オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2014年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年03月

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ルフィーナ地区の良質キャンティ! キャンティルフィーナリゼルヴァ・ブッケルキアーレ・ファットリア・セルヴァピアーナ2007

うぇるかむ!
小規模にキャンティで今月はまとめたいと思います。
前回がモンタルバーノでしたが、今度はルフィーナというコレまたマイナー地区です。
そのうえついでに、またしても日本で割りと手に入れづらい一本。

20140226230412631.jpg

キャンティルフィーナレゼルヴァ・ブッケルキアーレ・ファットリア・セルヴァピアーナ2007
ルフィーナ地区モノの単一畑キャンティです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルは伝統的な紋章マークと必要な情報ひと通りという仕立て。
イタリアの古典的スタンダードな感じといえるでしょう。なんとなーく、ローヌとかフランスの紋章と違うんですよね。
作り手は1827年からあるというジャンティーニ家とのこと。
ここまではごくごく普通に良くある伝統的ワイナリーかな?なんですが、醸造家(コンサルタント程度)にフランコ・ベルナベイ氏という結構有名なサンジョベーゼの作り手が参戦しています。
また、スペクテーター・ワインアドヴォケイト・ヒュージョンソンの評価がそこそこなワイナリーでもあります。
今回のもの、07年評価は見れていないのですが平均してアドヴォゲイトで90点前後、スペクテイターも80点後半という具合。
あんまり見かけないワイン、の割に結構いい感じの評価。さてその実力とは

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
なるほど、国際的で果実味のある強いキャンティ!
試飲したさいにデータをもらえたので、この場に書き写しておきましょう。

・年産3000本
・粘土質と砂岩土壌で標高150Mの南東向き樹齢45~55程度2500~5200樹
・スキンコンタクトは長めで14日間スロベニア大樽+フランスバリックのMLF含む樽24ヶ月瓶12ヶ月熟成

この情報で味わいがわかった人はすごい
というか、ガチもので職業かマニアです(迫真)
色はギリギリ透ける程度でハッキリとしたガーネット。エッジに変化はあまり出ていません。
香りに結構スパイシーさとスミレっぽさがふんだんに!
この辺り、とてもイタリアワインらしい香りなんですね。
味和は前述のとおり果実の感覚が強い仕上がりで、知らずとも低収量であることを感じられるでしょう。
綺麗にスパイシーなエスニックスパイス数種類が良く香っていて、スパイス部分の表現は豊か。
干しぶどう、プルーンなどの少し重ための黒果実ながらアフターはハーヴ感があって後々まで響きすぎません。
品のある中国茶やセイロン茶葉のフィニッシュ。
果実の収斂性の良さなんかは、まさにカルト~って感じ。
それでいてバランスもとれており、食事にも使いやすそうな印象がありますね。
しっかり重たい・・・言ってしまうと評論家評価の高さに納得が行く、一口目からオイシイキャンティ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(個人的には+♥)
現行、私の評価も評論家系っぽいタイプで濃いのが好きなのはあります。
その上で、このキャンティが5000円前後という価格らしいのはブラボー!
開けたてはキツい気もしますが、しっかりと開かせて使ってあげればクラシコ名義のいくつかよりも優れた味わいをもっていると思います。
地味~な感じなのでプレゼント向けなどではないですが、イタリアワイン好きであれば試す価値がある逸品だと思います。
人気傾向の味わいの捉え方、それでいて強すぎずにバランスがとれた味わいなので比較的ハズしにくいかもしれないです。
イタリア料理の中でも、なるべく強めの料理と合わせて効果があるタイプ。

というわけで、ルフィーナ地区からでした。
幾つかのキャンティを飲み比べした時に、もっとも私好みで美味しかったのはこのワインでした。
(もっとも、先に更新したモンタルバーノキャンティのがオイシイという人もいらっしゃったので一概に優劣はつけがたい試飲でしたが)
あんまり日本の世間上出ていないっぽい点だけが残念。
イタリアワインの「探す必要がある」ところはちょっと問題点だな、と思いつつこういう優れたモノがわかるイタリアワインファンはずるい!とすら思いますネ。
さながら、すごく絵の旨いけれどサークルとかやってる訳じゃない人に、色々指定して絵を描いてもらうぐらいにはずるい!!ずるすぎる!!!

なんとこれだけ良い出来のワイナリーにもかかわらず、楽天内では数年前にあのうきうき~が入れているのみっぽい。これは多くのイタリア専門店猛省モノだと思うます。

ルフィーナで調べると一番良く出てくるのがコレ・・・あ、確かにいいワインな~。

| イタリア | 23:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ドマイナー地区キャンティの実力や如何に? エンリコ・ピエラッズオーリ・キャンティ・モンタルバーノ・リゼルヴァ2010

うぇるかむ!
イタリアの赤ワイン、といえば一時期は「キャンティ」と思われるほどに主流だったそうで。
私はそうした時代を知らないのですが、今や土着回帰や国際品種などにおされて、特に「キャンティ」なワインはたじたじなのが現状な気もします。
なんとな~~くイメージで、「キャンティよりもIGTのがいいよね」って方も多いのでは?
マイナーソシャゲにハまっちゃうような感覚?

さて、そんな訳で今日はマイナーなキャンティです。

hcUeQ.jpg

エンリコ・ピエラッズオーリ・キャンテ・モンタルバーノ・リゼルヴァ2010。
キャンティ地区の中でも「モンタルバーノ」に限ったDOCGになっています。
クラシコ、ではないんですね。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥
ラベルは良くキャンティで見られる鶏柄です。なんとなーくオールドな感じでてますね。
今回の記事、苦労したのは「日本語ではインポーター記事すらない」点でしょうか。
なので、よみがなからして私が今つけました(ドンッ!
イタリアの言語で公式ページがありましたのでペタリ。
http://www.enricopierazzuoli.com/home-en.php
で、私はロクに英語もイタリーも読めないんデスヨ!金髪キャラなのにネ!
ということでなんとなーくわかる範囲で見ると
・1970年から続き、1990年で一新があった家族経営のワイナリーである。
・どうやらオリーヴなども作っていてこの地方の中では大きそう
・今回のリゼルヴァは樽で20ヶ月以上は寝かせている模様。

などなど。
とにかく日本での情報が少なすぎます!これ、もしかして平行輸入なのかしら・・・
また、モンタルバーノ自体が日本ではドマイナー。クラシコしか皆さんしらないでしょ?みたいな感じであります。
他国においてラーメンが基本的に塩とかトンコツ系で、魚介トンコツが日本では席巻してしまって日本のラーメン業界がかなり平板になったのを知らないってのに近いかな~(え、わかりづらい?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
色は透けない明るめのレッド。エッジまで変化はしていません。
香りは結構ミルクキャンディのような印象で、一種ボージョレ的なフレッシュなチェリーが香ります。
少しのスパイスとサンジョベーゼっぽい草っぽさ、果実の紫系かつ甘い印象(この辺りは少しボヤけたタッチです)
味わいは重たくはなく、どちらかというと飲みやすい仕上がりで香りよりもスパイス感がない感じ。
チェリーとプラムを主体にした甘い仕立て。
かといって安っぽすぎない程度には味わいがハッキリとして、芯があります。
ダラけすぎていない適度なタッチはあるものの、洗練としたハーヴの感覚や所謂テクスチャなどはあまりないかなーと。
そこそこのキャンティ、という印象で「土地柄の特筆すべき特徴」というのはないかもしれません。
ふつーにキャンティだと思っていただければ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥
そもそも、このワインをガツガツ買える人が日本であんまりいない気がしてなりません。
小規模インポーターなのではないでしょうか・・・で、概ね3500円ぐらいで海外では売られている模様。
その上では、あんまりコスパがいいとはいえないかも。
料理との相性は比較的使いやすそうで、気軽にスパゲッティを楽しむにはぴったりだと思います。
地味~ではありますが、その分テーブルつかいやレストラン・ワインとしては秀逸かもしれません。


というわけで、モンタルバーノ地区キャンティでした。
結構甘めかつ軽い仕上がりになっており、現代の主流とは外れるワインになるかしら。
けれども、逆にこれこそ庶民的家庭的なキャンティでもあると思います。
もしも見かけたらお試しあれ。

楽天内では「モンタルバーノ」で調べても殆どコレです(今回のワインとは恐らく無関係)


オリーヴとかは良く作られている地域なんですね

| イタリア | 21:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワインブログの更新が滞りやすい理由~切実な「ワケ」とは~

20140223222509d37.jpg

うぇるかむ!
というわけで今日は所謂日記です!!

・ワインブログの更新が頻繁でない理由

間違いなく

ワイン呑んでるから

ですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
色々な情報などはデータ化してますし調べ上げればいいんですがそこまで気力が追いつかない・・・
というわけで本日はお休みなのです。

・何を飲んでいたの?
カリフォルニアワインを赤主体に色々と。
カルトまで飲んできました。10種類ぐらいで合計2万円ちょっと!

・そこでふとセミナーの意義を考える
で、ちょっと考えてたんですが・・・
私って実はワインセミナーって行ったことがないのだけれどもしかしなくても、

「ワインセミナーって暴利的に価格設定が高い」

のでしょうか?
いえ、この間ご同席したOLさん二人の会話でね、

「シャンボール・ミュジニー村をひたすら飲むセミナーに2万円ぐらい使った」
「おかげでミュジニーかそうじゃないかだけは判断がつくようになった」

と語ってらっしゃったんですが、しかし一向に出てきたミュジニーの畑名やドメーヌの話にはならないんですね。
個人的にはそれは?って話なワケです。
何故って普通、ワインを呑んだ場合って特にそうしたセミナーやっててそういうタイプの人であれば畑(これがミュジニー特級オンリーなら話は別ですが)の話や
「~~って作り手が美味しかったわ」
ぐらい出るハズなんですよね。
すっごく不思議。
村をわかるためには・・・というかワインをわかるためには作手って相当大事なハズなんですね。
と、すると2万円もするセミナーは一体何をやっていたのか。
または何を試飲してどう話をしていたのか。
ソムリエから話を聞く、というだけなら実のところ多くのワインカウンターでは与えリ前に行われている事(今日も大変タメになりました)なのでハッキリ言ってある程度無料なんですよねコミュ障じゃなければ。

これはちょっと今後調べてみたいと思うのでした。
もしくは、私ぐらいの資格も無いスーパートーシロでももっと講座チックな事していいのかしら?(そしてその結果皆さんのワイン代があがるかしら?)


もう酔ってるので寝たいですねZZZ

| コラム | 23:27 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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女子バレエイタリア銅メダルおめでとー! アルト・アディジェの老舗ワイン フランツハース・ピノネロ・シュヴァイツアー2010

うぇるかむ!
ソチオリンピック、女子のシングルバレエで久々の3位をイタリアのコストナー選手がとりましたネ。
おめでとーーーーーーー!
というわけで、今日はそんなコストナー選手の出身州であるアルト・アディジェから一本

nzs1Y.jpg

フランツハース・ピノネロ・シュヴァイツアーです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルがカワイイジャケ買い系ワインを結構作ってる作りてです。
文字デザインとドット的な配置で顔を構成する、というオシャレ感抜群のラベルになっています。
ちょっとプログレッシブ・ロックっぽいかな?
ついでに、シュヴァイツアーというのは描いた画家さんの事らしいんですが、その人もコストナー選手の故郷ボルツァーノ在住です。
結構伝統的なワイナリーでもラベルデザインが凝っててカワイイ、というのはイタリア的ですねー。
なんとな~~くコストナーのように見えてくる?
なんてタイムリーすぎて笑ってしまいますが、さておき作り手は1880年からこの地に構えるフランツ・ハース家。
代々長男がフランツの名をつい出てそれも7代目なんですって!
標高が高い場所のいわゆる山岳ワインの部類で、醸造方法自体は詳しくのっていないのですが割りとビオっぽい?方向性も見られるようで。
評価誌はあんまり載っていない地元人気型のワイン。
日本でアルト・アディジェワインを探すと比較的すぐに出てくるワインでもあります。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
結構シンプルに果実感があるタイプですねー。
やっぱり、シュペートブルグンダー的なんです。
色は少し濃い目で、赤みが強くかかっています。ピノオンリーとしてはしっかりしています。
香りに果実の重点がかかっておりアメリカンチェリーとさくらんぼが感じられます。
紅茶感とバニラニュアンスも。香りのまとまり自体はなかなか良いかと。若いうちならばそれなりにスワリングしてOKなタフっぽい香りです。
味わいは寒冷地山岳部系統独特な
「冷たい果実を絞ったような」「少し苦味が強めに出ている」
というのを地でいっています。
ピーチとチェリー系のミックス果汁、それでいて甘さよりもタンニンッ気やビオ感のある土っぽさなどが目立ちます。
舌触りじたいは重たくないなめらかなタッチなので、味わいの独特な風情が不可思議。
余韻自体はそこそこにあって、この長さも逆に「思ったより残る!?」と驚かされる要素でしょうか。
重たいようで、軽い・・・・・・うーん、なんだろう、戦闘機アニメ例えばマクロスとかの重圧なんだけど空はギュンギュン飛んでる感じ?
香りの印象に比べると、味わいは結構重たくクセがあるので、やっぱりドイツ系などを想定して飲まれる方がワイン通の方はすんなり来るかしら。
こうした雰囲気がアルト・アディジェワインの良さなんですよね。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
6000円ちょい、となるとちょっと自分のみの視点では難しいと思っています。
ブルゴーニュの有名村名がポツポツと出始め、ワイン好きはそっちの方が基本的には食いつきがよいものです。
私的には今ひとつヒットしなかったワイン。
ただ、アルト・アディジェという地域っぽさを堪能する上では欠かせないワインなので個人的にはそんな村名を飲むぐらいなら・・・という気はします。
ラベルデザインの良さからプレゼントには二重丸!ジャケ買いでOKなワインだと思います。
料理はピノ・ノワールの基本的な趣向で愉しむのが良いでしょうね、女子会向けなワインでもあるとも。

というわけで、フランツハース・シュヴァイツアーでした。
・・・・・・ところで、なんでジャパーンのブログでイタリーの選手をお祝いしてるのかっていうと、まぁロシアワインとか韓国ワインとか思い浮かばなかったっていうのもあるんですが、たまたま生中継見ててすごくダイナミックでよかったんですね。
イタリアだけど寒冷地なんですよ、アルト・アディジェって。
イタリア本国では日本における浅田真央選手ってレベルでなく英雄的な存在らしいコストナー選手。
そんな選手の育った地を鑑みながら飲んでみる、というのも一興だと思うのでした。

デザインセンスがこの地域は絶妙にドイツすぎずオーストリアすぎずいいんですね。

5000円超えがキつい方はこっち。割りと今回のもののまま下位互換的ではありますが、ラベルデザインはやっぱりGood!

| イタリア | 13:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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SAKURAワインアワード2014(サクラアワード)なるワインコンペが酷すぎる件について~「ここが変だよワインコンペ!」

うぇるかむ!

突然ですがタイトルの通り、今回は
「ワイン業界のコンペティションの面白くなさの典型例がつい最近行われていた」
のを知りました。

その名はサクラ・アワード

一応なりワインブログをやっている身として「これはアカン^^;」と思ったので、当ブログをご覧の方には是非とも

「ワイン業界においてもっとも注意すべき情報は、あまりにも不適当で主観的価値のない大会評価にある」

と言うのを実感していただこーかと。
題しまして
sakuragiri1n.jpg


では、何故このコンペがめちゃくちゃなのか、また消費者がワイン情報で注意すべきはどんな点かを書いていきますネ。

■そもそも、サクラアワードって何?
公式へのリンク
私の書くことを信じる前に、まずご覧になっていない方は公式も見てみてくださいませ。
今回、私はこのコンペを「よろしくない」とする立場ですから、私の文章を先に見るのは不公平とも言えます。
リンクタブひと通りご覧になってから先に進んでくださいねー。

要約すると
「女性がワイン業界はめっちゃ牽引してるんで、女性オンリーのブラインドティスティング会で評価を出し、高評価ワインを売ろうぜ!」
という感じ。
アニメ業界だったら「アイドルがめっちゃたくさんいるんで、総選挙して人気なヤツのグッズだそうぜ!」っていうのと大差はありません。
特徴として「女性オンリーの審査員」というのが特色。一応程度にメディア紹介がなされています。
主催(責任者?)はワインセミナーや試験対策本の大御所である田辺由美氏。
170人のプロスタッフによる審査で優秀だったものをプラチナ・ダブルゴールド・ゴールド・シルバーという形で受賞させます。

・・・さて。
私の批判の前に、公式はご覧になられましたでしょうか?
では、何故、このコンペが非常に価値が低いのか?






問題点1:評価者も評価軸もさっぱり定まっていない
これが最大の問題だし、今回記事にしなくてはと思った理由なんですけどねー。
この審査、ワインボトル5本程度に対して5人の審査員が平行ブラインドして評価するスタイルのようです(公式写真を御覧ください)
この段階で謎にも程があるって感じ!
単刀直入に図にすると
sakuragiri2n.jpg

これ責任ほぼ0じゃないですかね?
170人の中からランダムで5人、その5人による「指標が全く公開されていない100点制度」によってメダルが決まっちゃうって事なんですね。
いくらなんでもこの採点方法は酷いと思います。箇条書きするとこれだけ問題点があるのです

・評価グループによって点数基準に大きくバラつきが出る(あくまでワイン批評とは個人による。つまり、個人が変わってしまっては点数の基準は成立しない)
・評価グループは話し合いが行えるので、声の大きいオバサンの意見が尊重される
・1900本を4日間で170人で片付ける、というのがある種無茶である
・かと言って多数決にもなっていない。170人も1900本も数の無駄である
・ティスティング用は業者提供の2本のみ。つまり、「5人グループ1つだけの評価である」事は明白であり評価者も明かされない始末。また、ワインにおいて重要な状態の考慮は全くなされていない
・信頼できるスターがいない。評価の華がない。

ワイン専門誌などの「5人でX0本を見る」というのもちょっと怪しい気がしてなりませんが、それを遥かに超えるテキトーさです。
その5人すら誰だかわからない全く別の人達の集まりですから!
これ、本当に公平な審査が出来ると考案されたのでしょうか?

ワイン評価における信頼度、というのは

信頼がおけるティスターの評価(例えばパーカー氏や田崎真也氏など味覚がマッチするワインライターなり、行きつけのお店の人なり)>複数グループによるディスカッションティスティング>大多数のコンペ

である、と私は思います。
もっと言えば「イタリアワイン限定」などのように範囲はとにかく狭いほうがいいです。
数が多ければいいか?というのはNO。
数が多いほど逆にノイズ的な意見や「読んだ人の好みにあわない可能性」が増えるのです。
なので、ワイン購入時に「評価やオススメで買う」場合はなるべく少ない人数の評価をアテにしましょう。
(ハッキリ言ってしまえば、当ブログもあくまで「私の評価」です。感覚が合わない人にとってはこれほど不快なブログもないことでしょうし、感覚が合う人にとっては多くの評価本より役に立つという事です)
これならば、みんなだいしゅきロバート・マクドゥエル・パーカーのワイン・アドヴォケイトの方が100倍は公平だし信頼できます・・・・・・ソレもみんな信用しきっちゃいないってのに!

話を戻します。
もう評価制度からしてめちゃくちゃスギィッ!なこのコンペですが、問題点はまだまだけっこーありまして

問題点2:評価者の中に販売ワインの業者がいる

これ、信頼おけるのかって話なわけですよ。
評価者の経歴とリスト、それと受賞ワインの販売元を見てみましょう。
「エノテカ」「ヴィノスやまざき」などなどのインポーターのワインが思いっきり入っており、そこの店長とか販売担当とかの人がふっつーに入っているわけです。
ヒュー・ジョンソンのトカイ激推しのオマージュ?
あ、そういう意味で「サクラ・アワード」なんでしょうか?
これでは評価に対して本当に公平かどうか、わかりかねると言わざるを得ません。
「X社のワインはX社の人に配っていない」などの管理が徹底的にされている、との記述は見られません。
*2014年5月17日、ヴィノスやまざきの「パラダイム」に関する宣伝文句でヴィノスやまざきの女性社員から「このワインに満点をつけた」との記載がありました。こうしたブラインド採点上の記載を話題が広まりやすいネット上で許してしまうヴィノスやまざきの体制もどうかと思いますが、どうやら「X社のワインをX社の社員が評価し、それに高得点をつける」という事がサクラ・アワード内で行われている事が「ほぼ確定に近く」なりました。

問題点3:1900種類のワインは業者が金を払って登録したワインである
このコンペ出展ワインは「1本21000円を大会運営に支払って、エントリーされている」というのがどういうことか?
つまり
「金を払って宣伝したいワインとして献上されたワイン(実際宣伝するかわからない)」
な訳です。この制度の問題は
「藪から棒にこのコンペに突っ込めば、そのインポーターの受賞率があがる」
という点。
リストを見てみると、同じ会社名がめっちゃ並びます。
または、この範囲で「インポーターが登録していないワイン」に関しては初めから評価外です。
なので、範囲や趣向性の違いが強く出やすいイタリアワインや
「こんなコンペに出す必要のない知名度ワインが多い」
アメリカやフランスの受賞には疑問が多くつきまといます。
または、献上出来ない程度の少数輸入の「希少性がある」ものはガッツリ省いています。
せめて業者につき幾つまで~と制限があれば「特に宣伝したいワイン=オススメ品」という好意的な考え方も出来るのですが「エントリー数制限なし、ついでにエントリーするほど安く献上出来る」というのはちょっと不気味。
もっと言っちゃうと、もしかしてこれ「主催者サイドがボロ儲け」じゃないですかね?

問題点4:女性主観、と言いつつブラインドティスティングである
このイベント、ブラインドティスティングしちゃイけません。
「え、ブラインドする方が味に正確でしょ」
と思われるかもしれませんが、これは「女性のコンペ」という限定制度を出した大会です。
ハッキリ言いまして、「ブランドは大事」です。
この大会は
「女性のファッションのためのファッション会」
をしておきながら
「シャネルの革とプラダの革はどっちの素材が良くて長持ちするか」
を話しているんですね。
もう一度ハッキリ言いますが「ブランドは大事」です。
その部分を隠してしまうのは、通常は「本質をつく」という事になるのですが「女性視点のワイン選び」を趣旨にした会としては愚策です。
女性の価値基準にそったワイン選び、というコンペの目的は何一つ達成されていない訳です。
大体がして、ワインを味で買う、なんて思っているのはワイン業界人だけでは?


・・・さて。
ツッコミどころはもっと考えてみていけばたっぷりあるんですが・・・(「田辺由美からのメッセージ」ページの解説は初心者ながら相当トンチンカンだと思います)
もう頭クラクラです。
私よりも遥かに飲んでいる経験や知識が高い人達が、こうした催しを良しとしているのか?

sakurahihann.jpg


かと言って、ではこのコンペどうすればよかったのか?と言われるとちょっと口ごもってしまいます。
個人的にコンペはもっとB級グルメ大会ぐらいにざっくばらんかつ大々的にやったら?と考えましたが、そんな大会に出るワインの質というのはこのサクラ・アワードと大差ないでしょうし。
パリス審判(アメリカワインが勝利した事件)も、やりたがるような人は日本にいないのでしょう。

ワインを広める、という方法は私が稚拙ながら思うに
「いかに窓口を広めるか」
だと思います。その模索が私の場合、このブログだったりするんですけど・・・・・・
そもそも、ワインに触れる機会がないのですよ。
なので、ワイン業界がやるべきことは「ヘタなコンペ大会を大きく金を集めて催す」事よりも「多くの人がワインに触れる機会を盛り立てて増やす」のが大事です。
私にも、そのもっともな方法というのはわかりかねます。
ですがコンペで金賞を与える作戦!なんてのはとっくに「モンドセレクション商法」で垢のついたワザマエ。

こうしたコンペにお金をかけるより、業者の方は「如何に普通の人に自分の仕入れたお酒を口に入れさせるか」を考慮していただけたらなぁ、と趣味の消費者としては思うのでした。

長いしバッシング記事でした。
あんまり刺を打つのは良いことではないのですが、これはどーにもツッコまずにいられませんでした。
ここまでお読み頂いた方はどうもありがとう!


ワイン広めの方法……例えば、競技的ワイン大会を行うとか?

| コラム | 19:24 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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今後の更新予定~

うぇるかむ!
ということで、一応程度の更新になりますが、あしたからの予定ですね。

・キャンティを結構まとめて飲みましたので、キャンティでサラッと特集を検討中
・あ、そうかガヤ特集もやってましたっけうーんどうしよ・・・・・・
・カリピノもたまってるしブルゴーニュもうむむ

という感じで全然「やれることが多い」んですが「多すぎてとっちらかっている」のです!
片付けが出来ない!ヒェ~

おそらく、イタリアワインちょこっとやりつつアメリカにも行きたいと考えてますので、お楽しみに!
何かご要望ありましたら、是非コメントくださいませませ


実はオーストラリア特集も機会があればやりたい・・・と、ふと検索したら私最大推奨ワインがとうとう国内ネット市場からは消えたっぽい・・・

| 未分類 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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若木フランのフレッシュな強さ ドゥエマーニ・ドゥエマーニ2009

うぇるかむ!
トリノーロにつづいて、フラン特集といきたいと思います。
そして、これまた若い海ワイン(海岸に近い位置のブドウを使ったワイン)になっています。

8MB54.jpg


ドゥエマーニ2009
さて、その実力はというと

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルはポップなドットデザイン。
これが味わいの雰囲気を表しているのだそうで、カワイイ!
作り手は2000年に出来たばかりで、しかも樹齢が平均5年という超新星!
つまり、ラベリング以外にあんまイイポイントが本来ありません
樹齢は5年ですし、新規開拓地=そんなに良い土地や伝統的な場所ではないし・・・で、一般的には語るべき項目がないパターン。
しかしながら、そこはトスカーナと言った感じで「新しいカッコイイヤッター!」というような風潮が出ています。
ドゥエマーニ、という単語が「二人の手」という意味で作り手二人(夫妻?)によるというストーリーテーリングや未開拓地で当然ビオという整え方までモダン。
評価誌は「デキャンター高評価」「アドヴォゲイトとスペクテイターは90点中盤」と海外評価が高いというタイプ。
非伝統のワイナリー、その若々しさがどこまで通用するのかというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
あ、フランワイン!
果実感と草っぽい風味がしっかりと出つつまとめ方はいいですね。
色は少し濁りがある赤さなんですが、エッジが薄くオレンジが入っており思いの外熟成しちゃってる?と言った印象。
香りに醸造からくるカフェオレっぽさ少々にハーブのタッチが強め。
このサンジョベーゼにちかいけれど、もっと土っぽさとミント系な感じが実にフランかなぁって。
ミントチョコみたいな香りに付随して味わいもまずは軽口。
一瞬、ミドルボディかと思わせるんですが、果実にカシスと緑のメロンっぽさが出てきます。
それから甘やかなコーヒー牛乳っぽさが付随して、どことなーくフレーバーカフェ(まさにメロンセーキみたいな)になっています。
そんなにキつすぎずクサすぎず、しかしながらフランであることをハッキリと明言する青っぽさ。
ブドウの若さ故か渋みや舌がしびれる感覚はありません。余韻もそこまで長くはないかなと。
そうした部分が直結して逆にスッキリとしたアフターになっているのは良いポイントではないかと。
整ったフランワインとして妥当性のある仕上がりナノデス。
熟成はそれほどはしないかも。今飲んで開けているかと思います。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥~♥♥♥
9000円台、という価格はちょっと悩ましいかも。
味わいの力量やテクニカルデータ上は♥♥気味で、セールだったりしたら買いって感じになります。
フランのそこそこ優れたワインで、私はとても好きなタイプなものの「その価格はキツい」がファイナルアンサー(ゴクリ
プレゼントにはもれなく使えます。結構飲みやすいモダンスタイルなので、相手を選ばずにかつ意味合いを持たせて贈ることが出来るでしょう。
家のみよりは贈与向け、という印象ですね。もちろん、フランファンであれば買い。
レーヴァティン!(突然のフランドール・スカーレット

というわけで、ドゥエマーニでした。
結構好みのワインではあるんですが、いざ評価する&価格を検討すると途端に自分でもびっくりするぐらい評価が難しくなりました。
っていうか、イタリアワインってこの手の評価の平均値が良くとれるマジメタイプよりも
「おう、これうめぇだろ?な?」
って言ってくるようなワインの方が面白いんですねー。
これがサンテミリオンだったりしたら、もっと色々物議が醸せるんです。うーむ。

このワイナリー、正式名称が実はやったら長い

クランベリートラップ!(突然のフランちゃん

| イタリア | 23:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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イタリア版シュヴァル・ブランの異名、その質感とは? テヌータ・ディ・トリノーロ2011

うぇるかむ!
ひとまず、先日まででイエルマン特集を一段落させたところですが、ポツポツとイタリアワインのデータがあるのでやっていこうかーなと。
私が好きな主要品種にカベルネ・フランがあるんですが、逆にガッカリすることも多い品種でもあります。
美味しい時は本気でうまい、しかし外れるとピーマン感たっぷりの不味いカベルネ・ソーヴィニヨンのまがい物になってしまうのがフラン。
で、今日はイタリアのフラン主体の中でも恐らく最も有名なモノの一つを。

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テヌータ・ディ・トリノーロのトリノーロ。
トスカーナのカベルネフラン主体ワインになります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルはイタリア的なポップデザインのシャトーと紋章というセット。
うーん、かわいい!
絶妙にイタリアカルト的なデザインとなっていますね。
作りてのアンドレア・フランケッティ氏がブドウを植えたのが95年、というめちゃくちゃ若いワイナリーとなっています。
つまり、なんですよ!
え、何がって?それはこの時期の新しいワイナリーにおけるモダンワインの典型例が見られるわけです。
低収量、農薬必要最低限、生産本数1万本以下、収穫選別、複数醸造家・・・・・・
などなど、実に「パーカリゼーションワイン」と言った作りになっています。
逆に言うと、そうでもなければ若いブドウでそうそう戦えないという事だとも思うのですが。
ついでに「元々は荒れ果てた土地を苦心の末に開拓!」までセット。
無論のごとくアドヴォゲイトポイントは95点平均で
そして、家系がチュニジアから渡ってきたイタリア版ロートシルト家というト☆ド☆メ
まさにガレージワインナノデス。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
というわけで、味わいもとてもカルトタッチです。
色は少し濁り感があるクリムゾンレッドでエッジも赤赤しい。
香りはウィスキー的なアイリッシュコーヒーめいた感覚がまず強く出ています。
スパイシーさがその分控えめに感じられ、それからスミレ感やカシスなどの紫果実がじんわり広がります。
香りからはナパワイン?というような感覚に陥るのですが味わいも同じく新世界ッ気がたっぷり!
カシス&ココア。
甘さが強く目立つ、アルコール度数が如何にも高いスタイル(16%程度!)で、ありとあらゆる要素の前にまずはカプチーノの甘さが際立つわけですね。
まろやかなヌガーチョコを噛みしめるような感じ?
繊細さはそこにはないかなぁと。
ハッキリと濃いスタイルはもはや「これカベソー?」というのが第一印象でしょうか。
アフターの長いハーブ感も果実の印象からカベルネソーヴィニヨンかなぁなんて思ってしまうわけです。
ただ、多少舌にのせている間のニュアンスが青モノっぽい点がありそこで辛うじてフランっぽさがあるかなーという感じです。
うーん、醸造力。
正直なところ、フランっぽさがあんまり無い事が残念なワインでした。
冒頭でかいた「ハズレのフラン」ではないんですがこれは「上手いカベルネ種」なんですね。
少なくともシュヴァル・ブランとは遠く、再三書きますがカリフォルニアカルトの方が近いです。
うまいには、変わりない、ですけどぉ^~

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
概ね2万円前後。この手の作りのカルトっぽいワインの(現行では)定番の価格でしょうか。
呑んだ時に思い出したのは「ああ、クイルシーダ・クリークもこんなだったなぁ」という所。
極まった醸造と収穫によるワイン、というスタイルであり、現行なら妥当な価格だとも思います。
ラベルや本数から行くと、そうそうバコバコ飲めるワインではないのでここぞという時の必殺ワインにしてみてくださいませ。
恐らく、このタイプの作りであるならば、ボトリングからの経過年数で差は出るでしょうけれども安定した味わいではあると思いますから「ハズせない時」のダイナミックな主役ワインとしては助かる存在感。
ラベルのデザイン感あるタッチ(どうやらアンドレア・フランケッティ氏が描いてるっぽい)などもあわせて、お祝いにぴったりなワインです。
ラベルからして明るいって、こういう時大事。

というわけで、テヌータ・ディ・トリノーロのフラッグシップトリノーロでした。
フラン感がもっと欲しかったので個人的にはちょっと残念なワインだったりします。
まさに人の手によるワイン、というスタイルであり近年のトークテーマになる味わいですから、この手のタイプに手を出したことの無い方にはお試しいただきたくはあるかな~。
なんというか、アキバ的に例えれば「艦これでいえば戦艦ならどれでも高火力」「アイドルキャラの金髪ポジション」的な標準的ワインと思いますデス。

大体このぐらいの価格。小さくても雰囲気があるラベルなのは流石と言えましょう

おもいっきりセカンド仕立てのがこっち。試してないのですが、もしかするとこれでも充分オイシイ?

| イタリア | 22:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「Where the Dreams Have No Ends」 ワードリームス2007と2011の比較試飲!

うぇるかむ!
2014年2月14日、見事なホワイトバレンタインデーでしたね!
インターネット的には、「チョコもらえるやつファッキュー」「おかんからもらった^^;」という呪詛渦巻くのですが、
各種ソシャゲやら艦これ(ケッコンカッコカリ!)やらで、もはやチョコの事すら右から左に流れ「チョコ?いや、うち、ケッコンしました」とかなっている始末^^;

さて。
まぁ、しかしながら「チョコなぞ夢のまた夢よ」
という方も多いことでしょうウンウン。ということで今日は「私達の夢」と直訳するとなるっぽいこれです。

5K2qo.jpg


ワードリームス。
その比較試飲です!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルがとってもデザイン感があるイラスト。
もうこの次点で私の評価が高いのは当ブログヘッズにはご周知なところであります。
イエルマンワイナリーのシャルドネ単体として作らたこちら、現在の公式インポーターエノテカの説明が非常にデザインについてわかりやすかったのでペタリしておきましょう。

◆◆◆ここからたまにはコピペ重点◆◆◆
エチケットにはシルヴィオ氏が描いた色鮮やかなクリスタルのイラストが描かれています。
このクリスタルは虹の7色と白、黒を合わせた9色で塗り分けられており、
この9色にちなんで、当初は1987年から9年間だけ造られるというコンセプトのワインでした。
その9年間は「Where the Dreams have no end...夢は果てしなく」という名称でしたが、
その後1996年には「Were Dreams, now it is just wine !現代の夢それはワインである」と変更、
現在は、「W....DREAMS........」となっています。
この名前には、「Where Dreams can happen 夢はどこから生まれるのか」
というイエルマンのメッセージがあるそうですが、
飲む人それぞれに解釈があっていいとの想いから明記されてはいません。
イエルマンならではのロマンティックな演出がラベルと名前に表れています。
◆◆◆実際タイピングするの面倒だった◆◆◆

はい!説明いただきました!!(突然のイムヤ
ついでに、初期タイトルはU2の曲名のパロディだという話もあったり。

側面としては「海外向けのアピール製品」なんですね。
微妙な差ですが、フラッグシップのヴィンテージ・トゥニーナに比べるとスペクテイターとアドヴォゲイトの点数は高く、逆にイタリア本国の評価誌(ガンベロ・ロッソとか)においてはトゥニーナよりも遥かに評価がありません。
また、このワインデミサイズになるとスクリューキャップ採用なんですねこの値段にして。
理由を聞いたら「フレッシュさがスクリューのが上」という程度のありきたりな回答しか来日チームからは情報を聞き出せなかったのですが、さておきそうしたパフォーマンス感もすごく海外意識を感じます。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥(どちらも優劣がつけがたい)
実は何度かグラス試飲をしているのですが、個人的にこのワインでシャルドネに興味を持ちました。

weredreamen.jpg

印象として「バランスの良さが心地良い」んですね。

で、その最新2011年と少し年季が入った07年では結構差がありました!
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と思って色比較写真とったつもりが全くわかりません!(私のカメラに期待は禁物・・・)

11:
色は透けているがゴールドの色調が感じられる。同ワイナリーの他作品と比べて黄緑感は殆どありません。
香りはみずみずしいレモンとライムが主体。清涼感があるソープ感など、シャルドネらしい仕立て。
少しパイナップル感などもありますが基調は柑橘かな~。
味わいはなんといってもアフターの綺麗なミント&ホワイトグレープフルーツのキレ!
一口目から果実に柑橘類、白桃や梨少々などフレッシュなスタイルを感じさせられるのですが、余韻は長めでスーッと心地よさが持続しています。
トゲがないんですね。飲みづらさやエグみはなく、果物の印象がとかく高級ナノデス。
樽っぽさは殆どないといっていいでしょう。また、果実内には「あったかい地域&冷たい地域両方の印象」が混合的にあって多彩。
ミネラル感やくどいムスクは殆どありません。モンラッシェなどにありがちな単体で飲むにはキつくなる塩っぽさがなく。
この心地よさ、スムーズで飲みやすく、それでいてしっかりと味わいを持っている・・・・・・イタリア的白!という感じでス。

07:
色はしっかりとしたゴールデンカラー。ハッキリと色がついていることがわかります。
香りはマロングラッセや多少アルコール感が出ており、スターチやアプリコットなどの果実感の違いも出ています。
フルーツそのもののフレッシュさ、からジュース感が出たといいますか・・・濃度が全体的にあがっていると言えるでしょう。
まさに熟成した豊かな仕上がりになっていて、オーク感もかなり強烈になっています。
最新ヴィンテージなどの直近飲みとは大きく異なって、甘さが結構強めに出ています。
甘さも多少べっこう飴めいていて、品があります。余韻の長さも味の濃さに比例してあがっており、果実の感じも熱帯よりです(ヴィンテージのため?)
醸造力!
しっかりと熟成している事がわかりました!
オールドめなシャルドネの方が好き、という方には俄然こちらがオススメできます。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ヴィンテージ・トゥニーナとほぼ同じ価格、という事を考えた場合この項目も同じ採点とします。
好みや状況で買えば良いのではないかと思います。
ヴィンテージ・トゥニーナの方がクセがありますから、ワイン通相手には喜ばれるかな?
また、ヴィンテージの差も結構別物になっていますからそれすら好みだろうというのが私の判断です。
・・・・・・いや、なにせ、私は「白は若い子が好き」ですから^^;
肌が透き通るような白人って感じなんですよ!歳をとるとフケて見えるんデスよ!!
総合的な使いやすさという意味ではワードリームスの方が恐らく上なので、料理合わせ(邪魔をしないで欲しい場合)にはこちらかな。
どちらにしても、ヴィンテージ・トゥニーナもワードリームスも価格分には能力があり、そして付加価値も高いと思います。

というわけで、ワードリームスでした。
この試飲会イベント、私はこれ目的で行っており相変わらずさやヴィンテージ違いの見てわかる違いにとっても楽しませていただきました。
バランスのいいシャルドネの典型的見本として、安定感が段違いナノデス。

イエルマンワイナリー、特集してみるとイタリアの人気ワイナリーの特色がハッキリと感じられますね。
「イメージ戦略のうまさ」「バランスの良さ(ぶっとんだワインの場合もそのトんでる中でのバランス」
この2つがイタリアのキーワードかしら?
低価格帯から高価格帯まで、実に綺麗にイメージのあるエチケットデザイン&味わいに仕上がっています。
コンセプチュアルなワイナリー、というのが私にとっては優れたワイナリーだと稚拙ながら考えておりますが、そのすごく良い見本がイエルマン・ワイナリーです。


初めてラベル見た時「わ、カワイイ!」と思わされて以来ファンです。そういえば来訪してた5代目当主がこの柄のピンをジャケットにつけてましたっけ・・・アレ欲しい


デミはスクリューキャップ!ちょっとだけ試したいのであれば、気軽なこっちもGood!

| イタリア | 23:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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歴史的イタリアシャルドネ!ヴァレンタインにもぴったりなイタリア至宝 ヴィンテージ・トゥニーナ

うぇるかむ!
今回はイエルマン更新3回目・・・にして、ついに本懐にいたります。

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ヴィンテージ・トゥニーナ、その最新マグナムボトル試飲です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルは下位ラベルのヴィナーエにも似た緑を貴重とした高級感あるデザイン。
ブドウと葉っぱをモチーフにしたパターン柄がすごくかわいい!そして、作り手の家系がオーストリア移民であることをなんとなく匂わせる葉っぱ柄だったして、このワイナリーのエチケットデザインのうまさを感じさせます。
日本のワイナリーは強く見習うべきです
作り手のイエルマンは、北イタリアの・・・それもオーストリア国境近くスロヴェニアのワイナリーであり、シャルドネのバリック熟成と長時間の酵母熟成(今となってはふーんってぐらい当たり前ですが)を北イタリアで行ったことで高い品質のワインを作り有名になったワイナリーです。
で、その有名になった理由の根本が今回のヴィンテージ・トゥニーナなのです!!
名前の由来も
「ヴェネツィアに実在したプレイボーイ「カサノヴァ」が愛した「トゥニーナ」の名前から」
という熱烈石破ラブラブ天驚拳なワインネーム。
品種にソーヴィニヨンとシャルドネ、土着品種のマルヴァジア、ピコリット、リボッラ・ジャッラを少々という組み合わせになっており、
「元々はシャルドネじゃなくてピノ・グリージョ(というブドウ品種)だと思って作ってたらシャルドネだったわ^^」
という経歴もあるとか。

ワイナリーがきたついでに「これって土着のシャルドネなの?それとも後から植えたの?」と質問したところ、半々程度の模様。

評価誌においては、イタリア本土では圧倒的熱烈な支持を受けており、それはガンベロ・ロッソで
「イタリアワインを変えた優れたワイン第5席」
に選ばれるなど功績があります。
また、日本の「イタリアワインファン向け本」においては白ワインとして多くの本にのっており、林茂著の基本イタリアワインでは州の代表ワイナリーとして、または本場イタリア人が書いたワイン本とやら(名前も覚えてないぐらい胡散臭い本でしたが)においても高額白としては必須とされてたり。
スペクテイターおよびアドヴォゲイトは案外高くなくてギリギリ90点程度が平均値となっています。
つまり、本場イタリアでの評価の方が高いんですね。
様々な意見があるワインであり、イタリア白としては知名度も最高峰であることは間違いありません。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
個性と丹精さが見事にマッチングした一本といえるでしょう。
色は透けてはいるものの黄色がしっかりしており、結構粘りもあります。
少し黄緑めいてはいるかも。土着やSBの影響でしょうか。
香りはすだち、青りんごなどソーヴィニヨン・ブラン要素がみられ柑橘の要素がそこに追加され個性的で爽やか。
青みのあるハーブ香などもして全体にとても綺麗な仕上がり。
ただ、しっかりキャラメルのニュアンスなどもありますね。作りこみがわかる内容です。
味わいはとても綺麗にブドウの要素を感じられます。
こちらのワイナリーでつくるシャルドネ100%モノに対して、土着モノらしい土っけや若干の青りんごにキウイっぽい酸などなど、構成が異なるんですね。
果実に感じられるタッチの多彩さが、様々な感想を与えるであろう味わい。
もちろん、シャルドネの柑橘感も存在しています。
割合フルーティーさの方が目立ち、樽などの要素は控えめです。
冷涼地らしいスマートさに、バラエタルな果実の味わい。
しっかりとクールビューティーなんですね。アニメキャラなら、微妙に白っぽい金髪のお嬢様めいた、まさにヴィーナスな感じ~
オーストリア移民である家系、という事なのかは空想の粋ですが、繊細系の仕上がりで寒冷地のワインであることを如実に感じさせるワインです。
白ワインの本懐に満ちた、しなやかなワインだと言えるでしょう。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
イタリアワインの中でも、代表的銘柄なのですが6000円中頃となっています。
これは比較的お得だと考えていいのではないでしょうか?
そして自らのミスを言わなければなりません・・・・・・
バレンタインにぴったりじゃねーですかッ!
某ゲームのきぐるみフェチが如く自己納得してしまいました。
ストーリー的にも、サラッとリフレッシュする意味でもバレンタインにはバカ受けな一本でしょう。
これを前日(っていうかもはや当日)に紹介する己の不甲斐なさOTL
い、今からでも遅くないです!バレンタインから幅広いプレゼントにぴったりなワインナノデスヨー

というわけで、ヴィンテージ・トゥニーナでした。
イタリア至宝の中の一つ。北イタリアの本腰の一本。
この辺りの特徴(ヴェネト・フリウリ・ジューリアやピエモンテ白やアルト・アディジェ)はなんといってもその「バランスの良さ」ですね!
寒冷すぎず、暖かすぎず・・・または塩っけがありすぎず樽がききすぎず。
かゆーいところに手が届く、と言いますかいい意味でも悪い意味でも中間点の質を保っています。
なので、評価筋以上に料理と合わせやすくまた飲み重ねて美味しいワインが多いんですね。
イタリアは実は白こそが美味しい、というのが私の仮説なのですが・・・・・・いかがでしょう?

6000円中間、というのも最高ランクにしてはいい感じではないかと。


贅沢なケース買いをしても、飽きずに毎日飲める味かとは思います。・・・まぁ、私は「色々飲む方が( ・∀・)イイ!!」派なのでオススメはしませんが

| イタリア | 23:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フリフラ土着の魅力を手頃に ヴィナーエ・サービス・セラー

うぇるかむ!
日付ギリギリ更新!またしても!
さて。
イエルマン特集、2回目は手頃な土着品種モノで行きたいかと。

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イエルマン・ヴィナーエ・サーヴィス・セラー。
それではいきましょー

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルは家の紋章・・・だけでなく蔦をあしらったデザインなどクラシカルでリッチな雰囲気を出しています。
当ブログの2013年クリスマス特集で白7位としましたっけ。
ストーリー的にも付加があり、

・5代目当主(昨日の更新時の右側の人)の生誕記念に作られたワイン
・フリウリの土着品種リボッラ・ジャッラをメインにフリウラーノとリースリングを合わせて創る伝統感
・「セラーからの挨拶」という名前のついた、ようするにウェルカムドリンク感あふれるサブネーム
・JALのファーストクラス採用経験あり

などなど。
それほど伝統的なワインでもないのですが、ここのワイナリーはとかくこうした
「コンセプチュアルさ」
が明確で当ブログとしては非常に好ましいなぁと思うのです。
フランスの「シャトー・なんとかぁ~」とか「ドメーヌ・なんとかぁ~」って言ってみれば
「武蔵さんの家」とか「大竹さんのお城」とか言ってるのと変わらないケース多いですしね。
アメリカとかもそうですが・・・(だからこそ、シュヴァル・ブランとかの目立つ名前のワイナリーが覚えられやすいともいえますが)
そういう意味ではイタリアのネーミングの幅の広さは感じさせます。

ただし、一点だけ注意が必要なのはこのワイナリーの基本はあくまでも「シャルドネ」であり、それは全く入っていないというのはつまり
「格落ちテーブルワイン」ではなく「全く別の目的のテーブルワイン」である点は留意が必要です。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
土着品種モノらしい仕上がりだと思います。
色はほぼすけており、香りにライムとミネラル感が少々。
それほど香りが強く出るタイプではありませんが、結構緑の果実感が良く出ているんですね。
桃っぽさも若い緑色の桃っぽいといいますか。また、それらが「青臭い」には至っていない点もいいところ。
少しだけコーンスターチ感。
味わいは中庸的なバランスで、それら香りの要素がバランス良く出ています。
それほど際立って果実が強いという事もなく、また醸造がギッチリしていると感じられるようなオークなどの印象もなくとかくスッキリした仕立て。
スッキリしつつ、上述の通り土着っぽい印象はありましてサラッサラだったりはしすぎない。
程よく飲める、まさにウェルカムドリンクの印象が強いワインなのでした
(実際このイベントのウェルカムドリンクだった)(ついでにいうと、その部分は強調して説明すべきだと思いますよ!)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(イベントには+♥~)
近年値上がっているみたいで3000円超す事があるみたいですね。
安定感や独自性高い銘柄ですが、その価格まで考えると個人的には「他の同価格の白ワインも試してみてネ」になります。
2014年現在、3000円からの選択肢がワインはすごく多くなりますからね(昔はそれが2000円から、どころか1000円からと言えたらしいんですが・・・うぅぅう)
ただ、ラベルポイントのところでも書きましたとおり
「ウェルカムドリンクとして使う」「プレゼントに意味合いを込めて贈ってみる」
ということに関しては価格帯の中でも非常に良い選択になるかと思います。
料理の邪魔をあまりしないであろうスタイルですし、すごく使いやすいと思います。
食事の最初の白にもいいでしょう。
自家デイリーづかいよりは、ワイワイと人が多い時に活躍するワインです。

というわけで、ヴィナーエでした。
イエルマンというワイナリーの真髄、はここでは見られません。
まさに挨拶代わりのジャブな訳ですが、それでも白の人気が高いワイナリーだけあってすごくバランス良く配されたワインだと思います。
まさにオサレワイナリー。そして、次からは卍!解!ナノデス!


価格がちょい上がってるのは残念
 イエルマン ヴィナーエ 2012

 イエルマン ヴィナーエ 2012
価格:3,087円(税込、送料別)



現行は2012なんですが、2010年なんてのもありました。飲み比べも悪くないかしら?
ヴィナーエ[2010]イエルマン

ヴィナーエ[2010]イエルマン
価格:2,625円(税込、送料別)

| イタリア | 23:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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イエルマン試飲会行って参りました! 前哨戦がてらイタリア北赤 レッドエンジェルオンザムーンとブラウ・ブラウ

うぇるかむ!
チョコシーズンなのですが、チョコ向けのワイン探しというのは正直シャンパン検証しないとなぁ・・・とちょっとヘコたれています私です。
ですが、ちょうどラベルデザイン的に非常にプレゼントに使えかつ実績の高いワイナリーの試飲会に行ってきましたー。

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写真をとろうと思った頃には2と4が在庫切れしていました。店頭用までなくなるとか・・・

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醸造家と5代目当主なんだけどブレブレな・・・私のカメラに期待しないことだぁ!

というわけで、イタリアのワイナリーイエルマンの特集です。
一回目はこの2つ

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レッドエンジェルとブラウ&ブラウになります。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
イエルマンというワイナリーについてはヴィンテージ・トゥニーナの時に書こうかと思います。
っていうか、白ワインがメインのワイナリーで正直この項目♥♥♥ぐらいが妥当だとすら思います。
今回のワイン会の話によると、赤の収穫量は全体の約5%となっていて、それは低収穫かというとそうではなく。
この辺のカジュアル赤用のあくまでも「力の抜けたボトリング」なんですね。
ただ、ラベルは異様にカワイイ。
レッドエンジェルは味わいのイメージから、ブラウ&ブラウは使用葡萄のドイツ名2つをもじったタイトル付けにブルドックというジョークワイン。
とかく気の抜けたワイン、その味わいというと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
レッドエンジェル:♥♥♥♥♥
ブラウ&ブラウ:♥♥♥♥♥♥(こっちのが私は好きという程度?)
これもまた気の抜けたスタイルになっています。
両者は葡萄からして違がうんですが傾向は似ています
(レッドエンジェルがピノネロに若干メルロ。ブラウがドイツ品種のブラウフランキッシュ&ピノネロという作り)
色がまず両者で違いはあまり感じられず、透けはそこそこながらしっかり強めにルビー色をしています。
エッジなどはなく均一的カラーリング。
香りからは若干違ってくるので別々に書きましょう。

レッドエンジェル:
香りに結構葉ものの印象が目立ち、スイカっぽさが主体になりすぎている印象。
冷たい地域特有の青物っぽさがちょっと出すぎている感じなんですね。
味わいは比較的ぽったりとしており、整い自体は良く感じられる。
チェリーをしゅたいとした田舎っぽいピノノワールで、果実のバリエーションも少なく葉のタッチがイチゴのふさごと食べちゃった感。
ただ、口当たり自体は良いしそうした苦味や香りもそんなに残るほどではないので案外グイグイ飲めるという。
王道なテーブルピノで、特筆点はないかも?ラベルの方が綺麗。

ブラウ&ブラウ:
こちらはバリック熟成が1年ちょっと入っていて、そのぶん香りにオーク要素が出ています。
チェリーも少し煮詰めた感じに変容していて、香りの段階からレッドエンジェルよりは重たいことがわかります。
味わいはチェリーの缶詰のよう。アメリカンチェリーと小粒なさくらんぼ、少しブラックベリーを入れたミックスのようなタッチ。
口当たりのまるさはレッドエンジェルと変わらないのですが、果実の要素は単純に多くなっています。
それでいて、ほどほどに飲みやすい。なんとなーく日本の赤ワイン的(それもグローバルでない)な印象でしょうか。
イタリア北でこさえた、というのに納得の少し冷たいタッチのワイン郡であり、また果実要素のわかりやすさまで含めてテーブル向け。
ワイン慣れしていない人の方が楽しめるワインかもしれませんね。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥~♥♥♥
ラベルの特色の良さに比べて、中身はそれほどでもない・・・で、3000円中域というのは個人的には難しめかも。
軽めのピノスタイル、にしてもちょっと締りがないといいますか、私のカメラばりに焦点があっていない感じかな。
悪くはないのですが・・・総合的に見ると難しめ。
ただ、上述の通りラベルデザインなどはとてもカワイイですし飲みやすい所謂「日本人向けワイン」と言う慣習の流れを完全に組んでいます。
コンセプチュアルさはバッチシブイブイなんですね。
近年アニメならとりあえず魔法少女、みたいなニュアンス。
価格もお酒としては安すぎず、ワインの値段としては高くないという域なので、まさにラベルを活かしてプレゼントに使いましょう。
明確に綺麗なレッドエンジェルもブルドックがチャーミングなブラウも、お城や紋章マークと堅苦しい文字のラベルよりは気軽で粋だと私は思うのであります!(突然のケロロ軍曹

というわけで、レッドエンジェルとブラウ&ブラウでした。
白メインにしています、という事が良くわかるワインです。
同時にイエルマンというワイナリーが既にチャレンジフルでもなく自分たちが出来る最大の事は白のフラッグシップを創ることだと認識しているとも言えるでしょうか。
醸造家の方に「シャンパーニュは作らないの?」と聞いたところ「適していない」という話だったので(ピノネロとシャルドネがあるのだから、作ろうと思えばむしろ赤ワインつくるよりも出来がいいはず)。
イタリアのワイナリーらしいといえばらしい?そんな気がするワイン郡ですね。

ラベルはめっちゃカワイイ。ほんわかします。味もほんわか・・・しすぎ?

犬愛好家にとってはラベルだけでケース買いかもしれない

| イタリア | 23:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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南アフリカはモンラッシェの夢をみるのか? ポール・クルーバー・エルギン・シャルドネ2012

うぇるかむ!
大雪に完全に降参したりソシャゲで走ってたり忙しくて更新が滞ってました。
テヘペロ
そんな中、ぽっとなかなかに良質なシャルドネ・・・それも南アフリカで実際スゴイものがあったわけでして

1AVmu.jpg


ポール・クルバー・シャルドネ。その2012年ヴィンテージなんですが、もうこれ良かった!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(トロフィーを見るなら+♥)
ラベル自体は派手さはないものの、アメリカっぽい見かけでしょうか。
なにせ「エステート」名義が入っていますし。
作り手の歴史はラベル通り1896年という意外と年季の入ったワイナリー。
ワイナリー情報自体はアパルトヘイト廃止後の住民生活安定運動とかスローライフ活動・・・・・・などなどしているとのこと。
こうした情報というのはプレゼント視点では最も有効なのですが(そのための当項目)、日本の某栃木のワイナリーなどの慈善事業的なセールススタイル、私は個人的にちょっと引いてしまうんですね。
バイオダイナミクスよりドン引き。
慈悲はない

ただ、ここの場合はそれよりもトロフィーの量と質でしょうか。
マイナー誌や大会での評判がすこぶる良く、そしてアドヴォゲイトポイント(パーカーポイント)93点の獲得。
ついでに、ジャンシス・ロビンソン女史がこのワイナリー高く評価してるんですね。
「パーカー滅すべし!」
な彼女もPP同様に高評価というワイナリー・・・どうにも2009年あたりから各地で大きく評価があがっていて理由が気になるところです
(そうした意味で、ワイナリー情報は外的要因と内的要因の両方が適切に広く欲しいですよね~)

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(ただしクセが強い)
モンラッシェの存在意義がなくなりかねない
作り自体はかなり新世界に寄った内容で、かなり醸造がかけられているスタイルだとは思います。
ただ、ミネラル感や独特の酸味の展開のさせ方が値段以上に「高級」のソレなんですね。

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色自体はそれほど濃くはなく、しかし透明ではありません。レモンイエローというよりはゴールデンに近いかな?
香りは結構ナッツ&ミネラルが強く出ています。
潮ッ気の強さ、そこからグレープフルーツとバターの印象。清涼感はあまりなく、香り自体は際立てはいないかも。
味わいは豊富なミネラルと酸がまず襲ってきます。
それと樽ドネ感あふれるこがしバターなどの印象。
バニラっぽい濃厚な作りの中にしっかりとした味付けがなされているんですね。
果実のグレープフルーツのようなキリッとした感じも味わっていくと品が出てきます。
最初の一口目はナッツと酸っぱさが強くてあんまり美味しくないのですが、飲みなれてくるとそうした個性が旨さに丸ごと転化されるんですね。
これを薦めてくれた店長が言う「酔って飲めばモンラッシェだから」にはとても納得。
個性的で人を選ぶワインですが、味わいの質は本物ですネ。
ようするに、「評論家筋が喜ぶ要素」がピンポイントで入っているノデス。
アニメで言えば「キャラクターが良く走っているOPのアニメは良アニメ」みたいなアレ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
2000円前後のウマ安ワイン、という事であればこれは感動的!トランクにいっぱい詰め込もう!!
個人的にはアッシュブルックたんぶりのヒットでした。
まさかここまで南アフリカで低価格気味で美味しいとは・・・・・・しかも南アフリカなためか仕入れている店に余裕がある模様。
ただし、前述のとおりクセが強いワインなので、ある程度のワインラヴァーであることが前提です。
そうでないと、異様に酸っぱくて壊れワインと勘違いするかも?
また、結構年号によって味わいに差が(作りからして)あるそうなので、あくまでも2012年産という事を確認しておいてくださいませ。
初心者向けではないですが、デイリーワインとしては抜群に気軽なモンラッシェ+ニューワールド風味。
日持ちはそれほどしないので、サクッとあけちゃってください。

というわけで、ポール・クルーバー・シャルドネ2012でした。
南アフリカの項目は今回はじめて作ったわけですが、まさか白でつくることになるなんて・・・
スクリューだったりデイリー価格だったりするものの初心者向けでもない、というバランス感覚の悪さはなんかそれっぽいんですが、作りの本格志向にビビります。
チリといい、南アフリカといい海付近河付近は今やグローバルにシャルドネやピノが美味しい時代なのか?と思わせるには充分な一本でしょう。

PP93点、ジャンシス推奨、デイリーワイン大会優勝、麦ちゃん氏↓(シニアソムリエ)4.15点。これらに納得がいく。


ついでに、こっちのリースリングで厨二病ワインネーム大会でいいところまで行きそう。
叫んでみましょうリースリング・クローズ・エンカウンタァッー!

| 南アフリカ | 22:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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更新ありました! エルミタゼを極めヨう企画!

うぇるかむ!
というわけで、上記のとおりひとりぼっち達のティスティング勉強会様にて自分の記事の更新がありました~

erumitazen.jpg

なんの特集かわかりづらいけど
エルミタゼ(オージーブレンド)特集
です!
見てください!

今回は普段よりは軽いタッチで書いておりまする。

■それと今後の更新予定
今週は色々忙しいのでちょっと間があくかも?
また、細かく特集にしづらいワインを出しつつローヌ特集の・・・実は超弩級のラインをまだ出し終えていないのでそちらも更新→イタリア特集へと移りたく思っています。
最近イタリアワイン全然組んでませんでしたが、ノートたまるいっぽうナノデス・・・ああ・・・・・・


最近研究がてらこれでグラスを洗う、という事をしてみたらグラスにカルシウム?の白みが出ちゃったりしてもう散々だった事をお伝えしておこうかと・・・いや、ほら、細かいところでもフランス風にグラスが育つのか、みたいなその・・・・・・

| フランス | 23:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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チョコレートにあ・・・わない!これだけでチョコ不要ジンファンデル! カンダーLOT4

うぇるかむ!
ヌフとかエルミタージュばっかり特集しており、箸休めに
「バレンタインのチョコに合いそうなワイン」
というのをデイリーで検討しようかなと思っていました。シーズンですし。
で、まずあんまり試していないプレイからしていこう!と意気込んで買った結果
バレンタインチョコを駆逐する赤ワインに遭遇
ワインと料理の組み合わせを考える上での参考にはなるかと思い、掲載しますネ。

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カンダー・ロットフォー・ジンファンデル
色々と混ざりまくったカオスなドリンクです。アメリカ人好みの浅ましいワインだ!(突然の海原雄山

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルはCの文字に下の方にうっすらとLOT4という作品制作番号がかかれた、若干ブディック風仕立て。
柄模様の部分が若干白く点々がつくのは、印字されている紙自体の凸凹が原因のようで、どのボトルにもぶつぶつができていました。

以前NVの赤ワインとしてアンリ・ボノーのモノを掲載しましたがコレも同様にNVです。
元ケイマス・ワイナリーのシリーズだったものが独立。
ホープ・ファミリーワイナリーというグループのジンファンデルバージョンでこれはかなりの組み合わせワインです。

・地球最強生産地セントラルコーストのパゾ・ロブレス×ジンファンデルのための土地状態なロダイのミックス
・VVとジュヴナイルの葡萄(古木と若木
・2009年と2010年ヴィンテージモノのミックス

と、安物ワインでも年号がかかれている昨今において、相当な安物めいているようなブレンディングナノデス
なのですが、そんなに安くはなく20ドル程度と一般的なテーブルワインレベル。
個人的に、パゾ・ロブレス他セントラルコースト産は興味を持ったら買う主義なので手に取りましたが、普通は買いづらいのではないかと。

というわけでチョコレートと食べながら・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
ココアか何かと買い間違えましたかね!?

コルクを抜いた瞬間から、そこはコーヒーショップ。
色はハッキリと黒くエッジまで変わらない平坦な印象。
香りがとかく凄くて、抜きたてはバニラチョコフレーバーでしかありません。
実は三日間かけて飲んでみたのですが、三日目で大分抜けてきてプラム果汁のチョコのように・・・・・・って結局チョコ。
味わいも含むと即ガツンとやってくるオーク系の香り。
あ、緑の豚みたいなオークじゃありませんよ!?樽の香りのことですからね!?
圧倒的な樽っぽさでグイグイと押してくるワインで、甘さが支配的。
ほのかにドライフルーツにしたバナナやレーズンなどがかいま見えるので安っぽくなりすぎてはいないのが特徴でしょうか。
複雑さだとかテクスチャ、というよりは「色々混ぜた結果のカオス」の方が全面に出ていて味わいも
「寒暖どっちかわからない感じ」
「熟成してるのかしてないのかわからない感じ」
「葡萄の樹齢からくるスパイス感も数日たつと見える気がするけれど、やっぱ若い果実感のが強い感じ」
と、中途半端なアニメを見た時の気持ちでいっぱいになります。
作画とか動いていない部分だけ見ると「すごく良さそうなアニメ」に見えるという・・・だ、ダンガンロンパアニメ思い出しますネ。
逆にジンファンデル・ワインとしてレーヴェンズウッドあたりのパワフル大好き系の人にはむしろオススメ出来る部類になっています。
一般的にはデキャンタージュをかけるか、抜栓から数日飲んで経過を楽しまれる方がいいかと思います。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
2000円より少し高くなる、という事で正直ひとつ減らしてもいい気がします。
しかしながら、このぐらいの価格帯で濃厚系としては相当のパワーがあるので
「ワインはパワーだぜ!」
という某霧雨魔理沙ちゃんみたいな人にはどのワインよりも薦めやすいワインになっています。
料理との合わせは甘さの部分で勝負。
タイトル通りチョコレートとあわせると
「甘いのと甘いのが合わさって、どちらかの甘さが感じられなくなりカカオすっぱい物体&液体が出来上がってしまう」
ので、むしろこのシーズンオススメできません!
もしもプレゼントに贈るならば相当濃い事を告げるか
敢えてチョコと食べるように推奨して嫌がらせをする
というヤンデレめいた使い方をするならば実際効果覿面だと思います。

というわけで、カンダー・LOT4でした。
カリフォルニアワインというものを思い出しましたネ!
最近カリフォルニアだと、高かったりセントラルコーストの非常にバランスが良くとれた美しいワイン郡飲んでたせいか、この濃厚さに懐かしさすら感じました。
カオスすぎるブレンドのおかげで「単純」ではないのもワンポイント(ただし歯車が噛み合っているとは言っていない
もうちょっと統合性やチープさがとれてくると、高級ジンファンデルおよびプリミティーヴォに近づくのですが・・・・・・
楽しいワインライフをすごすならば、こういうのも一興ナノデス

ジンファンデルを楽しむ、という意味では正当なのかも

メルロとの飲み比べもあり!ただ、ジンファンデルの樽感を考えるとそれより基本薄くなるメルロでどうなるかは不明・・・

| アメリカ | 19:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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13種類葡萄、ヌフの総まとめレシピ シャトー・ド・ボーカステル

うぇるかむ!
本日で(まだまだやれるんですが)ローヌ特集は一旦ストップして、シーズン向けワイン=バレンタインに向けたデイリーで少し私も休みたいと思います。
っていうか神撃のバハムートが忙しい(オタクの性)

さて。
本日はひとまずヌフの代表銘柄で行こうかと。

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルは地方らしい紋章柄。ここもボトル部分は独自紋章ですね。
ヌフやローヌは特に、ボトルまで装飾が施されている点がコレクター魂をくすぐります!(そして、そういうワインを私は好意的に見ます)
作り手はペランさん家。シャーヴ様と同じくまだまだ血筋経営がされている模様。
作りの最大の特徴は
「赤は色々入れまくった方が、白はあんまり色々入れないほうが旨い」
という方針。
なので、今回のものはこの地域での栽培が許されている地域の葡萄13種類がすべて使われています。
公式から引っ張ってくると
ムールヴェードル、グルナッシュ、シラー、クノワーズ、サンソー、ヴァケラス、テレ・ノワール、ミュスカルダン、クレレット、ピクプール、ピカルダン、ブールブーラン、ルーサンヌ
空で言えたらきっと魔法陣が出てくるでしょう
基本的にはムールヴェルドルとグルナッシュが多め、というスペインスタイルに近いもののようですね。
評論家筋も概ね良い評価をだしており「ヌフといえば」という鉄板アイテムとして君臨しています。
その実力というと・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
こちらも前回まで同様一昨日抜栓のデキャンタージュ。
色は赤みが強めで若さを感じさせる印象。
香りはかなり甘く、どこか白ぶどうめいた感触もあります。
大粒のマスカット、クランベリー、ライチなどの白ワインに現れやすい香りにココアフレーバーとプラム、ラズベリーにチェリーほんのりスミレ・・・
なんか何書いてるのかわからないぐらい不思議な振れ幅があります。
味わいは干しぶどうやレーズンの甘さがしっかり感じられアマローネを彷彿とさせます。
甘さはまさに「ぶどう酒」といった具合でしかし良い物だとわからされる作り。
それとやはり味わいにアオリンゴなどの白ワインっぽさが見られなくないんですね。
タンニンなどはなく、強い果実の印象や甘みなのですがあと引けはすっきり。
複雑というよりは、要素の変化が異様に早くて良くわからないという感じかもしれません。
ペランの奇妙な冒険?
私のレベルでは、どこかふつうじゃないけれども美味しいと映る。
料理もどの部分を主張としてみるか・・・案外スペイン料理、もっと変わってイタリアンにもマッチングが良さそう!
これはヌフ、というよりボーカステルのワインなのです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
1万円程度、という中で妥当性を見いだせるワインになっています。
現行の価格の推移としてとてもスタンダードなところに位置をつけた値段なんですね。
この個性的なワインは好き嫌いが出そうな気もしますが、日本人に飲みやすいですし、チャレンジの価値は充分にあるかと思います。
プレゼントとしても、価格や味のバランスに特異性、血族代々の楽しいアッサンブラージュまで揃って使いやすいワインでしょう。
ブラインドでこれを持っていった日には殴られそうですが^^;

というわけで、ボーカステル・シャトー・ヌフ・デュ・パープでした。
こういうめちゃくちゃなブレンディングをサラッとこなしたりするのが、私のローヌ系列の好きな部分。
それだけベースにする葡萄(今回ならばムールヴェルドルとグルナッシュ)が強いという証拠ナノデス。
それにしてもボーカステルは亜流も亜流。余力のある方は是非チェックを。

私が呑んだのは2010年。このヴィンテージはちょい高め。


輸入や高騰の具合から古めのヴィンテージのが安いんですね。この辺りはまた違った味わいになってそう!

| フランス | 09:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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テノヒラクルーのパーカー100点ワイン ドゥラス・ベッサール2010

うぇるかむ!
ローヌ特集、ヌフが続きましたが次はエルミタージュ!
タイトル通り、PP100点という「ローヌ専門家になるべきだった」人の最高得点モノです。

ViiCj.jpg

ドゥラス・ベッサール(ベサール)の2010。
話題性だけならばつぎゅん!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルは割りと伝統的な印象のデザイン。
写真では見えませんが、専用ボトルに入っているのが派手でいいですね。
ドゥラスは1835年から続くワイナリーですが、結構経営者がたちかわっているワイナリーになっています。
シャーヴ様が「シャーヴ家」によるプロダクトに対して、こちらは1977年にはシャンパーニュメゾンに買い取られています。
更に1997年にはルイ・ロデレールプロダクトに変わっています。
で、このルイ・ロデレールに変わったばかりの頃はパーカーは
「どれも対して面白くなかった。がっかりするワインも大井っち」
と90点以下の点数ばかりをつけていた模様。
が、醸造が上手く行き始めたのか03から一気にテノヒラクルーで高評価ワイナリーとなります。
そして今回はついに100点。
上原浩治選手ばりに評価大逆転ニキな訳デス!
生い立ちがあまりに色々移り変わっているためか、評価の割には地味な印象もあるかもしれませんね。
(むしろ、ローヌはスーパースターが多すぎるとも)
ただ、私もガッツリと100点そのものを飲むのは初めてだったわけで、そこそこ期待値が高かった!

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥(今のむ分には結構マイナスがかかる)
凄まじくタフなワイン。タフ。力いっぱいなワインとしか言いようがありません。
なにせ、飲んだ時の状態が「一昨日デキャンタージュされたもの」であり、その上で今回のレビューなワケで・・・
それがとても自分で書いておいてそうした条件のモノとは思えない!
色はギリギリ透ける赤紫。エッジまで相当黒さがあります。
香りはスパイシーな胡椒、八角、バニラなど東洋系なチャイのようなアトモスフィア。
この辺りはかなり醸造力を感じさせるモノで、まとまりはいいですし立ち方も充分。
プルーンなどの果実のベースはあまり見られないといえるでしょう。
味わいも非常に濃く、カフェオレ系の味わいにベリー系がミックスされるところからスタート。
ジビエめいた肉感がじんわりと立ち上って来たあとから、ぴりっとした黒胡椒のエッセンスが感じられます。
デキャンタージュ効果か、ドぎつくはなく飲みやすくはなっていました。
故に、開けたてや初日は現状相当ムリがあるのではないかと思います。
ようするに、扱いが難しい部類。
余韻などの長さはしっとりとスパイシーさが続き、同時に濃い目カフェラテのようなタッチがハーモニクス。
この辺りのアフターのキメの良さは、流石の点数でしょうか。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(飲み手を選ぶ)
2万5千円でまだまだ買える100点ワイン、という見方をすれば安いです。
ただ、私ならシャーヴ様を買う。作りこみの激しさがちょっと個人的には好みでもなかったかもしれません。
整合性が良く出来たシラーであることは間違いがありません。また、寝かせてこそポテンシャルを発揮できるタイプ。
なので、総合的にお買い得ではないんじゃないかなぁと。セラー持ち、知識がちゃんとあるソムリエ以外には購入を薦め難いかも。
プレゼントとしても同様にセラー持ちなマニア向けで、「PP100点」というのが伝わるかどうかと更にPP嫌いな人も多い現状、そのほかのエピソード力に少し欠けるんですね。

というわけで、ドゥラス・ベッサールでした。
これぞ難しいワイン!
高級ワインである、という証明でもあるように思いますが、とかく扱いの大変そうな印象が残っています。
スタイルとしては、このタイプのシラーは1万円アンダーだと掘り出し物がある点でもなかなか難しい。
是非、最良の状態で飲みたいワインです。とはいえ、20年間保存されたモノが飲めるのでしょうか・・・っていうか私、とっくに死んでそーな^^;

安いと2万円?パーカー信者であれば買い占めクラスに安いとは思いますが・・・

100点なのを利用されていて、セット販売が非常に多いシロモノともいえるでしょう。ファミコンか!

| フランス | 11:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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