オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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マルゴーが原点?低価格カリフォルニアとしてはスマートでフレンドリーなカベ。 ウェンテ・サウザンヒルズ・カベルネ2013

うぇるかむ!
もう真っ昼間から「コマンドー」がやってて、浅田真央の引退会見よりよっぽどネットで盛り上がってたのも去る昔・・・・・・
で、今日はそんな時に私が呑んでたワインであります。

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ウェンテ・サウザンヒルズ・カベルネ2013
アメリカ大手かつ超古参のカベです・・・・・・でもちょっとマイナーなんですけどネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
ラベルそのものは実にまぁテーブルライクな感じでしょうか。高級感は少なくとも、ない。
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裏もとにかく普通。

造り手であるウェンテは「アメリカのシャルドネ種にとって最も重要なワイナリ」です。
というのも、1883年にドイツ移民のウェンテ氏が開業して以来130年ちょいの歴史のあるワイナリで、かつアメリカのシャルドネの相当量がこのワイナリ発祥のクローンとされているから。
1940年台の禁酒法時代にも絶滅せず、禁酒法終了後に各地にシャルドネの樹を分配した経緯があるんですネ。
今だに80%ぐらい、特に古樹といっていいぐらいのものに至ってはほぼほぼこの「ウェンテ・クローン(オールド・ウェンテ含む)」がというルーツを持っているんですナ。キスラーもピーターマイケルもコングスガードも大体ここのクローンな訳。
ついでに、ナイトハーベストやらヴァラエタル表記の先駆けであったり、一大企業的なゴルフ上やレストランやコンサートの開催といったアメリカンな運営をしているのも特徴。
ムルソーやコルトン・シャルルマーニュルイ・ラトゥールの苗木も含む意外といいところのクローンで結果的にアメリカのシャルドネに樹の部分から多大な貢献をしたワイナリ・・・・・・
と!言うのは!シャルドネの話!!
なので、ほとんどの栄誉はシャルドネ側。最初に大手だけどマイナー気味としたのその為。
あくまでも歴史的価値はシャルドネにあるのですがSBやカベルネもやっているって訳(カベルネに至ってはスペシャルキュベとして1万円超えるものがあるほど)
で、今回のカベルネはその中では低価格めの方(しかしヴィンヤーズ・セレクションでありエステートものである)のアイテムですが、一応ここの元木は「マルゴーから持ってきた」というマルゴークローン系。
リヴァモアヴァレーというドマイナーというか日本では選択肢がこのウェンテとストニーリッジぐらいしかないぐらいだったりするサンフランシスコ周辺のAVAです(内陸のセントラルバレーと海沿いの最高なピノ作ってるセントラルコースト周辺の間ぐらいの場所かな)
売ってたお店で「オーパス・ワンでなくてこれで充分!」とかいうクソ舐めた宣伝で売ってあったのには内心久々にキレちまったよ・・・屋上へ行こうぜ・・・・・・的なアトモスフィアにもなりましたが、実際どうであったか?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥(カリフォルニアカベとしては+♥)
うぉ、これそこそこ綺麗に広がるじゃん!
正直、結構良かったッス。良い年である2013年だからこそなのかもしれませんが、毎年このレベルがキープされてるなら普通にテーブルとして買いたい。
なぜなら、アメリカ低価格寄りにありがちなダサい甘味は少なく、下のほうの産地らしい綺麗なまとまりのが大きいからです。
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正直、もっと筋肉ムキムキマッチョマンのワインだと思ってたら、端的に綺麗でびっくりした。

色はパープルよりですがまぁクリムゾンレッド。そんなに濃くはありません。
香りは割りと果実要素の方が大きめで、ミルキーなタッチも程々に。
カシス&ミルクな雰囲気はまさしくナパカベとかにもある要素ですネ。
ただ、そこまで迫力がありすぎたり砂糖菓子っぽさがヘンに主張してきたりって事がないのがこのワインの良い所(同時に多少こもっていると言えなくもない。それと砂糖っぽさがないわけではない)。
味わいも意外なほどスラッとナパカベ、いやソノマカベ寄りかな?そんな具合の程よい濃さとタッチの良さがあります。
果実要素がベースでカシス、黒チェリーな部分がちゃんと感じられ、酸味部分が結構いい具合に出ているんですネ。
果実ベースからミルキーな要素がサーッとかけられてく印象。
その上で、全体に落ち着いていまして、そこから派手にジャミーになったりはせずにそのままストイックに〆。
無論、例えばオーパス・ワンに比べれば全てにおいて劣っている訳でありますが、意外なほど「上位のカリフォルニアカベルネに通づるまとまりの良さ」はあるように感じました。
全然ナパでもなんでもないのにネ。ヘタクソなナパAVAよりはよっぽど品がよろしい。
あくまでも小規模ですが、名門のメイドさんって具合を感じさせてくれるのがグッド。
イメージとしては来客として一時間ぐらいサクッとそのサービスを受けるって具合のライトさ。
ナパのPP100点クラスだと朝から晩まで毎日お世話してくれるってなる訳。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
2500円アンダーのカリフォルニアの決定版かも
この2013年に関しては、カリフォルニア・カベルネを低価格で楽しむという意味では文句なしであります。
輸出に熱心な大手ながら、他の大手の同価格よりクオリティは高いとすら思いました。
その最大の要因はシロップめいたやっすい甘さが低く抑えられている点。
あくまでもテーブルライクなカジュアルカベルネですけれども、今現在でカリフォルニアカベルネを知りたいという向きにはとてもオススメ出来るアイテム。
料理もちゃんと映えさせてくれるでしょう。典型的なワインのお供各位(チーズなども含め)も充分ですし、割りと早い皿からサーブ可能な濃さかつ扱いやすいのもいい感じ!

というわけで、ウェンテよりサウザンヒルズのカベ2013でした。
正直、甘く見てましたがアメリカンスタイルのカベルネ低価格としては驚きの出来栄えでしたネ。他の大手ばかりか、小規模めの低価格と較べても立ち位置がちゃんとあるし、使い勝手がいいワインでした。
カベでこの出来だと、ちょっと他も試したくなりますネ・・・・・・
とにかく、今買える低価格カベならおすすめ!

売ってる店舗そのものは大手のクセに少ないので試すなら早めに。


あくまでライトだけど、ちゃんとロングスカートである

| アメリカ | 23:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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10年越しリリースなナパカベの巨匠、やはりライフ・イズ・カベルネの言は伊達じゃない! シルバー・オーク・ナパ・カベルネ2006

うぇるかむ!
ナパといえば古酒も凄いんだよってな話をたまーにしてる当ブログでありますが、そういえばコレで更新してないじゃーん!と気付き急いでッ!

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シルバー・オーク・ナパカベルネ2006
美味しいものを食べるのです!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
随分前にノースコースト版で更新しましたが、そちらの激古酒に対して今回は「そこそこめに古酒」なシルバーオーク。
現在の体制になり、シルバーオークが「ナパカベ」と「アレキサンダヴァレーカベ」の二種類しか作らなくなってからのナパ側ですネ。
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なんで今になって2006年かというとこんなシールが貼ってあるのです。
そう、ライブラリーストックの古酒リリースであります。メーカー公式古酒って感じかにゃ。
生産量が大きいビックなワイナリだからこそ出来る技ですナ。海外のショップでもこうしたリリースがあるので、ちょっとした古酒として仕入れている事が多いんですって。
(ワイナリーが所有して後年になってから発売するアイテム。今回のは2006年モノを2015年に発表したストックです)
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ボトルデザインは可愛い本当に。
というわけで、王道をいくライフ・イズ・カベルネ。その10年とはいかに。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
やみつきになるのです(cv:ハカセ)
これは美味しいのです!まさに良い具合に熟成がかっちゃう一歩手前ぐらいの絶妙な間だったのです!!
シルバーオークはレベル高いのですヨー。

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色は少し褐色も入ってギリギリ透けるクリムゾンレッド。
そこまで熟成って感じはないですネ。流石ナパ。
香りにカシスとバニラがあり、それらは多少控えめ。カカオっぽさとかもほのか。
ここがもっと香ってきたりスパイス感があると間違いなく満点って気分になれるかなぁ。
しかしながら、味わいはどっちかというと私好み。強すぎず、弱すぎず、バランスがとれた綺麗なナパ・メイド・スタイル。
カシスソースとバニラをベースにしたパイ。口当たりからして滑らかで、アフターも長いのに疲れません。
少し熟成した印象が出ている部分(それもまたクドくなったり妙に枯れたり感じない僅かさ)によって、複雑な印象になり香りよりもずっと多様性があります。
ベテラン執事的な大人な魅力を持ち合わせたナパの風味、安定感のある手練のサービスを受けるかの如く。
このリリース年号にも納得かな。
ものすごくシンプルに、ナパカベの10年熟成だと言っていいワインです。そして、このぐらい寝かしてもまだまだ「新モノよりの評価」になる辺りが恐ろしくも。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
2万円超えちゃうアイテムですので、最高!とまでは言いません。2万あると希少アイテムとか他にもありますしネ。
しかし、予算がある方でかつ「古酒すぎないけど新モノすぎなくて美味しいカベルネって存在するの?」みたいな贅沢なお悩みのある方には、おすすめ出来るアイテムだと思います。
または、あんまり寝かせたり出来ない環境の人向け。
というか、そういう狙いでリリースしてるアイテムですナ。
ワイン会で主役をはれるワインであることは間違いありません。料理映えもしそうな程よさなのもいいのです。
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というわけで、シルバーオークのナパ2006でした。
最新ヴィンテージをちょっと呑まないと断言はできないなぁとも思いつついますが、今のところカリフォルニア・カベルネの王道として納得の行く味わいを常に見せてくれているのがシルバーオーク。
ナパカベの高級アイテムの入り口としていろんな角度から入りやすいアイテムだとも思います。
まさにいぶし銀なのです。

数が多いって訳じゃーないけど、ネットショップにもまだまだあります。


かしこいので古酒で買っちゃうのです


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| アメリカ | 13:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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泡の大統領?米国ロゼ泡としても、超本格のまとまり! アイアンホース・ウェディングキュベ・グリーンヴァレー2012

うぇるかむ!
最近2日に1度ペースになっててちょっとした危機感を覚えるシンクです。いやぁ、疲れてるのです私も。まぁ、色々あるのです。
そんな憂さを払うのに、最近はもっぱら「けものフレンズ」に甘えているのですが、先日のMステ放送時に呑んでたのがコレ。

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アイアンホース・ウェディングキュベ・グリーンヴァレー2012
米国泡の最高峰です。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(名前的に+♥も?)
シンプルかつクラシカルなデザイン。可もなく不可もなくなのですが、ウェディングという名前は結構使い勝手良いと思います。
まさにウェディングに用意したくなるし、ウェディングには「良好な契約」的な意味もあるそうで、お祝いにもいいでしょうと。
勝ち馬に乗った感じ。
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裏はド普通。

造り手であるアイアンホースは米国随一の泡ワイナリと知られる所。
1976年からソノマの地でスタートしており、アメリカとしてはまぁ老舗。ついでに評価が高い大手で数10種類のキュベを作っている一大企業であったりします。
良く語れるのは「ホワイトハウスの採用率」です。
レーガン、パパブッシュ、クリントン、ブッシュジュニア、オバマ・・・・・・と、何れの政権の懇談会で使われているのがアイアンホースの泡(銘柄は流石にバラバラ。多分安めの奴であろうとは)
パーカーたんも過去に「ドン・ペリニヨンと匹敵!」とロゼに関して評価したことがあったり、新聞ウォールジャーナルでも「米国最高の泡!」と宣伝、W&Sやエンスーでも年間トップ級に添えるなどなど、とにかく米国メディアが超よいしょしてたりもします。
で、その中でも一番知名度があるのが今回のウェディング・キュベ。
ソノマのグリーンヴァレーに絞った、ピノ主体のロゼであります。
ある意味では米国の泡の本懐、国が愛用するワイナリの代表的アイテムなのですが、その実力とは・・・・・・?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
うぉぁ、すっごい研ぎ澄ませっぷり
非常にシャンパーニュ的です。世の中シャンパーニュ製法(MCCなりフランチャコルタなり)のワインなんて別に普通にある訳ですけれども、このシャンパーニュっぷりはなかなか・・・・・・
果実に迫力がなく、綺麗にできてる印象のが強いアイテムです。過去の経験の範囲だとベル・エポックだとかロデレール(本場の方)なんかの傾向に近い。
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色はどっちかというと黄色みの方があるかなーという具合。ピノ比率が高かったりしますがロゼロゼしてません(まぁ、普通のブランとかと比べればロゼ色っすけど)。
泡も特段強くはなく弱くもなく。
香りに果実要素が綺麗に出ていますが、ドッと迫って・・・こないんですネ。奥ゆかしく木苺の香りと柑橘が出ています。
この構成がとても微細なのがなんというかシャンパーニュチックさ。薄い、ではなく気品を持って適度に。
時間がたつとオレンジっぽい要素が多少強まる辺りも本格の風味。
味わいもとても綺麗に収まっていて、ピーチや赤い小さな果実の味わいをベースに泡も細やか。
樽っぽさが突出していたりもなく、最後まで綺麗に果実と泡のキメ細かさで楽しませるスタイルです。
果実の酸味甘味の余韻そのものはそこそこ長くあり、最初から最後まで非常にそつなくこなしてある印象です。
過度な装飾もなく、かといって足りない要素もない。ロゼ泡としてのシンプルデザインと言っていいでしょう。
ロゼの無印良品?
あんまりにもまとまりが良すぎるので、逆にインパクトとか単純に「すっごーい!」と感じるかというとそういう事もなく。
しかしそれが「米国のRRVの泡である」事はシャンパーニュマニアなら驚いていただけるかもネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(泡好きなら+♥)
6000円中盤のアイテムであり、高級アイテムに片足入れ込んでる中、本場シャンパーニュロゼと比べればそれでも安い部類と言えるでしょう。
むしろ泡マニアの方の方が好まれそうな味です。それぐらいストイックなシャンパーニュスタイルだと思います。
また、ラベル覧でも書きましたが名称や大統領が歴代使ってきたという「米国ホワイトハウス御用達」であるという事実もあって、プレゼントにも非常に使えます(そして人を選ばない味だからネ)。
泡における選択肢として幅広く網羅した、決定版的なアイテムかも。

というわけで、アイアンホースよりウェディング・キュベ2012でした。
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Mステ見ながら呑むには品が良すぎたかなとも。
ちゃんとした、こう、美味しい料理がある状況でこそ映えるワインですネ。
米国の自力を感じる良質さでありました。

ネット上では取り扱い店は多いけど、そろそろ種がつきそうかなぁ。


アニメ界隈のウェディングドレスは何故かミニスカになったり素材感がペラペラだったりすることが多い(そんな中では質が良さそうなフィギュア)

| アメリカ | 20:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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正直なのかもしれない・・・流石に2011はキツかった? ドミナス・エステート2011

うぇるかむ!
えー、朝に予告したとおりにこのワイナリで更新であります!

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ドミナス・エステート2011
ムエックスのところなのでありますが・・・

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
PP100点ワイナリならまぁこのぐらいはネ
っていうか、なんらかの部分で(有名な範囲で)最高評価をとっている以上はここの評価は最大級でありますし、ムエックスのアメリカ上陸かつイングルヌック畑の継承者である以上はこの点数です。
あ、裏はエノテカシールのみなので省きます。

エノテカに通ってた時期が結構あった私、そしてこのワイン出現率がそこそこでして、見かけると昔からついつい注文していたのでした。
今回もそんなノリ。
当ブログでは過去3回やってまして2009年、2010年、2012年、という具合でやってます。
今回2011年を呑むことで、09~12年まではそこそこ新モノに近いヴィンテージとしては呑んだ形になるかなん。
さて、2010年でうっかりパーカーポイント100点をとってしまったことで一気に4万円ワインになったドミナスですが、今回の2011年はなんと今でも余裕で3万円以下で買えます。
本御所かつ皮肉にも輸入元なのに一番高くなってしまうエノテカでも3万円ちょいッス!


・・・・・・はて?
リンク見てお察しの方はワインマニアですネ。
上のリンク先で見ていただくと何故かこの2011年だけは評価の紹介が「ワイン&スピリッツ」「ヴィノス」「サックリング」になっています。
単刀直入に言って、パーカーたんとスペクテイターの2大メリケン雑誌の点数がありません。
ちなみに2012年は「パーカーポイント」「スペクテイター」「ヴィノス」の評価がのっています。
何故か?
答えは簡単、2011年だけパーカーたんとスペクテイターがこぞって89点だったからです。
っていうかナパのヴィンヤード絞ったクラレットスタイルで90点以下って雑魚同然です。100点の次の年がコレって相当にヤバいです。
そんなヤババババハムートな2011年、実際どうなの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(今飲むならマイナス♥)
やっぱキツめだわ
それでもさすがはドミナス?ってなところもあるのですが、かなーり難しい。
2011年のナパは「前代未聞の未曾有といっていい程ありえないバッドヴィンテージ」とはパーカーたんが言ってたような気がしますがそれは恐らくこの辺りを呑んで直感したからではないでしょうか?
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色は強く濃いレッド。
香りに割りと動物感が大きく、獣香が妙に交じるんですネ。
カカオ要素がビターに出ており、果実要素よりもそうした「苦味の部分」が香りから如実に出ている印象。
元々ナパのワインとしてはオー・ブリオン的なグラーブっぽい独特の要素があるフランス思考のワイナリかなーと思っていたのですが、この2011年に関しては「悪い意味で」ボルドー的です。
味わいも獣感が大きく妙にビター。
スタートから〆まで、ちょっと苦さが後を引きずる構成で、果実の要素などはさすがにまとまりがあるのはわかるのですが、それ以上にビターさやタニックな部分が残るんです。
ミント要素なども低く、そうした苦味要素を消し去る部分が少ないのです。
それでも、まとまっている印象は受ける辺りは良いのですが、同時にどーにも「ボルドーのイマイチだった時」を彷彿とさせるところがあるかなーと。
クラシカルな出来、あんまり良くない意味で。今回呑んだ範囲ではなるほど2011年はここまでアレな年だったのかと過去の経験から納得がいくぐらい素直に「苦しい味」かなー。
メイド的要素もちょっと枯れてて、メイド→家政婦ぐらいになんかこう、イメージが下がる感じ。

コストパフォーマンス(最大5pt)

3万円のワイン、というには余りに高いと現状思います。
熟成が期待出来るヴィンテージ?うーん、このパワーの弱さは早熟なのではって正直言って思いますし、投機にしても評価がめちゃくちゃ低いヴィンテージというのが大きく脚を引っ張るので大して今後も伸びないでしょう(突然パーカーたんが手のひら返しでもしない限り)
それでも流石にドミナスだけある部分もありますが・・・・・・少なくとも、私がこれまで経験したドミナスの中で最も良くないティスティングでした。

というわけで、ドミナスエステートの2011年でした。
ある意味ではエノテカ本家の2011年の文章はバッドヴィンテージだったりイマイチだった時のワインに書かれるような書き方の勉強にはとてもなりましたがドミナスでもちょっと苦しい時ってあるんだなーと思っちゃいはしましたネ。
ヴィンテージ信仰が比較的低いと自分では思ってるけど、今回は如実に感じちゃったかな。
もしも初ドミナス体験だったりドミナスの実力をちゃんと知りたい!という方は2011年は避けたほうが無難です。

100点とる前は良い時でもこのぐらいの価格だったのになぁ。


なんというかこう、普段がフルモデルでウン万円なら今回のはプライズぐらい?

| アメリカ | 22:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ギガル三銃士級?神童によるPP100点ワイン、しかし意外と・・・・・・ ベッドロック・ヴァイル・ア・ウェイ・エクスポジション2

うぇるかむ!
日中は見事に筋肉モリモリマッチョマンの変態を堪能してしまい、うっかり更新しそびれそうになりましたが、頑張ります。

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ベッドロック・ヴァイル・ア・ウェイ・エクスポジション2
今、最も熱いシラーの一つです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
既に2013のソノマ版で更新してるワイナリなので詳細は省きますがちょうどこの間更新したレーヴェンズの息子さんのワイナリですナ。
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裏は一見シンプル。ただ、TWOの文字大事ネ。

今回のワインはモーガン・ピーターソンが作るワインの中ではブッチギリのお値段がするワインで、ヴァイルアウェイヴィンヤードという畑からのシラーを主体とした3つのワインによる3部作。
この畑、レイミーが育て上げ現在はヘレン・ターリー夫妻やダニエル・ロバートなどの著名コンサルがやってる畑。結構広いっぽい。
この3部作どれもその畑のシラーなんですが、エクスポジション1、2、3とそれぞれにびっみょーに内容がが変わっています。
キーワードは「全房か除梗」と「シラーとヴィオニエの比率」。
1がシラー100%で全房100%というマッチョな構成、2がヴィオニエが今回で8%と微妙に入り50%全房の中間、3がヴィオニエが16%で100%の除梗という1と真逆なスタイル。
今回は2番ですネ。
このエクスポジションシリーズ、売り手側は「必ず1~3のセットで販売する」という事になっているようであり、一本辺り3万以上するアイテムでありますが、市場では既に見当たらず!
それもそのハズで、パーカーたんが
「オヤジを完全凌駕どころじゃねぇや・・・ギガルん家で三銃士呑んだのを思い出すレベル!」
「ギガルん家に毎年言ってる俺がここまでビビるワインを作れるのはカリフォルニアではマンフレッド・クランクルとモーガン君だけやで!!」
などと超絶プッシュしてるんですネ。あと、パーカーたんギガルの事別荘みたいにしてるのワロス。
結果は1が99点で2と3がなんと100点という結果になり、カリフォルニアシラーの最高峰扱いに至る事に。ついでに言うと、ヴィオニエ入りかつ除梗してる方が評価が良いのは興味深いポイント?
そんな最新のカルトのひとつの訳ですが、その実力は??

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥(独特な香りに好みが出るか)
意外なほどオレンジっぽさが多い
ちょっと不思議なほどジンファンデルチックな要素がでているアイテムでした。
シラー主体なのもわかっていながら、ナチュラル寄りな構造すら感じさせる品になっていました。多分これボトル個体差かも・・・?
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色は意外と透けもあるクリムゾンレッド。
香りにオレンジがブワッ!と来るのが特徴。このオレンジっぽさ、個人的に「ジンファンデルかな」とブラインドだったら判定するような要素で、それこそ前に更新したレーヴェンズの上位品に出てるタッチでもあるんです。
ここでまず好みが別れるかも。
いずれにしても、そのオレンジ要素がとても大きくボリューム感があるのが特徴で、味わいも同様です。
ラ・トゥルクを想定とされているアイテムですがかなーり別物に私は捉えます。
オレンジから転換してブランデーのような空気感、意外なほどスパイス要素は少なめでパワーのあるアルコール要素とでもいいましょうか、そうしたフレーバーが強く長く感じられます。
閉じてるとか開いてるとかっていうなら、新モノとしてのタイミングとしてはグッドだったとも思います。
つまり、この独特なパワーに魅力を感じるかどうかかなーと。
個人的にはちょっと想定と違ったのもあって「むむ?」という具合。
一部のナチュラルワインや自然気味の若手(この手の例えだと私は大体ダヴィド・デュヴァンが浮かんじゃうけど)などが出す個性を、とことんまで強化して突き詰めて昇華させているのは凄いかネ。
マッチョかとおもいきや、意外と細マッチョだった感じ。
今日はコマンドーみたいせいで、アクション映画脳なんですがシュワルツェネッガーとかよりジェットリーなワイン。

コストパフォーマンス(最大5pt)
コスパで図るものではない。
買える人が買ってネ!というアイテムで、もう既にオークションアイテムの域に入っていると言えるでしょう。
そんな訳で、買える人は買ってくだちぃ。私は買えん。
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というわけで、ベッドロックの最高峰エクスポジション2でした。
うーん、これもかなり面白いワインではありますが、どうにも「評判や値段よりは微妙?」になりがちな気がしなくもない。
これはひとえにモーガンの作り方があんまり自分にフィットしないというだけの事なんでありますが・・・・・・
もうちょっと気になるけど、意外としつこく追いかけはしたくないかにゃーという。

セット売りでここまで全滅してるのも珍しい


なおめっちゃ怪しいバラ売りで3が存在。う、うーむ


確か明日のテレ東がコレ
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