オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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あまりにも若々しい!?モーゼル最高峰の作り手の1987年モノ。 ヨハン・ヨゼフ・プリュム・ヴェーレナー・ゾンネンウーアー・シュペトレーゼ1987

うぇるかむ!
ドイツ最高峰の作り手、というと数ある中でもコチラが候補にあがることは間違いなしでしょう。

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J・J・プリュム・ヴェーレナー・ゾンネンウーアー・シュペトレーゼ1987
ドイツの競売会モノです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
当ブログでは結構前に一度記事を出してますネ
その時の印象はまさにメカニカルさあふるるワインだったなぁ。
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しかしながら、今回は1987年と古酒になっています。
また、オークションで販売されたものとの事(これについては書く機会があったら後日)。
シュペトレーゼは比較的安く手に入るものの、プリュムの古酒。その実力はやはり凄かった。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥
若い
すっごく若々しいワインになっています。全ての要素が青春群像劇。
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色は意外なほどクリアなイエロー。色からして87年の古酒のカラーしてないでス・・・
香りもレモン感が多めに感じられフレッシュさあふるるものとなっています。
すごく生々しい感触と言いますか、とかくフレッシュの範囲に収まっており、熟した感じといいますかそういうのがない。
または酢っぽくなっちゃうような事もない。
そのため、味わいもやはり若い。
ミネラル感が多く、第一印象は「最高のソルティ・ドック」です。それぐらい潮味とグレープフルーツのフレッシュが全快。
炭酸が入ってる錯覚すらする訳。
非常に綺麗なレモネードの風味、気品があって爽やかな佇まい。ただただ清らか・・・・・・なように見えて、フルーツ感のあるビターさがほんのりアフターに入ってくる複雑な心持ち。
書きだしちゃうとちょっとチープになるのかもですが、こうした例えば果実感ひとつとってもレベルが高い。
そして個々の味わいの要素が20年近い時がたったワインのソレでありません。
年数がたったとすれば、バランス感覚の取られ方が秀逸なのとあまりオイリーさを感じさせない事から判別出来るのかも?
これが以前の2009年だと+してオイリーさがガツンと入ってきてそれはそれで楽しいのですが、その部分が切り取られる事で人間部分へのピックアップがなされるといいますか・・・・・・
あれか、ガンダムからロボット抜いたような感じ。
呑んでてとても丁寧に作られている事がわかる、珠玉のワインとなっています。いやぁ、青春モノですよコレ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(今回のモノそのものは測るものでないがプリュムの銘柄に対して)
もちろん、オークション向けであったりそもそもロット番号が超細かく設定されているドイツにおいて同じワインを提案するのは難しいとかそういうのはさておいて、プリュムのこのシュペトレーゼはスゴイと思う。
そのうえで、6000円という価格なのもスゴイ。最高峰の作り手がシュペトレーゼならこの値段って南アフリカかよ。
以前呑んだ09よりも評価をあげているのは、改めてリースリングの熟成能力や味わいの力量について考えなおした為。
今回はとても良い例。明らかに値段以上の味のする熟成ポテンシャル。
偉大とされる生産者故にたまーに古い年号のモノが出てきたりするので、狙い目はソレですネ。

というわけで、プリュムの1987年シュペトレーゼでした。
あんまり若くてビックリするワインでした。このレベルの若さの古いワインって、経験したこと白ではなかったので・・・・・・(赤だとバロレコレクションとルロワぐらい)
貴重な体験と同時に、フランス信奉に進んでしまった日本を恥ずかしく思う次第であります・・・・・・

ウメムラではるか昔にこの価格で売ってたことがあるらしい・・・は、破格すぎる


ちなみに最新ヴィンテージとかだとこんな感じなのですが、ネットショップでは売り切れが殆ど。


音モノ学園系って感じはする。

| ドイツ | 09:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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爽やかショートカット女子感満載の、軽快な食前リースリング! ヴァイングート・ファン・フォルクセン・ザール・リースリング2012(マグナム)

うぇるかむ!
さて、ドイツワイン。それもかなーりレアアイテムを含めて更新をしていこうかと考えてますが一発目からなかなかスゴイのを・・・

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ヴァイングート・ファン・フォルクセン・ザール・リースリング2012(マグナム)
一番最初に会で供せられた比較的新しいアイテム。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
ラベルが旧世代系っぽくて、そこそこカッコイイと思ってます。
南アフリカのアルヘイトのエチケットとか好きな私には結構ドンピシャ。アルヘイトは「レトロ風」ですが、ここは「レトロ」という差はあるかと。
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裏ラベルは無し。日本ではラシーヌさんが入荷してるみたいなんですが、マグナムというのは見かけないのではなかろうか。

作り手のファン・フォルクセンという醸造所そのものは18世紀には存在していた模様。
修道院が運営していたという厳かな歴史・・・・・・と、同時に、130年もの自根リースリングとか持っているのにあまり知名度は(日本においては)なかった模様。
2000年頃からローマン・ニエヴォドニツァンスキーという方がこのワイナリを購入、改修し2004年にドミニク・フェルクというめちゃコワモテで眉毛なくて強そうな醸造家が就任。
日本インポーターさんがラシーヌな事からもわかるとおり「自然派ドイツ」という枠組みで知られるようになりました。
そのため、なのか一部にこのワイナリ熱狂的にファンがいる様子で。
今回の回でもウェルカムドリンクとしてのポジションを任されているドライ系リースリング、しかしながらこれが・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
スカーーーーッシュ!
すっきりさわやか気分爽快リフレッシュ!
これこれ食前酒の出足はこう来て欲しいというような理想型。この後、濃厚めなリースリングが続いた中で逆に印象に残ったひとつでした。
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色は黄色さが程々で、かなり若い事が色みと濃さからわかります。
香りにレモンの香味が強く出ていて、この段階でサラッとしている。
っていうか、気分がサラッとします。凛としている。
香味の要素そのものは複雑とはなっていない(っていうかこの後のせいでそう思う?)のですが、フレッシュな果実感なのにそこが甘ったるい香りとならずにシャープなのが良いのです。
あまりオイリーさを感じさせません。果実の強さが主体となっているのがわかります。
味わいは更にサラッとしてベタつかず、口当りの仕上がりがグッド。
程よいまろやかな口当りと、ほどよい酸味。
それから黄色いレモンを主体とした甘味がサッと広がります。
全体にアップテンポです。余韻も引けそのものは早い部類なんですが、しかしそれが完璧に利点といいますかキレとして好印象なぐらい。
非常に飲みやすく溌剌として、サッパリとしたキャラクター・・・と書くと味がしなかったのか?と思われるかもしれませんが、それは大きく違います。
これだけ「サッパリとさせてくれる」と書いておいてなんですが、味のベースにある果実要素などはシャッキリハッキリとしています。
それでいてキレが良いのは低アルコールさと、その香味のキャラクターがなせる技。
モダンめなリースリング。いるだけで気分が爽やかになりそうなショートカットガール。
青空走りぬけちゃうゾ!って感じ。全くねちっこくない青春劇。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(通常流通品の値段であれば)
これ日本だと3000円のワインらしい
ワォ!この味が今も続いているならケース買いもありじゃないの!?
最新版は2014に既に移行しており、またそれも売り切れてるケースが多いのが残念ですが、このクオリティが他でも保たれているならば大いに買い。
キレ良いリースリングとして、食前から食事にエッジを作ってくれる事でしょう。
テーブルに常においておけたら最高なんですが、あんまり流通はしていないみたいなのでお早めに?

というわけで、ファン・フォルクセン・ザール・リースリングでした。
いわゆる同ワイナリの最下層に位置づけで言えば当たるワインなのですが、使い方をちゃんとすれば巨匠のうん十万を呑んだ夜でも印象に残りえるということです。
ドイツは良いワイナリを絞ると低価格からお買い得すぎると改めて唸らされたのでした。

買うとしたら大体このぐらいの価格。流通は少ないっぽいのが残念ネ。


表紙だけならコレっぽい。

時をかける少女 [ 仲里依紗 ]
価格:4344円(税込、送料無料)


| ドイツ | 21:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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新世界で修行してのシュペブルその成果とは?レナート・ファイト・ピースポーター・ギュンタースライ・シュペートブルグンダー2013 

うぇるかむ!
これまた久々になっちゃいましたネ、ドイツのシュペートブルグンダー!

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レナート・ファイト・シュペートブルグンダー2013
あ、因みにしばらくドイツワイン特集的になりそうです(突然の予告)

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
あからさまなほどに、昔ながらっぽいエチケットの表側、10代続くワイナリなのだそうで。
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裏ラベルは日本用になっています。
作り手の現当主がペガサスベイなどで修行してきているのだそうで、伝統的な白以外にも力を入れ始めているのがこのシュペートブルグンダーだそうで。
っていうか、この作り手で調べてもほとんどがゴールドトレップヒェンという特急畑からの甘口白。
超マイナー扱いに事実上なっちゃってるんですねコレ。
ちょっとかわいそうな感じもするんですが、実際どうなの?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
年号の割に妙に年食ってる感じ?
かなーり渋いキャラしていると思います。しかも和装目な。

色は強いレッド。
香りに紅茶館が多めにあってそこは好印象。それと少しチェリッシュな感じがあります。
味わいはかなり酸味が強く、アタックからアセロラなどの酸味がおおくやってき、すっぱい梅っぽさをダイレクトアターック!
アミノなんだぜーみたいな?
果実質感などには朱い果実感があり、ジャミーに思える事もあるのですが、上述の酸味要素が特徴になっており、同時に強い紅茶感あるタニックに支えられて全体に硬派。
そこそこしょっぱい系。
アフターはそこまで長くない辺りも特徴的かな。良くも悪くもバランスはとりかたが不自然というか、カチッとハマってはいない印象でした。
いい人なんだけど、そういう要素よりも近づきがたいオーラが強い。強面オジサンキャラ?

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
5000円するピノないしシュペートブルグンダーとして見た時に、他の生産者の選択肢があまりに多いかなというのが正直なところです。
このキャラクターが好きな人であればドハマりできる。そういうスタイルになっていると思います。
なので、まずは一本ご自身でお試しあれ。
あんまりプレゼント向けの要素がなく、ちょっと使いドコロが難しいタイプ。料理と使いこなせるとカッコいいと思います。

というわけで、レナート・ファイトよりピースポーター・ギュンタースライ・シュペートブルグンダー2013でした。
まぁまぁ高級感もありつつ、独自のシュペートブルグンダ方向性を持つ為に、万人受けするようなタイプでなく仕上がっています。
だからまぁ店頭置きが少ないのかも?と思う一方こういう面白さこそ「ワインの個性がー」とか宣う人には呑んでいただきたくも思う。
なかなか難しいワインであります・・・・・・

楽天ではシュペートブルグンダー版を見かけない・・・白の方がココもやっぱり美味しいのかな?

Pチャン!

| ドイツ | 16:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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モーゼル次世代最強と言われる男のアウスレーゼの、あまりにも美味な実力! シュロス・リーザー・ニーダーベルク・ヘルデン・アウスレーゼ★2001

うぇるかむ!
ワイン会で出てきたワインで更新中、二回目はこの日のウェルカムドリンクとして出てきた・・・・・・そして、この日私がベスト3だと考える・・・・・・ワインです。

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シュロス・リーザー・ニーダーベルク・ヘルデン・アウスレーゼ★2001
類まれな白ワインです。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥(ドイツ的には+♥)
紋章部分が潰れてしまってる写真で申し訳ないのですが、まぁラベルそのものはなんだか伝統系っぽい雰囲気だといえるでしょう。
でも、「★」という表記は気になるところですよね。因みに裏ラベルはありませんでした(剥がしてあったのかな)。

造り手はトーマス・ハークというワイン一家の一人。
彼はワイン学校卒業直後に、このワイナリの運営をとある実業家から1992年に任されます。
1902年から存在自体はしていたシュロス・リーザーでしたが、この頃はワイナリ施設などもぶっ壊れっぱなしの「廃墟オタクが大好きなお城」のひとつだった訳です。
名家の跡取り醸造家とはいえ、26歳だった彼は
「通常の3倍働いた」
と、シャア・アズナブルみたいな感じで当時を振り返っているとかいないとか、まぁさておきしかしながら、彼はシャア・アズナブルばりに通常の3倍の速度でこのワイナリを復活させるのです。
元々依頼されて受けたワイナリだったのに97年にはこのワイナリを「権威の象徴たるお城は省いて」自分の権利として購入しきっています。
お城はスルー。つまり畑と醸造施設だけに専念してお金投資してるんですね。
引き受けてからわずか6年でVDPというドイツの著名なワイナリ組合に加入し、今年になってゴーミヨ誌の5つ星生産者にノミネートされるなど、トップ生産者として着目されることとなります。
これ、割りと古くからの伝統を重んじがちなドイツ業界としてはスゴイ事です。
また、彼は結構いろんな事の先駆者であり、天然酵母へのこだわりや「グーツワイン制度」をおもいっきり利用したり(これは要するにごちゃごちゃと煩わしい畑等級をふっ飛ばして、生産者・品種・アウスレーゼなどのスタイルの3点に絞って告知する事)ワインの品質で★をつけるなど、ドイツの中でも若い考え方を全面に押し出し好評を得るのです。
調べてた時に私が気に入ったのは、彼が「ドイツの表示は鬱陶しいとドイツ人すら思っていた。どこの産地のどの品種を飲みたいか、そして肝心なのは、誰が造ったワインが飲みたいかじゃないか」としてグーツワイン制度を採用している点。
生粋のドイツ系なんですが、非常にアメリカンでありシンプル。
そんな彼も、唯一グーツ制度を使わずにいるのがこのニーダーベルク・ヘルデンという畑からのもの。つまりこの畑だけ「単一畑」として扱っていて、★を更に同じ格の中でも自ら0~3つでつけているという訳。
今回は収穫は超良好ヴィンテージだったという2001年のアウスレーゼ版の1つ星。
★が無いバージョンでアドヴォケイト93点(低いようですが、そもそもアドヴォケイト主催のパーカーたんはドイツがクッソ苦手と公言してるぐらいに不利)、スペクテイターで97点。
実はこのワイン会主催の方とは「彼が某所にたまたまリースリングの古酒を持ち込んだ時に立ち会って、少し飲ませてもらった」事から知り合っていたので、これをサプライズアイテムとして出された時から期待していたり。
経歴が長くなりましたが、実際問題このワインは凄かったのです。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
澄み渡る爽快で卓越したリースリング。
眠気がぶっとぶ、あまりにも良く出来たリースリングだと言っていいでしょう。
私はたまに白ワインに「レモネード」という言葉を使うのですが、その最たるもので今のところ究極のレモネードワインだと思います。

抜栓からは2日目の状態でサーブ。
色は透けていて出汁のような黄色。
香りがまず素晴らしく、レモンのかおりが爽やかに突き抜けます。
香水めいて感じられる、スラッとして美しいレモンとバターの感覚。
香りの段階で「ワォ、100点!」と唸ってしまう卓越した香りとなっています。要素そのものはレモンとバター、少し時間がたつとリースリングらしいオイルという3点で書けます。果実部分の洗練がありえないレベルで実現。
味わいは香り以上にアタックからレモン果実の酸が強く出ている・・・・・・のと同時に同じくレモンの甘味が凝縮して感じられるのです。
このあたりがレモネードっぽさネ。
恐ろしく洗練されています。果実要素はほぼレモンだと私は思ったのですが、そのレモンの造形がフレッシュな生、スライスなつけたもの、ジャム、サイダーに端にそなわっていたりそもそも切ってなかったり・・・・・・そんな具合に「ありとあらゆるレモン」なんですネ。
透き通るような飲みくちでありながらダイナミックで、リースリングに見えるオイル要素が僅かにかすめてリースリングに必要な対立主義性もちゃんと見出している。
オイリーさ自体は少なく、しかし出ているのはハッキリしている。複雑さの要因としてちゃんと導き出せるんです。
余韻も長いのに酸味と甘味が高次元なので、吹き抜けるように爽やか。
アニメなり映画なりで、クライマックスに「吹き抜ける風の演出と共に主人公が覚醒したり何か世界が変わるようになる。その後主人公の頭上の青空が映る」みたいな演出を見たことがあるでしょう。
このワインはソレです。自らに「吹き抜ける風」をもたらすワイン。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥(コスパで測るものでもないが)
見かけたら手に入れるべきワインのひとつ
リースリングの凄さをただただ痛感出来る、最高峰の出来栄えでした。
ネット上では01年は★なし版が1万~3万の範囲で購入することが可能で、★付き版に至っては価格の確認がとれませんでした・・・・・・
(他の年号であれば、1万円アンダーでも買えます)
しかしながら、この珠玉の出来栄えはまさに白ワイン最高峰といって過言でなく、リースリングがコレほど美味い代物なのかと「元々リースリング派の私ですら」思わされる逸品です。
手に入れた自分で、それも料理などは最初は含まずに単品で呑むことをオススメします。
プレゼントするなんて勿体無い!

というわけで、シュロス・リーザーよりニーダーベルク・ヘルデン・アウスレーゼの01年★でした。
今年は白ワインに感動する事が多かったり個人的にしてるのですが、その中でも筆頭格になりえるワインかなと。
高密度高水準のリースリングの破壊力。ワイン通であれば必須経験だとすら思ってしまうほど、卓越したモノなのデス。

バージョン違いであればこのぐらいで買えます。★ひとつでどれだけ違うのかはちょっと未知数ですネ・・・

リースリングをロボットアニメに例える私ですが、その中ではこのワインは「突き抜けた感覚」からコレかな。姫様抱きしめてるようなモンッスよコレ。

| ドイツ | 22:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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伝統のドイツらしさ。そして古酒リースリングの間違いない美味さ。 フォン・ヘーフェル・オーバーヘンメルヒュッテ・リースリング・アウスレーゼ1989

うぇるかむ!
ここのところドイツ特集でありましたが、最後は伝統的なワインというのがいいのかなーと。

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フォン・ヘーフェル・オーバーヘンメルヒュッテ・リースリング・アウスレーゼ1989
とっても古典敵でしょ?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(個人的には+♥)
ラベルからして古典的ですね。個人的に+したのはなんといってもリースリングアウスレーゼの25年熟成だから。

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裏まで古典的と言えましょう。

ワイナリーは元々は修道院で、12世紀からのふるーい建物、聖マキシミン修道院が前身。
で、一部を改良されて1803年から醸造所として買い取られたのがこのワイナリ(ワイングート)というワケ。セラーも800年以上の歴史とう古株です。
現在の当主であるエベルハルト・フォン・クーノウ氏で6代目(ついでにオークショニストでもあるらしい)。もう伝統&伝統なワイナリですね。
パーカーたんの評価もそれなりで、ヒュージョンソン翁も「1993年以降は最高!」って言っているとか・・・・・・え、93年より以前はどうなのよ翁!
そして、今回のものはオーバーヘンメルヒュッテという単独所有畑からのワインです。
完璧にレトロ・ドイツといった感じ。さてその実力は?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
やっぱりこう・・・古いリースリングバンザイ!
最近では、他の地域が「モーゼルみたいなリースリングはダメだ」なんて発言をすることがあったりもしますが、甘口リースリングは熟成させるのがイタリアの主要品種と並んでやっていいタイプのワインだと思うのです。

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この低アルコール飲料であるのに熟成にいい感じっていうのが独特ですよネ。

色はあまり強くなく色が褪せた印象。白の熟成は色が強くなる事もあるのですが、これは一般的パターンかな?
香りにオイリーさと白い花の印象があり、蜜の印象の方があがっています。
このオイル要素がリースリングの特徴にして、また苦手だという人が多い部分なワケですが、熟成するとそうした要素は薄くなることが多くこれはその典型かなぁと。
そうした綺麗さ漂う香りそのままな味わい。口当たりは少しトロッとしており、ユリなどを中心とした花感、グレープフルーツにライムとペアードなどの緑の果実、それからオイル要素がほのかに。苦味も多少出ていたかな。
そういう要素がどれもキツくなくしっとりと仕上がっているのが良いところ。
最高峰甘口、というものよりもスッキリとしたアフターになっており、青みのある全体の構造で最後までダレさせないタイプ。
おもいっきり甘みとトロトロなデザートを求める場合はちょっと物足りないかな、という具合。(実際問題一緒に呑んだフーバー・ムスカテラーの方が甘く感じたぐらい)
しかしながら、そのやり過ぎない甘さがこれの場合はいいと思います。
程よく凛とした西洋人キャラ。無駄のない感じがいいですネ。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥
安くはなく、売っていれば1万円ぐらいなのでそうなると貴腐の選択肢も出てきてしまいますし、またはデザートワインとしては甘味がそこまで高くないバランス。
なので、知っている人向けとは思います。古典ドイツが好きな人、というなら間違いないですネ。
またはそんなにワイン慣れしてない人にもいいでしょう。年号をあわせてプレゼントするならヘタに赤ワインよりも、この方が好まれるのではないでしょうか。
ワイン会の〆でこれを出せるとかなーりマニアックだと思います。全体に色んな人と呑んで愛でたいタイプのワインかもしれません。

というわけで、フォン・ヘーフェルより89年のリースリングでした。
私的にはドイツはシュペートブルグンダーに更に力を入れて欲しいとは思っています。
でも、こういう古典的なリースリングもそれはそれで良く、例えばリースリングの木を抜いてピノにして欲しいとは思わないんですよネ。
改めて「ドイツ全体を日本人は再発見してみる」のはむしろ今風なのではないか、と感じますナ。

楽天では格下版やアイスワインしか見つからず。ヘレンベルガー・ホーフさん自体も在庫なさそうなので、ショップにおいてあるかも?ってぐらいの遭遇率かも。

程よく大人

| ドイツ | 12:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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