オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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ギリシャは赤もすごかった。アヨルギティコの可能性に迫る。 イエア・エステートよりノティオス・レッド、アヨルギティコ、イエアエステートの3本だて!

うぇるかむ!
思ったより時間がかかってしまいましたが、ギリシャセミナー編の最後は赤でやりたいなと

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イエアワインズより赤3点でお届けでス!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
以前にも書いての通り、今回は統一して3評価にしてます。
白の記事はこちら
ロゼやヴィンサントなどはこちら

今回はネメア側で作ってらっしゃる赤ワイン各種ですネ。ギリシャ本国ではもっとレパートリーが全体であるようなのですが、日本にきているイエアエステート商品としてはフルラインナップ。
それと今回はアヨルギティコという地品種が主体のワイン各種となっています。
日本で呑めるアヨルギティコ種って殆どないだろう思います・・・・・・
なお、ショップはこちら(http://vinsdolive.com/ja/front-page/?v=728c4e7a17ed)
なお、アマゾンでも売っているらしいのですが、アマゾン使ったことなくてな私・・・

ノティオス・レッド
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ホワイト版もありましたが、こちらはアヨルギティコにシラーをちょい混ぜのテーブル版。
ステンレス発酵のテーブルライクに作ってある品。

アヨルギティコ
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こちらはそのアヨルギティコを100%使った版。樽もしっかりかけていて、公式データがかなりしっかり出てたりします。
殆どフレンチオークで10%のアメリカンオーク・・・なんだけど、それぞれの新樽・一年・二年・・・と樽の経過年数までページでは書いてあり。いやさ、それだけでもなかなか几帳面なんですが、10%程度だけ使ってるアメリカンオーク側の比率まで掲載してるのは恐れいった。
デキャンタ誌での受賞歴とジャンシスおばさんがそこそこ良い点数つけてます。(詳細は公式ホムペを見てみてネ)

イエア・エステート
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これまでのは品種名やシリーズ名だった訳ですが、ここで社名。要するにフラッグシップ。
実際の所14.8%ぐらいアルコール度数も出てるらしい。
何故かこっちは比率まで書いてませんが、高級フレンチオークでの14ヶ月熟成の樽直づめ。
2012年ヴィンテージがデキャンター誌のワールドワイン賞金賞受賞作品になっているのと、ジャンシスおばさんが更に絶叫。
名実ともにアヨルギティコ100%のワインの最高峰とされているひと品。

という3本です。
セミナーが大分押し押しだったのもあってか、このネメアのアヨルギティコシリーズはセミナーではあまり深く説明がなかったのもあり
「本命はあくまでもサントリーニのアシルティコなのかな?」
と、話を聞きながら正直思ってました。実際、サントリーニのテロワールやミネラリーからギリシャの特異点さを見るのが主題だったので、あくまでもネメア側はオマケ気味なのかなと。
・・・・・・呑むまではネ。

香り・味わい(最大10pt)
ノティオス:♥♥♥♥♥♥
アヨルギティコ:♥♥♥♥♥♥♥♥
イエアエステート:♥♥♥♥♥♥♥♥♥(ナパカベやアルゼンチンマルベックなど好きなら+♥)
いや、これ見事でしょ
驚きました。特にアヨルギティコ以上のアイテムの出来はとても素晴らしい。
ノティオスシリーズはちょっとライトすぎる作りかなと赤も白も思いましたが、アヨルギティコ単一以降のスタイルはかなり国際品種的といいますかグローバルな感じ。
あんまり地品種っぽさはないんですが、そういうのどうでも良く、単純に美味しい。

ノティオス・レッド
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ラベルもライトめな感じ。
色は赤紫で透け、粘度もあんまりない感じ。
香りに紫の果実のミックスが出ていますがあくまでもライトに。
味わいも同様で紫の果実要素を主体に、サラッと終えます。
サラッと目なのに紫果実が多いのは、ちょこっとローヌやオーストラリアの低価格を彷彿とさせますネ。それらよりは熟した果実っぽさはないのですが。
どことなく薄く感じすぎているノートになっていたのですが、これはひとえにアシルティコの面々の塩っけの高さやロゼの力強さに起因もしている気がします。
ベースは「紫果実系」なのはシラーの影響でもないのはあとの2つでもわかるのですが、これは品種っぽさを見る分には悪くないアイテムではあるのかなーと。

アヨルギティコ
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これだけは苦言になるけど声を大きくして言っておきたいのですが、アシリティコ版とラベルがほぼ同じなのは良くないと思う。
ただでさえ名前が似ている品種なのでラベルは早いうちにわかりやすく差別化した方が良いと
ボトルのカラーとかちゃんと読めばそりゃ判別つくんですけど、カベルネやシャルドネやメルロの文字列とは訳が違うッス。
中身が良いので勿体無い。

色は赤紫なのは変わらずですが、濃さは段階的にあがっています。
香りに樽のタッチは多めにありこちらは明確にカシスの印象が出ています。
そのほか紫の果実の要素がソースとしてサッとかかったような。
樽によるバニラみたいな雰囲気と果実要素が良く混ざっており、ブルーベリーのケーキのような「料理っぽさ」が香りからして感じられます。
個人的にこういうタイプの評価が高いので、この段階で好感度UP。樽を色々混ぜ込んでいるのが言葉でなく味で伝わってきて作品性を感じるんですよ。
味わいの流れも「フランス人が作ったナパ」的なフィーリング。この例えわかりづらいかしら?
樽からくる味わいのミルキーベースにしっかりと果実が乗ってくる感じ。更に、この時の果実要素が「ジャミーとまでは至らない」のがグッド。
濃厚めな感覚のなかで、しっかりとカシス感を出しつつ、まろやかなバニラフレーバーのままデクレッシェンド。
この時カベルネやメルロ(カルメネール辺り)との最大の違いはハーブ感や獣っぽさがないこと。
またはアルゼンチンマルベックにも似てる気がしてますが、それよりも尖ったパワーはありません。
全体に程よく丁寧に作ってある事がわかる逸品になっています。
なので「うぉぉぉー地品種こそワインの流れなんじゃーッ!」って雰囲気はないのです。まったり具合を楽しむ為の品。

イエア・エステート
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・・・・・・あ、どっかで見たことあると思ったらドリームキャストだこのロゴ!


色は更に濃くなって透けないバイオレット。明らかに濃いです。
香りにチョコ要素が大きく出ており、強いカシスやカカオのタッチになっています。
上述のアヨルギティコ版をケーキで例えましたが、これはクリーム部分やスポンジがチョコになった「チョコケーキ版」てな具合。
ただ、それでもなお果実はソース程度にとどめてあります(ジャミーさが必ず欲しいって人にはちょっちマイナスかもネ)。
味わいも力強いタフさがそなわっており、同時に更にナパ・カベルネっぽさがあがっています。そう、メイドさんチックな給仕してくるアレ。
チョコの要素やカシスのリキュールっぽさがスムーズに口の中に入りつつ、最後までスラッとした佇まい。
こちらからもハーブ感などはなく、ミントのようなアフターを望む向きには向かず、逆にあれを青臭さと感じて嫌ってる方には最高に調度良い内容になっている。
仕上がり方に恐ろしくナパの高額アイテムを彷彿とさせてくれるんですよネ。良い樽と果実を使ってる感じが凄くする。
これまた地品種的でない作り。何度も書いてのように、更にナパマニアに私は!オススメしたい!!

コストパフォーマンス(最大5pt)
ノティオス:♥♥♥
アヨルギティコとイエアエステート:♥♥♥♥♥
値段が地品種価格のウチに買うべし!
地品種っぽくない味わいではありますが、価格は地品種価格です。
ノティオスはその意味では2500円程度としてはまぁ、そんな具合かなーと思います。
アヨルギティコ版は3000円ちょい、イエアエステート版は5500円前後となってまして、これらは破格だと思います。
濃すぎるのを嫌煙するならアヨルギティコ版でOK(それでも濃い目かも)、イエア版は既に書いてのとおりナパとか好きな方にはイチオシ!
ギリシャのレベルの高さ、というよりはイエアエステートの丁寧な仕事っぷりを感じさせてくれる事でしょう。
どれでもブラインドで出したら当てられる人は日本にはまずいないでしょう。ナパワイン会とかにこっそり混ぜたら大変楽しいと思います(ニヤリ

というわけで、イエアエステート編ひとまずおしまい!
なんだかんだ一ヶ月近く最終更新までかかってしまいました反省・・・・・・
さておき。
セミナーで呑んだからというのも多少なり私に影響を及ぼしているのは間違いないでしょう(ヒューマンが飲んでいるのだからそれは確実に起こります。メンタル大事)
しかしながら、それにしたってアシリティコの塩っけの面白さ、ロゼやヴィンサントやアヨルギティコ系のクオリティの高さは驚きの連続でありました。
マイナー地域はなるべく応援してる当ブログとしては、ギリシャは見逃せないなぁと思うのでしたとさ。

当ブログで「メイドさん」を貼ってる時はたいていの場合ミルキーさが強く評価割りと良い時である。

| ギリシャ | 22:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ギリシャの白・ロゼ・ヴィンサントで三連発!その驚きの出来の良さ。 イエア・ワインズよりノティオス・ホワイト、アヨルギティコ 14-18Hロゼ、ヴィンサント

うぇるかむ!
ちょっと久々になってしまいました、ギリシャセミナー編。
第一回目はサントリーニ島の白ワイン達でしたが、今回はネメアの白、ロゼ、それとサントリーニのヴィンサントです。

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まとめてとってなかったので、サクッと説明に凸

ラベル、ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
イエアワインズに関してはひとまず全部♥♥♥とするつもりであります。PP的や注目度的にはもうちょい高くてもいいかもしれないですが、知名度は低いですからネ。

第一回目の方がこのセミナーではメインだったんですけど、今回はちょっと変り種コースで。

ノティオス・ホワイト
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モスコフィレーロとロディティスが半々程度・・・・・・あ、品種ね品種。
そう、これ地品種なんです。
ネメア島側の地品種テーブル価格がどんなもんでしょ?ってな感じで。

14Hー18H
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アヨルギティコのロゼです・・・・・・え、ああ、これもお察しの通り地品種です。
サントリーニ島の白が「アシルティコ」でネメアの黒が「アヨルギティコ」です。
今世紀最大級にわかりづらいな・・・
こちらのロゼは公式による「果実が砕かれ10℃で14時間~18時間タンクで冷却され」ているためにこの名前。
ラベルの可愛さとかもロゼアイテムらしくていい感じな。

ヴィンサント
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こちらも日本非売品?今後販売される可能性はあり。
アシルティコを10年ぐらい放置してから瓶詰めしている「イタリアより古くからやっているオリジナルスタイル」とのこと。
完全にデザートワインであります。

さて、そんなこんなでギリシャワイン三点、それぞれどうかといいますと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
ノティス白:♥♥♥♥♥(私的に苦手なやつ)
ロゼ:♥♥♥♥♥♥♥
ヴィンサント:♥♥♥♥♥♥♥♥
どれも特徴的なアイテム!
品種で云々言うの好きでない私ですが、これは流石に品種というかギリシャなりの個性を感じちゃうなって感じのラインナップです。
特にヴィンサント。後述しますがデザートワインなのにちょっとおもしろい味がします。

ノティス
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南方から来たものってカッコイイ名前なんだそうな。ラベルデザインとしてはまぁ、こう、デイリーっぽさが強いかも。
因みに、モスコフィーロって品種は赤ぶどうなんだそうで。ピノを皮むいて白作る感じネ。

そのためか色は年号にしてはしっかりしつつ、黄緑が強めという不思議なカラー。
香りに青さが多く、青りんごのガムっぽい印象です。
そう、これ、私が好きじゃない自然派とかに良くあるやつー!(進研ゼミでやったやつ的なノリで)
味わいもそのガムっぽさで終始通してある形になっております。
ものの見事に私が推奨しないタイプなんですが、その分好きな人は買ってネ。

14H18H
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こっちはラベルデザイン凝っててカッコイイと思う。なお輸入元公式通販は前のラベルのままっぽい(または年号が違う?)
ダイレクトプレスによる(セニエでない)こだわりのロゼらしい。
色はピンクさが多く、香りにピーチのタッチが誠実に出ています。
まさに桃。
味わいもあくまでも果実によりつつ、強めに濃厚に仕上げてあります。
果実要素があくまで主体でありながら、ロゼとしてはしっかりとした味の重たさがあるもので、少しミネラリーなのも特徴。
(この塩っけはもしかすると他のワインで感じすぎたから、ロゼでも感じた可能性があるかも)
素直で堅実に、飲みやすくロゼをしているタイプですネ。とっても元気なロゼだヨ。

ヴィンサント
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ラベルが絶妙に凝ってて、2015年辺りからこのワイナリが恐らく「輸出向けにエチケットデザインにこだわろう」としているのがわかる感じ。

色はかなり茶色みがあって、マスタードっぽい縁取りになっています。
香りに黒糖の要素が大きく、しかしどこか練り辛子的な雰囲気があるのも特徴。
味わいもとかくまったりとして・・・・・・いるように見えてここでもミネラリー!
塩っぽさが突然現れるのが特徴で、ここに面白さを感じるかどうかがポイントです。
ポートみたいな濃密さがあるのに、塩っぽいアフターが甘味と同時に含まれてくるのは「サントリーニのアシリティコは何作ってもこうなるんだろうなぁ」というこれはテロワールっていうか醸造環境を強く感じさせます。
土地そのものを利用した味わい、というのは自然ではなくもう醸造の域ではと頭を悩ませますネェ。
さておき。個人的にはこの塩っけまで足してそこそこいい感じの印象を受けました。
因みに全10番中5番で出てきちゃったのですが、これがデザートなのはわかりきってたので私は最後まで手をつけなかったよ(つまり温度的には適切とは言いがたい感じでコレならなかなかおもしろいのではないかと)

全体に感じられるのは、特殊環境ならではの特殊性がちゃんと面白さとして反映されている点です。
面白さがちゃんと引き出されている、またはそういう品種があるというのがギリシャの良い点・・・・・・かもしれない。

コストパフォーマンス(最大5pt)
ノティス:♥♥♥
ロゼ:♥♥♥♥
ヴィンサント:?
えー、売ってるのがインポーターショップのみなので判断がつけづらいのでありますが、基本的になかなか悪くないと思ってます。
(http://vinsdolive.com/ja/front-page/?v=728c4e7a17ed)
2500円アンダーならノティスも(私個人としては推奨しないが)コスパ悪くないですし。ロゼもなかなか魅力的だと思います。
ヴィンサントがおいくらになるかはちょっと注目かなー。4000円アンダーならまぁまぁ面白いのではないかと思ってます。
いずれにしても、ギリシャそのものが2017年現在は「変り種」なので持ち込みワイン会ではどれでも面白く受け入れられますし、ロゼの作りはワイン不得意な方にもオススメできる、いわば若者向け新潮流として一手とれるアイテム。

というわけで、イエアワインズ編その2でした。
ロゼもなかなかですがヴィンサントの環境下を隠し切れない具合がかなり楽しいので、是非一度手をだして考えてみてほしい・・・・・・んだけど、日本で今後もっと売られてくれないものか。うーむ。

海が舞台のアニメが全然思いつかなかった。

| ギリシャ | 20:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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まさに海ワイン!なサントリーニからの贈り物。 イエア・ワインズよりタラシティス2015と2012、アシルティコ

うぇるかむ!
一昨日更新のギリシャ編の続きっていうか当のワイン達です。
全3回ぐらいにわけて更新しようかなーと考えてますがアクセスとか見るに「あんまり皆、知らない地域すぎて興味ないかなん?」とも思うので、来週までを目安にポツポツにしようかと。
さておき。今回がその上一番メインっちゃーメイン、サントリーニ島からのアイテムを3つ。

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イエア・ワインズ・タラシティス2015と2012とアシリティコ。
ヴィンテージ違いと上位キュベになります。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
タラシティスというキュベ名は「海からの贈りもの」という意味があるそうで、ちょっと雰囲気いいですネ。
ラベルデザインそのものはシンプルデザイン系で可不可ない程度。
後でズラッと並べますが、裏ラベルだけ先に。
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とっても普通な。
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オールドヴィンテージの方は醸造家持ち込み品との事で日本非売品。
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80年はしてる樹という威圧感よ。

作り手は前回の記事でたっぷりかきましたイエア・ワインズ
そしてその公式なプロフィールについてはインポーターさんが詳しいので割愛ということでー
レバノンとギリシャに強いフレンズだよ!
(http://vinsdolive.com/ja/front-page/?v=728c4e7a17ed)
なお、今回のワイン達はこちらの公式ぐらいでしか買えません。もっと波及すればいいのにー。

で、それぞれのワインの違いは

タラシティス
ステンレス低温発酵によるストレートな仕上がり

アシリティコ
こっちはかなり凝っていて、ステンレスでの低温発酵と樽での高温での発酵(古樽でフレンチやアメリカンなど3種類使い)をし、更に野生酵母オンリー。

因みにどっちもアドヴォケイトで90点以上、最大でタラシティスの方が94点もとっている様子(アドヴォケイトのみタラシティスのが評価が高いみたい)。
これはなかなかのもので、例えばこの間のニュージーランドのトップクラスの評価を受けてるソーヴィニヨン・ブランであるドッグ・ポイントで94点です。
値段も同じくらい。NZは微妙にマイナー地域判定に入り、よりマイナー地域のギリシャで評価がいいのは「一部で流行っている」と言って過言でないと思います。
ではその実力とは如何に?

香り・味わい(最大10PT)
タラシティス:♥♥♥♥♥♥♥(好みは分かれそう)
アシリティコ:♥♥♥♥♥♥♥♥
おいしいしょっぱさだね!
かなーりしょっぱいスタイルのワイン達です。「シャブリぐらい?」というレベルでない勢い。
そして、その風味が良いと見るか悪いと見るかで全然違うわけですネ。ナルホド、パーカリゼーション時代にはこれは嫌われたでしょうナ。

タラシティス2015
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最初のアイテムにして一番重要な「らしい」アイテム。
色は黄緑系だけど、意外とイエローさ強いかな。
香りからしてソルティドッグ。塩とグレープフルーツの印象が高くあります。甘い印象が香りからはしないんですネ。
味わいもグレープフルーツが如実にあり、しかし酸味というより塩いのである。
しょっぱい。これが正しくこのワイン「らしさ」なんですネ。
塩っ気系ミネラリーをおもいっきり体現したアタックからみりんっぽいタッチ、乳酸っぽさもある。
トークでは「ラムと合わせると良い」とあったんですが・・・・・・ど、どうなんだろうこのしょっぱさ相手には?
素のしょっぱさで勝負しまくっているので、それこそ海の幸が相性良さそうに思える珍しい白(私はそもそも日本人的海鮮感覚にはワインは単純には合わないと考えてるヨ)。
海系の大人キャラである。トレンディドラマな海ってなんか江口かだれかやってなかったっけ?

タラシティス2012
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生産者持ち込み品。
熟成することによって、よりみりんっぽさが高まり、同時にアルコール感が表面に出ている印象。
しょっぱさ、フルーツ要素はその分下がっているのでディスカッション上は「長期熟成する」との事だったのだけれど、正直そうは思わなかったひと品。
多分、果実感が残ってる状態の方がこの塩感が前面に出過ぎないのでは?

アシリティコ2015
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今更気づいたけど、ラベルのマークは表彰台意識してるのネ。
色はこの日呑んだ白ワインの中では強くイエロー。
香りにコーンやバニラといった樽の要素が強くあって、もちろん同時に塩ッ気が。
果実要素がその分控えめではあるんだけど、こっちは何だかオシャレアイスクリームショップのバニラアイス的な香りになってて、樽ドネ好きならこっちのが格段良いハズ。
味わいも最初から塩感全快なのはタラシティスと変わらず。
ただ素朴さが多かったのとは異なって、樽感によってベースがマイルドになった分より滑らかに塩要素もひきたてられています。
黄グレープフルーツ主体のフルーツ感もなかなか。青っぽさが無い点もクリアでいいのではないかと。
アフターもこちらの方が樽感が支えになって、しょっぱいフィニッシュがそれなりに心地よく構成されていて長く感じられます。
個人的なイメージだと、タラシティス版が「海の幸そのまま」だとすればこっちは「クリーム系の料理にしました」という差がありますね。
玄人おじさんや料理人なら前者をとるけど、うちみたいなワインだけで呑む質には後者のがいいだろうと思いまする。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥(塩ッ気が合えば+♥)
中域白ワインの新たなる選択肢!
ただ書いての通り個性的な風格が全体に漂っているので、一本試してどう思うか?という所なんだろうと思います。
没個性なワインに飽々している方向けではあるんですヨ。またはミネラルって単語を色々考えたい人向け。
そこの個性にハマれると3000~4000前半で呑める白としては大いに個性があってよろしいネ!
当ブログのアクセス数が下がるぐらい、みんな知らない地域なのでブラインドで出したらトッププロ以外はわからないハズです。
家飲みにはあまり塩っけ強くない料理と合わせた方がよかろうと思います。

というわけで、アシリティコワイン2点盛りでございました。
この個性の打ち出され方は本当に玄人向けであり、一回は試してみると面白いアイテムであることは間違いございません。
ただ・・・・・・その個性を拒絶する人も少なくないだろうなぁとも。覇権にはならないけどブームにはなる、そんなアイテム。

楽天では売ってないので、塩おいておきますネ(ドサッ!


ほんと海からの贈り物感がある

| ギリシャ | 16:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ギリシャのすごーいを知る。Gaia Wines による再思考のネメア・サントリーニ島・・・というセミナーに参加してきたヨ

うぇるかむ!
えー、タイトル通りでございまして本日はセミナーにご招待いただきまして参加してまいりました。
ついったーの経由でご招待いただいたもので、いやーこういうブログもやってて良かったなぁと思う次第です。
さておき。そんなわけで言って聞いてきたことを大雑把ながらご紹介しようと思います
全3回、白編
ロゼ白ヴィンサント編
赤編
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ネメアとサントリーニという2つの地域のギリシャワインについてのセミナーで、こうしたセミナーとしては上級コースのモノだったようで。
や、実はお金を払う学校モノのセミナー参加って初めてだったんですが、やってる事としては「生産者来日イベント」のワイナリご紹介が大きく増えたって感じでした。
参加者の方々色々いらっしゃったんですが、ph値を気にされてたりしたのが印象的「あー、学術的な?」みたいな気分に。それと皆、ワイン残して帰りすぎ!吐き出してもいいんだからグラスは空にして自分で返却しよう!!
(あんまり皆置いて帰るから、グラスの片付けをちょっとしたんですけど逆に申し訳無さそうにされてしまって申し訳なかったヨ・・・)

今回のセミナーの解説はヴァンドリーヴという輸入会社さんと醸造家であるヤニス・パラスケヴォプロス氏
URLはこちら、http://vinsdolive.com/ja/front-page/?v=728c4e7a17edであります
それと・・・
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元読売のワイン記事担当で現ワインレポートをやっているワインが得意なフレンズの山本 昭彦先生だよ。
すごーい!

山本さん、写真でいっつも渋い顔してるなぁと思ってたら実際も写真とあんまり変わらぬ印象でした。
あと、お話の仕方が「クメウの人も」「mwも」というように参照元を先に言って信ぴょう性を高める講義スタイルに、元新聞屋の流儀を感じた。
あ、そうそう、ついでに
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レカンでソムリエをやってたフレンズもきてたよ!
すごーい!!

や、大越ソムリエは本当に参加者側で何もぴくちり話してなかったんですけど、大橋mw経由で山本先生はギリシャ知ったっぽいのでワインレポートの推しな事は間違いないヨ。
(ワインレポートより先に記事にしててゴメンナサイでもアマチュアなりにやっちゃうんだぜ☆)
あ、そうそう、ついでにおひげがおもったよりもこかったよ。

ここからは、たーのしーな聞いてきたお話。
なるべく話はタイピングして逃さないようにしてたけど、あくまで抜粋かつ私の聞いた印象が含まれると思ってネ(伝達ゲームは100%はありえない)。
また、個別のワインについての話はまたの機会にしようかと。大まかな意義や意味が係るものは書いてます。


・サントリーニ島というギリシャの島のお話が今回のメイン。島が出来た歴史から話が入って行きました。

・土着品種としては最古クラスで120年前とかの接木なしのものが沢山あったり・・・なんだけど、ヨーロッパ加盟がギリシャ自体が1981年でそっから開けてきた文化度が高い(技術輸入として)のでモダンワインとしてのスタートは1981年からと見て良いんだとか。ようするにそれまではあくまでもドブロクみたいな事だよね。オールドワールドには良くあるパティーン。
例えば、今回のヤニス氏などはボルドー大学に行ってきているわけで、そうした世代がこれから作っていく地域なのだろうと。

・火山から出来た火山が多い土壌ゆえのミネラル、粘土質が0でフィロキセラがなく水の供給もない(カリウムもない)特殊な土地で、更に気候は風邪がとにかく非常に強くて、ヌフパフの一部地域にも近い強さなんだとか。
バーガンディとはかなり異なるミネラルであるとの事。
(この時、ヤニス氏はブルゴーニュと言わずにバーガンディと言ってました。これ意外と面白い事で、ギリシャないしボルドー大学出の人はバーガンディというワードを素で使うって事なんよネ。)

・風が強いが故に木を育てる為にバスケットづくりというのをしているんだって。
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実は今回、明確なアンフォラワインがなかったんですが、こっちの面は伝統というか特徴的ワインの作り方かなと。
また、ヴィンサントとかはギリシャが発祥だったりする。古典と新規のまさにミックス中か。

・サントリーニ島は世田谷区と足立区を足したぐらいの大きさの島。
アシルティコという品種が土着で、これが世界的にヒット中。パーカーポイント94点のキュベもある。曰く別に点数とかは正直どーだっていいっちゃーいいんだけど、毎年レーティングされている「安定性や国際的評価」としては大事なんだとか。

・山本先生曰く、現在のミニマムなパラダイムシフトブーム(パーカリゼーションの反対にいる小規模かつ土着の地酒的な回帰)にギリシャワインはガラパゴス的なマッチしているから、一部で人気が出ているんだそうな。
更にサントリーニにおいてはサルディーニャ島やシチリア(エトナ)などの注目と近い見られ方をしているのも、人気の秘密だろうと。
(土壌や品種においてはしかし島ワインでありながらそれらとは大きく異る)

・また、その起源は恐らくブリテンやニューヨークから当然広まっているんだけど、ジャンシスおばさんが2004年頃最初に取り上げたのがトップジャーナルとしては古め。更にエリック・アシモフが2013年にとりあげており、日本においては2016年中頃にようやく大橋mwが紹介してこれからブームになるんだって。すごーい。

・ついでに言うと、サントリーニは「ミネラルが特徴」の産地・・・・・・なんだけどこの時のミネラルというのは山本氏曰く80-90年代のパーカリゼーション・フルーティー(パーかーワイン的なフルーツ爆弾)にロンドン側が反骨してそれに対する表現としてミネラルというのが使われたのがスタート。
nzでのピノの発表会(これは珍しくワインレポートで無料記事が出てますネ。なにせ大橋mwが登壇してるもの)でも語られた事で重要な要素かつわかりにくいのだが、サントリーニはテロワールとしてわかりやすいだろうと。
今回の場合はテクスチャーとアロマでいえばテクスチャー寄りのミネラルなんだって。すごーい。
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こんな土地で作ってる。

・このアシルティコという品種はサントリーニではミネラルの強いアイテムになっているけど、本土ギリシャだと一転してフルーツ要素が高いらしい

・続いて、ネメアという本土の側のアイテムの紹介があり、こっちは正直説明時間もなかったせいかサクッと終わってしまった。

・こっちはアヨルギティコという品種をメイン使って色々やっている模様。

・因みに、ソムリエ協会のギリシャ担当は山本氏。なんだけど、ブドウ品種の読み方が現地寄りじゃないのが勝手に採用されててキレたナイフみたいになりそうだったみたい。

・ギリシャは緯度が意外なほど低く、雪も積もる高い標高の土地。気候の変化が激しいからテロワールというよりヴィンテージの差が出る産地なんだとか。そのため、レーティングとしても年度毎に安定性が低めらしい。

・同じく接木はなしのブドウが多くあって、同時に良いワインを造るならそれらを上手く使うのが大事とか。ブルギニヨンも言ってた!

・野生酵母についての話。クメウの人(マイケル・バラコビッチ)も言ってたんだけど、野生酵母って畑におもにあるもので、なんとフランス樽にも存在していたという研究結果が発表されていると。
そして、土地の個性を出すならつまり野生酵母は積極的に使うべきでマイナス要素以上に大事なんだって。

・全く関係無いけど、スペクテイターの上位は宣伝広告費でどうにでもなるからあんまり意味がないって山本先生が言ってたよ、すごーい!

・それと、価格が急上昇している。南アフリカなんかもそうだけど、この部分はどこも変わらないみたいで需要と土地の価格上昇がまんまワインの価格にも反映される様子。ワイン生産者にとっては「生活が出来る=ワインを造る意味がある」ので喜ばしいことだけど・・・・・・消費者としては困っちゃうよナ!

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ワインセミナーで10脚も使うのは年に1回あるかないかぐらいでこの次の時間の授業にグラスが間に合うのか、WSET側はハラハラしてたらしい。

で、ここからは質問コーナーで出てきたQ&A。まずは他の受講者さんのQから。

Q:ペイハー値が低いことによる醸造の難しさってありますか?

A:ないよ!ただ、phが低いところでないと野生酵母を使うのはリスクが高くて嫌かもしれないな。そういえば、サントリーニはマロラクティック発酵が上手くいかないからやってないんだ(シャブリとかとの決定的な違い)

Q:サントリーニのバスケットによる木を守る手法ってどれぐらいやるものなの?

a:5年とかやるから結構たいへんな作業だったりする

Q:醸造時にオークやステンレスを使ってて、ギリシャで良く言われるアンフォラが今回ないのはなぜ?

a:色々と醸造方法についてはチャレンジしている(実際、かなり種類を多く作っている方)んだけど、結局は経験や知識を総動員した結果、オークを使うところに「逆に戻ってきてしまった」部分はあるかな。

Q:日本でギリシャワインが流行るためにマーケティングはどうされますか?

a:アンチマーケティングだよ(笑)。実は色々と興味深い話の切り口がある(ヴィンサントが起源だったり)けれど、ニッチなマーケットをターゲットするのがいいんだろうと考えている。
トレンドやソムリエへの影響は必要性を感じる(そこから波及されるから)

・・・で、ここから2つは私がした質問。

シンク:くだらない質問なんスけど・・・・・・趣味はなんですか?休日なにしてらっしゃる??(会場笑い)

a:セーリングがテラピーになってるなぁ。海に行くのが気晴らしになっているよ。
実はセカンドビジネスでビール会社もやってて、サントリーニ島でビールも作っている。
ワインはひとつのミスが許されない、間違えが出来ない緊張感の非常に高い仕事なんだけど、ビールは気楽に出来て癒やされる。

(この質問、実は生産者が来ると割りと良くやってて、今回みたいにミネラルが強く出るワイン作ってる人は大抵の場合「海付近にワイナリをもっていて、同時に海に関する趣味事がある」と勝手に思ってるんだけど、今回も一応的中かしら)
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地中海にワイン沈める実験とかもしてるぐらいだしネ(実際酸化が全然しないんだとか)

シンク:先ほど、日本でのマーケティングについて話されていましたが付随して、では世界で色々なワイン買っているタイプのイギリス、アメリカ、中国辺りと日本の市場に違いを感じますか?

a:うちの取引はアメリカが一番のビックマーケットとなっているけれども、日本はアメリカに近い市場のように思う。
地品種アイテムが急上昇する、有名なジャーナリストによる言葉が影響が強いのが似ている。
また、古いスノッブ的な人はヨーロッパに比べて少ないと私は感じているな。ヨーロッパは伝統的な古い地域だから受け入れ方が別のようだ。


・・・
・・・・・・
はい、こんな感じのセミナーでした。1時間30分以上今回の更新に時間費やしたぞ私!そしてそれでもまだワインそのもののティスティングノートしてないからな私!わーい、たーのしー!!

先に今回のギリシャワインの感想を言うと・・・マイナー地域ながらなかなか楽しいワイン達でした。最近モルドヴァでマイナー地域にゲンナリしてた反動もあるかもだけど
サントリーニの面白い塩気や、土着なのに本格な味わいが出るネメア産のアイテム、どれもなるほど確かにこりゃ注目されるよなーという。
最も、このワイナリ(ヤニス氏)がすごいという可能性も充分考えられるので、今回だけど「ギリシャすごーい」とは言い切れないですが、少なくともすごいわいなりができてきてる!!ってわくわくするのは良いことのように思えます。

ナニワトモアレ、貴重な体験が出来た会でありました。Thanks!

因みに、「ギリシャ ワイン」で検索すると何故かコイツなどもひっかかるのでやっぱマーケティングは広く普及するようにガツガツやって欲しいんだよなぁ。


今回の記事は最新の流行りであるギリシャと同時に、アキバ系タイムラインを賑やかにしている最新トレンドも含みつつおおくりしております。

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