オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2015年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年03月

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メドック格付け5級・・・ではない?何ともダメそうながら意外と・・・? シャトー・ベルグラーヴ(ポムロール)2006

うぇるかむ!
パーカーたん、ボルドープリムールを引退
ワォッ!と言うニュースを見てしまったので、今日は急遽ボルドーで更新にしようかと。
これ最近のワインニュースの中でもスゴイヤバイ事件じゃないでしょうか。
で、ボルドーですごくみみっちく事件です。

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シャトー・ベルグラーヴ・ポムロール2006
決してオーメドックで格付け5級ではない(戒め

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベルもなんか色々意識してる感が強いのですが、ついでに名前がベルグラーヴ。
試験対策で皆さんが必死に覚えるベルグラーヴ・・・ではありません。微妙にスペル違うし地域が全く違います。
このポムロールのベルグラーヴ、有機系でメルロ比率の高いそのまま右岸ワインとなっています。
タイユヴァン、ギィ・サヴォア、ガニエールといった三ツ星レストランオンリストという、レストラン評価タイプのワイナリの模様。
EFqbM.jpg

で、下の方に見える蔵直の文字が怪しすぎるし色々とやっぱり誤解誇張がインポーター説明には多く付随するので少し改めておくと
・平均樹齢30年の古樹・・・・・・いや、そんな古くないヨ?オールド名乗るの早すぎない??(基準はないけれどサ)
・ペトリュスやル・パン他数十万円ワインがひしめく産地から10年ぶりに買い付けました・・・・・・だからこのワインは安い!という訳ではナイノデス
・サクラアワード受賞!・・・・・・あれだけ自分の所のスタッフ潜り込ませておいて「銀賞」やないか(呆れ

ちなみにパーカーポイントは最高が2005年の89点。他の年は大体86点。
スペクテーターが92点を一回だしたものの後は80点台後半。評論家各位は「ふーん」って感じ。
と、正直全く期待してなかったのですが、久々にメルロで10年前後経ったヴィンテージを飲むという行為自体はいいかなぁと思いまして。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥(ボトル差ありそう)
あれ、なかなかイイだゾ?
というか飲み頃という感じで逆にこれ以上の熟成は望めなさそうな感じでもあるかな。
ギリギリ褪せておらず、熟成ワインの域に入る手前で何とか踏みとどまっています。

色は赤みがわずかに入ったカラーリングで、多少レンガに入りそうな具合。
香りはそれなりにキノコ要素がありつつ、ダシ感は控えめでほんのり程度に果実感(果実感自体はボヤけ気味)
杉っぽさなどもまだ見られ、またあまり酸のキツそうな感覚や獣感などはなく仕上がっています。
香りは結構イイ感じに熟成の一回目のピーク感(このワインの場合はこれ以上にならなそーですが)にジャストミート!
メルロらしい丸い口当たりが出ており、あんまり角もなくスラッとしたタイプ。
全体的に味わいの良さ、というよりは口当たりの良さのワインになっています。
バターケーキっぽいと言いますか、たまーに洋物のチーズケーキバーみたいのにあるようなどこかふかふかしたタイプ。
アフター自体の抜けは早めなものの、ここも特にどついて来る事もなく、また後ろ髪惹かれる事もなく。
中庸バランス型で香りの割には味わいに広がりがないのが惜しいのですが、腐ってもポムロール。舌触りの良さとスラッとした形で料理との合わせやすさは高そうに思います。
レストランオンリスト系なのは良くわかります。
手軽にポムロールらしさを楽しめる逸品として、シェフが選んでいるのでしょう。単品で飲むにはあっさりしすぎな。
ポムロール学園のセリフありモブ子!女子Bとかみたいな名前づけだけど、場面として必要不可欠だし妙にカワイイキャラ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥
が、値段は8000円前後です。それ主役級の価格ですヨ。
このご時世だとそれでポムロールが買えるなら安い・・・・・・
と、一瞬思いましたが高いモンは高いでしょう8000円ってナパの最低限ライン(ケイマスとかシルバーオークとかホブスニキとか辺りのセカンドぐらい)は買えちゃいますヨ。
ポムロール全体で見ても、最低クラスは5000円アンダーでスタートするのでやっぱりそれほどでもない。
なーんかレストラン系の割にボトル価格するよね?
調べてみたら09年が海外では$19.99・・・つまり2000円ぐらいみたい。
ワォ。
というわけで、プレゼントや試飲会向けにはすべてが地味。値段も高価格帯でテーブル向けでない。
使うタイミングが今ひとつ不明確なワインなのでした。どうしても10年前後熟成ポムロール飲みたい時用?

というわけで、ベルグラーヴ2007(ただしポムロール)でした。
ボルドー高いなぁ+インポーター価格が高いなぁ=コスパが悪いというボルドーの近年の典型的な例かも?
コスパボルドーかと思いきや調べてみたらそうでもなくてちょいガッカリ。
こういうのに今やブルゴーニュ以上に当たりやすくなっているボルドーが、ここから更にパーカーマジックがなくなるという。
ボルドーの明日はどっちだ?

さてここでクイズ。「メドック格付け5級のベルグラーヴ」はどれでしょう?



| フランス | 22:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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激レアなロワールフランの優良生産者の逸品!日本入荷がもうない? シャルル・ジョゲ・シノン・クロ・デュ・シェーヌヴェール2002

うぇるかむ!
英国から王子が来日!これはどのワインを飲むのか楽しみで仕方がありませんね。
などと、思いつつも結局は王道ボルドーとかブルゴーニュなんだろうなぁとヤレヤレと思いながら頬杖ついている私。
同じフランスでも、多分こういう方が王子に喜ばれる可能性ないかしら?

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シャルル・ジョゲ・シノン・クロ・デュ・シェーヌヴェール2002
ロワールのカベルネフラン。日本では今や絶滅危惧になってしまったワイナリです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(+♥?)
なんだこのオッサンは?
と、思わず首を傾げてしまうワインではありますよね。
ついでに日本の範囲では今や調べきれませんでした・・・・・・
というのも、どうやら大手が輸入していたハズなのに輸入停止になって以降日本に入ってきておらず、それ以来情報が(特にネットでは)出回っていないみたいなんですネ。
ロワールのシノン地区最強の生産者の一人として数えられていてパーカーたんからヒュー翁まで絶賛しているらしいんですけれど、日本ではもう未入荷。
というか引退みたいな話も出てますし・・・・・・
なので、レアリティは異様に高いのです。ヘタすると今回紹介しておいてアレなんですが、日本で最後に呑んでるぐらいの感じ出てます?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥(好みによる)
今すぐ輸入再開すべきワイナリのひとつだろうに・・・
面白い感じに熟成してらっしゃりました、このロワールフラン。
フランらしさを多分に持ちつつ、風味も面白く総合的な仕上がりの良さを発揮しています。
ロワールってこういう赤が出来るのか、と感心するモノでありました。

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色は中心がオレンジが入っておりエッジも黄色っぽくなっていて紅茶のよう。
香りは獣感も激しくジビエと同時にピーマンっぽさがド強く出ています。
こうしたワイルドめの香りにもかかわらず舌触りはバッチリこなれておりとても丁寧で綺麗な印象を持ちうるのが驚き!
香りにはほぼ感じられなかったカシス感覚の果実味がわずかに存在しつつ、草っぽさや薬草やらといったフランっぽい感覚が妙にこなれて入ってくるという。
バランス感覚が良くて後引くのが特徴的。
そうしたフランの持つ一部においてはマイナス要因となりそうな部分が着実にピックアップされてそして旨味に転じているのです。
余韻も長く不可思議で狐につままれたようなワザマエ。
総合的に「複雑さがあるのでは」と思わせる熟成ならではの雰囲気がありました。
グランヴァンとは言わないけれど、良く出来たフランの典型例を感じる。
これ、輸入止まってるの絶対勿体無いですって!

コストパフォーマンス(最大5PT)

正直、値がちゃんとつくのかもう謎といいますか、輸入当時はおそらく5000円行ってないでしょう。
それが今や幻状態になっており、どれぐらいで買えるのかよくわからないというのが現状です。
お店でみかけても、それはショップがどの程度良い状態で置いているのか不明ですから上記のような良さを体現しきっているとも思えません。
なんだか呑んでおいてなんですが、実在してるワインなのかしら?
なんて気分になってしまいます。これが少量入荷や輸入停止品の残念なところですよネ。

というわけで、シャルル・ジョゲの単一畑をご紹介しました・・・・・・が、果たして公にするだけの意義があるのかどうか。
ある種自慢の域で、ロマネ・コンティを飲む自慢と意外と近いところにこのワインを飲めたことを位置づけられないか?という。
これがワイン界隈の異様で恐ろしく面白いところですネ。いつ「この国においては幻のワイン」になっちゃうのかわからないんだから。

楽天で買える可能性のあるシャルル・ジョゲはこれだけっぽい

こんな人を思い浮かべちゃったりする。ラベル的にも。

| フランス | 19:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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カナダ版クインテッサ?カルトで清いシスター系ワイン! チャーチ&ステイトワインズ・クインテッセンシャル・2009

うぇるかむ!
カナダをちょこちょこ更新していますが、実は一番更新したかったワインがこれ

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チャーチ・アンド・ステイト・ワインズ・クインテッセンシャル2009
ブリティッシュコロンビア州のクラレットにして、個人的にカナダ=ボルドーブレンドが最も優れていると感じちゃった一本です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルはシンプルでかつ、どことなくカワイイ感じで個人的に好み。
なんですが!私以外の同じワインを呑んでいた人およびソムリエからも「いや、このラベルはないだろ・・・・・・」と絶不評でした。
な ぜ だ !
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裏も実に普通。
クインテッセンシャルというのが「完璧な」というような意味で、使われている5つの葡萄(カベソー・カベフラ・メルロ・マルベック・プティ)の事。
名前からしてクインテッサに近い訳です
[2010] クインテッサ  750ML

[2010] クインテッサ  750ML
価格:17,928円(税込、送料別)



オーナーのキム・プレン氏が2003年に開業したこのワイナリ、実はスパークリングが一番力を入れているそうな。
「チャーチ&ステイト」(教会と国家)というのは意味合いとしては「バランス感覚」の象徴なんだとか。
・・・・・・ちょっとジャパニーズには意味不明?
インポーターでは「理性と感性、変革と伝統などなど」という言葉で表してるんですけど、日本だと「教会と政府」になりそれってつまり公◯党じゃないのみたいな。
萌え系でいえば「妹キャラと黒髪お兄ちゃん」「生意気姉ちゃんに玄田哲章」「ショタに人妻」なのでしょうか・・・・・・う、うーむ?

さておき。
カナダ内でコンクール受賞率が高いものの、世間的な評価でいえばパッとはしませんし外的付加は極めて低くあります。
で、その実力というと

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ワォ!完璧なバランスのクラレット!!
おお・・・おおぉ・・・(遠峰一青ニュアンス)と言わざるをえない見事な感覚の成立であります。
ナパクラレット+カナダの酸味と言った印象で、実に良く出来ています。

色は少し熟成感がエッジにある。カベルネらしいクリムゾンレッド。
香りにバターの印象とカシス感が控えめに存在しており、香りからは控えめな印象をうけます。
ほのかではありますが熟成香もわずかーに感じられますが、まぁほぼほぼ無いようなモノかな。
味わいはしかしながら、酸がクッキリとしつつ、シックで大人びたキャラクターが実に品がいい。
カシスと木々、作りこまれているのが良くわかる樽感の絶妙なさじ加減、甘味も酸味もどれも主張せずにまさにクインテッセンシャル!
派手なワインではありません。無論、特徴を大いに主張もしていません。
しかしながら、バランス感覚がとにかく高く「クラレットにやって欲しい事」をやりきり、それでいて酸味の小さめの赤果実を感じさせるようなキュッとした味わいが存在しているのでちゃんと個性も見られる。
完成度の高いクラレット、というと実はフランスよりもカリフォルニアに感じやすい特徴だと思うのですが、そうした要点を抑えちゃってるこのワインがカナダワインであることが驚き。

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久々にイラスト描きましたがな。
非常にバランス感覚のいい、清楚なワインです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(個人的には+♥)
価格は8000円ぐらいなので、その上ではカルト系価格に踏み込んでおり、特筆して安いという訳ではなく・・・・・・個人的には味わいのレベルは間違いなく1万円超えてるので安いと思うのだけれど・・・・・・ちょっと気軽には薦められないところではあります。
8000円出すとそれこそ本場カリフォルニアが本気を出し始めますし。
しかしながら、そうしたワインと較べたくなるだけのクラレットには仕上がっていますから、選択肢として是非選んでください。
名前の意味をかけてプレゼントにもいいと思います(なんか私の周囲はラベル柄不評だけどネ!)。
自分で飲む時は、それこそ本家(?)クインテッサとの比較試飲もいいかも。驚きの結果が得られるかもしれません。

というわけで、チャーチ&ステイトワインズよりクインテッセンシャルでした。
ナパクラレット好きならたまらない実力をもったワインであります。
ネット購入はやっぱりこちらのみ
ただ、そうならずにもっと広告を頑張ったら今現在買えるような商品になっていないかもしれません。
うーむ、カナダ恐ろしい。これだけの実力を自国消費で終わらせてるなどと・・・・・・

楽天なぞで検索してもほぼコレしか出ません。

その、こういうシスターではなくでしてネ・・・・・・

| カナダ | 14:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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北海道のピノは熟成するのか? 山崎ワイナリー・ピノノワール2008

うぇるかむ!
私は日本のワイナリーって「応援してないし苦手」なのですが、しかしだからといって食わず嫌いする訳にもいかない!
と、今回こんなワインを呑んでみたのでした。

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山崎ワイナリー・ピノノワール2008
完全に私が苦手なモノを詰め込んだワインです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベル自体はとてもカワイイと思います。ところどころによくポイントが抑えてあるデザイン。
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ただ、「ブルゴーニュ地方の代表的品種」なる文字列には何だかこう、クラッとしちゃいますネ。

作り手はまんま山崎一族であり、北海道カルトみたいな立場。
少量かつ自社販売所で殆どをまかなっているという日本ワイナリーらしいブティックモノのひとつです。
また、大泉洋の映画の題材はココではないか?という説もあります。

ハッキリ言いまして、私、最も苦手といいますか「旨くない地域の代表格」に北海道はラインナップすると思っています。
ドイツ品種を良く植えているんですけど、ドイツどころかそもそもワインとして良い出来なモノに当たった事なく、某デパートが北海道特集をやったときに絶望&絶望&絶望し、グラスを割りかけた事があるほどです。
その最たるところのしかも熟成ピノです。コンビで苦手。
ただ、私の食わず嫌いを治せるとすれば、このぐらい真逆をいけばいいのではないか?
そう思い呑んでみたのでした。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥(ファンのみが買うべし)
苦手なモノは苦手ですワ
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以上!
で終わってしまったは一応なりワインブログやってる身としてアレなので理由ももろもろ。
まぁ、ようするに私はシラーやルビンを呑んでろって話で、趣向性の問題・・・・・・でいいのかしらコレ?

色はかなり淡く赤みが褪せており褐色度が高め。
香りには梅を主体としてアセロラ感があり、思いのほか果実が残ってそうな期待感すらあります。
熟成香はかなり強いものの、どこか品のいい香り。
が、味わいは香りが完璧に削げ落ちて淡白でダシっぽさが強すぎ酸とタンニンが舌にじっとりと残ります。
根暗です。とにかく根暗にダシっぽさが残り、ピノノワールに欲しいような要素はなく熟成した「何か」になっていました。
フレッシュな頃に呑んだほうが良かったのだろうと思います。08年にして完璧に衰えきってガックガクであります。
タイトルの結論をいって、知名度とカルト度の高いワインとして見るに北海道のピノは熟成させる意味はなさそう。
香りに対して、味わいがかなり残念な方向にふりきれてて、なんか渋い液体すぎる。
苦手なモノをたっぷり載せて逆に何か発見があるかと思った試飲でしたが・・・・・・無理することはないネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)

というわけで疑問符としておきます。それは、ありとあらゆる意味で。
そもそも、北海道ピノをこれだけ熟成させる(といっても08年なんですが)事自体が間違いなのかもしれません。
いや、このワイナリが熟成で真価を発揮するという評判があるのがビックリなのですが、その、少なくとも私はもう飲むことはない。
私の評価に疑問を感じている方や、私と感覚が真逆だと思われた方にはヒットするかもしれません。
うーん、多分熟成に向いてないんだろうと思うのだけれど。
・・・・・・それにしたって、4000円近いピノ?うーん。

というわけで、ヤマザキワイナリーのピノ08でした。
ワインがそれぞれの価値観や現地であることなどに大きく左右されるという典型例だと改めて感じさせれた一本です。
自分の弱点です。
料理との合わせの良さとも思えないですし、ドイツ系の割にドイツ系が持ちうる魅力は微塵にないというのが私の評価。
北海道ワインの良さが私にはどーしてもわからない。日本のソムリエ資格試験が日本のワインを推奨しまくってても、とても良いと思えない。
パーカーたん風に言えば「買い手のリスク負担!」の最たるものかも。
本気でレクチャーいただきたいのです。日本の・・・・・・特に北海道の良さを。それも現地に行ってない人にこそ。
それぐらい日本の苦手さが私は加速してしまったので、逆に何か意見が欲しいぐらいなのでした。
うーん、どうしたものか。

楽天ではこれぐらいしか売っていません。

こんなイメージ

| 日本 | 22:57 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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有機農学者の作る安美味ヴァルポリチェッラ! マッツィ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スーペリオーレ・サンペレット2012

うぇるかむ!
先日頂いたコメントでアマローネについて書かれてたのを見て
「あ、実はそのワインは呑んでないんだけど、ヴァルポリチェッラで一本とてもイイ感じの子呑んだなぁ」
というのを思い出しましてネ。今日はそれを更新をと。

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マッツィ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スーペリオーレ・サンペレット2012
これがなかなかいい感じでして。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベル自体は特筆することもないかしら。イタリアの安めワインでありそーなデザインかと(実際安い)。
裏もインポーターのシールが貼ってあるだけでありました。
この辺りどことなく田舎めな感じで好み不好みあるかしら?
作り手はマッツィ家というそれはそれはワイナリー名そのまんまで、ロベルト・マッツィという有機農法学者の方が代を次ぐまでは他のワイナリに卸していた・・・・・・という、これまた何とも田舎くさいエピソード!
ただ、実力派ではあるようで、この前年度がガンベロ・ロッソトリビッキエーリ(今作は2)。
ヒュー翁が優良生産者として薦めてたりもしており、じみーにじみーに評価は良い様子。
あ、ちなみにサンペレットの意味がわかる方がいたら教えてほしいかも、Sanperettoって単語で調べてもむしろこのワイナリーがトップに出ちゃうのでした^^;
リパッソしないヴァルポリチェッラということでアマローネ的ではないのですが・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥(ビオ好きなら+♥♥)
自然派風なイキイキとしたチャーミングさがカワイイ!
そう、アマローネ的ではないのです。が、これがまたイイ!
重たく濃厚なイメージとは確かにかけ離れていて、非常にテーブルライクなワインナノデス。

色は赤みが強めにあって、紫要素皆無。
香りからしてフレッシュな小粒チェリー。いや、サクランボのような風味というほうが伝わりがいいかも。
果実の要素がとても高くてキュッとしぼりたて感覚がなかなかいい具合。
土っぽさはホンノリとはあるんですが、安っぽくない果実の香りがグイグイとこちらを引っ張るようで気にならない。
味わいはそうしたはつらつとした元気な果実、そのまま反映されたような小さな赤果実の酸と甘味が同時進行で広がるんですね。
こう「ストレートな」と書くといかにも安っぽい印象を抱きがちなモノですが、そうしたシロップ的感覚などは見られません。
ドリンカピリティがとても高く、口当たりになめらかでアフターにも濁った感覚はなく最後までフルーティーでピュアなキャラクターを残し続けるのがグッド。
これがヴァルポリチェッラの三品種の本来の持ち味なのかもしれませんネ。
複雑さやシリアスさ、誘うような官能はないのですが、意外とスマートでピノよりの果実の妙がシンプルにある。
もともと、元気で甘々なキャラクターが熟して成長させるとアマローネのようになると。
複雑なキャラはしていないんですが、こう見ているだけで元気になるような子!

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
すぐ飲む用セラー持ちの方は一本入れておくと助かるハズ!
飲みやすさ、手軽な感覚、料理の邪魔立てはしないキャラの仕立ての良さ、それで2500円前後で買えるんであれば一本は常に持っていたくなりません?
イタリアの本懐、または昔話のような「ガバガバ呑んでいいイタリアンワイン」をもっと美味しく洗練としてかつナチュラルに仕上げた結果が各界の評価なのかもしれません。
ビオ系ワインの入門にもとてもオススメな作りになっていて、ビオ系のマイナスポイントを省きつつそうしたタイプのイイ所をバッチリと反映させている。
派手な会やプレゼント向けでない日常の中で使いたい秀逸なキャラクター☆

というわけでマッツイよりヴァルポリチェッラでした。
ヴェネトといえば白はソアヴェ、赤はヴァルポリチェッラ(アマローネ)が代表的と言われており・・・・・・しかしながらどーにもピエモンテやトスカーナより華がなく日本では見られているような気がします。
が!敢えて言っちゃうと、ヴェネトの実力って平均値見れば(日本に入ってきているワインで見れば)イタリアでもNo1じゃないのって。
その理由にこうした軽やかなスタイルでも、伸びがあって楽しいキャラを持っている事。
デイリースタイルやドリンカピリティ、アンチパーカーが持て囃される今こそ、ヴェネトは注目すべきだと思うのでした。

この価格ならば大満足。いやー、ヴァルポリチェッラ品種って相当懐深いかも。

こう、田舎の外で遊びまわってる子って感じで。成長したらすげぇ美人になりそうな気もするんです。

| イタリア | 22:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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もうすぐ春ですネ!サクラの季節向けに買っておきたいスマートなシラーズ ウィンダウリ・エステート・サクラ・シラーズ2012

うぇるかむ!
寒い2月が続いていますが、ワイン界隈ではこの春の訪れを感じさせるようなワインが入荷されておりました。

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ウインダウリー・エステート・サクラ・シラーズ2012
サクラの柄が印象的なオージーのワインであり、桜をモチーフにしたワインの中でも――日本では意外となかったりする――最も有名な「オーストラリア」のワインです。

ラベル・ストーリー (最大5PT)
♥♥♥♥(日本人的には+♥)
見事な桜柄が知名度をもり立てるこのワインですが、何気に点線で区切ったワイナリー名辺りもちょっとオサレだとは思います。
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この手のクッキリした花がらは並べた時にとても綺麗なのもいいですネ!

作り手のウインダウリエステートはかのシドニーから3時間ぐらいで行けるカウラ地区のワイナリー。
オデア家が経営するファミリーワイナリで、この地区唯一のワイナリーでもあります。
特別な賞とかは持っていないものの、自社畑オンリーでやっているワイナリ。
エピソードとして第二次世界大戦時の日本軍人の大脱走&集団自決、それを痛ましくまた日本への友好関係として桜を2000本植え、哀悼の意を示した・・・・・・というオージーの桜祭りを由来するラベルになっていて、義援金としてこのワインの一部が募金されるんだとか。
その辺りについては、もしくはこのワインの知名度が大きく上がったのは漫画ソムリエールによる所が大きいですし、まぁこちらをお読みくださいませ

こういうワイン紹介出来る辺りが、ソムリエールの実力だよネー。
しかしながら、そうしたエピソード力が極めて高いものの、そういえば味についてはあまり追求されてないような気が個人的にしていました。
エピソード力で完売するタイプのワイン。ではその中身というと・・・?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
中身も日本人好みのエレガントシラーだ!
クリーンではなく、かなり醸造を頑張っている印象もありますが、教科書的な「濃くて強いのがシラーだヨ^^」というダサすぎる記述は完璧に無視したエレガントめのシラーズとなっています。
シラーを最高品種と思っている私としては、こういう個性を出せ料理にも最高にマッチするワインから評論家向けのワインまであらゆる国で作れる「本当の意味での各々の個性」を見せるぶどう品種だと思うシラー。
日本人を意識したワインの結果がこのエレガント寄りのスタイルというのは何とも複雑な心境にさせられるではありませんか。

色からして、クリアでレッドな感覚で紫要素は低め。
濃いピノの方がカラーリングは近いでしょう。ある意味惑わせてくる色をしています。
香りは控えめでチェリッシュさが多く、その後から紫果実感も出はするものの全体に甘かったりコッテリした印象は得られません。
この段階で、ああ恐らくは敢えて濃くないのだろうと察しがつきます。
味わいはバニラ感やセクシー要素も踏まえつつスッキリとした味わい。
特にアフターは「いい意味で」持続せずにハラハラと散るような。
赤果実がやはり強めに感じられ、そうしたピノ顔負けの酸味と甘味を主体にバニラ感が全体をまとめて小さなショートケーキのような感じ。
サイズが小さく、ひとくち食べきれるような・・・・・・アミューズ的なワインといえるかも。
シラーズだと思って買うと拍子抜けかもしれませんネ。果実のボリューム感もそのアフターもシラー品種に求められるモノではないのですから。
アルコール度数14%としては、スラッとしていてクドくない。
スパイス要素はほぼ感じられず、樹齢自体はそれほど高くなさそうな気もします。
しかしながら、とても綺麗にかつ果実感は充実しているし、繰り返しになりますがそうした葡萄自体の弱さをカバーするように程よいバランス感覚で整えられています。
シラーズの代表例、ではないものの料理と合わせにはもってこいなタイプ。
おしとやかで真面目で礼儀正しい・・・・・・なーんていう「日本人が勝手に作っている日本人」のイメージには近いかもですネ。おかっぱ大和撫子なシラーズです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
3000円ちょいなら売れるのも納得!
ちょっと甘めの点数づけなのですが、この価格だとやっぱり濃いタイプのが多いので(このぐらいでエレガント路線をハッキリ示している本場ローヌの人はシャーヴ様ぐらいでは?)エレガントなシラーを飲みたい方にはいい選択肢になるでしょう。

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裏面の説明は説明しすぎとみるか、説明いらずと見るかもまぁ一興で。

日本向なラベル力により、プレゼントからテーブルから試飲会までそれなりに映えるのもいい所。
特にシラーズ=濃いばっかりのワインと、錯覚している方こそお試しあれ。
総合的に優れたマーケティングのワインであり、十二分な実力でしょう。

というわけで、ウインダウリ・エステート・サクラシラーズ2012でした。
ラベルだけでなく、味わいまでも日本を意識したようなトータルコンサルトには頭があがりませんナ!
もうじきやってくるであろう花見シーズンに向けた確保もオススメであります。

まさに日本ウケのシラーズ

最近呑んだこんなビールも「スッキリとした具合で桜を表現」しています。桜ってみんな割りとスッキリした印象の花なのかしら?

桜題材のやるドラ

| オーストラリア | 20:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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キスラーの新シリーズ!? オクシデンタル・ワイナリー・オキシデンタル・ステーション・ヴィンヤード・キュベ・キャサリン2011

うぇるかむ!
最近、びみょーに慌ただしいのがキスラー関係。アメリカでは最大に有名な白ワイナリであるキスラーが、赤ワインに関しては別枠で作り始めたという!

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オクシデンタル・オキシデンタルステーションヴィンヤード・キュベ・キャサリン2011
これが新赤キスラーです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
ラベル自体はなんの変哲もない具合で、むしろシンプルすぎる気がしますネ。
が、我々は知っている!キュベ・キャサリンの文字の意味を!!
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スティーヴ・キスラーの文字もバッチリ。

というわけで、ソノマで最も有名なワイナリのひとつであるキスラーの最新プロジェクト・・・・・・と言うよりは苦肉の名前変更がコレな訳です。
これまで、このキャサリンというワイン――畑もそのままオクシデンタル・ヴィンヤード――はキスラーの一部として発売されてきた訳ですが、近年になってビル・プライスという大手が株式をほぼ取得しちゃったのです。
つまり、買収されちゃった訳で。え、キスラーぐらいの大手がナンデ?と思われるかもしれませんが、アメリカの有名ドコロはガツガツ買収されてますし、このビル・プライスが持っているのがコスタ・ブラウンだったりブシェラだったりと名が通ったところを抑えていると。
そうなると、スティーヴ・キスラーの娘であり、ワインの名前にもなっているキャサリン&エリザベスに簡単にポンと相続するにはいかなくなってきます。
アメリカのとっても面倒くさい権利の枠組みに、もうそろそろ老後を考えたい歳だろうスティーヴ氏は直面しちゃった訳です。
そこで彼がとった策こそが
「白はもうしゃーないけどな、赤の持ってる畑だけはウチのモンって事にするで!ええな!!」
と、このオクシデンタルワイナリーを「キスラーから独立させて=ビル・プライス社とは切り離して」立ち上げたという訳。
なので白ワインをこのワイナリでは作らず、また従来のキスラー名義でのピノノワールはなくなってしまうということ。

ここで上手なのはこの「オクシデンタルという新ブランド!」として注目させる宣伝力ですヨ。
流石アメリカン。ファーストヴィンテージとして触れ込み回ったコレは、
パーカーたん「ミュジニー村っぽいわぁ!やっぱキスラーは最高やな!!93pp!!!」
ガローニくん「いや、これリアルガチだわ!11年なのに良く頑張った感動した97点!!!(小並感」
と米国各位はなかなかの評価をつけます。
新しく一新されたのか、それとも従来通りなのかその実力というと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥
苦味が割りと強いのがミュジニーっぽい?
最近すこぶる低く評価したルーミエの村名にも感じた醸造からきてるっぽい苦さ+ソノマの質感=ソノマ版ルーミエ?
みたいな感想を個人的に持ちましたが、そのルーミエは低く評価したルーミエであってですネ・・・・・・うーん、とてもむずかしいところではあります。
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色はかなり強く赤紫が入っていてエッジも濃い。
香りは煮詰めたチェリーのつよーい香りがまず主体となっており、それと同時に土とか草っぽさが多め。
RRV(ルシアン・リヴァー・ヴァレー)よりも更に上の寒い地域との話だったんですが、多分寒さよりも日射と水辺への近さが違うんじゃないかなーと推察出来る感じでRRV産の多くよりも果実自体の傾向は似るのに甘さ部分が凝縮しすぎていない感じかも。
かなり木々のニュアンスも多めで、そうした要素があってかバニラ感とかは薄め。
味わいは明らかなほどカリピノらしいそうしたジャミーなチェリーと同時にタンニンが強く抽出されたダージリン紅茶のダブルパンチといったところ。
シックで苦味も多く含んでいるものの、果実部分は確かにカリピノスタイルでコッテリしているという。
相変わらずパワフルなバランス感覚でもって推移していくワインだろうと思います。
うん、キスラー時代とあんま変化を感じない。
私的には、苦味部分の強さは文字通り「苦手」なのですが果実の迫真っぷりは良く作っているなぁとも思うのでした。
今飲むにはバランスが悪い典型例?いや、数年後どうなるかも未知数ですけどネ。
ちょっとツンツンしすぎな金髪ツインテールな印象かな。ちょっと高圧的なお嬢様といいますか。
それと、なんとなーく「ローゼンメイデン」の「おねえちゃんの紅茶」のエピソードを思い出したり。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(ファーストヴィンテージだからネ)
ファーストヴィンテージとはいえ従来からあんまり値段が変わっていません。
従来から変わらず3万円後半・・・・・・のピノとしてはちょっと高すぎでしょう。
どれぐらい高いかって感覚がオーパス・ワンに近い。悪くないしむしろ味自体はいいけど、高すぎる。
なので、ファーストヴィンテージという事に魅力を感じたりキスラーであることに価値を見いだせる人が買うワインです。
神がかった何かを感じるわけでありませんが、今最も話題のワインではあるので金銭的余力がある人でかつキスラーのピノを呑んだことがない場合にもいいかなー。
または、この果実のボリューム+抽出が強い紅茶感というバランスが「かゆいところに手が届く」と直感した人向け。

というわけで、オクシデンタルのキャサリン2011でした。
価格ほどではない、という結論に至ります。そして、まーた私は「ピノって自分に合ってないんじゃないか・・・」という不のスパイラルにちょっと陥りそうになったワインなのでした。
キスラーというかソノマと相性悪いのかなー。サンタバーバラ付近が好きすぎるのもあるんだろうけど。

この値段、安いとは私は思えない。

全体のアレコレを全然覚えてないんだけど「クズ主人公のおねえちゃんが淹れる紅茶が苦い理由」のエピソードは好きなんですよ

キャラ造形としては出来がいいんだけど、とりあえずキックするのヤメよう!

| アメリカ | 14:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヴィレーヌ激賞!?カナダのテロワールをここに感じるべきか・・・ トーズワイナリー・メリテージ2007

うぇるかむ!
ちょっと久々になってしまいましたが、ヘヴンリーバインズさんのメリタージュスタイルを今日はひとつ

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トーズワイナリー・メリタージュ2007
カナダのちょい熟成クラレットであります!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルそのものは特筆せずシンプルなブラックラベル。
ちょっと横長なので→側ものっけておきますネ。
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ここで「へぇ、カナダも意外とアメリカ寄りなの?」なんて地獄のミサワ風に思えた方は察しがよすぎます!
プロプライエタリ、つまりカベソー・メルロ・フランのクラレットスタイルのワインです。

作り手はトーズ・ワイナリーというオンタリオのバイオダイナミックの生産者です。
ポール・ペンダーという方がワインメーカー(ワイナリの出資オーナー自体はモレイ・トーズという方。名前のトーズはこっちからですネ)
このポール氏が2010~2012年の三年連続で地元の最優秀醸造家に選ばれたとかなんとか。
それ以上にかのロマネ・コンティのオベール・ド・ヴィレーヌ女史が
「あぁ^~ワインの中のテロワール感がイイんじゃ^~」
となんかテロワールの使い方間違えてないかソレ?って気もしますが激賞していることが最もポイント高いんじゃないでしょうか。
バイオダイナミック自体は旧世界=フランス寄りでありつつ、醸造にはグラヴィティ・フローを使ったりまたは名前などには新世界的なアプローチを見せるという形をとっているのも特徴かな。
ある意味ではどっちつかず、ある意味では美味しいところを両方取ろうという試みが伺えるワイナリー、年間生産9000本いかないけっこーレアなワインであるコレの実力というと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
やっぱり南アフリカじゃないのコレ?
酸の出方がもうそんな気しかしないんですよカナダ!
実力派であることは間違いないのですが、どうにも玄人向けな気はします。

色はまだまだ強い赤さを保っており若さすら感じ得ます。
香りは控えめにダシ感と梅。果実要素は色に比べると感じられないのがちょっと不思議かも。
もっと感じてもおかしくない感覚なんですよネ。
味わいはしっかりとした酸をまず率直に感じ、それはレモンっぽさを感じる程。
この独特の酸の効き具合がどーにも南アフリカスタイルにも思えてしまう(逆に南アフリカがカナダスタイルだとも?って議論するべきか)
ダシ感や果実のカシス要素、ちょっとしたキノコ感、渋めの茶葉の感覚などもあり総じて程々の熟成クラレットとして的確に出来上がっているといえるでしょう。
舌触りやタニックさに洗練としたものはない部分は残念ですし、酸の突出した具合いは好みを選ぶところはあり。
コレ以上熟成してもどうなるの?とは思いますが、酸の具合からすると割りと抜栓後はヘタれにくいだろうと推察出来ます。
非常に和風なワイン。
着物美人のクラレットという佇まいで、どこか魅惑的人妻な危なさをもっている。
こんな人妻と夏祭りにでも行って御覧なさいな、とんでもないことになりますぜ(突然のゲス顔)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
熟成クラレットとしては面白いパターンではあります。
しかしながら7500円はちょっと強気すぎない?
現地でも買えない希少性で大分と値があがっちゃってる気はします。
かなり興味深くワイン通にこそ呑んで、カナダのクラレットスタイルの可能性という名の獣っぷりにヴィレーヌ女史が如く驚いてはいただきたい・・・・・・のですが、万人に向けてオススメしうるタイプではありません。
並のワイン会にコレを持っていけば、かなりの高確率でもっともワイン通ぶることが出来るでしょう。ただ、早い段階で郵送して管理する人にちゃんと寝かして保存しておいてもらうことが必要ですが。
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裏も派手さはないですし、プレゼントにはそこまで向いていない。ちょっとかゆいところに手が届かない節はあるかなぁ。

というわけで、トーズワイナリー・メリテージ2007でした。
私はカナダは万能産地ですが、面白いのはもしかするとピノやシラーよりクラレット葡萄なのかも?と考えています。
その根拠のひとつとしては充分に存在感を放つワイン。
ネット販売はコチラのみ
相変わらず小規模インポーターですし、どれぐらい売れているのかわからないのですが、早めに抑えておいた方がイイタイプのワインでもあります。

今始めて知った漫画なんですが、タイトルはこのワインの特徴を完璧に捉えていると思う(神の雫だったらネ)

インパクトがありすぎるwwwww

| カナダ | 12:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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たまにはビールもいいよね!今ではメジャーアイテム、よなよなエールをよなよな飲む

うぇるかむ!
今日もかなーりいろいろとイタリアワインを呑んでまいりまして、完璧に更新間に合いません!
明日もなぁ・・・・・・ちょっと心配。
というわけで、たまにはビールという小休止。

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よなよなエール。
もうド定番?コンビニ販売とかも始まっており、期間限定ビールも含めてかなりのバリエーションがあるシリーズ。

とはいえ、私はおそらく5年前ぐらいに「3年連続金賞!」みたいな頃に呑んだのが最古でして、その頃はここまで普及出来るだけの生産力があるビアーになるとは思いませんでした。
ワインなんかでも「これ小規模生産だと思ったら結構作ってるナ?」みたいなことはありますが、個人的にここやコエドブルワリーなどはそれに近い感覚をもっています。

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最近お気に入りのツヴィーゼル・ピュアループ・リースリングでゴクゴク。
やっぱこのグラス、泡物有利ですよ。ループ線可愛いしとってもいいグラスだと思う。
さておき。改めてこうしてみると赤みがかったエールだなぁと。
改めて呑んでみるとアンカーエールなどに似たアメリカンスタイルで迫力と甘味の訴えかけが強い。
バナナっぽくはなく、ビターさはも高いのでフルーティーとまではいきませんが、じっくりとしたロースト感がコッテリでまさに夜中にじっくり楽しみたい味。
そういうイメージの妙も上手で「宣伝上手なビアー」だと思います。

日本のクラフトビールブームなんぞ私からすれば「い、いまさらwwwww今更気づいたのかwwwwww」と草不可避だったりしますが、その予兆から現在進行系で走り続けるのは流石といえるかも。
安定してるんスよね。

別にネットで買うほどレアでもありませんがナ

最近ではネコさん人気ですよね。個人的に衝撃的だったのはインドの青鬼だったりしますが。ドスコイは割とふつうだと記憶してます

| たまにはビール! | 23:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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無意識になるワイン!?アキバ系が思わずワインにドハマりしそうなロリータフレッシュ☆プリミティ☆(プリキュア風発音) ジャンフランコ・フィノ・セ2013

うぇるかむ!
なんとも言えないタイトルにしてみました。怒られないか心配です。
今回のワインはプリミティーヴォの最近トップクラスに注目を集める生産者のド若いワイン。

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ジャンフランコ・フィノ・セ
もう、ラベルからしてたまりませんなー

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
ラベルのカルト感だけでポンッと最高評価です
実にカルト。実に怪しい感じで高いようなもしかすると安いような感じのムンムンしてる感じがたまりません。
同時にエピソード力もたまりません。
サーッと迫真に解説しますと、ジャンフランコ・フィノというおっちゃんがやっているワイナリーで、このおっちゃん2004年からワイン造りを初めて以来とにかく注目されます。
イタリアの専門誌がこぞって3年連続で「ジャンフランコ・・・・・・おまえがナンバー1だ!」とベジータみたいにガッツポし、最優秀ワイナリとして突然踊り出たのです。(あ、ちなみに米国誌だとスペクテーターで最高92点という微妙さ)
それがフラッグシップの「エス」というワイン。それは樹齢60年以上のプリミティーヴォ種を使ったワインなのですが、これは樹齢5年ぐらいからという若い木を使ったバージョンです(セカンド、というにはロットが違いすぎます)。

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ま、そんなことより名前の由来がフロイトだとかユングだとか出てくるのが何よりたまらない!
この「Se」はセルフ=自己という意味なんだそうで、ユングのいう「自己」という論理に基づくとかなんとか。
心の一番中心に自己があるものとし、自己により自分が自分らしく生きられる・・・・・・というような哲学的アレコレ。
それを堂々と名前に持ってくる感じがたまらないッ!
カルトラベル大好きな私としてはラベルだけでもう満足なのですが、さて実力はどうかと言うとですね・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
こ、こいしちゃん!!!!!!

以上ッ!!!!!!!!!!

で、終わっても一向にかまわないのですが、おおよそ難解極まりなくなってしまいますのでもうちょっとだけ続くんじゃ。

*実は抜染一日経った状態で呑んでいます。そのことを考慮した内容で。
色は赤紫で、意外なほど赤さに充填がおかれています。
香りはベリー系果実の感覚とココア系が忠実かつ大胆に。
果実部分はチェリーなどもちょっと見られる程度に軽やかでもあり、同時にプラム系などの重たさもあり。
この機微が感じやすいのは何故かというと、バニラアイス並みの樽っぽさを除くとあんまりスパイスや葉や土などの要素や統一感が無いため。
味わいはは紫果実を主体とし、一日経っているだけあってかジャミーすぎずにスマートになっていました。
スパイス感などのフックもなくスラッとした出で立ちであり、濃い口の果実をキャラメルで包んだような甘み。
酸と甘味がベタつかず思いの外エレガントと言ってイイ雰囲気で口の中もサラサラと広がります。
総合的にバランスが良く、アルコール度数相応な果実濃度にはあるものの綺麗に飲めてしまうナノデス。
これは若い樹齢に限定するという「縛りプレイ」の結果なのでしょう。
樹齢が高い方が良い、としがちなワイン業界ですが逆に若い木になるとくどくなく元気さがあったりする・・・・・・これは私がシン・クア・ノンおよびマンフレッド・クランクル兄貴に影響を受けすぎている部分もありますが・・・・・・ものであり、こう若いなりのスマートな具合が逆に今飲みやすさを作っているとも考えられるかも。
くどすぎないワイン。
が、短い間のグラス変化がかなり激しくあり、飲み進めていく内に「美味しくなくなり」ます。
グラス注ぎたて直後にあったあま~い風味や果実の濃厚さは徐々に影を潜めるがごとく感じられなくなり、途中からなんとなーく呑んでしまいます。
そして、いつの間にかグラスから消失します。
最初のインパクトが強いワインの場合「もう一口でいいや」という事も多いものですがそういう変化率にならずに「なんかそういえばこんなワイン呑んでたなぁ」みたいな消え加減。
なんとなくグラスの中身が減っていた事に気づいた私は、急いでもう一杯おかわりをもらいます。
すると、やっぱりカワイイカワイイヤッターな、ロリータなワインがそこに存在する・・・・・・明らかに注ぎたてからの時間経過で変わる。
これを果たして良いワインかどうか、ハッキリとは言いがたいのですが、私にとっては非常に貴重な経験だったのでした。
すごいキャラクテールだ!

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
古明地こいしファンクラブは必ず買うべし

もう私は途中からこのキャラみたいだなぁという感想になってしまっていて、ある種正確性に欠くのです。
が、このワインこれだけカルトっぽい雰囲気なのに5000円前後。
フラッグシップが8000円なことを考えると多少微妙ではありますし、同現行ヴィンテージ呑んでないのでこれまた正確でないもののおそらく今の飲みやすさはこの「セ」の方が上だろうと推察出来ます。
また、ラベルデザインはかなり似ていますし、タイトルの意味合いにひっかけたプレゼントなど応用がいくらでも効くのが強みでしょう。
ご褒美ワインにもぴったり。ありとあらゆる状況で使い手を選びつつ、上手に使えるとかっちょいいというカルト系ラベル&スタイルの王道を行くワイン。

というわけで、ジャンフランコ・フィノ・セ2013でした。
トータルで見た時に最高にバランスが良く個性があるワインであり、高級ワイン入門にも悪くないぐらいの出来栄え。
ワインにおいては最も強いのは「感情を揺さぶられるほどの」ものだと思うので、「無意識に飲み終えている」体験が出来うるこのワインはなるほどイタリア業界がびっくりしたんでしょうネ。
あ、ワイン好きで「こいしちゃんってこいつ何言ってるんだ?」って思った方は、まぁうん、その、こう・・・・・・このワインに聞いてみて!(投げっぱなしジャーマン)

おおよそワインレポートな文章とは言いがたくなりましたが、そういう気にもさせてくれるキャラクターは偉大。


こいしちゃんとは、某ゲームの「無意識を操る能力」という技を自分自身にすらかけてる異能の妖怪。その無邪気かつ可愛いダークさは高く評価され一部狂信者達は業界でも随一のhentaiとして知られているノデス・・・・・・

| イタリア | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヒュー・ジョンソンが生みの親。ド人気ファルネーゼのフラッグシップはキメラでパワフル! エディツィオーネ・チンクエアウトークトニ・ファルネーゼNo14(2012)

うぇるかむ!
ここ最近、イタリアの割りと定番でもない品種を飲むことが多かったのでちょこちょこ更新してまいります。
スタートがてらに「作り手は有名だけど、内容は案外カオス」な一本を

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エディツィオーネ チンクエ アウトークトニ ファルネーゼNO14
アブルッツォ州でほぼ唯一と言っていいほど有名なワイナリですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(+♥?)
ラベル自体は一見すると変哲もありません。
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裏もふつーに見えるかもしれません・・・・・・が!案外普通でないことがワイン通ならばここまででお分かりいただけるでしょう。
え、なんのこっちゃって?
それは、「L2012」というところとVdTという等級から推察していただきたい。
そう、これ、等級がめちゃくちゃ低いが故にヴィンテージ表記が出来ない超まぜこぜワインなのです。
それも、ド人気ワイナリが!
ほんとイタリアのDOCGってクッソダメ(突然の大暴言

作り手のファルネーゼは割りと知っている方も多いでしょう。
漫画神の雫で「ま、これはイタリアのモンペラって事です(ドヤ顔」なんて紹介がされて以来、インポーターの売上の半分以上を持つと言われるカサーレ・ヴェッキオというモンテプルチアーノ・ダブルッツォを作ってるワイナリです。
が、実はキバヤシにドヤァされるまでもなくイタリアの各専門誌が「最高のワイナリやで!」と書きたてまくっており、パーカーたんすら「や、モンテプって超お買い得だからおまいら買っておけよ~」とか言った事もあるんですよ。
設立自体は1994年で自社畑よりも契約農家が多いというほぼネゴシアン。「ヘクタール購入(栽培面積で価格を決める」というシステムを早い段階から導入してるとか。
さて。
今回はカサーレではなく、エディツィオーネ・チンクエ・アウトークトニというワイン、名前の意味は「5つの偉大な品種」という意味。
要するにブレンドワインで色んな土地やブドウをいれこみすぎた結果、イタリアの表記的にはヴィンテージも名乗らせてくれない下層のワインとして扱われるに至っている訳です。
内容はモンテプルチァーノ、プリミティーヴォ、サンジョヴェーゼ、ネグロアマーロ、マルヴァジアネーラ。
この発案をしたのが評論家ヒュー・ジョンソン。ヒュー翁であります。


ヒュー「おう、自分達でしか作れないよーなワインを作ってみいや。それしかない(迫真」
カミーロ社長「いやな、ヒューはん、それだとダメワインの表示しか、お上がさせてくれんのです・・・・・・」
ヒュー「なんでや!原産地呼称管理制度関係ないやろ!!(猛虎魂」
(意訳)
というキチめいたアドバイスから出来たのがなんとフラッグシップになっている。
しかもヒュー翁と来たら出来たワインを買い占めようとなさる。
最近復帰報道がされたミハエル・シューマッハはバリバリ買いまくって自宅用と経営するサーキットのワインにあて、ロバート・デ・ニーロの経営レストランやアカデミー賞でも使われ・・・・・・と、実は日本で流行ってるカサーレ・ヴェッキオより世界評価は高いのです。
そんなワインの最新版、まぁ、ド大手めいてるしなぁと思いつつも飲んだのでした。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥(濃い口好きなら+♥)
うぉお、濃い!ド濃い!!
イタリアものの中でもとかく濃い口に仕上がっていて、何ともボリュームのあるワインになっています。
まさに評論家向けワイン。凝縮タイプですネ。

色はハッキリとした強いクリムゾンレッドでほぼ透けません。
香りは思いっきりカカオ感覚が強くてチョコムース的。
おもいっきり強い香りに果実感がたしかにあるものの、そこに鮮明さはなく「紫フルーツのミックスジャム」といった感じ。
しかしながら、基本はココア感が漂っています。香りからして覚悟がいる。アルコール15%超えてるだろうと思ったら14%でした。
味わいはその強い香り同様にド濃いワイン!
口にふくむと意外とサンジョーゼから来てるっぽい葉物感覚、キツめに存在する果実のジャミーな酸と甘味、ちょっとだけスパイス、そしてバニラ感。
あんまり土っぽさとかはなく、また口当たり自体は中庸によさ気で意外とスムーズでもあるのは特徴かな。
明らかに濃すぎるワインであるものの、キツさまでは感じないバランス感覚は流石かもしれません。
5つ混ぜの結果、生み出されたのはキメラといった感じ。
キメラって要は「ライオンとかヤギとか蛇とかなんか強いの混ぜまくったら最強やろ?」というファンタジーの生き物なのですが、これもそんな気がします。
どことなく色んな濃い味がする。
これを「複雑さ」とみるか「雑多さ」とみるかが大きく違えるでしょう。
私は中間かしら。
濃さそのものはとても強いしなかなか要素はいい。しかしながら、どこか定まりが悪いようには思いましたネ。
個人的には統一感があったりスパイス要素が激しくてセクシーな方が好きなので、中間。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
税込み4000円ちょっとで買えるイタリアワイン、として結構まっとうだと思います。
むしろカルト的な濃さだと判断すれば、コスパはいいほうです。
妥当性があるし、やりたい事はわかるし、案外と熟成も効きそうな具合でもあると。
個人的にはちょっと収まり方が悪いキメラっぷりが気に入らないところもあるものの、「濃いだけのワイン」にはならずにバランスはもち、多様性も作りながらこの値段であれば充分。
ラベルは何故か低価格帯の方がカッコイイこのワイナリですが、味わいはなるほど流石にもっとも高くしているだけあって秀逸。
改めて、ファルネーゼというブランドの底力を感じられはしました。
デスパーニュとファルネーゼ、ここまで差がついた感はある(突然のバッシング

というわけで、エディツィオーネ・チンクエ・アウトークトニno14でした。
余談なんですが、私の隣で試飲していたおそらく40歳前後のご夫妻はこのワインを偉く気に入っていました。
他の試飲アイテムとしてピノとかシラーズがいたにもかかわらず、であります。
ご夫妻は濃いワイン派との事でしたが・・・・・・その日ぶっちぎりに濃いワインを高く評価していた事実。
なんとなく、日本人だと「歳をとるとあっさりしたものが好きになる」という感覚を抱きがちですが、それは単体で見るには大きく間違いで
「濃いものの方が逆に味わいを感じるようになる」というのもある訳。
あの夫妻は果たしてこのワインをどのように判定していたのか、私にとっては気になる事なのでしたとさ。

ここで飲みましたのでここを載っけとくノデス

思わず宣伝ワードにヤレヤレだぜ・・・のと空条承太郎バリの溜息が出ちゃう一番有名なカサーレ・ヴェッキオの旦那

なんか個人的にそそられはしないけどイイ感じの塩梅ではあるキャラ・・・と、ふと思いついたのが八坂神奈子なのでした。

| イタリア | 22:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バルセロナの代表的ワイナリ?某自然派スペインインポーターが最も大事にしているレストラン御用達ワイン エスペルト・テレス・ネグレス2011

うぇるかむ!
ここのところ、一気に色々ジャンル違いに飲みまして正直1日に2回ペースぐらいで更新したい勢いであります!
なんとなーく、貯めちゃってそのまま風化しちゃうんですよネ。ううむ・・・・・・
さておき。
今日は某自然派・・・・・・ええい、和泉屋がずっと販売しつづけているワインのひとつがこちら。

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エスペルト・テレス・ネグレス2011
またまたカリニャン克服の為に試したワインだニャン(突然の猫語

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルはゆるーい感じで、そこそこカワイイタッチであります。
この画家、かのバルセロナオリンピックの公式キャラクターも務めたハビエル・マリスカルという方。
そのゆるさをそのままに、色々と意味深に描いてたりするそうな。

作り手情報に関しては、それこそ和泉屋インポーターのサイトを見ていただきたいぐらい。
簡単に説明しますと、このワインを好評しているのは「レストラン」なんですね。
何よりもエル・ブジ(スペインのレジェンドレストラン)での採用が最もドヤな部分なのですけれど、それ以外にもミシュラン星付きスペインレストランにたっぷり入荷。
小規模という割にはけっこー色んなレストランに入っており、また作り手のアナ・エスペルトはスペインのとある有名ワインショップで「スペイン代表の女性醸造家四天王」に選ばれているとか。
そんなこんなで、神の雫にもサクッーっと出てたりでこのインポーターさんの特に推しといいますか定番ワインのひとつなんですネ。
さて、私はコレでどう感じたか・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(料理との合わせ次第で+)
なるほど、料理がないとなぁ・・・
かなーり「サブとしてのワイン」です。単体としての魅力というよりは、料理に介添えするようなワインです。
良くも悪くも「レストランオンリスト納得」のワインであり、評論家勢があんまり見ていないのもわかります。
つまり、品評会向けの味わいではありません。

色は比較的薄めにレッド。それほど熟成などのニュアンスもなくカラーは単一的。
香りにほのかにラズベリーやアセロラの感覚、それと自然派特有のビオっぽさが高めにあります。
カリニャンワインなので、仕方ないとも言えますが結構青臭い。
カベルネの青臭さよりもカリニャンの青臭さってどこか目立つ気がして、それは赤系果実の風味ゆえだとも思うのですが、まさにふっつーにカリニャンっぽい表現がなされています。
味わいも同様で、酸味はそこそこ高めな中で葉っぱ系の苦味と風味、アセロラなどの小粒な赤果実の酸味と甘味がスラーッと出てきます。
口当たりからして軽めなのは特徴的で、よくもわるくも水っぽい。かなりガブガブいけるワイン。
なので、単体で飲むと全体のインパクトもないし、整った感覚も無いし、品位もそれほどはない感じ。
が、料理とは合わせやすい酸味や軽やかさはあって、その部分も嫌味にはなっていないから万能性があります。
言い切って、料理と合わせなければ美味しくないワインです。
あくまでも料理の補助、という感覚が高いワインとなっていて、その口当たりの感覚からついスラスラ呑んでるといつの間にか泥酔している・・・・・・ドリンカピリティはあるワインとなっています。
あくまでも、ふっつーのクラスメイト。美人でもモデル体型でもない変哲のなさ。
だけど、隣の机にいたらちょっと嬉しい感じの女子。
高校生時代の、あわーい期待感があるような気がします。
あくまでも日常の中のワインです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
3000円前後の自然派気味、としては特筆するところもなく可もなく不可もない打倒な価格設定だと思います。
すごく妥当・・・いや、2000円前後だったらもう少し評価も良くなる気がしなくもありませんが。

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裏ももう少しデザインを感じるとより嬉しいかなぁ。

あくまでも料理と合わせるワインなので、プレゼント向けというよりは料理を振る舞う機会やパーティー向けです。
ガッバガバと当ブログみたいな評価なんぞ気にせずに料理と楽しんでいただければと思います。

というわけで、エスペルトよりカリニャン主体の一本でしたニャン。
何本かカリニェナ主体ワインを呑んで改めて感じてしまったのは「やっぱ私、ニャンはどーでもいいニャン」でした。
なかなかここの部分は覆りません。
うーん、やっぱり苦手品種かも。とはいえ、世界的にみれば良く作られていますから、今後もそれなりに見ていかなくちゃかんぁ・・・・・・うーん。

ちなみに樹齢も高いカリニャンですが、そうした滋養感はないかも

ラベルデザイナーはキティちゃんともコラボしてます。さすが鬼帝!

| スペイン | 19:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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テタンジェを超えるテタンジェ!これ一本でメイドさん一日貸切気分! ドメーヌ・カーネロス2010

うぇるかむ!
皆様、バレンタインはお楽しみでしたか?私は、まぁ、普段通り・・・うん・・・自分で買ったチョコ食べてました。
さて。
今日はそんな特別な日にもOKなスパークリングをやっておこうと思います。

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ドメーヌ・カーネロス・ブリュット2010
というか、今までコレをなんで私は書かなかったのか・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(個人的に+♥)
さて、このワイン、一言で説明しちゃうと
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以上!
シャンパーニュのド名門がカリフォルニアで作ってる系です。
ロデレールも相当有名ですが、これも相当有名なので泡好きならばもう飲みまくって飽きている頃かもしれませんネ。
ワイン・スペクテーター誌がこの一個上のキュベとこれの06年に「スパークリング特集で1位2位のダブルフィニッシュでっす♥」とぶちあげて更に知名度をあげたんだとか。
または、私の知り合いが本家テタンジェブリュットとこのワインをブラインドしたところ10人ぐらいが全員一致で本家とこっちを間違えたとか。
お膳立てはバッチリ整っているこのスパークリング。
あ、これ、後の評価全部最大つけまーす(突然のネタバレ)

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ベラボウなシャンパーニュ
アメリカナイズされつつ、それでいてとにかくリッチ。
極上のスパークリングワイン・・・・・・というか多くのシャンパーニュより圧倒的に迫力とスタイルの良さがひきたってて凄まじいのです。

色はかなり黄色味が強くゴールド系。
泡はかなり細かく出来ています。見た目にまずOK。果実の強さがハッキリ見て取れます。
香りからトースト&バターにりんごジャムにほのかなスパイス感というモーニングセットのような。
香りだけで素晴らしい休日の朝が完成です。ワォ。
蜜っぽさやバタ感が強く出ており、その辺りはカリフォルニアらしいっちゃーらしいのですが、パワフル一辺倒でなくちゃんと果実の風味が漂っているのは重要なところ。
味わいは完璧なまでにシャンパーニュをわかりやすくしたような贅沢なビターアーモンドチョコ、ジューシーな果実感に蜂蜜コーティングされたような甘さ。しっかりと酸とミネラリーさも出ていて、余韻もかなーり長いという。
強すぎるとも見れなくもないですが、ドン・ペリニヨンの近年ヴィンテージよりはバランスがいいと思います。
瓶内二次のチョコっぽさをちゃんとカバーし、むしろそうしたクセを従わせるような果実の甘やか美味しさがたまらない!
この濃さとバランスの取り方が高次元にできていて、高級至高のそれを思わせるのです。
ヴィンテージなのが良い方向に働いている気がするんですよね。味にバラけが感じられない。まっすぐ見据えている。
強くてもテクスチャがある。
カリフォルニアの強みを実は何よりも体現しているのって、もしかしてカーネロスら辺りの泡かも?
よくよく、私はカリフォルニア上らへんのワインを飲むと「メイドさん」を思い浮かべる事が多いのですが、これはむしろ結婚しちゃってますネ。元若女中と結婚して過ごす完璧な給仕の休日の朝。なんというバカンス感。あぁ・・・(何いってんですかね私?)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
一番気に入ったのは値段だ
ミレジム入りのシャンパーニュ一家の技術介入品で3000円いかない。
で、本家シャンパーニュ超えてる。
ワォ!これをコスパ最高!と言わなければ当ブログは閉鎖でありますヨ。
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瓶まわりの装飾もバッチリですし(裏ラベルの紹介だけ剥がしたら素人目にはフランスモノです)味わいと価格もこの内容にしてド安すぎる。
上手に使えばヘタなシャンパーニュよりプレゼントにつかえて、日常的にも使える。
もう、なんといっても休日の朝にぶち空けて一日楽しんでしまっていただきたい。メイドさん一人雇うようなモンですから。
そんな訳で、実は私はスパークリングあんま好きでないのにこれは5本ほど買っています。そのうち1本は電車内で落としてしまいそのうちの1本でグラスを叩き割ってしまった事がありました。
そりゃそうですよ。これをこの値段で買えたら不幸も訪れるんですよ(謎のネガポジティヴ)

というわけで、ドメーヌカーネロス・ブリュット2010でした。
いいですか、これがミレジム入りで3000円前後。
これを超えるスパークリングがあるならば、是非ご紹介いただきたい!

ミレジム入りだし、もしかして熟成もアリ?

本家は年号無しでこの値段。味?カーネロスのが多分美味しいよ(確信

本格的メイド、というよりはパワフルなアニメ系。だけど「お帰りなさいませご主人様~☆」ではなく「ご主人様、なんなりとお申し付けを」なんですヨ(このニュアンス伝わります?

| アメリカ | 23:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワイン通だってチョコレートの日は大好きなんスよ!:コラム

うぇるかむ!
今日はちょっとお買い物しちゃいまして、通常更新でなくこんなタイムリーなネタを・・・

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ゴサッ!と!!
チョコレートッ!!!

そう、バレンタインなんですよ世間は。
コーヒー業界やワイン業界も地味に(むしろ強く)力を入れてたりするチョコレートの日であります。
お菓子業者が大変盛んというか一年の半分を売るとかいう説もあるそうな・・・・・・
で、ワインとチョコの相性というのは「人によってまちまち」で、パーカーたんとかは「チョコとワイン最高だから!消費者はチーズ捨ててチョコな!!」って感じにおせおせな一方で日本のワイン通各位は「パーカー乙」とチョコにワインは否定的です。
そんなことはどーでもいいッ!
このシーズンならではの、チョコ系イベントが私は大好きなのです。
色とりどり、多様な販売戦略に彩られたチョコレート菓子が一同に会すのを見るだけでも楽しいんですよ、このシーズンのチョコイベントは!
ワインショップを眺めるように楽しい。
で、いくつか買ったものを紹介。一度期には食べず今後ワインと合わせるつもりです。

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ワインブログ的に外せなかったのがメゾン・デ・ボンボンの貴腐や赤ワインのボンボンシリーズ。
貴腐、赤、ロゼの三種類入ってます。見た目も瓶だったり箱がどこかアメリカンな辺り私の購買意欲をそそりすぎた!
貴腐を早速食べてみましたが・・・・・・ああ、パーカーが言いたいのはこういう感じの合わせ方なんだろうなぁとしみじみ。
彼は誇大すぎるし説明が足らなすぎる・・・・・・

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サロン・デ・ロイヤル・京都の奥ゆかしいナッツアソート。
ミルクとビターのシンプルなナッツチョコですネ。
箱の可愛さで買いました(マジ)。ナッツ系チョコはワインとの合わせもいいハズなんですよネ。
サクッとしたナッツの香ばしい感じとしっとりしたチョコの歯ざわりが混ざった不思議食感。

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ベル・アメールのチョコミントとかつお節
厳選した枕崎かつお節を使ったチョコで・・・・・・ってマジか!?
というびっくりぐらいで購入。めっちゃくちゃ売れ残ってました。
早速食べてみたら、固めのビタチョコに何故かアフターでかつお節が出てくる。そしてそれがそんなに嫌でもないかなぁという・・・じゅ、熟成ワインと相性いいのかも??

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最後にコレ、辻口博啓のチョコユニバース。
私、実は渋谷に行くとお酒呑む→ヒカリエでポール・バセットのコーヒーと辻口チョコでフィニッシュっていうのが定番だったり。
新作の砂糖不使用というチョコを買ってみたのでした。試食で食べた感じだと上品な甘さとくちどけも辻口スタイルのなめらかなアフターだったので。6枚1000円という価格も高級チョコ界隈の中では安めでいいでしょ?

こう、箱のデザインとか見るだけでもうっとりしますネ。
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ついでになんか泡飲みたいよなーと思いましたので、箱のデザインが冬の白仕様になっててこれまた可愛かったからアラモス・エクストラブリュットを購入。
シャンパーニュないし瓶内二次の泡ならチョコも相性いいんじゃない!?と試すためにも。
今のところ幾つかのチョコと試してみてますが・・・相性悪いわコレ・・・・・・・
炭酸の苦い飲み物になってしまった・・・・・・

というわけで、バレンタイン前からバレンタインを楽しませていただいています☆
一人でね!!!!!!
フーハッッハッハ。チョォコレェェイトは実に強靭無敵最強だァ^~(CV:津田健次郎)

チョコは最強だがコレは合わなかったゾ

ワインとチョコの相性研究に

このドヤ顔!

| コラム | 23:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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では、カナダのピノ・ノワールはどうなのか? フランス人が続々と見出すナイアガラの個性? サーティーンス・ストリート・ワイナリー・エッセンスピノノワール2010

うぇるかむ!
酔っ払いつつも更新しております~。実は最近これまで自宅試飲に使ってたリーデル・ヴィノム・ボルドーグラスを割ってしまいまして、ついでにグラス増やしたんですよ。そうしたらグラスが増えて検証増やした分飲み過ぎてしまって今もヘロヘロ^^;
さて。
カナダというかヘヴンリーヴァインズさん特集の第三弾になります。シラーで続きましたが、本日はガラッとピノです。

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エッセンス・ピノノワール2010
サーティーンス・ストリートワイナリーというワイナリのエッセンスピノノワール2010・・・とまで説明しておきますねー。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
あ、ラベルじみーにかっちょいい?
ということで4にしてあります。シンプルでかつそれっぽくカルトでかっちょいい!
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裏も手書き文字風なのがくすぐりますネ。こういうワンポイント、実は大事なんですよワイナリの皆さん(酔っぱらいの絡み方)

作り手はジャンピエール・コラス氏。ポルナレフではありませんよー。
シャブリ名門のドメーヌ・ラ・ロッシュで10年間務めていたフランス人の方です。
シャブリ時代は結構賞もらってた人で、かつカナダに戻っても最優秀賞をオンタリオのワインアワードでもらってたりします。
(あ、ちなみにカナダ人・・・ではなくフランス人です)
ここのところシラーでカナダを更新してましたが、考えてみれば元々アイスヴァインとかの産地で、ようするにピノは強いハズ。
98年設立のこのワイナリー、その実力というと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(好きな人には+♥?)
クセつっよい熟成系なぁ!!!
飲む前から熟成しがちなタイプ?と思いつつも、味わいはよりクセが強いスタイルになっていました。
2010年のピノ、というにはかなり枯れた感があって、風格はありつつもそのスタイルにどれだけの人がついてこれるのか・・・そしてついてこれている人はとても評価しそうなピノです。

色はエッジにはサーモンピンクが入っているもののクリアで中心部は赤みが強し。
香りがそうした要素以上に梅感やダシっぽさがあるんですネ。
あ、ちょっと熟しているんだな、という程度にはカツオっぽいダシ感やウメボシの酸などの日本的な風情が見受けられるのです。
果実感も控えめで、そうした熟成香が強め。
味わいも同様!
それでいて、酸がけっこうドッシリと乗っかっていて、口に入れてからもすぐに酸味は刺激される事でしょう。
そうした魚介と梅の感覚を引き伸ばしつつ、アセロラを主体とした酸味の強めの果実感でつーっと〆ていきます。
これ完全に熟成ピノマニア向けなんですネ。
そもそも香りからして熟成途中のニュアンスであり、果実感よりもそうしたこれからの熟し方を示している。
その上では、あまり完熟させすぎず、かつ中途半端にはしておらずきっちり果実を収穫したのはわかります。
故に、カナダの特徴っぽい酸味がのってきて、それを好むかどうかで評価がわかれるでしょう。
個人的には、ピノの中でもジト目の科学マニアキャラみたいなマイナー路線のピノなように思います。
じみーにいい味はだしている。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
つくづく評価に悩ましいワイン・・・
これまた私の不得意ジャンルなんですヨ!熟成感が高いピノって!!
なので、マニアの方にはなかなかたまらないワインなんだろうと思うのですが・・・個人的にちょっとノりきれないかも。
熟成ピノ経験者にとっても、7000円近い価格とみてどうか?というと怪しい気もするし・・・・・・
ラベルデザインの綺麗さや、作り込みの良さは感じられるので駄作では全くありませんが、万人受けはしないでしょう。
甘口専門!みたいな印象のカナダでは、むしろこうしたワインがこっそり作られて自分たちで楽しまれてると思うとむしろ羨ましいとは思いますネ。

というわけで、エッセンスピノ2010でした。
ネット購入はやっぱりこちら
意外とみられる「年数新し目だけど熟成ピノ」のうちのひとつ、と言い切れなくもない。
ただ、その醸造やカナダの可能性自体は充分に感じられる出来になっていますから、侮れません。
ピノマニアの方は是非ご経験のエッセンスにいかが?


作り手の人のいたシャブリドメーヌ自体は、まあ比較的良心的値段?

なんとなーく、こうサブキャラメガネっぽい雰囲気というか、目立つような目立たないよーな・・・・・・

| カナダ | 21:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スペイン最高のカリニェナ?苦手な私でもイけるのカ・・・? アナヨン・カリニェナ2011

うぇるかむ!
連日カナダシラーが続きましたので、ひと休みして安めのワインになります

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グランデズ・ビノス・イ・ビニエドス・アナヨン・カリニェナ2011
ビニエドスまでがワイナリでアナヨンからがワイン名であります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体はカジュアル系ですね。ちょっと横長なあたりはイタリアやスペインっぽいともいえるかも。
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コルクも同じ柄がついています。なんかもっこりしていて瓶は重たく作ってあるという。高級志向?

作り手はグランデズ・ビノス・イ・ビニエドスというところで、アラゴン州の協同組合です。
フランスでもラングドックとかでは割りとみかけますネ、協同組合系。
でも、「組合」というのがマイナスイメージなのかたまーに「この地域のカリニェナの最大の作り手です」と曖昧にだけ書いてるところも多いので注意ね~。
チリ出身のマルセル・モラレス氏が醸造責任しているそうで、一応シークレットキュベということにしてあります。
オーク10ヶ月と何とも特別変哲もないのですが、このワインを押し上げているのが地元誌のギア・グルメという雑誌がこのヴィンテージ(初ヴィンテージでもあります)に対して
「スペイン最高のワインやで!マジマジ!!」
と、太鼓判を押してペスケラ(うん万円)などよりも美味しいという評価にします。

表題にもしていますが、私自身は正直なところカリニェナ・・・カリニャンですネ・・・は苦手品種と言いますか、あんまり好きではありません。
が、あんまり食わず嫌いなのも良くないなぁ、と思い買ってみたのでした。
スペインの単一カリニャンってあんまり呑んできませんでしたし。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
うむ、樽の強いカリニャン。
というよりは、モナストレルとカベフラみたいな作りになっていて、複雑さなどはそれほどでもないもののそれなりに飲ませてくれる濃い目ワインになっています。

色は多少赤みはあるものの紫系。
香りはカベルネ系っぽさにも思える草感と、赤果実と紫果実のミックス。
果実要素に明確な感じはなく、全体にバニラ感が強めに存在しております。アルコールも割りと感じたかな。
味わいはアメリカライクなタッチで、口当たりに少しだけトロ感あり。
果実度は強く、同時にカリニャンならでは?なのか草系の苦味があります。
この部分をココアっぽい樽からきてるであろう作りによって、ちゃちな苦さになりすぎるのを回避します。
同時に紫果実っぽさが強めにありまして、濃さをキープしたままフィニッシュまで。途切れ方はバッサリとしていて、強い果実とココアっぽさがいきなりなくなったり。
すこぶる強めに出来たカリニェナです。こうパワフルな作りでこの品種を作ってるところって他にあんまり覚えていません。
ガッツリと、しかも過熟した節すらあるようなパワーでおせおせにしてあるのは、数人で点数をつけた品評会系とは思えないほど賛否ありそうな作り方です。
カシス入りチョコレートめいた凝縮ぶり、私は割りと飲める方の人なのですが・・・うーん、これカリニャンっぽいワインなのかしら?

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
総じて、3000円ちょっと超えてくるワインのそれなりさ、でしょうか。
むしろもっと低くつけてもいいのかもと思ってます。
濃いカリニャンという部分は面白いといえば面白いのですが、こういう濃さはスペインならば他にもありますしネ。
ただ、カリニャンがあんまり好きでない自分でもちゃんと飲めたという出来にあることは間違いなく。
ちょーっと全体的に評価も内容も地味かも?プレゼント向けというよりも自分用で。

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裏もとくべつ変わってはないですからね~。

あ、もしかするとブラインドティスティングしたらもっとびっくりさせられるかもしれません。
そういう濃さは確かにあって、多分ギドなんとか誌もブラインドで22人が飲んだらこれが超濃くて美味しかったんじゃないかと。

というわけで、アナヨン・カリニャンでした。
そうスゴいワインでもないというのが正直なところでありますが、それなりに楽しめはしたかなーという。
こういう作りも出来るんだーという参考にいかが?

この得点、信じる?

チョコ菓子っぽさはある・・・あぁ、そういえばバレンタインですかもうすぐで

| スペイン | 22:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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カナダの・・・ホブス! ストラタスヴィンヤーズ・シラー2010

うぇるかむ!
実は昨日に続いてカナダのシラーであります。あ、今日は「シラーズ」じゃなくて「シラー」なんですネ。この当たり区別があるのか、植えた元ブドウの差なのかは不明なんですが・・・


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ストラタス・シラー2010
カナダシラーその2、という形で。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的に+♥)
上のほうがモヤッとしている、ちょっとオシャレなのだかイマイチなのだかびみょ~な感じのラベル。
これは人によりけりかしら。個人的に「悪くはないけど地味」かなぁ。
大本は結構出資がでかそうで、詳細不明なのですが、LEED認証を受けたサスティナブルなワイナリーとの事(書きつつ割りと私もどーいうこっちゃと思ってたり)
醸造家にジャン・ローレン・グロー氏というロワール出身方がやっていて、このオンタリオ州のトップ醸造家に選出されたアサンブラージュ派なんだとか・・・・・・
で☆す☆が

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100%シラーのワインです。
ここではなんと18種類もワインの品種植えてて、何故かピノはやらないのにガメイ植えてたりテンプラリーニョにサンジョベーゼにタナンにヴィオニエに・・・とやりつつ、今回は100%シラー。
しかもコンサルトにポール・ホブス。
色々と「ナンデ!?」と言いたくなります。フランス人醸造家のいる所にわざわざコンサルトで単一限定ワインにホブスニキがキていると。

個人的に、ポール・ホブスはその本体たるワインを呑んでいないにもかかわらずソコソコ好きな醸造コンサルトだったりします。
今回もその特徴めいたモノがふんだんに見られてニッコニコだったんですよー

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(一瞬だけ+♥♥)
一瞬だけ万円超えシラーズレベル
流石ホブスニキ!酸味が妙に強く強調されたような味わいのバランスで、飲み進めていくうちに一瞬だけ超美味しい瞬間がやってきます。
かなり作りこみが強いタイプでありつつ、そうしたキャラクターのあり方が私は好みナノデス。

色はかなり赤紫度が強く全く新しい印象。
香りにかなりバニラ要素があり、うっすりとプラムや大きな杉っぽい印象があります。
シラーにしては木々のタッチが大きくあって、ブラインドだとカベルネっぽい雰囲気すら。
それほどスパイシーでもないですしネ。肉感もこなれてくると感じられるようになってきます。
味わいは前述のとおり酸味がまずギッチリしっかり感じられて、香りからくるバニラ要素を突き抜けてきます。
プルーンジャムのかなり酸っぱい作り?そこを差し押さえる形でバニラ感があるんです。
正直、最初は固いなぁ・・・と思っていたワケですが、そうした固さの要素がある時からベリーの甘味が見えてきて一気に良くなるというマジック。
とにかくしっかり呑んであげる事が大事なワインだと思います。
ツンツン気味なのですが、故に慣れた時に総合して果実感が複雑に綺麗に整って、それとハーモニクスするかたちでラムっぽさすらある甘味で〆られる。
こうした行程の作り込みに醸造家の個性を感じさせてくれるモノになっています。元々、カナダワインが酸味強いんだと思うのですが、これはホブスニキが結構色々言ったんじゃ?と過去の(少なすぎますが)経験がうったえるノデス・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
7000円ぐらいのシラー、としてはとても個性的で使い方を選ぶワインではあります。
7000円だすと本家ホブスもそろそろ手が出たようにオモイマスしね。
総合的には面白い、このぐらいの価格を選ぶ上で一個個性がほしい時に使いたいワインです。
全体にラベル自体は地味ですし、これといって華やかなエピソードもないのでプレゼント向けにはあらず。
ただただ美味しいワインが飲みたい時向けです。

というわけで、ストラタス・シラー2010でした
酸に見えるフルーティーさがとにかく楽しい逸品になっています。
輸入元ゆえにネット買う場合はこちらだけなんですけれども、これもまたもっともっと注目されて良さそうなシラー!

硬いといってもここまでではないデス

とりあえずでも本家飲みたいなぁ・・・

ツンツンで一瞬だけ強いキャラっていう、こんなイメージ

| カナダ | 22:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ナイアガラのシラーズ!地元じゃ負け知らずの実力とは? クリークサイド・シラーズ2010

うぇるかむ!
先日書いての通り、カナダワインを・・・というよりはヘヴンリーヴァインズさんのワインをたっぷり呑んでまいりましたので、カナダでの更新が結構出来そうです。
さて。
カナダ、というと「アイスワイン」と一般的には即答されるワケですが、現地ではむしろアイスワインよりこういう事をしたい人が多かったりするそうな。

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クリークサイド・エステート・シラーズ2010
読みにくっ!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的に+♥)
アメリカか何か?
みたいな、なんとも大胆なラベルになっています。多分、横置きせいやって事なんでしょう。
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ええっと・・・・・・読みにくい!
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なんとか首を傾げて読みましたヨ。

97年創業のこのワイナリ、はじめから土地柄らしくないソーヴィニヨン・ブランやシラーズなどを植えてきたのだとか。
現在のメイン醸造家はロブ・パワーという方で元ソムリエ。
穴あきジーンズでモンティ・パイソンのセリフをくっちゃべるオッサンなんだそうですが、なにそれヘンタイ?
地元のソムリエ協会が今回のボトルを最優秀赤ワインにも選出しているのだとか。
そもそも、カナダワインって国内での消費が多いそうでほぼほぼ飲まれてしまって輸出にまわっていないのだそうで。
なので、あんまり他で大々的な賞をとったりしてない。
それでも最優秀に選ばれたという逸話、どの程度かというと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥(好きな人は+♥)
ぐっ・・・獣感やタバコ感が強い苦手タイプ・・・・・・
実は私、シラーにワインを始めた頃苦手意識をもっていまして・・・その記憶が蘇ってしまうと、あんまりいい評価しないのです。
その記憶というのが「獣臭さとタバコ系のダーティーさが全快」なタイプ。

色はかなり赤黒くなっており、ガッツリとしたブラックさです。
香りにかなり土っ気を感じさせます。
白胡椒の感覚が明確に出ていて、香りからして毛皮とタバコの煙感少々。
味わいも苦味が強いスタイルでとってもダーティー。
草っぽさも多めで同時に酸やタニックさも明瞭になっています。
ド強い系のしっかりした酸味系シラーではあり、ミネラルもガッツリ感じられはします。
はじめの印象よりも飲みススメていくと美味しさがわかるタイプですネ。
マッチョ老人キャラみたいな、ネタと渋さを併せ持った感じの個性派ワインです。
こうした個性がティスターに噛み合うとすごく良いと思います。
うん、私は、その、そんなにガチムチマッチョネタキャラ好きじゃないので・・・・・・

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(好きな人には+♥)
価格としては控えめな3700円程。
私の説明を読んで「むしろウマそうだな」と思った人は注文しましょう。
4000円ギリギリいかないぐらいの価格の品位や風格は間違いなく持っていて、あとはそこにある香りや味わいの雰囲気が好みに合うかどうかだと思います。
一律してカナダ産の赤ワインというのはワイン会・・・特にブラインドティスティング会・・・であれば相手に驚かれる事は間違いないのが日本の現状。そういう使い方をするにはラベル的にも楽しいと思いますネ。
使いドコロを選ぶワイン。

というわけで、クリークサイド・シラーズ2010でした。
ネット購入の場合は、こちらのみ。
↑実店舗でしか取り扱いしてないっぽいんですね。あとは近場の東急渋谷本店でしか買えず、または10店舗程度のホテルやレストラン・・・・・・レアな!
こういう超小規模な専門店にはとても頑張って欲しいと同時に「手に入らなすぎなんじゃー!」と消費者としては歯がゆいところでもあり・・・・・・なかなかマイナー扱いの地域は痒い所が多くて悲しいですナ(ブルガリアとかもネ!)

楽天で調べてもモンダヴィの息子さんしか出てきませんでした(ちなみに売り切れてるけどこれは美味しかった)

なんかこう、こんなキャラだと思います。

| カナダ | 12:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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南アフリカのド大手シラー、その特徴から見る感覚とは? ニールエリス・グローエンクルーフ・シラーズ2012

うぇるかむ!
実は先日、使い続けていたリーデルグラス(ボルドーヴィノム)を割ってしまいました:_;
なので、新しく買ったグラスと今回の記事と別のワインを楽しんでいます。(改めてリーデルのボルドーヴィノムという従来使っているグラスは買ってますが、ツィーゼルの柄物とかも買ったので今後更に色んなグラスでの検証が行えます!)
ほんと、今回の記事と関係ないですネ!

さて。
当ブログ、最先端のブームの検証として南アフリカはかなり優先的に追っているのですが、今回はそんな南アフリカの大手さんナノデス。

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ニールエリス・グローエンクルーフ・シラーズ2012
南アフリカのド大手シラーズです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベル自体は正直地味の極みでそそらなさの方が強いと思います。
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裏までこう地味じゃねぇ・・・・・・うーんって感じではあります。
このニールエリスというワイナリー、南アフリカではKWVには至らないもののかなり大手でありまして、60万本も色々合わせると作っているワイナリーであります。
1989年に出来たワイナリで、名前になっているニールエリス氏が主体となりハンス・ローダー氏とおnジョイントとして作っているそうな。
ヒュー・ジョンソンが割りとイイ評価をつけている程度にしか参考にならなかったのですが、南アフリカでも大手も大手で、結構な種類のワインを作っています。
その中でも、今回はシラーズ(シラー)のスタイル。当然、私が目をつけないワケがない!という感じで、大手の南アフリカシラーズを考える意味でも呑んでみたのでした。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
うーん、まぁ、そうねぇ・・・
シラーズ感覚よりも酸味が良く出ているあたりが南アフリカらしいといえばらしいとは思います。
この価格で感動を求めるのは酷ですが、基本的には「南アフリカらしい酸味をもったシラー」以上ではないかな。

色は比較的強めの赤紫。ギリギリ透ける程度。
薫りから果実感覚は多めで、プラムやプルーン感はあるんですが、どこか青臭さはありつつ。
バニラ感覚は比較的低めで、それほど邪魔にはなりません。
味わいは酸味が強めのフルーツ感覚が多いシラーという感じ。
余韻は長くないですし、ド強いワケではないですが、酸味自体は独特の個性を持っています。
酸味の部分がちょっとアセロラすら入るような、明確な強さを持っていてこのあたりに南アフリカを感じちゃいます!
酸味が特徴的なんですが、紫果実を主体として、全体としてはそれほど複雑さがありません。
南アフリカらしい酸の強さが付加された一般的なこの価格帯のシラーズって感じではあります。
ただ、その酸味部分がハッキリとしている為に、逆に飲みやすさすら覚えるのは注目すべき部分。
南アフリカって割りと酸味を径著に表す事が多いようにおもうのですが、これはまさにそうした傾向を把握するには充分なワイン。
シラーズっぽい紫果実感+南アフリカならではのミネラリーですらある酸味・・・という独特のバランスにメロメロになれるかどうか。
酸味がちゃんとある方が嬉しい、というワイン上級者にとってはかなり伏兵として効くワインでは?
または、初心者にとっての南アフリカの流儀は知れるかも。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
2000円前後のワインとしては特筆するほどではないかなーと。平均値+酸味って感じで、大オススメとはいかないかなー。
しかしながら、ちゃんとデイリーの南アフリカワインとしては充実しています。
2000円ちょいのシラーズとしては、ちゃんとしている部類なんですね。
あくまでもデイリーシラーズ。しかしながら、南アらしさは確実に捉えていて大手らしくちゃんとそれなりに作ってはいます。
コスパがいいとは言い切れないものの、デイリーワインとしての最低限は保っていて、南アフリカの感覚の楽しさは伝えてくれるでしょう。
プレゼントなどのは全く向きませんので、南アフリカテーブルワインの感覚を掴むために飲むのがオススメです。

というわけで、ニールエリスよりシラーズでした。
かなりの大手でも、特徴的な酸味は掴んでくる国南アフリカ。
これがクセになるとゾッコンになることは間違いありません!
それは二次元しか愛せないヲタクが如く・・・というのは流石に言い過ぎかしら?

100%ではないけど、同ワイナリのシラーズがこちら。多分、南アフリカ工業的ワインの定番の味が出てるとは思うので南アフリカ研究にはそれなりにGOOD

楽天ではケース買いが最高値にくるぐらいに大手

南アフリカの量産型って、実はこんな気分?

| 南アフリカ | 21:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バリスタもソムリエもドすごいよなぁと同時に味覚ってなんなの?という話:コラム

うぇるかむ!
今日は通常更新せずに、サクッとコラムであります。カナダワインを飲み過ぎて、正直頭クラクラしながら帰ってきました。
さて。
そんな酔っぱらいの時に呑んで最高の飲料といえば、ブラック珈琲をおいて他なりません。
最高の酔い覚まし&酔い止めだと過信して、今日もせっせとフレンチプレスの時間を測っているのでした。

そんなコーヒー業界にもソムリエ世界コンクールが如く大会というのがあるワケです。
先日、スーパー銭湯に行った時に夕方のワイドショーテレビで「スターバックスのブラウンエプロン選手権」というのが放映されていました。
アルバイト主婦のおばちゃんが、スタバの数十人といないバリスタのトップを目指す、という話だったんですネ。
私、釘付け。
やっている内容が、ほぼほぼソムリエ世界大会に準拠するような内容でした。
羅列すると

・香りからどの豆かを判断するテスト
・提示された商品の解説
・カッピング(ティスティング)
・接客評価

確かこんな感じだったハズ。これが世界ソムリエコンクールだと、接客の時にすげぇ意地悪なことをする客が出てきたり、知識テストがもっと付加されたりするんですがネ。
プロとしては接客技能の部分がやはり重要視されるべきなのですが、今回はティスティングに絞って話しますと。

スタババリスタの場合、あくまでもスタバの基本16種類ぐらいからティスティングは判定。
正直いっていくつあるかわからないワインの中から引き当てるソムリエコンクールやブラインドティスティングに比べれば楽勝・・・・・・
かと思いきやそんなこともなく、スタバ店員の中でも知識量のある人らでもその16種類の中からブラインドでは当てられない事も多いと。
コーヒーの場合、実はワインよりも遥かに複雑に飲むまでの工程があるので単純に16種類と言い切れないとはいえ、かのスタバ様のトップクラスも確定させづらいと。

ワインブログを一応なりともやっている身として、改めて
「ワインを評することに意味はあるのか?」
を感じてしまうんですね。
まして、20点法でそのうちの5点も「ラベルやワイナリーの歴史やその各界評価」に裂き、更に5点も「値段と味の釣り合い」というちょっと摩訶不思議なところに割り振っている身としては・・・
ついでに資格とか持ってないしネ!DoCGだるいんじゃ~!!!

うんうんと、スーパー銭湯でスタバのお兄さんお姉さんがコーヒーを啜ってる映像見ながら、結局のところは
「趣味として自己評価の基準を持つこと自体は大いに価値があり、またそれが他者に役立つならそれも大いに価値がある」
という変わらないところに至ったのでした。
あれほど複雑に要素がからむコーヒー・・・・・・極端に言えば意味があるのか疑問符がつく・・・・・・を判別する大会があり名誉があり。
それを参加者たちはそれなりに楽しんでいる。
そう、大会に出る知識の詰め方や飲み方というのは楽しいのです。
ティスティングは萌える
これに尽きるノデス。

酔っ払いつつ取り留めなく時間いっぱい書きましたが、ワインだけでなく何かをただただ飲むという行為から一歩進んで、味わいの差異を楽しむという事は立派に趣味となりそして世界があるわけです。
当ブログを読んでいる方も、そうした「ティスティングという享楽を楽しめる」というのは忘れずに。

あ~、ワイン飲みたい。何か開けちゃおうかな・・・・・・


オタク界隈では「長い注文方法」ばかりが注目されがちなシアトル系ですけど、単純にブラックで飲むほうがイイと私は思う。

田崎真也先生なにしてはるんですか

| コラム | 23:51 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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タスマニアの悪魔!?ど大手の安めでもやはりオージーピノって・・・・・・ テイマーリッジ・デヴィルズ・コーナー・ピノノワール2013

うぇるかむ!
ついこの間、東京のスーパー銭湯に行ってきました。いやー、黒いお湯が出てるんですね。最初醤油かと思いましたヨ。
さて。
そんな感じの悪魔めいたラベルが今日のワインなんですネ。

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テイマーリッジ・デヴィルズ・コーナー・ピノノワール2013
なんだこのラベル・・・面白いやん!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的に+♥)
こういう頭おかしいラベルつけてくるからオーストラリア大好き♥
完璧に悪魔めいた何かに船が攻撃されてます。
デヴィルズコーナーって悪いイメージ全快すぎる名前といい、なんでこれ?みたいな雰囲気満載です。
ちなみにタスマニアはオーストラリア1海綺麗らしいから・・・
ナンデ!?ナンデこの血の海っぷり!?
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と、思ったら裏に書いてあるっぽい。案内が大変な急流の川の付近っぽいのです。

作り手はテイマーズリッジというタスマニアにおける大手。
発端は1994年にジョゼフ・クローミーという方が始めたらしいのですが、2003年に大手木材会社のグループに買収されて大資本からタスマニアではトップクラスの生産量のワイナリになっています。
ウィル・アドキンス醸造長、コンサルタントはオージーきってのコンサルタントたるリチャード・スマート博士がやってるとのこと(日本のワイナリにもたまーに着てる人ナノヨ)
大手も大手でタスマニアにしては安い価格のワインなのですが、それなりに布陣は揃えつつ作ってる模様。
タスマニアピノ。実はオージーにおける注目産地であるものの日本では知名度がありません。
その大手が安く作ってるピノ、実力というと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
おぉぅ、色んな国のミックス!?
何とも色んな味がしつつ、整っている感じ。それはテクスチャがあるというよりはカオスの権化めいていますが統率がある。
ボーヌ?カリフォルニア?オレゴン?ドイツ?nz?総じてオージー?
要素がとても贅沢にできているのです。

色は比較的暗めのクリムゾンレッド。流石にアルコール度数14%の新モノだけあって強いカラーです。
香りはチェリーの感覚は濃厚に、しっかりとしたアルコール感が出ています。
果実の主張が強く、アセロラや大粒のさくらんぼなどがギュッとつまった凝縮系の印象。
味わいはベースとしては赤果実&紅茶感の凝縮フルミックスで、ニュージーランドやドイツなどに見られる寒冷さ。
酸味は結構高くあり、同時に甘さと茶葉っぽさがやってくるんですね。
口当たり自体は中庸でおもすぎず軽すぎずであまり特徴的でないものの、果実の感覚や紅茶要素は強めに入っているのデス。
ハッキリと苦味をうったえてくる辺りはボーヌよりな気も。酸の強さ辺りもどことなーくフランスめいてはいるんですが、果実的にオレゴンっぽいような・・・・・・
なーんて、深くブラインド的に考えてしまうと「どこの国なんだ?」という気がとてもしてしまうんですね。
これがタスマニアの面白いところ?
トータルでいえば、ピノに欲しい要素をガッツリ仕入れている(バニラ要素などは見られませんが)のだけれど、教科書頭で考えると要素がちょっとバラけている。
不思議な濁流のようなワインで、まさにラベルは表現的であるといえるでしょう。
嵐の海って気分にさせてくれる・・・・・・けれども、沈まない自信はあるような・・・・・・そんな感覚の良さがあります。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
2000円中盤の魅力じゃないな!?
このワインのすこぶる良い部分は「2000円っぽくない」これら魅力的でかつチープでない感覚でしょう。
どちらかというと、低価格帯NZなどにも近い部分があるのですが、それにしては明るく・・・あぁ!もう!とにかくこんな感じで楽しい要点がしっかり組み込まれています。
不安定なのか、それでいて安定しているのか・・・・・・少なくとも、良く出来たピノであると思います。
タスマニアらしい「中庸においしいところを拾っているバランス」といえるのかも。
デイリー向けでありますが、ネタで何か持って行っても楽しんでもらえそうなラベル。
タスマニアの超大手、なのに大手らしくないこの作り。うーむ、お手上げ!

というわけでテイマー・リッジ・デヴィルズ・コーナー・ピノノワール2013でした。
すごく熟度が高い、安い範囲の中で魅力をたっぷりもったワインでした。
もしかすると、ワイン慣れしていない方がシンプルに楽しめるかもしれませんネ。
日本に入ってきているオージーピノの実力はやっぱり異状なクオリティ!

2000円中盤でこの要素の取り入れっぷりというのがイイのです

ちなみに白版は水が青くなってるんですけど、船は沈む。

ワンピースのグランドライン入る直前ぐらいに乱戦してる感じ

| オーストラリア | 23:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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取り急ぎ更新予定!

うぇるかむ!
ちょこちょこと忙しくてですね、昨日は更新出来ずついでに今日も(できればしますが)夜はどーかなーというところなのでササーッと。

・割りとテーマ考えずに最近更新してましたが、相変わらずブルガリアやオージーや南アフリカがメインなのは変わらず。
・ちょこっとコーヒーについて考える。ばりすたカップの報道見てて思ったアレコレ
・そろそろデイリーワインのコーナーを着実にすすめたい

こんな感じで。夜はなぁ・・・特に、金曜日の夜は大変ナノデス
武内Pを見るために

| 未分類 | 10:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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樹齢200年!?チリ超日常スタイルに自然派大感動!? ピペーニョ・コロネル・デル・マウレ2014(1リットル)

うぇるかむ!
自然派、というとそれだけでジャンルめいていて好き嫌いが大きく分かれます。
好きな人はとにかくコレしか飲まない!みたいなオーラがあったりもするスタイルであるものの、チリにはその傾向はあまり見られなく思っていました。
が、チリにも自然派の遺伝子が微粒子レベルで存在する!ナノデス。

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ピペーニョ・コロネル・デル・マウレ2014(コエレム)
もうね、これ、自然派大好きな人ここから先みなくていいから速攻で買うべし。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的に+♥)
このラベルのコミカルさ!鉄拳の紙芝居めいてすらいますね。
この何ともほんわかじみーな感じのラベルからしてもどことなーく自然派のオーラが出ているワケです。
それもそのハズ、作り手のルイ・アントワーヌ氏はワイン勉強をマスター・オブ・ワインの元でしたりボーヌの醸造学校に行ったりしたあとにフィリップ・パカレやマルセル・ラピエールに弟子入りしているのですヨ。
もう、ドがつくほど自然派!何故か超速攻でルイ・ジャドで働いて辞めたりしている辺りに「あたしゃ自然派で生きるのヨ!」って雰囲気が見えます。
2010年のチリ震災でダメージを追いつつも、作ってるのは・・・「パイス種のワイン」です。
は?パイスってなんぞ??
と思った方も多いとは思うんですが(私もそうだしネ)チリの日常消費向けのド安い地品種です。
日本語で「パイス ワイン」で検索してもその品種にたどり着くのは難しいんですが、ここのスゴイのは「平均樹齢200年ッス」と謳っていること。
ドがつくほどのアンティークな地ブドウでのワイン・・・・・・
しかも、1リットル!
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ボトル比較しようと思ってリングランド先生と写真とってみたんですけど、むしろ容量小さいリングランド先生の方が大きく見える状態。
ボトルがずんぐりとしているんですが、私が使っている簡易セラーには横置きで収納可能でした。
チリ日常用品種の自然派・・・・・・なんともイロモノめいてますが、その実力というと?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的に+♥。ただし自然派嫌いの人は絶対避けるべし)
自然派の人はとっっくにケースで買ってそう。
まさに自然派!まさにじんわり系!
オレンジワイン(最近流行りつつあるスタイル)とか好きな人ならば迅速な入手が求められるでしょう。そうじゃない人にはサッパリ向きません。

色は割りとうすみでクリアなレッド。
紫要素も少なく、とにかくクリーンなカラーです。
香りにそれなりに塩っぽさがまずは感じられますが、どことなくカカオパウダーっぽい苦甘い香りとアセロラやブルーベリーなど赤&紫果実がちゃっかりミックスされたような印象。
数日たつと、カカオっぽさが如実に出てきて同時に甘さがギュッと深まります。
味わいは開けたてはとにかくカチコチで、塩っけが目立つだけの液体になっちゃってます。
が、ちょっと時間がたつとその奥でストレートな果実の旨味とチョコっぽさがほのかにミックスされ、飲み進める程にその美味しい甘さと品の良さを確かめずにイられなくなっちゃうのです。
まさにドリンカピリティ。ついつい呑んでしまうと、うす味に思えた部分から更にスパイス感少量やベリー系の健全なキャラクターを見せてくれるという。
何ともスポーティーな女の子って感じのワインです。長距離走の選手っぽいかも。
スタートよりアップ入って走り始めてからの方がセクシーであります。
で、自然派のこんな作りなので日持ちがベラボウに良く、私のズボラ管理でも4日はもちます(っていうか今4日目を飲みながら更新してます!)
1000ミリリットルをちびちびとやるも良し、豪快に飲むも良しといったラフさがとても良いのです。
高級感などはサッパリありませんが、意外なほどミネラル感があってそれは樹齢200年から来るのかな?と思うと納得。
日本においては他に例があまり見られない、オンリー1なワインといえるでしょう。ブラーボ!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(自然派なら)
恐ろしく良いので、私はもう買わないかもしれない
なぜなら、容量が多くてこれだけチビチビと飲んでもOKなタフな子なのに、2000円ちょいという値段設計だからです。
超マジメに完璧な管理体制をとれば、2週間ぐらい毎日飲めちゃいそうな気がします。
で、値段が安すぎる。師匠であろうパカレやラピエールよりもずっと安い。
これを買って呑んでたらそれぐらい日数楽しめちゃう可能性大だから、逆に色んなワインを試したい私としてはその分試せるワインが少なくなる=もう買わないかもなんですヨ・・・・・・コスパで言えば随一という他ないです。
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裏ラベルなんかもこうしてカワイイので、ジャケ買いもされることでしょう。
プレゼント、というよりは好きな人が買ってガバガバ飲む感じですね。ネッド・グッドウィンMWとか瓶に口つけて飲みそうだよネ。
好みはハッキリ別れるとは思いますが、最新の自然派スタイルを楽しめるかどうかはこのワインで判別可能とも思います。
あなたは、どっち?

というわけで、ピペーニョ・コロネルよりパイス種のワインでした。
このワイナリ、なんと別の地域でひたすらにパイス種を出しているという非常に面白い試みもされていて、マニアックな人にとってはスタンディングオベーションもの。
あんまり自然派経験がない人には新境地開拓に、自然派の人は新しいターゲットとして是非加えてみてくださいまし~

チリなのに大規模生産じゃないから数は意外と少なめ。そして、さっさと飲んじゃいましょう。

スポ根っぽさが個人的にあるよーに思うのです

| チリ | 22:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ファンタジー作品はワインを飲むと美味しくなる?:コラム

うぇるかむ!
今日はもう残り10分ちょいしかないので、ちょっとしたコラムを。
題して「ファンタジー作品はワインを飲むと面白くなるか」です。

結論:面白くなる

ストレートに言うと、面白くなります間違いなく。
例えば私が今、プレイしてるソシャゲ(ブラウザゲー?)にグランブルーファンタジーというのがあるんですが


これは典型的なファンタジーで元FFスタッフを他のゲームで稼いだ金で起用してやっている王道めなモノです。
全く架空世界でのファンタジーなわけですが、結構オッサンキャラなどが出てくる。
または、カタカナネームな訳ですね。小説表紙のヒロインは「ルリア」ちゃん(cV:東山奈央)で、仲間キャラの中にはジャンヌダルクとかランスロットとかが唐突に出てきます。
あまりハッキリと制作側も意識していないだろうとは思いますが、「ベースとなる国」があるハズなのです。
この作品内だと「スペインっぽい国」「イタリアっぽい国」「中国辺りの近代開発が進んでる国」なんかが出てきます。
すると・・・・・・ワイン飲みにはとっても有利に作品世界を何となく舌でも体感しうる訳です。
当ブログがよくよくやっている「ゲームキャラなりゲーム風にワインを例える」というのはこの発展形なワケですけれど、呑んでいく中で酸味や甘味やタンニンなどが引き出すめくるめくマジック的な人間の発想性が出てくる、と。

日本においては、やはり和物が強い・・・サムラァイ・・・だったりはしますけれども、意外なほど根深くファンタジーモノは人気です。


大体、ラノベないしジュヴナイル小説には王道めいたファンタジーが一本ぐらいは主力たり得ているのです何時の時代も。
せっかく大人になっても、ファンタジーを忘れずにいるなら、ワインは是非片手にくゆらせていただきたい!
酔っ払った方がこの手のはスッキリ読めますヨ!!

| アキバ系記事 | 23:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジョエル・ロブション×ポール・ジャブレ=やっぱりロブション? ポール・ジャブレ・エネ・ジョエル・ロブションコレクション・コート・デュ・ローヌ・ルージュ2012

うぇるかむ!
先日はスペイン人のレストラン系ワインでありましたが、本日はフランスの超大御所っぽい雰囲気で。

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ポール・ジャブレ・エネ・ジョエル・ロブションコレクション・コート・デュ・ローヌ・ルージュ2012
ロブション!ロブション!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的に+♥)
というわけで、まんまロブション先生なのですが、何気にセンスが良いブラックアンドレッドに、作り手がポール・ジャブレというナイスチョイス
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え、ロブション先生って誰よって?
えーっと、「今世紀最高の料理人」「最も☆を持つ男」とか言われているフレンチの大御所。
料理漫画だったら完璧にラスボスポジションか最高峰審査員ポジにいるようなちょっと悪人面した人です。
そこで提供されていたオリジナルワインシリーズが去年から一般小売販売開始された、というのがちょっとした話題のワインでした。
ロブション先生のセンスがいいなぁって思うのは、ローヌのトップクラスのと手を組んでるところ!ボルでもブルでもなくローヌというところが、私としてはガッツポな訳であります。

もうひとかた、コラボ相手といいますかむしろワイン作ってる方のポール・ジャブレ・エネもトップ生産者のひとつ。
現在はカロリーヌ・フレイ女史が管理してる模様。
1834年から続くローヌのワイナリ血族で、トップキュベがエルミタージュ・ラ・シャペルというパーカー100点?あたぼうよな感じで1961年のものはスペクテーターが
「20世紀の神話的12本」
なるものにも選出されてたり。スペクテーターさすがですね私がやる何十年も前に12本選んでたのネ!
さておき。
今回はその中でも最安のローヌ・ルージュ(超広域版)なわけで、まぁイロモノ的に飲むことにしたのでした。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
ロブションってアフターが爽やかなのお好きなの?
ローヌのド典型、個人的に嬉しい北のシラー多めブレンドであるんですけれども、アフターが特徴的でした。
なんか爽やか。で、エビスビールのロブション版とかも華やか爽やかに終わるので、ジョエル・ロブションは
「お酒は最後爽やかに終わってほしーんじゃい!」
とかおっしゃってそーな気がしています。

色は若々しく赤紫。それほど濃くなく薄くなく。
香りはしっかりとプラムなど紫果実と比較的多めにスミレ辺りの花っぽさが感じられます。
複雑、ではないのですが胡椒を主体としたスパイス少々。ちょっとだけ白い花っぽさもあったり。
重量級ではなく、軽量なタイプかなぁという予見。
それは的中して、果実を主体として重たい感じやバニラなどはあまりなくスラッとっしたボディ。
果実感自体もそこそこに綺麗で、バランス良く整っているのですがアフターに妙に柑橘とミントっぽさが漂ってから終えるのが特徴。
ちょっとしたスパイシーさものっかって、シラーらしい濃厚なクセにエレガントなタッチは忠実に守ってありながら、最後のアクセントにどこかジョエル・ロブションのプロダクトを感じてしまうという。
思い込み?それとも?
あんまりミンティなんで、カリニャンでも入ってるのか?とすら思いましたがシラー主体のグルナッシュ&ムールヴェードルという典型的GSM。
なるほど、料理にはベストなエレガント寄りシラーであり、個人的に日本人にたくさん呑んで欲しいスタイルです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥(使い方による)
2000円前半なら格別にプレゼント向け!
なぜなら、世の中には箱付き版も出回っていてついでにジョエル・ロブションだからです。
私なんぞは「あ、ちゃんとポール・ジャブレなんだ~」ぐらいのノリで買ってますが、ワインに詳しくない場合は明らかにジョエル・ロブションの方が泊があると思います。
言ってしまえば、ワインほぼ知らないとしてジョエル・ロブションと同じぐらいの知名度のワイナリーって・・・・・・ロマネ・コンティは流石にジョエルより上な気がしますが、多分一級メドックか逆にド安い系のモンダヴィぐらいでないとロブションと同知名度にならない気がします。
そういうわけで、2000円なのに「ロブションとこでガチで使ってるんだってさ」の一言と共に箱を取り出せば一気に高級感が出る訳です。
いやこれ、残念な話なんですが「これ、レオヴィル・ラスカーズって言ってね、スーパーセカンドいうてね・・・え、二級って格落ちっぽい?」とか「これ、キュベ・ダ・カポゆうねて、パーカー100点しか存在しなくてね・・・え、パーカーって誰って?」みたいな説明よりもストレートに価値観が付加されてるんです。
勿論「ロブションの所で供給されてるワイン」はいくらでもあるんでしょうけども「ロブション印」はつよい。モンド・セレクションなる謎の品評会が持て囃されるなら、ジョエル・ロブションはもっとつよい。
ついでに味がそつなくこなされていて、料理の大体と合わせやすいエレガントシラースタイル。完璧。
というわけで、ラベル評価までしてる当ブログにおける、「最安値のプレゼント向け赤ワイン」として提示いたします。
なお、ワイン通にはすぐに看破されるので使わぬよう・・・・・・

というわけで、ポール・ジャブレのジョエルロブション版ローヌ・ルージュでした。
味わいのバランス感覚も合わせて、一般的で無難なプレゼントワインとして最高のひとつだと思います。
または「ワインそんなに詳しくないんだ」という当ブログをご覧の方にも、オススメ出来るとても入りやすい赤ワインになっています。
オタク的角度で見ない時、その真価を発揮している、なかなかグッドなコラボ!

プレゼントするなら箱付きでネ。

お、今年も出るんだ!エビスビールの中でも琥珀たんに次いで好きなんですよコレ

あ、日本企業とのコラボ結構多いのね。ちょっとコーヒーカップほしいなぁ

| フランス | 23:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スペイン初の国際品種植えの老舗、その現在は? ジャン・レオン・カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルヴァ2007

うぇるかむ!
スペインといえば、テンプラリーニョだったりガルナッチャ(グルナッシュ)だったりモナストレル(ムールヴェードル)だったりとそれなりに独自路線・・・モロに南フランスに影響を与えている・・・であるわけですが、どこの国にもカベルネ系を植えようとする人がいるわけで。
そんな訳で、超タスカンならぬ超スパニッシュの走りの人のレギュラーラベルがこちら。

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ジャン・レオン・レゼルヴァ2007
多分、写真の人がジャン・レオンさんネ。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベルが何とも派手といいますか、フランスめいた人物画系のスペイン版?みたいなまさに融合感あふるるタッチ。
文字のPCっぽさはスペイン大手っぽいとも?
元々レストラン「ラ・スカラ」というアメリカのトップレストランのオーナーというジャン・レオンさん(スペインから移民して開いたレストランなんですね)。
彼が「よっしゃ、ワイの客もてなすのに生まれ故郷でワイン作ろ!」と立ち上げたのがジャン・レオン・ワイナリー。
なんかお酒も自分で何とかしちゃおー感がエル・ブジ(スペインの伝説級レストラン)だとかに通じるモノがあるよーな。
または、だからこそフランストップクラスを意識してのカベルネ系やシャルドネの植え付けだったのでしょう。
かくして「スペインの国際品種パイオニア」という位置づけになっています。

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で、彼が1996年に死ぬ直前に契約され現在はトーレスの傘下という話。
なので、まぁ、大手の区画モノワインのひとつといった状態になっているのでした。
特別目立ったプロデューサーがいるわけでも、点数が高いわけでもないのですが、試み自体はある意味面白いかなーと。
今回はトーレスの扱いを始めた(今更!?)エノテカでの試飲です。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
お、思ったより熟成系!
色写真とらなかったのは私の失態であります!
これ、思いの外熟成っぽいカベルネ味になっているんですね。

色はかなり黒さがあるクリムゾンレッドで、この段階では思いっきり濃い新世界スタイルのカベルネないしシラーっぽいカラー。
香りがそこからはちょっとかけ離れます。バニラ香と同時に妙にダシっぽさを感じさせるんですね。
熟成からくる梅っぽい雰囲気と同時にバニラ感。カシス系要素よりも先立ってちょっとした熟成香が出ているのです。
味わいはそうしたバランスと強めのタンニン感で、思いの外飲みにくくかつクラシカルな雰囲気。
カシスなどの果実少々に魚ダシっぽさ、それにバニラが加わっていて何とも絡みが不思議な状態に。
どことなーく「スペインで作ったんだなぁ」という雰囲気があるのはシミジミするポイントですね。
妙にじんわりとしたキノコフレーバーも出しつつタニックさが継続してフィニッシュ。
統一感はあって、個々のフレーバーは良く出来ているのですが、噛合わせがちょっとだけ悪いかな。
なので、これ以上寝かしてどうなるかは謎。良くなるかも?
ちょっと古い少女漫画のツンツン状態の主人公カップルないし主人公カップルのイケメンお父さんお母さんの喧嘩みたいな雰囲気(謎いなこの伝達具合い!)

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥(2000円台なら+♥)
このワイン、そこそこに面白い要素があるのですが流石に4000円だとちょっと買うには渋っちゃう感じなんですね。
が!4000円なのはエノテカ価格っぽい!!なんてこった他のところでは多少評価誌に掲載歴があるらしい2006年が2000円台から買えちゃうのでした。
というわけで、ヴィンテージ差は大いにあろうとも、なるべく安い店を探して手にいれてくださいませ。
今回の検討の範囲なら、おそらく1~2年差ぐらいならば何とか親しくちょっと不思議なちょい熟クラレットを楽しませてくれると思います。
プレゼント向けではなく、どちらかというとブラインドティスティングのキラーパスにどうぞ。

というわけで、スペインカベルネなジャン・レオン・レゼルヴァ・カベルネ2007でした。
エノテカ価格が残念すぎるんですが、2000円後半ぐらいであれば選択肢として面白みがあるワイン。
スペインでスーパー・トスカーナっぽいことをするとこうなる、というサンプルにはイイかも。

この価格差は流石にアカン


あ、ちなみにフラッグシップはこっちの「グラン・レゼルヴァ」の方だったり。こっちはムートン意識のチェンジエチケット!

文化系女子っていうワードが何かこうキたのでつい張っておきます

| スペイン | 23:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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