オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2014年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年12月

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地ブドウの力強さにノックアウト! バルバカルロ

うぇるかむ!
11月の〆はイタリア地ブドウでまいろうかと!

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バルバカルロ・プロヴィンチア・ディ・パヴィア・ロッソ2010
ロンヴァルディアの地ブドウぶちこみ系ワインであります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥
なんとなく雰囲気がある柄とハートのキングだと思います。キング・オブ・ハート?
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裏はこんなところだぜーの地図。何とも海外的ではないでしょうか。
作り手はマーガ家というファミリーで、この地区で唯一畑を持っているファミリーなんだとか。
で、彼らのフラッグシップがこのワインになる訳ナノデス。
さてその品種ですが
「クロアティーナ55%、ウーヴァラーラ20%、ウゲッタ20%、バルベーラ5%」
え、それブドウの名前?
と、ある程度の日本のワイン通でもバルベーラ以外に知らないブドウが並びます(多分私も始めて呑んだと思う)
作りも自然派タイプで、ボルドー液と急斜面すぎる畑のためにトラクターを使う程度というなんとも田舎ワインであります。
しかもこのヴィンテージにおいては普段DOCが名乗れているワインであるのに、日が燦々とあたりまくった結果糖度があがりすぎて規定に反したのでIGTになっているんだとか!
ドイツだったら格上げなのにナー。
で、そんな地ブドウ真っ盛りなワイン、お味といいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ワォ!すこぶる筋肉むきむきマッチョマンの変態だ!
ガッシリしたワインです。まるで海賊のワイン。萌えキャラにするなら間違いなくパイレーツ。
すこぶるパワフルなんですが、しかしそれなりに品性がとれているのも特徴です。
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色はかなり濃い目のレッド。赤紫よりは黒っぽさの方が感じられたかしら。
香りはスミレと紫の果実各種がどっぷりと感じられ、濃密です。
樽っぽいようなバニラっぽさ、というよりはさとうきびの印象。
味わいはまずタッチにしびれる程度超微発泡要素があり「お、この仕込み、自然派だな?」とお察しの感じ。
強くアマローネめいた紫果実とラムの甘さ、強いアルコール濃度でぶっとばしてキます。
どちRかあというと甘味が強くありますネ。
カルト的な紅茶ぽさと花の印象がラストに残りはするものの、最初のインパクトが高すぎてクラクラしてきます。
濃厚で豪快なアクションをたっぷり楽しませてくれる、地ブドウっぽさ満載のド迫力ワインです!
ギッチリとした体躯のシュワルツェネッガーにボディーブロークリティカルされたらそれだけでダウンしますよね?

コストパーフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
一番気に入ったのは、値段だ
ネットショップで調べると、結構古いヴィンテージなども見つかりつつそれなりに在庫があったりしますが7000円は超えません。

今回の2010は6000円アンダーぐらいで買えるっぽいのだからお得感溢れます!
それも全ては「地ブドウすぎて怪しい筋肉むきむきマッチョマンのHENTAIだ!」だからであり、濃厚ワインファンであればお買い得です。
プレゼントには多少人を選びそうですが、味わいの力量だけを見れば充分かも。むしろ、あんまりワインを知らない人の方がこのパワフルさを楽しめるのかもしれません。
また、この作り手のリーノ・マーガ氏は「カードゲーム(ギャンブル)やりながら良く呑む」という発言もされてるようで、更に拍車をかけてゴリラ感あふるるオチがついていたり。

という訳で、バルバカルロ2010でした。
イタリアはこういうのの発見がもっとも面白い地域だと思います。買うこと自体がギャンブルチックな。
一度ハまってみると面白いジャンル、ガッツリいくならオススメであります!

近年はパヴィア扱いが増えているようで、ちょっと前のとかとラベルが違ったりもします

デーン

予測変換したら出てきたけど、こんな感じではある

| イタリア | 13:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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JOJOっぽい紋章で有名?定番の名家のルージュの実力! モンジャール・ミュニュレ・ブルゴーニュ・ピノノワール2012

うぇるかむ!
当ブログもたまにはふっつーなブルゴーニュ・ルージュもやろうかなぁなんて唐突に思ったのでした。

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ど定番ですネ!
モンジャール・ミュニュレのブルゴーニュ・ルージュの2012であります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ど有名な手のアイコン!
承太郎さんとしか多くの荒木飛呂彦信者には見えないんじゃないでしょうか?
っていうか、荒木飛呂彦側がここからインスパイア??
というのがモンジャール・ミュニュレ、ブルゴーニュファンには説明不要なワイナリの一つです。
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何かドメーヌ(家ね)もふっつーな。
ヴォーヌ・ロマネ村の大所有社のひとつであり、特急畑エシェゾーをDRCの次に多く所有している事で名をはせています。
近年になってビオロジックも展開。超ド大手といっていいでしょう。
で、そんなド大手が作るド大量のブルゴーニュ・ルージュなわけですネこれ。
ゲーム業界でいえば・・・うーん、どこだろ、バンナムというよりはソニー的立場?
それもそんなに良い年ではない2012年、さてさてどうでるかというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
ふっつーに良く出来たピノ
少しまだ尖った酸がある気がしますが、まぁそれなりに飲めるタイプのピノとして仕上がっています。
すごく妥当性があり、そこそこの高級感を兼ね備えたスタイル。

色は赤紫の濃い目。
香りに葉っぱ感がそこそこに感じられ、重た目のチェリーの要素。
意外なほどにシックな苦味成分が感じられるのが特徴ですね。
果実要素よりは葉物の印象が強く出過ぎているともいえますが固さゆえ?
味わいも同様に、苦さがほんのり残りつつもチェリーなどをストレートに伝えてくれます。
割りと真剣味があります。なんか果実の感覚が沈んで感じられるんですね。
それは、こう結実不良とかではなくこうマジメさが見られるような・・・・・・
果実の重さと苦味要素が目立ちますが、それらが総合して良くまとまりを感じさせてくれるバランスには仕上がっています。
軽口の、それこそヌーボーライクだったりアメリカやニュージーのライトなピノの感覚にはあらず、正統派のフランスの品質を感じます。
甘味や酸味で推さない辺りはとてもブルゴーニュらしいといいますか・・・・・・
正統派の6時台アニメとすらいえましょう。全うな作りを感じる。

コストパーフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(ブルゴーニュファンなら+♥)
その真っ当さで2500円前後ならグッド!
もちろん、上位のレベルに比べればずっと落ちますが、醸造力の高さを伺わせはしてくれます。
ヴィンテージ的にちょっと重たさやミネラル感などの細かい調整が上手くない気もしますが・・・・・・充分にブルゴーニュを感じさせてくれるんですね。
素朴さゆえに思い出させてくれるブルゴーニュらしさ。
ただ、あんまり日持ちはしそうにありません。グラス内変化だけでも酸が出やすかったように思います。
複数人でしっとりと呑む時に(パーティーというよりは懇談会的な?)大人なピノを選ぶならば悪く無いと思います。

という訳で、モンジャール・ミュニュレの最下層であろうブルゴーニュ・ピノノワール2012でした。
正直、ブルゴーニュ・ルージュって私はあんまり推奨しないスタイル(本気じゃないのが明らかなのぜ)なんですけれども、長年のやり手は伊達だけで大手になっていないことをヒシヒシと感じさせられてしまいますネ。
ブルゴーニュも選びかたが大事ということです!

これからもっともっと高くなるブルゴーニュ。逆に今のうちに呑む必要性がある?

やれやれだぜ・・・

| フランス | 22:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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カルバン・・・じゃないですけど!カリフォルニアのムールヴェドルの力量とは!? クライン・ムールヴェードル・アンシエントヴァイン2010

うぇるかむ!
昨日はガッツリ色々ありまして更新出来ませんでしたOTL が、その分今日はなかなかに面白いのを一筆。

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クライン・アンシエント・ヴァインズ・ムールヴェードル2010(コントラ・コスタ・カントリー)
アンシエント=古代、老舗、古くからの・・・・・・というだけあって、高樹齢のしかもムールヴェルドルであります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的に+♥)
こういう一個付加価値をつけた感じ、好ましい
アンティークヴァイン、とかアンシエントヴァインとかこういう価値観、嫌いじゃないぜ・・・ナノデス。
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現在のオーナーはフレッド・クラインという方。
彼が祖父から受け継いだ(しかし祖父はジャグジー風呂の開発者だという謎すぎる経歴)という畑から何種類かのワインを作っているのが特徴です。
しかもブームに乗ってカベルネに植え替えたりしなかったと。
で、その畑が往々にしてプレ・フィロキセラ・・・樹齢にして80年から大体推移すると。だからアンシエント、という訳。
作られている場所はセントラル・コーストの中でも上のほう、サンフランシスコベイエリア辺りのコントラ・コスタ。
醸造家の情報などが殆ど見当たりませんでしたが、なんとなーく良さ気でしょ?
パーカーたんもベストヴァリューの方で取り上げた事が何度かあり「なんかええのめっちゃあるでー」とご満悦。
意外と効果があるらしいスペクテイターでも15回ぐらい取り上げられているようで、アメリカ好みのワイナリとなっています。
私も気になっていたのですが、その古いヴィンテージを売っているところがあったので買ってしまった訳で。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的に+♥)
濃密な大人アダルティー。
なるほど評論好みな味わいであります、濃くそして強い質感にコーヒー感が実に刺さります。

色は赤紫で、ごってり強め。
香りからしてカフェオーレ的なバニラ感とコーヒー豆、それにセクシーさがある紫系果実。
ブルーべリージャムっぽさがとても目立ちます。これぞジャミーといったところ。
で、味わいはそうした強い要素がじっくりとメロメロに攻めてくる訳であります。
色気のある、豊満な味わいです。
かといってギスギスして飲みづらいという事は全くなく、果実感の高い酸味と甘味がよくよくありますし、バニラっぽさがしっかりとまとめとして効いています。
特に甘さが落ち着きをもっていて、安っぽくならずに最後まで果実要素を持ち続けるのがグッド!
カベルネ系にあるようなミンティーさはないのですが、かといってジンファンデル系などに多いダレた感じもなく、葉巻っぽい余韻を残して大人の朝チュンを演出。
ジャズが似合いそうな、大人の雰囲気。灰色の世界観。

コストパーフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
少なくとも2010なら買い!
味わいの世界観がとてもかっつりできていていい感じなんですね。
それで2600円前後というのがとても嬉しいワイナリとなっています。
アンシエントな部分を上手く説明出来れば、プレゼントにも使えそうなワインといえるでしょう。
デイリーとしてはガッツリ濃いめなので料理は慎重に選びたいところ。
意外とお肉だけでなく、魚介も可能な気がしますが・・・・・・一人でこのワインオンリーで楽しんじゃうのが一番かもしれません。

という訳で、クライン・セラーズよりムールヴェードルでした。
モダンになりすぎず、しかし濃密なグッと強いワイン。たまらない質感をもったワインだと思います。
このぐらいの価格がキープされていれば、まだまだアメリカ低価格も捨てたものではありませんネ。

今は2012年が買える模様。ちょっとあたらしすぎる?

大人買いしちゃう?

アニメだとちょうどビッグオーみたいな

| アメリカ | 09:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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オーストラリアサンジョベーゼの熟成レベルはすごいかも? ピズィーニ・サンジョベーゼ・キングヴァレー2005

うぇるかむ!
「サンジョベーゼ種は世界で最も有名なイタリア地品種である」
と言われて、違和感と反論が出来る人はワイン通です。まずサンジョベーゼって何?ってなる人。まぁ、普通です!
さておき、そんな訳で今日はオーストラリアサンジョベーゼについて書く訳であります。

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ピズィーニ・サンジョベーゼ2005
オーストラリア版サンジョベであります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベル自体はシンプル系のエンブレムと文字という形。特別な要素はないといっていいでしょう。
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裏面も極めてシンプル。
ピズィーニというのはファミリーネーム。
彼らはイタリア(アルト・アディジェ)からの移民で、最初はタバコ作りをしてたとか。
で、そんな彼らがふと1980年代、それこそワインブームが着てる時に「うちらの祖国のブドウ植えたら面白くネ?」と始めたのがこのワイナリーであります。
そんなに大々的な評価はなさそうなのですが、ジャンシス・ロビンソン女史が
「この辺りはイタリア品種が植わってるけど、大体ピズィーニのせいよね」
とか言ったとか言わないとか。
なかなか面白い試みをしているっちゃーしているワイナリではありますが、どうにもインポーターが現在ついていないようで日本国内ではあまり見かけないかもしれません。
こういうワイナリこそ、面白くてオンリーワンなところがあると思うんで中途半端かつダサいふつーなワイナリ仕入れてる場合でないと思うのですが・・・・・・とにかく、まぁ、オーストラリアのサンジョベという段階で面白いワイナリでございます。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的に+♥)
それなりに熟成!
私自身、正直なところそれほど熟成したサンジョベーゼを体験している訳ではないのですが、しっかりとほぼ10年の月日を感じさせつつ、オーストラリアらしい熟した果実感がある逸品でした。

色は褐色がエッジに入っており、真ん中も朱色。それほど澱はありませんが、底の方には流石にチラチラ見えます。
香りに旨味感と梅っぽさ、それとハーブ系要素の明るい感覚・・・・・・と、まさにイタリアど真ん中の香り。
それだけでなく、どこかそのハーブにオーストラリアっぽいユーカリ成分を感じさせるのが気のせいかしら?
割りと青臭さがある香りだと思います。カベルネにトスカーナサンジョベーゼよりも近いかも。
味わいは確実に熟成したワインである事がわかる出来であり、旨味感が如実。
口当たり自体はスラッとした通りのいいタイプで、キノコ感や魚醤っぽさもありつつしなやかに見せてくれます。
それでいて、果実感もちゃんと存在している部分がいいですね!
ブラックチェリー要素などがありつつ、ハーブ感がじんわりと徐々に拡大し、最後はその青さも含んだ草原っぽさで口の中を満たしてくれます。
超個人的な表現で恐縮なのですが、「大草原と手を広げた女の子」の印象です。
概ねイタリアはトスカーナのキャンティないしスーパータスカンなどなどに私は割りとこのイメージを抱くんですが、このオージーサンジョベにもかなり近いモノを感じるわけです。
それでいて、果実の甘味に関してはより穏やかかつじっくり感じられる。
イタリアの明るい吹き抜けた感覚、というよりはちょっと夕焼け空ぽさがあるような仕上がり。
んんー、それなりの熟成サンジョベーゼとしてかなり秀逸では?

コストパーフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(ただし買えれば)
実は私が最後の購入者かもしれない・・・
という訳で、万人にオススメが出来ないのです。SORRY!
ただ、もしも、このワインを売っているところを見かけたならば速攻で購入するのがいいでしょう。
勉強的な意味でも、味わいの面白さとしても、ワイン通を楽しませてくれる事を保証します。
何故ならば、このワインはオーストラリアらしくスクリューキャップ!
サンジョベーゼの熟成というのをシンプルに「ブショネかどうか」に怯えることなく感じられる確率が高い。
そのうえで、オーストラリアという地品種ブレイカーであるという。ついでに、一応AVA程度には産地も限定されてますし。
総合的に、これだけの条件でワイン通が喜ばない訳がないのです。
普通にプレゼントに使うには向きません。マニアの為の逸品といえましょう。

という訳で、ピズィーニ・サンジョベーゼ2005でした。
実は、今しがた飲みながら更新してる訳ですが、二日目でもバッチリ!
こういうワインを飲むと元々私はテロワールって大事ではあるけど重要度は低めと思っているタイプですが、余計に感じてしまいますね。
「作り手の力量、情熱でテロワールは覆せる」
私はテロワール信奉よりも、醸造家を応援したい。

ここを売り切れにしたのは私です。ゴメンネ

買えたら確実に買ってたと思う・・・

これのオープニングのイメージが出るサンジョベーゼは良質だと思う

| オーストラリア | 22:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今後の予定とか~

うぇるかむ!
久々に今後の予定といいますか、まぁ自分で書かないとやらないなぁなんて思ったので・・・

・ニコ動で何かワイン動画をやろうかな
・ぽつぽつイタリアワインの記事を作る(おそらく今あるイタリアワインネタだけで一ヶ月すごせそうなぐらいだから)
・と、同時に私もそろそろ年間アワード規格やりたい!

とか。
いろいろやる予定なので、今後共どうぞよしなに~

| 未分類 | 09:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本では妙に有名?神の雫だとかペトリュス同格だとか?・・・の、セカンド^^; シャトー・プピーユ

うぇるかむ!
見事にまた日付のかわり時に更新であります!!

日本においてワイン関係の記事、というとパーカーと二分していた(いた)のがワインギャグマンガ神の雫ではありました。
その為、妙に日本では有名なワインというのがあります。代表的なのがモン・ペラのデスパーニュ家になるんですが次いで有名なボルドーワインがここのワイナリではないかと。

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シャトー・プピーユ2010
カスティヨン産のテーブル、の割に知名度が高いワインです。その理由は・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベルは、地味にごっちゃりしていて個人的にはイマイチだと思ってるんですが、最低限の情報は読み取れなくないですね。
シャトーによるカスティヨンのワイナリー、というのがわかればとりあえずoKな訳であります。
有機認可マークがこっそりついてもいますネ。
作り手かつ現在当主は、フィリップ・カリーユ氏。ギリシャや南アフリカでの醸造経験がある以外は、基本的には1790年ごろからあるワイナリを継いだ人なワケなんですが、彼は宣伝上手だったというワケです。
まず、エコ系の取り組みや醸造所の改革を行います。
次に、(謎の)ブラインドティスティング大会にて「ペトリュスと1位を張り合った」というサッシカイアばりのセールストークを手にしたんですね。
で、そこにサン・テミリオンのパヴィと同格だとかなんだとかいろいろ付加をつけまくって現在に至ります。
神の雫掲載ワインに多い「謎の賞賛による付加価値ワイン」の代表的な一本といえるでしょう。
一応、ゴーミヨ辺りも評価してはいるんですが・・・・・・まぁ、殆どがなんか名前も良くわからないベルギー辺りのブラインド・ティスティングがとにかく紹介されるワイナリです。
そうした紹介の方が先立ちすぎてちょっとキモい部分がありますが、やっている事は調べてみると案外面白くて、有機栽培を徹底的に推進している点以外にも特徴があります。
メルロの100%であることや更に酸化防止剤無添加の樹齢100年ワインが実はシークレットワインだったりするようで、ボルドー右のなかでも、それなりに楽しい作り手かも。
少なくとも稼ぎに走りすぎなデスパーニュ家よりは同神の雫ワインとしてもマシ
さて、そんなワインの当たり年とはいえセカンドです。
シャトーとつくのにセカンドなのが最大の謎

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
存外整った個性のあるメルロ!
思ったよりも一個、個性を見出すことが出来るワインとなっています。
有機というのは確かなようで、結構スパイス感が出ているメルロです。

色はギリギリ透ける程度のレッド。赤さが強めであります。
香りにミルキーさとカシスの印象が同様に感じられ、品種感覚があまりありません。
ミルキー&カシスが如実であり、そこまでの複雑な香りにありません。
ただ、メルロの真意は舌にのせてからというもの。
味わいはスパイスにモカチョコを入れたようなアメリカ寄りのバランス。
スパイス感が香りに比べてはるかにぴりっと感じられます。
舌触りは飲み進めると結構なめらかさが出てきますが、初めは思いの外やってくる七味唐辛子っぽさのせいでまず驚かされる事でしょう。
オーク比率30%ステレンス70%というバランスの割にミルキーさが出ており、一見するとビオ感は感じさせません。
後残りはかなり強めにバニラ感も残りますし。
が、意外な程のスパイス要素の部分でなんとなーくビオいオーラ自体は思わせますネ。
キッチリとしたビオ信者からは見向きされないかもですが、地味にそうしたエッセンスが効いている点は興味深いところ。
ペトリュスと同格だった、というのは何かの偶然というかもしくは宣伝の為の試飲会だったんだろうと邪推されるものですが、このセカンドは結構楽しませてくれる要素があるように思いました。

コストパーフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
2500円ぐらいの定番かも?
とは思います。セカンドの割に案外楽しめました。
ヘタリじたいは早そうですし、かなり良い年である2010なのに助けられている向きもありますが、2800円ぐらいならまぁまぁかなぁと。
本体のプピーユが倍よりは安い、という程度なので話のタネ的にはちゃんとプピーユを呑むほうがいいのですが、普通に2500円のビオエッセンスがあるメルロとしては悪くありません。
というわけで、プレゼント向けではありませんが、それなりのテーブルを買いたい場合には充分値段程度かなーって。

という訳で、シャトー・プピーユでした。
くれぐれもフラッグシップとお間違いなきよう。文字がごちゃごちゃ煩い方がセカンドです。
個人的にボルドー右の中ではカスティヨンって昔から好きな地域で(安い頃のフォジェールとか最高でしたし)、その意味では注目に値するワイナリであります。
少なくとも、モン・ペラを買うぐらいならこっちネ!

この値段ならまぁまぁという感じ

本家の09年がこんな感じ。この差なら本家のがいいのかしら?呑んでないから何ともですが

「カミーユではない」ってネタやろうと思ってたら、作り手の名前も何か微妙に似ててちょっと笑いました

| フランス | 23:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あのフェラガモが作るブルネッロってどんなもんかモ!? アルパ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2007(イル・ボッロ)

うぇるかむ!
ちょこちょこイタリアを消化していこうかなぁなんて最近考えている当ブログであるます。
さて、本日はタイトル通り、かのフェラガモの関与ワインです。

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アルパ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2007
フェラガモファミリーのワイナリ、そのテーブル格のシリーズの中ではトップワインでしょう。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベル自体は流石ファッションブランド、可愛く作ってあると思います。
シンプルに曲線と、ちょっとノートみたいなデザインになっているんですね。
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こまかーいところでちゃんとデザインを感じます。
ワイナリの所有者はフェラガモのファミリー。
ネットばっかやってファッションが激ダサな(失礼だけど事実やもんな・・・)オタクですら名前は知ってるフェラガモです

そのワインブランドがイル・ボッロ、そしてそのテーブルシリーズが今回のアルパシリーズであります。
アルパ=ハープ(楽器)という意味なんだそうで、品種毎にカラーを変えて出しています。
そもそもこのイル・ボッロというブランド、村の名前なんですね。
フェラガモの現会長がなんと、村ごと買って田園リゾート地に改築したのが、イル・ボッロ村です。
村ごと買ったって^^;
と、思わずビビらせてくれる財力を魅せつけてくれます。
日本で言えば、田舎町系のアニメ・・・・・・解る人にはひぐらしのなく頃にないし、となりのトトロの村ないし、もうなんかこう適当に想像していただいた村を丸ごと購入したワケですよファッションブランドのフェラガモが。
で、リゾート地にしてワインも作ってた所でじゃあウチもワインやったるでーってワインを作っているワケです。
しかも、DOCG規格のブルネッロ・ディ・モンタルチーノを名乗れるところで。
とてつもない財力です。ワォ、と驚くほかありません。ジャパンで考えると想像がつかないと思いません?

ワインにおいて重要なのはテロワール、品種、醸造家などなどありますが、実は財力も少なからずあると私は思っています。
そういう訳で、過去最大級の財力をもって作られたブルネッロ・ディ・モンタルチーノの実力とは?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(ギリギリで+♥)
とてつもなくコジャレたブルネッロ
丁寧かつ、王道から外れない仕上がりとなっていました。
メインワインから外しておいてブルネッロ、というだけあってあんまり冒険はしてないです。
ブルネッロらしいかなーなんて思わせてくれるでしょう。
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色は透けてそろそろ褐色が少し入りつつありますが中心地はルビー。
香りに青い草系の感覚と花の香りがほのかに。
スミレ感満載、というよりはもっと小さな花っぽさで香り自体は控えめです。
この辺り、あんまり個性を主張しません。ちゃんと嗅いであげるとわかる感じ。
味わいはかなりやわらかなタッチとなっています。
果実の凝縮感やタニックさもこなれていて、仕上がり自体は刺のない丁寧さ。
花の香りと果実のハーフ&ハーフで、口当たり自体は比較的綺麗。
熟成感はまだ出ていない段階で、旨味感などはなく、こなれたバランスを堪能できるでしょう。
重た目のチェリー要素とブルーベリーなどのミックス感のある果実です。
酸のほうが強めで、キャンティほどは軽やかでないもののカベルネほど重みを感じない中間の感覚なのはブルネッロの特徴といえるでしょうか。
良くも悪くもブルネッロの標準値を示しているんじゃーないかと。
この品種ないしブルネッロとして、安定感がある・・・・・・逆にいえば大人しすぎるというのが個人的な感覚かなーと。
イタリアにヘンテコさを求めてる私なんかにはちょっと物足りないかなって。

コストパーフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
悪くないけど良くもない、なんか普通なバランス感覚のブルネッロです。
価格自体はそれほど高くないのですが、妥当性があるとも言えるでしょう。
デザインセンスやゴージャスなエピソードなどから、比較的プレゼント向けのワインではないかと。
ちゃんと「フェラガモが作ってる」という事を強調すれば、ブランド力はヘタなワイナリーより高いかもしれません。
一方で、イタリアワインマニア相手などにはあんまりウケが良くないかも。

という訳で、アルパ・ブルネッロの2007でした。
標準的な内容をしっかり出してくる、という点が実に資産力のあるワイナリかなって思います。
安定度の高さはワイナリの資金力で決まる!うううーん、名言だなぁコレは(BYホル・ホース)
むしろ、これからのお歳暮向けかもしれませんネ。

しかし、ネットでは更に安いキャンティ版しか売ってませんでした。ブルネロは意外とレア?

バックに比べれば、ワインは安い・・・というべき?

| イタリア | 23:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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南アフリカの・・・アルマヴィーヴァ?提督どのにもいいかも。 ル・リッシュ・ワインズ・カベルネソーヴィニヨン2012

うぇるかむ!
私は今、とても悲しい・・・・・・

間に合わなかったッ!!!!
SHIT!
買えた方は本当に楽しんでネ!!!!!!!!!!!!!!!!

という訳でとてつもなく私はブルーなのですが南アフリカカベルネ呑んだりしてましたようぅぅ・・・

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ル・リッシュ・ワイナリ・ステレンボッシュ・カベルネソーヴィニヨン2012
南アフリカのカベルネオンリーです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
黒一辺倒に文字が殆どというシンプルなスタイル。
右下の錨マークがちょっとだけ艦これ系提督の心をくすぐる気がしなくもありません。
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作り手はエチエンヌ・ル・リッシュ氏とその息子クリストフ氏(ナパの修行経験あり)によるもので1996年設立と結構新し目。
で、娘さんのイヴォンヌ嬢がマーケティングもやっているという、ファミリー経営のワイナリです・・・
という以外にあまり目立った経歴がありません。
エチエンヌ氏はなんでも「カベルネの魔術師」というどこかで聞いたことがあるよーな二つ名があるっぽいのですが、評論家系ワインにならないようにされているそうで。
という訳で、比較的地味っちゃー地味なスタンス。南アフリカなのも手伝って一見するとおとなしいのですが味わいはというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥(個人的に+♥)
妙にアルマヴィーヴァを思い出しちゃう!
飲んでいる最中、といいますか開けてすぐの印象が「あれ、これ、アルマヴィーヴァか?」でした。
そのイメージがずっと頭から離れなかったワインです。
いやさ、良くある「有名ワインにヨイショしたマーケティング」みたいな話で申し訳ないですし、もっと内容としてはシンプルであり高級感(エレガント&フィネス)とかはないのですが、全体の雰囲気といいますか面影がチリカベルネのそこそこいい感じを行くんですね。

色はキッチリとした黒紫。
色合い自体は若さがハッキリと出ています。
で、香りがまずカフェオレ系でコーヒー豆っぽさとミルク感、そこにどこか焦がしたようなタッチ。
葉巻のような気怠い甘さ、じっとりとしたスパイス感など重ための香りです。
この辺りが、とても暑い地域で作られた感覚なんですね(ついでに新樽30%らしいし)
味わいも濃厚にカッフェ系のまとめかた。コーヒーみたいな苦味と甘味がかなり強く出たタイプ。
凝縮感といわれるとちょっとうっすりもした部分も出ることがありますが、密度は高くカベルネのカシス果汁とバニラ感が出ています。
そう、カシス感のある酸味も出ていて、甘さをちゃんと支えているんです。
アメリカ系にたまにある甘い「だけ」といった手放し感がなく、シックさを持つ辺りがチリ的かなって。
アフターにハーブもちゃんと残り、どっしり構えたカベルネの欲しい要素は何となく。
結構グラス内の変化率も早いのですが、シロップっぽい甘さが早いウチから感じられやすいのはプラスでもありマイナスでもあるでしょうか。
総合的に良く出来た醸造力を感じさせるワインとなっています。
計算が出来るパワーファイターって辺りかしら。妙に熟練した技を感じさせる一本です。

コストパーフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(チリっぽいのOKなら)
3000円アンダーのカベルネとしては秀作
要するにアメリカ系とかチリ系とかスキならかなり買いのように思います。
全体にただようハードさがなかなかにヨロシイ!
南アフリカの実力をよくよく感じられるワインとなっています。恐ろしい出来です。
プレゼントにはあまり向くラベルなどではありませんが、ワイン会などの持ち込みでブラインドして「南アフリカのテーブル級」と判別出来る人は少ないことでしょう。

という訳で、ル・リッシュよりスタンダード版のカベルネでした。
本当、南アフリカの濃い目ブドウの作りの良さには驚かされるのでした。
ブーケンハーツ、来年は手に入れよう・・・・・・


3000円アンダーのカベルネならガッツリ世界レベルですね南ア。

アルマヴィーヴァの4分の1と言われて、納得感があるかな。

白黒映画が似合う感じネ

| 南アフリカ | 09:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワイン本を読みました:ワイン入門&中級者ステップアップにぴったり? 読めば身につく!これが最後のワイン入門&ワインの自由

うぇるかむ!
この後、おでかけ予定があり、いつものノートの更新も出来るかわからないので、今日はサラーッとワイン本の紹介です。

さて。
ワイン本。
実は世の中で年間結構な量でワイン本が出ています。
ピーク時はモチロン、田崎真也世界大会優勝頃のワインブームだったそうですが、今でも延々とワイン本が登場しています。
で、そんなに何が出ているのかというと・・・

ワイン入門本がたっくさん出ています
それこそ色んな編集、色んな時代、色んな方法で入門本がたくさん出ているのです(それはソムリエ試験用本を除いても)
本屋さんにいくと、小さなところでも一個ぐらいは「ワイン入門」という単語の本が出てきますが、ハッキリ言ってあんまり役に立たないというか入門の敷居が妙に高い。
ワインを新たに呑みはじめる人が増えにくい原因です。
と、いう背景からワインレポートの山本氏が書いたのがこちら


これが最後のワイン入門
かなり最新の新たなる入門本になります。
新書で日本人が書いているのも特徴です。ハードカバーが多いんですよワイン本。

で、この本、様々な入門本の中ではわかりやすい部類だと私は感じました。
何が良いかって、私もこれはもっともだと思うのですが「ワインは酒にすぎない」をサラッと説明している点。
スタートにコノスルをとりあえず当てておく辺りもベネ!
ただ、後半がフランス特集になっている点はちょっと個人的にはイマイチかなぁとか思っています。
(私の持論はド初心者こそニュージランド、オーストラリア、ドイツというスクリューキャップ先進国を飲むことで後々のフランスに繋げるかしょっぱなからイタリア地ブドウに突っ走るのがいいと考えます)
いずれにしても、入門本の基礎を守りつつ、まとめかたはいい感じなんじゃないかなーなんて。

で、次に最近古い本なんですがコレを

古い本なんで画像張ってるところもロクにありませんでしたが、堀賢一氏著作のワインの自由。
これはそれなりにワイン飲んでいる人向けの作りになっていますが、内容はどちらかというと
「あんまり悩んでワイン飲んでもしゃーないで」
というのを、知識的に詳しく知る事で逆に感じることが出来る本です。
特に古い本でパーカーワイン問題が煮詰まってる真っ最中って感じの時期だけに、テロワールの消失について書かれている事が多いです。
特筆すべきは、後半のティスティングの考え方で、これがむしろ「ブラインド・ティスティングでの見方」として詳しい。
私自身は一応、ちょくちょく「マイケル・ブロードベントのワインテースティング」「ジャンシス・ロビンソンのワインの飲み方選び方」「エリン・マッコイのワインの帝王ロバート・パーカー」辺りを読み返してたりするんですけど、これも読み返し本にしようかなぁと。
それとこの本、面白いのがパーカーやスペクテイターのワインの点数付けにアンチ的なしめくくりをしてるんですが、最初の寄稿文が当のロバート・パーカーたん(堀さんは彼の通訳をやっていた)ってところでしょうか。
あと、最後のあとがきが「サンタバーバラより」とかなっててめっちゃ羨ましい・・・・・・めっちゃ羨ましい・・・・・・

というわけで、ワイン本オススメ2冊でした。
正直、アキバ系向けワインブログとして(初心者がやっているにもかかわらず)比較的初心者向けの意義も持ちたい当ブログ。
それなりにこうした本で勉強しつつ、もっと初心者向けを目指せるといいなぁなんて考えてたり。


続編はこんなの出てるっぽい
ワインの個性 / 堀賢一 【単行本】

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| コラム | 14:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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近年オープンにして堅実派ブルネッロの親しみやすさ。 ポデーレ・サリクッティ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ピアッジョーネ・リゼルヴァ2008

うぇるかむ!
ボージョレ・ヌーボーの熱狂もまぁ3連休までだろうなぁ・・・なんて切なくなってくる頃になりました。
ので・・・というよりは、ようやく、といいますかイタリアも更新していこうかと。

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ポデーレ・サリクッティ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ピアッジョーネ・リゼルヴァ・2008
ブルネッロの有名メーカーをあえてこの時期に。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベル自体は古典的なイタリア派っぽい雰囲気ですネ。
ただ、歴史自体は浅く、1990年に畑を買って1994年にデビューという伝統地域としては比較的新しい方に数えられるブルネッロのワイナリです。
スペクテイターがファーストヴィンテージに98点をつけたことで名をあげた、評論家ワインの部類でありました。
ただ、作り手はその後はあんまり品評会には参加してないらしいんですけどネ。
「謙虚で誠実な紳士の作る瓶熟成を考慮したワイン」
という、割りと良く見かけるフレーズでありますが年産は確かに少なめ。ブルネッロのファンならばとりあえず知っているタイプっぽい?

今回はその中でも、シークレットキュベというべき「ヴィンテージによっては作られていないワイン」であります。
シングルヴィンヤードのスペシャルブルネロ。なかなかおもしろそう!と意気込んでしまいました。
割りと久々のブルネッロだったのですが、その実力はというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(もうちょい待てる感じ)
結構モダンで豊かなブルネッロ!
自然派に近いような雰囲気でしたが、どっちかというとミルキーさもある「飲みやすいワイン」に熟成の結果なのか仕上がっていました。
最初の飲み頃では?ブルネッロに欲しい要素は大体感じさせつつ、しっとりとした感じ。

色はエッジにはオレンジが見られますがまだまだ赤さの方が目立ちます。
香りにバニラ系の質感が強くあり、キャラメル系の香ばしさも出ていました。
果実要素もモチロンあるものの、そうした樽の雰囲気の方が強いと思います。
サラッと花の香りもあるにはありますが、多分もうちょっと熟成させると強くなりそうなドライフラワー系。
味わいはそうしたモダン系の質感とクラシックなバラの香りの混在。
整っており、酸がしっかりとしつつバラの香りとミルキーさがミックスし、濃厚系です。
いちご系の酸が突出しぎみですが、ミルキーさ(モチロン、ボージョレ・ヌーボーより精密な)とあわさって総じてバランスがとれているんですね。
複雑さもちゃんとあり、タイミング自体もいい具合。
甘味自体は低めで、そうした花と酸をカフェオレ感で押しきるタイプの、モダンめなブルネッロといえるでしょう。
熟成も期待出来ますが良く「作られた」ブルネッロでないかと思いますネ。
自然派的な説明文ばかりが散見されますが、かなりしっかりとした作り込みを今回は感じました(リゼルヴァですし)。
よくよく整った、精密な良質ワインです。

コストパーフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
1万円以上のワインとして、やるべきことはバッチリやっているようなワインです。
こういう感じは欲しいよね、っていうのは網羅しているブルネッロといえるでしょうか。
ただ、どっちつかずな状態では今はあるかも。果実感がしっかりと欲しい方は今のうちに呑むほうがいいのでしょうが、より熟成した旨味感を味わいたいならば今すぐ呑むべきではないかなって思います。
中間的な作りやワイナリ基質の良さと悪さを同時に内包はしているんじゃないかと。
ブルネッロのファン相手であれば、プレゼントすれば大層喜ばれるでしょうが、1万円超えるワインとしては付加されるバックグラウンドは少なめ。
ブルネッロでワインパーティーを開くって時にはそこそこ活躍しそう。

という訳で、ポデーレ・サリクッティよりピアッジョーネのリゼルヴァ2008でした。
正直を言えば地味目な経歴と内容のブルネッロでありますが、作り込みの的確さは抜群!
イタリアファンがこっそりワインセラーに入れていそうなワインですネ。

因みに、ここの試飲会で飲みました。

通常版だと1万円以下の模様。樽っぽさが減るとかんがえると、通常版も良さそうな気が・・・

個人的には伝統雰囲気とモダンさからこんなイメージかなぁ。

| イタリア | 23:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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最安値のデイリーワイン足りえるか!? アズダ・セレクション クラレット&マルケス・デル・ノルテ・リオハ

うぇるかむ!
ボージョレ・ヌーボー、皆様楽しみましたでしょうか?
ヌーボー結構高いモンですから、意外とバコバコ呑んだりパーティーすると金欠になりがちですよネOTL
で、久々に西友PB検証であります!!
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アズダ・セレクションからクラレットとリオハです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)

以前こんな感じで紹介しましたね、西友のPBシリーズ
その時はなかなかレベルが高くて驚かされたものですが、今回は更に安値にしてみました。
前回のが大体780円ぐらいと多少1000円に近い換算のワインでしたが、
今回は1つ500円!
正確には今現在セールで二本で500円でやっている西友がある、と。一本買いでもまぁ580円なんですけどネ。
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で、二つ買ったワケ。
選択理由は
・ボルドーブレンドのそれも一応ボルドーと名乗っている=フランス産でどの程度の実力が出るのか。やはり地雷なのか。
・おそらく安くても旨い産地であるスペインの、それもリオハならこっちは逆にハズレを引きづらいだろうから。
・クラレットって単語が好きだから

さぁ、早速みていきましょう!

香り・味わい(最大10PT)

クラレット
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♥♥
……おぉぅ・・・・・・
予想通りに当ブログ最低点がついてしまった。
いや、まぁ、そりゃ、少しは期待もしつつ、まぁ無理だろとは思いつつでしたが無理でした。
香りもボヤボヤしてるし、色味も明るいばっかりだし、何よりも水のよう。
そう、「フランス人だって本当は水みたいな安ワインをガバガバ呑んでるんだぜ~」なんていうイメージであり、「ワインってすっぱ不味い」という偏見のある消費者の妄想を体現するような内容でした。
それでも、強烈に変な味はしなかったのは救いなのですが、苦味が妙に残ります。
水割りした激安日本ワインと言われても全く不思議に思わない感じ。
これは流石にア カ ン

マルケス・デル・ノルテ・リオハ
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♥♥♥♥♥
こちらは大分マシ!
相対的にみれば、最低限という感じなんですけれども、最低限はできています!
実は当ブログ、味で♥が5つ行かないのは通常紹介しないことにしてるのですが(そんな駄作を言っている暇は本来ナイノデス)その基準のラインには到達かな?
色は単色ではあるものの若い赤紫。
香りからしてバニラっぽさが香り、素直な果実感も見られはします。
そう、旧来的なスペインっぽいバニラたっぷりなティストをちゃんと持っているわけです。
で、味わいは香りからくるバニラの要素が如実にあり、甘だるさを伝えつつペッパーと果実のタッチを備えてサックリと終わります。
果実自体は精密さなどは(求めるのも酷ですが)ありませんし、バニラ自体も安っぽさはタップリ。
なんというか、こうバニラコーラ的なフレーバーだといえるでしょうか・・・・・・
チープではありますが、総合的に諸要素はしっかりリオハっぽいなぁなんて思わせてくれる内容でした。

ハッキリと言うために比較した事を書き、点数づけしましたが
リオハ買っておけ
というダイレクト・マーケティングさせていただきますネ。
なお、両方共日持ちは悪いです。1日であっという間に酸化を鑑みれます。
あんまりにもクラレットが残念な出来であり、再び「どーせフランスなんて安い酒はダサいのさ・・・」とフランス反旗病を患いそうになりました。
なので、試しにリオハと混ぜてカクテルしちゃえ!とかやったら開けたてのリオハのバニラ感の強さから、なんかカリフォルニアの安くてダサいクラレットの味になりました・・・・・・そ、それでもマシかしら?

コストパーフォーマンス(最大5PT)
♥♥
前回のオールドヴァインガルナッチャなどとは違って一転して評価が変わります。
理由は、前回紹介のワインの方が「日持ちがします」からデイリーワインとして使えるのですが今回の2つは日持ちがしません。
っていうか、そもそもクラレットはいつ飲んでもおいしくない。
リオハも日持ちはせずにすぐに酸味が強くなりすぎてしまいますから、あくまでもその日のうち消費になる=使いづらい=コスパとしては良くはない・・・という方程式です。
たまーにいる「ワインは高すぎる!安いの最高!!」と値段だけを見てしまう系の方とか見かけますが、それは大きく間違いです(因みに、私がブログをはじめる前に「ワイン オタク」で検索すると出てくるサイトはそういう系でしたネ・・・)
ワインは良いモノは多少雑でも3日は持ってくれるしその間の変化を楽しめるので、値段から÷3ぐらいで一人で呑むなら考えればイイ!というのが私の持論。
すると、2000円ぐらいで日持ちするワインは÷3=600円周辺になりますからそれで最後まで楽しませてくれる子こそがコスパワインであります。
よって、単価は安いけど総合的にはお値打ちにならないかなぁって。
ただ、リオハの方は試してみるにはいいと思いますヨ。
西友PB最大のウリである「西友にイケば買える」というのは大きなメリット!

という訳で、アスダから2つやりました。
うーん、やっぱり安いワインとなるとスペインは強いですネー。
もちろん、バニラっぽさが徹底的にダメな人はダメなんだと思いますが、ワンコインで酸化防止剤オンリーかつ原産地がある程度割れているワインが飲めるというのは特色と言っていいハズ。
これならば、サイフが寂しい時にどーしてもワインが飲みたい!ワインならおK!!という方にぴったりきますヨ。

楽天で「ワイン」で検索して一番安かったのはコレなんですが、まぁ買う必要性はないと雰囲気でわかる。

素直に「コノスルには勝てなかったよ・・・」と言いましょう

真のコスパワインとはこういうワインだと思います。

| スペイン | 23:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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速報:2014ボージョレ・ヌーボー自然派4種比べてきました――トラン、ラピエール、パカレ、ラフォレを見る

うぇるかむ!
速報!!なんて書くと大それてるっぽいですが、ようするにボージョレ・ヌーボーを飲んでまいりました!!!
当ブログ、ボージョレ・ヌーボーに対してはあんまりいい印象がないんですが地元で解禁直後に呑むイベントがあった以上、参加しないわけにいかなかった!!!!
しかも、このイベント、19日・・・つまり昨日やることが急遽発表されちゃったもんだから急いで行ってきましたー。

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デデドン!
今しがた・・・ボージョレ・ヌーボー解禁と同時に飲んできたのは以下の4ワイナリ。

☆トラン・ラ・バイユ
☆マルセル・ラピエール
☆フィリップ・パカレ
☆ジャン・マルク・ラフォレ

ちゃんと解禁同刻に飲みましたよ、やったネ!レッツパーリィ!!
いずれも自然派系のワイナリです。画像が多くなっていますし、どちらにしてもヌーボーのコスパ評価は低い(どう作っても高い!)ものでありますから、点数はつけずにやってまいります。
簡易にサササーツと。

・トラン
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カラフルでボージョレ・ヌーボーっぽいラベルの一本。
何気にノンフィルターであります。ヌーボーも無濾過の時代?
デュヴッフたんと並んでボージョレの代表的銘柄のひとつで、フランス市場では良く売れているとか。
そのノンフィルター版ですね。因みに通常版との価格差は200円程度。差ひっく!
定番のボージョレの一種といえるでしょうか。

色は意外と赤紫。にごってはいません。
香りにイチゴキャンディが濃密にあり、流石に大手が作るボージョレって印象でした。
味わいはそこそこに渋みと果実のバランスがとれつつ、案外とコクもある。
バニラ要素自体は控えめでフルーティーさのほうが前面に出たスタイル。
軽いっちゃー軽いんですが、ボジョレー・ヌーボーって雰囲気をちょうど良く捉えた品でしょう。
まんまボジョレーヌーボのイメージ。可不可なく安定した味。
定番の作りという他ない、お祭りワインであります。
今回試してないものの、ノンフィルター版と通常版という比べをするのは面白そうですね。

・マルセルラピエール
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ラベルはとにかくコミカルでファニー!
ラベルだけで気分が盛り上がるんじゃないでしょうか。こういうの最高だよネ。
で、自然派にとっては常識ともいえる始祖的なワイナリー。
裏面に書いてのとおり、2010にマルセル氏はなくなられており、そのファミリーの醸造です。

色は赤みが強いタッチ。ピノっぽいっちゃーピノっぽいカラーリングかも。
香りにビオニュアンスの土っぽさと草の印象があり、中にイチゴキャンディっぽさが。
基本的にビオ感のほうが高めですが、まぁフルーティーな部類だとも思います。
味わいは・・・なんかテンプラリーニョっぽい!
ビオよりであり、果実の渋みがちゃんと出ています。
最初はそうした要素のほうが高くあるので隠れガチですが、酸味もアセロラ感があって程々良好。
言われなければボージョレ・ヌーボーだと思わないスタイルで、プラムなどの強めの果実感にほのかなイチゴキャンディが混じってる?ぐらいの混在としたバランスです。
総じてボージョレっぽいベースを確認できるものの覆っている仮面がテンプラリーニョっぽい酸やタニックさなのが特徴。
近年流行り初めている自然派スペインの流れ・・・なーんて言われたら信じる人のほうが多いハズです。
ボージョレ感とそうした自然派づくりの中間を行くスタイルは、万人受けはしないかもですがワインが好き!という人には結構衝撃的かも。

・フィリップパカレ
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自然派の巨匠その2。
DRCがらみでよくよく書かれるラピエールの甥な自然派の代表格。
「ロマネ・コンティの醸造長になる依頼を蹴った」なる日本人好みのエピソードを持つ事が有名ですネ。
で、今回のはグリーンラベルと呼ばれるもので、ここでは赤いラベルと別個のタンクで作られついでに東日本大震災のチャリティーボトルであります。
それだけ日本のボージョレ需要がある・・・と邪推もしちゃいますが、ブルゴーニュの生産者が日本に目を向けている事自体はありがたい話ですし「もっとワイン飲もうぜ?フランス人のがヨッポド日本に目を向けてるぜ??」なーんて感慨深くなっちゃいますネ。

色は非常に紫感が強く、この段階でボージョレ・ヌーボーとは何なのか?と更に哲学したくなっちゃいます。
香りにスパイスが濃密。スワリングをかけまくると要約イチゴキャンディ成分が出てきますが特に開けたては渋みとスパイスが中心となり、プルーンなどの果実味がメインです。
・・・・・・ここまで読んでお分かりの人は鋭い。そう、これ、シラーめいてるんです。
香りの段階で「ガメイっすね。ボージョレ・ヌーボーです」と答えられたら神の雫の12使徒云々に参戦出来ます。
味わいも完璧に自然派の多少うす味で良く言えばエレガントなスタイルのテーブルシラー!
山椒や各種胡椒などのスパイスの感覚が良く出ていながら濃い目のフルーティーさでドリンカピリティに溢れたシラーです・・・・・・って書きたくなるぐらいシラーめいています。
相当スワリングしないと黒果実の甘味や酸のが目立ってるぐらいで、しばらくたってからようやくガメイの青臭さやストロベリーっぽさに気がつくぐらいであります。
ボージョレ的でない濃さとスパイスの質感がとてもよく、ヌーボーとは名乗らずに
「ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール」
とする意義が感じられますなー。
自然派のワインとして秀逸なんです。よくよく出てくる「ボージョレ・ヌーボーの域じゃない」なんて宣伝文句が現実になっています。
っていうか、ヌーボ作ろうって気がここに微塵も感じない。俺のワインを作ってるんじゃー!みたいな、主張を感じる。
良くも悪くも「ボジョレーヌーボー」っぽくありません。が、ワインとしてのクオリティはかなりいい塩梅です。
ブラーボ!

・ジャンマルクラフォレ
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ラベルはとかくシンプルですね。華やかさがないのが逆にびっくりなぐらい!
リュット・レゾネで作るレニエ村の自然派ワイナリ。このインポーターさんの主力ワイナリであり、同インポーターのファンからは圧倒的な人気を誇るワイナリとなっています。
他の3つに比べると、田舎っぽいっちゃー田舎っぽい、知る人ぞ知るタイプです。

色はこのボジョレーヌーボーが一番濃かったです。っていうかあんまり濃かったので一応写真にとっておきました。
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完璧に紫やん!
ただ、香りは今回の中ではもっともフルーティーで甘さが強くイチゴキャンディを正確無比に感じることが出来ます。
香っただけでこれはヌーボーなんじゃないの?と直感出来るくらい。
味わいも王道のぬーぼー!って思わず頷いてしまうぐらいにイメージどおりの仕上がり。
いや、むしろ、イメージを強調したような甘さといちごきゃんでぃの果実とミルキィーさでした。
とにかく甘味が強く、そのほかの要素が非亀に感じられデザート的な出来です。
チープにはなりすぎず、酸やバニラの要素は如実だし、自然派っぽい土っけは軽くは感じさせてくれます。
ヌーボ、としては正しい出来といえるでしょう。同じ自然派なのにパカレやラピエールとは大きく違って、トランに近い(そしてトランのボリュームアップ版って感じに濃い)。
料理との合わせがあんまり想像つかない、それこそワインスターターやボージョレ・ヌーボーを楽しむんじゃあああって人には大きくオススメで、ボージョレ・ヌーボーってこんなんだよねーと安心して鑑みられるワインです。
ただ、「ワインとしての出来」で言えばバランス感覚が悪いのではないかと思います。
甘味の強さのため、自然派の割にドリンカピリティも良くありません。食事前の乾杯に使いづらいボージョレ。
毎年飲んでいるという今回のイベントの主催をして「こんなに甘いヌーボーじゃ普段はないのだけれど・・・」とびっくりしてました。

◆◆◆ヌーボーめいたアトモスフィア◆◆◆
というわけで、ボージョレ・ヌーボー4種類、参考になりましたでしょうか?
個人的にこの4つでは、パカレ>ラピエール>トラン=ラルジョル
と言った具合にオススメです。なにせシラーのスパイス大好きだからネ!パカレは「ワインとして」私は相当スキダゾ!!
ラピエールも自然派のワインとして存分に楽しめます。
この辺りの人達は、もはや「ボージョレ・ヌーボーっぽいもの」を作るきがサラサラなくて、自分のおいしいと思うものを作ってついでに稼ごうぐらいの感覚でヌーボーもやっているように感じました。
でないと、この出来にならんでしょう?特にパカレはボージョレ・ヌーボー名乗ってませんし。
逆にヌーボーというくくりではラルジョルがトップかもと思います。トランも同様に、ふつーにヌーボー。

また、今回パカレを飲んで改めて「ローヌ品種(シラーとグルナッシュ)とブルゴーニュ品種(ピノノワールとガメイ)は近い味にある」と考えタノデス!
エレガントなシラーはピノに似るし、濃厚なピノはグルナッシュと近くなる・・・・・・という持論は結構いい線いってるんじゃないのーなんてスノッブなりのアイディアを。
やっぱローヌはもう一度見直されるべきだと思います。自然に作ったガメイの新酒がシラーやラングドックを示すならば。

因みに、この試飲会においてファンの方は「やっぱりラフォレ最高イエー!」って言ってましたし、その主催は毎年のラピエールが好きなんだそうでやっぱラピエールが感慨深く良いと話していたり。
私は今回で、フィリップ・パカレのファンになりそうです。やっぱ女性的飲み物っていうならセクシーじゃなきゃね。

毎年の出来は測っていないのですが、2014年ヴィンテージ総じてそんなに悪くないんじゃないの?とは思っています(2013のほうが臭みがあるのが多かった気がします)。
安定と知名度があるワイナリや定番のヌーボーメーカーの実力を図るにはやはりイイ機会ですね解禁日も。

あのミーハー的に群がる客層だけは勘弁だけどネ!


という訳で、今回ご紹介のヌーボー一覧。ラフォレだけはなんと楽天では2014そのものが販売してなかったっぽい。



| フランス | 03:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小山?ミドルジェントルなピノ? マウントフォード・エステート・ピノノワール2008

うぇるかむ!
ニュージランドネタがそろそろ切れそうな中、そういえばボージョレの解禁日かぁ・・・なんて思い返しました(ダメじゃん!!)
という訳で、個人的にはボージョレよりも熟成が期待出来るワインのほうがスキなんですよ!!

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マウントフォード・エステート・ピノノワール・ワイパラ2008
ちょっぴり熟成したニュージーピノは果たしてどうなのか。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベル自体はシンプルイズシンプルな感じですね。
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裏面も特筆すべきでもないかな。
あまり作り手の情報などもなく、特筆して有名な部分は無いワイナリーですが生産量自体は少なめ。
ワイパラ地域を代表するワイナリとしてじみーに知名度があり、フラッグシップである「グラディアント」はあんまり目にしないワインのひとつといえるでしょう。
とはいえ、2010年からリースリングなどのアルザス系ブドウを新たに作り始める(私からすればドイツ寄りにになった)などなど、逆にあんまり上手くいってないのかなーなんて心配にもなります。
台湾出身の盲目の醸造家がいる、というのは「?」ですがkoyamaの小山さんがサポートに入ってるらしいのは日本人的には書いておくべきところでしょうか。

ジャンシス・ロビンソンたんが評価が高めで、パーカーポイントも今回92ポイントだったりします。
ジャンシスとパーカーは(特にジャンシスが)相反するっぽい雰囲気なのでありますが、皮肉にもこの2人の評価が「同時にそこそこ以上に良い」ワイナリーは大体経験上良いケースが多かったりします。
そのために個人的に期待値が高めなんですが果たして・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
なかなかイイ感じのちょい熟ピノ!
むしろ、今が最初の飲み頃かもしれませんね。ボリュームのあるタッチとちょっとした熟成感がギリギリで両立して楽しめる感じ。
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色はちょっと熟成してみえ、端にオレンジがかかっています。
ピノ、というよりはバローロチックなカラーといえるでしょうか。
香りにかなりの甘味のあるチェリー、色にしては熟成香は強くはなく。
チェリー煮の要素自体は強いのですが、ほんのりと木々や熟成からキているであろう旨味感が出ており、これが(偶然かもですが)いい具合にとけています。
味わいは甘味は強くチェリーの煮付け(ブラウンシュガー感強し!)っていいますか、チェリーケーキの感覚が強めにあります。
黒糖などの甘味、果実のボリュームが甘さに直結しており、重ためのピノになっています。
同時にアフターはほのかに紅茶っぽさなどを出しつつ、ヘンに残りすぎずスッキリとはしているんですね。
もう最近コレばっかり書いてしまうんですが、どーしてもこの果実のボリュームと冷涼さかきていそうな甘みはシュペートブルグンダー的なんですよね・・・・・・

コストパーフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
ちょい熟ピノとしてはお値打ち
7000円前後で買えるアイテム、としては充分なちょい熟成ピノだと思います。
5年以上前ってそんなに数もなく、かつエステートものでちゃんとしたとなると段々と手に入りにくくなる昨今ならばアリな値段じゃないかと。
それでいて、万人にわかりやすく美味しさを伝えてくれるタイプだと思います。薄すぎず濃すぎずの部類かな。
プレゼントにするには多少地味さが目立ってしまうでしょうか・・・どっちかというとご褒美ワイン系かなーなんて。

という訳で、マウントフォード・ピノノワール2008でした。
ちょっこり紳士としての貫禄がつき始める30代って感じのワインなんですね。
まだまだ若いけど、これからもっと良くなるのか・・・・・・というのは未知数なタイプ。
そのぐらいの年頃が好きなお方は是非とも購入アレ。

その地味さのせいなのか、この08年まだまだネットショップで購入可能。意外な穴場ではないでしょか

若いころの言峰綺礼オジサンって感じはある・・・が、この安っぽいグラスで呑むことはオススメしません!

| ニュージーランド | 20:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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定番ニュージーの最高峰SBの本気度! クラウディ・ベイ・テ・ココ2011

うぇるかむ!
先日はリースリングのNZをやってみましたが、今日はまたまた定番のソーヴィニヨン・ブランであります。
それも、メーカーが超定番・・・・・・

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クラウディ・ベイ・テ・ココ2011
改めてド定番の再確認であります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルは他の銘柄が山の絵なのに対して、こちらは模様パターンというスタイル。
テ・ココというメーカーのフラッグシップなのですが、名前の由来は

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裏に書いてある!さすが大手!!
なので実は「クラウディ=雲」の意味ではないのです。
ニュージーランドでも知名度が最も高く販売量や店舗も多いメーカーですね。
当ブログでも最初期の方でピノをノートしました。
が、今見返すとちょっと説明が物足りないので長々と少し(曖昧に)。
まず、このワイナリ、ニュージーランドでもトップの生産量を誇るというのは・・・何となく日本での販売店舗数の多さでもわかるでしょうか。
設立そろそろ30週年に至るこのワイナリ、年間1200トン分ぐらいは産出している様子。
流石にベリンジャーとか程ではないにせよ、かなりの量といえるでしょう。
次に、現在は初期の醸造家達はとっくにいなくなっていて、各自が独立してたりすること。
これはまぁ、アメリカなどでも良くある事ですが、いわゆる大手人気ドコロで長々いるよりも「自分のワイナリを持つ」ないし有名コンサルトになる方が稼ぎも自分のやりたいこと出来るっぷりでもいいノデス。
ある意味虎の門となっているワイナリ、というのが世の中にはそこそこにありますが、その中のニュージーランド版ともいえるかもしれませんね。
また、このワインを特に評価していたのはパーカーたんよりもスペクテイターだったりします。
というか、90年台後半にここのSBがスペクテイターで紹介された事がかなりでかく「ニュージーランドはソーヴィニヨン・ブランの国」という印象につながっている模様。

さて。
その中でも、今回は「他よりはレアリティが高い」というかフラッグシップ的存在が今回のテ・ココ。
とはいえ通常版とは1500円程度の差だったりするのですが・・・・・・
その実力や今は如何に?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥
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安心感のある作り!
ソーヴィニヨン・ブラン、としてド定番を抑えつつちょっとした強さや高級感が存在しています。
結構作りこみのワインだと感じました。大手がきっちり作ったんだろうなって感じがすごくする。
良く言えば安定した、悪く言えば尖ってないワインといえましょうか。

色は良くすける黄緑。そんなに熟成感はありません。
香りはコーンフレーク系が強めに感じられ、少しアメリカチックでもあるかも。
バニラなども強めにありますしネ。
ただ、味わいはかなりシャープに抜けていく印象。
スッとしてアフターにそこまで長さはないものの、物足りなさがないバランスの良さ。
日本人好みなワイン、という印象も同時に持ちました。
甘味自体はソーヴィニヨン・ブラン全体のなかでも強めにあって、キウイっぽさが如実。
そんな中、上述のとおりスッと清涼感をもって抜けていくので存外に飲みやすい。
そうした押し引きのバランスがヒット・アンド・アウェイなボクサーの如し!
そうしたきっちりとした作り込みを感じる作りになっています。
出来のいい絵、という感じではあります・・・ただ、なんというか、割りと見分けがつきにくいワインだろうなとも同時に。
先日のプロヴィダンスなんかはかなり独自の感覚をもったワインであり対極でしょう。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
むしろ高額スタート白の超えるべき最初の壁!
これを基準値に値段が5000円超えてくる白を見定めていくのは悪くないように思います。
定番の、作り自体はいいワインであり、これを審査のポイントとして比べる際の「評価軸」に添えるのはいかがでしょ?
それぐらい普遍的なソーヴィニヨン・ブランの形をしめしているように思いました。
ラベル自体はそこまで派手でもありませんし、その港関連エピソードないし知名度でいってもちょっとベターな点から、それほどプレゼント向けでもありません。
ワイン会・・・というよりは勉強会などで「高額SB」の一例として使うにはコレ以上ない教材かもしれませんネ。

という訳で、クラウディー・ベイのテ・ココ2011でした。
良くも悪くも、という言葉を多めに使いましたがまさにそういう大手の力量とバランス型故の突出感のなさが気になるワインでした。
ただ、ニュージーランドの基本形を鑑みたいというならば、やっぱり外せないなぁとヒシヒシとさせらタノデス。

このぐらいの値段らしい。通常版と比べのみしても面白いかも

ふと「普通の女の子」で検索してみたら全然普通じゃないキャラが出てきた件について

| ニュージーランド | 22:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ニュージーリースリングの力量が出まくり! フェルトン・ロード・ブロック1・セントラルオタゴ・リースリング2008

うぇるかむ!
連日の10位が実に嬉しいところでありますネ。
さて。本日は・・・流石に日本人関与のNZを出すネタはなかったんですが、凄腕リースリングを一本と。

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フェルトン・ロード・リースリング・ブロック1・セントラルオタゴ2008
NZが誇るリースリングであります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
じみーなラベルではありますが、その分評価枠のポイントが高めなんですね。
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裏も派手さはありません。
ただ、ロットナンバーがあったりするのは流石でしょうか。
フェルトンというと人名のひとつだったりするんですが、作り手は現在は「フェルトン」が全く関係ない人達。
なにせ創世の畑の選び手がスチュワート・エルムズさん、オーナーがクウィンティン・クエイダー氏ですから。
彼がエルムズ・ヴィンヤードというのを立ち上げたのがまんまことの始まり。ここ最近、キムラ!佐藤!とやっておりましたが、これもある意味ではエルムズ!と言われるべきところなのかもしれません。
因みに、醸造家はブレア・ウォルター氏・・・って本当に関係ないなフェルトン!
ついでに、最近醸造家も変わってるみたいで節操はありません。

評論家評価自体はそこそこで「セントラル・オタゴを代表するワイナリー」としては有名ドコロであります。
パーカーたんの「世界のワイン」という2000年ぐらいの本において、ニュージーランドは
「生産者を選ばなければならない。私が知ってるところ以外は買い手の危険負担だ!」
と豪語してたりするんですが、その中でもフェルトン・ロードのピノは別格として優れているとされていたりします。
そのほか雑誌の情報を意外とみかけないのですが、とあるNZのピノ評価では常にトップに選出されているとか・・・
って、今回はリースリングなんですがね。
ブロック1というだけあって、区画限定のリースリングでパーカーポイント91点が妙に多いワインだったりします。
知名度の割に意外とデータが出てこないのに驚きなのですが、まぁ、そんな感じでリースリングであります。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
なんだか豊かなリースリング!
この間、サトウの時にサラッとだけ触れましたが流石の師匠ッて感じがしますネー。

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色は少し黄色さが出始めてる、ギリギリでまだ黄緑なフレッシュさが残ってるかなーぐらいの。
香りには青りんごパイにどこかオイリーさを足したタッチ。
しっかとパイ生地が焼き上げられているような(それでいてどこか冷めた)タッチが出ていて、そこにリースリングの特徴的な印象が出てきている、何とも飲み頃を迎えつつあるような感覚でした。
飲み頃リースリングって甘さとオイリーさのバランスが香りからして漂うんですよねー。だからわかりやすくて私はスキ!
味わいは甘味がとてもしっかり出ていて、バランスのいい濃い口。
スイートリースリングに近いドイツ的な感覚ですが、どこか甘さの感覚に「如何にも甘い」っぽさばっかりでなく、多少温暖な地域っぽいゆるさを伴います(とはいえ、どっちかといえばドイツ?みたいなバランス感覚!)
柑橘系、リンゴのショートパイ、杏などのフルーツタルトの印象で、バターっぽさも見られ調和性が充分。
酸味もちゃんとありまして、グレープフルーツがサラッと飾ってあるような。
コクもありつつ穏やかで綺麗なリースリングとして熟成していました!
10%未満というのが信じられないぐらいに濃厚さとバランス、スイーツな感じを漂わせる味わいでした。
メルヘン、というよりは都会的なティータイム・・・それも午後でまろやかなセット。
文学系お姉さんと本、みたいな最高のバランス感覚に近い感じ。
ブラーボ!

コストパーフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(6000円アンダーなら)
6000円アンダーであれば抜群に安いリースリング!?
残念ながら、この08年というのがどれぐらいの価格で今動いているかネットで測りかねましたが、最新ヴィンテージはなんと5000円アンダーであるっぽい(とはいえバッドな2013なんですけどネ・・・)
で、その基準で考えたらこれはドイツよりも安く良質リースリングを飲めるのでは?と思うのでした。
2013も後4年後にこうなったらとかく嬉しいと思いますよええ。
リースリングとしてはたまらない出来。ちょっとドイツよりもキリッとはしてないんですが、そのゆるさもまた良し。
有名ドコロのワインの区画モノですから、知っている人にはプレゼントにも充分でしょう。
そんなに詳しくない方向け、ではないんですけれども高めのリースリングの感覚を掴みたいって方にはオススメ度高し。

という訳で、フェルトン・ロードよりリースリングでした。
ぶっちゃければ、最高に評判がいいフラッグシップポジションのピノ・ブロック3が飲みたいっちゃー飲みたいノデス!
なにせ、このリースリングが充分すぎるほど実力をみせつけてくれました。
本当、ドイツに類似してるなぁって勝手に思ってるんですが、これならばドイツの同価格帯とは普通に戦えるように思えますネ。

年号が大きく違うのでスタイルも違うかもだけど・・・08年の印象だけなら抜群にオススメなんですよ

マルフォイの中の人の名前はトム・フェルトンなんだフォイ!

個人的に思い浮かべたのがこのキャラ。美人なんだけどちょっと野暮ったくてインクの匂いがしそうな感じ

| ニュージーランド | 22:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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桑田!神の導きとかNZのルパンの異名は、伊達じゃない プロヴィダンス・プライベートリザーヴ2010(桑田真澄ラベル)

うぇるかむ!
今日のFC2ブログのランキングで、どうやら10位だったようであります!
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ワォ!
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YES!

物凄い小さな界隈ではありますが、これは嬉しい限り!!感謝です!!!
というわけで、本日は神の導きに従って2010年の特別なワインを。

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プロヴィダンス・プライベート・リザーヴ・桑田真澄ラベル2010
唐突に出てくる桑田真澄!!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
桑田サインだとかのせいでなんかごっちゃりしてしまってますが、元々はシンプルなラベルなんですよ?
ただ、経歴はいわゆる「NZカルト」といえる内容ナノデス。
プロヴィダンス=神の導き、神意、摂理
という名前のそもそもが壮大で厨二病的な名前のワイナリなのですが、そこに何故か桑田真澄が合体します。
このプライベート・リザーヴというワインはいわゆる「優良年プレミアムロット」でプロヴィダンスのフラッグシップ。
に、巨人軍の桑田真澄が収穫と醸造を手伝ったというのが今回のワインです。
なんでもこのワインを桑田真澄が大ファンだったそうで、作り手のジェームス・デルヴィッチ氏と2008年ごろに食事会で会って
「おいマスミ、折角だからウチの醸造手伝わない?」
とか言ったとか言わないとかで、2010年のこのプライベート・リザーヴの収穫と醸造に参加させてもらえたのだとか(09年はこのワイン自体が造られなかった)。
読売巨人軍の元エースピッチャーが農業って!
ゴールデングラブ賞何度も受賞している腕とフォームがワイン造りに!?

まぁ、そもそもこのプロヴィダンスはそうした桑田効果がなくてもNZカルトとしての知名度は随一なのですがネ。
ステファン・タンザーたんが「うまああああ!こりゃニュージーランドのル・パンじゃね!?」
と見事にぶちあげてブリテンで大変人気になりました。
なので、大体がブリテンに輸出されており、他の国(本土ニュージーランドでも)幻のワイン扱いをウケます。
特徴はオーガニック系酸化防止剤無添加などもありますが、何よりも作っているブドウです。
フラン、シラー、メルロ、マルベック・・・そう、ニュージーランドなんですけどピノとか造らないオールドなクラレットの、それもサン・テミリオンにエルミタゼをミックスしたようなスタイル。
今回の2010もカベルネ・フラン46%メルロー38%マルベック16%なんだそうで。
さて、大分長くなりましたが実際その実力とは!?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥(ただし人を選ぶ)
独特の世界観が極めて高い!
かなり独特の味わいをもっていました。フラン主体のオーガニックというのもそんなにパッと浮かびませんが、それでサン・テミリオン寄りブレンドですけどそうはなっていません。
ル・パンを呑んだことはありませんが・・・おそらく全然違うんじゃないかなーって。
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そういえば、どうやら生産者来日イベントがあったようでこのお店にはサインボトルが。
色は見事にクリムゾンレッド。まだまだ若さを感じさせますね。
香りにまとまりのいいハーブの香りが中心で、良く言えば草原の清々しさ、悪く言えば青さを感じさせます。
この段階で結構人を選ぶでしょう。特に、青臭さが苦手な人は手を出さないほうがいい香り。
味わいもフラン主体らしさが目立ちますがまとまりは良好。
シガーなどの風味と甘さはマルベックからかしら?
口当たりの良さはまさにボルドー右岸のそれ、なんですがキリッとした青さとコーヒーめいた要素が別離して感じられるのが特徴的です。
当ブログではハーブ&ココアといった具合にカルトナパ辺りを表現することがありますが、そうではありません。
ずっと自然派寄りですし、あんまりそれらがミックスはしていないノデス。
香草を主体とした料理と、アフターコーヒーといった具合に分かれて提供されるような感覚といえるでしょうか。
独特な構成、自然派とカルト系のクラフト感のカオス的な世界観が高次元で楽しめる摩訶不思議アドベンチャーなワインでした。

コストパーフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
2万円近い価格のワインっぽいか?
と言われると、とかく微妙なところで(まだ飲み頃ではなかったとか言えちゃいますが)総合的に見ればちょっと劣るかもと思います。
なにせ、万人受けしない感じなんですね。そもそもNZのフランって段階が奇っ怪なのですから。
ただ、私個人としては、結構楽しいワインではないかと。
この辺りのある種めちゃくちゃでハチャメチャなほうが楽しい!
そう思える方にとってはオススメがとても出来るワインだと思います。
個人的には、伝統国のありきたりなクラレットよりはずっと遊べるワインではないかと。
また、今回に関しては「桑田真澄」が大きくセールスポイントになっていますから、やきう民にも是非とも。

という訳で、プロヴィダンスよりプライベート・リザーヴ2010でした。
カルトとしては、総合的には微妙かもしれませんが突出した部分があるというピーキーなワインでありました。

やきう民は桑田ニキ的にも買おうズ。因みに、日本向けラベル感もあってあんまりレアアイテムでも「今は」ないです。

ワインの神様も微笑んでいた




・・・・・・オマケの話いっきまーす。
実は、このワインをティスティングカウンターで飲んでいる際、なんと
ワインを買いに来てた江川卓氏と遭遇
彼は何かのパーティーで使うのかワインを買って帰られました(最後にエシェゾーとわかりやすいアイテムをソムリエにたずねてました)
まさか巨人軍関係なワインを飲んでいる時に遭遇とは・・・・・・と、それこそ「プロヴィダンス」を感じたのでした。
因みに江川卓が買ってたワイン、私が手洗いから帰ってきた時にチラッと見えたのですが見えた範囲だと




チラッと見えただけなのでワイナリ以外はぶっちゃけ間違ってますが、ピーター・マイケル、フラワーズ、リヴァース・マリーという選択肢でした。
その昔、彼のソムリエ力とかも大したこと無い的な話を聞いたことがありますしそういう雰囲気なんだそうですが、
このセレクト、かなり通ですよ!
江川卓、しっかりとワインラヴァーでした。このチョイスで彼がスノッブであるなんて言いつづけられる人もそうそういないでしょう。
サー・ピーター・マイケルのファンっぽいですね。
アメリカの江川、ニュージーランドの桑田みたいな対決してくれたらとっても盛り上がって面白いんじゃないですかね!

| ニュージーランド | 23:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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佐藤! サトウ・ワインズ・リースリング2013

うぇるかむ!
キムラにつづいて、サトウ!

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サトウ・ワインズ・リースリング・セントラルオタゴ2013
もう日本のワイナリーじゃん!と思われる可能性もありますが、ばっちりニュージーランド活躍系です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ドーモ、サトウ=サン
と、思わずお辞儀したくなるアトモスフィアのショドー!
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裏はコモンジョめいて字が並んでいるが、右下のハンコ=アイコンがゼンにあふれているではないか!!
・・・・・・という感じで、ニュージーランドリースリングですね。
相変わらず日本人が絡むと説明が丁寧やね。

佐藤嘉晃という方が作り手で、元銀行マンから転身しフェルトン・ロードやドメーヌ・ビゾーやベルンハルト・フーバー様などで働いた経験のある方です。
で、今はマウント・エドワードのワインメーカーとしてやっていく中、独立ワイナリを始めたというのがコレなのです。
2009年がファーストヴィンテージだというから実に新しいワイナリであります。
作りとしては奥さんのほうがフィリップ・パカレなどで働いていたそうで、バイオダイナミクス寄り。
SO2無添加ではないものの、かなり自然派型なようです。
さて、そんな訳で意外と見かけないNZリースリングですが実力といいますと・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
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アイエエエ!?
ラベルのせいか、ショドーのアトモスフィアがあるリースリングであります!!

色は割りと黄緑系。
香りに青リンゴ、ライム感とオイリーさがあってなんともリースリングらしい要素が出ています。
どちらかというと果実重視ですが、その中にじわっとオイル感が交じるんですね。
味わいも同様にフルーティーさとオイリーさをそこそこにミックスさせたライトタッチ。
明るみがある感覚の中、多少の山椒要素があるアフターにもそうしたスパイス味がこっそり残っています。
ドイツほどキリッとリースリングしておらず、ちょっとゆるめなバランスにスパイスとインキーさを若干含んだような面白みのあるラフな書道感ワイン。
総合的な完成度の高さ、というよりは「なんとなーく出来てしまった」感じがするんですね。
ボトル個体差などもありそうな、アンバランスさがありそうにも思えますが・・・・・・
少なくとも、今回のはきっちり世界観のあるいいリースリングでしたネ。

コストパーフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
あんまり良くないヴィンテージ、とはいえこの出来で4000円アンダーぐらいであればなかなかなのではないでしょうか?
キムラ・セラーズやクスダ辺りと同じく、日本人奮闘系ワイナリですからプレゼントには少なくとも使いやすいでしょうし。
このワインを飲んで感じたのは
「ブルゴーニュとみんな比べたがるけど、ニュージーランドが近いのは実はドイツなのではないか?」
という事。
なので、ドイツファン・・・リースリングファンにもちょっとお試しオススメしたいタッチですね。
ニュージーランド白というとどうしてもソーヴィニヨン・ブランが思い浮かびますが、もしかしてリースリング国家になる日があるのか?
なんて思わせてくれますヨ。

というわけで、サトウ・ワインズ・リースリングでした。
2013ゆえか果実のボリュームがも少しあるとグッドかなぁなんて思ったのは少し。
リースリングだし、ちょっと寝かせてみるのもいいのかも?色々、飲み方を検討したくなるワインです。

ピノはほぼ売り切れてて、リースリングぐらいしか今は残ってないっぽい

そういえば今日、けいおん!の一気放送やってたそうな

個人的に、佐藤といえば、ユヤタン

| ニュージーランド | 23:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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木村! キムラ・ワイナリー・ピノノワール2012

うぇるかむ!
KMRァッ!
といえば、私のやっている某神撃のバハムートではお馴染みの文句な訳ですが

その木村雄人とは全く関係なく、木村滋久さんのワイナリーです。
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キムラ・セラーズ・マールボロ・ピノノワール2012
シンプルな!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥
ラベルはシンプルなんですが、結構かわいいつくりじゃないかと。
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桜の花びらのワンポイントがとても可愛らしい・・・
で、この柄の意味は
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こんな感じだし、もう私が書くことなくね?
な状態であります。
作り手の木村滋久氏はキャプトル東急のソムリエさんだったのが、ワインづくりに転向してニュージーランドに行った方。
なので、「日本人応援!」「マイ・ドリームを叶えた人!」的なニュアンスでよくよく語られます。

ただ、今回のワイン、問題はヴィンテージで2012と2013ってニュージランドにとってはいわゆる「バッド・ヴィンテージ」と言われてるんですね。
さて、そんな過酷な年のワインだったわけですが、どうであったかというと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
たしかに難しかったんだろうな、というのが印象にあります。
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ニュージーピノっぽい寒冷地仕様の甘さ、と同時に妙に青臭さが残ってしまってたかなぁと。

色はしっかりとレッド。かなり明るめに赤が出ています。
香りにチェリーが強くあり、そのだんかいでスパイス要素と葉物っぽさが存在。
あまり複雑にはなく、個々にわかれてあるイメージでしょうか。
味わいはしっとり甘みがあり、丁寧さは感じさせます。
ドイツおよびニュージランドらしいチェリーのことこと煮た感じでフルーティーなバランス。
の、なかにちょっと苦味が出るフィニッシュという構成で、味自体が意外な程ビオビオしい印象で終わるんですね。
バランスの取り方自体がナチュラル系なのだろうというのが一点ありますが、ちょっとした熟成を得た結果でもあるかも。
好意的にみれば、そうしたムツカシイところがブルゴーニュ的にもみえる・・・かも?

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥(このヴィンテージに関しては)
年々値上がりがしていますが、少なくとも5000円以上のピノとしては総じて不足している感じが否めないかなぁと。
4000円アンダーなら結構納得なのですが、総体的にみて価格分の繊細さないしパワーに至っていない。
これはバッド・ヴィンテージをモロに受けているのかなぁ?なんて。とうの醸造家自体も日本に来日した時に
「最近は収穫量も落ちるし泣きたい」
と言ってたとの噂もありますし、本調子でないのかななんて(今思うと、以前呑んだフォリウム辺りもそんな感じだったのかも)。
ラベルの可愛さや日本人制作というのはプレゼントには上手に使うと盛り上がるので、是非活用してみて。

という訳でKMRァッ!じゃなかった、キムラ・セラーズの2012ピノでした。
ピノノワールの難しさを感じさせてくれるワイナリだったと思います。
ニュージーランドおよびそこで活動する日本人、というのは国内のワイナリよりも個人的に応援したいところだったりするので、今後も活躍に期待!なのであります!!

一応ペタリと2013も貼りますが、正直2014を待つのも手でしょう。

KMRァッ!4コマ版スピネキのカード出してくれ!!

| ニュージーランド | 09:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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まだ間に合う?ボージョレ・ヌーボー(ボジョレー・ヌーボー)と一緒に買いたいワイン2014

うぇるかむ!
そういえばボジョレー・・・・・・
そう、そんなシーズンになってまいりました。
ワイン屋さんが忙しい季節であります。

とはいえ、私自身は「コスパが悪いばっかりナノゼー」ということで当日に買うことは決して無いだろうと思います。
あれはあれでおいしいとはいえ・・・・・・うーん、どこも3000円越してくるし毎年の研鑽してないし。
という訳で、当ブログは
ボジョレーと一緒に買いたいワイン
というのを考えてみる訳ナノデス。

・前提条件
ボージョレが高い分、値段はなるべく安くする。また、2014年11月13日現在楽天ネットショップでも購入可能なモノにする。
ケース毎のオススメで考える。
この際、新酒どうしでの比べやガメイは選択肢に入れない。新酒比べしたいならノベッロ呑むべしデス。

という感じで、ではでは。

・スパークリングを飲みたい場合
お祝いごとには泡がなくっちゃ!
という方にはこんな感じで、極端に軽めのキャラにするか、低価格で高品質のアメリカ系を狙うのがオススメ。


当ブログとしてはフランチャコルタは泡で超イチオシなんですが、ブドウ品種もあってか割りと甘さが出がちなのでボージョレの甘さが割りととらえられなくなっちゃいます。
ということで、ドサージュ・ゼロなんかもいいかな。

まぁ、そもそもヌーボーがお祭一発目って感じでもありますから

・実は白がすき
赤ワインよりそもそも白ワインが好き、という方はボージョレの「後に呑める」濃いタイプの白がいいかと。


こんな感じに香りの強いモノで改めて堪能するのがいいのではないかと。
赤→白のコンセプト、というのを体感出来るように思います。

・やっぱ濃厚赤こそ最強だよね
赤→赤でつなぐ場合、ボージョレ自体はキャンディみたいなキャラなので、そういうのを全力でぶっとばすというのもアリかと(同時呑みには向かないけど)

という訳で、あえてのジンファンデルとかいかがでしょう。ミルキーさの如実な違いが味わえるハズ。
ないしはスパイシーさの体感でぴりっとさせるローヌ系。


・初心者相手に驚かせたい
全くタイプの違うワインを味わうことで「ワインてこんな味が違うの!?」と興味をひかせるなら、なんといってもイタリア土着ほか謎品種であります。

似たタイプの品種ながら、独特のスパイスでまるっと違いが見えるネレッロ・マスカレーゼとか面白いハズ!

・ボージョレの延長線でいいワインが飲みたい!
ブルゴーニュで買うのがそれならば本来的で良いかとは思います。

特に自然派側の人辺りの方が飲み飽きがこなくて使いやすいのではないかと。
が、個人的には美味しさだけを求めかつ安くあげたいならば、やっぱりシュペートブルグンダーかオーストラリアピノかなぁなんて。というか、ボージョレ買う前にこの辺り買いましょう(迫真



・・・・・・と、こんな感じでいかがでしょうか?
やりながら、これ自分の好きめなワイナリのテーブル価格帯宣伝デスネ
となってしまったのでここらでストーップ!
とにかく、ボージョレだけじゃなくて色んなモノを買ってネ!!
ということでひとつOTL

ボージョレ最高値を調べようと思ったら、どうにも樽で買うことになるらしい・・・

| コラム | 23:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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リオハのスーパーテーブル?日本のジャーナル大絶賛のリオハとは! クネ・リオハ・クリアンサ2010

うぇるかむ!
連日テーブル価格帯になりますが、話題性として旬ってのがありましてネ。

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クネ・リオハ・クリアンサ2010
スペインのテーブルワインであります。で、何が旬かっていいますと・・・・・・

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
評論家評価が異様に集まり、今や「時代はリオハじゃね?」とまた去年辺りのスペインブームと同じような方向性を世界が見ているっぽいことなのです。
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札にはフラッグシップモデルのスペクテーター一位&キャップにはPP90点のステータスが踊っているのでありました。
ワイナリはC.V.N.E.社(クネ)。1879年から創業している老舗のスペインワイナリーなんですが、
名前登録の時にスペルミスしてcuneって登録したからクネと呼ばれている。
などというムチャクチャなネーミングだったりします。パチモンネーミング!?
で、そんな割りとふざけた名前の130年以上も続く老舗なのですが、近年の評論家評価が異様に高くあります。
箇条書きの方がわかりやすいので、ササーッと書いていきましょう

・フラッグシップの「インペリアル」がスペクテイター誌で世界第1位。スペインでの受賞は初(あ、このワインではないです)。
・アドヴォケイトポイントが90点
・デキャンタ誌のブロンズメダル。
・ワイン王国3つ☆
・ワインレポートの高評価

特に私は今回、ワインレポートさんの記事を読んで購入することにしています
長らく続いた読売新聞オンラインのワインニュースコーナーが突然更新停止して
「うわぁぁぁん、最新のワインニュースはどこで手に入れればいいんじゃー!英語読めないんじゃー!」
とか思ってたら、独立してFC2ブログにやってきてお酒ランキング一位を颯爽とかさらっている山本昭彦氏がテーブル価格ワインをドエライ評価しているのですね。
ほほう!
曲りなりにも当ブログだって狭いFC2のランキング一位ぐらいとったるでー!などと白石稔が如く野望だけはタフなんですが、さてさて実際どのぐらいのレベルなのか・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
むむ!確かにエレガントな出来のテンプラリーニョ!
評論家勢の評価のポイントって「その人にとっての飲みやすい部類であるか」「味わいのトータルバランス」などなど色々な要点があるんですが、これは「過不足なく欲しい要素をまとめた」タイプのワインですネ。

色は紫が強めでギリギリ透けないぐらいのカラーリング。
ここまでは比較的スペインっぽいのですが、香りがどことなく色んな要素をみせます。
赤果実と紫果実がぼんやりと中間的に感じられ、どこかハーブ要素もあるんですね。
特徴的にコレ!というのはないんですが、なんか色んなワインで嗅いだことのあるような香りがする・・・という不思議な感覚につままれます。
樽要素はアメリカンオークらしいんですけど、それもほどほど・・・
そう、安いスペインの重要要素が発動してるっぽいんですね(後述します)
味わいは山本昭彦氏が「ボルドーとブルゴーニュのミックス」と表現したのよくよくわかる作り。
アタックの強さ自体はブルゴーニュ的なんですが、味わい自体はボルドー寄り。
見た目はいかにも女の子なタッチなのに、性格は割りと男まさりって感じでしょうか?
アセロラ系の酸、強くないバニラと甘味、それらを中心として果実がしっかりと出ているという。
地味に樽効果が聞いていてマッタリとさせつつ、果実のあやふやさが逆にいい味を出しているという個人的にはキツネにつままれたようなワインです。
スペインワインで、とある方が私に良く語ってくれる話なのですが
「スペインに限っては、安いワインの方が往々にして旨い」
というのがありまして、それを地で行っている気がしてなりません。
多分、樽での熟成が「クリアンサ」という比較的短めの企画の方が日本人的に美味しく仕上がりやすい。
故にこのワイナリのこの最下層のワインがウケた、というのが私の小学生並みの感想です。
多分、これより上のレゼルヴァなどのグレードは全然違って凄くバニラ臭いのではないかなーなんて予測がたつんですネ。

コストパフォーマンス(最大10PT)
♥♥♥♥♥(ある程度のワイン馴れは必要)
権威諸君の言うとおりだろうと思う
というより、スペインのこれまた特徴である
「ポイント的にチェックをつけると妙に高くなってしまう」
のとても実例になっているのではないかと。
1800円アンダーのワインとしては文句がない!
特にこのワインが恐ろしい子!なのは
「ボルドー系などの濃い口しっかり派もブルゴーニュ系などの繊細さ重視派も両方にアプローチがかかっている」
ところだと思います。
それが、しかも器用貧乏になっていないのが面白いところ。
そういうワインって結局平板だったりするんですが、そうはならずにじっくりと腰をすえつつ気品が楽しめるという・・・・・・
プレゼント向けには全くないワインですが、日常用や今話題のワインとしてワイン会に持っていくなどには最適であります(ただしヴィンテージが2010から変わる前にネ!)
若干ワイン慣れといいますか酸のたちかただとかバランス感覚の経験はちょっといるかなーとは思いますので、万人受けとまではいかないんですけどね。
しかし、またしても値段以上のワインがスペインから出てしまったのは間違いありません・・・・・・

という訳で、クネ・リオハ・クリアンサ2010でした。
私よりも数百倍は上手の方々が高く評価している、ということにぐぅの音が出ませんでした。
く、くやしい・・・・・・

紀伊國屋がベラボウに宣伝している・・・・・・

フラッグシップもこれならちょっと見てみたい

| スペイン | 22:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブルガリアでミッシェル・ロランは何をしたのか。 カストラ・ルブラ・クラシック・トラキアンヴァレー・カベルネ&シラー

うぇるかむ!
当ブログ、ブルガリアのテーブルワインって攻めるようにしている(テラ・タングラがイけてるから)のですが、今回のもなかなかでありました。

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カストラ・ルブラ・クラシック・カベルネ&シラー。
私大好き、エルミタゼブレンドであります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
何気にブランドボトルとして掘ってあったり地味にかっこいい要素が含まれてるなぁなんて思いつつ。
なんでニワトリさんなんだろう?
かの地、ブルガリアな訳ですがコンサルタントにミッシェル・ロランたんをブルガリアで唯一読んでいるワイナリなんだとか。
まぁ、メイン醸造家達は思いっきり若手なんだそうですけど。
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裏見ると英語とブルガリア語が書いてあったり。
で、何気に自社畑を200ヘクタールももっていてこれもエステート・ボトル。
それで安く作れているのはブルガリアという土地の安さを感じさせますネ。
で、肝心の味はといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥(飲み頃があえば+♥)
質のいいチリ風クラレットのいい感じを詰めたみたい!
かなりいい出来のクラレット風のまさにクラシックな作りになっています。
多少安さが垣間見えたり、タフさがないのは残念なんですけど作り自体は非常にシックで大人です。

色は若いクラレット系要素の方が高く赤紫。
香りからハーブやカシスなどのカベルネらしい存在感とほのかにスパイス要素が出ています。
また、スモーキーな葉巻要素ネ。これを感じると私は「チリだな!」とか突然騒ぎ始めるんですが、まさにこれもそうした要素がかいま見えます。
味わいは香りよりも更に葉巻要素やユーカリ寄りのハーブ感がまず漂って、それから果実の感覚とキノコの風味とサッとスパイス。
ちょっと甘味がシロップっぽいのは安ワイン的で残念だったかな(これがより洗練とされてるとグッと評価があがる・・・惜しい!)
ただ、タニックさやミネラリーさはなかなかシックな仕上がりで、案外と玄人好み。
そうした渋めのスタイルなんですが、案外とドリンカピリティもあってなめらかな舌触りと飲みやすさはミッシェル・ロラン的といえましょう。
タフさはあまりなく、すごくいいタイミングとあまり良くないときの差は深くあります。
あんまり日持ちはしないかなー。ヘンにクドくならないうちが飲み頃。

というのは、リーデルのクラレット用を使った時の感覚。
このワイン、結構グラスや温度は要求してきます。というのもグラスをプロ・ティスティングというもので飲んだら安っぽい甘さの部分が強調されちゃって美味しくなくなったノデス!
また、実は私このブラインドティスティングイベントに参加していましてネ。
この時は私、それほどいい評価をこのワインに付けなかった覚えがあります(使ってるグラスはinaoのティスティングだったと思う)
個人的に、改めてワイングラスの重要性を感じさせてくれたワインだったりします。
グラス次第では実にシックで大人なタッチのこのワインが、甘味と草っぽさでバランスがとれてないワインに感じられたりしちゃうのですから。
あ、そうそう、このワイン関係ないブラインドの時の個人的なオススメはぶっちぎりでゼラーバック。ストーンキャップ、クラウディア、スノークオルミ、デリカート、クラインは(その日の私の判定では)イマイチっす。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
ギリギリ1500円超すけど、それなら大いにグッド!
多少好みが分かれそうな味なので、即ケースで買うよりはしっかりとお試しくださいませ。
上述のとおり、結構差が出やすいワインです。
そうした要件を超えるとコスパは良いと思います。ざっくりイけるエルミタゼです。
テーブルとして日常用に使うには最適ですし、上手いこと扱えるともっと高いレベルの中に混ぜ込めるかも?
初心者向けではありません。ワインの扱いにある程度慣れている方向けのテーブルです。

という訳で、カストラ・ルブラ・クラシックでした。
ミッシェル・ロランはブルガリアでもなめらかな舌触りを求めていた事がよぅくわかりました。
葉巻系や濃さを感じるワインでありながら、同時になめらかさを出してくる辺りはなかなか。
ロランたんがここのワイナリーで「ブルガリアへの認識を改めた」とのことですが、今ブルガリアは確かに「ごまかさないと売れないダメ産地」から「作り手の努力で安く美味しいワインが出来上がりうる穴場」になっています。

ダーティーな雰囲気が好きな方には特にオススメ

こっちのが有名らしいメルロ。まぁ、そりゃ、ロランたんは「メルロの魔術師」の異名があるからだけどさ・・・

渋さとシロップ的若い甘さ、という意味ではこんなイメージかな。ドラえもんとかやってない頃のジャン・レノね。

| ブルガリア | 14:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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たまにはビールもいいよね! アメリカ版秋の味 アンカー・ビッグリーフメープルオータム・レッド

うぇるかむ!
今日も時間が全然なくなっちゃってうむむ・・・・・・となっています。
ので、たまにはって感じにビールを今日は。明日はモチロンワインだ、ぜ・・・・・・

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アンカー社のビックリーフメープルという秋限定ビールであります。
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いわゆるレッドビールの部類で、隠し味にメープルシロップが入っているという。
甘いの大好きアメリカ人らしいっちゃーらしいのですが、甘味をガッツリ足したビールってベルギーとかはモチロン、結構日本の近代のブランドではやってたりしますよね。
で、大手アンカーがどんな感じにやってるのか・・・と、ついつい買っちゃったのでした。
やってる内容に対して、値段がアンカーエールは(輸入ビールにしても)安いことが多いので気に入ってるんですね私。

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あ、おもしろーい!
いい感じにレッドビールらしいコクと濃厚な感覚にメープルの甘味がほのかにのって、なんとも懐かしい感覚とビールながらしっとりとしたノスタルジーな気分にさせてくれます。
甘さが雑だったりチープだったりせずに、ちゃんとメープルのカラメルっぽいほろ苦さをビールそのものが持つ感覚と一緒にみせてくれているのです。
甘さ自体はクドくなく、余計にレッドビールがもつ味わいの奥深みを強調してくれているというマッチング。
料理との相性は未知数だと思うのですが、単品で呑む分には変わり種でありつつ非常に奥ゆかしいティストではないかと思いますし、秋らしい山菜鍋なんかにはよさそう!

もともと、「ビールは酔っぱらいすぎる」ということで諦めてたところがある私(ベルギービールすき)。
こういう面白さと味わいの両立がとれたビールはついつい紹介したくなってしまうのでありました。
もうちょっとビールの紹介率増やそうかな~・・・

ネットショップでは売り切れみたい。まだ残ってたら是非ご賞味あれ・・・ワインの10分の1だしね!

エビスビールで一番美味しいのはこのレッドエール、琥珀たんだといっつも言っているのが私。秋を感じる。

| たまにはビール! | 23:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ゴッドハンドのワイナリー!?ソノマピノのジツリキ! デュモル・RRV・ピノ2010

うぇるかむ!
フランス続きだったので、私の腕が疼くのです・・・カリピノをいっちょやるのだ、と・・・・・・


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デュモル・ルシアンリヴァーバレー・ピノ2010
ソノマの評論家系ワインのスタンダードモデルになります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥(オマケ気味だけど)
ラベル自体はとてつもなくシンプル。シンプルすぎて知らない人にはそこまで高級にうつらないかもしれませんね。
ただ、知ってる人にとっては評論家ワインとしてとてつもなく有名ナノデス。
作り手(現在はコンサルタント?)はアンディ・スミスという事で元ポール・ホブス、リトライなどの経験醸造家の方。
で、このデュモルを立ち上げて思いっきりパーカーたんが好評をたたき出し
「マジヤバイ。カリフォルニアでは最もお気に入りなんだよね。マジすごいスーパースターだ。マジで神。」
と超ゴキゲンに作ってる殆どのワインに対して最低でも90点以上を献上し、アンディ・スミスをゴッドハンドと称します。
日本では多少輸入期間に空白があったりしたものの、最近になって新たなインポーターが見つかり再入荷されはじめたとか。
マーカッサン、コスタ・ブラウンなどなどのソノマブランドにおいては並ぶ存在です。
日本のアニメ界有名監督に例えると、庵野監督ぐらい?
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ただ、今回のものはその中では最下層のモノになっておりPPも88点なんですね(それでもRRV産なんですけどね!)
理由としては、これがマルチヴィンヤードかつ自社畑以外がかなり多いということ。ちょっとコピペしてきてみると
デュモル・エステート(自社畑)30%
ダットン-ウィドーズ24%
ダットンーグレゴリー12%
グレイワック12%
ソノマ・ステージ6%
テラ・ディ・プロミッソ6%
とのこと。ダットンとかステージとか入っている辺りすごくない?と思うのですが、さてさて実力はといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
ソノマらしい甘さだけでない仕上がりに思わずにっこり
これまた典型的なソノマライクな果実の甘さと迫力で攻めてくる、ダイナマイトボディなワイン・・・というだけでなく、そこにちょっと大人な質感が入っているんですね。
金髪ボディコンムチムチyes!という事が大半のソノマですが、これはそういうボディを持ちながら黒髪のお姉さんを思わせる部分があるのデス。

色は少し暗めかつ濃いめのレッド。
香りにバニラ&チェリーが濃密に感じられ、紅茶ぽさがあります。
あんまり紅茶感が低いと、チェリーコーク的なチープさになったりしちゃうんですけれどモチロンそんなことはなく、濃厚な中に香りからしてバランスの整えを感じさせます。
味わいは総じてミルクティー的です。
甘味の強さ、チェリーの中に少しブラックベリーなどの渋めの果実が加わることで高級さを示します。
思いの外甘いだけでなくタニックさや酸もとれていて苦さのあるバランスになっています。
甘さ&バニラだけでなさを2010年という新し目のヴィンテージでもしっかり見て取れるというのは高ポイント。
ある意味では半端とも言えますが、そのボリュームと統制のとれた仕上がりはなかなか面白いと私は思いますネ。
余韻もなかなか長いのですが、そこにもちゃんとタニックさが残ってしっとりとさせてくれるんです。
いや、ソノマのマルチブレンドでここまで大人びた感じを出させられるとは・・・

コストパフォーマンス(最大10PT)
♥♥♥♥
有名カルトソノマの最低価格帯、ぐらいの8000円以上1万円程度という部類として、品質はなかなか高いほうだと思っています。
RRVというだけのワインの価格としては一般的~ちょっと高めではありますが、それらの中では郡を抜いて大人っぽさからくる「価格への納得度」があります。
例えば、キスラーとかのピノってソノマファンにとってはたまらない可愛さなんですけど、一般的な概念からするとちょっとこうした「賢さ」とでも言うようなバランスのとれ方はしていないんですね(むしろそれがソノマの良さだと言われたらその通り!なのですが)。
カルト・ソノマの実力の高さ、をひしひしと感じたいならばこれはかなり有料手だと思います。
カリフォルニアファン相手であれば、十二分にプレゼント向けですが、ラベルは地味な割に価格は高めですからそれほど贈与向けにはならないかなーと。
ソノマラヴァーであれば、その深さを知る意味でも試されると面白いワイナリなのかも。

という訳で、デュモルのRRV2010でした。
ソノマ=金髪巨乳、なんてイメージの私であるんですけれどもこれはちょっと例外的かつソノマ的みたいな、センスのある作りになっています。
ピノとしての仕上がり、でいえばかなり良好!手に入れられればお試しあれ。

このぐらいの価格の中では妥当性があるような感じ

イメージとしてはこんな。このキャラ、官能的おねぇさんなんですが、シラーっぽいというよりはこういう大人でボリュームあるピノっぽいとか私は思ってたり。

| アメリカ | 22:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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キングダムハーツ的なラベルのグラーブといえば パプ・クレマン2006

うぇるかむ!
珍しくフランスのしかもハイエンドクラスの老舗を連日更新しようかなぁと。

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シャトー・パプ・クレマン2006
ベルナール・マグレの本拠地ですね。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
鍵がクロスしてると「とりあえずキングダムハーツ」と言っておく節がある私ですが、その中でも有名なワインといえばヌフのボトリングで掘られてるローヌのグループかパプ・クレマンでしょう。
教皇クレメンス5世がもっていたというのがシャトーの名前の由来で、そこからの歴史的拝見云々は如何にも老舗の格付けフランスワインらしさが出ています。
古来から一列にブドウを植えたりしたのがここが起源である!なんて説もあるほど。
で、現在の所有者がベルナール・マグレ。
スーパーや酒販で巨万の富を得た彼は、フランスの一等地ボルドーやそのほかにも各地のワイナリへの投資をしています。
関与してると高確率で写真&サインがラベルの裏にあるので、一種の「ベルナールブランド」ができているんですね。
人気声優が関わってるアニメ、とかにある意味では近いのか?ん、我ながら微妙な例えナノデス。
コンサルタントにミッシェル・ロランを入れてカベルネ60%メルロ40%という正統派のクラレット。
ついでに今回の2006はパーカーたん95点だったりします。
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で、このワイン、生産量自体はかなり多く本数でいうと9万以上作っているヴィンテージもありますし、輸入元も多数から入ってきています。
今回はメルシャンに吸収されたヴィノスやまざき。
相変わらず説明が適当ですな!(5大シャトーじゃなくてオー・ブリオン系とだけ比べようよ・・・・・)

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
しかしながらグラーブっぽい出来
胡椒の効かせ方がグラーブらしいように思います。ロランたんコンサルトの割に派手なほどのなめらかタッチにはなっておらず、古典的作風。
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色は透けない赤紫。
香りがとてもクラシカルでカシスやプラムなどの果実、スモーキーな印象で木々を感じさせます。
スパイスもじっとりと。
味わいは口当たりまろやかな感覚にクラレットらしいカシス、ハーブ、胡椒や八角などのスパイス少々という形。
熟成がもう少しすると良く入り始めるだろう所って感じにこの2006はなっていて、熟成感が微妙にゆるく入っています。
特にスパイスと杉っぽさ、どことなくいぶし銀な渋みとタバコ感などなどを感じられる状態。
余韻自体はそこそこに長く風格はバッチリ。グラーブ・グランクリュには恥じない出来といえるでしょう。
「あぁ!フランスが!典型的なボルドーが!!のみたいんじゃああああああ」
という方にはぴったり。
まさしくここには日本の理想的女性像が如く、完璧超人おしとやか美人どすえな世界があるように思います。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥?(1万円代ならば+♥)
これまた値段がまばらなワインです。多くの仕入れ経路があるのでやはりインポーター差が大きく出ます


1万円近く違うことも!
これはラ・フルールペトリュスの時以上にインポーターの仕入れ差が現れていますから要注意なのです。
仕入れ経路にも良し悪しというのがありますから、素直に安い方がいい!なんてこともなく何とも説明しづらいワインかもしれません。
格のあるワインですから、プレゼント用途には完璧。
グラーヴのワイン会をする、という上では避けて通れないワイナリですから一度はお試しあれ。

というわけで、パプ・クレマン2006でした。
非常にグラーブらしいおしとやかさにほのかに見えるスパイスが印象的でした。
不思議とグラーヴって地味なタッチながら妙に印象に残ったりするワイン作ってると思うのですがこれもそんな気がします。
「髪の毛の色がピンクに赤に緑と奇想天外な中に、一人だけブラウンでたまーに出てくる女の子」
みたいな属性をもっているよーな。

PP100点とった2010年。しかし、セパージュがメルロとカベルネが逆転し更にプティ・ベルドが入っているので多分この2006とは別物かなと。

今、割りとびっくりしたんですが、キングダムハーツのロゴって鍵が刺さってないんですネ。何と勘違いしてるんだ私は・・・

| フランス | 23:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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率直すぎる名前!旗印がかっちょいい シャトー・ラ・フルール・ペトリュス2010

うぇるかむ!
昨日はすっかり更新をすっぽかしましたが、今日は早朝からグランヴァンというやつナノデス。

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シャトー・ラ・フルール・ペトリュス2010
意外と正統派ポムロールって当ブログはじめて?

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
旗のマークがなんともジャンヌ・ダルクみたいな雰囲気で古典的な柄の中では好ましく思ってたりします。
名前の由来は「ペトリュス」と「ラ・フルール」の真ん中辺りに位置しているから、であります。
田中と佐藤と間だから田中佐藤・・・ってそんなバカな!
すごい名前ですわよコレ・・・・・・っていうか、これセカンドとか名前ままパクリ系だと思っている人も多いんじゃ(っていうか私がそうでした)
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この2010年、このシャトーとしてはppが過去最高評価で97点とってたりする評論家枠が高かった(っていうかグレートヴィンテージですしね2010年)ものです。
00年台以降は安定しだした、というのがここの特徴でそれまでは上述した「名前パクリ系シャトー」の筆頭みたいな状態だったとか。
なにせ、20年前は97点どころか87点が平均みたいな状態だったのですから。
ポムロールの巨塔、カリフォルニアでも美味しいムエックス大先生が運営しているのがキッカケ・・・でもなく1952年にはムエックス社所有になっています。
ムエックスが技術介入を強くしただろうことも思い浮かびますが、どうやら1994年に古樹のある隣畑(ラフルール側っぽい)を少し買い足したとのこと。
そんなに効果が高く出るモンですかね?っとも思うのですが、データが集めきれませんでしたスマヌ。
さてさて、そんな訳ですが実際のレベルというと

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(おそらく寝て伸びる)
流石のムエックス!
ベレール・モナンジュとかもそうなんですが、ムエックスが関わる高額ポムロールらしい舌触りの良さが良好な作りですね。
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色はギリギリ透けない程度に赤紫。
香りがかなり強めに存在しており、プラム感やカシスとキャラメルの香り。
ハーブ感などは少なめで正統派のメルロの印象を持ちえています。
味わいはとてもスマートにメルロの絹ごしを体感出来るものとなっています。
コレコレ^~って思わず言いたくなる、まろやかな舌触りに紫の果実要素とバニラによるなめらかな味わい。
酸は少し強めですが、タンニンもキツすぎずに結構サラッと飲ませてくれちゃうんですね。
凝縮感もありエレガントなものの、味わいの変化率や多様性自体はちょっと少なめ・・・
まぁ、もう少しこれは寝かせた方が美味しいだろうというタイプではあります。案外3年後ぐらいに最初の飲み頃がきそうだなぁなんて素人ながらに考えてみたり。
今の段階でもなめらか高額ポムロールのそれっぽさを体感出来る唸るワインです。
ゴージャスともまた違う、現代的なクールさをもった貴婦人みたいな。ファンタジーのお姫様的と言えましょう。

コストパフォーマンス(最大5PT)
?(お店によって大きく異る)
これは買い時と買う店を選ぶワインです。
まず、2010年というグレート・ヴィンテージかつ高評価でお値段がダダ上がっているというのがひとつあります。
また、そろそろ各ショップに2011年ヴィンテージが入り始めており、そっちの方が一見明らかすぎるほど安いです。
参考に3つほどショップリンクを貼ると




2010年はショップ差で4000円違ったりします(探せばもっと差が出るかも)。
2011年は逆に2010年と同じショップでも1万円以上変わってくる訳です。
2010、確かに良い出来ナノデス。ただ、ここは投機によってそこまで伸びる感じでもないかなぁなんて思いもしますからかなり購入が悩ましい・・・
ただただ美味しいポムロールの比較的新しいモノが飲みたい、というのであれば推奨しえますしプレゼントには悪くない選択肢であるものの、一般的には買いづらいというのはあるかもですネ。

という訳で、ラ・フルールペトリュス2010でした。
高額ではありますけれど、ムエックスの良さは良く出ているワインでした。
たまのポムロールはいいですね。右岸は新モノも伸びやかなエレガンスを持つ事が多くてやっぱりよろしい!

本家本元はこんなになっちゃいますしネ。

旗もってると、何となくジャンヌ・ダルクなイメージ。
ジャンヌ・ダルクの生涯

ジャンヌ・ダルクの生涯
価格:741円(税込、送料別)

| フランス | 04:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ガメイの季節に改めてテロワールを鑑みる クリストフ・パカレ ムーラン・ナ・ヴァン&ブリュイィ

うぇるかむ!
お昼にフレンチプレスの話をしていたので、それで思い出しました。
そういえば、ボージョレ・ヌーボの季節じゃない
という訳でガメイであります。

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クリストフ・パカレよりムーラン・ナヴァンとブリュイィという二種類のテロワールガメイです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥
ラベルはシンプルながら赤文字が踊るという妙にかっちょいい雰囲気のガメイ。
ヌーボーのイメージが強すぎる訳ですが、こうして通常に造られしかも畑ないし村テロワール毎のものも造られているんですね。
(ボージョレ・ヌーボーはマセラシオン・カルボニックという手法で作られている為、熟成が効かない)
このお店ではこんな感じでマップリストがついておりました。
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日本においては、ムーラン・ナヴァンの知名度が圧倒的に高く「美味しんぼ」で山岡士郎が
「ムーラン・ナヴァン以外のガメイとかマジでありえん。ムーラン以外はダメ。ありえん。滅びろ」
ぐらいの勢いでナヴァン推しをしたなんてのもありますね。
で、今回のクリストフ・パカレ氏は伯父にマルセル・ラピエール、従兄にはフィリップ・パカレという自然派血族の人。



自然派血族の自然派ボージョレというなんともかんともクラクラしそうなところですね。
もしかしてボージョレって新たな自然派の聖地?
自然派系レストランではガシガシ使われている、日本への輸入量が多いってあたりも、すこぶる「らしい」作り手です。
さておき、とりあえず同じ作り手の畑違いのガメイが飲めるというのは面白い試み。ヴィンテージは実は違うんですが、それなりに体感するものがありました。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥(両方共)

ムーラン・ナ・ヴァン
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色はクリアにレッド。色づき自体はしっかりしています。
香りにしっとりとしたチェリー、甘めの香りがしつつフルーティーです。
味わいはすごく綺麗に仕上げてあり全房での作りのハズなのにそうした苦々しい感覚が無いのが特徴。
除便してるかとうっかり思う程度に整った作りをしています。
まろやかでメルロめいた口当たりにバニラ要素、果実はラズベリーが多め。
スッとドリンカピリティの高いアフター。
時間をおいておくとスパイス要素も付加され、おだやかなガメイである。
あんまり穏やかかつ、口当たりに雑味がなく、それでいてチープさは無いので「薄めのメルロですよ」と言われれば納得しえない感覚ですね。
整いの良さ、とにかくこなれた感じが良く出来た自然派の体現のように思います。

ブリュイィ
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色は上記ムーランよりも濃い赤紫。
香りにこちらは除便してない印象があってしっかりとしたブラックチェリーとラズベリーの感覚。
ジャムとまではいかないけれども比較的濃い果実感があります。
味わいは香りの印象通り、ムーランよりも強くベリー果実の印象と自然派っぽさを感じさせる草っけをずっと感じさせるワインになっています。
ピノっぽさ、よりもブラックチェリーのタッチ?
ギュッと大人っぽいタンニン、それでいてやはりドリンカピリティは良く出来ていて迫力のあるガメイになっています。
こちらの方が山地であり日照量が高いなんて話でしたが、果実感は確かに重たくなっていたのが印象的でした。
年号の違い、でいえばムーランの方が古い分エグさなども出ていようものですが、全体のパワーでいえばこのブリュイィの方が高くあったと思います。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
両方共3000円アンダー(ブリュイィの方が少し安い)と、それなりにお手頃。ギリギリテーブル価格であるならば、オトクさがあるかと。
特に比較試飲には使えるかと思います。ガメイのクリュ違いってそんなに体験出来るモノではありませんからね。
相対的にはマニアックな部類のワインに当たるとは思いますが、単純に自然派ワインのスタイルを鑑みるにもちょうどいいノデス。
プレゼントにするなら、知名度的にはナヴァンかしら。ヌーボーの季節故に、逆に今は渡しづらいですが・・・忘れた頃に贈るなら面白い体験をしていただけるかと。

というわけで、クリストフ・パカレよりボージョレのクリュ違い2つでした。
実は個人的に、あんまりミクロクリマまで語るのは「初心者離れのきっかけ」「スノッブ概念を生み出す根本」だと考えていてやりすぎないが吉、と考えているのですが・・・・・・
こうして体感すると道ひとつの違いに命をかけるブルキチ(バーガンディクレイジー)の信念がわからなくはないですね。
正直、ボージョレ・ヌーボーを買う前に、まずはこうした通常醸造のガメイを呑む体験はオススメであります。

予約もまだとれるかな?

で、こっちが今回のワインのハズ。ヌーボーと通常の差の体感ってのも面白そうですなー。

| フランス | 23:44 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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コラム:シンクさん、フレンチプレスコーヒーをはじめる ~ワインとコーヒーの関係~

うぇるかむ!
私、現職は平日休みがあったりなかったりするんですが、こういう気怠い日に向けて遂に買ってしまいました。

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そう、コーヒーメーカーね!

・ワイン飲みにコーヒーは厳禁・・・?
という所に早々と考えた向かった人はかなーり勉強されている方だと思います。
不問率といいますか、規則めいた感覚でよくよく「ワインの前にコーヒーはダメ」と言われており、実際味の受け取りにものすごく影響します。
コーヒーとワインで一度のみ合わせるとその絶望感が良くわかるでしょう。
大体多くの書物でワインの前に厳禁とされているのは

・酢の物(ドレッシング含む)
・卵ないし卵料理
・コーヒー、紅茶、コーラ他多くの飲料
・タバコ
・歯磨き粉
・辛い料理(キムチは酢の漬物+激辛=最悪)
・香水
・ミント製品

などなどなどなど。
例外的に食べ合わせとしてマッチングするとされるモノもありますが(キムチを無理やり合わせてみたりとか)素人が簡単に思いつくだけでもこれだけダメとされるものがあります。
このあたりも「ワイン=難しい」と思わされてしまうカベのひとつなんですけどね!

・では、ワイン飲みはコーヒーを飲んじゃだめなのか?
これに関しては、多くの権威が「コーヒーを呑んでから半日~1日はワインを飲まない方がいい」なんて言われていますが、同時に権威者がコーヒー好きなケースも多いです。
例えば、ソムリエ協会会長の田崎真也先生は


なんて本を出しており、また今度コーヒーのティスティング大会にゲスト出演されるとのこと。
どっぷりコーヒー業界と連結されており、また
「コーヒーも香りを楽しむモノでワインと近い。また、コーヒーの差異を感じ取る事がティスティング能力につながる(筆者要約)」
とまで言ってたりします。
ロバート・M・パーカーたんもコーヒーラヴァーの一人です。アメリカ人だしね!
自宅にはエスプレッソマシーンを購入して楽しんでおり、ティスティングの日は我慢するという事をしているそうな。
あいつ、犬もめっちゃ飼ってるしね!
失墜権威のマイケル・ブロードベント先生はタバコに関連する話なのですが
「タバコはティスティングにおいては禁止だが、かといってタバコを吸っている人間がワインの仕事が出来ないか?というとそんな事はない。タバコを吸うと劣るという証拠はないし、優秀な鑑定家の中にヘビースモーカーもいるし、必ずフレンチタバコを吸ってからティスティングをするという人物もいるのだ」
と補足しています。
海原雄山とは何だったのか・・・・・・
よって、当ブログが言いたいことは
飲むタイミングをわかっていれば、コーヒーを飲むワイン通は良い
であります!
タイミングとして個人的に考えられるのは以下の通り。

・平日朝などのお酒を飲むまで半日以上は間が開くだろう時
・また、ランチタイムの〆
・夕食でワインを飲みまくった後

こうしたタイミングであれば、問題がないハズなのです。
イタリア人がコーヒー飲みまくってるのは毎食後に黒である、というのは私はとても合理的だと思います。
ワインの勉強勉強勉強勉強・・・勉強ォッ!とjojoが如くなっていると、コーヒー=厳禁となりがちですが、むしろ+に働かせられるモノではないかと。
あ、これ実は前提なんですがコーヒーはブラック無糖を基本にして欲しい。
抽出方法は色々あれど、コーヒーはブラックがベスト。
砂糖入れちゃうと完全に味がボケますし香りを楽しむという意味では甘味やフレーバーやミルクは邪魔ですからネ。
そういう意図をもたず、ならばカプチーノもイイとは思いますが、甘味の追加はやっぱりしないほうがオススメ。

・コーヒーは酔い止めになる?
個人的に、これがあって「いつでも美味しくコーヒーが飲めるといいなぁ」と思ったんですね。
どういうことか。
利尿作用と弛緩作用があり、カフェインが入っているコーヒーは酔い止め効果があるって訳ナノデス。
二日酔い対策にコーヒー。コレ。
なので、私は大量にお酒を呑むようなティスティングをした日――1日にボトル一杯分を飲むような――時には
「お水を一緒にガバガバと飲む」
「もうワインを打ち止め!という時にコーヒーショップに駆け込む」
という2点をしていました。特に飲み終わりのコーヒー。フラフラでゲーロゲロな状態に非常に効きます。

・で、フレンチプレスの話
ながーい前置きになって我ながらびっくりしちゃってるんですが、さてさて今回のフレンチプレスの話。


これですね。
ボダム社のシャンボールであります。
どうしてコレを買ったのかって?
名前がシャンボールだからに決まってるでしょ!
ミュジニ!ミュジニ!
フレンチプレスは紅茶機器として日本では有名ですが、本来的にはコーヒー向けの装置。
使い方は簡単で

粉を適量ぶちこむ

お湯をドララララ~ッ!とか言いながらグレートに少量注いで30秒待つ

ドラァッ!とトドメをさすような気持ちでお湯をぶちこみきる

3分30秒待機する(最初の蒸らしと合わせて4分)。待機中にバキを一話分読み終えるかボーイスカウトで習う距離の測り方を確認して「よし、完璧だ!」とか言う。

上の取っ手をキラー・クイーンのポーズを取りながらゆっくりと推し進める

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ドッギャーーーーーーーン
写真だとわかりづらすぎですが、下側に粉が押し込められ上面に空気泡とコーヒーオイルがたまります。
後は吉良吉影は静かに暮らしたい・・・とか呟きながら静かに注いであげれば完成という訳であります。

この抽出方法の特徴として
・ペーパーなどを一切使わない。正確に粉とお湯を測っていれるだけ。つまりテクさが低い
・オイルが出る
・余計な用途を含まないため、コーヒー豆本来の味が出やすい(とされている)
・口当たりは少しザラつきがあり、まろみを感じさせる(馴れるとこの重たさがないと物足りなくなってくる)
といった感じ。シャンボールっていうよりサン・テミリオンなコーヒーが出来上がります。
特にコーヒー豆の要素を感じやすいのとペーパーを使わないというのが大事。
その為に一部のこだわりのコーヒー店ではこの抽出を採用する店もあるそうで(横須賀の有名なお店があります)

欠点もあり使ってみるとわかるのですが
・水&粉&抽出時間の適量を間違えると即死
・粉が粗引きで大きくないと即死(フィルタから出てきてワインで言う澱がドボドボ入った状態になる)
・豆が良くないと即死。っていうか豆が即死(コーヒー豆の劣化スピードは挽くとデイリーワインレベル)。
・残った粉がペーパーのように即死させられない。プレスした粉の処理が実は面倒
・要するにビーカーの洗いが面倒すぎて即死。
って感じ。
特に「いきはよいよい帰りは怖い」って感じなんですね。入れる前は楽で面白く抽出出来るんですが入れた後が大変。
朝に飲むには余裕が必要かもですね。

・良いコーヒータイムを
ワイン呑みとして、敢えてコーヒーメーカーを買った私でありますが、やってみると
「コーヒーってワイン飲むより実は大変なんだな」
というのがわかりました。
ワイン超カンタンだわ・・・・・・世間では何かやたらと難しく思われてますけどネ!
そんな訳で、ワイン通にも・・・いや、ワイン飲んでいればこそ是非是非コーヒーも楽しめるといいかなと。
素敵なワイン&コーヒーライフを!
BY入れたコーヒーを飲み「ウドのコーヒーは、苦い・・・」と唐突にボトムズ次回予告のマネをしながら呑むシンクさんより。

正直、同じ会社の同フィルタのフレンチプレスなら「味自体は変わらない」ハズなので、安い方がいいとも思う

む せ る

| コラム | 16:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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オーストラリアでルーサンヌ!本場を凌駕出来るのかッ!? ジャムシード・ビーチワース・ルーサンヌ2012

うぇるかむ!
実はまだまだオーストラリアでたくさん弾があるのでドンドン掲載していきたいと思います!
そう、新世界系にワクワクしっぱなしの私ですからネ。

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ジャムシード
またしても自然派オーストラリアであります・・・いやさ、これ系を飲む機会がたくさんあって、しかも良かったって訳ナノデス。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥
なんとも幾何学的なラベルで、オシャレかシンプルすぎかの中間のようなラベルですね。
作り手はギャリー・ミルズという日本で英語教師もやっていたという超がつくほどの親日派の人。
唐突にマーガレットリヴァーでワイン作りをしたり、リッジのポールクレイバーの元で2年間働いたりと節操無い方です。
で、2003年にこのワイナリーを立ち上げたという。ヤラヴァレーの小規模生産者のグループの一人でもあります。
ワイナリー名のジャムシードというのはペルシャのブドウ大好きだった王様の名前から由来しているそうで。
で、そんなワイナリーをネッド・グッドウィンMWが
「読売オンラインの大橋建一氏がめっちゃ良かったって言ってたから仕入れました」
という名の下ドドドッ!っと・・・いや、こっそりと入荷されているのが当シリーズ。
このインポーターさんらしいセレクションなそれもルーサンヌ!
たまらないじゃないですか~、とはいえ、オーストラリアのルーサンヌってどんなモノなの?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
かなり凄みをもったルーサンヌ!
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自然派は白で本領発揮する事も多い(っていうか私が自然派だとディディエ・ダグノー様大好きなのもあるんですが)と思いますが、これも御多分にもれず良い感じに完成度の高いルーサンヌでした。

色は少し青みがかった感覚。黄緑っぽさがあるんですね。
香りはマロングラッセとバニラ少々。ローヌ系らしい、香りからして豊満なタイプです。
ルーサンヌやマルサンヌってこのどこか濃い栗の香りがすることがあるように私は思うのですが、そこに忠実かな。
味わいは意外にもすっきりとしつつ、ローヌっぽい仕立てがハッキリとみられる。
濃縮感がありつつも、アフター自体は強すぎずサラッとしているのが自然派らしさのポイントでしょうか。
独特の濃厚な甘味、酸もたっているのに雰囲気でグッと押し込んでくるタッチは健在にスマートさをもたせてあるのが特徴的ですね。
樽っぽすぎる白ってありがちなんですが、そこまで至っていない。
どことない山椒の効き具合も良く出来ており、ほぼ本場フランスと遜色がないと言えるかなーと私は思いました。
ローヌ品種であるシラー(シラーズ)が名産であるオーストラリアは同時に白だってローヌ品種がイけてるんじゃない?
その確証になりうるタッチです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥(ギリギリ+♥もあり)
5000円を超える白、としてのポテンシャルは充分にあると思います。
逆に、5000円~7000円の白らしさといいますか、そのとおりって気もします。
この自然派ワインによって「ルーサンヌってやっぱりスゴイブドウだよなぁ~」と思えるだけの経験があると、上述の通り+αも狙える感じではあります。
濃さの割に透き通ったタッチ、という自然派スタイルと調度良くローヌ系の濃厚でセクシーなスタイルがミックスされた感覚は玄人好みなんですね。
ラベルやエピソードを巧みに使える方ならば、もちろんプレゼントにもイケるでしょう。
かなり玄人好みのオーストラリアワインではないでしょうか。

という訳で、ジャムシードのルーサンヌでした。
個人的に、白ワイン品種もローヌ系やガルガーネガ(ソアヴェ)などなど、個性をもったものこそが良いとしているんですけれども、改めてルーサンヌの実力を鑑みれるワインだと思いました。
ハッキリ言いましょう。今、飲むならばシャルドネよりもルーサンヌであります!

この値段であれば、妥当性が高いと思います。なお、まだ2012が出回っていないっぽいですが、2011も安定感ある品種だとも思います。

こんな寂しい気分の時も盛り上げてくれますヨ。

| オーストラリア | 23:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ルフレーヴが作る、ロゼ向けブドウで赤ワイン? クロー・ド・ネル・グロロー

うぇるかむ!
昨日は正統派なボルドー白でした。で、打って変わって今日はロワールの変わり種を。

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クロー・ド・ネル・グロロ2011
よーく↓の方を見るとルフレーヴの文字ががが

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥
ロワール的なちょっとアンティックでデザインしたっぽいラベルに+♥って感じ。
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何気にロウキャップっぽいし、地味にオシャレなレタッチ使っていると思います。謎の鶴はさておき。
で、このワイナリ、元々の作り手が経営破綻してしまっていてそれをドメーヌ・ルフレーヴが購入したという訳です。

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インポーターもそこまでルフレーヴ関係ってのを推してませんが、文字はそうなのかな??
まぁ、支配人も全く違う人が担当しているっぽいので、推さないのもわかりはしますが、もちょっと宣伝してもいい気もします。
ビオディナミで低収量という、何とも通好みな設定も完備。
リリースアイテムはフラン100%とカベルネ二種類のアッサンブラージュもの、そして何故かロゼを造らずに赤でグロロ種を使っているのです。
ついでに樹齢60~90年というオールドなんだとか。
っていうかそもそもグロロって何?という人も多いのではないかと思いますが、ロワールのアンジュー・ソーミュールにおける「ロゼ・タンジュー」という規格のロゼに主に使われているブドウで超マイナー品種です。
試験で地味に出るからソムリエ試験勉強してると頭にだけ入ってるみたいなブドウナノデス。
その赤、というマイナーカップリングもいいところなのですがその実力というと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
う~む、マニアックな地酒感満載であります。
ロワールのほっこりする味わいは高くあるので好きな人はとても好きそうな。
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色はご覧のとおり、若いレッド。ちゃんと赤であります。
香りにしっかりとした黒胡椒中心のスパイス。果実感は香りからはあまり感じられませんがほのかにブラックベリー。
土っぽさなどの方が高く存在していますが、青々しさはそれほどでもなく。
味わいは香り同様のスパイスを軸にしており、やはり果実感は少なめで中抜けがある感じ。
どことなくメルロっぽい印象でしょうか。口当たり自体はどっしりと構えていてアフターまでずーんと大地って感じの土っぽさで〆てくれます。
ミネラリーであり、ある意味しょっぱさがつながって重たさになっている?
イタリア地ブドウの雰囲気ともまた違って、ロワールのヘンテコさを良く体現しているんじゃないかと。
頼れるけど地味な先輩キャラってところかしら。ハイキュー!とかに割りと多いですよね。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
ネットショップだと3000円アンダーで買えるようなのですが、年々公式インポーターを見ると値が上がっているのがわかります。
今のこの3000円アンダーというのが限界点ではないかと。変わり種ワインとして3000円までがギリギリというのが私の見解です。
それ以上になっちゃうと、ヴァン・ド・ペイという企画であるならば相当美味しくないとア カ ン 。
個人的には、そこまでググッとはこなかったのです。が、好きな人はケース買いもするかもしれないところはあります。
ロワールなどのお勉強がてら、という方には最適ですし何とも不思議な気分になるラベルも面白く使えるかもしれませんね。

というわけで、グロロの赤という変わり種でありました。
っていうか日本でその選択肢をとりたい場合このワインぐらいしかないのではないか?
とも思います。チャレンジ、してみちゃう?

大体どこも同じぐらいの価格かな。気に入ってるショップで買われるのが良いかと。

ラベルはフランのが可愛い気がする

クロードっていうとすぐにこの人が思い浮かぶミーハーであります・・・・・・

| フランス | 09:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サンジュリアンのタルボ白ってどうなの? シャトー・タルボ・カイユ・ブラン2011

うぇるかむ!
昨日は「グルコミ」をすっぽかしたり目当てのイタリアワインティスティングも逃したり更新も出来ずと微妙な不運続きでした。
ちょっとしょんぼりしつつ、今日は久々に正統派?

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シャトー・タルボ・カイユ・ブラン2011
そう、サンジュリアンの軍神様、白版であります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベル自体はちまっとしたボルドースタイル。いかにもいかにもな伝統の内容ですね。
タルボ自体については意外にも当ブログ登場は1年以上ぶりっぽい
サンジュリアンの中でも近年のモノは割りと安定感があって好きなシャトーなんですけどね私・・・・・・
以前の時、書かなかったんですが何気にジャック・ボワスノやステファン・ドゥノンクールといった名プロデューサーの手が加わっている様子。あぁ、どうりで早のみもokな?
今回の白、ソーヴィニヨン・ブラン80%のセミニョン20%で畑の広さは随一のタルボの中でも少ない(といっても5ヘクタールあるぞよ)場所から作られるワインとなっています。
殆どのサイト説明でパーカーたんが「ボルドーの白ではめっちゃいい方の一本なりー^^」とか言ったとかナントカっていうのがウリ文句になっています。
伝統的なメドック格付け4級、の白という事でどんなモノかな?というと・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
よく出来たコーン系ソーヴィニヨン・ブラン
きっちり、良く作ってあるのではないかと。感覚としてパーカーたんが好きだと言ったらしいのは納得で、アメリカ系などにも良く見られる樽から来てるだろうトウモロコシっぽさが特徴です。
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色はかなり濃い目で黄色さが強く出ています。この写真の映り込み方だとビールにすら見えますな~。
香りは草っぽさやライムの印象がかなり強めに出ていて、そこにコーン要素がそ~っと入ってきます。
ハチミツ要素もありますが、そんなに複雑ではなく個々の要素がハッキリと見えるタイプ。
シンプルな香り同様に、味わい自体も構成要素はライムと甘いコーンのmixin!
うーん、なんというかコーンポタージュにサラーッと柑橘を隠し味に加えたような感覚を自分は持ちました。
度数の割にアルコール感もしっかり感じられます。
アフター自体は中庸。濃い目のsbだと思います。
素直で綺麗なタイプではなく、ガッツリ作った印象の白ワインといった感じで、好みを左右するかもしれません。
個人的には嫌いじゃないぜ・・・・・・(CV:諏訪部順一)

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
価格にはバラつきがありショップ次第では4000円アンダーだったり4000円中盤だったり今現在はする模様。
なので、信頼できるショップでお買い求めくださいませ。
価格の平均的なSBを行くスタイルではなかろうかと思います・・・・・・多少カリフォルニアの有名ドコロよりは高めかも?ぐらいの感覚かなぁ。
贈り物にするには、味が多少左右されますし「小石」という使い方が私には「古明地こいし」しか思いつかなかったんですが、軍神タルボ様あやかりという使い方をするならこっちのが赤より安くていいのかも。
ボルドー白の実力をよくよく体感させてくれる、濃い口白としていい日に抜くのも悪くないかな。

という訳で、タルボ・カイユ・ブランでした。
平均して結構いい感じのワインという所かなぁと。
ボルドー格付けシャトー、意外と白が侮れないと改めて感じるにはいいワインでありました。

パッと見安かったのはここかな。

本家赤タルボ様もこんな具合。ボルドーの中では価格的にも(飲む分には)オススメ度非常に高し

ゲームも安かった

| フランス | 09:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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