オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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グレネリーの新作が凄まじい仕上がり! グレネリー・グラスコレクション・カベルネフラン2014

うぇるかむ!
先日はワーウィックのフランをババーンと特集いたしましたが、今日は更に庶民的な価格のフレンズで。

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グレネリー・グラスコレクション・カベルネフラン2014
久々のグレネリーであります!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
当ブログではすっかりお馴染み?なグレネリー。ええっと、これまで主だって記事にしたものを見てみますと・・・・・・
これが一番最初のご紹介。
その次のヴィンテージも評価を出してますし、過去のグラスシリーズのカベルネ・ソーヴィニヨンの方は掲載済み。
野良感あふれつつ跡継ぎが写ってる記事とか、そのときの比較ティスティングとか、それもトップキュベ含めてやってます。
去年の9月にはこんな具合でセミナーの情報を更新させていただきましたっけ。

さて、そんなグレネリーなのですが↑のアレコレからラベルデザインがフルチェンジしまして、今回はグラスコレクションシリーズのラベルチェンジ版ですネ。
正直を言うと・・・・・・あれ、これ以前にも言ったっけ?・・・・・・前の方が基本的にはデザインは好きだったりします。
表はネ。
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ただし裏はわかりやすくて可愛いなぁ。差し引き0かも?

そして今回はこの新ラベル版になってから、というよりはファーストヴィンテージの「グラスコレクションシリーズのフラン」であります。
これまでブレンドにはフランを使っていたグレネリーですが、樹齢とかもろもろで頃合いかと作られたとされています。
グラスシリーズはどれもブドウ品種を単一で仕上げているのでこれもフラン100%。
わざわざ作った新しいタイプ、その実力とは・・・?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥
濃厚系フランという新世界的個性が野性解放!
アルコール度数の高さも起因しているとは思いますが、凄くパワーのあるロワールとは全く違ったフラン単一となっており、感覚としてはこれまたイタリアのフランスタイル?
カベソーっぽいか、というとそれにしては青さが強すぎるのでやっぱりフランなんだよネっていう。コッテリフランという新ジャンル?

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色はギリギリ透けるクリムゾンレッド。
香りにミント感、ちょっとキュウリもある青さながらキャラメルやバニラなどの樽っこい感じがドンッと出てきます。
その印象のため気づきづらいですが、しっかりと果実も出ている。
一見マイルド、そのクセにハーブがコッテリと。この青さ部分に好みが生じるのは間違いございませんが、同時にココはクセになれる部分。
味わいもそのままアタックからギチッと果実&ハーブ。
それから香り以上に口に乗せるとグレネリーならでは?な獣要素も含まれています。
そこにキャラメルっぽさまであるバニラ感がグルグルッと包んでくれる。
ここまではカリフォルニア赤でもありえる内容なのですが、その後にバーンッ!とハーブ要素が飛び出してきて明るく仕上がっているのが特徴。
余韻はフランというよりはトスカーナとかにたまに見られる「最初のインパクトやボリュームの割には短め」というタイプで錯覚して短く感じるタイプ側かな。個人的にはちょうど良く整っていると思います。
全体の一個一個そのものは複雑でもないのですが、フランらしい筋書きのベーシックは完璧にこなしており、その上で動物的なワイルドさが含まれているのがとてもグッド。
値段以上にパワーがあってそのわりには明るく、単純だけど芯がある子・・・・・・はっ!?サーバルちゃん!?けものフレンズのサーバルちゃん!?
うぅ・・・・・・(11話を見てたすけてしか言えなくなってるマン的悲哀)
これまで、グレネリーはどこか「東方Projectの藍様」で例えてた当ブログですが、それにしては脳天気なところがあるんです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
すごーい!とっても安いんだネ!!
1800円としては卓越したパワーと個性を持ったアイテムになっています。ついでにスクリューでとても気軽。
デイリーワインとして相当優秀な部類だと言っていいでしょう。基準点をクリアしつつ、個性があるのは低価格の大満足ポイントであります!
プレゼントには流石にちょっと雰囲気がないかなーとは思いますので、ガツガツとおうち呑みしていただきたい。
ブラインドで出すのもいっそ面白いでしょう。フランス経験が豊富な人程ヘンな間違え方をしそうなワインかも?

という訳で、グレネリー・グラス・コレクションよりフラン2014でした。
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実はこんな感じで比べても呑んでます。
比べてしまうと、左のワーウィックの方が味わいそのものは数段上、というよりはこのグラスコレクションを更に洗練とさせクールに仕上げるとワーウィックになる感じ。
ま、3倍するし。その上で妥当だと思わせてくれるのでこの比べのみは結構オススメです。
いやぁ、しかしお気に入りレベルではグレネリー全体通してみてもトップかも。

好み不好みは間違いなくあるんだけど、この値段だったら単純にたのしー!ってなれるハズ。


まさか私もここまでドハマりするとはなぁ・・・サーバルちゃん・・・・・・

| 南アフリカ | 21:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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縁起もよろしい南ア最高峰フラン! ワーウィック・カベルネ・フラン2013

うぇるかむ!
ここのところ若干体調崩したり、色々ありまして、何となくですがもうちょっと後に飲もうと思ってもいたのですが抜栓しちゃいました。

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ワーウィック・カベルネフラン2013
ずっと紹介したかったアイテムでもあったりします。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(縁起物として+♥)
ラベルはシンプルな構成。フォントの統一感とシンボルマーク、それに金と中身らしいグリーンの縁取りという一見ありがちなものの意外なほどここまで潔くかつ見やすいラベルってなかったりします。
たいていフォントがヘンに色々入っててやたら見ずらかったり色みが多すぎたり、安っぽさが強すぎたりしますから。
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裏もとってもシンプル。

造り手はラトクリフ一家というファミリー経営で、ノーマ・ラトクリフという女性醸造家がメインとなっています。
起こりそのものは1964年という古いようですが、まぁしばらくはkwvに売っていたのでしょうネ(あんまりその辺り語られてないけど)。
彼女が南アフリカ初の女性醸造家かつケープ・ワインメーカーズ・ギルドというグループの議長だったりもして、南アフリカを牽引してきた一人・・・というのが知られているデータ。
あんまり醸造に関しては多くデータがなかったのですが、評価誌は上々でプラッターズのフラン部門唯一の5つ星(これがプラッターズの最高評価。パーカーたんのワイナリ評価と同じだネ)であり、ティムニキが93点をつけて5級にしていたりします。
シンボルマークが向こうの縁起物で縁結びの神話からとられたものなんだとか。
どっちかというと、ノーマ女史の活躍もあるのか「女性推し」をしていたりします。
さて、そんなワイナリのフランな訳ですが、これがですネ・・・・・・

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥(好みはわかれる)
むっちゃくちゃ綺麗にフランスタイル・・・
うーん、実に気持ちよくフランしています。
青さが強いのでその点は充分に加味する必要がありますが、しかしながらこの上品さとイイますか質感のまとめかたは流石プラッターズトップ級って気分。
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後述しますが、ボトルの底が撮りたかった写真。

色はクリムゾンレッドで透けは中庸。
香りにフランらしさが全快のカシス&ミント&ユーカリ(たまにピーマン)といった草っぽさ。
爽快なまでにそれらが出つつ、バニラの質感や果実の骨太さもちゃんと出ているのでご安心アレ。
ちょっと鉛筆っぽいインキーさも見える。
しっかりとしつつ、それだけで終わらない広がりに「青臭い!」と思うか「品がいい!」と見るかで好みが別れるでしょう。
味わいも口当たりは程々のまろやかさで、すぐに果実の甘味酸味とフランの香味がパッと広がります。
また、そうした緑の要素を支える程度に土感が少々混ざっててけっこー複雑さとそうした「自然と味わいが繋がっている印象」をうけます。
あ、自然派だよってことじゃなくて連想がしやすいって感じ。いわゆる味わいの筋書きが良いのでス。
中盤には果実がしっかりとたおやかに出てて、そこからスッキリとしたハーブのフィニッシュ。
余韻自体は長めにありつつ、全体にハーブ要素が強く出ていてここも好き嫌いと料理の相性があるかと。
イタリア系ともちょっと違う、最初に現れる大地の感触とかが特徴的でもありますネ。
これまで何度か南アフリカのフランで書いてきてた当ブログですが、その中でも最も「これぞ南アフリカフランなんだぜー」と言いやすい、ベンチマークなワインかも。
大自然と言いつつ、妙に女性的な綺麗さというか神秘性をもった・・・・・・あ、これナコルル!ナコルルだわ!!大自然のおしおきです!!

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
みんなフランだから買ってないってだけの話
当ブログ大分南アフリカワインに対しては強く推奨してまいりましたが、実のところそうした中でも
「マスダのフランは買いやな」
と関西弁でニヤリとしたくなるところがありまして・・・・・・うむ、筆者好みであります。
なので、正直全然合わない人もいるだろうとは思いつつ、しかし南アフリカフランの実力の高さを知るマストアイテムとして推奨したいアイテムだと思います。
というか、ベストの域?
でありまして、まずは一本買うよろし!それから判断するのがいいだろうアイテムだと思います。
プレゼントとしても逸話まで話せる良い選択肢になるでしょう。ただ、どちらかというと南アフリカを知るという試みで自分でゆっくり呑むのがいいかな。
日持ちはそこそこですが、日が経つと青さの方が目立ちやすいのは注意。

というわけで、ワーウィックエステートよりフラン2013でした。
いやー、南アフリカのカベルネフランは本当によろしい!
もちろんフランっぽさってあんまり日本人ウケしてないのは承知なのですが、それが如何に美味しさになるかという代表例であるので「怖いもの見たさだろうと」試して欲しいんですよネ好きな身としては。
そもそも、白はシュナン・ブラン(スティーン)が強い地域なのであってそりゃつまりフランもいけるだろうと。ロワールつながり的な?
これからのトレンドに私はなりうると確信してるんですが、皆さんいかがカナ?

ネットショップでは意外と在庫がもう少ない?


かなりの人数を格ゲーヒロイン萌えに走らせたよね

| 南アフリカ | 22:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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超弩級21脚再び・・・ブーケンハーツ・クルーフよりステレンボッシュ・カベルネ、フランシュック・カベルネ、シラーの3点並行呑み!

うぇるかむ!
昨日はあんまり忙しくてとうとう更新出来ませんでしたが、それでもなお、そんな日でもどーしても押さえなければならなかったのがこの試飲でした。
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ブーケンハーツ・クルーフより左から
ステレンボッシュカベルネ2014
フランシュックカベルネ2014
シラー2014
奇跡の21脚再び!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥♥♥
当ブログが最も推してるシリーズっていうか皆、買わないでくれ私が呑む(断言)
というぐらい、これまで何かと押してきましたネ。
年間ベストワイン賞を当ブログで設立した2014年で3位、2015年で2位、ついには去年は一位につけているのがブーケンハーツクルーフのシラーなのです。
何度となく引き合いにも出してきましたし、この初の記事から、相当数更新しています。
1、2、ポークパインリッジとかもやってますし、4,5,前回の21脚で6、とまだまだ文字だけで検索すると出てくる出てくる・・・・・・
なのでワイナリそのものの説明は省きますが、今回はなんといってもステレンボッシュ版とフランシュック版のカベルネの比較試飲、それとシラーという赤のフラッグシップ大集合というレパートリーでございます。
はてさて、今年もやっぱり凄いのでしょうか?

香り・味わい(最大10PT)
全部:♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥(ただしシラーがずば抜けている。)
今年もまーた1位かこのシラー?
まず、比較してみることでよりステレンボッシュ版とフランシュック版の「あからさまな程大きな違い」をカベルネから感じること、これが醸造テクと同時にテロワールなのだろうなぁという事で面白い比較であったことは事実です。
そんな事を全部シラーが吹き飛ばすんだけどサ。

ステレンボッシュ・カベルネ2014
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これは実はこの時から引き続きナンデスネ。
ファーストヴィンテージである、というレアリティまであるのに意外なほど市場には残っています。
因みにこの後のフランシュック版とは醸造もそこそこ違えてあるらしい(なお某有名ソムリエは醸造の差より土地の差だと判定してました)
色はクリムゾンレッドが濃く。
香りに青い要素が割りと多くあり、ハーブの印象も高いです。なんだかフランワインみたいなんよネ。
以前呑んだ時よりもハーブ度が高く全体のバランスとしては今はちょっと崩れてるかも?
しかし、それでも味わいはカシスをベースにしたしなやかかつさわやかな余韻で非常に品よくまとまっています。
以前サンジュリアン的と書いたことがありましたが、今回の試飲ではもうちょっと右岸系というかイタリアンフランに近いかな?
経過した事によってハーブ感が出たのかボトル個体差なのか・・・・・・
いずれにしても、カシスとハーブをベースにしたシンプルに王道の新モノカベルネの質だと思いますネ。

フランシュック・カベルネ
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文字が微妙に違う(そりゃ表記の問題だもんネ)以外は大体同じ。
こっちがステレンボッシュ版が出来る前までのカベルネ、本拠地で前々から作っていた奴です。

色はステレンボッシュと比べると更に紫の濃度が高くなっています。
香りがバターっぽい部分が多くて、この段階で構造がステレンボッシュと大きく違う事がわかります。
ミルキーさとカシスがマッチングしたような、ソース感。うん、これ、カリフォルニアっぽい!
ということで、味わいもそうしたまったりミルキーなナパ味を彷彿とさせる出来栄え。
バターの風味がかなり強くあって、そこにカシスや少しのスパイス。そのままジャミーさを保ちつつデクレッシェンドします。
ハーブ要素などは殆ど見られず、ステレンボッシュ版との大きな差になっていて特徴的。
果実の表出性やハーブ、または酸味の効き具合など「カベルネワインらしさ」という観点ではステレンボッシュ版の方が良く出ていますが、一方でフランシュック版は過去の記憶よりもまとまりがすぐれた新モノって具合になっています。余韻も全体のボリュームが高く感じられるまとめかたである為かこっちのが長く感じる方もいるかなーと。

ステレンボッシュ、フランシュックは並べると意外なほど内容が異なります。
しかし両方に共通するのは「凄く綺麗に仕上げてある」点です。ものすごくまとめて丁寧に仕上げてあるのがわかるワイン。

で、それはシラーにも通づる訳であります・・・・・・

シラー2014
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はい出ましたシラーです。
色は実は上2つよりも明るく、シラーだから紫の濃度も強め。
香りはグラス注ぎたてはそこそこ固い印象まであるのですが、少し時間が経つとスパイスが豊満に香るようになります。
紫の果実のジャミーさ、それを上回る勢いでスパイスミックスがふわっと。立ち上り方と混ざり方がとても綺麗でスパイス主体なのに嫌味なくなんかもうセクシーかつエレガントの極み。
あ、これシャーブ様初めて呑んだ時に近いなってぐらいにキマっている瞬間があり、カベルネ2つもとても良いけどちょっと別格。
味わいもマイルドな口当たりから入り、カシスやブラックベリーなどを含んだ果実の要素が贅沢に感じられます。
果実感がクールに出来上がってます。え、どういうことかって?うーん、なんというか、結構冷たい地域のブドウっぽいみたいな?緩すぎず、甘味はあるんだけど凝縮感があるのに濃すぎないっていうちょうど良さ。
それらをミルキーな要素と同時にシナモンや山椒や八角まで含む多様なスパイス、そのまま雑味なく滑らかに余韻が広がっていきます。
この時、アフターは案外とスルッとしていてベタつかないのは大きな特徴で、ローヌの屈強なタイプとの違いかな。この辺りが私がやたら好いているところで、今回も健在!
シャーヴ様やSQNを思わせるエレガント・シラーの新モノの良い所を完璧に取り込んだ作りになっています。
例年に比べると多少濃さは減った印象もあり、そこが気になる人はいるかもしれませんが、すぐに呑む分にはちょうど良くなっていたと思います。
濃さが減った=悪いでなく、その分シャーヴ様なりに近づいた印象すらもったよね(熟成は以前の方がするかも?)
やっぱりこの造り込み、セクシーだけどエレガントを損ねないバランス。引き込まれるまさに超弩級・・・・・・
エクスタシー!エクスタシー!!エキサイトォッ!!!
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コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥♥
相変わらず情報待ってます!
「私が買うから、情報お待ちしてます!」なんて書いて早数年。今年も紹介しておいてやっぱり言うことはソレなのでした。
そして、未だに皆様からお便りこっそりいただいている次第。ありがとぅッ!

というわけで、ブーケンハーツ・クルーフより3種類の赤お伝えしました。
いやー、何度経験しても素晴らしいですネ。
丁度コレを更新してる時に寝落ちたり昨日も体調を崩したり心的疲労してまして更新に時間がかかりましたが・・・・・・
それでも思い出すと元気が出るのがこの7つ椅子であります。やはり真のカルト!

因みに何故かファーストヴィンテージであるステレンボッシュ版のが市場では残っており、フランシュック2つは全然ない状態。


因みに私はもうすっかり艦これはついてけなくなってたりする。

| 南アフリカ | 08:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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低価格シュナンブランの魅力、軽い白ワインとしての実力。 ウィリアム・ロバートソン・シュナンブラン

うぇるかむ!
連続で南アフリカの低価格めで行きたいと思いまして、今回は更に低価格であります。

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ウィリアム・ロバートソン・シュナンブラン2015
ド大手の低価格アイテムですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥
かなりシンプルで、サイン風のワイン名とテンプレなタイプ文字だけの作り。左下の空きまくってるスペースは色々書いたり出来ると思うヨ。
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もう説明いらんよなってな感じでワインエンスーで賞持ちです。

造り手のロバートソンは以前の通り。南アフリカ3番目の大手です
まぁ、その中でも更に低価格なシリーズのシュナンブランということであります。
名前の由来がイギリス人であり植民地時代に南アフリカを収めたウィリアム・ロバートソン提督から・・・・・・という何故かやたら威厳ある名前がついてます。タルボかいな。
さて、大手の低価格なシュナンブランの実力とは?

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥
わー、かるーい!
シャバシャバさとは一線を画すると売り込まれておりますが、けっこーギリギリです。ある意味ではバランスが良い。
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色はかなり薄めで黄緑タイプ。
味わいはほんのり青りんご、南国系のフルーツ、少し青みが多めでSBに近いタイプですネ(シュナンブランって作りとしてシャルドネ寄りとソーヴィニヨン・ブラン寄りがあるかなーと感じており、低価格なものほどSBの軽いのに近くなるイメージ。今回はSB寄り)。
味わいも口当たりから軽く、上述のフルーツ感がサラッとしつつ酸味がアタックから多めに。
この時の酸味に塩っぽさがあんまり乗らないのはポイント。あくまでもフルーツっぽいタッチでそのまま軽くフィニッシュします。
濃厚さはなく、最後まで軽いのですが印象として「しっかりめ」と感じてしまうのはシュナンブラン独特の抜けがあるくせにネギっぽさまで含んだ風味からくるもの。
この加減が絶妙に安ワインチックにしすぎない点はグッド。
何となくポップな感じの初音ミクさんを思い浮かべるスタイル。あくまでも軽いノリで。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
1300円程度の白ワインとして、なかなかの出来栄え。圧倒的に優れてるとまではいかないかなーとも思いますが、このクオリティは大したやつだ・・・(cv:井上和彦)となります。
全体に軽いのでテーブルワインとして最適。グラスワインでレストランで置いておいたら良いと思う(っていうか恐らく関西圏ではそっちのがメインで流通してるんでしょうネ)
テーブルライクな白として今の時期ひとつあると重宝すると思います。スクリューでお手軽ですし。

というわけで、ロバートソンよりウィリアムズ・シュナンブランでした。
南アフリカの地力の高さは大手生産者からして良く出来ている(フランスイタリアアメリカオージーはこうはいかない!)というのがあると思いますし、これもその典型です。
なんというか、非常にわかってる作りといいますか。使い勝手の良さで十二分にオススメ出来るひとしなです。

意外なほど流通してなかったりします。多分レストランに流れてると推測


あくまでも軽い

| 南アフリカ | 23:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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まさに雲のようにつかみ所なき男よドノヴァン・ラール・・・・・・ クラウズ・エステート

うぇるかむ!
ちょー久々に南アフリカで何か書きたい!と思いまして、こんなの開けておりました。

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クラウズ・エステート・ピノ2015
シャレオツ系なラベルの南アフリカであります!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(ラベルデザインで+♥)
外見からしてなんだか一癖ある感じに仕上げてあるプロダクト上手さがにじみ出るエチケットです。
シンプルな書き文字・・・と思いきや、
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オレンジの紐がかけてあり、その部分をずらしたり出来るのです(また、オレンジ紐がなくなっても別に大丈夫なようなデザインになってます)。
なんでこんな仕様なのかは良くわかりませんが、どこかシャレオツに作りたかったんじゃないかと。

造り手、というより醸造担当はドノヴァン・ラール。
ワンダリングビーストとか
フュルバーグとかもやっている
器用すぎる醸造家であります。南アフリカ界隈でも色んなところで仕事してる人ランキング一位とれるんじゃね?ってぐらいにレーベルを別々に立ち上げています。
今回は彼が手がけるピノ・ノワール。
観光に来たオランダ人の富豪が、ドノヴァンを雇って運営しているリゾート系ワイナリ(レストランやホテルが一体となっている)です。
ヘメルアンロードのブドウを買い付けて作っている様子。
それ以外の点はいがいなほど詳細が見当たらなかったのですが、評論家の点数はなかなかだったりします。
特に某レポートの某山本氏が「80年台の良質ブルゴーニュ」として絶賛したのがこの前のヴィンテージ・・・・・・なのですが、実は私それもティスティングしたことがありつつ見送ってました。
なぜなら、野菜系っぽいピノ感が強すぎて「青臭いしトマト感が強すぎるし、ちょっと自然派としてもダサくない?」と思ったから。
その後、他のラール作品を見てもこれだけ妙に味わいが違うのもあってスルーしてたアイテムだったりします。
そこでヴィンテージが変わりまして、さて如何なものかと。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥
やっぱりどこかナチュールだけど、いい塩梅に進化!
全体に薄すぎるように感じてた2014年版に比べて、ずっと迫力があり、これぐらいのボリュームはあって良いのではないかと思うのであります。ただ、やっぱりどこかナチュールとも言いがたくしかし一般的なピノのポジションでもない・・・という器用なところを突いているのはむしろドノヴァン・ラールの個性なのかもしれませんネ。
兎にも角にも、クラウズに関しては2015の方が私好みにはなっています。
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色はクリアながらクリムゾンレッド、そしてどこかオレンジっぽさもかいま見えたりも。ほんとにこれ2015年?ってな具合ですらあります。
香りにチェリーのキュートさが出つつも、オレンジや土っぽさやプチトマトの野菜系の感覚もミックスされています。
ミルキーさは低く、ナチュール寄りではありますがフルーツの要素が摘みたてフレッシュ!ってなみずみずしいのが特徴。
味わいも全体には素朴な人柄「っぽい」タッチでまとめてありまして、オレンジ系が主体になりつつチェリーなどの赤果実のソースが差し込まれ、それからベジタブルな特にプチトマトの甘味と酸味。
更にはちょっとした土っけやキノコ感覚、アフターに烏龍茶っぽさすらあります。
フィニッシュの抜けそのものは比較的早いです。なのでグビグビ飲みたくなる、というドリンカピリティな内容にもなっているという。
しかしながら、どの点においてもバランスが整いすぎてはいまして、例えばベジ要素が大きい割にはフルーツ感が多いですし逆もしかりだったりで多少中途半端と言えなくもないかなーと。
この「よく出来ていてナゾってるのだけど、最高って感じでもない」という感想に私がドノヴァン・ラール作品に対して抱いた最初のアイテムが2014年のこのクラウズだったんですが・・・・・・質は相当良くなっているけれどもちょっとおんなじ感想にはなってます。
もっとも、ナチュール寄りのピノとして尋常でなく出来あがっているのも事実で、本当に評価がしづらいワインというのが私個人の感想かなー。
ちょっと不思議なキャラだと思います。チャイナドレスな雰囲気なんですけど、どこかチャイニーズなタッチでもない的な?
こう、狙ってコスプレしてる感じが強い。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
ここ、非常に悩んだのですがひとまずはこのぐらいはあるんではないかと。
通常のピノスタイルとしてみてもナチュールなピノとしても極個人的には半端な立ち位置にいるかなーと思ってはいるんですけど、これが最高にフィットする方も少なくはないだろうと想定できるんですよ。
3500円ともなるとヴァン・ナチュール系にしても単純にピノとしても敵が少ないわけではないですからネ。
しかしながら、南アフリカという国を考えるときにこういうアイテムが出来てしまうソレ自体が恐ろしいとも他国からすると思えなくもないハズ。
ヴィンテージ当てが一番むずかしいタイプのワインで、飲み手の力量を試してくるワインでもあるかと。

というわけで、クラウズエステートのピノ2015でした。
相変わらずラール兄貴は器用だなーと思う訳です。器用さでいえばホセ・コンデ君より数倍器用だとすら思います。
なにせ作ってるワインのコンセプトが全然どれも違うからネ!
これを呑んだあとに他のラールプロデュースを呑んでも同じ造り手(Pちゃん)によるアイテムだとは思えないでしょう。
そこんとこがイマイチ私は好きになりきれないんだけどネ!!
しかし、天才ではあるんだろうとも思いますヨ。

この不可思議なフィット感は体験してこそですネ。


なんというか「これがええんやろ?」感とでもいいますか・・・

| 南アフリカ | 22:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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