オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2013年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年06月

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オタク向けティスティング談話①ティスティングってなぁに?

うぇるかむ!
ようやく、まとめられそうなので、「初心者が書く初心者向けワインティスティングあれこれ」を不定期に何度か更新したいと思います。
なにせ某例大祭以降アクセスカウンターの人が増えてますし
ここらで一つ、ワインの面白さの最もオタッキーで普通の人がドン引くワインティスティングについて書いておかないとな~って。

ワインティスティングとは、オタク向けに一言で表すなら
料理漫画の審査員ごっこ
です。
(ただしプロは除きます)
世界一高い物価のお酒を使った、審査員ごっこがワインティスティングです。
・・・・・・ああ、「そっ閉」しないで~~ッ!(迫真
今からもうちょっと詳しく説明します。

日本人にとっては馴染みのあまりに深い料理漫画。
実は結構数えきれない量が出ています。
ワイン漫画ということであれば、「ソムリエール」「ソムリエ」「神の雫」といったものが思い浮かびます。
他にも「孤独のグルメ」「鉄鍋のジャン」「ミスター味っ子」「食戟のソーマ」「花のズボラ飯」「ラーメン発見伝」「美味しんぼ」などなど。
そして、人気マンガであればあるほど、作中の「食通キャラ」「審査員キャラ」が際立って目立つ事がわかります。
神の雫とソムリエールが一方が連載継続中30巻以上、一方が既に終了している最大の理由は「お・・・おお・・・と突然アヘり出すワインキチ」である遠峰一青の存在感でしょう(当ブログ的にはソムリエール推しなのですが)。
例えば「ゴローちゃん」「大谷日堂」「美食倶楽部やらのおっほおっほいう一同」などなど。
または、リアクション芸を特化してギャグとして描いた「焼きたてジャパン!」などは如実に料理への反応=料理漫画の面白さという結びつけを良くも悪くもやっていたように思いますね。

teisting.jpg


さて、ここまで書いてきた上で。
料理の審査員、つまりティスターというのはテレビでもたっぷり見ます。
ゲテモノ料理とか大食いなどはさておき、美味しそうなもの食べているという番組が視聴率をとれるというのは遥か昔から不変です。
それだけ、料理の味についての言及や見せ方というのは大事なモノなのです。

例えば「ワインを飲んでその味を言ってみろ」と言われた時に、どう答えるのか?
漫画キャラのように即うまく言える人はまず、いません。
ブログ作っちゃうような私とて、結構うんうん考えながら記事にしておりますし、今日もブラインドティスティングをやってきてド外してくるくらいですから・・・

ティスターには技量があります。
味覚を言葉や文章に出来る人間の・・・ティスティングの特権と言う事になります。
ワインほど「ティスティングすること」に関して違和感がなく、かつ世界的にプロ技量として成立しているものはないでしょう。

tensai.jpg


日本国内では、ギリギリでラーメンぐらいでしょうか?
料理研究家、評論家の中でもワイン関係者の威厳は他と比べてたっぷりある、というのが皮肉ですがワイン飲みの性質を表しているとおもいます。
そして、「オタク」と言われるディープなアキバ系日本人こそワインティスティングガチ勢として正統になりうるんじゃないかなぁ~と私は思っているのでした。

ワイン界であれば、海原雄山がいても不思議ではない。

プロでない人間のワインティスティングは、あくまでもゴッコ遊びで構いません。
神の雫のポエミ^~でもOKだと思います。
ただ、基準と言いますか極端かつ漫画アニメ界で言えば
「原作を知らないし読まないし見ないしで同人誌を作る」
というのも、どうかなぁ?ってオタクは思うわけです。
ある程度のフォーマットを知らないと、萌え絵は描けないってわけです。
さらに言えば、萌え絵をイマイチ萌えないじゃなくてちゃんとしっかりと萌えさせるには、経験やコツや描き方が必要なわけです。
当ブログでは「デッサンをしよう」とまでは言いませんが「好きな漫画を模写しまくれ」ぐらいには書く感じで。

では、どう見ていくかって辺りで
次回に続く

| コラム | 23:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ちょっとした一杯 レ・ヴァンダンジュ

うぇるかむ!
割りと、ここのところ忙しく、何より絵付きでの更新が微妙に難しくなってたり^^;
もうちょっと時間が取れると良いのですがうーむ。
これも「時期」なのかな、とおもいます。

という訳で、「時期はずれ」なのですが、今回はアッサリとした一杯を。

2013-02-24 16-46-11-747

レ・ヴァンダンジュ2009です。

ストーリー・ラベル(最大5pt)
♥♥♥♥
今回、紹介する最大の理由は「ラベルがカワイイから」です!
ラベルはムエックス社の現総帥といって言いクリスチャン・ムエックスの奥さんが描いたという。
そういうほのぼのエピソードから♥一個足す感じ。

一応程度に。
作り手は言わずと知れたジャン・ピエール・ムエックス。
ここはポムロール地区で最も有名なメーカーですが、販売戦略も結構上手。
このワインは輸入している会社の独占ワインという名目で発売されています。
この「日本向け製品」という概念、結構多くの生産者が作られていたりします。
例えばカリフォルニアのカレラ、オー・ボン・クリマがキュヴェVという海外向け製品を作っています。
また、ムエックス社は特に日本への輸出率は高めでテーブルクラスのワインの輸入元が多数あり、それぞれの輸入元毎に販売ワインが違っています。
以前紹介したモエ・シャンドンのケースのように大主が同じというワインはどんどん増えていますが、ムエックス社はそれを惜しげもなく提示しているグループと言っていいでしょう。
最大の利点は「ペトリュスを作ったムエックス」という看板。
漫画界でいえば・・・キバヤシ氏の漫画、みたいな?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥
色はかなり薄めで、色合いからメルロと判別できるかな?というような具合。
香りは程々にたってくれていますが、果実感よりはクリーム香が目立つ印象。
味わいもスッキリライト系です。
ムエックス関連テーブルワインの特徴として「飲みやすさ」が重視されているものが多いのですが、これも典型的といっていいのではないかと思います 。
とにかくスッキリとしており、故に奥深さが足りなくて物足りなくなってくるタイプなのです。
メルロとしての良さ云々の前に、とりあえずガブガブのんでワイワイやる為のワイン。
料理をある意味で選ばない、というまさに超が着くほどのデイリーワイン!
ちょっと私的には物足りないタイプなのですが、タンニンや酸っぱさなどは押さえ気味なので、女性ウケが良さそうではあります。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥
1600円でお釣りが来る、という価格帯のワインとしてはド普通です。
値段に対して異様な濃さだとか面白さはないものの、この価格帯程度だろうなという算段が割りと打ちやすいワインです。
逆に言うと、値段分の楽しさでいえば他のワインの方がより強い個性を持っているものが探せそうだとも思います。
名前の「収穫」という意味やラベルの可愛さから軽いホームパーティーにはいいのじゃないかと思います。
ワイン勉強という意味では一応ポムロールブレンドのようなので、ソムリエ試験を受けるなどの場合は試飲する選択はアリかもしれません。

という訳であくまでもかっるいワイン。触れやすい要素は結構あるので、
・・・・・・え、ホームパーティーするようなネッ友がいない?
あ、アキバ系ですもんねぇ・・・・・・(震え声

| フランス | 23:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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コラム:120万円のワインは「理解できる」のか

うぇるかむ!
先日、どうやら値段当てクイズだか懐かしの格付けチェック?だかで
「120万円のワインが出てきた」
との話を聞きました。
その時私は丁度ムートン08とかロダイ産ワイン(カリフォルニア)などなどを結構ティスティングしていて見れず、検索してみようと思ってもサッパリ情報が出てこないのでした。

どうやら内容としてツイッターなどを見たところ
・ロマネコンティが出たらしい
・価格が120万円するらしい
・柳原可奈子が「ずぶ濡れの木の匂い」と言って所謂馬鹿丸出し扱いされたらしい

という話でした。
酔っていた私は朧気に見ながら「この番組に出てる芸能人の味覚をバカにした人間は浅はかで愚かだ」とまで言い切っておりなかなか見返すと恥ずかしいのでした。

以上!!




・・・・・・さて。
この番組の構成や実際をちゃんと見ていないのですが、私は一先ず
「柳原可奈子のずぶ濡れの木の匂いという表現はおそらく正しい」
「ワインがこうした高額アンティークかボジョレーかでしか語られない環境が悲しい」
の二点をとっっっっっても感じます!
以下、その結論に至る読み飛ばしていい経緯↓

・本当に「DRCのロマネコンティ」つまり120万円のワインが出たのか?
正直、とっても気になります。
スゴク簡単に説明すると「ロマネ・コンティ」という単語には「会社の名前」と「畑の名前」があります。
更に言えば、120万円の該当ワインとなると「ロマネ・コンティ社のロマネコンティ畑の優良年のワイン」になるのですがこれはもはやコレクターアイテムです。
どうやら過去にはアンリ・ジャイェのクロ・パラントゥなどが出たという番組あるらしいのですが、DRCの方が若干こうした名前の複雑さがあるので、実は別物ではないかなぁ?なんて見ていない以上思ってしまったり。
話ついでですが、そのクロ・パラントゥが出た番組のウェイトレスがチャイナ服なのが日本のワインファンは苦笑。

・ロマネコンティの飲まれる条件が適切ではおそらく無い。
以前、当ブログで記事にしましたがワインの飲まれる条件ってプロ基準になるとめっちゃくちゃな厳しさを持ちます。
その記事の際は「そうしたことを気にせず、まずはワインを買って飲みましょう」という趣旨でしたが、このクラスのワインとなると条件は流石に良くないと!
そして、テレビスタジオの環境とはワインにとって「激悪」です。
実は昔、スタジオ入り経験があるのですが照明が当たる環境ってすっごく熱いのです。
反対にスタッフルーム側は妙に涼しかったりして温度差がスゴクあります。
そこで「繊細さ」が売りのロマネコンティは果たしてどうなるのか?という話です。

・よって、柳原可奈子の論評は的確だった可能性がある
まず、私は別に柳原可奈子が好きだという訳ではありません。
彼女の舌が優れている訳でもありません。
が、寸評として「濡れた木の香り」はワインの表現としてはそこそこ「あり」だと思います。
表現としては専門用語的にもっと別のモノがあると思いますが、比喩的ティスティングとしてはむしろ秀逸です。
ちょっと台本があるんじゃないの?というぐらいには。
ワインの表現には教科書的なモノで「猫のおしっこ」「キューピー人形」「線香花火」「腐葉土」なんてものがあります。
当ブログでも何度か「木々の香り」は使っていると思うのですが、それが高額に値するかどうかを判断するのは至難です。
というより知識と経験の域です。
今回、柳原可奈子他芸能人が当てられない様をただ笑った人の、大凡が見事に誤答すると思います。

・じゃあ、120万円も何故するの?
模範的回答をすれば、それは「希少性」です。
これは・・・そうですね、野球選手で言えばわかりやすいかしら?
ロマネ・コンティは日本野球界で言うならば、長嶋茂雄です。
誰でも知っているし、伝説の偉人だしその逸話には事かかないでしょう。
だから120万円します。
良くその手の番組で「これを間違えたらアホと言える安いワイン」は中堅ぐらいのチームのそこそこの成績の割に地味な選手です。
1年ぐらいスゴイいい年があって注目されるけど故障して消えてしまった選手とかそこそこの活躍で帰っていった外国人助っ人みたいな。
だから打率とか成績とか功績の部分だけ見せると長嶋茂雄よりスゴイ選手だと判断してしまうって事なんです。
やきう好きやで~なんて言う人にとっては例えば現在のプロ野球チーム一つの主なスタメンとエースピッチャーをフルネームで答えるのは簡単な事ですが、私みたいな説明しか出来ない野球を知らない人は巨人軍すらわかりません。
ワインを「AとBどっちが100万でどっちが3000円でしょうか」というクイズは、確かに楽しいし当事者になってみたくはありますが・・・
やっている内容は「AとB、どちらが本年度盗塁王の走りと高校野球の選抜選手の走りかわかりますか?」に近いです。

・飲み方としては、ワイワイやるの自体は楽しい。
この手の番組で一番疑問なのは「安いワインを選んだ人間がバカである」という風潮です。
そんな値段の差を間違えるなんて味覚オンチなんだな^^
という人の見識の低さは先に書きましたが、一番いけないのはそうした風潮がある点です。
ワインティスティング、ブラインドというのは本来はもっと楽しいゲームなのです。
しかも競技性や職業性すらある、ゲームなのです。
なので、そうした楽しさよりも「値段」や「そいつがバカかそうでないか」という扱いでワインが広まる根本的な原因になっているこうした番組は、こんなブログ作っちゃう身からすると悲しいのです。


長く書きました。いわゆる賢者モードです・・・
書きすぎて疲れる事が出来たので少し寝ます^^;

| コラム | 05:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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格安でバースデーヴィンテージを シャトー・スータール

うぇるかむ!
ティスティング記事がなっかなかまとまらないので、先立ってティスティングノートを。
今回のものはサンテミリオンの熟成物。誕生日向けなワインです。

2013-01-26 18-09-29-368

という訳でシャトー・スータールを

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥
ラベルは典型的な古典シャトータイプ。
1986年なので熟成期間26年ですね。
スータールは1762年から既に開業しているサンテミリオンのワイナリー。
アニメ的には・・・モノクロもモノクロ。紙芝居時代から続いている~ぐらいの古典です。
サンテミリオンの注目度があがったのは比較的最近との事なので、宿場町として栄えていた頃からあるのかしら?
評価としては、「タンニンが強いので20年ぐらい待ったほうが良い」などと良く言われているそうで。
ついでに1986年はグレートヴィンテージとなっています。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
色は年代が大分古いハズですがまだまだ濃いと言っていいのが凄かったですね。
香りはかなり熟成香がしており、革ぽさとプルーン感が出ています。
味わいにもまだまだ強めにプルーンが反映されているのが驚きでした。
フランからくるミント感もこなれており、キノコの風味をしっかり抑えていてくれています。
比較的酸は強めでしたがこのヴィンテージに関してはあまり尖ってはいなかったです。
口当たりはもう少しまろやかだと嬉しいかな~という感じ。
実力としては充分に発揮されていたように思います。優良年でしたしねー。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(状況によっては+♥)
調べてみると、値段がバラバラで古いヴィンテージが多く販売されています。
それも一万円以下で買え、場合によっては5000円をきります。
長期熟成向け、という評論家意見が反映されているんですね……
という訳で、コストパフォーマンスどうこうという意味では「誕生日ヴィンテージで購入するならば格安」だと言えそうです。

suta-ru.jpg


バースデーヴィンテージの重要性といいますか、神秘性って値段以上ですから。
お祝いの品にワインを送りたい、けれども一級シャトーだと値が張る……という場合はチェックしてみても良いかと思います。

味わいもしっかりとサンテミリオン系が出ています。
お祝いの席での活躍をさせてあげるのがベストなワイン!

シャトー スータール[1986]

シャトー スータール[1986]
価格:4,567円(税込、送料別)


| フランス | 08:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アメリカらしさたっぷりの「スター」クラレット スターレーンヴィンヤード・ハッピー・キャニオン・オブ・サンタ・バーバラ07

うぇるかむ!
もう夏って感じになってきている感がひしひししますね。
そろそろ白ワインやスパークリングの季節・・・と言いたいところですが、今回も赤ワインです。

suta-re-n.jpg

スターレーンヴィンヤード。
久々のサンタバーバラワインですよ!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルは至って普通な印象を受ける、逆にアメリカ系では珍しいぐらいのシャトー柄。
フランス系を思わせる正統派な作りで、意識してそうしているように感じられますね。
設立は96年と新し目で、更に注目されるようになったのは10年後。
ティスティングイベントがきっかけで有名ゴルフ場でマスターズ(ゴルフの方の4大大会)の期間中に振舞われたというエピソード持ちです。
サンタバーバラの中でも山の中にある(ハッピーキャニオンはかなり奥地のAVAです)ワイナリーで星がキレイだそうで由来した名前・・・
という、そこそこにロマンチックであり物語性は結構あるワインかな。
ティスティングイベント自体はあまり知名度は高くないクラスになりますし、なぜかまたオーパス・ワンとやたらと比較しているサイトが多いのですが・・・

*一応、ワインラバー向けに書いておきますと系統はクラレットですが、オーパス・ワン(ナパのオークヴィル系)とこのスターレーン(サンタバーバラのハッピー)とでは味わいの傾向がポイヤックとマルゴー以上に違うので注意なさってください。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
色は濃いバイオレット。
香りは典型的でカシス、黒胡椒。そこにほんのりとシガーの印象。
調べた所、カベルネソーヴィニヨン80%近くにフラン20%程度にプティ・ヴェルドとマルベックが数%入っている構成なんですが、その数%が結構効いているのかも。
内容は速攻でカシスとハーブの印象が強くあって、バニラ感もがっしりとしています。
この三要素が結構きっちりしている中に、少しのスパイスと乾燥したベリー系の酸味が合わさる形で終わっていきます。
終わり際は特にクリーム感が強く、まさにフルボディという印象ですね。
サンタバーバラなのでもう少し冷涼かつ知的なワインかとおもいきや、ガッシリしていて驚きました。
余韻も当然たっぷりしています。
勉強もそこそこできる体育会系、みたいなワイン。
大阪弁キャラとか好きな人にはオススメです。おい、工藤!

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(値段が大分左右される)
輸入元価格の7000円だと、ちょっとお高く感じられてしまいますね。
また、お店によって値段のばらつきがあり、5000円台後半ぐらいでは買えるようです。
それならば、アリかなぁ~と。
ストーリーはそこそこ面白いものがありますから、どちらかというと贈呈にいいのかもしれません。

本日はちょっとこじんまりとした更新にいたしました。
オタク的な方面でおっそろしく残念な事があってペン握れなかったのでした。
このワイナリー程でなくても、まぁ、星でも見ながらワインを飲んで寝ます・・・

と思ったら雨って!


| アメリカ | 23:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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元パティシエらしいボーヌ ドメーヌ・ローラン・ボーヌ2010

うぇるかむ!
本日は昨日に引き続きでドミニク・ローラン作品です。

dome-nuro-rannbo-nu.jpg

今回はボーヌですね。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルはブラックに金というシックな印象の一本。
ドミニク・ローラン銘柄の中では安い逸品なのですが、高級感はあるように見えるのが特徴。
なんでも、昔から生産している一部シリーズのみこの黒ラベルを使っているとかいないとか・・・(本人に聞けばよかったですね)
日本人っていうかオタクって黒いラベル好きっすよネ!ポケモンもブラックのが初動良かったですし。
ドミニク・ローラン自体に関しては前回記事参照で
今回はコート・ド・ボーヌのボーヌ村ものですが、ヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)がほぼ確定しています(ドミニク・ローランは基本ヴィエイユ・ヴィーニュの使い手)

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
色は比較的濃く、赤っぽさが目立ちます。
香りは開けたてから良く、あまやかな桜と砂糖漬けのチェリーの香りがしっとりいい印象。
チェリーの果実感が味わいに強く出ていますが、バランスはとれているのがまず良い点。
コケモモや木々のニュアンスなどもありバッチリ重たいです。
そこを丸く納めてくれるのが、流石のドミニク・ローランのマジック・カスク。
ボーヌ系の少し田舎っぽい果実のゴロッと入った風味を、バニラリキュールで鮮やかにお菓子のように仕立ててあります。
アフターの印象までクッキリと甘いのですが、少しベリー系のすっぱさが残っているのもいいポイント。
この辺りの作りには流石という他ないなぁ。
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画力がなくてイマイチ伝わってない印象ですが、ケーキの質は「小さいけどいいパティシエが作ってる地元で人気なケーキ屋さん」レベル。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
概ね5000円アンダーで買えるようですね。
前回記事のマジ・シャンベルタンとは逆に、この価格帯のボーヌ村名ものとしてはコストパフォーマンスが高めではないかなと。
どちらかというと、醸造家の実力を知るのにぴったり!
ドミニク・ローランってどんなワインを作るの?という問いに対しては、わかりやすいアイテムだと思いました。
前日のマジ・シャンベルタンと比べると根本的なパワーはマジ~の方が比較にならないぐらい高いのですが、ブルゴーニュ・ピノとしての作りと早めに飲むならばこちらの方が手頃で手軽ですね。

この辺り、ワイン好きとしては悩ましいところで
「味はマジ・シャンベルタンの方がスゴイ」「価格でみたらボーヌの方がオススメできる」
というライン取り・・・どちらも美味しいんですけどね。私的にはこちらを推したいかな~と。
何れにしても、醸造力をとっても実感させてくれるワインです。グラッツェ!

*当記事、更新当日誤って「ボーヌ村名」を「ボーヌ広域」としていました。お詫び申し上げます。


ボーヌ VV[2006]赤 ドミニク・ローラン蔵出し

ボーヌ VV[2006]赤 ドミニク・ローラン蔵出し
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| フランス | 23:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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オークの魔術師によるグラン・クリュ ドミニク・ローラン・マジ・シャンベルタン2009

うぇるかむ!
今日はここと全く関係がない同人誌イベント用の脱稿をして、もう晴ればれとティスティングに行って来ました。
偶然にもドミニク・ローラン来日イベントがやってまして滑りこみ参加してきました。

そこで結構種類も飲めて色々と感じる事があったのですが、今日はひとまずグラン・クリュ

majisyann.jpg

マジ・シャンベルタンです。
盛況でしたから年号部分撮り忘れちゃったんですけど09のハズ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルはいかにもな感じのファンタジックですらある古典風。
結構説明がわかるやすいなぁとも思います。このラベル、親切設計ですよ。
作り手はドミニク・ローラン。
「樽の魔術師」「パティシエ」「新樽比率200%」「ビック・ネゴシアン」「黄金のブルゴーニュを蘇らせた男」
などなどの異名をもち、「マジック・カスク」「新樽200%仕様」という必殺技の持ち主です!(詳しくは是非調べてみてください)
日本での人気は疑いようがない、最強クラスの人物。庵野監督レベル。
で、今回来席されてたので写真とったのですが

どみにく

でかぁいッ!説明不要!!
瓶5段の棚からはみ出す!!!ジョースターさんが霞む程のビック・ボディ!!!
座ってた大きめのイスから完全にはみ出てましたよ・・・去った後に女性客がそのイスに肩並べて座ってましたもんね・・・・・・
こちらでのイベント後は毎年恒例だそうで「肉を買っていく」んだとか。
というか外国から来た作り手は、尽く日本に来ると肉を買いますから、美味しいお肉のお店を教えると日本食より喜ばれますよ(豆知識
今日のモノはそんな彼が監修するドメーヌもの(個人経営モノ)で特級畑なのです。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
先立って書いておきますと、09年と若めでかつ作り手が作り手なので、今回のティスティングは表層程度だと思いまが念のため。
香りがとかく甘いのが特徴的でした。
色は濃い目でクリムゾンレッドに近く、香りにはブラウンシュガーやシナモンが香りまさに高級なおかしに囲まれるような世界観です。
香りのスイーツ感は特筆モノで、それだけでこのワインの甘さが鑑みれます。
味わいはパワフル。強烈なまでに力強いチェリーとバニラの相乗攻撃!
アタックから感じられてガツガツ系ですね。特に甘やかなバニラ感は強固。
その割にベタつかないのは、流石の必殺技「マジック・カスク(自家製樽)」かなぁ。
故に、香りの凄さと味わいのファーストインパクトがトコトンすごい反面、現在飲んでしまうと飲み飽きやすいワインでもあります。
甘味の部分が徹底して出ているので、そのほかの要因が結構隠れっぱなしでした。
言われてみれば、ジュヴレ・シャンベルタンのダイナミックスだと思えるんですが、ブラインドさせられたら私はアメリカのロス・カーネロスとか濃い目のサンタバーバラ辺りと答えると思います。
元パティシエのドミニク・ローランという経歴に納得の甘甘系スイーツピノでした。
オタク的に言うと、アイドルマスターシンデレラガールズというソーシャルゲームの三村かな子みたいなワイン。
ムッチムチ!(余計わかりづらいたとえ)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥(若いヴィンテージを早く呑んじゃう場合は)
大体1万円以上。
これは熟成させないと値段分の価値を出せないワインだと思います。
当ブログは熟成に関しては比較的私はアンチとまで言わないモノのオススメしないよ~ってスタンスなのですが、これは何年か寝かさないとなりません。
そうでなければ、カリピノの方が選択肢に入るのではないでしょうか。
それぐらいに「醸造レシピがしっかりしている」「甘味を持ち味にしている」という事であり、それ故に若いヴィンテージを今すぐ飲むならば価格帯が抑えられる新世界ピノの方がいいでしょう。
そうそう、本人に何年寝かすか聞いたら1年~10年とウルトラアバウトな答えが帰って来ました。

醸造力をハッキリと感じられるワインでした。
すごく好みがわかれる事が間違いなく、苦手な人は叩き割るレベルだとすら思います。
熟成しないと今回はちょっとわからないなぁ~と。
それにしてもスゴイ作り手でした。インパクトは間違いなく最強。

| フランス | 23:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シチリア系フランスワイン! プラネタ・ブルデーゼ

うぇるかむ!
だんだんと熱くなってまいりまして、セラーをもっていない私はワインを買い控えする日々が続いています。
うぐぐ。
天候の移り変わりをこんなに憎く思う時がくるとは・・・

さておき。
本日、私の住んでいる地域は雨がふってて憂鬱なのですが、そんな空気なさそーな陽気なワインで今日は更新したいと思います。
オタクって、家から出る用事がなくても雨に弱いと思う(経験則

puraneta.jpg


プラネタ・ブルデーゼです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
若干怖い顔柄のシリーズで、このワイナリーのハイクラスのシリーズ中のひとつです。
イタリアの紋章系って極端に怖いラベルがあるよーな・・・
プラネタはシチリアを代表するワイナリーのひとつで、シチリア島全体で活動している大手です。
PPの基本である85点以上を生産している殆どのワインがとっていたり、ガンベロ・ロッソやチンクエグラッポリといったイタリア国内の紙面としてもそこそこ出てきます。
また、本場イタリアでのシチリアワインとして普及率も相当高いそうでマーケティングがしっかりしているワイナリーです。
なんと、オリーヴオイルまで作ったったwwwという。
今回のブルデーゼ、意味は「ボルドーからきたブドウ」というシチリア方言だとか。
どっかから来たあいつ!
その名の通りカベルネ・ソーヴィニヨン&フランという仕立てになっています。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(現行ヴィンテージはマイナス♥)
今回は03ですが、過去に現行ヴィンテージも飲んでいます。
色は黒に近いヴァイオレット、樽とチェリーの印象が強い香りです。あまり草っぽさなどはなかったですね。
味わいは非常に上品かつまとまり良く仕上がっています。
カシスとクリーム感はイタリアのそれも熱い地域らしい印象ですが、品は失っておらず木苺などの様子も見られます。
アタックからしっかり旨さをアピールしてきて、すぐに果実味を感じさせてくれる。
時間がたつと少しカカオ感が出ますが、あまり差し障りの無い程度かなぁと。
口当たりはまろやか系で、酸味の木苺の後におそらくフランから来るのであろう香草感で綺麗に〆。
アフターは30秒程度、酸を残しつつスッと消えます。
これがメルローやシラーと合わせなかったのは、ブレンディングに作りこみを感じますね。
現行ヴィンテージだと、少し酸が強めに出がちなので若干ゆっくり呑んだ方がいいかな。
トマト料理との相性は抜群で、トマトのフレッシュさを復活させつつこのワインのまろやかさをより滑らかにしてくれる抜群なイタリアワイン。

プラネタ

超余談ですが、昔、遊戯王にキラー・トマトってやたら強いカードありましたよね?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
6000円を超えてくるので、選択肢としてはかなり増えているラインですからその中では個性的なタイプでもないかな。
しかしながら、それこそ本場のボルドーのワインとであれば引けをとらず、またスーパータスカン銘柄ともいい勝負をするようには思います。
ちょっとした贅沢に。もこみちばりのオリーブオイルやオサレな食卓を完璧にしてくれるでしょう。

イタリアタイプのボルドータイプの中でも、品のあるいい一本です。
同社の同じ顔柄シリーズにはメルロー100%とシラー100%があるのですが、このカベルネ&カベルネが最も私はオススメかな~。
こうしたワインを飲むと、何というかイタリアのものすごい量のDOCGやらぶどう品種やらよりも、むしろフランスにとって変わる気でボルドー銘柄を作るのがいいのではないか?
なんてガンダムファンにロボ要素不要と言ってしまうような際どい感想をしつつ、今日はこれまで~

| イタリア | 19:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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安めブルピノの定番品? ロベール・シルグ・ブルゴーニュルージュ08

うぇるかむ!
ワインの好みというのは人によりけり。
これは「ワイン」の部分を他の言葉にも変えて、寛容にならなければなりませんよね。
と!いう!前提をしておいて!!
私の苦手ジャンルの一つに、ブルゴーニュ・ルージュがあります。
要するに「ブルゴーニュ産のピノ・ノワールの広域モノ」が苦手なんデスヨネ。
理由はまぁ、イメージの悪さとか以前呑んだブルゴーニュ・ルージュが強烈に不味かった思い出がありまして……
新世界系の方が好きなのもあり、殆ど買ってこなかったジャンルでもあります。

さて、そんな中、なかなかにしっかりした逸品がありましたので

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ロベール・シリュグのブルゴーニュ・ルージュ08です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
典型的な紋章柄なのですが、その中でも非常にカラフルで可愛いデザインと言っていいと思います。
三色のライン引きなどもキャッチーで、安っぽくなく可愛い点見栄えがいいですね。
生産者は小規模経営でヴォーヌ・ロマネ村が本拠地。グラン・エシェゾーがフラッグシップです。
なんだろう、少年漫画の中堅ぐらいにいる女性作家、って感じでしょうか。
このワインに関して特筆すべきなのは「リアル・ワインガイド」誌の評価がひたすらに高い点。
安旨特集を良く組む雑誌ですが、そちらの推しである事がとかくネット上でも散見されます。
また、ネットのブログでの登場率も高め。検索すると良く出てくる品です。
あれ、もしかして私、書く必要ない!?
という訳で、日本国内流通はかなり高いと見ていいと思います。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
私は08年を飲んでいます。現行は10年が出ているようですね。
色は良く透けたルージュ、チェリーやストロベリーにバラのような香りが素直に出ています。
味わいは開けたてからこの年号だと飲める感じ。
チェリーを主に紅い果実の酸、少しクコの実のような味わいがありコケモモなどの印象も見られる。
樽っぽさは殆ど見られずキュートなキャラクター。
わずかに血のようなニュアンスもあって、ヴォーヌ・ロマネの作り手さんという印象を感じさせてくれます。
香りの立ち方があまり強くないので、デキャンタージュしたりグルグルと回しすぎると(スワリングしすぎると)すぐに香りも味も飛んでしまうので注意がいるかな~と。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
2500円前後で買えるブルゴーニュ・ルージュとしては素晴らしいと思います。
果実のわかりやすさは勿論、バランス感覚がいいように思います。
なにより、この値段でしっかり「ブルゴーニュの印象」を持っている点。
ニュージーランドやカリフォルニアにはない、憂いた印象を持つ静かなブルゴーニュ銘柄が飲める品ではないかと。
日常からちょっと格好をつけて(それでいてお金がかからずに)家に誰かを招きたい時まで、幅広く使えそーです。

このぐらいの値段と品質があると、ブルゴーニュもなかなかだなぁと思うのでした。
基本的に私は村名以上じゃないとブルゴーニュって面白さが半減すると考えているのですけれど、呑んでみるとやっぱり発見があるものですね。



| フランス | 19:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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濃厚GSM! トルブレック・キュヴェ・ジュヴナイルズ

うぇるかむ!
GSMとは店舗の略し方で「グルナッシュ・シラー・ムールヴェルドル」の略。
所謂南仏とかスペインとかオーストラリアとかの熱帯地のブレンドですね。これをお店がわかるようにかつ字数を少なく伝える略語です。
MSGとかってなると、なんかロボットアニメ用語っぽいなぁ・・・

さておき、今回はオーストラリアのGSMから

767931697.jpg

定番、トルブレックです

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
実は、初めてトルブレック作品を購入したのですが、何故わざわざ番外感の高いコレだったかというと・・・
ラベル買いです!
他のデザインがすべて統一柄なのに大して、これだけ雰囲気が明らかに違ってなんかホラータッチですらあって素敵だったのですよ!
オーストラリアのシラーズの定番、となっているワイナリーが今回のトルブレック。
ニュージーランドワインでとりあえずシレーニを入れとく、的な感覚で入ってる店も多いように思います。
代表的なのは樽をガッツリ使った樹齢の高いシラーズ単品モノなのですが、コレは
「ステンレスタンクを使用したGSM」
という、安さに納得のブレンディングです。
名前の由来は、元々この「ジュヴナイルズ」というお店の為に作られたワインとのこと。
それゆえのステンレスタンク、という辺りがポイントになっています。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
どうやら現行は10に移りつつあるようなのですが私の試飲は09です。
色はクリムゾンレッド、バッチリと粘度たっぷりです。
香りはむせ返る程の土と木々、樽を使っていないとの情報にもかかわらずクリーム感のある香りです。
口当たりは非常にスマートでスルッとしているのですが、流石の果実爆弾系!

トルブレジュヴナイルズ


香ばしいプラム、ブルーベリー、レーズン、フランボワーズのジャム。
それらを囲むように上質なアールグレイティーのリッチ感。
オリエンタルなスパイシーさがしっかりと感じられます。
茶葉のような苦味とラムの甘味をアフターに残しつつ余韻は一分。官能的です。
まるで美味しいロシアンティー。
最大の特徴は、これだけ濃厚な味わいにもかかわらず非常に飲みやすい事。
ステンレスタンク醸造のためかあんまりミルク感などはなくアルコール度数も高いんですがサクサク飲めてしまう。
まさにレストラン仕様の元気の出る味~

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
これが3000円前後で買える、というのはコスパ高いなぁと思うのでした。
シラー系とかスペイン系好きにはバッチリおすすめ!
濃厚果実系の典型的なスタイルですが、ブレンドのレベルの高さは倍値のシラー銘柄に引けをとらないです。
あまり良い環境におかなくても4日間ぐらい味わいを保っていたので、テーブルワインとして活躍してくれます。
ついでに、スクリューキャップなのも推しておきますね。
テーブルワインとしての痒いところに手が届きまくっています。

日常用のGSMとしては、「攻守において完璧だ!」って感じですよ~
日持ちの良さ+スクリューの気軽さ+味の濃厚さ=破壊力なこのワイン。
うーん、オーストラリアもなかなかハイクオリティ。

トルブレック・ジュヴナイルズ 2010

トルブレック・ジュヴナイルズ 2010
価格:2,919円(税込、送料別)


| オーストラリア | 06:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミュシャ展に合わせて モエ・エ・シャンドン・グランヴィンテージ2004

うぇるかむ!
みなさん、六本木のミュシャ展には行かれましたか?
ま、まさか行ってないなどと!?
ミュシャといえば「萌え作家(特に腐女子に)に影響を与えた」「お酒の擬人化を美麗にやっている」スゴイ級の人ですよ!(超偏見
という事で、今回はミュシャ関連銘柄の一つです。

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
この白い文字が特徴のモエ・エ・シャンドンのトップキュベ。
ストⅣ?と思った方は私と握手です(全然やってませんが)

モエ・エ・シャンドンはLVHM(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)という複合企業の大本の一つと言っていいでしょう。
ワイン業界的にはLVHMは、言ってみれば「漫画出版社ってジャンプもマガジンも大本は一緒なんだぜー」みたいなモノ。
LVHMに組み込まれているワインをザッとWikipediaから拾ってみますと・・・
ドンペリ、クリュッグ、ヴーヴ・クリコ、ルイナールなどのシャンパーニュの他にも、ソーテルヌ特別級のイケム、PGCCAのシュヴァル・ブラン、意外なところでは以前当ブログでも紹介したニュートンやニュージーランドの代表格として日本では知られているクラウディ・ベイなどなど。
因みに、モエ・エ・シャンドンのトップキュベ=ドン・ペリニヨン・エノテーク・・・というのも見解として正しいと思うのですが、ブランディングとしてモエシリーズとドンペリシリーズは別々に分けて考えられているのが公式サイトからも伺えます。
要するに、安価シリーズのトップという中途半端さのモノが今回の代物です。

冒頭でミュシャにふれましたが、ミュシャはモエ・エ・シャンドンのポスターを描いたことがあります(ドライ・アンペリアルとホワイト・スターという商品)
しかもこれ擬人化みたいなモノです。
流石、萌え業界に多大な影響を与えた感のあるミュシャ神様デスワー!
(モエに関しては公式サイトが、ミュシャに関してもググるとズラッと出てくるので一度は見てみてもいいかも)

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
色は非常にクリアで透明度が高く、香りにはバターの印象が強めに出ています。
口に含むと泡の印象は中庸、チョコの印象は程々で果実のグレープフルーツ感などの綺麗さが目立ちます。
高級感という意味では少しクリアすぎるようにも思えるかな、というのは単独で呑んだ印象。
ドン・ペリニヨンの直近ヴィンテージである2003と比較したくなっちゃうのですが、個人的にはコチラの方が好みです。
ドン・ペリニヨンのチョコの強い印象に比べると、仕立てが素朴ながら重たくないので使用用途がわかりやすいのです。
フレッシュでクリアなので、まさに食前に呑みたい。乾杯がしたくなるシャンパーニュ。
呑みやすくバランスのいい逸品だと思います。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(他の泡も含むならばマイナス♥♥)
6200円~8700円という価格はシャンパーニュとしてみれば高い方ではありません。
しかしながら、作りとして非常に果実のフレッシュ感がありすぎてシャンパーニュ好きには物足りないのかも?
かといって他の泡と比べると相当に高い・・・
商品としての立ち位置同様、価格も中途半端な印象があるのは拭えません。
ラベルのわかりやすい作りから、記念ヴィンテージの贈呈にはドン・ペリニヨンよりいいかも。

どうにも今ひとつ、しまりのない立ち位置におかれている不遇なシャンパーニュなようにも感じます。
味わいに関しては個人の好みのレベルであれば、なかなかに良いと思うのです。
もしもミュシャ展に行ってて、モエ~のシャンパーニュを試されていないかたは、奮発してみてもいいかなと思うのでした。

| フランス | 18:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マルゴーを飲みに来た夫妻の話

うぇるかむ!
前日ギリギリにマルゴー71年について書きましたが、そこであったちょっとしたエピソード。

西武催事場にて、ワインフェアをやっており今回のティスティングカウンターの目玉が
「マルゴー71年5000円。限定10杯」
というものでした。チラシも配られており、ワインフェア自体はそこそこの人の入り。
マルゴ1

まるご2

まるご3

他の客が見事に「ワイン普段から呑んでます」「セレブでーす」感がたっぷりな中、明らかにワインに飲みなれていないのです。
(これはもう挙動や物腰、態度の機微で誰でもわかるんですが)

他の面々はマスターの「71年なんて年代のワインなかなかないですよね」という声掛けに「68年の甘口を呑んだことがある」とか、明らかにワイン良く飲みますオーラが全開です。

まるご4

なので小さい子連れのこの夫妻は逆に目立っていた節があります。
セレブレティのおばさま達とかも「5000円は高い」と苦笑いしながら素通りするクラスのティスティングなので興味だけでは手が出ません。
他のワインはなにせ300円から飲めますし、無料試飲も会場内にはたっぷりあります。
同じ会場内では激旨い90年アマローネが2000円とかもあったので、古酒体験でもそちらに「普通は」いくもの。

ついでにこの夫妻、飲むペースが非常に遅い。
私はゆっくり飲みたかった+スマホでノートをとったり+この後イベントがあるのを知ってたので、まったり「お・・・おぉ・・・」なんて楽しんでたんですが、他の飲んでいた人達はとっくに離席しています。

そこで
まるご5

すると、真相はこうでした

まるご6


!?

まるご7


なんと71年がバースデーヴィンテージだから、というので誰よりも真っ先に並んでゆっくり呑んで、ソムリエにも色々話を聞こうとしていたというオチ。
それ聞いて、私は超ほっこり。
もうあなた方全部飲みなよ!!!

バースデーヴィンテージって、私もムートン・ロートシルトで呑んだことがあるんですが、味を超越して感慨深いのです。
これはワインの魔力といいますか、イメージの力といいますか、
「どんなに優れたワインでも、思い出力や同席した人と楽しみ方、またはバースデーヴィンテージには勝てない」
ものなのです。
思わず「コルク良くごらんになってどうぞ」とか夫妻に記念に持ってけアピールを無駄にしてしまった私。

子供さんも多分幼稚園児だと思うんですが、奥さん曰く「ここの雰囲気のせいか普段より静かでご迷惑かけなくてよかった」との事。
ごめんねちびっこ、ワインオタクはオーラが怖かったかね・・・・・・

という訳で、ティステイングでは誰よりも71年マルゴーを楽しんだのはこの夫妻でしたとさ。
めでたしめでたし。

| コラム | 03:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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シャトー・マルゴー・71年を飲んで

うぇるかむ!
本日は、大きなワインイベントに行って来まして、今日だけで1週間はブログの更新可能な程になりました。
今日はその中でも衝撃がでかく経験になったモノを早速書いてしまおうと

marugo-71.jpg

シャトー・マルゴーの71年です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
マルゴーは言わずと知れた「メドック格付け一級第三席」です。
「ヘミングウェイの娘」「エンゲルスの1848」「失楽園ワイン」「ボルドーの女王」「ボルドーの宝石」「トーマス・ジェファーソンの格付け一級」
などなど、逸話や異名に関しても疑いようがなく最高の存在のひとつです。
アニメファン向けに説明するなら・・・う~ん、最初期のポケモンのフリーザーみたいな存在です。
…が、今回の71年に関しては

・ヴィンテージが良くない
・ジネステ家時代でマルゴーの評価が抜群に悪いシーズンまっただ中。ジネステ家が放棄する73年直前というドがつくぐらい悪い時期
・評論家各位は凄まじい程にこのヴィンテージのマルゴーに関して評価が低い

というマルゴーとしては最悪の部類に入るものです。
アニメ的にいうとそうですね・・・フラクタルぐらいヤばいです。
ついでに完全な古酒。古くなればなるほど保存状況によるダメージも受けるのが常というものです。
私もわざわざ飲みに行ったものの、期待はあまりしていなかったというのが正直なところでした。
勉強にお酢を飲むぐらいの覚悟だったんですよね。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
が、予想外に美味しかった!!!!!
保存状況とシニアソムリエの適切なコルク抜栓&デキャンタージュで、この年代としてはありえないほどクリアかつ最上の状態で飲むことが出来ました。
色は見事なレンガ色で、バッチリ透きとおっていたのがまず凄かった(普通少し濁ったり澱が感じられる)
香りからは仄かなチョコミントと野いちご、柔らかい印象とあまり使いたくない表現なのですが腐葉土っぽさが見られて。
時間がたつとベリーの印象とダシっぽさが出てきます。
味わいはまさに「マルゴーのエレガントさ」
口当たりの広がりの良さが恐ろしくマルゴーなのでした・・・飲んだ事ある方はわかるかなぁってあの印象。
果実にはワイルドベリー、木苺、イチヂク、少しのプラム。
スパイシーさなどもありますが刺々しさを全く感じさせずスルッと飲めてしまう。
味わいの変化も早めですが酸は強すぎずに基本的にまろやかになっていく。
驚くほど綺麗な古酒でした。
ポエミーコメントをするなら、アンティークな庭園の星空の夜を彷彿とさせる豊かさでしたとさ。

コストパフォーマンス(最大5pt)

とはいえ、何万何十万の世界であり、今回は大きく保存状況や提供のレベルが高かったというのが大きくあって普通に買ってたらまずコルクが抜けなかったろうと思います。
というかこのクラスのワインですとやはり普通に行けばグレートヴィンテージと呼ばれるものや評価の高い時期で買うのが基本的にはいいのです。
なのでこの項目は必然低い・・・のですが、あの味わいが飲めるのであれば価値はあったかなぁって。


……という訳でいつものノートを取りつつ。
この丁度一個前で「完全に最適な環境で飲むのは不可能に近いから気にせず飲もう」という趣旨のコラムを書きましたが、今回は実に真逆めいていて
「完全な状態で飲む古酒は、評価や値段を超えて美味である」
というモノ。貴重な体験をさせていただきました。

それと、今回はもう少し続きがありまして・・・
と思ったんですが、ちょっとそれは別の機会としましょう
時間的に更新が間に合わないし(汗)

| フランス | 23:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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コラム:ワインを「完璧な状態」で飲めますか?

うぇるかむ!
本日は簡単な・・・部類としてましては「ワイン初心者向けコラム」です。
時々、今後何回かやってみようかな~と考えています。
(まぁ、私自身が相当初心者なんですが^^;)

今回のテーマはタイトルの通り、そして結論から言うと

ワインを完璧な状態で飲む事は緋蜂を倒すぐらい難しい

というお話です。
(緋蜂というのは怒首領蜂シリーズというシューティングゲームの隠しボス。知らない方は是非ご検索し絶望してみてください)

さて、まず完璧な状態のワインというのを定義すると

・完璧な飲み頃で
・完璧な保存状況で
・完璧な飲み方をする

という事になるでしょう。
では、ここでそれぞれの所謂ワイン本やQ&Aサイトに乗っている程度の見解を書いてみましょう

■完璧な飲み頃
・ヴィンテージと価格を考慮し、適切な飲み頃を図る
・ボルドーの特にカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインは5年以上の熟成が必要。最高級品は15年程度は待たないと「胎児殺しである」とルロワ女史に怒られる
・↑は高級カベルネの話だが、ワイナリーの作り方や品種によって厳密には異なる。
・安いワインの場合は買ってすぐ飲んでも良いが、ものによっては少し熟成した方がいい場合もある
・泡は賛否両論で泡の関係上早く飲め派と泡モノもワインなんだから少し寝かせるべし派がいる。
・デザートワインの場合は20年どころか100年持つという意見もあるほどで寝かせた時間で味の傾向から異なる

■完璧な保存状況
・まず輸出入時にダメージがないこと
・買ってすぐは基本的に揺れ揺れでダメージがでかい。安いワインで1~3日間、高級品であれば3週間ほど飲む場所(レストランのセラーからお客様テーブルぐらいまでの距離)でしばらく置いておく。
・温度にして12~15度で温度変化がなるべく無いところで保管する
・20度を超える環境で保存したらアウトと思え
・光を当ててはならない(日光でも蛍光灯でも)
・湿度は70%~75%で保管
・振動や異臭物が無い状況で保管
・ラベルを上にしてボトルを寝かして保管する(天然コルクの場合)
・なお、ブショネと呼ばれる状態劣化は出荷数の5%程は混入されてしまいこれはいかなる保存状況など関係なしに発生する。
・飲み残したワインは比較的冷えた場所でしっかりと栓をして管理。出来ればボンベなどの仕様による管理をする(バキュバンやポンプと呼ばれる方法は意味がないどころか劣化を招く事もある)

■完璧な飲み方
・ワインは適温で飲む。基本は
泡:8~10度 白ワイン10~14度 濃い黄色の白ワイン:14~16度 赤ワイン:14~18度 デザートワイン6度~9度
・上記例として、赤ワインでも味わいごとに14度にしたり18度にしたりと調整をすることが大事である(同じワインでも14度と18度では感じ方が異なる)
・グラスは適切な大きさと形をしたグラスを用意すること。それは同じ赤ワインでも数タイプある
・ワインによってはデキャンタが必要で、澱が多い場合はゆっくりと注ぎ開かせる場合は空気に触れさせる用途のためにドプドプと行う

……だいたいこんな感じで書かれています。
これがワインが流行らない理由の一つ
上記が初心者向けのQ&Aで書かれている基本です。
そして、多くの場合はコレって全部完璧にこなしている人は殆どいないハズ。

例えば適切な温度ですが、これってセラーから出した後の温度変化なども考える必要があって想像以上に管理が難しい。
というより、赤ワインの適温である18度ってかなり涼しいです。
夏場のクーラーの温度や冬場の暖房を18度に設定する方っていますか?
保存の温度変化や湿度などはワインセラーを買わないとほぼ不可能です。
セラーがなければ野菜室に新聞をまいて保存、という方法がかなりベターとして扱われていますが人によっては「冷蔵庫は振動がめっちゃあるからアカン」という方も。
ついでにセラーは最も安い冷やすだけのものでも1万円はします。
そんな事まで言っていると、いよいよ「ワインショップの保存状況」まで見なくてはならないのです!

TAMARI.jpg


以前使ったこの絵ですが、今回の話の原則に沿うと「この店舗はアウト」です。
スーパーどころか百貨店の蛍光灯がしっかり入ってかつ人間に最適な温度に調節している売り場はすべからずワインが死んでいる事になりセラー管理されていてもライトアップしている店はアウト。
しかもここのお店の場合は結構上段にまで(私が見上げてますよね)置かれているので更にアウト。
気を配って暗室にしているお店もありますが、そうして保存しているワインは1万円を超えたモノです。
となると、ワインに適応したワインバー以外でワインをちゃんと飲むということは不可能といえましょう?

ぶっちゃけ面倒くさい!

たかがお酒を飲むのにこれだけ配慮する、というのをまず考えようとする文化って多分ワインぐらいでしょう。
ウィスキーやビールや日本酒にだって美味しく飲むルールが存在するのですが、何故かワインだけはこの部分を特に明確に主張するように浸透しており面倒臭がられています。
ビールは缶のまま飲むのに、ワインはこうした云々があって飲まないというのが現状ではないかと。
ビールだって歴史上は宗教関係もあるし、製造方法醸造方法も異なるしサーヴの仕方やグラスのあり方まで存在しているのに、ですよ。

勿論、これらの項目は守られた方がいいし守っているワイン飲み(なるべく守ろうとする)の方が多いです。
私もサーブ時の温度に関してはある程度は近しい状況で飲むようにしていますし、当然光の当たる場所での管理はしません。
が、まず「ワイン初心者です」という方は
とにかく自分で買って飲む事
に行き着いてみてください。
ワインを完璧な状態で飲もう、と思わないことが大切です。
そのうち興味がめきめき出てきたら考えるっていう程度でいいのです。

という所で長くなりましたが今回はオシマイ。
まずは
welcom.jpg
すること。
気軽に初めてほしいな、と思いつつ今日もティスティンググラスでブルピノを飲むのでありました。



なお、当ブログの教本的基本的事項に関しては↑とかだったり。
最新版が80ステップに増えてて驚いた。

| コラム | 17:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ガレージワインを旅する レッド・カー・トロリーシリーズ・シラー

うぇるかむ!
アメリカといえば、カルト・ワイン、更にはガレージ・ワインというレアどころが有名です。
所謂少数発行で値段がお高くなる事、ラベルが奇抜かシンプルかというのが大体総合的な特徴ですね。
そんなガレージ・ワインの片鱗が見られるのが本日のワインです。

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レッド・カー・トロリーシリーズ・シラーです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ラベルは電車柄。パッと見ワインらしくないのですが、ここはデザインセンスでして

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裏までカワイイ!ラベルだけで満点でございます。
レッド・カーはシリーズとしていくつか商品があり、その中では価格帯は安い部類。
見た目などからシン・クア・ノンという超級カルト(安い白で2万を超える)と比較されるアイテムです。
アメリカワイン故といっていいのか、今回の作り手は「元脚本家」。
2000年ごろは今回のワインも年間十桁のケースで作られる完璧なカルト・ワインだった模様・・・
なのですが、その醸造家は亡くなってしまい現在はサシ・ムアマンという醸造家が指揮をとってやっています(以前ここで紹介したストルプマンというワインの醸造家ですね)

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
色は濃い目のバイオレット、香りからは良質なブラックベリーとジャミーさを予感させます。
味わいに胡椒、ブルーベリーとプラムのジャムがバッチリとあり、スモーキーで濃厚さバッチシ。
甘味の部分にシナモン入りココアとキャラメルを感じさせ口当たりも非常に柔らかく出来ています。
果実爆弾系・・・と思いきや予想よりも遥かに飲みやすい仕上がりで、シラーのお手本のような作りです。
高級感のある舌触り、余韻はあまりネトつかづにサッと通り過ぎる印象。
濃いけれどもゴクゴクやれてしまいそうなのが、まさにジャーニー。
れっどかー

旅したくなるようなウキウキ系ワインです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
私はラベル惚れして約5000円で買ったのですが、それならば十分に有りな一本であると思います。
ただ、流通は少なく現行で買えるお店はなかなか少数なのではないかという点。1万円を超えちゃう店なども見られそうなると手が出しづらいかなぁとは思います。
ガレージ・ワインとしてみれば納得でもあるのですがね。
裏のセリフも格好いいですし、味わいもシラー種にしては非常に飲みやすいタイプなので贈り物にも使えるクラスだと思いますよ。

当ブログ的にはこれもまた、理想的なワインのひとつ。
ラベルからまず楽しませてくれる、味わいに楽しさがある、値段が・・・もう少し安いと言うことがなさすぎる一本。
ワインの旅に是非出てみて欲しい、と思わせる逸品でした。

*P・S:ここ数日ほぼ毎日更新でしたが、同人誌原稿(全くワインと関係はない)があったり色々環境が変わったりありますので更新頻度は落ちるかもです。
ご了承あそばせ~



| アメリカ | 17:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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漫画ワイン「モン・ペラ」を改めて飲んでみる!(2010

うぇるかむ!
アキバ系ワインブログ、として活動している本サイトですがワインで漫画=神の雫という図式だったりするのかしら?
と、思いましたので検証の意味でも改めて飲んでみました。

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そう、モン・ペラです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルはモダン調。オレンジを基調としたデザインは結構センスがあると思います。
このワインに関する数々に関しては「モン・ペラ」でまずはググってください。
そして、ググっていただいた上でこのワインに関する数々の宣伝文句がわかりやすくヨイショって感じであんまりだと思った+ワイン初心者による初心者向けブログとして
「それは違うよ!」
と、ダンガンロンパの苗木君が如くロンパしておこうと思います。
「どういう事か説明してもらうぞ!シンク!!」「後はわかるわね、シンクさん」
って十神君と霧切さんに上から目線で誘導されたい(脱線中)

・2001年のマルゴー撃破の栄光は「ドイツの雑誌」でモン・ペラ以外の宣伝文句で見た試しがない。
・同時にワイン関係者各位のコメントも古いモノが殆ど。
・この2010ヴィンテージに関しては「ギ・ド・アシェット2013という雑誌での高評価」は事実(ただしこの雑誌も私は今回の検索で初めて知った)
・パーカーポイント(WA?)の平均は実は86点。今回の2010ヴィンテージはこのワイン的には非常に高く87-89点。
・ついでにいうと2001年はもっと低く85―87点だった。
・なお、所謂「神の雫でオーパス・ワンを倒した」という逸話、相手のオーパス00のPPは84点なのでデータ上勝っている。01ヴィンテージ同士だと87点で互角扱い。
・スペクテーターはPPが出る一つ前の年に84点をつけて以降評価をくだしていない。
・このワインの産地は「白ワインの多い産地」であるがゆえに安い価格帯。
・樹齢30年はワインの出来るブドウの木としては一般的。

Break!
という訳で、「宣伝文句や評価を鵜呑みにしてはいけないよ(これは当ブログすら含めて)」という事をお分かりいただきたく。
評価としては「普通ぐらい。名もないワインではない」
とんでもなく評価が高い事になっているのは日本ぐらいではないかと思います。
私もパーカーポイントに信頼を置く訳ではありませんが、店頭の宣伝としては良く出されるパーカーポイントがこれに限ってひた隠しされているのは如何なものかと。
宣伝のために誇大広告する、ブランディングがワインの味を上げるというのはわかるし当ブログはその上でのこの項目なんですが・・・まぁ、ようするにワインは飲んでみないとわからないって事ですね。


香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
実は09ヴィンテージも飲んでおり、当時は結構美味しく飲めた覚えが。
色は黒に近く紫度が高い、むしろシラーかと思わせるようなカラー。
香りはそれほど立たない印象でほんのりとアメリカンチェリーと樽っぽさが見られます。
このワイン、最大の特徴としてメルロ比重が高いためか開けたて即注ぎは激マズです。最初ブショネかと思うほど。
なので、デキャンタや抜栓からかなり時間をおいて飲むのがいいでしょう。必須かもしれないかな~
メルロに重要視される口当たりへの追従は確かなもので、その部分だけを取り出すとパルメ・アルテ・レゴ級。
樽感が結構強くミルキーで、そこにプラム感のある果実がのってきます。
この丸みのある口当たりに対して評価するかどうか、が最大のポイント。
ちょっと人造的ではあるものの、口当たりのバニラ感と重たすぎず軽過ぎない心地はミッシェル・ロラン関与に納得の具合なのです。
酸は殆ど見られず、果実の感覚に複雑さが無い点などはメルロ主体の難点ですがそれはそのまま抱えています。
メルロブーム期にこそ流行ったらしいスタイルを今も表現しているのではないかなぁと。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(2000円程度ならば。税込2600円を超える場合は評価外)
2000円前後ならば、メルロスタイルのワインとしては現行なら妥当だと思います。
話題性は何だかんだいって高いので話の種になりますし、神の雫ごっことか楽しいと思う。

monnpera.jpg


ただし、定価2880円というお店が多いのですが、その値段で買ってはいけないとすら言いきりましょう。
3000円前後であれば、もっと面白くて個性があるいいワインが沢山あります。
また、先にも書きましたがデキャンタや開くのに時間がかかるワインでもあるので、意外と初心者向けでも無い点がネックかな。
さりげなーく漫画内でもデキャンタをしっかりとかけていたり。デキャンタの練習にはむしろ最適かも!

普通のワインかな、というのが印象です。
漫画の主人公が飲み始めたワイン、という事で知名度が圧倒的なのですが上記した通り2010年に関しては気難しく初心者向けではないタイプ。
くれぐれもこれで2万越えワインより旨いとかワインの実力とはこんなものなのだとは思わぬよう。

ワイン飲みたての頃の昔の自分の評を改めて見たら、そこそこ高かったのがしみじみしたのでした。
そ、それでも私はオーパスのが評価圧倒的に高くつけてましたからブレてないブレてナイヨー


| フランス | 15:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヴォーヌ・ロマネ最高峰の片鱗 リジェ・ベレール・ラ・コロンビエール06

うぇるかむ!
散々書いての通り、私は新世界派です。アメリカ・ニュージーランド推しのブログです。
しかしながら専門的に扱わないのはワインって作り手(ワイナリー単位で)のチカラって大切だと思うから。
なので国単位で判断するのは本質的にはヨロシクない。
アニメでも海外産の日本風アニメが凄かったり、個人製作に近いものが人気を博したりするでしょう?
ようするに、国で選ぶより監督とか制作会社で選びたいよねって話です。

という前置きをした上で。
私がブルゴーニュで好きな生産者の良いワインを飲む機会があったので今回はこちら。

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リジェ・ベレールです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
単刀直入にわかりやすく言えば「ロマネ・コンティに隣接する世界最小の特級畑、ラ・ロマネの単独所有者」。
ワンピースでいえばゴールド・ロジャーの弟子であるシャンクスぐらいのポジションです。
ですが、こちらの「ドメーヌ」自体はかなり新しいというのが特徴。
ナポレオンにも関係のある軍人一家の貴族家系で、有名な畑をたっぷり所有していたのですが、あくまで軍人一家なので相続問題で畑を売りまくったり、ネゴシアン(ブドウを買ってワインを作る)に出来たブドウは売っぱらっていた所でした。
そのためそれまではブシャール社というところが、リジェ・ベレールの畑を使って生産していたという訳。
それを7代目のルイ・ミッシェル・リジェ・ベレール氏が
「ワイン王に、俺はなるッ!(ドンッ!」
と言ったかは知りませんが、自社での生産=ドメーヌになったという逸話。
また、その際に畑の整備を行い昔ながらの収穫方法の実践などに取り組んでいるようです。
こうした略歴から、古くからのワインファンには知名度が低いとも言えます。
所謂、ベテランにして新参・・・
その中でも今作はもっとも価格帯としては安い畑名ワインです。
評価はWAで90点以上は出ており、評論筋の評価はあがっている模様。
なお、最初に書きました通り個人的にはとても好きなワイナリーで、ここのエシェゾーが飲めるイベントやクロ・デュ・シャトーのイベントなども休暇とって行ったぐらいしゅきぃぃぃぃ

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
今回、たまたま偶然、私の良く行くティスティングカウンターの富豪上客の方が置いていったというモノをいただきました(故に状態などは不明)。

リジェ・べれーる

色は褐色が少し入り始めたルージュ。
香りにはバニラノ印象が多めにあるが、ローズ香やチェリーなどのサラッと香水を思わせる香りが自然にグラスに入れてすぐに立ち上がります。
味わいは戦慄するほどのまろやかさ!
樽の効き方は相当なモノで、ハッキリとバニラの印象を受けるのですがそれをバランス良く飲ませてくれるのがリジェ・ベレールの特徴。
樽から来ているであろう質感を嫌味なく美しく
まずアタック(最初の口当たり)には甘いバニラが広がってからチェリーなどの果実、花々のイメージでまとめあげる優美な世界観が広がります。
アフター(飲み干した後)にはそこに官能的なミネラルが感じられ、最後まで赤と白の花と若緑な木々のイメージを残しつつしっとりと消えていく。
フィネス。
気がついたら飲み干してしまうような洗練さで、飲み重ねるとヴォーヌ・ロマネ村らしいエロチックな血のニュアンスなども出てきてもうメロメロの萌え萌え。
ただ、最高級のブルゴーニュ・ピノにあるとされるオリエンタルさやスパイシーさはあまり感じさせないかな。
その点がおそらく、グラン・クリュとの最大の違いではないかと予測程度に記しておきますね。
漫画キャラクターで言うと、正統古典派な学園恋愛物の女子高生ヒロイン(ただし脱ぐとスゴイ)

リジェ・ベレール2

描いた後になっていっそピンク髪でも良かったんじゃないかとか思ったのであった。
画力が欲しい(迫真)

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
率直に言ってしまうと、これの最新ヴィンージが1万円っていうのはおそらく安いです。
ワイン全体でみれば勿論めちゃくちゃ高い部類なのですが、このハンパの無いクオリティはスゴイ級。
「高いブルゴーニュの味わいを感じさせる中ではかなり安い」と思いましたのでこの評価点です。
過去の体験からいくと、流石に同ドメーヌのエシェゾーとまではいかないものの、飲んだ中ではクロ・デュ・シャトーよりは上かなぁと。
勿論普段飲み出来る代物ではありませんが、高いワインを何か買ってみたいというのでしたら一見の価値ありです!

「高いワインって案外飲みづらくて美味しくないんでしょ?」
などと抜かすチャラ坊はリジェ・ベレールに土下座!
値段分の高級感を備えた・・・お金が出せるのであれば、ワインにドハマリして破産するきかっけにはなってくれるかもしれません。

| フランス | 17:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スーパーでも買える!?テーブルワインの今を鑑みれる エヴォディア・オールドヴァイン・ガルナッチャ

うぇるかむ!
GWスペイン編最終!
モナストレルの新しめ、古め、テンプラリーニョとやったので、最後は樹齢100年(v.v)なガルナッチャ!
今回は徹底的にテーブルクラス(2000円以下)に絞った内容でやってきました。
なんだかんだ言って、やはりスペインワインの強みは「この価格帯から旨い」こと。
そして、今回はその基軸の中でも一番安いワインです。

700592067.jpg

なんたってコレ、私は某西友で買ったんですから。
ついでに言いますと、アキバの某スーパーでも売ってたのをみていまして。
ブログの趣旨らしいかなぁと。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
このラベルを見て即「エル・ニド関連?」と思った方は鋭いですが・・・
何の関係もありませんでしたッ!!!!(進撃の巨人風)
スペインってなぜだかこうした「ぐちゃぐちゃ書きデザイン」が多いのは一種特徴的ですね。
ただ、結構シートのプリント面はしっかりしており値段の割にはいいデザイン感(この価格帯って意外とラベルしっかりしてますよね)
生産者は醸造家チームのプロジェクトもののようで、スペインのアラゴンという地方産。
評価歴がそこそこ凄そうに見えるラインでWA90点、ステファンタンザー90点、スペクテーターコラム、受賞歴多数、神の雫登場!
・・・なんて感じでまぁ味にご想像がついた方もいるかしら?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
色は少し透ける程度で黒度は高め。
香りからはほんのりと胡椒が見える程度でそれほどは香らなかったかな。
味わいはミネラル感やアメリカンチェリーの果実感をベースにしっかりと黒胡椒の印象があります。
結構サクサク飲めてしまうものの、結構舌や顎裏にくるものがあるタイプ。
タンニン(渋み)もキッチリとしている点が所謂「価格の割に高級感がある」と良く言われる部分ですね。
ただ、このワイン独自の魅力といわれると難しいかなぁとはちょっと思います。
合わせる料理もまさに肉料理っていう感じで、それも
海原雄山「ハンバーガーはアメリカ人好みの浅ましい料理だ!(ガシャァン」
という感じな普通なごくごく普通のハンバーガーがよさそうな感じ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(ただし気軽に買えてかつ値段が1100円程度の場合)
確か私は西友のカードか何かも持っていて1050円で買ったのでした。
1050円ならば文句のない質です。疑いようもなく安いしブラインドをしたら私は倍値をいいそうではあります。
ふと深夜に「ワイン飲みたい」となったときにスーパーの惣菜と一緒に買う。
そうした超ラフな時にこそ頼もしいワインだと思います。

えヴぉでぃあ


良くも悪くも値段程度であり、またそのラフな感じが丁度いい。

という事で、GWのスペイン4連続はこれにて終了~。
くぅ~疲れました!
やはりスペインの魅力というのは「価格の安さ」と「そのラフなスタイル」そして「それでいてしっかりとした味」
この3点でしょうか。
個人的に推しなバレンシア周辺のモナストレル系だけでなく、テンプラリーニョやガルナッチャにもそれぞれに特徴的な香りや味わいはあり、それが活かされたワインが私はオススメです。
となると、スペインの場合は価格帯が安いほうが普段のみにはいいかなと思えるのでした。
スペインワインにイマイチ難色が・・・という時には、ひとまず価格帯のかなり安いモノを飲んでみる。
正直、私はワインならば2000円前後ぐらいからが本領だと言うタイプですがスペインに限っては別。
幅の広いワインスタイルを提供してくれる、スペインに乾杯!

| スペイン | 16:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ショタって歳じゃない・・・ マツ ・エル・ピカーロ(わんぱく小僧)

うぇるかむ!
5月5日です、子供(ショタ)の日ですね。
オタク界隈では必須枠とされるショタの日です。ここテストにデます。
世のお腐女子方向けのそうしたイベントもあったハズ。

脱線しすぎないうちに。
今回のGWスペイン特集3回目はスペインの看板品種といえる、テンプラリーニョ(ティンタ・デ・トロ)のVVでいきます。
それも、名前の意味に「わんぱく小僧」なるアイテムです!
ショタうっひょ~

765246698.jpg

って怖いね!?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
写真のとり方もあって大変怖い感じになってしまいましたが、ちゃんとワインのラベルです。
こういうカルト・ワインめいたものにはこの項目評点が高い私であった。
因みに、裏の製品表記も適当なシール貼り付けが多い中輸入元がしっかり商品に合わせたシートに張り替えてて丁寧な仕事ぶりがみられます。
生産者はボデガ・マツというワイナリーで「マツ」は日本語の「待つ」の意味なんだとか。
実はスペインって日本と友好関係がかなり深く伊達政宗効果があったとかでスペインには結構日本系の名前がつくことが多いのです。
待ちに待ちまくっており、今作の樹齢は80年以上の古樹だそうで。
この顔ラベルはシリーズで、わんぱく小僧→働き盛り→長老・・・と進化。
それにしてもわんぱく小僧じゃないでしょコレ・・・・・・
評価は最高位のモノに関してはそこそこ良い模様。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
色は濃いバイオレット、香りからカシスとカフェオレの印象が既にたっぷり見られます。
口に含んだ瞬間からブルーベリーなどの果実味がグイグイと突き上げてくる印象。かなりシャープです。
ビオ製法ゆえか紅茶葉のような苦味、ハードなタンニンです。
後から応用にエスプレッソコーヒーのような樽(フレンチバリック3ヶ月らしいですよ!)の雰囲気がまたしても突き上げてきます。
名前通りのワンパクぶり!
テンプラリーニョ100%ゆえか、ここであんまりスパイシーさを感じさせないのが特徴かも。
すっごくお肉が食べたくなって、思わず夜間にもかかわらずFamilyMartのプレミアムチキンを買いに出かけてしまいましたよ・・・
マツ


コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
ほぼ2000円に近い、となると妥当な評価ではないかと思います。
セールとかで1500円を下回るようなら♥♥♥♥♥まで跳ね上がる感じ。
(価格帯は安くなるほど100円の差が大きな違いになる、特に500円単位は壁が出来るというのが私の持論)
カルトなラベルや味わいの濃さなど、ワインを知っている人向けの作りだと思います。
ラベルの意味合いなど面白いので、安めのワイン会などでも盛り上げられる一杯だと思います。
家呑みにワイワイやるにはぴったり!勿論ピザとかお肉でどうぞ!!


| スペイン | 15:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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1200円でグラン・レゼルバ! サルヴァドール・ポヴェダ・トスカール・モナストレル・グランレゼルヴァ2001

うぇるかむ!
私はスペインワインだとモナストレル(ムーブヴェルドル)を主体にしたものが好きだったりします。
テンプラリーニョやグルナッシュとはうって変わった独特の艷やかで官能的な雰囲気がたまりません。
その中でも、グランレゼルヴァ仕様の2001年という12年前のものになります。
このぐらいまでいくと「オールドヴィンテージ」と言ってギリギリOKかなぁと思うのですが、それでも安いのがあるのはスペイン力か。

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ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥
超がつくほどシンプルな訳ですが、わかる方にはグラン・レゼルバの文字にへぇ~となるでしょう。
簡単に説明しますと、スペインは独自の熟成規定の制度があります。
熟成期間に応じて三段階にポケモンの如く進化し、
クリアンサ→レゼルバ→グラン・レゼルバ
という図式です。フシギダネフシギソウフシギバナ。
グラン・レゼルバの規定は「60ヶ月の熟成期間、そのうち18ヶ月が樽熟成でなければならない」という規約。
パッと書きましたが要するに5年間熟成させて置いておかないと出荷されないワインです。
・・・と、スペインの基本的な規定について書くぐらいにワイナリー情報が少なかったのでした^^;
位置的にはバレンシアの最南端ですかね。モナストレル100%ですし。
バレンシアはモナストレル(ムールヴェードルとフランスではいうぶどう品種)の良生産地。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
開けたては濃いブドウ酢のようでかなりキツかったです。
「これは失敗だったか?」と思って半日ほどおいたところ、大分良くなっていました。
色はまさに黒、香りから濃いプルーンのジャムとスミレの印象。
果実に干しブドウ、スモーキーで濃いコーヒーの味わいが後からグワッと膨らんできます。
濃厚ですが、どことなく大人の官能的な雰囲気。
グランレゼルヴァ仕様ですが、安いスペインに多い樽からくるバニラっぽさは大分なくなっている印象です。
日持ちもかなりします。ただし、飲み時を逃すと酸味と干しブドウの印象がエグくなるので注意。
別のワインと飲むならば、なるべく終盤がいいでしょう。

コストパーフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
これだけの濃厚で品のある味わいで1200円程度というのは恐ろしく安いです。
醸造工程考えたら、お得なハズ。
実に濃密な時間が過ごせます。それも結構日持ちします。大事なプライベートにも使えるかもしれません。
ただし非常に飲むタイミングが難しくクセが強いので、飲み手を選ぶとも。
知っている方はデキャンタすれば早めに飲めるかな?

とっても面白い味わいと濃厚さなのですが、勝手が難しい品種なのかも。
結構古めになってきますし、気難しいワインではあるのでチャレンジャーであれば。

| スペイン | 19:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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コラム:スペインワイン・ブームについて考えてみる(トーシロなりに)

うぇるかむ!
深夜です。
なのですが、どうにも眠れずにいるので駄文をツラツラ書こうかと。

このGWはスペインワインのテーブルラインで飲んだもののノートをしていこうと思いました。
丁度先にも書きましたがオタク的に丁度そんなイベントをしているゲームがあったので、というのが大きな理由でしたが、もうひとつあるのは改めて
「スペインブームを考える」
事をしようかなとも。

私はワイン歴は短くて先月で1年を迎えた程度の能力です。
(飲んだのモノは明確に覚えています。4月15日の催事場で出たオーパス・ワン2004。オーパスが評論家から見直され始めた再起のヴィンテージ)
で、その頃にはもうスペインブームを作ろうというワイン業界全体の風潮があったりしました。

なので今は割りと下火になり始めている印象なのですが、店頭にスペインワインをまず置く店も増え、それも概ね価格帯が安くPPが高めに見えるモノが並んでいて・・・という作りの店が多かったように思います。
ワイン界隈の情勢を一歩遅く紹介する傾向のある「神の雫」でもスペイン編が組まれたりと、完全にブームだったのです。
スペインは所謂安くて旨いと言われる国のひとつです。
基本的にワインブームは田崎真也氏の頃が最盛期であり、またテーブルワインが流行り始め、デフレしたり円高円安チャイニーズなど様々な理由から2003以降急激に高騰したり・・・・・・とあって、「安くて旨い国」がモテはやされます。
ようするにブームになるワインは投機目的やもうワインにドハマリしている人向けの発掘はしない。
私が知る前にチリブームやロワールブーム、カリピノブームなどがあったのですがそれらも基本的には「フランスより安い」が基準。
更にスペインの傾向が日本でも安くて濃いラングドックルーション地方(これはフランスの田舎)のワインは好まれておりスペインの傾向は時代に当てはまるものでした。
なにせ、チリより飲みやすくロワールより味わいが均一かつ気軽でカリフォルニアより格段に安いのですから。

私もまぁ、流行りにのらない変なギーグ傾向があるので、あんまりスペインワインを好んでは飲まず、特に最初に飲んだスペインのリゼルヴァワインの「バニラアイスを食っているような味」「そのまま樽をかじるようなモノ」という印象にイマイチだという印象を強く持っていたりも^^;
それは国の傾向というか文化によるものだ、というのは後々知るのですが、正直受けつかなったのでした。

実際に、スペインワインってブームしてるけどイマイチだな、とおもわれる方もいるのではないか?とおもいます。
流行りに乗らないあまのじゃく気質や高得点PPの弊害(評価の割に美味しくないという錯覚)や肉料理や豪快な海鮮パエリアなどが合うストロング・スタイルなワイン。
日本のワインブーム全盛期を経験し、今一番ワインを飲んでいるのは30代後半以降のお金を持っている世代です。
当ブログ、若いオタク向けなのですがその点は覆しようがありません。
そして、その世代が好んでいるのはブルゴーニュ……味わいとしては繊細だったり機微を楽しむワイン。
まずここが躓いている。
スペインは先に書きましたが安さ=若い世代向けです。
が、これも若い世代は「お酒を味で楽しむ事」をしません。と、若い世代の私が言うのもアレですが……
なにせ飲んで騒げばいい、という中で飲食の地位は限りなく低い。
お金が安くて騒げることが優先なので、パッと見値段が高いワインを買うという発想に至りません。
発泡酒、謎カクテルモドキ、謎サワー。これでいいのであって安いワインを買うという発想は0なのです。
よって、若い世代もスペインワインを飲まない。
スペインブーム自体は、スペインバルを多く新規開業させましたが、スペインワイン自体はそれ程大当たりしてそうには見えなかった、というのが素人ながら私の所感です。

ブログを始めるに辺り、食わず嫌いは良くなかろうと改めて色々と手を広げるようにしようと思った時、改めてスペインワインを飲もうと何本か飲みました。
丁度スペインブームが下火になりはじめそうな今、スペインワインもだんだんとマニアックであったりするものが入荷される傾向も見えています。
私が改めるようになったのはこの一つ前の記事で書いた、パラディグマというモナストレル100%のワインからなのですがこのワインからは強すぎる樽の印象は感じない(あるにはあるけど)。
ようするに、「スペインなんてブームで樽っこいだけだろ」と判断するには早いかなとようやくいたったのでした。
スペインにも地方が沢山あり、それはフランスやイタリア、アメリカと同様気候や傾向が違うのです。
単純に樽が強いという包の中に、地方の可能性は十分に感じられると思います。

情熱の国、なんて言われるだけにまさに迫力のある「熱い」ワインが多い。
スペインワインを改めて今こそ飲んでみる。
それも一興なのではないかと、思っているのでした。

なが~く書いてたら眠くなって来ました!おやすみなさい!!今日もワインだ!!!

| コラム | 04:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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我が麗し~のバレンシア~ パラディグマ2007

うぇるかむ!
ゴールデンウィーク真っ盛りいかがお過ごしでしょうか。
某ソーシャルゲーム(モバマス)がスペイン編だったりでバレンシアステージが追加されてました。
ついでに、タイトルは某音ゲー(ユビート)より。
という訳で、バレンシアからモナストレルの一本をと。

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
シンプルな。あまりにもシンプルな印象を受けるラベルです。
このぐらいシンプルだと「安い」か「高い」かのどちらかなのですが、これは「安い」方だったりします。
作り手はボデガス・エンゲラという小規模な家族経営者だとか。
有機農法の生産者でバレンシア認定も受けているようです。
いずれにしても、結構な新参系っぽくこうガレージ的な印象です。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
色は黒と言っていいかと思います。香りから赤い果実と紫の果実の両方のニュアンスが見られるのが特徴的。
口にすると面白いのが酸の立ち方と後味の印象。
微妙に軽いのですが、酸味が強くしかしバランスよく果実の印象も見られます。
樽感もそこそこあるのですが、香りと同じくストロベリーやプラムなどの味わいが見られるんですね。
そしてどこか魅惑的。
口当たりの塩梅もそこそこ……ううむ、全般的にそこそこって評価がつらなっちゃいました。
しかし味の連なりはいいんですね。
簡単な調子で終わらない果実のおもしろみが、モナストレル種の特徴。
特徴を良く捉えて仕立てられた一本ではないかと思います。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
味わいの印象からは2000円以下とは思えない不思議なワインです。
価格以上には複雑さがあり、土着品種系に良くある飲みづらさを感じさせないのが魅力的です。
いわゆるテンプラリーニョやガルナッチャ系に飽きたら、是非お試しあれ。

バレンシアワインって案外おもしろいなぁと思う次第。
スペイン=樽のイメージがある方にはよりオススメです。
・・・そうね、ゴールデンウィークは
スペイン祭り
としてスペインのテーブルワインに徹底しましょう!

パラディグマ


| スペイン | 17:51 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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スーパータスカン系の超テーブルワイン カザマッタ・ロッソ2011

うぇるかむ!
世の中はゴールデンウィークという事で、各種イベントやってたりするようですね。
私も出向きた言っちゃ出向きたいのですが……お金がね、ふふふ。
という方にも、気分的にはスーパー・トスカーナを飲めるってコンセプトのが今回のワインです。

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ビービー・グラーツのカザマッタ・ロッソです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥
デザイン的にシラーを使ってそうな雰囲気ですが、全く違ってサンジョベーゼ100%(うちグロッソ含む)。
ラベルだけならば結構高そうに思わせてくれるんですよね。この辺りはデザインセンスというべきかしら。
ついでにスクリューキャップです。サクッと開けれちゃいます。
00年台のルーキーワイナリーで、イタリアで賞をとったことなどから新星スーパー・トスカーナとして人気が出た「テスタマッタ」のテーブルワイン版です。
同じ漫画の単行本オマケ、ぐらいの位置づけでしょうか。それも鉛筆書きぐらいな。
また、いわゆる「神の雫ワイン」でもあり(8巻にのってました)、日本国内人気は高めなのです。

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥
色は良く透けた赤、粘りはあまり無くサラッとしています。香りに香草や木の実、少しの香水感とレモン感がありました。派手なタイプではないかな、と予感させます。
口当たりは軽快でタンニンは少なくゴクゴク飲めてしまいます。流石12.5%。
カシューナッツやクルミのような実やオリーブなどの印象がまさにサンジョベーゼ的。
スパイシーさはなく果実感にチェリーがコロコロとしている感じ。
余韻は短いですが香草感が最後に出ており、ちょっと苦味を残すかも。
安くてダサいキャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(イタリアの代表的なサンジョベーゼを使ったワイン)などにある軽い割に飲みづらい変な苦味などは感じさせない点はグッド。

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ヘンなクセはない、日常品という印象ですね。無印良品って感じ?

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
コンセプトはバッチリ決まっていてまさに「テーブルワイン」だと思います。
価格としてこのヴィンテージは1300円でお釣りがくる店が多く、まさにバッチリその値段分ぐらいの良さ。
逆に言うとそれ以上のコストパフォーマンスは感じないかもしれません。
サンジョベーゼの味わいを感じるにはぴったりなので、試験対策にサンジョベーゼを一本飲んでおこう!というのであれば解りやすいなぁと思いました。
スクリューキャップですし、イタリアワイン体験としてあまりサンジョベーゼを飲んでいない方にもいいかな~。

コンセプトとしては決して間違っていない一本。
個人的には正直物足りなかったのですが、サンジョベーゼの味わいの再発見にはなりました。
ピザ辺りと飲みたい一本でしたとさ。



| イタリア | 17:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ラングドックの梟 キュベ・ミティーク

うぇるかむ!
比較的ミドル・クラスと言える2000円以上5000円未満程度のワインの紹介が多い当ブログ。
割合手に入りづらい紹介も多いなぁとここ数日思いましたので、今日は逆にしようかと。
そう、ド定番アイテムでいこうかなぁと。
そこで今回はコチラです。

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ふくろう印のあいつです!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
フクロウマークに馴染み深い人もいるのでは?
詳しい解説自体は公式サイトを調べる方が正確で早いでしょう(サッポロビールが日本版公式です)。
付随して書くとすれば、まずはこのワインの知名度の高さとして
「ソムリエ」「ソムリエール」などの漫画紹介ワインである点。
次にこれが「共同組合モノ」である点。
フランスものの場合、共同組合製作とされるワインがいくつかありその一つがキュベ・ミティークだったりします。
一般的に出ている「シャトー」「ドメーヌ」などはそのメーカーで一律を行うわけですが、これはその地域の組合員の加盟者の葡萄でや工房で作られている訳です。故に安い。
それと、最後にこのワインは多くの場所で買える「ラングドック・ルーション地方」のワインなわけですが、その位置がどの辺りかというと

ラングドックルーション


主要なボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュとは結構遠め。
ローヌに近いっていうかスペインにかなり近い。
なのでブレンドもスペインっぽいものになっています。
どうにもこのワインが流行った事から、日本人=スペインワインが好きというのは道理だったのかも?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
現行は10年が出まわってますが、私は09を飲んでいます。
ヴィンテージごとに結構内容が変わっているようなのであまり参考にはならないかも・・・
さて。
色はしっかり濃い紫。香りにシガーとチョコ、黒胡椒が強く効いています。
味わいにも同様の印象があるのですが、エキゾチックなスパイスの印象が面白いですね。
八角っぽいといいますか、バリ島みたいな暑い地域を想わせる仕立て。
チェリーとレモン、ブルーベリーなどがうっすらと見られますが一貫して味はチョコレートっぽいです。
少し口当たりはボテッとしており重ためかな。また、余韻も短め。
複雑な味わいなどはありませんが、値段と流通の多さに納得出来るクオリティだと思います。

コストパフォーマンス(最大10PT)
♥♥♥(ノベルティグッズやお安くなっていたら買うべし)
定番品の実力は流石にハズしてないなぁと思うのでした。
安定供給されうる理由も頷けるわかりやすさと値段分の良さを感じさせてくれるワインかな~。
漫画登場率的にも、興味が湧いたら買っていいのではないかと。
供給率が(2013年現在)高い事としょっちゅうクロスとかグラスとか付属品がつくので、セールの時やグッズがついている時に買うのがオススメです。
グッズがついている、という事は比較的入荷してから日が経ってないって事ですし。

フクロウ君、なかなかやりますね~
シラーやグルナッシュの基本的な部分はしっかり押さえてブレンドがされているタイプでした。
ブレンドが多いタイプなので味わい自体の統一感などはないのですが、単純な美味しさなら十分。
5月始めに気軽に飲みたい!という方はお試しあれ。


| フランス | 17:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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