゲヴェルツあたりからなのか白い花っぽさもみられたり。
要素は多いです。ただ、それを複雑で高級かといわれるとそうでもないかな?
味わいもそれらフルーツのミックスポンチといった具合。
まず最初にフルーツの要素がドッとやってきて、軽めの口当たりなのに果実の甘味はかなり多め。
この時に果実感がまた曲者な訳です。なんか異様に多いんですけれども結果的にハッキリしません。
まさにアロマティックブレンドと言っているんだろう所以で、色んなアロマがします。
色々すぎて、良くわからないうちにオイリーさや多少の薬品感、アルコールなども稀に感じられ、余韻は突然ピシャッ!っと終わります。
デクレッシェンドしません。指揮者の人が指揮棒をぶん回してジャッンッ!!って終わるんです。
それがキレがいいと見るべきか、それとも余韻が短いと断じるべきか・・・・・・でも迷う。
ね、妙にふにゃんふにゃんしちゃうんです評価が。
理由はおそらく使っているブドウのブレンド具合と、独創的ラベルから来る狂ったイメージ感。
口に入れたり香りをかいだりしたときに、「お、いいじゃーん」と思う時(リースリングらしさを感じる時が個人的にイイ感じの時)と「何か安ワインらしさ全快だな」と感じさせる時がバイオグラフィーのようにウニョウニョやってくる。
不思議なワインです。
リースリングを主体としたブレンド、というの自体が案外とレア度あったりしますが、それにしてもここまで不確定なワインが出来上がるとは・・・・・・
気分としては、そうですね・・・・・・初期のウルトラマンとかのOPみたいな気分。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥~♥♥♥♥♥
とりあえず一本呑んでみて!
リースリングの2000円ぐらいと見れば普通な気もしますし、これだけ不思議な世界観があるなら安いとも思います。
なのでグダグダですが、ここも確定させません。なんの為の評価軸やねん!という声も聞こえそうなんですが、こればっかりは試していただく他ない。
個人的には最高に気に入ったラベルですが、プレゼントの相手は選びましょう。

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裏から見ると余計になんかサイケデリックですし!

基本的には家呑みデイリーで、もう野菜室なり冷蔵庫なり入れてみて色々試してみてください。
そうそう、味の変化がこのワインあんまりなくて日持ちはします・・・・・・そこまで含めて「いいワインなのか単なる安酒なのかわからない」んですよ。
実験的ケース買いはそれなりに面白いかも?

というわけで、ユーフロリア2013でした。
大きめな会社から出た、新しいスタイルのエントリーだ!
実に面白い要素がたっぷりあるこのワイン、貴方の評価は如何に?

新しくまた大手気味な割に楽天では一個しか見当たりませんでした。

絶対ゆめにっきファン好きだよねこのラベル

| アメリカ | 22:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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モンテレーナの赤は熟成もすごかった!まるで醤油ステーキ!? シャトー・モンテレーナ(モンテリーナ)・エステート・カベルネソーヴィニヨン1989

うぇるかむ!
ワイン小話においてもはや「聞き飽きたよ」という方も多いだろう逸話、それがパリ・ティスティング(パリ審判)です。
というわけで、今日は関連ワイナリの一本です

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
パリ事件の白のトップです!
というのが大々的に言われ続けています。
実は赤部門のスタッグス・リープ以上に点差をつけたのが白部門のモンテレーナのシャルドネ。
ブラインドでフランス白の面々を倒したということでカリフォルニアワインとしては大いに有名なワイナリ・・・・・・
なのですが、実は元々はボルドーのシャトー各位のように「一度超落ちぶれたけど立て直した系」であることや「赤ワインの評価もずっと高い」事はあんまり知られてないかも?
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今回はバッチリ赤なんですヨ。

作り手は現在はボー・バレット。
妻のハイジ・バレットがスクリーミング・イーグルでとかく知名度が高いんですが、夫はこっちで長らく良質なワインを作ってたり。
(1989年も彼の作品かはちょっと不明)
今回の1989年はいつ呑んだものかわかりませんが、パーカーポイントは91点。で、ここから22年連続でPP90点以上だったりして安定感がある作りをしてたり。
自社畑のモンテレーナエステートという、ラベルの絵の通りの奥ゆかしい建物付近で作ってます。
場所としてはナパのカリストガという、割りと中心地でもないものの、昔から偶々フィロキセラ耐性のある木を持っていて周辺の中では樹齢の高いワインを作ってたり。
近年の作品を呑んではいないものの、熟成ナパの実力ばかりにはぴったりそうなこの逸品、味わいはどうかといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
すっごくダーティーで濃いスタイルだわ・・・
熟成してるのは確かなんですが、その熟成の傾向がボルドーとかの「和風になる感じ」ではなく「熟成肉に近づいた」という印象な程です。
濃く、力強く、強い。

色はかなり褐色が入っていて醤油っぽい感じです。
中心地はなお黒みがあります。紫系の黒さというよりは、香酢とかみたいな黒さね。
UoZ35.jpg
エッジはこのボケた写真でもわかるとおり紅茶っぽくなっていますけれども、中心地がまだ照り返すぐらいには強く黒い。
香りにかなり肉感が出ているのが驚きでした。
アメリカンな厚さの醤油ステーキ、それも同時に炭火焼きな香りもしてお肉食べたくなる感満載です。じゅるりあ・・・・・・
食欲をやったらソソりつつ、味わいもかなり肉感があります。
紅茶系のタンニンも結構残っているのは特徴的でしたね。
タバコ系のダートさやアーシーさ、ハーブ要素はあまり感じられないものの、カシス感が転じてお肉っぽいような旨味。
アフターも長い。
いぶし銀で、ともすればチリカベルネ辺りの特徴にも似てるかも。日射がとても良い地域なのかなぁなんて思っちゃいますネ。
豪快さも持ち合わせていて(このヴィンテージで!)しっかりとした味わいと、古酒のダシ感や旨味成分の良さをたっぷりともった珠玉の熟成でした。
それにしても、ここまでガッツリとしたのはあんまり経験なかったです。
いやー、まさに小山力也キャラですよコレ。小山力也さんと一緒に呑みたい(実は私一回だけ呑みに行った事があるのですが)。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(値段で図るモノでもないが)
実は知名度の割に安いのがモンテレーナ
シャトー・モンテリーナ全体がナパ・ワインのしかも有名老舗としては安めなのが特徴。
今回のモノも正確な値段がネットショップなどで計れるわけもなくわからないですごめんなさい^^;
が、最新ヴィンテージのこのエステート版=フラッグシップモデルで

10000円踏み込んでるかなぐらいです。バレット家でしかもド有名なワイナリのフラッグシップカベルネでコレなら安いでしょ?
え、モンテリーナは白が有名なんでしょって?いやいや、君たちは運がいい・・・・・・

白の最新ヴィンテージもこんなぐらいなのですよ。
今回のモノにかぎらず、その知名度と出来栄えを見るに、プレゼント用途から試飲会や高級ワインのスターターとしてかなり嬉しいところにあるように思います。
今回の1989とかは、レア度からいって見かけたら即買っていいレベルかも。

というわけで、シャトー・モンテレーナのエステートカベルネ1989でした。
老舗のいい感じがたっぷりしつつ、カリフォルニア熟成の実力というのを確認させられましたネ。
未だに残る大手としては、これ相当信頼できるブランドかもしれません。
バレット家の実力の高さ、スゴイです。

ちなみに今現在は「エステートじゃないカベルネ」もありますのでお間違えないよう。

ウルヴァリンも小山力也だったんかい!?

| アメリカ | 22:18 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ティレニアの豊穣神か、それとも悪意か・・・ブルガリアの新デイリーもやっぱり最高だった。 テラ・タングラ・マリス・マヴルッド2013

うぇるかむ!
今日はちょっとブルガリア関連で個人的に楽しい事がありましてネ(余談として後で書きます)
なので、ギリギリ本日の更新はブルガリアワインにて。

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テラ・タングラ・マリス・マヴルッド2013
ええと、テラタングラ・マリッセと表記しているところ(テラ・タングラ・マリッセとか)が多いんですが
個人的にカッチョ良くなるし、当ブログがテラ・タングラでググると真っ先に出てきますからカッチョイイ由来ってことにしたいし
テラ・タングラ・マリスシリーズと明記してまいります。
あ、グーグル私だけかな?ググってみてネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
当ブログではちょくちょく更新してるこのメーカー。
今回のはコレのひとつ下のランクです
これまでTTというシリーズが出てたのですが、それはブレンドスタイルだったように思うんですけど、これは単一品種マヴルッド。
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相変わらずヘタな注ぎ方な私!

というわけで、当ブログのブルガリアタグを是非クリックしてこのワイナリのアレコレについては見ていただきたく思うのです。
そのかわりですが、マリス・シリーズの名前に関して、もちょっと書いておきたく思いまして。
MARISSEというので検索しても
「人の名前だよ」
としか出なくて、多分マリッセさんという人がこのメーカーにいるんだろうなぁとは思うのですが、これを「マリス」と読むとそこそこ楽しかったりします。
ウィキペディアで見ると
「エトルリア神話の豊穣神(エトルリア=ティレニア=昔のイタリアのピエモンテからトスカーナの辺り」
なんですね。
実はブルガリアやルーマニアって東ヨーロッパであり、イタリアとは比較的近く緯度は大体アルトアディジェとかヴェネトらヘンだったりします。
または英語でマリスとは
「悪意、故意といった法律用語」
なんてのも出てきます。
何か異様にカッチョイイ中二病フレーズではありませんか!
というわけで、当ブログではテラタングラ・マリス、という名称を推奨。なんだこの一般ピーポー・・・・・・
ユグドラシルちゃんカワイイよね(突然のグラブル)

で、今回のこれはいかがなものかといいますと

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
やっぱナパカベっぽいんですよねぇ(しみじみ
マヴルッドのナパ感すさまじいと思いますよやっぱり。
これは同社のオーガニック・マヴルッドよりは全体に薄みであり、よりマヴルッドらしさを楽しめるでしょう。
オーガニックがカルトめいて濃いのに対してこっちはもっと軽い、または最近のハヤリの酸があるタイプのナパクラレットかな。

色はギリギリ透ける赤紫でとても濃い目。
香りにハーブとアーシーな土の香りがどっしりとありつつ、カシス感も抜けてくると見えたりします。
全体に濃い色どおりの紫系要素が主体となっており、多少シロップ感がある辺りまでカリフォルニアみたいな感じです。
これは多分、品種の個性と土壌や天候なんだろうと思います。
このワイナリ、超広域の平地でワイン作って(230ヘクタール?)いるっぽく・・・・・・ちゃんと調べてないのですが、多分完熟してるんじゃないかしらブドウが。
味わいはそういった訳で、値段以上にド濃いブルガリアワインらしいいまどきの流行に反したスタイルです。
舌触りに関してはちょっと粉っぽいところがあってマイナス点なんですけれども、同時にやってくるアタックがとかく重たく同時にナパ感があるのです。
カシス、ミント、バニラ・・・・・・これらの複合。まさに温帯地のカベルネです(カベルネじゃないのにねコレ!)
甘味などは多めなものの、同時に酸味もしっかりと。
果物ソース的な少し煮詰めた具合と、ダーティーな大人のカカオチョコ感などもありつつ、若干甘さとほろ苦さを残したフィニッシュ。
流石に値段だけに安めな要素も見え隠れしますが、しっかしこのどっしりした感覚はすごい。
全体としては「本格ワインにほしい要素」が全部揃っており、ヘタに安いカベルネワインを買うよりもヨッポド楽しいことでしょう。
酸の効き方だけみれば、なるほどトスカーナっぽい気がしないでもないですしネ(自分の幻想かも)
キャラクターとしては、ちょっとオシャレかつセクシーさも持ったキャラ。で、比較的若い感じ・・・・・・うん、難しいなあ。
すごくカジュアルなメイド喫茶めいてるともいえるかも。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
最大の敵は同社のオーガニック・マヴルッドである
これだけのパワーだぜ!なワインで1300円アンダーというお値段には、思わずケース買いを推奨したくなります。
しかし、もう400円も出せばオーガニック・マヴルッド版やらヤトラスシリーズが出てくると・・・・・・なると、私だったら両方半分ずつぐらいで買うかな。いや、オーガニックを選ぶかも。
上位のシリーズの正当なパワーダウン(良い意味でも悪い意味でも)ですから、選べるならばお好みで。
選べない?よろしい、ならばケースだ!
基本的にはプレゼントにするには色々安い印象がどうしてもブルガリアにはまだあるので向きません。
自宅のテーブルでガバガバとお肉とやるのが一番だと思いますが、ブラインドティスティング会とかで持っていくのが一番のオススメです(理由は後述)

というわけで、テラタングラ・マリスよりマヴルッド2013でした。
やっぱりこのワイナリは最高だネ!!!!テーブル価格帯で濃いのが呑みたいなら、ブルガリア一択といっても過言ではありませんヨ。

ワインはパワーだぜ!(恒例の

このぐらいカジュアルでキャピっとしてて平坦なバストな感じ。



◆余談◆
最初に書いたブルガリアな余談。
今日こんなに遅く更新してるのは、例の如く試飲会にいってたからでした。
ブラインドで答えが
「チリのカベルネをメインにちょこちょことフェイク国を混ぜた全部1000円のモノ」
という変則でやらしい試飲会だったんです。
で、私の回答は
「カリフォルニアの低~中堅カベルネ主体で、ちょこちょことチリがいそう。フェイクで一本マルベックあり。いくつかナパカベのそれなりにいいところが混じってる」
であり、また最高に良かった一本には
「これはリヴァース・マリーやテイクンなどの最近発売された酸味が多めのナパクラレットまたはトスカーナの可能性があり、最もしっかりとしたGOODな出来栄え」
として5000円前後というこの日の選択肢として最高価格につけました。そのワインが

コレでした
思いっきりドハズレだったわけですけど、思わずガッツポーズ。
これまでブルガリアワイン最高~いえ~いと言い続けてキましたが、ブラインドでも私は高くつけナパっぽいと確認。
つまり、少なくとも私にとっては最高に相性がいい国っぽい事が判明したのでした。

はい、そうです、従って今後共
当ブログはブルガリア推しでまいりますので、よろしくネ!

| ブルガリア | 23:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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エチケットがカッチョイイが売ってる店が量販店系!如何にもなスーパー(マーケット)なジンファンデルの濃厚さ。 シルヴァー・パーム・ジンファンデル・ノースコースト2012

うぇるかむ!
アメリカを中心にここ最近更新してきた当ブログですが、そろそろ次の国の特集しようかな・・・・・・なところで、またジャクソン・グループのワインを呑んだりしてたのでした。

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シルヴァー・パーム・ジンファンデル2012
ノースコースト・・・・・・つまりソノマとかメンドシーノ辺りのワイナリです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
要するにジャクソングループのテーブルクラスです
ワイナリに関してはほぼ以上!
ケンダルグループのテーブルシリーズはもっと下ら辺りで作っている為、それよりは値段が高い土地であるナパ&ソノマ辺りで作ってますよーという微妙な差がありますが、醸造担当もケンダルの人だしほぼほぼ同じです。
むしろ違いはあからさまに名前が変えてある点と
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シルクスクリーンボトルな事かな。
表の柄と合わせて派手な見かけとなっています。
今回のは2012年版のジンファンデル。
グレートヴィンテージ扱いされてる年であり、このぐらいのケンダル・ジャクソン・グループを妙にガッツリ試飲した当ブログ。
さてその実力はここでも発揮されるのか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
な、懐かしいぐらい濃いジンファンデルだ!
あからさまにジンファンデルなのです。それは、ジャミーという一言で片付けたくなるぐらい古典でミルキー。
最近の若手が作るジンファンデルや、その他大手のテーブルジンファンデルと比べてもパワフルです。

色はかなりハッキリとした赤紫。
香りがとにかくバニラ要素が強くて「おっす!おらオーク!!いっちょやってみっか!!」みたいな気分。
多分飲み始めはほぼほぼそうしたバニラパワーしか感じないのではないかしら?
それぐらいドハードなバニラ感、時間がたつと多少抜けて果実のジャミーさも漂いますが、ふつーの人はほぼほぼミルク感で包まれることでしょう。
味わいはそうしたわけで、舌触りが重たくバニラバニラバニラ!(エスト・エスト・エストのノリで)。
筋肉ムキムキマッチョマンの変態だ!って感じのアーノルド・シュワルツネッガー味を久々に楽しませていただきました。
バニラ感の濃厚さ、紫果実のジャムをそのまま何も漬けずに口にレンゲ一杯ぶちこんだような感覚で、思いの外酸味がありつつシロップっぽさもありつつ、最後までその印象を変えることなくフィニッシュします。
ここまでハイパワーでおせおせで料理の事考えてなさそうなのも珍しくないですかね・・・・・・
と思ってたらインポーター側は料理と合わせやすいのが目的とか書いてあって、本当に担当はコレ呑んで書いてるのか!?チョコレートと食べ合わせる気か!?と思ったらゴーダチーズかじゃぁしょうがないな・・・・・・みたいな気分に。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
一番おもしろいのはエノテカとビック酒販(ビックカメラ)での限定販売なところではないでしょうか
売ってる場所が謎すぎてます。大手酒販エノテカは他ショップに卸す事もあるんですけれども、何故か卸先がビック酒販限定みたいで、ビックカメラに行くと
「エノテカとビックカメラ限定!コラボ!!ユウジョウ!!!」
とポップしてたりするぐらいです。
ナンデ!?
とはいえ、3000円ぐらいのワインとしてはギリギリ妥当性があるような気もしちゃう部類。
もちろん、もっとバリューワインがあるしなんならスペインのPP高いテーブル呑んだほうが?という気もしなくもないんですけれども、それらと並べてもパワフルなんですよね。
アメコミめいたワインとも言えるかもしれません。パワフルなキャラを上手く使いこなせればテーブルワインとしてそれなりに楽しめるでしょう。
プレゼントにするにはそうした販売店のイメージ的にあんまりオススメしません。
ワイン別に詳しくない人の家において有りそうなイメージのワインともいえるかな。逆にこれをテーブルとして使いこなせる人こそ、カリフォルニアワインのマスタークラスの腕利きだと思います。

というわけで、シルバー・パーム・ジンファンデルでした。
こういうのもいいよね!というバディ感。
エレガンス?繊細さ?機微?ワッツ!?
みたいな人は、是非是非。

どこで買うかはポイントとかセールと相談してネ!

オールマイト的な。余談ですが、今週の少年ジャンプはこの漫画(アニメ化はほぼ確定)があるなかで何故新連載にアメコミめいたモノを持ってきたのか・・・・・・

またはこのぐらい直球な・・・(敢えて実写

| アメリカ | 22:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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まさにベンチ入りワイン? ブラック・マウンテン・ベンチ・カベルネ2012

うぇるかむ!
昨日は呑みまくってヘロヘロになってました~っていうか今もその影響が・・・oops。
さて。そんな訳でこんな深夜に更新しております。
一昨日に、ラミラナというチリカベのテーブル価格帯を紹介しましたがでは同じぐらいのカリフォルニアテーブルってどうなの?という。

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ベンチ・カベルネ・アレキサンダーヴァレー2012
良年のソノマカベルネですね。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
なんか最近スペインでこういうのあったような?
というような、影絵風ラベルとなっています。カジュアルーな感じですネ。
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裏も割りとありがちなブラック一色にて。

作り手はジェイソン・エノスという人とクリス・フィッツジェラルドという二人。
名前が妙にカッチョイイ二人でありますが、二人揃ってレストラン経験とかをした後にワイナリを始めた若手です。
更に、醸造家はクリス氏の息子、ダニエル君だったりします。
彼の経歴はそこそこで、オーストラリアの激旨ピノであるコールドストリームヒルズやウィリアム・セリエムなどなどでの修行経験者。
ジェイソンのレストラン時代の人づてにソノマからブドウを集めるというネゴススタイルで、ダニエル君が仕上げて「クオリティワインを安く」をモットーにしてる・・・・・・という、ちょっと日本ライクな小規模系低価格ワインが今回のモノ。
価格としては確かにソノマのアレキサンダーヴァレーまで絞っている割には3000円程度となっています。
さて、その実力や如何に?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
うぉ、酸度強いなぁ!
結構酸っぱい系クラレットになっています。ここ最近の流行らしいのですが、しっかりハッキリ酸がたっています。
樽感とかも総合的にはありつつ、個性は持たせてありますネ。どっちかというと南アフリカにバランス近い気がします。

色はギリギリ透ける程度でクリムゾンレッド。割りと赤度高めでした。
香りにカシス感とほんのりとした樽っぽさが見られ、またそれらがキツイ印象でなく。
典型的なカリフォルニアっぽさがあるんですけれども、全体としては控えめなタッチ。
味わいの通りの良さ、カシス感が高めで果実自体はストレート気味、かつ多少シロップっぽい甘さも見える訳ですけれども同時に酸味もしっかりしていることによってチープさを軽減。
それから樽のバニラ感、ハーブっぽさは控えめに若いカベルネらしい果実重点なまま〆てくれます。
料理とそれなりに相性が良さそうなのは、流石元レストラン系の人が集まった結果でしょうか。
それでいて、ラフ。
すごーくカジュアル系な私服の子って感じの気兼ねないキャラしてますネ。
アイドルの私服でゲーセン行く回とか見たいな?(何故かアイドルアニメって必ずそういうのありますよね)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
3000円近いワインとしては、それなりにソコソコであり、特筆してバリューかというとちょっと微妙なところかも?
2300円ぐらいだととっても嬉しい感じ。このぐらいの価格帯の微妙な差って大事(大事)
中途半端ながら、雰囲気のあるラベルと合わせて簡単なパーティー向けかな。
お肉と合わせる定番の形で、充分様になってくれる事でしょう。
リッチな人はテーブルワインにしてもいいかなとは思いますが、全体のバランスで完成度をとってくるワインですし一度試して気に入ればケースってぐらいでいいのかも。
ソノマのアレキサンダーヴァレーまで絞った、という意味ではそれなりに典型かもしれませんから勉強にもドウゾ。

という訳で、ベンチ・カベルネ2012でした。
比較的サラッとしたワインであり偉大なソノマカベルネの片鱗ぐらいは・・・見えなくもない?
まさに「ベンチ」なワインだと思います。言い得て妙、ですかね。

カリフォルニアは意外とヴィンテージの差が激しい地域。この年はなかなかですが次回以降は直々に調べる必要があるかも

なんかこういうラフい感じナ

| アメリカ | 04:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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チリ2000円台の狙い目・・・が、輸入中止!という話なので呑んでみた。 ヴェンティスケーロ・ラミラナ・カベルネ2011

うぇるかむ!
これまでの流れから唐突にチリのカベルネを更新!え、なぜって?いや~、なんとなくなのですがコレがなかなかバリューワインでして・・・・・・

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ヴェンティスケーロ・ラミラナ・グランレゼルヴァ・カベルネ2011
チリのギリギリ中級価格?のカベルネ主体です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
馬のラフい感じは可愛いのですが、オレンジ全開なのは賛否わかれるかもですネ。いかにもカジュアルって感じがいいような悪いような・・・・・・
qitqv.jpg
裏の方が訴求効果あったんじゃ?

作り手はヴェンテスケーロというチリ第6位の大手です。
スーパーマーケットをめっちゃやってるアグロ・スーパー社というのがあるんだそうで、そこが展開する自社ワイン……日本でいえば、イトーヨーカドーが自社でワインを作っているみたいなモンですかネ。
(ちなみに、西友とかがやってるセレクション・ブランドではないのです。あれはあくまでも作ってる人から買ってから売ってる)
コンサルトにはグランジのジョン・デュヴァルを呼んでたりしており、大手生産アイテムとしてはそこそこ。
今回のコレは、ポジション的にはコッポラのディレクターズカットシリーズに近いようなラインかな。
なのですが、タイトルの通りこれ輸入停止が決まったのだそうで。
元々は2680円ぐらい、それがまぁ1580円ということでちょっとカベルネ呑みたくて買っちゃったんですよね。
さて、どんなモノだったかというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
ワォ!クラシカルなキノコ系カベルネの良品!!
これが良かった訳で。うん、定価でもなかなかいい感じだと思います。
何せ、私、キノコっぽい風味が出てるクラレット系大好きなんですヨ。

色は比較的強く赤紫。ルビーというよりは紫感強めな気がします。
香りからなかなかチリらしさがあって、カシス果実にコーヒー感、葉っぱ系葉巻の雰囲気、それからトリュフオイルとダシぽさ。
色の割に熟成要因であろう部分が出ているんですが、だから良いのです。
味わいも口当たりは比較的サラッとしていて重たくないのですが、味わい自体はじっくりとしています。
紫系果実からスタートし、ちょっと赤果実の酸も含みつつ、前述のキノコ要素が出てきます。
どれもあまり強い訳ではないんですけれども、突出しすぎない結果バランスがとれている感じ。
エレガント、というよりは控えめです。要素自体はストレートなんですよね。
あとあとからスモーキーさがやってきて、これまたちょこっとミネラリーさも出しつつキノコ感とハーブの印象を残してフィニッシュ。
葉巻っぽさは全体で見ると多少あるかな、ぐらいであんまりダーティーではなかったりします。
これのいいところは値段で引いた時によくある「シロップ甘味感が強すぎる」「味わいに変化がなさすぎる」「酸の強さが旨味につながってなくて酸っぱい」「味わい深いように見えてただ果実感がないだけ」などなどエトセトラエトセトラでありますが、そういう次元にはなく
「メドック格付けだったらどの辺りだろうか?」
という域で話が出来る、カベルネワインとしての完成度です。
確かにチリ寄りのバランス感と風味なのですが、カベルネとして実にらしくかつ熱い仕上がり。
勝ち気系なヒロインの定番、王道を行くデザインのキャラかな。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(定価でも♥♥♥♥)
これは在庫をケース買いするのが妥当なのでは?
販売中止で安くなっているらしくて1500円程度。うむ、それなら購入であります!
全体の印象としては、定価でもヘタに他のカベルネ買うよりはいいんじゃないのコレ?というのが正直なところです。
とてもバランスのいいカベルネとしてちゃんと仕上がっているではありませんか。
最近は暑くなってきましたので管理が大変という方も多いでしょうから、買い占めは難しいにしても1本ぐらいはお試しあれ。
バリューなテーブルカベルネとしては、かなり珠玉。

というわけで、ヴェンティスケーロ・ラミラナ・カベルネ2011でした。
インポーターからすれば残念なアイテムを売っぱらっている訳なんでしょうけど、一般消費者はこういう時こそズズッ!と出てくる。
最近チリとかアルゼンチンとかで勿体無い感じの特売セールを良く見かけるのは嬉しいやら悲しいやら・・・・・・

ネット上では割りと余ってる感じもありますが、一応終売セールらいしので早め購入のがいいかも

スタンダードなバトルヒロインの代表例……というかもはや女性主人公の代表例?

| チリ | 16:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アキバ系にワインは流行るのか?~酔っぱらいの考察~

うぇるかむ!
今日はばっちし酔っぱらいです!いくつかのワインやブラインドティスティングをかましてきてかなーりヘロヘロです。
まともに文章を書ける気がサラサラないので、今日は日記なのです。

・アキバ系にワインは流行るのか
定期的に書いてる「アキバ系にワインは流行るのか」という門限。
私は「知らないだけで、あいつらには流行る」と確信していますし、その為の当ブログでありますが……それを物理的に考える事は出来るのか。
出来る。

アキバ系オタクがHUBでダッサイシリンダーノアルコールをとっているのがトレンドだったのは3年ぐらい前。
最近でもまだまだオタクの溜まり場となってるHUBさんですけれども、昔よりは盛況さがなくなっているように見受けられます。
で、アキバでも最近になってオシャレっぽい雰囲気をウリにする店が増えている。
オタッキー心にも、ちょっとした高級感を求める向きがあるんですね。
更に、神田が今、ワイン祭りを開くなど精力的にワインバーを推し進め、実はアキバから徒歩5分ぐらいで万世橋の下には有料試飲をやっているワインショップがあるではないですか(プラグラスなのが最悪ですが)。
ついでに珈琲ショップも近くにあってイイ感じだ。
そもそも、アキバって神田および東京が近いし上野だって歩いていける範囲なハズなのですよ。
アキバ系オタクがアニメグッズに使ってる分を、こうしたショップに出すようになったら、えらい経済効果だと思いませんか?
アキバに行くオタクの大半が妙に小さな世界の中で生きてたりしますが、案外と近くにオシャレが存在しているのではないか。

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そんな万世橋にはラーメンすらオシャレが漂っているのですから。
銀座の「むぎとオリーヴ」がいつの間にかアキバ出店してました。
オリーブオイルを結構使ってる、モダン・鶏醤油で量は足りないもののオシャレ系定番の低温チャーシューやローストビーフに長芋と焼いたナルトや鶏をかつお節風にした鶏節で卓上トッピングがエシャロットオイルなど超モダンなお店。
これが最寄り駅秋葉原のラーメン屋。ラーメンだってコレなんだから、もっとオシャレで雰囲気のいいお店をアキバで出店する・・・見直す価値はあるハズ。
あ、ただエシャロットオイルに使ってるオリーブオイルはちょっと軟弱なのは直した方がイイと思います。

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逆に、アキバ文化から流行ってる料理とかもあって、コレは池袋のお店の牛カツ。
遥か前からアキバでは牛カツの店が何店舗かあった訳ですけど、一気に普及して色んなところで牛カツのお店が出来、池袋にもここ1年で3件ぐらい新しく「牛カツの店」が確認されるように。
アキバと池袋はお互いにあるお店をまるでパクり合うかのように、ありとあらゆるジャンルの同一ショップ(系列点)が増えたり減ったりしあうのが特徴なんですけれども、その激化でいえばワインだって同じなように感じます。

という訳で、世界唯一のアキバ系ワインティスティングブログとして、今後もワイン評を書いていく訳です。
ワインがオシャレで「いけすかない」ではなくオシャレなアニメの世界を「体現出来るお酒」として広まってくれる可能性は、神田をキーとしてあるように思うのでした。
同時に、秋葉原のジャンルって見直されるべきだと思うんですよネ。弱小風俗みたいなダサさのメイド喫茶とかも「コンセプトカフェ」という意味では昔からしっかりとコンセプトを持っている事が多いのですから(そういうのをハズしてるダサい店はどうやら潰れているみたいですし)(なお、筆者は未だに純度100%のメイド喫茶は行ったことがない)

このアニメとか、ワイン飲みながらだと超最高ですヨ。日本のドラマなんぞよりヨッポドオシャレだと、貴方思いませんか?

これとか売ってるお店が神田にはあるしネ。

万世橋下のワインショップはこの辺りのインポーターと提携してて、ちょと新しいスタイルが知れます(ただし、プラスチックグラスなのが最悪だ!)

| アキバ系記事 | 22:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アップルじゃないよ!エチケットがアンディ・ウォーホルめいて可愛いソノマピノ。 マクファイル・フェリントン・ヴィンヤード・アンダーソンヴァレー2009

うぇるかむ!
本日の更新はカリピノの定番?ソノマよりひとつ、昨日と違って新しめのワイナリです。

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マクファイル・フェリントン・ヴィンヤード2009
ソノマのピノであります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
これラベルやったら可愛いっしょ?
アメリカン・ポップアート的なんですよ。

個人的に、アンディ・ウォーホルは昨年の六本木展も行く程度には好きだったりするので、このデザイン好きです。

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裏もそれなりに可愛く、そして如何にもカリピノなテクニカルデータですネ。

作り手はその名の通り、ジェイムズ・マクファイル氏。
実は90年ごろからブドウ畑はやってたらしいのですが、ボトリングしてデビューしたのは2002年とのこと。
ソノマおよびメンドシーノら辺りでピノを専門としているワイナリで、マクファイル氏本人はカリフォルニアとしては案外珍しい「はなっからワイナリーをやりたくて、ワイナリ修行とディヴィス校通いをしてた人」だったりします。
メリー・エドワーズなどそれなりのところで修行している彼、基本的には買い付けを少数ロットで自分で醸造する小規模ネゴシアン系であり、2007年にはピノのライジングスターとしてピノ・レポートという割とマイナーな雑誌(ネットだったかも)で紹介されたりもしてます。
パーカーポイントとかは90点程度とあんまり大したことはないかな。なので、そんなに値上がってないともいえるかな・・・
今回のフェリントンヴィンヤードはインポーターからコピペすると「1969年に開墾された畑をカート・シェーネマンが購入した、ブーンヴィルの町の北に位置する17haの畑/石が混じる砂利質粘土質土壌/クローン:ディジョン115&777、ヴェイデンスヴィル2A」ですって。おそらく、比較的新しく作り始めたワインっぽいです。

まぁ、なんとーなくそれとない感じの経歴ですが、割りと重要なのはラベルの柄がガチでポップアート好きっぽいところ。
で、人柄とか書いてあるところを良くみるとどうやらこのラジオ・フライヤーワゴンの絵、「ピノづくりはサイエンスの伴うアート」という信条、両親が熱心な絵画コレクターらしい・・・・・・と、ほぼほぼ確定でこの人最終目標がアンディ・ウォーホルでは?
そういう、裕福な農家育ちが作るピノ、いかがなものでしょう?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
多分海風強かったんだろうな!っていう磯系ピノ
寒冷地仕様な感じの重た目のスタイルかつ磯っぽいです。サンタ・バーバラとかでたまーにある(これまで同じ傾向として私はイガイ・タカハ・鼓動とヒルト・オールドガードで書いてました)タイプに非常に近いですね。

色は多少薄みがかっていてエッジにオレンジ感が入り始めていました。
香りからして磯感がバッチリです。同時に中国茶葉と紅茶のミックスな香りもあるんですけれども、やっぱりなんか磯感が大きいかな。
味わいもかなり重厚で、果実自体はブラックチェリーなども感じさせる重た目の印象。
タンニン感や苦味などの要点も大きめです。かなり重厚でどっしりとしたところからスタートして、アフターまでじんわりと重たい社会派ドラマめいた雰囲気。
磯っぽく同時に樹齢が高そうなミネラリーさ、スパイス風味も多少ありますが基本は磯。
割りと呑み疲れしそうな感じの、重たい陰湿さに可愛さを見いだせるかどうかかもしれませんネ。
高級感やそうした磯感が嫌な方向には向いていないものの、ソノマ系にある豊満な明るさとは別かな。
絵画好きのインテリが作ってます、って言われた時にトンでもなく納得しちゃうんですよ。作り手の人柄が出ているともいえる・・・?
アニメにおけるジト目キャラ、の中で目にクマ出来てそうなタイプのキャラをしてます。デスノートのLとかみたいな。
クセは強いので、ハマらない人には全くウケない作風ともおもいます。日本ではマイナー気味な事が多いかな。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
磯味系ピノって案外高い事が多いんですが、その中では比較的安めかもしれませんネ。
とはいえ7000円近いのでコスパ良好とは言いがたく……ソノマコースト版とかでも同じスタイルな印象かもしれないのでこのヴィンヤード指定版の前にそっちというのもありなのかも。
ただ、この手の味わいはそれなりにマニアがいて注目されている部類であるとも思いますから、一度はお試しアレって私は思ってたりも(合う合わないはそれからナノデス!)
ラベルのポップ・アート感から、美大生とか辺りにはウケがいいかも。伝統絵画的とかじゃなく、こういうラベルもありなんだって感じで。
同時に、仏国原理主義とかでないワインマニア相手であれば味わいの考察も含めて楽しんでいただけるんじゃないかと。

というわけで、マクファイルよりフェリントンヴィンヤード版の2009でした。
スタンダードなピノのスタイルではないものの、いくつかのワイナリが共通した雰囲気で作る、私的表現では「磯ピノ」。
キーポイントはどうも樹齢と海風など冷涼で水と塩気を帯びた風が感じられる地域だと推察……あたっているといいな。
ピノのアレンジラインとして今後も当たりを探したいタイプです。

09年というちょっとピノとしては古めなのもキーポイントかな?

目の下クマ作ってたり目つき悪くて一見美意識なさそうだけど凝り性でオタク感がある味。女性ウケ割りといいんですよねこういうキャラ。


| アメリカ | 22:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ペトリュスがいらない!?ソノマ・カウンティの地味に最高なメルロ。 マタンザス・クリーク・ワイナリー・メルロ・ソノマ・カウンティ2012

うぇるかむ!
そろそろカリフォルニアでのネタも尽きそうなのですが、今日は中でもけっこー紹介したかった一本であったりします。

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マタンザス・クリーク・ワイナリー・メルロ2012
これがなかなかイイ感じのメルロでしたのよ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
ラベルの絵柄、結構好きだったりします。ちょっとアメリカかつイタリアライクなかる~い感じがいいと思うのですがいかがかしら。
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裏もまぁ普通ッスね。

作り手は00年からケンダル・ジャクソングループが買収してます。その前といいますかスタートはビル・マクルヴァーとサンドラ・マクルヴァーという夫妻によるワイナリだった模様。
1977年からというカリフォルニアとしてはそれなりに古いワイナリで、またそれなりに当時からヒットしていた模様。
ベネット・ヴァレーというAVAから大体を作っている・・・というより、ほぼここのワイナリなどで切り盛りしている地域だったりするらしい(ちょっと詳細不明)。
ラベンダーのお庭が観光地としてそこそこ人気・・・・・・というなんともアメリカンなワイナリです。
で、表題の「ペトリュスがいらない」というのはパーカーたんがそう言ったとか言わないとか。
「このワインがあるのにペトリュスを呑む必要なくね!?」
とか言いはったそうですが、実際パーカーポイントはだいたい89点ぐらいでスペクテイターも87点ぐらい。
じ、地味な・・・・・・
というかその点数ってボブ!ペトリュス呑む必要あるじゃん君的に!!そもそもペトリュスを評価したのはボブやろが!!!プンスカプンスカ!!!!

というような、大手でありますしそこそこ地味な印象を持つ雰囲気でありますが、グレートヴィンテージですしソノマでメルロ主体ってそんなにはピンとこなかったので逆に呑んでみました。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
え、これ89点ってレベルじゃなくない?
この日、思わずニッコニコな赤だったのがリヴァース・マリーのナパカベとこのソノマメルロでした。
グレートヴィンテージかつ呑み頃だったのかもしれませんが、少なくとも私が呑んだ分は超美味しかった。

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色は綺麗にクリムゾンレッド。エッジも統一で若い印象です。
香りにバニラ感がとても強めに存在してて、チャイティーっぽい感じ。
そう、結構スパイスが効いているのです。
それもカルダモンなどの伝統的インディさがあって、それから果実感がやってくるというモノ。
時間がたつとそうしたミルクティーっぽさは抜けてきますが、逆に若さの中でもちょっとおもしろいこの雰囲気を味わうのがいいかと私は思います。
味わいもかなりこってりとナパ気味なミルキーさをやり、暖かでナイスバディな感じ。
ぽったりしてます。
まろやかでエスプレッソコンパーナ感のあるアタックからそのままにハケていきド直球にアメリカな味わい。
明るさ全快!だけどコッテリではない、適度なムチムチお姉さんって感じです。
しかしながら、アフター辺りで少しだけミネラリーさもあってそこは地域の特徴なのかな?とも。
基本的には濃いめのチャイティーでのどごしまろやかなメルロ、なのにアフターにすこーし影がさしてて色っぽさが見えます。
複雑というには少し違いますし、ペトリュスのまるでワインの博覧会みたいな味わいとは別です。
しかしながら、いい感じにキャラ立ちしてるんじゃないでしょうか?
ほどよくおっとりした印象とちょっとしたギャップ感のアフターがイイんですよ、コレ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
5000円程度のメルロとしては、見応えあると思います
そんなに安い訳でもないのですが、同時に高くはなく。
ソノマワインも値上がりしてきている以上、ある程度地域が限られててこれならばという感じではあります。
正直、せめて4880円とかだとなんか見栄えがいいのになぁとか思うのですが、まぁそれは仕方なし?
価格および見た目や歴史の派手さがあんまりないのでプレゼント向けではないかもしれません。
結構典型的なソノマ・カベルネなようにも思いますから、ワイン会とかでも目立つ存在にはならないかも。
ということでおウチのご褒美ワインであります。
たっぷりとしたメルロを呑みたい状況下で真価を発揮してくれるでしょう。是非、ミルキーさの感じられやすい牛や豚の料理で。

という訳で、マタンザス・クリークよりメルロ2012でした。
おおむね地味であるものの、良いワインというのはこの間も書いた気がしますが、これもカリフォルニア全体としては同様かそれ以上に平均的といえるのかもしれません。
ただ、この日で呑んだ範囲であれば、とても好ましい雰囲気をもったキャラだったと私は思うのです。
大手生産になっている割に、なんとなーく牧歌的なのが微笑ましいぐらいです。

ネットではまだ2011年ぐらい?11年と12年では大きくヴィンテージ評価が違うのでコレが美味いかは微妙かな

かな子とお茶会開きたい

| アメリカ | 22:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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中途半端に熟成感のあるピノ?意外な程変わり種で独特なモントレースタイル。 パライソ・ウェストテラス・ピノノワール2009

うぇるかむ!
例大祭お疲れ様でした!という感じでして、昨日のイベント→今日仕事→グランブルーファンタジーで正直更新する気力がありませ~ん・・・
ということで、今日は割りとデータが揃ってる品で。

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パライソ・ピノノワール・ウェストテラス2009
またパライソですよっていうかこのインポーター、パライソぐらいしか呑むものもねーのです(超大胆なぶっちゃけ

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
先日シャルドネを紹介したばかりですね。なお、今回はシャルドネとは一緒に呑んだわけでなく、例大祭帰りにぼっちになり打ち上げムードを妬ましく思いながら「あぁ、なんかカリピノが呑みたい」と思ってたらコレがやってたので呑んだというだけの話だったりします。
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従って、ワインの内容に関してはこっちでご確認を。
で、一個だけよくよく気をつけてほしいといいますか私もちゃんと確認しきってなかったんですが
ピゾーニの隣畑というにはあまりに離れた位置にあります
ギリギリで近い。けれども、隣畑というと「道一個分ぐらい?」って普通思うんハズですけど、これおそらく山一個分は、ある。
とはいえ、このワイナリとしてはベストブロックチョイスではあります。
っていうか、このワインに関しての情報は公式インポーターのヴィノスやまざきよりも遥かに私が良く使ってるこちらの方が詳しいし正しいです。

こっちの詳細説明のがずっと詳細ですし無駄がありそうでありません。公式インポーター恥ずかしいゾ。

と、相変わらずやまざきディス気味な私ですが、実際このワインの事を見るべきですねさてさて・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
呑み頃じゃないっぽいけどなんか面白くはあるゾ!?
熟成してるのかしてないのか良くわからないような味がします。
なんじゃそりゃ?
もうちょっと詳しく書くと「果実感などがハッキリと残っているしそれらがチャーミングなタッチ」なのに「熟成による梅感が激しい」んです。
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色は中心地こそ赤みがあるが、朱色がエッジには入っています。
香りにまずはチェリーの印象が強く目立ちますが、よくよく香ってみるとキノコや紅茶の印象がほんのりと浮かんできます。
時間がたつほど、キノコ要素が強まる辺りは熟成めいた感覚でしょうか。
酸味は香りの段階からそれなりに感じられ、典型的甘味カリピノでないことはわかります。
味わいはそうした少し熟成した赤果実の感覚とダシ感が早めに感じられ、じんわりとした梅干し感があります。
柑橘系を伴う梅干し要素。それらにチェリーの要素が絡まるという、文章化すると美味しくなさそうな感じなのですが少し熟成感が入ったピノノワールの印象ままとも言えるでしょう。
アフターも梅やちょっとしたカツオダシ感があります。しかし、アタックはフレッシュなちょっと重た目のチェリー感なのです。
ただ、バランス感覚で言えば悪い部類。
果実自体はフレッシュ系なのに、キノコ感や梅の味わいがキッチリ見られるのですから。つまり融合感といいますか、こなれた感じが全然しません。
全然しないものの、それはそれで独特で味がある。
こうしたダシっぽさなどを上手くひっかければ料理にも使えるのではないか?と思わせてくれる程度に良い方向でバランスの悪さが転換しています。
アキバ系アニメジャンルにはロリ巨乳というのがありますが、その中でもバランスが悪い体のデッサンバランスしちゃってるような部類。
で、それはそれで好きな人いるでしょう?
書いててむしろピノ・ネロなんじゃないかとか思わせるような部類かもしれませんネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
4000円ぐらいならまぁまぁの部類、ないし独自の個性を活かした使い方や好きな人にとってはバッチリ楽しめるワインとなっているのではないでしょうか。
モントレーでも単純にもっといいのはある気がするんですけれども、これ結構独特なスタイルに(偶然かもしれませんが・・・)仕上がっており、オンリーワンな魅力があります。
これをもっと洗練とさせると以前書いたフェイトなどのようによりらしく高級感が出てくれるのでしょうけれども、案外とこっちの方がおもしろみもあるかもしれませんネ。
プレゼントにするにはあまり向かず、かといってワイン会に持っていくにはちょっとダサい印象ではあります。ブラインドとかなら結構楽しい結果が出せそうです。
この意外な面白さを経験するには、インポーターのショップの有料試飲で呑むのが最も早いかもしれません。結構な頻度で開けてるワインでもありますからネ。
その上で購入判断を。

という事でパライソ・ウェストテラスでした。
何気に紹介する事が3回目になっちゃったパライソ・ヴィンヤードですが、理由は単純に「偶然たまたまネタがあったから」という事と、もう少し複雑な理由に「ここのインポーターで呑んだ時に割りといい評価を出せるワイナリだと思うから注文しがち」というのがあります。
ずば抜けて素晴らしい訳でもないんですけれども、比較的ハズレを引かない気がする。
それはSLHという地区そのものの実力だと私は思ってたりします。だからセントラルコーストはスゴいんですって。
パライソのブルゴーニュ品種は、このインポーターの信頼の基板といえるでしょうネ。
(ただ、シラーとかのローヌ品種はあんまりかな・・・)

ネットショップで買うよりはセール狙いがオススメ

ロリ巨乳代表としてとりあえず貼っておく潮氏

| アメリカ | 23:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ウォーターストーン・スタディ・イン・ブルーを改めて呑んでみた 

うぇるかむ!
以前の日記で書きました通り、今日はこれから同人イベント!
なので、ちょっろっとした更新になりますが

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ウォーターストーン・スタディ・イン・ブルー 2009
割りと因縁のワインを久々に。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
当ブログで最初期に更新したワインですネ
超カンタンにしか解説してかなったけど・・・・・・
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もうこれでいいよね?

エルミタぜスタイルの、ナパのオークションワインとのことで、ジャンシスも評価しているとのことなんですが・・・・・・
どーにもナパ広域らしいし値段の付け方がなぁ・・・・・・みたいな感じで。ラベル自体はそこそこ可愛いのだけれど。

で、これに対して私が深く覚えているのが、このインポーターがこのワインの格下版とオーパス・ワンで比較試飲してそれをナパ審判(有名なティスティング事件)と称して実施し
「ね~、値段は全然違うしウチのワインのが安いのにほぼ味は同じでしょ^~」
などと消費者を完全に舐めプした試飲会をやってた事で、今でも私は良く覚えています(あきらかにオーパスのが美味かったしオーパスの最新ヴィンテージなのだろうと私は気づけた)
ああいう事やっちゃアカンって記事も書いたような気が。
そんな因縁めいたワイナリのボトル、果たして?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥(苦手)
やっぱりイマイチだよなぁ・・・・・・
2年前の私が、改めて記事を見たら「シラーが苦手」だった事にびっくりしましたが、このワインのタイプに苦手なのは今も同じです。
なんか、犬臭いんですよね。

色は透けないクリムゾンレッド。
香りは赤果実紫果実のミックスで、あんまりプルーンなどの印象も明確でもありません。
複雑、というよりはぼんやりとした印象といえるでしょう。
そこにミルキーなバニラ感が出てくる・・・と思いきや、なんだか獣っぽさが同時にやってきてバタ感というよりはチーズっぽい感じ。
味わいにはそうした要素がどれもやってくるのですが、甘味と苦味と獣感が同時に到達してきて、特に獣っぽさの濃度が強い点が特徴。
この感じが私はとかく苦手。
ナパ系のカシス要素とバニラ感をケモノが阻害する感じ。犬洗ってる最中のメイドさん?
いやいや、犬洗うより私のお世話をして!紅茶をいれるのよ!!というのが正直なところ。
重すぎず軽すぎない感覚の中で、妙に獣っぽさが残る感じで、これはエルミタゼとして私は失敗なような気がしちゃうのですが・・・・・・以前のモノよりも果実の明確さなくなってる気もして更にどっちつかず感。
多少シロップ的な甘味でもあります。総合的にまとまってはあり、それなりの舌触りはあるしアフターも短めですが獣っぽさを除けば雑ではありません。
ただ、しかしながら、個人的にはやはりイメージが良くありません。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥(セール価格なら)
なんと1万円が6200円です!・・・ってホントかそれ!?
2年前は確かに1万円だったと思いますし、定価1万円って店舗では書いてあったのですが、なんとそれが6200円ぐらいわー安いって商法になってます。
ちなみにネットでは始めから定価6200円です。どっちだ。
実はわたしは初期の方が評価が厳しいのでこのワインに以前は♥つけてたんですけれども、このセールの価格ならあまくつけてこれぐらい。1万円だったら♥もいかない(!?)
ラベル自体は可愛いし、私は苦手とはいえ特徴づけはなされているワインではあるので好きな方もいる気がするんですけれども・・・・・・うん、私はこれなら別のナパワインをオススメいたします。

というわけで、ウォーター・ストーン・スタディ・イン・ブルーでした。
さかのぼってみたら、我ながらシラーが苦手だったの本当びっくりですよ!!!!!!
その大体がここのインポーターの為な気もしますが・・・・・・2年前とあまり変わらずって感じはひしひし。
多分、エレガントなシラーを知らなかったんですね当時の私・・・・・
案外過去の自分は役にたったなぁなんて思いつつ、イベントの準備していってきまーす。

この価格ならナパの選択肢は他にもたくさんあるのす

「メイド 犬」で探したらオーダーメイドがひっかかるという事態に

| アメリカ | 06:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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鳥さん印の凄腕カベルネ!ナパカベのトップクラスの飛翔感!! リヴァース・マリー・ナパヴァレー・カベルネ2012

うぇるかむ!
カリフォルニアワイン界隈で注目を集める方法、それは一番は醸造家だろうと思います。
「あの~~が作った!」
というフレーズのルーツ的な部分は、カリフォルニアブーム及びそれを牽引したパーカーたんに寄るところ・・・・・・これが嫌で余計にフランスはテロワール主義的になった節もある気がしますネ・・・・・・であり、今回はそうした意味ではカリフォルニアワイン界隈らしいワインかもしれません。

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リヴァース・マリー・ナパ・カベルネ2012
良年のリヴァマリ、それもカベルネ!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ソノマピノ専門だったハズのリヴァマリがカベルネを始めたぞ、と話題になったワインです。
何時もの鳥さん柄も独特に仕上げて・・・・・・え、鶏に見えない?
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こう映せばいいかしら?
正直ネットショップ貼った方がどういう事かわかりやすそうなので貼りますと

この鶏を線で描いたデザインになっているんですネこれ。
超カッキェー!!自社ブランドがあった上で、アレンジかけたデザイン素敵すぎでしょう。

作り手はトーマス・リヴァース・ブラウン。
経歴とか本元といえるピノに関しては以前やったことがあります
ついでに江川卓が好きなワイナリです(やきう民アッピル
その時はこの項目を♥♥♥♥にしておりひとつ+してるんですけれども、理由は2つ。
「ラベルのリファインがカッコイイから」
「そもそもトーマスはパーカーやスペクテイターからカベルネ・ソーヴィニヨン種主体のワインで100点をもらっている、パーフェクターだから」
です。なので、もともとピノが好きとはいえピノの専科でもない人がプライベートに楽しんで作ってたのがこのリヴァーズ・マリーブランドだったんですヨ。
それが、ついにカベルネも自社で始めたゾ!という事であります。
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裏も、とりさん!

今回のモノは、その自社カベルネの中ではセカンド格になっています。
シングルヴィンヤードでいくつか作っており、その中の「パネク・ヴィンヤード」産の下級ロットにパレット・ヴィンヤードという別畑がちょっぴり入ってバランスをとっているという・・・・・・ほぼほぼ、ボルドーのセカンドワインと同じ状態です。
また、上述した内容でいえば、実は2003年からこのカベルネは始まっているらしく正確には「日本への正規輸入としては初」ではあるんです。
とはいえ300ケースぐらいしかこれでも作られていないらしく、おそらく2012年がブドウの出来と同様に収穫量も豊富だった事で割り当てが日本にやってきたのかな?とも。
名高いトーマス・リヴァー・ブラウンのカベルネ作品、その片鱗は果たしてココにあるのかしら?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
超クールビューティーなカベルネのエントリーだ!
実にエレガントなスタイルのナパカベであります。
ナパカベメイド説、なる謎のイメージを持っている私でありますが、これはまさにクールキャラなメイド属性。
風を感じさせる、ぶっ飛びなワインです。
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色は透けない赤紫。
香りにかなりクリアにカシスとハーブの印象があります。
クリーン。
カベルネのこれを青臭い、と索敵する人もいるそうなのですが、サンジョベーゼにも似た爽やかなハーブ感と言えると思いますヨこれは。
自分で書いてて改めて、どちらかというとスーパータスカンに近い印象の香りかな。
果実も果実でジャミーでもなく、紫果実のソース感があるといいますか・・・・・・
味わいもとてもしなやか、サラッとした口当たりからスタートします。
率直にカシスの酸味と甘味があり、それからバニラクリームの印象を漂わせつつ、アフターがハーブ感で綺麗に抜けていきます。
14%を超えるアルコール度数ですが、重たさよりも飛んでく感じ。翔べッ!
意外な程サラッとしていますから逆に重厚さをナパに求める人向けではないかもしれませんネ。
凝縮、とまでいかない引き締まったツリ目キャラ。
筋書きの綺麗さはナパ的なインテリジェンスを感じちゃうんだけれど、それを押し付けない謙虚さがとてもイイ。
黒髪ボブショートツリ目のクール美少女そのものですネ。
綾波系ともいえるのかな?あそこまで暗みと重たいストーリーではないのだけれど。
驚きといえば、改めてコレを作っているのが評論家100点ワイン醸造家であろう事。評論家受けしないタイプだけどポテンシャルを魅せつけています。

コストパフォーマンス(最大10PT)
♥♥♥♥♥(高額ワインとしては)
このクオリティのナパであるなら妥当な値段なのでは!?
いや、むしろ安いのではないかと感じてしまいます。
冒頭に書いたとおり、カリフォルニアの特色は「重視は醸造家やグロワー」である点。
で、あるならばこのワインの作り手の最も有名なアイテムが同じ年にどれぐらいの値をつけているのか。

6倍です。
もちろん畑やコストのかかりかたも重要な要素ですし、それらが違うので単純に6分の1だとか言うのも不自然ですが・・・・・・しかしこのプロデュース力は是非味わってみてほしいかな。
私は今回のラベル、超カッキェーので高く評価しているのですが、全く知らない人には安く見られちゃうかもしれないのでプレゼントにするならワインマニアに。
出来れば体感してほしい部類の、実に今風なナパだと思うのですが値段とロットが少ないので、購入はお早めに。
ホントはもっと、飛ぶ勢いで市場からなくなってるべきワインじゃないの?と思います。

というわけで、リヴァース・マリーよりナパ版カベルネ2012でした。
パワー=グレートヴィンテージ×名醸造家×いい畑
という部分をセカンド格とはいえやってはいるこのワイン。その方程式がゆでたまご理論なのか、正当なモノであるのかは是非お確かめアレ。

正直、ピノよりこっちのが私は好印象だなぁ

最近やってるアニメで例えるなら、ヤモト=サンは実際近い。ただし、リヴァマリは平坦ではない(重点

| アメリカ | 21:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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宮殿?ジャクソングループの妻が見守るグレートなシャルドネ。 カンブリア・キャサリンズヴィンヤード・シャルドネ2013

うぇるかむ!
連日続けて朝気味更新でカリフォルニア・シャルドネを。

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カンブリア・エステート・ワイナリー・キャサリンズヴィンヤード・シャルドネ・サンタマリアヴァレー2013
略してカンブリア・シャルドネです(短!)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体は大したことない感じですネ。畑までばっちり区切ってますが、ともかく最低限の情報とオシャレ文字という作りです。
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裏もべたーな感じね。

実はこの有料試飲会、ケンダル・ジャクソン・グループのワインが多めに出されていたんですけれども、このカンブリア・エステート・ワイナリもそのひとつです。
古くからブドウ農家があった場所の中でも最良の地をカンブリアと名づけて、ジャクソンファミリーが購入した・・・・・・程度にしかあんまり情報がないワイナリだったりします。
確かに1987年頃というとセントラルコーストって大して良く見られていない地域でしたから彼らの先見の目はあったことは事実です。
スゴイ巨大なグループであるケンダル・ジャクソンファミリーであるものの、ここは創始者の奥さんとその娘が切り盛りしておりちゃんとファミリー経営で2009年からは有機になっているんだとか。


日本においては、「カンブリア」という文字を見ると即コレが思い浮かび、実際これが興ぜられてた時も「カンブリア宮殿に出演した友人に」とこのワインを買って行かれる実業家の方とかがいらっしゃり。
うん、グレートセレクトセンス。
では実際にこのワインはカンブリアで紹介されるような素晴らしさがあるのか・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
濃厚リッチの極み!
パワフルさと同時にちゃんと細やかに繊細さがある、非常に優れたシャルドネでした。
やはりサンタ・バーバラは神の土地であります!

色は黄緑系でそこそこの強さのカラーリング。
香りにおしろいやクリーンなソープの印象があるのが特徴で、色と香りのイメージはむしろ仏国寄りと感じるかもしれませんネ。
味わいはそうした見た目の印象に比べてダイナマイツ!
ぽったりとした口当たり、バッチリと甘やかなパインやマンゴーなどの南のフルーツ感。
まさにあったか地域特有のあったかシャルドネになっています。
そうした南国フルーツ感と同時にココナツ&ソルトのミネラリーさや香りから来るクリーンな印象も同時に存在するので、アフターがとても綺麗なんですね。
パワーのある黄色果実要素の中でも、最後はシトラスなどの香味が強いキャラで終わっていく感じ。
筋書きの綺麗な、リゾート地で呑みたいシャルドネです。
グッと強い割に、どこか海を感じさせる。名所でいえばシンガポールな感じ?
アニメで言えば、いわゆる水着回。それもただ馬鹿騒ぎするだけじゃなく、ちゃんと展開も用意された秀逸な脚本です(決して艦これアニメのような残念さではない(ここ重要

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
高額シャルドネのスタートはコレでいいのでは!?
素晴らしい事に、これで市場価格4000円前後ぐらいっぽいのですヨ。
たまげますね、ケンダルグループって当のケンダル・ジャクソンの安めのヤツは甘いばっかりで大したことないのに、値段があがる方が逆にお買い得なんですから・・・・・・
という訳で、ギリギリ高額ラインに突入しちゃってるものの、そうした高めのシャルドネの印象はバッチリ持っているので、むしろシャルドネはこれ以上の価格買わなくていいんじゃないの?とも。
パワフルなシャルドネがダメな人にもギリギリ許容出来る気がするのですけれども・・・うーん、どうだろう。
プレゼントには上述したような、楽しい使い方が出来れば最適ですが、そうそうカンブリア宮殿に出た人が友達って人もいないでしょうから、基本的には家呑みかな。
出来れば休日の朝から。グダグダしながらとか呑むとセレブレティな気分になれる、かも?

という訳で、カンブリアよりキャサリンズヴィンヤード版シャルドネでした。
名前のカンブリアだったりキャサリンズというキスラーと被った畑の名前だったりで、正直飲む前はあんまり期待してなかったんですが、その反動が如くいい感じのシャルドネでした。
ほんと、侮れないグループです。

ネットでは2012年がまだまだあるっぽい?

「カンブリア ワイン」で調べるとコレとか出てきますが・・・・・・あえて言おう、高い!

更に「アニメ 水着回」でムフフな女の子を貼り付けようぬるっふっふーとか思って調べたらトップがコレでした畜生

| アメリカ | 09:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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一部ではおなじみ?なSLHシャルドネを改めて呑んでみる。 パライソ・シャルドネ・サンタルシアハイランズ2010

うぇるかむ!
小休止はさみましたが、ノートはたまりにたまってましてネ・・・という訳で、今日はシャルドネでございます。

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パライソ・サンタルシアハイランズ・シャルドネ2010
前にも紹介したことがあるワイナリーなのでササーッといきますよ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
以前、フェイトシリーズで紹介しましたが、今回は同パライソ・ヴィンヤードの最下層です
なので、詳細な説明は省きます・・・・・・っていうか、インポーター紹介サイト見ててめちゃくちゃぶりにお腹痛くなってきました。

とはいえ、サンタルシアハイランズの中でもかなり海よりな位置にあったりするワイナリの、広域とはいえシャルドネ。
作りとしてはどうなのか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
パワフルシャルドネだなぁ~
こう、カリフォルニアシャルドネ、と聞いた時の「あ、なんか超濃いのネ」というイメージそのままの感じです。
おつまみの一杯。チーズと合いそうなワインになっています。
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割りとインポーター解説に正しさがある気がする稀な例。

色はかなり黄色みが強く出ています。ガッツリ黄色って感じ。
香りにバニラ要素とナッツ感、それとコーンフレーク感がたっぷりとしてて・・・むしろ、コーンポタージュ風味とでも言うべきでしょうか。
味わいもそうしたまろやかな感覚。舌触りも重た目なのですが、途中から何故か急に水っぽく感じるのはちょっとマイナスかな。
ナッツ要素、塩っぽさもあるにはあり、これ一本でスナック感覚。
テレビ見てお酒開けてナッツとかポテチ食べて・・・・・・っていうのをこれ一本でやってる訳です。
アフターもそれなりの長さ。
迫力があるタイプで、〆向けのワインになっています。筋書きがちょい雑だけど、笑って見れるお笑い番組的とも。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
3000円ちょいという価格は、それなりに普通な気もします。若干高め?とも思いますが、そこはセールとかでフォローしてくださいまし。
あくまでも、デイリーなおつまみワインであり、休日のラストにあけてガバガバとTVショーややきうを楽しむような代物です。
プレゼントには同社でも高額バージョンにしないと泊が足りないかな。
SLHというよりはソノマライクな気もしますが、それなりのどたっぷり感がらしいっちゃーらしく。

という訳で、パライソよりシャルドネでした。
たまーに呑むにはいい感じでもありますね。パワフルシャルドネのらしさ全快で、どこか懐かしさすらあります。
エレガンスだけがワインでは、ない。


それにしても公式インポーターの解説文ひどいな・・・・・・買収されて良くなってくれればいいのだけれど

あからさまなのだ

| アメリカ | 09:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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博麗神社例大祭(同人イベント)で新刊を出すよという話~いかにもな日記~

うぇるかむ!
深夜にこんにちこんばんは。
妙に眠れないのでササッと日記を。

・FC2ランキング飲料部門6位入りました。

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やったぜ。
いつの間にかそういえばとっくに当ブログ2周年もしてますし、ここまでこぎつけたか~感はあります。
それでも日のアクセスは100~180ぐらいですから、日本におけるワインブログの少なさといいますかワイン情報をゲットしようという向きの少なさを感じさせますネ・・・・・・
ワインのポータルサイトって海外では当たり前のようにいくつもあるし、それこそ当ブログみたくなティスティングガイドで有名になってお金稼いでる人が少ない量には存在しているのに日本にはまだほぼいないように思います。
まぁ、スタンスとしては当ブログ、あくまでも「世界で唯一のアキバ系×ワインのティスティングブログ(サイト)」として続けてまいります~

・生姜とか食べてる。
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何故か最近、外食で生姜ののった何かを食べている事が多い・・・・・・
という訳で、後述しますイベントに向けて風邪ひかないようにしてます。ええ。ワインも飲むし(結局ソコ)
ただ、割りと失敗例と成功例がありまして、この池袋に新しく出来たばかりの肉肉うどん、福岡の方のチェーン店が東京初出店!らしいんですけど、正直なところもう行かないと思う・・・・・・
肉の少なくてガッカリ加減、しょっぱいばっかりの味などなど、う~むという他なかったりしました。
シャブリとかである、しょっぱいだけで味に深みがないっていうのに似てる感じ。
なぜ、「肉そば!」「肉うどん!」のような「肉をウリにした麺屋」って肉がしょぼくてガッカリする率が高いのだろう・・・・・看板効果かしら?

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生姜はシンプルにこういう生姜焼きのがいい気がしますネ。
こちらは江古田の生姜屋?でしたっけ。駅に割りと近くにある生姜焼き定食専門店(!?)の普通盛り。
こっちのがずっと満足いく内容なのでオススメです。
すごくオーソドックスに学生になった気分になれます。
こういうお店でワイン飲めるといいんですけどね。チリのカベルネとか、それこそイタリアの地ブドウ系とか良さそうじゃない?

・例大祭2015に出ます
本題で~す。
知ってる人は知っている、東方Projectのほぼ公式なオンリーイベント「博麗神社例大祭」が今年もあります。
知らない人には「怪しい宗教的なアレか!?オオコワ!」ってなるかもですが、そうでもな・・・・・いや、あるか?ゲームの同人誌イベントってアニメゲーム知ってる人ですら宗教的に見えるかもしれないもんネ・・・・・・

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こんな本を出したりするイベントですよ
5月10日、東京ビックサイトの博麗神社例大祭にて。つ39A、サークルひみつぽりす。神霊廟島にて150部ぐらい売ります。
あくまでも「中の人」名義なんですが、ワインネタなので当ブログでも宣伝しておこうかと。
以前出した時、当ブログ見て来た人が実はいたりもしましたし(すっごくビックリした)
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こういうゆるい絵でゆるく、言い値で売ってます。
あと、思いっきりパロディというか、かのボブ3世ばりに非公式ですが
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ボブが出る。
乞うご期待?

生姜で調べると怪しいモンたくさん出てくるんですネ・・・

今からネットで買っては間に合わないのではカタログ・・・・・・

ボブの本

| アキバ系記事 | 03:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ボルドーみたいな立て直し系?リースリングの魔術師がファルツで作る買い付け低価格ワイン。 ヴィラ・ヴォルフ・シュペートブルグンダー2012

うぇるかむ!
一昨日「オーガスト・ウェストはシュペートブルにちょっとだけ似た・・・・・・」とか書いてたら自分でシュペートブルグンダー飲みたくなってしまいまして、昨日はこれで酔いつぶれてました!

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ヴィラ・ヴォルフ・シュペートブルグンダー2012
アメリカをちょっと一休みしつつ、こんなのどうでしょ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体はどっちかというとフランステーブルクラスな、それこそボルドーワインっぽい気もしますネ。
そりゃワイン知ってる人ならパッとドイツとわかるんですが、まるで知らない人にフランスだといえばバレない気がします。
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裏の原産国でわかりますけどネ。さすがのエレガンス。

今回のヴィラ・ヴォルフはJ.L.ヴォルフ醸造所というファルツはヴァッヘンハイム村の醸造所・・・・・・の、地域買い付け版です。
詳しい制度まではちょっとわからないんですけれども、農協的なのか指定買い付けなのか・・・・・・まぁ割りと雑多な感じなのでしょう。
ヴォルフ醸造所は1850年と古くからあるワイナリであるものの、割りと廃れており、そこに「リースリングの魔術師」の異名を持つエルンスト・ローゼン氏が買い取って立て直しをします。
そう、フランスボルドーの格付けワイナリ恒例の
「なんかスゴイ人が買ってから品質が飛躍的に向上した」
という謳い文句であります!

本家もわりとリーズナブルワイン作ってたりネ。
そんな訳で、何かとローゼンの功績と共に語られがちですが、その恩恵の一番端っこに位置するのが今回のワイン。
とはいえ、ブリテンのデカンター誌ではこのヴィンテージでそれなりのコスパワインとして評価されていたり、神の雫でも一回出たことがあるっぽい?などなどテーブルとしては多少色がついています。

私としては、割りとここまでのプロフィールどーでも良くて「ファルツ産のシュペブルだ~」だけで買っちゃった訳でして・・・・・・で、実際どうなのか。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
平均的なシュペートブルグンダー!
良くも悪くもありがちシュペートブルグンダー感。ということでシュペートブルグンダー好きならばご納得だし呑んだことが無い人にもオススメが出来るスタイルにはなっています。
飛び抜けた何か、はないのが残念ですがかなり初心者向けアイテムなのではないでしょうか?

色は割りとしっかりとした赤みがついているルビーカラー。
香りに赤系果実が満載で、チェリッシュなキュートな感じ。イチゴっぽさも多少あるかな。割りと赤果実のフルーツパンチって感じ。
そこに紅茶感がうっすりと入ることでとてもシュペブルしてます。
味わいも同様の印象で大体出来ていて、ピノらしい重たくない口当たりでありつつ、果実は新鮮味がありつつどっさりと盛られている感じ。
そこに紅茶が出てきて、ロシアンティー的な雰囲気が漂います。
多少ミネラリーなのも好印象で、ちゃんとチープになってないのです。
そのわりに苦味や酸味が激しくないのが逆に特徴的。そういう訳で平均的って思っちゃうかな。
あくまでもスィーッとしたスタイルになっています。強すぎず弱すぎない程度の味わいの濃度で。
アルコール度数12.5%にしてはコクを感じるハズです。よってドリンカピリティがある。
あんまり複雑な要因などは持ちあわていないのですが、ストレートにかつわかりやすくシュペートブルグンダーの魅力を保った味わいになってて、丁度そういうのが呑みたかった私には最適な一本でしたとさ。
どちらかというと、果実強度が男性的。紳士キャラのティータイム的なムードです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(シュペブルというジャンルを取っ払えば+♥)
という訳で、ワイン初心者からデイリーワインユーザーまで幅広く使えるのです
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スクリューキャップ最高!

あくまでもテーブルの範囲であり、シュペブルというジャンルだけで見れば平均的で売ってたらまぁ買ってもいっかなーなワイン。
しかしながら、ピノ・ノワール全体でみればこれで2500円いかないぐらいの価格なのは破格域。
是非シュペブル経験の無い方は試してみてネ。
スクリューのドイツとしては一応ローゼンの恩恵があったりでギリギリパーティーにも出せそうな気がしますが、あくまでもラフな日常用ワインでしょう。
こういうタイプのシュペブルの良いところは、何気に果実感が脆弱でないのでお肉もお魚も対応可能なところもね。

という訳で、ヴィラヴォルフよりシュペートブルグンダー2012でした。
低価格の手前味噌的広域でもこの程度の火力と機動力を出してくるから、シュペートブルグンダー最高なんですヨ。
冷涼産地特有の果実の詰り方と濃度、広い範囲で本当の意味でいいテロワールしちゃってるんじゃないでしょうかファルツ辺り。
逆にいうと、このタイプのピノが嫌いな人にはサッパリ向かないのだろうなぁとも思います。
なので、シュペブルはシュペブルなんですよね(NZピノも近いけど)。久々のシュペブルでの更新でしたが、毎回言いたいことは同じです。
ピノよりシュペブルや!

実はここで試飲して購入したんですが、その時隣で呑んでいた70ぐらいっぽいご婦人が
「ドイツのピノなんて酸っぱいだけのイメージだったけどコレ美味しいわね」
と3本ぐらい買って配送注文してました。そうなのだご婦人、今のシュペブルは名産地なのだ・・・

超絶イケメンというよりは、神戸くんいた頃の右京さんっぽい

| ドイツ | 13:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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SLHの偉大なる醸造家と畑の最強タッグ!いわば世界最高峰のピノメイキングとは? オーガスト・ウェスト・ロゼラズヴィンヤード・サンタルシアハイランズ2012

うぇるかむ!
私がセントラルコースト好きなのは何度か書きましたが、その中で「トップに最も近い存在」というと、色々あがります。
知名度でいえば、ジョシュ・ジェンセン翁やジム・クレネデンのおっちゃん。畑の凄さならばビエンナシッド、ピゾーニ。カルトどころでもマット・クレイマーニキやクランクル夫妻やマーク・オーベール・・・・・・名前だけですごいですな。
で、今日はそんな人らを差し置いて現地ではトップ人気の人が最上の畑のひとつ(それはブルゴーニュ・グランクリュの8割をぶっ飛ばすピゾーニレベルという意味で)でやってるプロジェクト。

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オーガスト・ウェスト・ロゼラズヴィンヤード・サンタ・ルシア・ハイランズ2012
サンタルシアの至宝です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベル自体はちょっと機械的でありつつなーんかエジプトとかっぽいようなちょっと不思議なデザインセンスです。
なんかこう・・・・・・テトリスのピラミッドステージ思い出すんですよねコレ。え、私だけ?
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裏はごくごく普通な訳ですが、書いてあることはシンプルに「2002年出来たウチは、超すごいゼ?」みたいなノリ。

実際スゴイ。
まず出資および畑の担当はゲイリーズ・ヴィンヤードと今回のロゼラズというサンタルシア・グランクリュを所有するゲイリーズ氏。
そこにソノマ系のグラハム・ファミリーからハワード・グラハム。この段階で阿修羅みたいな葡萄供給が確実だぞガンダム!って気分なんですが、更に醸造家はエド・カーツマン氏。
俺がガンダムだ!ならぬ俺がサンタルシアピノだ!という存在がカーツマン氏で、ワイン・アドヴォケイトの掲示板で
「ピノの人気醸造家投票」
でぶっちぎり1位をとります。どれぐらいスゴイヤバイかというと、エド氏は53票。
その下にオーベールで39票・・・はい、ぶっちぎりです。ちなみにトーマスブラウンとロキオリとマーカッサンの女帝ヘレン・ターリーが32票、アダム・リーが19票、日本で知名度が高いカレラのジョシュ・ジェンセンは16票でギリギリ10位であるしスティーヴ・キスラーは9票です。
エンスージアストでも人気1位だったらしいエド・カーツマンなわけですけど、そのキャリアの中でもかなり新しい2002年から監修しているのが今回のオーガスト・ウェストな訳です。
その中でもロゼラズ単一は格別。ロゼラズとはライター葉山考太郎が超ファンで毎回「ミュジニーみたい!」とか「リシュブールみたい!」と太鼓判を押すことに命をかけてたりするグランクリュ。
概ね、ピゾーニ様が最も有名なサンタルシアですが、東の工藤西の服部その辺りをチャリで旅する金田一みたいな三大名探偵の如く扱われている・・・・・・のですがそれほど日本では知名度が高くはないのがロゼラズ。

かのバンド、Grateful Deadの曲のフレーズから名付けられたネーミングのこのワイナリ・・・・・・

本当に偉大なの?ということで飲んだのでした。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
正直、あんまり紹介したくなかったんです。
だって、美味いモン!(cv:佐倉綾音)
私がとても好む「紅茶感の強いピノ」の王道を往く本格的に素晴らしい類まれな一本でした。
これ2012ヴィンテージだからって訳だけでもなさそうなんですよ。

色は少しあせたようなレッド。香りは紅茶感がかなり多めでキャンディ紅茶っぽい。
チェリー、柑橘などもたっぷりしており嗅ぐタイミングによってだんだんと柑橘要素がましてキャンディ茶葉→アールグレイへと変化するような感覚。
全体に甘味とそうしたタニックさが両立しているのは特徴といえるでしょう。
味わいはチェリッシュさと柑橘の細かく綺麗な仕上がりで、オレンジ茶葉の感覚が強めです。
ブルゴーニュのダヴィット・デュバンの良質なヴィンヤードものを彷彿とさせるかな。
そうした自然よりのあったかピノです。
果実の印象が口当たり最初にキュートに感じられる訳ですけれども、その後にふわわーっと茶葉の印象が浮かんでくる辺りが至福!
果実と溶けこんで見事にアールグレイアフター。非常に綺麗で明るく、美麗紳士淑女のお茶会めいた優雅さをたっぷり長めに味あわせてくれます。
茶葉の感覚、と全体に言葉を散りばめていますけれども、要するに結構タニックなんですがそこを含めてエレガントなのです。
早のみで似たようなブルゴーニュをすると、果実感が伴わなくバランスが悪い事がしばしばうん万円の人気生産者でもある訳ですけれどもこれはもう完成してる気が私はしてる。
シュペートブルグンダーとかが好きな自分にとってはかなり頂点的な位置をとってる感あるピノでした。
この畑涼しくそして日当たりが激良好で自然寄りの作りしてんじゃないの?みたいな。
美少女お嬢様キャラと日差しと白いテラスでお茶会したい?じゃあこのワインを飲めば良い(ドヤ顔

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
だから書きたくないんですよ・・・・・・
ネットショップではこの2012年、8000円ぐらいです。
ワォ!世界のグランクリュの中で最も安いんじゃないの!?
なんて大げさに相変わらず言いますけれども、実際問題サンタルシアハイランズはほぼほぼ相場安すぎであり、ましてこれはその中でも人気生産者の単一畑な訳です。
この「グランクリュクラスの超良い畑」と「超人気醸造家」で「ピノ」という掛け算で7500円以下のワインってパッと想像するの難しいです。シュペブルのベルンハルト・フーバー様がギリギリ?オージーのバス・フィリップ・クラウン辺りだとセカンド格ですしね。
というわけで、お金がある人は見かけたら買うこと。見かけたら買う事が必要です。
だからこんな情報書きたくなかったんですって・・・・・・

というわけで、オーガストウエスト・ロザリアヴィンヤード2012でした。
真実はいつもひとつ。セントラルコーストは最高(断言

一般的には高級ワインの価格ですが、高級ワインとしては安すぎて血管千切れそうです。

ちょうどこういう雰囲気?

| アメリカ | 23:16 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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欲望が加速する!ジャクソンファミリー最高峰のフラン体現ぶり。 ヴェルテ・ル・デジール2010

うぇるかむ!
リクエストがありましたので、超弩級ワインのこちらをやっておこうかなーと。

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ヴェリテ・ル・デジール2010
ケンダルジャクソン帝国の頂点に位置するワインです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルそのものは割りとシンプルで、新世界よりのサラッとした印象すらありますね。
上の写真では潰れてしまってますが、ダイヤモンド柄です。
ヴェリテは「真実」、ル・デジールは英語でデザイア。つまり「真実の欲望」というタイトルがついています。こういう中二病的なの私大好き!

作り手はジャクソンファミリーのうちのひとつ、ヴェリテ・ワインズのピエール・セイヤン氏。
この人がヴェリテの基本的な部分のほとんどを担っています。
ボルドーを点々として20年ぐらい(40年説もありなんかもーわけわからんです)シャトーワインもちょこちょこ手がけたセイヤン君を巨大なアメリカのワイン群を束ねるジェス・ジャクソン氏が見定めます。
ジャクソン氏が「おい、アレクサンダーヴァレーでペトリュスっぽいの作れる?」と聞いたところ、セイヤン氏は
「は?もっとすげぇの作れっけど?いいな?」
と答えたというようなエピソードがあったり。
で、90年台半ば(どこを見ても正確な年数が不明です)にヴェリテを立ち上げ98年からリリースされます。
それがパーカーたんから賄賂でももらってるの?大ヒットします。
ヴェリテ全体でPP100店を7回。これはソノマで初めて100点を取った記録までもりこんでおり、ハーラン・エステートやシェーファより上(ヴェリテ全体より上のワインはコルギンやシュレイダーぐらい)。
パーカーたんからとにかく愛されてまして、ついたあだ名が「現代の伝説」
ホブスニキやコングスガードのおっちゃんと並んでワインパーソナリティ扱いされたりととかく評価されまくります。

作りの特徴は、ソノマに4つほど自社畑を持ちつつ、その中のミクロクリマ(細かい土壌の違い)を活かしたワインづくりをしているといういわゆる「テロワール主義」的であることが多く語られています。
フランスのシャトーないしドメーヌのテロワール主義を、ソノマでやっているという形ですね。
全部で3つのワインをそれぞれポイヤック、ポムロール、サン・テミリオン風と位置づけて今回のデジールはサン・テミリオンスタイルとしています。
要するに、シュヴァル・ブランがお手本ってやつです。
フラン50%、メルロ40%にカベルネ10%っていうなんともそれっぽい感じかな。

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裏ラベルそのものは、なんてことないんですが・・・・・・意外と重要な事があります。
このヴェリテ、輸入しているインポーターがかなり多いのです。
ジャクソンファミリーというカリフォルニアの超大手だけあって、今現在なんと4社がこのワインの輸入担当になっています。
そして、実は輸入業者がどこであるかってワインマニアにとっては国だとか作り手だとかより遥かに大事だったりします。
インポーターの仕入れ方と日本への運び方で全然違う!というのがワインの超マニアの教養となっており、お気に入りのインポーターで買うのがむしろ普通だったりします・・・・・・私はそこまでの実体験はないのですがね・・・・・・さておき今回はジャルックスさん版です。

また、2010年は全体にカリフォルニアが割りとイマイチで、パーカーたんも93点とヴェリテ全体としてはめちゃくちゃ低い点数だったりします。
さて、ソノマのレジェンドの実力や如何に?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
フランの高級品の体現者だ!
あ、フランだなーって感じのワインではあります。あくまでもカベルネ・フランの高級品って枠組。
それでいてカリフォルニア寄りのバランスになっており、フランの実力を感じさせるモノです。
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色はかなりハッキリとしたクリムゾンレッド。透け感もほぼほぼありません。
香りに草っぽさが満載で、同時にカシスもジューシーさをもって感じられます。
かなりこの段階でキレイ目な印象は受けます。
全体にミントっぽさが強く出ているのがフラン感。それでいて、あまりに草っぽすぎたりしない辺りは流石。
味わいも草原的なミンティーさ、キュウリなどの青緑の野菜果実が強くありつつ滑らかな口当たり。
青さが果実の紫要素よりも上回っていて、それでいて甘味を備えているのが特徴的かな。
明るく甘味のある爽やかなキャラクターはサンジョベーゼ主体のワインのようですらあります。
途中でチョコっぽさを感じることもありますが、アフターも大体はミント感。
こういうの、すごく苦手な人と好きでついつい飲んじゃう人がいそうな。
果実にそこまで迫力はありません。強いスタイルでもないです。
ただ、フランのワインですよという事をとにかく徹底してやりぬいているような印象すらあります。
キャラクターが浮かぶ・・・というよりは、別のワインと考察したくなるような感じでして、フラン特有の緑髪なキャラクター感が如実。で、明るいアイドルめいた雰囲気ももっていて、ソノマ頂点の風格は充分。

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで図るものではない(♥♥?)
コスパがいいかというと微妙ッス
何故って、パーカー評価が極めて低いこの2010年でも47000円な訳ですよ。
もっと別の年数になると6万ぐらいにはハネます。
そういうワインだと見ると、うーんそこまで感動しなかったっていうのが正直なところです。
出来自体は秀逸ですが高いです。
「値段の高さとアジアのアホに良く売れる」事が特徴のボルドーと近い値段しちゃってるのは、決して安いとはいえませんましてソノマですし。
ボルドーの現在の値段が適切だと決して思えない私としては、これは適切なコスパのワインではないように思います。
お金に余裕のある人ならば、購入余地はたっぷりありますし、フランワインとしての魅力は充分ですが・・・・・・そこまで欲望を加速させる?

というわけで、ヴェリテ・ル・デジール2010でした。
バッドヴィンテージなのもあったのでしょうか、確かに優れたワインではありますが個人的感覚の4倍はしちゃってる値段のワインって気分です。
フランでここまでまとめあげたのをスゴイ!と言い切るには値段が法外すぎやしないでしょうか・・・・・・それもソノマのアレキサンダーヴァレーですし・・・・・・
個人的にはそこまで感動しなかったワインなのですが、フランマニアにとっては如何に映るのか気になってます。

2010は楽天ではもう1店のみ?他のヴィンテージもほぼありません。


緑髪と言いつつフランちゃんをおいておく当ブログであった

感覚としてはこんな感じ?キラッ☆

| アメリカ | 21:25 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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西武逸品会に行ってきたよという日記~マジに日記~

うぇるかむ!
今日も今日はで酔ってまいりました~ベロベロって奴です。
ついでに時間もこんななので、ササーッと日記です。

・という訳で西武池袋の逸品会見てきたよって話

このイベント、前はワインもやってなかったっけ?と思いつつ行ったらほぼほぼやってませんでした・・・・・・Orz
ただ、ササーッと食べ歩けるアイテムだけ食べたりしてきました。

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なかなか良かったのはBAKマンというなんかどっかで聞いたことあるようなまんじゅう。
蒸籠からほっくほくなのを取り出すのが、やっぱ中華まんは最高なんですヨ!
中の餡はレギュラーを頼んだんですが、塩ティストにほんのりスパイスがのっかったタッチであつあつ蒸しパンな外枠とお気軽にホクホク楽しめます。
バクテーという料理の店の逸品だったんですけど、こういう中華まんのテイクアウトの店が全国的に流行らないかなぁとワイン呑み始めるより遥か前から思ってたりするんですけど・・・・・・未だに実現してる感なくて悲しい。
551蓬莱なんぞにならんでガッカリマンを食べるよりこっちのBAKマンがオススメであります。

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それと非健康食の極み、毒物代表のポテートを食べました。
ひっさびさにフライドポテト食べた気がする・・・・・・ヘタすると2年ぶりぐらい?
クレープみたいな中にポテトを入れる、 このオッサンが目印のお店。
ただ、正直値段が650円とその辺のファストフード店ならセットメニューのドリンクLに出来そうな値段までは価値を実感出来なかったかな。
オリジナルブレンドサラダ油、といってもまぁサラダ油ですよ。
量も別に多くはないし。ポテト超好きな人向けかな。

それと、毎回出展してるのを見ると買っておくのがコレ。けっこー前の日記でも紹介しましたっけ。
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タータン珈琲のダッチアイスコーヒー、一滴のしずく浪漫。
これがすごくクリアできれーなアイスコーヒーでしてネ。コーヒーを自分でフレンチプレスするようになった今でも買っちゃいます。これから暑いですし。

GW中開催っぽいこの催事、そんなに遠いところからの出展とかがないので食通には目新しさはないかもですが、池袋くんだりに来ることがあればぜひお立ち寄りあれ。


・更新の話。
引き続き、アメリカでノートしたのがたまっているのでやっていくつもりですが、更に今日はそれなりたっぷりと熟成ワインを呑んでおりそれのレポもやっていきます。
相変わらずノートはたまるばかりで記録の7割程度しか更新出来ていません!
あぁ、時間が欲しい・・・・・・
ついでに、初心者向けワインガイド的な企画も検討をずっとしてるんですが、昔懐かしいネットキャラ対談形式とかも考えてます。
とにかく、ワイン初心者がワイン初心者本を買わないでワインを呑み始めて私と同じ廃人を作るのが目的。
ついでにアリス・マーガトロイドのコスプレする人がワイン呑むようになれッ!なれッ!って念じてます。
スーッ・・・セイッ!


こんな感じの店の肉まんが551蓬莱よりずっと良かったという不思議な。シンガポール料理なのネ。

書くのは大分先になりそうなので先だっていうと、これとかすごくクールで良かったヨ

楽天でも豆は売ってるんですけど・・・ダッチ式で抽出するのが売りなんですよねぇこのお店・・・・・・

| 未分類 | 23:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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甦れ!アイアン・シェフ!?大手ワイナリが料理の鉄人とコラボするとどうなるか・・・・・・ エント・ワイン・メルロ2010 

うぇるかむ!
昨日は更新を逃してしまいましたごめんなさい!まーた酔ってました!!
今日は引き続きオバマ大統領の晩餐会に関連した何かをやろうかと(またしてもワインレポートさんをリンクに)
もちろん、アキコ・フリーマンとか呑んでれば文句ないのでしょうけど・・・・・・そんな金銭的余裕はナッシング!ということで、今回は「アイアン・シェフに出ていた料理人」の方にフォーカスをあてて

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エント・ワイン・カリフォルニア・メルロ2010
サクッとしたテーブルワインです。

ラベル、ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(見方によっては+♥)
ラベル自体はそんなに変哲もない感じでカリフォルニアワインっぽいかなぁと。
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裏はダダこぼしてしまってて恥ずかしいな私・・・・・・さておき、金色のマークが何かついてますね。
これがアメリカの「メシ専門チャンネル」であるフードネットワークTVのマークなんですね。
要するにスカパーとかで見れる感じなんですが、その中に「アイアン・シェフ」こと「海外版料理の鉄人」がやっています。
今では本国だったハズの日本よりもはるかに人気のロングヒット番組となっており、その中の企画がこのワインです。
要するに、「速水もこみちのオリーヴオイル」みたいなモノでしょうか。
流石アメリカ、こういう事日本のワイナリではなかなか出来ませんモノね。
まぁそれだけでしたらド大手の仕入れですし、私も興味がわかなかったんですけれども、

・作り手が「ウェンテ」であり別ブランドとして展開してるがほぼそれ
・某ページによるとセパージュがメルロー86.9%/プティ・シラー6.5%/プティ・ヴェルド5.4%/ホワイト・リースリング1.2%と無駄にホワイトリースリング混ぜてあること
・ANAビジネスクラス程度には採用ずみ

などなど、なんか地雷感がありつつ雑多でワクワクする内容だった訳です。
え、こんなデータでワクワクしちゃダメですって?
思いの外大手の割にネットでの情報が少なかったりする(というか同じ文句しか出てこない)料理の鉄人プロデュースとは一体・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥(料理とは合わせやすそう)
うーん、可もなく不可もない。
なさすぎます。ホワイトリースリングが混ざっている事などによる、何気に飲みやすさが出ている辺りは特色・・・・・・なものの、単体のワインとしての魅力はそれほど高くありません。

色は少し暗めのクリムゾンレッド。案外と2010年っぽいカラーしてます。
香りがまずぼんやりと果実の香りが多めにあるものの、今ひとつ定まりません。
メルロっぽい紫系果実もすこーしぼんやりとしており、全体に甘めの香りではありますが、樽っぽさはそれほど強くないでしょう。
味わいも同様、メルロ主体らしさ自体は感じられるのですけれども、特段何もひっかからずにスーッと通り過ぎて行くような感じです。
メルロらしい口当たりの良さ、でそれ以降があまり見えてこないといいますか・・・・・料理と合わせやすさを目指したワイン、というだけあって確かにこれならばどんな料理にも対応してくれそうです。
ただ、平均点以上になることはないんじゃないかナ?っていう気がしちゃいます。
あくまでもスムーズでアメリカンな甘味が多めのメルロ、という良くも悪くもテーブルワインな仕上がりです。
あんまり印象に残らないキャラクターってピクシブとか見てくとオリジナルでたくさん居て、その中の一つぐらいに影が薄いかも・・・?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
ただ、まぁ1500円前後でこれだけ飲みやすい仕上がりというのはまぁまぁではあります。
ハズさない感じ。そういう絶対にしくじりたくないタイミングで急場で料理に合わせるならばイけてる気がします。
例えば、夜遅くまでやっているスーパーとかにこのワインがあったら、なんとなく買ってもいいかなって。
そのまま持って帰ってナポリタンでも作って合わせてガブガブ呑み食べる。そういうワインです。

というわけで、エント・ワインメルロ2010でした。
痒いところに手が届かないというよりは、痒いところとか特にない感じのアメリカンなテーブルワインでした。
カリフォルニア・レッドの低価格は個人的には甘いバッカリの地雷率が高いとカリフォルニア好きの癖に思ってたりするんですが、その例に片足入れつつも少し大人びたポイントがあるのはいいかも。
セパージュのめちゃくちゃさも含めて、一度ぐらいは気楽に呑んでみるとイイ気がしますヨ。

ネット上では2010は専売店ぐらいかも。2011年も既に出てるっぽいのですが・・・更にうすみになっているかも?

因みにオバマ晩餐会のシェフはこの方・・・・・・って表紙のデザインがスゴイヤバイ

| アメリカ | 21:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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