オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

2013年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年04月

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桜ワインは赤にもありけり セレーゴ・アレギリエーリ・ヴァイオアルマロン

桜ワインは赤にもありけり セレーゴ・アレギリエーリ・ヴァイオアルマロン

うぇるかむ!
桜の季節が早くも終了の予感。
正直びっくりする速さなのですが、いかがお過ごしですか(古風手紙調)
というワケです、何がってそう桜の季節なのです。
桜ぽさといえば、やはりチェリー感が強いロゼワインの出番。
または花見であけるなら花びら入りなどの安い趣向ワインが丁度いい塩梅ですね~。
そこで今回は、ちょっとリッチに高級感あふるる桜見にオススメな一本です。

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という前置きなのに赤ワイン!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
詩人のダンテ(神曲で有名なあの)の息子が買った別荘地を元に出来たワイナリーで「ダンテ・ワイン」として売りだされています。
その中でも「ヴァイオアルマロン」という単一畑にて作られているのが今回のものです。
大本の所有者はアマローネで有名なマァジ社で、ラベルはこのセレーゴ・アリギリエーリシリーズはほぼ共通。
ちょっとシンプルすぎるかしら?
今回桜の季節にこそ取り上げた最大の理由は「桜の木を使った樽での熟成」という逸話から。
通常のオーク樽の2年半程度熟生後に桜木樽にて4~6ヶ月置くという独自の手法がとられています。
恐らく世界で見てもここだけ?
単一畑+独自製法というオリジナリティに唸れ蛇尾丸ですよ。
評価はガンベロ・ロッソの最高点トレビッキエーリ+獲得経験とアドヴォゲイトで94点。
こちらの低価格版が田崎真也ガイドで16.5点など。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
色はガーネット。少し紫系だったような。
香りの立ち方がとても綺麗で、濃い目のベリージャム入りのチョコレートのような香りがスラッとしてきます。
味わいはアマローネらしい重たいコクと甘みに加えて、サクランボのイメージがあります。
そう、桜樽効果なワケです。
このサクランボの印象がとってもチャーミングで、可愛げのあるアマローネに仕上がっています。
余韻もたっぷり一分以上。
また、後味が洗練としており、濃いワインでありながらスラスラと飲めてしまう品のいいワインです。
まさに和服と桜。夜桜と飲むにもぴったり。高いところから桜を見ながら飲みたいところですね。
和服しゅきぃぃぃな人は絶対ですよ~

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コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
個人的には5つつけたいところですが……やはり1万円近いとなると、尻込みされますよね~。
しかしながら、味わいとオリジナリティを考えるとこれは相当素晴らしい一品。
同マァジ社のアマローネを何種類か飲んだことがあるのですがその中でも格別面白いのはこちら。
飲みやすいですし大人な花見に持ってったらラノベ主人公バリのめちゃモテが約束されるでしょう。

今回は折角なので、フラグシップのご紹介でしたがグッとお値段が下がるタイプにも桜樽が使われており、それらも結構なサクランボ感があります。
正直なところ、私はマァジ社しゅきぃぃぃなのですが、特に面白いのがセレーゴ・アリギリエーリシリーズ。
外見も質も兼ね備えた良ブランドですね。



| イタリア | 15:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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サンジョベーゼの真髄か カステル・ジョコンド・ブルネッロ2007

うぇるかむ!
サンジョベーゼといえば、イタリアの最も人気のある地ブドウです。
他国では本気で成功していないブドウ品種で、イタリアのワインにおいては色々な場面で使われている品種です。
初心者向けワイン本などでも、カベルネ・メルロ・ピノ・フラン・ガメイ(ボジョレーの仕業)辺りについで紹介される事が多いです。
ジンファンデルやムールヴェルドルはちょろっと字面でしか出てこないのにねッ!激おこぷんぷん丸ですよ!!
……取り乱しましたが、さて今回はその中でも名門のブルネロ・ディ・モンタルチーノです。

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
大手フレスコバルディ系列、その中でも看板アイテムがこのワインになります。
最古のブルネッロ用ブドウ畑というのがカステル・ジョコンド。
畑の大きさが15ヘクタール未満というのが語り草です。
評論家評価は過去にワインスペクターで95ポイント、アドヴォゲイトで90点。
ついでに、「神の雫掲載」と宣伝文句待ったなし。
ラベルの王が馬でパッカパッカやってるのも、自信の表れなのです。
ここの下位ラインは風景だけなんですから。

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香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
07ですが既に淵はエンジがかかっており綺麗に出来ています。
美しいスミレのニュアンスが真っ先に香りからも舌からも感じられる作り。
樽熟成は大樽一年半に小樽1年、瓶内熟成4ヶ月以上という樽のパワーはワインの色の割に強めではあります。
果実よりも花のような香りやまろやかな品の良さが目立ち、途中に少しスパイシーさを通過し最後はユーカリなどを思わせ爽やかにフィニッシュ!
この締め方がフランスのサンテミリオンチックですらあります。
芯があり、テクスチャもばっちり。抜群にエレガントと、高級ワイン向けな用語がガッツリ並べられますね~
ただし、花の香りが時間経過で比較的飛びやすくもあります。
年代によっては恐らくデキャンタをかけるかどうか迷わされるんではないかな~と。

コストパフォーマンス
♥♥♥♥
おおよそ5000円ちょっとという価格。その中だったら相当楽しめるワインだと思います。
女性好みなワインだと思うのですが、イタリアらしい実力のあるワインです。
惜しむらくはベストコンディションで飲む機会は滅多になかろうことでしょうか。

イタリアのいい上級ワインってフランスより年季の入ったものを飲むの難しいなって思うんですが、これもそう。
高い実力のあるワインなので、是非チャレンジしてみてくださいませ。
日本よ、これがサンジョベーゼだ(ハリウッド的

| イタリア | 20:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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カラブリア160年の歴史!160アンニ 

うぇるかむ!
今回はイタリアワインの、それも地ブドウです。
イタリアには土着品種がたっくさんあり、日本では飲みきれないほど。
ワインも本質的には地酒の世界なんですね~。
その中でも、今回は比較的レアアイテムめいた一本。
ガリオッポ種って聞いたことありまする?

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
160という数字の通り、この会社が作られて160年を記念したワインだとか。
・・・そのわりには若干地味な印象も受けますが。しかし、一応限定ものです。
イッポリート社(一族)というところで、カラブリア州の主要ワイナリーのようです。
とりあえず、ガリオッポ種ってだけで日本としては珍しい……というよりイタリア現地でも珍しいのでは?
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香り・味(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
見た目はかなり濃いバイオレット・・・と考える前に鼻にスミレを感じます。
香りの立ち方はかなり凄まじいものがあり、注がれた瞬間からスミレとプラム畑です。
味わいは干しぶどう、レーズンといった香りにスミレの香りが立ちくらむほど強く仕立てられているフルボディ。
アフターの余韻は50秒はあるでしょうか。
その際にシガーとスモモの印象が残るのが特徴ですね。
飲みづらくはないですが、かなり濃いスタイル。
テクニカルデータによると、乾燥ブドウと新鮮なブドウでスキンマセレーション後にオーク樽で1年以上の熟成。
なるほど、アマローネ的(アマローネ=イタリアの伝統的製法)

コストパフォマンス(最大5pt)
♥♥
イタリア土着らしい味わい、ということでちょっとお値段は安めだと嬉しいところ。
5000円級として見た時に、この味が好きかどうかは大きく好みが別れるところでしょう。
ダメな人はとことんダメ、好きな人は大好きというスタイルです。
特にアマローネ派には全く違う葡萄品種での同様な作りという面白さ。
お試し~~には向かない値段ですが。

イタリア土着品種まで目を向けると、一番記憶媒体を使うのがイタリアです。
チャレンジしてみるのは面白いですよ?(ただし覚えきれない^^;

| イタリア | 23:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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プレゼントにオシャレな安オレゴン! ブレラ・ピノ・ノワール2009

うぇるかむ!
アメリカワイン、というと今や「新世界系で安い」というイメージはないと思います。
チリとかスペインとかが安すぎるというのもあるのですが、主要品種がカベルネ、メルロ、ピノなどが多くまた一回近年にブームがきちゃったのもあって1500円以下はあまり見ません。
味わいとしては多くの国に優る、と私は思っているんですけどね~・・・
さておき、今回はそんな中では安めでかつプレゼントにも向いたワインを飲みました。

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ラベルはプリントもの、裏の説明バーコードまで!
故に写真にとりづらすぎるので、実際のものは是非ご検索ください(投げ飛ばし

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルがスクリーンというのは、ボトル収集家としてはそれだけで評価は+ですね~。
しかも三色刷りでアイコンマークの傘だけに赤を使うオシャレ感抜群ぶりです。

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ついでにコルクもカワイイ!樹脂製で初心者にもいいでしょう。

ワイナリーとしてはノース・ウェストという大手会社の新ブランド。
オレゴン州NO1を目指して作られたという広域もののワインかな。
あまりにデータもないので公式サイトとか行ってみましたが、なるほど最近のブランドらしくサイトもオシャレ系。
ティスティングガイドとかがのっている・・・・・・へぇ。
海外サイトにて86pと評価は普通程度。
完全無名の新規アニメばりに無名といえるでしょう。

香り・味(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
テクニカル・データは日本輸入元コピペで
「ウィラメット・ヴァレーに加え、ウンプクワ・ヴァレーやローグ・ヴァレーの畑のぶどうも組み合わせ(略)8日間低温浸漬に加え更に19日間のスキンコンタクト、フレンチオーク樽(新樽率39%)にて8ヶ月間熟成」
広域ものですがそこそこの印象?フレンチオーク比率は値段を考えるとって感じですか。
色は透けたルビー、香りはあまりたちませんが木苺系、クランベリーっぽい印象がありますね。
飲んでみると結構田舎っぽい田園を思い浮かべる作り。
少し土っぽい、その苦味が若干残りやすいかも。
特に開けたては強く感じるので、ある程度の時間経過があった方がいいでしょう。
酸味はとがらずに小さな木の実や果実の印象がキュッとあります。
樽の印象も少々ありバランスを整えていますね。甘ったるくならない仕立てです。
深みやエレガントさはありませんが、とても親しみやすいワインかな。フランスだとニュイよりボーヌっぽいというか。
格好いいラベルよりはキャッチーなキャラクターです。

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コストパーフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥(2000円前半なら♥♥♥♥)
オレゴン産ピノ・ノワールで3000円以下、というのは結構バリューです。
格安、ではありませんけれど。味わいのバランスも調度良いとおもいます。
ネットショップを見ると2000円台後半なのですが、私は確か2400円ぐらいで買ってたよーな。
プリントボトルもので、名前の通りがそれほどではなく、産地もいい所なのでワイン通からワインに対して深くない人まで幅広くプレゼント向けだと思います。
(ただし、ワイン初心者へは必ず抜栓1時間程度は見るようにお伝え下さい)
ワインをプレゼントする、という中ならオシャレ感抜群です。

こういう素敵なボトルがあるのがアメリカワインのいいところ。
どちらかというとナパ系生産者よりオレゴン、ワシントン、サンタバーバラの方がボトルデザインという意味では私は好きな事が多いかも~。
丁度季節がらも贈り物の季節ですし、かっちょよくいかがでしょうか。

| アメリカ | 14:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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クイズ:この中で一番人気が出たのはどれ?―25種ティスティングにワイワイと行ってみた―

めっちゃ楽しかった!

うぇるかむ!
早速の小学生並みの感想でしたが、とても面白い経験が出来たので。
本当はサラッと記事にする程度でしたがなかなか興味深い感想もいただいたのでちょっとしっかりめに書いてみます。
あ、クイズっぽくしてみたので、あんまり早くスクロールなさらないでね。

今回はティスティングパーティーのレポです。
全部で27種類を少量ずつ飲めるという趣旨のイベント。基本的にはテーブルタイプな販促モノの延長的なもの。
使ったグラスをそのまま貰えるという、初心者に優しいたくさん楽しめるタイプのイベントでした。

一人で参加するのも寂しいタイプなので、急遽3人程ワインに詳しく無いメンツをおよびしてワイワイやってきました。
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Aさん:カクテル派。アルコールはかなり強め。ワインは前に私に飲まされたりしている。フィギュア作成もやっている。
Bさん:ワイン=酸っぱいな感じで殆ど飲んでおらず、これだけ種類を飲むのは初めてとのこと。峰倉かずやとか好き。
Cさん:赤ワインは飲めないので白と泡のみ参戦。自称コミュ障で百合厨。
私:今回の主犯。ワインブログを作るぐらいほとばしるほどワインブーム。褐色好き。

私も飲み始めて1年程度、他メンバーはワイン経験はあまり無い……というよりほぼ飲まないというメンツ。
全員pixivに絵投稿をしたり同人誌出したりしている、いわゆるアキバ勢つながりで飲みにいっています。

さて問題です
この4人がティスティング会に行った場合、最も評価が高かったのは次のうちドレでしょう?赤白それぞれ1つずつ選んでください

*飲み方や特徴はこの中では詳しい方のシンクが解説していますが、順不同で各々気になったのを飲んでいます。
*グラスはひとつを水などでサッと洗って次を飲む形式。ですが、全員必ず水洗いは次のワインを飲む前に実施。
*何を飲んでいるか、価格はいくらかなどのデータは見ながら飲んでいます。
*Cさんは白ワインのみの評価です他3人は全部飲んでいます。
*抜栓タイミングはまちまち。ムートンとソライアは二日前。
*泡も飲んでいますが、「それほど違いまではわからなかった」というのが3人の意見なのでハブきます。


ボルドー↓
1:シャトー・ペズ・サン・テステフ2010@5775円
2:シャトー・プジョー・ムーリー2006@4935円
3:ムートン・カデ・レゼルヴメドック@2625
4:シャトー・ムートン・ロートシルト2008@47250円
ブルゴーニュ↓
5:サヴィニ・レ・ボーヌ・レ・ラヴィエール・トロボー2008@5880円
6:ペルナンベルジュレス・ニコラ・ロシニョール2009@5250円
イタリア↓
7:カマルカンダ・プロミス・ガヤ2010@4935円
8:ヴァルポリチェッラ・アレグリーニ2011@2100円
9ソライア・アンティノリ2009@29400円
アメリカ↓
10:ヴィントナーズ・リザーブ・メルロ・ケンダル・ジャクソン2009@3675円
11:ナパ・エンジェル・モンテス2007@6300円
チリ↓
12:モンテス・アルファ・メルロ2010@1995円
スペイン↓
13:チャペリヤ・ティント・クロ・モンブラン2009@1575円
ニュージーランド↓
14:セラー・セレクション・ピノ・ノワール・シレーニ2011@1943円
ポルトガル↓
15:トウニー・ラモスピント・ポートワイン@2520円



フランス↓
1:ムートン・カデ・レゼルヴ・グラーヴ2010@2625円
2:マコン・ヴィラージュ・レゼリティエ・デュ・コント・ラフォン2011@3675円
3:ピュリニー・モンラッシェ・ジャック・カリヨン2010@6300円
イタリア↓
4:サンタ・クリスティーナ・ビアンコ2012@1680円
アメリカ↓
5:アヴァントシャルドネ・ケンダル・ジャクソン2010@1995円
ドイツ↓
6:ラインガウ・リースリング・アウスレーゼ・シュロス・フォルラーツ2009@4725円
7:ヴァイザーブルグンダー・QBA・トロッケン・バッサーマン・ヨルダン2011@1785円
ニュージーランド↓
8:エステートセレクション・ザ・ストレイツ・ソーヴィニヨン・ブラン・シレーニ2011@2520円

以上の中から、赤白1つずつです。
どれも各国の傾向がしっかり出ていたアイテムでした。


たまにはブログらしく引き伸ばしますよ↓
















正解は

赤14番、白8番でシレーニのダブル圧勝

でした。
もうほとばしるほど圧倒的!
他とくらべて大差をつけてニュージーランド。っていうかシレーニ。
この展開には流石の私も予想外でした……同じ品種なの説明した上でもボーヌ二種より明らかにこっちが支持されている状態です。
かく言う私も今日の展開だったらばナルホド、シレーニのが良かった。
白も私以外の三人が揃って「これが一番飲みやすくて果実味があって良かった」とはなし、特に白専門のCさんは圧倒的にコレ。
もーちょっとアヴァント・シャルドネが頑張るかと思ったらちょっと薬品っぽさが出てしまっていたのもあって、イマイチ。
モンラッシェに至っては後々書きますがネタキャラと化す状態。これは逆に爽快でした。

その他ついで人気だったのが白の甘口ワインラインガウ・リースリング・アウスレーゼ。
赤ワインだとカマルカンダ・プロミスは票が入りました。
私個人であればソライア>カマルカンダ>ムートン・ロートシルト>チペリャティント=シレーニピノ
という感じでした。

その他コメントと雑感として面白かったのを取り急ぎ箇条書きしておきます。

・ベストコメントは白専門のCさんのモンラッシェの際の「これはシャケとあいそうですね・・・」である。素晴らしく端的で良くわかるコメントでした。
・またCさんはシレーニやラインガウを気に入った反面、サンタ・クリスティーナはイマイチとの評。
・フィギュア趣味があるAさんのモンテスの感想「あの模型塗料の香りをまさかここで・・・」も印象的。経験と味わいが結びつくからワインは面白いと思うです。
・Aさんはカマルカンダのセパージュが明らかに他の赤と違うのをノーヒントで感じていました。
・Bさんが酸っぱいと感じて飲むの中止したチャペりゃティントが逆に私は好きであったり。やはりグルナッシュやモナストレルは好みの差がハッキリ出る?
・傾向としてシレーニは「飲みやすく果実味があり甘く、変な雑味や癖がなく綺麗にまとまっている」というモノ。これはワインに慣れていない人にワインを買う際の重要なヒントであると思います。
・ムートン、ソライアの高額組は「濃さはわかるがそこまでの差を感じなかった」という冷静な対処をされました。値段の高さよりも安旨のが驚きが大きい。
・モンテスのメルロは独特の香りを皆強く感じており、チリ=安旨は安易かつ定義として中途半端かなと改めて。
・3日間たつと流石にソライアの果実味は大分抜けがあった。ムートンはある程度飲みやすくなっていたものの苺感がだいぶ減少。ムートンに関しては多少飲みやすくなっていたという利点があったが。
・実は私はナパ・エンジェルに期待して行ったんですが……ちょっとこれは再度チェックの必要があるか。

概ね以上でした。
3人のコメントは新鮮ですっごく参考になりました。ワイン飲んどる成金オッサン勢より遥かに価値のあるコメントでした。
ちょっと私は今後飲むワインは見なおしていこうと思いますよー……
もうちょいニュージーランド比率は赤白共にあげていこう。
同時に、ピノ・ノワールは初心者向けではないと思っていましたが、改める必要はあるかなぁ。
急遽参加してくれた3人には心よりありがとう!

また今度やりたいですね。やはりワインは人がいて飲むものですよー!



しかし、それにしても、まさか、シレーニの圧勝というのは……

| コラム | 13:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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コラム:ワインは高い?

ワインといいますか、お酒趣味全般における最も入りにくい要因が値段。
「第三のなんとか」やら「安居酒屋のカクテルのような何か」に慣れていると1000円のワインでも高く見えるのは納得です。
そりゃそうですよね、量でみたらその方が遥かに多いですし酔っ払えるでしょう。
アキバのHUBでは特大メスシリンダーで「カクテルのような何か」を飲むのが儀式化しているのがオタク界隈です。

そういう観点から見た場合、ワインは高いのは当たり前です。
というよりも本質的にメスシリンダーカクテルとは根本からしてジャンルが違うというのが正しいかと思います。
……などと言っていると話が脱線してくるので、値段の抑え方に踏み込みましょう。

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そう、ここはジョージ・ジョースター一世のお言葉の力を借りれば良いのです。

ワイン一本辺りは大体750ミリリットルで、ティスティングして美味しいのは1000円以上からだと仮定します。
これを何日かに分けて飲めば、その日数分だけ割れるではないですか!
午後9時に開けたワインを翌日の午後9時に飲めば、一日辺り500円です。
オクトーバーフェストのベルギービール以下になりますね。
次の日まで跨げば333円。秋HUB(アキバ系の真の溜まり場)の価格帯まで落とせるってワケですよ~
一見当たり前なのですが、そう思われていないのがワインです。

次にお前は……

「酸化してまずくなるんじゃないの?」

と言う!(バァァ~ンッ!)
確かに酸化しますが、ちゃんと栓をして野菜室辺りに入れておけばひとまず1日程度ならば気にせず飲めます。
もう一歩踏み込んでいえば、次の日の方が美味しいワインも多くあります。
基本的には値段が高いワインの方が日持ちするんですが、価格帯が低くてもブドウ品種によって持続力が高いものも。
3日持つワイン(抜栓して明後日の同じ時間に飲めるか)となるとかなり苦しくなってきますが、ド安いワインでも半日はいい状態で飲めるでしょう。

保存方法については様々な言われがありますが、私は上記にもあるとおりそのままのボトルで栓だけして涼しいところがオススメ。
コルクを逆さにしてさせば良いのですが、コルクを割ってしまったりすることがあるでしょうから、安いストッパーは購入しても良いかなぁと。
ワイン系酒屋にいくと200円~ぐらいで蓋がわりになるストッパーが売られているので、お店の人にたずねてみましょう。
バキュバンという空気抜きは今ひとつ効果がない説や味変化説がありますし、蓋として使うにも空気が入りやすいものもあります。
二酸化炭素を入れる説はお金がかかりがちです。
ボトル移し替えで小さいボトルにする、というのは移し替えの際にデキャンタとほぼ同じ状況が発生します。

むしろ、ワインを一人で飲むならば抜栓してから次の日ぐらいまでは変化を楽しんで飲めるのがワインのイイトコロ。
違いのわかるオタク!違いのわかる腐女子!みたいでいいでしょ?

ワインは無理に一日で飲まなくていい!
これを覚えておくだけで、大分ワインの値段に対して換算が変わってくるのでは?

*なお、流石にシャンパンをはじめとする泡系はサッサと飲むほうがいいでしょう。泡が抜けたドンペリが好きという奴はエセかフェチです。



| コラム | 15:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブルゴーニュ最高クラスのチリ!? アリストス・デューク・ダ2008

うぇるかむ!
ブルゴーニュといえばフランスの中でもトップクラスに格式がある地域。
割りとボルドーの人が他の地域とのコラボというのは見かけるのですが、ブルゴーニュのドメーヌが他国とコラボはそれほどは多くありません。
DRCがアメリカ進出してるのは飲んだことがあるのですが、他がパッと浮かばないかなぁと。
そんなブルゴーニュの名門、リジェ・ベレールのチリワインがこちらです。

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アリストス・デューク・ダ2008

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルが如何にもフランス風。まんまボルドーっぽさ満々のラベルは逆に少し地味な気もします。
アリストスというのが「エクセレント」「貴族の」という意味だそうで、チリでこういうのしちゃうってのがなかなか……
まず、リジェ・ベレールを簡単に説明すると
「ラ・ロマネというロマネ・コンティ間近の特級畑単独所有者」
です。漫画雑誌でいえば、ジャンプSQの編集長って感じでしょうか。
かなりお高いいワイナリーですが日本売り出し中で、何種類か口にしていますが樽の効いたエレガントスタイルで凄い実力者です。
その当主がチリの友人らと作ったワイン、という話だそうで。初リリースは2007年。
パーカーポイントは90点はとっているようですね。
*日本での情報はまだあまりなく、上記も大体が公式輸入元のライナーより。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
色合いと香りはどちらかというと赤っぽいタッチ。
特徴として酸味とフルーティーさが非常に強いです。
チェリー、プラム、木苺といった酸味が全面に押し出されており樽感はうっすらとしてとっても軽やか!
チリにありがちな味わいとはかけ離れた特徴です。フレンチオーク26ヶ月とは思えないほどにこなれた印象でした。
ちょっとブラインドしたらピノ種と間違えかねない、そんな作りです。
ハーブなどのニュアンスはあまり見られず、余韻は長いのですがフルーティーな酸味はちょっとしっかり残りすぎる気がしました。
貴族的な作りですが、なにげにやんちゃって感じですね。
しかしながら、チリで作ってもこのエレガントさは不思議なぐらいです。


コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥
単刀直入に言って「8400円をチリワインに払えるかどうか」です。
もちろん、リジェ・ベレールのファンだったら安いぐらいなのですが、その点を加味してもお得感はないかなぁと。
ワインマニア的にはチェックしたいアイテムの部類ではあります。それもブルゴーニュマニアならば。

チリの傾向をおおよそ無視したような、この作り……
ブルゴーニュ生産者の凄みを感じるのでした。

| チリ | 20:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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格安スーパートスカーナ? テヌータ フレスコバルディ ディ カスティリオーニ

うぇるかむ!
イタリアワインといえば安くて美味しいのイメージに定評がある産地。
とはいえ、フランス以上に名前が複雑だったり記号がたっぷりあったりで、案外と手が出しにくい人もいるのかも?
オールド・タイプはフランス大好きでイタリア軽視ですしね!
あと、イタリアワイン=某有名格安イタリアレストランで300円ぐらいで飲める奴って印象がここ見てる人にはあるのかなー。
今回はイタリアの本質とは言いがたいですが、フランスを打倒出来るジャンル、スーパータスカンめいた何かでいきます。

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テヌータ フレスコバルディ ディ カスティリオーニの2010です。

ラベル・歴史
♥♥
ラベルは昔ながらの館絵です。ちょっと地味。
フランスの格付け2級の某シャトーっぽい?
この辺りもフランスに対抗してる感はあるんですがイタリアにそれ求めてないよな~っていう。
生産者はフレスコバルディという超大手。侯爵家の一族の名前をまるっと冠したのがこのワイン。
一番有名なのはモンダヴィとのタッグの「ルーチェ」でしょうか。
かなり古い歴史ある畑で、キャンティ地区中心部という結構な土地です。日本でいうと京都の中心ぐらいのイメージでしょうか。
ちなみに、2013年2月ごろに輸入元が変わっており入手出来る場所が変わってくるのでワイン好きさんは注意なー。

香り・味わい
♥♥♥♥♥♥♥
カベルネ50%メルロ30%フラン10%サンジョベーゼ10%です。
これがサンジョベーゼが抜けると、完全にトスカーナのフランス風ワインと言えるんですが、微妙にイタリアの主要品種であるサンジョベーゼが入っています。
ワイン知っている人向けに書くと、結果としてフランの割合が強く感じられるような仕立てになっています。
色はまだ若く明るめの紫。
樽からくるバニラの効き方は強めで、香りと味わいの基調はスミレ。ほんのりとシナモンをまぶしたカシスが生えます。
酸味はそれほどありません、どちらかというと青っぽい香りがするタイプです。
複雑ではないものの飲みやすさと華やかな明るさはバッチリ。
余韻は短めですが後味の明るさはイタリア流儀、非常にしなやかな作り~。
1日後でもあまりブレずに飲ませてくれます。

テヌータ


コストパフォーマンス
♥♥♥♥♥
3000円なら抜群です。特にこの価格帯を「ちょっと奮発して買う」というワイン慣れしていない人にもぴったりなワインです。
イタリア最大の特徴である明るくてとっつきやすい印象は勿論の事価格で見れば高級感もそこそこ、日持ちも比較的良いのが嬉しいですねー。
ここからイタリアのトスカーナ系をスタートするのは充分にありだと思います。

私は割りとイタリア・アメリカの評価が高い人なのですが、この辺りの価格のコスパが特にいいのです。
ワインといえばフランス!な人にも試して欲しいワインですね~
個人的にはフランスのメドック格付け5級ぐらいだったら、味わいにおいてはこちらをオススメするかもですわ。

| イタリア | 20:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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メタリカみたいなメタル系 チャールズ&チャールズ

うぇるかむ!
ワインをポエミーに表現する時、基本的にはクラシックに例えられる事が多いです。
繊細さとかの表現としてポエミーに話すならうってつけな音楽はクラシック。
「じゃあ、ロックなワインとかテクノなワインってあるの?」
というなら私は「YES」だと思うのです。
今回は、ラベルからしてメタルすぎるワインのご紹介です。

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チャールズ&チャールズ。
当然、ワインラベルです。繰り返しますがワインラベルです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
やらかしてるますねぇ!
この写真なんだ?ってクイズ出したらこれがワインのラベルだと思う人は知ってなけりゃ正答率0%でしょう。
見るからにメタルなモジャ男(実際ロックバンド11年ぐらいやってた人)が、パーカーポイントで100点をとったこともあるKヴィントナーズのチャールズ・スミス氏。
エミネムさんのフォロワーですかね?って感じのあんちゃんがスリー・シーヴスなどを営むチャールズ・ビラー氏。
二人のチャールズが新しいブランドとして立ち上げて、そのワイナリーの外壁をバックに撮ったのがこのラベルだとか。
意味わからん(小学生並みの感想
おっさん二人で写真撮ってるのも意味わかりませんが、フランスだったら洋館な所がこの頭おかしすぎる外壁だって言うんですから。
これこそアメリカワインです。ロックすぎます。ブラーボ。
評価の面では、驚いたことに検索かけたらあの田崎真也氏がネットコラムで20点中16点という良いのか悪いのか判断しがたい点数をつけていました。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
私は2010を飲んでいます。
肝心な中身も非常に面白く出来ています。
カベルネ種とシラー種のほぼハーフというブレンド。
色はかなり濃い紫系、香りからシラーらしいスパイスが感じられますがガツンという程ではありません。
ブルーベリージャムの味わいと、スパイシーさとコーヒーのような香ばしさが後に続き、カベルネのハーブ感もしっかり入ってきます。
これらの味わいの要素が中抜けなく、かつド派手でもなく技巧派なんですね。
メタルの中でもプログレメタル。歌詞としてはメタリカぐらいに実はイイヤツ。
樽からくるバニラもそこそこですが、基本は果実の味わい。複雑さは流石にないものの、ガツガツも飲めてしまう。
うーん、ロックだなぁ。栓を抜いた直後からバッチリ美味しく、日持ちもなかなかです。
ただし、温度は適温より低めの方がいいかも。あんまり温かいとケバケバしいでしょう。
カベルネ&シラーがちゃんと生き生きしていますから。
battery!

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コストパフォーマンス
♥♥♥♥♥(ただし癖がある)
2000円以下で買えちゃうワインとしてはド優秀です。
パワフルなワインではありますが、例えばチリやスペインやオーストラリア辺りの作りと比べて遥かに考えられている。
各ブドウの持ち味がしっかりと私ぐらいにも感じられるのは、この価格でなら文句なし。
ラウドネスだけれど、心は繊細。カートですか。

アメリカ好きな私としては、これはかなり理想的なワインでした。
価格控えめで値段以上のパワフルさと考えが見えて飲んでいて楽しいワインですよ~



| アメリカ | 05:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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安さがぶっ飛んでいる!  マヌ・ピノ・ノワール2010

うぇるかむ!
私がハマっているのは割りと草っぽかったりブラウンシュガーの印象がある赤ワインだったりします。
今、割りと飲みたいのがニュージーランドのピノ・ノワール種のワイン。
本場フランスのブルゴーニュはまさに聖域で、あそこにしかない伝統とオタク感があるんですが、価格と値段で勝負したらニュージーランドは超強敵。
今回もそんなワインを飲んだので。

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥
ラベルの鳥さんは何ともインカみたいで、ちょい地雷臭がしますが案外意味のある様子。
芸術は爆発だ!的な雰囲気すら。
アメリカのダックスホーンという有名なワインがあるのですが、そこがアメリカで作ってるベンチャーものだとか。
アメリカは本当にタッグもの多いなぁ。
しかし、なんでこうアメリカの老舗は動物ばっかりなんですか……
と思って調べたら今回のものはダックスホーン=鳥つながりだとのこと。
思いの外面白い経歴もちですが、それが伝わりづらいような。

香り・味(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
落ち着いた質感、ピノとしては重ためで高級感のある作りです。
少し熟した印象すら年代の割にあるほど。
土っぽい香りやスパイス、多少のスモーキーなニュアンスがあまり綺麗ではなく田舎っぽいのですが、チェリー香はしっとりとしています。
プラムを思わせる酸味はしっかりと甘さに転化されてくれて、上記の印象を包んでくれるのです。
バランス感は少し野性的ですが、そつなく美味しい。
漫画キャラにするならハーピーみたいな。

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コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
土っ気の部分で、逆にフランス産と間違わせ兼ねない魅力を持っているワインです。
酔っちゃいながら書いているマイメモには
「ブルゴーニュの6000円前後する村名ワインに混じったらこちらに軍配があがる」
なんて書いてて我ながらビビりました。少なくとも1980円で買えちゃうのは安いな~。

割りと新参国のピノっぽいと言われたらそのとおりなのですが、作りの良さと価格のバランスには驚きますよ。
ピノ種って人気の割に取っ付きにくい部分があり、このワインの特徴もちょっと経験者向けとは思います。
しかしながらスクリューキャップだから、手軽に飲めるのもニュージーランドの魅力!
気軽なピノとして最適です。

| ニュージーランド | 20:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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田舎紳士の味わい、ニコラ・ロシニョール・ベルナンベルジュレスプルミエ・レ・フィショ2001

うぇるかむ!
ブルゴーニュです(震え
ブルゴーニュに触れるということは、アニメだと各制作会社の原画師レベルで見ていかないと面白さに欠けがち。
ワイン界隈の鉄道オタ状態、と考えてもらっていいとおもいます。
それぐらいに人気が高く、かつ非常に味わうのが難しく、書くのにもパワーを使うジャンルだと思います。
「知る」のレベルが圧倒的に深いのです。私など完璧ににわかもにわか。
あくまでアキバっぽいワードと組み合わせてフレンドリーにいこう!というスタンスのサイトで果たして扱っていいのでしょうか?

今回はその中では若干マイナー気味(ニュイに比べればね)な畑、ペルナンベルジュレスのプルミエであるレ・フィショを飲みました。
はい、そこ、ブラウザバックしないでくださいねー!

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ワイン初心者の為にザッと解説
ニコラ・ロシニョール←作ってるメーカー(人)
ペルナンベルジュレス←作っている村
プルミエ←畑の格付け(グランクリュ>プルミエクリュ>無記入という順で凄い)
レ・フィショ←畑の名前
これら組み合わせで大体ワインの傾向がわかるようになるのが、ブルゴーニュの特性であり面白さであり真のオタク向けジャンルでもある点ですね。
アニメで例えるなら・・・・・・
ロボットアニメのロボ名と搭乗機と必殺技と可動の仕方と何話の何が良かったのか話せるようになるのとおんなじです(ここ超暴言

ラベル・歴史(最大5pt)
♥♥
もう、ブルゴーニュっけムンムンな古典的なラベル。
作り手のニコラ・ロシニョール氏はロシニョール血統の若手生産者でヴォルネイ方面のまさにエース。
雑誌だとデキャンター誌が評価の高い様子。
名門の才能が出そうなぼんぼん。が、ガルマ・ザビ?

味わい・香り(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
注いだ瞬間からチェリーの香りがかなりグラスから離れていてもわかるぐらいに観ぜられ、味わいの濃さを既に訴えかけるようです。
ほんのりとバラも漂ってて、香りの質はなかなかいいのではないでしょうか。
果物としてプルーンのような酸味があり、ほんのりと梅のよう。
ミネラル(塩っ気)は強く海水的なニュアンスすら持ちます。ですが、口当たりは良くスッと飲めてしまう。
このあたりは樹齢40年以上のブドウからくる印象かも。
味わい自体の田舎っぽい強い雰囲気に対して、後味の部分は高貴。芯の通りのいい古典的な、濃口ブルゴーニュだと思います。
結構私は好きなタイプです。2001年をいただいていますが飲み頃かしら。
私としては、ポエムチックにいうと戯曲かもめみたいだなぁ、って思ってます。
最近のアニメ化したものでいうと・・・・・・ジョジョ第一部のジョースター家遠景って感じでしょうか。


コストパフォーマンス(最大2pt)
♥♥
現行8500円という価格設定はかなり悩ましいところ。
味わい自体の良さはなかなか(特に香りは優れている)のものですが価格帯別で見ると少し厳しいか。
ブルゴーニュフェチ向けの一品という印象。
ワイン好きな人への贈り物としてなら、一考の価値はあると思います。ワイン好きなら楽しめるそんなワインです。

ブルゴーニュはお値段と前提が難しい!これにつきます。
飲んでみると最もオタク向けジャンルではあるんです。ワインが好き、というならば通らなければならない道なのです。
その中でもヴォルネイは知名度ゆえかまだ安めなので是非試してほしい所です~

| フランス | 17:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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コラム:オーパス・ワンがカマセにされる10の理由

うぇるかむ!
今回は完全にワインを知っている人向けの内容になります。
激おこプンプン丸です。
テーマはオーパス・ワンの不遇ぶりとその誤解を改めて考えなおすって感じ~。

今回書くに至ったのは、とあるワインイベントがあったのですが、その席でも見事にオーパス・ワンが「カマセ」として登場です。
個人的にはまたかよって気分なのですが、経緯をザッと書きます。

・その回の主題は「ナパの魅力を知る、ブラインドティスティング(うちのワイン買ってね☆)」
 なので、販促の為の内容なのは承知の上で以下がその流れです↓

1:簡単にナパの解説と、如何に有名なワイン一連が高いかを説明。ナパ全体のヨイショ。
  概ねの飲み手のレベルは「ハーラン」「シェーファー」「スタッグス(ワイナリ)」「リッジ」「スクリーミング・イーグル」「パリティスティング」辺りを知らない程度の能力半数、全部知っている人半数。
2:そこの生産者というイケメン外人による解説つき
3:メインのブラインドは3000円ぐらいVSオーパス・ワン。両方ナパ産でセパージュが近い。
  この時のワイン量は両方とも40ミリをティスティンググラスで、2つとも開けたてである。
4:「殆ど味は違わないのではないでしょうか?」という解説が入る
5:外人氏も沿った形でブラインドして「これ(3000円ワイン)は果実味があり、飲みやすい」「こちら(オーパス・ワン)の方が新しいワインでタニックである」などなど発言
6:種明かしでオーパスとその10分の1の価格のワインであることを明かす。
7:その後、そのワイナリーのフラグシップモデルが出る。
  こちらはセパージュが違いシラーが25%入っており、だいたい1万程度らしい。
8:その1万円のが一番美味しいということで、ワイン会終了

という流れでした。

激オコプンプン丸です。

ブラインドは基本的には「当たらないと恥ずかしい」という思いがあるので、不安感が強いのです。
周りの意見などには大きく振り回されます。それぐらい揺らぎが出てしまうものです。
その中で「どちらも大差ないですよね」とブラインド開始直後に釘を撃つこの流れでは当然
「オーパス・ワンは3000円のこのワインと大差ない」
となり、飲み慣れていない人(ヘタしたらサクラ)は
「こっちの3000円の方が美味しい!」
とかチラホラ言う状態でした。
(なお、わかる人は即見破り全然違うじゃんってこっそり言い合ってたり)
話の流れは思いっきり3000円ワインのが優秀という舵切りで見事なオーパスのカマセぶり!
更に絶妙な罠なのが、ブラインドの後のワインが「シラーが入っている」というのがエグいのです。
傾向して軽くシルキーで変化の速さが魅力のオーパスの後に、ブルーベリー系のインパクトがあり濃厚なカベシラブレンドは一見して「美味しく思える」のは道理なのです。
本来なら、このフラグシップモデルとオーパス・ワンでブラインドするべきで、それならば品種の配合差などもあって好みの差が出るしそれで値段が半分だというなら納得の勝負だしまだ妥当なのです。
が、敢えて価格落としの10分の1ワインと比べるのは何故か。
正直なところ、このイベントは販促効果はあるのでしょうが同時に
「高いワインって案外美味しくない!」「オーパス・ワン呑んだけど本当に3000円ぐらいのワインより美味しくないよ!」
というウルトラ誤った認知をワイン消費を一番ガバガバとするマダムに植えつけているようなものでした。
あまりにも、あまりにもオーパス・ワンに対してのフォローがなさすぎて恐ろしかったです。

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さて。
それにしても、驚かされるほどオーパス・ワンはこうした憂き目にあっている気がします。
当サイトの最初の記事でも、書きましたが案外と不遇な扱いを受けている代表のように思えます。
値段で見ればボルドー格付けのが圧倒的に高かったりブルゴーニュグラン・クリュのがツッコミ所が非常に多いように思うのですが、それらは「偉大なワイン」とされています。

若輩ですしたっぷり経験があるわけではありませんが、オーパスに対するありがちなコメントと、対する部分を考えて改めてオーパス・ワンがどうしてカマセ筆頭なのかを考えて見ることにしました。
というわけで
「オーパス・ワンがカマセにされる10の理由」

1:オーパス・ワンは有名すぎるから
  実際、アメリカのワイン代表としてオーパス・ワンが日本では根強く伝えられており、古くからコマーシャルが強かった為、コケ落とすには最適であると考えられるから。
  しかしながら、それならばオーパスでなくても5大ボルドーとかPGCCとかイマイチな生産者のシャンベルタンとかスーパータスカンでも良いハズ。

2:オーパス・ワンがアメリカ産だから
  日本国内ではワイン屋というか百貨店でワインを店員に尋ねる人に「フランス産」と言う人が多いのがワイン屋を通っているとわかります。それほどワイン=フランスが根強い為、フランスワインはバカにしづらい?
  そうして辿って行くと次に値段の高いワインが存在するアメリカになる=1の理由が当てはまってきます。

3:オーパス・ワンが不味いから
 書いておいて何ですが、これは断固としてNO。コレほどのバランスの良いワインはそんなに無いのです。
 今回のキッカケになったティスティングにおいて、私はある程度飲んでその味わいの変化の仕方から
 「あ、オーパス・ワンだコレ」とわかる程度には個性のあるワインです。
 バランス良く、シルキーで味わいの変化が早い、というのは立派な特徴だと思います。
 (これはオークヴィル周辺のワイナリー全体にある特性とも)
 ただし以前の記事でも書きましたが、際立って目立つ特徴はないとも感じられます。
 故にもっと美味しいワインを知っている人には「不味い」と認識されるという海原雄山説。

4:オーパス・ワンは評論家スジが貶しているので貶していいという風潮
  パーカーたんを初めとする評論家各位と「神の雫」の原作のキバヤシ氏はワイナリーに土下座するレベルだと思う。
  特に日本における「神の雫のモンペラ」は完璧にイメージを決定づけてしまったように思います。

5:オーパス・ワンは高いから
 これに対しては……ちょっと私も「2万~3万中域」となるとボトルでは買わないかなぁとは思うところはあります。
 知っているものよりは、もっと試してみたいワインがあるというのが理由。
 しかしながら、考えてみればボルドー格付けは上位評価ワイナリは3万超えが普通ですし、1級とて相当高値です。
 それらに比べると多少安いハズなのですがオーパス・ワン=高額という印象はついているように思います。

6:オーパス・ワンの試飲会打率が高いので「呑んだけどマズかった」と言いやすいから
 オーパス・ワンは日本での入荷が非常に多く、アメリカワインが殆どないお店にも一本ぐらいストックがあるワインだったりします。故に、デッドストックとなっているのを消費する為にティスティングカウンターで出やすいという傾向もあります。その分だけ美味しく思わなかった人が多くなるとはいえるかも。
  同時に私みたくドハマリする人もいるのですが、ここは好みの問題で。

7:オーパス・ワンはホストクラブイメージがあるから。
  ドン・ペリニヨン現象と言いましょうか……(シャンパン界でクリュギストなどにバカにされるのがドンペリです)
  ホスト達がラッパ飲みするので下品みたいなイメージ=不味いという。
  飲んだことなくてもね!イメージは人を殺す!!

8:オーパス・ワンが昔はまずかったから
 これは結構考えられる要因です。というのも上記の評論家のダメだしは近年「良くなってきている」と多少友好的な評価になっているからです。なので、昔のイメージから「オーパス・ワンは不味い」という風説や概念のある飲み手はいるのかもしれません

9:現状でアメリカワインの比較対象がオーパス・ワンしかないから
 アメリカワインの恐らく次に有名なのはドミナス・エステートだと思うのですが、知名度は圧倒的にオーパス・ワンの方が高いです。
 格付けとかがなく、有名度独占の為宣伝の上では今回の試飲会のように対抗馬に戦わせるにはこれしかないのかもしれません。

10:大量生産に見えるワインを軽んじる傾向があるから
  オーパスの元となるバロン・フィリップとモンダヴィの両名を冠するワインはテーブルクラスにも多くあります。フィリップの代表がムートン・カデ、モンダヴィはウッドブリッジでそうした大量生産品を軽んじる傾向から付随してオーパスも貶すという傾向。
  ようするに大手電機メーカーを批難するタイプでしょうか。
  これに関しては実際の所両名共に「商業化を良く考えていた2人のコラボ」なので正しいといえば正しい方向性で名前が使われているのは事実です。
  とはいえ、実際のところオーパスは05ヴィンテージ辺りから主導権やチームが変わっているのはあまり知られていません。


……と、想像出来る範囲で「何故、オーパス・ワンが批難されやすいかを深夜テンションで書きなぐってみました。
この中で、私が最も有力と言いますか一番影響力があるのは4番ではないかと思っていたり。
著名ティスターがスルーしてるか酷評してるかっていうのは凄く大きいのが、残念ながらワイン界ではチャメシ・インシデント。


私としては、オーパス・ワンは思い出深く、好きなワインなのでこうした傾向があるのが非常に無念というか
激オコプンプン丸です
かくいう私も当ブログでポイント付けしていたり、あまり好きでないワインはあるのでうっかり言ってしまう事はあると思います。
しかし、誰かにとってはいいワイン。
貶める形でワインを語るのは、ただでさえ正直格好わるいワイン語りの中でも更に地に落ちる、と改めて戒めたいところです。


| コラム | 02:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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もはやド定番? あえてのコノスル・リゼルヴァ・メルロ

うぇるかむ!
タイトルの段階で何とも言えない気分になった人はワイン飲み過ぎです!
日本におけるチリワイン=安くて旨い。故に安ウマ系サイトではチリの利率は非常に高いのではないかと。
その代表といいますか、ドラッグストアにすら置いてあるド定番のミドルクラスのメルロです。

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ド定番の自転車。コノスルというブランドをしっかりと作っていますよね。
結構デザインは格好良くて、自転車本体は銀プリントで少し浮かしてあり影の部分が通常の印刷になっているという仕立て。
案外とこだわったデザインでポイント高いです。
改めて調べてみると、設立は1993年というそこそこの新しさでチリトップの知名度を得ている訳で。
生産者のアドルフォ・フルタード氏インタビューとかもかなり大々的に雑誌などでやっており、日本でのスタンダード感は相当のものかと。
ベター加減でいったらもうドラえもんクラスでしょう。

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しかし、意外とコンチャ・イ・トロという大本の分家(イタリアのアンティノリ系列みたいな)なのは知られていない気もします。
というより、コレを主に飲む人がそういうのを気にするタイプではないのかしら?

香り・味(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
実は初コノスルだったのですがわざわざメルロのリザーブ版を選んだ理由として
「メルロ種の樽熟ありでこの値段って、しっかりしたものが作れているのかしら?」
という疑問があったからです。
というのも、メルロ主体って安いと薄っぺらい味わいの事が多く実は良いアイテムを選ぶのが難しいという持論から。
安いアイテムは土着品種の方がそもそもの葡萄が安いので、ハズレが少ないのです。
スペインがとてもわかりやすいですね、スペインの安ウマ扱いの多くはテンプラ・モナストレル・ガルナッチャですから。
最も難しいピノを選ぶのは流石に怖かったのですが、出ている赤の中では次に怖いメルロで。

樽熟成にフレンチオーク使用、100%手積みのメルロ……という宣伝文句がラベル裏記載なのですが、実際は85%以上メルロ補助品種結構色々でステンレスタンクも使っている模様。
色は濃い紫で値段の割に透けていません。香りはあまりたたないスパイシーなタイプ。
開けたては案外と苦味が凄くエグくて雑味が強く「こんなもんかな」と納得しかけたのですが、抜栓いて15分程から実力フルスロットル!
メルロの特徴がしっかりと出ていて、口当たりの印象が滑らかで各種胡椒の効いたスタイル。
どことなく土っぽいというか、最後の方にシガー感がありチリの過熱気味な部分もありますがイヤに香ってはきません。
果実はプラムっぽさが強めで単調ではありますが、アフターにローストしたコーヒーの味わいがじんわりと出てきます。
これ、メルロという品種を勉強するのに丁度いいのでは?
味わいの濃さは「パーカー好み級」ですしメルロをちゃんと呑んでる感じがします(結構マルベック辺りに助けられている気もしますが)
複雑味などは当然全くないのですが、ワインとして欲しい要素は持っています。
濃いだけに日持ちもそこそこ。若干酸が出始めても飲めるティストなのでこれは家呑みにいいですね。


コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
多くがやったら褒める通りに、1000円程度でこれなら値段以上のクオリティですね。
私的にはコンディションやブラインドによっては3000円程度で評価しかねない味わい。
何が優れているかって、この価格でしっかりと品種特徴を感じさせている点。
凡百な金賞受賞ワインのだらしなくてダサい味わいとは大差をつけるボリュームのワインでした。

う~ん、ミーハーな評価になってしまいました~。
正直なところ悔しい。1000円程度でこのメルロが売られている、というのは凄まじいと思います。
もうちょっと値段があがると一気に評価が下るのですが、そこは低価格帯。この値段ならば、評価は高くなるというものです。
これは「チリの凄さ」というより「コノスルの凄さ」だなぁって。
もう少しコノスルに関しては見ていく必要性すら感じました。
デイリー使いなら文句なし。うわらば!

| チリ | 20:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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値下がらないボジョレー・ヌーヴォ ルロワ・ボジョレー

うぇるかむ!
私は正直、ボジョレーは苦手です。
味わいではなく。
あの、ボジョレーの時だけワイン屋にやってきてドヤドヤと試飲していく人混みが苦手なのです。
ボジョレーに関するアレコレは日本人ではジョークとしても目立っているのも事実。
ボジョレーに対しては語りだすと殴り合いになるのでこの辺りにして……
今日の紹介はあの人のボジョレーです。

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ル・ロワ!ルロワですよ!リロイじゃないよ!!

ラベル・ストーリー
♥♥♥
ルロワの説明はもう他いって見てください(またしても丸投げ
ギリギリ生ける伝説であり、世界一有名な女性のワイン関係者です。
野沢雅子ぐらいのポジション。一人で何役もやっちゃう訳です。
そんな超大御所が作るボジョレーで、多くのボジョレーが年明けにはワゴンセールでも売れない有様な中、値が下がりません。
ジョルジュ・デュブッフせんせがゴロゴロと転がり、あのル・デュモンやルイ・ジャドやタイユヴァンクラスの実力者すら値下がり始める中、フルプライスで売っているボジョレー・ヌーヴォ。
それだけ神聖化されている存在、っていうのは憧れちゃいますね~

香り・味わい
♥♥♥♥♥♥
12年を年明け間近ぐらいに、ふとティスティングカウンターの店長が「新年って事で」と開けてくれた…んだったような。
なので新鮮さには欠けるコメントです。
味わいはボジョレーらしいといえばらしいのですが、バランスがいい。
綿飴みたいな味で、果実のストロベリーのニュアンスが結構しっかりしています。
この果実のたっぷりした感じは、他のボジョレーとの明確な違いでしょうか。
樽っぽい印象も強いながら、ただのキャンディーでなく縁日の綿飴。
「ああ、お祭りのワインなんだな」としっかり思わせてくれるのがいいですね!

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コストパフォーマンス

伝説の人でもボジョレー・ヌーヴォ。わざわざここのボジョレーを買う、というのは通すぎるッス。
お祭りなので敢えてパーっと買っちゃうてのはいいのかも?
解禁日当日に手に入れるには、ここやル・デュモンやルイ・ジャドは予約が早いうちに必須。
ボジョレーを折角だから最高の品で楽しみたい!というのであれば、値段は無視してこちらのご予約を。

ちょっと珍しい経験だったのでご紹介でした。
今から買うには相当味が変わっちゃってるとおもいますが今年の参考になれば。

p・s:カテゴリ上「ボジョレー」を作りたくなかったので、一応程度にローヌとしてカウントをとっています。

| フランス | 17:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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豪快な神聖さ! ホーリートリニティ2009

うぇるかむ!
オーストラリアというとコンビニワインのカンガルーのイメージが強かったりするのでしょうか?
比較的安いイメージがあるオーストラリアですが本日はミドルクラスです。
それも、ローヌブレンドというちょっと面白みのあるものを。

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
柄のゴテゴテしい感じが既にエスニック感をひしひしと感じさせます。
オーストラリアで一番有名なバロッサヴァレー産。
ワイナリーのグラント・バージはまんま一家の5代目さんの名前だそうで。
オーストラリアのワイナりーとしてはトップ評価の様なのですが、知名度はまだまだ低いかなぁと。
受賞歴はこの2009産はいろんな品評会でブロンズばかりと振るわず。
なお、「ホーリートリニティ」という名称には同名の教会があったりしますが直接関係はなさそうです。
シェイクスピアの墓所だったりして、イメージとしては考えられてはいそうですが。

香り・味(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
使用品種(セパージュ)はグルナッシュ・シラー・ムールヴェルドルというまさにフランスのローヌ風。
色は濃い紫というより黒に近く透かせないほどです。
グラスに注いで遠くからでもわかる強烈なブラックベリーの香りで、もう濃いのがダメな人が倒れます(迫真)
口に含むとブルーベリーやアメリカンチェリーのジャム、カカオ、バター、シガーの香りがドカッと広がります。
グルナッシュからくる元気なスパイス感、ムールヴェルドルが強烈さを渋く整える体制です。
ブドウの個性が苛烈で果実爆弾系。フルアーマーZZガンダムです。

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コストパフォマンス(最大5pt)
♥♥♥
5000円という価格であれば、なかなかなのではないでしょうか。
めちゃくちゃ豪快な味ですけれど、チャチには出来ていません。
相当タフなワインなので寝かせたら品が良くなりそうですし日をまたいで長く飲むことが出来そう(保存状態次第では酸味がエグくなりそうですが)

元々ローヌブレンドって美味しいというより旨いってセパージュだなぁと思うのですが、案外日本では輸入が多くはなかったりします。
ローヌっぽい爆発的な味が飲みたいなぁという時には、これはバッチリ答えてくれますよ。

| オーストラリア | 21:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アメリカ最高位のめちゃ美味デイリーワイン ホークスクレスト・カベルネ

うぇるかむ!
アメリカワインファンが最も自慢げに語るのが「パリ審判」と呼ばれる随分古い事件です。
これは調べるとたっぷり出てくるので割愛しますが、特に「もやしもん」のおまけマンガは読みやすいしフランス派の文句も書いてあるしで要チェック。
今回はその関連ワインです。それも激安10分の1で。

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今回は07ヴィンテージにてご紹介。
なお、2007年はアメリカにとっては当たり年とされています。

ラベル・歴史(最大5pt)
♥♥♥♥
前述のパリ審判で一位になったのが「スタッグス・リープ・ワイナリー・SLV」というワインです。
そのアメリカレジェンドたる、スタッグス・リープがかなり昔からデイリーワインとしてブランド化していたのが、このホーククレストシリーズ。
基本的なプロダクトはスタッグス。本家は鹿でこちらはホーク。なんでかアメリカの老舗は動物が多いですね。
なんかキーッ!とか突然言いそうです。
ラベルデザインはTシャツについてたらダサいって感じで今ひとつだと思うのですが、ここのいいのはコルク!

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コルクがベル・エポックみたいですっごく可愛い!!コルクとか集めちゃう人は必見です。
ここはこのままのコルクで貫き通してほしいなぁ。


香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
ベターにアメリカのカベルネの印象ですが、その品質はなかなか。
色は明るめの赤、香りと味はチェリーっぽさが多く出ておりついでカシスとブラックチェリーがころころと。
バニラっぽさは抑えめです。多少作為的なミント感もあります。
ミディアムボディではありますが、その印象の良さは
印象的なのは後味の引けの鋭さ。ポエミーにいうとスパッ!とした切れ味が日本刀めいています。

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この切れ味は低価格帯とは思えない職人芸っぷりです。
07年という良い年なのもあると思うのですが、バランス感の良い作りには驚かされます。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
2000円前後のカベルネ主体であればバッチリすぎるぐらいです。
2倍で出されても気づかない可能性があるぐらい、アメリカ系の味わいが出ています。
故に苦手な人は苦手だとは思います。そこまで複雑さなどはないですし(値段考えたら当然ですが)。
飲んだ限りでは、本当にいいデイリーですわ~。

とりあえず、低価格で一本推奨するなら、これは必ず入れるかな。
非常に飲みやすく仕上がりも上々なので見かけたらお試しあれ。
特にコルクの可愛さね!

| アメリカ | 22:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サンタバーバラのカベルネ ホナータ カベルネ・ソーヴィニヨン エル・デサフィーオ・デ・ホナータ

うぇるかむ!
今回はホナータイベントからのレポ試飲第2弾、カベルネ編になります。

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルは殆どフラン版と変わりはないですな。
こちらのシリーズはスペイン読みが基本になっており今回の「ディサフィオ」は「挑戦」という意味とのこと。
今回のヴィンテージはパーカーポイント93点、ステファンタンザーは94点の評価。
同価格のフランに比べるとパーカーが点を下げておりステファンが点を上げています。ティスターの特徴ですね。
その肩書に関してはこちら

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
色合いはカベルネ主体らしい濃い目の紫。
香りはブラックベリーとカシスとスパイシーさが出ており、少し香らない方かしら。品種特性が良く出ている印象ですね。
セパージュは84%カベルネ・10%プティ・ヴェルド、4%カベルネフラン、2%メルロ。結構細かい調整がされています。
新樽85%使用済み樽15%という内容ですが、樽っぽさは濃厚ではなくほんのりとチョコケーキの粉程度の加減。
味の大きな印象というか「ミネラルウォーターのような口当たりと、強めの酸味の後にフレーバーがアフターにスッと残る」というクールなスタイルは同フランと同じですね。
味わいがカベルネのカシスやアメリカンチェリー(ブラックチェリー)の度合いが強くなり、アフターに残るミント感よりもフルーティーな印象が強くなっています。
飲み比べた為でもあるのですが、カベルネの特徴が良く体現されたグッドワイン。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥(ワインマニアなら♥♥♥♥♥)
ここもフランと同じく、難しい印象が強いですね。
少なくともアメリカの良くありがちなスタイルというか味わいのガッチリした感じは全くないので、イメージとして拍子抜けしやすい特徴はあるんですよね。
カベルネ・ソーヴィニヨンでこれ。醸造家達のセンスもあるのでしょうが、フランスやニュージーランド系だと思って買う方がいいでしょう。


凄く私的な感想ならば、フランの方がオススメです。
どちらにしても、非常に繊細で面白いワインだなぁとおもいますね。

| アメリカ | 15:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サンタバーバラのフラン ホナータ エル・アルマ・デ・ホナータ サンタ・イネズ・ヴァレー

うぇるかむ!
先日、アメリカのカルト級ワイン「ホナータ」の4種ティスティングに行った際のワイン特集その1になります。
フラグシップモデルといえる、フラン主体のワインです。

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ホナータ エル・アルマ・デ・ホナータ サンタ・イネズ・ヴァレー
名前はややこしいですね。AVA上はサンタバーバラってところかしら

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
ラベルはどっちかというとイタリアっぽい?
シンプルなラベルに文字だけ変えてあるのが概ねのスタイル(トドスというワインだけロゴが赤い)。
こちらのシリーズはスペイン読みが基本になっており今回の「アルマ」は「魂」という意味とのこと。
今回のヴィンテージはパーカーポイント95点、ステファンタンザーは93点の評価。
その肩書に関してはこちら

香り・味
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(最大10pt)
抜栓2時間程度のものをティスティング。
色は少し赤みがかっており、うっすらと透明度もあります。
香りが香水以上にいいのが特徴で、森林を思わせる香りをベースに青りんご、香草(少しカモミールめいた)に少し時間をおくとみずみずしい高級なメロンなどが出てきます。
口当たりはミネラルウォーターばりにサッとしているのが特徴。
なので、初めは若干物足りない印象があるのは事実。飲み始めは正直「残念な感じだ」と思いもしました。
しかしながら、しばらくしてからが本領発揮します。重ねて呑むことで味わいがわかるタイプ。
細かな木の実、木苺のような酸味が前面に出ており、スミレやラベンダーのニュアンスがありますが、何と言ってもフランらしいハーブが綺麗!
フラン主体だと時折田舎くさいというか香草の部分が効き過ぎて苦かったりすることも多いのですが、こちらは数種類のハーブ感が最後まで涼やかに吹き抜けます。
ホナータフラン


アメリカワインのイメージとは大きくかけ離れて、凄くクールなのには驚く他ないですね。
この喉を通した後の余韻の長くフィネスのある極上の高貴さがとにかく素晴らしい一本でした。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥(ワインマニアであれば♥♥♥♥♥)
ほぼ2万円という価格ですが、ストーリーを考えるとある程度安く思える?
味わいの変わり種っぷりやミディアムボディの中にレベルを感じ取れる事、またはフラン主体好きならば値段分の価値はある?
飲み方を間違えると薄いだけのワインにもなってしまう、非常に飲み方やティスターのレベルを問われるワインだと思います。
逆にワイン経験がかなりある――資格持ちや勉強出来るレベルの――であれば、希少性も手伝って相当楽しいハズです。
レストランでこれが置いてあるようだったら、相当なソムリエがいると思う。

私はフラン主体やサンテミリオンタイプ(メルロ主体にフランが多め)が好きなので、非常に大満足なワイン!
フラン主体やサンタバーバラのワインがもっと入荷されればいいのになぁ。

| アメリカ | 20:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ホナータ・ティスティングイベントに行って来ました!~サンタバーバラの土地を学ぶ。

うぇるかむ!
本日は、池袋東武で行われていたホナータ・イベントのレポです!

*今回のレポは完全にワインを知っている人向けの内容です

内容はホナータというワイナリーで作られる4種類のワインティスティング+醸造家の来日プレゼンというもの。
来日した醸造家はマッド・ディーズ。
イケメンです(写真問題がある場合はお知らせください)
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今回はこちらのワインショップで行われるイベントの中でも、珍しく細かな情報フライヤーが配られたので端的にホナータについてフライヤー&マッドのコメントから解説。

・産地はカリフォルニアのサンタバーバラの丘地。600エーカーの敷地内に50のブロック分けがされて、様々な品種(国際品種赤白は勿論サンジョベーゼなどもある)が植えられている。土地内でも気象の変化がかなり激しく、サンタバーバラの中でも内陸にあるため海沿いに比べると涼しくない。
・そんな土地だが、かのラトゥールの醸造チームに視察に来てもらったところ「アスパラガスを植えた方がええで、こんな所www」と一蹴された場所。
・ワイン名の「ホナータ」とはスペイン語で「高い樫の木」の意味。昔はランチョ・デ・カルロス・デ・ホナータ」とという旧メキシコ領だったことをヒントにスペイン語をワイン名につけている。
・総支配人は過去最高額カルトワインでも有名なスクリーミング・イーグルのオーナーチャールズ・バングス。またアドバイザーに年3回程度ミッシェル・ロランたんがやってくる。
・2011年までのメイン醸造家はスクリーミング・イーグルのアンディ・エリクソン。一緒にやっていたマッド・ディーズに今は引き継がれている模様?
・現醸造家のマッド・ディーズの履歴は、ナパの超級ワイナリーのスタグリン→ニュージーランドの単一畑シラーで有名なクラギー・レンジ→2004年に当ホナータ。
・↑という訳でマッド氏はナパ系の国際品種とニュージー系のシラーやピノの作り手経験者=600エーカー数種類の葡萄品種という条件に対して均等に見れる
・評論家各位の評価は高く、パーカーたん「彼らがあの土地でボルドー品種で成功したことは度肝を抜かれた」とかヒュー「この地区で自信を持って造られたボルドー系は隠された逸品」などなど。パーカーポイントも90点超えが概ね。

大体こんなところでしょうか。
で、今回折角の機会なので以上を踏まえた上で質問をしてきました(以下、Qが私でAがマッド氏。なお私は英語出来ないので付き添いの翻訳者交えて)

Q:サンタバーバラといえば、ピノなどのイメージがあります。またマッド氏はニュージーでもワインを作っている。しかしシャルドネやピノを作っていないっぽいのは何故?

A:海からは大分離れるので、ピノやシャルドネ向けの土地ではないから。サンタバーバラというと海風で涼しい印象が強いが、その範囲は非常に広い。海に近い地域はピノが主体になるが、内陸に向かうほど濃いものがいい。
シャルドネだったら、この辺りの地域はフランスを上回る優れたシャルドネが出来るよ
(フライヤーについてたマップを手で指しながら)
santaine.jpg


Q:スペインめいた名前を使っているけれど、シラーとも相性がいいテンプラリーニョとかグルナッシュはやらないの?

A:私達はやっていないけれど、ホナータの近くにある私の友人のワイナリーはテンプラリーニョやムールヴェルドル(モナストレル)を作り始めているな。

Q:プティ・ヴェルドを5%と少量ワインに加えているのは何故?

A:味を整える役割として、重要な意味を成している。わずかなブレンドでワインの深みをあげてくれるから調節役として加えているんだ。

Q:フランをメイン品種にしてるんだから、折角ならサンテミリオンブレンドのメルロ主体作ればいいのに。

A:メルロとその他品種の収穫時期が違い、ホナータではフランを大事にしているからメルロを主体に出来るほど作っていないし取れない。フランは栽培が難しく、最良の収穫時期は年間でたった2日程度。タイミングを逃せない品種なんだ。だからフランに全力を出しているし、メルロ主体を作る予定はない。


……というところで。
最後に、イベント全体の様子を大まかにまとめると

・何度かここのイベントに来ていますが、その中では人入りが少なくまた人のハケも早かった(他イベントがガヤだったりムエックスだったりするのもあるけど)
・っていうか人のハケ早すぎる!ラスト15分ぐらい私と他数人しか客がいなかったぞぅ!?マッド氏も醸造家としてはかなりのモンだと思うんだけどなぁ。
・ワインわかっている人や英語の出来る人はガツガツとマッド氏に話しかけていたのであった。醸造家来日イベントって結構そうだけど。
・ホナータ自体の評価は、来ているセレブレティ(苦笑)にはウケが悪かった様子。アメリカに期待される濃い作りではなく酸味が強い仕立てだった為か。値段も6800円~なのでボトル購入も少なめだった。
・私、何故か最後の店員&ゲストの記念撮影に一緒に写るの巻。
・そして最後に「私も日々勉強している、君も頑張ってね」みたいな事を英語で言われる。

個人的にはサンタバーバラの印象を変えて引き上げられた点、またミディアムボディやブルゴーニュ=女性ウケするとは限らないというのが解った非常に有意義なティスティングでした。
こう土地に迫るとワイン呑んでるなぁって気がしちゃいますねぇ(ミーハー)



| コラム | 20:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日アサタイムに飲みたい! ヘイウッド・モーニングサン・ジンファンデル

うぇるかむ!
アメリカワインが好きだ、という人がほぼ100%好きであろうブドウ品種がジンファンデル。
かく言う私もとても好きな品種です。当たり外れというか作りの違いが如実に出るのですが、それもまた一興。
今回は比較的高めの一本ですが、それでフラグシップモデルだったりする安さもジンファンデルの魅力なのです。

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ヘイウッド・モーニングサン・ジンファンデル。
アメリカの最重要地の一つ、ソノマ産で5000円程度です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
絵がなんだかファンタジーのよう。
MTGって元祖トレーディングカードゲームに出てきそうですね~
空き瓶がTRPGとかで使えそうな気がする。
畑はソノマ、ロッキー・テラスという畑の単一でヘイウッドワイナリーのフラグシップワインのようです。
ヘイウッド自体は1980年設立という業界では比較的新しいワイナリー。
今回のモーニングサンはワインスペクター誌で93点の経歴持ちです。

香り・味(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
香りは意外と落ち着いていて、いくつかの果物のジャムが混ざったよう。
色は濃い紫で味わいも強めです。
チョコのような印象が強く、中から甘やかなプラムのジャムが出てくるようです。
そのあとすぐにホワイトペッパーがピリッときます。後味はブルーベリーとココナツの味わいで〆てくれる。
余韻は果実感が早めにハケてココナツっぽさが長く残ります。
なんとも過熱感があるというか……朝っぱらからガツガツ飲んでダラダラしたくなるワインです。

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朝はベーコンエッグ、昼にハンバーガー、夜に分厚いステーキで一本一日で飲んじゃいたいなー。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥
長く飲めそうな印象はあり、5000円という価格も妥当だと思います。
スマートさがある方が私は好きなのですが、こちらも悪くはないでしょう。
しかしながら、ジンファンデルは3000円アンダーでも結構いいのがあったりするので、この項目の評価は少し低めで。
カルトワインめいた雰囲気あるラベルですし贈り物にもいいでしょう。

同エステートの一個格下にロシャミザルというワインがあります。
こちらが約2千円程度落ちていますが方向性は同じワインなので、値段ごとの味の違いを楽しむのもいいかもしれませんね~

| アメリカ | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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モナストレルと国際品種の魅力 プエルトサリナス・アリカンテ07

うぇるかむ!
今、ワイン業界ではスペインに注目させようとどこも必死です。
価格帯の安さの割に強く濃い味わい。なので、値段が上がりに上がっている地域や安い印象がつきすぎているチリに変わってどこも倍プッシュ中。
流行にのっている酒屋はスペインワインが多くなっています(大分最近落ち着いてきましたが)。

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本日はこちら、ボデガス・シエラ・サリナスプエルト・サリナス07
スペインの代表的なぶどう品種として「テンプラリーニョ」「ガルナッチャ(フランスではグルナッシュ)」「モナストレル」があります。
今日はその中でもモナストレルを多く使用しているワインです。

ラベル・歴史(最大5pt)
♥♥
シンプルな黒背景に文字配置というラベル。ちょっと特色に欠ける印象があり身分相応な雰囲気かも。
作り手はボデガス・シエラ・サリナスで比較的若い生産者のようです。
新参アニメーターって感じ?
パーカーポイント(WAポイント)は90点以上をこのワインでとっています。
割りとスペインの評価者WAは甘いのか90点以上の利率が高い印象もあるのですが、なかなかな点数ではないでしょうか。

味わい・香り(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
色はかなり黒く、ギリギリ透かして見える程度。
果物よりもモカやビターチョコの印象が目立っていて、値段の割に落ち着いた印象から入ります。
ほんのりとアメリカンチェリーのような味わいがするのですが、これが一度みえ始めるとジャムのような濃さ。
この香りが出始めてからが本領発揮ですね!一気に華やかさが出てきます。
スペインといえば樽の強いワインが多いのですが、今回飲んだものはかなりこなれており、くどくなくいい塩梅でした。
余韻は30秒程度。日持ちはそれほどしないかもしれません。
口残りにブレンドされたカベルネのハーブの香りが入り、なかなか上品に仕上がっています。
ちょっとしたゴシック風なワイン。

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コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
味わいの重たさや作りのバランス感の良さで、2100円程度で手に入るのはモナストレルという品種ゆえ。
ラベルなどの地味さや贈呈品にするには渋いセレクトになるので、自宅用にいいでしょう。
ゆったりとソファに座って壮大な歴史ものの映画をみながらどっぷり飲んでみてください。
アニメ的には・・・ガンダムUC?

スペインワイン=樽がくどくてべらぼうな甘さ、という印象の方は見かけたら是非飲んでみてください。
価格帯以上に高級感があるものが結構ありますよ。
萌えアニメばっか作ってるわけじゃねーぞ!と怒られるみたいな気分。

| スペイン | 21:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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最安値最強のボルドー右岸ワイン? カプ・ド・フォジェール

うぇるかむ!
フランスのワインってなかなか安くて良いのが浮かばなくて実は悩ましいジャンルであります。
南フランスのローヌ地方はかなり安くて美味しいのも多いのですが、ボルドーやブルゴーニュといったフランスの名だたる産地ほど価格は高く安いものは難しい。
安いボルドーは地雷、というのは正直なかなか拭えないかなぁって。
かの漫画「もやしもん」でもフランスを薦められないとブルゴーニュの生産者に言わせるぐらいに。
そんな中、「なんかないの?」と尋ねられたら、私はとりあえずカプ・ド・フォジェール。
ありきたりって思った人は、絶対私よりワイン通です。

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ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
フロンサック地区という、サンテミリオン地区の周辺地区が産地のワインです。
2012年のサンテミリオン格付けでいよいよGCC入りをしたフォジェールがフロンサック側の畑で作っています。
・・・あー、わかりづらいッスね。ようするに、「るろうに剣心」のキネマ版みたいな感じかしら。
地区としてはフロンサックは二流というか、軽んじられている地域で土壌もワイン作り的にはフランスの名だたる土地に比べ良くはありません。
しかし、このシャトーの場合はサンテミリオンの畑と地つなぎな点や、醸造家メンバーの豪華さでカバー。
ミッシェル・ロランプロダクトのワインで2000円前後というのはボルドーではコレぐらいです。
虚淵玄の新作無料でずっと視聴ってぐらい安いです。
ちゃんと雑誌でも高評価なのに、あまり大々的に宣伝されてないワインでもあります。
ラベルは金縁にお屋敷というボルドー定番パターンですが、シンプルで可愛い印象の絵でカジュアルです。
ちょっとチョコレートっぽい。

香り・味(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
私は07・08・09を飲んでいます。
この値段のメルロ種主体としては、驚く程のまろやかさとカシスの果実感。
樽ぎきはかなりある方ですが、バニラ臭くはないですね。粘度もバランスがとれています。
スパイシーな印象も結構するのですが、上記のフットワークの良さが目立ちます。
飲みやすい、のレベルがしっかり旨味としてあり。丸い。さすがのスーパータンニン。
後味にはサンテミリオン周辺らしい香草のニュアンスで涼やかに終えてくれます。
フレンチキッスなワイン。
余韻自体はそれほど長くありませんし、抜栓タイミング次第ではちょっとスパイス感が強すぎる事も。
ヴィンテージごとの違いはそれほど強くはないかな~

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(2000円前後の場合)
このレベルで1980円~2200円が現行。
フランス産でこの価格の中で争った場合、コレを超えるワインが思いつきません。
あったら是非教えてくださいね!
ただし、2012年になってから大本のフォジェールが格付けされたり、既に某社では09年が2980円、10年が3480円で販売されているなど大きく値上がり始めているワインでもあります。
2000円前後で手に入れられたら、即入手OK。お早めに。

ソムリエや店頭販売員が先立って買っておいてしまうというこのワイン、かなりオススメッス。
ボルドー右岸を経験するならここからスタートは悪くないと思います。

| フランス | 18:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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魂のジャケ買いワイン ボデガ・タマリ・AR・マルベック2011

うぇるかむ!
当ブログ立ち上げの時にもやっぱりワインを飲みながらだったのですが、今日はその時飲んでいたワインになります。
私としては、割りとチャレンジなアルゼンチンのマルベック。
近年大きく評価されている!なんて文句が地ブドウ各種の謳い文句のようですが、アルゼンチンのプッシュはこの品種です。

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ボデガ・タマリ・AR・マルベックの2011年。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
完全にジャケ買いです(笑)
血をつけて指で書いたようなデザインにグッときちゃったのです。

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作り手はそのままボデガ・タマリ。このタマリというのがネィティヴで魂という意味があるらしい。
エピソードとしてはなかなかに格好いいと思うのですが、ワイナリーとしてはまだ新参なのか日本語検索ではまるでひっかかりませんでした。
裏面の記事によると、ウコヴァリー(アンデス)産。
輸入会社のノートもなく、海外サイトを見たところ、この上位にあたるリゼルヴァ版はワイン・アドヴォケイトで89~90点を取っている模様。
こうしたデータの少なさの辺り、注目産地ではあるもののまだまだ見過ごされている地域だなぁとは思います。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥
色は特有の黒さですが思いの外透き通っていて、作りとしてはミディアムボディです。
香りからココナツやバニラの印象が強めで、味わいにもその印象が多分にありますね。
アルコール度数14%にしてはガブガブ飲むタイプ。
果実のブラックチェリーやプルーンの酸味は迫力がそこそこありますが、少し中抜けているかなぁ。
呑んだ直後の印象は濃いと感じるのにすぐに果実味はたち消えてココナツな余韻がじっとりと残る。
魂、というにはなんだろう……ひょろひょろ~っと漂う人霊みたいな感じ?
品種の良さも手伝ってか、日持ちはいい感じ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥
アルゼンチンマルベック経験がちょっと薄いのですが、1980円という価格だと若干キつめ。
味わいの頼りない印象が拭えず、どっちつかずかなぁって。
2000円前後だとイタリアやアメリカやスペインがアップを始めました。となるので選択しづらいかと。
ラベルやエピソードの格好良さに助けられていますね。軽い食事には向いているので、気兼ねないパーティーで飲むにはいいかな。

ジャケ買いすると予想外な味という典型例なのでした。
サイトを魂いれて頑張るぞ~と酔っ払うにはぴったりでしたけど。

| アルゼンチン | 18:08 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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世界一有名な不遇ワイン? オーパス・ワン

うぇるかむ!
第一回目の紹介記事になりますね。
緊張するわぁ。始めが肝心っていますけれど、大概私失敗することが多くって(白目

さて、そんな一回目はどうしてもこれでやりたかったのです。

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オーパス・ワン。
良くある第一楽章という名前合わせでもあるんですが、それ以上に私がこうしてドハマリしてダブルピースブログ作っちゃうぐらいにワインに堕ちた理由がコレの試飲から。
思い出補正が多分にあるのですが、個人的に味の基準としてこのワインがあるので、最初のお披露目にと。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥
最も有名なアメリカワイン、モンダヴィとフィリップ・ロートシルトが組んだベンチャーもの。
ガンダムでいえばカミーユとキラ・ヤマトが手を組んだみたいな感じでしょうか。
基本的な説明は、もうググってくださいw
ラベルのモンダヴィ&フィリップの肖像はもう伝説的ですね。まさにニュータイプ。

さて、ググってもらったと勝手に仮定しちゃいますが、歴史やネームに対して結構な不遇っぷりのワインでもあります。
発表当初こそ注目されていたものの、年々の値上がりや高すぎる知名度、それに加えた評論家達の批難にあってきているのです。
まず、世界一有名なワイン評論家パーカー氏が「ぶっちゃけ高すぎぃ!」と自分で名を広めといて言われたり、
老舗のヒュー氏が「どのヴィンテージもモンダヴィ単独のワインに劣る。フランスにとってはこんなもの脅威にすらならないですな」
などとドヤ顔で宣言されている事もあります。
(なお、近年では両方共に改善が見られるという評価になっています。手のひら返し!)
更に日本での評価も評論家によいしょして低く、「某おお・・・系ワイン漫画」では
「2000円のフランスワインに劣る」「どんな時でも愛想笑いぐらいしてくれる」
と、恨みでもあるかのように徹底して叩かれ(原作のキバヤシ氏がアメリカ軽視なのですが)
一時期ホスト&ホステスクラブで人気が出た為に、ドン・ペリニョン同様チャラいイメージがついてしまいます。
基本的にカルト好みの日本ワイン通界隈では、オーパスに対して酷評するのがステータス的風潮すらあり。
これがほんっと多い!
とりあえずオーパス・ワンの名前出すと「あれは大したことない」というオッサン率は新橋サラリーマン80%クラスです。

と、あんまり書かれる事がない酷評面を書いてしまいました(テヘペロ
それでも、これだけエピソードが多いワインも他になかなかありません。それだけのネームなのは間違いないです。
では実際のところはどうなのでしょうか?って話しなのですよ。

香り・味(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
私は過去何回かグラスティスティングしており、ヴィンテージは04・06・08・09を飲んでます。
どのヴィンテージでもまとまりが良く味わいの変化が早い印象があります。
呑んだ範囲のヴィンテージだと色はどれも濃い紫。
果実の香りの質が良く少し近づけるとミントっぽさが出ています、口当たりの円やかさはかなりシルキー。
カシスはもちろんのことイチゴっ気が感じられるのは、タッグのフィリップ側の影響を感じさせます。
樽からくるバニラの香りは程よく効いており、抜栓したてはイチゴキャンディーめいた雰囲気です。
このワインはとてもアメリカワインのイメージを作っている部分があり、その最たる部分が抜栓直後からの味の変化の早さ。
だんだんと果実のバランスが良くなっていき、後味にココアとミントの甘やかな味付けが出てきます。
流れるような動きで、余韻もたっぷり。
凄く調律された作り、完璧な美味しさの表現をしてくれます。
このインテリジェンスさこそ、まさにカリフォルニア!ナパワインの底力なのです!

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まさに高嶺の花なんですが、故に面白みというか癖を感じないワインではあります。
バランス型すぎ、またフランスとアメリカの両方の良いところを見せてくれるのが中途半端とも。
そういった点が評論家には響かないワインなのかもしれません。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥
味自体は優れていながら、しかしお値段に関しては多くの評論家と同じく「高すぎる」という感は私にもあります。
3万円以上大体の場合でしてしまうので、贈り物にしても他のワインが選ばれたり自分用にするにもセレブレティじゃないと難しい。
飲んでみる価値は、間違いなくあるのですが……


世間体や値段にさえ縛られなければ、悪いワインではないのです。私的には好きなワイン。
ただ、当サイトの場合値段は加味しちゃうのでこんな具合かなぁと。
知っているヴィンテージの中では08がいいかな。なお、私の思い出のワインは04です。

いかがだったでしょうか?初回なので後々見るのが恐ろしいです。
是非飲んでみてくださいね!

| アメリカ | 02:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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はじめに

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はじめまして、ナビゲーターのシンクです!当サイトは
「オタクこそワインを楽しめる!」
をモットーに、私が飲んだワインのご紹介や答えられる範囲でのQ&Aを通して、
ワインをオタッキーに楽しんじゃおうってブログです。
注意点は大雑把に以下のとおり

・飲んだ当時の記述になるので、過去記事はあっという間に時代の流れで風化します。ラノベアニメ化ぐらい早く。
・ワイン歴浅い素人記述です!鵜呑みにしたり「お前のおすすめ不味かったぞ!」とか言うのはやめてね!
・更に、この界隈では少ないアキバ系用語とワイン系用語がミックスして出てきます。
・ワイン紹介の際は簡単に点数付けしてます。理由は……そういうのあった方が興味わかない?
・点数付けの評価点は公式だったりソムリエ向けだったりはしません。見ての通り遊び程度にお考えを。

また、ワインご紹介の際の評価ポイントは3つ。最高20ポイントとなっています
■ラベル・ストーリー(最大5ポイント)
ワインってジャケ買いやワイナリーの好みで買う事って多いハズ。ラベルや語れるウンチクポイントの多さです。
有名かつ人気の高いとされるワイナリーほど、評点があがります。
一般的には「ラベルを見るな、感じるんだ」というのが基本ですが、当ブログでは敢えてラベルによる効果の絶大性を評価しています。

■香り・味わい(最大10ポイント)
一番大事な所です。色・香り・味わいというような順番で書いてあります。
多くの場合香りと味を別に考えるものですが、当サイトでは香りも味わいの一部として一緒に考慮。
また、もっとも風化しやすく呑むタイミングなどでも左右されるポイントでもあります。

■コストパフォーマンス(最大5ポイント)
安いのから高いのまで見ていくので、お値段を考えてのオススメ度です。
「安くて美味しい」が一番!したがって「安いだけ」ではポイントがあがりません。
相対的な市場価格との照らし合わせやワインとして大事な「プレゼントへの適応性」なども加味。
また、ヴィンテージワインなど特に価格以上の付加の場合は「コスパで語るモノでない」という番外評価にしています。

こんなところでしょうか。
最後に。ワインは呑んでこそ!興味を持たれたらぜひぜひ飲んでみてくださいね~
ではでは、楽しんでいきましょう

| はじめに | 01:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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