オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

☆アキバ系ワインブログ☆

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クラウディ・ベイを造った人達による、新たなるクラウディ・ベイ? ドッグ・ポイント・セクション94・SB2014

うぇるかむ!
ひっっさびさのNZでの更新を唐突ですがしたいなぁと思いまして。
前々からちょっと気になりつつ、微妙にのがしてた感じのアイテムでして。

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ドッグポイント・セクション94
知名度はかなり高いんじゃないかなーとおもいま・・・そーでもない?

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥(内容的には+♥)
ラベルそのものは、正直印象に残らないあんまり格好良くないスタイルだと思います。フォントが統一で、ワンポイントという無難な感じ。この部分はちょい残念かなーとも。
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裏もわりかしシンプルな。

造り手は元クラウディ・ベイの人たち
イヴァン・サザーランドという栽培家さんがやっていた畑がドックポイント・ヴィンヤード(まんまだネ)なんですね。
で、クラウディ・ベイにこの畑の葡萄は専属して使われて、更に専属グロワーとして他の畑も管理していたんですね。
ところが、クラウディ・ベイが途中でディアジオ社という大手に買われてから、サザーランドさん「なんかやーな感じやなぁ」と不満気に。
そこで、ちょうどドックポイントヴィンヤード部分の契約期間が終了したところで、クラウディ・ベイの醸造家であるジェームス・ハーリーくんと
「なぁ、兄弟・・・・・・独立せんか?」
「お^^いいですね^^」
とクラウディ・ベイを退社してこのワイナリを始めるわけです。
結果、元々クラウディ・ベイで一世風靡した二人が区画が絞られてワインを造ってるもんだからニュージーランド屈指のSB爆誕!と騒がれるんですネ。
ジャンシスおばさんも絶叫、アドヴォケイトも絶賛高得点を初っ端から叩き出し某所でも今更また「傑出したSB」として推されています。
セクション94はその中でも「94版区画」からとれたブドウを古樽18ヶ月熟成させたフラッグシップアイテムの品。
今回のアイテムはアドヴォケイトではリサペロちゃんが「WOW!」とかいいながら94点をつけてます(NZのソーヴィニヨンブランでは年間の最高点)。
さて、そんなわけでひっっさびさのNZSBだったんですけれども、その出来というと・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥(個人的には+♥)
コーンフレーク感が強いけど、SBなんだよなぁというダイナミックさ
結構バターコーンの印象が濃密で、味わいにもそうした具合が良くのっています。
それが突出して出つつ、青さも強いという個性的な作りです。
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随分前に呑んだ、上述リンクのクラウディベイ・テ・ココをアップグレードして尖らせた感じかな。

色は黄緑よりですが強めのカラーリング。
香りがベースからしてコーン感が多かったりします。
それも少し黒糖がかかったような感じでこんがりとしていて、コーンフレークの袋をボフッと開けたみたいな。
割りとアメリカ系とかでも多い印象の空気。このぽったりとしたフレークっぽさの後から追いかけるようにライムがふりかけられる。
味わいもまずはバニラっぽさやコーンフレークの雰囲気が全快で、それからスーッとグレープフルーツ感が強い苦味と酸味がミルキーさと一緒に長く残るんですね。
余韻の長さはSBとしては不思議と残りまして、独特の青苦い風味がそれでいて嫌じゃなく長く残るのです。
それはコーンっぽい甘みも同時に残るから。
爽やかで、ちょっと甘みがある、青春サクセスストーリー(凡庸な表現だナ!?)。
う、うむ・・・・・・そんなに近年の萌え萌えしい程でもないし、あだち充的なほのぼのさでもなく、スラムダンクって案外こっち路線?
全体の骨格がとにかくしっかりしてるって事なんでしょうネ。それと、樽の要素が上手いこと融合しているアイテムだと思います。
なので、ソーヴィニヨンブランらしい酸の強さとキレの良さを求めると大失敗するワインでもあるので注意ナ。
そうした要素以上に、良く構築されたお菓子感のが強いのです。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥♥
君が好きだぁっとぉ!叫びぃったい!!
明日を変えてみーようー♪凍りついてくぅときぃをーぶちぃこわっしたぅぃー♪(未申請)
というわけで、なるほどSBのひとつの形として面白いアイテムであり、それが5000円ちょいというのはかなり安いと言って良いのではないかと。
白ワインとしては高級といって言い価格でありますが、その中でも「地域最高峰」としてちゃんと機能しているといいますか。
なんといってもしっかり作っているんだなぁという芯の通り方が一級品。
ラベルのしょぼさやスクリューキャップというのもありまして、あんまり知らない人にプレゼントしてもウケないアイテム。
ワイン会に持っていく隠し球としては面白いんじゃないかなーと。
繰り返しになりますが、一般的なSBに合う料理はむしろ合わせづらいから注意。

というわけで、ドック・ポイント・セクション94でした。
思っていた以上に造り込みが感じられる味わいだったなぁと思います。
全体に存在感がある、噂通りのよく出来た子。みっちー・・・・・・

コッテリだけど爽やかでどこかあつい


このあーつぃーおも~いをーうけとぅめてーほしぃーー(未申請)

| ニュージーランド | 23:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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秀逸なNZ単一畑ピノ、やはり格別な造り手か・・・・・・ッ フェルトン・ロード・コーニッシュ・ポイント2010

うぇるかむ!
若干ピノ特集っぽい感じで進行しております。今日はNZで。結構久しぶりな気もする。
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フェルトン・ロード・コーニッシュポイント2010
フェルトンの単一畑シリーズですネ。

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
ニュージーランドの超大御所ですし・・・
ラベルデザイン自体は上位と下位の差が文字だけでわかりづらかったり妙にごっちゃりでイマイチなんですが、フェルトン・ロードの文字はNZ代表選手みたいな所、あります。
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裏も結構語るタイプ。

フェルトン・ロードに関しては、リースリングも最高だったり、更にブロックもののリースリングもいいよね・・・・・・ってあれ?
意外な事にピノでの紹介やってなかったOTL
なんか呑んでた気がするんだけどなー・・・さておき。
そんなこんなでブレア・ウォルターの真骨頂たるピノ、そのコーニッシュポイント畑の単一です。
フェルトンには順列がありまして、
混ぜ混ぜのバノックバーン→エルムズ、カルヴァート、コーニッシュポイントの3つの単一畑→エルムズの更にブロック単位で区切って厳選収穫したブロックシリーズ
・・・・・・という風に別れています。今回はその中間的位置になるコーニッシュポイント版ですネ。
ブロックモノがあるためエルムズが特段人気なんだと思いますけど、畑の全体面積そのものの少なさはコーニッシュポイントが一番狭かったりします。
さて、そんなこんなでニュージーランドの代表選手的ワイナリのピノの実力とは・・・・・・

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
あまりにも匠なスマート・エレガント・・・・・・
非常に綺麗な仕上がりをみせる、パーフェクトな出来栄え。良いピノを完璧に「こなしている」って感じ。
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こういう比べをしてみたのですが、個性がバラけて溢れてるモンセカーノ(チリ)に対して、フェルトンは全部統率がとられているって印象。

色はそこそこ強めにレッド。この日呑んだ他のピノはどれもずっと若かったとおぼえてるんですが、それらの中でも濃い側に位置します。
香りに良く凝縮しているチェリー、それもフレッシュな印象です。甘くジャミーではなく、酸味もあるんだろうなという摘みたて感。
それにダージリンの紅茶感が備わってそれがとてつもなく綺麗に仕上がっているんですネ。
この段階で完成度が高い印象を持ちえます。スマートさが遠目でわかるような、モデルの如き佇まい。
味わいもチェリーを主体に赤果実が綺麗に雑味なく甘味酸味をバランス良く魅せてきます。
そこに紅茶感が混ざり、口当たりもなめらかなまま長い余韻のフィニッシュへと至ります。
多彩さよりも、スマートさが際立ったピノです。果実の主体は違えどエレガントなシラーを呑んだ時の感覚に似てるかも。
雑味や土感や塩っぽさなどは感じさせず、果実と茶葉の美しい気品で最後まで長らく通し続けるという。
ある意味ではフックがなく個性的ではないかも。ブルゴーニュにすら見当たらないクリーンなピノ。
完成度が高いので満点なんですが、あとひと押し何か欲しい気はしないでもないかな。
金髪貴族のお茶会を彷彿とさせる、完璧すぎる優雅さ。故に、なんだか夢物語を聞いてるような気分になります(現実にあるのにナ)。

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥
9000円するハイエンドクラスのピノであり、その上では「お得でもあり、お得でもない」みたいな中途半端な感じにはあるかな。
あまりに綺麗に仕上がっているから、逆に感動する隙がないワインなのでス。
とはいえ、ブロックシリーズがレアアイテムであり、かつ万円超えしている中でこれは充分に実力の片鱗を感じられるのも事実。
高額帯ピノにおける選択肢として値するアイテム・・・・・・なんですが、ラベルは比較的地味だしブロックシリーズのが圧倒的に知られているのであんまりプレゼントには向かないかと。
自分呑みで贅沢な気分になっていただきたいかな。ブラインドに出すとかなり面白い結果が見れると思います。
ニュージーっぽさがあるっちゃーあるんですが、呑み慣れてないと辿り着かない=ふっつーの人だったら騙せちゃう。

というわけで、フェルトンロードよりコーニッシュ・ポイント2010でした。
非常に整いがあるピノで洗練としているのは、ニュージーランドの中でも他の追随を許さない・・・そんな印象すら保ちます。
恐るべし、フェルトンロード・・・・・・

なお、単一畑シリーズはブロックに比べると市場であまり気味で色んなヴィンテージが楽天でも転がってます。とはいえ、古いのは本当にまだ売ってるのかな?(同じショップで2014と2010が売ってる表示だけど在庫あるのか微妙・・・)




妄想の中のお嬢様学校感

| ニュージーランド | 16:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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激安NZバルクピノから安いピノを見る。 ニュージー・ウィッチ・マールボロ・ピノ2014

うぇるかむ!
昨日まではルロワ!ルロワ!ルロワ!!!ルロワ!!!!
と、ルロワ連続更新でありました。今日は安値のモノでもブランド価値すら感じる出来栄えのルロワと「一転して全く真逆の代物」で敢えて更新したいと思います。

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ニュージー・ウィッチ・マールボロ・ピノ2014
みよ、このなんともカジュアルな感じ!

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥
ラベル自体は超カジュアルで安っぽいそのもの。♥♥でもいいかな?と思いましたが
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魔女っ子デザインなので良しとします。なんだよソレって?ウチは世界で唯一のアキバ系ワインブログでありますッ!

さてこのワイン、どういうワインかというと「マールボロ産ピノのバルクワイン」
まぁ、要するに色んなマールボロのワイナリで余って捨てなくちゃならないワインを叩き買って作られたのがコレ。
最初に「ルロワとは一転して真逆」と書いての通り、ブドウの質は要するに大したことがないし作り手もさっぱりわからず、その変わり安い。
そういうアイテムになっています。
さて、そんなこんななアイテムでありますが、それで旨かったら良いわけで・・・如何なものか?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥(値段で極限まで見れば+♥)
単☆純
過度な期待はしていなかったのがそのままな、デイリーとしてふつーな具合であります。
とはいえ、ここでガムシロップ感が激しかったりするタイプもあるにはあるものの、それらよりは遥かに良く本格してますし苦さとかも少ないので悪くはなかったり。

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裏もシンプル。

色はクリアで薄いレッド。超若いし全体にとかく薄め。
香りにチェリーガム感が多く、それ以上にあんまり情報はない感じ。
味わいも同様で、ストレートにその香りまま。
口当りも比較的水っぽく、チェリー系の酸味と甘味がほどほどにあって、特別変容なくストレートにフィニッシュ。
本当にシンプル。どこまでも楽。なおバニラっぽさとかはなく、青っぽさなどもなく。
あ、ピノなのねふーん・・・と思っているウチに終わってしまうワインです。
しかしながら、価格帯のワインとしてはヘンなマイナス要素もないのはグッド。あくまでもストレートなピノとしては楽しませてくれるアイテムで、良くはないけど悪くないという。
それは案外とスゴイ気もします。カジュアルピノとしてはなかなかに良い・・・のですが、日数が経つと単純に全体がそのままバランスは崩れないのに縮小低下していくところがあって長持ちしません。
魔女キャラというよりは、魔女キャラまわりの女子学生でありモブさ全快のワインです。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥
1500円のピノ、としては当日中に飲みきれる状態であれば、存外悪くはないです。
値段相応しいといえる味わいになっていて、アメリカ大手とかの甘ダルいタッチに辟易としている向きにはいいのかも。
あくまでもカジュアルなアイテムであり、レストランとかのグラスワイン向けでしょう。料理に対しても邪魔しないけど相乗効果も特別なさそうなぐらいシンプル。
それを良しとするか面白みが足りないとするかは、まぁ個人判断かなー。

というわけで、NZウィッチピノでした。
最低限はしっかりクリアしているものの、味気ない。
ファストフード感覚、とも言えるのかもしれません。良くも悪くもない値段相応しさ。
ただ、ワインにもとめているモノはそうではない方の方が多いだろう、と私は考えており、やはりなんであれ「人の力や個性を感じるモノ」が大事なのだなぁと改めて思ったのでした。

価格帯らしいスタイルだと私は思う。

魔女に黒猫なのでオタクですら「魔女宅」がうかぶんですが、敢えてこっちを貼るのが私の流儀。

| ニュージーランド | 23:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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楠田!の!シラー!売り切れてる所しか見たことがないと言われるNZ日本人最強のシラーの実力とは? クスダ・シラー2013

うぇるかむ!
海外の日本人醸造家を私は国内よりも推す事が多いのですが、しかしながらここを飲んでなかった・・・ついに飲めた感があります。

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クスダ・シラー2013
出た!クスダ!!

ラベル・ストーリー(最大5pt)
♥♥♥♥♥
控えめに言っても、日本人の誉れです。
私が日本ワインをイマイチ評価していない最大理由の1つ、それが「NZの生産者はとっくに世界レベルで戦っているゾ」なんですが、その筆頭というか火付け役がこのワイナリです。
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裏はテクニカルデータ。

造り手、楠田浩之氏はブリテンではおそらく最も知られている日本人醸造家でしょう。川上善兵衛とか誰それ?って話。
富士通やシドニーの領事館などを勤務していた彼は「ワインが作ってみたい」と1997年にドイツの醸造学校に通い、卒業後の2001年にはNZの移住してクスダ・ワイナリーを設立します(この時買った土地は既にかなーり古いピノが植わっていたのだそうな)。
日本人が世界で「金だけ落とす、ワイン理解に凄まじく乏しいチンパンジーめいた黄色共」とみなされている中、ニュージーで初めての日本人醸造家になる訳です。
そんな経歴なので、ワイナート誌とかも注目プッシュプッシュを当時しているのですが、そんな事をせずとも、彼は目標であった
「日本人だっておめぇら白人共の鼻を萌えさせれるんだぞ?」
を達成します。
アドヴォケイト、ジャンシスおばさん、ジェイミー・グッド、マット・クレイマー・・・などなど、そこそこ有名な紙面で取り上げられています。
特にジャンシスおばさん。当時サクッと彼のワインを飲みに来て「フーン」とかなんとか言って帰ったそうなんですが、突如フィナンシャルタイムズで「超うめぇ!」と取り上げます。(本人たちも驚いたそうな)
ブリテンでも人気があがり、他の評論家各位も「なんか超うめぇ!」と絶叫しまくり「日本人最強醸造家」として君臨することとなっているのでした。
それ以降は出すワインの大体が多大な評価を受け、NZに厳しいアドヴォケイトでも93点ぐらいはとることとなっており(なお日本のワインは得意の白でも90点ぐらいです)彼以降NZに日本人醸造家が飛びまくり今に至っている訳です。
日本人醸造家の先駆け、は国際的にはクスダということになっているのだとか。
一番人気はやっぱり「クスダが最も好きな品種」であるピノ・ノワールなのですが、このシラーも結構人気でとあるMWは年間シラー12にピックしてたりも。
ボンサイ・ピックと言われる繊細な仕事、日本人のワイン関係者を集めて収穫をし、その関係者の間で流通する販売方法などなど、工夫も多く見られ(いわゆる、ワイン摘みまで出来るワイナリーツアー。それもワイン販売のプロを対象として収穫体験が出来る)日本国内でも「実は発売していない、売り切れ表示にずっとしてあるワイン」とまで言われており、入手難易度で言えばUR級最高峰であります。多分、唯一ブーケンハーツ様よりも入手が難しい日本人関係銘柄です。
しかも2013シラーは最高傑作だと触れ回っておっしゃる。期待も高鳴る訳です。

香り・味わい(最大10pt)
♥♥♥♥♥♥♥♥
エレガントシラーだ・・・・・
驚くべきことに、スパイス要素にあまり頼らない、エレガントタイプのシラーなのでした。
要するに、エルミタージュとかSQNとかが見せるあまりにも綺麗で、完璧なプロポーションで、存在そのものに後光が指してるあのタイプ。
の、扉は開いているかなーという具合。
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ハンコかわいいネ!

色は赤紫が強く出ていて、まだフレッシュなヴィンテージ感。
香りに果実のソース感が多く、赤果実と紫果実のミックス。それらの印象が多くて、スパイス感やミルキーさはあまり感じません。
シラーを濃いワインだと浅ましい勘違いをしている人はこの段階で「流石日本人!」なんて思うかもなのですが、別に日本人でなくてもこういうエレガント系のシラー作る人はアメリカ人にもいるから注意ネ。
そんな具合に、つまり最高峰のきれいめシラーのタッチは香りからも出ています。
味わいは更にスラッとしていて、プラムやプルーンなどのソースをとても綺麗に作った感覚。
喉越しはよく、雑味なく、スッキリとしたタッチのシラーであり、果実の要素を主体として後引けまで果実の酸と甘味を残してフィニッシュ。
個人的にはちょっとそぎ落としすぎかな?とも思います。ブーケンハーツ様とかSQNとかシャーヴ様はここに更にエッジの効いた個性を残してきて、それはそれはもう衝撃を受けるのですが、その域に達する前段階って感じがちょっとする儚さです。
個人的にはとっても惜しいワインだなぁと呑んでしまいました。
整いや方向性はまったくもって世界レベルのシラーなのですが、個々の要素がクリーンすぎるような。
これ、好みの人はハマるタイプのシラーでありますし、今年のベスト10シラーと言われればランクインするんですが、1位には慣れぬようなところがあるインパクト値の低さなのです。
あまりに綺麗、故に近づけない。シラーの中でも純真無垢すぎる感じかな。シラー好きな個人的には、ここに官能が欲しい訳

コストパフォーマンス(最大5pt)
♥♥♥♥(日本人的には+♥)
手に入れられればネ!
レアリティがあまりにも高すぎて見かける事自体が少ないので、最大評価に相対的にはしずらいです。
しかしながら、日本人醸造家による最高峰クラスのシラーで9000円アンダーという価格は大いに評価したいものであります。
最高峰のエレガントなシラー、としてはガッツリと出来上がっている品なので後は手に入るかどうかでしょう。
トップクラスと比べると流石に劣ると感じちゃいましたが・・・それでもこれを日本人が作っている事が繰り返しになりますが嬉しい次第。
プレゼントには、日本人醸造家のエピソードを添えられるのであれば概ね誰にでもOK。
URワインなので、試飲会に持っていけばもれなく「へぇ!」となること間違いありません。
この手のシラーはお肉の味付けは強くない方がいいですヨ。

というわけで、クスダ・ワインズよりシラー2013でした。
ものすごーく正直なところ、期待値には届きませんでした。っていうか自分の中でのハードルが高く設定しすぎたといいますか。
その意味でちょっとあやふやなところもあるレポートになっちゃたんですけれども、散々当ブログで書いています「エレガント・シラー」においては体現されています。それが誇らしいワインですネ。

日本ワイン同様レアアイテムすぎなのは大いなるマイナス要素。ネットで買えることはほぼないのです。
[2006] Kusuda Syrah - Kusudaクスダ シラー - クスダ

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価格:8,640円(税込、送料別)


美人であるキャラ感(ただし喋らなければ)(そしてクスダのシラーは喋らない蓬莱山輝夜)

| ニュージーランド | 23:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小山!ドラゴンコヤマの良く完成されたNZピノ! コヤマ・ワイパラ・ワインズ・ピアソンズ・ヴィンヤード2013

うぇるかむ!
うーむ、今も二日酔いがガンギマリであります・・・こんなに長引く事あんまりないんだけどなぁ。
という訳で、昨日の予定とは別で、こんなワインをご紹介。

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コヤマ・ワイパラ・ワインズ・ピアソンズ・ヴィンヤード2013
日本人のnzです。

ラベル・ストーリー(最大5PT)
♥♥♥(個人的には+♥)
ラベルが実にうるさいドラゴン柄。ブリテン系ドラゴンのなんか異様に派手な作りになっているんですが、これは資生堂のデザイナー信藤洋二氏の監修。造り手が小山竜宇氏だからこのデザイン。
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それなら裏とかももちっとデザインして欲しいところではあるかなぁ。

造り手の小山竜宇氏はNZのワイン醸造学校に通いつつ、オーボンクリマやマウントフォードなどで修行したピノマニア。
現在もアシスタントをしているマウントフォードはちょい古酒で以前紹介していますネ。
修行の末、2009年に自身のワイナリとしてプライベートブランドデビューをする訳です。マウントフォードも手伝いながら。
ニュージーランドには結構な数の日本人醸造家(佐藤さんとか)がいるわけですけれども、その中でも現地での修行利率が高い人かな?
グィム・ウィリアムスというグロワーの畑からの買いブドウで、今回は最近出始めた新シリーズ。
さて、そのお味は?

香り・味わい(最大10PT)
♥♥♥♥♥♥♥♥
NZらしさのドッ直球では?
実はこのワイン、他にも並ぶピノの有料試飲で「何かオススメを」とソムリエ2人に聞いたところ2人に推されたワインでした。
まぁ理由が「シンクさんはあんまり茎っぽかったり草感あるピノ好きじゃないからなぁ」という。良くわかってらっしゃる。

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色は赤黒系でしっかりとしたカラー。
香りに強めのチェリー缶、しっかりとしたしかし寒空も感じさせる熟したスタイルです。
香りのボリュームも全体に大きめで、ただバニラ要素はあんまりないかな。
凝縮感のある味わいにもつながっていて、強さある甘味と酸味でしっかりと攻撃してくるといったようなニューワールド缶。
果肉のタッチがしっかり元気良く出ています。
比較的NZだと見られやすい傾向にまとまってはいます。ただ、そのグレードがどれも大きく整っている感じかな。
結構シリアスで大人な印象もあり、最近のアニメだとラブライカの二人感(ラブライブ!じゃないですヨ)
きっちりと大人というかお姉さんしてる感じ。

コストパフォーマンス(最大5PT)
♥♥♥♥
こういうの飲むと、日本で作ってる人みんな海外に行ったほうがいいんじゃないの?と思ってしまう。
そういう印象ですネ。これで5000円アンダーなのだから、なかなかのものだと思います。
ただ、他のnZでもなんとなくこの味ってあるような気がするので最高評価とはせず。でもギリギリのところいい値段だなぁ。
プレゼントには色々なひっかけ(資生堂とか、小山という名前とか、ドラゴンとか)で使えますし、ギリギリでデイリーにする人もいる感じ?
試飲会とかでは案外とシンプルかつスタンダードなできなのであまり映えないかも?料理と合わせてのみたい方向なのでパーティー寄りかな。

というわけで、小山さんのピノでした。
この出来栄えと値段が日本でもできるとよいのですが・・・なかなか難しいのでしょうなぁ。

売ってるお店は多いのでお気に入りのところで。

| ニュージーランド | 10:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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